JP2003149491A - 光導波回路モジュール - Google Patents

光導波回路モジュール

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optical
optical fiber
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optical waveguide
fiber array
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Tsuneaki Saito
恒聡 斎藤
Junichi Hasegawa
淳一 長谷川
Kanji Tanaka
完二 田中
Kazuhisa Kashiwabara
一久 柏原
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Furukawa Electric Co Ltd
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Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 挿入損失が小さく、製造歩留まりと信頼性の
高い光導波回路モジュールを提供する。 【解決手段】 1本以上の光導波路を備えた導波路形成
領域10を基板11上に形成した光導波回路部品30
と、前記光導波路に接続される光ファイバ7を備えた光
ファイバアレイ1(1a,1b)とを設け、光導波回路
部品30の少なくとも接続端面側には導波路形成領域1
0の表面側に上板43,44を設ける。上板43,44
の上面を光導波回路部品30の上面14,15と成し、
光導波回路部品30の接続端面と光ファイバアレイ1
(1a,1b)の接続端面とを対向配置し、光導波回路
部品30と光ファイバアレイ1aの上面15,16同
士、光導波回路部品と光ファイバアレイ1bの上面1
4,16同士、光導波回路部品と30光ファイバアレイ
1a,1bの底面17,18同士をほぼ同一平面上に形
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信等に使用さ
れ、光導波回路部品と光ファイバアレイとを接続して形
成される光導波回路モジュールに関するものである。
【0002】
【背景技術】現在、光通信の分野では、低価格化、高集
積化の点から、複数の光導波回路をシリコン基板や石英
基板上に配列した光導波回路(PLC;Planar
Lightwave Circuit)部品の実用化が
進んでいる。また、光導波回路部品の多機能化に伴い、
配列する光導波回路の高集積化が進んでいる。
【0003】光導波回路部品は、一般に、光ファイバを
配列してなる光ファイバアレイに接続されてモジュール
化され、用いられている。この光導波回路モジュール
は、例えば図5に示すように、光導波回路部品30の入
射側および出射側に光ファイバアレイ1(1a,1b)
を接続して形成されている。
【0004】光導波回路部品30は、1本以上の光導波
路を備えた導波路形成領域10を、光導波路形成用の基
板11上に形成したものである。導波路形成領域10に
形成される光導波路は様々であるが、同図においては、
1本の光入力導波路2と8本の光出力導波路6を有して
いる。同図に示す光導波回路部品30の回路構成は、光
入力導波路2が分岐部47を介して分岐されて光出力導
波路6が形成された回路構成である。
【0005】この光導波回路部品30は、1つの光入力
部41(光入力導波路2の入射側)から入力された光を
分岐して、8つの光出力部(光出力導波路6の出射側で
あり、同図には図示せず)から出力するスプリッタ型の
光導波回路部品(1×8スプリッタ)である。
【0006】光導波回路部品30の各接続端面側(対向
する2端面側)には、導波路形成領域10の表面側にガ
ラス製の上板43,44が設けられている。上板43,
44は、光導波回路部品30を光ファイバアレイ1と接
続する上で、機械的に安定、かつ、高強度な接続を実現
するための重要な役割を果たしている。
【0007】光ファイバアレイ1(1a,1b)は、そ
れぞれ、ガイド基板23(23a,23b)と押さえ板
24(24a,24b)とを有している。
【0008】また、同図には図示されていないが、ガイ
ド基板23(23a,23b)には、それぞれ、1本以
上の光ファイバ配列ガイド溝が形成されている。光ファ
イバ配列ガイド溝は、通常、V溝(V字形溝)に形成さ
れ、それぞれの光ファイバ配列ガイド溝に光ファイバ7
が挿入固定されている。この光ファイバ7が押さえ板2
4(24a,24b)により押さえられている。
【0009】ガイド基板23(23a,23b)、押さ
え板24(24a,24b)による光ファイバ7の固定
には、通常、接着剤(同図には図示せず)が用いられ
る。
【0010】図5に示す光導波回路モジュールにおいて
は、入射側の光ファイバアレイ1(1b)には1本の光
ファイバ7が固定されており、この光ファイバ7が光導
波回路部品30の光入力導波路2に接続されている。な
お、光ファイバ7は、接続端面側の被覆が除去された状
態で前記光ファイバ配列ガイド溝に挿入されている。光
ファイバ配列ガイド溝に挿入された光ファイバ7は、押
さえ板24(24b)によって押さえられている。
【0011】また、出射側の光ファイバアレイ1(1
a)には、8本の光ファイバ7が等配列ピッチで配列固
定されている。これらの光ファイバ7は、光ファイバテ
ープ心線21から引き出されており、接続端面の被覆が
除去された状態でそれぞれ前記光ファイバ配列ガイド溝
に挿入され、押さえ板24(24a)に押さえられてい
る。これらの光ファイバ7は、光導波回路部品30の対
応する光出力導波路6に接続されている。なお、光ファ
イバテープ心線21は、光ファイバ7をその直径の略2
倍である250μmピッチで1列に並設してなる。
【0012】光ファイバアレイ1のガイド基板23に形
成されている光ファイバ配列ガイド溝の配列ピッチは、
一般に、光ファイバテープ心線21における光ファイバ
7の配列ピッチと等しい、250μmに形成されてい
る。また、光ファイバ配列ガイド溝の配列ピッチは、光
ファイバ7の直径とほぼ等しい127μmに形成されて
いるものもある。光ファイバ配列ガイド溝の配列ピッチ
を光ファイバ7の直径とほぼ等しい配列ピッチとしたも
のにおいては、光ファイバ7をほぼ隙間なく並べられ
る。
【0013】図6は、光ファイバアレイ1の一例を示し
ており、この光ファイバアレイ1は、光ファイバ7を光
ファイバ7の直径とほぼ等しい配列ピッチで32本配列
したものである。ガイド基板23には、光ファイバ配列
ガイド溝9が、光ファイバ7の直径とほぼ等しい127
μmの配列ピッチPで形成されており、各光ファイバ
配列ガイド溝9に光ファイバ7が挿入固定されている。
