JP2003136956A - 自動車用窓構造、自動車用窓材および自動車用窓材を車体に取付ける方法 - Google Patents

自動車用窓構造、自動車用窓材および自動車用窓材を車体に取付ける方法

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JP2003136956A
JP2003136956A JP2001342052A JP2001342052A JP2003136956A JP 2003136956 A JP2003136956 A JP 2003136956A JP 2001342052 A JP2001342052 A JP 2001342052A JP 2001342052 A JP2001342052 A JP 2001342052A JP 2003136956 A JP2003136956 A JP 2003136956A
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window
automobile
automobile window
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Koichi Nonomura
耕一 野々村
Yasushi Takemasa
康史 武政
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Asahi Glass Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
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    • B60J10/00Sealing arrangements
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    • HELECTRICITY
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  • Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造および組立工程を容易化できる自動車用
窓構造、自動車用窓材および自動車用窓材を車体に取付
ける方法を提供する。 【解決手段】 自動車用窓構造30は、自動車窓用板材
31と、その板材31の車内側面に積層された導電性プ
リント層32と、その導電性プリント層32を自動車内
にある部品と導通させる端子36とを備え、導電性プリ
ント層32と端子36とが導電性合成樹脂接着部材33
を介して接合されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用窓構造、
自動車用窓材および自動車用窓材を車体に取付ける方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のリヤガラス等には、雪、
氷、霜、結露等を除去するために、防曇ガラス(通電加
熱ガラス)が用いられている。防曇ガラスは、そのガラ
ス板面に、加熱線と、加熱線に通電するバスバー(導電
性プリント層)とが設けられている。通常、バスバー
は、銀とガラスフリットを主成分とする導電ペーストを
ガラス板面上に印刷し、ガラス板の曲げ成形と同時に導
電ペーストを焼き付けることで、ガラス板面に設けられ
る。
【0003】実用新案出願公告昭61−5011号公報
等に開示されているように、バスバー上には、端子が設
けられる。通常、端子はバスバーに半田付けされる。そ
の端子を介して、車内のバッテリー等からバスバーに電
力が供給され、加熱線が通電発熱する。自動車の組立工
程において、バッテリーに一端を接続された導線の他端
にコネクタを設けておき、そのコネクタをバスバー上の
端子に嵌合させることで、バッテリーとバスバーとを電
気接続する。
【0004】また、自動車のリヤガラス等には、そのガ
ラス板面に、アンテナ線(導電性プリント層)が設けら
れることがある。アンテナ線は、例えば、導電ペースト
をガラス板面上に印刷して焼き付けることで、ガラス板
面に設けられる。アンテナ線には、端子が接続される。
その端子を介して、車内の受信機、送信機または送受信
機と、アンテナ線とが接続される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】端子をバスバー等に半
田付けする作業は煩雑だった。また、半田付けの際に、
ガラス板に熱応力が生じる心配があり、その管理も煩雑
だった。最近、自動車窓用板材として樹脂板を用いるこ
とが提案されているが、このような樹脂板には半田付け
