JP2003146687A - 光ファイバ母材の製造方法 - Google Patents

光ファイバ母材の製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コア部材を延伸して作ったターゲットの長さ
が一様でなく、ターゲットの長さに合わせて支持棒の長
さを変えなけねばならないし、延伸したままのターゲッ
トは、熱ひずみとその大重量のために曲がっていること
が多く、また、表面が汚れ、結晶などが残っている。 【解決手段】 光ファイバのコア部材を延伸してターゲ
ットとし、その周囲にクラッド部を合成する光ファイバ
母材の製造方法であって、ターゲットに対し、支持棒又
はダミー棒を付け替え、全長を所定の長さに調整し、支
持棒又はダミー棒を付けたターゲットの曲がり直しを行
い、次いで、低速で火炎を移動させる工程と、高速で火
炎を移動させる工程の2工程でターゲット表面を火炎研
磨する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバ母材の
製造方法に係り、特に周囲にクラッド部を合成するター
ゲットの処理を経て光ファイバ母材を製造する方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】高品位の光ファイバを得るために、良質
な光ファイバ母材を製造する方法として、VAD法やO
VDが広く実施されている。これらの方法は、スート状
のガラス微粒子を合成し所望の形状に堆積させて多孔質
母材を得、これを加熱処理して透明ガラス体とし、この
透明ガラス体を必要に応じ延伸、穴あけ等の加工をして
光ファイバ母材とすることからなる母材の製造方法にお
いて、コアのみからなるコア部材又はコアと第一クッラ
ドとからなるコア部材(以後、両者を合わせて「コア部
材」という)に、クラッド部を形成するガラス微粒子を
堆積させて多孔質母材を得、加熱処理などを経て光ファ
イバ母材とする方法が知られている。
【0003】特開平5−116981号公報には、VA
D法で得られたコア部材を透明ガラス化した後、ガラス
旋盤で溶融延伸した時ターゲットが曲がってしまう場合
があるので、ターゲットの表面処理を行い真直性を維持
した後、クラッド形成を行うことが記載され、この場合
のターゲットの径は20mmである。このように、VA
D法などで合成した直径40〜70mm、長さ500m
m程度のコア部材を作る。その後、旋盤に取り付け両端
を支持し、バーナー火炎などで加熱溶融して、旋盤の一
方のチャックを移動させ直径10〜40mmに一様に延
伸し、700mm程度の必要な長さに分割切断してター
ゲットを作成する。そして、ターゲットの周囲にクラッ
ドとなるスートを合成し、ガラス化した後光ファイバ母
材が完成する。この光ファイバ母材1本当たり約300
kmの光ファイバが得られる。一方、近年、光ファイバ
は広範囲な分野で実用化されており、需要の増加は目覚
しく、これに対応して、光ファイバの生産量の拡大、価
格の低減が強く求められている。そのために光ファイバ
母材の大型化が図られ、大型でより均質なファイバ母材
が望まれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、母材を大型
化しようとすると次のような問題が生じてきた。例え
ば、光ファイバ母材全長1500mm程度、得られる光
ファイバに換算すれば1300km以上の大型母材の場
合には、大型母材用ターゲットでは、その長さ1300
mmが必要であり、コア部材の長さも800mm程度必
要である。しかし、このように長くなると、コア部材の
長手方向の中間部分に全体から見ると均質でない部分が
生じるなど、全数長さの同じものをVAD法で安定して
作ることは難しくなる。従って、コア部材を延伸して作
成したターゲットの長さが一様でない問題がある。コア
部材合成工程に続くクラッド合成装置は、全長が所定の
長さ(例えば前述の1300mm)であり、この長さが
一定でないと光ファイバ母材の製造ができないこととな
る。また、コア部材合成装置とクラッド合成装置とでは
必要な支持棒又はダミー棒(以後、単に「支持棒」とい
う)の長さが異なるのが一般的であるので、ターゲット
の長さに合わせて支持棒の長さを変えなけねばならな
