JP2003145004A - ノズルの位置ずれ検出装置及びこれを用いた材料塗布装置 - Google Patents

ノズルの位置ずれ検出装置及びこれを用いた材料塗布装置

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JP2003145004A
JP2003145004A JP2001346343A JP2001346343A JP2003145004A JP 2003145004 A JP2003145004 A JP 2003145004A JP 2001346343 A JP2001346343 A JP 2001346343A JP 2001346343 A JP2001346343 A JP 2001346343A JP 2003145004 A JP2003145004 A JP 2003145004A
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Etsujiro Hayashi
悦二郎 林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的簡単な構成でノズルの位置ずれ量を高
精度に検出することができるノズルの位置ずれ検出装置
及びこれを用いた材料塗布装置を提供すること。 【解決手段】 所定方向に延びる光軸B1,B2,B3
を形成し、当該光軸B1,B2,B3にノズル12を横
切らせることで当該ノズル12の位置を検知する光電管
20と、この光電管20の出力を入力として所定の演算
処理を行う処理部23とを備えて位置ずれ検出装置14
が構成されている。処理部23は、光電管20によって
検知されたノズル12の位置から、所定のティーチング
データにより特定される基準位置に対する位置ずれ量を
演算可能となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ノズルの位置ずれ
検出装置及びこれを用いた材料塗布装置に係り、更に詳
しくは、比較的簡単な構成でノズルの位置ずれ量を検出
することのできるノズルの位置ずれ検出装置及びこれを
用いた材料塗布装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、予めティーチングされた軌跡
に沿って所定の材料をワーク上に塗布する材料塗布装置
が知られている。この材料塗布装置は、先端側にノズル
が設けられたシリンジと、このシリンジを前記軌跡に沿
って移動させるロボットとを備えて構成されている。前
記シリンジは、内部に収容された材料を加圧することで
当該材料をノズルの先端側から吐出可能に設けられてお
り、ノズルの目詰まりが発生したり材料を消費し切った
とき等に新たなシリンジに交換されるようになってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記材
料塗布装置にあっては、シリンジの交換後、当該シリン
ジの製造上の誤差やシリンジの取り付け位置や姿勢のず
れ等に起因し、シリンジの交換前に対してノズルの先端
位置に僅かな位置ずれが発生することがある。このよう
な状態で材料塗布を行うと、ノズルの先端側が予めティ
ーチングされた軌跡からずれた軌跡上を移動することと
なり、材料をワーク上の正確な位置に塗布できなくなる
という不都合がある。このような不都合を回避するため
には、シリンジの高精度な加工が要求されて当該シリン
ジの製造上の手間が掛かるとともに、ノズルの精密な交
換が要求されてノズルの交換作業が煩雑になり、これら
が、装置のランニングコストの高騰化を招来する。
【0004】ところで、特開2000−5679号公報
には、カメラを用いてノズルを撮像することにより、所
定の基準位置からのノズルの位置ずれ量を検出し、その
検出値に基づいてノズルの位置補正を行う塗布装置が提
案されている。
【0005】しかしながら、前記塗布装置にあっては、
カメラ等の撮像装置を用い、しかも、撮像の際にノズル
を回転させる機構が必要となるため、装置全体が大型化
