JP2003155653A - 繊維成形体の製造方法及び製造装置 - Google Patents

繊維成形体の製造方法及び製造装置

Info

Publication number
JP2003155653A
JP2003155653A JP2001349073A JP2001349073A JP2003155653A JP 2003155653 A JP2003155653 A JP 2003155653A JP 2001349073 A JP2001349073 A JP 2001349073A JP 2001349073 A JP2001349073 A JP 2001349073A JP 2003155653 A JP2003155653 A JP 2003155653A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin powder
air flow
fiber material
fiber
resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001349073A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3827995B2 (ja
Inventor
Yasutaka Ebata
康高 江端
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Araco Co Ltd
Original Assignee
Araco Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Araco Co Ltd filed Critical Araco Co Ltd
Priority to JP2001349073A priority Critical patent/JP3827995B2/ja
Publication of JP2003155653A publication Critical patent/JP2003155653A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3827995B2 publication Critical patent/JP3827995B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Nonwoven Fabrics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明では、繊維材料中に結合用樹脂粉体をよ
り均一に供給できる繊維成形体の製造方法を提供する。 【解決手段】本発明の繊維成形体を製造する方法は、開
繊された繊維材料102に、繊維材料102を通過し、
且つ循環する気流を用いて樹脂粉体110を供給するこ
とを特徴とする。この方法によれば、繊維材料102の
気流通過方向の種々の位置に、気流によって樹脂粉体1
10を供給することができる。また、循環気流を用いる
ことで、気流中の樹脂粉体110の濃度分布をより均一
にすることができ、繊維材料102に均一に樹脂粉体1
10を供給することができる。また、繊維材料中を通過
しても繊維材料に付着しなかった樹脂粉体は、循環気流
に乗って繰り返し繊維材料に供給できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、繊維材料を用い
て成形体を製造する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】ガラス繊維、炭素繊維、木質繊維など種
々の繊維材料を用いてシートなどの成形体を得るには、
繊維間に繊維どうしを結合できる結合剤を繊維材料中に
混入させて加熱加圧などして成形する。結合剤には、種
々の熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂が用いられており、例
えば、これらを粉末、微粉末に形成して繊維体の繊維間
に侵入させている。予備的に繊維束状に成形された繊維
材料を用いてシート等の成形体を製造する場合、繊維束
の繊維方向に垂直な方向に力を加えて開繊しながら樹脂
粉末を降りかけたり吹付けたりして繊維材料中に樹脂粉
末を供給する方法がある(特開平9−85744号、特
開平6−71646号参照)。しかし、これらの樹脂粉
末の供給方法では、樹脂粉末が直接吹付けられたり降り
かけられたりする側の繊維材料部分に多量の樹脂粉末が
付着し、内部及び背面側における樹脂粉末の付着量が少
ない。したがって、繊維材料中における樹脂粉末の濃度
が異なってしまう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明では、
繊維材料中に結合用樹脂粉体をより均一に供給できる繊
維成形体の製造方法を提供することを課題とする。ま
た、併せて繊維材料中に結合用樹脂粉体をより均一に供
給できる繊維成形体の製造装置を提供することを課題と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明は、繊維成形体を製造する方法であって、開繊
