JP2003157744A - スイッチ用基板及びその製造方法 - Google Patents

スイッチ用基板及びその製造方法

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JP2003157744A
JP2003157744A JP2001355550A JP2001355550A JP2003157744A JP 2003157744 A JP2003157744 A JP 2003157744A JP 2001355550 A JP2001355550 A JP 2001355550A JP 2001355550 A JP2001355550 A JP 2001355550A JP 2003157744 A JP2003157744 A JP 2003157744A
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shift
switch substrate
lead frame
contact portions
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Takao Ogimoto
隆雄 扇本
Toshiyasu Sakai
代育 坂井
Fusatomo Miyake
房友 三宅
Takahiro Oshima
貴博 大島
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Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
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    • H01H1/00Contacts
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    • H01H1/5866Electric connections to or between contacts; Terminals characterised by the use of a plug and socket connector
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
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    • H01H19/58Angularly-movable actuating part carrying contacts, e.g. drum switch having only axial contact pressure, e.g. disc switch, wafer switch
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    • H01H2300/00Orthogonal indexing scheme relating to electric switches, relays, selectors or emergency protective devices covered by H01H
    • H01H2300/02Application transmission, e.g. for sensing the position of a gear selector or automatic transmission

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Abstract

(57)【要約】 【課題】製造工程数及びコストを低減でき、スイッチの
耐久性及び切換ポジションの安定化を向上させることが
できるスイッチ用基板を提供する。 【解決手段】シフトポジションスイッチ装置のステータ
のスイッチ用基板25には、コネクタ端子23a〜23eが設
けられ、該コネクタ端子23a〜23eと繋がるように、各
シフトポジションの接点を構成する固定接点部28a〜28
eが一体形成されている。固定接点部28a〜28e以外の
所定箇所は、絶縁部29となるように構成されている。ス
イッチ用基板25の所定箇所には、複数の貫通孔29bが形
成されている。コネクタ端子23a〜23e及び固定接点部
28a〜28eは、各々対応した状態で繋がるように形成さ
れ、異なる厚みとなるように段部26が設けられるととも
に、固定接点部28a〜28eと、絶縁部29とが、ほぼ同一
平面となるように形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スイッチ用基板及
びその製造方法に係り、詳しくは、複数の固定接点部と
可動接点部で構成された摺動型のスイッチを構成するス
イッチ用基板及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】固定接点部と可動接点部で構成された摺
動型のスイッチを有するシフトポジションスイッチ装置
において、昨今の多信号化の為、限られた狭いスペース
の中で複雑な回路構成が要求されている。
【0003】この要求を満足する為に、一般的には、図
7に示すようなPC基板80が使用されている。該PC