し、装置の製造コストの高騰化を招来するという不都合
がある。
【0006】
【発明の目的】本発明は、このような不都合に着目して
案出されたものであり、その目的は、比較的簡単な構成
でノズルの位置ずれ量を高精度に検出することができる
ノズルの位置ずれ検出装置及びこれを用いた材料塗布装
置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、所定の基準位置に対するノズルの位置ず
れ量を検出するノズルの位置ずれ検出装置において、直
交三軸のうち少なくとも一軸方向のノズルの位置を検知
するセンサと、このセンサの出力を入力として前記基準
位置を特定するデータから前記位置ずれ量を演算する処
理部とを備える、という構成を採っている。このような
構成によれば、センサを用いてノズルの位置ずれ量を検
出できるため、レンズ等を含む撮像装置を用いた検出装
置よりも装置全体をコンパクトにすることができ、比較
的簡単な構成でノズルの位置ずれ量を高精度に検出する
ことが可能となる。
【0008】また、本発明は、所定の基準位置に対する
ノズルの位置ずれ量を検出するノズルの位置ずれ検出装
置において、所定方向に延びる光軸を形成し、当該光軸
に前記ノズルを横切らせることで当該ノズルの位置を検
知するセンサと、このセンサの出力を入力として前記基
準位置を特定するデータから前記位置ずれ量を演算する
処理部とを備える、という構成を採り、これによって
も、前述した目的をより良く達成しようとしたものであ
る。
【0009】更に、本発明に係る材料塗布装置は、前記
ノズルをワークに相対移動させたときのティーチングデ
ータに従って、前記ノズルから吐出された材料を前記ワ
ークに塗布するものであって、前記位置ずれ検出装置に
より検出されたノズルの位置ずれ量に基づいて前記ティ
ーチングデータを補正する補正手段を備える、という構
成を採っている。これにより、前記撮像装置を用いた材
料塗布装置よりも簡単な構成でノズルの位置ずれを補正
できる材料塗布装置を提供することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明におけるノズルは、前記光
軸に向かって第1ピッチで段階的に移動可能に設けら
れ、当該移動により前記光軸を横切った地点を含む特定
ピッチの開始点及び終了点間で細分化された第2ピッチ
に従って更に段階的に移動可能に設けられる、という構
成を採ることが好ましい。このように構成することで、
先ず、第2ピッチよりも粗い第1ピッチでノズルを移動
させることでノズルのラフな位置出しを行ってから、細
かい第2ピッチでノズルを移動させることでノズルの厳
密な位置出しが行われることになり、細かい第2ピッチ
でのノズルの移動が光軸を横切る位置の近傍領域のみで
行われるため、ノズルの正確な位置出しを迅速に行うこ
とができる。
【0011】また、前記センサは、直交するX,Y,Z
軸方向におけるノズルの位置をそれぞれ特定するX軸セ
ンサ、Y軸センサ、及びZ軸センサからなる、という構
成を採るとよい。これにより、ノズルの位置ずれを三次
元的に把握することができ、ノズルの長さ方向の位置ず
れ量も簡単に検出することができる。
【0012】なお、本明細書における「X軸」、「Y
軸」、「Z軸」とは、特に明示しない限り、図1に記載
された座標を基準とした座標軸を意味する。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。
【0014】図1には、本実施例に係る材料塗布装置の
概略斜視図が示されている。この図において、材料塗布
装置10は、ワークWの所定部位にシール材等の材料を
自動的に塗布する装置である。すなわち、材料塗布装置
10は、前記ワークWの設置部を含むベース11と、先
端側にノズル12が設けられたシリンジ13と、所定の
基準位置に対するノズル12の位置ずれ量を検出する位
置ずれ検出装置14と、シリンジ13を直交三軸(X
軸、Y軸、Z軸)方向に移動させるロボット16とを備
えて構成されている。
【0015】前記シリンジ13は、例えば、シリコーン
