JP2003150269A - 電源電圧周波数制御回路 - Google Patents

電源電圧周波数制御回路

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JP2003150269A JP2001343168A JP2001343168A JP2003150269A JP 2003150269 A JP2003150269 A JP 2003150269A JP 2001343168 A JP2001343168 A JP 2001343168A JP 2001343168 A JP2001343168 A JP 2001343168A JP 2003150269 A JP2003150269 A JP 2003150269A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】処理に応じてクロック周波数を変化させ、それ
に応じて電源電圧を供給する場合にターゲット回路の動
作を保証することができる電源電圧周波数制御回路を提
供する。 【解決手段】複数のクロック周波数のシステムクロック
SYSCLKを供給可能で、システムクロックに同期し
て処理を行うターゲット回路11に対して、第1の制御
信号S141に応じたクロック周波数のシステムクロッ
クを供給するクロック供給回路12と、第2の制御信号
S142に応じた値の電源電圧をターゲット回路11に
供給する電源電圧供給回路13と、ターゲット回路13
からの周波数変更値と変更時間の指示に従い、第1の制
御信号S141をクロック供給回路12に出力し、第2
の制御信号S142を電源電圧供給回路13に出力する
制御回路14とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の電源電圧の
供給を受け、システムクロックに同期して所定の処理を
行うターゲット回路に供給するシステムクロックのクロ
ック周波数および電源電圧を制御する電源電圧周波数制
御回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子回路システムの消費電力は、クロッ
ク周波数と電源電圧の2乗に比例する。そこで、システ
ムの動作状態に基づき、処理すべきタスクの負荷に応じ
てクロック周波数を変化させ、それに応じて電源電圧を
供給することにより、消費電力を低減させることができ
る。
【0003】具体的には、負荷の重いとき、すなわちタ
ーゲット回路の処理すべきタスクが多い場合には、高い
電源電圧VDDを供給し、高速なクロック周波数に切り替
える。負荷の軽いとき、すなわち、ターゲット回路の処
理すべきタスクが少ない場合には、低速なクロック周波
数に切り替え、低い電源電圧VDDを供給する。たとえ
ば、クロック周波数fがf1のときにターゲット回路の
動作を保証できる最低限の電源電圧VDDをV1、クロッ
ク周波数fがf2(<f1)のときにターゲット回路の
動作を保証できる最低限の電源電圧VDDをV2(<V
1)とすると、システムクロック周波数fがf1のとき
はV1以上の電源電圧VDDを供給し、システムクロック
周波数fがf1より低いf2のときは、V2以上の電源
電圧VDDを供給する。このようにすることにより、必要
以上の電力消費を抑えることが可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電源電
圧VDDを変化させるにはある程度の時間が必要であり、
たとえば図18(A)〜(C)に示すように、電源電圧
DDがV1に収束する時刻T1までの間、ターゲット回
路にはf1の周波数のクロックが供給されているが、タ
ーゲット回路の動作を保証する電源電圧VDDが供給され
ないことになり、この間、ターゲット回路の動作が保証
されないことになる。したがって、従来の電子回路シス
テムでは、上述したように、周波数を切替えながらシス
テムを動作させる場合には、その動作を保証できない場
合が発生するという問題がある。
【0005】また、上述したようにシステムの動作状態
に基づき、ターゲット回路の処理すべきタスクの負荷に
応じてクロック周波数を変化させ、それに応じて電源電
圧V DDを供給する場合、その都度CPUなどの制御回路
が指示を出し、可変なクロック周波数のクロックを供給
できるクロック供給回路または、可変な電源電圧を供給
できる電源回路がクロック周波数fおよび電源電圧VDD
を変更する。この場合、一般的には、CPUはあらかじ
め定められた時刻に指示を出すように構成されるが、あ
らかじめ定められた時刻を知るには、タイマからの割り
込み処理を必要とする。この場合、CPUは本来処理し
ているタスクの処理を中断することになる。したがっ
て、従来の電子回路システムでは、定まったスケジュー
ルに応じてクロック周波数と電源電圧を制御する場合、
その都度タスクの処理を中断し、クロック供給回路と電
源電圧供給回路にそれぞれ指示を送るという処理上のオ
ーバーヘッドが発生するという問題がある。
【0006】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、その第1の目的は、処理すべきタスクの負荷
に応じてクロック周波数を変化させ、それに応じて電源
電圧を供給する場合にターゲット回路の動作を保証する
ことができる電源電圧周波数制御回路を提供することに
ある。
【0007】また、本発明の第2の目的は、定まったス
ケジュールに応じてクロック周波数と電源電圧を制御す
る場合に処理上のオーバーヘッドの発生を抑止でき、タ
ーゲット回路の制御系の処理を軽減することができる電
源電圧周波数制御回路を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の観点の電源電圧周波数制御回路によ
れば、複数のクロック周波数のシステムクロックを供給
可能で、システムクロックに同期して処理を行うターゲ
ット回路に対して、第1の制御信号に応じたクロック周
波数のシステムクロックを供給するクロック供給回路
と、第2の制御信号に応じた値の電源電圧を上記ターゲ
ット回路に供給する電源電圧供給回路と、周波数を高く
する指示をする場合には、次に変更する周波数に対し
て、システムの動作が保証できる電源電圧に事前に高く
するように上記第2の制御信号により電源電圧供給回路
に指示してから、周波数を高くするように第1の制御信
号によりクロック供給回路に指示する制御手段とを有す
る。
【0009】第1の観点では、好適には、上記制御手段
は、周波数を低くする指示をする場合には、周波数を低
くように第1の制御信号によりクロック供給回路に指示
するとともに、次に変更する周波数に対して、システム
の動作が保証できる電源電圧に低くするように上記第2
の制御信号により電源電圧供給回路に指示する。
【0010】本発明の第2の観点の電源電圧周波数制御
回路によれば、複数のクロック周波数のシステムクロッ
クを供給可能で、システムクロックに同期して処理を行
うターゲット回路に対して、第1の制御信号に応じたク
ロック周波数のシステムクロックを供給するクロック供
給回路と、第2の制御信号に応じた値の電源電圧を上記
ターゲット回路に供給する電源電圧供給回路と、上記タ
ーゲット回路からの周波数変更値と変更時間の指示に従
い、上記第1の制御信号を上記クロック供給回路に出力
し、上記第2の制御信号を上記電源電圧供給回路に出力
す制御手段とを有する。
【0011】本発明の第2の観点では、上記制御手段
は、上記ターゲット回路から指示される周波数変更値か
ら、上記ターゲット回路に供給する電源電圧値を算出
し、上記第2の制御信号により上記電源電圧供給回路に
指示する。
【0012】本発明の第2の観点では、上記制御手段
は、上記ターゲット回路に供給するシステムクロックの
周波数値と上記ターゲット回路に供給する電源電圧値の
関係のテーブルを保持しており、指示された周波数値に
応じた電圧を選択して、上記第2の制御信号により上記
電源電圧供給回路に指示する。
【0013】本発明の第2の観点では、上記制御手段
は、指示された上記ターゲット回路に供給するシステム
クロックの周波数値から、周波数−電圧変換を行い、変
換して得られた電源電圧値を、上記第2の制御信号によ
り上記電源電圧供給回路に指示する。
【0014】本発明の第2の観点では、上記制御手段に
より計測すべき時間が設定可能で、設定された時間を計
測する一致信号を出力するタイマを有し、上記制御手段
は、上記ターゲット回路から指示された周波数変更時間
を上記タイマに設定し、当該タイマによる一致信号を入
力すると、上記第1の制御信号を上記クロック供給回路
に出力する。
【0015】本発明の第2の観点では、上記制御手段
は、上記クロック供給回路が供給しているクロックの周
波数と上記ターゲット回路により指示された周波数変更
値とを比較し、比較結果に応じて周波数を高くするか低
くするかを判定して、上記第1の制御信号により上記ク
ロック供給回路に指示する。
【0016】本発明の第2の観点では、上記制御手段
は、周波数を高くする判定を行った場合には、指示され
た時刻より早い時刻において電源電圧を上げるように上
記第2の制御信号を上記電源電圧供給回路に出力し、指
示された時刻にシステムクロック周波数を指示された周
波数値に上げるように上記第1の制御信号を上記クロッ
ク供給回路に出力する。
【0017】本発明の第2の観点では、上記制御手段
は、周波数を低くする判定を行った場合には、指示され
た時刻にシステムクロック周波数を指示された周波数値
に下げるように上記第1の制御信号を上記クロック供給
回路に出力し、電源電圧を下げるように上記第2の制御
信号を上記電源電圧供給回路に出力する。
【0018】本発明の第2の観点では、上記制御手段
は、周波数を高くする判定を行った場合には、指示され
た時刻より早い時刻において電源電圧を上げるように上
記第2の制御信号を上記電源電圧供給回路に出力し、指
示された時刻にシステムクロック周波数を指示された周
波数値に上げるように上記第1の制御信号を上記クロッ
ク供給回路に出力し、周波数を低くする判定を行った場
合には、指示された時刻にシステムクロック周波数を指
示された周波数値に下げるように上記第1の制御信号を
