JP2003142448A - 基板洗浄装置の運転方法 - Google Patents

基板洗浄装置の運転方法

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JP2003142448A
JP2003142448A JP2001342462A JP2001342462A JP2003142448A JP 2003142448 A JP2003142448 A JP 2003142448A JP 2001342462 A JP2001342462 A JP 2001342462A JP 2001342462 A JP2001342462 A JP 2001342462A JP 2003142448 A JP2003142448 A JP 2003142448A
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cleaning
processing
processing container
substrate
rinsing
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Takayuki Nibuya
貴行 丹生谷
Hideto Goto
日出人 後藤
Hiroyuki Mori
宏幸 森
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Tokyo Electron Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の処理容器を用いて複数の処理工程を実
行するときに、高いスループットを良好に確保すること
ができる基板洗浄装置の運転方法を提供する。 【解決手段】 枚葉洗浄装置は、洗浄ユニットより供給
される洗浄液を用いて洗浄する洗浄工程とリンス液を用
いて洗浄液をリンスするリンス工程と乾燥用流体を用い
て乾燥する乾燥工程とを有し、これらの各工程を順次実
施して処理容器に収容した1枚の基板を洗浄処理する。
このとき、洗浄液タンク、ポンプおよびフィルタを1組
有する洗浄ユニットならびに2以上の該処理容器を用
い、各処理装置に配置された基板に対して各工程を別々
に割り当てて、各工程を並列実施する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板洗浄装置の運
転方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体集積回路等を形成するに
は、半導体ウエハやガラス基板用の基板に対して成膜、
酸化・拡散、エッチング等の各種処理が繰り返し施され
る。この場合、これらの処理を行う前に、必要に応じて
洗浄処理が行われ、ウエハ表面に付着した有機物、金属
不純物、パーティクルあるいは自然酸化膜等が除去され
る。
【0003】このような洗浄処理を行うための装置とし
て、従来、上方が開放された浸漬槽に満たされた薬液
に、複数のウエハをカセットに収容して浸漬し、あるい
は、カセットレスで浸漬するディップ方式等のバッチ洗
浄装置が用いられている。
【0004】また、ウエハを1枚単位で処理する枚葉洗
浄装置として、1枚のウエハをチャックで真空吸着して
水平に配置し、所定の回転数でウエハを回転させなが
ら、高圧流体をウエハに吹き付けたり、ブラッシングす
る方式のものも用いられている。
【0005】これらの洗浄装置では、洗浄液を用いて洗
浄する洗浄工程とリンス液を用いてリンスするリンス工
程と乾燥用流体を用いて乾燥する乾燥工程とが順次実施
されて、基板が洗浄処理される。この場合、2種類の洗
浄液を用いて洗浄工程およびリンス工程を2回繰り返す
こともある。
【0006】後者の枚葉洗浄装置の場合、例えば、図
9、図10に示すように、通常、ウエハ1を収容して各
処理を施すための処理容器2と、洗浄液を貯留する洗浄
液タンク3と、洗浄液タンク3と処理容器2との間に洗
浄液を循環させて洗浄するためのポンプ4と、洗浄によ
り洗浄液中に取り込まれたウエハ1の付着異物を除去す
るために洗浄液の循環ライン5に設けられたフィルタ6
を備え、一方、リンス液および乾燥用の流体はそれぞれ
配管系7および配管系8によって供給されるように構成
されている。
【0007】ところで、これらの従来の洗浄装置は、ウ
エハの中心部と周縁部とで洗浄用の流体の流れが不均一
となり、また、ウエハの表裏面で流体の流れが不均一と
なり、ウエハの全面にわたって効率的かつ確実な洗浄を
行うことができないおそれがある。また、多くの洗浄処
理装置では、大気中への開放箇所を有する開放系で洗浄
が行われるため、大気中の酸素によりウエハの金属配線
等が酸化するおそれもある。
【0008】これら従来の洗浄装置の不具合を解消する
ために、本出願人は、ウエハの金属配線等の酸化を防止
し、また、洗浄用の流体をウエハ表面に高速で流すこと
により洗浄を迅速かつ効率的に行うことを目的として、
対向する2つの主面の狭い間隙に1枚のウエハを配置し
て密閉し、洗浄用の流体を流通させるタイプの枚葉洗浄
装置を開発した。
【0009】上記本出願人が開発した枚葉洗浄装置ある
いは前記した従来の洗浄装置のいずれを問わず、半導体
回路を大量に効率的に生産するためには、複数系列の洗
浄装置を並列的に稼働させる必要がある。
【0010】このため、例えば、先に触れた図9および
図10に示す洗浄装置a1では、処理容器1が3系列設
けられるとともに、洗浄工程から乾燥工程までの各工程
を一貫して連続的に行う上記した洗浄液タンク3等から
なる洗浄ユニットuも3系列(3組)設けられ、並列的
に同時稼働される。すなわち、洗浄工程、リンス工程お
よび乾燥工程の各工程のうちのいずれかの工程が3つの
処理容器1で同時並行的に実施され、また、同一の次工
程に同時に移行する。なお、図10中、参照符号9は排