基板80は、略扇型に形成され、その外周側中央部に
は、5個の接続部81が設けられ、各接続部81は、固
定接点部となる銅箔部82と繋がるように形成されてい
る。また、図9に示すように、各接続部81は、導通信
号を出力するための端子85と、はんだにより接着固定
されるように構成されている。
【0004】そして、PC基板80を備えたシフトポジ
ションスイッチ装置が使用される際には、PC基板80
上に配置された図示しない5個の可動接点部としての板
ばねが、シフトレバーのシフト操作に応じて、PC基板
80及び銅箔部82の表面上を摺接した状態で所定角度
ずつ移動される。その結果、5個の板ばねと銅箔部82
との接触状態の組み合わせにより、微弱電流が各接続部
81に流れて、コネクタを介して外部コンピュータへの
出力信号となる。その出力信号に基づいてシフト位置が
判断され、自動変速機及び各ポジションのインジケータ
が動作されるように構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
なシフトポジションスイッチ装置に使用されるPC基板
80として、ハイレベルな耐熱性、耐久性、耐震性等の
要求を満足する為、前記性質を備えた高価なPC基板8
0を使用しなければならないという問題があった。
【0006】また、PC基板80の場合、図8に示すよ
うに、PC基板80の表面上に形成される銅箔部82
は、約35μmの厚みで、PC基板80の表面から突出
するように形成されている。従って、シフトポジション
スイッチ装置の設計において、スイッチのON,OFF
の切換接点をXとした場合、板ばね83の曲率と、銅箔
部82との厚みにより、距離Sのオフセットを常に考慮
する必要があった。
【0007】さらに、板ばね83が、銅箔部82に乗り
上げる時のポイントYでの引っ掛かりにより、板ばね8
3及び銅箔部82の双方に磨耗が生じ、本来の切換接点
Xがずれる、あるいは、磨耗粉が介在してチャタリング
が発生する虞があった。
【0008】なお、上記問題を解決する為、銅箔部82
の約35μmの厚みによる引っ掛かりを抑える手段とし
て、銅箔部82の板ばね83と当接する当接箇所に斜面
を形成するバフ仕上げを施す手段もあるが、コストが高
く、実用的ではない。
【0009】また、図9に示すように、ハウジング84
にインサート成形された端子85と、PC基板80の接
続部81とをはんだ付けすることは、作業工程数が増大
するという問題があった。
【0010】また、シフトポジションスイッチ装置に限
らず、多接点を有する摺動型のスイッチ装置において、
同様の問題が発生する恐れがある。本発明は前述した事
情に鑑みてなされたものであって、第1の目的は、製造
工程数及びコストを低減するとともに、スイッチとして
の耐久性及び切換ポジションの安定化を向上させること
ができるスイッチ用基板を提供することにある。また、
第2の目的は、前記スイッチ用基板の製造方法を提供す
ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記第1の目的を達成す
るために、請求項1に記載の発明では、複数の可動接点
部との接触位置に対応して導通状態が複数のパターンに
変更可能に形成された固定接点部が複数設けられたスイ
ッチ用基板において、前記固定接点部と、前記各固定接
点部に電気的に接続される複数の端子部とが、異なる厚
みで一体形成されている。
【0012】この発明によれば、固定接点部と、端子部
とが一体形成されていることにより、従来のように、固
定接点部と、端子部とをはんだにより接続固定する必要
がなくなり、スイッチ用基板の製造工程数及びコストが
低減される。
【0013】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、前記固定接点部は、絶縁部上に設け
られ、前記固定接点部及び前記絶縁部の表面が同一平面
となるように形成されている。
【0014】この発明によれば、可動接点部が、従来と
異なり、固定接点部に引っ掛かることのない状態で、絶
縁部及び固定接点部上を摺動することができる。従っ
て、スイッチとしての耐久性及び切換ポジションの安定
化が向上される。
【0015】前記第2の目的を達成するために、請求項
3に記載の発明では、端子部と対応する厚みの部分と、
固定接点部と対応する厚みの部分とを有する金属導体板
をプレス加工してリードフレームを形成し、該リードフ
レームを金型内に配置し、前記絶縁部を形成する樹脂を
前記金型内に充填して、前記リードフレームの一部を構
成する前記固定接点部と、前記絶縁部とが同一平面とな
るようにインサート成形した後、前記リードフレームの
一部を構成し、かつ前記固定接点部同士を接続するタイ
バーを有する所定箇所に貫通孔を形成して該タイバーを
切断するとともに、前記リードフレームの所定部分を切
断する。
【0016】この発明によれば、請求項1又は請求項2
に記載のスイッチ用基板を容易に製造できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を車両のシフト装置
のシフトポジションスイッチ装置に具体化した一実施の
形態を図1〜図6に従って説明する。
【0018】シフト装置11は、図3に示すように、シ
フトレバー12と、ハウジング13と、該ハウジング1
