JP2003143174A - スター・ネットワーク接続システム - Google Patents

スター・ネットワーク接続システム

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JP2003143174A
JP2003143174A JP2001338472A JP2001338472A JP2003143174A JP 2003143174 A JP2003143174 A JP 2003143174A JP 2001338472 A JP2001338472 A JP 2001338472A JP 2001338472 A JP2001338472 A JP 2001338472A JP 2003143174 A JP2003143174 A JP 2003143174A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ATM網を介してヘッド・オフィス(HO)
と該HOにスター状に収容される複数のブランチ・オフ
ィス(BO)を接続するスター・ネットワーク接続シス
テムに関し、伝送されるMACフレームが同報フレーム
の場合や、伝送先のMACアドレスが未学習である場合
に、ATM網上の帯域を効率よく使用することができる
スター・ネットワーク接続システムを提供する。 【解決手段】 ATM網を介してHOと該HOにスター
状に収容される複数のBOを接続するスター・ネットワ
ーク接続システムであって、該HOの各々の端末をHO
加入者線終端装置(NT)に収容し、該HO−NTをA
TM網に収容し、該複数のBOの各々の端末をBO−N
Tに収容し、該BO−NTをPONを介して回線終端装
置(LT)に収容し、該LTを該ATM網に収容して構
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ATM(Asynchro
nous Transfer Mode)網を介してヘッド・オフィスと該
ヘッド・オフィスにスター状に収容される複数のブラン
チ・オフィスを接続し、該ヘッド・オフィス又は該ブラ
ンチ・オフィスに配置されている端末装置間でMAC
(Media Access Control)フレームを一旦ATMセルに
変換して伝送するスター・ネットワーク接続システムに
係り、特に、伝送されるMACフレームが同報フレーム
の場合や、伝送先のMACアドレスが未学習である場合
に、ATM網上の帯域を効率よく使用することができる
スター・ネットワーク接続システムに関する。
【0002】近年、オフィスや家庭などに設置されてい
るパーソナル・コンピュータ間の伝送や、データベース
・サーバとクライアント間の伝送など、コンピュータ間
の伝送が盛んに行なわれている。特に、単一のオフィス
をヘッド・オフィスとし、残りのオフィスをブランチ・
オフィスとして、複数のオフィスをスター状に接続する
スター・ネットワーク接続システムが構成される例が増
加している。
【0003】そして、該スター・ネットワーク接続シス
テムを構成する複数のオフィスは地理的に近傍にあると
は限らず、最も典型的な例では複数の国家に配置される
こともある。このような遠隔オフィス間でスター・ネッ
トワーク接続システムを構成するためには、各々のオフ
ィスを公衆網に収容する必要がある。さて、音声、デー
タ、画像などのマルチメディアの伝送に適した伝送方式
としてATM方式が実用化されている。上記コンピュー
タ間の伝送は音声、データ、画像を含むマルチメディア
伝送であるケースが多いので、ATM網を介して遠隔オ
フィス間のスター・ネットワーク接続システムを構成す
るケースが多い。
【0004】上記システムにおいて、ヘッド・オフィス
から複数のブランチ・オフィスに情報を伝送する場合、
同報目的のケースやシングルキャスト・モードであって
もヘッド・オフィス側でブランチ・オフィス側の端末の
MACアドレスを未学習のケースには、ブロードキャス
ト・モード又はマルチキャスト・モードでブランチ・オ
フィスに設置されている複数の端末に同一の情報が伝送
される。この際、ATM網上の帯域を効率よく使用でき
ることが肝要である。
【0005】
【従来の技術】図14は、従来の遠隔LAN(Local Ar
ea Network)間接続の形態(その1)で、ヘッド・オフ
ィスと複数のブランチ・オフィスをポイント・ツー・ポ
イントに接続するケースを示すものである。図14にお
いて、1、1a及び1bはヘッド・オフィスに設置され
ている端末装置、2はヘッド・オフィスに設置されてい
るヘッド・オフィス加入者線終端装置である。
【0006】3はATM交換網で、ATM交換機3−
1、3−2、3−3、3−4、3−5を備えて、図14
の細い実線で示される物理的なネットワークを構成する
例を示している。8はブランチ・オフィスに設置されて
いるブランチ・オフィス加入者線終端装置、9はブラン
チ・オフィスに設置されている端末装置である。同様
に、8aは他のブランチ・オフィスに設置されているブ
ランチ・オフィス加入者線終端装置、9aはブランチ・
オフィス加入者線終端装置8aと同じブランチ・オフィ
スに設置されている端末装置、8bは他のブランチ・オ
フィスに設置されているブランチ・オフィス加入者線終
端装置、9bはブランチ・オフィス加入者線終端装置8
bと同じブランチ・オフィスに設置されている端末装置
である。尚、図14ではブランチ・オフィス設置の端末
装置を各々のブランチ・オフィスに1つだけ図示してい
るが、これは図を簡略化するためだけのことであり、一
般的には各々のブランチ・オフィスには複数の端末装置
が設置される。
【0007】そして、ヘッド・オフィス内と各々のブラ
ンチ・オフィス内でLANが構成される。尚、スター
状、バス状、リング状などのLANの形態は何であって
もよい。図14において、ヘッド・オフィス加入者線終
端装置2と、ブランチ・オフィス加入者線終端装置8、
8a及び8bは、オフィス内側にイーサネット(登録商
標)(Ethernet(登録商標))などのLANイ
ンタフェースを持ち、オフィス外側にATMインタフェ
ースを持っている。そして、ヘッド・オフィス加入者線
終端装置2は端末装置1、1a及び1bが送信するMA
Cフレームを53バイト固定長のATMセルに構築しな
おしてATM交換網3に送出し、ATM交換網3から受
信するATMセルをMACフレームに構築しなおして宛
先の端末装置に送出する機能を持つ。即ち、ヘッド・オ
フィス加入者線終端装置2、ブランチ・オフィス加入者
線終端装置8、8a及び8bはブリッジ機能を持ってい
る。
【0008】尚、MACフレームとATMセルとの関係
については後述する。さて、図1の構成では、ヘッド・
オフィス加入者線終端装置2とブランチ・オフィス加入
者線終端装置8、8a、8bは、図14の太い破線に示
す如く、ATMのポイント・ツー・ポイントのコネクシ
ョンC1 、C2 、C3 によって接続されており、各加入
者線終端装置は各々のコネクションを1つのブリッジ・
ポートとして扱い、IEEE(Institute of Electrica
l and Electronic Engineering) 802.1Dの仕様に
従ってMACアドレスによる学習とフォワーディング及
びフィルタリングを行なう。
【0009】ここで、学習とは、あるポートから受信し
たMACフレームの送信元アドレスと、当該MACフレ
ームを受信したポートの識別情報(この場合は、LAN
のインタフェース番号である。)を、MACフレームを
受信する度に当該加入者線終端装置のメモリに格納する
機能をいう。即ち、該メモリは当該MACアドレスを持
つ端末装置が加入者線終端装置のどのポートに接続され
