JP2003143230A - 電子メールシステム、メールサーバ及びメール端末 - Google Patents

電子メールシステム、メールサーバ及びメール端末

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JP2003143230A
JP2003143230A JP2001334874A JP2001334874A JP2003143230A JP 2003143230 A JP2003143230 A JP 2003143230A JP 2001334874 A JP2001334874 A JP 2001334874A JP 2001334874 A JP2001334874 A JP 2001334874A JP 2003143230 A JP2003143230 A JP 2003143230A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンピュータ処理能力に乏しい小型のメール
端末に負担を発生させることなく、コンピュータウイル
スの感染判定を行うこと。 【解決手段】 メールサーバ10とメール端末20と
は、無線通信基地局32等の無線通信網を介して接続さ
れている。メール端末20は、携帯電話や携帯情報端末
等の小型のメール端末として構成されている。メールサ
ーバ10にインターネット通信網31を介して電子メー
ルが到着すると、ウイルスに感染しているか否かが判定
される。ウイルス感染の判定結果は、検査情報の全部又
は一部として、電子メールのヘッダ内に追記される。メ
ール端末20では、検査情報に基づいてウイルス感染の
有無等を知ることができる。電子メールがウイルスに感
染している場合は、ブザーや振動等を正常なメール受信
時と違えることにより、ユーザに報知することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子メールシステ
ム、メールサーバ及びメール端末に関する。
【0002】
【従来の技術】電子メールシステムは、大略すると、メ
ールサーバとメールクライアント(電子メールソフトウ
エア)とから構成される。メールサーバは、通常各ドメ
イン毎に設置されるもので、例えば、インターネットサ
ービスプロバイダーや携帯電話事業者等がネットワーク
上に設置する。ユーザは、例えば、パーソナルコンピュ
ータや携帯電話あるいは携帯情報端末(PDA)等のよ
うな、メールクライアントが稼働するメール端末を使用
して、メールサーバとの間で電子メールの送受信を行
う。
【0003】あるユーザ(発信者)が他のユーザ(受信
者)に電子メールを送信する場合、発信者が発信した電
子メールは、例えば、SMTP(Simple Mail Transfer Pro
tocol)のようなメール転送プロトコルを用いて、宛先
ドメインのメールサーバに送られる。メールサーバには
各ユーザ毎に専用のディレクトリ(メールボックス)が
予めそれぞれ用意されており、メールサーバに到着した
電子メールは、各宛先のメールボックスに仕分けされて
保存される。電子メールを受信する場合、メールクライ
アントは、例えば、POP3(Post Office Protocol Versi
on 3)のようなメール受信プロトコルを用いて、メール
ボックスから電子メールを取り出し、メール端末内に取
り込む。電子メールのフォーマットは、例えば、MIME
(Multipurpose Internet Mail Extensions)により拡
張されており、これにより、画像ファイルや音楽ファイ
ルあるいはプログラムファイル等のバイナリファイルを
テキストに添付することができるようになっている。
【0004】ところで、電子メールシステムの普及に伴
って、電子メールを介したコンピュータウイルス(以
下、「ウイルス」と略記)の被害も増加する傾向にあ
る。例えば、電子メールに添付されたバイナリファイル
中にウイルスが含まれている場合、ユーザがメール閲覧
時に添付ファイルを実行すると、ウイルスが端末のシス
テム内に侵入等して、データ破損等の種々の不具合を発
生させる。
【0005】このため、例えば、特開2001−134
433号公報等に記載されているように、ウイルスを発
見して駆除するという、いわゆるワクチンソフトウエア
をメール端末に搭載し、このワクチンソフトウエアによ
って、受信した電子メールがウイルスに感染しているか
否かを検査する技術が既に知られている。ワクチンソフ
トウエアでは、例えば、添付ファイルの情報パターンを
既知のウイルスパターンと比較照合することによってウ
イルスを発見し、ユーザに警告等するようになってい
る。
【0006】
【発明が解決しょうとする課題】前記公報に示されてい
るように、メール端末内でウイルス感染の有無を検査す
る従来技術には、以下に述べるような問題点がある。ま
ず、ユーザは、常に最新のウイルスパターンを入手する
必要があり、手間がかかる。コンピュータウイルスは日
々変化しており、世情を騒がせたウイルスの亜種が幾つ
も発生することがある。従って、メール端末内のウイル
スパターンを常に最新のものに更新していなければ、こ
れら未知の新しいウイルスに対抗することができず、ウ
イルスパターンの更新に手間がかかる。
【0007】次に、メール端末内でウイルス感染を検査
する場合、ワクチンソフトウエアのコードサイズ及びア
ルゴリズムやウイルスパターンデータのデータサイズ等
によって相違するが、メール端末のコンピュータ資源
(CPU実行時間やメモリ)を消費する。従って、搭載
されたCPUの処理能力が低く、利用可能なメモリ量も
少ないメール端末の場合は、ウイルス検査を自機内で行
うことの負担が大きい。
【0008】特に、近年では、携帯電話や携帯情報端末
のような比較的小型で持ち運び容易なメール端末が広く
普及しているが、これら小型のメール端末は、卓上型の
パーソナルコンピュータ等に比較して、その物理的サイ
ズや消費電力等の観点からCPU処理能力やメモリ量に
大きな制限を受けている。従って、コンピュータ処理能
力が乏しい小型のメール端末内でウイルス検査を実行す
ると、ウイルス検査に長時間を要する上に消費電力も増
大し、現実的ではない。
【0009】また、ウイルスパターンを更新するため
に、小型のメール端末を外部サーバに接続させると、ユ