気系配管系を示す。また、図9中、処理容器1の下方に
接続される装置は、処理容器1にウエハ1を出し入れす
るための搬送用ロボット等を備えた搬送室mおよび他の
処理室との接続部等である。後述する図11についても
同様である。
【0011】しかしながら、上記洗浄装置a1は、各系
列の洗浄ユニットuを常時並列稼働させて高いスループ
ット(単位時間当たりの処理能力)を確保する必要のあ
る場合には優れたシステムであるが、設備費用が高価と
なり、また、フットプリント(設備設置面積)が大きく
なるという不具合がある。
【0012】上記洗浄装置a1の不具合点を考慮して、
例えば、図11および図12に示す洗浄装置a2では、
処理容器1のみ3系列備え、洗浄工程を実施するのに必
要な洗浄液タンク、ポンプ、フィルタからなる洗浄ユニ
ットuを1系列(1組)のみ用意している。
【0013】上記洗浄装置a2は、前記洗浄装置a1の
場合と同様に、3系列の処理容器2において、並列的
に、洗浄工程から乾燥工程までの各工程を一貫して同時
連続的に行う。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記洗
浄装置a2では、洗浄工程については、ポンプ4で送ら
れる所定量の洗浄液を3つの処理容器2に分配して処理
を行うことになる。
【0015】このため、上記洗浄装置a2は、洗浄工程
を実施するのに必要な洗浄液タンク、ポンプ、フィルタ
からなる洗浄ユニットuを1組のみ備えれば済むため、
これらの装置を3組備えた前記洗浄装置a1と比べる
と、設備費用が安価となり、またフットプリントが小さ
くなる利点はあるものの、少なくとも大きなスループッ
トを確保するために3系列とも常時稼働するときには、
洗浄工程において、1つの処理容器に供給される洗浄液
が通常の1/3の量となるため、通常よりも洗浄液量が
少ないことにより、また、基板表面での洗浄液の流速が
低下することにより、洗浄効率が低下する不具合を生じ
うる。この不具合は、洗浄用の流体をウエハ表面に高速
で流すことにより高い洗浄効率を確保することを目的と
した本出願人の開発した前記枚葉洗浄装置の場合に特に
顕著である。
【0016】本発明は、上記の課題に鑑みてなされたも
のであり、複数の処理容器を用いて複数の処理工程を実
行するときに、高いスループットを良好に確保すること
ができる基板洗浄装置の運転方法を提供することを目的
とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明に係る基板洗浄装
置の運転方法は、複数の処理工程で使用される複数の処
理用流体を供給する洗浄ユニットを複数用い、複数の処
理容器で基板を洗浄処理するための一連の処理工程を並
列実行するとともに、該複数の処理容器は少なくとも1
つの洗浄ユニットを共用する基板洗浄装置の運転方法で
あって、該複数の処理容器の全てについて同時に該少な
くとも1つの洗浄ユニットを用いて処理工程を実行しな
いように、該複数の処理容器における該複数の処理工程
の実行時間を割り振ることを特徴とする。
【0018】この場合、好適には、前記複数の処理容器
は、それぞれ前記基板を1枚収容する枚葉処理装置であ
る。
【0019】また、この場合、好適には、前記複数の処
理工程は、洗浄工程、リンス工程、乾燥工程および基板
搬出入工程である。
【0020】また、この場合、好適には、並列実行する
各処理ステップにおいて、前記複数の処理工程は、同時
に処理が行われている他の少なくとも1つの処理工程と
処理終了時間が同じになるように実行時間を割り振られ
る。
【0021】また、この場合、好適には、並列実行する
各処理ステップにおいて、前記複数の洗浄ユニットは、
それぞれ1つの処理容器に対して用いられるように実行
時間を割り振られる。
【0022】また、この場合、好適には、並列実行する
各処理ステップにおいて、他の処理ステップよりも実行
時間が長い処理ステップが存在する場合、前記複数の処
理容器を、2以上の処理容器で構成される複数の処理容
器群に分け、それぞれの処理容器群ごとに該他の処理ス
テップよりも実行時間が長い処理ステップ用の洗浄ユニ
ットを1つずつ割り当てる。
【0023】ここで、基板とは、各種の処理を施して半
導体装置や液晶表示装置等を製造するために用いられる
半導体ウエハやガラス基板等をいう。
【0024】本発明の上記の構成により、複数の処理容
器を用いて複数の処理工程を実行するときに、高いスル
ープットを良好に確保することができる。
【0025】また、本発明に係る基板洗浄装置は、洗浄
ユニットより供給される洗浄液を用いて洗浄する洗浄工
程と配管系より供給されるリンス液を用いて該洗浄液を
リンスするリンス工程と配管系より供給される乾燥用流
体を用いて乾燥する乾燥工程とを有し、これらの各工程
を順次実施して処理容器に収容した1枚の基板を洗浄処
理する基板洗浄装置の運転方法において、洗浄液タン
ク、該洗浄液タンクの洗浄液を該処理容器との間で循環
させるポンプおよび循環系に設けられたフィルタを1組
有する該洗浄ユニットならびに2以上の該処理容器を用
い、各処理装置に配置された基板に対して各工程を別々
に割り当てて、各工程を並列実施することを特徴とす
る。
【0026】また、本発明に係る基板洗浄装置は、第1
の洗浄ユニットより供給される第1の洗浄液を用いて洗
浄する第1の洗浄工程と配管系より供給されるリンス液
を用いて該第1の洗浄液をリンスする第1のリンス工程
と第2の洗浄ユニットより供給される第2の洗浄液を用
いて洗浄する第2の洗浄工程と配管系より供給されるリ
ンス液を用いて該第2の洗浄液をリンスする第2のリン
ス工程と配管系より供給される乾燥用流体を用いて乾燥
する乾燥工程とを有し、これらの各工程を順次実施して
処理容器に収容した1枚の基板を洗浄処理する基板洗浄
装置の運転方法において、第1または第2の洗浄液を貯