等の高粘度材料が収容されており、この材料を図示しな
い加圧装置によって加圧することでノズル12の先端側
から材料を吐出可能に設けられている。なお、ノズル1
2に連なる部分としては、前記シリンジ13に限定され
ず、チューブやカートリッジなど任意に作成した形状の
他の材料貯留体であって、シリンジ保持体42やロボッ
ト16の可動部に対してノズル12が直接的或いは間接
的に確実に固定される限りにおいて種々の構成を採用す
ることができる。
【0016】前記位置ずれ検出装置14は、図1〜図4
に示されるように、前記ベース11上に固定される側面
視略逆コ字状の支持体18と、この支持体18の上部に
配置されたブロック19と、このブロック19に埋設さ
れるとともに、前記直交三軸方向のノズル12の位置を
検知するセンサとしての光電管20と、ベース11の下
面側に位置する制御装置22内に設けられるとともに、
光電管20からの出力を入力してノズル12の位置ずれ
量を演算する処理部23とを備えて構成されている。
【0017】前記ブロック19の略中央には、前記ノズ
ル12の外径よりも大きな内径を備えた貫通穴25が上
下方向に沿う向きで形成されており、この貫通穴25
は、ブロック19の上部開放部分からノズル12を挿抜
できるようになっている。
【0018】前記光電管20は、X軸方向のノズル12
の位置を検知するX軸センサ27と、Y軸方向のノズル
12の位置を検知するY軸センサ28と,Z軸方向のノ
ズル12の位置を検知するZ軸センサ29とからなり、
これら各センサ27〜29は、貫通穴25の内壁部分に
発光部及び受光部が露出するように固定されている。
【0019】X軸センサ27及びY軸センサ28は、相
互に略同一の高さ位置に固定され、X軸センサ27は、
Y軸方向に沿って各一対設けられる透過型光電管により
それぞれ構成される一方、Y軸センサ28は、X軸方向
に沿って各一対設けられる透過型光電管によりそれぞれ
構成されている。従って、貫通穴25内に挿入されたノ
ズル12をX軸方向に動かし、当該ノズル12の先端側
がX軸センサ27,27間に形成される光軸B1を横切
ると、ノズル12の先端側のX軸方向位置が検知され
る。その一方、貫通穴25内でノズル12をY軸方向に
動かし、ノズル12の先端側がY軸センサ28,28間
に形成される光軸B2を横切ると、ノズル12の先端側
のY軸方向位置が検知されることになる。
【0020】Z軸センサ29は、X軸センサ27及びY
軸センサ28よりも下方となる高さ位置に固定され、Y
軸方向に延びる光軸B3が複数形成されるエリア型の光
電管により構成されている。従って、ノズル12を光軸
B3の上方から下降させ、ノズル12の先端側が何れか
一つの光軸B3を横切ると、ノズル12の先端側のZ軸
方向位置が検知されることになる。
【0021】前記処理部23は、図5に示されるよう
に、ノズル12の先端位置の基準座標を記憶する記憶部
31と、光電管20によって検知されたノズル12の先
端位置の検知座標を前記基準座標に基づいてノズル12
の位置ずれ量を求める演算機能32とを備えている。
【0022】前記ロボット16は、図1に示されるよう
に、シリンジ13を移動させるための移動機構35と、
前記制御装置22内に設けられて移動機構35の動作を
制御する制御手段36とを備えて構成されている。
【0023】前記移動機構35は、X軸方向に延びる側
面視略門型のX軸レール構造体38と、Y軸方向に延び
るとともに、X軸レール構造体38に沿って移動可能な
Y軸レール構造体39と、Z軸方向に延びるとともに、
Y軸レール構造体39に沿って移動可能なZ軸レール構
造体40と、このZ軸レール構造体40に対して上下方
向に移動可能に設けられるとともに、前記シリンジ13
を着脱自在に保持するシリンジ保持体42とを備えて構
成されている。なお、移動機構35は、各構造体38,
39,40及びシリンジ保持体42を所定動作させるた
めの機構、すなわち、図示しないモータや送りねじ軸若
しくはシリンダ等を含んで構成されており、これらは、
後述するように前記制御手段36によって制御される。
