JP2003135829A - コイン型記憶媒体の処理機 - Google Patents

コイン型記憶媒体の処理機

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JP2003135829A
JP2003135829A JP2001339449A JP2001339449A JP2003135829A JP 2003135829 A JP2003135829 A JP 2003135829A JP 2001339449 A JP2001339449 A JP 2001339449A JP 2001339449 A JP2001339449 A JP 2001339449A JP 2003135829 A JP2003135829 A JP 2003135829A
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Hirokazu Matsunami
廣和 松波
Heizaburo Ide
平三郎 井出
Toshikatsu Terajima
利勝 寺島
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Wintec Co Ltd
Mars Engineering Corp
Original Assignee
Wintec Co Ltd
Mars Engineering Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 単純で安価でコンパクトな構成で、コイン型
記憶媒体のデータの更新及びコイン型記憶媒体の回収・
返却及び回収したコイン型記憶媒体の再発行を行うこと
が可能なコイン型記憶媒体の処理機を提供する。 【解決手段】 コイン型記憶媒体の投入路4と排出路6
とストッカ8とが形成された本体Aと、円盤状に形成さ
れ、周縁にコイン型記憶媒体を収納可能な凹部10aが
形成され、回転される角度に応じて前記投入路4、前記
排出路6、前記ストッカ8のそれぞれに前記凹部10a
が連通されるように設けられたローター10と、コイン
型記憶媒体を該ストッカ8の方向に案内して該ストッカ
8にストックさせるガイド部材14と、前記ローター1
0により回転されるコイン型記憶媒体の通路の側方に設
けられ、コイン型記憶媒体に記憶された価額データの読
み取り及びコイン型記憶媒体への価額データの書き込み
を行うリーダライタ34とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コイン型記憶媒体
を使用したプリペイドシステム等への使用に適した、コ
イン型記憶媒体に記憶されたデータの更新およびコイン
型記憶媒体の回収・返却・発行等を行うことができるコ
イン型記憶媒体の処理機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の、コイン型記憶媒体のデータの更
新およびコイン型記憶媒体の回収・返却・発行等を行う
機器やシステムの一例としては、特開2000−262
728号に記述されているものが挙げられる。同文献中
に記載された実施の形態において、「媒体処理装置」
は、内部に設けられた「第二入出力装置」(リーダライ
タ)によって、投入された「コイン形プリペイド記録媒
体」(コイン型記憶媒体)に記憶されている価額データ
の読み取り・書き換えを行うことが可能である。また、
「媒体処理装置」は、コイン型記憶媒体の状態や「遊戯
者」の操作に応じて、コイン型記憶媒体の回収・返却を
行うことが可能である。また、「媒体処理装置」によっ
て回収されたコイン型記憶媒体は、「搬送路」を経由し
て「コイン発行機」内に供給され、「コイン発行機」内
に設けられた「第一入出力装置」(「第一二出力装置」
とは別のリーダライタ)によって「格納されている旧デ
ータ」が「新しい価値データ」(残高価額データ)に書
き換えられて再発行される。このようにして、上記機器
及びシステムは、コイン型記憶媒体への価額データの読
み書き及びコイン型記憶媒体の回収・返却・発行を実現
