JP2003145276A - 車体溶接システム - Google Patents

車体溶接システム

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JP2003145276A JP2001349335A JP2001349335A JP2003145276A JP 2003145276 A JP2003145276 A JP 2003145276A JP 2001349335 A JP2001349335 A JP 2001349335A JP 2001349335 A JP2001349335 A JP 2001349335A JP 2003145276 A JP2003145276 A JP 2003145276A
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Shingo Motohashi
新吾 本橋
Shigeru Okazaki
滋 岡崎
Hiroshi Ichinomiya
博志 一ノ宮
Yasuhiro Okuno
泰弘 奥野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】車体の開口部近傍における増打ち溶接作業を、
増打ち溶接作業の前段階に集約して行うことによって、
多関節ロボットの数の削減と、製造ライン長の縮小と、
溶接作業効率の向上を一挙に達成できる車体溶接システ
ムを提供する。 【解決手段】車体溶接システム10において、車体12
をライン14に配置した状態で、該車体12の各部を左
右から増打ち溶接する。前記車体溶接システム10は、
車体12の開口部16近傍を集中的に溶接する第1ステ
ーション18と、前記開口部16近傍以外の車体12の
各部を溶接する第2ステーション20とから構成され、
溶接ガンを備えた多関節ロボット24がマトリックス状
に配置されたロボット群22を、前記第1ステーション
18における車体12の左右に配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多関節ロボットを
用いて増打ち溶接作業を行う車体溶接システムに関し、
特に、車体の開口部近傍における増打ち溶接作業を集約
して行うことによって、多関節ロボットの数の削減と、
製造ライン長の縮小と、溶接作業効率の向上を一挙に達
成できる車体溶接システムに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車工場における車体の溶接作業は、
仮打ち溶接作業と増打ち溶接作業とから構成される。
【0003】前記仮打ち溶接作業は、車体を構成する主
要な構成部品を組み合わせた状態で、仮付けの溶接を行
う溶接作業である。この溶接作業を行うには、多関節ロ
ボットが使用される。
【0004】通常、前記多関節ロボットの先端部には、
溶接ガンを備えたエンドエフェクタ(作業ツール)が取
り付けられている。前記エンドエフェクタが、空間内の
任意の位置において任意の姿勢をとることを可能にする
ためには、空間内の位置を示すX、Y、Z座標で表され
る3つの自由度と、傾斜角度を示すロール、ピッチ、ヨ
ーで表される3つの自由度との合計6つの自由度が必要
であり、これを確保するために、前記多関節ロボットは
6つの関節を有しているものが多い。
【0005】図4に、前記仮打ち溶接される車体100
を例示する。前記車体100は、フロント部材102、
フロア部材104、ルーフ部材106、サイドパネル部
材108a、108bから構成される。
【0006】この場合、先ず、フロント部材102とフ
ロア部材104とを前記多関節ロボットを用いて仮打ち
溶接して結合させ、次いで、サイドパネル部材108
a、108bを前記フロア部材104の両側に配置し、
該サイドパネル部材108a、108bの頂部にルーフ
部材106を載置して、一体的に仮打ち溶接して車体1
00を得る。このように、前記仮打ち溶接は、溶接ガン
を備えた多関節ロボットによるスポット溶接等によって
行われる。
【0007】次いで、図5に示すように、仮打ち溶接が
完了した車体100は、ライン110の上に配置された
状態で車体溶接ステーション112に搬送され、多関節
ロボット114によって該車体100に対する増打ち溶
接作業が行われる。
【0008】この場合、前記多関節ロボット114は、
ライン110に対して左右対称に配置されている。そし
て、前記ライン110の両側に配置された前記多関節ロ
ボット114は、車体100における左右対称の部位を
溶接する。すなわち、ライン110に対して左右対称に
