JP2003144820A - 多孔質焼成濾材 - Google Patents

多孔質焼成濾材

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JP2003144820A
JP2003144820A JP2001346463A JP2001346463A JP2003144820A JP 2003144820 A JP2003144820 A JP 2003144820A JP 2001346463 A JP2001346463 A JP 2001346463A JP 2001346463 A JP2001346463 A JP 2001346463A JP 2003144820 A JP2003144820 A JP 2003144820A
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Tetsuya Hashi
哲也 橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水や空気の浄化作用や液体燃料の改質作用を
有する鉱石からなる多孔質濾材を得ることにより、この
種の鉱石が有する浄化作用や改質作用を少量の濾材でよ
りよく発揮させる。 【解決手段】 所望の鉱石の粉末75から95重量部、
必要な場合には粘土1から20重量部、及び乳化剤1か
ら15重量部を混合し、適当な形状及び粒度に焼成し
て、多孔質焼成濾材とする。濾過対象物に付与する作用
により、例えば石英斑岩、医王石、麦飯石、トルマリ
ン、シリカブラックなどを単独で又は混合して用いる。
この発明の濾材の内部には多数の微細な連続気孔が形成
されている。乳化剤は、焼成時にガス化して、濾材に連
続気孔を多く形成する。濾材に形成された多数の微細連
続気孔を気体や液体が通過することにより、少量の濾材
で鉱石が持つ浄化作用や改質作用を発揮させることがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、濾材に関するも
ので、気体や液体を接触ないし通過させることにより、
空気の浄化や不純物ガスの吸着除去、飲料水の浄化やミ
ネラル分の溶出、石油系燃料の改質等に使用する濾材に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】空気中の排気ガスや水道水への化学物質
の混入による人体への悪影響が問題視され、室内の空気
や飲料水をそれらの流路中に充填した濾材に接触ないし
通過させることにより、浄化することが行われるように
なってきている。この目的のために使用される浄化装置
の濾材は、単に空気中や水中に懸濁している微少固形物
を除去する作用のみでなく、空気中や水中に溶存してい
る不純物ガスや化学物質を吸着作用等で除去してマイナ
スイオンを付与したり、更に健康に有益なミネラル分の
水中への溶出などを行うようにしているのが普通であ
る。更にガソリンや灯油などの石油系液体燃料をある種
の濾材に接触ないし通過させることにより、排気ガスの
原因となるイオウやチッソを除去し、溶存酸素を増加さ
せて燃焼効率を上昇させる等の改質処理も行われてい
る。
【0003】このような空気へのマイナスイオンの付
与、飲料水へのミネラル分の溶出、液体燃料の改質など
を行う濾過装置に用いる濾材としては、石英斑岩、医王
石(戸室石)、麦飯石、トルマリン、シリカブラック
(グラファイト シリカ)などの鉱石を砕いて粒状にし
たものが用いられている。これらの鉱石は、その充填層
を通過する空気や水と接触することにより、マイナスイ
オンの付与やミネラル分の溶出を行うので、濾材の表面
積を大きくすることが有効である。濾材の表面積を大き
くするにはその粒子径を小さくしてやればよい。
【0004】一方、多孔質セラミックスの表面に鉱石の
焼結層を形成した濾材や、スポンジに泥水を含浸させて
焼結することにより、多孔質濾材を得る方法などが提案
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記提
案された多孔質濾材は、濾材に十分に小さな微細気孔を
設けることができず、技術的にも困難でコスト高であ
る。
【0006】そこで上記したような鉱石を濾材として用
いるときは、鉱石を単に破砕して適宜な割合で混合して
用いたり、鉱石を粉砕して適宜混合したものを粒状に焼
成して用いているのが一般である。しかし、このような
濾材は、粒子自体は気孔を有していないので、その外表
面のみで空気や水と接触することとなり、空気や水の浄
化作用や液体燃料の改質作用を十分に発揮させることが
できず、また、これを十分に発揮させようとすると、多
量の濾材を必要として、濾過装置が大型になる。
【0007】そこでこの発明は、簡単な操作で安価に製
造することが可能で、かつ多数の微細な連通孔を有する
濾材を得ることを課題としており、水や空気の浄化作用
や液体燃料の改質作用を有する鉱石からなる多孔質濾材
を得ることにより、この種の鉱石が有する浄化作用や改
質作用を少量の濾材でよりよく発揮させるようにするこ
とを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】所望の鉱石の粉末75か
ら95重量部、必要な場合には粘土1から20重量部、
及び乳化剤1から15重量部を混合し、摂氏600度か
ら1200度で焼成して、多孔質焼成濾材とする。濾過
対象物とこれに付与する作用により、適宜な一種又は複
数種の鉱石の粉末を混合したものを用いて、適当な形状
及び粒度に焼成する。用途により異なるが、好ましい鉱
石は、例えば石英斑岩、医王石(戸室石)、麦飯石、ト
ルマリン、シリカブラック(グラファイト シリカ)な
どである。
【0009】焼成物は、直径が2mmから50mmの粒
状にするのが好適であって、粒子表面は軽石状になり、