3を覆う蓋部14と、該ハウジング13内に配設される
シフトポジションスイッチ装置15を備え、例えば、自
動車の車室フロアコンソールの運転席と助手席との間に
配設されている。
【0019】ハウジング13は、略箱状に形成され、シ
フトレバー12の基部付近の軸支構造を車室内において
覆い隠すように配設され、ハウジング13の上部には、
蓋部14が設けられている。蓋部14には、シフトゲー
ト14aが直線状に貫設されている。
【0020】シフトレバー12は、その基端部が、ハウ
ジング13の内部に配設されている支持部16を介して
回転軸17に回動可能に支持され、シフトゲート14a
を貫通するように設けられている。また、シフトゲート
14aの横には、選択位置を示す文字が順に表示され、
「P」はパーキングポジション、「R」はリバースポジ
ション、「N」はニュートラルポジション、「D」はド
ライブポジション、「3」はサードポジション、「2」
はセカンドポジション、「L」はローポジションをそれ
ぞれ示している。
【0021】シフトポジションスイッチ装置15は、そ
の一部が、シフトレバー12が固定される回転軸17と
一体回動可能となるように、シフトレバー12の基端部
と並設されている。シフトポジションスイッチ装置15
は、制御装置18と電気的に接続されている。
【0022】制御装置18は、シフトポジションスイッ
チ装置15からのシフトポジション信号に基づいて、前
進ギア段及び後進ギア段のギア機構を有する自動変速機
の変速機本体19を制御するように構成されている。ま
た、制御装置18は、シフトレバー12がシフトゲート
14aにおいて、ドライブポジションDに操作される
と、他に入力される車速やエンジン回転数等の車両状態
信号に基づいて前進ギア段を自動で選択するように構成
されている。
【0023】インジケータ20は、例えば、速度計やエ
ンジン回転計を備える車室の図示しない計器パネルに設
けられ、複数のマーク(P、R、N、D、3、2、L)
を備えた表示部20aの各マークは、図示しない発光ダ
イオード等により点灯可能に形成されている。制御装置
18は、シフトレバー12のシフトゲート14aでのシ
フトポジションに対応する表示部20aのいずれかのマ
ークを点灯させるように構成されている。
【0024】次に、前記シフトポジションスイッチ装置
15について詳述する。シフトポジションスイッチ装置
15は、図2に示すように、樹脂製の略扇型のステータ
21と、樹脂及び金属から形成されたロータ22と、該
ステータ21及びロータ22とを覆う図示しない樹脂製
のケースとから構成されている。
【0025】ステータ21には、略扇型の外形とほぼ同
じ形状の凹部21aが形成され、略扇型の基端部には、
挿通孔21bが設けられている。また、先端部には、複
数(本実施の形態では、9個)の端子部としてのコネク
タ端子23a〜23e、23f〜23iが設けられ、該
コネクタ端子23a〜23e、23f〜23iが収容さ
れる収容部24が設けられている。凹部21aには、ス
イッチ用基板25と、ターミナル部27とが形成され、
該ターミナル部27には、スイッチ用基板25に流れる
微弱電流と比較して、大電流の流れる端子27aが設け
られ、該端子27aは、コネクタ端子23f〜23iに
繋がるように設けられている。なお、ターミナル部27
の構成及び作用は従来と同じであるため、その詳細につ
いては省略する。また、ステータ21の外周縁部には、
複数の固定孔21c(本実施の形態では、6個)が設け
られている。
【0026】スイッチ用基板25は、図1(a)に示す
ように、その外形が略扇型となるように形成され、その
外周側中央部には、コネクタ端子23a〜23eが複数
(本実施の形態では、5個)設けられている。スイッチ
用基板25には、各コネクタ端子23a〜23eと繋が
るように、各シフトポジションの接点を構成する固定接
点部28a〜28eが形成され、該固定接点部28a〜
28e以外の所定箇所は、例えば、ポリアミド(PA)
製の絶縁部29となるように構成されている。また、ス
イッチ用基板25の所定箇所には、複数の貫通孔29b
が形成されている。前記シフトポジションの接点は、挿
通孔21b(回転軸17)の軸線を中心として同一円弧
状に所定間隔をもって配置されている。即ち、固定接点
部28a〜28eは、可動接点部としての板ばね32が
回動する際の回動軌跡に対応するように円弧状に形成さ
れている。なお、P、R、N、D、3、2、Lの所定シ
フトポジションは、従来の構成(図7に示すPC基板の
左からL、2、3、D、N、R、P)の順と逆のシフト
ポジションになるように設定されている。
【0027】また、コネクタ端子23a〜23e及び固
定接点部28a〜28eは、コネクタ端子23aと固定
接点部28aのように、各々対応した状態で繋がるよう
に形成されている。コネクタ端子23a〜23e及び固
定接点部28a〜28eは、図1(b)に示すように、
異なる厚みで形成されるとともに、固定接点部28a〜
28eと、絶縁部29とが、ほぼ同一平面となるように
形成されている。各固定接点部28a〜28eは、複数
の板ばね32との接触位置に対応して導通状態が複数の
パターンに変更可能な形状に形成されている。なお、コ
ネクタ端子23a〜23eの厚みは、約0.64mmに
形成され、固定接点部28a〜28eの厚みは、約0.