ーザに課金が発生し、ユーザの不満が増大する。
【0010】本発明は、上述した種々の問題に鑑みてな
されたもので、その目的は、メール端末の外部で事前に
ウイルス感染の判定を行い、メール端末側での負担を少
なくし、使い勝手を向上できるようにした電子メールシ
ステム、メールサーバ及びメール端末を提供することに
ある。本発明の他の目的は、コンピュータ処理能力等に
制限を受ける小型のメール端末に適したウイルス検査を
行うことができる電子メールシステム、メールサーバ及
びメール端末を提供することにある。本発明の更なる目
的は、後述する実施の形態の記載から明らかになるであ
ろう。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る電子メールシステムは、下記の特徴を
有するメールサーバとメール端末とを含んで構成されて
いる。
【0012】メールサーバは、到着した電子メールがコ
ンピュータウイルスに感染しているか否かを判定するウ
イルス判定手段と、ウイルス判定手段によるウイルス感
染の判定結果を電子メールに付加する情報付加手段と、
を含んで構成されている。一方、メール端末は、メール
サーバから受信された電子メールに付加された判定結果
に基づいて、ウイルス感染に関する情報をユーザに提供
する情報提供手段を含んでいる。
【0013】例えば、各ドメイン毎に設置されるメール
サーバは、複数のメール端末との間で電子メールの送受
信を行うことができるようになっている。メールサーバ
に到着した電子メールは、ウイルス判定手段によってい
わゆるコンピュータウイルスに感染しているか否かが判
定(検査)される。ここで、コンピュータウイルスと
は、例えば、端末に記憶されている記憶内容を消去した
り、書き換えたり、外部へ転送したり等のような、他人
のコンピュータプログラムやデータに悪影響を及ぼす可
能性のあるプログラムを言う。
【0014】ウイルスに感染しているか否かの判定結果
は、情報付加手段によって電子メールに付加される。好
ましくは、電子メールのヘッダ部に判定結果が追記され
る。ヘッダ部には、メールの送信者、受信者、経路、日
付等の電子メールの各種属性が記載されているので、こ
の中に判定結果を含めることにより、ヘッダを読み込む
だけで電子メールが感染しているか否か、誰から送られ
たメールか等を容易に知ることができる。
【0015】なお、好適な実施形態に示すように、ウイ
ルス感染の有無に限らず、例えば、感染したウイルスの
名称、種類、特徴、対処法等の他の情報を判定結果と共
に検査情報として電子メールに付加してもよい。判定結
果の付加された電子メールは、各メールアドレス毎に用
意されたメールボックスに格納され、メールボックスを
介してメール端末に送られる。
【0016】メール端末がメールサーバから電子メール
を受信すると、情報提供手段は、電子メール中に付加さ
れた判定結果を検査し、ウイルス感染に関する情報をユ
ーザに提供する。ここで、ウイルス感染に関する情報と
しては、例えば、「ウイルスに感染していることを示す
警告」を挙げることができる。これに限らず、電子メー
ルに付加されている情報がウイルスの種別や対処法も含
んでいる場合には、これらウイルス種別や対処法も併せ
てユーザに提供することができる。なお、ウイルスに感
染している事のユーザへの警告は、警告メッセージの表
示に限らない。メール端末が光や音あるいは機械的振動
等を発生させる他の手段を備えている場合は、例えば、
ランプを点滅させたり、ブザーを鳴動させたり、端末本
体を振動させたりすることにより、ユーザに警告を発す
ることもできる。
【0017】メールサーバ側でウイルス感染の判定を行
い、判定結果を電子メールに付加するため、メール端末
ではウイルス感染の検査を行う必要がなく、メール端末
のユーザがウイルスパターンの更新作業等を行う必要が
無くなる。
【0018】メール端末は、さらに、判定結果に基づい
て、受信された電子メールがウイルスに感染している場
合には、該電子メールへの操作を制限する操作制限手段
を備えてもよい。
【0019】操作制限手段は、例えば、ウイルスに感染
した電子メールの内容表示を制限することができる。
【0020】ここで、電子メールの内容表示の制限と
は、ウイルスによる悪影響を未然に防止するために電子
メールの閲覧を制限する意味である。従って、例えば、
メール本文にはウイルスが感染しておらず、添付ファイ
ルにのみウイルスが存在するような場合は、添付ファイ
ルの実行のみを制限し、メール本文の表示は許可しても
よい。これにより、ウイルスに感染した電子メールをメ
ール端末が受信した場合でも、ウイルスの発動を防止し
て被害を未然に食い止めることができる。
【0021】操作制限手段は、ウイルスに感染した電子
メールを他の端末に転送することを制限するものであっ
てもよい。
【0022】ここで、「転送」には、いわゆる返信も含
まれる。ウイルスに感染した電子メールの転送を制限す
ることにより、ウイルスが他のメール端末に伝染するの
を防止できる。
【0023】さらに、操作制限手段は、ウイルスに感染
した電子メールを、予め設定された所定の装置に対して
のみ転送を許可し、他の端末への転送を制限してもよ
い。
【0024】ここで、予め設定された所定の装置として
は、例えば、ウイルスを検査するための装置(一例とし
て、ウイルス検査プログラムを搭載したパーソナルコン
ピュータ)等を挙げることができる。所定の装置への転
送は、ウイルス感染の有無にかかわらず行うことがで
き、これにより、ウイルスの調査等を行うことができ
る。
【0025】なお、「予め設定された所定の装置」を、
「外部ネットワークを介さずにメール端末に直接的に接
続された装置」として捉えることもできる。転送に用い
るインターフェースの種類を検出することによって、外
部ネットワーク(メールサーバ)を経由した転送は禁止
し、メール端末に直接的に接続されたパーソナルコンピ
ュータ等にのみ転送を許可するように構成することがで
きる。
【0026】本発明の他の観点に従えば、メールサーバ
は、ウイルス判定手段によって電子メールがウイルスに
感染していると判定された場合には、ウイルスによって
悪影響が生じないように電子メールを部分的に削除する
ことができる。
【0027】メールサーバは、ウイルスの発動による悪