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開2
000−262728号に開示された上記機器及びシス
テムは、前記機能を実現するために、コイン型記憶媒体
を使用・回収するための「媒体処理装置」と、新たなデ
ータを書き込んだコインを発行するための「コイン発行
機」と、コインを搬送する「搬送路」とを使用するな
ど、その構成は大規模かつ複雑である。そのため、シス
テムの製造及び導入に多大なコストが掛かり、また、搬
送路上でのコイン型記憶媒体の詰まりなど、運用上の不
具合が発生しやすく、なおかつ不具合発生時のメンテナ
ンスも困難なものである。さらに、同システムをパチン
コ玉の貸し出しシステムに用いる場合には、コイン型記
憶媒体を発行する「コイン発行機」をパチンコ台の台間
に設置することができないため、遊戯者がコイン型記憶
媒体を購入する場合には、遊戯中のパチンコ台を離れ
て、島端等に設置された「コイン発行機」の所まで行く
必要があるといった課題がある。
【0004】本発明は上記課題を解決すべくなされ、そ
の目的とするところは、コイン型記憶媒体のデータの更
新及びコイン型記憶媒体の回収・返却及び回収したコイ
ン型記憶媒体の再発行を、単純でコンパクトな一台の機
器で実現することにより、製造・導入におけるコスト削
減及び運用上の不具合の発生頻度の低減及び不具合発生
時のメンテナンスの簡便化に寄与するコイン型記憶媒体
の処理機を提供することにある。また、コンパクトに構
成できることにより、パチンコの台間に設置されるパチ
ンコ玉の貸し出し装置に用いて好適なコイン型記憶媒体
の処理機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、以下の構成を備える。すなわち、投入さ
れたコイン型記憶媒体を内部に導く投入路と、コイン型
記憶媒体を外部に導く排出路と、コイン型記憶媒体がス
トックされるストッカとが形成された本体と、円盤状に
形成され、円盤の周縁にコイン型記憶媒体を収納可能な
凹部が形成されると共に、駆動装置によって回転可能に
設けられ、回転される角度に応じて前記投入路、前記排
出路、前記ストッカのそれぞれに前記凹部が連通される
ように設けられたローターと、コイン型記憶媒体を収納
した前記凹部が前記ストッカに連通される際に、該コイ
ン型記憶媒体を該ストッカの方向に案内して該ストッカ
にストックさせるガイド部材と、前記ローターにより回
転されるコイン型記憶媒体の通路の側方に設けられ、コ
イン型記憶媒体に記憶された価額データの読み取り及び
コイン型記憶媒体への価額データの書き込みを行うリー
ダライタと、前記駆動装置を制御することでのローター
の回転制御が可能な制御部とを備える。さらに、前記制
御部は、前記リーダライタとの間でデータの授受が可能
であると共に、該リーダライタによってコイン型記憶媒
体から読み出された価額データから使用された価額分を
差し引いて求められた残高価額データを該リーダライタ
によって該コイン型記憶媒体に書き込ませた後、該残高
価額データが0の場合には前記ローターを前記ストッカ
に連通させて該コイン型記憶媒体をストックさせ、該残
高価額データが0より大きい場合には該ローターを前記
排出路に連通させて該コイン型記憶媒体を排出させるこ
とが可能に設けられている。さらに、貨幣を投入可能な
貨幣投入口を備え、該貨幣投入口より投入された貨幣を
識別する貨幣識別装置と接続可能であり、前記ストッカ
は、前記凹部にコイン型記憶媒体が収納されていない状
態で該凹部が該ストッカに連通された場合には、該スト
ッカにストックされているコイン型記憶媒体が該凹部に
収納されるように設けられ、前記制御部は、貨幣が前記
貨幣投入口より投入されて前記貨幣識別装置によって識
別された後、前記凹部を前記ストッカに連通させること
で該ストッカにストックされたコイン型記憶媒体を該凹
部に収納させ、投入された貨幣の金額に応じた価額デー
タを前記リーダライタによって該コイン型記憶媒体に記
憶させ、該コイン型記憶媒体を前記排出口より排出させ
ることができるよう設けられている。さらに、前記スト