上記クロック供給回路に出力し、電源電圧を下げるよう
に上記第2の制御信号を上記電源電圧供給回路に出力す
る。
【0019】本発明の第2の観点では、上記制御手段に
より計測すべき時間が設定可能で、設定された時間を計
測する一致信号を出力するタイマを有し、上記制御手段
は、周波数を高くする時刻から電源電圧を上げる時刻を
算出し、算出した時刻に基づく時間を上記タイマに設定
し、当該タイマによる一致信号を入力すると、上記第2
の制御信号を上記電源電圧供給回路に出力する。
【0020】本発明の第3の観点の電源電圧周波数制御
回路によれば、供給されたクロック周波数に対して電源
電圧が高いか低いかを判断し、高い場合には電源電圧を
下げるように、低い場合には上げるように指示する電圧
指示信号を出力する周波数−電圧変換回路と、上記周波
数変更値の指示に従い、周波数変更を指示する制御信号
を出力する制御手段と、複数のクロック周波数のシステ
ムクロックを供給可能で、システムクロックに同期して
処理を行うターゲット回路および上記周波数−電圧変換
回路に対して、上記制御信号に応じたクロック周波数の
システムクロックを独立して供給するクロック供給回路
と、上記電圧信号信号に応じた値の電源電圧を上記ター
ゲット回路および周波数−電圧変換回路に供給する電源
電圧供給回路とを有する。
【0021】本発明の第3の観点では、上記制御手段
は、周波数を高くする指示を受けた場合には、上記周波
数−電圧変換回路に供給するクロック周波数を上げ、電
源電圧が上がるのに十分な時間が経過した後において上
記ターゲット回路に供給するクロック周波数を上げるよ
うに上記制御信号により上記クロック供給回路に指示す
る。
【0022】本発明の第3の観点では、上記制御手段
は、周波数を低くする指示を受けた場合には、上記ター
ゲット回路に供給するクロック周波数を下げ、続いて、
上記周波数−電圧変換回路に供給するクロック周波数を
下げるように上記制御信号により上記クロック供給回路
に指示する。
【0023】本発明の第3の観点では、上記制御手段
は、周波数を低くする指示を受けた場合には、上記周波
数−電圧変換回路に供給するクロック周波数と、上記タ
ーゲット回路に供給するクロック周波数を同時に下げる
ように上記制御信号により上記クロック供給回路に指示
する。
【0024】本発明の第3の観点では、上記制御手段
は、周波数を高くする指示を受けた場合には、上記周波
数−電圧変換回路に供給するクロック周波数を上げ、電
源電圧が上がるのに十分な時間が経過した後において上
記ターゲット回路に供給するクロック周波数を上げるよ
うに上記制御信号により上記クロック供給回路に指示
し、周波数を低くする指示を受けた場合には、上記ター
ゲット回路に供給するクロック周波数を下げ、続いて、
上記周波数−電圧変換回路に供給するクロック周波数を
下げるように上記制御信号により上記クロック供給回路
に指示する。
【0025】本発明の第3の観点では、上記制御手段
は、周波数を高くする指示を受けた場合には、上記周波
数−電圧変換回路に供給するクロック周波数を上げ、電
源電圧が上がるのに十分な時間が経過した後において上
記ターゲット回路に供給するクロック周波数を上げるよ
うに上記制御信号により上記クロック供給回路に指示
し、周波数を低くする指示を受けた場合には、上記周波
数−電圧変換回路に供給するクロック周波数と、上記タ
ーゲット回路に供給するクロック周波数を同時に下げる
ように上記制御信号により上記クロック供給回路に指示
する。
【0026】本発明の第3の観点では、上記制御手段に
より計測すべき時間が設定可能で、設定された時間を計
測する一致信号を出力するタイマを有し、上記制御手段
は、周波数を高くする時刻から電源電圧を上げる時刻を
算出し、算出した時刻に基づく時間を上記タイマに設定
し、当該タイマによる一致信号を入力すると、上記ター
ゲット回路に供給するクロック周波数を上げるように上
記制御信号により上記クロック供給回路に指示する。
【0027】本発明の第3の観点では、上記制御手段
は、電源電圧が上がったことを検知し、電源電圧が上が
ったことを確認した後、上記ターゲット回路に供給する
クロック周波数を上げるように上記制御信号により上記
クロック供給回路に指示する。
【0028】本発明の第3の観点では、上記制御手段に
より計測すべき時間が設定可能で、設定された時間を計
測する一致信号を出力するタイマを有し、上記制御手段
は、周波数を高くする時刻から電源電圧を上げる時刻を
算出し、算出した時刻に基づく時間を上記タイマに設定
し、当該タイマによる一致信号を入力し、かつ電源電圧
が上がったことを検知し、電源電圧が上がったことを確
認した後、上記ターゲット回路に供給するクロック周波
数を上げるように上記制御信号により上記クロック供給
回路に指示する。
【0029】本発明によれば、たとえば制御手段では、
周波数を高く指示する場合には、次に変更する周波数に
対して、システムの動作が保証できる電源電圧に事前に
高くするように第2の制御信号により電源電圧供給回路
に指示が出されてから、周波数を高くするように第1の
制御信号によりクロック供給回路に指示が出される。す
なわち、制御手段では、電源電圧供給回路が電源電圧を
変更するのに要するセットアップ時間が考慮され、低い
周波数から高い周波数に切り替える場合は、そのタイミ
ングからセットアップ時間だけ早い時点で電源電圧供給
回路に対して、高い周波数に応じた電源電圧に上げるよ
うに第2の制御信号により指示が出される。また、制御
手段は、周波数を低くする指示をする場合には、周波数
を低くするように第1の制御信号によりクロック供給回
路に指示が出されるとともに、次に変更する周波数に対
して、システムの動作が保証できる電源電圧に低くする
ように第2の制御信号により電源電圧供給回路に指示が
出される。したがって、周波数を切り替えてもシステム
の動作を保証することができる。
【0030】また、本発明によれば、たとえば所定時刻
にてシステムクロック周波数を低くする(下げる)場
合、時刻情報を含む周波数変更指示が制御手段に供給さ
れる。制御手段では、ターゲット回路による周波数変更
指示を受けると、ターゲット回路から指示された周波数
から周波数を高くする(上げる)動作をすべきか低くす
る(下げる)動作をすべきかの判定が行われる。この場
合、現在の周波数を下げる変更であることが判断され
る。制御手段では、指示された周波数値から、ターゲッ
ト回路に供給すべき電源電圧値が求められとともに、た
とえば周波数を下げる時刻がタイマに設定される。そし
て、タイマからの一致信号を検知した時点で、指定され
た時刻になったものとして、指示された周波数に下げる
ように、第1の制御信号によりクロック供給回路に指示
され、求めた電源電圧値に下げるように、第2の制御信
号により電源電圧供給回路に指示される。これにより、
クロック供給回路において、クロック周波数が切り替え
れ、周波数が下げられたシステムクロックがターゲット
回路に供給される。また、電源電圧供給回路において、
電源電圧が切り替えられて、ターゲット回路に供給され
る。
【0031】また、所定時刻にてシステムクロック周波
数を上げる場合、ターゲット回路から時刻情報を含む周
波数変更指示が制御手段に供給される。制御手段では。
ターゲット回路による周波数変更指示を受けると、指示
された周波数から周波数を高くする(上げる)動作をす
べきか低くする(下げる)動作をすべきかの判定が行わ
れる。この場合、現在の周波数を上げる変更であること
が判断される。制御手段では、周波数を上げる場合に
は、周波数を変更する以前に電源電圧を上げておく必要
がある。そこで、制御手段では、指示された周波数値か
ら、ターゲット回路に供給すべき電源電圧値が求められ
るとともに、ターゲット回路から指示された時刻から電
源電圧を高くする(上げる)時刻が算出され、算出した
時刻がタイマに設定される。そして、タイマからの一致
信号を検知した時点で、指定された時刻T1になったも
のとして、求めた電源電圧値に上げるように、第2の制
御信号により電源電圧供給回路に指示される。次に、周
波数を上げる時刻がタイマに設定される。そして、タイ
マからの一致信号を検知した時点で、指定された時刻に
なったものとして、指示された周波数に上げるように、
第1の制御信号によりクロック供給回路に指示される。
これにより、クロック供給回路において、クロック周波
数が切り替えられ、周波数が上げられたシステムクロッ
クがターゲット回路に供給される。また、電源電圧供給
回路において、電源電圧が切り替えられて、ターゲット
回路に供給される。
【0032】また、本発明によれば、たとえば所定時刻
において、ターゲット回路に供給するシステムクロック
の周波数を上げる場合、制御手段では、周波数変更指示
を受けると、周波数を高くする(上げる)動作をすべき
か低くする(下げる)動作をすべきかの判定が行われ
る。この場合、周波数を上げる変更であることが判断さ
れる。制御手段では、所定時刻よりも早い時刻におい
て、周波数−電圧変換回路へのクロックの周波数を上げ
るように制御信号によりクロックパルス発生回路に指示
される。これにより、クロックパルス発生回路では、周
波数−電圧変換回路へのクロックの周波数が上げられ
る。なお、このとき、たとえばその周波数で電源電圧を
上げるために必要な時間がタイマに設定される。周波数
−電圧変換回路では、周波数に対して電源電圧が低いた
め、電源電圧発生回路に電圧を上げるように電圧指示信
号により指示が出される。これにより、ターゲット回路
および周波数−電圧変換回路に供給される電源電圧が、
周波数に必要な電源電圧に収束する。そして、制御手段
は、タイマからの一致信号を検知した時点で、ターゲッ
ト回路へのシステムクロックの周波数を上げるように、
制御信号によりクロックパルス発生回路に指示される。
そして、所定時刻において制御手段により指示を受けた
クロックパルス発生回路により、ターゲット回路へのシ
ステムクロックの周波数が上げられる。この場合、ター
ゲット回路に供給される電源電圧は高い値に遷移してい
るが、ターゲット回路は周波数のクロックに同期して動
作しており、周波数に対して必要最低限の電源電圧より
高いため、その動作は保証される。
