JP2003159143A - ヘッドレストステー - Google Patents

ヘッドレストステー

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JP2003159143A JP2001364001A JP2001364001A JP2003159143A JP 2003159143 A JP2003159143 A JP 2003159143A JP 2001364001 A JP2001364001 A JP 2001364001A JP 2001364001 A JP2001364001 A JP 2001364001A JP 2003159143 A JP2003159143 A JP 2003159143A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シート組立工程では、同棒状部位を同軸孔に
対して容易に挿入することができなかった。また、自動
車の乗員がヘッドレストの高さを変更する場合には、軸
線方向へのスムーズな移動が困難であった。 【解決手段】 棒状のパイプ材33と、略L字形状にプ
レスされた板材34,35と、パイプ材31,32とを
組み合わせてかしめ固定し、略コの字形状のヘッドレス
トステー30を形成する。このため、ヘッドレスト20
から突出するパイプ材31,32の間隔を容易にヘッド
レストサポート11,12の配置間隔に合わせることが
できる。このため、シート組立工程における作業性を向
上させるとともに、スムーズなヘッドレスト20の上下
動を実現させることが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヘッドレストステ
ーに関し、特に、ヘッドレストに組み付けられて同ヘッ
ドレスト内から一対の棒状部位を突出させるヘッドレス
トステーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のヘッドレストステーは、棒状のパ
イプ材を略コの字形状に屈曲させて形成される。そし
て、ヘッドレストに組み付けられ、同ヘッドレスト内か
ら一対の棒状部位を突出させる。また、シートバックの
上部には、軸孔を鉛直方向へ配向させつつ所定間隔をお
いて一対のヘッドレストサポートが配置されている。こ
のため、各軸孔に対して上記突出されるヘッドレストス
テーの各棒状部位をそれぞれに挿入し、ヘッドレストを
シートバックに支持させる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のヘッド
レストステーにおいては、上記棒状部位の間隔が各ヘッ
ドレストサポートの配置間隔と一致するようにパイプ材
を屈曲させているが、パイプの内径、硬度、弾性率など
に応じて公差が生じるという課題があった。このため、
ヘッドレストから突出する棒状部位の先端とヘッドレス
トサポートの軸孔との位置が一致せず、シート組立工程
では、同棒状部位を同軸孔に対して容易に挿入すること
ができなかった。
【0004】また、自動車の乗員がヘッドレストの高さ
を変更する場合には、上記棒状部位が上記軸孔と干渉し
て抵抗感を生じさせるため、軸線方向へのスムーズな移
動が困難であった。本発明は、上記課題にかんがみてな
されたもので、シート組立工程における作業性を向上さ
せるとともに、スムーズなヘッドレストの高さ変更を実
現させることが可能なヘッドレストステーの提供を目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、ヘッドレストに組み付け
られて同ヘッドレスト内から一対の棒状部位を突出させ
るヘッドレストステーであって、屈曲部材と棒状部材と
を組み合わせて連結し、略コの字形状に形成される構成
としてある。上記のように構成した請求項1にかかる発
明においては、屈曲部材と棒状部材とをそれぞれ個別に
形成し、これらの屈曲部材と棒状部材とを組み合わせて
連結することにより、略コの字形状のヘッドレストステ
ーを形成する。
【0006】このように形成されたヘッドレストステー
は、ヘッドレストに組み付けられると、略コの字形状の
翼辺に相当する一対の棒状部位を同ヘッドレスト内から
突出させる。そして、この突出する一対の棒状部位をシ
ートバックの上部に所定間隔をおいて配置された一対の
ヘッドレストサポートの軸孔にそれぞれ挿入し、上記ヘ
ッドレストを同シートバックの上部に支持させる。ここ
で、当該ヘッドレストステーには、あらかじめ所定の屈
曲形状を有する屈曲部材が用いられるため、この屈曲部
材を形成する時点で上記棒状部位の間隔を決定すること
ができる。すなわち、上記棒状部位の間隔を上記ヘッド
レストサポートの配置間隔に合わせて、棒材を略コの字