い。さらに、大型長尺ものでは、延伸したままのターゲ
ットは、熱ひずみとその大重量のために曲がっているこ
とが多く、そのままクラッド形成を行うと、光ファイバ
母材、ひいては光ファイバのコアとクラッドが偏芯する
ものとなる。そのうえ、延伸したままのターゲットは、
表面が汚れ、結晶などが残っているので、線引き時の糸
切れや得られる光ファイバに泡、結晶などのある伝送特
性の悪い欠陥品になる恐れがある。このような従来技術
の状況に鑑み、本発明は、ターゲットの適切な処理によ
り、大型のものでも効率よく簡単な手段で光ファイバ母
材を作製できる方法を提供することを目的し、それによ
り高品質な光ファイバを得ることを可能にするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、
(1)光ファイバのコア部材を延伸してターゲットと
し、その周囲にクラッド部を合成する光ファイバ母材の
製造方法であって、ターゲットの支持棒又はダミー棒を
付け替え、全長を所定の長さに調整することを特徴とす
る光ファイバ母材の製造方法、及び、(2)前記の長さ
調整に次いで、支持棒又はダミー棒を付け替えたターゲ
ットの曲がり直しを行い、続いて低速で火炎を移動させ
る工程と、高速で火炎を移動させる工程の2工程を行っ
てターゲット表面を火炎研磨することを特徴とする
(1)記載の光ファイバ母材の製造方法、を提供するも
のである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の光ファイバ母材の製造方
法の好ましい実施の態様について詳細に説明する。溶融
延伸したターゲットの処理工程は、水平方向の回転機構
を持つ横型のガラス旋盤を用いて行われるのが好ましい
が、これに限られるものではなく、ターゲットに支持棒
が直線状に接続できれば、縦型の旋盤等その他の装置を
用いてもよい。加熱源はバーナー火炎でなくても電熱で
も良い。このバーナー火炎としては一般に酸水素炎が用
いられる。なお、コア部材を延伸してもターゲットが所
定の長さより短い場合には、2本のターゲットを長手方
向に溶着して1本にするのが好ましく、この場合、2本
のターゲットを直接つけずに、間に短いダミーガラスを
はさむのが良い。例えば、もとのターゲット径が35m
mとすると、ダミー径は18mmと細いものを用いる。
仮に35mm径の場合は、加熱溶着に時間がかかるの
が、径18mmの細いダミーガラスを用いれば溶着する
部材の熱容量が比較的小さいため、加熱時間が短くな
り、作業時間が20分から10分に短縮できる。ターゲ
ットを押し込むことで直径の段差は無くなり、長手方向
に直径が一様なターゲットができる。
【0007】次に、本発明の実施態様の好ましいターゲ
ットの処理方法を工程に従って図1乃至図5を参照しな
がら説明をする。各図では、ガラス旋盤はチャック部分
のみを図示している。 〔元の支持棒の取り外し工程:図1〕 (1)横型旋盤に設けられた接近・離間及び回転が自在
であるチャック6、7の一方(図1(a)では左チャッ
ク6として示しているが、左右逆の右チャック7でも同
じ、以下同様である)に、ターゲット(ガラスロッド)
1の前工程で利用した元の支持棒2を取り付ける。(図
1(a)参照)。 (2)ターゲット1を回転させなから、根元部1aをバ
ーナー火炎8で加熱し、すこし柔らかくして、チャック
に掴んでない方の先端が振れ回り(偏心回転)しないよ
うに先端部を棒状の支持具9で調整支持しながら、火を
離し根元を固める。これにより、良好な芯出しができ
る。(図1(b)参照)。 (3)反対側の右チャック7に石英棒3を取り付け、タ
ーゲット1と石英棒3を同一軸上に配置する。そして、
ターゲット1と石英棒3とを接近させて突合せ、回転さ
せながらその接触部分をバーナー火炎8で加熱し、ター
ゲット1の先端部1bと石英棒3を溶着し、接続する。
(図1(c)参照)。 (4)回転させながらターゲット1の左側根元部1aを
バーナー火炎8で溶融して元の支持棒2を切断し、ター
ゲット1から元の支持棒2を取り外す。(図1(d)参
照)。 〔後工程用左支持棒の接続工程:図2〕 (5)後工程で使用する左支持棒4(石英ガラス)を左
チャック6に取り付け、上記工程で作製したターゲット
