JP2003133277A - 研磨装置の研磨面洗浄装置 - Google Patents

研磨装置の研磨面洗浄装置

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JP2003133277A
JP2003133277A JP2001332710A JP2001332710A JP2003133277A JP 2003133277 A JP2003133277 A JP 2003133277A JP 2001332710 A JP2001332710 A JP 2001332710A JP 2001332710 A JP2001332710 A JP 2001332710A JP 2003133277 A JP2003133277 A JP 2003133277A
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Hiroomi Torii
弘臣 鳥居
Hideo Aizawa
英夫 相澤
Satoshi Okamura
聡 岡村
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Ebara Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アトマイザー方式の研磨面洗浄装置の噴射ノ
ズルを囲むように取り付けたカバーの内壁面に研磨テー
ブルの研磨面から除去された異物が付着堆積して固着す
ることのない研磨装置の研磨面洗浄装置を提供するこ
と。 【解決手段】 研磨テーブルの研磨面(研磨クロス2の
上面)に研磨対象物を押し付け、該研磨面と研磨対象物
の相対運動により該研磨対象物を研磨する研磨装置の該
研磨面に噴射ノズル7−1〜7−4から洗浄液と気体の
混合流体14を噴射し、該研磨面を洗浄する研磨装置の
研磨面洗浄装置において、噴射ノズルにその先端から研
磨面までの混合流体噴射域の所定範囲外周を囲うカバー
12を設けると共に、該カバー先端と研磨面との間の間
隔を調整できる間隔調整機構13を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は研磨テーブルの研磨
面に半導体ウエハ等の研磨対象物を押し付け、該研磨面
と研磨対象物の相対運動により該研磨対象物を研磨する
研磨装置の該研磨面を洗浄する研磨装置の研磨面洗浄装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の研磨装置の研磨面洗浄装
置として、N2ガス等の気体と純水等の洗浄液の混合流
体を噴射ノズルから研磨テーブルの研磨面(例えば研磨
クロス面)に勢いよく噴射し、研磨面上の異物(研磨ク
ロス滓,砥液固着物等)を除去することを主たる目的と
する、所謂アトマイザー方式の研磨面洗浄装置がある。
このように研磨面上の異物を除去することにより、半導
体ウエハ等の研磨対象物を研磨する際、被研磨面に与え
る損傷(マイクロクラック)を減少させるという効果が
得られる。
【0003】しかしながら、上記アトマイザー方式の研
磨面洗浄装置において、混合流体の噴射によって研磨面
から除去された異物が研磨室(ポリッシャールーム)内
に飛散する。特に噴射する混合流体の飛散を防止するた
め、噴射ノズルを囲むように取り付けたカバーの内壁面
に付着堆積して固着し、時間の経過と共に研磨中に剥離
し、研磨テーブルの研磨面上に脱落して半導体ウエハ等
の研磨対象物の被研磨面に損傷(マイクロクラック)を
与えるという不具合の発生が懸念される。このような不
具合の発生を防止するため、カバーを定期的な清掃を行
わなければならないが、この清掃作業に手間がかかると
同時に、煩わしいという問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の点に鑑
みてなされたもので、アトマイザー方式の研磨面洗浄装