形状に折り曲げる必要がなくなる。従って、棒材を折り
曲げる際、硬度や弾性率などに応じて生じていた公差が
解消され、上記ヘッドレストサポートの配置間隔に合わ
せて上記棒状部位の間隔を設定することが可能となる。
【0007】上記組み合わせて連結される屈曲部材と棒
状部材の一例として、請求項2にかかる発明は、上記請
求項1に記載のヘッドレストステーにおいて、略L字形
状に形成された一対の屈曲部材と、各端が各屈曲部材の
一端に連結される第一棒状部材と、一端が各屈曲部材の
他端に連結される一対の第二棒状部材とを備える構成と
してある。上記のように構成した請求項2にかかる発明
においては、略L字形状に形成された一対の屈曲部材と
第一棒状部材と一対の第二棒状部材とをそれぞれ個別に
形成する。そして、第一棒状部材の各端を各屈曲部材の
一端に連結し、各第二棒状部材の一端を各屈曲部材の他
端に連結することにより、略コの字形状のヘッドレスト
ステーを形成する。
【0008】また、上記組み合わせて連結される屈曲部
材と棒状部材の別の一例として、請求項3にかかる発明
は、上記請求項1に記載のヘッドレストステーにおい
て、略コの字形状に形成された屈曲部材と、一端が同屈
曲部材の各端に連結される一対の棒状部材とを備える構
成としてある。上記のように構成した請求項3にかかる
発明においては、略コの字形状に形成された屈曲部材と
一対の棒状部材とをそれぞれ個別に形成する。そして、
各棒状部材の一端を屈曲部材の各端にそれぞれ連結する
ことにより、略コの字形状のヘッドレストステーを形成
する。
【0009】上記屈曲部材の構成例として、請求項4に
かかる発明は、上記請求項1〜請求項3のいずれかに記
載のヘッドレストステーにおいて、上記屈曲部材は、板
面の幅方向へ屈曲する板材により形成されている構成と
してある。上記のように構成した請求項4にかかる発明
においては、板面の幅方向へ屈曲する板材により形成さ
れている屈曲部材と上記棒状部材とを組み合わせて連結
する。すると、上記ヘッドレストサポートは、所定間隔
をおいて車幅方向へ一対配置されることから、これらの
ヘッドレストサポートに各棒状部位を挿入した際、上記
屈曲部材の板面が車両の前後方向へ配向される。すなわ
ち、同屈曲部材は、厚み方向が車両の前後へ配向され、
幅広となる方向が車両の左右へ配向されるため、車両の
前後方向へ撓みやすくなる。従って、急制動時、乗員の
頭部に対して後方へ衝撃が加わり、ヘッドレストが前方
から押圧された場合、上記屈曲部材が下端部位を支点に
後方へ弓なりに反って衝撃を吸収することができる。こ
のように、上記屈曲部材を板材で構成することにより可
撓性を持たせると、ヘッドレストに加わる衝撃を吸収さ
せることができる点で有用となるが、かかる構成は一例
にすぎず、本発明にかかるヘッドレストステーは、屈曲
部材と棒状部材とを組み合わせて連結されるものであれ
ば良いとの観点から、板面の幅方向と直交する側へ肉厚
な角柱形状であっても良いし、円柱形状などであっても
良い。
【0010】ところで、上記屈曲部材と棒状部材とを組
み合わせて連結する際の手法の一例として、請求項5に
かかる発明は、上記請求項1〜請求項4のいずれかに記
載のヘッドレストステーにおいて、上記棒状部材は、管
体により構成され、上記屈曲部材の端部を開口に挿入
し、当該棒状部材における端部付近の外壁面を軸芯に直
交する方向からプレスしてかしめ固定される構成として
ある。上記のように構成した請求項5にかかる発明にお
いては、管体により構成された棒状部材の端部開口に
は、上記屈曲部材の端部が挿入される。そして、当該棒
状部材における端部付近の外壁面を軸芯に直交する方向
からプレスする。すると、同棒状部材の壁面とともに、
同屈曲部材の壁面が一体的に押し潰され、かしめ固定さ
れる。
【0011】このようにかしめ固定を行うにあたり、各
部材を位置決めするための手法の一例として、請求項6
にかかる発明は、上記請求項5に記載のヘッドレストス
テーにおいて、上記屈曲部材は、端部が上記棒状部材の
開口に挿入されるとともに、内壁面が当該屈曲部材の外
壁面と同棒状部材の開口付近における外壁面とに当接可
能な略L字形状の位置決め孔に収容され、同端部と同棒
状部材とが互いに平行となるように位置決めされる構成
としてある。上記のように構成した請求項6にかかる発
明においては、上記屈曲部材の端部が上記棒状部材の開
口に挿入され、略L字形状の位置決め孔に同屈曲部材と
棒状部材とが収容される。
【0012】このとき、上記屈曲部材の外壁面と上記棒
状部材の開口付近における外壁面とを上記位置決め孔の
内壁面に当接させ、同屈曲部材の端部と同棒状部材とを
互いに平行となるように位置決めする。このため、上記
屈曲部材の端部と上記棒状部材とが互いに平行となった
