JP2003137308A - 開封が容易な軟質包装袋 - Google Patents

開封が容易な軟質包装袋

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JP2003137308A
JP2003137308A JP2001334368A JP2001334368A JP2003137308A JP 2003137308 A JP2003137308 A JP 2003137308A JP 2001334368 A JP2001334368 A JP 2001334368A JP 2001334368 A JP2001334368 A JP 2001334368A JP 2003137308 A JP2003137308 A JP 2003137308A
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flexible packaging
cutting
base film
film layer
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JP2001334368A
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Toshiyuki Maeda
俊之 真枝
Kenji Sakae
賢治 栄
Morihiro Sugiyama
守広 杉山
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Toppan Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】香辛料や食品類や詰替え洗剤などを幅広く収容
する、三方シール式や竪型シール式( スタンディングパ
ウチ )などの、従来のI字状やV字状などの切断開始切
欠きdを設けていない、引裂かれる方向が曲る恐れがな
い開封が容易な軟質包装袋を提供する。 【解決手段】本発明は、少なくともベースフィルム層2
とシーラント層4とを積層して、周辺部を熱融着して成
る軟質包装袋20の、周辺熱融着部21に、少なくとも
ベースフィルム層2を貫通した切断開始傷加工aを施し
て、また切断開始傷加工aの延長線上の非熱融着部分
に、ベースフィルム層2のみを貫通した切断継続傷加工
bを連続して施して、さらに端辺から周辺熱融着部21
の途中までの切断開始傷加工aに替えて、全層を貫通し
た切断加工cを施した開封が容易な軟質包装袋である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、香辛料や食品類や
詰替え洗剤などを幅広く収容する、三方シール式や竪型
シール式( スタンディングパウチと通称する )などの、
従来のI字状やV字状などの切断開始切欠きdを設けて
いない、引裂かれる方向が曲る恐れがない開封が容易な
軟質包装袋に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、外面側から少なくともベース
フィルム層2とシーラント層4とを積層して、また必要
に応じてバリアー層3などを中間に積層して、周辺部を
熱融着して成る、つまみや香辛料などを手軽に収容す
る、図2Aに示すやや小型の三方シール式などの軟質包
装袋20であって、この軟質包装袋20の周辺熱融着部
21に、I字状などの切断開始切欠きdを設けて、また
軟質包装袋20の切断開始切欠きdの延長線上の非熱融
着部分に、ベースフィルム層2のみを貫通した、破線状
( ミシン目状とも言う、以下同じ )又は実線状の切断継
続傷加工bを施した開封が容易な軟質包装袋が、一般に
広く用いられている。
【0003】また従来から、同様に外面側から少なくと
もベースフィルム層2とシーラント層4とを積層して、
また必要に応じてバリアー層3などを中間に積層して、
周辺部を熱融着して成る、菓子や食品類などを幅広く収
容する、図2Bに示す通常の三方シール式などの軟質包
装袋20であって、また調味料や詰替え洗剤などを収容
する、図2Dに示す注出口付の竪型シール式( スタンデ
ィングパウチ )などの軟質包装袋20であって、この軟
質包装袋20の( 注出口の )周辺熱融着部21の相対す
る2個所に、V字状などの切断開始切欠きd ,dを設け
て、また軟質包装袋20の切断開始切欠きd ,dを結ぶ
線上の非熱融着部分に、ベースフィルム層2のみを貫通
した、破線状又は実線状の切断継続傷加工bを施した開
封が容易な軟質包装袋が、一般に広く用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが従来の、図2
A ,B ,Dに示す開封が容易な軟質包装袋については、
I字状やV字状などの切断開始切欠きdに指を掛けて、
やや強く引裂くだけで、簡単に破線状又は実線状の切断
継続傷加工bを切断して、容易に開封することができる
軟質包装袋20であるものの、軟質包装袋20の周辺部
の熱融着工程で同時に、金属刃などの機械的な方法で設
けるI字状やV字状などの切断開始切欠きdと、軟質包
装袋20のベースフィルム層2の印刷工程やシーラント
層4との積層工程などの前後に、金属刃などの機械的な
方法又は炭酸ガスレーザーなどの熱的な方法で施す破線
状又は実線状の切断継続傷加工bとの、延長線上又は結
ぶ線上の位置が一致( 連続 )しないことが問題であっ