を行うことができなかった。さらに、鉛を主成分とする
半田の使用は、環境に与える負荷を鑑みて、極力控えた
いという要望があった。また、従来は、自動車の組立工
程において、リヤガラス等を車体に取付けた後その窓材
に設けられた端子に車内側からコネクタを嵌合できるよ
うに、組立状態で窓材の端子を車内側に露呈させる必要
があった。このことが、自動車の設計自由度を狭くして
いた。本発明の目的は、製造および組立工程を容易化で
きる自動車用窓構造、自動車用窓材および自動車用窓材
を車体に取付ける方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明は、自動車窓用板材と、該板材に積層さ
れた導電性プリント層と、該導電性プリント層を車体に
設けられた部品と導通させる端子とを備えた自動車用窓
構造であって、前記導電性プリント層と前記端子とが導
電性合成樹脂接着部材を介して接合されていることを特
徴とする、自動車用窓構造を提供する。上記構成におい
て、通電される自動車窓用板材に設けられた導電性プリ
ント層と車体とを電気的に絶縁する必要がある場合に
は、端子が、自動車窓開口を形成する取付フランジに設
けられた孔に挿入される窓材保持ピンであり、その窓材
保持ピンは、取付フランジと係合する絶縁性部材と、そ
の絶縁性部材の内周側に設けられた導電性部材とを備え
てなることは、好ましい。
【0007】また、上記構成において、端子が、自動車
窓開口を形成する取付フランジに係合された絶縁性部材
と、その絶縁性部材に一体化された導電性部材とを有
し、その導電性部材と導電性プリント層とが導電性合成
樹脂接着部材を介して接合されていることは、好まし
い。この自動車用窓構造に用いられる自動車用窓材が、
自動車窓用板材と、導電性プリント層と、導電性合成樹
脂接着部材とを有し、その導電性合成樹脂接着部材が、
車内側に剥離材を有する接着テープであることは、好ま
しい。このような自動車用窓材を車体に取付ける方法と
して、剥離材を導電性接着テープから剥離し、取付フラ
ンジに設けられた端子に導電性接着テープを接合して、
自動車用窓材を車体に取付ける方法を用いることは、好
ましい。
【0008】本発明において、自動車窓用板材として
は、透明ないし半透明なガラス板や樹脂板を例示でき
る。充分な透視性を有していれば、有彩色のガラス板や
樹脂板でもよい。ガラス板としては、単板のガラス板や
合わせガラスを例示できる。さらにガラス板としては強
化処理や熱線反射膜等の機能コート処理がなされたもの
でもよい。本発明において、「導電性合成樹脂接着部
材」の導電性とは、自動車窓用板材に設けられた導電性
プリント層の機能を発揮するために求められる電流が、
著しい電力損失なく通過できる程度、または導電性プリ
ント層の機能を発揮するために求められる電気信号が、
著しく損失されることなく通過できる程度、の導電性を
意味する。具体的には、導電性プリント層が自動車窓用
板材に防曇機能を付与する加熱線として機能する場合に
は、自動車窓用板材の曇りを除去できる程度に発熱する
ために求められる電流が、著しい電力損失なく通過でき
る程度を「導電性合成樹脂製接着部材」の導電性を意味
する。導電性プリント層が自動車窓用板材にアンテナ機
能を付与するアンテナ線として機能する場合には、テレ
ビやラジオ等の放送を受信する際の電気信号が、著しく
損失されることなく通過できる程度を「導電性合成樹脂
製接着部材」の導電性を意味する。さらに具体的に例示
すると、導電性プリント層が自動車窓用板材に防曇機能
を付与する加熱線として機能する場合には、自動車窓用
板材の曇りを除去できる程度に発熱するために接着箇所
1箇所あたりの電力損失を10W以下とするような合成
樹脂製接着部材の性能が、本発明の「導電性合成樹脂製
接着部材」の導電性を意味する。アンテナ機能について
具体的に例示すると、電気信号の伝送損失を5dB以内
とするような合成樹脂製接着部材の性能が、本発明の
「導電性合成樹脂製接着部材」の導電性を意味する。車
体に設けられた部品としては、バッテリー等の電力供給
手段や、受信機、送信機、送受信機等の無線通信手段を
例示できる。車体に設けられた部品は、自動車の車内に
設けられていても車外に設けられていてもよい。導電性
プリント層の耐久性の観点から、導電性プリント層は自
動車窓用板材の車内側面に設けられることが多いため、
車体に設けられた部品は、一般的には車内に設けられて
いる。本発明における窓材保持ピンは、窓材を(積極的
に取外す場合や不可効力的に外れる場合を除き)恒久的
に窓材を車体に固定するための保持ピンであっても、窓
材を接着剤により車体に固定する場合に接着剤の固化ま
での間窓材を車体に仮支持するための保持ピンであって
もよい。
