JP2003140553A - ラベル - Google Patents

ラベル

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JP2003140553A
JP2003140553A JP2001340253A JP2001340253A JP2003140553A JP 2003140553 A JP2003140553 A JP 2003140553A JP 2001340253 A JP2001340253 A JP 2001340253A JP 2001340253 A JP2001340253 A JP 2001340253A JP 2003140553 A JP2003140553 A JP 2003140553A
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curve
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JP2001340253A
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Akira Ichikawa
市川  章
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Lintec Corp
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Lintec Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被着体の三次曲面上に貼付しても、浮き剥が
れを生じないラベルを提供する。 【解決手段】 各辺が内側に凹んだ曲線を有し、該曲線
が被着体の曲面と略同等の曲率の曲線である略四辺形の
基材の裏面に粘着剤層を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、被着体の三次曲面
上に貼付しても、浮き剥がれが生じないラベルに関す
る。
【0002】
【従来の技術】ボトル缶などの表面に内容物の情報など
を表示したラベルを貼付して、ボトル缶などが販売され
ている。ラベルは、通常基材と粘着剤層から構成されて
おり、その基材としては、変形防止性、耐久性、耐水性
等が要求される場合は、ポリエチレンテレフタレートフ
ィルムなどのいわゆる腰のあるものが、用いられてい
る。ラベルを貼付する被着体の表面が平面やボトル缶の
円筒状表面などの二次曲面である場合は、ポリエチレン
テレフタレートフィルムの基材のラベルをその被着体に
貼付しても、ラベルは被着体から浮き剥がれは生じな
い。しかし、ラベルを貼付する被着体の表面がボトル缶
の肩の部分や球の表面などの三次曲面である場合は、ポ
リエチレンテレフタレートフィルムなどの腰のある基材
のラベルをその被着体に貼付すると、ラベルは被着体か
ら浮き剥がれを生じる問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、被着体の三
次曲面上に貼付しても、浮き剥がれが生じないラベルを
提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意研究を行った結果、基材の形状を
各辺が内側に凹んだ曲線を有し、該曲線が被着体の曲面
と略同等の曲率の曲線である略四辺形にすることによ
り、上記課題を達成できることを見出し、本発明を完成
するに至った。
【0005】すなわち、本発明は、各辺が内側に凹んだ
曲線を有し、該曲線が被着体の曲面と略同等の曲率の曲
線である略四辺形の基材の裏面に粘着剤層が設けられて
いることを特徴とするラベルを提供するものである。ま
た、本発明は、各辺が内側に凹んだ曲線を有し、長辺の
曲線の曲率が半径10〜80mmの円曲線の曲率であ
り、短辺の曲線の曲率が半径4〜30mmの円曲線の曲
率である略四辺形の基材の裏面に粘着剤層が設けられて
いることを特徴とするラベルを提供するものである。ま
た、本発明は、上記ラベルにおいて、基材の曲げ強度が
20MPa以上であるラベルを提供するものである。ま
た、本発明は、上記ラベルにおいて、基材の表面に点字
が設けられているラベルを提供するものである。以下、
本発明を詳細に説明する。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面を用いて説明
