JP2003128856A - 射出成形用ポリプロピレン系樹脂組成物 - Google Patents

射出成形用ポリプロピレン系樹脂組成物

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JP2003128856A
JP2003128856A JP2001328893A JP2001328893A JP2003128856A JP 2003128856 A JP2003128856 A JP 2003128856A JP 2001328893 A JP2001328893 A JP 2001328893A JP 2001328893 A JP2001328893 A JP 2001328893A JP 2003128856 A JP2003128856 A JP 2003128856A
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carbon atoms
polypropylene resin
resin composition
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JP2001328893A
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English (en)
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Tsuyoshi Maruyama
剛志 丸山
Hiroyuki Tanimura
博之 谷村
Kenichi Okawa
健一 大川
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Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 透明性と剛性のバランスに優れた射出成形用
ポリプロピレン系樹脂組成物およびそれを用いて得られ
る射出成形体を提供する。 【解決手段】 配合量が一定であるポリオレフィン系樹
脂と、配合量が特定の範囲である特定の構造を有するア
クリレート系化合物と、配合量が特定の範囲である少な
くとも一種の特定の構造を有するジベンジリデンソルビ
トール類および/または配合量が特定の範囲である少な
くとも一種の特定の構造を有する芳香族燐酸エステル類
を含む射出成形用ポリプロピレン系樹脂組成物およびそ
れを用いて得られる射出成形体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、射出成形用ポリプ
ロピレン系樹脂組成物およびそれを用いて得られる射出
成形体に関するものである。さらに詳しくは、透明性と
剛性のバランスに優れた射出成形用ポリプロピレン系樹
脂組成物およびそれを用いて得られる射出成形体に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】ポリプロピレン系樹脂は、剛性、加工安
定性、成形性等に優れ、しかも安価であることから、食
品容器、医療容器、コンテナ、家電用外装部品、自動車
用部品等に幅広く用いられている。
【0003】樹脂の加工安定性を向上させる酸化防止剤
として、例えば、特開平5−255549号公報には、
ポリプロピレン樹脂に2,4−ジ−t−アミル−6−
[1−(3,5−ジ−t−アミル−2−ヒドロキシフェ
ニル)エチル]フェニルアクリレートを配合してなるポ
リプロピレン樹脂組成物が記載されている。しかし、食
品容器、医療容器、コンテナ等の用途分野においては、
透明性と剛性のバランスの改良、特に透明性の改良が望
まれていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、透明
性と剛性のバランスに優れた射出成形用ポリプロピレン
系樹脂組成物およびそれを用いて得られる射出成形体を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、かかる実
情に鑑み、鋭意検討の結果、配合量が一定であるポリオ
レフィン系樹脂と、配合量が特定の範囲である特定のア
クリレート系化合物と、配合量が特定の範囲である少な
くとも一種の特定のジベンジリデンソルビトール類およ
び/または配合量が特定の範囲である少なくとも一種の
