JP2003150414A - データベース管理システム情報を考慮したデータ再配置方法およびデータ再配置を行う計算機システム - Google Patents

データベース管理システム情報を考慮したデータ再配置方法およびデータ再配置を行う計算機システム

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JP2003150414A JP2001345523A JP2001345523A JP2003150414A JP 2003150414 A JP2003150414 A JP 2003150414A JP 2001345523 A JP2001345523 A JP 2001345523A JP 2001345523 A JP2001345523 A JP 2001345523A JP 2003150414 A JP2003150414 A JP 2003150414A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】データベース管理システム(DBMS)の特性
を考慮したデータの再配置を行うことにより、記憶装置
からDBMSに良好なアクセス性能を取得する。 【解決手段】データ記憶位置管理主プログラムは記憶装
置からボリューム物理記憶位置管理情報と物理記憶装置
稼動情報を収集し記憶装置構成情報と記憶装置稼動情報
として記憶し、DBMS内のスキーマ情報から必要な情
報を収集してDBMSスキーマ情報として記憶し、ホス
トにおけるマッピング情報と仮想ボリュームスイッチ中
の仮想ボリューム情報を収集しデータ記憶位置管理情報
として記憶し、ホストから実行履歴情報を取得してDB
MS実行履歴情報として記憶し、それらの情報をもとに
より良好な性能特性を持つデータ再配置案を決定し、そ
れを実現するためのデータ移動指示を発行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データベース管理
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】現在、データベース(DB)を基盤とす
る多くのアプリケーションが存在し、DBに関する一連
の処理・管理を行うソフトウェアであるデータベース管
理システム(DBMS)は極めて重要なものとなってい
る。特に、DBMSの処理性能はDBを利用するアプリ
ケーションの性能も決定するため、DBMSの処理性能
の向上は極めて重要である。
【0003】DBの特徴の1つは、多大なデータを扱う
ことである。そのため、DBMSの実行環境の多くにお
いては、DBMSが実行される計算機に対して大容量の
記憶装置あるいは複数の記憶装置を接続し、記憶装置上
にDBのデータを記憶する。そのため、DBに関する処
理を行う場合に、記憶装置に対してアクセスが発生し、
記憶装置におけるデータアクセス性能がDBMSの性能
を大きく左右する。そのため、DBMSが稼動するシス
テムにおいて、記憶装置の性能最適化が極めて重要であ
り、特にDBMSが管理するデータの物理記憶装置に対
する配置の最適化が重要である。文献“Oracle8
iパフォーマンスのための設計およびチューニング,リ
リース8.1”(日本オラクル社,部品番号J0092
1−01)の第20章(文献1)は、RDBMSである
Oracle8iにおけるI/Oのチューニングを述べ
ている。その中で、RDBMSの内部動作のチューニン
グと共に、データの配置のチューニングに関連するもの
として、ログファイルは他のデータファイルから分離し
た物理記憶装置に記憶すること、ストライプ化されたデ
ィスクにデータを記憶することによる負荷分散が効果が
あること、表のデータとそれに対応する索引データは異
なる物理記憶装置に記憶すると効果があること、RDB
MSとは関係ないデータを異なる物理記憶装置に記憶す
ることが述べられている。
【0004】米国特許6035306(文献2)は、D
BMS−ファイルシステム−ボリュームマネージャ−記
憶装置間のマッピングを考慮した性能解析ツールに関す
る技術を開示している。この性能解析ツールは、各レイ
ヤにおけるオブジェクトの稼動状況を画面に表示する。
このときに上記のマッピングを考慮し、その各オブジェ
クトに対応する他レイヤのオブジェクトの稼動状況を示
す画面を容易に表示する機能を提供する。また、ボリュ
ームマネージャレイヤのオブジェクトに関して、負荷が
高い記憶装置群に記憶されているオブジェクトのうち、
2番目に負荷が高いオブジェクトを、もっとも負荷が低
い記憶装置群に移動するオブジェクト再配置案を作成す
る機能を有している。
【0005】特開平9−274544号公報(文献3)
は、計算機がアクセスするために利用する論理的記憶装
置を、実際にデータを記憶する物理記憶装置に配置する
記憶装置において、前記論理的記憶装置の物理記憶装置
への配置を動的に変更することにより記憶装置のアクセ
ス性能を向上する技術を開示している。アクセス頻度が
高い物理記憶装置に記憶されているデータの一部を前記
の配置動的変更機能を用いて他の物理記憶装置に移動す
ることにより、特定の物理記憶装置のアクセス頻度が高
くならないようにし、これにより記憶装置を全体として
みたときの性能を向上させる。また、配置動的変更機能
による高性能化処理の自動実行方法についても開示して
いる。
【0006】特開2001−67187号公報(文献
4)は、計算機がアクセスするために利用する論理的記
憶装置を、実際にデータを記憶する物理記憶装置に配置
し、前記論理的記憶装置の物理記憶装置への配置を動的
に変更する機能を有する記憶装置において、論理的記憶
装置の物理記憶装置への配置の変更案を作成する際に、
物理記憶装置を属性の異なるグループに分割し、それを
考慮した配置変更案を作成し、その配置変更案に従って
自動的に論理的記憶装置の配置を変更する技術を開示し
ている。配置変更案作成時に、物理記憶装置を属性毎に
グループ化し、論理的記憶装置の配置先として、それが
有している特徴にあった属性を保持している物理記憶装
置のグループに属する物理記憶装置を選択する配置変更
案を作成することによりより、良好な配置変更案を作成
する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術には以下の
ような問題が存在する。
【0008】文献1で述べられているものは、管理者が
データの配置を決定する際に考慮すべき項目である。現
在、1つの記憶装置内に多数の物理記憶装置を有し、多
数の計算機により共有されるものが存在する。この記憶
装置においては、多くの場合、ホストが認識する論理的
記憶装置を実際にデータを記憶する物理記憶装置の適当
な領域に割り当てることが行われる。このような記憶装
置を利用する場合、人間がすべてを把握することは困難
であり、このような記憶装置を含む計算機システム側に
何かしらのサポート機能が存在しなければ文献1に述べ
られている問題点を把握することすら困難となる。ま
た、問題点を把握することができたとしても、計算機シ
ステム側にデータの移動機能が存在しない場合には、記
憶装置上のデータの再配置のためにデータのバックアッ
プとリストアが必要となり、その処理に多大な労力を必
要とする。
【0009】文献2で述べられている技術では、ボリュ
ームマネージャレイヤにおけるオブジェクトの稼動状況
によるデータ再配置案を作成する機能を実現している
が、記憶装置から更に高いアクセス性能を得ようとする
場合にはDBMSレイヤにおけるデータの特徴を考慮し
て配置を決定する必要があるがその点の解決方法につい
ては何も述べていない。
【0010】文献3,文献4で述べられている技術にお
いては、記憶装置を利用するアプリケーションが利用す
るデータに関する特徴としてアクセス頻度とシーケンシ
ャルアクセス性程度しか考慮していないため、アプリケ
ーションから見た場合に必ずしも良好な配置が実現でき
るわけではない。例えば、DBMSでは表データとそれ
に対応する索引データを同時にアクセスすることが多い
が、これらのデータを同一の物理記憶装置に配置する可
能性がある。この場合、物理記憶装置においてアクセス
競合が発生し、記憶装置のアクセス性能が低下する可能
性がある。
【0011】本発明の第一の目的は、DBMSが管理す
るデータの特性を考慮して記憶装置におけるデータ記憶
位置を決定することにより、DBMSに対してより好ま
しいアクセス性能特性を持つ記憶装置を保持する計算機
システムを実現し、DBMSの性能を向上させることで
ある。特に、複数の記憶装置を利用するDBシステムに
おいて、各記憶装置間へアクセス要求が適切に分散化さ
れるようにし、DBMSの処理性能を向上させる。
【0012】本発明の第二の目的は、DBMSが稼動し
ている計算機システムにおいて、DBMSの特性を考慮
した記憶装置の良好なアクセス性能特性達成を目的とし
たデータ記憶位置再配置処理を実現することにより、計
算機システムの性能に関する管理コストを削減すること
である。
【0013】
【課題を解決するための手段】DBMSに関する情報を
1箇所に集約させ、そこでデータの再配置案を決定し、
そのデータ再配置案に従うようにデータの移動指示を発
行することにより、DBMSに対してより好ましい性能
特性を持つデータ配置を実現する。
【0014】計算機システム内には、複数のDBMSが
稼動し、複数の記憶装置が利用されている可能性があ
る。そのため、DBMSや記憶装置の構成その他の情報
を一箇所に集約し、そこで集約した全情報を考慮してデ
ータの再配置案を作成する。
【0015】DBMSが管理するデータの配置決定方法
として、以下のものを採用する。データ更新時に必ず書
き込みが実行される更新ログを、他のデータと異なる物
理記憶装置に配置して相互干渉しないようにすることに
よりDBMSに対して良好な性能特性を得ることができ
る。同時にアクセスされる可能性が極めて高い表データ
とそれに対応する索引データを異なる物理記憶装置に配
置することによりDBMSに対して良好な性能特性を得
ることができる。DBMSに関する情報を利用して、デ
ータがシーケンシャルにアクセスされる場合のアクセス
順序を予測し、その構造を保持するように物理記憶装置
に記憶する。
【0016】現在、計算機のオペレーティングシステム
(OS)・データ転送経路中のスイッチ・記憶装置内部
においてデータの記憶位置を変更する技術が存在する。
データの記憶位置の変更はそれらの技術を用いて実現す
る。そこで、前記の項目を考慮して決定されたデータ再
配置案に従って、データの記憶位置の変更を管理する部
分に対してデータ配置変更の指示を発行する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。なお、これにより本発明が限定されるものではな
い。 <第一の実施の形態>本実施形態では、DBMSが実行
される計算機と記憶装置がスイッチを用いて接続された
計算機システムにおいて、データの記憶位置の管理を行
う計算機が存在し、そこで計算機システム内のデータの
記憶位置の管理を行う。本実施例におけるスイッチは、
記憶装置から提供される記憶領域を組み合わせて仮想的
な記憶装置を作成する機能を有する。また、記憶装置に
おいても、記憶装置内部でデータの記憶位置を動的に変
更する機能を有する。
【0018】データ記憶位置管理を実施する計算機は、
DBMSに関する情報、データの記憶位置のマッピング
に関する情報、記憶装置の構成情報を取得し、それらを
用いて好適なデータ再配置案を作成する。スイッチと記
憶装置に対して作成したデータ配置を指示し、それらの
データ再配置機能を用いてそのデータ再配置案に従った
データ配置を実現する。
【0019】図1は、本発明の第一の実施の形態におけ
る計算機システムの構成図である。本実施の形態におけ
る計算機システムは、DBホスト80、データ位置管理
サーバ82、記憶装置10から構成される。DBホスト
80、データ位置管理サーバ82、記憶装置10はそれ
ぞれが保有するネットワークインターフェイス78を通
してネットワーク79に接続されている。また、DBホ
スト80、記憶装置10はそれぞれが保有するI/Oパ
スインターフェイス70からI/Oパス71を介して仮
想ボリュームスイッチ72に接続され、これらを通して
記憶装置10とDBホスト80間のデータ転送を行う。
【0020】本実施の形態においては、記憶装置10と
DBホスト80間のデータ転送を行うI/Oパス71と
ネットワーク79を異なるものとしているが、例えばi
SCSIのような計算機と記憶装置間のデータ転送をネ
ットワーク上で実施する技術も開発されており、本実施
の形態においてもこの技術を利用してもよい。このと
き、仮想ボリュームスイッチ72において、I/Oパス
71とネットワーク79との間でデータ転送が可能であ
れば記憶装置10もしくはDBホスト80においてI/
Oパスインターフェイス70がネットワークインターフ
ェイス78を兼ねても良い。
【0021】記憶装置10は、記憶領域を提供するもの
で、その記憶領域は記憶領域管理単位であるボリューム
を用いて外部に提供し、ボリューム内の部分領域に対す
るアクセスや管理はブロックを単位として実行する。記
憶装置10は、ネットワークインターフェイス78、I
/Oパスインターフェイス70、記憶装置制御装置1
2、ディスクコントローラ16、物理記憶装置18から
構成され、ネットワークインターフェイス78、I/O
パスインターフェイス70、記憶装置制御装置12、デ
ィスクコントローラ16はそれぞれ内部バス20により
接続され、ディスクコントローラ16と物理記憶装置1
8は物理記憶装置バス22により接続される。
【0022】記憶装置制御装置12は、CPU24とメ
モリ26を有する。メモリ26上には、記憶装置におけ
るキャッシュメモリとして利用するデータキャッシュ2
8が割り当てられ、記憶装置を制御するためのプログラ
ムである記憶装置制御プログラム40が記憶される。ま
た、メモリ26上には、物理記憶装置18の稼動情報で
ある物理記憶装置稼動情報32、記憶装置10が提供す
るボリュームを物理的に記憶する物理記憶装置18上の
記憶位置の管理情報であるボリューム物理記憶位置管理
情報36を保持する。
【0023】図中の記憶装置10は、複数の物理記憶装
置18を有し、1つのボリュームに属するデータを複数
の物理記憶装置18に分散配置することが可能である。
また、データが記憶される物理記憶装置18上の位置を
動的に変更する機能を有する。このデータ移動指示は、
ネットワークインターフェイス78を通して外部から行
うことが可能である。ただし、それらは必須のものでは
なく、1つの物理記憶装置の記憶領域をそのままボリュ
ームとして提供する記憶装置10でも本実施の形態にあ
てはめることができる。
【0024】仮想ボリュームスイッチ72は、記憶装置
10から提供される記憶領域管理単位であるボリューム
の一部領域または全領域を1つ以上組み合わせた仮想的
なボリュームである仮想ボリュームをDBホスト80に
提供する機能を有する。仮想ボリュームスイッチ72
は、ネットワークインターフェイス78を有し、仮想ボ
リュームスイッチ72において形成されるボリュームに
関する情報である仮想ボリューム情報73を保持する。
【0025】仮想記憶スイッチ72はホストから行われ
たアクセス要求を仮想ボリューム情報73を参照して適
切な記憶装置10の適切な記憶領域へのアクセスへと変
換してアクセス処理を実現する。また、ある仮想ボリュ
ームのデータが記憶されるボリュームやそのボリューム
内の記憶位置を動的に変更する機能を有する。このデー
タ移動指示は、ネットワークインターフェイス78を通
して外部から行うことが可能である。
【0026】DBホスト80、データ位置管理サーバ8
2においては,それぞれCPU84、ネットワークイン
ターフェイス78、メモリ88を有し、メモリ88上に
オペレーティングシステム(OS)100が記憶・実行
されている。
【0027】DBホスト80はI/Oパスインターフェ
イス70を有し、仮想ボリュームスイッチ72により提
供されるボリュームに対してアクセスを実行する。OS
100内にファイルシステム104と1つ以上のボリュ
ームからホストが利用する論理的なボリュームである論
理ボリュームを作成するボリュームマネージャ102
と、ファイルシステム104やボリュームマネージャ1
02により、OS100によりアプリケーションに対し
て提供されるファイルや論理ローボリュームに記憶され
たデータの記録位置等を管理するマッピング情報106
を有する。