する。Aは本発明のラベルの一例である。ラベルAは、
基材1、粘着剤層2から構成される。本発明のラベルA
の基材1としては、特に限定されるものではなく、例え
ば、ポリエステル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピ
レン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリカーボネート樹脂な
どからなるフィルムや、これらの樹脂に充填剤や、染
料、顔料などの着色剤を配合したフィルムや合成紙、金
属箔、含浸紙などが挙げられる。これらのうち、強度、
変形防止性、耐久性、価格等の点からポリエステル樹脂
のフィルムが好ましい。ポリエステル樹脂としては、ポ
リエチレンテレフタレート樹脂、ポリブチレンテレフタ
レート樹脂等が好ましく挙げられ、ポリエチレンテレフ
タレート樹脂が特に好ましい。基材1の曲げ強度は、2
0MPa以上であることが強度、変形防止性、耐久性の
点から好ましく、30〜150MPaが特に好ましい。
曲げ強度は、ASTMD882−83に規定される曲げ
試験に従って測定されるものである。基材1の厚みは、
10〜300μmが好ましく、25〜250μmがより
好ましく用いられる。また、基材1は透明でもよいし、
着色されていてもよい。
【0007】尚、基材1の表面には、図示していない
が、コート層を設けてもよい。コート層は、樹脂を塗布
し、乾燥又は硬化させて得られるものである。樹脂とし
ては、基材1と後述する点字3との両方に良好に接着で
きるものであれば特に制限なく、脂肪族ポリエステル樹
脂、芳香族ポリエステル樹脂などのポリエステル系樹
脂、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリエステルウ
レタン系樹脂など種々の樹脂を使用することができる
が、特に基材としてポリエステル樹脂フィルムを用いた
ときは、接着性の点からポリエステル樹脂が好ましく用
いられる。樹脂は、塗布し易いように、必要に応じて希
釈剤で希釈してもよい。希釈剤としては、ベンゼン、ト
ルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素、ヘキサン、ヘ
プタン、オクタン、ノナン、デカンなどの脂肪族炭化水
素、メチルエチルケトン、ジエチルケトン、ジイソプロ
ピルケトン等のケトン等が挙げられる。希釈剤の配合量
は、要求される粘度になるように適宜選定すればよい。
コート層の厚みは、特に制限ないが、通常0.1〜10
μmが好ましく、0.5〜5μmが特に好ましい。コー
ト層は、ナイフコーター、ブレードコーター、ロールコ
ーター、バーコーターなどの種々の塗工機や、グラビア
印刷機、スクリーン印刷機などの各種印刷機などで基材
の表面に前記した樹脂を塗布し、乾燥又は硬化して形成
できる。
【0008】基材1の形状は、各辺が内側に凹んだ曲線
を有し、該曲線が被着体の曲面と略同等の曲率の曲線で
ある略四辺形である。被着体の曲面と略同等の曲率と
は、被着体の曲面の曲率と同一又は±20%以内の曲率
であることが好ましく、同一又は±10%以内の曲率で
あることが特に好ましい。各辺の内側に凹んだ曲線の最
内側点と対抗辺の最内側点との間の距離は、ラベルに表
示する文字、図形、記号などの大きさや、後述する点字
の配列、被着体の大きさなどに応じて適宜選定すればよ
いが、通常5mm以上が好ましく、10〜100mmが
より好ましい。略四辺形は、対抗辺の長さがほぼ同一で
あり、二対の対抗辺の長さが異なる略四辺形が好まし
い。基材1の形状の設計上、長辺の対抗辺の曲率は同等
であることが好ましく、短辺の対抗辺の曲率も同等であ
ることが好ましい。この場合、対抗辺の曲率は、ラベル
を被着体に貼付したときの対抗辺間の中央線に相当する
位置の被着体の曲面の曲率にすることが好ましい。例え
ば、長辺の対抗辺の曲率は、ラベルを被着体に貼付した
ときの対抗辺間の中央線aに相当する位置の被着体の曲
面の曲率と略同等にする。また、短辺の対抗辺の曲率
は、ラベルを被着体に貼付したときの対抗辺間の中央線
bに相当する位置の被着体の曲面の曲率と略同等にす
る。
【0009】対抗辺の長さがほぼ同一であり、二対の対
抗辺の長さが異なる略四辺形は、具体的には、長辺の曲
線の曲率が好ましくは半径10〜80mm、より好まし
くは半径20〜50mmの円曲線の曲率であり、短辺の
曲線の曲率が好ましくは半径4〜30mm、より好まし
