JP2003133981A - デュアルモード受信装置及び受信方法 - Google Patents

デュアルモード受信装置及び受信方法

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JP2003133981A
JP2003133981A JP2001327734A JP2001327734A JP2003133981A JP 2003133981 A JP2003133981 A JP 2003133981A JP 2001327734 A JP2001327734 A JP 2001327734A JP 2001327734 A JP2001327734 A JP 2001327734A JP 2003133981 A JP2003133981 A JP 2003133981A
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baseband signal
pass filter
band
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JP2001327734A
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Yasuhiro Adachi
泰広 足立
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 狭帯域信号と広帯域信号の両方式のデュ
アルモードに対応した受信機において、回路を共通化し
小型化と部品数削減を図ること。 【解決手段】 入力端子101に入力する狭帯域信号と
広帯域信号は、分配器102で2分岐され、それぞれ同
一に処理を受け、出力端子117,118から出力され
る。乗算器105の出力(ベースバンド信号)を受ける
ローパスフィルタ107の通過周波数帯域は狭帯域信号
の周波数帯域を含む広帯域信号の周波数帯域である。分
配器109の一方の出力を受けるスイッチ111は、狭
帯域信号受信時にオンし、広帯域信号受信時にオフす
る。分配器109の他方の出力を受けるハイパスフィル
タ113は入力信号から狭帯域信号の周波数帯域の成分
を除去する。加算器115はスイッチ111とハイパス
フィルタ113の出力間の和を取る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル無線通
信の分野において、例えばGSM方式とCDMA方式の
ように狭帯域の通信方式と広帯域の通信方式の両方式を
使用して通信が可能なデュアルモード無線機の受信装置
及び受信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、ディジタル無線通信の分野におい
ては、GMSKやπ/4シフトQPSKなどの狭帯域変
調方式とCDMAなどの広帯域変調方式が使用されてい
る。各方式は、サービス地域や周波数帯域、通信コスト
に違いがあり、状況の変化に応じて複数の方式で通信が
可能なマルチモード無線機、特にデュアルモード無線機
が必要とされている。
【0003】単純なマルチモード無線機としては各方式
ごとに回路を作る方法がある。しかし、これでは、複数
の方式をサポートするには方式の数に応じた無線部の回
路が必要となり、部品点数の増加による回路規模やコス
トの増大につながる。
【0004】このような問題を解決するために、従来で
は、例えば特開平8−186516号公報(携帯無線
機)に開示されているように、各方式ごとに無線部をモ
ジュール化して用意し付け替える方法や、特開2000
−269848号公報(マルチモード無線通信コンバー
タ及びそれを用いた通信方法)に開示されているよう
に、各方式の周波数に対応したVCOを用意し、ベース
バンド回路はソフトウェアで実現して各方式に対応した
ソフトウェアモジュールを用意する方法がある。一方、
受信装置においては、ベースバンド信号の張り付き等を
起こすDCオフセットの問題がある。
【0005】広帯域変調方式では、スペクトルが広帯域
に拡散しているためにハイパスフィルタを使用してDC
オフセットを除去することが可能である。一方、狭帯域
変調方式では、DC付近にスペクトルが集中するために
ハイパスフィルタが使用できず、オフセットキャンセル
回路を用いるなどの方法を取る。
【0006】図9は、従来のデュアルモード受信装置の
構成を示すブロック図である。なお、図9では、簡略化
のため、フィルタ、アンプ等本発明とは無関係な回路は
省略されている。
【0007】この図9に示すデュアルモード受信装置9
00は、例えばディジタル移動通信システムにおける携
帯電話機や携帯電話機能などのティジタル無線通信を行