【0033】また、所定時刻においてターゲット回路に
供給するシステムクロックの周波数を下げる場合、制御
手段では、周波数を下げる変更であることが判断され
る。これにより、制御手段では、ターゲット回路に供給
すべきシステムクロックの周波数を下げるように、制御
信号によりクロックパルス発生回路に指示される。これ
により、クロックパルス発生回路では、ターゲット回路
へのシステムクロックの周波数が下げられる。続いて、
制御手段では、周波数−電圧変換回路へのクロックの周
波数を下げるように制御信号によりクロックパルス発生
回路に指示される。これにより、クロックパルス発生回
路では、周波数−電圧変換回路へのクロックの周波数が
下げられる。なお、クロックパルス発生回路がターゲッ
ト回路へ供給するシステムクロックと周波数−電圧変換
回路に供給するクロックを同時に切り替えることが可能
ならば、同時に切り替えても構わない。
【0034】
【発明の実施の形態】第1実施形態 図1は、本発明に係る電源電圧周波数制御回路を採用し
た電子回路システムの第1の実施形態を示すブロック図
である。
【0035】本回路システム10は、図1に示すよう
に、ターゲット回路11、クロック供給回路12、電源
電圧供給回路13、および制御回路14を有している。
【0036】ターゲット回路11は、クロック周波数お
よび電源電圧VDDの制御対象となるシステムを構成し、
後述するように、クロック周波数においてシステムの動
作を保証する最低の電源電圧を供給することが可能な電
源電圧供給回路13から電源電圧VDDの供給を受け、多
階調のクロック周波数を生成することができるクロック
供給回路12から供給されるシステムクロックSYSC
LKに同期して動作し、所望の処理を行う。
【0037】本第1の実施形態に係るターゲット回路1
1では、CPU111とタイマ112を含むその周辺回
路113が連動して要求されたタスクを処理する。CP
U111は、タイマ112の計時時刻を受けて、任意の
時刻において、周波数の変更後の値と周波数を変更する
時刻を制御回路14に信号S111として指示する。す
なわち、CPU111は、変更する周波数の値を指示す
るだけ、電源電圧は考慮していない。
【0038】タイマ112は、周波数が固定のクロック
FXCLKに同期して動作することにより、一定の時間
を計測し、計測結果を一致信号S112aとして制御回
路14に出力する。また、タイマ112は計測時刻を信
号S112bとしてCPU111に報知する。
【0039】図2は、図1のタイマの具体的な構成例を
示す図である。このタイマ112は、図2に示すよう
に、クロックFXCLKに同期して動作するカウンタ1
121、カウンタ1121のカウント値VCNTと比較
する比較値VCMPを保持しておくコンペアレジスタ1
122、カウンタ1121のカウント値VCNTとコン
ペアレジスタ1122に保持された比較値VCMPとを
比較するコンパレータ1123により構成されている。
【0040】このタイマ112においては、コンペアレ
ジスタ1122に保持される比較値VCMPは制御回路
14により信号S143として設定され、カウンタ11
21のカウント値VCNTが比較値VCMPと一致した
時点で、一致したことを報知する一致信号S112aが
コンパレータ1123から制御回路14に出力される。
制御回路14は、この一致信号S112aを検知するこ
とにより時間の経過を知り得る。また、カウンタ112
1の値は、CPU111および制御回路14が共に読み
出すことが可能で、CPU111および制御回路14は
読み出したカウンタ1121の値に必要な経過時間を加
算した時間をコンペアレジスタ1122に設定する。
【0041】クロック供給回路12は、多階調のクロッ
ク周波数のシステムクロックSYSCLKを生成するこ
とが可能で、制御回路14による第1の制御信号S14
1により指示されたクロック周波数のシステムクロック
SYSCLKを、ターゲット回路11に供給する。
【0042】図3は、図1のクロック供給回路の具体的
な構成例を示す図である。このクロック供給回路12
は、図3に示すように、所定周波数のクロックを発振す
る位相同期回路(PLL回路)121、複数の分周比に
て複数、たとえば4種類のクロック周波数f0,f1,
f2,f3のクロックを生成する分周器122、および
制御回路14による第1の制御信号S141により指示
されたクロック周波数のシステムクロックを選択して出
力するセレクタ123により構成されている。
【0043】このクロック供給回路12においては、P
LL回路121のたとえば周波数300MHzの発振ク
ロックが分周器122に供給される。分周器122で
は、複数の分周比、たとえば1/3、1/4、1/6、
1/12の分周比にてPLL回路121の発振クロック
が分周されることにより、たとえばf0(=100MH
z),f1(=75MHz),f2(=50MHz),
f3(=25MHz)のクロック周波数のクロックが生
成され、セレクタ123に供給される。そして、セレク
タ123においては、制御回路14による第1の制御信
号S141に従って、所望の周波数のクロックが選択さ
れ、システムクロックSYSCLKとしてターゲット回
路11に供給される。
【0044】電源電圧供給回路13は、多階調の電源電
圧VDDを供給することが可能で、制御回路14の第2の
制御信号S142に応じた値の電源電圧VDDをターゲッ
ト回路11に供給する。
【0045】制御回路14は、ターゲット回路11のC
PU111による時刻情報を周波数変更指示信号S11
1を受けると、CPU111から指示された周波数から
周波数を高くする(上げる)動作をすべきか低くする
(下げる)動作をすべきかの判定を行い、周波数を上げ
る場合には、指示された周波数値から、ターゲット回路
11に供給すべき電源電圧値を求めるとともに、CPU
111から指示された時刻から電源電圧VDDを高くする
(上げる)時刻を算出し、算出した時刻をタイマ112
のコンペアレジスタ1122に設定し、タイマからの一
致信号S112aを検知した時点で、求めた電源電圧値
に上げるように、第2の制御信号S142により電源電
圧供給回路13に指示し、次に、周波数を上げる時刻を
タイマ112のコンペアレジスタ1122に設定し、タ
イマからの一致信号S112aを検知した時点で、指示
された周波数に上げるように、第1の制御信号S141
によりクロック供給回路12に指示する。また、制御回
路14は、周波数を下げる動作をすべきものと判定した
場合には、指示された周波数値から、ターゲット回路1
1に供給すべき電源電圧値を求めるとともに、周波数を
下げる時刻をタイマ112のコンペアレジスタ1122
に設定し、タイマからの一致信号S112aを検知した
時点で、指示された周波数に下げるように、第1の制御
信号S141によりクロック供給回路12に指示し、求
めた電源電圧値に下げるように、第2の制御信号S14
2により電源電圧供給回路13に指示する。
【0046】このように、制御回路14は、クロック周
波数に応じて必要な電源電圧を指示する。これにより、
CPU111は、変更する周波数の値および時刻を指示
するだけで済み、電源電圧を考慮する必要がなくなる。
【0047】制御回路14では、クロック周波数の値か
らそれに必要な電源電圧を算出するには、たとえば図4
に示すように、クロック供給回路12が生成できるそれ
ぞれのクロック周波数においてシステムの動作が保証で
きる電源電圧の値の関係をテーブルとして内部に保持し
ておく方法が採用される。図4の例では、クロック周波
数f0のとき電源電圧VDDはV0、クロック周波数f1
のとき電源電圧VDDはV1、クロック周波数f2のとき
電源電圧VDDはV2、クロック周波数f3のとき電源電
圧VDDはV3をそれぞれ供給するようにあらかじめ定め
られている。ただし、f0>f1>f2>f3、V0>
V1>V2>V3なる関係を満足する。
【0048】あるいは、制御回路14では、クロックを
入力とし、そのクロック周期に応じた電源電圧または、
電源電圧設定値を出力する機能を有する周波数−電圧変
換回路を備える方法などが採用される。また、制御回路
14は、電源電圧を変更する場合にはある程度の時間を
要するため、事前に電源電圧を制御する必要がある場合
がある。この必要な時間も内部のレジスタに保持してお
くことにより、周波数の変更時刻から自動的に電源電圧
の変更時刻を算出することが可能となる。
【0049】また、制御回路14は、電源電圧供給回路
13が電源電圧を変更するのに要するセットアップ時間
を考慮し、低い周波数から高い周波数に切り替える場合
は、そのタイミングからセットアップ時間だけ早い時点
で電源電圧供給回路13に対して、高い周波数に応じた
電源電圧に上げるように第2の制御信号S142により
指示する。また、高い周波数から低い周波数に切り替え
る場合は、そのタイミングにあわせて電源電圧供給回路
13に対して、低い周波数に応じた電源電圧に下げるよ
うに第2の制御信号S142により指示する。このタイ
ミングにて電源電圧を制御することにより、周波数を切
り替えてもシステムの動作を保証することができる。制
御回路14は、タイマ112を用いた時間計測により、
適切なタイミングにおいて電源電圧を制御することがで
きる。
【0050】図5は、本第1の実施形態における制御回
路のクロック周波数と電源電圧を変更する制御動作を説
明するためのタイミングチャートである。また、図6
は、本第1の実施形態における制御回路のクロック周波
数と電源電圧を変更する制御動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【0051】以下に、上記構成による動作を、制御回路
14の制御機能を中心に、図5のタイミングチャートお
よび図6のフローチャートに関連付けて説明する。
【0052】図5(A)および(B)に示すように、時
刻T1にてシステムクロック周波数fをf1からf2に
下げる場合、ターゲット回路11のCPU111から時
刻T1より早い時刻T4において、時刻T1にて周波数
をf2に変更するように指示する時刻情報を含む周波数
変更指示信号S111が制御回路14に出力される。