て、例えば図2Cに示すように、切断開始切欠きd ,d
に指を掛けて引裂いても、位置が一致( 連続 )していな
い切断継続傷加工bが切断されないことがあって、引裂
かれる方向が曲って、軟質包装袋20が開封し難いこと
が多くて、また内容物をこぼしたり手を汚したりするこ
とが多かった。
【0005】そこで、本発明の目的は、香辛料や食品類
や詰替え洗剤などを幅広く収容する、三方シール式や竪
型シール式( スタンディングパウチ )などの、従来のI
字状やV字状などの切断開始切欠きdに替えて、延長線
上又は結ぶ線上の位置が完全に一致した、シーラント層
4を残して少なくともベースフィルム層2( とバリアー
層3と )を貫通した切断開始傷加工aと、ベースフィル
ム層2のみを貫通した切断継続傷加工bとを、連続して
施した、また少なくともベースフィルム層2と( バリア
ー層3と )シーラント層4との全層を貫通した切断加工
cと、前述した切断開始傷加工aと切断継続傷加工bと
を、連続して施した、引裂かれる方向が曲る恐れがない
開封が容易な軟質包装袋を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の、請求項1に記
載の開封が容易な軟質包装袋は、図1A ,Bに示すよう
に、外面側から少なくともベースフィルム層2とシーラ
ント層4とを積層して、周辺部を熱融着して成る各種形
状( 図1Aでは三方シール式 )の軟質包装袋20であっ
て、この軟質包装袋20の周辺熱融着部21に、シーラ
ント層4を残して少なくともベースフィルム層2を貫通
した、実線状又は破線状( 図1Aでは破線状 )の切断開
始傷加工aを施して、また軟質包装袋20の切断開始傷
加工aの延長線上の非熱融着部分に、ベースフィルム層
2のみを貫通した、破線状又は実線状( 図1Aでは破線
状 )の切断継続傷加工bを、切断開始傷加工aに連続し
て施したことを特徴とする開封が容易な軟質包装袋であ
る。
【0007】本発明の、請求項1に記載の開封が容易な
軟質包装袋においては、軟質包装袋20の周辺熱融着部
21に、シーラント層4を残して少なくとも引裂き強度
などが優れたベースフィルム層2を貫通した、実線状又
は破線状の切断開始傷加工aを施して、また軟質包装袋
20の切断開始傷加工aの延長線上の非熱融着部分に、
引裂き強度などが優れたベースフィルム層2のみを貫通
した、破線状又は実線状の切断継続傷加工bを、切断開
始傷加工aに連続して施したことによって、実線状又は
破線状の切断開始傷加工aに指を掛けて、やや強く引裂
くだけで、簡単に破線状又は実線状の切断継続傷加工b
を切断して、容易に開封することができる、しかも延長
線上の位置が完全に一致した、シーラント層4を残して
少なくともベースフィルム層2を貫通した切断開始傷加
工aと、ベースフィルム層2のみを貫通した切断継続傷
加工bとを、連続して施したために、引裂かれる方向が
曲る恐れがない開封が容易な軟質包装袋を提供すること
ができる。
【0008】しかも、本発明の、請求項1に記載の開封
が容易な軟質包装袋においては、軟質包装袋20の周辺
熱融着部21に、密封性などが優れたシーラント層4を
残して、少なくともベースフィルム層2を貫通した切断
開始傷加工aを施したために、軟質包装袋20の周辺熱
融着部21の密封性などに問題がない、内容物の保存性
などが優れた開封が容易な軟質包装袋を得ることができ
る。
【0009】本発明の、請求項2に記載の開封が容易な
軟質包装袋は、図1C ,Dに示すように、外面側から少
なくともベースフィルム層2とシーラント層4とを積層
して、周辺部を熱融着して成る各種形状( 図1Cでは三
方シール式 )の軟質包装袋20であって、この軟質包装
袋20の周辺熱融着部21の相対する2個所に、シーラ
ント層4を残して少なくともベースフィルム層2を貫通
した、実線状又は破線状( 図1Cでは実線状 )の切断開
始傷加工a ,aを施して、また軟質包装袋20の切断開
始傷加工a ,aを結ぶ線上の非熱融着部分に、ベースフ
ィルム層2のみを貫通した、破線状又は実線状( 図1C
では破線状 )の切断継続傷加工bを、切断開始傷加工a
,aに連続して施したことを特徴とする開封が容易な軟
質包装袋である。
【0010】本発明の、請求項2に記載の開封が容易な
軟質包装袋においては、軟質包装袋20の周辺熱融着部
21の相対する2個所に、シーラント層4を残して少な
くとも引裂き強度などが優れたベースフィルム層2を貫
通した、実線状又は破線状の切断開始傷加工a ,aを施
して、また軟質包装袋20の切断開始傷加工a ,aを結
ぶ線上の非熱融着部分に、引裂き強度などが優れたベー
スフィルム層2のみを貫通した、破線状又は実線状の切
断継続傷加工bを、切断開始傷加工a ,aに連続して施
したことによって、実線状又は破線状の切断開始傷加工
a ,aに指を掛けて、やや強く引裂くだけで、簡単に破
線状又は実線状の切断継続傷加工bを切断して、容易に
開封することができる、しかも結ぶ線上の位置が完全に
一致した、シーラント層4を残して少なくともベースフ
ィルム層2を貫通した切断開始傷加工a ,aと、ベース
フィルム層2のみを貫通した切断継続傷加工bとを、連
続して施したために、引裂かれる方向が曲る恐れがない
開封が容易な軟質包装袋を提供することができる。
【0011】本発明の、請求項3に記載の開封が容易な
軟質包装袋は、請求項1又は請求項2に記載の開封が容