ているかを示すもので、学習テーブルと呼ぶ。
【0010】例えば、図14のヘッド・オフィス側の端
末装置1が、ブランチ・オフィス側の端末装置9のMA
Cアドレスを宛先としてMACフレームをヘッド・オフ
ィス加入者線終端装置2に送信すると、ヘッド・オフィ
ス加入者線終端装置2は当該MACフレームの中のMA
Cアドレスと、ヘッド・オフィス加入者線終端装置2内
の学習テーブルを比較して、端末装置9がコネクション
1 に対応するポートの先に接続されていることを判別
できた場合には、当該MACフレームをATMセルに編
集してコネクションC1 のみに送信する。これがフォワ
ーディングである。
【0011】一方、当該MACアドレスに対応するポー
トがヘッド・オフィス加入者線終端装置2が受信したポ
ートである場合には、当該MACフレームを転送する必
要がないので破棄する。これがフィルタリングである。
そして、ヘッド・オフィス加入者線終端装置2によって
ATMセル化された当該MACフレームをブランチ・オ
フィス加入者線終端装置8が受信すると、ブランチ・オ
フィス加入者線終端装置8内の学習テーブルを参照して
宛先MACアドレスがLAN側のインタフェースに接続
されている端末装置のMACアドレスであれば、ATM
セルをMACフレームに組み立てなおしてLANを通し
て端末装置9に送出する。
【0012】図15は、従来のLAN間接続の形態(そ
の2)で、ヘッド・オフィスと複数のブランチ・オフィ
スをポイント・ツー・マルチ・ポイントに接続するケー
スを示すものである。図14におけるネットワークのハ
ード構成と図15におけるネットワークのハード構成は
全く同じであるので、構成に関する説明は省略する。
【0013】図15は、ヘッド・オフィスと複数のブラ
ンチ・オフィスを固定的なコネクションで接続せずに、
ATM交換機3−1乃至3−5によって通信の都度AT
M交換機の出線を選択してヘッド・オフィスとブランチ
・オフィスとを接続する形態を示している。例えば、ヘ
ッド・オフィス加入者線終端装置2はATM交換機3−
1に収容されており、ブランチ・オフィス加入者線終端
装置8はATM交換機3−3に収容されており、ブラン
チ・オフィス加入者線終端装置8aはATM交換機3−
4に収容されており、ブランチ・オフィス加入者線終端
装置8bはATM交換機3−5に収容されており、今
は、ヘッド・オフィス加入者線終端装置2とブランチ・
オフィス加入者線終端装置8はATM交換機3−1、A
TM交換機3−2及びATM交換機3−3を経由して接
続され、ヘッド・オフィス加入者線終端装置2とブラン
チ・オフィス加入者線終端装置8aはATM交換機3−
1、ATM交換機3−2及びATM交換機3−4を経由
して接続され、ヘッド・オフィス加入者線終端装置2と
ブランチ・オフィス加入者線終端装置8bはATM交換
機3−1及びATM交換機3−5を経由して接続される
ことを想定している。
【0014】この場合にも、シングルキャスト・モード
でヘッド・オフィス加入者線終端装置2が端末装置9の
MACアドレスを学習していれば、図14を用いて説明
したのと同様にヘッド・オフィス加入者線終端装置2と
ブランチ・オフィス加入者線終端装置8の間の伝送が行
なわれる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】さて、図14の形態に
おける送信処理において、ヘッド・オフィス加入者線終
端装置2の学習テーブルに端末装置9のMACアドレス
が学習されていない場合には、ヘッド・オフィス加入者
線終端装置2は当該MACフレームを受信したLAN側
のポート以外の全てのポートに当該MACフレームを送
信する。このケースでは、図14のコネクションC1
2 及びC3 に同じMACフレームをコピーしてATM
網に送信する。
【0016】又、例えば、ヘッド・オフィス側の端末装
置1がブロードキャスト・モード又はマルチキャスト・
モード(以降、ブロードキャスト・モードとマルチキャ
スト・モードを同報モードと呼ぶことにする。)を示す
MACアドレスを宛先とするMACフレームをヘッド・
オフィス加入者線終端装置2に送信すると、ヘッド・オ
フィス加入者線終端装置2は、当該MACフレームを受
信したLAN側のポート以外の全てのポートに当該MA
Cフレームを送信する。つまり、このケースでも、図1
4のコネクションC1 、C2 及びC3 に同じMACフレ
ームをコピーしてATM網に送信する。
【0017】又、図15の形態における送信処理におい
て、同報モードの場合又はシングルキャスト・モードで
宛先端末装置のMACアドレスの学習が済んでいない場
合には、MACフレームを受信したポート以外の全ての
ポートに当該MACフレームを転送するために、ヘッド
・オフィス加入者線終端装置2はATM交換機3−1に
対して当該MACフレームを送信し、ATM交換機3−
1はATM交換機3−2側とATM交換機3−3側に同
じMACフレームを出力するために当該MACフレーム
をコピーして送信する。そして、ATM交換機3−2は
ATM交換機3−3側とATM交換機3−4側に同じM
ACフレームを出力するために当該MACフレームをコ
ピーして送信し、ATM交換機3−5は受信したMAC
フレームをそのまま送信する。
【0018】従って、ヘッド・オフィス加入者線終端装
置2とATM交換網3の間は1つのMACフレームが伝
送されるだけで済むが、ATM交換網3内でコネクショ
ンが分岐される度にMACフレームをコピーして送信し
なければならない。従って、図14及び図15の形態に
おいては、同報モードの場合又は宛先MACアドレスの
学習が済んでいない場合には、ATM交換網内の帯域が
無駄に使用されるという問題が生ずる。
【0019】本発明は、かかる問題点に鑑み、ATM網
を介してヘッド・オフィスと該ヘッド・オフィスにスタ
ー状に収容される複数のブランチ・オフィスを接続し、
該ヘッド・オフィス又は該ブランチ・オフィスに配置さ
れている端末装置間でMACフレームを一旦ATMセル
に変換して伝送するスター・ネットワーク接続システム
に関し、伝送されるMACフレームが同報フレームの場
合や、伝送先の端末装置のMACアドレスが未学習であ
る場合にも、ATM網上の帯域を効率よく使用すること
ができるスター・ネットワーク接続システムを提供する
ことを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】第一の発明は、ATM網
を介してヘッド・オフィスと該ヘッド・オフィスにスタ
ー状に収容される複数のブランチ・オフィスを接続する
スター・ネットワーク接続システムであって、ヘッド・
オフィスの各々の端末をヘッド・オフィス加入者線終端
装置に収容し、該ヘッド・オフィス加入者線終端装置を
ATM網に収容し、該複数のブランチ・オフィスの各々
の端末をブランチ・オフィス加入者線終端装置に収容
し、該ブランチ・オフィス加入者線終端装置をPON
(Passive Optical Network)を介して回線終端装置に収
容し、該回線終端装置を該ATM網に収容することを特
徴とするスター・ネットワーク接続システムである。
【0021】第一の発明によれば、ヘッド・オフィスの
各々の端末をヘッド・オフィス加入者線終端装置に収容
し、該ヘッド・オフィス加入者線終端装置をATM網に
収容し、複数のブランチ・オフィスの各々の端末を加入
者線終端装置に収容し、該加入者線終端装置をPONを
介して回線終端装置に収容し、該回線終端装置を該AT
M網に収容するので、ヘッド・オフィス加入者線終端装
置から複数のブランチ・オフィス側のブランチ・オフィ
ス加入者線終端装置を見た時に、ヘッド・オフィス側か
