JP2003132587A - 光記録媒体及び光記録媒体の評価方法 - Google Patents

光記録媒体及び光記録媒体の評価方法

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JP2003132587A
JP2003132587A JP2001326331A JP2001326331A JP2003132587A JP 2003132587 A JP2003132587 A JP 2003132587A JP 2001326331 A JP2001326331 A JP 2001326331A JP 2001326331 A JP2001326331 A JP 2001326331A JP 2003132587 A JP2003132587 A JP 2003132587A
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Kenji Yamaya
研二 山家
Hideki Hirata
秀樹 平田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高密度光ディスクの偏心測定にあたり、従来
の機械精度測定器を有効に活用する。 【解決手段】 DVR用光ディスク2を、本来のフォー
マットに準拠した微小凹凸パターン(第1の凹凸:ピッ
ト及び/又はグルーブ)4をその情報記録領域6に有す
ると共に、該情報記録領域6以外の領域に、当該DVR
用光ディスク2が準拠しているフォーマットよりも記録
密度が低いCDフォーマットに準拠した偏心測定用の微
小凹凸パターン(第2の凹凸)8を有する光ディスクと
する。この機械検査用の微小凹凸パターン8を利用する
ことにより、当該DVR用光ディスク2の偏心(機械的
精度)を、従来のCDファミリー用の機械精度測定器を
用いてそのまま測定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光記録媒体、特
に、青色レーザを用いた光学システムにより記録再生可
能な光記録媒体、及びその機械的精度の評価方法に関す
る。
【0002】なお、この明細書における光記録媒体(光
ディスク)には、完成品としての光記録媒体(光ディス
ク)のほか、半完成品のディスク基板の状態のものも含
むものとする。
【0003】
【従来の技術】CD、MD、DVD等の光ディスクは、
それぞれに定められた所定のフォーマットに準拠した微
小凹凸パターン(ピット及び/又はグルーブ)からなる
情報記録領域を有している。
【0004】この光ディスクの微小凹凸パターンの回転
中心に対する偏心の程度を測定するには、従来、偏心測
定器、或いはアキシャル方向変位測定器などと称される
機械精度測定器が用いられている。
【0005】従来提案されている機械精度測定器には、
種々の構成のものがある。
【0006】代表的な構成として、例えば、アクチュエ
ータで駆動可能な対物レンズを介して光ディスクの微小
凹凸に対してレーザ光を照射して追従させ、微小凹凸の
半径方向の変位(偏心)を反映した対物レンズの動き
(移動量)を、光位置センサ上でのビームスポット位置
の変動として検出する構造が知られている(例えば特開
昭62−117151号公報参照)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】近年、青色レーザを用
いた光学システムにより記録再生可能な、例えばDVR
と呼ばれるレーザ光の波長405nm、NA0.85等
の光学システムによる光ディスクが提案されている。
【0008】しかしながら、従来のCD用あるいはDV
D用の機械精度測定器は、あくまでCD用あるいはDV
D用のフォーマットの諸元(CDの場合例えばレーザ光
の波長λ=780nm、開口数NA=0.45、グルー
ブピッチ1.6μm、DVDの場合例えば650nm、
NA=0.6、グルーブピッチ0.74nm)を前提と
して製造されたものであるため、例えば微小凹凸パター
ンのグルーブピッチが500nm以下になると、その追
従が困難になり、そのままではDVR用の測定器として
利用することはできない。
【0009】勿論、これらの高密度光ディスクにおいて
も、同様な構造のDVR用の(より高性能の)機械精度
測定器を用いれば、その偏心を測定することは可能であ
る。
【0010】しかしながら、一般に、この種の機械精度
測定器は、CD用でさえかなり高価なものであり、DV
Rにも対応できるような製品は一層高価となることか
ら、これらをその都度新規に購入するとなると高額な出
費は避けられない。しかも、これらの測定器を新規に購
入した場合には、これまで使用してきたCD用、あるい
はDVD用の機械精度測定器が余剰になってしまうとい
う問題も発生する。
【0011】一方、光ディスクの偏心を機械精度測定器
によらず顕微鏡観察によって測定・評価することも、従
来しばしば行われてきたが、この顕微鏡によって測定す
る方法においても、微小凹凸パターンのグルーブピッチ
が500nm以下になると、光の回折現象が得られにく
くなるため、測定自体が困難になるという問題が生じて
いる。
【0012】本発明は、このような従来の問題を解消す
るためになされたものであって、高密度フォーマットに