影響が生じないように、ウイルスの全体を削除すること
もできるし、ウイルスを無力化する程度に部分的にウイ
ルスを削除することもできる。安全性確保の視点で削除
範囲を決定することができる。
【0028】本発明の別の観点に従う電子メールシステ
ムでは、メールサーバは、さらに、ウイルス判定手段に
よって電子メールがウイルスに感染していると判定され
た場合には、該電子メールのヘッダ部だけを先に送信
し、メール端末から送信要求があったときには電子メー
ルの全体をメール端末に送信するものであり、メール端
末は、メールサーバから先に送信されたヘッダ部に係る
電子メールの受信をユーザが希望した場合に、電子メー
ルの送信をメールサーバに要求するように構成すること
ができる。
【0029】電子メールがウイルスに感染している場
合、メールサーバは、まず最初に電子メールのヘッダ部
だけを先にメール端末に送信する。ユーザがウイルスに
感染した電子メールの受信を希望する場合は、電子メー
ルの全体を送信する。
【0030】本発明のさらに別の観点に従う電子メール
システムでは、メールサーバに、さらに、電子メールサ
ービスに関する課金を管理する課金管理手段を備え、課
金管理手段は、ウイルス判定手段によって電子メールが
ウイルスに感染していると判定された場合には、該ウイ
ルスに感染している電子メールの受信者への課金処理を
中止するようにしている。
【0031】なお、ウイルスに感染した電子メールの受
信者に対する課金を免除するに止まらず、ウイルス感染
メールを発信した送信者に対して課金するようにしても
よい。
【0032】本発明は、メールサーバ、メール端末、コ
ンピュータプログラムの観点からも把握することができ
る。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図16に基づき、本
発明の実施の形態を説明する。
【0034】1.第1の実施の形態 図1〜図7は本発明の第1の実施の形態に係り、図1
は、電子メールシステムの全体構成を概略的に示す構成
説明図である。
【0035】例えば、携帯電話事業者が設置するメール
サーバ10は、制御部11,メール処理部12,メール
記憶部13,検査情報付加部14,ウイルス判定部15
及びウイルス情報記憶部16を備えて構成されている。
【0036】制御部11はメール処理部11等を制御す
るものであり、メール処理部12はメール端末20との
間の電子メール送受信処理等を行うものである。メール
記憶部13は到着した電子メールを保存するものであ
り、検査情報付加部14は、後述の検査情報を電子メー
ルのヘッダに付加するものである。ウイルス判定部15
は、ウイルス情報記憶部16に予め記憶されたウイルス
パターンに基づいて、電子メールがコンピュータウイル
スに感染しているか否かを判定するものである。
【0037】メールサーバ10はインターネット31に
接続されており、インターネット31を介して他の端末
(図示せず)からの電子メールがメールサーバ10に到
着する。メールサーバ10に到着した電子メールは、所
定のウイルス検査を受けた後で、メール記憶部13に記
憶される。メールサーバ10に保存された電子メール
は、例えば、携帯電話の基地局32から無線通信を介し
てメール端末20に送信される。
【0038】メール端末20は、例えば、携帯電話や携
帯情報端末等のような小型の端末として構成されてい
る。本実施形態では、インターネットメールの送受信機
能を備えた携帯電話をメール端末20として採用する。
【0039】メール端末20は、制御部21,メール処
理部22,メール記憶部23,表示部24,報知部2
5,操作部26を備えている。
【0040】制御部21は、メール処理部21等を制御
するものである。メール処理部22は、操作部26から
の入力に応じて電子メールの送受信処理等を行うもので
ある。メール記憶部23は、メールサーバ10から受信
した電子メールを保存するものであり、記憶装置として
は、例えば、不揮発性メモリなどが用いられる。表示部
24は、例えば、液晶ディスプレイ装置やプラズマディ
スプレイ装置等として構成され、電子メールの内容やメ
ール端末の状態(例えば、電波強度やバッテリー残量)
等を表示するものである。
【0041】報知部25は、電子メールの着信を、例え
ば、光、音、振動等によってユーザに報知するものであ
る。光と音、音と振動、光と振動等のように2種類以上
の刺激で、電子メールの着信を報知させることもでき
る。また、ウイルスに感染していない電子メールが着信
した場合(正常時)と、ウイルスに感染した電子メール
が着信した場合(異常時)とで、報知内容を違えること
ができる。例えば、正常時の電子メール着信音よりも異
常時の着信音を大きくしたり、音色を変えたりすること
ができる。あるいは、正常時の着信振動と異常時の着信
振動の周波数や強さを変えることもできる。
【0042】図2は、電子メールの構成及び検査情報の
付加位置等を示す模式図である。電子メールは、大別す
ると、ヘッダM1と、本文M2と、添付ファイルM3と
から構成されており、メールサーバ10のウイルス判定
部15による判定結果を含む検査情報M11は、ヘッダ
M1内に追加される。検査情報が付加された電子メール
は、2種類の方法でメール端末20に配送される。一つ
の方法は、電子メール全体をメール端末20に送信する
方法であり(図2中の「A」)、他の一つの方法は、電
子メールのヘッダM1だけを先にメール端末20に送信
し、ユーザの指示を待ってから電子メールの全体を送信
する方法である(図2中の「B」)。本実施の形態で
は、電子メールの全体を最初から送信する場合を説明
し、後の実施形態でヘッダM1を先に送信する場合を説
明する。
【0043】図3は、ヘッダの構成を示す説明図であ
る。ヘッダには、例えば、返信先アドレス(Return-Pat
h)、発信日時(Date)、差出人メールアドレス(Fro
m)、受信者メールアドレス(To)、経路情報(Receive
d)、メッセージ識別名(Message-ID)、メールタイト
ル(Subject)等の書誌的情報が記載されている。本実
施の形態では、このヘッダM1内に、検査情報M11を
追加する。検査情報M11には、例えば、ウイルス感染
の判定結果、ウイルス情報(ウイルス名や種類等)、ウ
イルスへの対処法等を含めることができる。従って、メ