う移動局装置、及び移動局装置と無線通信を行う基地局
装置等の受信装置に適用される。このデュアルモード受
信装置900は、受信信号の入力端子901と、スイッ
チ902と、分配器903、904と、局部発振器90
5、906と、90度移相器907、908と、乗算器
909、910、911、912と、ローパスフィルタ
913、914、915、916と、オフセットキャン
セル回路917、918と、ハイパスフィルタ919、
920と、ベースバンド信号出力端子921、922、
923、924とを備えている。
【0008】このような構成において、入力端子901
に、受信されたRF信号又はIF信号が入力されると、
スイッチ902は、受信信号が狭帯域信号のときは分配
器903側にスイッチし、受信信号が広帯域信号のとき
は分配器904側にスイッチする。分配器903は、ス
イッチ902からの狭帯域信号を第1の信号と第2の信
号に分配し、それぞれ乗算器909、910へ出力す
る。分配器904は、スイッチ902からの広帯域信号
を第3の信号と第4の信号に分配し、それぞれ乗算器9
11、912へ出力する。
【0009】局部発振器905は、入力信号の中心周波
数と同じ周波数のローカル信号を90度移相器907へ
出力する。90度移相器907は、そのローカル信号を
90度位相差の2信号に分配し、それぞれ乗算器90
9、910へ出力する。乗算器909、910は、分配
器903からの第1の信号と第2の信号を90度移相器
907からの90度位相差の2つのローカル信号と乗算
することによって、それぞれ第1のベースバンド信号と
第2のベースバンド信号に周波数変換し、それぞれロー
パスフィルタ913、914へ出力する。
【0010】ローパスフィルタ913、914は、それ
ぞれ乗算器909、910からの第1のベースバンド信
号と第2のベースバンド信号から所望の狭帯域信号の周
波数帯域幅のみを通過させ、それぞれオフセットキャン
セル回路917、918へ出力する。オフセットキャン
セル回路917、918は、それぞれローパスフィルタ
913、914からの第1のベースバンド信号、第2の
ベースバンド信号のDCオフセットを除去し、狭帯域の
所望信号をそれぞれ出力端子921、922から図示せ
ぬ後段処理回路へ出力する。
【0011】同様に、乗算器911、912は、分配器
904からの第3の信号と第4の信号を90度移相器9
08からの90度位相差の2つのローカル信号と乗算す
ることによって、それぞれ第3のベースバンド信号と第
4のベースバンド信号に周波数変換し、それぞれローパ
スフィルタ915、916へ出力する。
【0012】ローパスフィルタ915、916は、それ
ぞれ乗算器911、912からの第3のベースバンド信
号と第4のベースバンド信号より所望の広帯域信号の周
波数帯域幅のみを通過させ、それぞれハイパスフィルタ
919、920へ出力する。ハイパスフィルタ919、
920は、それぞれローパスフィルタ915、916か
らの第3ベースバンド信号と第4のベースバンド信号の
DCオフセットを除去し、広帯域の所望信号をそれぞれ
出力端子923、924から図示せぬ後段処理回路へ出
力する。
【0013】このようなデュアルモード受信装置900
を用いることにより、受信したRF信号又はIF信号を
所望の狭帯域信号又は広帯域信号に変換することができ
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のデュア
ルモード受信装置では、2つの受信方式に個別に対応す
る構成であるので、回路の部品・大きさも2倍必要にな
る。また、DCオフセットを除去するためにハイパスフ
ィルタやオフセットキャンセル回路が必要になることも
ある。
【0015】したがって、デュアルモード受信装置を実
現するにあたり、前記のように方式の数に応じた受信装
置を用意すると、部品点数の増加によるコスト高や回路
規模の増大などを引き起こす。
【0016】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、狭帯域受信方式と広帯域受信方式のデュアルモ
ード受信装置を実現するにあたり、両方式の回路を共通
化することにより、回路の小型化、部品点数削減による
コスト削減を可能にするデュアルモード受信装置及び受
信方法を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明のデュアルモード
受信装置は、狭帯域信号又は広帯域信号に対してローカ
ル信号を用いた周波数変換を行うことによりベースバン
ド信号を生成する変換手段と、前記変換手段から出力さ
れるベースバンド信号から狭帯域信号の帯域を含む広帯