置の噴射ノズルを囲むように取り付けたカバーの内壁面
に研磨テーブルの研磨面から除去された異物が付着堆積
して固着することのない研磨装置の研磨面洗浄装置を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
請求項1に記載の発明は、研磨テーブルの研磨面に研磨
対象物を押し付け、該研磨面と研磨対象物の相対運動に
より該研磨対象物を研磨する研磨装置の該研磨面に噴射
ノズルから洗浄液と気体の混合流体を噴射し、該研磨面
を洗浄する研磨装置の研磨面洗浄装置において、噴射ノ
ズルにその先端から研磨面までの混合流体噴射域の所定
範囲外周を囲うカバーを設けると共に、該カバー先端と
研磨面との間の間隔を調整できる間隔調整機構を設けた
ことを特徴とする。
【0006】上記のように噴射ノズルにその先端から研
磨面までの混合流体噴射域の所定範囲外周を囲うカバー
を設けると共に、該カバー先端と研磨面との間の間隔を
調整できる間隔調整機構を設けたことにより、カバー先
端と研磨面との間の間隔を調整することができ、研磨面
で跳ね返った混合流体のミストが該カバーの外に飛び出
るのを略完全に防止でき、且つ該研磨面で跳ね返った洗
浄液と気体の混合流体の殆どをカバー内壁面に勢いよく
当接させ、該内壁面を洗い流すことができるから、異物
が付着堆積することはない。
【0007】また、請求項2に記載の発明は、研磨テー
ブルの研磨面に研磨対象物を押し付け、該研磨面と研磨
対象物の相対運動により該研磨対象物を研磨する研磨装
置の該研磨面に噴射ノズルから洗浄液と気体の混合流体
を噴射し、該研磨面を洗浄する研磨装置の研磨面洗浄装
置において、噴射ノズルにその先端から研磨面までの混
合流体噴射域の所定範囲外周を囲うカバーを設けると共
に、該カバーの対向する内壁面間の幅寸法を混合流体噴
射下流側が大きく該噴射ノズル先端に向かって小さく形
成したことを特徴とする。
【0008】上記のように噴射ノズルにその先端から研
磨面までの混合流体噴射域の所定範囲外周を囲うカバー
を設けると共に、該カバーの対向する内壁面間の幅寸法
を混合流体噴射下流側が大きく該噴射ノズル先端に向か
って小さく形成したことにより、研磨テーブルの研磨面
から勢いよく跳ね返った洗浄液と気体の混合流体はカバ
ー内壁面に勢いよく当接し、該内壁面を洗い流すから、
異物が付着堆積することはない。
【0009】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
又は2に記載の研磨装置の研磨面洗浄装置において、カ
バーの少なくとも内面をテフロン材で形成したことを特
徴とする。
【0010】上記のようにカバーの内面をテフロン材で
形成したので、テフロン材の撥水性により異物のカバー
内壁面への付着堆積を防止できる。
【0011】また、請求項4に記載の発明は、請求項1
乃至3のいずれか1項に記載の研磨装置の研磨面洗浄装
置において、カバー内壁面及び/又は噴射ノズルを洗浄
する1個又は複数個の洗浄ノズルを設けたことを特徴と
する。
【0012】上記のようにカバー内壁面や噴射ノズルを
洗浄する洗浄ノズルを設けることにより,カバー内壁面
や噴射ノズルの外周面に付着する異物は積極的に洗浄除
去されるから、異物のカバー内壁面の付着堆積を防止で
きる。
【0013】また、請求項5に記載の発明は、請求項4
に記載の研磨装置の研磨面洗浄装置において、噴射ノズ
ルからの混合流体噴射と洗浄ノズルからの洗浄液噴射と
を異なるタイミングで実施する制御手段を設けたことを
特徴とする。
【0014】上記のように噴射ノズルからの混合流体噴
射と洗浄ノズルからの洗浄液噴射とを異なるタイミング
で実施する制御手段を設けたので、噴射ノズルから噴射
される混合流体と洗浄ノズルから噴射される洗浄液の干
渉を防止できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態例を図