特定の芳香族燐酸エステル類を含む射出成形用ポリプロ
ピレン系樹脂組成物およびそれを用いて得られる射出成
形体が、上記課題を解決できることを見出し、本発明の
完成に至った。
【0006】すなわち、本発明は、ポリプロピレン系樹
脂(A)100重量部と、下記一般式(I) (式(I)中、R1は炭素数1〜5個からなるアルキル
基、R2は炭素数1〜8個からなるアルキル基、R3は水
素原子または炭素数1〜8個のアルキル基及びR4は水
素原子またはメチル基を表す。)で示されるアクリレー
ト系化合物(B)0.001〜5重量部と下記一般式
(II) (式中、R5〜R14はそれぞれ独立に水素原子、ハロゲ
ン原子、炭素数1〜8のアルキル基又は炭素数1〜4の
アルコキシ基を表す。)で示される少なくとも一種のジ
ベンジリデンソルビトール類(C)0.01〜2重量
部、および/または下記一般式(III) (式中、R15は炭素数1〜10の2価の炭化水素基を表
し、R16およびR17はそれぞれ独立に水素原子または炭
素数1〜10の炭化水素基を表し、lは1または2であ
る。)で示される少なくとも一種の芳香族燐酸エステル
類(D)0.01〜2重量部を含むことを特徴とする射
出成形用ポリプロピレン系樹脂組成物およびそれを用い
て得られる射出成形体に係るものである。以下、本発明
につき、詳細に説明する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明で用いられるポリプロピレ
ン系樹脂(A)とは、プロピレンの単独重合体、プロピ
レンとエチレンおよび/または炭素数4〜20のα−オ
レフィンの共重合体、またはこれらの混合物である。炭
素数4〜20のα−オレフィンとしては、例えば、ブテ
ン−1、ペンテン−1、ヘキセン−1、4−メチルペン
テン−1、ヘプテン−1、オクテン−1、デセン−1等
が挙げられ、好ましくは、ブテン−1、ヘキセン−1、
オクテン−1であり、これらのα−オレフィンは単独で
用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
【0008】プロピレンとエチレンおよび/または炭素
数4〜20のα−オレフィンの共重合体としては、例え
ば、プロピレン−エチレン共重合体、プロピレン−ブテ
ン−1共重合体、プロピレン−エチレン−ブテン−1共
重合体、プロピレン−ヘキセン−1共重合体、プロピレ
ン−エチレン−ヘキセン−1共重合体等が挙げられ、好
ましくはプロピレン−エチレン共重合体、プロピレン−
ブテン−1共重合体、プロピレン−エチレン−ブテン−
1共重合体である。
【0009】ポリプロピレン系樹脂(A)として、好ま
しくは結晶性プロピレン単独重合体、プロピレンとエチ
レンおよび/または炭素数4〜20のα−オレフィンの
結晶性を有する共重合体、またはこれらの混合物であ
る。
【0010】結晶性とは、結晶性プロピレン単独重合体
または結晶性を有するプロピレンとエチレンおよび/ま
たは炭素数4〜20のα−オレフィンの共重合体に含ま
れる冷キシレン(20℃キシレン)可溶部(CXS)の
量により決めることができる。冷キシレン可溶部(CX
S)が多いとアモルファス(非晶性)部分が多く、結晶
性が低いことを示し、冷キシレン可溶部(CXS)が少
ないとアモルファス(非晶性)部分が少なく、結晶性が
高いことを示す。冷キシレン可溶部(CXS)として、
剛性の観点から好ましくは30重量%以下であり、より
好ましくは20重量%以下であり、特に好ましくは15
重量%以下である。
【0011】プロピレンとエチレンおよび/または炭素
数4〜20のα−オレフィンの結晶性を有する共重合体
としては、例えば、結晶性プロピレン−エチレン共重合
体、結晶性プロピレン−ブテン−1共重合体、結晶性プ
ロピレン−エチレン−ブテン−1共重合体、結晶性プロ
ピレン−ヘキセン−1共重合体、結晶性プロピレン−エ
チレン−ヘキセン−1共重合体等が挙げられ、好ましく
は結晶性プロピレン−エチレン共重合体、結晶性プロピ
レン−ブテン−1共重合体、結晶性プロピレン−エチレ
ン−ブテン−1共重合体である。
【0012】プロピレンとエチレンおよび/または炭素
数4〜20のα−オレフィンの結晶性を有する共重合体
におけるエチレンおよび/または炭素数4〜20のα−
オレフィンの含有量は、特に制限はないが、通常、0.
5〜15重量%であり、剛性の観点から好ましくは0.