された繊維材料に、当該繊維材料を通過し、且つ循環す
る気流を用いて樹脂粉体を供給する工程を有する、繊維
成形体の製造方法を提供する。この製造方法によれば、
繊維材料を通過する気流を用いて樹脂粉体を供給するた
め、繊維材料の気流通過方向(厚み方向)の種々の位置
に樹脂粉体を供給して付着させることができる。また、
循環気流を用いることで、気流中の樹脂粉体の濃度分布
をより均一にすることができ、繊維材料に均一に樹脂粉
体を供給することができる。また、繊維材料中を通過し
ても繊維材料に付着しなかった樹脂粉体を、循環気流に
乗って繰り返し繊維材料に供給できる。繊維材料中を繰
り返し通過する樹脂粉体については、摩擦によって帯電
することが期待され、繊維材料に付着しやすくなること
が期待される。
【0005】また、上記製造方法において、前記樹脂粉
体を、前記気流に起因する空気の流れによって前記気流
中に供給すると、結合用樹脂粉体を気流中に供給するた
めの手段を特に必要としない。また、気流に起因する空
気の流れを用いることで連続的に供給したり、気流の状
態を変化させることで樹脂粉体の供給量を変化させたり
することができる。
【0006】また、本発明では、繊維成形体を製造する
装置であって、開繊された繊維材料を供給する手段と、
繊維材料中を通過し、且つ循環する気流を発生させて、
この気流中に樹脂粉体を供給する手段とを備えることを
特徴とする繊維成形体製造装置を提供する。これらの製
造装置によれば、上述の製造方法によって繊維材料中に
樹脂粉体を分散させることができる。また、この装置に
おいて、前記樹脂粉体供給手段によって発生される気流
の経路上に樹脂粉体を帯電させる帯電手段が設けられて
いると、気流とともに移動する樹脂粉体を、帯電手段に
よって帯電させることができ、繊維材料に樹脂粉体を効
率よく付着させることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら詳細に説明する。図1に、本発
明の一実施の形態に係わる繊維成形体の製造装置を示
す。図1に示す製造装置1は、繊維材料供給手段3と、
樹脂粉体供給手段5と、成形手段7とを備えている。
【0008】繊維材料供給手段3は、繊維材料を所定の
割合、量、あるいは領域などで供給する手段である。本
実施形態では、繊維材料を所定の形状に予備成形して連
続的に供給する構成とされており、繊維材料供給手段3
は、予備成形手段9と移送手段11とを有する。
【0009】本製造方法で用い得る繊維材料は、ガラス
繊維材料、炭素繊維材料、合成樹脂繊維材料、木質繊維
材料など公知の種々の繊維状の材料である。繊維長の長
い繊維材料や、形状、長さが不均一な材料を用いること
もできる。典型的には、成形のために結合剤を添加する
ことが好ましいガラス繊維材料、炭素繊維材料、木質繊
維材料に適し、木質繊維材料がより好ましい。木質繊維
材料としては、ケナフ、ヤシ、パーム、サイザル麻、マ
ニラ麻、コウゾ、ヘンプ、ワラ、バガスなどの非木材系
原料や、広葉樹、針葉樹などの木材原料から得られる生
又は乾燥された、あるいは適宜加工が施された種々の原
料から取り出された繊維材料を用いることができる。ま
た、機械パルプ、化学パルプ、セミケミカルパルプ、及
びこれらのリサイクルパルプ、更には、これらのパルプ
を原料として合成される人造の各種セルロース系繊維を
繊維材料として用いることができる。木質繊維材料は、
生分解や、蒸煮、爆砕などの公知の所望の処理方法によ
って木質原料から取り出されたものを使用することがで
きる。
【0010】繊維材料供給手段3は、完全に又は部分的
に開繊された繊維材料を供給する。繊維材料の開繊の程
度は、特に限定されないが、開繊された繊維材料は、繊
維間に隙間を備えていることが好ましく、この場合、後
述する気流の通過及び樹脂粉体の通過及び付着が良好に
行われる。
【0011】また、繊維材料供給手段3から供給される
繊維材料は、好ましくは所定の形状に予備成形されてい
ることが好ましい。予備成形することによって、繊維材
料が気流によって飛散又は離散することを抑制し、気流
を通過させる工程中及び工程後において所定の形状に保
持することができる。予備成形では、例えば、繊維束状
に成形したり、この繊維束の繊維方向に垂直な方向に力
を加えてほぐされた繊維状に供給したりできる。本実施
形態の繊維材料供給手段3は、予備成形手段9によって
繊維束状態で供給される木質原料100をエアレイ、カ
ード等の処理によって開繊するとともに、フリースによ
ってマット状に成形する。
【0012】また、予備成形の代わりに、爆砕等によっ
て開繊された繊維材料を適当な塊にしてその状態を保持
可能な部材とともに供給することもできる。例えば、繊
維材料をネット状の袋部材に詰めたり、所定の間隔に設
けられた対を成す網板状部材間に充填したりすること
で、気流が通過可能、且つ気流の通過によって繊維材料
が離散し難い状態とすることができる。
【0013】移送手段11は、予備成形手段9から排出
される予備成形体102を受け取って、樹脂粉体供給手
段5まで移送する。移送手段11は、本実施形態では、
ベルトコンベヤによって形成されており、予備成形体1
02を連続的に樹脂粉体供給手段5まで移送する。
【0014】樹脂粉体供給手段5は、繊維材料供給手段