ール端末20側では、ヘッダM1のみを検査することに
より、検査情報M11を容易に検出することができる。
【0044】次に、図4〜図7に基づいて、本実施の形
態の作用を説明する。なお、図中では、ステップを
「S」と略記する。
【0045】図4のフローチャートは、メールサーバ1
0及びメール端末20でそれぞれ行われる処理の全体概
要を示す。
【0046】メールサーバ10では、インターネット3
1を介して電子メールが到着すると(S101:YES)、この
電子メールについてウイルス判定を行う(S102)。ウイ
ルスに感染しているか否かの判定が終了すると、上述し
た内容の検査情報M11がヘッダM1内に記述される
(S103)。検査情報M11が付加された電子メールは、
メールの宛先に応じてメール記憶部13に保存され(S1
04)、メール端末20に配信される(S105)。なお、メ
ール端末20からの要求を待ってメールサーバ10から
メールを配信することもできるし、メール端末20の要
求を待たずにメールサーバ10から配信することもでき
る。
【0047】メール端末20では、メールサーバ10か
ら電子メールを受信すると(S201:YES)、受信した電子
メールをメール記憶部23に保存する(S202)。次に、
メール端末20は、ヘッダM1から検査情報M11を検
出し、ウイルス感染の有無等を報知部25を介してユー
ザに報知すると共に、検査情報M11の内容を表示部2
4を介して表示させる(S203)。報知の方法としては、
例えば、ウイルス判定結果に応じて報知音を変えたり、
点滅間隔や点滅パターン、点灯色等をウイルス判定結果
に応じて変えたりすることにより、行うことができる。
あるいは、振動による報知の場合は、振動の間隔やパタ
ーン等をウイルス判定結果に応じて変えても良い。
【0048】受信した電子メールがウイルスに感染され
ている場合、ユーザは、操作部26を操作することによ
り、この電子メールを削除することができる(S204)。
ユーザが削除操作をした場合は、メール記憶部23から
該当する電子メールが削除される(S205)。メール端末
20で行う他の処理は、さらに後述する。
【0049】図5は、表示部24を介してユーザに表示
される検査情報M11の内容を示す説明図である。例え
ば、受信した電子メールがウイルスに感染していること
を警告するメッセージを表示させることができる(G
1)。また、ウイルスの種別(G2)や対処法(G3)
を警告メッセージと併せて表示することもできる。さら
に、携帯電話のような小型のメール端末20の場合は、
物理的サイズの制約上、表示部24の表示面積が小さい
ため、全ての情報を一度に表示するのが難しい場合があ
る。その場合は、詳細な内容を階層化して表示するよう
にしてもよい(G4,G5)。あるいは、画面をスクロ
ールさせることにより詳細な内容を閲覧するようにして
もよい。
【0050】ここで、対処法としては、「削除」を挙げ
ることができる。「削除」とは、ウイルスに感染した電
子メールの全体をメール記憶部23から削除するもので
ある。これに限らず、例えば、「全体削除」、「部分削
除(添付ファイルのみ削除)」のように、より細分化さ
れた選択肢をユーザに提示してもよい。
【0051】一方、例えば、電子メールに感染している
ウイルスの種類が古く、メール端末20のコンピュータ
プログラムが既に対応済みであるような場合は、電子メ
ールがウイルスに感染していても、ウイルスの発動によ
る悪影響が発生しない。従って、この場合は「削除」せ
ずに保存することができる。ウイルスの発動による悪影
響が発生し得る場合であっても、ユーザが希望する場合
は、電子メールを削除せずに保存することができる。こ
の場合、電子メールは、通常の正常な電子メールと同様
にメール記憶部23内に保存される。但し、図6及び図
7と共に後述するように、ウイルスに感染した電子メー
ルの表示(添付プログラムの実行)及び転送には、制限
がかけられているため、安全上の問題は生じない。
【0052】次に、図6のフローチャートは、メール端
末20内に保存された電子メールを表示させる場合の処
理を示す。
【0053】電子メールの閲覧を希望するユーザーが操
作部26を介して所定の表示操作を行うと、本処理が開
始される。操作部26の操作に応じて、メール処理部2
2は、メール記憶部23内に記憶されている電子メール
の中から該当する電子メールを参照し(S211)、この電
子メールに付加されている検査情報M11を検出してウ
イルス感染の判定結果を確認する(S212)。
【0054】電子メールがウイルスに感染していると判
定された場合は(S213:YES)、判定結果を警告メッセー
ジ等で表示すると共に、メール内容の表示を禁止する
(S214)。つまり、表示部24には、判定結果のみが表
示される。ここで、禁止されるメールの内容には、電子
メールに添付されたプログラムファイルが含まれてお
り、ウイルス発動のおそれのある添付プログラムを実行
させないように制御する。なお、ウイルスが添付ファイ
ルにのみ存在し、メール本文の安全性が判明している場
合は、添付されたプログラムファイルの実行のみを制限
し、メール本文の閲覧は許可することもできる。
【0055】一方、ウイルスに感染していない電子メー
ルの場合は(S213:NO)、電子メールの内容が全て表示
され、添付されたプログラムファイルがある場合は、そ
のプログラムも実行される(S215)。
【0056】次に、図7のフローチャートは、メール端
末20に保存された電子メールを転送する場合の処理を
示す。ここで「転送」とは、メールの差出人に「返信」
する場合も含む。
【0057】メール端末20のメール記憶部23内に保
存されている電子メールの転送を希望するユーザーが、
操作部26を介して所定の転送操作を行うと本処理が開
始される。操作部26の入力に応じて、メール処理部2
2は、メール記憶部23に記憶されている電子メールの
中から該当する電子メールを参照する(S221)。
【0058】次に、参照された電子メールについて検査
情報M11が検出され、この検査情報M11に基づいて
ウイルス感染の判定結果が確認される(S222)。転送し
ようとする電子メールがウイルスに感染している場合は
(S223:YES)、判定結果を表示すると共に、メールの転