易な軟質包装袋において、図1C ,Dに示すように、軟
質包装袋20の端辺から周辺熱融着部21の途中までの
切断開始傷加工a( 図1C ,Dでは切断開始傷加工a ,
a )に替えて、少なくともベースフィルム層2とシーラ
ント層4との全層を貫通した、実線状の切断加工c( 図
1C ,Dでは切断加工c ,c )を施したことを特徴とす
る開封が容易な軟質包装袋である。
【0012】本発明の、請求項3に記載の開封が容易な
軟質包装袋においては、軟質包装袋20の端辺から周辺
熱融着部21の途中までの切断開始傷加工aに替えて、
少なくともベースフィルム層2とシーラント層4との全
層を貫通した、実線状の切断加工cを施したことによっ
て、実線状の切断加工cに指を掛けて、軽く引裂くだけ
で、簡単に実線状又は破線状の切断開始傷加工aを引裂
いて破線状又は実線状の切断継続傷加工bを切断して、
容易に開封することができる、しかも延長線上又は結ぶ
線上の位置が完全に一致した、少なくともベースフィル
ム層2とシーラント層4との全層を貫通した切断加工c
と、前述した切断開始傷加工aと切断継続傷加工bと
を、連続して施したために、引裂かれる方向が曲る恐れ
がない、特に切断開始を容易にした開封が容易な軟質包
装袋を提供することができる。
【0013】本発明の、請求項4に記載の開封が容易な
軟質包装袋は、外面側から少なくともベースフィルム層
2とバリアー層3とシーラント層4とを積層して、周辺
部を熱融着して成る各種形状の軟質包装袋20であっ
て、この軟質包装袋20の周辺熱融着部21に、シーラ
ント層4を残して少なくともベースフィルム層2とバリ
アー層3とを貫通した、実線状又は破線状の切断開始傷
加工aを施して、また軟質包装袋20の切断開始傷加工
aの延長線上の非熱融着部分に、ベースフィルム層2の
みを貫通した、破線状又は実線状の切断継続傷加工b
を、切断開始傷加工aに連続して施したことを特徴とす
る開封が容易な軟質包装袋である。
【0014】本発明の、請求項4に記載の開封が容易な
軟質包装袋においては、軟質包装袋20の周辺熱融着部
21に、シーラント層4を残して少なくとも引裂き強度
などが優れたベースフィルム層2とバリアー層3とを貫
通した、実線状又は破線状の切断開始傷加工aを施し
て、また軟質包装袋20の切断開始傷加工aの延長線上
の非熱融着部分に、引裂き強度などが優れたベースフィ
ルム層2のみを貫通した、破線状又は実線状の切断継続
傷加工bを、切断開始傷加工aに連続して施したことに
よって、実線状又は破線状の切断開始傷加工aに指を掛
けて、やや強く引裂くだけで、簡単に破線状又は実線状
の切断継続傷加工bを切断して、容易に開封することが
できる、しかも延長線上の位置が完全に一致した、シー
ラント層4を残して少なくともベースフィルム層2とバ
リアー層3とを貫通した切断開始傷加工aと、ベースフ
ィルム層2のみを貫通した切断継続傷加工bとを、連続
して施したために、引裂かれる方向が曲る恐れがない開
封が容易な軟質包装袋を提供することができる。
【0015】しかも、本発明の、請求項4に記載の開封
が容易な軟質包装袋においては、軟質包装袋20の周辺
熱融着部21に、密封性などが優れたシーラント層4を
残して、少なくともベースフィルム層2とバリアー層3
とを貫通した切断開始傷加工aを施したために、軟質包
装袋20の周辺熱融着部21の密封性などに問題がな
い、また軟質包装袋20の非熱融着部分に、少なくとも
ガスバリアー性などが優れたバリアー層3とシーラント
層4とを残して、ベースフィルム層2のみを貫通した切
断継続傷加工bを施したために、軟質包装袋20の非熱
融着部分のガスバリアー性などに問題がない、内容物の
保存性などが優れた開封が容易な軟質包装袋を得ること
ができる。
【0016】本発明の、請求項5に記載の開封が容易な
軟質包装袋は、図1E ,Fに示すように、外面側から少
なくともベースフィルム層2とバリアー層3とシーラン
ト層4とを積層して、周辺部を熱融着して成る各種形状
( 図1Eでは竪型シール式 )の軟質包装袋20であっ
て、この軟質包装袋20の周辺熱融着部21の相対する
2個所に、シーラント層4を残して少なくともベースフ
ィルム層2とバリアー層3とを貫通した、実線状又は破
線状( 図1Eでは実線状 )の切断開始傷加工a ,aを施
して、また軟質包装袋20の切断開始傷加工a ,aを結
ぶ線上の非熱融着部分に、ベースフィルム層2のみを貫
通した、破線状又は実線状( 図1Eでは実線状 )の切断
継続傷加工bを、切断開始傷加工a ,aに連続して施し
たことを特徴とする開封が容易な軟質包装袋である。
【0017】本発明の、請求項5に記載の開封が容易な
軟質包装袋においては、軟質包装袋20の周辺熱融着部
21の相対する2個所に、シーラント層4を残して少な
くとも引裂き強度などが優れたベースフィルム層2とバ
リアー層3とを貫通した、実線状又は破線状の切断開始
傷加工a ,aを施して、また軟質包装袋20の切断開始
傷加工a ,aを結ぶ線上の非熱融着部分に、引裂き強度
などが優れたベースフィルム層2のみを貫通した、破線
状又は実線状の切断継続傷加工bを、切断開始傷加工a
,aに連続して施したことによって、実線状又は破線状
の切断開始傷加工a ,aに指を掛けて、やや強く引裂く
だけで、簡単に破線状又は実線状の切断継続傷加工bを
切断して、容易に開封することができる、しかも結ぶ線