3から供給された繊維材料に樹脂粉体110を供給す
る。樹脂粉体供給手段5は、材料保持手段13、樹脂粉
体貯留手段15、気流発生手段17、及び気流経路形成
手段19を備えている。
【0015】材料保持手段13は、繊維材料が離散した
り飛散したりすることを抑制して安定に繊維材料を保持
する手段である。材料保持手段13は、例えば、繊維材
料中に気流を通過させるため、少なくとも気流の流れ方
向に垂直な方向に、繊維材料の移動を規制する部材が設
けられている構成とすることができる。本実施形態のよ
うに、繊維材料がマット状の予備成形体102として供
給される場合、材料保持手段13は、マット状の予備成
形体102の両面に接触する面部材とすることができ
る。図1に示すように、本実施形態では、材料保持手段
13は、予備成形体102の両面側に配置されたベルト
コンベヤのコンベヤベルトによって構成されている。こ
のコンベヤベルトは、繊維材料を保持でき、且つ後述す
る気流及び樹脂粉体110を挿通可能なメッシュ部材で
構成されている。本実施形態の材料保持手段13は、繊
維材料供給手段3の移送手段11の延長上に設けられて
おり、繊維材料供給手段3から繊維材料を受け取って、
樹脂粉体供給手段5中を移送する移送手段に兼用されて
いる。
【0016】本製造方法で使用される樹脂粉体は、典型
的には、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂を含有する公知の
種々の結合用樹脂の組成を有する材料から構成される。
例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフ
ィン系樹脂や、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、
フェノール樹脂等を用いることができる。結合用樹脂粉
体は、気流中に分散可能な大きさ、形状に、造粒、粉
砕、磨り潰し等任意の工程によって粉状又は微粉状に形
成されたものを使用する。なお、他の用途、例えば、補
強、着色、防腐等を有する種々の樹脂材料を粉状又は微
粉状に形成して用いても良いのはもちろんである。
【0017】樹脂粉体貯留手段15は、樹脂粉体110
を貯留するとともに、樹脂粉体110を供給する手段で
ある。樹脂粉体貯留手段15は、樹脂粉体を供給可能と
されていれば良く、粉末状、微粉末状の樹脂を貯留でき
る貯留槽に限定されず、樹脂を粉末状に成形する手段を
備える構成でも良い。樹脂粉体貯留手段15は、繊維材
料に樹脂粉体110を供給できるように、気流経路25
と導通して設けられる。本実施形態の樹脂粉体貯留手段
15は、樹脂粉体を外部から供給するホッパー27を備
える貯留槽21と、気流経路25への導通路15aと導
通路15aの開口面積を変化させる回転式の開閉弁とで
形成される粉体量制御手段23とから構成されている。
粉体量制御手段23は、気流経路25に供給される樹脂
粉体の量を制御する手段で、開閉弁や調整弁、絞りなど
開口面積を調整できる種々の構成とすることができる。
【0018】気流発生手段17は、繊維材料中を通過す
る空気の流れを形成する手段である。気流発生手段は、
公知の種々の空気の流れ(気流)を発生し得る手段とす
ることができ、例えば、送風手段や吸気手段、圧縮空気
供給手段、吸引減圧手段などを用いることができる。気
流発生手段17によって発生される気流は、乱流でも良
いが、好ましくは、整流(定常状態)であると気流中の
樹脂粉体の分布(濃度)が一定化しやすい。また、本実
施形態の気流発生手段17は、図示しないが、一定の気
流を発生させることができる送風ファンを備えている。
【0019】気流発生手段17は、材料保持手段13の
近傍に設けられていることが好ましい。この形態である
と、繊維材料中を通過する気流を効率よく発生させるこ
とができる。また、気流発生手段17を粉体量制御手段
23の近傍に設けると、樹脂粉体110を気流中に良好
に分散させることができ、好ましい。本実施形態では、
材料保持手段13の直下に樹脂粉体貯留手段15の導通
路15aが延びており、気流発生手段17は、導通路1
5aに横方向で隣接するように配置されている。したが
って、気流発生手段17は、樹脂粉体貯留手段15及び
材料保持手段13の両方に近接して設けられている。
【0020】本実施形態の気流発生手段17は、樹脂粉
体貯留手段15から樹脂粉体110を気流中に供給する
樹脂粉体投入手段に兼用されている。具体的には、気流
発生手段17によって発生される気流に起因して導通路
15aに発生する上方向に無かう空気の流れを利用し
て、樹脂粉体貯留手段15中の樹脂粉体110を吸引す
るようにして気流中に供給する。この形態では、樹脂粉
体110を投入するための手段を必要としない。また、
簡単な構成の粉体量制御手段23と気流発生手段17と
を協働させることで、樹脂粉体110の量を制御しつ
つ、連続的に樹脂粉体110を供給することができる。
このため、気流中における樹脂粉体110の濃度をより
安定に保つことが容易となっている。
【0021】気流経路形成手段19は、気流発生手段1
7に連通し、且つ材料保持手段13によって横断される
経路を形成する種々の構成とすることができる。本実施