面に基づいて説明する。図1は本発明に係る研磨面洗浄
装置を具備する研磨装置の概略構成を示す図である。図
示するように、本研磨装置は研磨テーブル1の上面に貼
り付けられた研磨クロス2の上面(研磨面)にトップリ
ング3の下面に保持した半導体ウエハWf(研磨対象
物)を押し付け、研磨クロス2と半導体ウエハWfの相
対運動(研磨テーブル1の回転運動とトップリング3の
回転運動による相対運動)により該半導体ウエハWfを
研磨する。
【0016】7−1〜7−4は窒素ガス供給源4からの
窒素(N2)ガスと純水供給源8からの純水を混合し、
該混合流体14を研磨テーブル1の研磨面に噴射する噴
射ノズルである。1枚の半導体ウエハWfの研磨終了
後、トップリング3を所定の位置に退避させ、研磨テー
ブル1の研磨面(研磨クロス2の上面)に噴射ノズル7
−1〜7−4から窒素ガスと純水の混合流体14を噴射
して、該研磨面を洗浄する。なお、5はレギュレータ、
6はエアオペレータバルブ、9はレギュレータ、10は
エアオペレータバルブである。
【0017】上記噴射ノズル7−1〜7−4は複数個
(図では4個)が研磨テーブル1の半径方向に直列に配
列されている。噴射ノズル7−1〜7−4から上述のよ
うにN 2ガスと純水の混合流体14を研磨テーブル1の
研磨面に勢いよく噴射し、研磨面上の異物(研磨クロス
滓,砥液固着物等)を除去する。この混合流体14の噴
射によって研磨面から除去された異物が飛散するので、
この混合流体14の飛散を防止するため、噴射ノズル7
−1〜7−4を囲むようにカバーを取り付けている。
【0018】図2は本発明に係る研磨面洗浄装置の噴射
ノズルと噴射ノズルを囲むカバーの構成例を示す図で、
同図(a)は側断面図((b)のA−A矢視断面)、同
図(b)は正断面図である。図示するように、個々の噴
射ノズル7−1〜7−4は筐体11に研磨テーブル1の
半径方向に対応するように取り付けられている。噴射ノ
ズル7−1〜7−4を囲むカバー12は図示するよう
に、噴射ノズル7−1〜7−4の筐体11に、その先端
から研磨テーブル1の研磨面(研磨クロス2の上面)ま
での混合流体14の噴射域の所定範囲外周を囲むように
取り付けられている。また、カバー12は可動部12−
1を有し、該可動部12−1はその先端と研磨テーブル
1の研磨面(研磨クロス2の上面)との間隔を調整でき
る間隔調整機構13により、上下方向に調整自在に取り
付けられている。
【0019】間隔調整機構13の構成としては、可動部
12−1を上下方向に移動させ、所定の位置でカバー1
2に固定できる構成であればどのような構成でもよく、
ここでは先端が可動部12−1に螺合するビス13aを
有し、該ビス13aを緩めガバー12の側壁に設けたス
リット12aに沿って可動部12−1を上下動させ所定
の位置で締め付けて固定できるようになっている。
【0020】上記のように間隔調整機構13を設け、カ
バー12の可動部12−1をその先端と研磨テーブル1
の研磨面(研磨クロス2の上面)との間隔を調整できる
ようにしたので、研磨面で跳ね返った混合流体14のミ
ストの状態(跳ね返り速度や飛散状態)により間隔を調
整でき、該カバー12の外に飛び出る混合流体14のミ
ストを略完全に防止でき、且つ該研磨面で跳ね返った混
合流体14の殆どをカバー12(可動部12−1を含
む)の内壁面に勢いよく当接させ、該内壁面を洗い流す
(自己洗浄する)ことができるから、研磨面から除去さ
れた砥粒や削滓等異物が付着堆積することはない。
【0021】図3は本発明に係る研磨面洗浄装置の噴射
ノズルと噴射ノズルを囲むカバーの他構成例を示す図
で、同図(a)は側断面図((b)のB−B矢視断
面)、同図(b)は正断面図である。図示するように、
個々の噴射ノズル7−1〜7−4を取り付けた筐体11
に該噴射ノズル7−1〜7−4から噴射される混合流体
14を囲むようにテフロン製のカバー15を設けてい
る。該カバー15の対向する内壁面間の幅寸法は混合流