【0053】制御回路14では、ターゲット回路11の
CPU111による周波数変更指示信号S111を受け
ると、CPU111から指示された周波数から周波数を
高くする(上げる)動作をすべきか低くする(下げる)
動作をすべきかの判定が行われる(図6のST1)。こ
の場合、現在の周波数f1の値からf2に下げる変更で
あることが判断される。制御回路14では、指示された
周波数値から、ターゲット回路11に供給すべき電源電
圧値を求められとともに、周波数を下げる時刻がタイマ
112のコンペアレジスタ1122に設定される。そし
て、タイマ112からの一致信号S112aを検知した
時点で(図6のST2)、指定された時刻T1になった
ものとして、指示された周波数に下げるように、第1の
制御信号S141によりクロック供給回路12に指示さ
れ(図6のST3)、求めた電源電圧値に下げるよう
に、第2の制御信号S142により電源電圧供給回路1
3に指示される(図6のST4)。
【0054】これにより、クロック供給回路12におい
て、クロック周波数fがf1からf2に切り替えられ、
周波数f2のシステムクロックSYSCLKがターゲッ
ト回路11に供給される。また、電源電圧供給回路13
において、電源電圧VDDがV1からV2に切り替えられ
て、ターゲット回路11に供給される。
【0055】また、図5(A)および(B)に示すよう
に、時刻T2にてシステムクロック周波数fをf2から
f1に上げる場合、CPU111から時刻T2より早い
時刻T5において、時刻T5にて周波数をf1に変更す
るよう指示する時刻情報を含む周波数変更指示信号S1
11が制御回路14に出力される。
【0056】制御回路14では、ターゲット回路11の
CPU111による周波数変更指示信号S111を受け
ると、CPU111から指示された周波数から周波数を
高くする(上げる)動作をすべきか低くする(下げる)
動作をすべきかの判定が行われる(図6のST1)。こ
の場合、現在の周波数f2の値からf1に上げる変更で
あることが判断される。
【0057】制御回路14では、周波数を上げる場合に
は、周波数を変更する以前に電源電圧を上げておく必要
がある。そこで、制御回路14では、指示された周波数
値から、ターゲット回路11に供給すべき電源電圧値が
求められるとともに、CPU111から指示された時刻
T5から電源電圧VDDを高くする(上げる)時刻T3が
算出され(図6のST5)、算出した時刻がタイマ11
2のコンペアレジスタ1122に設定される。そして、
タイマ112からの一致信号S112aを検知した時点
で、指定された時刻T1になったものとして(図6のS
T6)、求めた電源電圧値に上げるように、第2の制御
信号S142により電源電圧供給回路13に指示される
(図6のST7)。次に、周波数を上げる時刻T2がタ
イマ112のコンペアレジスタ1122に設定される。
そして、タイマ112からの一致信号S112aを検知
した時点で、指定された時刻T2になったものとして
(図6のST8)、指示された周波数に上げるように、
第1の制御信号S141によりクロック供給回路12に
指示される(図6のST9)。
【0058】これにより、クロック供給回路12におい
て、クロック周波数fがf2からf1に切り替えられ、
周波数f1のシステムクロックSYSCLKがターゲッ
ト回路11に供給される。また、電源電圧供給回路13
において、電源電圧VDDがV2からV1に切り替えられ
て、ターゲット回路11に供給される。
【0059】なお、CPU111から周波数変更の指示
を送る時刻T4およびT5は、電源電圧VDDおよびクロ
ック周波数fが変更される時刻より早ければ、いつでも
問題はない。したがって、処理しているタスクのスケジ
ューリング上任意の時刻に指示を送ればよいので、タス
クを中断されることは発生しない。通常のシステムでは
OSやアプリケーションなどにより時間の管理が異な
る。絶対時刻でタスクの処理を管理するシステムもあれ
ば、逐次的に処理を行い、相対時刻でタスクの処理を管
理するシステムもある。なお、制御回路14は、タイマ
112のカウンタ1121の値を読むことが可能である
ため、周波数変更時刻T1およびT2の指定は、タイマ
112により管理されている絶対時刻でも、CPU11
1から指示される時刻T4およびT5からの相対時刻で
も問題はない。絶対時刻で制御時刻を指示される場合に
は、その時刻をタイマ112のコンペアレジスタ112
2に設定する。相対時刻で制御時刻を制御される場合に
は、現在の時刻を読みこみ、指定の時間を加算してコン
ペアレジスタ1122に設定する。
【0060】以上説明したように、本第1の実施形態に
よれば、複数のクロック周波数のシステムクロックを供
給可能で、システムクロックに同期して処理を行うター
ゲット回路11に対して、第1の制御信号S151に応
じたクロック周波数のシステムクロックを供給するクロ
ック供給回路12と、第2の制御信号S152に応じた
値の電源電圧をターゲット回路11に供給する電源電圧
供給回路13と、ターゲット回路11のCPU111か
ら周波数変更の指示を受けると、周波数変更値から周波
数を上げる変更か否かを判断し、周波数を上げる変更の
場合は、指示された時刻より早い時刻において電源電圧
を上げるように第2の制御信号S142を出力し、指示
された時刻にシステムクロック周波数を指示された周波
数値に上げるように第1の制御信号S141を出力し、
周波数を下げる変更の場合は、指示された時刻にシステ
ムクロック周波数を指示された周波数値に下げるように
第1の制御信号S141を出力し、電源電圧を下げるよ
うに第2の制御信号S142を出力する制御回路14を
設けたので、以下の効果を得ることができる。
【0061】すなわち、CPUなどターゲット回路11
(システム)の制御を行っている回路が時間を管理しな
がら、制御する必要がなく、割り込み処理等が発生せ
ず、システム側の負荷が軽減される。また、システム側
は周波数の制御のみ考慮すればよく、電源電圧の制御の
ための負荷がない。システム側は任意の時刻に変更の指
示をだすことが可能であり、通常の処理の空いていると
きに処理すればよく、スケジューリングの負荷が小さい
という利点がある。
【0062】また、本実施形態によれば、制御回路14
は、電源電圧供給回路13が電源電圧を変更するのに要
するセットアップ時間を考慮し、低い周波数から高い周
波数に切り替える場合は、そのタイミングからセットア
ップ時間だけ早い時点で電源電圧供給回路13に対し
て、高い周波数に応じた電源電圧に上げるように第2の
制御信号S142により指示し、高い周波数から低い周
波数に切り替える場合は、そのタイミングにあわせて電
源電圧供給回路13に対して、低い周波数に応じた電源
電圧に下げるように第2の制御信号S142により指示
し、このタイミングにて電源電圧を制御することから、
周波数を切り替えてもシステムの動作を保証することが
できる。制御回路14は、タイマ112を用いた時間計
測により、適切なタイミングにおいて電源電圧を制御す
ることができる。
【0063】第2実施形態 図7は、本発明に係る電源電圧周波数制御回路を採用し
た電子回路システムの第2の実施形態を示すブロック図
である。
【0064】本第2の実施形態が上述した第1の実施形
態と異なる点は、ターゲット回路11のCPU111と
通信しているタイマ112とは別に制御回路14により
制御され、CPU111がそのカウンタ値を読み込むこ
とが可能なタイマ15を独立に配置したことにある。
【0065】図1の構成では、CPU111と連動して
所定のタスクを処理しているタイマ112に制御回路1
4用のコンパレータとコンペアレジスタを追加する修正
を必要とするが、既に既存のシステムに対して本発明の
回路を追加するような状況では、タイマの修正が困難な
場合がある。また、システムが処理するタスクによって
は、タイマを独占的に使用したい場合も想定される。そ
のような場合には、本第2の実施形態に係る図7に示す
構成のように、CPU111と通信しているタイマ11
2とは別に制御回路14により制御され、CPU111
がそのカウンタ値を読み込むことが可能なタイマ15を
独立に配置することにより、上述した第1の実施形態の
効果と同様の効果を得ることができることはもとより、
既存のシステムに容易かつ柔軟に対応できるという利点
がある。
【0066】第3実施形態 図8は、本発明に係る電源電圧周波数制御回路を採用し
た電子回路システムの第3の実施形態を示すブロック図
である。
【0067】本回路システム20は、図8に示すよう
に、ターゲット回路21、クロックパルス発生回路2
2、周波数−電圧変換回路23、電源電圧発生回路2
4、タイマ25、周波数制御回路26を有している。
【0068】ターゲット回路21は、クロック周波数お
よび電源電圧VDDの制御対象となるシステムを構成し、
後述するように、クロック周波数においてシステムの動
作を保証する最低の電源電圧を供給することが可能な電
源電圧発生回路24から電源電圧VDDの供給を受け、多
階調のクロック周波数を生成することができるクロッパ
ルス発生回路22から供給されるシステムクロックSY
SCLKに同期して動作し、所望の処理を行う。
【0069】クロックパルス発生回路22は、多階調の
クロック周波数のクロックを発生することが可能で、周
波数制御回路26による制御信号S261により独立し
て指示された周波数のシステムクロックSYSCLを発
生して、指示されたタイミングでターゲット回路21に
供給し、独立して指示された周波数のクロックCLKを
指示されたタイミングで周波数−電圧変換回路23に供
給する。なお、クロックパルス発生回路22は、ターゲ
ット回路21に供給する必要最低限の電源電圧を決定す
るために、周波数−電圧変換回路23にもシステムクロ
ックSYSCLKと周波数が同じクロックCLKを供給
する。
【0070】図9は、図8のクロックパルス発生回路の
具体的な構成例を示す図である。このクロックパルス発
生回路22は、図9に示すように、所定周波数のクロッ
クを発振する位相同期回路(PLL回路)221、複数
の分周比にて複数、たとえば4種類のクロック周波数f
0,f1,f2,f3のクロックを生成する分周器22