配置された前記多関節ロボット114は、それぞれ同じ
溶接作業を行うことになる。ここで、ドア、ウィンドウ
等の車体100の開口部近傍の溶接作業は、溶接作業効
率の低い複数の多関節ロボット114によって行われる
場合が多い。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ライン11
0の左右に配置された多関節ロボット114によって、
前記車体100の左右対称の部位を同時に増打ち溶接し
ようとすると、前記多関節ロボット114に隣接する多
関節ロボット114との間に干渉が惹起することがあ
る。そこで、この干渉を避けるためには、例えば、一方
の多関節ロボット114が増打ち溶接作業を行っている
間、隣接する他方の多関節ロボット114の溶接作業を
停止させればよい。しかし、増打ち溶接作業を行う度に
隣接する多関節ロボットの作業を停止した場合、ライン
110の稼働率が低下することは明らかである。
【0010】そこで、溶接作業効率の低い多関節ロボッ
ト114を使用して前記稼働率を向上させる試みも考え
られる。すなわち、干渉を避けるために、一方の多関節
ロボット114が停止している間、溶接作業効率の低い
多関節ロボット114を稼動させて、増打ち溶接を行わ
せようとするものである。しかしながら、この場合でも
溶接作業効率の低い多関節ロボット114を用いるため
に、溶接打点数もさほどに多くならない。
【0011】一方、前記車体100の前記仮打ち溶接で
は、各構成部品が最小限の溶接点で結合されているのに
すぎないので、前記車体100には十分な剛性が付与さ
れない。従って、ライン110を搬送される車体100
は、増打ち溶接によって各構成部品間に十分な剛性が付
与されるまでは慎重に搬送せざるを得ない。そのため、
増打ち溶接作業完了に至るまでの時間が長くなり、換言
すれば、溶接作業効率は低い。
【0012】また、車体100の開口部近傍における溶
接打点数は、他の部位と比較して、極めて多い。例え
ば、ドアを取り付けるための開口部近傍では、ドアの開
閉による衝撃に耐えるため、溶接打点数が多くなる。
【0013】一方、前記開口部近傍における増打ち溶接
作業は、車体100の内部における溶接作業とは異な
り、車体外部から溶接作業を行うため、隣接する多関節
ロボット114同士の干渉を避けるために必要な溶接作
業スペースを確保することが比較的容易である。しか
し、この場合も、前記干渉を避けるため、前記多関節ロ
ボット114を密集して配置することはできない。その
ため、前記開口部近傍における増打ち溶接作業は、車体
溶接ステーション112に分散して配置された複数の多
関節ロボット114によって行われている。
【0014】また、図6に示すように、汎用の多関節ロ
ボット116で構成された車体溶接ステーション118
の場合、前記多関節ロボット116の数は、前記車体溶
接ステーション112の場合と比較して低減されると共
に、ライン120の長さも縮小できる。しかしながら、
依然として前記多関節ロボット116は、車体100に
対して左右対称に増打ち溶接作業を遂行するため、作業
効率は向上することなく、干渉も惹起する。
【0015】ところで、車体100に十分な剛性を与え
るためには、増打ち溶接の打点部位がきわめて多い開口
部近傍の増打ち溶接作業を、車体溶接ステーション11
8の前段階で行えば効果的である。
【0016】このような課題を解決するために、密集配
置された多関節ロボットを用いる車体溶接システムが提
案されている(特開平9−285874号公報参照)。
【0017】図7に示すように、この車体溶接システム
122は、台座部124と構造補強部材126で構成さ
れた機枠128に溶接ガン130a〜130dを備えた
パラレルリンク構造の多関節ロボット132a〜132
dが壁掛け形式で設置されたものである。前記多関節ロ
ボット132a〜132dは、横一列に密集して配置さ
れているため、溶接作業時間の短縮化と作業スペースの
節約とを共に図ることができる。
【0018】しかしながら、前記車体溶接システム12
2の場合、多関節ロボット132a〜132d自体がパ
ラレルリンク構造であるため、特に横方向及び前後方向
の自由度は確保できず、作業スペースが限定され、1台
の多関節ロボット132a〜132dで多くの打点の溶
接を行うことができない。従って、溶接作業効率は却っ
て低下する。一方、前記多関節ロボット132a〜13
2dの数を削減した場合、作業スペースが拡大し、前記
多関節ロボット132a〜132dの自由度は増加する
が、1台の多関節ロボット132a〜132dが担当す