留する洗浄液タンク、該洗浄液タンクの洗浄液を該処理
容器との間で循環させるポンプおよび循環系に設けられ
たフィルタをそれぞれ有する該第1および第2の洗浄ユ
ニットならびに2以上の該処理容器を用い、各処理装置
に配置された基板に対して各工程を別々に割り当てて、
各工程を並列実施することを特徴とする。
【0027】また、本発明に係る基板洗浄装置は、洗浄
ユニットより供給される洗浄液を用いて洗浄する洗浄工
程と配管系より供給されるリンス液を用いて該洗浄液を
リンスするリンス工程と配管系より供給される乾燥用流
体を用いて乾燥する乾燥工程とを有し、これらの各工程
を順次実施して処理容器に収容した1枚の基板を洗浄処
理する基板洗浄装置の運転方法において、洗浄液タン
ク、該洗浄液タンクの洗浄液を該処理容器との間で循環
させるポンプおよび循環系に設けられたフィルタを1組
有する該洗浄ユニットならびに3つの該処理容器を用
い、第1の処理容器で洗浄工程を実施し、第2の処理容
器で乾燥工程を実施し、第3の処理容器でリンス工程を
実施する第1の段階と、第1の処理容器でリンス工程を
実施し、第2の処理容器で洗浄工程を実施し、第3の処
理容器で乾燥工程を実施する第2の段階と、第1の処理
容器で乾燥工程を実施し、第2の処理容器でリンス工程
を実施し、第3の処理容器で洗浄工程を実施する第3の
段階とを有し、該第1から第3の各段階を順次繰り返し
て行うことを特徴とする。
【0028】また、本発明に係る基板洗浄装置は、第1
の洗浄ユニットより供給される第1の洗浄液を用いて洗
浄する第1の洗浄工程と配管系より供給されるリンス液
を用いて該第1の洗浄液をリンスする第1のリンス工程
と第2の洗浄ユニットより供給される第2の洗浄液を用
いて洗浄する第2の洗浄工程と配管系より供給されるリ
ンス液を用いて該第2の洗浄液をリンスする第2のリン
ス工程と配管系より供給される乾燥用流体を用いて乾燥
する乾燥工程とを有し、これらの各工程を順次実施して
処理容器に収容した1枚の基板を洗浄処理する基板洗浄
装置の運転方法において、第1または第2の洗浄液を貯
留する洗浄液タンク、該洗浄液タンクの洗浄液を該処理
容器との間で循環させるポンプおよび循環系に設けられ
たフィルタをそれぞれ有する該第1および第2の洗浄ユ
ニットならびに5つの該処理容器を用い、第1の処理容
器で第1の洗浄工程を実施し、第2の処理容器で乾燥工
程を実施し、第3の処理容器で第2のリンス工程を実施
し、第4の処理容器で第2の洗浄工程を実施し、第5の
処理容器で第1のリンス工程を実施する第1ステップ
と、第1の処理容器で第1のリンス工程を実施し、第2
の処理容器で第1の洗浄工程を実施し、第3の処理容器
で乾燥工程を実施し、第4の処理容器で第2のリンス工
程を実施し、第5の処理容器で第2の洗浄工程を実施す
る第2ステップと、第1の処理容器で第2の洗浄工程を
実施し、第2の処理容器で第1のリンス工程を実施し、
第3の処理容器で第1の洗浄工程を実施し、第4の処理
容器で乾燥工程を実施し、第5の処理容器で第2のリン
ス工程を実施する第3ステップと、第1の処理容器で第
2のリンス工程を実施し、第2の処理容器で第2の洗浄
工程を実施し、第3の処理容器で第1のリンス工程を実
施し、第4の処理容器で第1の洗浄工程を実施し、第5
の処理容器で乾燥工程を実施する第4ステップと、第1
の処理容器で乾燥工程を実施し、第2の処理容器で第2
のリンス工程を実施し、第3の処理容器で第2の洗浄工
程を実施し、第4の処理容器で第1のリンス工程を実施
し、第5の処理容器で第1の洗浄工程を実施する第5ス
テップとを有し、該第1から第5の各ステップを順次繰
り返して行うことを特徴とする。
【0029】本発明の上記の構成により、洗浄ユニット
を1組のみ備え、フットプリントの小さな枚葉洗浄装置
において、いわばパイプライン方式により各処理装置に
各工程を別々に割り当てて、各工程を並列実施し、この
とき、洗浄工程が各処理容器ごとに順次実施されるた
め、設計上等により定まる所定量の洗浄液量および洗浄
液の流速を確保することができ、洗浄効率が低下する不
具合を生じることなく、各処理容器を並列稼働して高い
スループットを確保することができる。
【0030】また、本発明に係る基板洗浄装置の運転方
法は、洗浄工程において、洗浄液を処理容器内に高速で
流して洗浄することを特徴とする。
【0031】ここで、高速とは、特に速度を限定するも
のではないが、5〜100cm/s程度であれば好適で
ある。
【0032】本発明の上記の構成により、洗浄液を高い
流速で流すことにより洗浄効率を高めることを目的とし
た前記の本出願人が開発した枚葉洗浄装置等において、
本発明の前記効果を特に顕著に発揮することができる。
【0033】
【発明の実施の形態】本発明に係る基板洗浄装置の運転
方法の好適な実施の形態(以下、本実施の形態例とい
う。)について、枚葉洗浄装置を例にとり、図を参照し
て、以下に説明する。
【0034】まず、本実施の形態の各例に係る枚葉洗浄
装置の運転方法について説明する前に、使用する枚葉洗
浄装置の1つの洗浄ユニットおよび処理容器の組み合わ
せの一例について図1を参照して概略説明する。この枚
葉洗浄装置は、前記した本出願人が開発した方式のもの
の1つの実施例である。
【0035】洗浄ユニットUおよび処理容器(チャンバ
ー)10は、基板としてのウエハ12を1枚処理容器1
0内に縦置きして流速の大きな上昇流によって洗浄する
方式のものである。洗浄液タンク14中の洗浄液16が
ポンプ18によって処理容器10に下側より流入し、ウ
エハ12の表裏面の狭い隙間を通過して上方に流出して
再度洗浄液タンク14に流入し、循環使用される。この
とき、循環する洗浄液16にウエハ12から取り込まれ
る異物を除去するフィルタ20がポンプ18の吐出側に
設けられている。
【0036】上記処理容器10の寸法は、洗浄されるウ