3mmに形成されている。即ち、コネクタ端子23a〜
23eと固定接点部28a〜28eとが連続する所定箇
所には、段部26が設けられている。また、図1(b)
において、スイッチ用基板25の下面となる所定箇所に
は、ターミナル部27に形成された図示しない凹部と嵌
合する凸部29aが、樹脂により、絶縁部29と一体成
形されている。
【0028】ロータ22は、樹脂製の略板状の保持部3
0と、金属製の略筒状の支持部31とから構成されてい
る。保持部30には、その外形が略長方形の枠部30a
が設けられ、該枠部30aの長手方向の一つの辺には、
可動接点部としての金属製の板ばね32が複数(本実施
の形態では、5個)、所定間隔で平行にインサート成形
されている。なお、図2では、ロータ22を斜視図で示
していることにより、1個の板ばね32は枠部30aで
隠れ、4個の板ばね32のみ図示されている。該板ばね
32は、その先端部32aが二股となるように各々形成
されるとともに、図4(a),(b)に示すように、そ
の先端部32aが所定曲率となるように曲げ加工が各々
施されている。板ばね32は、その先端部32aが、ス
イッチ用基板25に摺接可能に構成されている。支持部
31には、回転軸17が挿通可能な貫通孔31aが形成
され、支持部31の一端にはネジ部31bが形成され、
他端には挿入部31dが設けられている。また、支持部
31には、軸方向と直交する突出部31cが設けられ、
該突出部31cは、保持部30の基端にインサート成形
されている。
【0029】上記のように構成されたステータ21と図
示しないケースとの間に、上記のように構成されたロー
タ22が収容され、該ロータ22のネジ部31bがケー
スの貫通孔に挿通され、ネジ部31bと反対側の端部
が、ステータ21の挿通孔21bに挿通されている。ス
テータ21の固定孔21cと、図示しないケースの固定
孔とが、図示しないネジにより固定され、ケースの挿通
孔、ロータ22の貫通孔31a及び挿通孔21bに回転
軸17が挿通された状態で、図3に示すように、シフト
装置11の所定位置に配設されている。また、ステータ
21のロータ22と対向する反対側の面は、前記ハウジ
ング13に固定されている。
【0030】次に、上記のように構成されたシフトポジ
ションスイッチ装置15の製造方法について説明する。
まず、端子部としてのコネクタ端子23a〜23eと対
応する厚みの部分と、固定接点部28a〜28eと対応
する厚みの部分とを有する金属導体板がプレス加工さ
れ、図5に示すようなリードフレーム40が形成され
る。詳述すると、該リードフレーム40には、各シフト
ポジションの接点となる固定接点部28a〜28eを構
成するインナーリード部40aが形成され、該インナー
リード部40aは、コネクタ端子23a〜23eと繋が
るように設けられる。また、コネクタ端子23a〜23
e同士、コネクタ端子23a〜23eとインナーリード
部40aとを繋ぐ所定箇所及びインナーリード部40a
同士の所定箇所には、コネクタ端子23a〜23e及び
インナーリード部40aを支持するためのタイバー40
bが複数設けられる。また、該コネクタ端子23a〜2
3e、インナーリード部40a及びタイバー40bは、
その所定箇所が、タイバー40cにより、フレーム外枠
部40dに支持される。即ち、コネクタ端子23a〜2
3e、インナーリード部40a、タイバー40b、タイ
バー40c及びフレーム外枠部40dで、リードフレー
ム40が構成されている。
【0031】次に、プレス加工された状態のリードフレ
ーム40が、図示しない金型に配置され、金型のゲート
を介してキャビティ内に樹脂が充填され、絶縁部29が
形成されて、図6に示す状態となる。その際、リードフ
レーム40の一部を構成する固定接点部28a〜28e
の表面と、絶縁部29の表面とが、図1(b)に示すよ
うに、ほぼ同一平面となるように形成される。
【0032】次に、タイバー40cが、所定箇所から切
断されるとともに、コネクタ端子23a〜23e及びイ
ンナーリード部40a同士を接続するタイバー40bが