る溶接作業時間が増加するため、結果的に車体溶接シス
テム122における溶接作業時間が増加し、溶接作業効
率は低下する。従って、車体の剛性を確保しつつ、溶接
作業効率を向上させるという課題を解決することはでき
ない。
【0019】本発明はこのような課題を考慮してなされ
たものであり、多関節ロボットを用いて増打ち溶接作業
を行うべく、車体の開口部近傍における増打ち溶接作業
を増打ち溶接作業の前段階に集約して行うことによっ
て、多関節ロボットの数の削減と、製造ライン長の縮小
と、溶接作業効率の向上を一挙に達成できる車体溶接シ
ステムを提供することを目的としている。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するためになされたものであり、製造ラインが複数の
増打ち溶接作業用ステーションから構成されていると共
に、前記製造ラインに配置した車体の左右に、アームの
先端部に溶接ガンを備えた多関節ロボットを配設して、
前記車体各部の増打ち溶接作業を行う車体溶接システム
において、前記車体溶接システムは、車体の開口部近傍
における増打ち溶接作業を集約して行う第1ステーショ
ンと、前記第1ステーションに隣接して配置され、かつ
前記開口部近傍以外の車体各部における増打ち溶接作業
を行う第2ステーションとを有することを特徴としてい
る。
【0021】ここで、ステーションとは、車体の製造ラ
インに沿って、複数の多関節ロボットが並設され、前記
車体に対して複数の異なった増打ち溶接作業を行う作業
領域である。
【0022】本発明によれば、第1ステーションで車体
の開口部近傍における増打ち溶接作業を集約して行う。
前記開口部近傍は、通常の部位よりも溶接打点数が多い
ため、前記増打ち溶接作業によって車体の剛性を十分に
確保することが可能となる。従って、ステーション内に
おける車体の搬送を迅速に行うことができ、増打ち溶接
作業時間を短縮することが可能となる。
【0023】また、複数の多関節ロボットに分散して行
っていた車体各部の増打ち溶接作業を、第1ステーショ
ン又は第2ステーションに集約して行うようにしたた
め、各多関節ロボットの溶接作業効率が向上し、車体溶
接システム全体の溶接作業効率はより一層向上する。従
って、前記多関節ロボットの数を削減することが可能と
なる。
【0024】さらに本発明において、前記多関節ロボッ
トは6軸の自由度を備え、該多関節ロボットは機枠に対
してマトリックス状に配置されたロボット群を構成する
と共に、前記ロボット群により車体の増打ち溶接作業が
行われることを特徴としている。
【0025】この発明によれば、前記多関節ロボットが
マトリックス状に配置されてロボット群を構成するの
で、製造ライン長が縮小できる。また、前記ロボット群
を、例えば、第1ステーションに配置して各多関節ロボ
ット同士が干渉しないように制御しつつ車体開口部近傍
における増打ち溶接作業を行えば、各多関節ロボットが
車体開口部近傍の増打ち溶接作業を同時に行うことにな
り、溶接時間を大幅に短縮することが可能となる。従っ
て、溶接作業効率はさらに向上する。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る車体溶接シス
テムについて、好適な実施の形態を掲げ、添付の図面を
参照しながら、以下詳細に説明する。
【0027】図1の車体溶接システム10は、図4に示
すフロント部材102、フロア部材104、ルーフ部材
106及びサイドパネル部材108a、108bを仮打
ち溶接して構成される車体12をライン14に配置した
状態で、該車体12の各部を左右から増打ち溶接を行う
システムである。
【0028】すなわち、前記車体溶接システム10は、
例えば、図3に示すようにドア用開口部16近傍のセン
ターピラー15、ウィンドシールドピラー17に対して
増打ち溶接作業を集中的に行う第1ステーション18
と、前記第1ステーション18に隣接して配置され、か
つ前記開口部16近傍以外の車体12の内外における増
打ち溶接作業を行う第2ステーション20とから構成さ
れている。
【0029】ここで、前記第1ステーション18におい
ては、ロボット群22が車体12の両側、すなわち左右
に1台ずつ配置されている。前記ロボット群22は、C
形溶接ガンを備えた10台の多関節ロボット24から構
成される。すなわち、前記ロボット群22を構成する多
関節ロボット24は、ライン14の進行方向に5台、上
下2列の計10台の多関節ロボットで構成されている。
なお、図1は平面図であるため、前記ロボット群22を