【0028】OS100が認識する仮想ボリュームやボ
リュームマネージャ102により提供される論理ボリュ
ームに対して、アプリケーションがそれらのボリューム
をファイルと等価なインターフェイスでアクセスするた
めの機構であるローデバイス機構をOS100が有して
いても良い。図中の構成ではボリュームマネージャ10
2が存在しているが、本実施の形態においてはボリュー
ムマネージャ102における論理ボリュームの構成を変
更することはないので、ボリュームマネージャ102が
存在せずにファイルシステムが直接仮想ボリュームスイ
ッチ72により提供される仮想ボリュームを利用する構
成に対しても本実施の形態を当てはめることができる。
【0029】DBホスト80のそれぞれのメモリ88上
ではDBMS110、データ位置管理副プログラム12
0が記憶・実行され、実行履歴情報122が記憶されて
いる。DMBS110は内部にスキーマ情報114を有
している。図中では、DMBS110が1台のホストに
1つのみ動作しているが、後述するように、DMBS1
10毎の識別子を用いて管理を行うため、1台のホスト
に複数動作していても本実施の形態にあてはめることが
できる。
【0030】データ位置管理サーバ82のメモリ88上
ではデータ位置管理主プログラム130が記憶・実行さ
れ、記憶装置10内の物理記憶装置18の稼動情報であ
る記憶装置稼動情報132、各記憶装置10における物
理構成やボリュームの物理記憶位置に関する情報である
記憶装置構成情報134、DBホスト80上のDBMS
110におけるスキーマに関する情報のうちデータ位置
管理に必要なデータであるDBMSスキーマ情報13
6、DBMS110におけるDBMS処理の実行履歴に
関する情報であるDBMS実行履歴情報138、DBホ
スト80におけるOS100内のマッピング情報106
と仮想ボリュームスイッチ72内の仮想ボリューム情報
73に関する情報を含むデータ記憶位置管理情報140
が記憶される。
【0031】図中では、データ位置管理サーバ82はD
Bホスト80と異なる計算機となっているが、任意のD
Bホスト80がデータ位置管理サーバ82の役割を兼ね
ても本実施の形態に当てはめることができる。更に、仮
想ボリュームスイッチ72上や任意の記憶装置10上に
データ位置管理サーバ82が提供する機能を実装しても
本実施の形態に当てはめることができる。
【0032】図2は記憶装置10内に保持されている物
理記憶装置稼動情報32を示す。物理記憶装置稼動情報
32中には、記憶装置10が提供するボリュームの識別
子であるボリューム名501とそのボリューム名501
を持つボリュームのデータを保持する物理記憶装置18
の識別子である物理記憶装置名502、そしてボリュー
ム名501を持つボリュームが物理記憶装置名502を
持つ物理記憶装置18に記憶しているデータをアクセス
するための稼動時間のある時刻からの累積値である累積
稼働時間503の組を保持する。
【0033】記憶装置10内の記憶装置制御部12はデ
ィスクコントローラ16を利用して物理記憶装置18へ
のデータアクセスする際の開始時刻と終了時刻を取得
し、そのアクセスデータがどのボリュームに対するもの
かを判断して開始時刻と終了時刻の差分を稼動時間とし
て対応するボリューム名501と物理記憶装置名502
を持つデータの組の累積稼働時間503に加算する。こ
の情報は、必ずしも全ての記憶装置10で取得する必要
はない。
【0034】図3は記憶装置10内に保持されているボ
リューム物理記憶位置管理情報36を示す。ボリューム
物理記憶位置管理情報36中には、データの論理アドレ
スー物理記憶装置18における記憶位置のマッピングを
管理するボリューム物理記憶位置メイン情報510と記
憶装置10内でのボリュームに属するデータの物理記憶
位置の変更処理の管理情報であるボリュームデータ移動
管理情報511が含まれる。
【0035】ボリューム物理記憶位置メイン情報510
中には、ボリューム名501とそのボリューム上のデー
タ記憶位置であるボリューム論理ブロック番号512と
その論理ブロックが記憶されている物理記憶装置18の
識別子である物理記憶装置名502と物理記憶装置18
上の記憶位置である物理ブロック番号514の組のデー
タが含まれる。ここで、ボリューム名501が“Emp
ty”であるエントリ515は特殊なエントリであり、
このエントリは記憶装置10内の物理記憶装置18の領
域のうち、ボリュームに割り当てられていない領域を示
し、この領域に対してデータをコピーすることによりデ
ータの物理記憶位置の動的変更機能を実現する。
【0036】ボリュームデータ移動管理情報511はボ
リューム名501と、そのボリューム内の記憶位置を変
更するデータ範囲を示す移動論理ブロック番号782
と、そのデータが新規に記憶される物理記憶装置18の
識別子とその記憶領域を示す移動先物理記憶装置名78
3と移動先物理ブロック番号784、現在のデータコピ
ー元を示すコピーポインタ786とデータの再コピーの
必要性を管理する差分管理情報785の組が含まれる。
【0037】差分管理情報785とコピーポインタ78
6を用いたデータの記憶位置変更処理の概略を以下に示
す。差分管理情報785はある一定量の領域毎にデータ
コピーが必要である「1」または不必要「0」を示すデ
ータを保持する。データの記憶位置変更処理開始時に全
ての差分管理情報785のエントリを1にセットし、コ
ピーポインタ786を移動元の先頭にセットする。
【0038】コピーポインタ786にしたがって差分管
理情報785に1がセットされている領域を順次移動先
にデータをコピーし、コピーポインタ786を更新して
いく。差分管理情報785で管理される領域をコピーす
る直前に、その対応するエントリを0にセットする。デ
ータコピー中に移動領域内のデータに対する更新が行わ
れた場合、それに対応する差分管理情報785のエント
リを1にセットする。
【0039】一度全領域のコピーが完了した段階で差分
管理情報785内のエントリが全て0になったかを確認
し、全て0であればボリューム物理記憶位置メイン情報
510を更新してデータの記憶位置変更処理は完了す
る。1のエントリが残っている場合には、再度それに対
応する領域をコピーする処理を前記手順で繰り返す。な
お、データ記憶位置の動的変更機能の実現方法は他の方
式を用いても良い。この場合には、ボリューム物理記憶
位置管理情報36中にはボリュームデータ移動管理情報
511ではなく他のデータ記憶位置の動的変更機能のた
めの管理情報が含まれることになる。
【0040】図4はDBホスト80のOS100内に記
憶されているマッピング情報106を示す。マッピング
情報106中には、ボリュームローデバイス情報52
0、ファイル記憶位置情報530と論理ボリューム構成
情報540が含まれる。ボリュームローデバイス情報5
20中にはOS100においてローデバイスを指定する
ための識別子であるローデバイスパス名521とそのロ
ーデバイスによりアクセスされる仮想ボリュームあるい
は論理ボリュームの識別子であるローデバイスボリュー
ム名522の組が含まれる。
【0041】ファイル記憶位置情報530中には、OS
100においてファイルを指定するための識別子である
ファイルパス名531とそのファイル中のデータ位置を
指定するブロック番号であるファイルブロック番号53
2とそれに対応するデータが記憶されている仮想ボリュ
ームもしくは論理ボリュームの識別子であるファイル配
置ボリューム名533とそのボリューム上のデータ記憶
位置であるファイル配置ボリュームブロック番号534
の組が含まれる。
【0042】論理ボリューム構成情報540中にはボリ
ュームマネージャ102により提供される論理ボリュー
ムの識別子である論理ボリューム名541とその論理ボ
リューム上のデータの位置を示す論理ボリューム論理ブ
ロック番号542とその論理ブロックが記憶されている
仮想ボリュームの識別子である仮想ボリューム名543
と仮想ボリューム上の記憶位置である仮想ボリュームブ
ロック番号544の組が含まれる。
【0043】図5はDBMS110内に記憶されている
その内部で定義・管理しているデータその他の管理情報
であるスキーマ情報114を示す。スキーマ情報114
には、表のデータ構造や制約条件等の定義情報を保持す
る表定義情報551、索引のデータ構造や対象である表
等の定義情報を保持する索引定義情報552、利用する
ログに関する情報であるログ情報553、利用する一時
表領域に関する情報である一時表領域情報554、管理
しているデータのデータ記憶位置の管理情報であるデー
タ記憶位置情報555、キャッシュの構成に関する情報
であるキャッシュ構成情報556とデータをアクセスす
る際の並列度に関する情報である最大アクセス並列度情
報557を含む。
【0044】データ記憶位置情報555中には、表、索
引、ログ、一時表領域等のデータ構造の識別子であるデ
ータ構造名561とそのデータを記憶するファイルまた
はローデバイスの識別子であるデータファイルパス名5
62とその中の記憶位置であるファイルブロック番号5
63の組が含まれる。
【0045】キャッシュ構成情報556はDBMS11
0が三種類のキャッシュ管理のグループを定義し、その
グループに対してキャッシュを割り当てている場合を示
す。キャッシュ構成情報556中には、グループ名56
5とグループ中のデータ構造のデータをホスト上にキャ
ッシュする際の最大データサイズであるキャッシュサイ
ズ566とそのグループに所属するデータ構造の識別子
の所属データ構造名567の組が含まれる。最大アクセ
ス並列度情報557には、データ構造名561とそのデ
ータ構造にアクセスする際の一般的な場合の最大並列度
に関する情報である最大アクセス並列度569の組が含
まれる。
【0046】図6はDBホスト80のメモリ88上に記
憶されている実行履歴情報122を示す。実行履歴情報
122中には、DBMS110で実行されたクエリ57
0の履歴が記憶されている。この情報は、DBMS11
0が作成する。またはDBMSのフロントエンドプログ
ラムがこの情報を作成する。この場合には、DBMSフ
ロントエンドプログラムが存在する計算機に実行履歴情
報122が記憶されることになる。
【0047】図7は仮想ボリュームスイッチ72が保持
する仮想ボリューム情報73を示す。仮想ボリューム情
報73は仮想ボリューム記憶位置情報790と仮想ボリ
ュームデータ移動管理情報791を含む。仮想ボリュー
ム記憶位置情報790中には、仮想ボリュームスイッチ
72がDBホスト80に提供する仮想ボリュームの識別
子である仮想ボリューム名543とその仮想ボリューム
上のデータの記憶位置を示す仮想ボリュームブロック番
号544とそのブロックが記憶されている記憶装置10
の識別子である記憶装置名583とそのボリュームの識
別子であるボリューム名511とボリューム上の記憶位
置であるボリューム論理ブロック番号512の組が含ま
れる。
【0048】仮想ボリューム名543が“Empty”
であるエントリ585は特殊なエントリであり、このエ
ントリに含まれる記憶装置10上の領域はDBホスト8
0に対して仮想ボリュームとして提供されていない領域
を示す。これらの領域に対して仮想ボリュームスイッチ
72はデータの移動を行うことができる。
【0049】仮想ボリュームデータ移動管理情報791
は仮想ボリューム名543と、そのボリューム内の記憶
位置を変更するデータ範囲を示す移動仮想ボリュームブ
ロックブロック番号793と、そのデータが新規に記憶
される記憶装置10の識別子とその記憶領域を示す移動
先記憶装置名794と移動先ボリューム名795と移動
先論理ブロック番号796、現在のデータコピー元を示
すコピーポインタ786とデータの再コピーの必要性を
管理する差分管理情報785の組が含まれる。
【0050】図3中のボリュームデータ移動管理情報5
11で説明したのと同様の方式によりデータの記憶位置
の動的変更機能を実現できる。データ記憶位置の動的変
更機能の実現方法は他の方式を用いても良い。この場合
には、仮想ボリューム情報73中には仮想ボリュームデ
ータ移動管理情報791ではなく他のデータ記憶位置の
動的変更機能のための管理情報が含まれることになる。
【0051】図8はデータ位置管理サーバ82上に記憶
される記憶装置稼動情報132を示す。記憶装置稼動情
報132中には、記憶装置10の識別子である記憶装置
名583、記憶装置10が提供するボリュームの識別子
であるボリューム名501、記憶装置10に存在する物
理記憶装置18の識別子である物理記憶装置名502、
記憶装置名583とボリューム名501、物理記憶装置
名502により特定される領域の前回取得時の累積稼働
時間503の値である旧累積稼動時間593とある一定
時間内の動作時間の割合を示す稼働率594の組と、稼
働率計算のために前回累積稼動時間を取得した時刻であ
る前回累積稼動時間取得時刻595を含む。
【0052】記憶装置10は物理記憶装置稼動情報32
を外部に提供する機構を有し、それを利用して記憶位置
管理主プログラム130は記憶装置10で取得・記憶さ
れている物理記憶装置稼動情報32をネットワーク79
を通して一定間隔で取得し、取得した累積稼働時間50
3と旧累積稼働時間593、前回累積稼動時間取得時刻
595と現データ取得時刻を用いて前回累積稼動時間取
得時刻595と現データ取得時刻間の稼働率594を計
算・記憶する。その後、取得した累積稼働時間503を
旧累積稼働時間593に、現データ取得時刻を前回累積
稼動時間取得時刻595に記憶する。
【0053】なお、全ての記憶装置10で物理記憶装置
稼動情報32を保持しているとは限らない。その場合に
は物理記憶装置稼動情報32を保持している記憶装置1
0についてのみ記憶装置稼動情報132のエントリに含
める。また、全ての記憶装置10で物理記憶装置稼動情
報32を保持していない場合には記憶装置稼動情報13
2を保持しなくてもよい。
【0054】図9はデータ位置管理サーバ82上に記憶
される記憶装置構成情報134を示す。記憶装置構成情
報134中には、記憶装置10の識別子である記憶装置
名583と、記憶装置10がデータ記憶位置の動的変更
機能を有しているかいないかの情報である移動機能情報
601と記憶装置10が保持しているデータキャッシュ
の容量であるデータキャッシュ容量602、記憶装置名
583を持つ記憶装置10におけるボリューム物理記憶
位置メイン情報510を保持する記憶装置ボリューム物
理記憶位置管理情報603の組を保持する。
【0055】記憶装置10はボリューム物理記憶位置メ
イン情報510とデータキャッシュ28のサイズに関す
る情報を外部に提供する機構を有し、記憶装置構成情報
134を作成するため、データ記憶位置管理主プログラ
ム130は記憶装置10からボリューム物理記憶位置情
報36とデータキャッシュ28のサイズに関する情報を
ネットワーク79を通して取得する。記憶装置10はデ
ータキャッシュ28のサイズは必ずしも外部に提供する
機能を有する必要はなく、その場合には,データキャッ
シュ容量602の対応部分はデータ無効を記憶してお
く。
【0056】一方、ボリューム物理記憶位置メイン情報
510に関しては、記憶装置10が外部に提供する機能
を有さなくても構わない場合は、物理記憶装置18を1
つしか保持せずにそれをそのまま1つのボリュームとし
て提供する等、記憶装置10が提供するボリュームがど
のように物理記憶装置18上に記憶されるかが固定さ
れ、かつ、そのマッピングをあらかじめデータ記憶位置
管理主プログラム130が理解している場合である。こ
のとき、データ記憶位置管理主プログラム130はこの
ルールに従って記憶装置ボリューム物理記憶位置管理情
報603の内容を設定する。このルールは設定ファイル
等を用いて管理者がデータ記憶位置管理主プログラム1
30に与える。
【0057】図10はデータ位置管理サーバ82上に記
憶されるDBMSスキーマ情報136を示す。DBMS
スキーマ情報136は、DBMSデータ構造情報62
1、DBMSデータ記憶位置情報622、DBMSパー
ティション化表・索引情報623、DBMS索引定義情
報624、DBMSキャッシュ構成情報625、DBM
Sホスト情報626を含む。
【0058】DBMSデータ構造情報621はDBMS
110で定義されているデータ構造に関する情報で、D
BMS110の識別子であるDBMS名631、DBM
S110内の表・索引・ログ・一時表領域等のデータ構
造の識別子であるデータ構造名561、データ構造の種
別を表すデータ構造種別640、そのデータ構造をアク