また、移動機構35は、前記構成に限定されるものでは
なく、シリンジ13を所定の空間内に移動できる限りに
おいて、他の機構を採用することもできる。例えば、図
示例ではY軸レール構造体39が片持ちタイプとなって
いるが、X軸レール構造体38を一対配置して両持ちタ
イプとする構成、或いは、多関節アーム型等が例示でき
る。
【0024】前記制御手段36は、図6に示されるよう
に、前記ワークWに材料を塗布する際に移動機構35の
移動を制御する塗布用制御部44と、前記位置ずれ検出
装置14でのノズル12の位置ずれ量を検出する際に移
動機構35の移動を制御する位置調整用制御部45とを
備えて構成されている。
【0025】前記塗布用制御部44は、ノズル12の先
端側をワークWに相対させて所望の材料塗布軌跡L(図
1参照)に沿ってシリンジ13を手動で移動することに
より、前記材料塗布軌跡Lをティーチングデータとして
記憶する記憶部47と、位置ずれ検出装置14で演算さ
れたノズル12の位置ずれ量に基づいてティーチングデ
ータを補正する補正手段としての補正機能48と、この
補正機能48で補正された後のティーチングデータに従
ってノズル12の先端側を移動させる実行機能49とを
備えている。
【0026】前記位置調整用制御部45は、シリンジ1
3を位置ずれ検出装置14側に移動させるための動作信
号を出力する移送機能52と、前記貫通穴25内で前記
直交三軸方向それぞれにノズル12を段階的に移動させ
るための動作信号を出力する段階移動機能53とを備え
て構成されている。
【0027】前記段階移動機能53は、X,Y,Z各軸
方向において、ロボット16の分解能の10倍〜100
倍程度の大きさの第1ピッチP1(図7,図8参照)で
ノズル12を段階的に移動させるラフ移動モード56
と、ロボット16の分解能程度の大きさの第2ピッチP
2(図7,図8参照)でノズル12を段階的に移動させ
る微細移動モード57とを備えている。
【0028】このように構成された位置調整用制御部4
5は、移送機能52で所定の原点から略一定座標分離れ
た貫通穴25の上方位置にシリンジ13を移動させてか
ら、段階移動機能53で次のようにノズル12の移動を
制御する。すなわち、先ず、ラフ移動モード56によ
り、ノズル12のX軸方向の位置ずれ量を検知する際に
は、図7(A)に示されるように、貫通穴25の同図中
左端側にノズル12を挿入した後で、同図中右側に向か
って第1ピッチP1でノズル12を段階的に移動させ
る。また、センサのヒステリシスを考慮し、第1ピッチ
P1でのノズル12の移動を前述と逆方向すなわち同図
右端側から左端側に向かっても行う。そして、ノズル1
2が光軸B1を横切った位置を含むピッチ位置を特定ピ
ッチSとする。
【0029】次いで、微細移動モード57により、図7
(B)に示されるように、特定ピッチSの各境界点すな
わち開始点及び終了点間で細分化された第2ピッチP2
に従ってノズル12を同図中左側から同右側に向かって
段階的に移動させるとともに、これと同様にして逆方向
にもノズル12を段階的に移動させる。この際、光軸B
1を横切るノズル12の先端位置の座標がノズル12の
移動方向毎に二種類検出されるが、これら二種類の座標
の平均値が正式な座標とされる。
【0030】Y軸方向の位置ずれ量を検知する際にも、
X軸方向の場合と同様の手順でノズル12の移動が制御
される。
【0031】Z軸方向の位置ずれ量を検知する際には、
図8(A)に示されるように、貫通穴25内の上部から
前記第1ピッチP1でノズル12を段階的に下降させ、
ノズル12の先端が光軸B3を横切った位置を含むピッ
チ位置を特定ピッチSとする。そして、図8(B)に示
されるように、この特定ピッチSの範囲内で細分化され
た第2ピッチP2に従って、ノズル12を特定ピッチS
の開始点(上端側)から終了点(下端側)に向かって段
階的に移動し、光軸B3を横切るノズル12の先端位置
の座標を検出する。
【0032】次に、前記ノズル12の位置ずれに対する
ティーチングデータの補正手順について説明する。
【0033】基準モデルを用いて初期に設定したティー