【0014】この場合、同図に示すように、光ファイバ
アレイ1には、光ファイバテープ心線21(21a,2
1b)を2段に重ねて設けられる。そして、例えば図7
に示す模式図のように、光ファイバテープ心線21aに
配列されている光ファイバ7(7a)と光ファイバテー
プ心線21bに配列されている光ファイバ7(7b)の
配列が行われる。
【0015】すなわち、図7の(a)に示すように、光
ファイバ7(7a)の先端側は約250μmピッチで並
設されており、同図の(b)に示すように、光ファイバ
7(7a)と光ファイバ7(7b)を交互に配列する。
そして、図6に示したように、これらの光ファイバ7
(7a,7b)をガイド基板23(23a)の光ファイ
バ配列ガイド溝9に挿入して光ファイバアレイ1を形成
する。
【0016】また、図6に示すように、光ファイバテー
プ心線21を複数並設して設置するタイプの光ファイバ
アレイでは、同図に示すように、隣り合う光ファイバテ
ープ心線21間の光ファイバ7の配列ピッチPを、1
つの光ファイバテープ心線21内における光ファイバ7
の配列ピッチPよりも少し広めに形成した構成のもの
もある。この構成は、隣り合う光ファイバテープ心線2
1同士の被覆がぶつかる等の、光ファイバテープ心線2
1の干渉を避けることができる。
【0017】この構成において、例えば光ファイバ配列
ガイド溝の配列ピッチPが127μmの場合は、隣り
合うテープ間の光ファイバ7の配列ピッチPを例えば
254〜500μmとすることが行われる。また、光フ
ァイバ配列ガイド溝の配列ピッチPが250μmの場
合は、隣り合うテープ間の光ファイバ7の配列ピッチP
を例えば360〜500μmとすることが行われる。
【0018】図5に示したような光導波回路モジュール
において、光ファイバアレイ1(1a,1b)の接続端
面と前記光導波回路部品30の接続端面は、それぞれ研
磨された後、光ファイバアレイ1(1b)と光導波回路
部品30の入射側端面とが対向配置され、光ファイバア
レイ1(1a)と光導波回路部品30の出射側端面とが
対向配置されている。
【0019】なお、光導波回路モジュールは、同図に示
すように、光導波回路部品30の接続端面および光ファ
イバアレイ1(1a,1b)の接続端面がZ方向に対し
て直交していてもよいが、Z方向に直交する面に対して
斜めに形成することが好ましい。光導波回路部品30の
接続端面や光ファイバアレイ1(1a,1b)の接続端
面をZ方向に直交する面に対して斜めに形成すると、接
続端面における光の反射を抑制できる。
【0020】上記光ファイバアレイ1(1a,1b)の
接続端面と光導波回路部品30の接続端面との対向配置
により、光ファイバアレイ1(1a,1b)の光ファイ
バ7と光導波回路部品30の光導波路(図5の場合、光
入力導波路2と光出力導波路6)の接続端面が対向配置
される。
【0021】そして、対応する光ファイバ7の接続端面
と光導波路の接続端面との軸ずれ(位置ずれ)が最小と
なるように調心される。この調心位置で、光ファイバア
レイ1(1a,1b)の接続端面と光導波回路部品30
の接続端面とが紫外線(UV)硬化接着剤等により接着
固定される。
【0022】なお、上記調心は、例えば以下のようにし
て行われる。すなわち、光導波回路部品30に配列され
ている光導波路と、光ファイバアレイ1に配列されてい
る光ファイバ7とが光学的に接続されるように位置決め
する第1の位置決めを行う。
【0023】この第1の位置決めは、光導波路と光ファ
イバ7とが光学的に接続される程度に位置決めする必要
があるので、少なくとも5〜10μm程度の位置精度が
必要である。このため、第1の位置決めに際しては、光
導波回路部品30と光ファイバアレイ1の接続部を実体
顕微鏡もしくは高拡大のCCDカメラ等を用いて拡大観
察し、これらの位置精度を精密に合わせることが行われ
る。
【0024】上記第1の位置決めを行った光導波路と光
ファイバ7に光を通し、その通過光を光パワーメータに
よりモニタして、通過光が最大になるように、光導波路
と光ファイバ7の少なくとも一方を移動しながら精密に
位置決めする。この位置決めは第2の位置決めと呼ばれ
ており、この第2の位置決めによって調心が完了する。
【0025】上記のような光導波回路モジュールにおい
て、光導波回路部品30の基板11の厚みは一般に1.
0mmであり、導波路形成領域10の厚みは約50μm
である。なお、基板11は、経済性の観点から、厚みが
1.0mmの市販のシリコンウエハを用いて形成される
ことが多いため、一般に、1.0mmの厚みに形成され
る。
【0026】また、光ファイバアレイ1のガイド基板2
3(23a,23b)と押さえ板24(24a,24
b)の厚み、上板43,44の厚みも、それぞれ1.0
mmとするのが一般的である。
【0027】なお、図5においては、上板43,44
は、光導波回路部品30の接続端面側にのみ設けられて
いるが、導波路形成領域10の上側全領域に上板を設け
て形成された光導波回路部品30もある。また、上板
は、必ずしも光導波回路部品30の両端側に設けられる
とは限らず、光導波回路部品30の一端側にのみ設けら
れる場合もある。さらに、導波路構成の形態によって
は、隣り合う2端面に上板が設けられる場合もある。
【0028】また、光導波回路モジュールは、必ずしも
ガイド基板23と押さえ板24を有する光ファイバアレ
イ1を光導波回路部品30に接続して形成するとは限ら
ない。例えば光ファイバ7の挿入孔を有する光ファイバ
フェルールのような形態の光ファイバアレイを光導波回
路部品30に接続した光導波回路モジュールもある。
【0029】また、光導波回路部品30の構成例は様々
なものが知られているが、上記スプリッタの他に、例え
ば図8に示すようなアレイ導波路回折格子(AWG;A
rrayed Waveguide Grating)
が広く知られている。
【0030】このアレイ導波路回折格子は、波長多重伝
送において波長合分波器の役割を果たす。波長多重伝送
は、例えば互いに異なる波長を有する複数の光を多重し
て1本の光ファイバにより伝送させるものであり、その
伝送量を飛躍的に向上することができる伝送方式であ
る。
【0031】アレイ導波路回折格子の導波路構成は、1
本以上の光入力導波路2と、その出射側に接続された第
1のスラブ導波路3と、第1のスラブ導波路3の出射側
に接続され、複数の並設されたチャンネル導波路4aか
ら成るアレイ導波路4と、アレイ導波路4の出射側に接
続された第2のスラブ導波路5と、第2のスラブ導波路
5の出射側に接続された複数の並設された光出力導波路
6とを有している。
【0032】前記アレイ導波路4は、第1のスラブ導波
路3から導出された光を伝搬するものであり、互いに異
なる長さに形成され、隣り合うチャンネル導波路4aの
長さは互いにΔL異なっている。
【0033】なお、光出力導波路6は、例えばアレイ導
波路回折格子によって分波あるいは合波される互いに異