ッカが、コイン型記憶媒体を一枚ずつ上方に押し上げる
ことによって収容するエスカレータ型のストッカであ
る。さらに、前記ガイド部材が、前記ローターにより回
転されるコイン型記憶媒体の通過経路内に突出するガイ
ドピンであり、前記ローターには、前記ガイドピンを逃
がす溝が形成されている。これによれば、単純でコンパ
クトな構成により、コイン型記憶媒体のデータの更新及
びコイン型記憶媒体の回収・返却及び回収したコイン型
記憶媒体の再発行を行うことが可能である。
【0006】また、前記本体は開閉可能に設けられ、該
本体を開いた際には前記ローターが露出するよう設けら
れている。これによれば、コイン型記憶媒体の詰まりの
解除等、メンテナンスが容易となる。
【0007】また、前記コイン型記憶媒体がコイン型R
FIDタグであり、前記リーダライタがコイン型RFI
Dタグへのデータの読み書きが可能である。これによれ
ば、本発明に係るコイン型記憶媒体の処理機を用いてセ
キュリティ性の高いプリペイドシステムが実現可能であ
る。
【0008】また、前記価額データは、スロットマシン
のメダルやパチンコ玉等の遊戯媒体の貸し出しの代価に
換算可能な価額データであり、前記制御部は、コイン型
記憶媒体に記憶されていた価額データから、前記遊戯媒
体の貸出量に応じた価額分を差し引いた価額データを、
該コイン型記憶媒体に書き込ませることが可能である。
これによれば、コイン型記憶媒体を用いた遊戯媒体貸出
のプリペイドシステムに対して、コンパクトな構成のた
めパチンコ台の間に設置することが可能であり、コイン
型記憶媒体の回収・返却及び回収したコイン型記憶媒体
の再発行を行うことが可能なコイン型記憶媒体の処理機
を得ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るコイン型記憶
媒体の処理機の好適な実施の形態を添付図面に基づいて
詳細に説明する。図1は、本発明に係るコイン型記憶媒
体の処理機の透視説明図である。Aが、コイン型記憶媒
体の処理機の本体である。24はパネル板であり、本体
Aは、少なくともパネル板24が外部に露出されて設置
される。コイン型記憶媒体の処理機Aをパチンコ玉を貸
し出すプリペイドシステムに導入する場合には、本体A
をパチンコ玉放出装置と接続してパチンコ台の台間に設
置すると良い。
【0010】本体Aには、パネル板24に設けられたコ
イン型記憶媒体の投入口4aから投入されるコイン型記
憶媒体を内部に導く投入路4と、コイン型記憶媒体を導
いて排出口6aに排出する排出路6と、エスカレータ型
のストッカ8とが形成されている。10は円盤状に形成
されたローターであり、周縁にコイン型記憶媒体を収納
する凹部10aが形成されている。12はローター10
を回転させる駆動装置としてのステッピングモータであ
る。ステッピングモータ12は、電子基板によって構成
される制御部40によって制御されて回転され、ロータ
ー12を任意の角度に回転させて停止させることができ
る。凹部10aは、ローター10の回転角度に応じて、
投入路4、排出路6、ストッカ8のそれぞれに連通され
る。14は、コイン型記憶媒体を収納した凹部10aが
ストッカ8に連通される際に、コイン型記憶媒体をスト
ッカ8の方向に案内してストッカ8にストックさせるガ
イド部材としてのガイドピンである。50はコイン型記
憶媒体である。コイン型記憶媒体50としては、例えば
電磁結合方式、電磁誘導方式、マイクロ波方式または光
方式のコイン型RFIDタグや、コイン型ICタグや、
コイン型磁気タグを用いることができる。
【0011】コイン型記憶媒体の投入路4はローター1
0の上方に延びて中空状に形成され、投入口4aから投
入されたコイン型記憶媒体が落下してローター10の上
部に接するように設けられる。また、投入路4のコイン
型記憶媒体の通路の断面は、ほぼコイン型記憶媒体の幅
と厚みと等しく形成され、コイン型記憶媒体がローター
10とほぼ平行に接するように設けられる。排出路6
は、ローター10の下方に設けられ、凹部10aが連通
された際に、凹部10aに収納されていたコイン型記憶