上の位置が完全に一致した、シーラント層4を残して少
なくともベースフィルム層2とバリアー層3とを貫通し
た切断開始傷加工a ,aと、ベースフィルム層2のみを
貫通した切断継続傷加工bとを、連続して施したため
に、引裂かれる方向が曲る恐れがない開封が容易な軟質
包装袋を提供することができる。
【0018】本発明の、請求項6に記載の開封が容易な
軟質包装袋は、請求項4又は請求項5に記載の開封が容
易な軟質包装袋において、図1E ,Fに示すように、軟
質包装袋20の端辺から周辺熱融着部21の途中までの
切断開始傷加工a( 図1E ,Fでは切断開始傷加工a ,
a )に替えて、少なくともベースフィルム層2とバリア
ー層3とシーラント層4との全層を貫通した、実線状の
切断加工c( 図1E ,Fでは切断加工c ,c )を施した
ことを特徴とする開封が容易な軟質包装袋である。
【0019】本発明の、請求項6に記載の開封が容易な
軟質包装袋においては、軟質包装袋20の端辺から周辺
熱融着部21の途中までの切断開始傷加工aに替えて、
少なくともベースフィルム層2とバリアー層3とシーラ
ント層4との全層を貫通した、実線状の切断加工cを施
したことによって、実線状の切断加工cに指を掛けて、
軽く引裂くだけで、簡単に実線状又は破線状の切断開始
傷加工aを引裂いて破線状又は実線状の切断継続傷加工
bを切断して、容易に開封することができる、しかも延
長線上又は結ぶ線上の位置が完全に一致した、少なくと
もベースフィルム層2とバリアー層3とシーラント層4
との全層を貫通した切断加工cと、前述した切断開始傷
加工aと切断継続傷加工bとを、連続して施したため
に、引裂かれる方向が曲る恐れがない、特に切断開始を
容易にした開封が容易な軟質包装袋を提供することがで
きる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の開封が容易な軟質包装袋
における、軟質包装袋20の周辺熱融着部21に施し
た、シーラント層4を残して少なくともベースフィルム
層2( とバリアー層3と )を貫通した、実線状又は破線
状の切断開始傷加工aについては、また軟質包装袋20
の切断開始傷加工aの延長線上又は結ぶ線上の非熱融着
部分に施した、ベースフィルム層2のみを貫通した、破
線状又は実線状の切断継続傷加工bについては、( さら
に軟質包装袋20の端辺から周辺熱融着部21の途中ま
での切断開始傷加工aに替えて施した、少なくともベー
スフィルム層2と( バリアー層3と )シーラント層4と
の全層を貫通した、実線状の切断加工cについては)、
美麗な印刷をした引裂き強度などが優れたベースフィル
ム層2と、( ガスバリアー性などが優れたバリアー層3
と )、密封性などが優れたシーラント層4との、巻取り
状の積層工程の途中で又は巻取り状の積層工程の後に、
金属刃などの機械的な方法又は炭酸ガスレーザーなどの
熱的な方法で、延長線上又は結ぶ線上の位置が完全に一
致した、実線状又は破線状の切断開始傷加工aと破線状
又は実線状の切断継続傷加工bと( 実線状の切断加工c
と )を、一工程で連続して施すことによって、引裂かれ
る方向が曲る恐れがない開封が容易な軟質包装袋を得る
ことができる。
【0021】ところが、本実施の形態に示す金属刃など
の機械的な方法については、金属刃などの深さを正確に
微細に調整することによって、延長線上又は結ぶ線上の
位置が完全に一致した、実線状又は破線状の切断開始傷
加工aと破線状又は実線状の切断継続傷加工bと( 実線
状の切断加工cと )を、安定して、一工程で連続して施
すことができるものの、密封性などが優れたシーラント
層4を残して、少なくとも50μm以下の極薄いベース
フィルム層2( とバリアー層3と )を貫通した切断開始
傷加工aを施すために、また50μm以下の極薄いベー
スフィルム層2のみを貫通した切断継続傷加工bを施す
ために、機械的な方法に速度の限界があって、巻取り状
の積層工程に比べて低速で断続的になることが問題であ
った。
【0022】そこで、本実施の形態に示す炭酸ガスレー
ザーなどの熱的な方法について、一本の線上に深さが異
なる条件を入力することができる、例えば炭酸ガスレー
ザーの付加機能を活用して、後述する実施例に示すよう
に、ナイロン15μmのベースフィルム層2とポリエス
テル30μmのバリアー層3とを貫通する場合( 実施例
3を参照 )には、スキャンスピード500mm/sec ,発振
周波数5kHz ,出力40W程度の条件を入力することに
よって、またナイロン15μmのベースフィルム層2の
みを貫通する場合( 実施例1〜実施例3を参照 )には、
スキャンスピード1000mm/sec ,発振周波数5kHz ,
出力15W程度の条件を入力することによって、さらに
ナイロン15μmのベースフィルム層2とポリエチレン
35μmのシーラント層4との全層を貫通する場合( 実
施例2を参照 )には、スキャンスピード500mm/sec ,
発振周波数8kHz ,出力40W程度の条件を入力するこ
とによって、延長線上又は結ぶ線上の位置が完全に一致
した、実線状又は破線状の切断開始傷加工aと破線状又
は実線状の切断継続傷加工bと( 実線状の切断加工cと
)を、巻取り状の積層工程の途中で又は巻取り状の積層
工程の後に、高速で安定して、一工程で連続して施すこ
とができる。
【0023】なお、軟質包装袋20の切断開始傷加工a
の延長線上又は結ぶ線上の非熱融着部分に施した、前述