形態では、気流経路形成手段19は、材料保持手段13
を被包する部位を備える閉環状に形成されており、気流
を循環可能に形成されている。すなわち、図1に示すよ
うに、気流経路形成手段19は、材料保持手段13部分
を被包する空間部材と、この空間部材の上方から気流発
生手段17までを連結する上に凸の弧を描く管状部材と
を備えている。また、気流発生手段17と、樹脂粉体貯
留手段15の導通路15aと、材料保持手段13を被包
する空間部とが管状部材及び空間部材によって連通され
ている。なお、材料保持手段13を被包する空間部材に
は、材料保持手段13の進行方向及びその反対側に繊維
材料を導入及び排出可能な開口が形成されている。この
開口は、図示しない種々の形態によって空気の出入りが
抑止されている。
【0022】ここで、気流経路形成手段19は、材料保
持手段13によって横断される断面領域では、材料保持
手段13を通過する経路のみが形成されて、材料保持手
段13を通らない気流経路が形成されない構成であるこ
とが好ましい。このとき、材料保持手段13及び材料保
持手段13で保持された繊維材料が占める領域で気流が
受ける抵抗が他の部位より大きくなっても、確実に気流
が繊維材料中を通過する。また、繊維材料中の空気の抵
抗が大きい場合には、気流を供給し続けることで、繊維
材料通過前の空間を繊維材料通過後の空間より高圧にす
ることができる。
【0023】気流経路形成手段19には、帯電手段29
を設けることが好ましい。帯電手段29は、気流によっ
て移動する樹脂粉体110に接触して樹脂粉体110を
帯電させる種々の構成とすることができる。帯電手段2
9は気流経路形成手段19中のどの部分に設けられても
良いが、好ましくは、樹脂粉体貯留手段15から材料保
持手段13へ向かう気流経路中に位置するように設けら
れる。この範囲であると、帯電手段29による樹脂粉体
110の付着力が効果的に増大することが期待できる。
本実施形態では、樹脂粉体貯留手段15の導通路15a
と材料保持手段13との間に、気流経路25を横断する
金属製メッシュ部材が設けられて、このメッシュ部材が
アースされることによって構成されている。この構成
は、単純且つ効率よく樹脂粉体を帯電させることがで
き、好ましい。なお、金属製メッシュ部材に所定の電荷
を付加する構成であっても良い。
【0024】本製造装置1は、樹脂粉体供給手段5の排
出口の後方(図1中紙面左側)に成形手段7を備えてい
る。本実施形態の成形手段7は、切断手段31、整形手
段33及び加圧成形手段35から構成されている。切断
手段31は、帯状の予備成形体102を所定の長さで切
断する手段であり、いわゆるカッターとすることができ
る。整形手段33は、予備成形体102を本成形する前
に必要とされる種々の処理をする部分である。本実施形
態では、対を成すベルトコンベヤで形成されており、予
備成形体102の厚みを一定に調整する手段となってい
る。整形手段33によって、樹脂粉体供給手段5で気流
が通過することによって変形等した予備成形体102の
形状を一定にすることができる。加圧成形手段35は、
加熱加圧又は加熱後の成形体を常温で加圧する冷間プレ
スなどの公知の種々の加圧を含む処理によって成形する
成形体である。
【0025】次に、本製造装置1を用いて繊維成形体を
製造する場合を例に挙げて、本発明に係る繊維成形体製
造方法の一実施形態について説明する。本実施形態で
は、ケナフの靭皮をレッティング(例えば、茎部分を水
中に放置して、水中の微生物によって靭皮と外皮との
間、及び靭皮と靭皮との間を接着する接着成分を分解さ
せ、靭皮から繊維を摘出する。)して得られる繊維束を
用いる場合について説明する。まず、繊維材料供給手段
3の予備成形手段9に繊維束を投入する。予備成形手段
9は、繊維束をカード、フリースによって厚みを有する
マット状、例えば、約8cmの厚みに予備成形する。マッ
ト状の予備成形体102は、移送手段11によって樹脂
粉体供給手段5まで移送する。
【0026】移送手段11で樹脂粉体供給手段5まで移
送された繊維材料、すなわち予備成形体102は、材料
保持手段13で保持されて、樹脂粉体供給手段5内を移
動する。樹脂粉体供給手段5の気流発生手段17が作動
すると、図1に示すように、材料保持手段13の下方か
ら上方に向かう気流が発生する。すなわち、気流発生手
段17は、材料保持手段13の下部に向かって、すなわ
ち、紙面右から左に向かって空気を吹付けるように設け
られている。気流は、気流経路形成手段19に沿って移
動するため、図1に示すように材料保持手段13部分で
略垂直に上昇し、気流経路形成手段19内を循環する循
環気流となる。この気流は、樹脂粉体貯留手段15に貯
留されている樹脂粉体110を、導通路15aの空気を
吸引するため、貯留槽21内の樹脂粉体が吸引される。
この吸引量は、気流の速度及び粉体量制御手段23によ
って調節することができる。
【0027】吸引された樹脂粉体110は、気流に乗っ
て材料保持手段13の下方から上方へ移動する。すなわ
ち、材料保持手段13に保持されている繊維材料中を樹
脂粉体110を含有する気流が通過する。この気流の通
過によって、図2に示すように樹脂粉体110が予備成
形体102の繊維材料に付着する。気流は、繊維材料を
