JP2003149084A - 軸受装置の検査装置および検査方法 - Google Patents

軸受装置の検査装置および検査方法

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JP2003149084A
JP2003149084A JP2001348126A JP2001348126A JP2003149084A JP 2003149084 A JP2003149084 A JP 2003149084A JP 2001348126 A JP2001348126 A JP 2001348126A JP 2001348126 A JP2001348126 A JP 2001348126A JP 2003149084 A JP2003149084 A JP 2003149084A
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bearing
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shaft
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Katsuo Ishikawa
勝男 石川
Kenichi Mizuno
賢一 水野
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製品組み込み状態と同様の振動音検査を軸受
装置状態で実施できる検査装置および検査方法を提供す
る。 【解決手段】 2個の軸受外輪13,14を予圧バネ15で連
結して一定間隔に保ち、軸受外輪13,14の内周に配置し
たボール13a,14aでシャフト12を支承した軸受ユニット
11を検査対象として、回転駆動時の振動音を測定し検査
する検査装置を構成するに際し、スリットを有し軸受外
輪13,14を内周に保持可能な円筒状スリーブ治具20と、
スリーブ治具20を内部に装着可能なロータ治具30と、ロ
ータ治具30内に装着されたスリーブ治具20より突出した
軸受ユニット11のシャフト12の一端を固定するシャフト
ガイド27とロータ治具30を回転させるステータ部29とを
同心状に配した固定ベース26と、を備えた構成とする。
スリーブ治具20とロータ治具20とによって製品同様の構
造を実現したので、製品状態での検査と同じ回転数、同
じ振動測定手段で検査可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気記録再生装置
の高速回転用モータなどに用いられる軸受装置の検査装
置および検査方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】モータを製造する時には、軸受の機械的
損傷を、それに起因する騒音、電磁的ノイズに基づいて
発生する振動等を介して検査する必要がある。そのため
の検査装置として、たとえば特開平05−126627
号公報に、磁気記録再生装置の高速回転用モータ(スピ
ンドルモータ)など、小型で固有振動数が高いモータを
検査する検査装置が開示されている。この検査装置は、
軸受ユニットが組み込まれたモータについて、つまり製
品状態にて、軸受ユニットの機械的損傷に伴われる騒音
(振動)を検査するものである。
【0003】上記した検査装置は、図6に示すように、
モータ保持台1と、振動音検出器を内蔵した振動音測定
端子2と、この振動音測定端子2を加圧する加圧手段3
と、振動音測定端子2に接続された判別手段4と、モー
タ駆動回路5とを備えている。そしてこのような構成に
より、モータ保持台1にモータユニット6を設置し、そ
の非回転部(ここではシャフト固定型であるためシャフ
ト6a)に振動音測定端子2を押し当てて加圧手段3に
より所定圧を負荷し、その状態で、モータ駆動回路5に
よりモータユニット6を回転駆動させて、振動音測定端
子2を通じて振動音(振動加速度)を検出し、検出され
た振動音が所定レベル(設定値)以下か否かを判別手段
4で判別するようにしている。
【0004】ここで、振動加速度aは次式で表わされ、
その振幅(A・(2πf)2)は周波数の増加に伴って