設けられた所定箇所に貫通孔29bが形成される。即
ち、貫通孔29bを形成することでタイバー40bが切
断され、不必要な電気の導通状態が遮断され、図1
(a)に示すスイッチ用基板25が形成される。
【0033】次に、別の工程で形成されたターミナル部
27が用意され、スイッチ用基板25の凸部29aと、
ターミナル部27の図示しない凹部とが嵌合される。そ
の状態で、再び、別の図示しない金型に配置され、樹脂
封止されて、冷却固化後に、その状態のスイッチ用基板
25及びターミナル部27が、前記金型から取り出さ
れ、図2に示すステータ21が完成する。
【0034】そして、完成した状態のステータ21と、
図示しないケースとの間に、ロータ22が収容され、該
ロータ22のネジ部31bがケースの貫通孔に挿通さ
れ、ネジ部31bと反対側の端部が、ステータ21の挿
通孔21bに挿通される。ステータ21の固定孔21c
と、図示しないケースの固定孔とが、図示しないネジに
より固定されて、シフトポジションスイッチ装置15が
完成する。
【0035】完成した状態のシフトポジションスイッチ
装置15は、回転軸17が、ケースの挿通孔、ロータ2
2の貫通孔31a及び挿通孔21bに挿通された状態
で、図3に示すように、シフト装置11の所定位置に配
設される。また、ステータ21のロータ22と対向する
反対側の面は、前記ハウジング13の内壁面に固定され
る。そして、シフトポジションスイッチ装置15が、制
御装置18に電気的に接続されるとともに、ハウジング
13内に収容されて、図3に示すシフト装置11が完成
する。
【0036】次に、上記のように構成されたシフトポジ
ションスイッチ装置15の作用について説明する。シフ
トレバー12がシフト操作される際には、シフトレバー
12の移動に伴って回転軸17が回動され、該回転軸1
7の回動に伴ってロータ22が回動される。その際、ロ
ータ22に設けられた板ばね32の先端部32aが、固
定接点部28a〜28eに摺接した状態で移動される。
即ち、板ばね32は、ロータ22の回動によって、シフ
トレバー12のパーキングポジションPに対応するパー
キング位置、リバースポジションRに対応するリバース
位置、ニュートラルポジションNに対応するニュートラ
ル位置、ドライブポジションDに対応するドライブ位
置、サードポジション3に対応するサード位置、セカン
ドポジション2に対応するセカンド位置或いはローポジ
ションLに対応するロー位置に配置される。
【0037】例えば、シフトレバー12がパーキングポ
ジションPにある場合には、板ばね32が固定接点部2
8a,28e,28dと接触することで、固定接点部2
8a,28e,28dがオン状態となり、その信号が、
コネクタ端子23a,23e,23dを介して制御装置
18に出力される。そして、シフトレバー12がパーキ
ングポジションPからリバースポジションRにシフト操
作されると、板ばね32が固定接点部28a,28b,
28eと接触することで、固定接点部28a,28b,
28eがオン状態となり、その信号が、コネクタ端子2
3a,23b,23eを介して制御装置18に出力され
る。なお、パーキングP及びリバースRに限らず、同様
に、シフトレバー12が所定シフトポジションにシフト
操作された際には、各シフトポジションに対応する固定
接点(ニュートラル位置、ドライブ位置、サード位置、
セカンド位置或いはロー位置)がオン状態となる。そし
て、そのシフトポジション信号が制御装置18に出力さ
れ、該制御装置18は、シフトポジション信号の入力に
より、変速機本体19の変速段の切換及びインジケータ
20の表示の切換制御を行う。
【0038】次に、板ばね32が、固定接点部28aに
接触する際について説明する。板ばね32の先端部32
aが、図4(a)に示すように、固定接点部28aに接
触する前の状態から、図4(b)に示すように、固定接
点部28aに接触する位置へと移動される。その際、本
発明では、絶縁部29と、固定接点部28aとがほぼ同
一平面となるように形成されていることにより、板ばね