媒体が排出路6の方向に落下することで排出が行われる
ようになっている。
【0012】エスカレータ型のストッカ8は、コイン型
記憶媒体50が通過可能な筒状に形成され、コイン型記
憶媒体50の通過方向が上下方向となり、下端部がロー
ターの上部に接するように設けられる。また、ストッカ
8の断面は、ほぼコイン型記憶媒体50の幅と厚みと等
しく設けられることで、コイン型記憶媒体がローター5
とほぼ平行に接し、なおかつコイン型記憶媒体50が縦
の状態で一枚ずつ通過可能に設けられる。また、ストッ
カ8の上端部8aはU字状に折れ曲がって形成され、上
下に延びる別の通路20に連通されている。通路20の
下端部は、本体Aの下端部に設けられたコイン型記憶媒
体の回収箱22に連通されている。コイン型記憶媒体5
0は、ローター10によってストッカ8の下端部から押
し込まれてストックされる。コイン型記憶媒体50が一
定数以上ストックされて、最上端のコイン型記憶媒体5
0aがストッカの上端部8aまで達すると、コイン型記
憶媒体50aは通路20側に落下して、通路20内を通
って回収箱22内に収められる。また、凹部10aにコ
イン型記憶媒体が収納されていない状態で凹部10aが
ストッカ8に連通された場合には、ストッカ8の最下端
にストックされているコイン型記憶媒体が凹部10a内
に落下して収納される。
【0013】40aは、制御部40から延出された電気
的な接続端子であり、これを外部の機器と接続すること
によって、外部の機器と制御部40との間で情報を授受
することができる。本実施例においては、接続端子40
aを図示しないパチンコ玉の放出装置に接続することに
よって、コイン型記憶媒体に記録された価額データに基
づいてパチンコ玉の貸し出しを行えるよう構成する。
【0014】また、40bは、制御部40から延出され
た電気的な接続端子であり、図示しない貨幣識別装置に
接続される。紙幣識別機は、貨幣を投入可能な投入口を
備え、投入口から投入された貨幣の真贋および金額の識
別を行う。貨幣識別装置によって読み取られた貨幣の金
額は、接続端子40bを介して制御部40に伝達され、
後述する各種制御に用いられる。
【0015】Bは、ローター10、ステッピングモータ
12、ガイド部材14等を含む、本体Aに着脱可能に設
けられたリーダライタユニットである。図2に、リーダ
ライタユニットBを本体Aから取り外した状態の斜視図
を示す。リーダライタユニットBの上部には、投入路4
とストッカ8の一部を構成する開口部が形成されてい
る。また、側面には、排出路6の一部を構成する図示し
ない開口部が形成されている。また、リーダライタユニ
ットBは、二つのケース部材28と30とから構成され
ており、各ケース部材は一端部に設けられたヒンジ部2
6と、ヒンジ部26の他端部に設けられた図示しないロ
ックレバーとによって連結されている。従って、前記ロ
ックレバーのロックを解除することで、リーダライタユ
ニットBは開閉可能であり、開いた際には、ローター1
0、ガイドピン14、投入路4およびストッカ8の一部
が露出するよう設けられている。42は電気的な接続端
子である。接続端子42は、所定の接続ケーブルを介し
て制御部40に接続され、制御部40によるリーダライ
タユニットBの制御、及び、リーダライタユニットBか
らの価額データの制御部40への送信等に用いられる。
【0016】リーダライタユニットBをヒンジ部26で
開いた状態の、ケース部材30の内側の説明図を図3に
示す。ローター10は、片面側が完全な円盤状に形成さ
れ、周縁に歯10bが形成されている。ローター10の
他面側には、U字状に凹まされて形成された凹部10
a、及び、コイン型記憶媒体の通過経路内に突出して設
けられたガイドピン14を逃がす溝10c、10dが形
成されている。ステッピングモータ12は、ケース部材
30の内部に設置され、その回転軸12aがケース部材
30の表面を貫通して外方に突出している。回転軸12
aの先端部には、ピニオン12bが取り付けられ、ロー
ター10の歯10bと歯合している。この構成により、