2、周波数制御回路26による制御信号S261により
指示されたクロック周波数のシステムクロックSYSC
LKを選択してターゲット回路21に出力するセレクタ
223、および周波数制御回路26による制御信号S2
61により指示されたクロック周波数のクロックCLK
を選択して周波数−電圧変換回路23に出力するセレク
タ224により構成されている。
【0071】クロックパルス発生回路22は、周波数制
御回路26の制御信号S261によりシステムクロック
SYSCLKを上げる指示を受けた場合には、セレクタ
224で指定の周波数、たとえばf1のクロックCLK
を選択して周波数−電圧変換回路23に出力し、電源電
圧VDDが周波数f1おける動作を保証できるV1に上が
るのに十分な時間が経過した後において、セレクタ22
3で指定の周波数f1のクロックを選択して、システム
クロックSYSCLKとしてターゲット回路21に供給
する。
【0072】クロックパルス発生回路22は、周波数制
御回路26の制御信号S261によりシステムクロック
SYSCLKを下げる指示を受けた場合には、セレクタ
223で指定の周波数、たとえばf2のクロックを選択
してシステムクロックSYSCLKとしてターゲット回
路21に供給し、続いて、セレクタ224で指定の周波
数f2のクロックを選択して、クロックCLKとして周
波数−電圧変換回路23に供給する。あるいは、クロッ
クパルス発生回路22は、周波数制御回路26の制御信
号S261によりシステムクロックSYSCLKを下げ
る指示を受けた場合には、セレクタ223で指定の周波
数、たとえばf2のクロックを選択してシステムクロッ
クSYSCLKとしてターゲット回路21に供給すると
ともに、セレクタ224で指定の周波数f2のクロック
を選択して、クロックCLKとして周波数−電圧変換回
路23に供給する。
【0073】このクロックパルス発生回路22において
は、PLL回路221のたとえば周波数300MHzの
発振クロックが分周器122に供給される。分周器22
2では、複数の分周比、たとえば1/3、1/4、1/
6、1/12の分周比にてPLL回路221の発振クロ
ックが分周されることにより、たとえばf0(=100
MHz),f1(=75MHz),f2(=50MH
z),f3(=25MHz)のクロック周波数のクロッ
クが生成され、セレクタ223およびセレクタ224に
供給される。そして、セレクタ223においては、周波
数制御回路26による制御信号S261に従って、所望
の周波数のクロックが指定のタイミングで選択され、シ
ステムクロックSYSCLKとしてターゲット回路11
に供給される。セレクタ224においては、周波数制御
回路26による制御信号S261に従って、所望の周波
数のクロックが指定のタイミングで選択され、クロック
CLKとして周波数−電圧変換回路23に供給される。
【0074】周波数−電圧変換回路23は、クロックパ
ルス発生回路22により供給されたクロックCLKの周
波数に対して、電源電圧発生回路24から供給される電
源電圧VDDが高いか低いかを判断し、電源電圧が高い場
合には、電源電圧発生回路24に電源電圧を下げるよう
に電圧指示信号S23により指示し、供給されたクロッ
ク周波数に対して、電源電圧が低い場合には、電源電圧
発生回路24に電源電圧を上げるように電圧指示信号S
23により指示する。このような周波数−電圧変換回路
の構成方法としては、たとえばターゲット回路に含まれ
るクリティカルパスを抜き出す、多段の遅延素子列を構
成する方法などにより、その遅延情報を取得する方法が
とられている。
【0075】図10は、図8の周波数−電圧変換回路の
具体的な構成例を示す図である。この周波数−電圧変換
回路23は、図10に示すように、レプリカ回路23
1、遅延検出回路232、および制御回路233を有し
ている。
【0076】周波数−電圧変換回路23では、レプリカ
回路231は、ターゲット回路21のクリティカルパス
と同じ伝送特性の伝送路を持つように構成される。そし
て、レプリカ回路231にクロックパルス発生回路22
によるクロックCLKを供給し、遅延検出回路232に
おいて、レプリカ回路231を伝播してくる信号の遅延
時間を検出する。遅延検出回路232は、レプリカ回路
231を伝播してくる信号をクロックCLKの次のサイ
クルにてラッチすることにより、レプリカ回路231を
伝播してくる信号とクロックCLKの位相差、すなわち
クロック1サイクルに対するレプリカ回路の遅延時間を
検出することが可能である。
【0077】制御回路233は、遅延検出回路232に
て検出された遅延情報をもとに、電源電圧発生回路24
に電圧値を指示する。レプリカ回路231を伝播してく
る信号の遅延時間がクロック1サイクルより十分短い場
合は、さらに電源電圧VDDを下げることが可能であり、
制御回路233は、現状の電源電圧VDDより低い電源電
圧値を電源電圧発生回路24に指示する。レプリカ回路
231を伝播してくる信号の遅延時間がクロック1サイ
クルより長い場合は、さらに電源電圧VDDを上げる必要
があり、制御回路233は、現状の電源電圧VDDより高
い電源電圧値を電源電圧発生回路24に指示する。
【0078】電源電圧発生回路24から供給される電源
電圧VDDによりレプリカ回路231の遅延特性が変化
し、レプリカ回路231を伝播してくる信号の遅延時間
がクロック1サイクル分になるように、電源電圧VDD
収束する。したがって、この周波数−電圧変換回路23
に供給するクロックCLKの周波数を変更することによ
り、レプリカ回路231を伝播してくる信号の遅延時間
が、そのクロック1サイクル分となる電源電圧VDDが電
源電圧発生回路24から供給されるようになる。
【0079】電源電圧発生回路24は、周波数−電圧変
換回路23からの指示に従い、電源電圧VDDを上げ下げ
してターゲット回路21および周波数−電圧変換回路2
3に供給する。
【0080】タイマ25は、周波数が固定のクロックF
XCLKに同期して動作することにより、周波数制御回
路26により設定され一定の時間を計測し、計測結果を
一致信号S25として周波数制御回路26に出力する。
【0081】図11は、図8のタイマの具体的な構成例
を示す図である。このタイマ251は、図11に示すよ
うに、クロックFXCLKに同期して動作するカウンタ
2511、カウンタ251のカウント値VCNTと比較
する比較値VCMPを保持しておくコンペアレジスタ2
52、カウンタ251のカウント値VCNTとコンペア
レジスタ252に保持された比較値VCMPとを比較す
るコンパレータ253により構成されている。
【0082】このタイマ25においては、コンペアレジ
スタ252に保持される比較値VCMPは周波数制御回
路26により信号S262として設定され、カウンタ2
51のカウント値VCNTが比較値VCMPと一致した
時点で、一致したことを報知する一致信号S25がコン
パレータ253から周波数制御回路26に出力される。
周波数制御回路26は、この一致信号S25を検知する
ことにより時間の経過を知り得る。
【0083】周波数制御回路26は、図示しない制御系
からターゲット回路21へのシステムクロックSYSC
LKの周波数変更指示を受けると、指示された周波数か
ら周波数を高くする(上げる)動作をすべきか低くする
(下げる)動作をすべきかの判定を行い、周波数を上げ
る場合には、周波数−電圧変換回路23へのクロックC
LKの周波数を上げるように制御信号S261によりク
ロックパルス発生回路22に指示し、その周波数で電源
電圧VDDを上げるために必要な時間を、タイマ25のコ
ンペアレジスタ252に設定し、タイマ25からの一致
信号S25を検知した時点で、ターゲット回路21への
システムクロックSYSCLKの周波数を上げるよう
に、制御信号S261によりクロックパルス発生回路2
2に指示する。また、周波数制御回路26は、周波数を
下げる動作をすべきものと判定した場合には、ターゲッ
ト回路21に供給すべきシステムクロックSYSCLK
の周波数を下げるように、制御信号S261によりクロ
ックパルス発生回路22に指示し、周波数−電圧変換回
路23へのクロックCLKの周波数を下げるように制御
信号S261によりクロックパルス発生回路22に指示
する。
【0084】このように、周波数制御回路26は、クロ
ックパルス発生回路22に対して、ターゲット回路21
に供給するシステムクロックSTSCLK、および周波
数−電圧変換回路23に供給するクロックCLKの周波
数を独立して指示することができる。また、周波数制御
回路262は、タイマ25用いて、時間の経過を計測す
ることができる。
【0085】図12は、本第3の実施形態における制御
回路のクロック周波数と電源電圧を変更する制御動作を
説明するためのタイミングチャートである。また、図1
3は、本第3の実施形態における制御回路のクロック周
波数と電源電圧を変更する制御動作を説明するためのフ
ローチャートである。
【0086】以下に、上記構成による動作を、周波数制
御回路26の制御機能を中心に、図12のタイミングチ
ャートおよび図13のフローチャートに関連付けて説明
する。なお、クロック周波数がf1のときにターゲット
回路21の動作を保証できる最低限の電源電圧をV1、
クロック周波数がf2のときにターゲット回路の動作を
保証できる最低限の電源電圧をV2とする。このとき、
f1>f2ならば、V1>V2となる。
【0087】まず、図12(B)に示すように、時刻T
1において、ターゲット回路3−1に供給するシステム
クロックSYSCLKの周波数をf2からf1に上げる
場合について説明する。
【0088】周波数制御回路26では、周波数変更指示
を受けると、周波数を高くする(上げる)動作をすべき
か低くする(下げる)動作をすべきかの判定が行われる
(図13のST11)。この場合、周波数をf2からf
1に上げる変更であることが判断される。周波数制御回
路26では、図12(A)に示すように、時刻T1より
も早い時刻T0において、周波数−電圧変換回路23へ
のクロックCLKの周波数を上げるように制御信号S2
61によりクロックパルス発生回路22に指示される。
これにより、クロックパルス発生回路22では、図12
(C)に示すように、周波数−電圧変換回路23へのク