準拠した光ディスクの偏心等の機械的精度の測定に当た
って、従来の機械精度測定器をそのまま有効に活用する
ことを可能とし、また、従来の顕微鏡による偏心検査等
をも可能とする光ディスク、あるいは偏心測定システム
を提供することをその目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、(1)のよう
な構成に係る光ディスクを発案することにより上記目的
を達成した。
【0014】(1)第1の凹凸としての主たる情報記録
領域のグルーブ及び/又はピットの幅が200nm以下
である光記録媒体の、前記情報記録領域以外の所定の場
所に、レーザ波長780±10nm、記録再生用レンズ
の開口数NAが0.45±0.01の光学システムにお
いてトラッキング可能な第2の凹凸としてのグルーブ及
び/又はランドを有することを特徴とする光記録媒体。
【0015】なお、本件のグルーブの幅はすべて半値幅
である。
【0016】本発明では、光ディスクの偏心(機械的精
度)に関して要求される精度は、前記2つのフォーマッ
トを連続して形成するか又は同一工程内(同一のディス
クセッティング)で形成すれば光ディスクのファーマッ
トが変わってもそれ程変わらないという事実に着目し
た。
【0017】この事実に基づき、本発明では、高密度の
光ディスクに対応できるように設計した高性能な機械精
度測定器を次々に単純に購入して用いるのではなく、作
製しようとする光ディスク自体の方を、現に使用してい
る機械精度測定器を利用できるような仕様にするという
逆転の発想を採用した。
【0018】本発明に係る光ディスクは、当該光ディス
ク本来のフォーマットに準拠した微小凹凸パターン(ピ
ット及び/又はグルーブ)をその情報記録領域に有する
と共に、該情報記録領域以外の領域に、当該光ディスク
が準拠しているフォーマットよりも記録密度が低い(グ
ルーブ幅が広く、グルーブピッチが大きい)フォーマッ
トに準拠した機械検査用の微小凹凸パターンを有する。
【0019】この結果、いわゆるDVRのような高密度
光ディスクを作製するに当たり、この機械検査用の微小
凹凸パターンを利用することにより、従来のCD、ある
いはDVDファミリー用の機械精度測定器をそのまま流
用することが可能となる。
【0020】即ち、様々に異なるトラック形状(ピット
やグルーブのピッチ、幅、或いは深さ等の諸元)を持つ
様々な種類の光ディスクの偏心を、ひとつの機械精度測
定器によって測定することができるようになる。
【0021】なお、この情報記録領域以外に形成される
微小凹凸パターンは、これをCD用レベルとすることに
より光の回折現象が明確なピッチとすることができるた
め、顕微鏡による検査も可能である。従って、仮にCD
ファミリー用の機械精度測定器でさえも調達できないよ
うな状況であっても、顕微鏡さえあれば、従来通り、偏
心測定が可能である。
【0022】本発明のバリエーションとしては以下のよ
うな構成が考えられる。詳細は後述する。
【0023】(2)(1)において、前記第1の凹凸の
グルーブピッチが500nm以下であることを特徴とす
る光記録媒体。
【0024】(3)(1)又は(2)において、前記第
2の凹凸のグルーブの幅が400nm以上600nm以
下であり、グルーブピッチが1.2μm以上2.0μm
以下であることを特徴とする光記録媒体。
【0025】(4)前記(1)〜(3)のいずれかにお
いて、前記第1の凹凸が、レーザ波長450nm以下、
記録再生用レンズの開口数NAが0.7以上の光学シス
テムにおいて記録及び/又は再生可能であることを特徴
とする光記録媒体。
【0026】(5)第1の凹凸としての主たる情報記録
領域のグルーブ及び/又はピットの幅が200nm以下
である光記録媒体の、前記情報記録領域以外の所定の場
所に、レーザ波長640±20nm、記録再生用レンズ
の開口数NAが0.6±0.01の光学システムにおい
てトラッキング可能な第2の凹凸を有することを特徴と
する光記録媒体。
【0027】(6)(5)において、前記第1の凹凸グ
ルーブピッチが500nm以下であることを特徴とする
光記録媒体。
【0028】(7)(5)又は(6)において、前記第
2の凹凸のグルーブの幅が750nm以上400nm以
下であり、グルーブピッチが0.6μm以上1.5μm
以下であることを特徴とする光記録媒体。
【0029】(8)(5)〜(7)のいずれかにおい
て、前記第1の凹凸が、レーザ波長450nm以下、記
録再生用レンズの開口数NAが0.7以上の光学システ
ムにおいて記録及び/又は再生可能であることを特徴と
する光記録媒体。
【0030】(9)レーザ波長450nm以下、記録再
生用レンズの開口数NAが0.7以上の光学システムに
おいて記録及び/又は再生可能である第1の凹凸として
の主たる情報記録領域のグルーブ及び/又はピットの機
械精度を評価するための光記録媒体の評価方法であっ
て、前記情報記録領域以外の所定の場所に、レーザ波長
780±10nm、記録再生用レンズの開口数NAが
0.45±0.01の光学システム又はレーザ波長64
0±20nm、記録再生用レンズの開口数NAが0.6
±0.01の光学システムにおいてトラッキング可能な
第2の凹凸を、前記第1の凹凸と同時に又は連続して形