状態で同屈曲部材と同棒状部材とがかしめ固定される。
従って、ヘッドレスト内から突出される一対の棒状部材
の間の間隔を上記屈曲部材の屈曲角度だけで決めること
が可能となる。
【0013】また、ヘッドレスト内から突出される棒状
部材の先端形状を工夫することにより、上記ヘッドレス
トサポートへのスムーズな挿入を実現させることも可能
である。その際の構成例として、請求項7にかかる発明
は、上記請求項1〜請求項6のいずれかに記載のヘッド
レストステーにおいて、上記棒状部材は、内径が徐々に
狭まる曲面を奥面の外周部位に有し、内壁面が当該棒状
部材の外壁面に当接可能な有底円筒状の型孔に他端側か
ら挿入されるとともに、一端側から同奥面に向けてプレ
スされ、他端開口の周縁に丸め加工が施される構成とし
てある。上記のように構成した請求項7にかかる発明に
おいては、上記棒状部材の端部開口の周縁に丸め加工が
施される。
【0014】すなわち、上記棒状部材の外壁面を内壁面
に当接させつつ、同棒状部材を有底円筒状の型孔に他端
側から挿入する。そして、同棒状部材を一端側から奥面
に向けてプレスする。すると、上記型孔の奥面には、内
径が徐々に狭まる曲面が外周部位に形成されているた
め、上記棒状部材の他端開口周縁に丸め加工が施され
る。従って、上記ヘッドレストサポートに対して棒状部
材の先端を挿入する際、開口周縁に形成された曲面によ
り、同棒状部材の先端が同ヘッドレストサポートの軸孔
に誘導され、スムーズな挿入が実現される。
【0015】さらに、上記ヘッドレストサポートに設け
られるロック片に係合可能な切り溝を上記棒状部材に形
成する手法の一例として、請求項8にかかる発明は、上
記請求項1〜請求項7のいずれかに記載のヘッドレスト
ステーにおいて、上記棒状部材は、内壁面が当該棒状部
材の外壁面に当接可能な円筒状の位置決め孔に挿入され
るとともに、外壁面が当該棒状部材の内壁面に当接可能
な円柱状の入れ子を挿入し、同軸芯に直交する方向から
当該棒状部材の外壁面をプレスして同外壁面に切り溝が
形成される構成としてある。上記のように構成した請求
項8にかかる発明においては、上記棒状部材の外壁面を
内壁面に当接させつつ、同棒状部材が円筒状の位置決め
孔に挿入される。また、円柱状の入れ子が当該棒状部材
の内壁面に外壁面を当接させつつ挿入される。そして、
上記棒状部材の外壁面を軸芯に直交する方向からプレス
し、同外壁面に切り溝を形成する。なお、上記請求項5
〜請求項8にかかる成形工程または組立工程は、それぞ
れ個別に行っても良いし、同時に行っても良く、各工程
の実行タイミングが限定されるものではない。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、ヘッドレ
ストから突出する棒状部位の間隔を容易にヘッドレスト
サポートの配置間隔に合わせることが可能となる。この
ため、シート組立工程における作業性を向上させるとと
もに、スムーズなヘッドレストの上下動を実現させるこ
とが可能なヘッドレストステーを提供することができ
る。また、請求項2にかかる発明によれば、屈曲部材を
小型化させることにより、同屈曲部材を切り出す際に生
じる原材料の無駄を少なくすることができる。さらに、
請求項3にかかる発明によれば、部材数を低減させるこ
とにより、組立工程の簡略化を図ることができる。
【0017】さらに、請求項4にかかる発明によれば、
緩衝機能を持たせることができる。さらに、請求項5に
かかる発明によれば、各部材を容易に連結させることが
できる。さらに、請求項6にかかる発明によれば、連結
角度を正確に決めて各部材を連結することができる。さ
らに、請求項7にかかる発明によれば、ヘッドレストサ
ポートの軸孔へのスムーズな挿入が可能な棒状部材を形
成することができる。さらに、請求項8にかかる発明に
よれば、棒状部材に対して容易に切り溝を形成すること
ができる。
【0018】
【発明の実施の形態】ここでは、下記の順序に従って本
発明の実施形態を説明する。 (1)シートバック上部における構成の説明: (2)ヘッドレストステーにおける構成の説明: (3)丸め加工の説明: (4)テーパプレス加工の説明: (5)位置決めおよびかしめ固定の説明: (6)切り溝形成の説明: (7)ヘッドレストステーの変形例1: (8)ヘッドレストステーの変形例2: (9)まとめ:
【0019】(1)シートバック上部における構成の説
明:図1は、シートバック上部の構成を斜視図により示
している。同図において、自動車に搭載されたファース
トシート(セカンドシート)のシートバック10の上部
には、軸線が鉛直方向へ配向された一対の筒状ブラケッ
トが取り付けられている。また、各筒状ブラケットの上
方開口からは、概略筒状のヘッドレストサポート11,
12がそれぞれ挿入され、各ヘッドレストサポート1