ロックCLKの周波数がf2からf1に上げられる(図
13のST12)。なお、このとき、その周波数f1で
電源電圧VDDを上げるために必要な時間をがタイマ25
のコンペアレジスタ252に設定される。
【0089】周波数−電圧変換回路23では、周波数f
1に対して電源電圧が低いため、出言電圧発生回路24
に電圧を上げるように電圧指示信号S23により指示が
出される。これにより、ターゲット回路21および周波
数−電圧変換回路23に供給される電源電圧VDDが、周
波数f1に必要な電源電圧V1に収束する。
【0090】そして、周波数制御回路26は、タイマ2
5からの一致信号S25を検知した時点で(図13のS
T13)、ターゲット回路21へのシステムクロックS
YSCLKの周波数を上げるように、制御信号S261
によりクロックパルス発生回路22に指示される。そし
て、図12(B)および(D)に示すように、時刻T1
において周波数制御回路26により指示を受けたクロッ
クパルス発生回路22により、ターゲット回路21への
システムクロックSYSCLKの周波数がf2からf1
に上げられる(図13のST14)。
【0091】この場合、時刻T0からT1への間、図1
2(E)に示すように、ターゲット回路21に供給され
る電源電圧VDDはV2からV1に遷移しているが、ター
ゲット回路21は周波数f2のクロックに同期して動作
しており、周波数f2に対して必要最低限の電源電圧V
2より高いため、その動作は保証される。
【0092】電源電圧VDDがV2からV1に遷移するの
に要する時間は、周波数−電圧変換回路23から電源電
圧発生回路24に指示するタイミングと、電源電圧発生
回路24の電源電圧を供給する能力、電源電圧を変動さ
せる刻みにより算出することが可能であるため、周波数
制御回路26はあらかじめ算出しておいた時間をタイマ
25により計測することが可能となる。したがって、周
波数制御回路26は、上述したように時刻T0におい
て、ロックパルス発生回路22に周波数−電圧変換回路
23へのクロック周波数をf2からf1に上げるよう指
示し、タイマ25にて算出しておいた時間の経過を検知
し、その後、クロックパルス発生回路22にターゲット
回路21に供給するシステムクロックSYSCLKの周
波数をf2からf1に上げるよう指示することにより、
この動作が実現される。
【0093】次に、図12(B)に示すように、時刻T
2においてターゲット回路21に供給するシステムクロ
ックSYSCLKの周波数をf1からf2に下げる場合
について説明する。
【0094】この場合、周波数制御回路26では、周波
数をf1からf2に下げる変更であることが判断され
る。これにより、周波数制御回路26では、ターゲット
回路21に供給すべきシステムクロックSYSCLKの
周波数を下げるように、制御信号S261によりクロッ
クパルス発生回路22に指示される(図13のST1
5)。これにより、クロックパルス発生回路22では、
図12(D)に示すように、ターゲット回路22へのシ
ステムクロックSYSCLKの周波数がf1からf2に
下げられる(図13のST15)。続いて、周波数制御
回路26では、周波数−電圧変換回路23へのクロック
CLKの周波数を下げるように制御信号S261により
クロックパルス発生回路22に指示される(図13のS
T16)。これにより、クロックパルス発生回路22で
は、図12(C)に示すように、周波数−電圧変換回路
23へのクロックCLKの周波数がf1からf2に下げ
られる。
【0095】なお、クロックパルス発生回路22がター
ゲット回路21へ供給するシステムクロックSYSCL
Kと周波数−電圧変換回路23に供給するクロックCL
Kを同時に切り替えることが可能ならば、同時に切り替
えても構わない。
【0096】以上説明したように、本第3の実施形態に
よれば、多階調のクロック周波数のクロックを発生する
ことが可能で、周波数制御回路26による制御信号S2
61により独立して指示された周波数のシステムクロッ
クSYSCLを発生して、指示されたタイミングでター
ゲット回路21に供給し、独立して指示された周波数の
クロックCLKを指示されたタイミングで周波数−電圧
変換回路に供給するクロックパルス発生回路22と、ク
ロックパルス発生回路22により供給されたクロックC
LKの周波数に対して、電源電圧発生回路24から供給
される電源電圧VDDが高いか低いかを判断し、電源電圧
が高い場合には、電源電圧発生回路24に電源電圧を下
げるように信号S23により指示し、供給されたクロッ
ク周波数に対して、電源電圧が低い場合には、電源電圧
発生回路24に電源電圧を上げるように信号S23によ
り指示する周波数−電圧変換回路23と、周波数−電圧
変換回路23からの指示に従い、電源電圧VDDを上げ下
げしてターゲット回路21および周波数−電圧変換回路
23に供給する電源電圧発生回路24と、周波数−電圧
変換回路に供給するクロック周波数と、ターゲット回路
21に供給するクロック周波数を独立して制御可能で、
周波数を上げる場合には、周波数−電圧変換回路23に
供給するクロック周波数を上げ、電源電圧が上がるのに
十分な時間が経過した後においてターゲット回路21供
給するクロック周波数を上げさせ、周波数を下げる場合
には、ターゲット回路21に供給するクロック周波数を
下げさせ、続いて、周波数−電圧変換回路23に供給す
るクロック周波数を下させる周波数制御回路23とを設
けたので、以下の効果を得ることができる。
【0097】すなわち、ターゲット回路21と周波数−
電圧変換回路23に供給するクロックを独立して制御す
ることができることにより、ターゲット回路21の周波
数を切り替える前に、電源電圧をあげておくことができ
る。また、周波数−電圧変換回路23による低消費電力
化技術を複数クロックのシステムに応用することができ
る。また、タイマの時間計測により、事前に電源電圧を
上げておく時間を最小限にとどめることができる。さら
に、周波数−電圧変換回路23のデータを利用すること
により、電源電圧を観測することができ、システムの信
頼性が高まるという利点がある。
【0098】第4実施形態 図14は、本発明に係る電源電圧周波数制御回路を採用
した電子回路システムの第4の実施形態を示すブロック
図である。
【0099】本第4の実施形態が上述した第3の実施形
態と異なる点は、タイマを設けていない点にある。
【0100】そのため、本第4の実施形態に係る周波数
−電圧変換回路23Aは、供給されたクロックCLKの
周波数に対して、電源電圧発生回路24から供給される
電源電源電圧VDDが高いか低いかを判断し、その結果を
信号S23Aにより周波数制御回路26に報知するよう
に構成されている。第3の実施形態に係る周波数制御回
路26は、タイマ25により、電源電圧がV1に収束し
た時刻T1を検知していたのに対して、本第4の実施形
態に係る周波数制御回路26Aは、周波数−電圧変換回
路23の判断結果により、その時刻T1を検知し、換言
すれば、電源電圧VDDがV1に収束したかどうかを判断
し、電源電圧VDDがV1に収束した(上がった)ことを
確認した後、ターゲット回路21に供給するシステムク
ロックSYSCLKの周波数を上げるように指示を出
す。周波数−電圧変換回路23Aが、電源電圧を上げる
ように指示している期間は、また電源電圧が収束してい
ないからである。
【0101】図15は、本第4の実施形態に係る周波数
制御回路のクロック周波数と電源電圧を変更する制御動
作を説明するためのフローチャートである。
【0102】本第4の実施形態に係る周波数制御回路2
6Aは、図示しない制御系からターゲット回路21への
システムクロックSYSCLKの周波数変更指示を受け
ると、指示された周波数から周波数を高くする(上げ
る)動作をすべきか低くする(下げる)動作をすべきか
の判定を行い(図15のST21)、周波数を上げる場
合には、周波数−電圧変換回路23AへのクロックCL
Kの周波数を上げるように制御信号S261によりクロ
ックパルス発生回路22に指示し(図15のST2
2)、周波数−電圧変換回路23Aからの信号S23A
により電源電圧VDDの収束を確認した時点で(図15の
ST23)、ターゲット回路21へのシステムクロック
SYSCLKの周波数を上げるように、制御信号S26
1によりクロックパルス発生回路22に指示する(図1
5のST24)。また、周波数制御回路26Aは、周波
数を下げる動作をすべきものと判定した場合には、ター
ゲット回路21に供給すべきシステムクロックSYSC
LKの周波数を下げるように、制御信号S261により
クロックパルス発生回路22に指示し(図15のST2
5)、周波数−電圧変換回路23へのクロックCLKの
周波数を下げるように制御信号S261によりクロック
パルス発生回路22に指示する(図15のST26)。
【0103】本第4の実施形態によれば、上述した第3
の実施形態の効果と同様の効果を得ることができる。
【0104】第5実施形態 図16は、本発明に係る電源電圧周波数制御回路を採用
した電子回路システムの第5の実施形態を示すブロック
図である。
【0105】本第5の実施形態では、上述した第3の実
施形態に係るタイマ25により時間を計測してターゲッ
ト回路21に供給するシステムクロックSYSCLKの
周波数を上げる時刻T1を検知する方法と、上述した第
4の実施実施形態に係る周波数−電圧変換回路23Bの
判断結果により電源電圧の遷移が収束したことを知る方
法の両方を兼ね備えた構成となっている。
【0106】図17は、本第5の実施形態に係る周波数
制御回路のクロック周波数と電源電圧を変更する制御動
作を説明するためのフローチャートである。
【0107】本第5の実施形態に係る周波数制御回路2
6Bは、図示しない制御系からターゲット回路21への
システムクロックSYSCLKの周波数変更指示を受け
ると、指示された周波数から周波数を高くする(上げ
る)動作をすべきか低くする(下げる)動作をすべきか
の判定を行い(図17のST31)、周波数を上げる場
合には、周波数−電圧変換回路23AへのクロックCL
Kの周波数を上げるように制御信号S261によりクロ
ックパルス発生回路22に指示し(図17のST3