域信号の帯域のみを通過させるローパスフィルタと、前
記ローパスフィルタから出力される信号を第1ベースバ
ンド信号と第2ベースバンド信号とに分配する分配手段
と、前記第1ベースバンド信号を受けて狭帯域信号受信
時にはオン動作して通過させ、広帯域信号受信時にはオ
フ動作して通過を阻止する切り換え手段と、前記第2ベ
ースバンド信号を受けて狭帯域信号の帯域のみを除去す
るハイパスフィルタと、前記切り換え手段の出力と前記
ハイパスフィルタの出力との和を取る加算手段と、を具
備する構成を採る。
【0018】この構成によれば、狭帯域信号受信時に切
り換え手段がオンすると、加算手段から狭帯域信号が出
力され、切り換え手段が広帯域信号受信時にオフする
と、加算手段から広帯域信号が出力される。したがっ
て、切り換え手段をオンオフすることにより、狭帯域信
号と広帯域信号の両方を切り換えて受信することができ
る。このとき、ハイパスフィルタは狭帯域信号受信時に
はチャネルフィルタとして使用し、広帯域信号受信時に
はDCオフセットをカットするハイパスフィルタとして
使用するので、部品点数が削減できる。
【0019】本発明のデュアルモード受信装置は、前記
切り換え手段と前記加算手段との間に、前記ハイパスフ
ィルタが前記第2ベースバンド信号に与える位相回転と
同様の位相回転を前記第1ベースバンド信号に対して施
す位相等化手段、を具備する構成を採る。
【0020】この構成によれば、ハイパスフィルタによ
って起こる、加算手段において打ち消しあう成分の位相
ずれを防止することができる。
【0021】本発明のデュアルモード受信装置は、前記
切り換え手段と前記加算手段との間に、前記ハイパスフ
ィルタが前記第2ベースバンド信号に与えるレベル変化
と同様のレベル変化を前記第1ベースバンド信号に対し
て与えるゲイン調整を施すゲイン調整手段、を具備する
構成を採る。
【0022】この構成によれば、ハイパスフィルタによ
って起こる、加算手段において打ち消しあう成分のレベ
ルずれを防止することができる。
【0023】本発明のデュアルモード受信装置は、前記
切り換え手段と前記加算手段との間に、前記第1ベース
バンド信号におけるDCオフセットを除去するDCオフ
セット除去手段、を具備する構成を採る。
【0024】この構成によれば、狭帯域信号のDCオフ
セットを除去することができる。
【0025】本発明の移動局装置は、上記いずれかのデ
ュアルモード受信装置を具備する構成を採る。
【0026】この構成によれば、狭帯域信号と広帯域信
号の両方を切り換えて受信できる移動局装置が得られ
る。
【0027】本発明の基地局装置は、上記いずれかのデ
ュアルモード受信装置を具備する構成を採る。
【0028】この構成によれば、狭帯域信号と広帯域信
号の両方を切り換えて受信できる基地局装置が得られ
る。
【0029】本発明のデュアルモード受信方法は、狭帯
域信号又は広帯域信号に対してローカル信号を用いた周
波数変換を行うことによりベースバンド信号を生成し、
前記生成されたベースバンド信号をローパスフィルタに
通して狭帯域信号の帯域を含む広帯域信号の帯域のみを
通過させるろ波処理を行い、前記ろ波処理を行ったベー
スバンド信号を第1ベースバンド信号と第2ベースバン
ド信号とに分配し、狭帯域信号受信時にはハイパスフィ
ルタにて狭帯域信号の周波数帯域が除去された前記第2
ベースバンド信号と前記第1ベースバンド信号との差を
取って狭帯域信号を出力し、広帯域信号受信時には前記
第2ベースバンド信号を前記ハイパスフィルタに通して
DCオフセットを除去し広帯域信号を取り出すようにし
た。
【0030】この方法によれば、狭帯域信号と広帯域信
号の両方を切り換えて受信することができる。このと
き、ハイパスフィルタは狭帯域信号受信時にはチャネル
フィルタとして使用し、広帯域信号受信時にはDCオフ
セットをカットするハイパスフィルタとして使用するの
で、部品点数が削減できる。
【0031】
【発明の実施の形態】本発明の骨子は、狭帯域信号のチ
ャネルフィルタと広帯域信号のDCオフセット除去手段
とを共通化し、部品点数の削減と回路の小型化を図るこ
とである。
【0032】以下、本発明の実施の形態について、図面
を参照して詳細に説明する。
【0033】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1に係るデュアルモード受信装置の構成を示すブロ
ック図である。
【0034】図1において、このデュアルモード受信装
置100は、入力端子101と、分配器102と、局部
発振器103と、90度移相器104と、乗算器10
5,106と、ローパスフィルタ107,108と、分
配器109,110と、スイッチ111,112と、ハ