エハ12の寸法に応じて設定される。例えば、洗浄され
るウエハ12の寸法(径)が8インチ(200mm)の
とき、処理容器10は、厚みT1が、例えば、5mm程
度に設けられる。このため、ウエハ12の表面における
洗浄液等の流速を、例えば、50cm/s程度に設定す
ることができ、この流速は、通常の洗浄装置の、例え
ば、0.5cm/s程度の値に比べるとはるかに高速で
ある。したがって、ウエハ12の付着物を確実にかつ効
率的に除去することができる。
【0037】このときの洗浄液の流速以外の洗浄条件
は、洗浄液16として有機アミン系の剥離液等を用いる
通常のウエット洗浄条件でよい。例えば、有機アミン水
溶液としてモノエタノールアミン水溶液を用い、23℃
の温度で2min程度処理する。
【0038】また、必要に応じて、2種類の洗浄液およ
び2組の洗浄ユニットUを準備し、これらの洗浄液を混
合させずに、順次、2回洗浄を行ってもよい。
【0039】例えば、プラズマドライエッチング時に使
用したレジストマスクのうち特定部分を除去するときに
上記有機アミン系の第1の洗浄液を用いて上記の条件で
洗浄し、その後、例えば、第1の洗浄液とは異なる種類
の有機アミン系の第2の洗浄液を用いて、例えば、90
℃の温度、50cm/sの流速で2min程度洗浄し
て、残りのレジストマスクを除去する。この場合、好ま
しくは、それぞれの洗浄工程が終了する都度、リンス工
程を実施する。
【0040】なお、洗浄工程に引き続いて実施されるリ
ンス工程では、図示しない配管系により供給されたリン
ス液が、洗浄液の場合と同様に図1中処理容器10の下
側より流入し、上側より流出して、洗浄液がリンスされ
る。
【0041】このとき、リンス液として例えばイオン交
換水が用いられ、例えば、21℃の温度で2min流通
される。
【0042】また、リンス工程に引き続いて実施される
乾燥工程では、図示しない配管系により供給された乾燥
用の流体が、洗浄液16の場合とは逆に図1中処理容器
10の上側より流入し、下側より流出して、ウエハ12
を乾燥する。
【0043】このとき、乾燥用の流体として例えば窒素
ガスやアルコール蒸気等が用いられ、窒素ガスについて
は、例えば、120℃の温度で2min流通され、一
方、アルコール蒸気については、例えば、100℃の温
度で30sec流通される。
【0044】つぎに、上記洗浄ユニットUおよび処理容
器10を使用した本実施の形態の第1の例に係る枚葉洗
浄装置の運転方法について、図2〜図5を参照して説明
する。
【0045】まず、図2〜図4を参照して使用する枚葉
洗浄装置について説明する。
【0046】図2および図3に示す枚葉洗浄装置Aは、
それぞれ1枚のウエハ12を収容する前記した従来例の
枚葉洗浄装置a2の処理容器10と同じ方式の4系列の
処理容器(第1〜第4の処理容器)22a〜22dを備
え、また、各処理容器22a〜22dに洗浄液を供給す
る洗浄ユニットUを1組のみ備える。洗浄ユニットU
は、枚葉洗浄装置a2と同様に、洗浄液を貯留する洗浄
液タンク24、洗浄液を処理容器22との間で循環させ
るポンプ26およ循環する配管系28の途中に取り付け
られたフィルタ30を有する。配管系28は、ポンプ2
6の吐出部で4本に分岐して各処理容器22a〜22d
に接続され、一方、各処理容器22a〜22dの出口に
設けられた4本の戻りラインが1本化されてフィルタ3
0を介して洗浄液タンク24に接続されている。
【0047】リンス工程で用いるリンス液は、専用の配
管系32で各処理容器22a〜22dに供給される。一
方、乾燥工程で用いる乾燥用の流体についても、専用の
配管系34で各処理容器22a〜22dに供給される。
【0048】なお、図2において、4つの処理容器22
a〜22dが参照符号36で示す1つの搬送室に接続さ
れている点が、各処理容器2毎に搬送室mを設けた、図
11に示した枚葉洗浄装置a2と相違する。これによ
り、枚葉洗浄装置Aは、枚葉洗浄装置a2に比べて、搬
送室等の付帯設備のフットプリントを小さくすることが
できる。
【0049】上記枚葉洗浄装置Aについて、図4を参照
して、洗浄システムの詳細な構成の例をさらに説明す
る。但し、便宜的に、図4中、処理容器については3つ
の処理容器22a〜22cのみ表示し、また、以下の説
明もこれに沿って行うとともに、他の一部の装置要素に
ついても、図2、図3のものとは、配置あるいは構成が
相違することがある。
【0050】洗浄液タンク24は、密閉構造であり、内
部には洗浄液16が貯留されて窒素ガス等により不活性
雰囲気にされている。洗浄液タンク24内の洗浄液16
が不足すると、補給系40より洗浄液16が補給され
る。
【0051】この洗浄液タンク24に接続された、洗浄
液タンク24と各処理容器22a〜22cとの間を循環
する配管系28には、ポンプ26、洗浄液16の温度調
節を行う温調器42およびフィルタ30が設けられてい
る。なお、参照符号28aは、洗浄工程が休止中のとき
に洗浄液16を各処理容器22a〜22cに送ることな
く洗浄液タンク24に戻すための待機循環系を示す。
【0052】配管系28の各処理容器22a〜22cの
入口側および出口側にそれぞれ三方弁44a〜44c、
46a〜46cが設けられるとともに、三方弁44a〜
44cの上流側に流量調整弁48a〜48cが設けられ
ている。
【0053】なお、三方弁46a〜46cには、不用な
液体や気体を排出させる排出系28bが接続されてお
り、排出系28bに気水分離器50が接続され、液体と
気体を分離して、液体をドレインとして系外へ排出する
構成とされている。
【0054】一方、処理容器22a〜22cの入口側の
三方弁44a〜44cには、リンス液としてのイオン交
換水52を外気に曝すことなく供給するための配管系3
2が接続されている。
【0055】また、乾燥用の流体として窒素ガス54a