なる波長の信号光の数に対応させて設けられるものであ
り、チャンネル導波路4aは、通常、例えば100本と
いったように多数設けられるが、同図においては、図の
簡略化のために、これらの光出力導波路6、チャンネル
導波路4aおよび光入力導波路2の各々の本数を簡略的
に示してある。
【0034】光入力導波路2には、例えば送信側の光フ
ァイバ(同図には図示せず)が接続されて、波長多重光
が導入されるようになっており、光入力導波路2を通っ
て第1のスラブ導波路3に導入された光は、その回折効
果によって広がってアレイ導波路4に入射し、アレイ導
波路4を伝搬する。
【0035】このアレイ導波路4を伝搬した光は、第2
のスラブ導波路5に達し、さらに、光出力導波路6に集
光されて出力されるが、アレイ導波路4の隣り合うチャ
ンネル導波路4aの長さが互いに設定量異なることか
ら、アレイ導波路4を伝搬した後に個々の光の位相にず
れが生じ、このずれ量に応じて集束光の波面が傾き、こ
の傾き角度により集光する位置が決まる。
【0036】そのため、波長の異なった光の集光位置は
互いに異なることになり、その位置に光出力導波路6を
形成することによって、波長の異なった光(分波光)を
波長ごとに異なる光出力導波路6から出力できる。
【0037】すなわち、アレイ導波路型回折格子は、光
入力導波路2から入力される互いに異なる複数の波長を
もった多重光から1つ以上の波長の光を分波して各光出
力導波路6から出力する光分波機能を有しており、分波
される光の中心波長は、アレイ導波路4の隣り合うチャ
ンネル導波路4aの長さの差(ΔL)及びアレイ導波路
4の実効屈折率(等価屈折率)nに比例する。
【0038】
【発明が解決しようとする課題】図9の(a)には、図
5に示した光導波回路モジュールに適用されている光導
波回路部品30の一端側の断面が模式的に示されてい
る。図9の(a)に示す断面は、光ファイバアレイ1
(1a)側の光導波回路部品30の断面であり、導波路
形成領域10には光出力導波路6が形成されている。
【0039】また、図9の(b)には、図5に示した光
導波回路モジュールに適用されている光ファイバアレイ
1(1a)の断面が模式的に示されている。なお、図9
の(a)、(b)は、厳密には実際の寸法と合っていな
いが、光導波回路部品30の光導波路である光出力導波
路6の中心と光ファイバ7の中心位置を合わせ、光導波
回路部品30と光ファイバアレイ1の位置関係を分かり
やすく示している。
【0040】従来の光導波回路モジュールにおいて、光
導波回路部品30の基板11の厚み(図9のa)は1.
0mm、導波路形成領域10の厚みは50μmであり、
上板44の厚み(同図のb)は1.0mmである。
【0041】また、上板44の上面15が光導波回路部
品30の上面15であり、光導波回路部品30に形成さ
れた光導波路(ここでは光出力導波路6)の厚み方向中
心と光導波回路部品30の上面15との距離(同図の
f)は約1.03mm、光出力導波路6の厚み方向中心
から基板11の底面17までの距離(同図のe)は約
1.02mmである。
【0042】なお、図9には示されていないが、光導波
回路部品30の他端側においても、その厚み構成は上記
と同様である。つまり、図5に示した上板43の上面1
4が光導波回路部品30の上面14と成し、光導波回路
部品30に形成された光入力導波路2の厚み方向中心と
光導波回路部品30の上面14との距離は約1.03m
m、光入力導波路2の厚み方向中心から基板11の底面
17までの距離は約1.02mmである。
【0043】一方、光ファイバアレイ1(1a)のガイ
ド基板23の厚み(図9のc)は約1.00mmであ
る。ガイド基板23の光ファイバ配列ガイド溝9に挿入
された光ファイバ7の直径は0.125mmであり、光
ファイバ7の中心とガイド基板23の底面18との距離
(同図のg)は約0.95mmである。また、押さえ板
24の厚み(同図のd)は1.00mm、光ファイバ7
の中心から押さえ板24の上面16までの距離(同図の
h)は約1.06mmとなる。
【0044】同図に示すように、光導波回路部品30の
コアと光ファイバ7の中心を位置あわせして光導波回路
部品30と光ファイバアレイ1を接続すると、上板44
の上面15と押さえ板24の上面16には約0.03m
mの段差(同図のi)が生じ、また、光導波回路部品3
0の底面17とガイド基板23の底面18には約0.0
7mmの段差(同図のj)が生じる。
【0045】また、光ファイバアレイ1(1b)は、光
ファイバ配列ガイド溝9および光ファイバ7の本数を1
本としている以外は、光ファイバアレイ1(1a)と同
様の構成であり、光ファイバアレイ1(1b)の接続端
面側と光導波回路部品30の光入力導波路2側の接続端
面との位置関係は、図9と同様である。
【0046】図10の(a)は、図5に示した光導波回
路モジュールと同じ厚み構成を有し、光導波回路部品3
0と光ファイバアレイ1(1a,1b)の接続端面を、
Z方向に直交する面に対して斜めに形成した光導波回路
モジュールの側面図が示されている。
【0047】また、図10の(b)は、光導波回路部品
30と光ファイバアレイ1(1a)との接続部(同図の
(a)の破線枠A内)を拡大して示す図であり、接続部
には接着剤40が設けられている。
【0048】従来の光導波回路モジュールは、図5、図
9、図10に示したように、光導波回路部品30と光フ
ァイバアレイ1との接続部に段差を有していたので、光
導波回路部品30の光導波路と光ファイバアレイ1の光
ファイバ7との調心が的確に行えないといった問題があ
った。
【0049】それというのは、光導波回路部品30と光
ファイバアレイ1に段差があると、図10の(a)に示
すような、CCDカメラ48等の焦点を光導波回路部品
30と光ファイバアレイ1の両方に同時に合わせること
ができないためである。そのため、実体顕微鏡やCCD
カメラ48を用いて、光導波路と光ファイバ7を光学的
に正確に位置決めすることができない。つまり、光導波
回路部品30と光ファイバアレイ1に段差があると、前
記第1の位置決めを正確に行うことができなかった。
【0050】特に、上下方向(例えば図10のY方向)
の位置決めは、CCDカメラ48や実体顕微鏡の焦点が
光導波回路部品30と光ファイバアレイ1に合う位置を
基準にする必要がある。しかし、光導波回路部品30と
光ファイバアレイ1に焦点が合うように調整してしまう
と、光導波回路部品30の光導波路と光ファイバアレイ
1の光ファイバ7の光軸がすれてしまう。こうなると、
前記第1の位置決めの後に行われる前記第2の位置決め
を行うことができなくなってしまう。
【0051】また、光導波回路部品30と光ファイバア
レイ1の接続部には、接着剤40が設けられる。光導波
回路モジュールは、この接着剤40の厚みを5μm程度
になるようにする必要がある。
【0052】しかしながら、従来の光導波回路モジュー
