JP2003129935A - 風力発電装置 - Google Patents

風力発電装置

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JP2003129935A
JP2003129935A JP2001329840A JP2001329840A JP2003129935A JP 2003129935 A JP2003129935 A JP 2003129935A JP 2001329840 A JP2001329840 A JP 2001329840A JP 2001329840 A JP2001329840 A JP 2001329840A JP 2003129935 A JP2003129935 A JP 2003129935A
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wind turbine
generator
wind
rotor
rotary motion
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JP2001329840A
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Etsunori Ueda
悦紀 上田
Takuji Fujikawa
卓爾 藤川
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/70Wind energy
    • Y02E10/72Wind turbines with rotation axis in wind direction

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  • Control Of Eletrric Generators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】風力をより効率よく電力に変換すること。 【解決手段】風力を第1回転運動に変換する第1風車
と、風力を第2回転運動に変換する第2風車と、第1回
転運動と第2回転運動とを電力に変換する発電機とを具
備している。第1風車の半径は、第2風車の半径より小
さく、第1回転運動の角速度の絶対値は、第2回転運動
の角速度の絶対値より大きい。このような風力発電機
は、風との相対速度のバラツキを小さくして、高効率に
発電する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、風力発電装置に関
し、特に、風力をより効率よく電力に変換する風力発電
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】風車は、自然エネルギーから回転動力を
生成するために古くから利用され、近年、風力を電力に
変換する風力発電装置が広く利用されている。その風力
発電装置は、風力を回転に変換する風車と、回転を電力
に変換する発電機とを備えている。その風力発電装置の
発電機には、一般的に誘導発電機が適用されている。誘
導発電機が適用されている風力発電装置は、風車の回転
数が一定であり、要求される交流電力の周波数に適合し
た回転運動に変換して発電機に伝達するギアを備えてい
る。
【0003】誘導発電機は、同期発電機と比較して、構
造が簡単であり、コストが安い。しかし、そのギアは、
騒音を発生してうるさい。誘導発電機は、励磁用の電力
を取得するため送電系統と繋いで用いる必要があり、単
独では運転できない。さらに、誘導発電機は、風速の変
動によりトルクが変動して出力が変動する。誘導発電機
は、送電系統に電力を投入する時に突入電流やそれに伴
う電圧降下などの外乱を与えるので系統側からみて適当
な電源とはいえない。風速の変動に追随することができ
る同期発電機が適用される風力発電装置が望まれてい
る。
【0004】図11は、公知の同期発電機が適用された
風力発電装置を示している。その風力発電装置101
は、風車102、発電機103、タワー104およびナ
セル105を備えている。風車102は、翼106と風
車ロータ107とを備えている。タワー104は、地表
に建造されている。ナセル105は、鉛直方向を回転軸
に回転可能にタワー104に支持されている。風車ロー
タ107は、軸受け108を介して回転軸109を中心
にして回転可能にナセル105に支持されている。ナセ
ル105は、回転軸105が風向と平行になるようにタ
ワー107に対して回転する。
【0005】発電機103は、ナセル105の内部に配
置されている。発電機103は、回転子110、固定子
111および発電機ロータ112を備えている。発電機
ロータ112は、風車102の風車ロータ107と一体
であり、回転子110と同体に結合されている。固定子
111は、永久磁石から形成されている。固定子111
は、ナセル105に対して固定され回転子110が回転
する外側に配置されている。
【0006】この風力発電装置101が風を受けると、
風車102はその風力に応じた回転数で回転し、同期発
電機102は、任意の周波数の交流電力を生成する。そ
の交流電力は、一旦直流にされてからインバータを用い
て要求される周波数・電圧の交流電力に変換され、系統
に送電される。このような風力発電装置101は、突風
が吹いたときに、回転数が増加することにより風力を受
け流すことができ、強度が大きい。このような風力発電
装置101は、さらに低風のときの性能が良い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、風力
をより効率よく電力に変換する風力発電装置を提供する
ことにある。本発明の他の課題は、発電機を小型化する
風力発電装置を提供することにある。本発明のさらに他
の課題は、風力をより効率よく回転運動に変換する風力
発電装置を提供することにある。本発明のさらに他の課
題は、製造コストが低減する風力発電装置を提供するこ
とにある。本発明のさらに他の課題は、騒音を低減する
風力発電装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】以下に、[発明の実施の
形態]で使用される番号・符号を用いて、課題を解決す
るための手段を説明する。これらの番号・符号は、[特
許請求の範囲]の記載と[発明の実施の形態]の記載と
の対応関係を明らかにするために付加されたものであ
り、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的
範囲の解釈に用いてはならない。
【0009】本発明による風力発電装置(1、21、4
1、71、101、131、151、171、201、
231)は、風力を第1回転運動に変換する第1風車