送を禁止する(S224)。例えば、「このメールはウイル
ス***に感染しているため、転送することができませ
ん。」等のメッセージを表示部24に表示させることが
できる。一方、電子メールがウイルスに感染していない
正常なメールである場合は(S223:NO)、ユーザが指定
するアドレスに電子メールが転送される(S225)。
【0059】本実施の形態は上述の通りであって、これ
により以下の効果を奏する。
【0060】メール端末20内でウイルス感染の判定を
行わず、メールサーバ10側で行うため、ウイルス判定
に関してメール端末20側での処理負荷が発生しない。
従って、CPU処理能力や搭載メモリ量に制約を受ける
携帯電話や携帯情報端末等の小型のメール端末の場合に
特に有効である。
【0061】また、メールサーバ10側で一元的にウイ
ルス感染の判定を行うため、ウイルスパターンやウイル
ス検出プログラムの更新は、メールサーバ10だけで行
えばよく、ウイルス判定に関するメンテナンスを効率的
に行うことができる。
【0062】メールサーバ10側で予めウイルス感染の
判定を行い、その判定結果を検査情報に含めて電子メー
ルのヘッダに記述するため、ウイルス判定機能を備えな
いメール端末20のユーザにウイルス感染の有無を報知
することができる。
【0063】また、検査情報にウイルスへの対処法を含
めておくことにより、ウイルスへの適切な対処をユーザ
に促すことができると共に、コンピュータ知識の乏しい
ユーザに安心感を与えることができる。
【0064】さらに、ウイルスに感染している電子メー
ルの表示や転送を禁止することにより、ウイルスの発動
による悪影響や他の端末への二次感染を未然に防止する
ことができる。
【0065】また、検査情報を電子メールのヘッダに記
述するため、電子メールを受信したメール端末20側で
は、メールの差出人や経路情報等の基本的なメール属性
とウイルス判定に関する属性とを速やかかつ容易に検出
することができる。
【0066】2.第2の実施の形態 次に、図8及び図9に基づいて、本発明の第2の実施の
形態を説明する。なお、以下の説明では、上述した構成
要素と同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明
を省略するものとする。本実施の形態の特徴は、ウイル
スに感染した電子メールを調査する外部装置には、ウイ
ルス感染の有無に関わりなく電子メールの転送を許可す
る点にある。
【0067】外部メール処理機器40は、例えば、ウイ
ルス検査プログラム等を搭載したパーソナルコンピュー
タや専用の装置等として構成されるもので、制御部4
1,インターフェース(以下「I/F」)42及びメー
ル処理部43を備えている。
【0068】外部メール処理機器40は、I/F42を
介してメール端末20のI/F27に有線又は無線で接
続されている。I/F27,42を介して取り込まれた
電子メールは、メール処理部43によって調査等され
る。制御部41は、メール処理部43やI/F42の作
動を制御する。
【0069】図9は、本実施の形態に係る転送処理のフ
ローチャートを示す。本処理は、図6と共に述べた転送
処理に、新規なステップS231及びS232を備えた
ものである。
【0070】ユーザが所定の操作を行うことにより電子
メールの転送が指示された場合は、ユーザにより指定さ
れた転送先が外部メール処理機器40であるか否かを判
定する(S231)。そして、転送先が外部メール処理機器
40である場合は、ウイルス感染の有無を調べることな
く、電子メールを外部メール処理機器40に転送させる
(S232)。
【0071】ここで、例えば、転送先として指定された
アドレスが「***@****.com」のように、ユーザ名+ドメ
イン名で表現されており、他のメール端末へのメールア
ドレスである場合は、外部メール処理機器への転送と判
断せずに転送を禁止することができる。あるいは、電子
メールの転送に使用するI/Fの種類を検出することに
よって、電子メールの転送先が外部メール処理機器40
であるか否かを判定することもできる。さらには、例え
ば、外部メール処理機器40からメール端末20に、メ
ール調査用の操作メニュープログラムを送信し、この調
査用操作メニュープログラムから転送プログラムが呼び
出された場合は、外部メール処理機器への転送であると
判断することもできる。
【0072】ウイルスに感染している電子メールの詳細
な調査を行う場合、メールサーバ10を経由して返信す
ると二次感染の恐れがある。しかし、本実施の形態で
は、電子メールの転送先が、メール端末20と直接的に
接続されている外部メール処理機器40である場合に、
ウイルス判定結果の内容如何に関わらず転送を可とする
ため、ウイルスの二次感染拡大を阻止しながら、ウイル
スの調査を行うことができる。
【0073】つまり、いわゆるローカル接続された端末
(外部メール処理機器40)には電子メールの転送を無
条件で許可し、外部ネットワーク(インターネット3
1)を介して接続される端末への転送は、ウイルス判定
の結果に応じて許可されるようになっている。但し、安
全性確保の点からは、メール端末20とローカル接続さ
れた端末であっても、メール調査用のプログラム等のよ
うなウイルス処理用のプログラムを備えていない場合に
は、転送を許可しないように構成することが好ましい。
この場合、例えば、メール端末20から外部メール処理
機器40に電子メールを転送する前に、外部メール処理
機器40がウイルス処理機能を有するか否かをメール端
末20から問合せ(あるいは、メール端末20からの問
合せを待たずに外部メール処理機器から自発的にウイル
ス処理機能の有無を宣言させることも可能)、S231にお
いて、「転送先は、ウイルス処理機能を有する外部機器
か否か?」と判定すればよい。
【0074】3.第3の実施の形態 次に、図10は、本発明の第3の実施の形態に係るメー
ルサーバ側の処理を示すフローチャートである。本実施
の形態の特徴は、ウイルスに感染した電子メールを部分
的に削除してメール端末20に配信する点にある。
【0075】電子メールがメールサーバ10に到着する
と(S111)、ウイルス判定が行われ(S112)、検査情報
M11が電子メールのヘッダに付加される(S113)。電
子メールがウイルスに感染していない場合は(S114:N