1,12の上方開口からは、ヘッドレスト20から略鉛
直下方へ突出されたヘッドレストステー30を構成する
棒状のパイプ材31,32がそれぞれ挿入される。な
お、パイプ材31の外壁面には、長さ方向へ所定間隔で
切り溝31aが設けられており、ヘッドレストサポート
11の上端付近には、切り溝31aに対して進退可能な
ロック片11a1を有するロック機構11aが設けられ
ている。かかる構成により、切り溝31aのいずれかが
ロック片11a1に対向する際、このロック片11a1
を切り溝31aに挿入させ、ヘッドレスト20の上下動
を規制して所望の高さにロックしている。
【0020】(2)ヘッドレストステーにおける構成の
説明:図2および図3は、ヘッドレスト20に組み付け
られたヘッドレストステー30の主要構成を示してい
る。ヘッドレストステー30は、略コの字形状に形成さ
れ、一対の自由端を鉛直下方へ突出させつつヘッドレス
ト20の内部に組み込まれている。ヘッドレストステー
30には、金属製の棒状パイプ材33が備えられてお
り、パイプ材33の各端開口には、図4および図5に示
すように、略L字形状にプレスされた樹脂製の板材3
4,35の一端がそれぞれに挿入されてかしめ固定され
る。また、所定角度だけ屈曲された各板材34,35の
他端は、パイプ材31,32の上端開口に挿入されてか
しめ固定される。ここで、パイプ材33、板材34,3
5、パイプ材31,32は、それぞれ本発明にいう第一
棒状部材、屈曲部材、第二棒状部材を構成する。
【0021】ここで、ヘッドレスト20の前面側に傾斜
した板材34,35は、ヘッドレスト20の幅方向へ幅
広に形成されるとともに、ヘッドレスト20の前後方向
へ肉薄に形成されている。このため、急制動時、乗員の
頭部に対して後方へ衝撃が加わり、ヘッドレスト20が
前方から押圧された場合、図6に示すように、パイプ材
31,32に支持される下端部位を支点に後方へ弓なり
に反って衝撃を吸収することができる。なお、板材3
4,35の下端側には、図7に示すように、打ち出し構
造が形成されており、図2における紙面奥方から押圧さ
れた肉が紙面手前側へ突出している。このように、打ち
出し構造を形成すると、同図における紙面に直交する方
向への折り曲げ強度を高めることができるため、図6に
示すように、下端部位を支点に撓ませるにあたり、耐久
性を向上させることが可能となる。
【0022】ところで、各パイプ材31,32の下端側
を各ヘッドレストサポート11,12にそれぞれ挿入す
る際、パイプ材31,32の間隔がヘッドレストサポー
ト11,12の配置間隔と一致していないと、ヘッドレ
ストサポート11,12への挿入が困難となり、また、
高さ調節時におけるヘッドレスト20のスムーズな上下
動が困難となる。そこで、本実施形態では、ヘッドレス
トステー30をパイプ材33、板材34,35、パイプ
材31,32の合計五つの部材に分けて構成し、各部材
の組付角度に公差が生じないように互いを連結させてい
る。かかる手法により、一本のパイプ材を略コの字形状
に屈曲させる場合のように自由端間距離に生じる公差を
解消させている。以下、パイプ材31〜33を成形し、
パイプ材33、板材34,35、パイプ材31,32の
各部材を組み付け、パイプ材31,32に切り溝31a
を形成する際の各作業工程について詳細を説明する。
【0023】(3)丸め加工の説明:まず、パイプ材3
1,32の下端開口に丸め加工を施す。パイプ材31,
32は、通常、長いパイプ材を所望の長さに切り出して
使用するため、開口端部の切断面は、鋭く角張ってい
る。このため、ヘッドレストステー30をヘッドレスト
サポート11,12に差し込む際、作業者の手に触れた
り、ヘッドレストステー30をヘッドレストサポート1
1,12から引き抜く際、利用者の手に触れるおそれが
あるパイプ材31,32の切断面に丸め加工を施して滑
らかな端面を形成している。
【0024】丸め加工治具40は、図8に示すように、
パイプ材31,32の外径と概ね同等な内径で、パイプ
材31,32の全体長よりも浅い有底円筒状の型孔41
を備えている。また、型孔41には、側壁面から奥面4
1aに向けて、内径が徐々に狭まるように曲面が形成さ
れている。かかる構成により、パイプ材31,32の下
端側を型孔41の奥面41a付近まで挿入すると、パイ
プ材31,32の上端が型孔41の上方開口から突出す
る。ここで、パイプ材31,32の上端から奥面41a
に向けて鉛直下方へプレスすると、パイプ材31,32
の下端が奥面41aの曲面形状に沿って変形し、開口端
部の切断面に丸みを付けることができる。
【0025】(4)テーパプレス加工の説明:そして、
パイプ材31,32の上端開口付近にテーパプレス加工
を施す。パイプ材31,32の開口端部は円形状であ