(2、22、42、72、102、132、152、1
72、202、232)と、風力を第2回転運動に変換
する第2風車(3、23、43、73、103、13
3、153、173、203、233)と、第1回転運
動と第2回転運動とを電力に変換する発電機(16、3
6、61、86、116、119、146、166、1
86、216、247)とを具備している。第1風車
(2、22、42、72、102、132、152、1
72、202、232)は、第1翼(11、31、5
4、76、106、136、161、181、206、
236)を備えている。第2風車(3、23、43、7
3、103、133、153、173、203、23
3)は、第2翼(7、27、51、82、112、14
2、156、176、212、241)を備えている。
第1翼(11、31、54、76、106、136、1
61、181、206、236)と第2翼(7、27、
51、82、112、142、156、176、21
2、241)とは、互いに風下にならないように配置さ
れていることが好ましい。第1回転運動と第2回転運動
の回転軸が一致している場合、第1回転運動の速度は、
第2回転運動の速度と異なる。第1回転運動の回転軸
(240)と第2回転運動の回転軸(245)が異なる
場合は、両者の速度は同じでもよい。
【0010】第1風車(2、22、42、72、10
2、132、152、172、202)と第2風車
(3、23、43、73、103、133、153、1
73、203)は、同一の風向の風力により回転する。
第1回転運動は、第2回転運動と角速度の絶対値が異な
り、または、回転方向が異なる。複数の風車の各々の回
転速度を変化させることにより、第1風車(2、22、
42、72、102、132、152、172、20
2)と第2風車(3、23、43、73、103、13
3、153、173、203)との相対速度を変化さ
せ、または、単位面積当たりの風力をトルクに変換する
効率を変化させる。
【0011】第1風車(2、22、42、72、10
2、132、152、172、202)の回転軸から第
1翼(11、31、54、76、106、136、16
1、181、206)の翼端までの距離は、第2風車
(3、23、43、73、103、133、153、1
73、203)の回転軸から第2翼(7、27、51、
82、112、142、156、176、212)の翼
端までの距離より短く、第1回転運動の角速度の絶対値
は、第2回転運動の角速度の絶対値より大きい。
【0012】第1翼(11、31、54、76、10
6、136、161、181、206)または第2翼
(7、27、51、82、112、142、156、1
76、212)に作用する揚力は、風との相対速度の2
乗に比例する。このような回転は、長径の第2風車
(3、23、43、73、103、133、153、1
73、203)の翼端の速度と短径の第1風車(2、2
2、42、72、102、132、152、172、2
02)の翼端の速度との差を小さくし、第1翼(11、
31、54、76、106、136、161、181、
206)と第2翼(7、27、51、82、112、1
42、156、176、212)との風の相対速度のバ
ラツキが小さく、単位面積当たりの風力をトルクに変換
する効率が大きい。
【0013】第1風車(2、22、42、72、10
2、132、152、172、202)の回転軸は、第
2風車(3、23、43、73、103、133、15
3、173、203)の回転軸に一致していることが好
ましい。
【0014】第2風車(3、43、73、103、13
3、153、203)は、第2翼(7、51、82、1
12、142、156、212)を固定する円柱状の接
続管(15、58、59、85、115、145、16
5、215)を更に備えている。接続管(15、58、
59、85、115、145、165、215)は、第
1翼(11、54、76、106、136、161、2
06)の風下に配置されることが好ましい。
【0015】第2風車(23、173)は、第2翼(2
7、176)を固定する円柱状の接続管(35、18
5)を更に備えている。接続管(35、185)は、第
1翼(31、181)の風上に配置されることが好まし
い。
【0016】第2回転運動による発電機の回転方向は、
第1回転運動の回転方向の反対方向であり、発電機(1
66、186、216、247)は、第2回転運動と第
1回転運動との相対速度により発電する。発電機(16
6、186、216、247)は、電機子と回転界磁と
の相対運動を電力に変換する。発電機(166、18
6、216、247)は、半径を大きくすることによ
り、電機子と回転界磁との相対速度を上昇させる。一般
的に固定される電機子と回転界磁とが互いに反対方向に
回転することにより、発電機(166、186、21
6、247)の半径を大きくすることなく、電機子と回
転界磁との相対速度を上昇させることができ、発電機
(166、186、216、247)の小型化を図るこ
とができる。
【0017】発電機(166、186、216、24
7)は、同期発電機であることが好ましい。その同期発
電機は、インバータを備えていることが好ましい。
【0018】発電機(16、36、61、86、11
6、119)は、第1回転運動を用いて発電する第1発
電機(16−1、36−1、61−1、86−1、11
6)と、第2回転運動を用いて発電する第2発電機(1
6−2、36−2、61−2、86−2、119)とを
含んでいる。第1風車(2、22、42、72、10
2、132)と第2風車(3、23、43、73、10
3、133)は、互いに異なる発電機に接続され、独立
に発電することができる。
【0019】本発明による風力発電装置(41)は、風
力を第3回転運動に変換する第3風車(44)を更に具
備している。発電機(61)は、第3回転運動を用いて
発電する第3発電機(61−3)を含んでいる。風車の
個数は、2つに限定されないで、3個でもよく、2以上
の自然数個とすることができる。
【0020】第2回転運動の回転方向は、第1回転運動
の回転方向と同一方向であり、第1回転運動と第2回転
運動とを1つの回転運動に変換するギア(147、14
8)を更に具備している。発電機(146)は、1つの
回転運動を用いて発電することが好ましい。
【0021】第1風車(2、22、42、72、10
2、132、152、172、202)の第1回転軸か
ら第1翼(11、31、54、76、106、136、
161、181、206)の翼端までの距離は、第2風
車(3、23、43、73、103、133、153、
173、203)の第2回転軸から第2翼(7、27、
51、82、112、142、156、176、21
2)の翼端までの距離より短く、第2回転運動の回転方