5〜5重量%である。
【0013】本発明で用いられるポリプロピレン系樹脂
(A)の極限粘度[η]としては、特に制限されるもの
ではなく、通常、0.5〜4dl/gであり、成形性の
観点から好ましくは1〜3dl/gである。
【0014】また、本発明記載のポリオレフィン系樹脂
(A)には、本発明の目的及び効果を損なわない範囲
で、必要に応じてポリエチレン、ポリブテン−1、スチ
レン系樹脂、エチレン/α−オレフィン共重合体ゴム、
エチレン−プロピレン−ジエン共重合体ゴム等のポリオ
レフィン系重合体を添加しても良い。
【0015】本発明で用いられるアクリレート系化合物
(B)とは、下記一般式(I) (式(I)中、R1は炭素数1〜5個からなるアルキル
基、R2は炭素数1〜8個からなるアルキル基、R3は水
素原子または炭素数1〜8個のアルキル基及びR4は水
素原子またはメチル基を表す。)で表されるアクリレー
ト系化合物である。
【0016】一般式(I)で表されるアクリレート系化
合物(B)において、R1は炭素数1〜5個からなるア
ルキル基であり、例えばメチル基、エチル基、プロピル
基、t−ブチル基、t−ペンチル基等が挙げられる。好
ましくはメチル基、エチル基であり、より好ましくはエ
チル基である。
【0017】式(I)において、R2は炭素数1〜8個
からなるアルキル基であり、例えばメチル基、エチル
基、プロピル基、t−ブチル基、t−ペンチル基、t−
オクチル基等が挙げられる。好ましくはメチル基、t−
ブチル基又はt−ペンチル基であり、より好ましくはt
−ペンチル基である。
【0018】式(I)において、R3は水素原子または
炭素数1〜8個のアルキル基であり、例えば水素原子、
メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル
基、オクチル基等が挙げられる。好ましくは水素原子又
はメチル基であり、より好ましくはメチル基である。
【0019】また、式(I)において、R4は水素原子
又はメチル基である。好ましくは水素原子である。
【0020】本発明記載のアクリレート化合物として
は、例えば、2,4−ジ−t−アミル−6−[1−
(3,5−ジ−t−アミル−2−ヒドロキシフェニル)
エチル]フェニルアクリレート、2,4−ジ−t−アミ
ル−6−[1−(3,5−ジ−t−アミル−2−ヒドロ
キシフェニル)ブチル]フェニルアクリレート、2,4
−ジ−t−アミル−6−[1−(3,5−ジ−t−アミ
ル−2−ヒドロキシフェニル)プロピル]フェニルアク
リレート、2−t−ブチル−6−(3−t−ブチル−2
−ヒドロキシ−5−メチルベンジル)−4−メチルフェ
ニルアクリレート等が挙げられる。
【0021】好ましくは、2,4−ジ−t−アミル−6
−[1−(3,5−ジ−t−アミル−2−ヒドロキシフ
ェニル)エチル]フェニルアクリレート及び2−t−ブ
チル−6−(3−t−ブチル−2−ヒドロキシ−5−メ
チルベンジル)−4−メチルフェニルアクリレートであ
る。
【0022】本発明記載の成分Bであるアクリレート系
化合物は、市販のものから適宜選択して使用することが
できる。例えば、2−t−ブチル−6−(3−t−ブチ
ル−2−ヒドロキシ−5−メチルベンジル)−4−メチ
ルフェニルアクリレートである住友化学工業(株)製ス
ミライザーGM(登録商標)、2,4−ジ−t−アミル
−6−[1−(3,5−ジ−t−アミル−2−ヒドロキ
シフェニル)エチル]フェニルアクリレートである住友
化学工業(株)製スミライザーGS(登録商標)等を挙
げることができる。
【0023】本発明で用いられるアクリレート系化合物
(B)の配合量は、ポリプロピレン系樹脂(A)100
重量部に対して、0.001〜5重量部であり、好まし
くは0.01〜1重量部である。配合量が0.001重
量部未満の場合、酸化防止剤としての効果が不充分であ
り、5重量部を超えた場合、ポリプロピレン系樹脂に対
する酸化防止効果は飽和してしまい、不経済になるだけ
である。
【0024】本発明で用いられるジベンジリデンソルビ
トール類(C)とは、下記一般式(II) (式中、R5〜R14はそれぞれ独立に水素原子、ハロゲ