らは単一の回線終端装置が見えるだけであるので、複数
のブランチ・オフィスに設置されている端末装置に同報
モードで伝送する場合にも、ヘッド・オフィス加入者線
終端装置で特定のブランチ・オフィスの特定の端末装置
のMACアドレスを学習していない場合にも、転送すべ
きMACフレームを単一の回線終端装置にだけ転送すれ
ばよく、ATM交換網上の帯域を効率よく使用すること
ができる。
【0022】第二の発明は、第一の発明のスター・ネッ
トワーク接続システムであって、上記回線終端装置が、
上記ブランチ・オフィス加入者線終端装置から受信した
ATMセル中のVPI/VCIを端末側VPI/VCI
格納部に格納すると共に、該端末側VPI/VCI格納
部への格納位置を割り出してPON下り宛先識別子とし
てパディングした上で受信したATMセルをATM交換
網に対して送信し、上記ATM交換網から受信したAT
MセルにパディングされているPON下り宛先識別子を
抽出し、該PON下り宛先識別子をキーに宛先となるブ
ランチ・オフィス加入者線終端装置のVPI/VCIを
抽出することを特徴とするスター・ネットワーク接続シ
ステムである。
【0023】第二の発明によれば、回線終端装置が、ブ
ランチ・オフィス加入者線終端装置から受信したATM
セル中のVPI/VCIを端末側VPI/VCI格納部
に格納すると共に、該端末側VPI/VCI格納部への
格納位置を割り出してPON下り宛先識別子としてパデ
ィングした上で受信したATMセルをATM交換網に対
して送信するので、ヘッド・オフィス加入者線終端装置
においてPON下り宛先識別子と、送信元MACアドレ
スと、受信ポートによって学習テーブルを作成すること
ができ、ATM交換網からATMセルを受信した時に
は、受信したATMセル内にパディングされているPO
N下り宛先識別子をキーとして宛先のVPI/VCIを
求めることができる。
【0024】第三の発明は、第一の発明のスター・ネッ
トワーク接続システムであって、上記ヘッド・オフィス
加入者線終端装置が、ATM交換網からATMセルを受
信した時に、当該ATMセルから回線終端装置がパディ
ングしたPON下り宛先識別子と、送信元MACアドレ
スと、受信ポートによって学習テーブルを作成し、端末
装置からMACフレームを受信した時に、当該MACフ
レーム内のMACアドレスをキーに該学習テーブルに格
納されているPON下り宛先識別子を抽出し、該PON
下り宛先識別子をパディングしてATMセルをATM交
換網に対して送信することを特徴とするスター・ネット
ワーク接続システムである。
【0025】第三の発明によれば、ヘッド・オフィス加
入者線終端装置が、ATM交換網から受信したATMセ
ルから回線終端装置がパディングしたPON下り宛先識
別子と、送信元MACアドレスと、受信ポートによって
学習テーブルを作成しておくので、ヘッド・オフィス内
の端末装置から受信したMACフレーム内のMACアド
レスをキーに該学習テーブルに格納されているPON下
り宛先識別子を抽出し、該PON下り宛先識別子をパデ
ィングしてATMセルをATM交換網に対して送信する
ことができる。
【0026】第四の発明は、第三の発明のスター・ネッ
トワーク接続システムであって、上記ヘッド・オフィス
加入者線終端装置が、同報モード又は宛先MACアドレ
スを未学習の時には、PON下り宛先識別子及びVPI
/VCIとして特定の値を設定して下りATMセルを送
信することを特徴とするスター・ネットワーク接続シス
テムである。
【0027】第四の発明によれば、ヘッド・オフィス加
入者線終端装置が、同報モード又は宛先MACアドレス
を未学習の時には、PON下り宛先識別子及びVPI/
VCIとして特定の値を設定して回線終端装置宛に下り
ATMセルを送信するので、同報モード又は宛先MAC
アドレスを未学習の時にもATM交換網上の帯域を無駄
に使用することがない。
【0028】第五の発明は、第二の発明のスター・ネッ
トワーク接続システムであって、上記回線終端装置が、
PON下り宛先識別子が特定の値である時には、特定の
PON下り宛先識別子対応のVPI/VCIを設定して
ATMセルをPONに送信することを特徴とするスター
・ネットワーク接続システムである。第五の発明によれ
ば、回線終端装置が、PON下り宛先識別子が特定の値
である時には、特定のPON下り宛先識別子対応のVP
I/VCIを設定してATMセルをPONに送信するの
で、配下の全てのブランチ・オフィス加入者線終端装置
にATMセルを送信することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以降、図面も用いて本発明の技術
を詳細に説明する。図1は、本発明のスター・ネットワ
ーク接続システムの構成である。図1において、1、1
a及び1bはヘッド・オフィスに設置されている端末装
置、2はヘッド・オフィスに設置されているヘッド・オ
フィス加入者線終端装置である。
【0030】3はATM交換網である。尚、本発明にと
ってATM交換網3の具体的構成は本質的ではないの
で、図1では、ATM交換網3の具体的な構成の図示を
省略して、ATM交換網3が1つのATM交換機である
が如く図示している。4は回線終端装置である。8はブ
ランチ・オフィスに設置されているブランチ・オフィス
加入者線終端装置、9はブランチ・オフィスに設置され
ている端末装置である。同様に、8aは他のブランチ・
オフィスに設置されているブランチ・オフィス加入者線
終端装置、9aはブランチ・オフィス加入者線終端装置
8aと同じブランチ・オフィスに設置されている端末装
置、8bは他のブランチ・オフィスに設置されているブ
ランチ・オフィス加入者線終端装置、9bはブランチ・
オフィス加入者線終端装置8bと同じブランチ・オフィ
スに設置されている端末装置である。尚、図14ではブ
ランチ・オフィス設置の端末装置を各々のブランチ・オ
フィスに1つだけ図示しているが、これは図を簡略化す
るためだけのことであり、一般的には各々のブランチ・
オフィスには複数の端末装置が設置される。
【0031】そして、ヘッド・オフィス内と各々のブラ
ンチ・オフィス内でLANが構成される。ここで、LA
Nの形態はスター状、バス状、リング状など何であって
もよい。尚、最も簡易な構成を示すために、端末装置は
ブランチ・オフィス毎にブランチ・オフィス加入者線終
端装置に収容される例を示しているが、ブランチ・オフ
ィス加入者線終端装置は複数のブランチ・オフィスの端
末装置を収容することもできる。
【0032】7、7a及び7bは、各々、ブランチ・オ
フィス加入者線終端装置8、8a、及び8bに接続され
るブランチ・オフィス側のPONインタフェース、6、
6a及び6bはパッシブな分岐装置、5、5a及び5b
は回線終端装置4に接続されるPONインタフェースで
ある。そして、PONインタフェース7、7a及び7b
とパッシブ分岐装置6の間は光ファイバによって成る伝
送路で接続され、パッシブ分岐装置6とPONインタフ
ェース5の間も光ファイバによって成る伝送路で接続さ
れる。即ち、PONはPONインタフェース5、パッシ
ブ分岐装置6、PONインタフェース7、7a及び7b
と、光ファイバ伝送路によって構成される。尚、PON
はトランスペアレントな伝送システムであって、PON
インタフェース5、パッシブ分岐装置6及びPONイン
タフェース7の具体的な構成は本発明の本質とは無関係
なので、PONインタフェース5、パッシブ分岐装置6
及びPONインタフェース7の具体的な構成の説明は割
愛する。
【0033】図2は、ブランチ・オフィス加入者線終端
装置の構成である。図2において、8−1は端末装置側