向は、第1回転運動の回転方向の反対方向であり、発電
機(16、36、61、86、116、119、14
6、166、186、216)は、第2回転運動と第1
回転運動との相対速度により発電する。
【0022】発電機(166、186、216、24
7)は、固定子と回転子との相対運動を電力に変換す
る。発電機(166、186、216、247)は、半
径を大きくすることにより、電機子と回転界磁との相対
速度を上昇させる。一般的に固定される電機子と回転界
磁とが互いに反対方向に回転することにより、発電機
(166、186、216、247)の半径を大きくす
ることなく、電機子と回転界磁との相対速度を上昇させ
ることができ、発電機(166、186、216、24
7)の小型化を図ることができる。さらに第1風車
(2、22、42、72、102、132、152、1
72、202)と第2風車(3、23、43、73、1
03、133、153、173、203)とは、半径が
異なり、それぞれが風力を受ける領域を確保している。
【0023】このとき、発電機(166、186、21
6、247)は、同期発電機であることが好ましい。
【0024】本発明による風力発電装置(1、41、1
51)は、第1風車(2、42、152)と第2風車
(3、43、153)との両方を回転可能に支持するタ
ワー(6、46、155)を更に具備している。両方の
風車は、タワー(6、46、155)より風上に配置さ
れる。このような風力発電装置(1、41、151)
は、タワー(6、46、155)の風下に発生する風の
乱れであるタワーウェイクの影響を受けない点で好まし
い。
【0025】本発明による風力発電装置(21、17
1)は、第1風車(22、172)と第2風車(23、
173)との両方を回転可能に支持するタワー(26、
175)を更に具備している。両方の風車は、タワー
(26、175)より風下に配置される。このような風
力発電装置(21、171)は、風車の回転軸が風向に
自動的に追従し、風車の回転軸を変更するヨー駆動装置
が不要である。
【0026】本発明による風力発電装置(71、10
1、131、201)は、第1風車(72、102、1
32、202)と第2風車(73、103、133、2
03)との両方を回転可能に支持するタワー(75、1
05、135、205)を更に具備している。第1風車
(72、102、132、202)は、タワー(75、
105、135、205)より風上に配置され、第2風
車(73、103、133、203)は、タワー(7
5、105、135、205)より風下に配置される。
このような風力発電装置(71、101、131、20
1)は、タワー(75、105、135、205)上の
重量バランスがよい点で好ましい。
【0027】第1風車(232)の回転軸は、第2風車
(233)の回転軸と一致しないで平行であり、本発明
による風力発電装置(231)は、第1回転運動と第2
回転運動とを発電機(247)のロータ(250、25
1)の回転運動に変換する傘歯車(248、249)を
更に具備している。発電機(247)は、そのロータ
(250、251)の回転運動を用いて発電する。その
傘歯車(248、249)は、回転軸を変更するだけで
なく、回転速度を変更することもできる。
【0028】発電機(247)は、同期発電機であるこ
とが好ましい。
【0029】
【発明の実施の形態】図面を参照して、本発明による風
力発電装置の実施の形態を説明する。その風力発電装置
1は、図1に示されているように、複数の風車2、3が
設けられている。風力発電装置1は、さらにナセル5と
タワー6とを備えている。タワー6は、地表に建造され
ている。ナセル5は、鉛直方向を回転軸に回転可能にタ
ワー6に支持されている。
【0030】風車2は、翼7と風車ロータ8とを備えて
いる。風車ロータ8は、軸受け9を介して回転軸10を
中心にして回転可能にナセル5に支持されている。風車
ロータ8は、円筒形を形成している。風車3は、ナセル
5と風車2との間に配置され、翼11と風車ロータ12
とを備えている。風車ロータ12は、軸受け13を介し
て回転軸10を中心にして回転可能に風車ロータ8の内
部に支持されている。ナセル5は、回転軸10を風向1
4と平行になり、風車2、3がタワー6の風上に配置さ
れるように制御している。
【0031】風車3は、さらに、風車ロータ13と翼7
とを同体に結合する接続管15を備えている。接続管1
5は、円柱を形成し、回転軸10が風向14に平行であ
るとき、翼11の風下に配置される。すなわち、翼11
は、翼7の風下にならないように配置されている。さら
に、翼7のピッチ角と翼11のピッチ角とは、風車2の
回転速度が風車3の回転速度より速くなるように設定さ
れている。
【0032】ナセル5の内部には、同期発電機16−
1、16−2が設けられている。同期発電機16−1
は、同期発電機ロータ17−1、回転子18−1および
固定子19−1を備えている。同期発電機ロータ17−
1は、風車ロータ8に同体に結合されている。回転子1
8−1は、同期発電機ロータ17−1に同体に結合され
ている。固定子19−1は、ナセル5に対して固定され
回転子18−1が回転する外側に配置されている。
【0033】同期発電機16−2は、同期発電機ロータ
17−2、回転子18−2および固定子19−2を備え
ている。同期発電機ロータ17−2は、風車ロータ12
に同体に結合されている。回転子18−2は、同期発電
機ロータ17−2に同体に結合されている。固定子19
−2は、ナセル5に対して固定され回転子18−2が回
転する外側に配置されている。同期発電機16−1は、
風車3の回転により発電し、同期発電機16−2は、風
車2の回転により発電する。なお、同期発電機16−
1、2は、誘導発電機と置換することもできる。
【0034】風力発電装置1が風を受けると、風車3は
回転し、風車2は風車3の角速度より大きい角速度で回
転する。回転する翼と風との相対速度は、一般に、翼の
周速に対して単純に増加するため、回転軸からその翼ま
での距離に対して単純に増加し、または、角速度に対し
て単純に増加する関数により表現される。風が翼に作用
する揚力は、一般に風との相対速度の2乗に比例してい
る。すなわち、風車が1つであるときに、その回転軸の
近傍の翼に作用する揚力は、その外側の翼に作用する揚
力より小さい。
【0035】風車2が風車3の角速度より大きい角速度
で回転することにより、回転軸10の近傍に吹く風から
得る揚力を増加させることができる。このような風力発
電装置によれば、翼端の速度が制限されているときに、
単位面積当たりの風力をトルクに変換する効率は、風車
が1つのときより大きい。さらに、風車2の回転方向が
風車3の回転方向と異なっているとき、風車2または風
車3にかかる揚力に対してタワー6にかかる反作用を緩