32と固定接点部28aとの引っ掛かりを防止した状態
で、シフトレバー12の各シフトポジション(P、R、
N、D、3、2、L)に応じてロータ22は移動され
る。従って、板ばね32の先端部32aにおいて、従来
のように、オフセット距離を考慮する必要がない。な
お、固定接点部28aに限らず、別の固定接点部28b
〜28eについても同様である。
【0039】この実施の形態は、以下のような効果を有
する。 (1)異厚ターミナル材がプレス加工されてリードフレ
ーム40が形成されることにより、厚み寸法の異なるコ
ネクタ端子23a〜23eと、複雑な回路構成を有する
固定接点部28a〜28eとを一体形成することができ
る。従って、従来のように、固定接点部とコネクタ端子
とをはんだにより接続固定する工程を省略することがで
き、シフトポジションスイッチ装置15の製造工程数が
低減される。
【0040】(2)スイッチ用基板25に設けられるコ
ネクタ端子23a〜23eと、固定接点部28a〜28
eとが、樹脂封止されている。このことにより、従来の
ようにPC基板を製造する必要がなくなり、PC基板を
組み付ける工程を省略することができる。従って、製造
コストが低減されるとともに、シフトポジションスイッ
チ装置15の組立て時における部品点数を低減すること
ができる。
【0041】(3)固定接点部28a〜28eと、絶縁
部29とがほぼ同一平面となるように形成されているこ
とにより、従来の構成と比較して、固定接点部28a〜
28eの磨耗を防止することができ、スイッチとしての
耐久性や切換ポジションの安定化を向上させることがで
きる。
【0042】(4)スイッチ用基板25の製造過程にお
いて、リードフレーム40のタイバー40bを有する所
定箇所に貫通孔29bを形成して、該タイバー40bを
切断するとともに、リードフレーム40の樹脂封止後の
インナーリード部40aとフレーム外枠部40dとを連
結するタイバー40cを切断することができる。従っ
て、不必要な電気の導通状態を容易に遮断することがで
きる。
【0043】(5)コネクタ端子23a〜23eが、約
0.64mmに形成され、固定接点部28a〜28e
は、コネクタ端子23a〜23eよりも厚みが薄くなる
ように、約0.3mmに形成されていることにより、タ
ーミナル材の材料費を低減することができる。
【0044】(6)ターミナル部27は、従来と同じも
のが使用可能であることにより、シフトポジションスイ
ッチ装置15の製造コストを低減することができる。な
お、実施の形態は上記に限らず、例えば以下のように変
更してもよい。
【0045】・シフトポジションスイッチ装置15は、
シフト装置11のハウジング13内に配設される構成に
限らず、例えば、オートマチックトランスミッション等
の別の所定箇所に配設される構成に変更してもよい。こ
の場合、シフトポジションスイッチ装置15のロータ2
2は、リンク機構により、シフトレバー12のシフト操
作に応じて、連動するように構成される。
【0046】・固定接点部28a〜28e及び可動接点
部としての板ばね32を、各々5個ずつ形成する構成に
限らず、必要な信号の種類に応じて適宜変更してもよ
い。 ・絶縁部29の材質は、ポリアミドに限らず、例えば、
ポリブチレンテレフタレート(PBT)等で形成しても
よい。
【0047】・シフトポジションスイッチ装置15に設
けられるコネクタ端子23a〜23e、23f〜23i
の数は、9個に限らず、8個以下あるいは10個以上設
けられる構成に変更してもよい。
【0048】・シフトポジションスイッチ装置15を有
するシフト装置11は、フロアコンソールに設けられる
構成に限らず、インストルメントパネルあるいはステア
リングコラムに設けられる構成に変更してもよい。
【0049】・シフトポジションスイッチ装置15に限
らず、他の多接点の摺動型のスイッチ装置に適用しても
よい。次に、上記実施形態から把握できる技術的思想に
ついて、以下に記載する。
【0050】(1)複数の可動接点部との接触位置に対
応して導通状態が複数のパターンに変更可能に形成され