した破線状又は実線状の切断継続傷加工bについては、
図1A ,C ,Eに示す直線であることが一般的である
が、必ずしも直線である必要はなくて、開封が容易な軟
質包装袋のデザイン的な形状や開封した時の注出し易い
開口形状などを配慮して、任意の曲線の破線状又は実線
状の切断継続傷加工bを、金属刃などの機械的な方法又
は炭酸ガスレーザーなどの熱的な方法で、切断開始傷加
工aに連続して施すことができる。
【0024】
【実施例】<実施例1>図1Aは、本発明の実施例1に
おける、開封が容易な軟質包装袋の平面図であって、図
1Bは、切断開始傷加工aと切断継続傷加工bとを連続
して施した、開封が容易な軟質包装袋の断面説明図であ
る。
【0025】本発明の実施例1の開封が容易な軟質包装
袋は、外面側からベースフィルム層2とシーラント層4
とを積層して、周辺部を熱融着して成る、カップラーメ
ン用の乾燥した具を収容する、縦と横とが80×52m
mの三方シール式の軟質包装袋20であって、この軟質
包装袋20の周辺熱融着部21に、シーラント層4を残
して少なくともベースフィルム層2を貫通した、長さが
8mmの破線状( ミシン目状とも言う、以下同じ )の切
断開始傷加工aを施して、また軟質包装袋20の切断開
始傷加工aの延長線上の非熱融着部分に、ベースフィル
ム層2のみを貫通した、長さが44mmの破線状の切断
継続傷加工bを、切断開始傷加工aに連続して施した開
封が容易な軟質包装袋である。
【0026】すなわち、内面に美麗な印刷をした引裂き
強度などが優れた2軸延伸ナイロン( ONy,15μm)のベー
スフィルム層2と、密封性などが優れた線状低密度ポリ
エチレン( LLDPE,35μm)のシーラント層4とを、図示し
ていないサンドポリエチレン( SPE,15μm)を介して、巻
取り状の通常の押出しラミネーション方法で積層して、
次に通常の炭酸ガスレーザー装置( GSIルモニクスジ
ャパン( 株 )製 ,PC-MARK-MT )の付加機能を活用し
て、線状低密度ポリエチレンを残して2軸延伸ナイロン
とサンドポリエチレンとを貫通した、図1Aに示す長さ
が8mmの破線状の切断開始傷加工aを、スキャンスピ
ード500mm/sec ,発振周波数5kHz ,出力15Wの条
件を入力することによって、また2軸延伸ナイロンのみ
を貫通した、図1Aに示す長さが44mmの破線状の切
断継続傷加工bを、スキャンスピード1000mm/sec ,
発振周波数5kHz ,出力15Wの条件を入力することに
よって、図1Bに示す上面側の傷加工a ,b ,下面側の
傷加工b ,aの順に、レーザーを照射して連続して施し
た後に、104mm幅にスリッターして、従来と同様の
通常の充填製袋工程で、上面側の傷加工a ,bと下面側
の傷加工a ,bとの位置が一致するように2つ折りし
て、内容物を収容しながら、従来のI字状などの切断開
始切欠きdを設けないで周辺部を熱融着して、実施例1
の図1A ,Bに示す三方シール式の開封が容易な軟質包
装袋を作製した。
【0027】本発明の実施例1の開封が容易な軟質包装
袋においては、軟質包装袋20の周辺熱融着部21に、
線状低密度ポリエチレンを残して引裂き強度などが優れ
た2軸延伸ナイロンとサンドポリエチレンを貫通した、
図1Aに示す破線状の切断開始傷加工aを施して、また
軟質包装袋20の切断開始傷加工aの延長線上の非熱融
着部分に、引裂き強度などが優れた2軸延伸ナイロンの
みを貫通した、図1Aに示す破線状の切断継続傷加工b
を、切断開始傷加工aに連続して施したことによって、
破線状の切断開始傷加工aに指を掛けて、やや強く引裂
くだけで、簡単に破線状の切断継続傷加工bを切断し
て、容易に開封することができる、しかも延長線上の位
置が完全に一致した、また図1Bに示す上面側と下面側
との位置が一致した、線状低密度ポリエチレンを残して
2軸延伸ナイロンとサンドポリエチレンを貫通した切断
開始傷加工aと、2軸延伸ナイロンのみを貫通した切断
継続傷加工bとを、レーザーを照射して連続して施した
ために、引裂かれる方向が曲る恐れがない開封が容易な
軟質包装袋を得ることができた。
【0028】<実施例2>図1Cは、本発明の実施例2
における、開封が容易な軟質包装袋の平面図であって、
図1Dは、切断開始傷加工a ,aと切断継続傷加工bと
切断加工c ,cとを連続して施した、開封が容易な軟質
包装袋の断面説明図である。
【0029】本発明の実施例2の開封が容易な軟質包装
袋は、外面側からバリアー層を兼ねたベースフィルム層
2とシーラント層4とを積層して、周辺部を熱融着して
成る、アーモンドやミックスナッツなどの珍味類を収容
する、縦と横とが120×86mmの三方シール式の軟
質包装袋20であって、この軟質包装袋20の周辺熱融
着部21の相対する2個所に、シーラント層4を残して
少なくともバリアー層を兼ねたベースフィルム層2を貫
通した、長さが6mmの実線状の切断開始傷加工a ,a
を施して、また軟質包装袋20の切断開始傷加工a ,a
を結ぶ線上の非熱融着部分に、ベースフィルム層2のみ
を貫通した、長さが76mmの破線状の切断継続傷加工
bを、切断開始傷加工a ,aに連続して施して、さらに
軟質包装袋20の端辺から周辺熱融着部21の途中まで
の3mmの切断開始傷加工a ,aに替えて、バリアー層
を兼ねたベースフィルム層2とシーラント層4との全層
を貫通した、長さが3mmの実線状の切断加工c ,cを