成し、該第1の凹凸の機械精度を、該第2の凹凸を検査
することによって評価することを特徴とする光記録媒体
の評価方法。
【0031】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて本発明の実施
形態の例を詳細に説明する。
【0032】この実施形態に係る光ディスクの偏心測定
システムは、本発明を適用して、DVR用光ディスクの
偏心(機械的精度)を、CD用機械精度測定器を用いて
測定しようとしたものである。
【0033】図1に、この実施形態において用いられる
DVR用光ディスク基板構成を模式的に示す。
【0034】このDVR用光ディスク2は、微小凹凸パ
ターン(第1の凹凸)4からなる情報記録領域6を有す
る。この情報記録領域6の微小凹凸パターン4の具体的
な構成は、この実施形態の場合、グルーブのみが形成さ
れたものとされ、その深さが20〜50nm、幅が10
0〜200nm、半径方向のピッチ(グルーブピッチ)
が200〜400nm程度とされている。この諸元は、
新たに提案されているDVRと呼ばれるディスクに関す
るものである。
【0035】一方、この実施形態では、当該情報記録領
域6以外の領域7のうち、内周側の領域7Aにおいて、
偏心測定用の微小凹凸パターン(第2の凹凸)8を構成
するグルーブが螺旋状に形成されている。この偏心測定
用の微小凹凸パターン8は、前記情報記録領域6の微少
凹凸パターン4の形成と同一の工程内で、即ち、同一の
ディスクセッティングのまま形成されており、そのグル
ーブの深さはフォトレジストの厚さに依存するため前記
と同等であり、幅は400〜1000nm、半径方向の
ピッチは1.2〜2.0μmである。この諸元は、CD
のフォーマットに準拠したものである。
【0036】なお、螺旋円状にではなく、例えば同心円
状とし、情報記録領域6と同心円に偏心測定用の微小凹
凸パターンを形成しても構わない。いずれを採用しても
実質的に無視できる誤差の範囲内に収まる。又、内周側
7Aにではなく、外周側7Bに形成しても構わない。図
2に、この実施形態に係る偏心測定システムにおいて使
用されるCD用機械精度測定器10の概略構成を示す。
【0037】このCD用機械精度測定器10自体は既に
公知のものである。換言するならば、従来公知のCD用
機械精度測定器10をDVR用光ディスク2の偏心測定
にそのまま使用することができるというのが、この実施
形態の大きな特徴の一つである。CD用機械精度測定器
10は、既に業界で広く使用されているものであり、ま
た、本発明における機械精度測定器は、特にこの構成の
ものに限定されるものではないため、ここでは主にその
作用面を中心にして説明するに止める。
【0038】このCD用機械精度測定器10は、CDの
フォーマットに準拠した波長780nmのレーザ光を発
生するレーザ光源12を備える。レーザ光源12から照
射されたレーザ光は、分光器14によって2つの方向に
分割される。
【0039】分割された一方のレーザ光は、対物レンズ
16を経て被測定光ディスクであるDVR用光ディスク
2の情報記録領域6の内周側7Aに形成された前記偏心
測定用微小凹凸パターン8に対して照射される。偏心測
定用微小凹凸パターン8からの反射光はフォトディテク
タ18で検出され、この検出情報に基づいてフォーカス
及びトラッキング制御回路20がアクチュエータ22を
駆動する。このアクチュエータ22の駆動により、レー
ザ光が偏心測定用微小凹凸パターン8に追従するように
前記対物レンズ16が動かされる。
【0040】レーザ光は、本来の情報記録領域6におけ
る微小凹凸パターン4に対してではなく、その内周側7
Aに形成され、CD用フォーマットの諸元に準拠した偏
心測定用微小凹凸パターン8に対して照射されるため、
当該CD用機械検出測定器10の性能により、この追従
は全く問題なく行われる。
【0041】一方、分割されたもう一方のレーザ光は、
固定レンズ24を経てミラー26に入射される。このミ
ラー26は対物レンズ16と一体化されており、偏心測
定用微小凹凸パターン8の半径方向の変位に追従して動
く。ミラー26の反射光はビームスプリッタ28を経て
光位置センサ30に至る。
【0042】ミラー26の反射光の方向が変わると、こ
の光位置センサ30上でのビームスポット位置が変わ
る。ミラー26の反射光の方向は、対物レンズ16の動
き、即ち、偏心測定用微小凹凸パターン8の半径方向の
変位と連動しており、当該DVR用光ディスク2の偏心
状態を反映している。そのため、この光位置センサ30
上でのビームスポット位置の変動を検出することによ
り、当該DVR用光ディスク2の偏心状態を知ることが
できる。
【0043】光位置センサ30の出力は増幅器32によ
って増幅され、「偏心情報」として出力される。この結
果、DVR用光ディスク2の偏心状態を、CD用機械検
出測定器10を用いて測定することが可能となる。
【0044】
【実施例1】情報記録領域の微小凹凸パターン(第1の
凹凸)として、新たに提案されているDVRと呼ばれる
ディスクの諸元に準拠した深さ30nm、幅160n
m、半径方向グルーブピッチ0.3μmのグルーブを有
し、一方、その内周側にCDフォーマットの諸元に準拠
した深さ30nm、幅500nm、半径方向ピッチ1.