【0009】以上のような構成によれば、導電性合成樹
脂接着部材を用いることで、半田付けを不要にできるの
で、自動車用窓材の製造が容易になる。また、自動車窓
用板材として樹脂板を用いることが可能となる。自動車
窓用板材のリサイクルの際に、車体から取り外した自動
車窓用板材に半田が付着していないので、リサイクルを
行いやすい。また、導電性合成樹脂接着部材を利用する
ことで、取付状態において端子を車内側に露呈させない
設計も可能となり、設計自由度が広がる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。図1は、例えばリヤガラス等
に適用可能な、自動車用窓構造の第1例を示す要部断面
図である。自動車用窓構造10は、ガラス板(自動車窓
用板材)11と、ガラス板11の車内側面に積層された
バスバー(導電性プリント層)12と、バスバー12上
に設けられた導電性を有する接着テープ(導電性合成樹
脂接着部材)13とを含む自動車用窓材15を備えてい
る。本例における接着テープ13は、その車内側面およ
び車外側面の両方が粘着面となった、両面接着テープで
ある。接着テープ13の車内側面には、金属等からなる
端子16が接着されている。すなわち、バスバー12と
端子16とが、接着テープ13を介して接合されてい
る。端子16の先端は、ガラス板11の車内側面から立
ち上げられている。
【0011】自動車用窓材15を、図示しない車体に取
り付けた後、車内側から、端子16にコネクタ18を嵌
合させる。コネクタ18の内部端子19は、図示しない
バッテリーに電気接続されている。バッテリーから、図
示しない導線、その導線に接続されたコネクタ18の内
部端子19、端子16、および導電性接着テープ13を
介して、バスバー12に電力が供給される。これによ
り、バスバー12に接続された図示しない加熱線が通電
発熱して、ガラス板11の曇り等が除去される。接着テ
ープ13を隠すために、車内側からカバー22を設ける
ことができる。
【0012】以上のような自動車用窓構造10によれ
ば、半田付け作業が不要なため、自動車用窓材15の製
造が容易である。この自動車用窓構造10は、様々な車
種に適用できて汎用性が高い。
【0013】図2は、例えばリヤガラス等に適用可能
な、自動車用窓構造の第2例を示す要部断面図である。
自動車用窓構造20は、湾曲板状のガラス板21と、ガ
ラス板21の車内側面に積層されたバスバー22と、ガ
ラス板21の周縁部において、バスバー22上に設けら
れた導電性を有する接着テープ23とを含む自動車用窓
材25を備えている。本例における自動車用窓材25に
は、更に、窓材保持ピン24が設けられている。
【0014】本例における窓材保持ピン24は、導電性
部材として機能する内周部材27と、絶縁性部材として
機能する外周部材28との2部材からなっている。内周
部材27は、基端部27aと、基端部27aから車内側
に延びた軸部27bと、軸部27bの先端側に設けられ
た係止部27cとを有している。基端部27aの端面に
は、金属等の導体が露呈している。本例では、基端部2
7aの端面全域が金属等の導電体面になっており、その
導電体面が接着テープ23に接合されている。軸部27
bの軸方向中間部にも、その外周面に金属等の導電体面
が露呈している。本例では、軸部27bの導電体面と、
基端部27aの導電体面とが同一金属部材からなってお
り、互いに導通している。外周部材28は、内周部材2
7の軸部27bに外嵌されている。外周部材28は、そ
の内周面に金属等の導体が露呈している。その導体に
は、車内側へ延びる導線29が接続されている。外周部
材28の内周面の導体は、内周部材27の軸部27bの
外周面に露呈した導体と接触している。内周部材27の
軸部27bの外周面に露呈した導体は、外周部材28に
よって覆い隠されている。
【0015】自動車用窓材25は、接着剤3により、車
体1の取付フランジ1aに取り付けられている。取付フ
ランジ1aは、窓開口の周縁に沿って延びて、窓開口を
形成している。窓材保持ピン24は、取付フランジ1a
に設けられた取付孔に挿通されている。窓材保持ピン2
4は、接着剤3が乾燥するまでの間、窓材25を保持し
て窓材25が窓開口内でずれるのを防止する。窓材保持
ピン24の導体およびその導体に接続された導線29
は、車体1および取付フランジ1aから絶縁されてい
る。外周部材28の、導体が露呈していない外周面が、
取付フランジ1aの孔に嵌合している。外周部材28の
外周面には、外周部材28が取付フランジ1aから外れ
るのを防止する凸部28aが、取付フランジ1aの車外
側と車内側とにそれぞれ設けられている。内周部材27
の係止部27cは、内周部材27から外周部材28が抜
けるのを防止する。