通り抜けるため、予備成形体102内部にまで侵入する
ことができる。
【0028】気流及び気流に含まれる樹脂粉体110
は、材料保持手段13に保持された予備成形体102を
通過する。そして、樹脂粉体110は、予備成形体10
2の厚み方向の種々の位置で繊維材料に付着する。ま
た、繊維材料に付着しなかった樹脂粉体110は、気流
経路形成手段19内を通って循環する。このため、樹脂
粉体110は、繊維材料に付着するまで何回も循環され
て、予備成形体102中を通過する。また、気流は、気
流経路形成手段19内を循環することによって、安定化
され、例えば、整流となる。また、樹脂粉体110は、
気流における分布、すなわち濃度が均一化される。この
ため、繊維材料、すなわち予備成形体102に均一に樹
脂粉体110を付着させることができる。さらに、本実
施形態のように樹脂粉体貯留手段15から気流に起因す
る空気の流れによって樹脂粉体110を気流中に導入す
る形態では、樹脂粉体貯留手段15から導入される樹脂
粉体110の量と、循環後に樹脂粉体貯留手段15に落
下する樹脂粉体110の量とが平衡状態になり、樹脂粉
体110の均一性が良好に維持された気流となる。
【0029】一方、気流は、材料保持手段13部分、す
なわち予備成形体102部分でのみ、摩擦抵抗が大きく
なる。このため、予備成形体102(繊維材料)侵入側
の空間、すなわち材料保持手段13の下部の空間は、予
備成形体102に対して排出側の空間、すなわち材料保
持手段13の上部の空間と比較して高圧になっている。
したがって、予備成形体102全体において下側から上
側へ向かう気流が均等に発生しやすく、樹脂粉体110
がより均一に付着される。
【0030】また、樹脂粉体110は、気流によって移
動するため、材料保持手段13のコンベヤベルトや繊維
材料と摩擦して、帯電する。帯電された樹脂粉体110
は気流の循環によって、再度、材料保持手段13すなわ
ち予備成形体102に供給されるため、繊維材料に付着
しやすい。本製造装置1では、帯電手段29によって、
より効率よく樹脂粉体が帯電されるため、樹脂粉体の繊
維材料への付着力が向上し、短時間で所望の濃度の樹脂
粉体を繊維材料に供給することができる。
【0031】その後、樹脂粉体が付着された予備成形体
102は、成形手段7まで移送される。成形手段7で
は、切断手段31によって所定の長さに切断し、整形手
段33で予備成形体102の厚みを一定に整形する。そ
の後、加圧成形手段35でプレス成形することによっ
て、所定の形状の繊維成形体105を得ることができ
る。成形手段7に移送される予備成形体102は、全
体、特に厚み方向においてより均一に樹脂粉体110が
分散されている。このため、種々の成形工程によって良
好に成形される。また、樹脂粉体110の分布が均一で
あるため、成形後の繊維成形体105の強度をはじめと
する種々の性質が繊維成形体105の各部位において均
一になりやすい。また、複数の繊維成形体105間にお
いてもバラツキが少なく、安定した性質の繊維成形体1
05を得ることができる。また、不良品の発生が少な
く、歩留まりが良い。
【0032】この製造方法では、気流が、予備成形体1
02の一方側から他方側まで抜けるため、樹脂粉体11
0を良好に種々の気流通過方向の位置に付着させること
ができる。また、繊維材料の気流侵入側の空間を繊維材
料の気流排出側の空間より高圧にすることで、繊維材料
中をより均一に、且つ積極的に気流及び樹脂粉体110
を通すことができ、気流通過方向においてより均一に樹
脂粉体110を付着させることができる。
【0033】また、繊維材料を通過した際に繊維材料に
付着しなかった樹脂粉体を気流とともに循環させること
ができるため、特に回収しなくても繰り返し利用するこ
とができ、効率が良い。また、気流によって繊維材料か
ら短繊維などの不純物が飛散、離散される場合、不純物
を気流によって循環させることで、繊維材料に再供給す
ることも可能である。また、樹脂粉体は、循環気流によ
って循環し続けることで繰り返し繊維材料に供給される
ため、回収機構を必要としない。このため、回収機構に
よって不純物が回収される不都合や、樹脂粉体と不純物
とを分離する等の工程を必要とせずに、効率良く樹脂粉
体を繰り返し供給することができる。
【0034】次に、図3に本発明の別の実施の形態に係
る製造装置を示す。この製造装置40は、繊維材料供給
手段3と、樹脂粉体供給手段50と、成形手段7とを備
えており、樹脂粉体供給手段50以外は、図1の実施形
態と同様であるので説明は省略する。以下、樹脂粉体供
給手段50について説明する。
【0035】図3に示す樹脂粉体供給手段50は、材料
保持手段52、樹脂粉体貯留手段54、気流発生手段5
6、気流経路形成手段58を備えている。材料保持手段
52は、上記実施形態の材料保持手段13と同様、コン
ベヤベルトがメッシュ部材で構成された対を成すベルト
コンベヤで構成されている。
【0036】樹脂粉体貯留手段54は、樹脂粉体110
を貯留できる貯留槽61と貯留槽61に外部から樹脂粉
体110を供給できるホッパー63とから構成されてい
る。気流発生手段56は、上記実施形態の気流発生手段
17と同様の送風ファンを備える構成とされている。本