イパスフィルタ113,114と、加算器115,11
6と、出力端子117,118とを備えている。
【0035】入力端子101には、アンテナで受信され
たRF信号(高周波信号)又は受信IF回路からのIF
信号(中間周波数信号)が入力される。分配器102
は、入力端子101から入力された信号を乗算器10
5、106に分配する。局部発振器103は、入力端子
101から入力された所望波のキャリア周波数のローカ
ル信号を発生させて90度移相器104に出力する。
【0036】90度移相器104は、局部発振器103
からのローカル信号を90度位相差の2信号に分け、一
方を乗算器105に出力し、他方を乗算器106に出力
する。乗算器105、106は、分配器102からのR
F又はIF信号と90度移相器104からのローカル信
号をミキシングしてベースバンド信号を生成し、それぞ
れローパスフィルタ107、108に出力する。
【0037】ローパスフィルタ107、108は、それ
ぞれ乗算器105、106からのベースバンド信号の中
で狭帯域信号の周波数帯域を含む広帯域信号の周波数帯
域のみの信号を通過させ、分配器109、110に出力
する。分配器109は、ローパスフィルタ107からの
べースバンド信号をスイッチ111とハイパスフィルタ
113とに分配する。分配器110は、ローパスフィル
タ108からのべースバンド信号をスイッチ112とハ
イパスフィルタ114とに分配する。
【0038】スイッチ111、112は、それぞれ、オ
ン時は分配器109、110からのベースバンド信号を
加算器115,116へ出力し、オフ時は信号を遮断す
る。ハイパスフィルタ113、114は、狭帯域信号の
周波数帯域を遮断する。加算器115は、スイッチ11
1からのベースバンド信号とハイパスフィルタ113か
らのベースバンド信号との和を取り、出力端子117に
出力する。加算器116は、スイッチ112からのベー
スバンド信号とハイパスフィルタ114からのベースバ
ンド信号との差を取り、出力端子118に出力する。
【0039】なお、この実施の形態では、加算器11
5,116は、スイッチ111,112からのベースバ
ンド信号からハイパスフィルタ113,114からのベ
ースバンド信号を減算するようにしている。
【0040】次いで、上記構成を有するデュアルモード
受信装置の動作を説明する。入力端子101には、所望
の狭帯域信号か広帯域信号のいずれかのRF信号又はI
F信号が入力される。この信号は、分配器102にて乗
算器105、106に分配され、それぞれ乗算器10
5、106において90度移相器104からの90度位
相和のローカル信号と混合され、ベースバンド信号に周
波数変換される。
【0041】ここで、乗算器105が第1ベースバンド
信号を出力し、乗算器106が第2ベースバンド信号を
出力するとすれば、第2ベースバンド信号についてロー
パスフィルタ108から出力端子118までの経路で行
われる処理は、第1ベースバンド信号についてローパス
フィルタ107から出力端子117までの経路で行われ
る処理と同様であるので、以下、第1ベースバンド信号
についての処理を説明し、第2ベースバンド信号につい
ては、説明を省略する。
【0042】乗算器105から出力された第1ベースバ
ンド信号は、その中の広帯域信号の周波数帯域のみがロ
ーパスフィルタ107を通過し、分配器109に入り、
分配器109にて第3ベースバンド信号と第4ベースバ
ンド信号に分配される。第3ベースバンド信号は、スイ
ッチ111に出力され、第4ベースバンド信号は、ハイ
パスフィルタ113に出力される。
【0043】スイッチ111は、受信信号(第3ベース
バンド信号)が狭帯域信号の場合はオン動作をし、受信
信号(第3ベースバンド信号)が広帯域信号の場合はオ
フ動作を行うように制御されている。一方、ハイパスフ
ィルタ113は、受信信号(第4ベースバンド信号)に
ついて狭帯域信号の周波数帯域のみを遮断する。加算器
115では、スイッチ111の出力からハイパスフィル
タ113の出力を減算することが行われる。
【0044】したがって、狭帯域信号受信時には、スイ
ッチ111を通過した第3ベースバンド信号から、ハイ
パスフィルタ113で狭帯域信号の周波数帯域を除去さ
れた第4ベースバンド信号を減算することにより、第3
ベースバンド信号の中の狭帯域信号のみが出力端子11
7へ出力される。一方、広帯域信号受信時には、スイッ
チ111は第3ベースバンド信号の通過を阻止している
ので、ハイパスフィルタ113によって狭帯域信号の周
波数帯域を除去された第4ベースバンド信号(広帯域信
号)が逆相で出力端子117へ出力される。
【0045】このように、狭帯域信号受信時は、所望の