体14の噴射下流側が大きく、噴射ノズル7−1〜7−
4の先端に向かって小さく形成している。
【0022】上記のようにカバー15を対向する内壁面
間の幅寸法を混合流体噴射下流側が大きく該噴射ノズル
7−1〜7−4の先端に向かって小さく形成したことに
より、研磨テーブル1の研磨面(研磨クロス2の上面)
から勢いよく跳ね返った混合流体14はカバー15の内
壁面に勢いよく当接し、該内壁面を洗い流すから、研磨
面から除去された異物(研磨クロス滓,砥液固着物等)
が付着堆積することはない。
【0023】また、ここではカバー15がテフロン材で
構成されているから、テフロン材の撥水性により異物が
カバー15の内壁面へ付着しにくくなり、該異物の付着
堆積を防止できる。なお、ここではカバー15をテフロ
ン製としたが、カバー15の内壁面のみをテフロン製又
はテフロン材をコーティングした構成としても、同様な
効果が得られる。
【0024】また、図4は本発明に係る研磨面洗浄装置
の噴射ノズルと噴射ノズルを囲むカバーの他構成例を示
す図で、同図(a)は側断面図((b)のC−C矢視断
面)、同図(b)は正断面図である。図示するように、
個々の噴射ノズル7−1〜7−4を取り付けた筐体11
に該噴射ノズル7−1〜7−4から噴射される混合流体
14を囲むようにカバー16を設けている。該カバー1
6の混合流体14を囲む部分16−1のその対向する内
壁面間の幅寸法は該混合流体14の噴射下流側が大き
く、噴射ノズル7−1〜7−4の先端に向かって小さく
形成している。
【0025】また、図4(b)において、17は洗浄ノ
ズルであり、該洗浄ノズル17から洗浄液18を噴射す
ることにより、噴射ノズル7−1〜7−4及びカバー1
6の混合流体14を囲む部分16−1の内壁面を洗浄す
ることができるようになっている。なお、洗浄ノズル1
7から噴射する洗浄液は純水等の洗浄液でもよいし、ま
た、噴射ノズル7−1〜7−4から噴射される混合流体
14のように純水等の洗浄液と窒素(N2)ガス等の気
体の混合流体でもよい。なお、上記洗浄ノズル17は噴
射ノズル7−1〜7−4の外周面及びカバー16の混合
流体14を囲む部分16−1の内壁面を洗浄するのに適
当な数だけ設ける。
【0026】洗浄ノズル17は基部17−1に鉛直面内
及び水平面内で洗浄液18の噴射角度を自由に調整する
角度調整機構(図示せず)を備えており、最適な位置で
上記洗浄を行うように設定できる。また、基部17−1
はホルダー19に固定され、該ホルダー19はパッキン
20を介してカバー16の外側に固定されている。
【0027】上記のように噴射ノズル7−1〜7−4及
びカバー16の混合流体14を囲む部分16−1の内壁
面を洗浄する洗浄ノズル17を設けることにより,噴射
ノズル7−1〜7−4の外周面やカバー16の内壁面に
付着した異物は積極的に洗浄除去できる。
【0028】また、噴射ノズル7−1〜7−4から噴射
される混合流体14と洗浄ノズル17から噴射される洗
浄液18は互いの干渉を防止するため、異なるタイミン
グで噴射する制御手段(図示せず)を設ける。
【0029】上記のように噴射ノズル7−1〜7−4か
らの混合流体噴射と洗浄ノズル17からの洗浄液噴射が
異なるタイミングで実施される制御手段を設けることに
より、噴射ノズル7−1〜7−4から噴射される混合流
体14と洗浄ノズル17から噴射される洗浄液18の干
渉を防止でき、該干渉により洗浄効率が低下することを
防止できる。
【0030】図5は図1に示す研磨装置に図4に示す研
磨面洗浄装置を取り付けた場合の動作タイミングを示す
図である。図示するように、トップリング(T/R)3
に研磨対象物である半導体ウエハWfをロード(「Wf
ロード」)し、該半導体ウエハWfの研磨を行う(「W
f研磨」)。研磨終了後トップリング(T/R)3の洗
浄(「T/R洗浄」)を行い、半導体ウエハWfをトッ
プリング(T/R)3から取り外し(「リリース」)、