ン原子、炭素数1〜8のアルキル基又は炭素数1〜4の
アルコキシ基を表す。)で示される少なくとも一種のジ
ベンジリデンソルビトール類である。
【0025】一般式(II)で表されるジベンジリデン
ソルビトール類(C)において、置換基R5〜R14はそ
れぞれ独立に水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜8の
アルキル基又は炭素数1〜4のアルコキシ基を表す。
【0026】ここで、ハロゲン原子としては、例えば、
塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等が挙げられ、好まし
くは塩素原子である。炭素数1〜8のアルキル基として
は、例えば前記と同様のアルキル基が挙げられ、好まし
くはメチル基、エチル基である。炭素数1〜4のアルコ
キシ基としては、例えばアルキル部分が前記の炭素数1
〜8のアルキルに含まれる炭素数1〜4のアルキルと同
様のアルキルであるアルコキシ基が挙げられ、好ましく
はメトキシ基、エトキシ基である。
【0027】本発明で用いられるジベンジリデンソルビ
トール類(C)としては、例えば、1,3,2,4−ジ
(p−メチルベンジリデン)ソルビトール、1,3−o
−メチルベンジリデン2,4−p−メチルベンジリデン
ソルビトール、1,3,2,4−ジベンジリデンソルビ
トール、1,3,2,4−ジ−(p−エチルベンジリデ
ン)ソルビトール、1,3,2,4−ジ−(2’,4’
−ジメチルベンジリデン)ソルビトール等が挙げられ、
好ましくは1,3,2,4−ジ(p−メチルベンジリデ
ン)ソルビトール、1,3−o−メチルベンジリデン
2,4−p−メチルベンジリデンソルビトールである。
【0028】本発明で用いられるジベンジリデンソルビ
トール類(C)の配合量は、ポリプロピレン系樹脂
(A)100重量部に対して、0.01〜2重量部であ
り、好ましくは0.05〜1重量部、より好ましくは
0.05〜0.5重量部である。ジベンジリデンソルビ
トール類(C)の配合量が、0.01重量部未満の場
合、透明性改良効果が不充分であり、2重量部を超えた
場合、ポリプロピレン系樹脂に対する透明性改良効果は
飽和してしまい、不経済になるだけである。
【0029】本発明で用いられる芳香族燐酸エステル類
(D)とは、下記一般式(III) (式中、R15は炭素数1〜10の2価の炭化水素基を表
し、R16およびR17はそれぞれ独立に水素原子または炭
素数1〜10の炭化水素基を表し、lは1または2であ
る。)で示される芳香族燐酸エステル類である。これら
の芳香族燐酸エステル類は単独で用いてもよく、2種以
上を併用しても良い。
【0030】一般式(III)で表される芳香族燐酸エ
ステル類(D)において、置換基R 15は炭素数1〜10
の2価の炭化水素基を表し、炭素数1〜10の2価の炭
化水素基としてはアルキレン基、アルキリデン基等が挙
げられる。アルキレン基としては、例えば、メチレン
基、エチレン基、プロピレン基等が挙げられ、好ましく
はメチレン基であり、アルキリデン基としては、例え
ば、エチリデン基、n−プロピレリデン基、i−プロピ
リデン基等が挙げられ、好ましくはエチリデン基であ
る。
【0031】R16およびR17はそれぞれ独立に水素原子
または炭素数1〜10の炭化水素基を表し、炭素数1〜
10の炭化水素基としては、アルキル基、フェニル基等
が挙げられる。アルキル基としては、例えば、メチル
基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基、n−
ブチル基、i−ブチル基、sec−ブチル基、t−ブチ
ル基等が挙げられ、好ましくはR16およびR17が共にt
−ブチル基である。lは1または2である。
【0032】一般式(III)で示される芳香族燐酸エ
ステル類(D)としては、例えば、ヒドロキシアルミニ
ウム−ビス[2,2’−メチレン−ビス(4,6−ジメ
チルフェニル)フォスフェート]、ヒドロキシアルミニ
ウム−ビス[2,2’−エチリデン−ビス(4,6−ジ
メチルフェニル)フォスフェート]、ヒドロキシアルミ