から送られてくるMACフレームを受信するMACフレ
ーム受信部、8−2は該MACフレーム受信部8−1が
正しく受信したMACフレームをRFC2684仕様に
よってカプセリングし、RFC2684カプセリングし
たフレームをAAL(ATM Adaptation Layer)5フレー
ムに構築するAAL5フレーム作成部、8−3は、PO
N側のバーチャル・パスとバーチャル・チャネルを示す
VPI・VCIを予め格納しているPON側VPI/V
CI格納部(図では「PON側VPI格納部」と略記し
ている。以降も、図では「VPI/VCI」を単に「V
PI」と記載する。)、8−4はPON側VPI/VC
I格納部8−3から読み出したVPI/VCIをATM
セルのヘッダに設定してAAL5フレームをATMセル
に編集するATMセル編集部、8−5はATMセル編集
部8−4が編集したATMセルをPONを経由して回線
終端装置に送信するATMセル送信部である。
【0034】又、8−6はPONを経由して回線終端装
置からATMセルを受信するATMセル受信部、8−7
は自己のVPI/VCIを格納している受信可VPI/
VCI格納部、8−8は受信したATMセルのヘッダに
設定されているVPI/VCIが受信可VPI/VCI
格納部8−7から読み出したVPI/VCIとの比較を
行ない、両者が一致しない場合には受信したATMセル
を廃棄するフィルタリング処理部(図では「フィルタ処
理部」と略記している。以降も、図では同様に記載す
る。)、8−9はフィルタリング処理部8−8で廃棄さ
れなかったATMセルからMACフレームに抽出するM
ACフレーム抽出部、8−10はMACフレーム抽出部
8−9が抽出したMACフレームを端末装置側に送信す
るMACフレーム送信部である。
【0035】そして、図2のブランチ・オフィス加入者
線終端装置の構成及び機能は、従来のブランチ・オフィ
ス加入者線終端装置の構成及び機能と同じである。図3
は、本発明の回線終端装置の構成である。図3におい
て、4−1はPONを経由してブランチ・オフィス加入
者線終端装置が送信してくるATMセルを受信するAT
Mセル受信部、4−2はATMセル受信部4−1が受信
したATMセルからブランチ・オフィス加入者線終端装
置のVPI/VCIを抽出して格納すると共に、PON
下り宛先識別子として格納したVPI/VCIの格納位
置を割り出す端末側VPI/VCI抽出部、4−3は端
末側VPI/VCI抽出部4−2が抽出したVPI/V
CIを格納する端末側VPI/VCI格納部、4−4は
ATM交換網側のバーチャル・パスとバーチャル・チャ
ネルを示すVPI/VCIを予め格納しているATM側
VPI/VCI格納部、4−5はATMセル受信部4−
1が受信したATMセルに、端末側VPI/VCI抽出
部4−2が抽出したPON下り宛先識別子をパディング
すると共に、ATM側VPI/VCI格納部4−4から
読み出したVPI/VCIをATMセルのヘッダに設定
するATMセル編集部、4−6はATMセル編集部が出
力するATMセルをATM交換網を介してヘッド・オフ
ィス加入者線終端装置に送信するATMセル送信部であ
る。
【0036】又、4−7はATM交換網を介してヘッド
・オフィス加入者線終端装置からATMセルを受信する
ATMセル受信部、4−8は受信したATMセルにパデ
ィングされているPON下り宛先識別子をキーとして端
末側VPI/VCI格納部からブランチ・オフィス加入
者線終端装置のVPI/VCIを読み出す端末側VPI
/VCI決定部、4−9はATMセル受信部4−7が受
信したATMセルのヘッダに端末側VPI/VCI決定
部4−8が決定したブランチ・オフィス加入者線終端装
置のVPI/VCIを設定するセル・ヘッダ設定部、4
−10はセル・ヘッダ設定部4−9が出力するATMセ
ルをPONを介してブランチ・オフィス加入者線終端装
置に送信するATMセル送信部である。
【0037】図3の構成の特徴は、端末側VPI/VC
I抽出部4−2がブランチ・オフィス加入者線終端装置
のVPI/VCIを抽出して端末側VPI/VCI格納
部4−3に格納するだけではなく、該ブランチ・オフィ
ス加入者線終端装置のVPI/VCIを格納した位置を
割り出してPON下り宛先識別子としてパディングして
ATMセルをATM交換網を経由してヘッド・オフィス
加入者線終端装置に送信することと、端末側VPI/V
CI決定部4−8が受信したATMセルにパディングさ
れているPON下り宛先識別子をキーとして端末側VP
I/VCI格納部4−3からブランチ・オフィス加入者
線終端装置のVPI/VCIを読み出して、セル・ヘッ
ダ設定部4−9においてATMセルのヘッダに設定して
ブランチ・オフィス加入者線終端装置に送信することに
ある。
【0038】尚、端末側VPI/VCI格納部の格納内
容を図5に例示している。図4は、本発明のヘッド・オ
フィス加入者線終端装置の構成である。図4において、
2−1はATM交換網を経由して回線終端装置からAT
Mセルを受信するATMセル受信部、2−2は自己のV
PI/VCIを格納している受信可VPI/VCI格納
部、2−3は受信したATMセルのヘッダに設定されて
いるVPI/VCIと受信可VPI格納部2−2から読
み出したVPI/VCIとの比較を行ない、両者が一致
しない場合には受信したATMセルを廃棄するフィルタ
リング処理部、2−4はフィルタリング処理部2−3で
廃棄されなかったATMセルからMACフレームを抽出
すると共に、送信元端末装置のMACアドレス、受信ポ
ート及びPON下り宛先識別子を学習テーブルに格納す
るMACフレーム抽出部、2−5は送信元端末装置のM
ACアドレス、受信ポート及びPON下り宛先識別子を
格納する学習テーブル、2−6はMACフレーム抽出部
2−4が抽出したMACフレームを端末装置側に送信す
るMACフレーム送信部である。
【0039】又、2−7は端末装置側からのMACフレ
ームを受信するMACフレーム受信部、2−8はMAC
フレーム受信部2−7が出力するMACフレームに設定
されている宛先のMACアドレスをキーに学習テーブル
2−5からPON下り宛先識別子を取り出してAAL5
フレームを構築するAAL5フレーム作成部、2−9は
AAL5フレーム作成部2−8が出力するAAL5フレ
ームをATMセルに編集するATMセル編集部、2−1
0はATMセル編集部2−9が出力するATMセルをA
TM交換網を経由して回線終端装置に送信するATMセ
ル送信部である。
【0040】図4の構成の特徴は、MACフレーム抽出
部2−4が、フィルタリング処理部2−3で廃棄されな
かったATMセルからMACフレームを抽出するだけで
なく、送信元端末装置のMACアドレス、受信ポート及
びPON下り宛先識別子を学習テーブル2−5に格納す
ることと、AAL5フレーム作成部が宛先MACアドレ
スをキーに学習テーブル2−5からPON下り宛先識別
子を求めてAAL5フレームにパディングすることにあ
る。
【0041】尚、学習テーブルの例を図6に示してい
る。以上、ブランチ・オフィス加入者線終端装置の構
成、回線終端装置の構成と特徴及びヘッド・オフィス加
入者線終端装置の構成と特徴を説明したので、以降、ブ
ランチ・オフィス加入者線終端装置の処理、回線終端装
置の処理及びヘッド・オフィス加入者線終端装置の処理
をフローチャートを用いて詳細に説明する。
【0042】図7は、ブランチ・オフィス加入者線終端
装置の上りMACフレームの処理を示すフローチャート
である。以降、図7の符号に沿ってブランチ・オフィス
加入者線終端装置の上りATMセルの処理を説明する。 S1.MACフレーム受信部は、端末装置からMACフ
レームを受信したか否か監視している。