セスする際の最大並列度に関する情報である最大アクセ
ス並列度569の組を保持する。このとき、データ構造
によっては最大アクセス並列度569の値を持たない。
【0059】DBMSデータ記憶位置情報622はDB
MS名631とそのDBMSにおけるデータ記憶位置管
理情報555であるデータ記憶位置管理情報638の組
を保持する。DBMSパーティション化表・索引情報6
23は、1つの表や索引をある属性値により幾つかのグ
ループに分割したデータ構造を管理する情報で、パーテ
ィション化されたデータ構造が所属するDBMS110
の識別子であるDBMS名631と分割化される前のデ
ータ構造の識別子であるパーティション元データ構造名
643と分割後のデータ構造の識別子であるデータ構造
名561とその分割条件を保持するパーティション化方
法644の組を保持する。今後、パーティション化され
たデータ構造に関しては、特に断らない限り単純にデー
タ構造と呼ぶ場合にはパーティション化後のものを指す
ものとする。
【0060】DBMS索引定義情報624には、DBM
S名631、索引の識別子である索引名635、その索
引のデータ形式を示す索引タイプ636、その索引がど
の表のどの属性に対するものかを示す対応表情報637
の組を保持する。DBMSキャッシュ構成情報625
は、DBMS110のキャッシュに関する情報であり、
DBMS名631とDBMS110におけるキャッシュ
構成情報556の組を保持する。DBMSホスト情報6
26は、DBMS名631を持つDBMS110がどの
ホスト上で実行されているかを管理するもので、DBM
S名631とDBMS実行ホストの識別子であるホスト
名651の組を保持する。
【0061】DBMSスキーマ情報136中のDBMS
ホスト情報626以外は、データ記憶位置管理主プログ
ラム130がDBMS110が管理しているスキーマ情
報114の中から必要な情報を取得して作成するもので
ある。DBMS100のスキーマ情報114は、ネット
ワーク79を通してデータ位置管理主プログラム130
が直接、あるいは、データ位置管理副プログラム120
を介して、SQL等のデータ検索言語を用いてビューと
して公開されている情報を取得するか、または、専用の
機構を用いて取得する。DBMSホスト情報626はシ
ステム構成情報であり、管理者が設定する。
【0062】図11はデータ位置管理サーバ82上に記
憶されるDBMS実行履歴情報138を示す。DBMS
実行履歴情報138には、DBMS110の識別子のD
BMS名631と各々のDBMS110で実行されたク
エリ570の履歴が保持される。これは、データ位置管
理主プログラム130がネットワーク79を通してDB
ホスト80内に記憶されている実行履歴情報122をデ
ータ位置管理副プログラム120を利用して収集し、そ
れを記憶したものである。
【0063】また、前述のように実行履歴情報122が
DBMSフロントエンドプログラムが実行される計算機
上に記憶される可能性も存在する。この場合には、DB
MSフロントエンドプログラムが実行される計算機から
実行履歴情報122をデータ位置管理サーバ82へ転送
する手段を設け、転送された実行履歴情報122をデー
タ位置管理主プログラム130がDBMS実行履歴情報
138として記憶する。なお、本実施の形態において
は、全てのDBMS110から実行履歴情報122を収
集する必要はなく、DBMS実行履歴情報138は存在
しなくてもよい。
【0064】図12はデータ位置管理サーバ82上に記
憶されるデータ記憶位置管理情報140を示す。データ
記憶位置管理情報140には、ホストマッピング情報6
50と仮想ボリューム記憶位置管理情報790が含まれ
る。ホストマッピング情報650には、ホストの識別子
であるホスト名651とそのホストにおけるマッピング
情報106の組が保持される。これは、データ位置管理
主プログラム130がネットワーク79を通して、DB
ホスト80のOS100が保持しているマッピング情報
106を、データ位置管理副プログラム120を利用し
て収集し、それを記憶したものである。
【0065】データ位置管理副プログラム120は、O
S100が提供している管理コマンドや情報提供機構、
参照可能な管理データの直接解析等によりマッピング情
報106を取得する。仮想ボリュームスイッチ72は外
部に仮想ボリューム記憶位置管理情報790を提供する
機構を有し、データ位置管理主プログラム130はネッ
トワーク79を介して仮想ボリュームスイッチ72から
仮想ボリューム記憶位置管理情報790を取得する。
【0066】図13はデータ位置管理主プログラム13
0によるデータ再配置処理の処理フローを示す。ここ
で、処理開始は管理者の指示によることとする。後述す
るように、複数の異なった種類のデータ配置解析・デー
タ再配置案作成処理を実行可能であり、処理すべき種類
の指定をして処理を開始する。また、処理にパラメータ
が必要な場合は併せてそれを管理者が指示をするものと
する。本実施の形態においては、データの記憶位置の動
的変更機能は仮想ボリュームスイッチ72と記憶装置1
0が保持する。ただし、記憶装置10はデータの記憶位
置の動的変更機能を有さなくてもよい。
【0067】ステップ2001でデータ再配置処理を開
始する。このとき、データ配置解析・データ再配置案作
成処理として何を実行するか指定する。また、必要であ
ればパラメータを指定する。
【0068】ステップ2002でデータ再配置処理に必
要な情報を収集し、記憶装置稼動情報132、記憶装置
構成情報134、DBMSスキーマ情報136、DBM
S実行履歴情報138、データ記憶位置管理情報140
として記憶する。なお、このデータ収集は、ステップ2
001の処理開始とは無関係にあらかじめ実行しておく
こともできる。この場合には、情報を取得た時点から現
在まで情報に変更がないかどうかをこのステップで確認
する。
【0069】ステップ2003では、ワーク領域を確保
し、その初期化を行う。ワーク領域としては、図14に
示すデータ再配置ワーク情報670と作成した図15に
示す移動プラン情報750を利用する。データ再配置ワ
ーク情報670と移動プラン情報750の詳細とその初
期データ作成方法は後述する。
【0070】ステップ2004でデータ配置の解析・再
配置案の作成処理を実行する。後述するように、データ
配置の解析・再配置案作成処理は複数の観点による異な
ったものが存在し、このステップではステップ2001
で指定された処理を実行する。またステップ2001で
パラメータを受け取った場合には、それを実行する処理
に与える。
【0071】ステップ2005ではステップ2004の
データ再配置案作成処理が成功したかどうか確認する。
成功した場合にはステップ2007に進む。失敗した場
合にはステップ2006に進み、管理者にデータ再配置
案作成が失敗したことを通知し、ステップ2010に進
み処理を完了する。
【0072】ステップ2007では、ステップ2004
で作成されたデータ再配置案を管理者に提示する。この
提示を受けて管理者はデータ再配置案に問題がないか判
断する。ステップ2008では、データの再配置を続行
するか否かを管理者から指示を受ける。続行する場合に
はステップ2009に進み、そうでない場合にはステッ
プ2010に進み処理を完了する。
【0073】ステップ2009では、ステップ2004
で作成されたデータの再配置案を基にデータの再配置指
示を仮想ボリュームスイッチ72、あるいは、記憶装置
10に対して発行する。仮想ボリュームスイッチ72と
記憶装置10はネットワーク79を通してデータのデー
タ再配置指示を受ける機能を有し、これを利用して指示
が出される。
【0074】この指示の形式としては、仮想ボリューム
スイッチ72に対しては、それが提供する仮想ボリュー
ムのあるデータ領域を、記憶装置10のボリューム内の
データ領域を指定してそこへの移動を指示するものとな
り、記憶装置10に対しては、それが提供するボリュー
ムのあるデータ領域を、その記憶装置10内の物理記憶
装置18のデータ領域を指定してそこへの移動を指示す
るものとなる。この指示に従って、仮想ボリュームスイ
ッチ72、あるいは、記憶装置10はデータの再配置処
理を実行する。
【0075】ステップ2010でデータ再配置処理は完
了である。
【0076】この処理フローは、管理者の指示で処理を
開始し、作成されたデータ再配置案に問題点がないかス
テップ2007と2008で管理者が判断している。こ
の管理者による確認を省略し、タイマを用いて設定した
処理開始時刻にデータ配置解析・再配置案作成処理を開
始することによりデータ再配置処理の自動化も可能であ
る。
【0077】図14は図13のステップ2003におい
て作成する情報であるデータ再配置ワーク情報670を
示す。データ再配置ワーク情報670中には、仮想ボリ
ューム物理記憶位置情報680とデータ構造仮想ボリュ
ーム内位置情報690が含まれる。
【0078】仮想ボリューム物理記憶位置情報680は
仮想ボリュームスイッチ72が提供する仮想ボリューム
のデータがどの記憶装置10内のどの物理記憶装置18
のどの位置に記憶されているかに関する情報であり、仮
想ボリューム名543、仮想ボリュームブロック番号5
44、記憶装置名583、ボリューム名501、物理記
憶装置名502、物理ブロック番号514の組で表され
る。仮想ボリューム理記憶位置情報680では、データ
記憶位置管理情報140中の仮想ボリューム記憶位置管
理情報と、記憶装置構成情報134中の記憶装置名58
3と記憶装置ボリューム物理記憶位置情報603を参照
し、記憶装置10が提供するボリュームに関して対応す
る部分をまとめることにより初期データが作成される。
【0079】仮想ボリューム名543が“Empty”
であるエントリ群681は記憶装置10内の物理記憶装
置18の記憶領域のうち、データ再配置のためにデータ
を移動することが可能な領域の集合を表し、データ再配
置案作成時に、この領域の中から適切なデータの移動先
を発見する。このうち、ボリューム名501が有効値の
エントリは、仮想ボリュームスイッチ72におけるデー
タ記憶位置の動的変更に利用可能な領域であり、その利
用には特に制約はない。一方のボリューム名501が無
効値のエントリは、記憶装置10におけるデータ記憶位
置の動的変更に利用可能な領域であり、その領域が属す
る記憶装置10内に記憶されているデータの記憶位置変
更に関してのみ利用可能である。
【0080】データ構造仮想ボリューム内位置情報69
0は、DBMS110が保持しているデータ構造が仮想
ボリュームスイッチ72が提供する仮想ボリュームのど
こに記憶されているかを示した情報であり、DBMS名
631、データ構造名561、データファイルパス名5
62、ファイルブロック番号563、仮想ボリューム名
543、仮想ボリュームブロック番号544の組を保持
する。この情報では、DBMSスキーマ情報136中の
DBMSデータ記憶位置情報622とDBMSホスト情
報626とデータ記憶位置管理情報140中のホストマ
ッピング情報650を参照し、ファイル(ローデバイ
ス)パス、論理(仮想)ボリュームに関して対応する部
分をまとめることにより初期データが作成される。
【0081】図15は図13のステップ2004で実行
されるデータ配置解析・データ再配置案作成処理により
作成されるデータ移動案を格納する移動プラン情報75
0を示す。移動プラン情報750は、仮想ボリュームス
イッチ72に対するデータ移動指示を記憶する仮想ボリ
ューム移動プラン情報751と記憶装置10に対するデ
ータ移動指示を記憶する物理記憶位置移動プラン情報7
52を含む。これら情報に関しては、何もデータを持た
ないように初期化する。
【0082】仮想ボリューム移動プラン情報751に
は、移動指示の実行順序を示す移動順序761、移動す
るデータを持つ仮想ボリュームとそのデータ領域示す移
動仮想ボリューム名762と移動仮想ボリュームブロッ
ク番号763、そのデータの移動先の記憶装置,ボリュ
ーム,ボリューム内の記憶領域を示す移動先記憶装置名
764と移動先ボリューム名765と移動先ボリューム
論理ブロック番号766の組を保持する。
【0083】物理記憶位置移動プラン情報752には、
移動指示の実行順序を示す移動順序761、移動するデ
ータを持つ記憶装置10とボリュームとそのデータ領域
示す移動記憶装置名767と移動ボリューム名768と
移動ボリューム論理ブロック番号769、そのデータの
移動先の物理記憶装置とその記憶領域を示す移動先物理
記憶装置名771と移動先物理ブロック番号772の組
を保持する。なお、物理記憶位置移動プラン情報752
に関しては、全ての記憶装置10が記憶装置内の物理記
憶位置の動的変更機能を有さない場合には、この情報を
保持する必要はない。
【0084】図13のステップ2004で実行されるデ
ータ配置解析・データ再配置案作成処理について説明す
る。前述のように、この処理には幾つかの種類が存在す
る。全ての処理に共通するのは逐次的にデータ再配置す
るためのデータ移動案を作成することである。そのた
め、データ移動の順番には意味があり、移動プラン情報
750中の移動順序761にその順番を保持し、その順
序どおりにデータ移動を行うことによりデータの再配置
を実施する。また、逐次処理のため、移動後のデータ配
置をもとに次のデータの移動方法を決定する必要があ
る。そこで、データ移動案を作成するたびにデータ再配
置ワーク情報670をデータ移動後の配置に更新する。
【0085】データ再配置案作成時のデータ移動案の作
成は以下のように行う。移動したいデータ量以上の連続
した移動可能領域をデータ再配置ワーク情報670中の
情報から抽出し、その中の領域を適当に選択し、設定条
件や後述する制約を満たすかどうか確認をする。もし、
それらを満たす場合にはそこを移動先として設定する。
それらを満たさない場合には他の領域を選択し、再度そ
れらを満たすかどうか確認をする。以下、設定条件と制
約を満たす領域を検出するか、全ての移動したいデータ
量以上の連続した移動可能領域が設定条件や制約を満た
さないことを確認するまで処理を繰り返す。もし、全て
の領域で設定条件や制約を満たさない場合にはデータ移
動案の作成に失敗として終了する。
【0086】このときに重要なのは移動後のデータ配置
において、問題となる配置を行わないことである。特に
RDBMSにおいては、特定のデータに関してはアクセ
スが同時に行われる可能性が高く、それらを異なる物理
記憶装置18上に配置する必要がある。
【0087】そこで、以下で説明する全てのデータの移
動案を作成する場合には、移動するデータに含まれるデ
ータ構造と、移動先に含まれるデータ構造を調べ、ログ
とその他のデータ,一時表領域とその他のデータ、表デ
ータとそれに対して作成された木構造の索引データがデ
ータの移動後に同じ物理記憶装置18に配置されるかど
うかを確認し、配置される場合には、その配置案は利用
不可能と判断する。
【0088】なお、あるデータ構造がどの記憶装置10
のどのボリューム上の領域に、あるいは、どの物理記憶
装置18の領域に記憶されているか、また逆に、ある物
理記憶装置18上や記憶装置10のボリュームの領域に
記憶されるデータがどのデータ構造に対応するかは、デ
ータ再配置ワーク情報670中の仮想ボリューム物理記
憶位置情報680とデータ構造仮想ボリューム内位置情
報690を仮想ボリュームに関して対応する部分を組み
合わせることにより把握可能である。
【0089】図16に第1のデータ配置解析・データ再
配置案作成処理である、記憶装置稼動情報132を基に
した同時アクセス実行データ構造を分離するためのデー
タ再配置案作成処理の処理フローを示す。本処理におい
ては、物理記憶装置18の稼動率が閾値を超えたものは
ディスクネック状態にあると判断してそれを解消するデ
ータの移動案を作成する。
【0090】前述のように、記憶装置稼動情報132は
全ての記憶装置10中の物理記憶装置18に関する稼動
情報を必ずしも含む訳ではない。稼動情報が存在しない
物理記憶装置18に関しては、本処理におけるデータ再
配置案作成の対象外とし、それらが存在しないものとし
て扱う。本処理は、実測値に基づいて問題点を把握し、
それを解決する方法を見つけるため、より精度の高いデ
ータ再配置案を作成するものであり、ボトルネックの自
動解決方式としてデータ移動の自動化機能に組み入れて
も効果的に働く。
【0091】ステップ2101で処理を開始する。本処
理を開始するにあたっては、どの期間の稼動率を参照す
るかを指定する。
【0092】ステップ2102では、物理記憶装置18