やアルコール蒸気54bを外気に曝すことなく供給する
ための配管系34が設けられている。この場合、図3と
異なり、洗浄液16と同一方向から処理容器22a〜2
2cに窒素ガス54aやアルコール蒸気54bを供給す
るために、上記配管系32に三方弁56a〜56cが設
けられ、それら三方弁56a〜56cに配管系34が接
続されている。
【0056】この配管系34には、上流側より順次、窒
素ガス54aの流量を調整するためのレギュレータ5
8、窒素ガス54a中の不純物を除去するためのフィル
タ60、および開閉弁62より選択的に供給されるアル
コール蒸気54bを気化させる気化器64が設けられて
いる。
【0057】なお、図4において、図3と同様に洗浄液
16とは反対側の方向から処理容器22a〜22cに窒
素ガス54aやアルコール蒸気54bを供給するために
は、各処理容器22a〜22bの出口側に配管系の供給
系および三方弁等を設けるとともに、各処理容器22a
〜22bの入口側に配管系の排出系および三方弁等を設
け、排出系を上記排出系28bに接続すればよい。
【0058】以上説明した洗浄液16、イオン交換水5
2および窒素ガス54a若しくはアルコール蒸気54b
の流れを制御するために供給制御手段66が設けられて
いる。
【0059】以上説明した枚葉洗浄装置Aの洗浄システ
ムにより、配管系および各装置要素内での液体や気体の
混合を生じることなく、各処理容器22a〜22dに洗
浄工程、リンス工程および乾燥工程の各処理工程のいず
れかを割り当てるとともに、さらに、基板搬出入工程
(処理工程)を割り当てて同時並行的に処理を行うこと
ができる。
【0060】なお、この場合、図4のシステムでは、各
配管系および弁類が一部共用されているため、1つの処
理容器においてある工程から次の工程に移行する際に、
切換えのための時間を設ける必要が起こりうる。これを
完全に解消するには、図3のように3つの配管系28、
32、34を相互に完全に独立した系に設け、それぞれ
の配管系28、32、34が直接に処理容器22a〜2
2dに接続されるように設ければよい。
【0061】上記枚葉洗浄装置Aを使用した本実施の形
態の第1の例に係る枚葉洗浄装置の運転方法について、
図5に示した運転パターンを参照して説明する。
【0062】図5に示すように、第1〜第4の処理容器
22a〜22dについて、各段階(ステップ、処理ステ
ップ)において基板搬出入工程〜乾燥工程までの4つの
工程が割り当てられて同時並行的に実施され、次の段階
ではそれぞれの処理容器22a〜22dに対して必要な
次工程が割り当てられ、順次実施されて、洗浄処理が行
われる。
【0063】この場合、工程の切換えを確実に行う等の
観点から各段階の間に一律に待機時間を設けてもよく、
また、特定の段階のみに待機時間を設けてもよい。例え
ば、詳細には、洗浄工程において、洗浄液16による洗
浄が終った後、例えば窒素ガスを流通させて残存する洗
浄液16を洗浄液タンク24にパージして回収する操作
が必要であり、また、リンス工程において、イオン交換
水によるリンスが終った後、例えば窒素ガスを流通させ
て残存するイオン交換水を排出系28bにパージして排
出する操作が必要である。これらの窒素ガスによるパー
ジは、図4に示す、窒素ガスを供給する配管系34によ
り、実質的に次工程の初期において行うことができ、ま
た、パージ専用の窒素ガスの配管系を独立して設けて行
ってもよい。
【0064】また、上記洗浄システムにおいて、処理容
器をさらに増やして、例えば5系列とし、そのうちの1
系列については各段階において待機中としてもよい。あ
るいは、これとは逆に処理容器を3系列のみ設け、基板
搬出入工程を除く3つの処理工程を3系列で並列的に実
行し、その後1つの系列で基板搬出入工程を実行する間
他の2つの系列を待機中としてもよく、また、処理容器
を2系列のみ設け、2つの系列で処理工程をずらして逐
次処理を実行する方法を排除するものでもない。
【0065】洗浄システムの具体的な動作について、一
例を挙げて説明する。
【0066】図5において、例えば、前の第4段階から
第1段階への移行時、処理容器22aについては、乾燥
工程の終了に伴い、処理容器22aの前後に設けた図示
しない遮断弁により、配管系から遮断される。また、処
理容器22bについては、リンス工程の終了に伴い、三
方弁56bの上流側が配管系32側(イオン交換水側)
から配管系34側(窒素ガス等の側)に切換えられる。
また、処理容器22cについては、洗浄工程の終了に伴
い、三方弁44cの上流側が配管系28側から配管系3
2側に切換えられるとともに三方弁46cの下流側が配
管系28側から排出系28b側に切換えられる。また、
処理容器22dについては、基板搬出入工程の終了に伴
い、すなわち、基板搬入後、三方弁44d(図示せず。
44a〜44c参照)の上流側が配管系28側に接続さ
れるとともに、三方弁46d(図示せず。46a〜46
c参照)の下流側が配管系28側に接続される。
【0067】そして、第1段階において、処理容器22
aについては基板搬出入工程が、処理容器22bについ
ては乾燥工程が、処理容器22cについてはリンス工程
が、処理容器22dについては洗浄工程が、それぞれ割
り当てられ、実施される。
【0068】第1段階終了後、処理容器22aについて
は、三方弁44aの上流側が配管系28側に接続される
とともに、三方弁46aの下流側が配管系28側に接続
される。また、処理容器22bについては、処理容器2
2aの前後に設けた図示しない遮断弁により、配管系か
ら遮断される。また、処理容器22cについては、三方
弁56cの上流側が配管系32側(イオン交換水側)か
ら配管系34側(窒素ガス等の側)に切換えられる。ま
た、処理容器22dについては、三方弁44d(図示せ
ず。44a〜44c参照)の上流側が配管系28側から
配管系32側に切換えられるとともに三方弁46d(図