ルは、光導波回路部品30の上面14,15と光ファイ
バアレイ1の上面16とに段差があるので、光導波回路
部品30の接続端面と光ファイバアレイ1の接続端面と
の間隔が見えない。また、従来の光導波回路モジュール
は、光導波回路部品30の底面17と光ファイバアレイ
1の底面18とに段差があるので、光導波回路部品30
の接続端面と光ファイバアレイ1の接続端面との間隔が
見えない。
【0053】したがって、従来の光導波回路モジュール
は、光導波回路部品30と光ファイバアレイ1との間隔
を正確に決めることができず、この間隔に設けられる接
着剤40の厚みがばらついてしまうといった問題があっ
た。
【0054】さらに、光導波回路部品30と光ファイバ
アレイ1との接続部に段差があると、図10の(b)に
示すように、段差部に接着剤40がたまる。そうなる
と、光導波回路部品30と光ファイバアレイ1の接続部
分に応力が付与され、接続部の信頼性が低下するといっ
た問題もあった。
【0055】さらに、光導波回路部品30と光ファイバ
アレイ1の接続部に段差があると、光導波回路モジュー
ルの作製後に、光導波回路部品30と光ファイバアレイ
1との接続部に問題がないかどうかを顕微鏡等により検
査する際にも、接続部を観察しにくい。したがって、光
導波回路部品30と光ファイバアレイ1の接続部に段差
があると、その接続部に問題がある光導波回路モジュー
ルを見逃してしまうといった問題もあった。
【0056】本発明は、上記課題を解決するために成さ
れたものであり、その目的は、光導波回路部品と光ファ
イバアレイとを良好に接続して形成され、信頼性の高い
光導波回路モジュールを提供することにある。
【0057】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は次のような構成をもって課題を解決するた
めの手段としている。すなわち、第1の発明は、1本以
上の光導波路を備えた導波路形成領域を基板上に形成し
た光導波回路部品と、前記光導波路に接続される光ファ
イバを備えた光ファイバアレイとを有し、前記光導波回
路部品の少なくとも接続端面側には前記導波路形成領域
の表面側に上板が設けられて、該上板の上面が光導波回
路部品の上面と成し、前記光導波回路部品の接続端面と
前記光ファイバアレイの接続端面とが対向配置され、前
記光導波回路部品と前記光ファイバアレイの上面同士
と、前記光導波回路部品と前記光ファイバアレイの底面
同士の少なくとも一方はほぼ同一平面上に形成されてい
る構成をもって課題を解決する手段としている。
【0058】また、第2の発明は、上記第1の発明の構
成に加え、前記光ファイバアレイは光ファイバを挿入す
る光ファイバ配列ガイド溝を備えたガイド基板と、該ガ
イド基板の光ファイバ配列ガイド溝に挿入された光ファ
イバを押さえる押さえ板とを有している構成をもって課
題を解決する手段としている。
【0059】さらに、第3の発明は、上記第2の発明の
構成に加え、前記光ファイバアレイの押さえ板と光導波
回路部品の基板とが対向配置され、該光導波回路部品に
設けられた上板と前記光ファイバアレイのガイド基板と
が対向配置されている構成をもって課題を解決する手段
としている。
【0060】さらに、第4の発明は、上記第3の発明の
構成に加え、前記光ファイバアレイは押さえ板が下側に
配置されてガイド基板が上側に配置され、該ガイド基板
の底面が光ファイバアレイ上面と成しており、該光ファ
イバアレイ上面と光ファイバ中心との距離を、光導波回
路部品に形成された光導波路の厚み方向中心と光導波回
路部品の底面との距離より大きく形成した構成をもって
課題を解決する手段としている。
【0061】さらに、第5の発明は、上記第2または第
3または第4の発明の構成に加え、前記光ファイバアレ
イの光ファイバはガイド基板の光ファイバ配列ガイド溝
に接着固定されており、前記ガイド基板は前記光ファイ
バの接着固定時の光ファイバアレイの反りを抑制可能な
厚みに形成されている構成をもって課題を解決する手段
としている。
【0062】さらに、第6の発明は、上記第3または第
4または第5の発明の構成に加え、前記光ファイバアレ
イのガイド基板は1.07mm以上の厚みを有している
構成をもって課題を解決する手段としている。
【0063】さらに、第7の発明は、上記第1乃至第6
のいずれか一つの発明の構成に加え、前記光導波回路部
品の基板の厚みは段階的に複数設定された厚みのうちの
選択された1つの厚みとした構成をもって課題を解決す
る手段としている。
【0064】さらに、第8の発明は、上記第1乃至第7
のいずれか一つの発明の構成に加え、前記光導波回路部
品の基板の厚みを約1.00mmとした構成をもって課
題を解決する手段としている。
【0065】さらに、第9の発明は、上記第1乃至第8
のいずれか一つの発明の構成に加え、前記光導波回路部
品の基板はシリコン基板とした構成をもって課題を解決
する手段としている。
【0066】さらに、第10の発明は、上記第1乃至第
9のいずれか一つの発明の構成に加え、前記光導波回路
部品と光ファイバアレイを接着剤により固定した構成を
もって課題を解決する手段としている。
【0067】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。なお、本実施形態例の説明におい
て、従来例と同一名称部分には同一符号を付し、その重
複説明は省略または簡略化する。図1の(a)には、本
発明に係る光導波回路モジュールの第1実施形態例が側
面図により示されている。また、図1の(b)には、同
図の(a)の破線枠A内の拡大図が示されている、
【0068】第1実施形態例の光導波回路モジュール
は、図5、図10に示した従来例と同様に、光導波回路
部品30の接続端面と光ファイバアレイ1(1a,1
b)の接続端面とを対向配置し、光導波回路部品30の
両端側に光ファイバアレイ1(1a,1b)を固定して
形成されている。
【0069】光導波回路部品30は、シリコンの基板1
1上に導波路形成領域10を形成し、接続端面側にガラ
ス製等の上板43,44を設けている。導波路形成領域
10は、チャンネル間隔100GHz、チャンネル数1
6のアレイ導波路回折格子の回路を有しており、この回
路構成は、図8に示した構成とほぼ同様である。
【0070】また、この光導波回路部品30に対応させ
て、光ファイバアレイ1(1a)は16本の光ファイバ
7を配列して形成されている。光ファイバアレイ1(1
b)は1本の光ファイバ7を配列して形成されている。
【0071】本実施形態例において、光導波回路部品3
0および光ファイバアレイ1(1a,1b)の基本構成
は従来例と同様であり、光合分波回路部品30の接続端
面と光ファイバアレイ1(1a,1b)の接続端面は斜
めに研磨形成されている。
【0072】本実施形態例の特徴は、図1の(a)、
(b)に示すように、光導波回路部品30の上面14,