ニウム−ビス[2,2’−メチレン−ビス(4,6−ジ
エチルフェニル)フォスフェート]、ヒドロキシアルミ
ニウム−ビス[2,2’−エチリデン−ビス(4,6−
ジエチルフェニル)フォスフェート]、ヒドロキシアル
ミニウム−ビス[2,2’−メチレン−ビス(4,6−
ジ−t−ブチルフェニル)フォスフェート]、およびヒ
ドロキシアルミニウム−ビス[2,2’−エチリデン−
ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)フォスフェー
ト]、ヒドロキシアルミニウム−ビス[2,2’−メチ
レン−ビス(4−メチル−6−t−ブチルフェニル)フ
ォスフェート]、ヒドロキシアルミニウム−ビス[2,
2’−エチリデン−ビス(4−メチル−6−t−ブチル
フェニル)フォスフェート]、ヒドロキシアルミニウム
−ビス[2,2’−メチレン−ビス(4−エチル−6−
t−ブチルフェニル)フォスフェート]、ヒドロキシア
ルミニウム−ビス[2,2’−エチリデン−ビス(4−
エチル−6−t−ブチルフェニル)フォスフェート]、
ヒドロキシアルミニウム−ビス[2,2’−メチレン−
ビス(4−i−プロピル−6−t−ブチルフェニル)フ
ォスフェート]、ヒドロキシアルミニウム−ビス[2,
2’−エチリデン−ビス(4−i−プロピル−6−t−
ブチルフェニル)フォスフェート]等が挙げられ、好ま
しくは、ヒドロキシアルミニウム−ビス[2,2’−メ
チレン−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)フォ
スフェート]、およびヒドロキシアルミニウム−ビス
[2,2’−エチリデン−ビス(4,6−ジ−t−ブチ
ルフェニル)フォスフェート]である。また、これらの
芳香族燐酸エステル類は単独で用いても良く、2種以上
を併用しても良い。
【0033】本発明で用いられる芳香族燐酸エステル類
(D)としては、市販品を用いても良く、例えば、ヒド
ロキシアルミニウム−ビス[2,2’−メチレン−ビス
(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)フォスフェート]
と炭素数8〜20の脂肪族モノカルボン酸リチウム塩混
合物(旭電化(株)製、商品名アデカスタブNA21)
等が挙げられる。
【0034】本発明で用いられる芳香族燐酸エステル類
(D)の配合量は、ポリプロピレン系樹脂(A)100
重量部に対して、0.01〜2重量部であり、好ましく
は0.05〜1重量部、より好ましくは0.05〜0.
5重量部である。芳香族燐酸エステル類(D)の配合量
が、0.01重量部未満の場合、透明性改良効果が不充
分なことがあり、2重量部を超えた場合、ポリプロピレ
ン系樹脂に対する透明性改良効果は飽和してしまい、不
経済になるだけである。
【0035】本発明の射出成形用ポリプロピレン系樹脂
組成物には、本発明の目的、効果を損なわない範囲で、
他の添加剤、例えば、中和剤、耐侯剤、難燃剤、帯電防
止剤、可塑剤、滑剤、銅害防止剤等を添加してもよい。
【0036】本発明の射出成形用ポリプロピレン系樹脂
組成物の製造方法は、特に制限されることはなく、公知
の方法が挙げられ、例えば、ポリプロピレン系樹脂
(A)、アクリレート系化合物(B)、ジベンジルソル
ビトール類(C)および/または芳香族燐酸エステル類
(D)、さらには必要に応じて添加される前記の各種添
加剤を、タンブラーミキサー、ヘンシェルミキサー、リ
ボンブレンダー等の混合機を用いて混合した後、一軸押
出機、二軸押出機、バンバリーミキサー等で溶融混練し
て均一にする方法が挙げられる。
【0037】本発明の射出成形用ポリプロピレン系樹脂
組成物を用いて得られた射出成形体は、透明性および剛
性が要求される用途分野で使用でき、特に好ましい用途
としては、食品容器、医療容器、コンテナである。
【0038】
【実施例】以下、実施例および比較例により本発明を具
体的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定される
ものではない。実施例および比較例の各項目の物性は、