の識別子と指定期間における物理記憶装置18の稼動率
の組を記憶するワーク領域を取得し、記憶装置稼動情報
132を参照してその情報を設定し、物理記憶装置18
の稼動率で降順にソートする。記憶装置稼動情報132
中では、同じ物理記憶装置18中に記憶されているデー
タであっても異なるボリュームのものは分離して稼動率
を取得しているため、それらの総和として物理記憶装置
18の稼動率を求める必要がある。ステップ2103で
は、ステップ2102のソート結果をもとに物理記憶装
置18の稼動率が閾値を超えているもののリストである
過負荷確認リストを作成する。このリスト中のエントリ
に関しても稼動率が降順になるような順序を保つように
する。
【0093】ステップ2104では、過負荷確認リスト
中にエントリが存在するか確認する。エントリが存在し
ない場合には、もう過負荷状態の物理記憶装置18が存
在しないものとしてステップ2105に進みデータ再配
置案作成処理成功として処理を終了する。エントリが存
在する場合には、ステップ2106に進む。
【0094】ステップ2106では、過負荷確認リスト
中の最も物理記憶装置18の稼動率が高いものを再配置
対象の物理記憶装置18として選択する。ステップ21
07では、再配置対象となった物理記憶装置18内部の
ボリュームとその稼動率のリストを記憶装置稼動情報1
32を参照して作成し、稼動率で降順にソートする。
【0095】ステップ2108では、リスト中のあるボ
リュームの稼動率があらかじめ定められた閾値を超過し
ているかどうか確認する。全てのボリュームの稼動率が
閾値を超えていない場合には、ステップ2113に進
み、あるボリュームの稼動率がその閾値を超えている場
合には、ステップ2109に進む。
【0096】ステップ2109においては、稼動率が閾
値を超えているボリュームに関して、確認対象の物理記
憶装置18中に同時にアクセスされる可能性があるデー
タの組、すなわち、ログとその他のデータ,一時表領域
とその他のデータ、表データとそれに対して作成された
木構造の索引データがあるそのボリューム内部に記憶さ
れているかどうか検出する処理を行う。ステップ211
0では、ステップ2109における結果を確認し、同時
アクセスデータ構造の組が存在する場合にはステップ2
111に進む。同時アクセスデータ構造の組が存在しな
い場合には、ステップ2112に進む。
【0097】ステップ2111においては、同時アクセ
スデータ構造の組に属するデータを異なる物理記憶装置
18に記憶するためのデータ移動案を作成し、ステップ
2114に進む。
【0098】ステップ2112においては、現在確認対
象となっているのボリューム内のデータを論理ブロック
番号に従って2分割し、その片方を他の物理記憶装置1
8へ移動するデータ移動案を作成し、ステップ2114
に進む。
【0099】ステップ2113においては、現在確認対
象になっている物理記憶装置18の稼動率が閾値を下回
るまで、稼動率が高いボリュームから順に、その物理記
憶装置18に記憶されているボリュームを構成するデー
タ全体を他の物理記憶装置18に移動するデータ移動案
を作成し、ステップ2114に進む。
【0100】ステップ2111,2112,2113の
データ移動先を検出する際に、移動後の移動先の記憶装
置の稼動率を予測する。物理記憶装置18毎の性能差が
既知の場合にはその補正を行った移動データを含む記憶
装置18上のボリュームの稼動率分、未知の場合には補
正を行わない移動データを含む記憶装置18上のボリュ
ームの稼動率分、データ移動により移動先の物理記憶装
置18の稼動率が上昇すると考え、加算後の値が閾値を
越えないような場所へのデータの移動案を作成する。稼
動率の加算分に関して、移動データ量の比率を考慮して
も良いが、ここではデータ中のアクセスの偏りを考慮し
て移動データに全てのアクセスが集中したと考えた判断
を行う。
【0101】ステップ2114では、データの移動案の
作成に成功したかどうかを確認し、失敗した場合にはス
テップ2117に進みデータの再配置案作成処理失敗と
して処理を終了する。成功した場合にはステップ211
5に進む。
【0102】ステップ2115では作成したデータ移動
案を移動プラン情報750に追加、ステップ2116に
進む。ステップ2116ではデータ再配置ワーク情報6
70を作成したデータ移動案に従って修正し、移動先記
憶装置18のステップ2102で作成した物理記憶装置
18毎の稼動情報情報の値を前述の移動後の稼動率判断
値に修正する。その後、現在の確認対象の物理記憶装置
18を過負荷確認リストから削除し、ステップ2104
に戻り次の確認を行う。
【0103】次に第2のデータ配置解析・データ再配置
案作成処理である、DBMS実行履歴情報138を基に
した同時アクセス実行データ構造を分離するためのデー
タ再配置案作成処理を示す。本処理においては、クエリ
の実行履歴から同時にアクセスされるデータの組を取得
し、それらを異なる物理記憶装置18に配置するデータ
再配置案を作成する。前述のように、全てのDBMS1
10について実行履歴を取得できるわけではない。本処
理実行時に実行履歴が存在しないDBMS110が利用
するデータに関してはデータ再配置の対象外とする。
【0104】本処理においては、図17に示すクエリ実
行時同時アクセスデータカウント情報700を利用す
る。クエリ実行時同時アクセスデータカウント情報70
0は、DBMS名631、同時にアクセスされる可能性
のあるデータ構造のデータ構造名561の組を示すデー
タ構造名A701とデータ構造名B702、そして、D
BMS実行履歴情報138の解析によりそのデータ構造
の組がアクセスされたと判断された回数であるカウント
値703の組で表される。この組はカウント値703の
値でソートしておく。
【0105】クエリ実行時同時アクセスデータカウント
情報700はDBMS実行履歴情報138から作成す
る。最初にクエリ実行時同時アクセスデータカウント情
報700のエントリを全消去する。DBMS100にお
いて定型処理が行われる場合には、まず、その型により
分類し、その型の処理が何回実行されたかを確認する。
【0106】続いてDBMS100から型毎のクエリ実
行プランを取得する。そのクエリ実行プランにより示さ
れる処理手順から同時にアクセスされるデータ構造の組
を判別する。そして、クエリ実行時同時アクセスデータ
カウント情報700中のDBMS名631・データ構造
名A701・データ構造名B702を参照し、既に対応
するデータ構造の組が存在している場合には先に求めた
その型の処理回数をカウント値703に加算する。既に
対応するデータ構造の組が存在していない場合には、新
たにエントリを追加してカウント値703を先に求めた
その型の処理回数にセットする。
【0107】DBMS100において非定型処理が行わ
れる場合には、1つ1つの実行されたクエリに関してク
エリ実行プランを取得し、そのクエリ実行プランにより
示される処理手順から同時にアクセスされるデータ構造
の組を判別する。そして、クエリ実行時同時アクセスデ
ータカウント情報700中のDBMS名631・データ
構造名A701・データ構造名B702を参照し、既に
対応するデータ構造の組が存在している場合にはカウン
ト値703に1を加算する。既に対応するデータ構造の
組が存在していない場合には、新たにエントリを追加し
てカウント値703に1をセットする。
【0108】クエリ実行プランから同時にアクセスされ
る可能性があるデータ構造の判別は以下のように行う。
まず、木構造の索引に対するアクセスが実施される場合
には、その木構造索引データと、その索引が対象とする
表データが同時にアクセスされると判断する。また、デ
ータの更新処理や挿入処理が行われる場合には、ログと
その他のデータが同時にアクセスされると判断する。以
下はDBMS110の特性に依存するが、例えば、クエ
リ実行プラン作成時にネストループジョイン処理を多段
に渡り実行する計画を作成し、それらの多段に渡る処理
を同時に実行するRDBMSが存在する。このRDBM
Sを利用する場合にはその多段に渡るネストループジョ
イン処理で利用する表データとその表に対する木構造の
索引データは同時にアクセスされると判断できる。
【0109】このように、クエリ実行計画による同時ア
クセスデータの判断に関しては、DBMS110の処理
特性を把握して判断する必要があるが、ここでは、対象
とするDBMS110の種類を絞りデータ位置管理主プ
ログラム130がDBMS110特有の同時アクセスデ
ータ構造の組を把握できる機能を有することを仮定す
る。
【0110】図18にDBMS実行履歴情報138を基
にした同時アクセス実行データ構造を分離するためのデ
ータ再配置案作成処理処理フローを示す。ステップ22
01で処理を開始する。ステップ2202で実行履歴か
ら同時にアクセスされるデータ構造の組とその実行頻度
に関する情報である、前述のクエリ実行同時アクセスデ
ータ構造カウント情報700を作成する。ステップ22
03において、カウント値703の全エントリの総和に
対してカウント値703の値が一定割合以上のデータ構
造とその所属するDBMS110の組を求め、それらを
確認リストとして記憶する。
【0111】ステップ2204でステップ2203で求
めた確認リスト中に含まれるデータ構造の組に関して、
それらを異なる物理記憶装置18に記憶するデータ再配
置案を作成し、ステップ2205に進む。なお、ステッ
プ2204の処理に関しては、図19を用いて後で説明
する。ステップ2205では、ステップ2204におい
てデータ再配置案の作成に成功したかどうかを確認し、
成功した場合にはステップ2206に進みデータ再配置
案作成処理成功として処理を終了し、失敗した場合には
ステップ2207に進みデータ再配置案作成処理失敗と
して処理を終了する。
【0112】図19に、指定されたデータ構造とそのデ
ータ構造と同時にアクセスされる可能性が高いデータ構
造の組を分離するデータ再配置案を作成する処理のフロ
ーを示す。本処理を開始するときには、データ構造名と
物理記憶装置18から分離するデータ構造名の組のリス
トである確認リストを与える。
【0113】ステップ2301で処理を開始する。ステ
ップ2303で確認リスト中にエントリが存在するか確
認し、存在しない場合にはステップ2304に進みデー
タ再配置案作成処理成功として処理を終了する。存在す
る場合にはステップ2305に進む。
【0114】ステップ2305においては、確認リスト
から1つ確認対象データ構造名とその所属DBMS名の
組とその分離データ構造名とその所属DBMS名の組の
組を取得し、ステップ2306に進む。
【0115】ステップ2306においては、確認対象デ
ータ構造とその分離するデータ構造が同一の物理記憶装
置上に記憶されているかどうかの確認を行う。前述のよ
うに、この確認はデータ再配置ワーク情報670を参照
することにより可能である。両データ構造が全て異なる
物理記憶装置上に存在する場合にはステップ2312に
進み、ある物理記憶装置上に両データ構造が存在する場
合にはステップ2307に進む。
【0116】ステップ2307においては、同一の物理
記憶装置上に両データ構造が存在する部分に関してそれ
を分離するデータ移動案を作成する。ステップ2308
においては、そのデータ移動案作成が成功したかどうか
確認し、成功した場合にはステップ2310に進み、失
敗した場合にはステップ2309に進みデータ再配置案
作成処理失敗として処理を終了する。
【0117】ステップ2310においては、作成された
データ移動案を移動プラン情報750に記憶する。ステ
ップ2311においては、作成されたデータ移動案に従
ってデータ再配置ワーク情報670を更新し、ステップ
2312に進む。
【0118】ステップ2312においては、確認リスト
から現在確認対象となっているデータ構造の組のエント
リを削除し、ステップ2303に進む。
【0119】図20に、第3のデータ配置解析・データ
再配置案作成処理である、データ構造の定義を基にした
同時アクセス実行データ構造を分離するためのデータ再
配置案作成処理の処理フローを示す。本処理において
は、同時にアクセスされる可能性が高い、ログとその他
のデータ、一時表領域とその他のデータ、表データとそ
れに対して作成された木構造の索引データが同一物理記
憶装置18上に記憶されている部分が存在しないか確認
をし,そのような部分が存在する場合にはそれを解決す
るデータ再配置案を作成する。
【0120】ステップ2401で処理を開始する。ステ
ップ2402では、DBMSデータ構造情報621を参
照して全てのログであるデータ構造名561とそれを利
用するDBMS110のDBMS名631の組を取得す
る。そして、そのデータ構造名とログ以外のデータを分
離するデータ構造とする確認リストを作成し、ステップ
2403に進む。
【0121】ステップ2403ではステップ2402で
作成した確認リストを用いてステップ2301から開始
されるデータ構造分離のためのデータ再配置案作成処理
を実行する。ステップ2404ではステップ2403に
おけるデータ再配置案作成処理が成功したか確認をし、
成功した場合にはステップ2405に進む。失敗した場
合にはステップ2412に進みデータ再配置案作成処理
失敗として処理を終了する。
【0122】ステップ2405では、DBMSデータ構
造情報621を参照して全ての一時表領域であるデータ
構造名561とそれを利用するDBMS110のDBM
S名631の組を取得する。そして、そのデータ構造名
と一時表領域以外のデータを分離するデータ構造とする
確認リストを作成し、ステップ2406に進む。
【0123】ステップ2406ではステップ2405で
作成した確認リストを用いてステップ2301から開始
されるデータ構造分離のためのデータ再配置案作成処理
を実行する。ステップ2407ではステップ2406に
おけるデータ再配置案作成処理が成功したか確認をし、
成功した場合にはステップ2408に進む。失敗した場
合にはステップ2412に進みデータ再配置案作成処理
失敗として処理を終了する。
【0124】ステップ2408では、DBMS索引定義
情報624を参照して全ての木構造索引の索引名635
とそれに対応する表のデータ構造名を対応表情報637
から取得する。そして、索引名635と対応する表のデ
ータ構造名とそれらを保持するDBMS110のDBM
S名631を組とする確認リストを作成し、ステップ2
409に進む。
【0125】ステップ2409ではステップ2408で
作成した確認リストを用いてステップ2301から開始
されるデータ構造分離のためのデータ再配置案作成処理
を実行する。ステップ2410ではステップ2409に
おけるデータ再配置案作成処理が成功したか確認をし、
成功した場合にはステップ2411に進み、データ再配
置案作成処理成功として処理を終了する。失敗した場合
にはステップ2412に進みデータ再配置案作成処理失
敗として処理を終了する。
【0126】図21に第4のデータ配置解析・データ再
配置案作成処理である、特定の表や索引の同一データ構
造に対するアクセス並列度を考慮したデータ再配置案作
成処理の処理フローを示す。この処理は、ランダムアク
セス実行時の処理の並列度を考慮してディスクネックの
軽減を図るためにデータの再配置を行うものである。こ
の処理を実行する際には、データ再配置の確認対象とす
るデータ構造をDBMS名631とデータ構造名561
の組として指定する。
【0127】ステップ2501で処理を開始する。ステ
ップ2502において、指定されたデータ構造の物理記
憶装置上に割り当てられた記憶領域利用総量を求める。
この値は、指定データ構造がデータファイル上に割り当
てられた容量と等しいため、DBMSデータ記憶位置情
報622中のデータ記憶位置を参照してその容量を求め
ればよい。
【0128】ステップ2503においては、DBMSデ
ータ構造情報621を参照して指定データ構造における
最大アクセス並列度569を取得する。ステップ250
4において、ステップ2502で求めた指定データ構造
の記憶領域利用総量をステップ2503で求めた最大ア
クセス並列度569で割った値を、指定データ構造の1
つの物理記憶装置18上への割り当てを許可する最大量
として求める。この制約により、特定の物理記憶装置1
8に偏ることなく最大アクセス並列度569以上の台数
の物理記憶装置18に指定データ構造が分散して記憶さ
れることになり、最大アクセス並列度569による並列
度でランダムアクセスが実行されてもディスクネックに
なりにくい状況となる。なお、割り当て許可最大量の値