【0043】MACフレームを受信しなかった場合(N
o)には上記監視を継続する。 S2.ステップS1で、端末装置からMACフレームを
受信した場合(Yes)には、MACフレーム受信部は
受信したMACフレームが正しく受信できたか否か判定
する。上記判定は、MACフレームの末尾に挿入されて
いるCRC(Cyclic Redundancy Check)ビット以外のビ
ットに対してCRC演算を行ない、MACフレームの末
尾に挿入されているCRCビットとの比較を行なって、
一致すれば正常に受信したと判定し、一致しなければ正
常には受信できなかったと判定すればよい。
【0044】S3.ステップS2で、受信したMACフ
レームが正しく受信できなかった場合(No)には、受
信したMACフレームを廃棄してステップS1にジャン
プする。さて、ステップS2で、受信したMACフレー
ムが正しく受信できた場合(Yes)には、受信したM
ACフレームを最終的にATMセルに編集して送信する
が、ここで、MACフレームとATMセルとの関係につ
いて簡単に説明しておく。
【0045】図13は、MACフレームとATMセルの
関係を示す図である。図13において、(1)は、MA
Cフレームである。MACフレームの詳細は図示しない
が、上記の如く、MACフレームの末尾にCRCビット
が挿入されており、又、MACフレームのヘッダ部には
送信元のMACアドレスと宛先MACアドレスが設定さ
れている。
【0046】(2)は、RFC2684のカプセリング
をしたMACフレームである。元のMACフレームに対
して、3バイトのLLC(Logical Link Control) ヘッ
ダと、3バイトのOUI(Organization Unique Identi
fier) と、2バイトのPID(Protocol Identifier)
と、2バイトのPAD(Padding)が付加される。(3)
は、AAL5フレームである。RFC2684のカプセ
リングを行なわれたMACフレームがAAL5ペイロー
ドとなり、0〜47バイトのPADとCPCS−PDU
(Common Part Convergence Sublayer-Protocol Data U
nit)トレイラが付加される。尚、CPCS−PDUトレ
イラにはCRCビットが挿入される。
【0047】(4)は、ATMセルである。ATMセル
に編集するには、AAL5フレームを順次48バイトず
つに区切り、各々の48バイトの単位に5バイトのヘッ
ダを付加して53バイト固定長のATMセルを順次構築
してゆけばよい。引続き、図7のフローチャートの説明
を行なう。 S4.ステップS2で、受信したMACフレームが正し
く受信できた場合(Yes)には、AAL5フレーム作
成部は受信したMACフレームにRFC2684のカプ
セリングを行ない、 S5.更に、PADとCPCS−PDUトレイラを付加
してAAL5フレームを作成する。
【0048】S6.ATMセル編集部は、AAL5フレ
ームを48バイトずつ分解してATMセルのペイロード
部を作成し、 S7.PON側VPI/VCI格納部に予め設定されて
いた、回線終端装置を示すVPI/VCIであるPON
側VPI/VCIを読み出して、 S8.ATMセルのヘッダ部を作成する。
【0049】S9.ATMセル送信部は、ステップS8
で作成されたATMセルを、回線終端装置宛にPONに
送信して、一連の処理を終了する。尚、実際には、ステ
ップS9の処理が終了したらステップS1にジャンプし
て上りATMセルの処理を継続するが、ここでは、正常
に受信したMACフレームをATMセルに編集して送信
した時点で一旦処理を終了するものとして説明した。こ
の表現は、以降のフローチャートでも同じである。
【0050】図8は、回線終端装置の上りATMセルの
処理を示すフローチャートである。以降、図8の符号に
沿って回線終端装置の上りATMセルの処理を説明す
る。 S11.ATMセル受信部は、ブランチ・オフィス加入
者線終端装置からATMセルを受信したか否か監視して
いる。ブランチ・オフィス加入者線終端装置からATM
セルを受信しなかった場合(No)には、上記監視を継
続する。
【0051】S12.ATMセル受信部は、受信したA
TMセルは正常に受信できたか否か判定する。上記判定
は、ATMセルのヘッダに対して行なうHEC(Hedder
Error Control) 演算と、AAL5フレームのCPCS
−PDUトレイラに挿入されたCRCビットを使用して
CRCチェックを行なうことによって実施できる。
【0052】S13.ステップS12で、受信したAT
Mセルは正常に受信できなかった場合(No)には、受
信したATMセルを廃棄してステップS11にジャンプ
する。 S14.ステップS12で、受信したATMセルは正常
に受信できた場合(Yes)には、ATMセル受信部
は、以降の処理時間待ちのために受信したATMセルを
一時格納し、順次読み出す。
【0053】S15.端末側VPI/VCI抽出部は、
読み出したATMセルは先頭のATMセルであるか否か
判定する。上記判定は、ATMセルのヘッダ部にあるP
T(Payload Type) の値を見ることによって可能であ
る。即ち、PTが0で最初に受信したATMセルが先頭
のATMセルで、PTが0でそれ以外のATMセルが後
続のATMセルで、PTが1のATMセルが最終のAT
Mセルである。
【0054】S16.ステップS15で、読み出したA
TMセルが先頭であった場合(Yes)には、端末側V
PI/VCI抽出部は、ATMセルのヘッダに設定され
ているVPI/VCIを端末側VPI/VCI格納部に
格納すると共に、 S17.VPI/VCIを端末側VPI/VCI格納部
に格納した位置をPON下り宛先識別子として割り出
す。
【0055】S18.ATMセル編集部は、ステップS
17で割り出したPON下り宛先識別子を、先頭のAT
Mセルのペイロードの、AAL5フレームにおけるRF
C2684ヘッダ内のPADに該当する位置にパディン
グする。 S19.ステップS18の処理が終了した後、又は、ス
テップS15で、先頭のATMセルではないと判定した
場合(No)に、ATMセル編集部は、ATM側VPI
/VCI格納部に格納されているVPI/VCIをAT
Mセルのヘッダ部に上書きする。
【0056】S20.ATMセル送信部は、ステップS
19で編集されたATMセルをATM交換網に送信す
る。 S21.ATMセル編集部は、全てのATMセルを編集
して送信したか否か判定する。上記判定は、PTが1の
ATMセルを編集して送信したか否かを判定することで
可能である。
【0057】全てのATMセルを送信していない場合
(No)には、ステップS14にジャンプして、格納さ
れているATMセルを読み出して以降の処理を行なう。
一方、全てのATMセルを送信した場合(Yes)に
は、一連の処理を終了する。図9は、ヘッド・オフィス
加入者線終端装置の上りATMセルの処理を示すフロー
チャートである。以降、図9の符号に沿ってヘッド・オ
フィス加入者線終端装置の上りMACフレームの処理を
説明する。
【0058】S31.ATMセル受信部は、ATM交換
網を経由して、回線終端装置からATMセルを受信した
か否か監視している。回線終端装置からATMセルを受
信しなかった場合(No)には、上記監視を継続する。 S32.ステップS31で、ATMセルを受信した場合
(Yes)には、ATMセル受信部は、受信したATM
セルは正常に受信されたか否か判定する。
【0059】上記判定は、図8のステップS12のとこ
ろで説明したのと同様にして行なうことができる。 S33.ステップS32で、ATMセルが正常に受信さ
れなかった場合(No)には、ATMセルを廃棄してス