1と左支持棒4を同一軸上に配置する。そして、ターゲ
ット1と支持棒4とを接近させて突合せ、回転させなが
ら根元部1aの接触部分をバーナー火炎8で加熱溶着
し、両者を接続する。(図2(a)参照)。この左支持棒
4の長さは、ターゲットと接続後、後工程の装置に必要
な長さになるようなものに予めしておく。 (6)回転させながらターゲット1の右端部1bをバー
ナー火炎8で溶融して石英棒3を切断し、ターゲット1
から石英棒3を取り外す。(図2(b)参照)。石英棒3
は、支持棒4を接続するのにターゲット1の保持のため
に使用するものであり、支持棒4、5より太いものが好
ましい。
【0008】〔曲がり直し工程:図3〕 (7)接続されたターゲット1と後工程用の左支持棒4
との中心軸を一致させ曲がりが生じないようにすること
が重要である。さらに、ターゲット1そのものの中心軸
にも曲がりがないことが必要であるのは勿論である。そ
こで、左チャックに取り付けられた左支持棒4付きター
ゲット1を回転させながら左支持棒4とターゲット1と
の接続部及びその近辺にバーナー火炎8を当て、すこし
柔らかくして右側の支持具9で調整しながら振れ回りの
ないところで固める。続いて、バーナー火炎8をさらに
右へ向かって移動し、順次曲がって振れ回るところの修
正をして行く。(図3参照)。この工程で、ターゲット
1と左支持棒4との軸合わせができ、極めて正確な直線
性が得られる。 〔後工程用右支持棒の接続工程:図4〕 (8)次いで、上記の工程で作製された後工程用の支持
棒4の接続されたターゲット1の右端部1bに、後工程
で使用する右支持棒5を接続する。この工程は、前述の
左支持棒4の接続と同様の手順で行えば良い。すなわ
ち、後工程で使用する右支持棒5を右チャック7に取り
付け、同一軸上に配置し、両者を接近させて突合せ、回
転させながらターゲット1の右端部1bと右支持棒5を
バーナー火炎8で加熱溶着し、接続する。(図4参
照)。この時も両者の中心軸が一致することが大切であ
る。
【0009】〔火炎研磨工程:図5〕 (9)次に、図5に示すように、ターゲット1を回転さ
せながらバーナー火炎8をターゲット1に平行に移動さ
せ、ターゲット1を全長に渡りバーナー火炎8であぶ
り、ターゲットのガラス表面を研磨する。この研磨工程
は、最初バーナー火炎の移動速度を低速25mm/分〜
45mm/分程度にして、異物の除去、結晶の溶融など
を主に行い、続いて移動速度を高速100mm/分〜1
70mm/分程度にして、曇り取り、歪み取り(表面粗
さを小さくし、直線性を高める)を主に行う。必要に応
じこの工程を複数回行っても良い。火炎研磨により、そ
の表面に付着する汚れなどをきれいに取り除くことがで
き、表面や内部にある微細な傷や残存する結晶などをな
めしてなくしてしまう。このため、後工程のクラッド部
の合成が均一となり、上質の光ファイバ母材を形成する
ことができる。 (10)火を消して、右支持棒5を右チャック7からは
ずし、ターゲットを取り出す。
【0010】こうして処理し作成したターゲットの外周
部に周知の方法でクラッド用スートを堆積した後、これ
をヘリウム及び塩素ガス雰囲気中で脱水ガラス化して光
ファイバ母材を製造する。本発明の方法で処理したター
ゲットは、どのような大きさの光ファイバ母材の作製に
も適用できるが、特に大型のものに適しており、作製す
る光ファイバ母材はその直径が100mm以上が好まし
く、更に好ましくは100mm〜150mm、長さ12
00mm以上が好ましく、更に好ましくは1200mm
〜2000mmである。
【0011】
【実施例】実験例 次に、本発明の実験例により、好ましいバーナー火力、
バーナー速度、バーナー距離、旋盤チャックの回転数に
ついて説明をする。 実験1 上記工程(7)に記載した曲がり直し工程での酸水素炎
バーナーの火力について、直径約35mm、長さ約14
00mmのターゲットで、その軟化温度である1860
℃に達するまでの所要時間を調べ、下記の表1の結果を
得た。下記の表1から、がガス量も少なく、ガラス軟
化までの所要時間も短縮できるので好ましいことがわか
った。
【0012】
【表1】
【0013】実験2 上記工程(9)の火炎研磨工程での酸水素炎バーナーの
移動速度について、直径約35mm、長さ約1400m