は、実際のアクセス特性を考慮してこの方法で求めた値
から更に増減させても構わない。
【0129】ステップ2505において、指定データ構
造のデータがステップ2504で求めた最大量を超えて
1つの物理記憶装置18上に割り当てられているものが
存在するかデータ再配置ワーク情報670を用いて確認
し、そのようなものが存在しない場合にはステップ25
09に進み、データ再配置案作成処理成功として処理を
終了する。存在する場合にはステップ2506に進む。
【0130】ステップ2506においては、ステップ2
504で求めた最大量を超えて1つの物理記憶装置18
上に割り当てられている部分を解消するデータ移動案を
作成する。このとき、移動案作成に考慮するデータ移動
量は指定データ構造の現在の物理記憶装置18上への割
り当て量のステップ2504で求めた最大量からの超過
分以上である必要がある。また、移動先物理記憶装置1
8においても、移動後にステップ2504で求めた最大
量を超過しないようにする必要がある。
【0131】ステップ2507においては、ステップ2
506のデータ移動案作成処理が成功したか確認をす
る。成功した場合にはステップ2508に進む。失敗し
た場合にはステップ2510に進み、データ再配置案作
成処理失敗として処理を終了する。
【0132】ステップ2508においては作成したデー
タ移動案を移動プラン情報750に記憶し、ステップ2
509に進みデータ再配置案作成処理成功として処理を
終了する。
【0133】図22に第5のデータ配置解析・データ再
配置案作成処理である、特定の表データに対するシーケ
ンシャルアクセス時のディスクネックを解消するデータ
再配置案作成処理の処理フローを示す。この処理を実行
する際には、データ再配置の確認対象とする表をDBM
S名631とデータ構造名561の組として指定する。
【0134】DBMS110毎により、シーケンシャル
アクセス方法が定まっている。そこで、対象とするDB
MS110の種類を絞り、あらかじめデータ位置管理主
プログラム130がDBMS110におけるシーケンシ
ャルアクセス方法を把握し、それらに対する最適化を行
う。本実施の形態のDBMS110におけるシーケンシ
ャルアクセス方法は以下の方法に従うものとする。ある
データ構造のデータをシーケンシャルアクセスする場合
に、データ構造が記憶されているデータファイル名56
2とファイルブロック番号563を昇順にソートしその
順序でアクセスを実行する。
【0135】その他にシーケンシャルアクセス方法の決
定方法としては、データファイルを管理する内部通番と
ファイルブロック番号563の組を昇順にソートした順
番にアクセスする方法等が存在し、それらを利用したシ
ーケンシャルアクセス方法の判断を実施してもよい。
【0136】また、並列にシーケンシャルアクセスを実
行する場合に、その領域の分割法は並列にアクセスしな
い場合のシーケンシャルにアクセスする順番を並列度に
合わせて等分に分割するものとする。
【0137】この並列アクセスによる分割後の1つのア
クセス領域を全て同一の物理記憶装置18上に配置する
のは必ずしも現実的ではない。そこで、分割後のアクセ
ス領域がある一定量以上連続にまとまって1つの物理記
憶装置上に記憶されていればよいと判断する。ただし、
どのような場合でも連続してアクセスされることがな
く、分割後のアクセス領域が異なるものに分類されるも
のに関しては、並列シーケンシャルアクセス時にアクセ
スがぶつかる可能性があるため、異なる物理記憶装置1
8に記憶するという指針を設けて、これに沿うようなデ
ータ配置を作成することによりシーケンシャルアクセス
の性能を高める。
【0138】ステップ2601で処理を開始する。ステ
ップ2602において、指定された表の物理記憶装置上
に割り当てられた記憶領域利用総量を求める。この値
は、指定データ構造がデータファイル上に割り当てられ
た容量と等しいため、DBMSデータ記憶位置情報62
2中のデータ記憶位置を参照してその容量を求めればよ
い。ステップ2603においては、DBMSデータ構造
情報621を参照して指定データ構造における最大アク
セス並列度569を取得する。
【0139】ステップ2604において、ステップ26
02で求めた指定表の記憶領域利用総量をステップ26
03で求めた最大アクセス並列度569で割った量が、
並列アクセス時にシーケンシャルにアクセスされる1つ
の領域のデータ量である。そこで、データ位置管理主プ
ログラム130が把握している前述のシーケンシャルア
クセス先の決定方法に基づいてDBMSデータ記憶位置
情報622中の指定データ構造のデータファイルにおけ
る記憶先を求め、それらのアクセス方法を前述のように
予測し、その結果をもとに最大アクセス並列度569の
並列アクセスが実行されると仮定した前述のデータ分割
指針を作成する。
【0140】ステップ2605において、データ再配置
ワーク情報670を参照しながら、指定データ構造はス
テップ2604で作成したデータ分割指針に沿ったデー
タ配置が物理記憶装置18上で行われているか確認し、
そうであればステップ2609に進み、データ再配置案
作成処理成功として処理を終了する。そうでない場合に
はステップ2606に進む。
【0141】ステップ2606においては、物理記憶装
置18上において、ステップ2604で求めたデータ分
割指針に従うデータ配置を求める。このとき、データが
ある一定値以下の領域に細分化されている場合には、連
続した空き領域を探し、そこにアクセス構造を保つよう
にデータを移動するデータ移動案を作成する。また、最
大アクセス並列度569の並列アクセスにより異なるア
クセス領域に分離されるデータが同じ物理記憶装置18
上に配置されないようなデータ移動案を作成する。
【0142】ステップ2607においては、ステップ2
606のデータ移動案作成処理が成功したか確認をす
る。成功した場合にはステップ2608に進み、失敗し
た場合にはステップ2610に進み、データ再配置案作
成処理失敗として処理を終了する。
【0143】ステップ2608においては、作成したデ
ータ移動案を移動プラン情報750に記憶し、ステップ
2609に進みデータ再配置案作成処理成功として処理
を終了する。
【0144】次に第6のデータ配置解析・データ再配置
案作成処理である、特定のデータ構造に対する記憶装置
10におけるキャッシュ効果を考慮したデータ再配置案
作成処理の説明を行う。この処理を実行する際には、デ
ータ再配置の確認対象とするデータ構造としてDBMS
名631とデータ構造名561を指定する。また、処理
実行時に、記憶装置におけるキャッシュ効果が存在する
かどうかを明示的に指定してもよい。前述のように、記
憶装置構成情報134において、すべての記憶装置10
がデータキャッシュ容量602に有効な値を保持してい
るわけではない。そのため、データキャッシュ容量60
2が無効値である記憶装置10は本処理の対象外とす
る。
【0145】本処理においては、指定データ構造には記
憶装置10のキャッシュ効果が存在するかどうかを判断
する。まず、データ構造の単位データ量あたりのホスト
キャッシュにおける平均的キャッシュ利用量を計算す
る。その結果を用いて十分な量のホストキャッシュが利
用可能かを判断する。十分な量のホストキャッシュを利
用可能な場合には、アクセス頻度が低いデータに対して
のみ記憶装置からデータを読み出すことになり、記憶装
置におけるキャッシュ効果は極めて低いものとなる。
【0146】その確認処理のフローを図23に示す。ス
テップ2801で処理を開始する。ステップ2802で
DBMSキャッシュ構成情報625を参照して指定デー
タ構造が属するキャッシュグループを求め、それからD
BMSデータ記憶位置情報を参照してそのキャッシュグ
ループに属するデータ構造の記憶のために割り当てられ
た領域量の総和を求める。
【0147】ステップ2803において、DBMSキャ
ッシュ構成情報625から指定データ構造が属するキャ
ッシュグループに割り当てられたキャッシュサイズ56
6を求め、それとステップ2802で求めた領域量の総
和から指定データ構造のホストにおける単位データ量あ
たりの平均キャッシュ利用量を求め、それをキャッシュ
効果判断閾値と比較する。単位データ量あたりの平均キ
ャッシュ利用量が閾値以上の場合にはステップ2804
に進み、指定データ構造は記憶装置におけるキャッシュ
効果がないと判断し、ステップ2806に進み処理を終
了する。閾値未満の場合にはステップ2805に進み、
指定データ構造は記憶装置におけるキャッシュ効果があ
ると判断し、ステップ2806に進み処理を終了する。
【0148】本処理において、記憶装置10におけるデ
ータ構造のキャッシュ利用量を判断する。このとき、実
際のデータのキャッシュ利用量はアクセスパターンに依
存するが、ここでは平均的なケースを考え、データ構造
のキャッシュ利用量は、その記憶装置10に割り当てら
れたデータ量に比例するとする。つまり、記憶装置構成
情報134から記憶装置ボリューム物理記憶位置管理情
報603を参照して記憶装置10における全データ記憶
容量を求め、また、データキャッシュ容量602からデ
ータキャッシュ容量を求める。これらの値から単位デー
タ容量あたりのデータキャッシュ量が求まりこの値を元
に判断する。また、記憶装置10において、提供するボ
リュームをいくつかにグループ化し、それぞれで単位容
量あたりのキャッシュ利用量を変化させる制御を行うこ
とが可能である。この場合には、ボリューム等の記憶領
域毎にデータ構造のキャッシュ利用量が変化することに
なる。
【0149】図24に特定のデータ構造に対する記憶装
置10におけるキャッシュ効果を考慮したデータ再配置
案作成処理の処理フローを示す。ステップ2701で処
理を開始する。ステップ2702において、データ再配
置案の作成対象として指定されたデータ構造に対して、
処理開始時にキャッシュ効果があるかないかが明示的に
指定されたか確認する。明示的に指定されていない場合
にはステップ2703に進み、明示的に指定された場合
にはステップ2704に進む。
【0150】ステップ2703において、前述した指定
データ構造の記憶装置10におけるキャッシュ効果が存
在するかどうか確認処理を実行する。
【0151】ステップ2704において、指定データ構
造は記憶装置10においてキャッシュ効果があるかない
かを確認する。キャッシュ効果があると判断された場合
にはステップ2705に進み、ないと判断された場合に
はステップ2706へ進む。
【0152】ステップ2705においては、指定データ
構造のデータを十分な量のキャッシュを利用可能な装
置、ボリューム等の記憶領域に移動するデータ移動案を
作成する。ここで、十分な量のキャッシュを利用可能な
記憶領域とは、原則として単位容量あたりのキャッシュ
利用量の大きな記憶領域を意味するが、以下の意味も併
せ持つ。指定データ構造のホストキャッシュの利用可能
量が大きなものである場合、アクセス頻度が高いものは
ホストキャッシュに留まることになる。そのため、記憶
装置10におけるキャッシュ利用可能容量は、ホストキ
ャッシュにおける利用可能量に比べて、ある一定比率以
上の容量がないとその効果は小さなものと考えられる。
そこで、データ構造の単位データ量あたりのホストキャ
ッシュにおける平均的キャッシュ利用量と記憶領域にお
ける単位容量あたりの平均的キャッシュ利用量の割合を
計算し、その値と判断閾値を比較して記憶領域の方がよ
りキャッシュを多く利用できると判断される場合でない
と十分な量のキャッシュが利用可能であると判断しな
い。本処理終了後、ステップ2707に進む。
【0153】ステップ2706においては、指定データ
構造のデータをキャッシュ利用量を少量に抑えられる領
域にデータを移動する、つまり、記憶装置おける単位容
量あたりの平均的キャッシュ利用量が小さな装置、ボリ
ューム等の領域へデータを移動するデータの移動案を作
成し、ステップ2707に進む。
【0154】ステップ2707においては、データ移動
案の作成に成功したかどうかを確認する。成功した場合
にはステップ2708に進み、失敗した場合にはステッ
プ2710に進み、データ再配置案作成処理失敗として
処理を終了する。
【0155】ステップ2708においては作成したデー
タ移動案を移動プラン情報750に記憶し、ステップ2
709に進みデータ再配置案作成処理成功として処理を
終了する。 <第二の実施の形態>本実施形態では、DBMSが実行
される計算機と記憶装置が接続された計算機システムに
おいて、データの記憶位置の管理を行う計算機が存在
し、そこで計算機システム内のデータの記憶位置の管理
を行う。計算機上で実行されるOS中のファイルシステ
ムやボリュームマネージャは、動的にデータの記憶位置
を変更する機能を有する。また、記憶装置においても、
記憶装置内部でデータの記憶位置を動的に変更する機能
を有する。
【0156】データ記憶位置管理を実施する計算機は、
DBMSに関する情報、データの記憶位置のマッピング
に関する情報、記憶装置の構成情報を取得し、それらを
用いて好適なデータ再配置案を作成する。ファイルシス
テム,ボリュームマネージャ、記憶装置に対して作成し
たデータ配置を指示し、それらのデータ再配置機能を用
いてそのデータ再配置案に従ったデータ配置を実現す
る。
【0157】図25は、本発明の第二の実施の形態にお
ける計算機システムの構成図である。図示されたよう
に、本発明の第二の実施の形態は本発明の第一の実施の
形態と以下の点が異なる。
【0158】仮想ボリュームスイッチ72がI/Oパス
スイッチ72bに変更され、ネットワーク79とは未接
続になる。DBホスト80bで実行されるOS100が
有するボリュームマネージャ102がボリュームマネー
ジャ102bに、ファイルシステム104がファイルシ
ステム104bに変更され、OS100が保持するマッ
ピング情報106がマッピング情報106bへとその内
容が若干変更される。データ位置管理サーバ82内に記
憶されるデータ記憶位置管理情報140がデータ記憶位
置管理情報140内のホストマッピング情報650の内
容を若干変更したホストマッピング情報650bに変更
される。
【0159】I/Oパススイッチ72bは仮想ボリュー
ムスイッチ72と比較して経路制御の機能のみを保持す
る。本実施の形態においては、記憶装置10とDBホス
ト80b間のデータ転送を行うI/Oパス71とネット
ワーク79を異なるものとしているが、例えばiSCS
Iのような計算機と記憶装置間のデータ転送をネットワ
ーク上で実施する技術も開発されおり、本実施の形態に
おいてもこの技術を利用してもよい。このとき、記憶装
置10とDBホスト80bにおいてI/Oパスインター
フェイス70が省かれ、計算機システム内からI/Oパ
ス71とI/Oパススイッチ72bが省かれる構成とな
る。
【0160】ボリュームマネージャ102bはボリュー
ムマネージャ102と比べて、ボリュームマネージャ1
02bが提供する論理ボリュームの指定領域に記憶され
ているデータを、指定した記憶装置10が提供するボリ
ュームの指定した記憶領域に移動する機能を有する。直
接的にこの機能を有していない場合でも、管理領域の動
的変更機能と管理領域内管理単位毎のデータ移動機能を
有するものに関してはそれらの機能の組み合わせで実現
できる。このデータ移動機能に関しては、ホスト上で実
行される管理コマンドにより処理が実施される。
【0161】ファイルシステム104bは、ファイルシ
ステム104と比べて、ファイルシステム104bが管
理する領域の中でデータが記憶されていない領域に対し
てファイルデータの一部をそこに移動する機能を有す
る。そのデータ移動指示方法は、移動するファイルとそ
のデータ領域と、移動先領域を指定するものとする。こ
のデータ移動機能に関しては、ホスト上で実行される管
理コマンドにより処理が実施される。
【0162】ファイルのデータ記憶位置の動的変更機能
は例えばファイルシステムのデフラグ機能として実現さ
れており、その技術を用いてデータの移動先領域を指定
できるようにすることにより前記データ移動機能を実現
できる。データの移動先となることができる領域は、マ
ッピング情報106bを参照することにより把握するこ
とができる。
【0163】なお、本実施の形態においては、ボリュー
ムマネージャ102bとファイルシステム104bのど
ちらか一方がデータ移動機能を有していれば良い。ま
た、ファイルシステム104bがデータ移動機能を有し
ている場合には、ボリュームマネージャ102bが存在
しなくても本実施の形態に当てはめることができる。