6μmの偏心測定用グルーブ(第2の凹凸)を有するス
タンパを作成した。
【0045】ここでは2ビームのカッティングマシンを
用い、第1の凹凸を内周から外周に形成した後に再度最
内周に移動して第2の凹凸を形成した。
【0046】このスタンパを金型に装着し、射出成形機
にて外径120mm、厚さ1.2mmの(本発明でいう
広義の光ディスクの範疇に属する)樹脂基板を成形し
た。
【0047】使用した樹脂は、三菱エンジニアリングプ
ラスチック製ポリカーボネートH4000−N282
で、主な成形条件は、樹脂溶融温度360℃、金型温度
125℃、型締力35トンである。
【0048】この樹脂基板を前述した構成のCD用機械
精度測定器(小野測器製LM1200:レーザ光の波長
780nm、開口数NA0.45)にて測定したとこ
ろ、情報記録領域に関しては、グルーブ面にフォーカス
オンすることはできたが、径方向の追従(トラックオ
ン)することはできず、偏心の測定はできなかった。
【0049】これに対し、樹脂基板内周側の情報記録領
域外に形成したCDフォーマットに準拠したグルーブに
ついては、フォーカスオン及び径方向の追従(トラック
オン)の双方が可能であり、問題なく偏心を測定するこ
とができた。
【0050】これにより、DVR用の光ディスクの情報
記録領域以外の領域に、CDフォーマットに準拠した微
小凹凸パターンを形成することにより、DVR用光ディ
スクの偏心状態を、CD用機械検出測定器を用いて測定
することが可能となることがわかった。
【0051】
【実施例2】実施例1の樹脂基板を用いて、顕微鏡観察
による偏心の測定を行ってみたところ、情報記録領域
(第1の凹凸)と鏡面領域との境界線は、顕微鏡では認
識困難なため、偏心の測定ができなかったが、情報記録
領域外の偏心測定用微小凹凸パターン(第2の凹凸)と
鏡面領域の境界線は、顕微鏡でも認識が可能であり、容
易に偏心を測定することができた。
【0052】これにより、情報記録領域に形成されてい
る微小凹凸パターンのフォーマットの種類にかかわら
ず、情報記録領域外にCDのフォーマットレベルのピッ
チを有する偏心測定用微小凹凸パターンを形成しておけ
ば、従来通り顕微鏡による偏心測定も可能であることが
分かった。
【0053】結局、DVRクラスの光ディスク(第1の
凹凸としての主たる情報記録領域のグルーブ及び/又は
ピットの幅が200nm以下である光記録媒体)であっ
ても、その内周或いは外周(前記情報記録領域以外の所
定の場所)に、CDクラス(グルーブの幅が400nm
以上1000nm以下であり、グルーブピッチが1.2
μm以上2.0μm以下クラス)の第2の凹凸、或いは
DVDクラス(グルーブの幅が250nm以上750n
m以下であり、グルーブピッチが0.6μm以上1.5
μm以下クラス)の第2の凹凸を形成することにより、
その機械制度をCD用の機械精度測定器、或いはDVD
の機械精度測定器により十分測定・評価することができ
るようになることがわかる。
【0054】即ち、光ディスク自体は、あくまでDVR
クラスのそれであって、グルーブピッチが500nm以
下とされ、レーザ波長450nm以下、記録再生用レン
ズの開口数NAが0.7以上の光学システムにおいて初
めて記録及び/又は再生可能となるような諸元を有して
いるものであったとしても、そのディスクの機械精度を
CD用の機械精度測定器、或いはDVDの機械精度測定
器により十分測定・評価することができるようになるこ
とがわかる。
【0055】なお、上記実施形態で取り上げたCD用機
械精度測定器10は一つの例に過ぎず、本発明では機械
精度測定器自体の構成については特に限定されない。具
体的には従来既に提案、或いは市販されている全てのC
D用、或いはDVD用機械精度測定器を含み、更に、例
えばローコストの新たなCD用、或いはDVD用機械精
度測定器が開発された場合には、それをも含む。
【0056】
【発明の効果】本発明によれば、高密度フォーマットに
準拠した光ディスクの機械的精度の測定に当たって、従
来の機械精度測定器をそのまま有効に活用することが可
能となるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された光ディスクの機械的精度の
測定システムにおいて使用されるDVR用光ディスクを
模式的に示した断面図