和する効果を奏する。
【0036】風力発電装置1は、風車2、3がタワー6
の風上に配置されるアップウインド型である。このアッ
プウインド型は、タワー6の風下に発生する風の乱れで
あるタワーウェイクの影響を翼が受けない点で好まし
い。
【0037】図2は、本発明による風力発電装置の実施
の他の形態を示している。その風力発電装置21は、複
数の風車22、23が設けられている。風力発電装置2
1は、さらにナセル25とタワー26とを備えている。
タワー26は、地表に建造されている。ナセル25は、
鉛直方向を回転軸に回転可能にタワー26に支持されて
いる。
【0038】風車22は、翼27と風車ロータ28とを
備えている。風車ロータ28は、軸受け29を介して回
転軸30を中心にして回転可能にナセル25に支持され
ている。風車ロータ28は、円筒形を形成している。風
車23は、風車22とナセル25との間に配置され、翼
31と風車ロータ32とを備えている。風車ロータ32
は、軸受け33を介して回転軸30を中心にして回転可
能に風車ロータ28の内部に支持されている。ナセル2
5は、回転軸30を風向34と平行になり、風車22、
23がタワー26の風下に配置されるように制御してい
る。
【0039】風車23は、さらに、風車ロータ33と翼
27とを同体に結合する接続管35を備えている。接続
管35は、円柱を形成し、回転軸30が風向34に平行
であるとき、翼31の風上に配置される。さらに、翼2
7のピッチ角と翼31のピッチ角とは、風車22の回転
速度が風車23の回転速度より速くなるように設定され
ている。
【0040】ナセル25の内部には、同期発電機36−
1、36−2が設けられている。同期発電機36−1
は、同期発電機ロータ37−1、回転子38−1および
固定子39−1を備えている。同期発電機ロータ37−
1は、風車ロータ28に同体に結合されている。回転子
38−1は、同期発電機ロータ37−1に同体に結合さ
れている。固定子39−1は、ナセル25に対して固定
され回転子38−1が回転する外側に配置されている。
【0041】同期発電機36−2は、同期発電機ロータ
37−2、回転子38−2および固定子39−2を備え
ている。同期発電機ロータ37−2は、風車ロータ32
に同体に結合されている。回転子38−2は、同期発電
機ロータ37−2に同体に結合されている。固定子39
−2は、ナセル25に対して固定され回転子38−2が
回転する外側に配置されている。同期発電機36−1
は、風車23の回転により発電し、同期発電機36−2
は、風車22の回転により発電する。なお、同期発電機
36−1、2は、誘導発電機と置換することもできる。
【0042】風力発電装置21が風を受けると、風車2
3は回転し、風車22は風車23の角速度より大きい角
速度で回転する。風車22が風車23の角速度より大き
い角速度で回転することにより、回転軸32の近傍に吹
く風から得る揚力を増加させることができる。このよう
な風力発電装置によれば、翼端の速度が制限されている
ときに、単位面積当たりの風力をトルクに変換する効率
は、風車が1つのときより大きい。
【0043】風力発電装置21は、風車22、23がタ
ワー26の風下に配置されるダウンウインド型である。
このダウンウインド型では、風車22、23が風に自動
的に追従してタワー26の風下に配置され、回転軸32
が風向34と平行になる。このため、ダウンウインド型
は、風車の方向を変更するヨー駆動装置が不要である。
【0044】図3は、本発明による風力発電装置の実施
のさらに他の形態を示している。その風力発電装置41
は、複数の風車42、43、44が設けられている。風
力発電装置41は、さらにナセル45とタワー46とを
備えている。タワー46は、地表に建造されている。ナ
セル45は、鉛直方向を回転軸に回転可能にタワー46
に支持されている。
【0045】風車44は、翼47と風車ロータ48とを
備えている。風車ロータ48は、軸受け49を介して回
転軸50を中心にして回転可能にナセル45に支持され
ている。風車ロータ48は、円筒形を形成している。風
車43は、風車44のナセル45と反対側に配置され、
翼51と風車ロータ52とを備えている。風車ロータ5
2は、軸受け53を介して回転軸50を中心にして回転
可能に風車ロータ48の内部に支持されている。風車ロ
ータ52は、円筒形を形成している。風車42は、風車
43のナセル45と反対側に配置され、翼54と風車ロ
ータ55とを備えている。風車ロータ55は、軸受け5
6を介して回転軸50を中心にして回転可能に風車ロー
タ52の内部に支持されている。さらに、翼47のピッ
チ角、翼51のピッチ角と翼54のピッチ角とは、風車
42の回転速度が風車43の回転速度より速くなり、か
つ、風車43の回転速度が風車44の回転速度より速く
なるように設定されている。
【0046】ナセル45は、回転軸50を風向54と平
行になり、風車42、43、44がタワー46の風上に
配置されるように制御している。風車43は、さらに、
翼51と風車ロータ52とを同体に結合する接続管58
を備えている。接続管58は、円柱を形成し、回転軸5
0が風向57に平行であるとき、翼54の風下に配置さ
れる。風車44は、さらに、翼47と風車ロータ48と
を同体に結合する接続管59を備えている。接続管59
は、円柱を形成し、回転軸50が風向57に平行である
とき、翼54と翼51との風下に配置される。
【0047】ナセル45の内部には、同期発電機61−
1、61−2、61−3が設けられている。同期発電機
61−1は、同期発電機ロータ62−1、回転子63−
1および固定子64−1を備えている。同期発電機ロー
タ62−1は、風車ロータ48に同体に結合されてい
る。回転子63−1は、同期発電機ロータ62−1に同
体に結合されている。固定子64−1は、ナセル45に
対して固定され回転子63−1が回転する外側に配置さ
れている。
【0048】同期発電機61−2は、同期発電機ロータ
62−2、回転子63−2および固定子64−2を備え
ている。同期発電機ロータ62−2は、風車ロータ48
に同体に結合されている。回転子63−2は、同期発電
機ロータ62−2に同体に結合されている。固定子64
−2は、ナセル45に対して固定され回転子63−2が
回転する外側に配置されている。
【0049】同期発電機61−3は、同期発電機ロータ
62−3、回転子63−3および固定子64−3を備え
ている。同期発電機ロータ62−3は、風車ロータ48
に同体に結合されている。回転子63−3は、同期発電
機ロータ62−3に同体に結合されている。固定子64
−3は、ナセル45に対して固定され回転子63−3が
回転する外側に配置されている。
【0050】同期発電機61−1は、風車44の回転に
より発電し、同期発電機61−2は、風車43の回転に