チングデータに基づいてノズル12がワークW上の材料
塗布軌跡Lに沿って移動し、これと同時にノズル12の
先端側から材料を吐出する塗布作業が行われる。この塗
布作業を多数のワークWに対して行ったときにシリンジ
13の交換が必要となった場合には、塗布作業を一旦中
断してシリンジ13を前記シリンジ保持体42から外し
て新たなシリンジ13に交換する。そして、交換後、ロ
ボット16が動作し、シリンジ13が位置ずれ検出装置
14に向かって移動し、当該位置ずれ検出装置14でノ
ズル12の位置ずれ量が検出される。すなわち、前述し
たように貫通穴25にノズル12の先端側が挿入されて
ノズル12が段階的に移動することにより、ノズル12
の先端位置の直交三軸方向における座標を検出し、前記
処理部23で、位置ずれ調整が行われたシリンジ13の
ノズル12の先端位置と比較演算することにより新たに
取り付けられたノズル12の位置ずれ量を求める。そし
て、前記塗布用移動制御部44に設けられた補正機能4
8を用いて、交換後のノズル12を用いても、前記材料
塗布軌跡Lに沿って材料が塗布されるように、予め設定
されたティーチングデータから位置ずれ検出装置14で
求められた位置ずれ量を加算若しくは減算することによ
り、前記ティーチングデータを補正する。このため、前
記材料の塗布作業を再開したときには、補正されたティ
ーチングデータに基づいてシリンジ13が移動し、再
び、ノズル12の先端位置のティーチング動作を行わな
くても所望の材料塗布軌跡L上に沿って材料が塗布され
ることになる。
【0034】従って、このような実施例によれば、交換
後のシリンジ13が交換前に対してノズル12の位置ず
れが発生するような場合でも、CCDカメラ等からなる
大掛かりな撮像装置を用いない比較的簡単な構成で、ノ
ズル12の位置ずれに伴うティーチングデータの補正を
自動的に行うことができるという効果を得る。
【0035】なお、前記実施例ではセンサとして光電管
を用いたが、本発明はこれに限らず、ノズル12の所定
部位の位置を検知できる限りにおいて、反射型等の他の
光センサ、接触型センサ等を用いることも可能である。
【0036】また、ノズルの位置ずれ量の検出は、前記
直交三軸方向のうち少なくとも所定の一方向のみについ
て行うことも可能である。
【0037】更に、前記実施例では、位置ずれ検出装置
14を材料塗布装置10に適用したが、本発明はこれに
限らず、前記位置ずれ検出装置14を単独で、又は、ノ
ズル12のつまりを除去するノズルクリーナー等の他の
装置と組み合わせて用いることもできる。
【0038】また、前述した各種制御構成は、前記実施
例に限定されるものではなく、実質的に同様の作用を奏
する限りにおいて、種々の変更が可能である。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
直交三軸のうち少なくとも一軸方向のノズルの位置を検
知するセンサと、このセンサの出力を入力として前記基
準位置を特定するデータから前記位置ずれ量を演算する
処理部とを備えたから、レンズ等を含む撮像装置を用い
た検出装置よりも装置全体をコンパクトにすることがで
き、比較的簡単な構成でノズルの位置ずれ量を高精度に
検出することができる。
【0040】また、所定方向に延びる光軸を形成し、当
該光軸に前記ノズルを横切らせることで当該ノズルの位
置を検知するセンサを用い、前記光軸に向かって第1ピ
ッチで段階的にノズルを移動可能に設けるとともに、当
該移動により前記光軸を横切った地点を含む特定ピッチ
の開始点及び終了点間で細分化された第2ピッチに従っ
て更に段階的にノズルを移動可能に設けたから、ノズル
の正確な位置出しを迅速に行うことができる。
【0041】更に、直交するX,Y,Z軸方向のノズル
の位置をそれぞれ特定するX軸センサ、Y軸センサ、及
びZ軸センサにより前記センサを構成したから、ノズル
の位置ずれを三次元的に把握することができ、ノズルの
長さ方向の位置ずれ量も簡単に検出することができる。
【0042】また、前記ノズルをワークに相対させなが