くは半径8〜20mmの円曲線の曲率である略四辺形が
望ましい。短辺の対抗辺の最内側点間の距離cは15〜
50mmが好ましく、20〜40mmがより好ましく、
長辺の対抗辺の最内側点間の距離dが5〜20mmが好
ましく、8〜15mmがより好ましい。各辺において、
被着体の曲面と略同等の曲率の曲線である内側に凹んだ
曲線は全てが曲線であってもよく、直線部が若干含まれ
ていてもよい。曲線の割合は、75%以上が好ましく、
85%以上が特に好ましい。各四辺のそれぞれ全体が被
着体の曲面と略同等の曲率の曲線である場合は、四辺形
の四隅は、先鋭に尖っているが、四辺形の四隅はカット
して、図1のように丸みを帯びさせてもよいし、直線的
形状にしてもよい。丸みは、特に限定されるものでな
く、種々の丸みにすることができるが、楕円形状、円形
状などの丸みが好ましい。四辺形の四隅がカットされて
いると、ラベルを被着体に貼付した後に剥がれにくくな
る。
【0010】2は粘着剤層であり、本発明のラベルを被
着体に貼付するために設けられる。粘着剤層2は、基材
1の全面に設けることが好ましい。粘着剤層2に使用さ
れる粘着剤としては、種々の粘着剤を使用することがで
きる。例えば、アクリル系粘着剤、シリコーン系粘着
剤、ゴム系粘着剤、ポリエステル系粘着剤などが挙げら
れる。上記粘着剤には、必要に応じて粘着付与剤、充填
剤、軟化剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、架橋剤等を配
合することができる。粘着付与剤としては、ロジン系樹
脂、テルペンフェノール樹脂、テルペン樹脂、芳香族炭
化水素変性テルペン樹脂、石油樹脂、クマロン・インデ
ン樹脂、スチレン系樹脂、フェノール樹脂、キシレン樹
脂等が挙げられる。充填剤としては、亜鉛華、酸化チタ
ン、シリカ、炭酸カルシウム、硫酸バリウム等が挙げら
れる。軟化剤としては、プロセスオイル、液状ゴム、可
塑剤等が挙げられる。酸化防止剤としては、アニリド
系、フェノール系、ホスファイト系、チオエステル系等
が挙げられる。紫外線吸収剤としては、ベンゾフェノン
系、ベンゾトリアゾール系等が挙げられ、架橋剤として
は、エポキシ系、イソシアナート系、金属キレート系等
が挙げられる。前記粘着剤層2の厚みは通常5〜100
μm、好ましくは10〜50μm程度とする。
【0011】4は剥離シートであり、粘着剤層2面を保
護し、ラベル貼付時には剥離される。ラベリングマシン
を用いてラベルを被着体に貼付する場合は、ラベル貼付
時に粘着ラベルの工程シートとして使用される。剥離シ
ート4としては、紙基材、プラスチック基材などの種々
の基材の表面を剥離処理したものが挙げられる。剥離処
理に使用される剥離処理剤としては、シリコーン樹脂、
アルキッド樹脂、フッ素樹脂、セルロース樹脂、ポリオ
レフィン樹脂などが挙げられるが、シリコーン樹脂、ア
ルキッド樹脂が好ましい。基材1、粘着剤層2及び剥離
シート4の積層シートは、剥離シート4に粘着剤層2が
設けられた粘着剤層付き剥離シートの粘着剤層に、基材
1の裏面を貼り合わせることにより、又は基材1の裏面
に粘着剤を塗布乾燥して粘着剤層2を形成し、その粘着
剤層2の表面に剥離シート4を貼り合わせることによ
り、製造することができる。本発明のラベルAは、基材
1の表面若しくは裏面、又はコート層の表面に、文字や
図形、記号などの表示を各種印刷により施すことができ
る。
【0012】また、本発明のラベルには、基材1の表面
には、点字を設けてもよい。点字を設けたラベルBは、
図3に示されている。図3の点字ラベルBの平面形状
は、図1と同様である。点字は、文字を意味する決めら
れた配置に突起物の1個又は複数個を配列したものであ
る。本発明のラベルは、点字ラベルのようにラベル表面
が何度も擦られるような用途に用いられる場合に、特に
その特性が生かされ、有用である。3は点字であり、主
に光硬化性組成物を基材1またはコート層の表面に点字
状に塗布して光照射して硬化させた光硬化物により形成
できる。この光硬化物は、文字を意味する決められた配
置に1個又は複数個を配列させて点字3を構成する。点
字3を構成する光硬化物の形状は、底部が大きく、先端
部に向けて小さくなり、先端部は丸みを帯びた形状(半
球形状)にすることが好ましい。点字3の高さは、特に
制限ないが、通常200〜1000μmが好ましく、3
00〜700μmが特に好ましい。また、一つの点字3
の底部の直径は、1〜3mmが好ましく、1.2〜2.