トップリング(T/R)3は待機状態となる。
【0031】上記トップリング(T/R)3の洗浄
(「T/R洗浄」)と同時に、洗浄ノズル17から洗浄
液18を噴射し、噴射ノズル7−1〜7−4の外周面を
洗浄すると同時にカバー16の混合流体14を囲む部分
16−1の内壁面を洗浄(「ノズル洗浄」)する。続い
て、噴射ノズル7−1〜7−4から混合流体14を噴射
して研磨面洗浄、即ち研磨テーブル1の研磨面(研磨ク
ロス2の上面)の洗浄(「研磨面洗浄」)を行う。この
研磨面洗浄の時間txを任意に設定する。
【0032】上記のように1研磨サイクル期間Tの半導
体ウエハWfの研磨終了後に、トップリング(T/R)
3の洗浄を行う「T/R洗浄」と噴射ノズル7−1〜7
−4の外周面とカバー16の混合流体14を囲む部分1
6−1の内壁面を洗浄する「ノズル洗浄」を同期して行
う。また、該「ノズル洗浄」と研磨テーブル1の研磨面
を洗浄する「研磨面洗浄」のタイミングをずらして行
う。このように「ノズル洗浄」と「研磨面洗浄」のタイ
ミングをずらして実施することにより、噴射ノズル7−
1〜7−4から噴射される混合流体14と洗浄ノズル1
7から噴射される洗浄液18の干渉を防止することがで
きる。
【0033】なお、上記実施形態例では、研磨対象物と
して半導体ウエハWfを研磨する研磨装置を例に説明し
たが、半導体ウエハWf以外の研磨対象物を研磨する研
磨装置にも本発明に係る研磨面洗浄装置を適用すること
は当然できる。
【0034】また、研磨面を構成する材料として研磨ク
ロスを例に説明したが、研磨面の構成材料としては、い
わゆる固定砥粒、つまり砥粒(CeO2等の)をバイン
ダ(熱可塑性若しくは熱硬化性の樹脂)で一体化したも
のでもよいことは当然である。
【0035】
【発明の効果】以上、説明したように各請求項に記載の
発明によれば、下記のような優れた効果が得られる。
【0036】請求項1に記載の発明によれば、噴射ノズ
ルにその先端から研磨面までの混合流体噴射域の所定範
囲外周を囲うカバーを設けると共に、該カバー先端と研
磨面との間の間隔を調整できる間隔調整機構を設けたこ
とにより、カバー先端と研磨面との間の間隔を調整する
ことができ、研磨面で跳ね返った混合流体のミストが該
カバーの外に飛び出るのを略完全に防止でき、且つ該研
磨面で跳ね返った洗浄液と気体の混合流体の殆どをカバ
ー内壁面に勢いよく当接させ、該内壁面を洗い流すこと
ができるから、異物が付着堆積することはない。
【0037】請求項2に記載の発明によれば、噴射ノズ
ルにその先端から研磨面までの混合流体噴射域の所定範
囲外周を囲うカバーを設けると共に、該カバーの対向す
る内壁面間の幅寸法を混合流体噴射下流側が大きく該噴
射ノズル先端に向かって小さく形成したことにより、研
磨テーブルの研磨面から勢いよく跳ね返った洗浄液と気
体の混合流体はカバー内壁面に勢いよく当接し、該内壁
面を洗い流すから、異物が付着堆積することはない。
【0038】請求項3に記載の発明によれば、カバーの
内面をテフロン材で形成したので、テフロン材の撥水性
により異物のカバー内壁面への付着堆積を防止できる。
【0039】請求項4に記載の発明によれば、カバー内
壁面や噴射ノズルを洗浄する洗浄ノズルを設けることに
より,カバー内壁面や噴射ノズルの外周面に付着する異
物は積極的に洗浄除去されるから、異物のカバー内壁面
の付着堆積を防止できる。
【0040】請求項5に記載の発明によれば、噴射ノズ
ルからの混合流体噴射と洗浄ノズルからの洗浄液とを噴
射が異なるタイミングで実施する制御手段を設けたの
で、噴射ノズルから噴射される混合流体と洗浄ノズルか
ら噴射される洗浄液の干渉を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る研磨面洗浄装置を具備する研磨装
置の概略構成を示す図である。
【図2】本発明に係る研磨面洗浄装置の噴射ノズルと噴