施した開封が容易な軟質包装袋である。
【0030】すなわち、内面にガスバリアー性などが優
れたセラミック蒸着を施した引裂き強度などが優れた2
軸延伸ナイロン( ONy,15μm)のバリアー層を兼ねたベー
スフィルム層2と、密封性などが優れた線状低密度ポリ
エチレン( LLDPE,35μm)のシーラント層4とを、図示し
ていないサンドポリエチレン( SPE,20μm)を介して、巻
取り状の通常の押出しラミネーション方法で積層して、
次に通常の、実施例1と同一の炭酸ガスレーザー装置の
付加機能を活用して、線状低密度ポリエチレンを残して
2軸延伸ナイロンとサンドポリエチレンとを貫通した、
図1Cに示す長さが3mmの実線状の切断開始傷加工a
,aを、スキャンスピード1000mm/sec ,発振周波数
5kHz ,出力30Wの条件を入力することによって、ま
た2軸延伸ナイロンのみを貫通した、図1Cに示す長さ
が76mmの破線状の切断継続傷加工bを、スキャンス
ピード1000mm/sec ,発振周波数5kHz ,出力15W
の条件を入力することによって、さらに2軸延伸ナイロ
ンとサンドポリエチレンと線状低密度ポリエチレンとの
全層を貫通した、図1Cに示す長さが3mmの実線状の
切断加工c ,cを、スキャンスピード500mm/sec ,発
振周波数8kHz ,出力40Wの条件を入力することによ
って、図1Dに示す上面側と下面側との軟質包装袋20
の端辺から、それぞれ切断加工c ,傷加工a ,b ,a ,
切断加工cの順に、レーザーを照射して連続して施した
後に、240mm幅にスリッターして、従来と同様の通
常の充填製袋工程で、上面側と下面側との、それぞれの
切断加工c ,傷加工a ,b ,a ,切断加工cの位置が一
致するように2つ折りして、内容物を収容しながら、従
来のV字状などの切断開始切欠きd ,dを設けないで周
辺部を熱融着して、実施例2の図1C ,Dに示す三方シ
ール式の開封が容易な軟質包装袋を作製した。
【0031】本発明の実施例2の開封が容易な軟質包装
袋においては、軟質包装袋20の周辺熱融着部21の相
対する2個所に、線状低密度ポリエチレンを残して引裂
き強度などが優れた2軸延伸ナイロンとサンドポリエチ
レンとを貫通した、図1Cに示す実線状の切断開始傷加
工a ,aを施して、また軟質包装袋20の切断開始傷加
工a ,aを結ぶ線上の非熱融着部分に、引裂き強度など
が優れた2軸延伸ナイロンのみを貫通した、図1Cに示
す破線状の切断継続傷加工bを、切断開始傷加工a ,a
に連続して施して、さらに軟質包装袋20の端辺から周
辺熱融着部21の途中までの切断開始傷加工a ,aに替
えて、2軸延伸ナイロンとサンドポリエチレンと線状低
密度ポリエチレンとの全層を貫通した、図1Cに示す実
線状の切断加工c ,cを施したことによって、実線状の
切断加工c ,cに指を掛けて、軽く引裂くだけで、簡単
に実線状の切断開始傷加工a ,aを引裂いて破線状の切
断継続傷加工bを切断して、容易に開封することができ
る、しかも結ぶ線上の位置が完全に一致した、また図1
Dに示す上面側と下面側との位置が一致した、全層を貫
通した切断加工c ,cと2軸延伸ナイロンとサンドポリ
エチレンとを貫通した切断開始傷加工a ,aと2軸延伸
ナイロンのみを貫通した切断継続傷加工bとを、レーザ
ーを照射して連続して施したために、引裂かれる方向が
曲る恐れがない、特に切断開始を容易にした開封が容易
な軟質包装袋を得ることができた。
【0032】なお、本発明の実施例2の開封が容易な軟
質包装袋においては、内面にセラミック蒸着を施した2
軸延伸ナイロンに、美麗な印刷をしていないために、従
来と同様の通常の充填製袋工程で、内容物を収容しなが
ら周辺部を熱融着して、図1C ,Dに示す三方シール式
の開封が容易な軟質包装袋を作製した後に、商品名など
の美麗な印刷をした粘着ラベルなどを、適宜に貼着する
などして出荷することができる。
【0033】<実施例3>図1Eは、本発明の実施例3
における、開封が容易な軟質包装袋の斜視正面図であっ
て、図1Fは、切断開始傷加工a ,aと切断継続傷加工
bと切断加工c ,cとを連続して施した、開封が容易な
軟質包装袋の断面説明図である。
【0034】本発明の実施例3の開封が容易な軟質包装
袋は、外面側からベースフィルム層2とバリアー層3と
シーラント層4とを積層して、周辺部を熱融着して成
る、550mlの詰替え用のシャンプー ,リンスを収容
する、底幅と横幅と高さとが62×124×200mm
の注出口付の竪型シール式( スタンディングパウチと通
称する )の軟質包装袋20であって、この軟質包装袋2
0の注出口の周辺熱融着部21の相対する2個所に、シ
ーラント層4を残してベースフィルム層2とバリアー層
3とを貫通した、長さが6mmの実線状の切断開始傷加
工a ,aを施して、また軟質包装袋20の切断開始傷加
工a ,aを結ぶ線上の非熱融着部分に、ベースフィルム
層2のみを貫通した、長さが12mmの実線状の切断継
続傷加工bを、切断開始傷加工a ,aに連続して施し
て、さらに軟質包装袋20の注出口の端辺から周辺熱融
着部21の途中までの3mmの切断開始傷加工a ,aに
替えて、ベースフィルム層2とバリアー層3とシーラン
ト層4との全層を貫通した、長さが3mmの実線状の切
断加工c ,cを施した開封が容易な軟質包装袋である。
【0035】すなわち、内面に美麗な印刷をした引裂き