0mmが特に好ましい。光硬化性組成物は、光を照射さ
れることにより、硬化されるものであり、紫外線で硬化
する物質が代表的なものである。紫外線で硬化する物質
の具体例としては、不飽和アクリル系化合物、不飽和ポ
リエステル系化合物等が挙げられる。また、これらにバ
インダーを配合したものも使用できる。
【0013】不飽和アクリル系化合物としては、アクリ
ル系又はメタクリル系不飽和基を1個有するアクリレー
トモノマー又は数個有する多官能アクリレートモノマー
あるいはそれらのオリゴマー等が挙げられ、多官能アク
リレートモノマー又はそれらのオリゴマーが好ましい。
多官能アクリレートモノマーとしては、エチレングリコ
ールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ
(メタ)アクリレート、ブチレングリコールジ(メタ)
アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アク
リレート、ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、
トリメチロールエタントリ(メタ)アクリレート、トリ
メチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタ
エリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリ
スリトールテトラ(メタ)アクリレート、ペンタエリス
リトールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリス
リトールヘキサ(メタ)アクリレート、グリセリルトリ
(メタ)アクリレート、トリアリル(メタ)アクリレー
ト、ビスフェノールAエチレンオキシド変性ジ(メタ)
アクリレート等が好ましい。多官能アクリレートモノマ
ーは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を組合せ
て用いてもよい。
【0014】不飽和ポリエステル系化合物としては、不
飽和基を1以上有するポリエステルであり、その好適な
具体例としては、ポリエステル(メタ)アクリレート又
はそのオリゴマーなどが挙げられる。ポリエステル(メ
タ)アクリレートは、多価アルコールと多価カルボン酸
との反応物であるポリエステルポリオールと(メタ)ア
クリル酸とのエステルである。多価アルコールとして
は、例えば、エチレングリコール、ポリエチレングリコ
ール、プロピレングリコール、ブタンジオール、ヘキサ
ンジオール、ネオペンチルグリコール、グリセリン、ペ
ンタエリスリトール、ビスフェノールAなどが挙げられ
る。多価カルボン酸としては、例えば、マレイン酸、フ
マル酸、フタル酸、テレフタル酸、アジピン酸、イタコ
ン酸、トリメリット酸等が挙げられる。
【0015】光硬化された光硬化性組成物の弾性、柔軟
性などの物性を調整するためのバインダーとしては、ポ
リビニルシンナメート系、ゴム系、ノボラック−アジド
系、セルロース系高分子、変性ポリビニルアルコール又
はポリアミド等の高分子等が挙げられる。光硬化性組成
物は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を組合せ
て用いてもよい。光硬化性組成物には、触媒、光増感剤
等を含有させることができる。触媒としては、オクチル
酸スズ、ジブチルスズジラウレートなどのスズ化合物、
トリエチルアミン、トリエチレンジアミン、N−エチル
モルホリン、N,N,N’,N’−テトラメチルプロパ
ンジアミンなどのアミン類等が挙げられる。触媒は、1
種単独で使用してもよいし、2種以上を組合せて用いて
もよい。また、光増感剤としては、アセトフェノン、プ
ロピオフェノン、ベンゾフェノン、3−メチルアセトフ
ェノン、4−メチルアセトフェノン、3−メトキシアセ
トフェノン、4−メトキシアセトフェノン、3−メトキ
シベンゾフェノン、4−メトキシベンゾフェノン等が挙
げられる。光増感剤は、1種単独で使用してもよいし、
2種以上を組合せて用いてもよい。