15と光ファイバアレイ1の上面16とがほぼ同一面上
に形成され、かつ、光導波回路部品30の基板底面17
と光ファイバアレイ1の底面18とが同一平面上に形成
されていることである。
【0073】つまり、本実施形態例の光導波回路モジュ
ールは、光導波回路部品30と光ファイバアレイ1の接
続部において、上面14,15,16側と底面17,1
8側の両方に段差がないことを特徴としている。
【0074】なお、光導波回路部品30の基板11およ
び導波路形成領域10の厚みは従来例と同様である。つ
まり、図2の(a)に示すように、基板11の厚み(同
図のa)は1.0mm、導波路形成領域10の厚みは5
0μm(0.05mm)である。ただし、本実施形態例
において、上板43(同図には図示せず)と上板44の
厚み(同図のb)は共に約0.95mmとしている。
【0075】一方、図2の(b)に示すように、光ファ
イバアレイ1(1a)のガイド基板23(23a)の厚
み(同図のc)は約1.07mm、押さえ板24(24
a)の厚み(同図のd)は約0.92mmとしている。
なお、光ファイバアレイ1(1b)の接続端面には1本
の光ファイバ配列ガイド溝9と1本の光ファイバ7が露
出されており、光ファイバアレイ1(1b)の厚み構成
は、光ファイバアレイ1(1a)の厚み構成と同様であ
る。
【0076】また、光導波回路部品30に形成された光
導波路(図2の(a)では光出力導波路6)の厚み方向
中心と光導波回路部品30の底面17との距離(同図に
示すe)と光ファイバアレイ1(1a)の光ファイバ7
の中心と光ファイバアレイ1(1a)の底面18との距
離(同図のg)は互いに等しく、その値は約1.02m
mである。
【0077】さらに、光導波回路部品30に形成された
光出力導波路6の厚み方向中心と光導波回路部品30の
上面15との距離(同図に示すf)と光ファイバアレイ
1(1a)の光ファイバ7の中心と光ファイバアレイ1
(1a)の上面16との距離(同図のh)は互いに等し
く、その値は約0.98mmである。
【0078】なお、図2には、光導波回路部品30の光
ファイバアレイ1(1a)側の接続端面と光ファイバア
レイ1(1a)の接続端面が示されているが、光導波回
路部品30の光ファイバアレイ1(1b)側の接続端面
は、図2に示す構成と同様の厚み構成を有している。
【0079】つまり、光導波回路部品30の光ファイバ
アレイ1(1b)側の接続端面には光出力導波路6の代
わりに1本の光入力導波路2が形成されており、この光
入力導波路2と光導波回路部品30の上面14との距離
は、光出力導波路6と光導波回路部品30の上面15と
の距離と等しい。また、光入力導波路2と光導波回路部
品30の底面17との距離は、光出力導波路6と底面1
7との距離に等しい。
【0080】本実施形態例は以上のように構成されてお
り、光導波回路部品30と光ファイバアレイ1(1a,
1b)の接続部において、上面14,15,16側と底
面17,18側の両方に段差がないので、光導波回路部
品30の光導波路と光ファイバアレイ1の光ファイバ7
を調心する作業を効率的、かつ、正確に行うことができ
る。
【0081】つまり、本実施形態例は、光導波回路部品
30と光ファイバアレイ1(1a,1b)の接続部にお
いて、上面14,15,16側と底面17,18側の両
方に段差がないために、上記光導波路と光ファイバ7を
調心する際に、CCDカメラ48等を用いた前記第1の
位置決めを迅速、かつ、正確に行え、時間をかけずに第
2の位置決め作業を進めることができる。
【0082】そして、第2の位置決めによって、光導波
回路部品30の光導波路と光ファイバアレイ1(1a,
1b)の調心を正確に行うことができる。
【0083】また、光導波回路部品30の接続端面と光
ファイバアレイ1(1a,1b)の接続端面との間隔を
CCDカメラ48等により確認しやすいため、その間隔
を調整しやすく、設計通りに形成できる。したがって、
光ファイバ7を光導波回路部品30にぶつけてしまうと
いった失敗も防ぐことができるし、接着剤40が接続部
の周りにたまることを防ぐことができる。
【0084】したがって、光導波回路部品30と光ファ
イバアレイ1との接続部分に応力が付与されて接続部の
信頼性が低下するといったこともなく、信頼性の高い光
導波回路モジュールを歩留まりよく実現することができ
る。
【0085】図3には、本発明に係る光導波回路モジュ
ールの第2実施形態例が側面図により示されている。第
2実施形態例の光導波回路モジュールは、上記第1実施
形態例と同様に、アレイ導波路回折格子の回路を備えた
光導波回路部品30の接続端面と光ファイバアレイ1
(1a,1b)の接続端面とを対向配置し、光導波回路
部品30の両端側に光ファイバアレイ1(1a,1b)
を固定して形成されている。
【0086】なお、第2実施形態例において、光導波回
路部品30は、チャンネル間隔100GHz、チャンネ
ル数48のアレイ導波路回折格子の回路を有している。
この光導波回路30に対応させて、光ファイバアレイ1
(1a)は48本の光ファイバを配列して形成されてい
る。
【0087】また、光ファイバアレイ1aの押さえ板2
4(24a)と光導波回路部品30の基板11とが対向
配置され、該光導波回路部品11に設けられた上板44
と光ファイバアレイ1aのガイド基板23(23a)と
が対向配置されている。
【0088】そして、図4の(b)に示すように、光フ
ァイバアレイ1aは押さえ板24aが下側に配置されて
ガイド基板23aが上側に配置され、該ガイド基板23
aの底面が光ファイバアレイ1aの上面16と成してい
る。光ファイバアレイ1aの上面16と光ファイバ7の
中心との距離(同図のg)は約1.44mmであり、ガ
イド基板23aの厚み(同図のc)は1.50mmであ
る。
【0089】また、図4の(a)に示すように、光導波
回路部品30の基板11の厚み(同図のa)は1.00
mm、光導波回路部品30に形成された光導波路(ここ
では光出力導波路6)の厚み方向中心と光導波回路部品
30の底面17との距離(同図のe)は、約1.02m
mである。
【0090】このように、第2実施形態例では、光ファ
イバアレイ1aの上面16と光ファイバ7の中心との距
離(図4の(b)のg)を光導波回路部品30に形成さ
れた光導波路(ここでは光出力導波路6)の厚み方向中
心と光導波回路部品30の底面17との距離(図4の
(b)のe)より大きく形成したことも特徴としてい
る。
【0091】従来、光導波回路モジュールに適用される
光導波回路部品30は、例えば1×9スプリッタや1×
16スプリッタ、あるいは、8〜16波の波長を合分波
するアレイ導波路回折格子が主流であったので、光導波
回路モジュールに適用される光ファイバアレイ1に配列
される光ファイバ7の心数(本数)も8心や16心とい
ったものが多かった。
【0092】しかしながら、昨今、光導波回路部品30