狭帯域信号が出力端子117,118から出力される。
また、広帯域信号受信時は、所望の広帯域信号が出力端
子117,118から逆相で出力される。
【0046】ここで、広帯域信号は逆相で出力される
が、図示しない後段の信号処理で再度逆相を取れば問題
ない。また、出力された広帯域信号は狭帯域信号の周波
数帯域が除去されているが、通常、狭帯域信号の周波数
帯域に比べて広帯域信号の周波数帯域は十分に広いので
問題とならないのと同時に、DC(直流)オフセットを
除去することができる。狭帯域信号のDCオフセットに
ついては、必要であれば、途中もしくは図示しない後段
の信号処理で除去する。
【0047】このように、本実施の形態1においては
狭帯域信号と広帯域信号のデュアルモード受信を行う際
に、広帯域信号のDCオフセット除去と狭帯域信号のチ
ャネル選択のフィルタ処理を同一のフィルタで行えるの
で、部品点数の削減をすることができる (実施の形態2)図2は、本発明の実施の形態2に係る
デュアルモード受信装置の構成を示すブロック図であ
る。なお、図2では、実施の形態1(図1)と同様の構
成については、図1におけるものと同一の符号が付され
ている。ここでは、詳しい説明を省略する。
【0048】図2に示すように、本実施の形態2に係る
デュアルモード受信装置200では、実施の形態1にお
いて、加算器115,116にてベースバンド信号間の
差を取るときに予想されるハイパスフィルタ113、1
14による位相変化の影響を無くすために、位相等化回
路219、220が、スイッチ111,112と加算器
115,116との間に設けられている。
【0049】位相等化回路219、220は、スイッチ
111,112からの入力信号に対してそれぞれハイパ
スフィルタ113、114における位相回転と同様に位
相を回転し、加算器115,116に出力する。ここ
で、位相等化回路220は、位相等化回路219と同様
の動作をするので説明を省略する。
【0050】位相等化回路219は、スイッチ111か
ら入力された第3ベースバンド信号に対してハイパスフ
ィルタ113における位相回転と同様に位相回転を行っ
て出力するようになっている。これにより、ハイパスフ
ィルタ113によって第4ベースバンド信号の位相が回
転することによって起こる、加算器115において打ち
消しあう成分の位相ずれが防止できる。
【0051】このように、本実施の形態2によれば、ハ
イパスフィルタ113,114によって起こる、加算器
115、116において打ち消しあう成分の位相ずれを
防止することができる。
【0052】(実施の形態3)図3は、本発明の実施の
形態3に係るデュアルモード受信装置の構成を示すブロ
ック図である。なお、図3では、実施の形態1(図1)
と同様の構成については、図1におけるものと同一の符
号が付されている。ここでは、詳しい説明を省略する。
【0053】図3に示すように、本実施の形態3に係る
デュアルモード受信装置300では、実施の形態1にお
いて、加算器115,加算器116にてベースバンド信
号間の差を取るときに予想されるハイパスフィルタ11
3,114による信号レベル変化の影響を無くすため
に、ゲイン調整回路321,322が、スイッチ11
1,112と加算器115,116との間に設けられて
いる。
【0054】図3において、ゲイン調整回路321,3
22は、スイッチ111,112からの入力信号に対し
てそれぞれハイパスフィルタ113,114におけるレ
ベル変化と同様にレベルを調整し、加算器115,11
6に出力する。ここで、ゲイン調整回路322は、ゲイ
ン調整回路321と同様の動作をするので説明を省略す
る。
【0055】ゲイン調整回路321は、スイッチ111
から入力された第3のべースバンド信号に対してハイパ
スフィルタ113におけるゲイン変化と同様にゲイン調
整を行って加算器115に出力する。これにより、ハイ
パスフィルタ113によって第4ベースバンド信号のゲ
インが変化することによって起こる、加算器115にお
いて打ち消しあう成分のレベルずれが防止できる。
【0056】このように、本実施の形態によれば、ハイ
パスフィルタ113,114によって起こる、加算器1
15,116において打ち消しあう成分のレベルずれを
防止することができる。
【0057】(実施の形態4)図4は、本発明の実施の
形態4に係るデュアルモード受信装置の構成を示すブロ
ック図である。なお、図4では、実施の形態1(図1)
と同様の構成については、図1におけるものと同一の符
号が付されている。ここでは、詳しい説明を省略する。
【0058】図4に示すように、本実施の形態4に係る
デュアルモード受信装置400では、実施の形態1にお
いて問題になった狭帯域信号のDCオフセットを除去す