ステッピングモータ12の回転軸12aが回転すること
によってローター10が回転される。
【0017】34は、コイン型記憶媒体に記憶されたデ
ータの読み取り及びコイン型記憶媒体へのデータの書き
込みを行うリーダライタである。リーダライタ34
は、、ローター10により回転されるコイン型記憶媒体
の通路の側方の、ケース部材30の内部に設けられる。
リーダライタ34としては、コイン型記憶媒体としてコ
イン型RFIDタグが用いられる場合にはRFIDのリ
ーダライタを、ICタグが用いられる場合にはICタグ
のリーダライタを、磁気タグが用いられている場合には
磁気リーダライタを設ければよい。36、38は、投入
路4およびストッカ8の側面に設けられた光学センサで
あり、コイン型記憶媒体の有無を感知して、前記制御部
に伝達するものである。32は、投入路4と排出路6と
を結んで形成された不正コイン排出路であり、コイン型
記憶媒体の処理機Aで取り扱うコイン型記憶媒体よりも
小さいコインが投入されたときに、そのコインを排出路
6に導いて外部に排出させるものである。
【0018】以上の様に構成されたコイン型記憶媒体の
処理機Aの、コイン型記憶媒体が投入されてからコイン
型記憶媒体の使用が終了するまでの一連の動作を、図4
〜図8を用いて説明する。通常、ローター10は、図4
に示すように、凹部10aが排出路6に連通された状態
で停止している。このローターの初期位置は、必ずしも
排出路に連通された状態である必要はなく、凹部10a
が投入路4およびストッカ8に連通されず、ローター1
0が投入路4およびストッカ8を閉塞する位置であれば
よい。
【0019】投入口4aよりコイン型記憶媒体51が投
入されると、コイン型記憶媒体51は投入路4を通って
ローター10の上部に当たって停止する(図4の状
態)。通常、投入されるコイン型記憶媒体は一枚である
が、複数のコイン型記憶媒体が投入されてもよい。複数
のコイン型記憶媒体が連続して投入されても動作に問題
が生じないことを示すために、複数のコイン型記憶媒体
51、52が連続して投入されたものとする。投入され
たコイン型記憶媒体51は、光学センサ36によって検
知され、制御部40はコイン型記憶媒体51の投入を認
識する。すると、図5に示されるように、制御部40
は、ステッピングモータ12を回転制御してローター1
0を図上では左回転させて凹部10aを投入路4に連通
させる。すると、コイン型記憶媒体51は、凹部10a
に流入して収納される。次に、図6に示されるように、
制御部40はローター10を右回転させて、コイン型記
憶媒体51をリーダライタ34の脇に位置させ、リーダ
ライタ34によってコイン型記憶媒体51に記憶された
価額データを読み取る。読み取られた価額データは制御
部40によって認識され、その価額によって放出可能な
パチンコ玉の数が計算される。この放出可能なパチンコ
玉の数は、接続端子40aを介してパチンコ玉放出装置
に送信される。
【0020】パチンコ玉放出装置は、送信されたパチン
コ玉数に基づいてパチンコ玉の放出を行う。このとき、
パチンコ玉放出装置は、送信されたパチンコ玉の数分の
放出を行うように構成しても良いし、送信されたパチン
コ玉の数を超えない範囲で一定数のパチンコ玉を放出す
るようにしても良いし、放出数をユーザー(遊戯者)が
指定できるように構成しても良い。いずれにしても、パ
チンコ玉の放出が終了すると、パチンコ玉放出装置は、
接続端子40aを通じて実際に放出したパチンコ玉の数
のデータをコイン型記憶媒体の処理機Aの制御部40に
送信する。制御部40は、先に読み出されたコイン型記
憶媒体51の価額データから、実際に放出されたパチン
コ玉の値段に対応する価額データを差し引いて求められ
た価額データを、コイン型記憶媒体51に書き込む。
【0021】このとき、差し引いて求められた価額デー
タが0だった場合、即ちコイン型記憶媒体51に記憶さ
れていた価額データ分のパチンコ玉が放出された場合に
は、コイン型記憶媒体51の価額データを0にすると共
に、図7に示されるように、ローター10を左回転さ
せ、凹部10aをストッカ8に連通させる。すると、コ