射ノズルを囲むカバーの構成例を示す図で、同図(a)
は側断面図((b)のA−A矢視断面)、同図(b)は
正断面図である。
【図3】本発明に係る研磨面洗浄装置の噴射ノズルと噴
射ノズルを囲むカバーの他構成例を示す図で、同図
(a)は側断面図((b)のB−B矢視断面)、同図
(b)は正断面図である。
【図4】本発明に係る研磨面洗浄装置の噴射ノズルと噴
射ノズルを囲むカバーの他構成例を示す図、同図(a)
は側断面図((b)のC−C矢視断面)、同図(b)は
正断面図である。
【図5】図1に示す研磨装置に図4に示す研磨面洗浄装
置を取り付けた場合の動作タイミングを示す図である。
【符号の説明】
1 研磨テーブル 2 研磨クロス 3 トップリング 4 窒素ガス供給源 5 レギュレータ 6 エアオペレータバルブ 7−1〜7−4 噴射ノズル 8 純水供給源 9 レギュレータ 10 エアオペレータバルブ 11 筐体 12 カバー 13 間隔調整機構 14 混合流体 15 カバー 16 カバー 17 洗浄ノズル 18 洗浄液 19 ホルダー 20 パッキン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡村 聡 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会社 荏原製作所内 Fターム(参考) 3C047 FF08 FF19 3C058 AA09 AC05 DA17

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 研磨テーブルの研磨面に研磨対象物を押
    し付け、該研磨面と研磨対象物の相対運動により該研磨
    対象物を研磨する研磨装置の該研磨面に噴射ノズルから
    洗浄液と気体の混合流体を噴射し、該研磨面を洗浄する
    研磨装置の研磨面洗浄装置において、 前記噴射ノズルにその先端から前記研磨面までの混合流
    体噴射域の所定範囲外周を囲うカバーを設けると共に、
    該カバー先端と研磨面との間の間隔を調整できる間隔調
    整機構を設けたことを特徴とする研磨装置の研磨面洗浄
    装置。
  2. 【請求項2】 研磨テーブルの研磨面に研磨対象物を押
    し付け、該研磨面と研磨対象物の相対運動により該研磨
    対象物を研磨する研磨装置の該研磨面に噴射ノズルから
    洗浄液と気体の混合流体を噴射し、該研磨面を洗浄する
    研磨装置の研磨面洗浄装置において、 前記噴射ノズルにその先端から前記研磨面までの混合流
    体噴射域の所定範囲外周を囲うカバーを設けると共に、
    該カバーの対向する内壁面間の幅寸法を混合流体噴射下
    流側が大きく該噴射ノズル先端に向かって小さく形成し
    たことを特徴とする研磨装置の研磨面洗浄装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の研磨装置の研磨
    面洗浄装置において、 前記カバーの少なくとも内面をテフロン(登録商標)材
    で形成したことを特徴とする研磨装置の研磨面洗浄装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の
    研磨装置の研磨面洗浄装置において、 前記カバー内壁面及び/又は前記噴射ノズルを洗浄する
    1個又は複数個の洗浄ノズルを設けたことを特徴とする
    研磨装置の研磨面洗浄装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の研磨装置の研磨面洗浄
    装置において、 前記噴射ノズルからの混合流体噴射と前記洗浄ノズルか
    らの洗浄液噴射とを異なるタイミングで実施する制御手
    段を設けたことを特徴とする研磨装置の研磨面洗浄装
    置。
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