示せず。46a〜46c参照)の下流側が配管系28側
から排出系28b側に切換えられる。
【0069】そして、第2段階として、処理容器22a
については洗浄工程が、処理容器22bについては基板
搬出入工程が、処理容器22cについては乾燥工程が、
処理容器22dについてはリンス工程が、それぞれ割り
当てられ、実施される。
【0070】さらに、第4段階まで順次完了すると第1
の処理容器22aに収容されたウエハ12については洗
浄作業が終了する。その後、引き続き次の第1の段階に
移行して、第1の処理容器22aから洗浄済みの基板を
搬出した後、第1の処理容器22aに別の基板を搬入
し、連続的に処理が行われる。
【0071】以上説明した本実施の形態の第1の例に係
る枚葉洗浄装置の運転方法によれば、洗浄ユニットを1
組のみ備え、フットプリントの小さな枚葉洗浄装置にお
いて、洗浄工程が各処理容器ごとに順次実施されるた
め、1組の洗浄ユニットによって設計上等により定まる
所定量の洗浄液量および洗浄液の流速を確保することが
でき、洗浄効率が低下する不具合を生じることなく、各
処理容器を並列稼働して高いスループットを確保するこ
とができる。
【0072】この効果は、洗浄液を高い流速で流すこと
により洗浄効率を高めることを目的とした枚葉洗浄装置
Aにおいては、特に顕著である。
【0073】つぎに、本実施の形態の第2の例に係る枚
葉洗浄装置の運転方法について、図6〜図8を参照して
説明する。
【0074】使用する枚葉洗浄装置Bの基本的な構成
は、上記枚葉洗浄装置Aと略同様であるため重複する説
明は省略する。
【0075】図6および図7に示す枚葉洗浄装置Aで
は、4系列の処理容器22a〜22dが設けられるとと
もに洗浄ユニットUが1組のみ設けられていたのに対し
て、枚葉洗浄装置Bでは、6系列の処理容器22a〜2
2fが設けられている点および2組の洗浄ユニットU
1、U2がそれぞれ独立して設けられている点におい
て、枚葉洗浄装置Aと相違する。なお、枚葉洗浄装置A
と同様に、処理容器22a〜22fには、1つの搬送装
置36によってウエハ12を搬送する。
【0076】枚葉洗浄装置Bの洗浄システムでは、枚葉
洗浄装置Aの洗浄システムを示す図4において、処理容
器を2系列増やし、また洗浄ユニットを1組増やした分
に対応して配管系等を増やした洗浄システムとなるが、
具体的な説明を省略する。
【0077】上記枚葉洗浄装置Bを使用した本実施の形
態の第2の例に係る枚葉洗浄装置の運転方法について、
図8を参照して説明する。
【0078】この場合、洗浄方法は、本実施の形態の第
1の例に係る枚葉洗浄装置の運転方法で行う洗浄方法と
やや相違する。
【0079】すなわち、洗浄液として前記した第1およ
び第2の洗浄液を用いて、洗浄を2回実施する。このと
き、各洗浄終了の都度リンスを行う。
【0080】このため、洗浄作業は、基板搬出入工程、
第1の洗浄工程、第1のリンス工程、第2の洗浄工程、
第2のリンス工程および乾燥工程の6工程で構成され
る。
【0081】第1〜第6の処理容器22a〜22fに各
工程を割り付けて行う運転方法の基本的な考え方は、本
実施の形態の第1の例に係る枚葉洗浄装置の運転方法と
同様であり、図8に示す運転パターンにより、各処理容
器22a〜22fについて、基板搬出入工程、第1の洗
浄工程、第1のリンス工程、第2の洗浄工程、第2のリ
ンス工程および乾燥工程が割り付けられ、同時並行的に
実施される。したがって、例えば、第1の処理容器22
aに収容されたウエハ12については、第1ステップ〜
第6ステップの間で洗浄作業が終了し、また、第2の処
理容器22bに収容されたウエハ12については、第2
ステップ〜次の第1ステップの間で洗浄作業が終了す
る。
【0082】この場合、並列実行する各処理ステップに
おいて、例えば、複数の処理工程のうちの1つの処理工
程の処理時間が、同時に処理が行われている他の処理工
程の処理時間と異なるとき、処理時間の短い処理工程に
ついて例えば処理開始時間を遅らせる等して、処理終了
時間が同じになるように、実行時間を割り振ると、好ま
しい。
【0083】また、この場合、並列実行する各処理ステ
ップにおいて、他の処理ステップよりも実行時間が長い
処理ステップが存在する場合、複数の処理容器を、2以
上の処理容器で構成される複数の処理容器群に分け、そ
れぞれの処理容器群ごとに一連の処理を別々に実行する
ものとし、このとき、それぞれの処理容器群に対して他
の処理ステップよりも実行時間が長い処理ステップ用の
洗浄ユニットを1つずつ割り当てると、好ましい。
【0084】以上説明した本実施の形態の第2の例に係
る枚葉洗浄装置の運転方法によれば、本実施の形態の第
1の例に係る枚葉洗浄装置の運転方法と同様の効果を得
ることができる。
【0085】なお、本発明は、以上説明した実施例に限
らず、複数の工程を順次実施して一貫処理を行うシステ
ムであって、装置本体については複数の系列を設けると
ともに各工程を実施するための個別の付帯装置について
は共用するタイプの場合において高いスループットを得
ることを目的とする他の技術においても広く適用するこ
とができ、付帯装置を共用することによりフットプリン
トを小さくすることができる。
【0086】
【発明の効果】本発明に係る基板洗浄装置の運転方法に
よれば、複数の処理工程で使用される複数の処理用流体
を供給する洗浄ユニットを複数用い、複数の処理容器で
基板を洗浄処理するための一連の処理工程を並列実行す
るとともに、複数の処理容器は少なくとも1つの洗浄ユ
ニットを共用する基板洗浄装置の運転方法であって、複
数の処理容器が同時に少なくとも1つの洗浄ユニットを
用いて処理工程を実行しないように、複数の処理容器に
おける複数の処理工程の実行時間を割り振るため、高い
スループットを良好に確保することができる。
【0087】また、本発明に係る基板洗浄装置によれ