の多機能化が進んでおり、それに伴い、例えば1つの光
入力部から入力された光を分岐して32個の光出力部か
ら出力したり、64個の光出力部から出力したりするス
プリッタ型の光導波回路部品30の開発および実用化が
行われるようになった。また、アレイ導波路回折格子に
おいても、その合分波数は40以上のものが実用化され
ており、合分波数を60以上とするものも開発されてい
る。
【0093】そうなると、このような光導波回路部品3
0を適用して形成される光導波回路モジュールは、光フ
ァイバアレイ1に配列する光ファイバ7の心数を光導波
回路部品30に対応させて32〜60以上にする必要が
ある。しかし、厚みが従来と同様の、1.0mm程度の
ガイド基板23に32〜60以上の光ファイバ配列ガイ
ド溝を形成して光ファイバアレイ1を形成すると、光フ
ァイバ7の固定時の接着剤硬化収縮等に伴い、光ファイ
バアレイ1が大きく反ってしまうといった問題が生じ
た。
【0094】そこで、本発明者は、光ファイバアレイ1
の反り量とガイド基板23の厚みに着目し、光ファイバ
アレイ1に形成する光ファイバ配列ガイド溝9の配列ピ
ッチと総数に対応させて光ファイバアレイ1のガイド基
板23の厚みを適宜形成することにした。
【0095】このように、光ファイバアレイ1のガイド
基板23の厚みを、光ファイバ配列ガイド溝9の配列ピ
ッチと総数に対応させて形成する構成の詳細は、特願2
001−347796に示されている。この出願明細書
に示されているように、ガイド基板23の厚みを適宜形
成することにより、光ファイバ配列ガイド溝9の総数が
増えても(配列する光ファイバ7の心数が増えても)光
ファイバアレイ1の反りを抑制できる。
【0096】第2実施形態例は、この提案の構成を適用
し、48心の光ファイバ7を配列する光ファイバアレイ
1(1a)のガイド基板23(23a)を、上記厚み
(1.50mm)に形成した。つまり、ガイド基板23
aの厚みは、光ファイバアレイ1のガイド基板23aに
光ファイバ7を接着固定する時の、光ファイバアレイ1
aの反りを、0.45μm程度に小さく抑制可能な厚み
に形成されている。
【0097】また、光導波回路部品30の基板11は、
経済性を考慮するとシリコンウエハを用いて形成するこ
とが好ましく、その厚みは一般に1.00mmであるの
で、第2実施形態例においても基板11の厚みを1.0
0mmとしている。
【0098】このように、基板11の厚みとガイド基板
23aの厚みが大きく異なる光導波回路モジュールにお
いては、上記第1実施形態例のように、基板11とガイ
ド基板23aを対向配置すると、光導波回路部品30の
底面17と光ファイバアレイ1の底面をほぼ同一平面上
とすることが困難になる。
【0099】そこで、第2実施形態例では、上記のよう
に、光ファイバアレイ1aを上下逆さまにして、ガイド
基板23aを光導波回路部品30の上板44と対向配置
し、光ファイバアレイ1aの押さえ板24aを光導波回
路部品30の基板11と対向配置した。
【0100】そして、図4の(a)に示すように、光導
波回路部品30の上板44の厚み(同図のb)は1.4
1mm、上板44の上面15から光出力導波路6の厚み
方向中心までの距離(同図のf)は約1.44mmとし
た。また、同図の(b)に示すように、光ファイバアレ
イ1aの押さえ板24aの厚み(同図のd)は0.96
mm、光ファイバ7の中心から光ファイバアレイ1aの
底面18までの距離(同図のh)は約1.02mmとし
た。
【0101】なお、第2実施形態例において、光ファイ
バアレイ1bは、上記第1実施形態例の光ファイバアレ
イ1bと同様に構成され、光ファイバアレイ1bのガイ
ド基板23(23b)と光導波回路部品30の基板11
とが対向配置され、該光導波回路部品30の上板43と
光ファイバアレイ1bの押さえ板24(24b)とが対
向配置されている。
【0102】第2実施形態例は以上のように構成されて
おり、上記第1実施形態例と同様に、光導波回路部品3
0と光ファイバアレイ1(1a,1b)の接続部におい
て、上面14,15,16側と底面17,18側の両方
に段差がないので、上記第1実施形態例と同様の効果を
奏することができる。
【0103】なお、図11の(a)、図12の(a)に
は、第2実施形態例の比較例として、光ファイバアレイ
1aのガイド基板23の厚みを1.5mmとし、その他
の構成要素の厚みは従来例と同様に形成した光導波回路
モジュールの断面図が示されている。また、図11の
(b)、図12の(b)は、それぞれ、光導波回路部品
30と光ファイバアレイ1aの接続部(それぞれ対応す
る図の破線枠A内)の拡大図を示す。
【0104】これらの図に示すように、光ファイバアレ
イ1aのガイド基板23の厚みを1.5mmとし、その
他の構成要素の厚みは従来例と同様に形成すると、以下
の形態となる。つまり、光ファイバアレイ1aのガイド
基板23を下側にした図11の構成においては、光導波
回路部品30の底面17と光ファイバアレイ1aの底面
18とは非常に大きな段差を有している。また、光導波
回路部品30の上面15と光ファイバアレイ1aの上面
16とも段差を有している。
【0105】一方、光ファイバアレイ1aのガイド基板
23を上側にした図12の構成においては、光導波回路
部品30の上面15と光ファイバアレイ1aの上面16
とは非常に大きな段差を有している。また、光導波回路
部品30の底面17と光ファイバアレイ1aの底面18
とも段差を有している。
【0106】このように大きな段差を有していると、従
来例の光導波回路モジュールにおける問題がより一層深
刻となる可能性があった。つまり、図11、図12に示
す光導波回路モジュールは、例えば調心のために行われ
る第1の位置決めの時に、接続部の距離が全く見えず、
光ファイバアレイ1(1a)を光導波回路部品30にぶ
つけてしまい、光導波回路部品30や光ファイバアレイ
1(1a)を壊してしまうばかりか、位置決め装置にも
被害を及ぼしてしまうおそれがあった。
【0107】また、図11、図12に示す光導波回路モ
ジュールは、接着剤40のたまりが多いために、光導波
回路部品30と光ファイバアレイ1(1a)との接続部
に応力がかかり、光導波回路モジュールの挿入損失の変
化、接続部の破壊等を招くこともあった。
【0108】それに対し、第2実施形態例は、上記構成
により、光導波回路部品30と光ファイバアレイ1(1
a)の接続部において、上面15,16側と底面17,
18側の両方に段差がないので、上記第1実施形態例と
同様に、光導波回路部品30の光導波路と光ファイバ7
の調心を良好にでき、かつ、信頼性や歩留まりが高い光
導波回路モジュールと実現できる。
【0109】なお、本発明は上記各実施形態例に限定さ
れることはなく、様々な実施の態様を採り得る。例えば
上記各実施形態例では、光導波回路部品30と光ファイ
バアレイ1(1a,1b)の上面14,15,16同士