り、そのままでは図4および図5に示す幅広な板材3
4,35を挿入することができない。このため、パイプ
材31,32の開口端部を板材34,35の断面形状に
合わせて成形しておく必要がある。そこで、パイプ材3
1,32の外周面が先端に向けてテーパ状に変形するよ
うにテーパプレス加工を施す。
【0026】テーパプレス加工治具50は、図9に示す
ように、互いに近接または離間する方向へ移動可能な一
対の可動型51,52を備えている。各可動型51,5
2は、それぞれに型面51a,52aを有しており、図
10〜図12に示すように、各型面51a,52aは、
移動方向へ浅く、同移動方向と直交する方向へ幅広な矩
形形状の開口成形部51a1,52a1と、同移動方向
へ同開口成形部51a1,52a1の下端から徐々に深
さを増し、同移動方向と直交する方向へ同開口成形部5
1a1,52a1の下端から徐々に幅狭となるテーパ成
形部51a2,52a2とから構成されている。また、
テーパプレス加工を施すにあたっては、図9〜図12に
示すように、型締め時における開口成形部51a1,5
2a1間の寸法から、パイプ材31,32の肉厚の2倍
に相当する寸法を概ね差し引いた厚みを有する入れ子5
3がパイプ材31,32に挿入される。
【0027】かかる構成により、可動型51,52に設
けられた開口成形部51a,52aの間に、入れ子53
が挿入されたパイプ材31,32の上端部位を介在さ
せ、図10に示すように、各可動型51,52を互いに
近接させると、図11および図12に示すように、パイ
プ材31,32の上端部位が入れ子53に押し当てられ
るまで型面51a,52aにより押し潰される。する
と、型面51a,52aの開口成形部51a1,52a
1により押し潰されたパイプ材31,32の上端開口
は、プレス方向へ平たく押し出され、同プレス方向と直
交する側へ幅広となる。このとき、パイプ材31,32
の上端開口は、プレス方向への内径が板材34,35の
厚みよりも僅かに長くなる程度まで押し潰され、同プレ
ス方向に直交する側への内径が板材34,35の幅より
も僅かに長くなる程度まで押し広げられる。
【0028】また、パイプ材31,32は、型面51
a,52aのテーパ成形部51a2,52a2によって
もプレス方向へ押し潰される。このため、パイプ材3
1,32は、型面51a,52aによりプレスされない
下方部位から上端開口に向けて徐々に幅狭となるように
テーパ面が形成される。このとき、同プレス方向に直交
する側へは、型面51a,52aによりプレスされない
下方部位から上端開口に向けて徐々に幅広となるように
テーパ面が形成される。なお、パイプ材33の両端開口
についても、パイプ材31,32と同様の手法でテーパ
プレス加工が施される。
【0029】(5)位置決めおよびかしめ固定の説明:
次に、各パイプ材31〜33と各板材34,35とを位
置決めさせつつ、各部材31〜35をかしめ固定する。
位置決め治具60は、図13および図14に示すよう
に、互いに近接または離間する方向へ移動可能な一対の
可動型61,62を備えており、各可動型61,62に
は、それぞれ概略コの字形状の位置決め面61a,62
aが設けられている。各位置決め面61a,62aの屈
曲部位は、開口幅を広くして奥行きを浅くした断面矩形
形状の空間を形成し、各位置決め面61a,62aにお
ける残りの他部位は、屈曲部位の開口幅よりもわずかに
小さい内径を有する断面半円形状の空間を形成してい
る。
【0030】また、上記屈曲部位の各端部から上記他部
位に向けては、開口幅が徐々に狭くなり、奥行きが断面
半円形状に近づくように徐々に深くなっている。かかる
構成により、パイプ材33の各端開口に板材34,35
の一端をそれぞれ挿入するとともに、パイプ材31,3
2の上端開口に板材34,35の他端をそれぞれ挿入
し、概ねコの字形状に組まれたヘッドレストステー30
を各可動型61,62の間に挟み込む。すると、位置決
め面61a,62aがヘッドレストステー30の各部位
に押し当てられ、この位置決め面61a,62aの形状
に合わせて各部材31〜35の位置が微調整される。そ
して、各可動型61,62を互いに当接させた状態でリ
ング状の型締め部材63を内側に締め付けていくと、可
動型61,62の間の隙間が解消されて型締めされる。
この時点で、ヘッドレストステー30の各部材31〜3
5は、それぞれ直線的に組み付けられた状態となる。つ
まり、パイプ材31〜33の中心軸と板材34,35の
各端部における中心軸とが一致するように、各パイプ材
31〜33と各板材34,35とがそれぞれ位置決めさ
れる。
【0031】図15は、位置決め治具60に収容された
パイプ材31と板材34との境界付近における構成の詳
細を拡大図により示し、図16は、図15に示す部位を