テップS31にジャンプする。 S34.ステップS32で、ATMセルが正常に受信さ
れた場合には、フィルタリング処理部は、受信可VPI
/VCI格納部を参照して当該ATMセルを受信してよ
いか否か判定する。
【0060】当該ATMセルを受信してはならない場合
(No)には、ステップS31にジャンプする。 S35.ステップS34で、当該ATMセルを受信して
よい場合(Yes)には、AAL5フレーム作成部は、
ATMセルのヘッダ部を取り除いてAAL5フレームを
組み立て、 S36.ステップS35で組み立てたAAL5フレーム
からMACフレームを抽出し、 S37.送信元MACアドレス、受信ポート、PON下
り宛先識別子を学習テーブルに格納する。
【0061】S38.MACフレーム送信部は、ステッ
プS36で抽出したMACフレームを宛先の端末装置に
送信して一連の処理を終了する。図10は、ヘッド・オ
フィス加入者線終端装置の下りMACフレームの処理を
示すフローチャートである。以降、図10の符号に沿っ
てヘッド・オフィス加入者線終端装置の下りMACフレ
ームの処理を説明する。
【0062】S41.MACフレーム受信部は、端末装
置からMACフレームを受信したか否か監視している。
端末装置からMACフレームを受信しない場合(No)
には、上記監視を継続する。 S42.端末装置からMACフレームを受信した場合
(Yes)には、受信したMACフレームが正常である
か否か判定する。
【0063】上記判定は、既述の通りに行なえばよい。 S43.ステップS42で、受信したMACフレームが
正常でないと判定した場合(No)には、MACフレー
ム受信部は、受信したMACフレームを廃棄してステッ
プS41にジャンプする。 S44.ステップS42で、受信したMACフレームが
正常であると判断した場合(Yes)には、AAL5フ
レーム作成部が、受信したMACフレームは同報フレー
ムであるか否か判定する。
【0064】上記判定は、宛先MACアドレスに同報を
示す特定のアドレスが設定されているか否かによって可
能である。 S45.ステップS4で、受信したMACフレームが同
報フレームでないと判定した場合(No)には、更にA
AL5フレーム作成部は、宛先MACアドレスが学習済
のMACアドレスであるか否か判定する。
【0065】上記判定は、学習テーブル内で宛先MAC
アドレスを検索して、該宛先MACアドレスが書き込ま
れているか否かによって実施することができる。 S46.ステップS45で、宛先MACアドレスが学習
済のMACアドレスであると判定した場合(Yes)に
は、学習テーブルを宛先MACアドレスをキーに検索し
て、 S47.受信ポート番号とPON下り宛先識別子を取り
出す。
【0066】S48.AAL5フレーム作成部は、ステ
ップS46で取り出したPON下り宛先識別子をRFC
2684ヘッダのPADにパディングすると共に、受信
ポート番号を設定してAAL5フレームを組み立てる。 S49.一方、ステップS44で同報フレームであると
判定された場合(Yes)と、ステップS45で、宛先
MACアドレスが学習済でないと判定された場合(N
o)には、特定のPON下り宛先識別子をRFC268
4ヘッダのPADにパディングすると共に、受信ポート
番号を設定してAAL5フレームを組み立てる。
【0067】S50.ステップS48の処理又とステッ
プS49の処理が終了したら、ATMセル編集部は、受
信ポートに対応するVPI/VCIを設定してATMセ
ルを編集し、ATMセル送信部が編集したATMセルを
送信する。 S51.ATMセル編集部は、AAL5フレームを全て
ATMセルに編集したか否か判定する。
【0068】上記判定は、ATMセル編集部に付属す
る、AAL5フレームを一時格納するAAL5格納部に
未編集のフレームが残っているか否かによって実施する
ことができる。AAL5フレームを全てATMセルに編
集していない場合(No)には、ステップS50にジャ
ンプして、AAL5フレームを全てATMセルに編集す
るまでステップS50、ステップS51の処理を継続す
る。
【0069】そして、最終的に、AAL5フレームを全
てATMセルに編集した場合(Yes)に、一連の処理
を終了する。図11は、回線終端装置の下りATMセル
の処理を示すフローチャートである。以降、図11の符
号に沿って回線終端装置の下りATMセルの処理を説明
する。
【0070】S61.ATMセル受信部は、ヘッド・オ
フィス加入者線終端装置からATMセルを受信したか否
か監視している。ATMセルを受信しなかった場合(N
o)には、上記監視を継続する。 S62.ステップS61で、ATMセルを受信した場合
(Yes)には、受信したATMセルは正常か否か判定
する。
【0071】上記判定は、既述の通りに行なえばよい。 S63.ステップS62で、受信したATMセルは正常
でないと判定した場合(No)には、受信したATMセ
ルを廃棄してステップS61にジャンプする。 S64.ステップS2で、受信したATMセルは正常で
あると判定した場合(Yes)には、受信したATMセ
ルを一時格納し、端末側VPI/VCI決定部は、一時
格納したATMセルを順次読み出す。
【0072】S65.端末側VPI/VCI決定部は、
読み出したATMセルが先頭のATMセルか否か判定す
る。上記判定は、既述の通りに行なえばよい。 S66.ステップS65で、読み出したATMセルが先
頭のATMセルであると判定した場合(Yes)には、
端末側VPI/VCI決定部は、ATMセルのペイロー
ドのRFC2684ヘッダのPADに該当する位置から
PON下り宛先識別子を取り出す。
【0073】S67.端末側VPI/VCI決定部は、
PON下り宛先識別子が同報であること又は宛先MAC
アドレスが未学習であることを示す特定の値であるか否
か判定する。 S68.ステップS67で、PON下り宛先識別子が特
定な値でないと判定した場合(No)には、端末側VP
I/VCI決定部は、PON下り宛先識別子をキーとし
て、ブランチ・オフィス加入者線終端装置に至るバーチ
ャル・パスとバーチャル・チャネルのVPI/VCIを
抽出して、PON下り宛先識別子と共にセル・ヘッダ設
定部に渡す。
【0074】S69.一方、ステップS67で、PON
下り宛先識別子が特定な値であると判定した場合(Ye
s)には、端末側VPI/VCI決定部は、特定のPO
N下り宛先識別子に対応するVPI/VCIを抽出し
て、特定のPON下り宛先識別子と共にセル・ヘッダ設
定部に渡す。 S70.セル・ヘッダ設定部は、ステップS68又はス
テップS69で抽出されたVPI/VCIをATMセル
のセル・ヘッダに設定(上書き)してATMセル送信部
に渡す。
【0075】S71.ATMセル送信部は、ステップS
70で受けたATMセルをPONに送信する。 S72.セル・ヘッダ設定部は、全てのATMセルを処
理したか否か判定する。全てのATMセルを処理してい
ない場合(No)には、ステップS64にジャンプし
て、各部は以降の処理を継続する。
【0076】一方、全てのATMセルを処理した場合
(Yes)には、一連の処理を終了する。尚、図11に
示したフローチャートでは、ステップS67においてP
ON下り宛先識別子が特定な値であるか否か判定して、
ステップS68とステップS69とに処理を分岐してい
るが、特定な値のPON管宛先識別子も含めて端末側V
PI/VCI格納部を作成しておけば、ステップS67
とステップS69は不要になる。
【0077】図12は、ブランチ・オフィス加入者線終
端装置の下りATMセルの処理を示すフローチャートで
ある。以降、図12の符号に沿ってブランチ・オフィス
