JP2003148838A - 空気調和機、冷凍サイクル装置、冷媒充填方法 - Google Patents

空気調和機、冷凍サイクル装置、冷媒充填方法

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JP2003148838A JP2001344494A JP2001344494A JP2003148838A JP 2003148838 A JP2003148838 A JP 2003148838A JP 2001344494 A JP2001344494 A JP 2001344494A JP 2001344494 A JP2001344494 A JP 2001344494A JP 2003148838 A JP2003148838 A JP 2003148838A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷媒自然循環を用いる空気調和機において、
設置現場での冷媒充填作業を省略することができ、かつ
冷却運転時の能力低下が生じない空気調和機、冷凍サイ
クル装置およびその冷媒充填方法を得る。 【解決手段】 少なくとも凝縮器3を含む室外ユニット
21と、液配管4と、少なくとも蒸発器1を含む室内ユ
ニット20と、ガス配管2と、を順次配管で接続して冷
媒回路を構成し、凝縮器3を蒸発器1よりも高所に設置
して冷媒自然循環により冷却運転を行う空気調和機にお
いて、蒸発器1の入口部と液配管4との間の液配管3
6、または、蒸発器1の出口部とガス配管2との間のガ
ス配管35に、配管を介して接続された冷媒容器5を備
えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は冷媒自然循環によ
る冷却運転を利用する空気調和機、冷凍サイクル装置お
よびその冷媒充填方法に係り、特に空気調和機設置時の
冷媒充填作業の簡素化をした空気調和機、冷凍サイクル
装置およびその冷媒充填方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、移動体通信の中継電子機器を納め
た通信基地局や電算機室に代表されるような電子機器の
発熱を除去する分野が急速に広がっており、これらの場
所では年間を通しての冷却運転が必要となっている。
【0003】これらの用途では、冬季、夜間のように外
気温度が低い場合には、換気によって冷房することも可
能であるが、霧、雨、雪、塵埃の侵入を防ぐ装置が必要
となり、しかも外気温度の変動によって室内温度も変動
するため安定した冷却が行えない。この様な条件では、
室内温度と外気温度との温度差を利用して、室内から室
外へ冷媒により熱を運ぶ冷媒自然循環を利用した空気調
和機を用いることができる。この冷媒自然循環を利用し
た空気調和機は、通常の圧縮機のみの空気調和機よりも
年間消費電力を大幅に低減することができる。
【0004】ところで、冷媒自然循環を利用した従来の
冷却装置の例としては、特開平9−273876号公報
に掲載されたようなものがある。従来の自然循環回路を
備えた冷却装置は、外気温度が低い場合に、多量に凝縮
した液冷媒が凝縮器内に滞留して冷却能力が低下するの
を防止するものであり、図6は従来の冷却装置を示す構
成図である。図6において、凝縮器3は高低差を有した
液配管4によって蒸発器1より高い位置に配置され、冷
媒液溜め30が水平な支管31によって液配管4に接続
されている。その接続位置の高さは、液配管4の凝縮器
3への接続位置と同じ高さである。凝縮器3内で発生し
た冷媒液は、重力により液配管4内を下降して液配管4
に蓄積されるが、外気温度が低い場合には、液配管4の
上部まで冷媒液が充満し、凝縮器4内の伝熱管の下部に
滞留する。このとき、従来例では冷媒液溜め30を設け
ているため、過剰な冷媒液を凝縮器3と冷媒液溜め30
とで分配することができる。冷媒液溜め30は大きな底
面積を有した容器で構成されるので、過剰な冷媒液の大
半が冷媒液溜め30に蓄積され、凝縮器3内の冷媒の液
面高さ32は冷媒液溜め30を用いない場合に比べて十
分に抑制される。従って、凝縮器3の有効伝熱面積の減
少が防止され、冷却能力が確保される。また、冷媒液溜
め30は液配管4の最高点に接続され冷媒液柱の高さが
確保されるので、冷媒循環駆動力が確保されるというも
のであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の自然循環回路を
備えた冷却装置は、運転時に凝縮器へ液冷媒が滞留する
のを防止する冷媒量制御法に関するものであるが、空調
機据付時の冷媒充填作業の簡素化については考慮されて
いなかった。すなわち、一般に通信基地局などに設置さ
れる空調機において、冷媒の充填作業は設置現場におい
て室内ユニットおよび室外ユニットを冷媒配管で接続
し、冷媒回路全体を真空引きした後、例えば室外ユニッ
トの液配管接続部近傍などに設けられた冷媒充填口から
行われていた。
【0006】しかし、冷媒充填作業の進行に伴い、冷媒
回路内と充填ボンベ内の圧力が均圧し、所望の冷媒量を
充填することができないか、または充填作業時間が非常
に長くなるという課題があった。特に、冬期などではボ
ンベ内の圧力が低下し、この傾向が一層強くなるという
課題があった。そこで、空調機の工場出荷段階で予め冷
媒を充填しておく方法(以下、プレチャージ)が考えら
れるが、冷媒自然循環の動作に必要な冷媒充填量は、一
般に外気温度が高い場合の圧力上昇を考慮すると、室外