より発電し、同期発電機61−3は、風車42の回転に
より発電する。なお、同期発電機61−1、2、3は、
誘導発電機と置換することもできる。
【0051】風力発電装置41が風を受けると、風車4
4は回転し、風車43は風車44の角速度より大きい角
速度で回転し、風車42は風車43の角速度より大きい
角速度で回転する。このように回転することにより、回
転軸50の近傍に吹く風から得る揚力を増加させること
ができる。このような風力発電装置によれば、翼端の速
度が制限されているときに、単位面積当たりの風力をト
ルクに変換する効率は、風車が1つのときより大きい。
【0052】風力発電装置41は、風車42、43、4
4がタワー46の風上に配置されるアップウインド型で
ある。このアップウインド型は、タワー46の風下に発
生する風の乱れであるタワーウェイクの影響を翼が受け
ない点で好ましい。
【0053】図4は、本発明による風力発電装置の実施
のさらに他の形態を示している。その風力発電装置71
は、複数の風車72、73が設けられている。風力発電
装置71は、さらにナセル74とタワー75とを備えて
いる。タワー75は、地表に建造されている。ナセル7
4は、鉛直方向を回転軸に回転可能にタワー75に支持
されている。
【0054】風車72は、翼76と風車ロータ77とを
備えている。風車ロータ77は、軸受け78を介して回
転軸80を中心にして回転可能にナセル74に支持され
ている。ナセル74は、回転軸80を風向81と平行に
なり、風車72がタワー75の風上になるように制御し
ている。風車73は、ナセル74の風車72と反対側に
配置され、翼82と風車ロータ83とを備えている。風
車ロータ83は、軸受け84を介して回転軸80を中心
にして回転可能にナセル74に支持されている。風車7
3は、さらに、風車ロータ83と翼82とを同体に結合
する接続管85を備えている。接続管85は、円柱を形
成し、回転軸80が風向81に平行であるとき、翼76
の風下に配置される。さらに、翼76のピッチ角と翼8
2のピッチ角とは、風車72の回転速度が風車73の回
転速度より速くなるように設定されている。
【0055】ナセル74の内部には、同期発電機86−
1、86−2が設けられている。同期発電機86−1
は、同期発電機ロータ87−1、回転子88−1および
固定子89−1を備えている。同期発電機ロータ87−
1は、風車ロータ77に同体に結合されている。回転子
88−1は、同期発電機ロータ87−1に同体に結合さ
れている。固定子89−1は、ナセル74に対して固定
され回転子88−1が回転する外側に配置されている。
【0056】同期発電機86−2は、同期発電機ロータ
87−2、回転子88−2および固定子89−2を備え
ている。同期発電機ロータ87−2は、風車ロータ83
に同体に結合されている。回転子88−2は、同期発電
機ロータ87−2に同体に結合されている。固定子89
−2は、ナセル74に対して固定され回転子88−2が
回転する外側に配置されている。
【0057】風力発電装置71が風を受けると、風車7
3は回転し、風車72は風車73の角速度より大きい角
速度で回転する。このように回転することにより、回転
軸80の近傍に吹く風から得る揚力を増加させることが
できる。このような風力発電装置によれば、翼端の速度
が制限されているときに、単位面積当たりの風力をトル
クに変換する効率は、風車が1つのときより大きい。
【0058】風力発電装置71は、風車72、73がタ
ワー75の風上と風下とにそれぞれ配置される両振り型
である。この両振り型は、タワー75の上に配置される
機器の重量のバランスがよい点で好ましい。
【0059】図5は、本発明による風力発電装置の実施
のさらに他の形態を示している。その風力発電装置10
1は、複数の風車102、103が設けられている。風
力発電装置101は、さらにナセル104とタワー10
5とを備えている。タワー105は、地表に建造されて
いる。ナセル104は、鉛直方向を回転軸に回転可能に
タワー105に支持されている。
【0060】風車102は、翼106と風車ロータ10
7とを備えている。風車ロータ107は、軸受け108
を介して回転軸110を中心にして回転可能にナセル1
04に支持されている。ナセル104は、回転軸110
を風向111と平行になり、風車102がタワー105
の風上に配置されるように制御している。風車103
は、ナセル104の風車102と反対側に配置され、翼
112と風車ロータ113とを備えている。風車ロータ
113は、軸受け114を介して回転軸110を中心に
して回転可能にナセル104に支持されている。
【0061】風車103は、さらに、風車ロータ83と
翼82とを同体に結合する接続管115を備えている。
接続管115は、円柱を形成し、回転軸110が風向1
11に平行であるとき、翼106の風下に配置される。
さらに、翼106のピッチ角と翼112のピッチ角と
は、風車102の回転速度が風車103の回転速度より
速くなるように設定されている。
【0062】ナセル104の内部には、発電機116と
増速機117とが設けられている。発電機116は、発
電機ロータ118を備えている。増速機117は、風車
ロータ107の回転運動を増速して発電機ロータ118
に伝達する。発電機116は、発電機ロータ118の回
転を用いて発電する。ナセル104の内部には、さら
に、発電機119と増速機120とが設けられている。
発電機119は、発電機ロータ121を備えている。増
速機120は、風車ロータ113の回転運動を増速して
発電機ロータ121に伝達する。発電機119は、発電
機ロータ121の回転を用いて発電する。
【0063】風力発電装置101が風を受けると、風車
103は回転し、風車102は風車103の角速度より
大きい角速度で回転する。このように回転することによ
り、回転軸110の近傍に吹く風から得る揚力を増加さ
せることができる。このような風力発電装置によれば、
翼端の速度が制限されているときに、単位面積当たりの
風力をトルクに変換する効率は、風車が1つのときより
大きい。
【0064】風力発電装置101は、風車102、10
3がタワー105の風上と風下とにそれぞれ配置される
両振り型である。この両振り型は、タワー105の上に
配置される機器の重量のバランスがよい点で好ましい。
【0065】図6は、本発明による風力発電装置の実施
のさらに他の形態を示している。その風力発電装置13
1は、複数の風車132、133が設けられている。風
力発電装置131は、さらにナセル134とタワー13
5とを備えている。タワー135は、地表に建造されて
いる。ナセル134は、鉛直方向を回転軸に回転可能に
タワー135に支持されている。
【0066】風車132は、翼136と風車ロータ13
7とを備えている。風車ロータ137は、軸受け138