と、光導波回路部品30と光ファイバアレイ1(1a,
1b)の底面17,18同士の両方を同一平面上に形成
した。しかし、本発明の光導波回路モジュールは、上記
上面14,15,16同士と、底面17,18同士が、
例えば10〜20μm(0.01〜0.02mm)程度
の段差を有していても実用上は問題ない。
【0110】また、光導波回路部品30と光ファイバア
レイ1(1a,1b)の上面14,15,16同士と、
光導波回路部品30と光ファイバアレイ1(1a,1
b)の底面17,18同士のいずれか一方は段差を有し
ていてもよい。この場合、段差を有していない(ほぼ同
一平面上に形成されている)側の面をCCDカメラ48
等によって観察して光導波回路部品30の光導波路と光
ファイバアレイ1(1a,1b)の調心や、接続部の観
察を行えばよい。
【0111】ただし、光導波回路部品30と光ファイバ
アレイ1(1a,1b)の上面14,15,16同士
と、光導波回路部品30と光ファイバアレイ1(1a,
1b)の底面17,18同士の両方がほぼ同一平面上に
形成されていると、接着剤40のたまり等をより一層確
実に抑制でき、光導波回路モジュールの信頼性をより一
層高めることができる。
【0112】さらに、上記各実施形態例では、上板4
3,44は、光導波回路部品30の接続端面側にのみ設
けられていたが、導波路形成領域10の上側全領域に上
板を設けて形成してもよい。また、上板は、必ずしも光
導波回路部品30の両端側に設けられるとは限らず、光
導波回路部品30の一端側にのみ設けてもよいし、隣り
合う2端面に上板を設けてもよい。
【0113】さらに、上記各実施形態例では、光導波回
路部品30の接続端面および光ファイバアレイ1(1
a,1b)の接続端面を斜めに研磨する例を示したが、
これらの接続端面は必ずしも斜めに形成されているとは
限らない。また、光導波回路部品30や光ファイバアレ
イ1(1a,1b)の接続端面の形成方法も必ずしも研
磨によるとは限らず、切削等により形成してもよい。
【0114】さらに、上記各実施形態例では、光導波回
路部品30は、図8に示したようなアレイ導波路回折格
子の回路構成を有する構成としたが、光導波回路部品3
0の回路構成は特に限定されるものではなく、従来用い
られている回路や、提案されている様々なアレイ導波路
回折格子や、マッハツェンダ光干渉計回路、スプリッタ
等、適宜設定されるものである。
【0115】さらに、上記各実施形態例では、光導波回
路部品30の基板11は、厚みが1.00mmのシリコ
ン基板としたが、基板11は例えば石英基板としてもよ
い。また、基板11の厚みは、例えば市販されている基
板の厚み等、段階的に複数設定された厚み(例えば0.
5mm、1.0mm、1.5mm等)のうちの選択され
た1つの厚みとしてもよい。
【0116】さらに、上記各実施形態例では、光ファイ
バアレイ1は、ガイド基板23と押さえ板24を有して
いたが、光ファイバアレイの構成は特に限定されるもの
でなく適宜設定されるものであり、例えば光ファイバ7
の挿入孔を有する光ファイバフェルールのような形態の
光ファイバアレイとしてもよい。
【0117】
【発明の効果】本発明によれば、光導波回路モジュール
を構成する光導波回路部品と光ファイバアレイの上面同
士と、前記光導波回路部品と前記光ファイバアレイの底
面同士の少なくとも一方をほぼ同一平面上に形成したの
で、光導波回路部品の光導波路と光ファイバアレイの光
ファイバを効率良く正確に調心することができる。
【0118】また、本発明は、上記構成によって、光導
波回路部品と光ファイバアレイとの接続部を的確に観察
できるので、光導波回路部品の接続端面と光ファイバア
レイの接続端面の間隔を調整しやすく、設計通りに形成
できる。したがって、光導波回路部品と光ファイバアレ
イとの接続部分に応力が付与されて接続部の信頼性が低
下するといったこともなく、信頼性の高い光導波回路モ
ジュールを歩留まりよく実現することができる。
【0119】また、本発明において、光ファイバアレイ
は光ファイバを挿入する光ファイバ配列ガイド溝を備え
たガイド基板と、該ガイド基板の光ファイバ配列ガイド
溝に挿入された光ファイバを押さえる押さえ板とを有し
ている構成によれば、光ファイバを容易、かつ、的確に
配列することができ、歩留まりの良好な光ファイバアレ
イを実現でき、光導波回路モジュールの歩留まりもより
一層向上できる。
【0120】さらに、本発明において、光ファイバアレ
イの押さえ板と光導波回路部品の基板とが対向配置さ
れ、該光導波回路部品に設けられた上板と前記光ファイ
バアレイのガイド基板とが対向配置されている構成によ
れば、例えば光導波回路部品の基板の厚みがあらかじめ
設定されている場合に、光ファイバアレイのガイド基板
の厚みの選択幅を広げることができる。
【0121】つまり、この場合には、光導波回路部品の
上板の厚みを光ファイバアレイのガイド基板の厚みに対
応する厚みにすることで、光導波回路部品と光ファイバ
アレイの上面同士と、前記光導波回路部品と前記光ファ
イバアレイの底面同士の少なくとも一方をほぼ同一平面
上に形成することができる。
【0122】さらに、本発明において、光ファイバアレ
イは押さえ板が下側に配置されてガイド基板が上側に配
置され、該ガイド基板の底面が光ファイバアレイ上面と
成しており、該光ファイバアレイ上面と光ファイバ中心
との距離を、光導波回路部品に形成された光導波路の厚
み方向中心と光導波回路部品の底面との距離より大きく
形成した構成によれば、光ファイバアレイのガイド基板
の厚みを、例えば光ファイバアレイの光ファイバ配列ガ
イド溝の本数等に対応させて適宜、厚く形成することが
できる。
【0123】さらに、本発明において、光ファイバアレ
イの光ファイバはガイド基板の光ファイバ配列ガイド溝
に接着固定されており、前記ガイド基板は前記光ファイ
バの接着固定時の光ファイバアレイの反りを抑制可能な
厚みに形成されている構成によれば、光ファイバアレイ
と光導波回路部品との接続部における接続損失増加や剥
離等を抑制し、信頼性をより一層良好にできる。
【0124】さらに、本発明において、光ファイバアレ
イのガイド基板は1.07mm以上の厚みを有している
構成によれば、光ファイバアレイの押さえ板を下側に配
置してガイド基板を上側に配置することにより、光導波
回路部品と光ファイバアレイの上面同士と、前記光導波
回路部品と前記光ファイバアレイの底面同士の少なくと
も一方をほぼ同一平面上に形成しやすい。
【0125】さらに、本発明において、光導波回路部品
の基板の厚みは段階的に複数設定された厚みのうちの選
択された1つの厚みとした構成によれば、例えば市販さ
れている、複数の厚みの基板のうち、選択した厚みの基
板を用いて光導波回路モジュールを形成できるので、安
価な光導波回路モジュールの実現を図れる。
【0126】さらに、本発明において、光導波回路部品
の基板の厚みを約1.00mmとした構成によれば、最