紙面の右側から見た際の図を示している。各可動型6
1,62には、縦横方向へ互いに離間させつつ貫通孔6
1b,62bが設けられている。各貫通孔61b,62
bは、可動型61,62の位置決め面61a,62aと
外壁面とを連通させており、円柱形状のかしめ部材64
がそれぞれに挿入されている。このため、可動型61,
62が型締めされた際、かしめ部材64を奥方へ押し込
むことにより、パイプ材31の壁面を押し潰すことがで
きる。すると、この押し潰されたパイプ材31の肉が板
材34に向けて食い込むことにより、板材34はパイプ
材31に対してかしめ固定される。
【0032】この際、板材34は、可動型61側からの
4箇所と、可動型62側からの4箇所とで両面側からパ
イプ材31に固定されるため、パイプ材31に対する回
転が規制され、パイプ材31に対する連結角度が不動と
なる。なお、上記説明では、パイプ材31と板材34と
の連結部位についてだけ説明しているが、パイプ材33
と板材34との連結部位、パイプ材32と板材35との
連結部位、パイプ材33と板材35との連結部位におい
ても、同様に各板材34,35が各パイプ材31〜33
にかしめられる。以上のように、型締めされた状態で各
板材34,35が各パイプ材31〜33にかしめ固定さ
れた後、各かしめ部材64を貫通孔61b,62bから
引き抜き、可動型61,62を図13における紙面の手
前側と背面側とにそれぞれ退避させる。すると、各板材
34,35が各パイプ材31〜33に対して直線的に連
結されたコの字形状のヘッドレストステー30が取り出
される。
【0033】(6)切り溝形成の説明:そして、図17
に示す切り溝形成治具70を用いて、パイプ材31に切
り溝31aをする。切り溝形成治具70には、パイプ材
31の外径よりも僅かに大きい内径を有する円筒形状の
位置決め孔71aと、この位置決め孔71aの軸線に直
交する方向へ設けられて位置決め孔71aと外部とを連
通させる開口部71bとを有する固定型71が備えられ
ている。開口部71bには、位置決め孔71aとの対向
面に鉛直方向へ所定間隔で凸面72a1が形成された型
面72aを備え、位置決め孔71aの軸線に直交する方
向へ進退する可動型72が挿入されている。
【0034】また、位置決め孔71aには、位置決め孔
71aの内径よりもパイプ材31の厚み分だけ小さい外
径を有する入れ子73が挿入可能となっており、この入
れ子73には、可動型72に設けられた凸面72a1と
の対向位置に凹部73aが形成されている。なお、入れ
子73は、軸線に直交する方向へ分割可能となってい
る。この分割される各部位は、図18に示すように、軸
線方向へ設けられた凹凸ガイド73bを介して互いに組
み付けられており、それぞれに位置決め孔71aの軸線
方向へ引き出し可能である。
【0035】かかる構成により、固定型71の位置決め
孔71aにパイプ材31を挿入し、可動型72の凸面7
2a1に凹部73aを対向させつつ、パイプ材31の内
部に入れ子73を挿入する。この際、パイプ材31の下
方における位置決め孔71aの内周面と入れ子73の外
周面との間には、パイプ材31の厚み分だけ隙間が発生
するが、この隙間には、図19に示すように、軸線方向
へ複数の切り欠き74aを形成した筒状の押し出し部材
74が挿入されている。
【0036】ここで、図20に示すように、可動型72
を固定型71の位置決め孔71aに向けて移動させ、型
面72aに設けられた凸面72a1によりパイプ材31
を入れ子73の凹部73aに向けて押し潰すと、この凸
面72a1の形状に沿ってパイプ材31の壁面に切り溝
31aが形成される。この切り溝31aが形成された
後、固定型71の位置決め孔71aから可動型72から
退避させ、入れ子73における凹部73aが形成されて
いない側の部分を位置決め孔71aから軸線方向へ引き
出す。そして、図21に示すように、パイプ材31の内
部に残された入れ子73に設けられた凹部73aを切り
溝31aから退避させ、押し出し具74によりパイプ材
31の下端を押し上げると、パイプ材31が位置決め孔
71aの上方開口から押し出される。
【0037】(7)ヘッドレストステーの変形例1:上
述した実施形態では、ヘッドレストステー30を五つの
部材から構成しているが、ヘッドレストサポート11,
12の上方開口に挿入される部位の間隔に公差を生じな
い構成であれば良いとの観点から、図22に示すよう
に、三つの部材から構成することも可能である。すなわ
ち、パイプ材33と板材34,35を用いる代わりに、
略コの字形状にプレス成形された樹脂製の板材36を用
い、上述した本実施形態の場合と同様に、位置決め治具
60を用いてパイプ材31,32にかしめ固定しても良
い。ここで、板材36とパイプ材31,32とは、それ
ぞれ本発明にいう屈曲部材と棒状部材とを構成する。