2)、その周波数で電源電圧VDDを上げるために必要な
時間を、タイマ25のコンペアレジスタ252に設定
し、タイマ25からの一致信号S25を検知し(図17
のST33)、かつ周波数−電圧変換回路23Aからの
信号S23Aにより電源電圧VDDの収束を確認した時点
で(図17のST34)、ターゲット回路21へのシス
テムクロックSYSCLKの周波数を上げるように、制
御信号S261によりクロックパルス発生回路22に指
示する(図17のST35)。また、周波数制御回路2
6Bは、周波数を下げる動作をすべきものと判定した場
合には、ターゲット回路21に供給すべきシステムクロ
ックSYSCLKの周波数を下げるように、制御信号S
261によりクロックパルス発生回路22に指示し(図
17のST36)、周波数−電圧変換回路23へのクロ
ックCLKの周波数を下げるように制御信号S261に
よりクロックパルス発生回路22に指示する(図17の
ST37)。
【0108】本第5の実施形態によれば、タイマ25に
より、ターゲット回路21に供給するシステムクロック
SYSCLKの周波数を上げる時刻T1を検知し、周波
数−電圧変換回路23Aの判断結果から電源電圧が所望
の値に収束したことを確認でき、より信頼性の高い周波
数制御を実現できる利点がある。
【0109】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
CPUなどターゲット回路(システム)の制御を行って
いる回路が時間を管理しながら、制御する必要がなく、
割り込み処理等が発生せず、システム側の負荷が軽減さ
れる。また、ターゲット回路側は周波数の制御のみ考慮
すればよく、電源電圧の制御のための負荷がない。ま
た、ターゲット回路側は任意の時刻に変更の指示をだす
ことが可能であり、通常の処理の空いているときに処理
すればよく、スケジューリングの負荷が小さい。
【0110】本発明によれば、ターゲット回路と周波数
−電圧変換回路に供給するクロックを独立して制御する
ことができることから、ターゲット回路の周波数を切り
替える前に、電源電圧をあげておくことができる。ま
た、周波数−電圧変換回路による低消費電力化技術を複
数クロックのシステムに応用することができる。また、
タイマの時間計測により、事前に電源電圧を上げておく
時間を最小限にとどめることができる。さらに、周波数
−電圧変換回路のデータを利用することにより、電源電
圧を観測することができ、システムの信頼性が高まると
いう利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電源電圧周波数制御回路を採用し
た電子回路システムの第1の実施形態を示すブロック図
である。
【図2】本第1の実施形態に係るタイマの具体的な構成
例を示す図である。
【図3】本第1の実施形態に係るクロック供給回路の具
体的な構成例を示す図である。
【図4】本実施形態においてクロック周波数と電源電圧
との関係の一例を示す図である。
【図5】本第1の実施形態における制御回路のクロック
周波数と電源電圧を変更する制御動作を説明するための
タイミングチャートである。
【図6】本第1の実施形態における制御回路のクロック
周波数と電源電圧を変更する制御動作を説明するための
フローチャートである。
【図7】本発明に係る電源電圧周波数制御回路を採用し
た電子回路システムの第2の実施形態を示すブロック図
である。
【図8】本発明に係る電源電圧周波数制御回路を採用し
た電子回路システムの第3の実施形態を示すブロック図
である。
【図9】本第3の実施形態に係るクロックパルス発生回
路の具体的な構成例を示す図である。
【図10】本第3の実施形態に係る周波数−電圧変換回
路の具体的な構成例を示す図である。
【図11】本第3の実施形態に係るタイマの具体的な構
成例を示す図である。
【図12】本第3の実施形態における制御回路のクロッ
ク周波数と電源電圧を変更する制御動作を説明するため
のタイミングチャートである。
【図13】本第3の実施形態における制御回路のクロッ
ク周波数と電源電圧を変更する制御動作を説明するため
のフローチャートである。
【図14】本発明に係る電源電圧周波数制御回路を採用
した電子回路システムの第4の実施形態を示すブロック
図である。
【図15】本第4の実施形態における周波数制御回路の
クロック周波数と電源電圧を変更する制御動作を説明す
るためのフローチャートである。
【図16】本発明に係る電源電圧周波数制御回路を採用
した電子回路システムの第5の実施形態を示すブロック
図である。
【図17】本第5の実施形態における周波数制御回路の
クロック周波数と電源電圧を変更する制御動作を説明す
るためのフローチャートである。
【図18】従来の課題を説明するための図である。
【符号の説明】
10,10A…電子回路システム、11…ターゲット回
路、111…CPU,112…タイマ、1121…カウ
ンタ、1122…コンペアレジスタ、1123…コンパ
レータ、113…周辺回路、12…クロック供給回路、
121…位相同期回路(PLL回路)、122…分周
器、123…セレクタ、13…電源電圧供給回路、14
…制御回路、15…タイマ、20,20A,20B…電
子回路システム、21…ターゲット回路、22…クロッ
クパルス発生回路、23…周波数−電圧変換回路、24
…電源電圧発生回路、25…タイマ、251…カウン
タ、252…コンペアレジスタ、253…コンパレー
タ、26…周波数制御回路。

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のクロック周波数のシステムクロッ
    クを供給可能で、システムクロックに同期して処理を行
    うターゲット回路に対して、第1の制御信号に応じたク
    ロック周波数のシステムクロックを供給するクロック供
    給回路と、 第2の制御信号に応じた値の電源電圧を上記ターゲット
    回路に供給する電源電圧供給回路と、 周波数を高くする指示をする場合には、次に変更する周
    波数に対して、システムの動作が保証できる電源電圧に
    事前に高くするように上記第2の制御信号により電源電
    圧供給回路に指示してから、周波数を高くするように第
    1の制御信号によりクロック供給回路に指示する制御手
    段とを有する電源電圧周波数制御回路。
  2. 【請求項2】 上記制御手段は、周波数を低くする指示
    をする場合には、周波数を低くように第1の制御信号に
    よりクロック供給回路に指示するとともに、次に変更す
    る周波数に対して、システムの動作が保証できる電源電
    圧に低くするように上記第2の制御信号により電源電圧
    供給回路に指示する請求項1記載の電源電圧周波数制御
    回路。
  3. 【請求項3】 複数のクロック周波数のシステムクロッ
    クを供給可能で、システムクロックに同期して処理を行
    うターゲット回路に対して、第1の制御信号に応じたク
    ロック周波数のシステムクロックを供給するクロック供
    給回路と、 第2の制御信号に応じた値の電源電圧を上記ターゲット
    回路に供給する電源電圧供給回路と、 上記ターゲット回路からの周波数変更値と変更時間の指
    示に従い、上記第1の制御信号を上記クロック供給回路
    に出力し、上記第2の制御信号を上記電源電圧供給回路
    に出力す制御手段とを有する電源電圧周波数制御回路。
  4. 【請求項4】 上記制御手段は、上記ターゲット回路か
    ら指示される周波数変更値から、上記ターゲット回路に
    供給する電源電圧値を算出し、上記第2の制御信号によ
    り上記電源電圧供給回路に指示する請求項3記載の電源
    電圧周波数制御回路。
  5. 【請求項5】 上記制御手段は、上記ターゲット回路に
    供給するシステムクロックの周波数値と上記ターゲット
    回路に供給する電源電圧値の関係のテーブルを保持して
    おり、指示された周波数値に応じた電圧を選択して、上
    記第2の制御信号により上記電源電圧供給回路に指示す
    る請求項3記載の電源電圧周波数制御回路。
  6. 【請求項6】 上記制御手段は、指示された上記ターゲ
    ット回路に供給するシステムクロックの周波数値から、
    周波数−電圧変換を行い、変換して得られた電源電圧値
    を、上記第2の制御信号により上記電源電圧供給回路に
    指示する請求項3記載の電源電圧周波数制御回路。
  7. 【請求項7】 上記制御手段により計測すべき時間が設
    定可能で、設定された時間を計測する一致信号を出力す
    るタイマを有し、 上記制御手段は、上記ターゲット回路から指示された周
    波数変更時間を上記タイマに設定し、当該タイマによる
    一致信号を入力すると、上記第1の制御信号を上記クロ
    ック供給回路に出力する請求項3記載の電源電圧周波数
    制御回路。
  8. 【請求項8】 上記制御手段は、上記クロック供給回路
    が供給しているクロックの周波数と上記ターゲット回路
    により指示された周波数変更値とを比較し、比較結果に
    応じて周波数を高くするか低くするかを判定して、上記
    第1の制御信号により上記クロック供給回路に指示する
    請求項3記載の電源電圧周波数制御回路。
  9. 【請求項9】 上記制御手段は、周波数を高くする判定
    を行った場合には、指示された時刻より早い時刻におい
    て電源電圧を上げるように上記第2の制御信号を上記電
    源電圧供給回路に出力し、指示された時刻にシステムク
    ロック周波数を指示された周波数値に上げるように上記
    第1の制御信号を上記クロック供給回路に出力する請求
    項8記載の電源電圧周波数制御回路。
  10. 【請求項10】 上記制御手段により計測すべき時間が
    設定可能で、設定された時間を計測する一致信号を出力
    するタイマを有し、 上記制御手段は、周波数を高くする時刻から電源電圧を
    上げる時刻を算出し、算出した時刻に基づく時間を上記
    タイマに設定し、当該タイマによる一致信号を入力する
    と、上記第2の制御信号を上記電源電圧供給回路に出力