も一般的に用いられている厚みの基板を用いて光導波回
路部品を形成できるので、より一層安価な光導波回路モ
ジュールを実現できる。
【0127】さらに、本発明において、光導波回路部品
の基板はシリコン基板とした構成によれば、最も一般的
に用いられているシリコン基板を用いて光導波回路部品
を形成できるので、より一層安価な光導波回路モジュー
ルを実現できる。
【0128】さらに、本発明において、光導波回路部品
と光ファイバアレイを接着剤により固定した構成によれ
ば、従来の技術を適用して、生産性良く製造できる光導
波回路モジュールを実現でき、より一層安価な光導波回
路モジュールを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光導波回路モジュールの第1実施
形態例を示す要部構成図(a)と、接続部の拡大図
(b)である。
【図2】上記第1実施形態例における光導波回路部品と
光ファイバアレイの接続端面側の厚み構成を示す説明図
である。
【図3】本発明に係る光導波回路モジュールの第2実施
形態例を示す要部構成図である。
【図4】上記第2実施形態例における光導波回路部品と
光ファイバアレイの接続端面側の厚み構成を示す説明図
である。
【図5】従来の光導波回路モジュールの一例を示す説明
図である。
【図6】光ファイバアレイの構成例を示す説明図であ
る。
【図7】光ファイバの直径とほぼ同じ配列ピッチで形成
した光ファイバ配列ガイド溝に配列する光ファイバの配
列形態例を示す模式図である。
【図8】アレイ導波路回折格子の構成例を示す説明図で
ある。
【図9】従来の光導波回路モジュールにおける光導波回
路部品と光ファイバアレイの接続端面側の厚み構成を示
す説明図である。
【図10】従来の光導波回路モジュールの側面図(a)
と、接続部の拡大図(b)である。
【図11】本発明に係る光導波回路モジュールの第2実
施形態例に対する比較例の光導波回路モジュールの側面
図(a)と、接続部の拡大図(b)である。
【図12】本発明に係る光導波回路モジュールの第2実
施形態例に対する別の比較例の光導波回路モジュールの
側面図(a)と、接続部の拡大図(b)である。
【符号の説明】
1,1a,1b 光ファイバアレイ 2 光入力導波路 3 第1のスラブ導波路 4 アレイ導波路 4a チャンネル導波路 5 第2のスラブ導波路 6 光出力導波路 7 光ファイバ 9 光ファイバ配列ガイド溝 10 導波路形成領域 11 基板 14,15,16 上面 17,18 底面 23,23a,23b ガイド基板 24,24a,24b 押さえ板 30 光導波回路部品 40,50 接着剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 完二 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 (72)発明者 柏原 一久 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 Fターム(参考) 2H037 BA24 CA01 CA10 DA02 DA04 DA06 DA12 DA17

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1本以上の光導波路を備えた導波路形成
    領域を基板上に形成した光導波回路部品と、前記光導波
    路に接続される光ファイバを備えた光ファイバアレイと
    を有し、前記光導波回路部品の少なくとも接続端面側に
    は前記導波路形成領域の表面側に上板が設けられて、該
    上板の上面が光導波回路部品の上面と成し、前記光導波
    回路部品の接続端面と前記光ファイバアレイの接続端面
    とが対向配置され、前記光導波回路部品と前記光ファイ
    バアレイの上面同士と、前記光導波回路部品と前記光フ
    ァイバアレイの底面同士の少なくとも一方はほぼ同一平
    面上に形成されていることを特徴とする光導波回路モジ
    ュール。
  2. 【請求項2】 光ファイバアレイは光ファイバを挿入す
    る光ファイバ配列ガイド溝を備えたガイド基板と、該ガ
    イド基板の光ファイバ配列ガイド溝に挿入された光ファ
    イバを押さえる押さえ板とを有していることを特徴とす
    る請求項1記載の光導波回路モジュール。
  3. 【請求項3】 光ファイバアレイの押さえ板と光導波回
    路部品の基板とが対向配置され、該光導波回路部品に設
    けられた上板と前記光ファイバアレイのガイド基板とが
    対向配置されていることを特徴とする請求項2記載の光
    導波回路モジュール。
  4. 【請求項4】 光ファイバアレイは押さえ板が下側に配
    置されてガイド基板が上側に配置され、該ガイド基板の
    底面が光ファイバアレイ上面と成しており、該光ファイ
    バアレイ上面と光ファイバ中心との距離を、光導波回路
    部品に形成された光導波路の厚み方向中心と光導波回路
    部品の底面との距離より大きく形成したことを特徴とす
    る請求項3記載の光導波回路モジュール。
  5. 【請求項5】 光ファイバアレイの光ファイバはガイド
    基板の光ファイバ配列ガイド溝に接着固定されており、
    前記ガイド基板は前記光ファイバの接着固定時の光ファ
    イバアレイの反りを抑制可能な厚みに形成されているこ
    とを特徴とする請求項2または請求項3または請求項4
    記載の光導波回路モジュール。
  6. 【請求項6】 光ファイバアレイのガイド基板は1.0
    7mm以上の厚みを有していることを特徴とする請求項
    3または請求項4または請求項5記載の光導波回路モジ
    ュール。
  7. 【請求項7】 光導波回路部品の基板の厚みは段階的に
    複数設定された厚みのうちの選択された1つの厚みとし
    たことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一
    つに記載の光導波回路モジュール。
  8. 【請求項8】 光導波回路部品の基板の厚みを約1.0
    0mmとしたことを特徴とする請求項1乃至請求項7の
    いずれか一つに記載の光導波回路モジュール。
  9. 【請求項9】 光導波回路部品の基板はシリコン基板と
    したことを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか
    一つに記載の光導波回路モジュール。
  10. 【請求項10】 光導波回路部品と光ファイバアレイを
    接着剤により固定したことを特徴とする請求項1乃至請
    求項9のいずれか一つに記載の光導波回路モジュール。
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