【0016】また、光硬化性組成物には、塗布適性のた
めにシリカ(コロイド状シリカを含む)、炭酸カルシ
ム、シリコーンパウダー、マイカ、ガラスビーズ、アク
リル系微粉末、中空粒子等のフィラーを含ませて粘度調
整することができる。フィラーの平均粒径は、0.1μ
m以下が好ましく、0.001〜0.05μmが好まし
い。この場合、フィラーは光硬化性組成物の固形分10
0質量部に対して、固形分0〜20質量部が好ましい。
20質量部を超えると塗布適性が劣り、また点字の被膜
強度が低下する。光硬化性組成物の市販品としては、例
えば、帝国インキ(株)製、商品名「UV POT20
116」、十条ケミカル(株)製、商品名「4600、
メジュム」等の紫外線硬化性樹脂等が挙げられる。光硬
化性組成物の基材1の表面への塗布は、スクリーン印
刷、グラビア印刷、凹版印刷等の印刷により行うことが
好ましい。照射される光は、紫外線、電子線等の電磁波
が挙げられ、通常は紫外線が用いられる。紫外線は、通
常は紫外線ランプから輻射される紫外線が用いられる。
この紫外線ランプとしては、通常波長300〜400n
mの領域にスペクトル分布を有するものが用いられる。
光硬化性組成物の硬化は、通常紫外線を100〜600
mJ/m照射して行う。本発明のラベルは、例えば、
必要により表面に点字が設けられた基材1、粘着剤層2
及び剥離シート4の積層シートに上記のように設定した
略四辺形の形状の切り込みをダイカット刃などにより施
すことにより製造される。略四辺形の形状の切り込み
は、基材1側から剥離シート4上に達するように施され
る。
【0017】
【実施例】次に、本発明を実施例によりさらに詳細に説
明するが、本発明はこれらの例示によってなんら制約さ
れるものではない。
【0018】(実施例1)基材として、厚さ75μmの
ポリエチレンテレフタレートフィルム(東レ(株)製、
商品名「ルミラー#75」、曲げ強度95MPa)の表
面に、ラベルに表示する文字、図形、記号などを印刷
し、印刷基材を得た。さらに、上質紙を基材とし、シリ
コーン樹脂による剥離処理を施した剥離シート(リンテ
ック(株)製、商品名「8LKY」)に乾燥塗布厚23
μmのアクリル系粘着剤層(リンテック(株)製、商品
名「PA−T1」)が設けられた粘着剤層付き剥離シー
トの粘着剤層に、上記印刷基材のポリエチレンテレフタ
レートフィルムの印刷を施してない面を貼り合わせ、さ
らに、短辺の対抗辺の最内側点間の距離cが23mm、
長辺の対抗辺の最内側点間の距離dが10mmであり、
短辺の対抗辺の曲線の曲率が半径12mmの円曲線の曲
率であり、長辺の対抗辺の曲線の曲率が半径32mmの
円曲線の曲率であり、四隅が円形丸みを帯びている略四
辺形状に、基材側から剥離シート上に達する切り込みを
施し、ラベルを形成し、図1と同様のラベルを得た。こ
のラベルを三次曲面の被着体〔ラベルの中央線aに相当
する位置の被着体の曲率:半径32mmの円曲線の曲率
(ラベルの長辺の対抗辺に相当する位置の被着体の曲率
も同様である)、ラベルの中央線bに相当する位置の被
着体の曲率:半径12mmの円曲線の曲率(ラベルの短
辺の対抗辺に相当する位置の被着体の曲率も同様であ
る)〕に貼付した。被着体に貼付したラベルは、10日
後も浮き剥がれなく貼付されていた。
【0019】(実施例2)基材として、幅20mm、長
さ10m、厚さ75μmのポリエチレンテレフタレート
フィルム(東レ(株)製、商品名「ルミラー#75」、
曲げ強度95MPa)の表面に、コート剤として芳香族
ポリエステル樹脂(東洋紡績(株)製、商品名「バイロ
ンUR140」)をバーコーターにて塗布乾燥させて厚
さ2μmのコート層を形成した。そのコート層の表面に
不飽和アクリル系化合物からなる紫外線硬化性樹脂イン
キ(帝国インキ(株)製、商品名「UV POT201
16」)にシリカ(平均粒径0.016μm)を該イン
キの固形分100質量部に対し2質量部含有させた光硬
化性組成物で、点字状にスクリーン印刷し、その後、高
圧水銀紫外線ランプ(120W/cm)の紫外線を積算
光量約250mJ/m の条件で照射し、硬化処理する
ことによって、突起物(高さ450μm、底部直径1.