大となるので、振動加速度を用いて検査することで、感
度よく、確実に良否判定できるのである。
【0005】a(t)=−A・(2πf)2sin2πft f:振動数、A:定数、t:時間 図7は、上記したのと同様の検査装置を用いて、モータ
ユニットへの組み込み前の軸受ユニットを検査する状態
を示す。この軸受ユニット11は、シャフト12を、軸
受外輪13,軸受外輪14のそれぞれに保持されたボー
ル13a,14aで支承するようにしたものである。シ
ャフト12の所定位置には、ボール13a,14aの軸
方向移動を規制するためにボール保持溝(図示せず)が
形成され、軸受外輪13,軸受外輪14は、軸心方向に
伸縮可能な予圧バネ15で連結されることにより、一定
間隔に保たれている。
【0006】そこで検査時には、一方の軸受外輪13を
外輪受け16と測定端子17とで固定し、シャフト12
を自在継ぎ手18を介して駆動モータ19に連結し、こ
の駆動モータ19によりシャフト12を強制回転させ
て、軸受外輪13の振動音を測定端子17を通じて検出
し、検出された振動音が所定レベル(設定値)以下か否
かを判別手段9で判別するのである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たような軸受ユニット11状態での検査方法では、シャ
フト12を強制回転させる際の振動成分等が検出され、
測定バラツキが大きくなるため、著しい異常値は判別で
きるものの、設定値付近の振動音評価は困難である。そ
のため、製品状態での検査で振動音異常が検出された場
合に、軸受ユニット11状態で存在していた問題か、軸
受ユニット11を製品組み込み状態としたことで発生し
た問題か、明確に評価できないという問題があった。
【0008】本発明は上記問題を解決するもので、製品
組み込み状態と同様の振動音検査を軸受装置状態で実施
できる検査装置および検査方法を提供することを目的と
するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、すり割り部を設けた円筒状スリーブ治具に
軸受ユニット(軸受装置)を挿入し、このスリーブ治具
を検査用ロータに装着して、振動音を検査するようにし
たものである。つまり、スリーブ治具と検査用ロータと
によって、軸受装置組み込み製品と同様の構造を実現し
たものである。こうすることによって、軸受装置状態
で、軸受装置組み込み製品と同仕様の振動音検査が実施
可能となった。
【0010】すなわち、請求項1記載の軸受装置の検査
装置は、2個の軸受外輪をバネ部材で連結して一定間隔
に保ち、前記2個の軸受外輪の内周に配置したボールで
シャフトを支承した軸受装置を検査対象として、回転駆
動時の振動音を測定し検査する軸受装置の検査装置であ
って、すり割り部を有し前記軸受装置の軸受外輪を内周
に保持可能な円筒状スリーブ治具と、前記スリーブ治具
を内部に装着可能なロータ治具と、前記ロータ治具内に
装着されたスリーブ治具より突出した軸受装置のシャフ
トの一端を固定する固定部と、前記ロータ治具を回転さ
せるステータ部とを同心状に配した固定ベースと、前記
ステータ部を介してロータ治具を回転制御する回転制御
手段と、前記ロータ治具内に装着されたスリーブ治具よ
り突出した軸受装置のシャフトの他端を押圧固定する振
動測定端子と、この測定端子と内蔵されたセンサ部とを
有し、前記ロータ治具と一体に回転する前記軸受外輪の
回転時に、非回転部材たる前記シャフトの振動音を測定
する振動測定手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】上記構成によれば、軸受装置を円筒状スリ
ーブ治具に保持しロータ治具に装着することによって、
軸受装置組み込み製品と同様の構造を実現したので、軸
受装置状態でありながら、軸受装置組み込み製品状態で
の検査と同じ回転数、同じ振動測定手段で検査すること
が可能になった。よって、この軸受装置状態の検査と後
段の製品状態での検査で、振動固有成分が同じ周波数に
て振動音を確認することができ、軸受装置状態での測定
値と、製品状態での測定値との相関性が向上する。また
この軸受装置状態の検査で、振動音レベルの数値オフセ