イン型記憶媒体51はガイドピン14に案内されて、ス
トッカ8へ押し上げられる。図7の状態からさらにロー
ター10を左回転させ続けることで、コイン型記憶媒体
51はストッカ8に完全に収容される。その後、ロータ
ー10は、左回りに回転されて、凹部10aが排出路6
に連通される状態に戻る。 この様にして、ストッカ8
内には、0の価額データが記憶されたコイン型記憶媒体
のみがストックされる。
【0022】また、コイン型記憶媒体51に新たに書き
込まれたデータが0でなかった場合、即ち、価額データ
に残高がある場合は、コイン型記憶媒体51の返却を行
う。返却は、図6の状態でコイン型記憶媒体51に残高
に対応する価額データが書き込まれた後、図8に示され
るようにローター10が右方向に回転されて、凹部10
aが排出路6に連通され、コイン型記憶媒体51が排出
路6から排出され、ユーザー(遊戯者)に返却される。
あるいは、残高のあるコイン型記憶媒体51は返却せず
に、図6の状態で保持しておき、図示しない所定の操作
ボタン等の操作手段をユーザー(遊戯者)が操作するこ
とによって、パチンコ玉を連続して貸し出しできるよう
に構成しても良い。この場合、別の操作手段も設けて、
価額データの残高があってもユーザー(遊戯者)がコイ
ン型記憶媒体51を返却させられるよう構成すればより
好適である。
【0023】このようにしてコイン型記憶媒体51をス
トックまたは返却した後は、同様の動作によって、コイ
ン型記憶媒体51に続いて投入されているコイン型記憶
媒体52の処理に移行する。
【0024】なお、投入口4aから、本コイン型記憶媒
体の処理機Aで取り扱うコイン型記憶媒体以外の不正な
コイン型記憶媒体やメダル等が投入された場合、その不
正コインの大きさが正規のコイン型記憶媒体より小さい
場合には、図9に示すように、不正コイン54は不正コ
イン排出路32より排出される。不正コインが正規のコ
インとほぼ同じ大きさである場合には、リーダライタ3
4によってコイン型記憶媒体に記憶されたデータを読み
取った際(図6の状態)に正規のデータが記憶されてい
なければ、ローター10を回転して凹部10aを排出口
に連通し、不正コインを排出口6から排出する。
【0025】次に、コイン型記憶媒体の発行の手順につ
いて、図10〜図13を用いて説明する。操作が行われ
る前の状態では、ローター10は、図10の様に、凹部
10aが排出口6に連通された状態(初期状態)で停止
している。ユーザー(遊戯者)が、前記貨幣識別装置の
貨幣投入口より貨幣を投入すると、貨幣識別装置によっ
て貨幣が識別され、その金額データが制御部40に送ら
れる。ここで、光学センサ38によってストッカ8内に
コイン型記憶媒体が存在しないことが検知されている場
合は、投入された貨幣は排出されて返却され、コイン型
記憶媒体の発行は行われない。ストッカ内にコイン型記
憶媒体56が存在する場合は、以下の動作を行う。制御
部40は、コイン型記憶媒体56の発行を行うべく、ロ
ーター10を右回転させ、凹部10aをストッカ8に連
通させる(図11)。ここで、ローター10を左回転さ
せないのは、発行動作の途中で投入経路からコイン型記
憶媒体58が投入されても、それを受け付けないためで
ある。凹部10aがストッカ8に連通されると、ストッ
カ8内にストックされたコイン型記憶媒体が落下し、最
下端にストックされていたコイン型記憶媒体56が凹部
10aに収納される。制御部40は更にローター10を
右回転させて、凹部10aに収納されたコイン型記憶媒
体56を、リーダライタ34の脇まで移動させる(図1
2)。ここで、リーダライタ34によって、投入された
貨幣分の価額データがコイン型記憶媒体56に書き込ま
れる。その後、ローターは更に右回転され、凹部10a
を排出路6に連通させることによってコイン型記憶媒体
56を排出する。このようにして、ユーザー(遊戯者)
が投入した貨幣分の価額データが記憶されたコイン型記
憶媒体56が発行される。
【0026】なお、本実施の形態では、コイン型記憶媒
体の処理機Aをパチンコ玉の放出機に接続して、パチン