実施形態の気流発生手段56は、貯留槽61に直接連通
するように設けられている。すなわち、気流発生手段5
6は、貯留槽61に貯留されている樹脂粉体110に直
接空気を吹付けて、樹脂粉体110を気流中に含有させ
ることができるように設けられている。
【0037】気流経路形成手段58は、本実施形態で
は、樹脂粉体貯留手段54の貯留槽61の上端から気流
発生手段56までを連結する経路を形成するように設け
られている。本実施形態では、気流経路形成手段58
は、貯留槽61の上端では、貯留槽61と同様の断面積
を有するように連結されて設けられており、材料保持手
段52がこの部分の断面積全体を占めるように経路に対
して垂直に配置されている。材料保持手段52の上方か
ら気流発生手段56まで延びる気流経路形成手段58
は、より小さい断面積を備える管状に形成されている。
【0038】この製造装置40では、樹脂粉体供給手段
50の気流発生手段56と樹脂粉体貯留手段54の貯留
槽61とが直接的に連結されて、気流経路中に樹脂粉体
が貯留されている構成となっている。このため、気流発
生手段56で発生させる気流によって樹脂粉体110を
効率的に気流中に供給することができ、高濃度に樹脂粉
体110を含有する気流を形成することが容易である。
また、繊維材料から脱落したり飛散した短繊維等の不純
物が、気流に乗って上昇できない程度の重量を有する場
合、貯留槽61内に落下する可能性が高く、樹脂粉体供
給手段50の系内からの除去が容易である。
【0039】以上、二つの繊維成形体製造装置及び製造
方法について説明したが、本発明は、上記実施形態に限
定されるものではない。気流は、繊維材料(予備成形
体)に対して上方から下方のように向かう形態でも良
い。また、垂直に移動する形態に限定されず垂直より所
定角度だけ斜めの角度で移動する形態であっても良い。
あるいは、繊維材料が鉛直方向に移動し、気流は水平方
向の流れを有し、繊維材料に対して垂直に通される形態
でも良い。あるいは、繊維材料の移送方向と気流とが略
平行であっても良い。
【0040】また、本粉体樹脂供給工程では、段階的に
複数方向へ向かう樹脂粉体を含有する気流に、繊維材料
中を通過させることが好ましい。より好ましくは、一方
向と、その反対の方向の両方の方向の樹脂粉体含有気流
に、繊維材料中を通過させると、かかる方向における濃
度分布がより均一になり、好ましい。例えば、上方向か
ら下方向に向かう樹脂粉体含有気流に繊維材料中を通過
させた後、下方向から上方向に向かう樹脂粉体含有気流
に繊維材料中を通過させることによって、繊維材料中の
上下方向における樹脂粉体の濃度分布をより均一にする
ことができる。このような方法による樹脂粉体含有気流
の供給は、図1,3に示すような樹脂粉体供給手段5,
50の気流経路形成手段19,58の上から下へ向かう
気流が発生する部位を予備成形体102の移送経路上に
配置して、この範囲の移送手段を樹脂粉体110及び気
流が通過可能な材料保持手段で構成して、繊維材料中を
通過させることで行うことができる。
【0041】また、気流発生手段は、1つに限定され
ず、気流経路中に複数設けられていても良い。この場
合、より流量の多い気流や、流速の大きい気流等を安定
に発生させることができる。また、粉体量制御手段は、
上記実施形態に限定されず、例えば、マイコン制御機構
を備えていても良い。気流中の樹脂粉体の濃度に応じ
て、適当な増加量を求めて、この増加量分だけ秤で測っ
て供給する手段であっても良い。
【0042】
【発明の効果】本発明では、本発明では、繊維材料中に
結合用樹脂粉体をより均一に供給できる繊維成形体の製
造方法を提供することにより、結合剤が良好に分散され
ている繊維成形体を製造することができる。また、繊維
材料中に結合用樹脂粉体をより均一に供給できる繊維成
形体の製造装置を提供することにより、結合剤が良好に
分散されている繊維成形体を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係わる繊維成形体の製
造装置の模式図である。
【図2】本製造方法による樹脂粉体の繊維材料への供給
方法を示す模式図である。
【図3】本発明の別の実施の形態に係わる繊維成形体の
製造装置の模式図である。
【符号の説明】
1,40 製造装置 3 繊維材料供給手段 5,50 樹脂粉体供給手段 7 成形手段 9 予備成形手段 11 移送手段 13,52 材料保持手段 15,54 樹脂粉体貯留手段 15a 導通路 17,56 気流発生手段 19,58 気流経路形成手段 21,61 貯留槽 23 粉体量制御手段 25 気流経路 27,63 ホッパー 29 帯電手段 31 切断手段 33 整形手段 35 加圧成形手段 100 木質原料 102 予備成形体 105 繊維成形体 110 樹脂粉体
フロントページの続き Fターム(参考) 4F201 AA04 AA11 AC04 AD02 AD04 AD06 AD16 BA01 BC01 BC02 BC07 BC12 BC15 BC37 BD02 BK01 BK05 BK31 BK63 BK66 BK70 4L047 AA03 AA05 AA08 AA13 BA13 BC03 BC10 BC12 EA22