O)、電子メールがそのままメール記憶部13に保存さ
れる(S115)。これに対し、電子メールがウイルスに感
染している場合は(S114:YES)、電子メールからウイル
ス感染部分(あるいはウイルスに感染している危険性の
高い部分)が削除され(S116)、ヘッダの情報と検査情
報のみが(あるいは電子メール中の他の無害な部分と共
に)メール記憶部13に保存される(S117)。このよう
にして、保存された電子メールは、メール端末20に配
信される(S118)。
【0076】ここで、ウイルスに感染している電子メー
ルの場合は、ヘッダ及び検査情報以外の全てを一律に削
除して保存することもできるし(方法1)、ウイルスに
感染している可能性の高い添付プログラムファイルのみ
を一律に削除して保存することもできるし(方法2)、
さらには、電子メール中からウイルス感染部分のみを削
除して保存することもできる(方法3)。
【0077】方法1及び方法2の場合は、電子メールの
全体中から、予め設定された部分のみを一律に機械的に
削除するため、処理内容が簡単であり、多量の電子メー
ルを速やかに処理することができる。これに対し、方法
3の場合は、各電子メール毎に個別の処理を行うため、
処理内容が複雑化し、大量のメール処理には向かない
が、ユーザに対して無害な部分をより多く提示できるた
め利便性が向上する。いずれの方法を採用してもよい。
ユーザの希望に応じて、あるいは、電子メールの特性に
応じて処理方法を選択することもできる。電子メールの
特性に応じて処理する例を挙げると、例えば、同じメー
ルアドレスから大量に発信された電子メールの場合は、
方法1又は方法2を用いて処理し、それ以外の場合は方
法3を用いることができる。
【0078】本実施の形態によれば、メールサーバ10
側でウイルスに感染していると判断された電子メールの
内容の一部を削除するため、ウイルスに感染したと判断
された電子メールをメール端末20が受信しても、ウイ
ルス発動による悪影響を低減することができ、より一層
安全性が高まる。
【0079】4.第4の実施の形態 図11は、本発明の第4の実施の形態に係る電子メール
システムの全体構成を示す説明図である。本実施の形態
の特徴は、図1中に示す無線基地局32に代えて、イン
ターネット33を用い、このインターネット通信網33
を介してメールサーバ10とメール端末50とを接続し
ている点にある。
【0080】メール端末50は、第1の実施の形態で述
べたメール端末20と同様に、制御部51,メール処理
部52,メール記憶部53,表示部54,報知部55及
び操作部56を備えて構成することができる。
【0081】このようなメール端末50としては、例え
ば、ファクシミリ装置、固定電話、インターネット接続
機能を備えた各種電気製品(例えば、冷蔵庫、洗濯機、
電子レンジ、音響製品、カーナビゲーションシステム、
GPS)等を挙げることができる。
【0082】5.第5の実施の形態 図12及び図13に基づいて、本発明の第5の実施の形
態を説明する。本実施の形態の特徴は、ウイルスに感染
した電子メールを受信したユーザには課金を行わない点
にある。
【0083】即ち、メールサーバ10には、各メール端
末20のユーザに対する課金を管理するための課金デー
タベース17が設けられており、この課金データベース
17の記憶内容に基づいて、各ユーザへの費用請求が行
われる。
【0084】図13は、メールサーバ10の課金処理を
示すフローチャートである。課金対象となっている電子
メールのウイルス判定結果を確認し(S121)、課金対象
の電子メールがウイルスに感染していないと判定された
場合は(S122:NO)、通常通り、電子メールの受信者に
所定の料金を課金する(S123)。これに対し、電子メー
ルがウイルスに感染していると判定されていた場合は
(S122:YES)、メール受信者への課金処理を中止する
(S124)。そして、課金データベース17を更新して処
理を終了する(S125)。
【0085】これにより、ウイルスに感染した電子メー
ルを送りつけられたユーザが課金されるのを防止して、
顧客満足度を向上させることができる。
【0086】6.第6の実施の形態 図14は、本発明の第6の実施の形態に係るメールサー
バの課金処理を示すフローチャートである。本実施の形
態の特徴は、ウイルスに感染していない正常な電子メー
ルを受信したユーザには正規の料金を課金するが(S13
3)、ウイルスに感染している電子メールの場合は、受
信者に課金せず、ウイルス感染メールの送信者に課金す
る(S134)点にある。
【0087】つまり、ウイルス感染メールの送信者が携
帯電話を利用して電子メールを送信した場合、メールサ
ーバ10の課金データベース17等を参照することによ
り、送信者を特定することができるので、ウイルス感染
メールを発信したことについて送信者にペナルティを課
すことができる。また、これに加えて、ウイルス感染メ
ールの送信者に、ウイルスに感染した電子メールが送信
された旨の注意を喚起する警告文を電子メールで自動的
に返信するようにしてもよい。この警告の電子メール
は、前記第5の実施の形態でも用いることができる。
【0088】7.第7の実施の形態 図15及び図16を参照して、本発明の第7の実施の形
態を説明する。本実施の形態の特徴は、図2と共に述べ
たように、メールサーバ10からメール端末20に対し
て、検査情報M11を含んだヘッダだけを先に送信し、
ユーザの明示の指示を待ってから電子メールの全体を送
信する点にある。
【0089】図15は、メールサーバ側の処理を示す。
電子メールが到着すると(S141:YES)、ウイルス判定が
行われ(S142)、検査情報M11を電子メールのヘッダ
内に追記した後(S143)、メール記憶部13に保存され
る(S144)。メール端末20から電子メールの送信が要
求されると(S145:YES)、このメール端末20宛の電子
メールがウイルスに感染しているか否かが判定される
(S146)。
【0090】ウイルスに感染していない電子メールの場
合は、電子メールの全体が直ちにメール端末20に向け
て送信される(S147)。これに対し、ウイルスに感染し
ている電子メールの場合は(S146:YES)、電子メールの
ヘッダ(ヘッダには検査情報M11が含まれている)の
みが先にメール端末20に送信される(S148)。