コ玉の貸出機を構成して使用する場合を例にして説明し
たが、同様の遊戯機器であるスロットマシンのメダルや
その他のゲームマシンで使用する遊戯媒体の放出機と接
続して、遊戯媒体の貸出機を構成したり、物品を放出可
能な機器に接続または内蔵させて自動販売機を構成する
など、各種の機器に接続して使用できることはもちろん
である。
【0027】
【発明の効果】本発明に係るコイン型記憶媒体の処理機
によれば、非常に単純で安価でコンパクトな構成で、コ
イン型記憶媒体のデータの更新及びコイン型記憶媒体の
回収・返却及び回収したコイン型記憶媒体の再発行を行
うことが可能であるといった効果がある。特に、本コイ
ン型記憶媒体の処理機をパチンコ玉放出装置に接続すれ
ば、ユーザー(遊戯者)はパチンコ台を離れることなく
コイン型記憶媒体を購入できるので、連続して遊戯が行
えるといった効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコイン型記憶媒体の処理機の構成
を示す側面説明図である。
【図2】リーダライタユニットの斜視図である。
【図3】リーダライタユニットの内部構成を示す側面図
である。
【図4】コイン型記憶媒体の投入時の状態を示す説明図
である。
【図5】投入されたコイン型記憶媒体をローターの凹部
に収納する際の状態を示す説明図である。
【図6】コイン型記憶媒体に記憶された価額データをリ
ーダーライタで読み取っている際の状態を示す説明図で
ある。
【図7】コイン型記憶媒体をストッカに収容する際の状
態を示す説明図である。
【図8】コイン型記憶媒体を排出した際の状態を示す説
明図である。
【図9】不正コインが投入された際の状態を示す説明図
である。
【図10】貨幣の投入時の状態を示す説明図である。
【図11】ストッカに収容されているコイン型記憶媒体
をローターの凹部に収納する際の状態を示す説明図であ
る。
【図12】リーダライタによってコイン型記憶媒体に価
額データを書き込んでいる際の状態を示す説明図であ
る。
【図13】コイン型記憶媒体を排出した際の状態を示す
説明図である。
【符号の説明】
A コイン型記憶媒体の処理機の本体 B リーダライタユニット 4 投入路 6 排出路 8 ストッカ 10 ローター 10a 凹部 10c、10d 溝 12 ステッピングモータ 14 ガイドピン(ガイド部材) 20 回収通路 22 回収箱 24 パネル板 26 ヒンジ部 28、30 ケース部材 34 リーダライタ 40 制御部 40a 接続端子 50 コイン型記憶媒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06K 19/07 G06K 19/00 U G07F 7/08 H (72)発明者 井出 平三郎 東京都新宿区新宿1丁目10番7号 株式会 社マースエンジニアリング内 (72)発明者 寺島 利勝 長野県埴科郡坂城町南条2332 株式会社ウ インテック内 Fターム(参考) 2C088 BB03 BB19 BB20 BB21 BB23 BB36 BC73 BC78 3E044 AA05 AA06 BA03 DC06 FA03 5B023 BA02 CA07 FA06 FA07 GA03 GA07 GA08 JA09 5B035 BA01 BB09 BC02 CA23 5B058 CA03 CA17 KA02 KA04 KA12 KA24 YA20

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投入されたコイン型記憶媒体を内部に導
    く投入路と、コイン型記憶媒体を外部に導く排出路と、
    コイン型記憶媒体がストックされるストッカとが形成さ
    れた本体と、 円盤状に形成され、円盤の周縁にコイン型記憶媒体を収
    納可能な凹部が形成されると共に、駆動装置によって回
    転可能に設けられ、回転される角度に応じて前記投入
    路、前記排出路、前記ストッカのそれぞれに前記凹部が
    連通されるように設けられたローターと、 コイン型記憶媒体を収納した前記凹部が前記ストッカに