を介して回転軸140を中心にして回転可能にナセル1
34に支持されている。ナセル134は、回転軸140
を風向141と平行になり、風車132がタワー135
の風上に配置されるように制御している。風車133
は、ナセル134の風車132と反対側に配置され、翼
142と風車ロータ143とを備えている。風車ロータ
143は、軸受け144を介して回転軸140を中心に
して回転可能にナセル134に支持されている。
【0067】風車133は、さらに、風車ロータ143
と翼142とを同体に結合する接続管145を備えてい
る。接続管145は、円柱を形成し、回転軸140が風
向141に平行であるとき、翼136の風下に配置され
る。さらに、翼136のピッチ角と翼142のピッチ角
とは、風車132の回転速度が風車133の回転速度よ
り速くなるように設定されている。
【0068】ナセル134の内部には、発電機146、
増速機147および増速機148が設けられている。発
電機116は、発電機ロータ149を備えている。増速
機147は、風車ロータ137の回転運動を増速して発
電機ロータ149に伝達する。増速機148は、風車ロ
ータ143の回転運動を増速して発電機ロータ149に
伝達する。このとき、増速機147から伝達される発電
機ロータ143の回転数は、増速機148から伝達され
る発電機ロータ143の回転数に等しい。発電機146
は、発電機ロータ149の回転を用いて発電する。
【0069】風力発電装置131が風を受けると、風車
133は回転し、風車132は風車133の角速度より
大きい角速度で回転する。このように回転することによ
り、回転軸140の近傍に吹く風から得る揚力を増加さ
せることができる。このような風力発電装置によれば、
翼端の速度が制限されているときに、単位面積当たりの
風力をトルクに変換する効率は、風車が1つのときより
大きい。
【0070】風力発電装置131は、風車132、13
3がタワー135の風上と風下とにそれぞれ配置される
両振り型である。この両振り型は、タワー135の上に
配置される機器の重量のバランスがよい点で好ましい。
【0071】風力発電装置131は、風車132、13
3による回転力を1個の発電機146で発電する。この
発電機統合型は、発電機の個数を減らせるので、構造の
簡素化と重量低減を図ることができる点で好ましい。
【0072】図7は、本発明による風力発電装置の実施
のさらに他の形態を示している。その風力発電装置15
1は、複数の風車152、153が設けられている。風
力発電装置151は、さらにナセル154とタワー15
5とを備えている。タワー155は、地表に建造されて
いる。ナセル154は、鉛直方向を回転軸に回転可能に
タワー155に支持されている。
【0073】風車153は、翼156と風車ロータ15
7とを備えている。風車ロータ157は、軸受け158
を介して回転軸160を中心にして回転可能にナセル1
54に支持されている。風車ロータ157は、円筒形を
形成している。風車152は、風車153のナセル15
4と反対側に配置され、翼161と風車ロータ162と
を備えている。風車ロータ162は、軸受け163を介
して回転軸160を中心にして回転可能に風車ロータ1
57の内部に支持されている。ナセル154は、回転軸
160を風向164と平行になり、風車152、153
がタワー155の風上に配置されるように制御してい
る。
【0074】風車153は、さらに、風車ロータ157
と翼153とを同体に結合する接続管165を備えてい
る。接続管165は、円柱を形成し、回転軸160が風
向164に平行であるとき、翼152の風下に配置され
る。さらに、翼156のピッチ角と翼161のピッチ角
とは、風車152の回転速度が風車153の回転速度よ
り速くなるように設定されている。
【0075】ナセル5の内部には、発電機166が設け
られている。発電機166は、外側発電機ロータ16
7、内側発電機ロータ168、電機子169および回転
界磁170を備えている。外側発電機ロータ167は、
風車ロータ157に同体に結合されている。内側発電機
ロータ168は、風車ロータ162に同体に結合されて
いる。電機子169は、外側発電機ロータ167に同体
に結合されている。回転界磁170は、内側発電機ロー
タ168に同体に結合されている。すなわち、電機子1
69は、回転界磁170が回転する外側に配置され、回
転界磁170と反対方向に回転する。
【0076】風力発電装置151が風を受けると、風車
153は回転し、風車152は風車153の角速度より
大きい角速度で回転する。このように回転することによ
り、回転軸160の近傍に吹く風から得る揚力を増加さ
せることができる。このような風力発電装置によれば、
翼端の速度が制限されているときに、単位面積当たりの
風力をトルクに変換する効率は、風車が1つのときより
大きい。
【0077】風力発電装置151は、電機子169と回
転界磁170とが互いに反対方向に回転している。この
ため、発電機166は、直径を大きくすることなく、電
機子169と回転界磁170との相対速度を上昇させる
ことができる。これは発電機の重量を低減できる点で好
ましい。
【0078】風力発電装置151は、風車152、15
3がタワー155の風上に配置されるアップウインド型
である。このアップウインド型は、タワー155の風下
に発生する風の乱れであるタワーウェイクの影響を翼が
受けない点で好ましい。
【0079】図8は、本発明による風力発電装置の実施
のさらに他の形態を示している。その風力発電装置17
1は、複数の風車172、173が設けられている。風
力発電装置171は、さらにナセル174とタワー17
5とを備えている。タワー175は、地表に建造されて
いる。ナセル174は、鉛直方向を回転軸に回転可能に
タワー175に支持されている。
【0080】風車173は、翼176と風車ロータ17
7とを備えている。風車ロータ177は、軸受け178
を介して回転軸180を中心にして回転可能にナセル1
74に支持されている。風車ロータ177は、円筒形を
形成している。風車172は、風車173のナセル17
4と反対側に配置され、翼181と風車ロータ182と
を備えている。風車ロータ182は、軸受け183を介
して回転軸180を中心にして回転可能に風車ロータ1
77の内部に支持されている。ナセル174は、回転軸
180を風向184と平行になり、風車172、173
がタワー175の風下に配置されるように制御してい
る。
【0081】風車173は、さらに、風車ロータ177
と翼173とを同体に結合する接続管185を備えてい
る。接続管185は、円柱を形成し、回転軸180が風
向184に平行であるとき、翼172の風上に配置され
る。さらに、翼176のピッチ角と翼181のピッチ角
とは、風車172の回転速度が風車173の回転速度よ