ば、洗浄工程とリンス工程と乾燥工程とを有し、1枚の
基板を洗浄処理する基板洗浄装置の運転方法において、
1組の洗浄ユニットならびに2以上の処理容器を用い、
各処理装置に配置された基板に対して各工程を別々に割
り当てて、各工程を並列実施し、また、第1の洗浄工程
と第1のリンス工程と第2の洗浄工程と第2のリンス工
程と乾燥工程とを有し、1枚の基板を洗浄処理する枚葉
洗浄装置の運転方法において、第1および第2の洗浄ユ
ニットならびに2以上の処理容器を用い、各処理装置に
配置された基板に対して各工程を別々に割り当てて、各
工程を並列実施するため、設計上等により定まる所定量
の洗浄液量および洗浄液の流速を確保することができ、
洗浄効率が低下する不具合を生じることなく、各処理容
器を並列稼働して高いスループットを確保することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態例に係る枚葉洗浄装置の運転方
法で使用する洗浄ユニットおよび処理容器の概略図であ
る。
【図2】 本実施の形態の第1の例に係る枚葉洗浄装置
の運転方法で使用する枚葉洗浄装置の概略平面配置図で
ある。
【図3】 本実施の形態の第1の例に係る枚葉洗浄装置
の運転方法で使用する枚葉洗浄装置の概略構成図であ
る。
【図4】 本実施の形態の第1の例に係る枚葉洗浄装置
の運転方法で使用する洗浄システムの概略構成図であ
る。
【図5】 本実施の形態の第1の例に係る枚葉洗浄装置
の運転方法の運転パターンを示す表図である。
【図6】 本実施の形態の第1の例に係る枚葉洗浄装置
の運転方法で使用する枚葉洗浄装置の概略平面配置図で
ある。
【図7】 本実施の形態の第1の例に係る枚葉洗浄装置
の運転方法で使用する枚葉洗浄装置の概略構成図であ
る。
【図8】 本実施の形態の第1の例に係る枚葉洗浄装置
の運転方法の運転パターンを示す表図である。
【図9】 従来の洗浄装置の概略平面配置図である。
【図10】 図9の洗浄装置の概略構成図である。
【図11】 図9とは別の従来の洗浄装置の概略平面配
置図である。
【図12】 図11の洗浄装置の概略構成図である。
【符号の説明】
10、22a〜22f 処理容器 12 ウエハ 14、24 洗浄液タンク 16 洗浄液 18、26 ポンプ 20、30 フィルタ 34 配管系 28b 排出系 36 搬送室 44a〜44c、46a〜46c、56a〜56c 三
方弁 48a〜48c 流量調整弁 52 イオン交換水 54a 窒素 54b アルコール蒸気 A、B 枚葉洗浄装置 U、U1、U2 洗浄ユニット M 搬送室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B08B 3/04 B08B 3/04 B G05B 19/418 G05B 19/418 Z (72)発明者 森 宏幸 東京都港区赤坂五丁目3番6号 TBS放 送センター 東京エレクトロン株式会社内 Fターム(参考) 3B201 AA02 AA03 AB01 BB03 BB82 BB92 CB15 CC01 CC12 3C100 AA05 AA29 AA38 BB33 EE06

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の処理工程で使用される複数の処理
    用流体を供給する洗浄ユニットを複数用い、複数の処理
    容器で基板を洗浄処理するための一連の処理工程を並列
    実行するとともに、該複数の処理容器は少なくとも1つ
    の洗浄ユニットを共用する基板洗浄装置の運転方法であ
    って、 該複数の処理容器の全てについて同時に該少なくとも1
    つの洗浄ユニットを用いて処理工程を実行しないよう
    に、該複数の処理容器における該複数の処理工程の実行
    時間を割り振ることを特徴とする基板洗浄装置の運転方
    法。
  2. 【請求項2】 前記複数の処理容器は、それぞれ前記基
    板を1枚収容する枚葉処理装置であることを特徴とする
    請求項1記載の基板洗浄装置の運転方法。
  3. 【請求項3】 前記複数の処理工程は、洗浄工程、リン
    ス工程、乾燥工程および基板搬出入工程であることを特
    徴とする請求項1または2に記載の基板洗浄装置の運転
    方法。
  4. 【請求項4】 並列実行する各処理ステップにおいて、
    前記複数の処理工程は、同時に処理が行われている他の
    少なくとも1つの処理工程と処理終了時間が同じになる
    ように実行時間を割り振られることを特徴とする請求項
    1〜3のいずれか1項に記載の基板洗浄装置の運転方
    法。
  5. 【請求項5】 並列実行する各処理ステップにおいて、
    前記複数の洗浄ユニットは、それぞれ1つの処理容器に
    対して用いられるように実行時間を割り振られることを
    特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の基板洗
    浄装置の運転方法。
  6. 【請求項6】 並列実行する各処理ステップにおいて、
    他の処理ステップよりも実行時間が長い処理ステップが
    存在する場合、前記複数の処理容器を、2以上の処理容
    器で構成される複数の処理容器群に分け、それぞれの処
    理容器群ごとに該他の処理ステップよりも実行時間が長
    い処理ステップ用の洗浄ユニットを1つずつ割り当てる
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の
    基板洗浄装置の運転方法。
  7. 【請求項7】 洗浄ユニットより供給される洗浄液を用
    いて洗浄する洗浄工程と配管系より供給されるリンス液
    を用いて該洗浄液をリンスするリンス工程と配管系より