【0164】図26はOS100内に記憶されるマッピ
ング情報106bを示す。図4のマッピング情報106
からの変更点の概略は、マッピング情報106において
は仮想ボリュームスイッチ72が提供する仮想ボリュー
ムを利用していた部分をマッピング情報106bでは記
憶装置10が提供するボリュームに変更された部分と、
ファイル記憶位置情報530では保持していなかったフ
ァイルシステムID535と空き領域の管理情報がファ
イル記憶位置情報530bに追加されたことである。
【0165】マッピング情報106b中には、ボリュー
ムローデバイス情報520b、ファイル記憶位置情報5
30bと論理ボリューム構成情報540bが含まれる。
ボリュームローデバイス情報520b中にはOS100
においてローデバイスを指定するための識別子であるロ
ーデバイスパス名521と、ローデバイスとして記憶装
置10が提供するボリュームを利用する場合の記憶装置
10の識別子である記憶装置名583、そのローデバイ
スによりアクセスされるボリュームあるいは論理ボリュ
ームの識別子であるローデバイスボリューム名522b
の組が含まれる。
【0166】ファイル記憶位置情報540b中には、O
S100においてファイルを指定するための識別子であ
るファイルパス名531とそのファイルが存在するファ
イルシステムのホスト内識別子であるファイルシステム
ID535とそのファイル中のデータ位置を指定するブ
ロック番号であるファイルブロック番号532とそれに
対応するデータが記憶されている記憶装置10が提供す
るボリュームもしくは論理ボリュームの識別子であるフ
ァイル配置ボリューム名533bと記憶装置10が提供
するボリュームを利用する場合の記憶装置名583とそ
のボリューム上のデータ記憶位置であるファイル配置ボ
リュームブロック番号534の組が含まれる。ファイル
パス名531が“Empty”であるエントリ536は
特殊なエントリであり、これはファイルシステム内にお
ける空き領域を示すデータである。この領域に対してデ
ータの移動を行うことができる。
【0167】論理ボリューム構成情報540b中にはボ
リュームマネージャ102bにより提供される論理ボリ
ュームの識別子である論理ボリューム名541とその論
理ボリューム上のデータの位置を示す論理ボリュームブ
ロック番号542とその論理ブロックが記憶されている
記憶装置10が提供するボリュームの識別子であるボリ
ューム名501とそれを提供する記憶装置名583とボ
リューム上の記憶位置であるボリューム論理ブロック番
号512の組が含まれる。
【0168】図27はデータ位置管理サーバ82上に記
憶されるホストマッピング情報650bを示す。図12
のホストマッピング情報650からの変更点は、各ホス
トのマッピング情報106を保持するマッピング情報6
52が各ホストのマッピング情報106bを保持するマ
ッピング情報652bになったことである。
【0169】データ再配置処理において、データ移動機
能を保持する部分が仮想ボリュームスイッチ72からボ
リュームマネージャ102b、ファイルシステム104
bに変更されたことによる変更点は以下のようなもので
ある。
【0170】ボリュームマネージャ102b、ファイル
システム104bにおいては、DBホスト80b上にお
いて管理コマンドを実施することによりデータの移動を
実施する。そこで、データ位置管理主プログラム130
がネットワーク79を通してDBホスト80b上で実行
されているデータ位置管理副プログラム120にボリュ
ームマネージャ102b、ファイルシステム104bに
おいてデータの移動を実施する管理コマンドを実行する
指示を出し、それに従ってデータ位置管理副プログラム
120が管理コマンドを実施することによりデータの移
動を実施する。
【0171】なお、ボリュームマネージャ102bにお
いてデータ移動先として利用する領域は、データ位置管
理主プログラム130移動指示を発行したときにはボリ
ュームマネージャ102bの管理下に存在しない可能性
がある。この場合には、データ位置管理副プログラム1
20は、データ移動の管理コマンドを実行する前に移動
先領域をボリュームマネージャ102bの管理下に収め
るための管理コマンドを実行する。また、データ移動処
理が終了後、他のDBホスト80上のボリュームマネー
ジャ102bがデータ移動元の領域を新たなデータ移動
先として利用するため、データ移動元領域の開放のため
の管理コマンドを実施する。
【0172】また、データ再配置案作成処理において
は、データ再配置案を作成する際に利用するワーク領域
であるデータ再配置ワーク情報670がデータ再配置ワ
ーク情報670bに、移動プラン情報750が移動プラ
ン情報750bに変更される。
【0173】図28にデータ再配置ワーク情報670b
を示す。データ再配置ワーク情報670b中には、ワー
ク用記憶装置ボリューム記憶位置情報682とワーク用
空き領域情報683とデータ構造仮想ボリューム内位置
情報690bが含まれる。図14のデータ再配置ワーク
情報670と比べて、仮想ボリューム物理記憶位置情報
680はワーク用記憶装置ボリューム記憶位置情報68
2とワーク用空き領域情報683に分離・変更され、デ
ータ構造仮想ボリューム内位置情報690はデータ構造
仮想ボリューム内位置情報690bに変更される。
【0174】ワーク用記憶装置ボリューム記憶位置情報
682は記憶装置10が提供するボリュームとその物理
記憶装置18における記憶位置の一覧であり、記憶装置
名583、ボリューム名501、ボリューム論理ブロッ
ク番号512、物理記憶装置名502、物理ブロック番
号514の組を保持する。このデータは、記憶装置構成
情報134を参照して初期化する。
【0175】ワーク用空き領域情報683は、データ再
配置案を作成する際にデータの移動先となりうる場所を
管理するものであり、ホスト名631、ファイルシステ
ムID535、論理ボリューム名541、論理ボリュー
ムブロック番号542、記憶装置名583、ボリューム
名501、ボリューム論理ブロック番号512、物理記
憶装置名502、物理ブロック番号514の組のデータ
を保持する。このデータはワーク用空き領域情報683
は、ホストマッピング情報650bと記憶装置構成情報
134を参照して初期化する。このうち、ホスト名63
1とファイルシステムID535に有効値を有するエン
トリはそれらにより識別されるファイルシステム104
bにおけるデータ移動先となりうる領域を示し、ホスト
マッピング情報650b中のファイル記憶位置情報53
0bからその領域を把握する。この領域に関しては、そ
のファイルシステム104b内に存在するデータの移動
先として利用可能である。
【0176】ホスト名631とファイルシステムID5
35に無効値を有するがボリューム名501に有効値を
有するエントリは、まだどのホストからも利用されてい
ない記憶装置10が提供しているボリューム内の記憶領
域を示し、記憶装置構成情報134から把握される記憶
装置10が提供している全領域からホストマッピング情
報650bから把握される利用領域を除いた領域として
把握する。この領域に関しては、ボリュームマネージャ
102bにおけるデータ移動先として利用可能である。
ボリューム名501に無効値を有するエントリは記憶装
置10内のデータ移動先として利用可能な領域を示し、
記憶装置構成情報134から把握可能である。
【0177】データ構造仮想ボリューム内位置情報69
0bはDBMS110が保持しているデータ構造が記憶
装置10が提供するボリュームのどこに記憶されている
かを示した情報であり、ホスト名651、DBMS名6
31、データ構造名561、データファイルパス名56
2、ファイルシステムID535、ファイルブロック番
号563、記憶装置名583、ボリューム名501、ボ
リューム論理ブロック番号512の組を保持する。この
情報は、DBMSスキーマ情報136中のDBMSデー
タ記憶位置情報622とDBMSホスト情報626とホ
ストマッピング情報650bを参照し、ファイル(ロー
デバイス)パス、(論理)ボリュームに関して対応する
部分をまとめることにより初期データを作成する。
【0178】図29に移動プラン情報750bを示す。
移動プラン情報750bは、ボリュームマネージャ10
2bに対するデータ移動指示を記憶する論理ボリューム
移動プラン情報753とファイルシステム104bに対
するデータ移動指示を記憶するファイルブロック移動プ
ラン情報754と記憶装置10に対するデータ移動指示
を記憶する物理記憶位置移動プラン情報752を含む。
これら情報に関しては、何もデータを持たないように初
期化する。図15の移動プラン情報750と比較して、
移動プラン情報750bは仮想ボリューム移動プラン情
報752が削除され、論理ボリューム移動プラン情報7
53とファイルブロック移動プラン情報754が追加さ
れたものとなっている。
【0179】論理ボリューム移動プラン情報753に
は、移動順序761、移動処理を行うホスト名631、
移動元ボリュームとその領域を指定する移動論理ボリュ
ーム名773、移動論理ボリュームブロック番号77
4、移動先の記憶装置10とその記憶領域を指定する移
動先記憶装置名764、移動先ボリューム名765、移
動先ブロック番号766の組が記憶される。ファイルブ
ロック移動プラン情報754には、移動順序761、移
動処理を行うホスト名651、移動元ファイルとその領
域を指定するファイルシステムID535、移動データ
ファイルパス名775、移動ファイルブロック番号77
6、移動先領域を指定する移動先記憶装置名764、移
動先ボリューム名765、移動先ブロック番号766の
組が記憶される。 <第三の実施の形態>本実施形態では、DBMSが実行
される計算機とファイルを管理単位とする記憶装置がネ
ットワークを用いて接続された計算機システムにおい
て、データの記憶位置の管理を行う計算機が存在し、そ
こで計算機システム内のデータの記憶位置の管理を行
う。計算機上で実行されるOS中のネットワークファイ
ルシステムは、複数のファイルを仮想的な1つのファイ
ルにまとめ、その構成を動的に変更する機能を有する。
また、記憶装置においても、記憶装置内部でデータの記
憶位置を動的に変更する機能を有する。
【0180】データ記憶位置管理を実施する計算機は、
DBMSに関する情報、データの記憶位置のマッピング
に関する情報、記憶装置の構成情報を取得し、それらを
用いて好適なデータ再配置案を作成する。ネットワーク
ファイルシステム,記憶装置に対して作成したデータ配
置を指示し、それらのデータ再配置機能を用いてそのデ
ータ再配置案に従ったデータ配置を実現する。
【0181】図30は、本発明の第三の実施の形態にお
ける計算機システムの構成図である。図示されたよう
に、本発明の第三の実施の形態は本発明の第一の実施の
形態と以下の点が異なる。
【0182】本実施の形態においてはI/Oパスインタ
ーフェイス70、I/Oパス71、仮想ボリュームスイ
ッチ72が存在せず、記憶制御装置10cとDBホスト
80cはネットワーク79を介してのみ接続される。記
憶装置10はファイルを単位としたデータ記憶管理を行
う記憶装置10cに変更される。そのため、物理記憶装
置稼動情報32、ボリューム物理記憶位置管理情報36
がそれぞれ物理記憶装置稼動情報32c、ファイル記憶
管理情報36cに変更される。
【0183】DBホスト80cで実行されるOS100
ではボリュームマネージャ102、ファイルシステム1
04が削除されその代わりにネットワークファイルシス
テム104cが追加され、OS100が保持するマッピ
ング情報106がマッピング情報106cへ変更され
る。データ位置管理サーバ82内に記憶される記憶装置
稼動情報132、記憶装置構成情報134、データ記憶
位置管理情報140がそれぞれ記憶装置稼動情報132
c、記憶装置構成情報134c、データ記憶位置管理情
報140内のホストマッピング情報650の内容を若干
変更したホストマッピング情報650cに変更される。
【0184】記憶装置10はファイルを管理単位とする
記憶装置10cに変更される。DBホスト80cからの
アクセスもNFS等のファイルをベースとしたプロトコ
ルで実施される。記憶装置10におけるボリュームの役
割は、記憶装置10cにおいてはファイルもしくはファ
イルを管理するファイルシステムとなり、そのファイル
の記憶位置管理情報がファイル記憶管理情報36cであ
る。1つの記憶装置10cの中に複数のファイルシステ
ムが存在しても構わない。
【0185】物理記憶装置18の稼動情報はボリューム
を単位とした取得からファイルシステム又はファイルを
単位とした取得に変更する。記憶装置10c内にファイ
ルシステムが存在する場合でもデータの移動機能を実現
可能であり、データ移動指示方法は、前と同じく移動す
るファイルとそのデータ領域と、移動先領域を指定する
ものとする。本実施の形態においては、記憶装置10c
におけるデータ移動機能は必須であるとする。
【0186】ネットワークファイルシステム104c
は、記憶装置10cが提供するファイルをアクセスする
ための機能を提供する。更に、複数のファイルを仮想的
な1つのファイルとして提供する。この機能を実現する
ためにネットワークファイルシステム104cは管理情
報をマッピング情報106c内に保持し、仮想ファイル
アクセス時にこの管理情報を参照し、実際のアクセス先
を求める処理を行う。更に、その構成を動的に変更する
機能を有する。これら処理は、DBホスト80上で管理
コマンドを実行することにより実施される。
【0187】図31は記憶装置10c内に保持される物
理記憶装置稼動情報32cを示す。図2の物理記憶装置
稼動情報32からの変更点は、稼動情報取得単位がボリ
ュームからファイルシステムに変更されたため、ボリュ
ーム名501の部分がファイルシステム名1001に変
更されたことである。また、稼動情報取得単位をファイ
ルとしてもよく、このときはボリューム名501の部分
がファイルシステム名1001とファイルパス名100
2に変更される。図32は記憶装置10c内に保持され
るファイル記憶管理情報36cを示す。図3のボリュー
ム物理記憶位置管理情報36からの変更点は、ボリュー
ム物理記憶位置メイン情報510、ボリュームデータ移
動管理情報511からファイル物理記憶位置情報510
c、ファイルデータ移動管理情報511cにそれぞれ変
更される。上記の変更内容は、ボリュームの識別子がボ
リューム名501がファイルの識別子となるファイルシ
ステム名1001とファイルパス名1002に、ボリュ
ーム内のデータ領域を示すボリューム論理ブロック番号
512と移動論理ブロック番号782がそれぞれファイ
ルブロック番号1003または移動ファイルブロック番
号1021に変更されたことである。
【0188】ここで、ファイルパス名1002が“Em
pty”であるエントリ1015は特殊なエントリであ
り、このエントリには記憶装置10c内の物理記憶装置
18の領域のうち、指定ファイルシステム内でファイル
の記憶領域としてに割り当てられていない領域を示し、
図3中のボリュームデータ移動管理情報511を用いる
データ移動方式で説明した処理手順を用い、この領域に
対して移動するデータをコピーすることによりデータの
物理記憶位置の動的変更機能を実現する。
【0189】図33はDBホスト80cのOS100内
に記憶されているマッピング情報106cを示す。マッ
ピング情報106c中には、ネットワークファイルシス
テムマウント情報1030と仮想ファイル情報1040
と仮想ファイルデータ移動管理情報1050が含まれ
る。
【0190】ネットワークファイルシステムマウント情
報1030は、記憶装置10cから提供され、DBホス
ト80cにおいてマウントされているファイルシステム
の情報で、ファイルシステムの提供元記憶装置とそのフ
ァイルシステムの識別子である記憶装置名583とファ
イルシステム名1001、そして、そのファイルシステ
ムのマウントポイントの情報であるマウントポイント1
031の組を保持する。
【0191】仮想ファイル情報1040は、ネットワー
クファイルシステム104cが提供する複数の記憶装置
から提供されるファイルを仮想的な1つのファイルとし
て提供する機能の管理に用いる情報で、提供される仮想
ファイルの識別子である仮想ファイルパス名1041と
そのデータ領域を示す仮想ファイルブロック番号104
2とそのデータ領域のデータを実際に保持するファイル
の識別子である構成ファイルパス名1043とその記憶
領域を示す構成ファイルブロック番号1044の組を含