ら移動したときのティーチングデータに従って、前記ノ
ズルから吐出された材料を前記ワークに塗布する材料塗
布装置に、前記位置ずれ検出装置を適用し、前記位置ず
れ検出装置により検出されたノズルの位置ずれ量に基づ
いて前記ティーチングデータを補正する補正手段を備え
たから、前記撮像装置を用いた材料塗布装置よりも簡単
な構成でノズルの位置ずれを補正することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例における材料塗布装置の概略斜視図。
【図2】位置ずれ検出装置の概略拡大斜視図。
【図3】図2の部分断面平面図。
【図4】図2の縦断面図。
【図5】処理部の各機能を説明するためのブロック図。
【図6】移動手段の各機能を説明するためのブロック
図。
【図7】(A)は、X軸方向の位置ずれを検出する際に
おける第1ピッチでの移動を説明するための部分拡大断
面図であり、(B)は、その後の第2ピッチでの移動を
説明するための部分拡大断面図である。
【図8】(A)は、Z軸方向の位置ずれを検出する際に
おける第1ピッチでの移動を説明するための部分拡大断
面図であり、(B)は、その後の第2ピッチでの移動を
説明するための部分拡大断面図である。
【符号の説明】
10 材料塗布装置 12 ノズル 14 位置ずれ検出装置 20 光電管(センサ) 23 処理部 27 X軸センサ 28 Y軸センサ 29 Z軸センサ 48 補正機能(補正手段) B1 光軸 B2 光軸 B3 光軸 P1 第1ピッチ P2 第2ピッチ S 特定ピッチ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の基準位置に対するノズルの位置ず
    れ量を検出するノズルの位置ずれ検出装置において、 直交三軸のうち少なくとも一軸方向のノズルの位置を検
    知するセンサと、このセンサの出力を入力として前記基
    準位置を特定するデータから前記位置ずれ量を演算する
    処理部とを備えたことを特徴とするノズルの位置ずれ検
    出装置。
  2. 【請求項2】 所定の基準位置に対するノズルの位置ず
    れ量を検出するノズルの位置ずれ検出装置において、 所定方向に延びる光軸を形成し、当該光軸に前記ノズル
    を横切らせることで当該ノズルの位置を検知するセンサ
    と、このセンサの出力を入力として前記基準位置を特定
    するデータから前記位置ずれ量を演算する処理部とを備
    えたことを特徴とするノズルの位置ずれ検出装置。
  3. 【請求項3】 前記ノズルは、前記光軸に向かって第1
    ピッチで段階的に移動可能に設けられ、当該移動により
    前記光軸を横切った地点を含む特定ピッチの開始点及び
    終了点間で細分化された第2ピッチに従って更に段階的
    に移動可能に設けられていることを特徴とする請求項2
    記載のノズルの位置ずれ検出装置。
  4. 【請求項4】 前記センサは、直交するX,Y,Z軸方
    向のノズルの位置をそれぞれ特定するX軸センサ、Y軸
    センサ、及びZ軸センサからなることを特徴とする請求
    項1、2又は3記載のノズルの位置ずれ検出装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4記載の位置ずれ検出装
    置を用い、前記ノズルをワークに相対させながら移動し
    たときのティーチングデータに従って、前記ノズルから
    吐出された材料を前記ワークに塗布する材料塗布装置で
    あって、 前記位置ずれ検出装置により検出されたノズルの位置ず
    れ量に基づいて前記ティーチングデータを補正する補正
    手段を備えたことを特徴とする材料塗布装置。
JP2001346343A 2001-11-12 2001-11-12 ノズルの位置ずれ検出装置及びこれを用いた材料塗布装置 Withdrawn JP2003145004A (ja)

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