加入者線終端装置の下りATMセルの処理を説明する。 S81.図2のATMセル受信部8−6は、PONを経
由して回線終端装置からATMセルを受信したか否か監
視している。
【0078】ATMセルを受信しなかった場合(No)
には、上記監視を継続する。 S82.ステップS81で、ATMセルを受信した場合
(Yes)には、ATMセル受信部8−6は、受信した
ATMセルが正常であったか否か判定する。上記判定
は、既述の通りにすればよい。 S83.ステップS82で、受信したATMセルが正常
でなかった場合(No)には、ステップS81にジャン
プする。
【0079】S84.ステップS82で、受信したAT
Mセルが正常であった場合(Yes)には、フィルタリ
ング処理部8−8は、受信したATMセルのヘッダから
VPI/VCIを取り出して、 S85.同報であること又は未学習であることを示す特
定のVPI/VCIであるか否か判定する。
【0080】S86.ステップS85で、特定のVPI
/VCIでないと判定した場合(No)には、フィルタ
リング処理部8−8は、自己宛のVPI/VCIである
か否か判定する。自己宛のVPI/VCIでないと判定
した場合(No)には、ステップS83にジャンプす
る。
【0081】S87.ステップS86で、自己宛のVP
I/VCIであると判定した場合(Yes)には、フィ
ルタリング処理部8−8は受信したATMセルをMAC
フレーム抽出部8−9に渡し、MACフレーム抽出部8
−9は、受信したATMセルからAAL5フレームを組
み立て、 S88.AAL5フレームからRFC2684ヘッダを
除去してMACフレームを抽出して、MACフレーム送
信部8−10に渡す。
【0082】S89.MACフレーム送信部8−10
は、MACフレーム抽出部から受けたMACフレームを
宛先MACアドレスを参照して端末装置に送信する。
尚、図12では、ステップS85において受信したVP
I/VCIが特定のVPI/VCIであるか否かを判定
して処理を分岐しているが、特定のVPI/VCIも自
己宛のVPI/VCIと同様に受信可VPI/VCI格
納部に格納しておけば、ステップS85は不要になる。
【0083】以上の如く、本発明の回線終端装置が、ブ
ランチ・オフィス加入者線終端装置から受信したATM
セルからブランチ・オフィス加入者線終端装置のVPI
/VCIを抽出して端末側VPI/VCI格納部に格納
すると共に、PON下り宛先識別子としてブランチ・オ
フィス加入者線終端装置のVPI/VCIの格納位置を
割り出して、該PON下り宛先識別子を上りATMセル
に設定して送信し、ヘッド・オフィス加入者線終端装置
が、受信したPON下り宛先識別子、発信元のMACア
ドレス及び受信ポート番号を学習テーブルに格納する。
【0084】従って、ヘッド・オフィス加入者線終端装
置がブランチ・オフィス側の端末装置に送信する時に
は、宛先MACアドレスを学習済の時には、宛先MAC
アドレスによってPON下り宛先識別子及び送信先とな
るポートの番号を抽出でき、PON下り宛先識別子をA
TMセルに設定して回線終端装置宛にATMセルを送信
することができる。
【0085】一方、ヘッド・オフィス加入者線終端装置
が宛先MACアドレスを未学習の時及び同報モードの時
には、特定のPON下り宛先識別子を設定して回線終端
装置宛にATMセルを送信することができる。この際、
ATMセルを回線終端装置だけに送信すればよいので、
ATM交換網上で帯域を無駄に使用することがない。ヘ
ッド・オフィス加入者線終端装置からのATMセルを受
けた回線終端装置は、PON下り宛先識別子が特定の値
でない時には、PON下り宛先識別子をキーとして端末
側VPI/VCI格納部から送信すべきブランチ・オフ
ィス加入者線終端装置のVPI/VCIを抽出して、受
信したATMセルを送信すべきブランチ・オフィス加入
者線終端装置宛に送信することができる。
【0086】一方、PON下り宛先識別子が特定の値で
ある時には、特定のPON下り宛先識別子対応のVPI
/VCIを設定して配下のブランチ・オフィス加入者線
終端装置にATMセルを送信することができる。従っ
て、シングルキャスト・モードの時にも、同報モードの
時にも、ATM交換網上の帯域を無駄に使用せずにヘッ
ド・オフィスとブランチ・オフィスの間の通信を行なう
ことができる。
【0087】最後に、図1では1つのヘッド・オフィス
に収容される全てのブランチ・オフィスが1つの回線終
端装置に収容しうる場合を示しているが、1つのヘッド
・オフィスに収容される全てのブランチ・オフィスが1
つの回線終端装置に収容しきれない場合がある。これ
は、ブランチ・オフィスの数が多くて、PONの仕様を
満たすことができない場合である。
【0088】この場合には、同報モードや未学習の時に
は、ヘッド・オフィス加入者線終端装置はATM交換網
の複数のパスを仕様して複数の回線終端装置にATMセ
ルを送信しなければならないが、それでも、ATM交換
網上の帯域を効率よく使用できることには変わりがな
い。
【0089】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明により、AT
M網を介してヘッド・オフィスと該ヘッド・オフィスに
スター状に収容される複数のブランチ・オフィスを接続
し、該ヘッド・オフィス又は該ブランチ・オフィスに配
置されている端末装置間でMACフレームを一旦ATM
セルに変換して伝送するスター・ネットワーク接続シス
テムに関し、伝送されるMACフレームが同報フレーム
の場合や、伝送先のMACアドレスが未学習である場合
に、ATM網上の帯域を効率よく使用することができる
スター・ネットワーク接続システムを実現することがで
きる。
【0090】即ち、第一の発明によれば、ヘッド・オフ
ィスの各々の端末をヘッド・オフィス加入者線終端装置
に収容し、該ヘッド・オフィス加入者線終端装置ATM
網に収容し、複数のブランチ・オフィスの各々の端末を
ブランチ・オフィス毎に加入者線終端装置に収容し、該
加入者線終端装置をPONを介して回線終端装置に収容
し、該回線終端装置を該ATM網に収容するので、ヘッ
ド・オフィス側の加入者線終端装置から複数のブランチ
・オフィス側の加入者線終端装置を見た時に、ヘッド・
オフィス側からは単一の回線終端装置が見えるだけであ
るので、複数のブランチ・オフィスに設置されている端
末装置に同報モードで伝送する場合にも、ヘッド・オフ
ィス側で特定のブランチ・オフィスの特定の端末装置の
MACアドレスを学習していない場合にも、転送すべき
MACフレームを単一の回線終端装置にだけ転送すれば
よく、ATM交換網上の帯域を効率よく使用することが
できる。
【0091】又、第二の発明によれば、回線終端装置
が、ブランチ・オフィス加入者線終端装置から受信した
ATMセル中のVPI/VCIを端末側VPI/VCI
格納部に格納すると共に、該端末側VPI/VCI格納
部への格納位置を割り出して上記PON下り宛先識別子
としてパディングした上で受信したATMセルをATM
交換網に対して送信するので、ヘッド・オフィス加入者
線終端装置においてPON下り宛先識別子と、送信元M
ACアドレスと、受信ポートによって学習テーブルを作
成することができ、ATM交換網からATMセルを受信
した時には、受信したPON下り宛先識別子をキーとし
て宛先のVPI/VCIを求めることができる。
【0092】又、第三の発明によれば、ヘッド・オフィ
ス加入者線終端装置が、ATM交換網から受信したAT
Mセルから回線終端装置がパディングしたPON下り宛
先識別子と、送信元MACアドレスと、受信ポートによ
って学習テーブルを作成しておくので、ヘッド・オフィ