    連通される際に、該コイン型記憶媒体を該ストッカの方
    向に案内して該ストッカにストックさせるガイド部材
    と、 前記ローターにより回転されるコイン型記憶媒体の通路
    の側方に設けられ、コイン型記憶媒体に記憶された価額
    データの読み取り及びコイン型記憶媒体への価額データ
    の書き込みを行うリーダライタと、 前記駆動装置を制御することで前記ローターの回転制御
    が可能な制御部とを備えることを特徴とするコイン型記
    憶媒体の処理機。
  2. 【請求項2】 前記制御部は、前記リーダライタとの間
    でデータの授受が可能であると共に、該リーダライタに
    よってコイン型記憶媒体から読み出された価額データか
    ら使用された価額分を差し引いて求められた残高価額デ
    ータを該リーダライタによって該コイン型記憶媒体に書
    き込ませた後、該残高価額データが0の場合には前記ロ
    ーターを前記ストッカに連通させて該コイン型記憶媒体
    をストックさせ、該残高価額データが0より大きい場合
    には該ローターを前記排出路に連通させて該コイン型記
    憶媒体を排出させることが可能に設けられていることを
    特徴とする請求項1記載のコイン型記憶媒体の処理機。
  3. 【請求項3】 貨幣を投入可能な貨幣投入口を備え、該
    貨幣投入口より投入された貨幣を識別する貨幣識別装置
    と接続可能であり、 前記ストッカは、前記凹部にコイン型記憶媒体が収納さ
    れていない状態で該凹部が該ストッカに連通された場合
    には、該ストッカにストックされているコイン型記憶媒
    体が該凹部に収納されるように設けられ、 前記制御部は、貨幣が前記貨幣投入口より投入されて前
    記貨幣識別装置によって識別された際、前記凹部を前記
    ストッカに連通させることで該ストッカにストックされ
    たコイン型記憶媒体を該凹部に収納させ、投入された貨
    幣の金額に応じた価額データを前記リーダライタによっ
    て該コイン型記憶媒体に記憶させ、該コイン型記憶媒体
    を前記排出口より排出させることができるよう設けられ
    ていることを特徴とする請求項1または2記載のコイン
    型記憶媒体の処理機。
  4. 【請求項4】 前記ストッカが、コイン型記憶媒体を一
    枚ずつ上方に押し上げることによって収容するエスカレ
    ータ型のストッカであることを特徴とする請求項1、2
    または3記載のコイン型記憶媒体の処理機。
  5. 【請求項5】 前記ガイド部材が、前記ローターにより
    回転されるコイン型記憶媒体の通過経路内に突出するガ
    イドピンであり、 前記ローターには、前記ガイドピンを逃がす溝が形成さ
    れていることを特徴とする請求項1、2、3または4記
    載のコイン型記憶媒体の処理機。
  6. 【請求項6】 前記本体は開閉可能に設けられ、該本体
    を開いた際には前記ローターが露出するよう設けられて
    いることを特徴とする請求項1、2、3、4または5記
    載のコイン型記憶媒体の処理機。
  7. 【請求項7】 前記コイン型記憶媒体がコイン型RFI
    Dタグであり、 前記リーダライタがコイン型RFIDタグへのデータの
    読み書きが可能であることを特徴とする請求項1、2、
    3、4、5または6記載のコイン型記憶媒体の処理機。
  8. 【請求項8】 前記価額データは、スロットマシンのメ
    ダルやパチンコ玉等の遊戯媒体の貸し出しの代価に換算
    可能な価額データであり、 前記制御部は、コイン型記憶媒体に記憶されていた価額
    データから、前記遊戯媒体の貸出量に応じた価額分を差
    し引いた価額データを、該コイン型記憶媒体に書き込ま
    せることが可能であることを特徴とする請求項2、3、
    4、5、6または7記載のコイン型記憶媒体の処理機。
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