    供給される乾燥用流体を用いて乾燥する乾燥工程とを有
    し、これらの各工程を順次実施して処理容器に収容した
    1枚の基板を洗浄処理する基板洗浄装置の運転方法にお
    いて、 洗浄液タンク、該洗浄液タンクの洗浄液を該処理容器と
    の間で循環させるポンプおよび循環系に設けられたフィ
    ルタを1組有する該洗浄ユニットならびに2以上の該処
    理容器を用い、 各処理装置に配置された基板に対して各工程を別々に割
    り当てて、各工程を並列実施することを特徴とする基板
    洗浄装置の運転方法。
  8. 【請求項8】 第1の洗浄ユニットより供給される第1
    の洗浄液を用いて洗浄する第1の洗浄工程と配管系より
    供給されるリンス液を用いて該第1の洗浄液をリンスす
    る第1のリンス工程と第2の洗浄ユニットより供給され
    る第2の洗浄液を用いて洗浄する第2の洗浄工程と配管
    系より供給されるリンス液を用いて該第2の洗浄液をリ
    ンスする第2のリンス工程と配管系より供給される乾燥
    用流体を用いて乾燥する乾燥工程とを有し、これらの各
    工程を順次実施して処理容器に収容した1枚の基板を洗
    浄処理する基板洗浄装置の運転方法において、 第1または第2の洗浄液を貯留する洗浄液タンク、該洗
    浄液タンクの洗浄液を該処理容器との間で循環させるポ
    ンプおよび循環系に設けられたフィルタをそれぞれ有す
    る該第1および第2の洗浄ユニットならびに2以上の該
    処理容器を用い、 各処理装置に配置された基板に対して各工程を別々に割
    り当てて、各工程を並列実施することを特徴とする基板
    洗浄装置の運転方法。
  9. 【請求項9】 洗浄ユニットより供給される洗浄液を用
    いて洗浄する洗浄工程と配管系より供給されるリンス液
    を用いて該洗浄液をリンスするリンス工程と配管系より
    供給される乾燥用流体を用いて乾燥する乾燥工程とを有
    し、これらの各工程を順次実施して処理容器に収容した
    1枚の基板を洗浄処理する基板洗浄装置の運転方法にお
    いて、 洗浄液タンク、該洗浄液タンクの洗浄液を該処理容器と
    の間で循環させるポンプおよび循環系に設けられたフィ
    ルタを1組有する該洗浄ユニットならびに3つの該処理
    容器を用い、 第1の処理容器で洗浄工程を実施し、第2の処理容器で
    乾燥工程を実施し、第3の処理容器でリンス工程を実施
    する第1の段階と、 第1の処理容器でリンス工程を実施し、第2の処理容器
    で洗浄工程を実施し、第3の処理容器で乾燥工程を実施
    する第2の段階と、 第1の処理容器で乾燥工程を実施し、第2の処理容器で
    リンス工程を実施し、第3の処理容器で洗浄工程を実施
    する第3の段階とを有し、 該第1から第3の各段階を順次繰り返して行うことを特
    徴とする基板洗浄装置の運転方法。
  10. 【請求項10】 第1の洗浄ユニットより供給される第
    1の洗浄液を用いて洗浄する第1の洗浄工程と配管系よ
    り供給されるリンス液を用いて該第1の洗浄液をリンス
    する第1のリンス工程と第2の洗浄ユニットより供給さ
    れる第2の洗浄液を用いて洗浄する第2の洗浄工程と配
    管系より供給されるリンス液を用いて該第2の洗浄液を
    リンスする第2のリンス工程と配管系より供給される乾
    燥用流体を用いて乾燥する乾燥工程とを有し、これらの
    各工程を順次実施して処理容器に収容した1枚の基板を
    洗浄処理する基板洗浄装置の運転方法において、 第1または第2の洗浄液を貯留する洗浄液タンク、該洗
    浄液タンクの洗浄液を該処理容器との間で循環させるポ
    ンプおよび循環系に設けられたフィルタをそれぞれ有す
    る該第1および第2の洗浄ユニットならびに5つの該処
    理容器を用い、 第1の処理容器で第1の洗浄工程を実施し、第2の処理
    容器で乾燥工程を実施し、第3の処理容器で第2のリン
    ス工程を実施し、第4の処理容器で第2の洗浄工程を実
    施し、第5の処理容器で第1のリンス工程を実施する第
    1ステップと、 第1の処理容器で第1のリンス工程を実施し、第2の処
    理容器で第1の洗浄工程を実施し、第3の処理容器で乾
    燥工程を実施し、第4の処理容器で第2のリンス工程を
    実施し、第5の処理容器で第2の洗浄工程を実施する第
    2ステップと、 第1の処理容器で第2の洗浄工程を実施し、第2の処理
    容器で第1のリンス工程を実施し、第3の処理容器で第
    1の洗浄工程を実施し、第4の処理容器で乾燥工程を実
    施し、第5の処理容器で第2のリンス工程を実施する第
    3ステップと、 第1の処理容器で第2のリンス工程を実施し、第2の処
    理容器で第2の洗浄工程を実施し、第3の処理容器で第
    1のリンス工程を実施し、第4の処理容器で第1の洗浄
    工程を実施し、第5の処理容器で乾燥工程を実施する第
    4ステップと、 第1の処理容器で乾燥工程を実施し、第2の処理容器で
    第2のリンス工程を実施し、第3の処理容器で第2の洗
    浄工程を実施し、第4の処理容器で第1のリンス工程を
    実施し、第5の処理容器で第1の洗浄工程を実施する第
    5ステップと、とを有し、 該第1から第5の各ステップを順次繰り返して行うこと
    を特徴とする基板洗浄装置の運転方法。
  11. 【請求項11】 洗浄工程において、洗浄液を処理容器
    内に高速で流して洗浄することを特徴とする請求項7〜
    10のいずれか1項に記載の基板洗浄装置の運転方法。
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