ス内の端末装置から受信したMACフレーム内のMAC
アドレスをキーに該学習テーブルに格納されているPO
N下り宛先識別子を抽出し、該PON下り宛先識別子を
パディングしてATMセルをATM交換網に対して送信
することができる。
【0093】又、第四の発明によれば、ヘッド・オフィ
ス加入者線終端装置が、同報モード又は宛先MACアド
レスを未学習の時には、PON下り宛先識別子及びVP
I/VCIとして特定の値を設定して回線終端装置宛に
下りATMセルを送信するので、同報モード又は宛先M
ACアドレスを未学習の時にもATM交換網上の帯域を
無駄に使用することがない。
【0094】更に、第五の発明によれば、回線終端装置
が、PON下り宛先識別子が特定の値である時には、特
定のPON下り宛先識別子対応のVPI/VCIを設定
してATMセルをPONに送信するので、配下の全ての
ブランチ・オフィス加入者線終端装置にATMセルを送
信することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のスター・ネットワーク接続システム
の構成。
【図2】 ブランチ・オフィス加入者線終端装置の構
成。
【図3】 本発明の回線終端装置の構成。
【図4】 本発明のヘッド・オフィス加入者線終端装置
の構成。
【図5】 端末側VPI/VCI格納部の格納内容。
【図6】 学習テーブルの例。
【図7】 ブランチ・オフィス加入者線終端装置の上り
MACフレームの処理。
【図8】 回線終端装置の上りATMセルの処理。
【図9】 ヘッド・オフィス加入者線終端装置の上りA
TMセルの処理。
【図10】 ヘッド・オフィス加入者線終端装置の下り
MACフレームの処理。
【図11】 回線終端装置の下りATMセルの処理。
【図12】 ブランチ・オフィス加入者線終端装置の下
りATMセルの処理。
【図13】 MACフレームとATMセルの関係を示す
図。
【図14】 従来のスター・ネットワーク接続システム
の構成(その1)。
【図15】 従来のスター・ネットワーク接続システム
の構成(その2)。
【符号の説明】
1、1a、1b 端末装置 2 ヘッド・オフィス加入者線終端装置 2−1 ATMセル受信部 2−2 受信可VPI/VCI格納部 2−3 フィルタリング処理部 2−4 MACフレーム抽出部 2−5 学習テーブル 2−6 MACフレーム送信部 2−7 MACフレーム受信部 2−8 AAL5フレーム作成部 2−9 ATMセル編集部 2−10 ATMセル送信部 3 ATM交換網 3−1、3−2、3−3、3−4、3−5 ATM交換
機 4 回線終端装置 4−1 ATMセル受信部 4−2 端末側VPI/VCI抽出部 4−3 端末側VPI/VCI格納部 4−4 ATM側VPI/VCI格納部 4−5 ATMセル編集部 4−6 ATMセル送信部 4−7 ATMセル受信部 4−8 端末側VPI/VCI決定部 4−9 セル・ヘッダ設定部 4−10 ATMセル送信部 5 PONインタフェース 6、6a、6b 分岐装置 7、7a、7b PONインタフェース 8、8a、8b ブランチ・オフィス加入者線終端装置 8−1 MACフレーム受信部 8−2 AAL5フレーム作成部 8−3 PON側VPI/VCI格納部 8−4 ATMセル編集部 8−5 ATMセル送信部 8−6 ATMセル受信部 8−7 受信可VPI/VCI格納部 8−8 フィルタリング処理部 8−9 MACフレーム抽出部 8−10 MACフレーム送信部 9、9a、9b 端末装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K030 GA19 HA10 HB14 HB29 HC14 HD01 HD07 JA08 JL03 LB05 LB19 5K033 AA01 AA04 AA09 CB08 DB02 DB19

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ATM(Asynchronous Transfer Mode)
    網を介してヘッド・オフィスと該ヘッド・オフィスにス
    ター状に収容される複数のブランチ・オフィスを接続す
    るスター・ネットワーク接続システムであって、 該ヘッド・オフィスの各々の端末をヘッド・オフィス加
    入者線終端装置に収容し、 該ヘッド・オフィス加入者線終端装置をATM網に収容
    し、 該複数のブランチ・オフィスの各々の端末をブランチ・
    オフィス加入者線終端装置に収容し、 該ブランチ・オフィス加入者線終端装置をPON(Pass
    ive Optical Network)を介して回線終端装置に収容し、 該回線終端装置を該ATM網に収容することを特徴とす
    るスター・ネットワーク接続システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のスター・ネットワーク
    接続システムであって、 上記回線終端装置が、 上記ブランチ・オフィス加入者線終端装置から受信した
    ATMセル中のVPI(Vertual Path Identifier)/V
    CI(Vertual Channel Identifier)を端末側VPI/V
    CI格納部に格納すると共に、該端末側VPI/VCI
    格納部への格納位置を割り出して上記PON下り宛先識
    別子としてパディングした上で受信したATMセルをA
    TM交換網に対して送信し、 上記ATM交換網から受信したATMセルにパディング
    されているPON下り宛先識別子を抽出し、該PON下
    り宛先識別子をキーに宛先となるブランチ・オフィス加
    入者線終端装置のVPI/VCIを抽出することを特徴
    とするスター・ネットワーク接続システム。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のスター・ネットワーク
    接続システムであって、 上記ヘッド・オフィス加入者線終端装置が、 ATM交換網からATMセルを受信した時に、当該AT
    Mセルから回線終端装置がパディングしたPON下り宛
    先識別子と、送信元MACアドレスと、受信ポートによ
    って学習テーブルを作成し、 端末装置からMACフレームを受信した時に、当該MA
    Cフレーム内のMACアドレスをキーに該学習テーブル
    に格納されているPON下り宛先識別子を抽出し、該P
    ON下り宛先識別子をパディングしてATMセルをAT
    M交換網に対して送信することを特徴とするスター・ネ
    ットワーク接続システム。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のスター・ネットワーク
    接続システムであって、 上記ヘッド・オフィス加入者線終端装置が、 同報モード又は宛先MACアドレスを未学習の時には、
    PON下り宛先識別子及びVPI/VCIとして特定の
    値を設定して下りATMセルを送信することを特徴とす
    るスター・ネットワーク接続システム。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載のスター・ネットワーク
    接続システムであって、 上記回線終端装置が、 PON下り宛先識別子が特定の値である時には、特定の
    PON下り宛先識別子対応のVPI/VCIを設定して
    ATMセルをPONに送信することを特徴とするスター
    ・ネットワーク接続システム。
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