【0016】以上のような自動車用窓構造20によれ
ば、窓材保持ピン24に、バスバー22に給電するため
の端子の機能を持たせることで、端子が車内側から目立
たなくなっている。すなわち、車内側から見える位置に
端子がなく、端子を覆い隠すためのカバー等も不要であ
る。
【0017】図3(A)は、例えばリヤガラス等に適用
可能な、自動車用窓構造の第3例を示す要部断面図であ
り、図3(B)は、その第3例に用いられる自動車用窓
材を示す要部断面図である。図3(A)に示すように、
本例においては、取付フランジ1aに端子部36が設け
られている。端子部36の車外側の端面に、金属等の導
電性部材36aが露呈している。本例では、端子部36
の車外側の端面全域が導電性部材36aになっており、
その導電性部材36aが自動車用窓材35の接着テープ
33に接合されている。端子部36の導電性部材36a
は、接着テープ33に接合された箇所を除けば、大部分
が絶縁性部材36bの内部に埋設されている。絶縁性部
材36bは、その外周面が取付フランジ1aの取付孔に
嵌合している。絶縁性部材36bによって、導電性部材
36aは取付フランジ1aから絶縁されている。導電性
部材36aには、車内側へ延びる導線39が接続されて
いる。
【0018】図3(B)に示すように、本例に係る自動
車用窓材35は、ガラス板31と、ガラス板31の車内
側面に積層されたバスバー32と、ガラス板31の周縁
部において、バスバー32上に設けられた導電性を有す
る接着テープ33とを含んでいる。本例における接着テ
ープ33は、その車内側面に剥離材33aを有してい
る。自動車用窓材35を車体に取り付ける前は、接着テ
ープ33の粘着面が剥離材33aによって覆われてい
る。
【0019】自動車用窓材35を車体に取り付ける方法
を説明する。先ず、図3(B)に示すように、ガラス板
31の車内側面の、接着テープ33が設けられた箇所よ
りさらに外周側の箇所(周縁)に、接着剤3を塗布す
る。次に、剥離材33aを接着テープ33から剥離す
る。剥離材33aを接着テープ33から剥離した後に、
接着剤3を塗布してもよい。そして、図3(A)に示す
ように、予め取付フランジ1aに装着された端子部36
の車外側の端面に露呈した導電性部材36aと、接着テ
ープ33とが接するように、自動車用窓材35を車体1
に取り付ける。
【0020】以上のような自動車用窓構造30によれ
ば、自動車用窓材35を車体1に取り付けることで、バ
スバー32と導線39との導通がなされる。したがっ
て、コネクタを端子に嵌合させる作業が不要なため、組
立が容易である。この組立作業を、ロボットアーム等に
よって自動化することも可能である。また、端子部36
を窓開口周縁付近の目立たない位置に配置できる。
【0021】図4(A)は、例えばリヤガラス等に適用
可能な、自動車用窓構造の第4例を示す要部断面図であ
り、図4(B)は、図4(A)におけるB矢視図であ
る。本例の自動車用窓構造40には、導電性プリント層
としてアンテナ線が設けられた自動車用窓材45が用い
られている。自動車用窓材45は、ガラス板41と、ガ
ラス板41の車内側面に積層されたアンテナ線42と、
ガラス板41の周縁部において、アンテナ線42上に設
けられた導電性を有する接着テープ43とを含んでい
る。
【0022】本例においては、車体1の取付フランジ1
bに端子部46が設けられている。端子部46は、断面
略U字状の絶縁性部材46bによって、取付フランジ1
bの先端を車外側および車内側から挟持している。絶縁
性部材46bの表面の、車外側面から車内側面に跨るよ
うに、導電性部材46aが一体的に設けられている。導
電性部材46aには、車内側へ延びる導線49の一端が
接続されている。導線49の他端には、車内にある図示
しない送信機、受信機、または送受信機が接続されてい
る。
【0023】図4(B)に示すように、取付フランジ1
bの、端子部46が装着される箇所には、取付フランジ
1bの先端側を切り欠くように切欠き(凹部)1cが設
けられている。絶縁性部材46bは、切欠き1cの窓開
口周方向寸法(図では上下方向寸法)より長い窓開口周
方向寸法を有して、取付フランジ1bの切欠き1cの両
側の部分に係合している。導電性部材46aの窓開口周
方向寸法は、絶縁性部材46bのそれより小さい。切欠
き1cのほぼ中央に、導電性部材46aが位置してい
る。このような切欠き1cを取付フランジ1bに設ける
ことで、導電性部材46aと取付フランジ1bとの間に
適度に(例えば5mm以上)間隔があくようにしてい
る。こうすることで、取付フランジ1bによる電波干渉
が確実に防止され、アンテナ線42によって良好な無線
通信が行われる。
【0024】この自動車用窓材45は、前述した第3例