り速くなるように設定されている。
【0082】ナセル5の内部には、発電機186が設け
られている。発電機186は、外側発電機ロータ18
7、内側発電機ロータ188、電機子189および回転
界磁190を備えている。外側発電機ロータ187は、
風車ロータ177に同体に結合されている。内側発電機
ロータ188は、風車ロータ182に同体に結合されて
いる。電機子189は、外側発電機ロータ187に同体
に結合されている。回転界磁190は、内側発電機ロー
タ188に同体に結合されている。すなわち、電機子1
89は、回転界磁190が回転する外側に配置され、回
転界磁190と反対方向に回転する。
【0083】風力発電装置171が風を受けると、風車
173は回転し、風車172は風車173の角速度より
大きい角速度で回転する。このように回転することによ
り、回転軸180の近傍に吹く風から得る揚力を増加さ
せることができる。このような風力発電装置によれば、
翼端の速度が制限されているときに、単位面積当たりの
風力をトルクに変換する効率は、風車が1つのときより
大きい。
【0084】風力発電装置171は、電機子179と回
転界磁180とが互いに反対方向に回転している。この
ため、発電機186は、直径を大きくすることなく、電
機子179と回転界磁180との相対速度を上昇させる
ことができる。これは発電機の重量を低減できる点で好
ましい。
【0085】風力発電装置171は、風車172、17
3がタワー175の風下に配置されるダウンウインド型
である。このダウンウインド型では、風車172、17
3が風に自動的に追従してタワー175の風下に配置さ
れ、回転軸180が風向184と平行になる。このた
め、ダウンウインド型は、風車の方向を変更するヨー駆
動装置が不要である。
【0086】図9は、本発明による風力発電装置の実施
のさらに他の形態を示している。その風力発電装置20
1は、複数の風車202、203が設けられている。風
力発電装置201は、さらにナセル204とタワー20
5とを備えている。タワー205は、地表に建造されて
いる。ナセル204は、鉛直方向を回転軸に回転可能に
タワー205に支持されている。
【0087】風車202は、翼206と風車ロータ20
7とを備えている。風車ロータ207は、軸受け208
を介して回転軸210を中心にして回転可能にナセル2
04に支持されている。ナセル204は、回転軸210
を風向211と平行になり、風車202がタワー205
の風上に配置されるように制御している。風車203
は、翼212と風車ロータ213とを備えている。風車
ロータ213は、軸受け214を介して回転軸210を
中心にして回転可能にナセル204に支持されている。
【0088】風車203は、さらに、風車ロータ213
と翼212とを同体に結合する接続管215を備えてい
る。接続管215は、円柱を形成し、回転軸210が風
向211に平行であるとき、翼206の風下に配置され
る。さらに、翼206のピッチ角と翼212のピッチ角
とは、風車202の回転速度が風車203の回転速度よ
り速くなるように設定されている。
【0089】ナセル204の内部には、発電機216が
設けられている。発電機216は、内側発電機ロータ2
17、外側発電機ロータ218、電機子219および回
転界磁220を備えている。内側発電機ロータ217
は、風車ロータ207に同体に結合されている。外側発
電機ロータ218は、風車ロータ213に同体に結合さ
れている。電機子219は、内側発電機ロータ217に
同体に結合されている。回転界磁220は、外側発電機
ロータ218に同体に結合されている。すなわち、電機
子219は、回転界磁220が回転する内側に配置さ
れ、回転界磁220と反対方向に回転する。
【0090】風力発電装置201が風を受けると、風車
203は回転し、風車202は風車203の角速度より
大きい角速度で回転する。このように回転することによ
り、回転軸210の近傍に吹く風から得る揚力を増加さ
せることができる。このような風力発電装置によれば、
翼端の速度が制限されているときに、単位面積当たりの
風力をトルクに変換する効率は、風車が1つのときより
大きい。
【0091】風力発電装置201は、電機子219と回
転界磁220とが互いに反対方向に回転している。この
ため、発電機216は、直径を大きくすることなく、電
機子219と回転界磁220との相対速度を上昇させる
ことができる。これは発電機の重量を低減できる点で好
ましい。
【0092】風力発電装置201は、風車202、20
3がタワー205の風上と風下とにそれぞれ配置される
両振り型である。この両振り型は、タワー205の上に
配置される機器の重量のバランスがよい点で好ましい。
【0093】図10は、本発明による風力発電装置の実
施のさらに他の形態を示している。その風力発電装置2
31は、複数の風車232、233が設けられている。
風力発電装置231は、さらにナセル234とタワー2
35とを備えている。タワー235は、地表に建造され
ている。ナセル234は、鉛直方向を回転軸に回転可能
にタワー235に支持されている。
【0094】風車232は、翼236と風車ロータ23
7とを備えている。風車ロータ237は、軸受け238
を介して回転軸240を中心にして回転可能にナセル2
34に支持されている。風車233は、翼241と風車
ロータ242とを備えている。風車ロータ242は、軸
受け243を介して回転軸240に平行である回転軸2
45を中心にして回転可能にナセル234に支持されて
いる。
【0095】ナセル234の内部には、発電機247、
傘歯車248、傘歯車249が設けられている。発電機
247は、外側発電機ロータ250、内側発電機ロータ
251、電機子252および回転界磁253を備えてい
る。外側発電機ロータ250は、傘歯車248を介して
風車ロータ273から回転運動が伝達される。内側発電
機ロータ251は、傘歯車249を介して風車ロータ2
42から回転運動が伝達される。電機子252は、外側
発電機ロータ250に同体に結合されている。回転界磁
253は、内側発電機ロータ251に同体に結合されて
いる。すなわち、電機子252は、回転界磁253が回
転する位置の外側に配置され、回転界磁253と反対方
向に回転する。
【0096】風力発電装置231が風を受けると、風車
232は回転し、風車233は回転する。このような風
力発電装置によれば、翼端の速度が制限されているとき
に、単位面積当たりの風力をトルクに変換する効率は、
風車が1つのときより大きい。風力発電装置231は、
電機子252と回転界磁253とが互いに反対方向に回
転している。このため、発電機247は、直径を大きく
することなく、電機子252と回転界磁253との相対
速度を上昇させることができる。これは発電機の重量を