構成する10台の多関節ロボット24の内、上1列に配
置された5台の多関節ロボット24のみ示されている。
他方、第2ステーション20では、汎用の多関節ロボッ
ト26が使用される。
【0030】図2に示すように、前記ロボット群22
は、多関節ロボット24a〜24dと、前記多関節ロボ
ット24a〜24dをそれぞれ基台32を介して固定す
る機枠28と、前記機枠28を地面に対して垂直方向に
保持する2本の支柱30a、30bとによって構成され
ている。
【0031】なお、図2及び図3では前記ロボット群2
2の説明を容易にするために、該ロボット群22を構成
する10台の多関節ロボット24の内、6台分を省略し
た4台の多関節ロボット24にて該ロボット群22の説
明を行う。
【0032】前記多関節ロボット24a〜24dは、実
質的に略同じ構造を備えている。すなわち、前記多関節
ロボット24a〜24dは、機枠28の表面に固定され
た4個の基台32と、前記基台32の中心軸であると共
に、前記基台32に対して垂直に延びる軸J1を中心に
配置され、前記軸J1に対して回転可能なベース部34
と、前記ベース部34の側面に接続され、該ベース部3
4と共に軸J1に対して回転可能な支持部35と、前記
支持部35の先端部横方向の軸J2を中心にして揺動可
能な第1アーム部36を含んでいる。前記第1アーム部
36には、その軸J3と同軸に伸縮可能な第2アーム部
38が設けられている。前記第2アーム部38には、そ
の軸心である軸J3を中心にして回転可能な第1手首部
40と、前記第1手首部40の先端部横方向の軸J4を
中心にして揺動可能な第2手首部42が接続されてい
る。さらに、前記第2手首部42には、その軸心である
軸J5を中心にして回転可能な先端部44と、前記先端
部44に取り付けられたエンドエフェクタ46が形成さ
れている。従って、前記多関節ロボット24a〜24d
は、1軸の伸縮運動と、2軸の揺動運動と、3軸の回転
運動を備えた6軸の自由度を有する多関節ロボットであ
る。
【0033】そして、前記エンドエフェクタ46には、
増打ち溶接作業を行うためのC形溶接ガン48が接続さ
れている。前記C形溶接ガン48は、開閉する一対の溶
接電極50a〜50dを有する。この溶接電極50a〜
50dが閉じて接するポイントが溶接打点であり、軸J
5上に設定されている。
【0034】前記ロボット群22を用いて溶接を行う場
合、図示しないティーチング装置によって該多関節ロボ
ット24a〜24dの姿勢制御が行われる。すなわち、
前記ティーチング装置は、3次元CADをベースとした
多関節ロボット24a〜24dのモデルを構築し、該モ
デル相互の干渉(接触等)をチェックする。その上で、
エンドエフェクタ46の姿勢および傾斜角度とから、前
記多関節ロボット24a〜24dの姿勢を算出すると共
に、溶接打点の位置も算出する。それらの算出結果に基
づいて、被溶接物における所望箇所の増打ち溶接作業
を、多関節ロボット24a〜24dに行わせる。
【0035】ところで、図7に示す従来の車体溶接シス
テム122の場合、ラインの進行方向に対して横1列に
多関節ロボット132a〜132dが配置され、かつ前
記進行方向では、多関節ロボット132a〜132d同
士の干渉が惹起するため、1台の多関節ロボットが担当
する溶接作業範囲が限定され、溶接作業効率が低下する
ことが問題とされていた。
【0036】これに対して、図3に示すロボット群22
は、多関節ロボット24a〜24dが機枠28に対して
立体的かつ高密度に配置されていると共に、図示しない
ティーチング装置によって該多関節ロボット24a〜2
4dの姿勢制御が行われるため、多関節ロボット24a
〜24d同士の干渉状態は惹起しない。従って、それぞ
れの多関節ロボット24a〜24dにおける溶接作業範
囲が拡大されると共に、溶接作業効率も格段に向上す
る。さらに、溶接打点がきわめて多い車体12のフロン
トドア、リアドア、ウィンドウ等の開口部16近傍のセ
ンターピラー15、ウィンドシールドピラー17に対す
る増打ち溶接作業を迅速かつ効率的に行うことができ
る。
【0037】また、前記ロボット群22は、車体溶接シ
ステム10に導入されることで、該車体溶接システム1
0におけるライン14の長さの縮小化と溶接ロボットの
数の低減化も実現できる。すなわち、図1に示す車体溶
接システム10において、前記ロボット群22を第1ス
テーション18に搬送された車体12の左右に配置した
場合、図5に示す車体溶接ステーション112又は図6
に示す車体溶接ステーション118と比較して、増打ち
溶接作業に必要な溶接ロボットの数及びライン14の設