強度などが優れた2軸延伸ナイロン( ONy,15μm)のベー
スフィルム層2と、内面にガスバリアー性などが優れた
アルミニウム蒸着を施した延伸ポリエステル(OPET,30μ
m)のバリアー層3と、密封性などが優れた線状低密度ポ
リエチレン( LLDPE,35μm)のシーラント層4とを、それ
ぞれ図示していないウレタン系の接着剤を介して、巻取
り状の通常のドライラミネーション方法で積層して、次
に通常の、実施例1と同一の炭酸ガスレーザー装置の付
加機能を活用して、線状低密度ポリエチレンを残して2
軸延伸ナイロンと延伸ポリエステルとを貫通した、図1
Eに示す長さが3mmの実線状の切断開始傷加工a ,a
を、スキャンスピード500mm/sec ,発振周波数5kHz
,出力40Wの条件を入力することによって、また2軸
延伸ナイロンのみを貫通した、図1Eに示す長さが12
mmの実線状の切断継続傷加工bを、スキャンスピード
1000mm/sec ,発振周波数5kHz ,出力15Wの条件
を入力することによって、さらに2軸延伸ナイロンと延
伸ポリエステルと線状低密度ポリエチレンとの全層を貫
通した、図1Eに示す長さが3mmの実線状の切断加工
c ,cを、スキャンスピード300mm/sec ,発振周波数
8kHz ,出力40Wの条件を入力することによって、図
1Fに示す上面側と下面側との軟質包装袋20の注出口
の端辺から、それぞれ切断加工c ,傷加工a ,b ,a ,
切断加工cの順に、レーザーを照射して連続して施した
後に、482mm幅にスリッターして、従来と同様のス
タンディングパウチの製袋工程で、62mmの底幅部分
を折込みながら、上面側と下面側との、それぞれの切断
加工c ,傷加工a ,b ,a ,切断加工cの位置が一致す
るように2つ折りして、従来のV字状などの切断開始切
欠きd ,dを注出口の端辺に設けないで、図1Eに示す
ように、上辺の注入口部分を除いた周辺部を熱融着し
て、同時に注出口周辺の凹状不用部分を切断除去して、
従来と同様のスタンディングパウチの充填工程で、注入
口から内容物を収容しながら、上辺の注入口部分を熱融
着して密封して、実施例3の図1E ,Fに示す注出口付
の竪型シール式の開封が容易な軟質包装袋を作製した。
【0036】本発明の実施例3の開封が容易な軟質包装
袋においては、軟質包装袋20の注出口の周辺熱融着部
21の相対する2個所に、引裂き強度などが優れた2軸
延伸ナイロンと延伸ポリエステルとを貫通した、図1E
に示す実線状の切断開始傷加工a ,aを施して、また軟
質包装袋20の切断開始傷加工a ,aを結ぶ線上の非熱
融着部分に、引裂き強度などが優れた2軸延伸ナイロン
のみを貫通した、図1Eに示す実線状の切断継続傷加工
bを、切断開始傷加工a ,aに連続して施して、さらに
軟質包装袋20の注出口の端辺から周辺熱融着部21の
途中までの切断開始傷加工a ,aに替えて、2軸延伸ナ
イロンと延伸ポリエステルと線状低密度ポリエチレンと
の全層を貫通した、図1Eに示す実線状の切断加工c ,
cを施したことによって、実線状の切断加工c ,cに指
を掛けて、軽く引裂くだけで、簡単に実線状の切断開始
傷加工a ,aを引裂いて実線状の切断継続傷加工bを切
断して、容易に注出口を開封することができる、しかも
結ぶ線上の位置が完全に一致した、また図1Fに示す上
面側と下面側との位置が一致した、全層を貫通した切断
加工c ,cと2軸延伸ナイロンと延伸ポリエステルとを
貫通した切断開始傷加工a ,aと2軸延伸ナイロンのみ
を切断継続傷加工bとを、レーザーを照射して連続して
施したために、引裂かれる方向が曲る恐れがない、特に
切断開始を容易にした( 注出口の )開封が容易な軟質包
装袋を得ることができた。
【0037】また、本発明の実施例3の開封が容易な軟
質包装袋においては、従来と同様のスタンディングパウ
チの製袋工程で、実施例1 ,実施例2とは異なって、6
2mmの底幅部分を折込みながら2つ折りするために、
図1Fに示す上面側と下面側との、それぞれの切断加工
c ,傷加工a ,b ,a ,切断加工cの位置を一致させ難
い場合に、引裂き強度などが優れた2軸延伸ナイロンと
ガスバリアー性などが優れた延伸ポリエステルと密封性
などが優れた線状低密度ポリエチレンとを積層して、前
記スタンディングパウチの製袋工程で、62mmの底幅
部分を折込みながら2つ折りした状態で、実線状の切断
開始傷加工a ,aと実線状の切断継続傷加工bと実線状
の切断加工c ,cとを、前述した炭酸ガスレーザー装置
の同じパワーの2本の照射ノズルを使用して、それぞれ
の切断加工c ,傷加工a ,b ,a,切断加工cの位置を
完全に一致させて、上面側と下面側とから同時に、レー
ザーを照射して連続して施すこともできる。
【0038】
【発明の効果】以上、実施例ほかに示すとおり、本発明
の開封が容易な軟質包装袋においては、香辛料や食品類
や詰替え洗剤などを幅広く収容する、三方シール式や竪
型シール式( スタンディングパウチ )などの、従来のI
字状やV字状などの切断開始切欠きdに替えて、延長線
上又は結ぶ線上の位置が完全に一致した、シーラント層
4を残して少なくともベースフィルム層2( とバリアー
層3と )を貫通した切断開始傷加工aと、ベースフィル
ム層2のみを貫通した切断継続傷加工bとを、連続して
施した、また少なくともベースフィルム層2と( バリア