低減できる点で好ましい。
【0097】
【発明の効果】本発明による風力発電装置は、風力をよ
り効率よく電力に変換することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明による風力発電装置の実施の形
態を示す断面図である。
【図2】図2は、本発明による風力発電装置の実施の他
の形態を示す断面図である。
【図3】図3は、本発明による風力発電装置の実施のさ
らに他の形態を示す断面図である。
【図4】図4は、本発明による風力発電装置の実施のさ
らに他の形態を示す断面図である。
【図5】図5は、本発明による風力発電装置の実施のさ
らに他の形態を示す断面図である。
【図6】図6は、本発明による風力発電装置の実施のさ
らに他の形態を示す断面図である。
【図7】図7は、本発明による風力発電装置の実施のさ
らに他の形態を示す断面図である。
【図8】図8は、本発明による風力発電装置の実施のさ
らに他の形態を示す断面図である。
【図9】図9は、本発明による風力発電装置の実施のさ
らに他の形態を示す断面図である。
【図10】図10は、本発明による風力発電装置の実施
のさらに他の形態を示す断面図である。
【図11】図11は、公知の風力発電装置の実施の形態
を示す断面図である。
【符号の説明】
1:風力発電装置 2、3:風車 5:ナセル 6:タワー 7、8:翼 8、12:風車ロータ 9、13、:軸受け 10:回転軸 14:風向 15:接続管 16−1、2:発電機 17−1、2:発電機ロータ 18−1、2:回転子 19−1、2:固定子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H078 AA02 AA26 AA31 BB11 CC01 CC13 CC22 5H590 AA02 AA03 CA14 CC01 CC08 CC18 CD03 CE01 FA01

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 風力を第1回転運動に変換する第1風車
    と、 前記風力を第2回転運動に変換する第2風車と、 前記第1回転運動と前記第2回転運動とを電力に変換す
    る発電機とを具備し、 前記第1風車は、第1翼を備え、 前記第2風車は、第2翼を備え、 前記第1翼と前記第2翼とのうちの一方は、前記第1翼
    と前記第2翼とのうちの他方の風下にならないように配
    置され、 前記第1回転運動の速度は、前記第2回転運動の速度と
    異なる風力発電装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記第1風車の回転軸から前記第1翼の翼端までの距離
    は、前記第2風車の回転軸から前記第2翼の翼端までの
    距離より短く、 前記第1回転運動の角速度の絶対値は、前記第2回転運
    動の角速度の絶対値より大きい風力発電装置。
  3. 【請求項3】請求項2において、 前記第1風車の回転軸は、前記第2風車の回転軸に一致
    する風力発電装置。
  4. 【請求項4】請求項3において、前記第2風車は、前記
    第2翼を固定する円柱状の接続管を更に備え、 前記接続管は、前記第1翼の風下に配置される風力発電
    装置。
  5. 【請求項5】請求項3において、 前記第2風車は、前記第2翼を固定する円柱状の接続管
    を更に備え、 前記接続管は、前記第1翼の風上に配置される風力発電
    装置。
  6. 【請求項6】請求項3において、 前記第2回転運動の回転方向は、前記第1回転運動の回
    転方向の反対方向であり、 前記発電機は、前記第2回転運動と第1回転運動との相
    対速度により発電する風力発電装置。
  7. 【請求項7】請求項6において、 前記発電機は、同期発電機である風力発電装置。
  8. 【請求項8】請求項7において、 前記同期発電機は、インバータを備える風力発電装置。
  9. 【請求項9】請求項3において、 前記発電機は、 前記第1回転運動を用いて発電する第1発電機と、 前記第2回転運動を用いて発電する第2発電機とを含む
    風力発電装置。
  10. 【請求項10】請求項9において、 前記風力を第3回転運動に変換する第3風車を更に具備
    し、 前記発電機は、前記第3回転運動を用いて発電する第3
    発電機を含む風力発電装置。
  11. 【請求項11】請求項3において、 前記第2回転運動の回転方向は、前記第1回転運動の回
    転方向と同一方向であり、 前記第1回転運動と前記第2回転運動とを1つの回転運
    動に変換するギアを更に具備し、 前記発電機は、前記1つの回転運動を用いて発電する風
    力発電装置。
  12. 【請求項12】請求項11において、 前記発電機は、誘導発電機である風力発電装置。
  13. 【請求項13】請求項1において、 前記第1風車の第1回転軸から前記第1翼の翼端までの
    距離は、前記第2風車の第2回転軸から前記第2翼の翼
    端までの距離より短く、 前記第2回転運動の回転方向は、前記第1回転運動の回
    転方向の反対方向であり、 前記発電機は、前記第2回転運動と第1回転運動との相
    対速度により発電する風力発電装置。
  14. 【請求項14】請求項13において、 前記発電機は、同期発電機である風力発電装置。
  15. 【請求項15】請求項2〜請求項14のいずれかにおい
    て、 前記第1風車と前記第2風車との両方を回転可能に支持
    するタワーを更に具備し、 前記両方は、前記タワーより風上に配置される風力発電
    装置。
  16. 【請求項16】請求項2〜請求項14のいずれかにおい
    て、 前記第1風車と前記第2風車との両方を回転可能に支持
    するタワーを更に具備し、 前記両方は、前記タワーより風下に配置される風力発電
    装置。
  17. 【請求項17】請求項2〜請求項14のいずれかにおい
    て、 前記第1風車と前記第2風車との両方を回転可能に支持
    するタワーを更に具備し、 前記第1風車は、前記タワーより風上に配置され、 前記第2風車は、前記タワーより風下に配置される風力
    発電装置。
  18. 【請求項18】請求項1において、 前記第1風車の回転軸は、前記第2風車の回転軸と一致
    しないで平行であり、 前記第1回転運動と前記第2回転運動とを前記発電機の
    ロータの回転運動に変換する傘歯車を更に具備し、 前記発電機は、前記ロータの回転運動を用いて発電する
    風力発電装置。
  19. 【請求項19】請求項18において、 前記発電機は、同期発電機である風力発電装置。
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