た固定接点部が複数設けられたスイッチ用基板におい
て、固定接点部は、絶縁部上に設けられ、前記固定接点
部及び前記絶縁部の表面が同一平面となるように形成さ
れていることを特徴とするスイッチ用基板。
【0051】(2)請求項1に記載の発明において、前
記可動接点部は、回動可能に設けられ、前記固定接点部
は、前記可動接点部が回動する際の回動軌跡に対応する
ように円弧状に形成されている。
【0052】(3)請求項1又は請求項2並びに技術的
思想(1)又は技術的思想(2)に記載の発明のスイッ
チ用基板を備えたシフトポジションスイッチ装置。
【0053】
【発明の効果】以上、詳述したように、請求項1及び請
求項2に記載の発明によれば、製造工程数及びコストを
低減するとともに、スイッチとしての耐久性及び切換ポ
ジションの安定化を向上させることができる。また、請
求項3に記載の発明によれば、請求項1及び請求項2に
記載のスイッチ用基板を容易に製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は検出ターミナル部の模式平面図、
(b)は(a)のB−B線における拡大断面図。
【図2】シフトポジションスイッチ装置の一部省略分解
概略斜視図。
【図3】シフトポジションスイッチ装置を有するシフト
装置、変速機本体、インジケータ及び制御装置を示す概
略図。
【図4】(a)は板ばねと固定接点部との接触前の状態
を示す部分模式断面図、(b)は同じく接触中の状態を
示す部分模式断面図。
【図5】リードフレームの模式平面図。
【図6】リードフレームの一部を樹脂封止した模式平面
図。
【図7】従来技術を示す模式平面図。
【図8】同じく部分模式断面図。
【図9】同じく部分模式断面図。
【符号の説明】
23a〜23e…端子部としてのコネクタ端子、25…
スイッチ用基板、28a〜28e…固定接点部、29…
絶縁部、29b…貫通孔、32…可動接点部としての板
ばね、40…リードフレーム、40b,40c…タイバ
ー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三宅 房友 愛知県丹羽郡大口町豊田三丁目260番地 株式会社東海理化電機製作所内 (72)発明者 大島 貴博 愛知県丹羽郡大口町豊田三丁目260番地 株式会社東海理化電機製作所内 Fターム(参考) 5G010 AA03 AB14 5G019 AF62 SK07 SY01 5G023 AA01 AA12 BA03 CA05 CA41

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の可動接点部との接触位置に対応して
    導通状態が複数のパターンに変更可能に形成された固定
    接点部が複数設けられたスイッチ用基板において、 前記固定接点部と、前記各固定接点部に電気的に接続さ
    れる複数の端子部とが、異なる厚みで一体形成されてい
    ることを特徴とするスイッチ用基板。
  2. 【請求項2】前記固定接点部は、絶縁部上に設けられ、
    前記固定接点部及び前記絶縁部の表面が同一平面となる
    ように形成されていることを特徴とする請求項1に記載
    のスイッチ用基板。
  3. 【請求項3】端子部と対応する厚みの部分と、固定接点
    部と対応する厚みの部分とを有する金属導体板をプレス
    加工してリードフレームを形成し、該リードフレームを
    金型内に配置し、前記絶縁部を形成する樹脂を前記金型
    内に充填して、前記リードフレームの一部を構成する前
    記固定接点部と、前記絶縁部とが同一平面となるように
    インサート成形した後、前記リードフレームの一部を構
    成し、かつ前記固定接点部同士を接続するタイバーを有
    する所定箇所に貫通孔を形成して該タイバーを切断する
    とともに、前記リードフレームの所定部分を切断するこ
    とを特徴とするスイッチ用基板の製造方法。
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