ットを要することなく、振動音測定値をそのまま評価値
として使用することが可能になり、効率よく検査でき
る。しかも、円筒状スリーブ治具には、すり割り部の幅
を広げるだけで、軸受装置を損傷することなく容易に着
脱することができ、検査の量産性を向上できる。
【0012】請求項2記載の軸受け装置の検査装置は、
請求項1記載の軸受装置の検査装置において、スリーブ
治具は、弾性材料を用いて、各軸受外輪の外周を固定可
能な内径寸法に構成したことを特徴とする。
【0013】上記構成によれば、両端部の軸受外輪を固
定するスリーブ治具は、バネ部材をも軸心方向および径
方向に固定することになるため、外部駆動装置からの伝
達振動など、バネ部材やそれとのジョイント部分で発生
しやすいノイズとしての振動を抑制できる。
【0014】請求項3記載の軸受け装置の検査装置は、
請求項2記載の軸受装置の検査装置において、スリーブ
治具の締め代が1〜10μmであることを特徴とする。
このような範囲の締め代に設定されたスリーブ治具は、
測定時におけるバネ部材の軸心方向および半径方向の変
形を抑制して、バネ部材から軸受外輪に負荷されている
予圧の変化を防止し、一定条件での振動音測定を可能と
する。軸受外輪の変形を来すこともない。
【0015】請求項4記載の軸受け装置の検査方法は、
2個の軸受外輪をバネ部材で連結して一定間隔に保ち、
前記2個の軸受外輪の内周に配置したボールでシャフト
を支承した軸受装置を検査対象として、回転駆動時の振
動音を測定し検査するに際し、すり割り部を設けた円筒
状スリーブ治具の内部に前記軸受装置を挿入し、このス
リーブ治具をロータ治具の内部に装着し、前記ロータ治
具内に装着されたスリーブ治具より突出した軸受装置の
シャフトの一端を固定ベースに固定し、前記ロータ治具
内に装着されたスリーブ治具より突出した軸受装置のシ
ャフトの他端を振動測定端子で押圧固定し、前記ロータ
治具を回転制御して前記軸受装置の軸受外輪を一体に回
転させる状態において、非回転部材たる前記シャフトの
振動音を前記振動測定端子を通じて振動測定手段にて測
定することを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照しながら説明する。図1に示すように、検査対
象の軸受ユニット11は、先に図7を用いて説明した従
来のものと同様の構成を有しており、シャフト12は、
軸受外輪13,軸受外輪14のそれぞれに保持されたボ
ール13a,14aで回転自在に支承されている。シャ
フト12の所定位置には、ボール13a,14aの軸方
向移動を規制するためのボール保持溝(図示せず)が形
成され、軸受外輪13,軸受外輪14は、これらを軸心
方向に付勢する予圧バネ15で連結されることにより、
一定間隔に保たれている。
【0017】図2は、軸受ユニット11を振動音検査す
る際に使用する円筒状スリーブ治具20を示す。このス
リーブ治具20には、軸心方向に沿うスリット21が1
端から他端まで形成されている。また、軸心方向に沿う
1端および他端の内周に、内方に一定寸法にて突出した
鍔部22,23が形成され、軸心方向に沿う中央部の外
周に、外方に一定寸法にて突出した鍔部24が形成さ
れ、軸心方向に沿う1端の外周に、一定寸法にて窪んだ
段部25が周方向に沿って形成されている。なおこのス
リーブ治具20は、アルミニウムやシンチュウなどの適
度な弾性を有する材料を用いて作成されていて、拡径・
縮径可能、かつ締め代(軸受外輪13,14の外径−ス
リーブ治具20の内径)が1〜10μmの範囲(好まし
くは2〜6μmの範囲)となるように構成されている。
【0018】検査に際して、図3に示すように、スリー
ブ治具20に対して検査対象の軸受ユニット11を保持
する。それには、スリーブ治具20の内径をスリット2
1によって広げたうえで、軸受ユニット11を、軸受外
輪13,14の外周が鍔部22,23の内周に対向する
定位置まで挿入し、その状態でスリット21を元にもど
す。この作業により、予圧バネ15にて負荷されている
予圧荷重を損なうことなく、軸受外輪13,14を拘束
できる。このようなスリーブ治具20への挿入状態で
は、軸受ユニット11の一端、他端ともスリーブ治具2