【0038】このとき、板材36は、ヘッドレスト20
の幅方向へ幅広に形成されるとともに、図23に示すよ
うに、ヘッドレスト20の前後方向へ肉薄に形成されて
いる。このため、板材34,35と同様に、可撓性を備
えてヘッドレスト20における緩衝機能を発揮すること
が可能となる。さらに、図22における板材36の水平
部位の変形を抑制するために、板材36の形状を工夫し
ても良い。すなわち、図24および図25に示すよう
に、ここにいう板材36の水平部位を短手方向へ丸め、
断面を概略リング形状とする。すると、同水平部位にお
ける変形が抑制され、図22に示す鉛直部位における可
撓性だけを効果的に発揮させることが可能となる。ま
た、ヘッドレスト20を板材36に支持させるにあた
り、板材36における水平部位が概略円筒形状である
と、同水平部位の軸線を回転軸としてヘッドレスト20
を回転可能に支持することができる。このため、ヘッド
レスト20の傾斜角度を調節するための機能を付加する
場合などに有用な構造となる。
【0039】(8)ヘッドレストステーの変形例2:上
述した実施形態では、板材34とパイプ材31とをかし
め固定しているが、ヘッドレストサポート11,12の
配置間隔に合わせてパイプ材31,32の間隔を設定す
ることができれば良いとの観点から、別の手法を採用し
て板材34とパイプ材31とを連結することも可能であ
る。例えば、図26に示すように、テーパプレス加工
時、型面51a,52aの対向方向に凹凸形状が設けら
れた入れ子54を用いる。すると、加工後のパイプ材3
1には、図27に示すように、内壁に凹凸形状が形成さ
れる。このため、図28に示すように、板材34とパイ
プ材31との角度を調節しつつ板材34をパイプ材31
に圧入するだけで、連結部位に歪みを生じさせることな
く、所望の連結角度で板材34とパイプ材31とを連結
させることができる。
【0040】また、別の手法として、図29に示すよう
に、板材34の各端をあらかじめ断面くの字形状として
おく。そして、板材34の先端部位を入れ子54などの
代わりにパイプ材31へ挿入し、パイプ材31に対する
板材34の連結角度を決めつつ、図30に示すように、
テーパプレス加工を施すと、図31に示すように、板材
34が型面51a,52aの形状に沿って変形する。従
って、テーパプレス加工を施すだけで板材34とパイプ
材31とを連結させることができるため、ヘッドレスト
ステー30の製造工程数を低減させることが可能とな
る。
【0041】(9)まとめ:このように、棒状のパイプ
材33と、略L字形状にプレスされた板材34,35
と、パイプ材31,32とを組み合わせてかしめ固定
し、略コの字形状のヘッドレストステー30を形成す
る。このため、ヘッドレスト20から突出するパイプ材
31,32の間隔を容易にヘッドレストサポート11,
12の配置間隔に合わせることができる。このため、シ
ート組立工程における作業性を向上させるとともに、ス
ムーズなヘッドレスト20の上下動を実現させることが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態にかかるシートバック上部の構成を
示す斜視図である。
【図2】ヘッドレストに組み付けられたヘッドレストス
テーの主要構成を示す平面図である。
【図3】ヘッドレストに組み付けられたヘッドレストス
テーの主要構成を示す側面図である。
【図4】ヘッドレストステーにおける各部材の連結状況
を示す断面図である。
【図5】ヘッドレストステーにおける各部材の連結状況
を示す断面図である。
【図6】ヘッドレストに衝撃が加わった際の状況を示す
側面図である。
【図7】図2における断面A−Aを示す断面図である。
【図8】丸め加工治具によりパイプ材に丸め加工を施す
際の状況を示す断面図である。
【図9】テーパプレス加工治具の構成を示す断面図であ
る。
【図10】型締めした際のテーパプレス加工治具を示す
断面図である。
【図11】図10における断面B−Bを示す断面図であ
る。
【図12】図10における断面C−Cを示す断面図であ
る。
【図13】位置決め治具により各部材を位置決めした際
の状況を示す断面図である。
【図14】位置決め治具により各部材を位置決めした際
の状況を示す断面図である。
【図15】かしめ固定する際の状況を示す断面図であ
る。
【図16】かしめ固定する際の状況を示す平面図であ
る。
【図17】切り溝形成治具にパイプ材を装着させた際の
状況を示す断面図である。
【図18】図17のD−D断面を示す断面図である。
【図19】図17のE−E断面を示す断面図である。
【図20】切り溝形成治具によりパイプ材に切り溝を形
成した際の状況を示す断面図である。
【図21】切り溝形成治具からパイプ材を押し出す際の
状況を示す断面図である。