と同様な方法により、車体1に取り付けることができ
る。すなわち、接着剤3をガラス板41に塗布するとと
もに接着テープ43の車内側面に設けられた剥離材(図
示せず)を剥離し、予め取付フランジ1bに装着された
端子部46の車外側の端面に露呈した導電性部材46a
と、接着テープ43とが接するように、自動車用窓材4
5を車体1に取り付ける。
【0025】以上のような自動車用窓構造40によれ
ば、自動車用窓材45を車体1に取り付けることで、ア
ンテナ線42と導線49との導通がなされるため、組立
が容易である。この組立作業を、ロボットアーム等によ
って自動化することも可能である。アンテナ線42が、
窓開口の周縁付近の目立たない位置に配置されている
が、取付フランジ1b等による電波干渉が生じない。
【0026】なお、本発明は前述した実施形態に限定さ
れるものではなく、適宜な変形、改良等が可能である。
例えば、本発明は、自動車のフロントガラスやサイドガ
ラスにも適用できる。例えば、上述した第1例〜第4例
の自動車窓用板材として、樹脂板からなるものを用いて
もよい。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
製造および組立工程を容易化できる自動車用窓構造、自
動車用窓材および自動車用窓材を車体に取付ける方法を
提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施形態の第1例である自動車用窓構造
の要部断面図である。
【図2】本発明実施形態の第2例である自動車用窓構造
の要部断面図である。
【図3】本発明実施形態の第3例である自動車用窓構造
および自動車用窓材の要部断面図である。
【図4】本発明実施形態の第4例である自動車用窓構造
の要部断面図である。
【符号の説明】
1 車体 1a,1b 取付フランジ 10,20,30,40 自動車用窓構造 11,21,31,41 ガラス板(自動車窓
用板材) 12,22,32 バスバー(導電性プ
リント層) 13,23,33,43 導電性合成樹脂接着
部材 15,25,35,45 自動車用窓材 16 端子 18 コネクタ 24 窓材保持ピン 29,39,49 導線 33a 剥離材 36,46 端子部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B60R 11/02 B60J 1/18 G Fターム(参考) 3D020 BA13 BB01 BC02 BC05 BC07 BD03 BD05 5E085 DD05 EE15 FF11 JJ02 JJ38 JJ50

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車窓用板材と、該板材に積層された
    導電性プリント層と、該導電性プリント層を車体に設け
    られた部品と導通させる端子とを備えた自動車用窓構造
    であって、前記導電性プリント層と前記端子とが導電性
    合成樹脂接着部材を介して接合されていることを特徴と
    する、自動車用窓構造。
  2. 【請求項2】 前記端子が、自動車窓開口を形成する取
    付フランジに設けられた孔に挿入される窓材保持ピンで
    あり、該窓材保持ピンは、前記取付フランジと係合する
    絶縁性部材と、該絶縁性部材の内周側に設けられた導電
    性部材とを備えてなる請求項1に記載の自動車用窓構
    造。
  3. 【請求項3】 前記端子が、自動車窓開口を形成する取
    付フランジに係合された絶縁性部材と、該絶縁性部材に
    一体化された導電性部材とを有し、該導電性部材と前記
    導電性プリント層とが前記導電性合成樹脂接着部材を介
    して接合されている請求項1に記載の自動車用窓構造。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の自動車用窓構造に用い
    られる自動車用窓材であって、前記自動車窓用板材と、
    前記導電性プリント層と、前記導電性合成樹脂接着部材
    とを有し、該導電性合成樹脂接着部材が、車内側に剥離
    材を有する接着テープである自動車用窓材。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の自動車用窓材を車体に
    取付ける方法であって、請求項4に記載の自動車用窓材
    を用意し、前記剥離材を前記導電性接着テープから剥離
    し、前記取付フランジに設けられた前記端子に前記導電
    性接着テープを接合して、自動車用窓材を車体に取付け
    る方法。
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