む。
【0192】仮想ファイルデータ移動管理情報は105
0は、ネットワークファイルシステム104cが提供す
る仮想ファイルの構成の変更処理の一部である、構成デ
ータの移動処理を行う際に利用する管理情報で、データ
移動を行う移動元の仮想ファイルの識別子である移動仮
想ファイルパス名1051とデータ移動を行う領域を示
す移動仮想ファイルブロック番号1052とそのデータ
の移動先ファイルとその移動先領域を示す移動先構成フ
ァイルパス名1053と移動先ファイルブロック番号1
054、そして、データ移動処理を行う際の管理情報で
ある差分管理情報785とコピーポインタ786の組を
含む。データの移動先に関しては、移動先ファイルの移
動先指定領域に記憶領域実体が確保されている以外の制
約は存在しない。本情報を利用し、図3中のボリューム
データ移動管理情報511を用いるデータ移動方式で説
明した処理手順を用いることにより、データの移動機能
を実現できる。
【0193】図34はデータ位置管理サーバ82c上に
記憶される記憶装置稼動情報132cを示す。図8の記
憶装置稼動情報132からの変更点は、記憶装置稼動情
報132ではボリューム単位で稼動情報を取得していた
ものを記憶装置稼動情報132cではファイルシステム
単位で稼動情報を取得していることである。そのため、
ボリューム名501がファイルシステム名1001に変
更される。
【0194】図35はデータ位置管理サーバ82c上に
記憶される記憶装置構成情報134cを示す。図9の記
憶装置構成情報134からの変更点は、記憶装置毎のボ
リューム物理記憶位置メイン情報510を記憶する記憶
装置ボリューム物理記憶位置管理情報604が記憶装置
毎のファイル物理記憶位置情報510cを記憶する記憶
装置ファイル物理記憶位置情報604cに変更される。
【0195】図36はデータ位置管理サーバ82c上に
記憶されるホストマッピング情報650cを示す。図1
2のホストマッピング情報650からの変更点は、各ホ
ストのマッピング情報106を保持するマッピング情報
652が各ホストのマッピング情報106cを保持する
マッピング情報652cになったことである。
【0196】データ再配置処理において、データ移動機
能を保持する部分が仮想ボリュームスイッチ72からネ
ットワークファイルシステム104cに変更され、記憶
装置10cがファイルを管理単位とするように変更され
たことによる変更点は以下のようなものである。
【0197】ネットワークファイルシステム104cに
おいては、DBホスト80c上において管理コマンドを
実施することによりデータの移動を実施する。そこで、
データ位置管理主プログラム130がネットワーク79
を通して、DBホスト80c上で実行されているデータ
位置管理副プログラム120に、ネットワークファイル
システム104cにおいてデータの移動を実施する管理
コマンドを実行する指示を出し、それに従ってデータ位
置管理副プログラム120が管理コマンドを実施するこ
とによりデータの移動を実施する。このとき、現在空き
の領域に対するデータの移動を行うため、データ移動先
領域となるファイルやファイル内の領域が存在しない。
このようなデータ移動指示を受け取った場合には、ネッ
トワークファイルシステム104cは指定ファイルの新
規ファイル作成や領域拡張を実施し、それが成功した後
にデータ移動処理を開始し、データ移動中の領域不足の
問題を回避する。
【0198】また、ネットワークファイルシステム10
4cは通常のプロトコルを利用してファイル作成や領域
拡張を実施する。そのため、そのデータ記憶先が必ずし
も最適な場所に割り当てられるとは限らない。そこで、
ネットワークファイルシステム104cによるデータ移
動が完了後、今度は記憶装置10cに対して記憶装置内
データ移動の指示を出し、作成したデータ再配置案に従
ったデータ配置を実現する。このとき、記憶装置10c
内でデータ移動元と移動先が重なっている場合には、一
旦データを移動先とは異なる空き領域にデータを移動
し、その後に再度指定された移動先にデータを移動させ
る処理を記憶装置10cは実行する。
【0199】データ再配置案作成処理においては、デー
タ再配置案を作成する際に利用するワーク領域であるデ
ータ再配置ワーク情報670がデータ再配置ワーク情報
670cに、移動プラン情報750が移動プラン情報7
50cに変更される。
【0200】図37にデータ再配置ワーク情報670c
を示す。データ再配置ワーク情報670c中には、記憶
装置ファイル物理記憶位置情報681cとデータ構造記
憶装置内ファイル位置情報690cが含まれる。図14
のデータ再配置ワーク情報670と比べて、仮想ボリュ
ーム物理記憶位置情報680は記憶装置ファイル物理記
憶位置情報681cに変更され、データ構造仮想ボリュ
ーム内位置情報690はデータ構造仮想ボリューム内位
置情報690cに変更される。
【0201】記憶装置ファイル物理記憶位置情報681
cは記憶装置10cが提供するファイルシステムとその
内部に存在するファイル、その物理記憶装置18におけ
る記憶位置の一覧であり、記憶装置名583、ファイル
システム名1001、ファイルパス名1002、ファイ
ルブロック番号1003、物理記憶装置名502、物理
ブロック番号514の組を保持する。このデータは、記
憶装置構成情報134cを参照して初期化する。ファイ
ルパス名1002が“Empty”であるエントリ10
71は記憶装置10cのファイルシステム名1001の
領域のうち、ファイルの記憶に利用されていない領域を
示し、ここに対してデータの移動が可能である。
【0202】データ構造仮想ボリューム内位置情報69
0cはDBMS110が保持しているデータ構造が記憶
装置10cが提供するファイルのどこに記憶されている
かを示した情報であり、ホスト名651、DBMS名6
31、データ構造名561、データファイルパス名56
2、ファイルブロック番号563、記憶装置名583、
ファイルシステム名1001、ファイルパス名100
2、ファイルブロック番号1003の組を保持する。こ
の情報は、DBMSスキーマ情報136中のDBMSデ
ータ記憶位置情報622とDBMSホスト情報626と
ホストマッピング情報650cを参照し、ファイルパス
に関して対応する部分をまとめることにより初期データ
を作成する。
【0203】図38に移動プラン情報750cを示す。
移動プラン情報750cは、ネットワークファイルシス
テム104cに対するデータ移動指示を記憶する仮想フ
ァイルブロック移動プラン情報755と記憶装置10c
に対するデータ移動指示を記憶する物理記憶位置移動プ
ラン情報752cを含む。これら情報に関しては、何も
データを持たないように初期化する。図15の移動プラ
ン情報750と比較して、移動プラン情報750cは仮
想ボリューム移動プラン情報752が削除され、仮想フ
ァイル移動プラン情報755が追加され、物理記憶位置
移動プラン情報752が物理記憶位置移動プラン情報7
52cに変更されたものとなる。
【0204】仮想ファイル移動プラン情報755には、
移動順序761、移動処理を行うホスト名651、移動
元の仮想ファイルとその領域を指定する移動仮想ファイ
ルパス名1051、移動仮想ファイルブロック番号10
52、移動先の構成ファイルとその領域を指定する移動
先構成ファイルパス名1053、移動先ファイルブロッ
ク番号1054の組が記憶される。物理記憶位置移動プ
ラン情報752cには、移動順序761、移動処理を行
う移動記憶装置名767、移動元のファイルとその領域
を指定する移動ファイルシステム名1101、移動ファ
イルパス名1102、移動ファイルブロック番号110
3、移動先の物理記憶装置18とその領域を指定する移
動先物理記憶装置名771、移動先物理ブロック番号7
72の組が記憶される。
【0205】本実施例においては、ネットワークファイ
ルシステム104cが複数のファイルから1つの仮想フ
ァイルを構成する機能を有しているが、ここで、単純に
1つの仮想ファイルは1つのファイルから構成されても
構わない。このとき、ネットワークファイルシステム1
04cは動的なデータ移動機能のみを提供する。さら
に、DBMS110が処理を中断しても構わない場合に
は、DBMS110の処理の中断後、ファイルのコピー
を実施し、アクセス先がコピー先になるようにシンボリ
ックリンクを張りなおした後にDBMS110が処理を
再開することによるデータ再配置も可能である。さら
に、ネットワークファイルシステム104cにおけるデ
ータ移動を行なわず、記憶装置10cのみでデータ移動
を実施することも可能である。
【0206】
【発明の効果】本発明により以下のことが可能となる。
第一に、DBMSが管理するデータの特性を考慮して記
憶装置におけるデータ記憶位置を決定することにより、
DBMSに対してより好ましいアクセス性能特性を持つ
記憶装置を保持する計算機システムが実現される。これ
により、その計算機システムで稼動しているDBMSの
性能を向上させることができる。特に、複数の記憶装置
を利用するDBシステムにおいて、各記憶装置間へアク
セス要求が適切に分散化されるようにし、DBMSの処
理性能を向上させる。
【0207】第二に、DBMSが稼動している計算機シ
ステムにおいて、DBMSの特性を考慮した記憶装置の
良好なアクセス性能特性達成を目的としたデータ記憶位
置再配置処理を実現するため、計算機システムの性能に
関する管理コストを削減することができる。特に、本発
明を用いることにより、データ記憶位置の再配置案を自
動で作成することが可能であり、管理コストの削減に大
きく寄与する。更に、多数のDBMSが稼動し、多数の
記憶装置が存在するシステムにおいても利用可能で集中
的な管理を可能とするため、そのようなシステムにおけ
る性能に関する管理コストを削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一の実施の形態における計算機システムの構
成を示す図である。
【図2】記憶装置10内に保持されている物理記憶装置
稼動情報32を示す図である。
【図3】記憶装置10内に保持されているボリューム物
理記憶位置管理情報36を示す図である。
【図4】第一の実施の形態におけるDBホスト80のO
S100内に記憶されているマッピング情報106を示
す図である。
【図5】DBMS110内に記憶されているその内部で
定義・管理しているデータその他の管理情報であるスキ
ーマ情報114を示す図である。
【図6】DBホスト80のメモリ88上に記憶されてい
る実行履歴情報122を示す図である。
【図7】仮想ボリュームスイッチ72が保持する仮想ボ
リューム情報73を示す図である。
【図8】データ位置管理サーバ82上に記憶される記憶
装置稼動情報132を示す図である。
【図9】データ位置管理サーバ82上に記憶される記憶
装置構成情報134を示す図である。
【図10】データ位置管理サーバ82上に記憶されるD
BMSスキーマ情報136を示す図である。
【図11】データ位置管理サーバ82上に記憶されるD
BMS実行履歴情報138を示す図である。
【図12】データ位置管理サーバ82上に記憶されるデ
ータ記憶位置管理情報140を示す図である。
【図13】データ位置管理主プログラム130によるデ
ータ再配置処理の処理フローを示す図である。
【図14】データ配置解析・再配置案作成処理で利用す
るデータ再配置ワーク情報670を示す図である。
【図15】データ配置解析・再配置案作成処理により作
成されるデータ移動案を格納する移動プラン情報750
を示す図である。
【図16】記憶装置稼動情報132を基にした同時アク
セス実行データ構造を分離するためのデータ再配置案作
成処理の処理フローを示す図である。
【図17】DBMS実行履歴情報138を基にした同時
アクセス実行データ構造を分離するためのデータ再配置
案作成処理で利用するクエリ実行時同時アクセスデータ
カウント情報700を示す図である。
【図18】DBMS実行履歴情報138を基にした同時
アクセス実行データ構造を分離するためのデータ再配置
案作成処理処理フローを示す図である。
【図19】指定されたデータ構造とそのデータ構造と同
時にアクセスされる可能性が高いデータ構造の組を分離
するデータ再配置案を作成する処理のフローを示す図で
ある。
【図20】データ構造の定義を基にした同時アクセス実
行データ構造を分離するためのデータ再配置案作成処理
の処理フローを示す図である。
【図21】特定の表や索引の同一データ構造に対するア
クセス並列度を考慮したデータ再配置案作成処理の処理
フローを示す図である。
【図22】特定の表データに対するシーケンシャルアク
セス時のディスクネックを解消するデータ再配置案作成
処理の処理フローを示す図である。
【図23】特定のデータ構造に対する記憶装置10にお
けるキャッシュ効果を考慮したデータ再配置案作成処理
で利用するキャッシュ効果判定処理の処理フローを示す
図である。
【図24】特定のデータ構造に対する記憶装置10にお
けるキャッシュ効果を考慮したデータ再配置案作成処理
の処理フローを示す図である。
【図25】第二の実施の形態における計算機システムの
構成を示す図である。
【図26】DBホスト80bのOS100内に記憶され
るマッピング情報106bを示す。
【図27】データ位置管理サーバ82上に記憶されるホ
ストマッピング情報650bを示す図である。
【図28】データ配置解析・再配置案作成処理で利用す
るデータ再配置ワーク情報670bを示す図である。
【図29】データ配置解析・再配置案作成処理により作
成されるデータ移動案を格納する移動プラン情報750
bを示す図である。
【図30】第三の実施の形態における計算機システムの
構成を示す図である。
【図31】記憶装置10c内に保持される物理記憶装置
稼動情報32cを示す図である。
【図32】記憶装置10c内に保持されるファイル記憶
管理情報36cを示す図である。
【図33】DBホスト80cのOS100内に記憶され
ているマッピング情報106cを示す図である。
【図34】データ位置管理サーバ82c上に記憶される
記憶装置稼動情報132cを示す図である。
【図35】データ位置管理サーバ82c上に記憶される
記憶装置構成情報134cを示す図である。
【図36】データ位置管理サーバ82c上に記憶される
ホストマッピング情報650cを示す図である。
【図37】データ配置解析・再配置案作成処理で利用す
るデータ再配置ワーク情報670cを示す図である。
【図38】データ配置解析・再配置案作成処理で利用す
る移動プラン情報750cを示す図である。
【符号の説明】
10, 10c 記憶装置 18 物理記憶装置 28 データキャッシュ 32, 32c 物理記憶装置稼動情報 36 ボリューム物理記憶位置
管理情報 36c ファイル記憶管理情報 70 I/Oパスインターフェ
イス 71 I/Oパス 72 仮想ボリュームスイッチ 72b I/Oパススイッチ 73 仮想ボリューム情報 78 ネットワークインターフ
ェイス 79 ネットワーク 80,80b,80c DBホスト 82 データ位置管理サーバ 100 OS(オペレーティング
システム) 102,102b ボリュームマネージャ 104,104b ファイルシステム 104c ネットワークファイルシ
ステム 106,106b,106c マッピング情報 110 DBMS(データベース
管理システム) 114 スキーマ情報 120 データ位置管理副プログ
ラム 122 実行履歴情報 130 データ位置管理主プログ
ラム 132,132c 記憶装置稼動情報 134,134c 記憶装置構成情報 136 DBMSスキーマ情報 138 DBMS実行履歴情報 140 データ記憶位置管理情報 650,650b,650c ホストマッピング情報
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 喜連川 優 千葉県松戸市二十世紀が丘丸山町17 Fターム(参考) 5B075 NR03 QS07 5B082 CA11

Claims (40)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データベース管理システムが稼動する少な
    くとも1台以上の計算機と、前記データベース管理シス
    テムにより管理されるデータベースデータを格納した少
    なくとも1台以上の記憶装置と、前記計算機と前記記憶
    装置との間に接続され、前記計算機と前記記憶装置との
    間でデータの転送を制御する記憶制御手段と、前記記憶
    装置における前記データの配置を管理するデータ位置管