粒子内部には多数の微細な連通孔が形成されている。こ
れらの連通孔は、それぞれが空洞でつながっていて、ど
の方向からも気体や液体が不規則な内部の経路を通って
濾材粒子内を通過する。
【0010】乳化剤は、鉱石粉末の焼結温度範囲(通
常、摂氏600度〜1200度)の温度で完全に蒸散な
いし燃焼して、固形残渣を全く生じないものを用いる。
この乳化剤は、焼成時にガス化することにより、焼成さ
れた濾材に均一な大きさの連続気孔を多く形成する。濾
材に不純物を残さないために、使用する乳化剤は焼結温
度範囲で完全に蒸散ないし燃焼することが必要である。
特に適した乳化剤の例としては、アクリル酸エステル共
重合体・エチレングリコールなどを主成分とするもので
ある。
【0011】この発明の濾材は、材料となる鉱石の粉末
に必要に応じて粘土を混合して焼成される。この粘土
は、鉱石の粉末を焼成するときの成型補助剤となるもの
で、この粘土の混合により、焼結後の濾材粒子の形状や
粒度を所望形状に制御できる。
【0012】
【作用】この発明の濾材は、その原料成分となる鉱石の
種類に応じた空気や水の浄化作用、ガソリンなどの液体
燃料の改質作用などが得られる。これらの作用は、濾材
に形成された多数の微細連続気孔を気体や液体が通過す
ることにより、濾材との接触面積が大幅に拡大し、少量
の濾材で鉱石が持つ浄化作用や改質作用を発揮させるこ
とができる。
【0013】なお、この発明の濾材の材料に適した上記
鉱石のそれぞれは、以下のような作用を有しているとさ
れている。濾過対象物に要求される効能に応じてこれら
の鉱石の一種の粉末を用いるか、又は複数種の粉末を混
合して用いる。 (1)石英斑岩:強い遠赤外線エネルギー(電磁波動振
動エネルギー)の発生、優れたマイナスイオンを発生、
強い波動エネルギーを持つ活性石で多孔性は活性炭より
高い、磁場電場効果で液体のクラスター(分子)を小さ
くする作用、有用微生物の繁殖を促す作用、空気中の環
境汚染物質を除去する作用など。 (2)トルマリン:遠赤外線作用、抗酸化作用、水クラ
スター(分子集団)小分子化作用、消臭作用、リラクゼ
ーション作用(マイナスイオン効果)など。 (3)医王石:水質の浄化作用、鮮度保持作用、必須元
素(ミネラル)の水中溶出作用、雑菌作用、有害貴金属
や悪臭の吸着除去作用、血液循環促進作用など。 (4)麦飯石:多孔性が優れそれを保ち続ける、強い吸
着力を持つ、飲料水のミネラルバランスを保持する。 (5)シリカブラック:遠赤外線の特殊波長(育成光
線)を放射、強力な除菌作用、生体に必要な多種の天然
ミネラルの放射、生物の細胞分子に共鳴作用を起こし、
血液や細胞を活性化する作用など。
【0014】
【発明の実施の形態】実施例(A) 粉末にした石英斑
岩85重量部、粘土5重量部及び乳化剤10重量部を均
一に混合し、適宜径の球状に整形した後、温度1200
度Cで10時間焼成して、球状の濾材粒子を得た。
【0015】実施例(B) 粉末にした石英斑岩50重
量部及びトルマリン35重量部、粘土5重量部並びに乳
化剤10重量部を均一に混合し、適宜径の球状に整形し
た後、温度1200度Cで10時間焼成して、球状の濾
材粒子を得た。
【0016】上記実施例(A)、(B)で得られた濾材
で石油系燃料を濾過することにより、石油系燃料の改質
効果が得られる。燃料の改質とは、その燃料に遠赤外線
エネルギーや波動エネルギーを転写し、溶存酸素量を増
加させ、より完全燃焼に近い形で燃焼させ、排気ガス等
の不純物の排出を減少させ、燃料の燃費を向上させると
いうものである。
【0017】実施例(C) 粉末にした石英斑岩30重
量部、医王石17重量部、麦飯石10重量部、トルマリ
ン15重量部及びシリカブラック10重量部、粘土6重
量部並びに乳化剤12重量部を均一に混合し、適宜径の
球状に整形した後、温度1100度Cで10時間焼成し
て、球状の濾材粒子を得た。
【0018】この実施例(C)で得られた濾材で水道水
を濾過することにより、おいしさと安全とミネラルのバ
ランスが調整された飲料水が得られる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したこの発明によれば、種々の
効能を有する鉱石を主成分とする濾材であって、ここの
成型体ないし粒子が多数の連通微細気孔を備え、従って
それらの鉱石と濾過対象物となる気体や液体との接触面
積を飛躍的に増大させた濾材が得られ、空気、水、流体
燃料などの濾過対象物の種々の目的の浄化、改質に適し
た高性能の濾材を得ることができるという効果がある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C02F 1/68 C02F 1/68 520P 520S 520V C04B 38/00 303 C04B 38/00 303Z

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉱石の粉末75ないし95重量部と、前
    記鉱石の焼結温度で残渣を残すことなく燃焼ないし蒸散
    する乳化剤1〜15重量部とを混合して、前記鉱石を焼
    成することを特徴とする、多孔質焼成濾材。
  2. 【請求項2】 石英斑岩、医王石、麦飯石、トルマリン
    及びシリカブラックから選択された一種又は複数種を含
    む鉱石の粉末75ないし95重量部と、粘土1ないし2
    0重量部と、前記乳化剤1ないし15重量部とを混合
    し、摂氏600度ないし1200度で焼成してなる、請
    求項1記載の多孔質焼成濾材。
  3. 【請求項3】 直径2ないし50mmの粒状に成形され
    た、請求項1又は2記載の多孔質焼成濾材。
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