【図22】変形例1にかかるヘッドレストステーの主要
構成を示す平面図である。
【図23】変形例1にかかるヘッドレストステーの主要
構成を示す側面図である。
【図24】板材の水平部位を丸め加工した際の状況を示
す平面図である。
【図25】図24のF−F断面を示す断面図である。
【図26】変形例2にかかるパイプ材にテーパプレス加
工を施す際の状況を示す断面図である。
【図27】変形例2にかかるパイプ材の構成を示す断面
図である。
【図28】パイプ材に板材を圧入した際の状況を示す断
面図である。
【図29】両端をあらかじめ断面くの字形状に加工した
板材を示す斜視図である。
【図30】板材を挿入した状態でパイプ材にテーパプレ
ス加工を施す際の状況を示す断面図である。
【図31】型締めした際のテーパプレス加工治具を示す
断面図である。
【符号の説明】
30…ヘッドレストステー 31〜33…パイプ材 31a…切り溝 34〜36…板材 40…丸め加工治具 41…型孔 41a…奥面 50…テーパプレス加工治具 51,52…可動型 51a,52a…型面 51a1,52a1…開口成形部 51a2,52a2…テーパ成形部 53…入れ子 60…位置決め治具 61…位置決め孔 62…締め付け具 63…貫通孔 63a…かしめ具 70…切り溝形成治具 71…固定型 71a…位置決め孔 71b…開口部 72…可動型 72a…型面 72a1…凸面 73…入れ子 73a…凹部 73b…凹凸ガイド 74…押し出し具 74a…切り欠き

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッドレストに組み付けられて同ヘッド
    レスト内から一対の棒状部位を突出させるヘッドレスト
    ステーであって、 屈曲部材と棒状部材とを組み合わせて連結し、略コの字
    形状に形成されることを特徴とするヘッドレストステ
    ー。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載のヘッドレストステ
    ーにおいて、 略L字形状に形成された一対の屈曲部材と、各端が各屈
    曲部材の一端に連結される第一棒状部材と、一端が各屈
    曲部材の他端に連結される一対の第二棒状部材とを備え
    ることを特徴とするヘッドレストステー。
  3. 【請求項3】 上記請求項1に記載のヘッドレストステ
    ーにおいて、 略コの字形状に形成された屈曲部材と、一端が同屈曲部
    材の各端に連結される一対の棒状部材とを備えることを
    特徴とするヘッドレストステー。
  4. 【請求項4】 上記請求項1〜請求項3のいずれかに記
    載のヘッドレストステーにおいて、 上記屈曲部材は、板面の幅方向へ屈曲する板材により形
    成されていることを特徴とするヘッドレストステー。
  5. 【請求項5】 上記請求項1〜請求項4のいずれかに記
    載のヘッドレストステーにおいて、 上記棒状部材は、管体により構成され、上記屈曲部材の
    端部を開口に挿入し、当該棒状部材における端部付近の
    外壁面を軸芯に直交する方向からプレスしてかしめ固定
    されることを特徴とするヘッドレストステー。
  6. 【請求項6】 上記請求項5に記載のヘッドレストステ
    ーにおいて、 上記屈曲部材は、端部が上記棒状部材の開口に挿入され
    るとともに、内壁面が当該屈曲部材の外壁面と同棒状部
    材の開口付近における外壁面とに当接可能な略L字形状
    の位置決め孔に収容され、同端部と同棒状部材とが互い
    に平行となるように位置決めされることを特徴とするヘ
    ッドレストステー。
  7. 【請求項7】 上記請求項1〜請求項6のいずれかに記
    載のヘッドレストステーにおいて、 上記棒状部材は、内径が徐々に狭まる曲面を奥面の外周
    部位に有し、内壁面が当該棒状部材の外壁面に当接可能
    な有底円筒状の型孔に他端側から挿入されるとともに、
    一端側から同奥面に向けてプレスされ、他端開口の周縁
    に丸め加工が施されることを特徴とするヘッドレストス
    テー。
  8. 【請求項8】 上記請求項1〜請求項7のいずれかに記
    載のヘッドレストステーにおいて、 上記棒状部材は、内壁面が当該棒状部材の外壁面に当接
    可能な円筒状の位置決め孔に挿入されるとともに、外壁
    面が当該棒状部材の内壁面に当接可能な円柱状の入れ子
    を挿入し、同軸芯に直交する方向から当該棒状部材の外
    壁面をプレスして同外壁面に切り溝が形成されることを
    特徴とするヘッドレストステー。
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