ユニットまたは室内ユニットの内容積から求められる冷
媒量よりも多く、プレチャージを実現するためには室外
ユニットまたは室内ユニットに冷媒容器を設ける必要が
あるが、この冷媒容器の設置が自然循環運転時の冷却能
力を低下させるという課題があった。
【0007】この発明は上記のような従来の課題を解決
するためになされたもので、冷媒自然循環の動作に必要
な冷媒を予め工場出荷時に空調機内に充填しておき、設
置現場での冷媒充填作業を省略することができ、かつ冷
却運転時の能力低下が生じない空気調和機、冷凍サイク
ル装置およびその冷媒充填方法を得ることを目的とする
ものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の発明に
係る空気調和機は、少なくとも凝縮器を含む室外ユニッ
トと、液配管と、少なくとも蒸発器を含む室内ユニット
と、ガス配管と、を順次配管で接続して冷媒回路を構成
し、前記凝縮器を前記蒸発器よりも高所に設置して冷媒
自然循環により冷却運転を行う空気調和機において、前
記蒸発器の入口部と前記液配管との間の配管または前記
蒸発器の出口部と前記ガス配管との間の配管に、配管を
介して接続された冷媒容器を備えたものである。
【0009】この発明の第2の発明に係る空気調和機
は、少なくとも凝縮器を含む室外ユニットと、液配管
と、少なくとも蒸発器を含む室内ユニットと、ガス配管
と、を順次配管で接続して冷媒回路を構成し、前記凝縮
器を前記蒸発器よりも高所に設置して冷媒自然循環によ
る冷却運転を行う自然循環回路と、少なくとも圧縮機、
凝縮器、絞り手段、蒸発器を順次配管で接続してなる強
制循環回路と、を独立した冷媒回路として構成し、前記
2つの蒸発器により冷却運転を行う空気調和機におい
て、前記自然循環回路の蒸発器入口部と液配管との間の
配管または前記蒸発器出口部と前記ガス配管との間の配
管に、配管を介して接続した冷媒容器を備えたものであ
る。
【0010】この発明の第3の発明に係る空気調和機
は、室内ユニットと液配管との間および前記室内ユニッ
トとガス配管との間に、それぞれ開閉弁を設けたもので
ある。
【0011】この発明の第4の発明に係る空気調和機
は、室外ユニットと液配管との間および前記室外ユニッ
トとガス配管との間にそれぞれ開閉弁を設けたものであ
る。
【0012】この発明の第5の発明に係る空気調和機
は、冷媒容器の設置位置を、蒸発器で冷却される被冷却
媒体の前記蒸発器より上流側の位置としたものである。
【0013】この発明の第6の発明に係る空気調和機
は、被冷却媒体が液体のとき、冷媒容器を被冷却媒体の
流入管に接触させて設置したものである。
【0014】この発明の第7の発明に係る空気調和機
は、少なくとも凝縮器を含む室外ユニットと、液配管
と、少なくとも蒸発器を含む室内ユニットと、ガス配管
と、を順次配管で接続して冷媒回路を構成し、前記凝縮
器を前記蒸発器よりも高所に設置して冷媒自然循環によ
り冷却運転を行う冷凍サイクル装置において、前記蒸発
器で冷却される被冷却媒体の前記蒸発器より上流側の位
置に設けられた冷媒容器を備え、被冷却媒体が液体のと
き、冷媒容器を被冷却媒体の流入管に接触させて設置し
たものである。
【0015】この発明の第8の発明に係る空気調和機の
冷媒充填方法は、少なくとも凝縮器を含む室外ユニット
と、液配管と、少なくとも蒸発器を含む室内ユニット
と、ガス配管と、を順次配管で接続して冷媒回路を構成
し、前記蒸発器の入口部と前記液配管との間の配管また
は前記蒸発器の出口部と前記ガス配管との間の配管に、
配管を介して冷媒容器を接続するとともに、前記室内ユ
ニットと液配管との間および前記室内ユニットとガス配
管との間にそれぞれ開閉弁を設けた空気調和機の冷媒充
填方法において、前記開閉弁を閉じ、前記室内ユニット
内を真空引きするステップと、前記室内ユニット内に所
定の冷媒量を充填するステップと、前記室内ユニットと
前記室外ユニットとを前記液配管および前記ガス配管を
介して接続するステップと、前記室外ユニット内および
前記液配管および前記ガス配管を真空引きするステップ
と、前記開閉弁を開き冷媒回路を連通するステップと、
を備えたものである。
【0016】この発明の第9の発明に係る空気調和機の
冷媒充填方法は、少なくとも凝縮器を含む室外ユニット
と、液配管と、少なくとも蒸発器を含む室内ユニット
と、ガス配管と、を順次配管で接続して冷媒回路を構成
し、前記室内ユニットと前記液配管及び前記ガス配管と
の間にそれぞれ設けられた室内ユニット側の開閉弁と、
前記室外ユニットと前記液配管及び前記ガス配管との間
にそれぞれ設けられた室外ユニット側の開閉弁と、を備
えた空気調和機の冷媒充填方法において、前記室内ユニ
ット側の開閉弁と前記室外ユニット側の開閉弁をそれぞ
れ閉じ、前記室内ユニット内および前記室外ユニット内
をそれぞれ真空引きするステップと、前記室内ユニット
内および前記室外ユニット内に所定の冷媒量をそれぞれ
分割して充填するステップと、前記室内ユニットと前記
室外ユニットとを前記液配管および前記ガス配管を介し
て接続するステップと、前記液配管および前記ガス配管
を真空引きするステップと、前記室内ユニット側の開閉
弁と前記室外ユニット側の開閉弁をそれぞれ開き、冷媒
回路を連通するステップと、を備えたものである。
【0017】この発明の第10の発明に係る空気調和機
の冷媒充填方法は、少なくとも凝縮器を含む室外ユニッ
トと、液配管と、少なくとも蒸発器を含む室内ユニット