0から突出している。軸受ユニット11を取り外す時に
は、これと逆の手順による。
【0019】図4は、軸受ユニット11をスリーブ治具
20に保持して振動音検査装置にセットした状態を示
す。この振動音検査装置では、キャップ状の固定ベース
26の底部に、軸受ユニット11のシャフト12の一端
部の外径を拘束可能な円筒状のシャフトガイド27が取
り付けられ、固定ベース26の立ち上がり部に、駆動回
路28に接続されたステータ29が前記シャフトガイド
27と同軸状に取り付けられている。
【0020】固定ベース26の内外には、軸受ユニット
11を保持したスリーブ治具20を回転駆動するための
円筒状ロータ治具30と、このロータ治具30の回転ト
ルクを向上させるための円筒状サブロータ治具31と、
シャフトガイド27の軸心方向に沿って移動可能な振動
音測定端子32とが配置されている。振動音測定端子3
2はセンサ部32aを内蔵し、判別手段33に接続され
ている。
【0021】ロータ治具30は、ステータ29に対応す
る磁石部30aが設けられた円環部30bを下部外周に
有するとともに、スリーブ治具20の外周の鍔部24と
同一寸法だけ内方へ突出した鍔部30cを上部内周に有
している。
【0022】サブロータ治具31は、その円筒上部にお
いてスリーブ治具20の外周の段部25に外嵌可能であ
り、下部外周に円環部31aを有しており、この円環部
31aがステータ29の下方に入り込むように、前記シ
ャフトガイド27と同軸状に、かつ軸心方向に移動自在
に、固定ベース26に取り付けられている。(固定ベー
ス26への取付部材の図示は省略する。) このような状態に軸受ユニット11をセットするには、
上記したように軸受ユニット11を保持したスリーブ治
具20を、軸受ユニット11のシャフト12の一端がシ
ャフトガイド27に嵌入し、かつスリーブ治具20の外
周の段部25にサブロータ治具31の上部が外嵌するよ
うに、固定ベース26上に配置し、それとともに、スリ
ーブ治具20の外周にロータ治具30を配置する。その
後に、シャフト12の他端に振動音測定端子32の荷重
を加えて、シャフト12を固定する。
【0023】そしてこの状態で、駆動回路28によりス
テータ29に電気を供給して、ロータ治具30,サブロ
ータ治具31を回転制御し、両治具に一体化されたスリ
ーブ治具20を介して軸受外輪13,14を回転させ、
その際のシャフト12の振動音を振動音測定端子32の
センサ部32aて測定し、測定された振動音が所定レベ
ル以下か否かを判別手段33で判別する。
【0024】このようにすることにより、軸受ユニット
11状態で、スピンドルモータなどのモータ製品と同仕
様の振動音検査を実施できる。その結果、軸受ユニット
11状態での振動音検査レベルの信頼性が向上するとと
もに、軸受ユニット11の振動音の出荷品質及び着荷品
質の評価が容易になり、品質の安定化を図れる。
【0025】なおこのとき、シャフト12の両端を固定
する構成としたため、シャフト12に対して一定の位置
を占めるスリーブ治具20の鍔部24がロータ治具30
を高さ規制するだけでなく、スリーブ治具20の外周が
ロータ治具30の内周に当接して、ロータ治具30をシ
ャフト12と同心状に配置することになり、ロータ治具
30の軸ふれを抑制する。また、スリーブ治具20の段
部25が、ロータ治具30の磁気吸引力にて吸引される
サブロータ治具31を高さ規制する。よって、ロータ治
具30,ステータ29,サブロータ治具31は自動的に
所定間隔にて配置されることになり、これらの間の隙間
調整は不要である。
【0026】図5(a) は、上記したような軸受ユニット
11を、図3にて説明したようなスリーブ治具20およ
び振動音検査装置を用いて、軸受ユニット状態で振動音
検査した際の測定値と、製品組み込み状態で振動音検査
した際の測定値との相関を示す。図5(b) は、上記した
ような軸受ユニット11を、図7にて説明したような従
来の振動音検査装置を用いて、軸受ユニット状態で振動
音検査した際の測定値と、製品組み込み状態で振動音検
査した際の測定値との相関を示す。
【0027】図5(a)(b)からわかるように、従来の振動
音検査方法では、製品組み込み状態でのバラツキは0.