【0091】そして、ユーザからの指示を待ち(S14
9)、ユーザがウイルスに感染している電子メールの受
信を希望する場合は、再度の確認をメール端末20を介
してユーザに行い(S150)、ユーザの受信意思が再確認
された場合は(S150:YES)、ウイルスに感染している電
子メールをメール端末20に送信する(S147)。ユーザ
が電子メールの受信を取りやめた場合(S150:NO)及び
ユーザが電子メールの削除を希望する場合は、その電子
メールをメール記憶部13から削除する(S151)。
【0092】図16は、メール端末側の処理を示す。電
子メールの着信を検出すると(S241:YES)、メールサー
バ10から電子メールのヘッダのみが先に送信され(S2
42)、このヘッダ内に含まれている検査情報M11に基
づいて、ウイルス感染の判定結果がユーザに報知及び表
示される(S243)。ユーザは、検査情報の表示内容に基
づいて、電子メールの受信又は削除を選択することがで
きる(S244)。電子メールの削除を選択した場合は、メ
ールサーバ10に対して該当する電子メールの削除を要
求する(S245)。一方、電子メールの受信を希望する場
合は、メールサーバ10に対して電子メールの送信要求
が行われ(S246)、これにより、メールサーバ10から
改めて送信されてきた電子メールの全体がメール記憶部
23に保存される(S247)。
【0093】このように構成される本実施の形態でも、
前記第1の実施の形態と同様の効果を得ることができ
る。これに加えて、本実施の形態では、ウイルスに感染
している電子メールの場合は、直ちに電子メール全体を
送信するのではなく、検査情報を含んだヘッダのみを先
に送信し、ユーザの明確な指示を待ってから電子メール
を送信するため、より一層安全性を向上させることがで
きる。
【0094】なお、本発明は、上述した各実施の形態に
限定されない。当業者であれば、実施の形態で述べた構
成に新たな構成要素を追加したり、削除したり、変更等
したりして種々の変形を行うことができる。
【0095】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明によれば、メ
ール端末側の処理負担を発生させずに、電子メールがウ
イルスに感染しているか否かの判定を行うことができ、
安全性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る電子メールシ
ステムの全体構成を示す説明図である。
【図2】電子メールの構成及び送信方法等を模式的に示
す説明図である。
【図3】ヘッダ及びヘッダ内に追記される検査情報の記
載内容を示す説明図である。
【図4】メールサーバ及びメール端末の処理の全体概要
をそれぞれ示すフローチャートである。
【図5】ウイルスに感染した電子メールを受信した場合
に、メール端末の表示部に表示される内容を示す説明図
である。
【図6】電子メールを表示させる場合の処理を示すフロ
ーチャートである。
【図7】電子メールを転送させる場合の処理を示すフロ
ーチャートである。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係る電子メールシ
ステムの要部を概略的に示す構成説明図である。
【図9】メール転送処理を示すフローチャートである。
【図10】本発明の第3の実施の形態に係るメールサー
バの処理を示すフローチャートである。
【図11】本発明の第4の実施の形態に係る電子メール
システムの全体概要を示す説明図である。
【図12】本発明の第5の実施の形態に係る電子メール
システムの全体概要を示す説明図である。
【図13】課金処理を示すフローチャートである。
【図14】本発明の第6の実施の形態に係る電子メール
システムにおける課金処理を示すフローチャートであ
る。
【図15】本発明の第7の実施の形態に係る電子メール
システムにおけるメールサーバ側の処理を示すフローチ
ャートである。
【図16】メール端末側の処理を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
10 メールサーバ 11 制御部 12 メール処理部 13 メール記憶部 14 検査情報付加部 15 ウイルス判定部 16 ウイルス情報記憶部 17 課金データベース 20 メール端末 21 制御部 22 メール処理部 23 メール記憶部 24 表示部 25 報知部 26 操作部 27 通信I/F 31 インターネット通信網 32 無線通信基地局 33 インターネット通信網 40 外部メール処理機器 50 メール端末
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐野 賢治 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所デジタルメディア開発本 部内 (72)発明者 長谷川 修 茨城県ひたちなか市稲田1410番地 株式会 社日立製作所デジタルメディア製品事業部 内 Fターム(参考) 5B076 FC10 FD08 5K030 GA15 GA17 HA06 HB16 HC01 JT06 KA06 LC13 LD14 LE12 MA04 MC08

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子メールを管理するメールサーバと、
    該メールサーバを介して電子メールの送受信を行うメー
    ル端末とを備えた電子メールシステムにおいて、 前記メールサーバは、 到着した電子メールがコンピュータウイルスに感染して
    いるか否かを判定するウイルス判定手段と、 前記ウイルス判定手段によるウイルス感染の判定結果を
    前記電子メールに付加する情報付加手段と、を含んで構
    成されており、 前記メール端末は、 前記メールサーバから受信された電子メールに付加され
    た前記判定結果に基づいて、ウイルス感染に関する情報
    をユーザに提供する情報提供手段を、含んで構成されて
    いることを特徴とする電子メールシステム。
  2. 【請求項2】 前記メール端末は、さらに、前記判定結
    果に基づいて、前記受信された電子メールが前記ウイル
    スに感染している場合には、該電子メールへの操作を制