備投資費用を大幅に低減できる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る車体
溶接システムによれば、溶接ガンを備えた多関節ロボッ
トによる車体開口部近傍の増打ち溶接作業を前記車体溶
接システムの前段階に集約して行うようにしたので、多
関節ロボットの数を大幅に削減でき、溶接作業が行われ
るラインの長さを縮小できる。さらに、前記増打ち溶接
作業によって該車体には十分な剛性が付与されるので、
車体の搬送時間を短縮できると共に、増打ち溶接作業の
所要時間も短縮できる。
【0039】また、前記多関節ロボットを、マトリック
ス状に配置したロボット群によって増打ち溶接作業を行
えば、高密度かつ立体的に増打ち溶接作業を行うことが
可能となり、有効に溶接作業を行うことが可能となる。
この場合、多関節ロボット同士は非干渉状態で動作する
ことが可能であるため、1台の多関節ロボットが担当す
る溶接作業範囲が拡大され、溶接作業効率が格段に向上
するという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る車体溶接システムを示す平
面図である。
【図2】車体溶接システムの第1ステーションに用いら
れるロボット群を示す斜視図である。
【図3】図2のロボット群による車体開口部近傍の増打
ち溶接作業状態を示す斜視図である。
【図4】車体と車体の構成部品を示す斜視図である。
【図5】従来の車体溶接ステーションを示す平面図であ
る。
【図6】従来の車体溶接ステーションを示す平面図であ
る。
【図7】従来の車体溶接用システムを示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
10、122…車体溶接システム 12、100
…車体 14、110、120…ライン 15…センタ
ーピラー 16…開口部 17…ウィン
ドシールドピラー 18…第1ステーション 20…第2ス
テーション 22…ロボット群 24、24a〜24d、26、114、116、132
a〜132d…多関節ロボット 28、128…機枠 30a、30
b…支柱 32…基台 34…ベース
部 35…支持部 36…第1ア
ーム部 38…第2アーム部 40…第1手
首部 42…第2手首部 44…先端部 46…エンドエフェクタ 48…C形溶
接ガン 50a〜50d…溶接電極 102…フロ
ント部材 104…フロア部材 106…ルー
フ部材 108a、108b…サイドパネル部材 112、118…車体溶接ステーション 124…台座
部 126…構造補強部材 130a〜1
30d…溶接ガン J1〜J5…軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 一ノ宮 博志 埼玉県狭山市新狭山1−10−1 ホンダエ ンジニアリング株式会社内 (72)発明者 奥野 泰弘 埼玉県狭山市新狭山1−10−1 ホンダエ ンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 3C007 AS11 AS23 BS12 BT08 CT05 CU02 CV02 CV06 JS02 3D114 AA06 AA07 BA01 BA05 CA06 DA11 EA03 4E065 AA05 CA09

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】製造ラインが複数の増打ち溶接作業用ステ
    ーションから構成されていると共に、前記製造ラインに
    配置した車体の左右に、アームの先端部に溶接ガンを備
    えた多関節ロボットを配設して、前記車体各部の増打ち
    溶接作業を行う車体溶接システムにおいて、 前記車体溶接システムは、車体の開口部近傍における増
    打ち溶接作業を集約して行う第1ステーションと、 前記第1ステーションに隣接して配置され、かつ前記開
    口部近傍以外の車体各部における増打ち溶接作業を行う
    第2ステーションと、 を有することを特徴とする車体溶接システム。
  2. 【請求項2】請求項1記載の車体溶接システムにおい
    て、 前記多関節ロボットは6軸の自由度を備え、該多関節ロ
    ボットは機枠に対してマトリックス状に配置されたロボ
    ット群を構成すると共に、前記ロボット群により前記増
    打ち溶接作業が行われることを特徴とする車体溶接シス
    テム。
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