るために、オフセットキャンセル回路423,424
が、スイッチ111,112と加算器115,116と
の間に設けられている。
【0059】図4において、オフセットキャンセル回路
423,424は、スイッチ111,112からの入力
信号に対してオフセットレベルを検出し、DCオフセッ
トを除去したベースバンド信号を加算器115,116
に出力する。ここで、オフセットキャンセル回路424
は、オフセットキャンセル回路423と同様の動作をす
るので説明を省略する。
【0060】オフセットキャンセル回路423は、スイ
ッチ111から入力された第3ベースバンド信号に対し
てオフセットレベルを検出し、DCオフセットを除去し
て加算器115に出力する。
【0061】このように、本実施の形態4によれば、狭
帯域信号のDCオフセットを除去することができる。
【0062】(実施の形態5)図5は、本発明の実施の
形態5に係る通信端末の構成を示すブロック図である。
なお、通信端末は、例えば携帯電話機等の移動局装置、
基地局装置などである。
【0063】図5において、アンテナ501は、所望の
狭帯域信号及び広帯域信号を受信することのできるデュ
アルバンドアンテナである。ただし、狭帯域信号用と広
帯域信号用に別々のアンテナを用意しても構わない。
【0064】デュアルモード受信装置100は、上記実
施の形態1に係るデュアルモード受信装置であり、アン
テナ501で受信した狭帯域信号又は広帯域信号を復調
しA/D変換器502へ出力する。
【0065】A/D変換器502は、デュアルモード受
信装置100からの狭帯域信号又は広帯域信号をA/D
変換して後段のベースバンド処理部に出力する。
【0066】このような構成の通信端末によれば、実施
の形態1と同様の特徴を持つ受信装置を備えた通信端末
を実現することができる。
【0067】(実施の形態6)図6は、本発明の実施の
形態6に係る通信端末の構成を示すブロック図である。
なお、図6では、実施の形態5(図5)と同様の構成に
ついては、図5におけるものと同一の符号が付されてい
る。ここでは、詳しい説明を省略する。
【0068】図6において、デュアルモード受信装置2
00は、上記実施の形態2に係るデュアルモード受信装
置であり、アンテナ501で受信した狭帯域信号又は広
帯域信号を復調しA/D変換器502へ出力する。
【0069】このような構成の通信端末によれば、実施
の形態2と同様の特徴を持つ受信装置を備えた通信端末
を実現することができる。なお、通信端末は、例えば携
帯電話機等の移動局装置、基地局装置などである。
【0070】(実施の形態7)図7は、本発明の実施の
形態7に係る通信端末の構成を示すブロック図である。
なお、図7では、実施の形態5(図5)と同様の構成に
ついては、図5におけるものと同一の符号が付されてい
る。ここでは、詳しい説明を省略する。
【0071】図7において、デュアルモード受信装置3
00は、上記実施の形態3に係るデュアルモード受信装
置であり、アンテナ501で受信した狭帯域信号又は広
帯域信号を復調しA/D変換器502へ出力する。
【0072】このような構成の通信端末によれば、実施
の形態3と同様の特徴を持つ受信装置を備えた通信端末
を実現することができる。なお、通信端末は、例えば携
帯電話機等の移動局装置、基地局装置などである。
【0073】(実施の形態8)図8は、本発明の実施の
形態8に係る通信端末の構成を示すブロック図である。
なお、図8では、実施の形態5(図5)と同様の構成に
ついては、図5におけるものと同一の符号が付されてい
る。ここでは、詳しい説明を省略する。
【0074】図8において、デュアルモード受信装置4
00は、上記実施の形態4に係るデュアルモード受信装
置であり、アンテナ501で受信した狭帯域信号又は広
帯域信号を復調しA/D変換器502へ出力する。
【0075】このような構成の通信端末によれば、実施
の形態4と同様の特徴を持つ受信装置を備えた通信端末
を実現することができる。なお、通信端末は、例えば携
帯電話機等の移動局装置、基地局装置などである。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
狭帯域信号と広帯域信号のデュアルモード受信装置にお
いて、狭帯域信号のチャネルフィルタと広帯域信号のD
Cオフセット除去手段を共通化でき、部品点数の削減と
回路の小型化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るデュアルモード受
信装置の構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態2に係るデュアルモード受