    限する操作制限手段を備えている請求項1に記載の電子
    メールシステム。
  3. 【請求項3】 前記操作制限手段は、前記ウイルスに感
    染した電子メールの内容表示を制限するものである請求
    項2に記載の電子メールシステム。
  4. 【請求項4】 前記操作制限手段は、前記ウイルスに感
    染した電子メールを他の端末に転送することを制限する
    ものである請求項2に記載の電子メールシステム。
  5. 【請求項5】 前記操作制限手段は、前記ウイルスに感
    染した電子メールを、予め設定された所定の装置に対し
    てのみ転送を許可し、他の端末への転送を制限するもの
    である請求項2に記載の電子メールシステム。
  6. 【請求項6】 前記情報付加手段は、前記判定結果を前
    記電子メールのヘッダ部に付加する請求項1に記載の電
    子メールシステム。
  7. 【請求項7】 前記メールサーバは、前記ウイルス判定
    手段によって前記電子メールが前記ウイルスに感染して
    いると判定された場合には、前記ウイルスによって悪影
    響が生じないように前記電子メールを部分的に削除す
    る、ものである請求項6に記載の電子メールシステム。
  8. 【請求項8】 前記メールサーバは、さらに、前記ウイ
    ルス判定手段によって前記電子メールが前記ウイルスに
    感染していると判定された場合には、該電子メールのヘ
    ッダ部だけを先に送信し、前記メール端末から送信要求
    があったときには前記電子メールの全体を前記メール端
    末に送信するものであり、 前記メール端末は、前記メールサーバから先に送信され
    たヘッダ部に係る電子メールの受信を前記ユーザが希望
    した場合に、前記電子メールの送信を前記メールサーバ
    に要求するものである、請求項6に記載の電子メールシ
    ステム。
  9. 【請求項9】 前記メールサーバは、さらに、電子メー
    ルサービスに関する課金を管理する課金管理手段を備
    え、 前記課金管理手段は、前記ウイルス判定手段によって前
    記電子メールが前記ウイルスに感染していると判定され
    た場合には、該ウイルスに感染している電子メールの受
    信者への課金処理を中止する請求項6に記載の電子メー
    ルシステム。
  10. 【請求項10】電子メールの管理を行うメール処理手段
    と、 前記メール処理手段を介して受信された電子メールを記
    憶するメール記憶手段と、 前記受信された電子メールがコンピュータウイルスに感
    染しているか否かを判定するウイルス判定手段と、 前記ウイルス判定手段によるウイルス感染の判定結果を
    前記電子メールに付加する情報付加手段と、を含んで構
    成されているメールサーバ。
  11. 【請求項11】 さらに、前記ウイルス判定手段によっ
    て前記電子メールが前記ウイルスに感染していると判定
    された場合には、前記ウイルスによって悪影響が生じな
    いように、前記電子メールを部分的に削除する制御手段
    を備えた請求項10に記載のメールサーバ。
  12. 【請求項12】 さらに、前記情報付加手段は、前記判
    定結果を前記電子メールのヘッダ部に付加するものであ
    り、 前記ウイルス判定手段によって前記電子メールが前記ウ
    イルスに感染していると判定された場合には、該電子メ
    ールのヘッダ部だけを先に送信し、前記メール端末から
    送信要求があったときには前記電子メールの全体を前記
    メール端末に送信させる他の制御手段を備えた請求項1
    0に記載のメールサーバ。
  13. 【請求項13】 さらに、電子メールサービスに関する
    課金を管理する課金管理手段を備え、 前記課金管理手段は、前記ウイルス判定手段によって前
    記電子メールが前記ウイルスに感染していると判定され
    た場合には、該ウイルスに感染している電子メールの受
    信者への課金処理を中止する請求項10に記載のメール
    サーバ。
  14. 【請求項14】コンピュータウイルスに感染しているか
    否かの判定結果を含んだ電子メールをメールサーバから
    受信する受信手段と、 前記受信された電子メールに付加された前記判定結果に
    基づいて、前記ウイルス感染に関する情報をユーザに提
    供する情報提供手段と、を含んで構成されているメール
    端末。
  15. 【請求項15】 さらに、前記判定結果に基づいて、前
    記受信された電子メールが前記ウイルスに感染している
    場合には、該電子メールへの操作を制限する操作制限手
    段を備えている請求項14に記載のメール端末。
  16. 【請求項16】 さらに、前記受信手段は、前記ウイル
    スに感染した電子メールについては、前記判定結果を含
    んだヘッダ部のみを先に受信し、 前記ユーザが前記ウイルスに感染した電子メールの受信
    を希望した場合には、該電子メールの送信を前記メール
    サーバに要求する制御手段を備えた請求項14に記載の
    メール端末。
  17. 【請求項17】 メールサーバに用いられるプログラム
    であって、 受信された電子メールがコンピュータウイルスに感染し
    ているか否かを判定させる第1の機能と、 前記第1の機能によるウイルス感染の判定結果を前記電
    子メールの所定位置に付加させる第2の機能と、を含ん
    で構成されているプログラム。
  18. 【請求項18】 電子メールの送受信を行うメール端末
    に用いられるプログラムであって、 前記電子メールの所定位置には、コンピュータウイルス
    に感染しているか否かの判定結果が予め含まれており、 前記電子メールに付加された前記判定結果に基づいて、
    ウイルス感染に関する情報を情報提供手段を介してユー
    ザに提供させる機能と、 前記判定結果に基づいて、前記受信された電子メールが
    前記ウイルスに感染している場合には、該電子メールへ
    の操作を制限させる機能と、を備えているプログラム。
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