ー層3と )シーラント層4との全層を貫通した切断加工
cと、前述した切断開始傷加工aと切断継続傷加工bと
を、連続して施した、引裂かれる方向が曲る恐れがない
開封が容易な軟質包装袋を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1 ,実施例2 ,実施例3におけ
る、図1A ,C ,Eは、開封が容易な軟質包装袋の平面
図 ,斜視正面図であって、図1Bは、切断開始傷加工a
と切断継続傷加工bとを連続して施した、また図1D ,
Fは、切断開始傷加工a,aと切断継続傷加工bと切断
加工c ,cとを連続して施した、開封が容易な軟質包装
袋の断面説明図である。
【図2】従来の、図2A ,B ,C ,Dは、開封が容易な
軟質包装袋の平面図 ,斜視正面図である。
【符号の説明】
2 …ベースフィルム層 3 …バリアー層 4 …シーラント層 20 …軟質包装袋 21 …周辺熱融着部 a …切断開始傷加工 b …切断継続傷加工 c …切断加工 d …切断開始切欠き
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E064 AB11 BA22 BB03 BC18 EA12 HN06 HP01 HP02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外面側から少なくともベースフィルム層2
    とシーラント層4とを積層して、周辺部を熱融着して成
    る各種形状の軟質包装袋20であって、この軟質包装袋
    20の周辺熱融着部21に、シーラント層4を残して少
    なくともベースフィルム層2を貫通した、実線状又は破
    線状の切断開始傷加工aを施して、また軟質包装袋20
    の切断開始傷加工aの延長線上の非熱融着部分に、ベー
    スフィルム層2のみを貫通した、破線状又は実線状の切
    断継続傷加工bを、切断開始傷加工aに連続して施した
    ことを特徴とする開封が容易な軟質包装袋。
  2. 【請求項2】外面側から少なくともベースフィルム層2
    とシーラント層4とを積層して、周辺部を熱融着して成
    る各種形状の軟質包装袋20であって、この軟質包装袋
    20の周辺熱融着部21の相対する2個所に、シーラン
    ト層4を残して少なくともベースフィルム層2を貫通し
    た、実線状又は破線状の切断開始傷加工a ,aを施し
    て、また軟質包装袋20の切断開始傷加工a ,aを結ぶ
    線上の非熱融着部分に、ベースフィルム層2のみを貫通
    した、破線状又は実線状の切断継続傷加工bを、切断開
    始傷加工a ,aに連続して施したことを特徴とする開封
    が容易な軟質包装袋。
  3. 【請求項3】請求項1又は請求項2に記載の開封が容易
    な軟質包装袋において、軟質包装袋20の端辺から周辺
    熱融着部21の途中までの切断開始傷加工aに替えて、
    少なくともベースフィルム層2とシーラント層4との全
    層を貫通した、実線状の切断加工cを施したことを特徴
    とする開封が容易な軟質包装袋。
  4. 【請求項4】外面側から少なくともベースフィルム層2
    とバリアー層3とシーラント層4とを積層して、周辺部
    を熱融着して成る各種形状の軟質包装袋20であって、
    この軟質包装袋20の周辺熱融着部21に、シーラント
    層4を残して少なくともベースフィルム層2とバリアー
    層3とを貫通した、実線状又は破線状の切断開始傷加工
    aを施して、また軟質包装袋20の切断開始傷加工aの
    延長線上の非熱融着部分に、ベースフィルム層2のみを
    貫通した、破線状又は実線状の切断継続傷加工bを、切
    断開始傷加工aに連続して施したことを特徴とする開封
    が容易な軟質包装袋。
  5. 【請求項5】外面側から少なくともベースフィルム層2
    とバリアー層3とシーラント層4とを積層して、周辺部
    を熱融着して成る各種形状の軟質包装袋20であって、
    この軟質包装袋20の周辺熱融着部21の相対する2個
    所に、シーラント層4を残して少なくともベースフィル
    ム層2とバリアー層3とを貫通した、実線状又は破線状
    の切断開始傷加工a ,aを施して、また軟質包装袋20
    の切断開始傷加工a ,aを結ぶ線上の非熱融着部分に、
    ベースフィルム層2のみを貫通した、破線状又は実線状
    の切断継続傷加工bを、切断開始傷加工a ,aに連続し
    て施したことを特徴とする開封が容易な軟質包装袋。
  6. 【請求項6】請求項4又は請求項5に記載の開封が容易
    な軟質包装袋において、軟質包装袋20の端辺から周辺
    熱融着部21の途中までの切断開始傷加工aに替えて、
    少なくともベースフィルム層2とバリアー層3とシーラ
    ント層4との全層を貫通した、実線状の切断加工cを施
    したことを特徴とする開封が容易な軟質包装袋。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20170128542A (ko) 2015-04-16 2017-11-22 토요 세이칸 가부시키가이샤 포장 백
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