と、ガス配管と、を順次配管で接続して冷媒回路を構成
し、前記蒸発器で冷却される被冷却媒体の前記蒸発器よ
り上流側の位置に設けられた冷媒容器を備え、被冷却媒
体が液体のとき、冷媒容器を被冷却媒体の流入管に接触
させて設置するとともに、前記室内ユニットと液配管と
の間および前記室内ユニットとガス配管との間にそれぞ
れ開閉弁を設けた冷凍サイクル装置の冷媒充填方法にお
いて、前記開閉弁を閉じ、前記室内ユニット内を真空引
きするステップと、前記室内ユニット内に所定の冷媒量
を充填するステップと、前記室内ユニットと前記室外ユ
ニットとを前記液配管および前記ガス配管を介して接続
するステップと、前記室外ユニット内および前記液配管
および前記ガス配管を真空引きするステップと、前記開
閉弁を開き冷媒回路を連通するステップと、を備えたも
のである。
【0018】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
実施の形態1による空気調和機について説明する。図1
は本実施の形態に係る空気調和機を示す構成図、図2は
空気調和機の冷媒充填手順を示す図である。図1に示す
ように、室内ユニット20と室外ユニット21およびそ
れらを接続するためのガス配管2および液配管4から構
成されている。
【0019】室内ユニット20は、液配管4から流入し
た液冷媒を空調対象空間の空調負荷によって蒸発させて
冷媒ガスとする蒸発器1、室内空気を強制的に蒸発器1
の外表面に送風するための室内ファン6、吸込み側空間
と吹き出し側空間とを仕切る仕切り板8、室内ユニット
吸込み口20a、室内ユニット吹出し口20b、蒸発器
1の出口部に接続された室内ユニット20内部のガス配
管35、蒸発器1の入口部に接続された室内ユニット2
0内部の液配管36、蒸発器1の入口部と開閉弁10と
の間の液配管36に、配管を介して接続され、所定の冷
媒量を収納するための冷媒容器5より構成されている。
なお、冷媒容器5は上記のように内部を冷媒が流通する
構成ではない。
【0020】また、室外ユニット21は、ガス配管2か
ら流入したガス冷媒を冷却液化させるための凝縮器3、
外気を強制的に凝縮器3の外表面に送風するための室外
ファン7、室外ユニット吸込み口21a、室外ユニット
吹出し口21b、凝縮器3の入口部に接続された室外ユ
ニット21内部のガス配管37、凝縮器3の出口部に接
続された室外ユニット21内部の液配管38より構成さ
れている。
【0021】また、室内ユニット20と室外ユニット2
1およびそれらを接続するための液配管4およびガス配
管2と室内ユニット20内部の液配管36及びガス配管
35との接続部には開閉弁10および11がそれぞれ設
けられている。さらに、室内ユニット20と開閉弁11
との間の配管には室内ユニット20の真空引きや冷媒充
填を行う真空引きポート14が、室外ユニット21とガ
ス配管2との間の配管には空調機設置時に真空引きを行
う真空引きポート15が設けられている。なお、室外ユ
ニット21の凝縮器3は室内ユニット20の蒸発器1よ
りも高い位置に配置されており、ここでは例えば0.5
m程度の高低差を設けて配置している。また、冷媒容器
5は仕切り板8で仕切られた室内ユニット20の吸込み
側空間に設置されている。
【0022】つぎに、この発明の空気調和機における冷
媒充填方法について図2を用いて説明する。図2(a)
は、工場出荷時の室内ユニット20の状態を示してお
り、内部には冷媒自然循環の動作に必要な所定の冷媒量
が充填されている状態、図2(b)は室内ユニット20
にガス配管2および液配管4を接続した状態、図2
(c)は室外ユニット21にガス配管2および液配管4
を接続した状態を示す。まず、工場出荷時における室内
ユニット20の冷媒充填方法について図2(a)を用い
て説明する。始めに、冷媒を充填する前に開閉弁10、
11を閉じ、真空ポンプなどを用いて真空引きポート1
4から室内ユニット内を真空引きする。つぎに、開閉弁
10、11を閉じた状態で真空引きポート14から冷媒
自然循環の動作に必要な所定の冷媒量を室内ユニット内
に充填する。ここで、冷媒容器5の内容積は、外気温度
が上昇した場合の圧力上昇を考慮し、例えば冷媒充填後
でも室内ユニット20の内容積の30%がガス部となる
ように決定される。
【0023】つぎに、空調機の設置現場において、図2
(b)に示すように室内ユニット20にガス配管2およ
び液配管4を接続する。この段階では、室内ユニット2
0に取り付けられた開閉弁10、11は閉状態を維持し
ておく。その後、図2(c)に示すようにガス配管2お
よび液配管4を室外ユニット21のガス配管37及び液
配管38にそれぞれ接続する。この状態では、室内ユニ
ット以外、すなわち室外ユニット21の内部とガス配管
2および液配管4は連通された状態であり、この状態で
室外ユニット21に取り付けられた真空引きポート15
から例えば真空ポンプなどを用いて真空引きを実施す
る。真空引き終了後、開閉弁10、11を開状態として
室内ユニット20と室外ユニット21を連通させ、空調
機の設置作業を終了する。
【0024】つぎに、本実施の形態における空気調和機
の運転動作について説明する。この空気調和機は例えば
年間を通して冷却が必要な場所に利用され、室内温度が
外気温度よりも高い場合に室内と外気との温度差を利用
して冷媒自然循環による冷却運転を行う。自然循環運転
では、凝縮器3で凝縮した液冷媒が液配管4を下降し、
蒸発器1に流入する。蒸発器1で蒸発したガス冷媒は、
ガス配管2内を上昇して凝縮器3に戻ることで自然循環
サイクルが形成される。このとき、冷媒容器5は仕切り
板8で仕切られた室内ユニット20の吸込み側空間に設
置されており、室内の高温雰囲気にさらされるため、冷
媒容器内の冷媒が常にガス状態で維持されることにな
る。従って、冷媒容器5を設置しても、冷媒容器5の内
部は密度の小さなガス冷媒で満たされるため、ほとんど
冷媒充填量を増加させる必要がないことに加え、冷媒自
然循環の冷却能力に影響を及ぼすことのない空気調和機
を得ることができる。
【0025】一方、従来例のように、冷媒容器5を凝縮
器2の出口部に設けた場合には、冷媒容器5が外気にさ
らされた状態となるため、冷媒容器5内の圧力が低下
し、冷媒が冷媒容器5内で凝縮液化して蓄積されるた
め、自然循環の駆動に必要な冷媒量を確保することがで
きず、主冷媒回路内が冷媒量不足となって自然循環によ
る冷却運転が不安定となる。
【0026】以上のように、本実施の形態では室内ユニ
ット20と液配管4との間の液配管36に、配管を介し
て冷媒容器5を接続しているため、冷媒自然循環の動作
に必要な所定の冷媒量を工場出荷段階で予め充填してお
くことができ、設置現場での冷媒充填作業を省略するこ
とができる。また、冷媒容器5を接続しても冷媒充填量
を増加させる必要がなく、かつ運転時の冷却能力低下が
生じないようにすることができる。
【0027】なお、本実施の形態では、冷媒容器5を蒸
発器1の入口部と開閉弁10との間の液配管36に配管
を介して接続した例を示したが、蒸発器1の出口部と開
閉弁11との間のガス配管35に配管を介して接続して
もよい。
【0028】実施の形態2.以下、この発明の実施の形
態2による空気調和機について説明する。本実施の形態
における空気調和機の構成及び冷却運転時の動作につい
ては、実施の形態1とほぼ同様であるため詳細な説明を
省略し、冷媒充填方法についてのみ図3により説明す
る。図3(a)は、工場出荷時の室内ユニット20およ
び室外ユニット21の状態を示しており、冷媒自然循環
の動作に必要な所定の冷媒量が室内ユニット20および
室外ユニット21に分割して充填されている状態を示し
ている。図3(b)は室内ユニット20と室外ユニット
21をガス配管2および液配管4で接続した状態を示
す。
【0029】本実施の形態において、実施の形態1と異
なる構成は、図3(a)に示すように室外ユニット21
のガス配管37および液配管38に開閉弁12および1
3がそれぞれ設けられている点、および、ガス配管2と
液配管4のそれぞれに真空引きポート16、17が設け
られている点である。
【0030】本実施の形態では、自然循環の動作に必要
な所定の冷媒量を室内ユニット20と室外ユニット21
に分割して充填しており、空調機の設置現場においてそ
れらを連通する。この発明の冷媒充填方法について図3
aおよび図3bを用いて説明する。図3aは、工場出荷
時の室内ユニット20および室外ユニット21の状態を
示しており、冷媒自然循環の動作に必要な所定の冷媒量
が室内ユニット20および室外ユニット21に分割して
充填されている状態を示している。始めに、冷媒を充填
する前に室内ユニット20側の開閉弁10、11および
室外ユニット21側の開閉弁12、13を閉じ、真空ポ
ンプなどを用いて真空引きポート14および15から両
ユニット内を真空引きする。
【0031】つぎに、開閉弁10、11、12、13を
閉じた状態で真空引きポート14、15から冷媒自然循
環の動作に必要な所定の冷媒量を例えば重量割合で50
%づつ分割して室内ユニット内および室外ユニット内に
充填する。最後に、ガス配管2および液配管4を接続
し、ガス配管2および液配管4の内部を真空引きポート
16、17から真空引きした後、開閉弁10、11、1
2、13を開放することによって室内ユニット20と室
外ユニット21との冷媒回路を連通させ、空調機の設置
作業を終了する。
【0032】本実施の形態によれば、開閉弁12,13
を室外ユニット21とガス配管2および液配管4との接
続部に設けることにより、実施の形態1で示した冷媒容
器5を省略することができ、室内ユニット20を小型化
できるという効果がある。
【0033】実施の形態3.以下、この発明の実施の形
態3による空気調和機について説明する。図4は本実施
の形態に係る通信基地局に設置された空気調和機を示す
構成図である。図4に示すように、本実施の形態では、
通信基地局25に発熱体である通信機器22と室内ユニ
ット20が収納され、通信機器22からの発熱が室内ユ
ニット20によって冷却される。また、冷媒回路は、室
外ユニット21、液配管4、室内ユニット20、ガス配
管2からなる自然循環回路と、室外ユニット26、液配
管28、室内ユニット20、ガス配管27からなる強制
循環回路から構成されている。自然循環回路の室外ユニ
ット21は通信基地局25の外壁上部に室外ユニット支
持台24によって固定され、強制循環回路の室外ユニッ
ト26は地上に設置されており、上記のように冷媒回路
は室内ユニット20を共用している。
【0034】室内ユニット20は、自然循環回路の蒸発
器1と強制循環回路の蒸発器23、2つの冷媒回路に共
用の室内ファン6、所定の冷媒量を収納するための冷媒
容器5、吸込み側空間と吹き出し側空間とを仕切る仕切
り板8より構成されている。また、自然循環回路の室外
ユニット21は、凝縮器3、室外ファン7より構成さ
れ、強制循環回路の室外ユニット26は、図示しない圧
縮機、凝縮器、絞り手段である膨張弁から構成されてい
る。また、室内ユニット20の液配管4およびガス配管
2との接続部には開閉弁10および11がそれぞれ設け
られ、冷媒容器5は配管を介して蒸発器1の出口部と開
閉弁11との間の配管に接続されている。
【0035】さらに、室内ユニット20と開閉弁11と
の間の配管には室内ユニット20の真空引きや冷媒充填
を行う真空引きポート14が、室外ユニット21とガス
配管2との間の配管には空気調和機の設置時に真空引き
を行う真空引きポート15が設けられている。なお、室
外ユニット21の凝縮器3は室内ユニット20の蒸発器
1よりも高い位置に配置されており、ここでは例えば
0.5m程度の高低差を設けて配置している。この発明
の空気調和機における自然循環回路への冷媒充填方法
は、実施の形態1と同様であるため詳細な説明を省略す
る。
【0036】つぎに、本実施の形態における空気調和機
の運転動作について説明する。この空気調和機は通信基
地局25内に収納された通信機器22の冷却に利用さ
れ、室外ユニット21と室内ユニット20との温度差お
よび高低差を利用する自然循環回路と、圧縮機を用いた
強制循環回路とを独立回路として併用し、通信機器22
の冷却を行う。自然循環運転では、凝縮器3で凝縮した
液冷媒が液配管4を下降し、蒸発器1に流入する。蒸発
器1で予冷された中温空冷により蒸発したガス冷媒は、
ガス配管2内を上昇して凝縮器3に戻ることで自然循環
サイクルが形成される。一方、強制循環運転では、室外
ユニット26内の図示しない圧縮機で圧縮された冷媒が
図示しない凝縮器で凝縮・液化し、図示しない膨張弁で
減圧されて二相冷媒となり、液配管28を通って蒸発器
23に流入する。蒸発器23で通信機器22の熱負荷を
受けた高温空気により蒸発した冷媒は、ガス配管27を
通って室外ユニット26内の図示しない圧縮機に戻るこ
とで強制循環サイクルが形成される。
【0037】実施の形態1と同様に、冷媒容器5は仕切
り板8で仕切られた室内ユニット20の吸込み側空間に
設置されており、室内の高温雰囲気にさらされるため、
冷媒容器5内の冷媒が常にガス状態で維持されることに
なる。従って、冷媒容器5を設置しても、冷媒容器5の
内部は密度の小さなガス冷媒で満たされるため、ほとん
ど冷媒充填量を増加させる必要がないことに加え、自然
循環運転の冷却能力に影響を及ぼすことのない空気調和
機を得ることができる。
【0038】以上のように、本実施の形態では、自然循
環回路と強制循環回路とを独立回路として併用し、通信
機器の冷却を行う空調システムにおいて、自然循環回路
の室内ユニット20とガス配管2との間の配管に、配管
を介して冷媒容器5を接続しているため、冷媒自然循環
の動作に必要な所定の冷媒量を工場出荷段階で予め充填
しておくことができ、設置現場での冷媒充填作業を省略
することができる。また、冷媒容器5を接続しても冷媒
充填量を増加させる必要がなく、かつ、運転時の冷却能
力低下が生じないようにすることができる。
【0039】なお、実施の形態2と同様に、室外ユニッ
ト21と液配管4との間および室外ユニット21とガス
配管2との間に開閉弁を設け、冷媒容器5を省略するこ
とができる。
【0040】また、本実施の形態では、冷媒容器5を蒸
発器1の出口部と開閉弁11との間のガス配管35に配
管を介して接続した例を示したが、蒸発器1の入口部と
開閉弁10との間の液配管36に配管を介して接続して
もよい。
【0041】実施の形態4.以下、この発明の実施の形
態4による冷凍サイクル装置について説明する。図5は
本実施の形態に係る冷凍サイクル装置を示す構成図であ
る。図5に示すように、本実施の形態では、蒸発器1と
して液体の被冷却媒体(例えば水)により冷媒を蒸発さ
せる熱交換器、例えばプレート式熱交換器を用いたもの
である。
【0042】図5において実施の形態1の図1と同一ま
たは相当部分には同一の符号を付し説明を省略する。室
内ユニット20は、液配管4から流入した液冷媒を、流
入管33aから流入した被冷却媒体である水により蒸発
させて冷媒ガスとする蒸発器1、所定の冷媒量を収納す
るための冷媒容器5より構成され、冷媒容器5は流入管
33aに接触して設置されている。また、この発明の冷
凍サイクル装置における冷媒充填方法は、実施の形態1
と同様であるため詳細な説明を省略する。
【0043】つぎに、本実施の形態における冷凍サイク
ル装置の運転動作について説明する。この冷凍サイクル
装置は、例えば冷水供給が必要な場所に利用され、流入
管33aから流入する温度の高い被冷却媒体(例えば
水)を自然循環運転により冷却し、流出管33bより温
度の低い冷水として供給する。自然循環運転では、凝縮
器3で凝縮した液冷媒が液配管4を下降し、蒸発器1に
流入する。蒸発器1で蒸発したガス冷媒は、ガス配管2
内を上昇して凝縮器3に戻ることで自然循環サイクルが
形成される。このとき、冷媒容器5は流入管33aに接
触して設置されているので、流入管33aから流入する
温度の高い入口水温の影響を受けるため、冷媒容器内の
冷媒が常にガス状態で維持されることになる。従って、
冷媒容器5を設置しても、冷媒容器5の内部は密度の小
さなガス冷媒で満たされるため、ほとんど冷媒充填量を
増加させる必要がないことに加え、自然循環運転の冷却
能力低下が生じない。
【0044】以上のように、本実施の形態では室内ユニ
ット20と液配管4との間の液配管36に、配管を介し
て冷媒容器5を接続しているため、冷媒自然循環の動作
に必要な所定の冷媒量を工場出荷段階で予め充填してお
くことができ、設置現場での冷媒充填作業を省略するこ
とができる。また、冷媒容器5を接続しても冷媒充填量
を増加させる必要がなく、かつ、自然循環運転の冷却能
力低下が生じないようにすることができる。
【0045】なお、本実施の形態では冷凍サイクル装置
を示したが、熱交換機1により生成された冷水を、ファ
ンコイルなどに供給して空調に利用した空気調和機とし
てもよい。
【0046】以上説明した実施の形態1〜4では、冷媒
としてR22、R134aなどの単一冷媒に加え、オゾ
ン破壊係数が0であるR410AやR407Cなどの混
合冷媒が使用される。特に、圧力損失が小さく、熱伝達
率の大きいR410AやCO2は自然循環運転に適した
冷媒であり、それらを適用することで地球環境への負荷
低減が可能な空気調和機及び冷凍サイクル装置を構成す
ることができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したとおり、第1の発明に係る
空気調和機は、少なくとも凝縮器を含む室外ユニット
と、液配管と、少なくとも蒸発器を含む室内ユニット
と、ガス配管と、を順次配管で接続して冷媒回路を構成
し、前記凝縮器を前記蒸発器よりも高所に設置して冷媒
自然循環により冷却運転を行う空気調和機において、前
記蒸発器の入口部と前記液配管との間の配管または前記
蒸発器の出口部と前記ガス配管との間の配管に、配管を
介して接続された冷媒容器を備えたので、冷媒自然循環
の動作に必要な所定の冷媒量を工場出荷段階で予め充填
しておくことができ、設置現場での冷媒充填作業を省略
することができる。また、冷媒容器を接続しても冷媒充
填量を増加させる必要がなく、かつ自然循環運転の冷却
能力低下が生じないようにすることができる。
【0048】また、第2の発明に係る空気調和機は、少
なくとも凝縮器を含む室外ユニットと、液配管と、少な
くとも蒸発器を含む室内ユニットと、ガス配管と、を順
次配管で接続して冷媒回路を構成し、前記凝縮器を前記
蒸発器よりも高所に設置して冷媒自然循環による冷却運
転を行う自然循環回路と、少なくとも圧縮機、凝縮器、
絞り手段、蒸発器を順次配管で接続してなる強制循環回
路と、を独立した冷媒回路として構成し、前記2つの蒸
発器により冷却運転を行う空気調和機において、前記自
然循環回路の蒸発器入口部と液配管との間の配管または
前記蒸発器出口部と前記ガス配管との間の配管に、配管
を介して接続した冷媒容器を備えたので、冷媒自然循環
の動作に必要な所定の冷媒量を工場出荷段階で予め充填
しておくことができ、設置現場での冷媒充填作業を省略
することができる。また、冷媒容器を接続しても冷媒充
填量を増加させる必要がなく、かつ自然循環運転の冷却
能力低下が生じないようにすることができる。
【0049】また、第3の発明に係る空気調和機は、室
内ユニットと液配管との間および前記室内ユニットとガ
ス配管との間に、それぞれ開閉弁を設けたので、冷媒自
然循環の動作に必要な所定の冷媒量を工場出荷段階で予
め室内ユニットに充填しておくことができ、設置現場で
の冷媒充填作業を省略することができる。
【0050】また、第4の発明に係わる空気調和機は、
室外ユニットと液配管との間および前記室外ユニットと
ガス配管との間にそれぞれ開閉弁を設けたので、冷媒自
然循環の動作に必要な所定の冷媒量を工場出荷段階で予
め室内ユニットと室外ユニットに分割して充填しておく
ことができ、冷媒容器の省略に伴い室内ユニットを小型
化できる。
【0051】この発明の第5の発明に係わる空気調和機
は、冷媒容器の設置位置を、蒸発器で冷却される被冷却
媒体の前記蒸発器より上流側の位置としたので、高温雰
囲気にさらされるため、冷媒容器内の冷媒が常に密度の
小さなガス状態で維持されるので、冷媒容器を接続して
も冷媒充填量を増加させる必要がなく、かつ、自然循環
運転の冷却能力低下が生じないようにすることができ
る。
【0052】また、第6の発明に係わる空気調和機は、
被冷却媒体が液体のとき、冷媒容器を被冷却媒体の流入
管に接触させて設置したので、冷媒容器内の冷媒が常に
密度の小さなガス状態で維持され、冷媒容器を接続して
も冷媒充填量を増加させる必要がなく、かつ、自然循環
運転の冷却能力低下が生じないようにすることができ
る。
【0053】この発明の第7の発明に係る空気調和機
は、少なくとも凝縮器を含む室外ユニットと、液配管
と、少なくとも蒸発器を含む室内ユニットと、ガス配管
と、を順次配管で接続して冷媒回路を構成し、前記凝縮
器を前記蒸発器よりも高所に設置して冷媒自然循環によ
り冷却運転を行う冷凍サイクル装置において、前記蒸発
器で冷却される被冷却媒体の前記蒸発器より上流側の位
置に設けられた冷媒容器を備え、被冷却媒体が液体のと
き、冷媒容器を被冷却媒体の流入管に接触させて設置し
たので、冷媒容器内の冷媒が常に密度の小さなガス状態
で維持され、冷媒容器を接続しても冷媒充填量を増加さ
せる必要がなく、かつ、自然循環運転の冷却能力低下が
生じないようにすることができる。
【0054】また、第8の発明に係わる空気調和機の冷
媒充填方法は、少なくとも凝縮器を含む室外ユニット
と、液配管と、少なくとも蒸発器を含む室内ユニット
と、ガス配管と、を順次配管で接続して冷媒回路を構成
し、前記蒸発器の入口部と前記液配管との間の配管また
は前記蒸発器の出口部と前記ガス配管との間の配管に、
配管を介して冷媒容器を接続するとともに、前記室内ユ
ニットと液配管との間および前記室内ユニットとガス配
管との間にそれぞれ開閉弁を設けた空気調和機の冷媒充
填方法において、前記開閉弁を閉じ、前記室内ユニット
内を真空引きするステップと、前記室内ユニット内に所
定の冷媒量を充填するステップと、前記室内ユニットと
前記室外ユニットとを前記液配管および前記ガス配管を
介して接続するステップと、前記室外ユニット内および
前記液配管および前記ガス配管を真空引きするステップ
と、前記開閉弁を開き冷媒回路を連通するステップと、
を備えたので、冷媒自然循環の動作に必要な所定の冷媒
量を工場出荷段階で予め室内ユニットに充填しておくこ
とができ、設置現場での冷媒充填作業を省略することが
できる。
【0055】また、第9の発明に係わる空気調和機の冷
媒充填方法は、少なくとも凝縮器を含む室外ユニット
と、液配管と、少なくとも蒸発器を含む室内ユニット
と、ガス配管と、を順次配管で接続して冷媒回路を構成
し、前記室内ユニットと前記液配管及び前記ガス配管と
の間にそれぞれ設けられた室内ユニット側の開閉弁と、
前記室外ユニットと前記液配管及び前記ガス配管との間
にそれぞれ設けられた室外ユニット側の開閉弁と、を備
えた空気調和機の冷媒充填方法において、前記室内ユニ
ット側の開閉弁と前記室外ユニット側の開閉弁をそれぞ
れ閉じ、前記室内ユニット内および前記室外ユニット内
をそれぞれ真空引きするステップと、前記室内ユニット
内および前記室外ユニット内に所定の冷媒量をそれぞれ
分割して充填するステップと、前記室内ユニットと前記
室外ユニットとを前記液配管および前記ガス配管を介し
て接続するステップと、前記液配管および前記ガス配管
を真空引きするステップと、前記室内ユニット側の開閉
弁と前記室外ユニット側の開閉弁をそれぞれ開き、冷媒
回路を連通するステップと、を備えたので、冷媒自然循
環の動作に必要な所定の冷媒量を工場出荷段階で予め室
内ユニットと室外ユニットに分割して充填しておくこと
ができ、冷媒容器の省略に伴い室内ユニットを小型化で
きるとともに、設置現場での冷媒充填作業を省略するこ
とができる。
【0056】また、この発明の第10の発明に係る空気
調和機の冷媒充填方法は、少なくとも凝縮器を含む室外
ユニットと、液配管と、少なくとも蒸発器を含む室内ユ
ニットと、ガス配管と、を順次配管で接続して冷媒回路
を構成し、前記蒸発器で冷却される被冷却媒体の前記蒸
発器より上流側の位置に設けられた冷媒容器を備え、被
冷却媒体が液体のとき、冷媒容器を被冷却媒体の流入管
に接触させて設置するとともに、前記室内ユニットと液
配管との間および前記室内ユニットとガス配管との間に
それぞれ開閉弁を設けた冷凍サイクル装置の冷媒充填方
法において、前記開閉弁を閉じ、前記室内ユニット内を
真空引きするステップと、前記室内ユニット内に所定の
冷媒量を充填するステップと、前記室内ユニットと前記
室外ユニットとを前記液配管および前記ガス配管を介し
て接続するステップと、前記室外ユニット内および前記
液配管および前記ガス配管を真空引きするステップと、
前記開閉弁を開き冷媒回路を連通するステップと、を備
えたので、冷媒自然循環の動作に必要な所定の冷媒量を
工場出荷段階で予め室内ユニットに充填しておくことが
でき、設置現場での冷媒充填作業を省略することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る空気調和機を
示す構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1に係る冷媒充填手順
を示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態2に係る冷媒充填手順
を示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態3に係る空気調和機を
示す構成図である。
【図5】 この発明の実施の形態4に係る空気調和機を
示す構成図である。
【図6】 従来の自然循環回路を有する冷却装置の構成
を示す構成図である。
【符号の説明】
1、23 蒸発器、2、27 ガス配管、3 凝縮器、
4、28 液配管、5冷媒容器、6 室内ファン、7
室外ファン、10 、11、12、13 開閉弁、1
4、15、16、17 真空引きポート、20 室内ユ
ニット、20a室内ユニット吸込み口、20b 室内ユ
ニット吹出し口、21 室外ユニット、21a 室外ユ
ニット吸込み口、21b 室外ユニット吹出し口、22
通信機器、24 室外ユニット支持台、25 通信
基地局、26 室外ユニット、33a 流入管、33b
流出管。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも凝縮器を含む室外ユニット
    と、液配管と、少なくとも蒸発器を含む室内ユニット
    と、ガス配管と、を順次配管で接続して冷媒回路を構成
    し、前記凝縮器を前記蒸発器よりも高所に設置して冷媒
    自然循環により冷却運転を行う空気調和機において、前
    記蒸発器の入口部と前記液配管との間の配管または前記
    蒸発器の出口部と前記ガス配管との間の配管に、配管を
    介して接続された冷媒容器を備えたことを特徴とする空
    気調和機。
  2. 【請求項2】 少なくとも凝縮器を含む室外ユニット
    と、液配管と、少なくとも蒸発器を含む室内ユニット
    と、ガス配管と、を順次配管で接続して冷媒回路を構成
    し、前記凝縮器を前記蒸発器よりも高所に設置して冷媒
    自然循環による冷却運転を行う自然循環回路と、少なく
    とも圧縮機、凝縮器、絞り手段、蒸発器を順次配管で接
    続してなる強制循環回路と、を独立した冷媒回路として
    構成し、前記2つの蒸発器により冷却運転を行う空気調
    和機において、前記自然循環回路の蒸発器入口部と液配
    管との間の配管または前記蒸発器出口部と前記ガス配管
    との間の配管に、配管を介して接続した冷媒容器を備え
    たことを特徴とする空気調和機。
  3. 【請求項3】 室内ユニットと液配管との間および前記
    室内ユニットとガス配管との間に、それぞれ開閉弁を設
    けたことを特徴とする請求項1または2記載の空気調和
    機。
  4. 【請求項4】 室外ユニットと液配管との間および前記
    室外ユニットとガス配管との間にそれぞれ開閉弁を設け
    たことを特徴とする請求項3記載の空気調和機。
  5. 【請求項5】 冷媒容器の設置位置を、蒸発器で冷却さ
    れる被冷却媒体の前記蒸発器より上流側の位置としたこ
    とを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の空気調
    和機。
  6. 【請求項6】 被冷却媒体が液体のとき、冷媒容器を被
    冷却媒体の流入管に接触させて設置したことを特徴とす
    る請求項5記載の空気調和機。
  7. 【請求項7】 少なくとも凝縮器を含む室外ユニット
    と、液配管と、少なくとも蒸発器を含む室内ユニット
    と、ガス配管と、を順次配管で接続して冷媒回路を構成
    し、前記凝縮器を前記蒸発器よりも高所に設置して冷媒
    自然循環により冷却運転を行う冷凍サイクル装置におい
    て、 前記蒸発器で冷却される被冷却媒体の前記蒸発器より上
    流側の位置に設けられた冷媒容器を備え、被冷却媒体が
    液体のとき、冷媒容器を被冷却媒体の流入管に接触させ
    て設置したことを特徴とする冷凍サイクル装置。
  8. 【請求項8】 少なくとも凝縮器を含む室外ユニット
    と、液配管と、少なくとも蒸発器を含む室内ユニット
    と、ガス配管と、を順次配管で接続して冷媒回路を構成
    し、前記蒸発器の入口部と前記液配管との間の配管また
    は前記蒸発器の出口部と前記ガス配管との間の配管に、
    配管を介して冷媒容器を接続するとともに、前記室内ユ
    ニットと液配管との間および前記室内ユニットとガス配
    管との間にそれぞれ開閉弁を設けた空気調和機の冷媒充
    填方法において、 前記開閉弁を閉じ、前記室内ユニット内を真空引きする
    ステップと、 前記室内ユニット内に所定の冷媒量を充填するステップ
    と、 前記室内ユニットと前記室外ユニットとを前記液配管お
    よび前記ガス配管を介して接続するステップと、 前記室外ユニット内および前記液配管および前記ガス配
    管を真空引きするステップと、 前記開閉弁を開き冷媒回路を連通するステップと、を備
    えたことを特徴とする冷媒充填方法。
  9. 【請求項9】 少なくとも凝縮器を含む室外ユニット
    と、液配管と、少なくとも蒸発器を含む室内ユニット
    と、ガス配管と、を順次配管で接続して冷媒回路を構成
    し、前記室内ユニットと前記液配管及び前記ガス配管と
    の間にそれぞれ設けられた室内ユニット側の開閉弁と、
    前記室外ユニットと前記液配管及び前記ガス配管との間
    にそれぞれ設けられた室外ユニット側の開閉弁と、を備
    えた空気調和機の冷媒充填方法において、 前記室内ユニット側の開閉弁と前記室外ユニット側の開
    閉弁をそれぞれ閉じ、前記室内ユニット内および前記室
    外ユニット内をそれぞれ真空引きするステップと、 前記室内ユニット内および前記室外ユニット内に所定の
    冷媒量をそれぞれ分割して充填するステップと、 前記室内ユニットと前記室外ユニットとを前記液配管お
    よび前記ガス配管を介して接続するステップと、 前記液配管および前記ガス配管を真空引きするステップ
    と、 前記室内ユニット側の開閉弁と前記室外ユニット側の開
    閉弁をそれぞれ開き、冷媒回路を連通するステップと、
    を備えたことを特徴とする冷媒充填方法。
  10. 【請求項10】 少なくとも凝縮器を含む室外ユニット
    と、液配管と、少なくとも蒸発器を含む室内ユニット
    と、ガス配管と、を順次配管で接続して冷媒回路を構成
    し、前記蒸発器で冷却される被冷却媒体の前記蒸発器よ
    り上流側の位置に設けられた冷媒容器を備え、被冷却媒
    体が液体のとき、冷媒容器を被冷却媒体の流入管に接触
    させて設置するとともに、前記室内ユニットと液配管と
    の間および前記室内ユニットとガス配管との間にそれぞ
    れ開閉弁を設けた冷凍サイクル装置の冷媒充填方法にお
    いて、 前記開閉弁を閉じ、前記室内ユニット内を真空引きする
    ステップと、 前記室内ユニット内に所定の冷媒量を充填するステップ
    と、 前記室内ユニットと前記室外ユニットとを前記液配管お
    よび前記ガス配管を介して接続するステップと、 前記室外ユニット内および前記液配管および前記ガス配
    管を真空引きするステップと、 前記開閉弁を開き冷媒回路を連通するステップと、を備
    えたことを特徴とする冷媒充填方法。
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