【図2】上記測定システムにおいて使用される機械精度
測定器の概略構成図
【符号の説明】
2…DVR用光ディスク 4…(情報記録領域の)微小凹凸パターン 6…情報記録領域 8…偏心測定用(機械測定用)微小凹凸パターン 10…CD用機械精度測定器 12…レーザ光源 14…分光器 16…対物レンズ 18…フォトディテクタ 20…フォーカス制御回路 22…アクチュエータ 24…固定レンズ 26…ミラー 28…ビームスプリッタ 30…光位置センサ 32…増幅器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D029 WB11 WC01 WD30 5D119 AA22 AA38 BA01 JA43 JB02 5D121 AA20 HH05 HH19 5D789 AA22 AA38 BA01 JA43 JB02

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の凹凸としての主たる情報記録領域の
    グルーブ及び/又はピットの幅が200nm以下である
    光記録媒体の、 前記情報記録領域以外の所定の場所に、レーザ波長78
    0±10nm、記録再生用レンズの開口数NAが0.4
    5±0.01の光学システムにおいてトラッキング可能
    な第2の凹凸としてのグルーブ及び/又はランドを有す
    ることを特徴とする光記録媒体。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記第1の凹凸のグル
    ーブピッチが500nm以下であることを特徴とする光
    記録媒体。
  3. 【請求項3】請求項1又は2において、前記第2の凹凸
    のグルーブの幅が400nm以上600nm以下であ
    り、グルーブピッチが1.2μm以上2.0μm以下で
    あることを特徴とする光記録媒体。
  4. 【請求項4】前記請求項1〜3のいずれかにおいて、前
    記第1の凹凸が、レーザ波長450nm以下、記録再生
    用レンズの開口数NAが0.7以上の光学システムにお
    いて記録及び/又は再生可能であることを特徴とする光
    記録媒体。
  5. 【請求項5】第1の凹凸としての主たる情報記録領域の
    グルーブ及び/又はピットの幅が200nm以下である
    光記録媒体の、 前記情報記録領域以外の所定の場所に、レーザ波長64
    0±20nm、記録再生用レンズの開口数NAが0.6
    ±0.01の光学システムにおいてトラッキング可能な
    第2の凹凸を有することを特徴とする光記録媒体。
  6. 【請求項6】請求項5において、 前記第1の凹凸グルーブピッチが500nm以下である
    ことを特徴とする光記録媒体。
  7. 【請求項7】請求項5又は6において、 前記第2の凹凸のグルーブの幅が250nm以上750
    nm以下であり、グルーブピッチが0.6μm以上1.
    5μm以下であることを特徴とする光記録媒体。
  8. 【請求項8】請求項5〜7のいずれかにおいて、 前記第1の凹凸が、レーザ波長450nm以下、記録再
    生用レンズの開口数NAが0.7以上の光学システムに
    おいて記録及び/又は再生可能であることを特徴とする
    光記録媒体。
  9. 【請求項9】レーザ波長450nm以下、記録再生用レ
    ンズの開口数NAが0.7以上の光学システムにおいて
    記録及び/又は再生可能である第1の凹凸としての主た
    る情報記録領域のグルーブ及び/又はピットの機械精度
    を評価するための光記録媒体の評価方法であって、 前記情報記録領域以外の所定の場所に、レーザ波長78
    0±10nm、記録再生用レンズの開口数NAが0.4
    5±0.01の光学システム又はレーザ波長640±2
    0nm、記録再生用レンズの開口数NAが0.6±0.
    01の光学システムにおいてトラッキング可能な第2の
    凹凸を、前記第1の凹凸と同時に又は連続して形成し、
    該第1の凹凸の機械精度を、該第2の凹凸を検査するこ
    とによって評価することを特徴とする光記録媒体の評価
    方法。
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