信装置の構成を示すブロック図
【図3】本発明の実施の形態3に係るデュアルモード受
信装置の構成を示すブロック図
【図4】本発明の実施の形態4に係るデュアルモード受
信装置の構成を示すブロック図
【図5】本発明の実施の形態5に係る通信端末の構成を
示すブロック図
【図6】本発明の実施の形態6に係る通信端末の構成を
示すブロック図
【図7】本発明の実施の形態7に係る通信端末の構成を
示すブロック図
【図8】本発明の実施の形態8に係る通信端末の構成を
示すブロック図
【図9】従来のデュアルモード受信装置の構成を示すブ
ロック図
【符号の説明】
100、200、300、400 デュアルモード受信
装置 101 入力端子 102、109、110 分配器 103 局部発振器 104 90度移相器 105、106 乗算器 107、108 ローパスフィルタ 111、112 スイッチ 113、114 ハイパスフィルタ 115、116 加算器 117、118 出力端子 219、220 位相等化回路 321、322 ゲイン調整回路 423、424 オフセットキャンセル回路 501 アンテナ 502 A/D変換器

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 狭帯域信号又は広帯域信号の入力信号に
    対してローカル信号を用いた周波数変換を行うことによ
    りベースバンド信号を生成する変換手段と、前記変換手
    段から出力されるベースバンド信号から狭帯域信号の帯
    域を含む広帯域信号の帯域のみを通過させるローパスフ
    ィルタと、前記ローパスフィルタから出力される信号を
    第1ベースバンド信号と第2ベースバンド信号とに分配
    する分配手段と、前記第1ベースバンド信号を受けて狭
    帯域信号受信時にはオン動作して通過させ、広帯域信号
    受信時にはオフ動作して通過を阻止する切り換え手段
    と、前記第2ベースバンド信号を受けて狭帯域信号の帯
    域のみを除去するハイパスフィルタと、前記切り換え手
    段の出力と前記ハイパスフィルタの出力との和を取る加
    算手段と、を具備することを特徴とするデュアルモード
    受信装置。
  2. 【請求項2】 前記切り換え手段と前記加算手段との間
    に、前記ハイパスフィルタが前記第2ベースバンド信号
    に与える位相回転と同様の位相回転を前記第1ベースバ
    ンド信号に対して施す位相等化手段、を具備することを
    特徴とする請求項1記載のデュアルモード受信装置。
  3. 【請求項3】 前記切り換え手段と前記加算手段との間
    に、前記ハイパスフィルタが前記第2ベースバンド信号
    に与えるレベル変化と同様のレベル変化を前記第1ベー
    スバンド信号に対して与えるゲイン調整を施すゲイン調
    整手段、を具備することを特徴とする請求項1記載のデ
    ュアルモード受信装置。
  4. 【請求項4】 前記切り換え手段と前記加算手段との間
    に、前記第1ベースバンド信号におけるDCオフセット
    を除去するDCオフセット除去手段、を具備することを
    特徴とする請求項1記載のデュアルモード受信装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4のいずれかに記載
    のデュアルモード受信装置を具備することを特徴とする
    移動局装置。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項4いずれかに記載の
    デュアルモード受信装置を具備することを特徴とする基
    地局装置。
  7. 【請求項7】 狭帯域信号又は広帯域信号の入力信号に
    対してローカル信号を用いた周波数変換を行うことによ
    りベースバンド信号を生成し、前記生成されたベースバ
    ンド信号をローパスフィルタに通して狭帯域信号の帯域
    を含む広帯域信号の帯域のみを通過させるろ波処理を行
    い、前記ろ波処理を行ったベースバンド信号を第1ベー
    スバンド信号と第2ベースバンド信号とに分配し、狭帯
    域信号受信時にはハイパスフィルタにて狭帯域信号の周
    波数帯域が除去された前記第2ベースバンド信号と前記
    第1ベースバンド信号との差を取って狭帯域信号を出力
    し、広帯域信号受信時には前記第2ベースバンド信号を
    前記ハイパスフィルタに通してDCオフセットを除去し
    広帯域信号を取り出すことを特徴とするデュアルモード
    受信方法。
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