17以上あるのに対し、本発明の振動音検査方法では、
製品組み込み状態でのバラツキは0.1以下であり、従
来に比べて、軸受ユニット状態での測定値と製品組み込
み状態での測定値との相関性が170%程度まで向上し
ている。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、軸受装置
について、スリットを設けたスリーブ治具とロータ治具
とを用いて、製品組み込み状態と同様の構造を実現し、
振動音検査するようにしたので、軸受装置状態での検査
結果と製品組み込み状態での検査結果との相関を向上さ
せることが可能になり、軸受装置を高い信頼性にて評価
し、軸受装置、およびその組み込み製品の品質向上を実
現することが可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】検査対象の軸受ユニットの断面図
【図2】図1の軸受ユニットを検査する際に用いるスリ
ーブ治具2の(a) 正面図および(b) 斜視図
【図3】図1の軸受ユニットを図2のスリーブ治具に挿
入した状態を示す(a) 正面図および(b) 斜視図
【図4】図3に示したように軸受ユニットを挿入したス
リーブ治具を振動音検査装置に設置した状態を示す断面
【図5】図1の軸受ユニットを、(a) 本発明のスリーブ
治具および振動音検査装置を用いて軸受ユニット状態で
振動音検査した際の測定値と、製品組み込み状態で振動
音検査した際の測定値との相関を示すグラフ、および、
(b) 従来の振動音検査装置を用いて軸受ユニット状態で
振動音検査した際の測定値と、製品組み込み状態で振動
音検査した際の測定値との相関を示すグラフ
【図6】軸受ユニットを、従来の振動音検査装置を用い
て製品組み込み状態で振動音検査する状態を示す断面図
【図7】軸受ユニットを、従来の振動音検査装置を用い
て軸受ユニット状態で振動音検査する状態を示す断面図
【符号の説明】
11 軸受ユニット 12 シャフト 13,14 軸受外輪 13a,14a ボール 15 予圧バネ 20 スリーブ治具 21 スリット 26 固定ベース 27 シャフトガイド(固定部) 28 駆動回路(回転制御手段) 29 ステータ 30 ロータ治具 32 振動測定端子 32a センサ部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2個の軸受外輪をバネ部材で連結して一
    定間隔に保ち、前記2個の軸受外輪の内周に配置したボ
    ールでシャフトを支承した軸受装置を検査対象として、
    回転駆動時の振動音を測定し検査する軸受装置の検査装
    置であって、 すり割り部を有し前記軸受装置の軸受外輪を内周に保持
    可能な円筒状スリーブ治具と、 前記スリーブ治具を内部に装着可能なロータ治具と、 前記ロータ治具内に装着されたスリーブ治具より突出し
    た軸受装置のシャフトの一端を固定する固定部と、前記
    ロータ治具を回転させるステータ部とを同心状に配した
    固定ベースと、 前記ステータ部を介してロータ治具を回転制御する回転
    制御手段と、 前記ロータ治具内に装着されたスリーブ治具より突出し
    た軸受装置のシャフトの他端を押圧固定する振動測定端
    子と、この測定端子と内蔵されたセンサ部とを有し、前
    記ロータ治具と一体に回転する前記軸受外輪の回転時
    に、非回転部材たる前記シャフトの振動音を測定する振
    動測定手段とを備えた軸受装置の検査装置。
  2. 【請求項2】 スリーブ治具は、弾性材料を用いて、各
    軸受外輪の外周を固定可能な内径寸法に構成したことを
    特徴とする請求項1記載の軸受装置の検査装置。
  3. 【請求項3】 スリーブ治具の締め代が1〜10μmで
    あることを特徴とする請求項2記載の軸受装置の検査装
    置。
  4. 【請求項4】 2個の軸受外輪をバネ部材で連結して一
    定間隔に保ち、前記2個の軸受外輪の内周に配置したボ
    ールでシャフトを支承した軸受装置を検査対象として、
    回転駆動時の振動音を測定し検査する軸受装置の検査方
    法であって、 すり割り部を設けた円筒状スリーブ治具の内部に前記軸
    受装置を挿入し、 このスリーブ治具をロータ治具の内部に装着し、 前記ロータ治具内に装着されたスリーブ治具より突出し
    た軸受装置のシャフトの一端を固定ベースに固定し、 前記ロータ治具内に装着されたスリーブ治具より突出し
    た軸受装置のシャフトの他端を振動測定端子で押圧固定
    し、 前記ロータ治具を回転制御して前記軸受装置の軸受外輪
    を一体に回転させる状態において、非回転部材たる前記
    シャフトの振動音を前記振動測定端子を通じて測定する
    ことを特徴とする軸受装置の検査方法。
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