    する請求項9記載の電源電圧周波数制御回路。
  11. 【請求項11】 上記制御手段は、周波数を低くする判
    定を行った場合には、指示された時刻にシステムクロッ
    ク周波数を指示された周波数値に下げるように上記第1
    の制御信号を上記クロック供給回路に出力し、電源電圧
    を下げるように上記第2の制御信号を上記電源電圧供給
    回路に出力する請求項8記載の電源電圧周波数制御回
    路。
  12. 【請求項12】 上記制御手段は、周波数を高くする判
    定を行った場合には、指示された時刻より早い時刻にお
    いて電源電圧を上げるように上記第2の制御信号を上記
    電源電圧供給回路に出力し、指示された時刻にシステム
    クロック周波数を指示された周波数値に上げるように上
    記第1の制御信号を上記クロック供給回路に出力し、周
    波数を低くする判定を行った場合には、指示された時刻
    にシステムクロック周波数を指示された周波数値に下げ
    るように上記第1の制御信号を上記クロック供給回路に
    出力し、電源電圧を下げるように上記第2の制御信号を
    上記電源電圧供給回路に出力する請求項8記載の電源電
    圧周波数制御回路。
  13. 【請求項13】 上記制御手段により計測すべき時間が
    設定可能で、設定された時間を計測する一致信号を出力
    するタイマを有し、 上記制御手段は、周波数を高くする時刻から電源電圧を
    上げる時刻を算出し、算出した時刻に基づく時間を上記
    タイマに設定し、当該タイマによる一致信号を入力する
    と、上記第2の制御信号を上記電源電圧供給回路に出力
    する請求項12記載の電源電圧周波数制御回路。
  14. 【請求項14】 供給されたクロック周波数に対して電
    源電圧が高いか低いかを判断し、高い場合には電源電圧
    を下げるように、低い場合には上げるように指示する電
    圧指示信号を出力する周波数−電圧変換回路と、 上記周波数変更値の指示に従い、周波数変更を指示する
    制御信号を出力する制御手段と、 複数のクロック周波数のシステムクロックを供給可能
    で、システムクロックに同期して処理を行うターゲット
    回路および上記周波数−電圧変換回路に対して、上記制
    御信号に応じたクロック周波数のシステムクロックを独
    立して供給するクロック供給回路と、 上記電圧信号信号に応じた値の電源電圧を上記ターゲッ
    ト回路および周波数−電圧変換回路に供給する電源電圧
    供給回路と、 を有する電源電圧周波数制御回路。
  15. 【請求項15】 上記制御手段は、周波数を高くする指
    示を受けた場合には、上記周波数−電圧変換回路に供給
    するクロック周波数を上げ、電源電圧が上がるのに十分
    な時間が経過した後において上記ターゲット回路に供給
    するクロック周波数を上げるように上記制御信号により
    上記クロック供給回路に指示する請求項14記載の電源
    電圧周波数制御回路。
  16. 【請求項16】 上記制御手段は、周波数を低くする指
    示を受けた場合には、上記ターゲット回路に供給するク
    ロック周波数を下げ、続いて、上記周波数−電圧変換回
    路に供給するクロック周波数を下げるように上記制御信
    号により上記クロック供給回路に指示する請求項14記
    載の電源電圧周波数制御回路。
  17. 【請求項17】 上記制御手段は、周波数を低くする指
    示を受けた場合には、上記周波数−電圧変換回路に供給
    するクロック周波数と、上記ターゲット回路に供給する
    クロック周波数を同時に下げるように上記制御信号によ
    り上記クロック供給回路に指示する請求項14記載の電
    源電圧周波数制御回路。
  18. 【請求項18】 上記制御手段は、周波数を高くする指
    示を受けた場合には、上記周波数−電圧変換回路に供給
    するクロック周波数を上げ、電源電圧が上がるのに十分
    な時間が経過した後において上記ターゲット回路に供給
    するクロック周波数を上げるように上記制御信号により
    上記クロック供給回路に指示し、周波数を低くする指示
    を受けた場合には、上記ターゲット回路に供給するクロ
    ック周波数を下げ、続いて、上記周波数−電圧変換回路
    に供給するクロック周波数を下げるように上記制御信号
    により上記クロック供給回路に指示する請求項14記載
    の電源電圧周波数制御回路。
  19. 【請求項19】 上記制御手段は、周波数を高くする指
    示を受けた場合には、上記周波数−電圧変換回路に供給
    するクロック周波数を上げ、電源電圧が上がるのに十分
    な時間が経過した後において上記ターゲット回路に供給
    するクロック周波数を上げるように上記制御信号により
    上記クロック供給回路に指示し、周波数を低くする指示
    を受けた場合には、上記周波数−電圧変換回路に供給す
    るクロック周波数と、上記ターゲット回路に供給するク
    ロック周波数を同時に下げるように上記制御信号により
    上記クロック供給回路に指示する請求項14記載の電源
    電圧周波数制御回路。
  20. 【請求項20】 上記制御手段により計測すべき時間が
    設定可能で、設定された時間を計測する一致信号を出力
    するタイマを有し、 上記制御手段は、周波数を高くする時刻から電源電圧を
    上げる時刻を算出し、算出した時刻に基づく時間を上記
    タイマに設定し、当該タイマによる一致信号を入力する
    と、上記ターゲット回路に供給するクロック周波数を上
    げるように上記制御信号により上記クロック供給回路に
    指示する請求項15記載の電源電圧周波数制御回路。
  21. 【請求項21】 上記制御手段により計測すべき時間が
    設定可能で、設定された時間を計測する一致信号を出力
    するタイマを有し、 上記制御手段は、周波数を高くする時刻から電源電圧を
    上げる時刻を算出し、算出した時刻に基づく時間を上記
    タイマに設定し、当該タイマによる一致信号を入力する
    と、上記ターゲット回路に供給するクロック周波数を上
    げるように上記制御信号により上記クロック供給回路に
    指示する請求項18記載の電源電圧周波数制御回路。
  22. 【請求項22】 上記制御手段により計測すべき時間が
    設定可能で、設定された時間を計測する一致信号を出力
    するタイマを有し、 上記制御手段は、周波数を高くする時刻から電源電圧を
    上げる時刻を算出し、算出した時刻に基づく時間を上記
    タイマに設定し、当該タイマによる一致信号を入力する
    と、上記ターゲット回路に供給するクロック周波数を上
    げるように上記制御信号により上記クロック供給回路に
    指示する請求項19記載の電源電圧周波数制御回路。
  23. 【請求項23】 上記制御手段は、電源電圧が上がった
    ことを検知し、電源電圧が上がったことを確認した後、
    上記ターゲット回路に供給するクロック周波数を上げる
    ように上記制御信号により上記クロック供給回路に指示
    する請求項15記載の電源電圧周波数制御回路。
  24. 【請求項24】 上記制御手段は、電源電圧が上がった
    ことを検知し、電源電圧が上がったことを確認した後、
    上記ターゲット回路に供給するクロック周波数を上げる
    ように上記制御信号により上記クロック供給回路に指示
    する請求項18記載の電源電圧周波数制御回路。
  25. 【請求項25】 上記制御手段は、電源電圧が上がった
    ことを検知し、電源電圧が上がったことを確認した後、
    上記ターゲット回路に供給するクロック周波数を上げる
    ように上記制御信号により上記クロック供給回路に指示
    する請求項19記載の電源電圧周波数制御回路。
  26. 【請求項26】 上記制御手段により計測すべき時間が
    設定可能で、設定された時間を計測する一致信号を出力
    するタイマを有し、 上記制御手段は、周波数を高くする時刻から電源電圧を
    上げる時刻を算出し、算出した時刻に基づく時間を上記
    タイマに設定し、当該タイマによる一致信号を入力し、
    かつ電源電圧が上がったことを検知し、電源電圧が上が
    ったことを確認した後、上記ターゲット回路に供給する
    クロック周波数を上げるように上記制御信号により上記
    クロック供給回路に指示する請求項15記載の電源電圧
    周波数制御回路。
  27. 【請求項27】 上記制御手段により計測すべき時間が
    設定可能で、設定された時間を計測する一致信号を出力
    するタイマを有し、 上記制御手段は、周波数を高くする時刻から電源電圧を
    上げる時刻を算出し、算出した時刻に基づく時間を上記
    タイマに設定し、当該タイマによる一致信号を入力し、
    かつ電源電圧が上がったことを検知し、電源電圧が上が
    ったことを確認した後、上記ターゲット回路に供給する
    クロック周波数を上げるように上記制御信号により上記
    クロック供給回路に指示する請求項18記載の電源電圧
    周波数制御回路。
  28. 【請求項28】 上記制御手段により計測すべき時間が
    設定可能で、設定された時間を計測する一致信号を出力
    するタイマを有し、 上記制御手段は、周波数を高くする時刻から電源電圧を
    上げる時刻を算出し、算出した時刻に基づく時間を上記
    タイマに設定し、当該タイマによる一致信号を入力し、
    かつ電源電圧が上がったことを検知し、電源電圧が上が
    ったことを確認した後、上記ターゲット回路に供給する
    クロック周波数を上げるように上記制御信号により上記
    クロック供給回路に指示する請求項19記載の電源電圧
    周波数制御回路。
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