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】繊維成形体を製造する方法であって、 開繊された繊維材料に、当該繊維材料を通過し、且つ循
    環する気流を用いて樹脂粉体を供給する工程を有する、
    繊維成形体の製造方法。
  2. 【請求項2】前記樹脂粉体を、前記気流に起因する空気
    の流れによって前記気流中に供給することを特徴とす
    る、請求項1に記載の繊維成形体製造方法。
  3. 【請求項3】繊維成形体を製造する装置であって、 開繊された繊維材料を供給する手段と、 繊維材料中を通過し、且つ循環する気流を発生させて、
    この気流中に樹脂粉体を供給する手段とを備えることを
    特徴とする繊維成形体製造装置。
  4. 【請求項4】前記樹脂粉体供給手段によって発生される
    気流の経路上に樹脂粉体を帯電させる帯電手段が設けら
    れている、請求項3に記載の繊維成形体製造装置。
JP2001349073A 2001-11-14 2001-11-14 繊維成形体の製造方法及び製造装置 Expired - Fee Related JP3827995B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001349073A JP3827995B2 (ja) 2001-11-14 2001-11-14 繊維成形体の製造方法及び製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001349073A JP3827995B2 (ja) 2001-11-14 2001-11-14 繊維成形体の製造方法及び製造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003155653A true JP2003155653A (ja) 2003-05-30
JP3827995B2 JP3827995B2 (ja) 2006-09-27