6mm、先端部の形状:半球形状)で構成される点字を
形成し、点字シートを作製した。さらに、上質紙を基材
とし、シリコーン樹脂による剥離処理を施した剥離シー
ト(リンテック(株)製、商品名「8LKY」)に乾燥
塗布厚23μmのアクリル系粘着剤層(リンテック
(株)製、商品名「PA−T1」)が設けられた粘着剤
層付き剥離シートの粘着剤層に、上記点字シートのポリ
エチレンテレフタレートフィルムの点字が形成されてい
ない面を貼り合わせ、さらに、短辺の対抗辺の最内側点
間の距離cが23mm、長辺の対抗辺の最内側点間の距
離dが10mmであり、長辺の対抗辺の曲線の曲率が半
径32mmの円曲線の曲率であり、短辺の対抗辺の曲線
の曲率が半径12mmの円曲線の曲率であり、四隅が円
形丸みを帯びている略四辺形状に、基材側から剥離シー
ト上に達する切り込みを施し、表面に点字を有する図3
と同様の点字ラベルを形成し、点字ラベル付き粘着シー
トを得た。この粘着シートを用いて、巻回積層されたロ
ールを形成し、ラベリングマシンにより点字ラベルを三
次曲面の被着体〔ラベルの中央線aに相当する位置の被
着体の曲率:半径32mmの円曲線の曲率(ラベルの長
辺の対抗辺に相当する位置の被着体の曲率も同様であ
る)、ラベルの中央線bに相当する位置の被着体の曲
率:半径12mmの円曲線の曲率(ラベルの短辺の対抗
辺に相当する位置の被着体の曲率も同様である)〕に貼
付した。被着体に貼付した点字ラベルは、10日後も浮
き剥がれなく貼付されていた。
【0020】
【発明の効果】本発明のラベルは、三次曲面を有する被
着体面に貼付しても、浮き剥がれを生じることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のラベルの一実施例の平面図である。
【図2】 図1の本発明のラベルの概略断面図である。
【図3】 本発明のラベルの他の一実施例の概略断面図
である。
【符号の説明】
1 基材 2 粘着剤層 3 点字 4 剥離シート A ラベル B 点字ラベル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各辺が内側に凹んだ曲線を有し、該曲線が
    被着体の曲面と略同等の曲率の曲線である略四辺形の基
    材の裏面に粘着剤層が設けられていることを特徴とする
    ラベル。
  2. 【請求項2】各辺が内側に凹んだ曲線を有し、長辺の曲
    線の曲率が半径10〜80mmの円曲線の曲率であり、
    短辺の曲線の曲率が半径4〜30mmの円曲線の曲率で
    ある略四辺形の基材の裏面に粘着剤層が設けられている
    ことを特徴とするラベル。
  3. 【請求項3】基材の曲げ強度が20MPa以上である請
    求項1又は2記載のラベル。
  4. 【請求項4】基材の表面に点字が設けられている請求項
    1〜3のいずれかに記載のラベル。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007316472A (ja) * 2006-05-29 2007-12-06 Sato Corp ラベル
JP2009282271A (ja) * 2008-05-22 2009-12-03 Iwata Label Co Ltd 点字ラベル
JP2017177466A (ja) * 2016-03-29 2017-10-05 リンテック株式会社 擬似接着性積層体、擬似接着ラベル及びこれらの製造方法

Cited By (3)

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