    理サーバとを有する計算機システムにおけるデータの再
    配置方法において、 前記データ位置管理サーバが、前記計算機から前記デー
    タベース管理システムにより管理されるデータベースに
    関する情報を取得し、 前記データ位置管理サーバが、前記データベースに関す
    る情報を含む取得情報に基づいて、前記データベースデ
    ータの前記計算機システム内での配置を決定し、 前記データ位置管理サーバから前記決定されたデータ配
    置を実現するためのデータ移動を前記記憶制御手段に指
    示し、 前記記憶制御手段は、前記指示に従って、前記記憶装置
    内に格納された前記データの配置を変更することを特徴
    とするデータの再配置方法。
  2. 【請求項2】前記データ位置管理サーバは、前記記憶制
    御手段からデータの記憶位置に関する情報を取得するこ
    とを特徴とする請求項1記載のデータの再配置方法。
  3. 【請求項3】前記データ位置管理サーバの機能が、所定
    の前記データベースが稼動する計算機上で実現されるこ
    とを特徴とする請求項1記載のデータの再配置方法。
  4. 【請求項4】前記データ位置管理サーバの機能が、所定
    の前記記憶制御手段上で実現されることを特徴とする請
    求項1記載のデータの再配置方法。
  5. 【請求項5】前記データ位置管理サーバの機能が、所定
    の前記記憶装置上で実現されることを特徴とする請求項
    1記載のデータの再配置方法。
  6. 【請求項6】前記記憶制御手段が、前記計算機上で実施
    されるプログラムにより実現されることを特徴とする請
    求項1記載のデータの再配置方法。
  7. 【請求項7】前記データ位置管理サーバから前記記憶制
    御手段に決定されたデータの配置を指示する前に、前記
    決定されたデータの配置を管理者に提示し、管理者にデ
    ータの配置変更を実施するか確認することを特徴とする
    請求項1記載のデータの再配置方法。
  8. 【請求項8】前記データベースに関する情報は、前記デ
    ータベース管理システムのスキーマにより定義される表
    ・索引・ログを含むデータ構造に関する情報と、前記デ
    ータベースデータを前記スキーマにより定義されるデー
    タ構造毎に分類した前記記憶装置における記録位置に関
    する情報の少なくとも1つを含むことを特徴とする請求
    項1に記載のデータの再配置方法。
  9. 【請求項9】前記記憶装置が複数台存在する前記計算機
    システムにおいて、前記データ位置管理サーバは、前記
    データの配置を決定する際に、前記データを既に記憶さ
    れている前記記憶装置とは異なる前記記憶装置に割り当
    てる前記データの配置を決定することを特徴とする請求
    項8に記載のデータの再配置方法。
  10. 【請求項10】前記記憶装置は少なくとも1つ以上のデ
    ータを記憶する物理記憶手段を有し、 前記データ位置管理サーバは、前記データの配置を決定
    する際に前記物理記憶手段における記憶位置まで定めた
    データの配置を決定することを特徴とする請求項8に記
    載のデータの再配置方法。
  11. 【請求項11】前記記憶装置のうち少なくても1台以上
    は、少なくとも1つ以上のデータを記憶する物理記憶手
    段を有し、 前記計算機が前記記憶装置をアクセスする際に利用する
    論理位置を前記物理記憶手段の記憶位置へ変換する論理
    −物理位置変換手段を有し、 前記データ位置管理サーバは、前記論理−物理位置変換
    手段を有する記憶装置から論理位置−物理位置のマッピ
    ングに関する記憶装置内論理−物理マッピング情報を含
    む情報を取得することを特徴とする請求項10に記載の
    データの再配置方法。
  12. 【請求項12】前記論理−物理位置変換手段を有する記
    憶装置の少なくても1台以上は、前記論理位置に対応す
    るデータの前記物理記憶手段の記憶位置を変更する記憶
    装置内データ物理記憶位置変更手段を有し、 前記データ位置管理サーバは、前記決定のデータ配置を
    実現するためのデータ移動を指示する際に、前記記憶装
    置内データ物理記憶位置変更手段を有する記憶装置内の
    データ移動に関しては前記記憶装置に対してデータ移動
    を指示し、 前記記憶装置は、前記指示に従って、前記記憶装置内に
    格納された前記データの配置を変更することを特徴とす
    る請求項11に記載のデータの再配置方法。
  13. 【請求項13】前記データ位置管理サーバは、前記取得
    情報を基づいて、同時にアクセスされる可能性が高い前
    記データベースデータの組を検出し、前記組を異なる前
    記物理記憶手段に配置することを特徴とする請求項10
    に記載のデータの再配置方法。
  14. 【請求項14】前記データ位置管理サーバが、前記デー
    タベース管理システムにおける処理の実行履歴に関する
    情報を含む情報を取得することを特徴とする請求項13
    に記載の再配置方法。
  15. 【請求項15】前記記憶装置の少なくても1台は前記記
    憶装置内の前記物理記憶手段の稼動情報を取得し、 前記データ位置管理サーバは、前記記憶装置から前記物
    理記憶稼動情報を取得し、 前記取得情報は、前記記憶装置から取得する前記物理記
    憶稼動情報を含むことを特徴とする請求項13に記載の
    データの再配置方法。
  16. 【請求項16】前記データ位置管理サーバが、表データ
    と前記表データに対する索引データを把握し、前記索引
    データが木構造のデータ構造の場合に前記索引データを
    前記同時にアクセスされる可能性が高いデータベースデ
    ータの組とすることを特徴とする請求項13に記載のデ
    ータの再配置方法。
  17. 【請求項17】前記データ位置管理サーバが、前記デー
    タベース管理システムにおけるデータの更新処理時に記
    録するログデータとその他の前記データベースデータを
    前記同時にアクセスされる可能性が高いデータベースデ
    ータの組とすることを特徴とする請求項13に記載のデ
    ータの再配置方法。
  18. 【請求項18】前記データベースに関する情報に、前記
    データベース管理システムが前記スキーマにより定義さ
    れる同一のデータ構造に属する前記データベースデータ
    をアクセスする際の並列度に関する情報を含み、 前記データ位置管理サーバは、前記取得情報に基づい
    て、前記スキーマにより定義される同一のデータ構造に
    属する前記データベースデータを複数の前記物理記憶手
    段に配置することを特徴とする請求項10に記載のデー
    タの再配置方法。
  19. 【請求項19】前記データ位置管理サーバは、前記取得
    情報に基づいて、前記データベース管理システムが前記
    データベースデータをシーケンシャルにアクセスする際
    のアクセス場所とアクセス順を判断し、前記シーケンシ
    ャルにアクセスされるデータベースデータを前記物理記
    憶手段上で前記連続アクセス順の前後関係を保持しなが
    ら連続した領域に配置することを特徴とする請求項10
    に記載のデータの再配置方法。
  20. 【請求項20】前記データベースに関する情報は、前記
    データベース管理システムが前記データベースデータを
    前記計算機上のメモリにキャッシュする際のキャッシュ
    メモリ量とキャッシュ動作に関する情報を含み、 前記データ位置管理サーバは、前記記憶装置からキャッ
    シュメモリに関する記憶装置キャッシュメモリ情報を取
    得し、 前記データベースに関する情報と前記記憶装置キャッシ
    ュメモリ情報から得られるキャッシュメモリの効果に関
    する情報に基づいて前記記憶装置にデータを配置するこ
    とを特徴とする請求項8に記載のデータの再配置方法。
  21. 【請求項21】データベース管理システムが稼動する少
    なくとも1台以上の計算機と、前記データベース管理シ
    ステムにより管理されるデータベースデータを格納した
    少なくとも1台以上の記憶装置と、前記計算機と前記記
    憶装置との間に接続され、前記計算機と前記記憶装置と
    の間でデータの転送を制御する記憶制御手段と、前記記
    憶装置における前記データの配置を管理するデータ位置
    管理サーバとを有する計算機システムにおいて、 前記データ位置管理サーバは、前記計算機から前記デー
    タベース管理システムにより管理されるデータベースに
    関する情報を取得する情報取得手段と、 前記データベースに関する情報を含む取得情報に基づい
    て、前記データベースデータの前記計算機システム内で
    の配置を決定する配置決定手段と、 前記データ位置管理サーバから前記記憶制御手段により
    決定されたデータの配置を実現するためのデータ移動を
    指示するデータ配置指示手段を有し、 前記記憶制御手段は、前記データ位置管理サーバからの
    指示に従って、前記複数の記憶装置内に格納された前記
    データの配置を変更するデータ配置変更手段を有するこ
    とを特徴とする計算機システム。
  22. 【請求項22】前記データ位置管理サーバは、前記記憶
    制御手段からデータの記憶位置に関する情報を取得する
    データ位置取得手段を有することを特徴とする請求項2
    1記載の計算機システム。
  23. 【請求項23】前記データ位置管理サーバと所定の前記
    データベースが稼動する計算機が同一の計算機であるこ
    とを特徴とする請求項21記載の計算機システム。
  24. 【請求項24】前記データ位置管理サーバと前記記憶制
    御手段が同一の装置であることを特徴とする請求項21
    記載の計算機システム。
  25. 【請求項25】前記データ位置管理サーバと所定の前記
    記憶装置が同一の装置であることを特徴とする請求項2
    1記載の計算機システム。
  26. 【請求項26】前記記憶制御手段が、前記計算機上で実
    施されるプログラムにより実現されることを特徴とする
    請求項21記載の計算機システム。
  27. 【請求項27】前記配置決定手段により決定したデータ
    の配置を管理者に提示する手段と、前記管理者からデー
    タの配置変更の可否を取得する手段を有することを特徴
    とする請求項21記載の計算機システム。
  28. 【請求項28】前記データベースに関する情報は、前記
    データベース管理システムのスキーマにより定義される
    表・索引・ログを含むデータ構造に関する情報と、前記
    データベースデータを前記スキーマにより定義されるデ
    ータ構造毎に分類した前記記憶装置における記録位置に
    関する情報の少なくとも1つを含むことを特徴とする請
    求項21に記載の計算機システム。
  29. 【請求項29】前記記憶装置が複数台存在し、前記配置
    決定手段が、既に前記データが記憶されている前記記憶
    装置とは異なる前記記憶装置に割り当てる前記データの
    配置を決定することを特徴とする請求項28に記載の計
    算機システム。
  30. 【請求項30】前記記憶装置は少なくとも1つ以上のデ
    ータを記憶する物理記憶手段を有し、 前記配置決定手段は、前記記憶装置内の前記物理記憶手
    段における記憶位置に基づいてデータの配置を決定する
    ことを特徴とする請求項28に記載の計算機システム。
  31. 【請求項31】前記記憶装置のうち少なくても1台以上
    は、前記計算機が前記記憶装置をアクセスする際に利用
    する論理位置を前記物理記憶手段の記憶位置へ変換する
    論理−物理位置変換手段を有し、 前記データ位置管理サーバは、前記論理−物理位置変換
    手段を有する記憶装置から論理位置−物理位置のマッピ
    ングに関する記憶装置内論理−物理マッピング情報を含
    む情報を取得することを特徴とする請求項30に記載の
    計算機システム。
  32. 【請求項32】前記論理−物理位置変換手段を有する記
    憶装置の少なくても1台以上は、前記論理位置に対応す
    るデータの前記物理記憶手段の記憶位置を変更する記憶
    装置内データ物理記憶位置変更手段を有し、 前記データ位置管理サーバが、前記記憶装置内データ物
    理記憶位置変更手段を有する記憶装置対して前記データ
    の配置を実現するためのデータ移動を指示する記憶装置
    データ配置指示手段を有することを特徴とする請求項3
    1に記載の計算機システム。
  33. 【請求項33】前記配置決定手段が、前記取得情報に基
    づいて、同時にアクセスされる可能性が高い前記データ
    ベースデータの組を検出し、前記組を異なる前記物理記
    憶手段に配置することを特徴とする請求項30に記載の
    計算機システム。
  34. 【請求項34】前記データベースに関する情報は、前記
    データベース管理システムにおける処理の実行履歴に関
    する情報を含むことを特徴とする請求項33に記載の計
    算機システム。
  35. 【請求項35】前記記憶装置の少なくても1台は前記記
    憶装置内の前記物理記憶手段の稼動情報を取得する稼動
    情報取得手段を有し、 前記データ位置管理サーバは、前記記憶装置から前記物
    理記憶手段稼動情報を取得する手段を有し、 前記配置決定手段が利用する前記取得情報に前記記憶装
    置から取得した前記物理記憶手段稼動情報を含むことを
    特徴とする請求項33に記載の計算機システム。
  36. 【請求項36】前記配置決定手段が、表データと前記表
    データに対する索引データを把握し、前記索引データが
    木構造のデータ構造の場合に前記索引データを前記同時
    にアクセスされる可能性が高いデータベースデータの組
    とすることを特徴とする請求項33に記載の計算機シス
    テム。
  37. 【請求項37】前記配置決定手段が、前記データベース
    管理システムにおけるデータの更新処理時に記録するロ
    グデータとその他の前記データベースデータを前記同時
    にアクセスされる可能性が高いデータベースデータの組
    とすることを特徴とする請求項33に記載の計算機シス
    テム。
  38. 【請求項38】前記データベースに関する情報は、前記
    データベース管理システムが前記スキーマにより定義さ
    れる同一のデータ構造に属する前記データベースデータ
    をアクセスする際の並列度に関する情報を含み、 前記配置決定手段が、前記取得情報に基づいて、前記ス
    キーマにより定義される同一のデータ構造に属する前記
    データベースデータを複数の前記物理記憶手段に配置す
    ることを特徴とする請求項30記載の計算機システム。
  39. 【請求項39】前記配置決定手段が、前記取得情報に基
    づいて、前記データベース管理システムが前記データベ
    ースデータをシーケンシャルにアクセスする際のアクセ
    ス場所とアクセス順を判断し、前記シーケンシャルにア
    クセスされるデータベースデータを前記物理記憶手段上
    で前記連続アクセス順の前後関係を保持しながら連続し
    た領域に配置することを特徴とする請求項30に記載の
    計算機システム。
  40. 【請求項40】前記データベースに関する情報は、前記
    データベース管理システムが前記オブジェクトのデータ
    を前記計算機上のメモリにキャッシュする際のキャッシ
    ュメモリ量とキャッシュ動作に関する情報を含み、前記
    データ位置管理サーバは、前記記憶装置からキャッシュ
    メモリに関する記憶装置キャッシュメモリ情報を取得す
    る手段を有し、 前記配置決定手段が、前記データベースに関する情報と
    前記記憶装置キャッシュメモリ情報から得られるキャッ
    シュメモリの効果に関する情報に基づいて前記記憶装置
    にデータを配置することを特徴とする請求項28に記載
    の計算機システム。
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