mのターゲットで調べた。火炎研磨処理による結果は、
次の表2に示す通りであった。その結果から、処理時間
を考慮しての条件で充分であるが、輝点数を減らすに
は繰り返し行なうのが好ましい。なお、ターゲット中の
欠陥、結晶は、レーザー光で照らした時に輝点として現
れるので、その数を計測し、平均値を示した。
【0014】
【表2】
【0015】実験3 上記工程(9)の火炎研磨工程での酸水素炎バーナーの
火力について、直径約35mm、長さ約1900mmの
ターゲットを使用して火力と研磨時間を調べた。火炎研
磨処理後の輝点数は平均55.2個に低減した。結果
は、次の表3に示す通りであった。したがって、輝点取
り効果を維持して、研磨処理時間を短縮するために、バ
ーナーの移動速度を上げると共に火力を増加する条件
でも良い。処理時間の短縮により生産性の向上が図れ
る。
【0016】
【表3】
【0017】実験4 上記工程(9)の火炎研磨工程でのチャック回転速度に
ついて、実験2と同様のターゲットで、水素150(S
LM)、酸素40(SLM)のバーナー火力によりター
ゲットの軟化温度である1860℃に達するまでの時間
を調べた。火炎研磨処理による結果は、次の表4に示す
通りであった。火炎研磨工程での旋盤チャックの回転数
は60rpmが好ましいことがわかった。
【0018】
【表4】
【0019】実験5 実験4と同様なターゲットを用い、同様なバーナー火力
で、バーナーとターゲットとの間の距離について、ター
ゲットの軟化温度である1860℃に達するまでの所要
時間を調べ、下記の表5に示す結果を得た。なお、ここ
でバーナーとターゲットとの間の距離とは、水平に設置
したターゲットの下端面とバーナー先端との間の距離を
意味している。この結果から、バーナーとターゲットと
の間の距離は95mm程度で実施するのが好ましいこと
がわかった。
【0020】
【表5】
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の方法によ
れば、大型長尺のターゲットであっても偏芯のない真直
性が得られ、これは後続のコア部材合成装置等に必要な
長さの支持棒又はダミー棒を持つもので、簡単な工程で
得ることができる。そして、火炎研磨を施すことによ
り、表面に付着する異物や内部にある傷、結晶などが取
り除かれ均質なものである。したがって、これを用いて
高品質の光ファイバ母材が作製できる。こうして、本発
明方法によれば、高速の線引き操業でもトラブルの発生
が少なく、得られる光ファイバは伝送特性の優れた、ク
ラッドを有する光ファイバ母材を製造することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のターゲットからの支持棒の取り外し工
程を示す説明図である。
【図2】本発明のターゲットの左支持棒の接続工程を示
す説明図である。
【図3】本発明のターゲットの曲がり直し工程を示す説
明図である。
【図4】本発明のターゲットの右支持棒の接続工程を示
す説明図である。
【図5】本発明のターゲットの火炎研磨工程を示す説明
図である。
【符号の説明】
1 ターゲット 2 元の支持棒 3 石英棒 4 左支持棒 5 右支持棒 6 左チャック 7 右チャック 8 バーナー火炎 9 支持具

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバのコア部材を延伸してターゲ
    ットとし、その周囲にクラッド部を合成する光ファイバ
    母材の製造方法であって、ターゲットの支持棒又はダミ
    ー棒を付け替え、全長を所定の長さに調整することを特
    徴とする光ファイバ母材の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記の長さ調整に次いで、支持棒又はダ
    ミー棒を付け替えたターゲットの曲がり直しを行い、続
    いて低速で火炎を移動させる工程と、高速で火炎を移動
    させる工程の2工程を行ってターゲット表面を火炎研磨
    することを特徴とする請求項1記載の光ファイバ母材の
    製造方法。
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