Family

ID=19161797

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001349073A Expired - Fee Related JP3827995B2 (ja) 2001-11-14 2001-11-14 繊維成形体の製造方法及び製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3827995B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009508708A (ja) * 2004-06-23 2009-03-05 ニュージーランド フォレスト リサーチ インスティテュート リミテッド 木繊維ペレット製造方法
JP2009256866A (ja) * 2008-03-28 2009-11-05 Denki Glass Fiber Kako Kk ガラス繊維マットの製造方法及び製造装置、並びにバインダの再生方法
JP2016056470A (ja) * 2014-09-09 2016-04-21 セイコーエプソン株式会社 シート製造装置、シート製造方法及びこれらにより製造されるシート、並びに、これらに用いる複合体及びその収容容器
WO2017086326A1 (ja) * 2015-11-20 2017-05-26 セイコーエプソン株式会社 シート製造装置、シート製造方法及び樹脂粉体

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009508708A (ja) * 2004-06-23 2009-03-05 ニュージーランド フォレスト リサーチ インスティテュート リミテッド 木繊維ペレット製造方法
JP2009256866A (ja) * 2008-03-28 2009-11-05 Denki Glass Fiber Kako Kk ガラス繊維マットの製造方法及び製造装置、並びにバインダの再生方法
JP2016056470A (ja) * 2014-09-09 2016-04-21 セイコーエプソン株式会社 シート製造装置、シート製造方法及びこれらにより製造されるシート、並びに、これらに用いる複合体及びその収容容器
WO2017086326A1 (ja) * 2015-11-20 2017-05-26 セイコーエプソン株式会社 シート製造装置、シート製造方法及び樹脂粉体
CN108350634A (zh) * 2015-11-20 2018-07-31 精工爱普生株式会社 薄片制造装置、薄片制造方法以及树脂粉体
JPWO2017086326A1 (ja) * 2015-11-20 2018-08-09 セイコーエプソン株式会社 シート製造装置、シート製造方法及び樹脂粉体
US11518062B2 (en) 2015-11-20 2022-12-06 Seiko Epson Corporation Sheet manufacturing method

Also Published As

Publication number Publication date
JP3827995B2 (ja) 2006-09-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN106062267B (zh) 片材制造装置
EP0080593B1 (en) Method of and apparatus for producing compacted chopped strands
US5229052A (en) Apparatus and method for applying multiple type fibers to a foraminous surface
KR101742014B1 (ko) 섬유 재료를 몰딩하는 장치
CA2015170A1 (en) Fiber reinforced plastic sheet and producing the same
CN1353583A (zh) 烟草薄片及其制造方法和制造***
JP2015183337A (ja) シート製造装置
JP2688518B2 (ja) 耐熱材より成る不織生地の製造方法及び装置
JP2554067B2 (ja) 種々のフイラメントよりなる糸,スライバおよびこれらが織物、編物に加工されてなる材料を処理する方法および装置
JP2003155653A (ja) 繊維成形体の製造方法及び製造装置
JP3472117B2 (ja) 防音材の製造方法
EP1418257B1 (en) Method and system for agglomerating chopped fiber strand
NO172471B (no) Fremgangsmaate og apparat for agglomerering av vannopploeselige, partikkelformige materialer, spesielt vannopploeselige kaffepartikler
JP7135703B2 (ja) 繊維成形物および繊維成形物の製造方法
JP2020153037A (ja) ウェブ構造体、及び、ウェブ構造体の製造装置
CN1040187C (zh) 纤维强化塑料结构的改进
KR20000010382A (ko) 성능이 강화된 복합재료 제조방법 및 그 제조장치
WO1991012944A1 (en) Apparatus and method for applying preform fibers
JPS5891858A (ja) 高密度チヨツプドストランドの製造方法及び装置
JPH0347712A (ja) 成形建築部材の製造方法及び製造装置
US20230226782A1 (en) Molded-material manufacturing apparatus and method of manufacturing molded material
JPH07100828A (ja) 強化繊維と樹脂粉末の混合物、シートおよび成形体の製造方法
JPS6241185B2 (ja)
JPH10166362A (ja) 繊維強化熱可塑性樹脂シートの製造方法
JP5708280B2 (ja) 開繊分級装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040930

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041118

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20041025

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050128

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20050216

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20050216

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050610

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060314

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060328

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060510

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060606

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060705

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100714

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110714

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110714

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120714

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120714

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130714

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees