JP2003148017A - 錠装置、錠制御システム及び錠制御方法 - Google Patents

錠装置、錠制御システム及び錠制御方法

Info

Publication number
JP2003148017A
JP2003148017A JP2001343053A JP2001343053A JP2003148017A JP 2003148017 A JP2003148017 A JP 2003148017A JP 2001343053 A JP2001343053 A JP 2001343053A JP 2001343053 A JP2001343053 A JP 2001343053A JP 2003148017 A JP2003148017 A JP 2003148017A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lock
lock device
caller
communication terminal
distance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001343053A
Other languages
English (en)
Inventor
Norio Omura
則夫 大村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2001343053A priority Critical patent/JP2003148017A/ja
Publication of JP2003148017A publication Critical patent/JP2003148017A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lock And Its Accessories (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信ネットワークを利用して遠隔操作が可能
なセキュリティシステムにおいて、暗証番号等の盗難、
誤操作等を防止することを目的とする。 【解決手段】 発信者が有する通信端末からの命令信号
によって錠装置を遠隔制御するように構成された錠制御
システムにおいて、GPS等の位置検出システムを利用
して、錠装置と発信者の間の距離を検出し、この距離が
許可範囲内にある場合にのみ、錠装置の錠の開閉の制御
をする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通信ネットワークを介
して遠隔地からの命令信号によって動作するセキュリテ
ィシステムに関し、特に、公衆電話網を介した命令信号
によって電子錠の開閉を行うための錠装置、錠制御シス
テム及び錠制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】PHS、携帯電話等の移動通信端末機を
利用して遠隔的に電子錠の開閉を行う装置が知られてい
る。例えば、特開平9−88391号公報に記載された
例では、建物の扉に設けられた電気錠は、携帯電話から
の送信信号によって開閉するように構成されている。
又、特開平11−120398号公報に記載された例で
は、携帯電話の電話番号と予め登録された番号を照合
し、照合結果から発信者が許可者であるか否かを判定す
るように構成されている。更に、特開2001−132
292号に記載された例では、携帯電話から建物内の固
定電話にダイヤルし、発信元の電話番号と登録された番
号が一致したときに電子錠を開閉するように構成されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特開平9−88391
号公報及び特開平11−120398号の例では、電子
錠側に送受信装置が設けられ、携帯電話からの送信信号
を直接受信するように構成されている。特開2001−
132292号の例では、携帯電話からの信号は公衆電
話網を介して電子錠側の制御装置に送信される。
【0004】電子錠側に送受信装置が設けられている場
合には、携帯電話からの電波が到達する範囲が利用範囲
である。電波が到達する範囲が大きい場合には、携帯電
話からの信号が第三者に受信され、暗証番号等が盗まれ
る可能性が増大する。従がって、携帯電話からの信号を
認証するための装置が必要となる。
【0005】公衆電話網を利用する場合には、暗証番号
等が盗まれる可能性は少なく、認証装置の必要性が減少
するが、リヤイダル機能等のために、誤ったダイヤルに
起因して電子錠が開閉する危険がある。本発明の目的
は、暗証番号等が盗まれる可能性が少なく、且つ誤信号
により電子錠が誤って開閉することがないシステムを提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によると、錠装置
は、通信ネットワークを介して通信端末と通信可能な送
受信機能を有する送受信装置と、該送受信装置によって
受信された信号より発信者を識別するための登録番号識
別装置と、発信者より送信された位置情報に基づいて発
信者と錠装置の間の距離が許可範囲内にあるか否かを判
定するための範囲判定装置と、該範囲判定装置によって
発信者と錠装置の間の距離が許可範囲内にあると判定さ
れた場合に制御対象に対して開閉のための制御信号を送
信するための錠制御装置とを有する。
【0007】本発明によれば、サーバ装置は、通信端末
から送信された該通信端末の位置情報と送受信機能を有
する錠装置から送信された該錠装置の位置情報に基づい
て、発信者と上記錠装置との間の距離を検出し、該距離
が許可範囲内にある場合にのみ、上記錠装置に錠の開閉
の制御信号を送信する。
【0008】本発明によれば、移動通信端末と、通信ネ
ットワークを介して上記移動通信端末と通信可能な送受
信機能を有する錠装置と、を有し、上記移動通信端末か
らの命令信号によって上記錠装置を遠隔制御するように
構成された錠制御システムにおいて、上記移動通信端末
は、自局の現在位置を検出するための位置検出機能を有
し、上記錠装置は、上記移動通信端末から送信された上
記移動通信端末に関する位置情報に基づいて上記移動通
信端末と上記錠装置の間の距離を検出し、該距離が許可
範囲内にある場合にのみ、上記錠装置の錠の開閉の制御
をするように構成されている。
【0009】本発明によれば、固定通信端末と、通信ネ
ットワークを介して上記固定通信端末と通信可能な送受
信機能を有する錠装置と、を有し、上記固定通信端末か
らの命令信号によって上記錠装置を遠隔制御するように
構成された錠制御システムにおいて、上記錠装置は、自
己の現在位置を検出するための位置検出機能を有し、上
記固定通信端末は、上記錠装置から送信された上記錠装
置に関する位置情報に基づいて、上記固定通信端末と上
記錠装置の間の距離を検出し、該距離が許可範囲内にあ
る場合にのみ、上記錠装置の錠の開閉の制御をするよう
に構成されている。
【0010】本発明によれば、錠制御方法は、通信端末
から送信された発信者を識別するための固有情報を受信
することと、該固有情報に基づいて発信者が錠装置の開
閉の制御をする資格を有する者であるか否かを判定する
ことと、判定の結果、発信者が資格者であると判定され
たときに、発信者の現在位置を位置検出システムによっ
て検出することと、発信者と錠装置の間の距離を検出す
ることと、発信者と錠装置の間の距離が所定の距離の範
囲にあるとき、上記錠装置の開閉の制御を実行すること
と、を含む。
【0011】本発明によれば、プログラムを記録した媒
体は、通信端末から送信された発信者を識別するための
固有情報を使用して、発信者が錠装置の開閉の制御をす
る資格を有する者であるか否かを判定することと、判定
の結果、発信者が資格者であると判定されたときに、発
信者の現在位置が得られているか判定することと、発信
者の現在位置が得られている場合には、発信者と錠装置
の間の距離を検出することと、発信者と錠装置の間の距
離が所定の距離の範囲にあるとき、錠装置の開閉の制御
を実行することと、発信者が資格者でないと判定された
場合及び発信者の現在位置が得られていない場合には処
理を終了することと、を含む錠制御のプログラムを含
む。
【0012】本発明によれば、発信者と錠装置の間の距
離が所定の許可範囲内にある場合にのみ、錠の開閉の制
御がなされる。従がって、発信者が錠装置の開閉の制御
を有する資格を有する者であっても、発信者と錠装置の
間の距離が所定の許可範囲内にない場合には、錠の開閉
の制御がなされない。こうして、発信者と錠装置の間の
距離に制限を設けることによって、暗証番号の盗難、誤
操作等が防止される。
【0013】
【発明の実施の形態】図1、図2及び図3を参照して本
例の錠制御システムの第1の例を説明する。図1に示す
ように、本例の錠制御システムは、建物の扉等の固定制
御対象物に装着された錠装置10と携帯電話、PHS等
の移動通信端末20と通信ネットワーク30とを含む。
錠装置10は、通常の加入者用の電話番号が割り当てら
れた送受信機能を有する。移動通信端末20からの信号
は、通信ネットワーク30を介して、錠装置10に送信
され、それによって錠装置10は遠隔制御される。
【0014】本例によると、移動通信端末20は、GP
S40等を利用して自局の現在位置を検出し送信する。
錠装置10は移動通信端末20より送信された位置情報
に基づいて、発信者と錠装置の間の距離を検出する。本
例の錠制御システムでは、錠装置10は、発信者と錠装
置10の間の距離hが許可範囲r内にあるときのみ、錠
装置10の錠の開閉を行う。更に、移動通信端末20
は、発信者番号通知サービスを利用して自局の電話番号
を受信者に送信する。従って錠装置10は、発信者が入
力した暗証番号ばかりでなく、発信者番号通知サービス
を利用して得られた発信者の電話番号に基づいて、発信
者が錠の開閉の資格を有する者であるか否かを識別する
ことができる。
【0015】図2を参照して錠装置10の構成例を説明
する。本例の錠装置10は通信ネットワークを介して通
信を行うための送受信装置11と登録番号識別装置12
と範囲判定装置13と情報記憶装置14と錠の開閉を制
御するための錠制御装置15と図示しない電子錠とを含
む。本例の錠装置10は固定制御対象である建物等の扉
50に設けられる。送受信装置11は加入者電話と同様
に自局の電話番号を有する。情報記憶装置14は、開閉
に必要な発信者の資格条件と、開閉に必要な発信者の現
在位置の条件、即ち、許可範囲を記憶する。情報記憶装
置14は、更に、錠の開閉が実行されなかった旨のメッ
セージ、錠の開閉が完了した旨のメッセージ等を記憶し
ている。
【0016】図3を参照して本例の錠装置10の動作を
説明する。先ずステップS301にて、錠装置10の送
受信装置11は、発信者の移動通信端末20より、発信
者の固有情報と位置情報を受信する。固有情報には、発
信者番号通知サービスを利用して得られた移動通信端末
20の電話番号、発信者によって入力された暗証番号等
がある。位置情報は移動通信端末20に設けられた位置
検出機能によって得られる。位置情報は、例えば、GP
S(全地球測位システム)を利用して取得してよい。
【0017】次にステップS302にて、登録番号識別
装置12は、送受信装置11から供給された固有情報と
情報記憶装置14から供給された資格条件とを照合す
る。上述のように、例えば、発信者の移動通信端末20
の電話番号及び暗証番号と情報記憶装置14に記憶され
た番号を照合する。ステップS303にて、固有情報と
資格条件が一致しない場合には、ステップS308に
て、通信を中断又は終了し、錠制御を実行することな
く、終了する。このとき、発信者には、錠の開閉が実行
されなかった旨のメッセージが送信されてよい。ステッ
プS303にて、固有情報と資格条件が一致した場合に
は、ステップS304にて、発信者の移動通信端末20
の位置情報が受信されているか否かを判定する。ステッ
プS304にて、位置情報が受信されていない場合に
は、ステップS309にて、位置情報が受信されなかっ
た旨のメッセージを送信し、錠制御を実行することな
く、終了する。
【0018】ステップS304にて、位置情報が受信さ
れた場合には、ステップS305にて、範囲判定装置1
3は発信者の現在位置を特定し、発信者と錠装置10の
間の距離hを検出する。次にステップS306にて、発
信者と錠装置10との間の距離hが許可範囲rより小さ
いかを判定する。
【0019】
【数1】h<r
【0020】発信者の現在位置が所定の許可範囲内にな
い場合には、ステップS309にて、発信者が所定の許
可範囲内にいない旨のメッセージを送信し、錠制御を実
行することなく、終了する。発信者の現在位置が所定の
許可範囲内にある場合には、ステップS307にて錠制
御装置15は開閉の制御信号を生成し、錠に送信する。
錠の開閉が完了すると、錠の開閉が完了した旨のメッセ
ージが送信される。
【0021】図4、図5、図6及び図7を参照して本例
の錠制御システムの第2の例を説明する。図4に示すよ
うに、本例の錠制御システムは、自動車のドア等の移動
制御対象物に装着された錠装置10と加入者電話等の固
定通信端末21と通信ネットワーク30とを含む。錠装
置10は、通常の加入者用の電話番号が割り当てられた
送受信機能を有する。固定通信端末21からの信号は、
通信ネットワークを介して、錠装置10に送信され、そ
れによって錠装置10は遠隔制御される。
【0022】本例によると、錠装置10は、GPS40
等を利用した位置検出装置を有し、自己の現在位置を検
出し、送信する。固定通信端末21は、自己(発信者)
の位置と錠装置10の位置情報に基づいて、発信者(固
定通信端末21)と錠装置10の間の距離を検出する。
【0023】本例の錠制御システムでは、固定通信端末
21は、発信者(固定通信端末21)と錠装置10の間
の距離が許可範囲内にあるときのみ、錠の開閉を行うた
めの制御信号を錠装置10に送信する。更に、固定通信
端末21は、発信者番号通知サービスを利用して自局の
電話番号を受信者に送信する。従がって、錠装置10
は、発信者が入力した暗証番号ばかりでなく、発信者番
号通知サービスを利用して得られた発信者の電話番号に
基づいて、発信者が錠の開閉の資格を有する者であるか
否かを識別することができる。
【0024】図5を参照して錠装置10の構成例を説明
する。本例の錠装置10は通信ネットワークを介して通
信を行うための送受信装置11と登録番号識別装置12
と情報記憶装置14と錠の開閉を行うための錠制御装置
15と錠位置情報取得装置16と図示しない電子錠とを
含む。本例の錠装置10は移動制御対象である自動車の
ドア等50に装着される。情報記憶装置14は、開閉に
必要な発信者の資格条件と開閉に必要な錠装置の現在の
位置情報、即ち、許可範囲を記憶する。情報記憶装置1
4は、更に、錠の開閉がされなかった旨のメッセージ、
錠の開閉が完了した旨のメッセージ等を記憶している。
図6を参照して固定通信端末21の構成例を説明する。
固定通信端末21は、送受信装置22と範囲判定装置1
3と情報記憶装置14と図示しないディスプレイ装置と
を有する。
【0025】図7を参照して本例の錠装置10の動作を
説明する。先ずステップS701にて、錠装置10の送
受信装置11は、発信者の固定通信端末21より、発信
者の固有情報を受信する。固有情報には、発信者番号通
知サービスを利用して得られた発信者の固定通信端末2
1の電話番号、発信者によって入力された暗証番号等が
ある。次にステップS702にて、登録番号識別装置1
2は、送受信装置11から供給された固有情報と情報記
憶装置14から供給された資格条件とを照合する。上述
のように、例えば、発信者の固定通信端末21の電話番
号及び暗証番号と情報記憶装置14に記憶された番号を
照合する。ステップS703にて、固有情報と資格条件
が一致しない場合には、ステップS714にて、通信を
中断又は終了し、錠制御を実行することなく、終了す
る。このとき、発信者には、錠の開閉が実行されなかっ
た旨のメッセージが送信されてよい。ステップS703
にて、固有情報と資格条件が一致した場合には、ステッ
プS704にて、錠装置10はGPS等の位置検出シス
テムを利用して、自己の現在位置、即ち位置情報を検出
する。ステップS705にて、錠装置10が自己の位置
情報を検出することができたか否かを判定する。位置情
報を検出することができなかった場合には、ステップS
715にて、位置情報が検出されなかった旨のメッセー
ジを固定通信端末21に送信し、錠制御を実行すること
なく、終了する。このメッセージは固定通信端末21の
ディスプレイ装置によって表示される。
【0026】ステップS705にて、錠装置10が位置
情報を検出した場合には、ステップS706にて、位置
情報を固定通信端末21に送信する。ステップS707
にて、固定通信端末21の送受信装置22は、錠装置1
0からの位置情報を受信する。ステップS708にて、
範囲判定装置13は、発信者(固定通信端末21)と錠
装置10の間の距離hを検出する。次にステップS70
9にて、数1の式に示したように、発信者(固定通信端
末21)と錠装置10の間の距離hが許可範囲rより小
さいか否かを判定する。
【0027】錠装置10の現在位置が所定の許可範囲内
にない場合には、ステップS711にて、錠装置10が
所定の許可範囲内にいない旨のメッセージをディスプレ
イ装置に表示し、錠制御を実行することなく、終了す
る。錠装置10の現在位置が所定の許可範囲内にある場
合には、ステップS710にて開閉の制御信号を錠装置
10に送信する。錠装置10が制御信号を受信すると、
錠制御装置15は開閉の制御信号を生成し、錠の開閉が
行われる。錠の開閉が完了すると、錠の開閉が完了した
旨のメッセージが固定通信端末21に送信される。この
メッセージは固定通信端末21のディスプレイ装置にて
表示される。
【0028】図8、図9及び図10を参照して本例の錠
制御システムの第3の例を説明する。図8に示すよう
に、本例の錠制御システムは、自動車のドア等の移動制
御対象物に装着された錠装置10と携帯電話、PHS等
の移動通信端末20と通信ネットワーク30とを含む。
錠装置10は、通常の加入者用の電話番号が割り当てら
れた送受信機能を有する。移動通信端末20からの信号
は、通信ネットワーク30を介して、錠装置10に送信
され、それによって錠装置10は遠隔制御される。
【0029】本例によると、移動通信端末20は、GP
S40等を利用して自局の現在位置を検出し、送信す
る。更に錠装置10もGPS40等を利用して自己の現
在位置を検出する。錠装置10は移動通信端末20から
送信された発信者の現在位置と自己の現在位置とに基づ
いて、発信者と錠装置10の間の距離を検出する。本例
の錠制御システムでは、錠装置10は、発信者と錠装置
10の間の距離が許可範囲内にあるときのみ、錠装置1
0の錠の開閉を行う。更に、移動通信端末20は、発信
者番号通知サービスを利用して自局の電話番号を受信者
に送信する。従って錠装置10は、発信者が入力した暗
証番号ばかりでなく、発信者番号通知サービスを利用し
て得られた発信者の電話番号に基づいて、発信者が錠の
開閉の資格を有する者であるか否かを識別することがで
きる。
【0030】図9を参照して錠装置10の構成例を説明
する。本例の錠装置10は通信ネットワークを介して通
信を行うための送受信装置11と登録番号識別装置12
と範囲判定装置13と情報記憶装置14と錠の開閉を制
御するための錠制御装置15と錠位置情報取得装置16
と図示しない電子錠とを含む。本例の錠装置10は移動
制御対象である自動車等のドア50に設けられる。送受
信装置11は加入者電話と同様に自局の電話番号を有す
る。情報記憶装置14は、開閉に必要な発信者に関する
資格条件と、開閉に必要な発信者の現在位置の条件、即
ち、許可範囲を記憶する。情報記憶装置14は、更に、
錠の開閉が実行されなかった旨のメッセージ、錠の開閉
が完了した旨のメッセージ等を記憶している。錠位置情
報取得装置16は、GPS等の位置検出システムを利用
して、錠装置10の現在位置を検出する。例えば、GP
S信号を受信して自己の現在位置を検出する。
【0031】図10を参照して本例の錠装置10の動作
を説明する。先ずステップS1001にて、錠装置10
の送受信装置11は、発信者の移動通信端末20より、
発信者の固有情報と位置情報を受信する。固有情報に
は、発信者番号通知サービスを利用して得られた発信者
の移動通信端末20の電話番号、発信者によって入力さ
れた暗証番号等がある。位置情報は移動通信端末20に
設けられた位置検出機能によって得られる。位置情報
は、例えば、GPS(全地球測位システム)を利用して
取得してよい。
【0032】次にステップS1002にて、登録番号識
別装置12は、送受信装置11から供給された固有情報
と情報記憶装置14から供給された資格条件とを照合す
る。上述のように、例えば、発信者の移動通信端末20
の電話番号及び暗証番号と情報記憶装置14に記憶され
た番号を照合する。ステップS1003にて、固有情報
と資格条件が一致しない場合には、ステップS1010
にて、通信を中断又は終了し、錠制御を実行することな
く、終了する。このとき、発信者には、錠の開閉が実行
されなかった旨のメッセージが送信されてよい。ステッ
プS1003にて、固有情報と資格条件が一致した場合
には、ステップS1004にて、発信者の移動通信端末
20の位置情報が受信されているか否かを判定する。ス
テップS1004にて、位置情報が受信されていない場
合には、ステップS1011にて、発信者の位置情報が
受信されなかった旨のメッセージを送信し、錠制御を実
行することなく、終了する。
【0033】ステップS1004にて、発信者の位置情
報が受信された場合には、ステップS1005にて錠装
置10の錠位置情報取得装置16はGPS信号等の位置
検出信号を受信する。ステップS1006にて、錠装置
10の錠位置情報取得装置16が自己の位置情報を受信
することができなかった場合には、ステップS1011
にて、位置情報が受信されなかった旨のメッセージを送
信し、錠制御を実行することなく、終了する。ステップ
S1006にて、錠装置10の錠位置情報取得装置16
が自己の位置情報を受信した場合には、ステップS10
07に進む。ステップS1007にて、範囲判定装置1
3は移動通信端末20の位置情報と錠装置10の位置情
報より、発信者と錠装置10の間の距離hを検出する。
次にステップS1008にて、数1の式に示すように、
発信者と錠装置10との間の距離hが許可範囲rより小
さいかを判定する。
【0034】発信者の現在位置が所定の許可範囲内にな
い場合には、ステップS1011にて、発信者が所定の
許可範囲内にいない旨のメッセージを送信し、錠制御を
実行することなく、終了する。発信者の現在位置が所定
の許可範囲内にある場合には、ステップS1009にて
錠制御装置15は開閉の制御信号を生成し、錠に送信す
る。錠の開閉が完了すると、錠の開閉が完了した旨のメ
ッセージが送信される。
【0035】図11、図12、図13及び図14を参照
して本例の錠制御システムの第4の例を説明する。図1
1に示すように、本例の錠制御システムは、自動車のド
ア等の移動制御対象物に装着された錠装置10と携帯電
話、PHS等の移動通信端末20と通信ネットワーク3
0とサーバ60とを含む。錠装置10は、通常の加入者
用の電話番号が割り当てられた送受信機能を有する。移
動通信端末20からの信号は、通信ネットワークを介し
て、サーバ60に送信される。錠装置10はサーバ60
からの信号によって遠隔制御される。
【0036】本例によると、移動通信端末20は、GP
S等を利用して自局の現在位置を検出し、それをサーバ
60に送信する。更に錠装置10もGPS等を利用して
自己の現在位置を検出し、それをサーバ60に送信す
る。従って、サーバ60は移動通信端末20から送信さ
れた発信者の現在位置と錠装置10から送信された錠装
置10の現在位置とに基づいて、発信者と錠装置10の
間の距離を検出する。サーバ60は、発信者と錠装置1
0の間の距離が許可範囲内にあるときのみ、錠装置10
に命令信号を送信し、錠の開閉を行う。
【0037】更に、サーバ60は、発信者番号通知サー
ビスを利用して移動通信端末20の電話番号を取得す
る。従ってサーバ60は、発信者が入力した暗証番号ば
かりでなく、発信者番号通知サービスを利用して得られ
た発信者の電話番号に基づいて、発信者が錠の開閉の資
格を有する者であるか否かを識別することができる。本
例ではサーバ60が設けられているため、錠装置10及
び移動通信端末20の機能及び構成を簡単化することが
できる。
【0038】図12を参照して錠装置10の構成例を説
明する。本例の錠装置10は通信ネットワークを介して
通信を行うための送受信装置11と錠の開閉を制御する
ための錠制御装置15と錠位置情報取得装置16と図示
しない電子錠とを含む。本例の錠装置10は移動制御対
象である自動車等のドア50に設けられる。送受信装置
11は加入者電話と同様に自局の電話番号を有する。錠
位置情報取得装置16は、GPS等の位置検出システム
を利用して、錠装置10の現在位置を検出する。例え
ば、GPS信号を受信して自己の現在位置を検出する。
【0039】図13を参照してサーバ60の構成例を説
明する。本例のサーバ60は登録番号識別装置12と範
囲判定装置13と情報記憶装置14とを有する。情報記
憶装置14は、開閉に必要な発信者に関する資格条件
と、開閉に必要な発信者の現在位置の条件、即ち、許可
範囲を記憶する。情報記憶装置14は、更に、錠の開閉
が実行されなかった旨のメッセージ、錠の開閉が完了し
た旨のメッセージ等を記憶している。
【0040】図14を参照して本例のサーバ60の動作
を説明する。先ずステップS1401にて、移動通信端
末20から錠装置10に通信があったとき、サーバ60
は発信者の固有情報と位置情報を取得する。固有情報に
は、発信者番号通知サービスを利用して得られた発信者
の移動通信端末20の電話番号、発信者によって入力さ
れた暗証番号等がある。位置情報は移動通信端末20に
設けられた位置検出機能によって得られる。位置情報
は、例えば、GPS(全地球測位システム)を利用して
取得してよい。
【0041】次にステップS1402にて、サーバ60
の登録番号識別装置12は、移動通信端末20から得ら
れた固有情報と情報記憶装置14から供給された資格条
件とを照合する。上述のように、例えば、発信者の移動
通信端末20の電話番号及び暗証番号と情報記憶装置1
4に記憶された番号を照合する。ステップS1403に
て、固有情報と資格条件が一致しない場合には、ステッ
プS1410にて、通信を中断又は終了し、錠制御を実
行することなく、終了する。このとき、発信者には、錠
の開閉が実行されなかった旨のメッセージが送信されて
よい。ステップS1403にて、固有情報と資格条件が
一致した場合には、ステップS1404にて、サーバ6
0は、発信者の移動通信端末20より位置情報を受信し
たか否かを判定する。ステップS1404にて、移動通
信端末20の位置情報が受信されていない場合には、ス
テップS1411にて、サーバ60は移動通信端末20
に位置情報が受信されなかった旨のメッセージを送信
し、錠制御を実行することなく、終了する。
【0042】ステップS1404にて、移動通信端末2
0の位置情報が受信された場合にはステップS1405
に進む。ステップS1405にてサーバ60は錠装置1
0の錠位置情報取得装置16によって受信された錠装置
10に関する位置情報を受信する。ステップS1406
にて、サーバ60は錠装置10の錠位置情報取得装置1
6より送信された錠装置10の現在位置を受信したか否
かを判定する。サーバ60が錠装置10の現在位置を受
信しなかった場合には、ステップS1411にて、錠装
置10の位置情報が受信されなかった旨のメッセージを
送信し、錠制御を実行することなく、終了する。ステッ
プS1406にて、サーバ60が、錠装置10の現在位
置を受信した場合には、ステップS1407に進む。ス
テップS1407にて、サーバ60の範囲判定装置13
は移動通信端末20の現在位置と錠装置10の現在位置
より、発信者と錠装置10の間の距離hを検出する。次
にステップS1408にて、サーバ60は、数1の式に
示すように、発信者と錠装置10との間の距離hが許可
範囲rより小さいかを判定する。
【0043】発信者の現在位置が所定の許可範囲内にな
い場合には、ステップS1411にて、発信者が所定の
許可範囲内にいない旨のメッセージを送信し、錠制御を
実行することなく、終了する。発信者の現在位置が所定
の許可範囲内にある場合には、ステップS1409にて
サーバ60は、開閉の制御信号を生成し、錠装置10に
送信する。錠制御装置15はサーバ60からの命令信号
に基づいて、錠の開閉を行うための制御信号を生成す
る。錠の開閉が完了すると、錠の開閉が完了した旨のメ
ッセージがサーバ60を経由して発信者に送信される。
【0044】図15を参照して本例の錠制御システムの
第5の例を説明する。本例では、錠装置10を閉錠する
場合には、発信者と錠装置10の間の距離を検出するこ
となく、発信者の資格のみを判定する。錠装置10を開
錠する場合には、発信者の資格ばかりでなく、発信者と
錠装置10の間の距離が許可範囲内にあるか否かを判定
する。以下に、図1及び図2に示す構成例を参照して説
明するが、図4、図8及び図11に示す構成例の場合で
も本例の錠制御システムを適用することができる。
【0045】先ずステップS1501にて、錠装置10
の送受信装置11は、発信者の移動通信端末20より、
発信者の固有情報と位置情報を受信する。固有情報に
は、発信者番号通知サービスを利用して得られた発信者
の移動通信端末20の電話番号、発信者によって入力さ
れた暗証番号等がある。位置情報は移動通信端末20に
設けられた位置検出機能によって得られる。位置情報
は、例えば、GPS(全地球測位システム)を利用して
取得してよい。
【0046】次にステップS1502にて、登録番号識
別装置12は、送受信装置11から供給された固有情報
と情報記憶装置14から供給された資格条件とを照合す
る。上述のように、例えば、発信者の移動通信端末20
の電話番号及び暗証番号と情報記憶装置14に記憶され
た番号を照合する。ステップS1503にて、固有情報
と資格条件が一致しない場合には、ステップS1509
にて、通信を中断又は終了し、錠制御を実行することな
く、終了する。このとき、発信者には、錠の開閉が実行
されなかった旨のメッセージが送信されてよい。ステッ
プS1503にて、固有情報と資格条件が一致した場合
には、ステップS1504にて、開錠制御か閉錠制御か
を判定する。閉錠制御の場合には、ステップS1510
にて、錠制御装置15は閉錠の制御信号を生成し、錠に
送信する。閉錠が完了すると、閉錠が完了した旨のメッ
セージが送信される。
【0047】開錠制御の場合には、ステップS1505
にて、発信者の移動通信端末20の位置情報が受信され
ているか否かを判定する。ステップS1505にて、位
置情報が受信されていない場合には、ステップS151
1にて、位置情報が受信されなかった旨のメッセージを
送信し、錠制御を実行することなく、終了する。
【0048】ステップS1505にて、発信者の位置情
報が受信された場合には、ステップS1506にて、範
囲判定装置13は発信者の現在位置を特定し、発信者と
錠装置10の間の距離hを検出する。次にステップS1
507にて、発信者と錠装置10との間の距離hが許可
範囲rより小さいかを判定する。
【0049】発信者の現在位置が所定の許可範囲内にな
い場合には、ステップS1511にて、発信者が所定の
許可範囲内にいない旨のメッセージを送信し、錠制御を
実行することなく、終了する。発信者の現在位置が所定
の許可範囲内にある場合には、ステップS1508にて
錠制御装置15は開錠の制御信号を生成し、錠に送信す
る。開錠が完了すると、開錠が完了した旨のメッセージ
が送信される。
【0050】図3、図7、図10、図14、及び図15
に示した流れ図は、錠装置又はサーバにおける動作であ
り、ソフトウエアのプログラムを表す。このプログラム
は、錠装置10又はサーバ60の情報記憶装置13に格
納されてよいが、リムーバブル型の記録媒体、例えば、
磁気記録媒体、光学的記録媒体に記録されてよい。リム
ーバブル型記録媒体の場合には、記録媒体の読み取り装
置が設けられる。更に、このプログラムは、通信ネット
ワークを介してダウンロードされたものであってよい。
【0051】リムーバブル型の記録媒体としては、磁気
テープ、フロッピーディスク、リムーバブル式ハードデ
ィスク等の磁気記録媒体、CD−ROM、DVD、MD
等の光学的記録媒体、MO等の磁気光学記録媒体、マス
クROM、EPROM、EEPROM、フラッシュRO
M等の半導体メモリがある。プログラムを記録した記録
媒体は、プログラムばかりでなく、位置検出データ、許
可範囲r等のデータを記録してよい。以上、本例の錠制
御システムの例を説明したが、本発明は特許請求の範囲
に記載された本発明の範囲を超えることがない限り、上
述の例に限定されることはないことは当業者には理解さ
れよう。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、錠装置と発信者の間の
距離が許可範囲内にあるときのみ、錠装置を遠隔操作す
るように構成されているため、暗証番号等が盗まれる危
険性が少なくなる利点がある。本発明によれば、錠装置
と発信者の間の距離が許可範囲内にあるときのみ、錠装
置を遠隔操作するように構成されているため、リダイヤ
ル機能等により誤発信によって誤操作が生じる危険性が
少なくなる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る錠制御システムの第1の例を説明
するための説明図である。
【図2】本発明に係る錠装置の第1の例を説明するため
の説明図である。
【図3】本発明に係る錠制御システムの第1の例の動作
を説明するための説明図である。
【図4】本発明に係る錠制御システムの第2の例を説明
するための説明図である。
【図5】本発明に係る錠装置の第2の例を説明するため
の説明図である。
【図6】本発明に係る固定通信端末の例を説明するため
の説明図である。
【図7】本発明に係る錠制御システムの第2の例の動作
を説明するための説明図である。
【図8】本発明に係る錠制御システムの第3の例を説明
するための説明図である。
【図9】本発明に係る錠装置の第3の例を説明するため
の説明図である。
【図10】本発明に係る錠制御システムの第3の例の動
作を説明するための説明図である。
【図11】本発明に係る錠制御システムの第4の例を説
明するための説明図である。
【図12】本発明に係る錠装置の第4の例を説明するた
めの説明図である。
【図13】本発明に係るサーバの例を説明するための説
明図である。
【図14】本発明に係る錠制御システムの第4の例の動
作を説明するための説明図である。
【図15】本発明に係る錠制御システムの第5の例の動
作を説明するための説明図である。
【符号の説明】
10…錠装置、 11…送受信装置、 12…登録番号
識別装置、 13…範囲判定装置、 14…情報記憶装
置、 15…錠制御装置、 16…錠位置情報取得装
置、 20…移動通信端末、 21…固定通信端末、
22…送受信部、30…通信ネットワーク、 40…位
置検出システム、 50…制御対象、 60…サーバ

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信ネットワークを介して通信端末と通
    信可能な送受信機能を有する送受信装置と、該送受信装
    置によって受信された信号より発信者を識別するための
    登録番号識別装置と、発信者より送信された位置情報に
    基づいて発信者と錠装置の間の距離が許可範囲内にある
    か否かを判定するための範囲判定装置と、該範囲判定装
    置によって発信者と錠装置の間の距離が許可範囲内にあ
    ると判定された場合に制御対象に対して開閉のための制
    御信号を送信するための錠制御装置とを有する錠装置。
  2. 【請求項2】 更に、位置検出システムを利用して自己
    の現在位置を検出するための位置情報取得装置を備え、
    上記範囲判定装置は該位置情報取得装置より得られた自
    己の位置情報と発信者より送信された位置情報に基づい
    て発信者と錠装置の間の距離を検出し、該距離が許可範
    囲内にあるか否かを判定するように構成されていること
    を特徴とする請求項1記載の錠装置。
  3. 【請求項3】 上記登録番号識別装置は、発信者電話番
    号通知サービスを利用して得られた上記通信端末の電話
    番号と登録された番号と照合し、照合結果より発信者が
    上記錠装置の錠の開閉の資格を有する者であるか否かを
    判定するように構成されていることを特徴とする請求項
    1記載の錠装置。
  4. 【請求項4】 上記登録番号識別装置は、発信者より入
    力された暗証番号と登録された番号とを照合し、照合結
    果より発信者が上記錠装置の錠の開閉の資格を有する者
    であるか否かを判定するように構成されていることを特
    徴とする請求項1記載の錠装置。
  5. 【請求項5】 メッセージを上記送受信装置を経由して
    上記通信端末に送信するためのメッセージ送信部が設け
    られ、該メッセージ送信部は、上記登録番号識別装置
    が、発信者が上記錠装置の錠の開閉の資格を有する者で
    ないと判定した場合に、発信者が錠の開閉の資格を有す
    る者でない旨のメッセージを送信することを特徴とする
    請求項1記載の錠装置。
  6. 【請求項6】 上記メッセージ送信部は、上記範囲判定
    装置が発信者と錠装置の間の距離が許可範囲内にないと
    判定したときに、その旨のメッセージを生成することを
    特徴とする請求項5記載の錠装置。
  7. 【請求項7】 上記範囲判定装置は、開錠制御する場合
    には発信者と上記錠装置の間の距離が許可範囲内にある
    か否かを判定するが、閉錠制御する場合には発信者と上
    記錠装置の間の距離が許可範囲内にあるか否かを判定し
    ないことを特徴とする請求項1記載の錠装置。
  8. 【請求項8】 通信端末から送信された該通信端末の位
    置情報と送受信機能を有する錠装置から送信された該錠
    装置の位置情報に基づいて、発信者と上記錠装置との間
    の距離を検出し、該距離が許可範囲内にある場合にの
    み、上記錠装置に錠の開閉の制御信号を送信するように
    構成されていることを特徴とするサーバ装置。
  9. 【請求項9】 上記通信端末から送信された固有情報に
    基づいて、発信者が上記錠装置の開閉を制御する資格を
    有するものであるか否かを判定するように構成されてい
    ることを特徴とする請求項8記載のサーバ装置。
  10. 【請求項10】 移動通信端末と、通信ネットワークを
    介して上記移動通信端末と通信可能な送受信機能を有す
    る錠装置と、を有し、上記移動通信端末からの命令信号
    によって上記錠装置を遠隔制御するように構成された錠
    制御システムにおいて、上記移動通信端末は、自局の現
    在位置を検出するための位置検出機能を有し、上記錠装
    置は、上記移動通信端末から送信された上記移動通信端
    末に関する位置情報に基づいて上記移動通信端末と上記
    錠装置の間の距離を検出し、該距離が許可範囲内にある
    場合にのみ、上記錠装置の錠の開閉の制御をするように
    構成されていることを特徴とする錠制御システム。
  11. 【請求項11】 上記錠装置は、自己の現在位置を検出
    するための位置検出機能を有し、上記錠装置は、上記移
    動通信端末から送信された上記移動通信端末に関する位
    置情報と自己の位置情報に基づいて、上記移動通信端末
    と上記錠装置の間の距離を検出し、該距離が許可範囲内
    にある場合にのみ、上記錠装置の錠の開閉の制御をする
    ように構成されていることを特徴とする請求項10記載
    の錠制御システム。
  12. 【請求項12】 上記錠装置は、発信者電話番号通知サ
    ービスを利用して得られた上記移動通信端末の電話番号
    と登録された番号と照合し、照合結果より発信者が上記
    錠装置の錠の開閉の資格を有する者であるか否かを判定
    するように構成されていることを特徴とする請求項10
    記載の錠制御システム。
  13. 【請求項13】 上記錠装置は、発信者より入力された
    暗証番号と登録された番号とを照合し、照合結果より発
    信者が上記錠装置の錠の開閉の資格を有する者であるか
    否かを判定するように構成されていることを特徴とする
    請求項10記載の錠制御システム。
  14. 【請求項14】 上記錠装置は、開錠制御する場合には
    上記移動通信端末と上記錠装置の間の距離が許可範囲内
    にあるか否かを判定するが、閉錠制御する場合には上記
    移動通信端末と上記錠装置の間の距離が許可範囲内にあ
    るか否かを判定しないことを特徴とする請求項10記載
    の錠制御システム。
  15. 【請求項15】 固定通信端末と、通信ネットワークを
    介して上記固定通信端末と通信可能な送受信機能を有す
    る錠装置と、を有し、上記固定通信端末からの命令信号
    によって上記錠装置を遠隔制御するように構成された錠
    制御システムにおいて、上記錠装置は、自己の現在位置
    を検出するための位置検出機能を有し、上記固定通信端
    末は、上記錠装置から送信された上記錠装置に関する位
    置情報に基づいて、上記固定通信端末と上記錠装置の間
    の距離を検出し、該距離が許可範囲内にある場合にの
    み、上記錠装置の錠の開閉の制御をするように構成され
    ていることを特徴とする錠制御システム。
  16. 【請求項16】 上記錠装置は、発信者電話番号通知サ
    ービスを利用して得られた上記移動通信端末の電話番号
    と登録された番号と照合し、照合結果より発信者が上記
    錠装置の錠の開閉の資格を有する者であるか否かを判定
    するように構成されていることを特徴とする請求項15
    記載の錠制御システム。
  17. 【請求項17】 上記錠装置は、発信者より入力された
    暗証番号と登録された番号とを照合し、照合結果より発
    信者が上記錠装置の錠の開閉の資格を有する者であるか
    否かを判定するように構成されていることを特徴とする
    請求項15記載の錠制御システム。
  18. 【請求項18】 上記固定通信端末は、所定のメッセー
    ジを表示するためのディスプレイ装置を有することを特
    徴とする請求項15記載の錠制御システム。
  19. 【請求項19】 通信端末から送信された発信者を識別
    するための固有情報を受信することと、 該固有情報に基づいて発信者が錠装置の開閉の制御をす
    る資格を有する者であるか否かを判定することと、 判定の結果、発信者が資格者であると判定されたとき
    に、発信者の現在位置を位置検出システムによって検出
    することと、 発信者と錠装置の間の距離を検出することと、 発信者と錠装置の間の距離が所定の距離の範囲にあると
    き、上記錠装置の開閉の制御を実行することと、 を含む錠制御方法。
  20. 【請求項20】 上記固有情報は発信者番号表示サービ
    スを利用して得られる発信者の電話番号又は発信者が入
    力した暗証番号であることを特徴とする請求項19記載
    の錠制御方法。
  21. 【請求項21】 通信端末から送信された発信者を識別
    するための固有情報を使用して、発信者が錠装置の開閉
    の制御をする資格を有する者であるか否かを判定するこ
    とと、 判定の結果、発信者が資格者であると判定されたとき
    に、発信者の現在位置が得られているか判定すること
    と、 発信者の現在位置が得られている場合には、発信者と錠
    装置の間の距離を検出することと、 発信者と錠装置の間の距離が所定の距離の範囲にあると
    き、錠装置の開閉の制御を実行することと、 発信者が資格者でないと判定された場合及び発信者の現
    在位置が得られていない場合には処理を終了すること
    と、 を含む錠制御のプログラムを記録した媒体。
JP2001343053A 2001-11-08 2001-11-08 錠装置、錠制御システム及び錠制御方法 Pending JP2003148017A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001343053A JP2003148017A (ja) 2001-11-08 2001-11-08 錠装置、錠制御システム及び錠制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001343053A JP2003148017A (ja) 2001-11-08 2001-11-08 錠装置、錠制御システム及び錠制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003148017A true JP2003148017A (ja) 2003-05-21

Family

ID=19156810

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001343053A Pending JP2003148017A (ja) 2001-11-08 2001-11-08 錠装置、錠制御システム及び錠制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003148017A (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006291695A (ja) * 2005-03-15 2006-10-26 Denso Corp 車両機器制御システム
JP2007102572A (ja) * 2005-10-05 2007-04-19 Nec Software Chubu Ltd 可搬装置、移動体通信端末、盗難防止システム、盗難防止方法およびプログラム
WO2014119225A1 (ja) * 2013-02-01 2014-08-07 株式会社デンソー 制御システム
WO2016027178A1 (en) * 2014-08-21 2016-02-25 Cordiner Peter Alexander An electronic locking system
CN106489248A (zh) * 2014-05-13 2017-03-08 埃利蒙特公司 用于与移动设备相关的电子钥匙供应和访问管理的***和方法
JP2017220947A (ja) * 2017-09-07 2017-12-14 パナソニックIpマネジメント株式会社 ドアホンシステム、ドアホン親機、および通信方法
US10135815B2 (en) 2012-09-05 2018-11-20 Element, Inc. System and method for biometric authentication in connection with camera equipped devices
US10735959B2 (en) 2017-09-18 2020-08-04 Element Inc. Methods, systems, and media for detecting spoofing in mobile authentication
JP2020128629A (ja) * 2019-02-07 2020-08-27 株式会社Fuji 収容ボックスおよびストッカ
US11343277B2 (en) 2019-03-12 2022-05-24 Element Inc. Methods and systems for detecting spoofing of facial recognition in connection with mobile devices
US11507248B2 (en) 2019-12-16 2022-11-22 Element Inc. Methods, systems, and media for anti-spoofing using eye-tracking
WO2023277023A1 (ja) * 2021-07-02 2023-01-05 ミネベアミツミ株式会社 錠制御システム、プログラム、端末装置、及び錠制御方法

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4581979B2 (ja) * 2005-03-15 2010-11-17 株式会社デンソー 車両機器制御システム
JP2006291695A (ja) * 2005-03-15 2006-10-26 Denso Corp 車両機器制御システム
JP2007102572A (ja) * 2005-10-05 2007-04-19 Nec Software Chubu Ltd 可搬装置、移動体通信端末、盗難防止システム、盗難防止方法およびプログラム
US10135815B2 (en) 2012-09-05 2018-11-20 Element, Inc. System and method for biometric authentication in connection with camera equipped devices
US10728242B2 (en) 2012-09-05 2020-07-28 Element Inc. System and method for biometric authentication in connection with camera-equipped devices
WO2014119225A1 (ja) * 2013-02-01 2014-08-07 株式会社デンソー 制御システム
JP2014150425A (ja) * 2013-02-01 2014-08-21 Denso Corp 制御システム
CN111628870A (zh) * 2014-05-13 2020-09-04 埃利蒙特公司 用于电子钥匙供应、用户验证和访问管理的***和方法
CN106489248A (zh) * 2014-05-13 2017-03-08 埃利蒙特公司 用于与移动设备相关的电子钥匙供应和访问管理的***和方法
JP2017522634A (ja) * 2014-05-13 2017-08-10 エレメント,インク. モバイル装置に接続して電子キーを供給し、アクセスを管理するためのシステムおよび方法
WO2016027178A1 (en) * 2014-08-21 2016-02-25 Cordiner Peter Alexander An electronic locking system
US10127750B2 (en) 2014-08-21 2018-11-13 Peter Alexander Cordiner Electronic locking system
JP2017220947A (ja) * 2017-09-07 2017-12-14 パナソニックIpマネジメント株式会社 ドアホンシステム、ドアホン親機、および通信方法
US10735959B2 (en) 2017-09-18 2020-08-04 Element Inc. Methods, systems, and media for detecting spoofing in mobile authentication
US11425562B2 (en) 2017-09-18 2022-08-23 Element Inc. Methods, systems, and media for detecting spoofing in mobile authentication
JP2020128629A (ja) * 2019-02-07 2020-08-27 株式会社Fuji 収容ボックスおよびストッカ
US11343277B2 (en) 2019-03-12 2022-05-24 Element Inc. Methods and systems for detecting spoofing of facial recognition in connection with mobile devices
US11507248B2 (en) 2019-12-16 2022-11-22 Element Inc. Methods, systems, and media for anti-spoofing using eye-tracking
WO2023277023A1 (ja) * 2021-07-02 2023-01-05 ミネベアミツミ株式会社 錠制御システム、プログラム、端末装置、及び錠制御方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8406736B2 (en) System and method for identifying and locating wireless devices that are being operated by unauthorized users
US9262877B2 (en) Access authorization servers, methods and computer program products employing wireless terminal location
JP4186440B2 (ja) 車両搭載機器の制御システム、携帯電話機、及び車両搭載機器の制御方法
CN101315710B (zh) 在安全和资产管理***中基于移动的识别
KR100466652B1 (ko) 이통 통신망을 이용한 안전 금융 거래 방법
CN105893802A (zh) 一种基于蓝牙锁定/解锁电脑屏幕的方法
KR20170025554A (ko) 충전 제어 장치 및 그 제어 방법
WO2005104765A2 (en) A cellular telephone based electronic access control system
JP2003148017A (ja) 錠装置、錠制御システム及び錠制御方法
JP4576767B2 (ja) 遠隔解錠方法、情報処理装置及び情報処理プログラム、並びにユーザー端末及び該ユーザー端末を制御するための制御プログラム
JP2003041821A (ja) 遠隔解錠方法、遠隔解錠システム、情報処理装置、及び情報処理プログラム
KR101931867B1 (ko) 모바일 단말기를 이용한 출입 관리시스템
KR100722990B1 (ko) 이동 단말기를 이용한 도어 개폐 제어 시스템 및 그 제어방법을 기록한 기록매체
JPWO2012073978A1 (ja) セキュリティシステム及び認証方法
JP2003056227A (ja) セキュリティシステム及びセキュリティ方法
KR20070112013A (ko) 이동통신 단말기를 이용한 도어락 제어 시스템 및 장치
JP2003138816A (ja) ゲート管理方法、ゲート管理システム、ゲート制御装置、サーバ、携帯通信端末、プログラム、及び記録媒体
CN108625723B (zh) 用于控制要由若干***共享的物理对象的方法和***
JP2002175589A (ja) 車両レンタル管理装置
US6622014B1 (en) Method for authorizing a communication between at least two devices
JP2001003615A (ja) 移動携帯端末を利用した開錠可能なインターホン装置
JP2003253940A (ja) キーレスエントリシステム
KR101063751B1 (ko) 생체인식 기반 출입자 확인, 정보 전송 시스템
JP2003041820A (ja) 遠隔解錠方法、遠隔解錠システム、ユーザー端末、及び該ユーザ端末を制御するための制御プログラム
JP2008234168A (ja) 電子マネー機能をもつ端末装置