下記の方法に従って測定した。 (1)極限粘度([η])(単位:dl/g) ウベローデ型粘度系を用いて濃度0.1、0.2および
0.5dl/gの3点について還元粘度を測定した。極
限粘度は、「高分子溶液、高分子実験学11」(198
2年共立出版株式会社刊)第491頁に記載の計算方
法、即ち、還元粘度を濃度に対しプロットし、濃度をゼ
ロに外挿する外挿法によって求めた。溶媒としてテトラ
リンを用い、温度135℃で測定した。
【0039】(2)冷キシレン可溶部(CXS)(単
位:重量%) 試料5グラムを沸騰キシレン500ミリリットルに完全
に溶解させた後、20℃に冷却し、4時間放置した。そ
の後、これを析出物と溶液とにろ別し、ろ液から溶媒を
除去し、残存物を減圧下70℃で乾燥した。乾燥させた
残存物の重量を測定し、含有量を算出した。
【0040】(3)エチレン含有量(単位:重量%) 高分子分析ハンドブック(1985年、朝倉書店発行)
の第256頁「(i)ランダム共重合体」の項に記載の
方法に従ってIRスペクトルを用いて測定した。
【0041】(4)透明性(ヘイズ、単位:%) JIS K7150に従って測定した。試験片には、後
述する射出成形により得られた直径300mm、厚み1
mmの円盤状の射出成形体の中心点から約6cmのとこ
ろを3cm×3cmの正方形に切削したものを使用し
た。ヘイズ値が高いほど、目視では試験片に霞がかかっ
たように白っぽく見え、透明性が低いことを示す。
【0042】(5)曲げ弾性率(FM、単位:MPa) JIS K7203に従って測定した。試験片には、後
述する射出成形により得られたものを使用し、次の条件
で曲げ弾性率を測定した。測定条件 試験片厚み:6.4mm スパン長さ:100mm 荷重速度:2.5mm/分 測定温度:23℃ 曲げ弾性率は剛性の指標であり、曲げ弾性率の値が大き
いほど、剛性に優れることを示す。
【0043】参考例1 (1−1)固体触媒成分(A)の製造 (a)有機マグネシウム化合物の合成 撹拌機、還流冷却器、滴下ロート、温度計を備えた10
00mlのフラスコをアルゴンで置換したのち、グリニ
ャ−ル用削状マグネシウム32.0gを投入した。滴下
ロートにブチルクロリド120gとジブチルエーテル5
00mlを仕込み、フラスコ中のマグネシウムに約30
ml滴下し、反応を開始させた。反応開始後、50℃で
4時間かけて滴下を続け、滴下終了後、60℃で更に1
時間反応を続けた。その後、反応溶液を室温に冷却し、
固形分を濾別し、有機マグネシウム化合物溶液を得た。
得られた有機マグネシウム化合物溶液をサンプリング
し、その溶液中のブチルマグネシウムクロリドを1規定
硫酸で加水分解し、1規定水酸化ナトリウム水溶液で逆
滴定して濃度を決定したところ(指示薬としてフェノー
ルフタレインを使用した。)、濃度は2.1モル/リッ
トルであった。
【0044】(b)固体生成物の合成 撹拌機、滴下ロートを備えた500mlのフラスコをア
ルゴンで置換した後、ヘキサン290ml、テトラブト
キシチタン9.3ml(9.3g、27ミリモル)、フ
タル酸ジイソブチル8.5ml(8.8g、32ミリモ
ル)およびテトラエトキシシラン79.1ml(74.
4g、357ミリモル)を投入し、均一溶液とした。次
に、上記(a)で合成した有機マグネシウム化合物溶液
189mlを、フラスコ内の温度を5℃に保ちながら、
滴下ロートから2時間かけて徐々に滴下した。滴下終了
後、室温でさらに1時間撹拌した後室温で固液分離し、
ヘキサン300mlで3回、トルエン300mlで3回
洗浄を繰り返した後トルエン270mlを加え、固体生
成物スラリーを得た。固体生成物スラリーの一部をサン
プリングし、組成分析を行ったところ固体生成物中には
チタン原子が1.8重量%、フタル酸エステルが0.5
重量%、エトキシ基が30.7重量%、ブトキシ基が
3.3重量%含有されていた。またスラリー濃度は、
0.140g/mlであった。
【0045】(c)エステル処理固体の合成 撹拌機、滴下ロート、温度計を備えた200mlのフラ
スコをアルゴンで置換したのち、上記(b)で得られた
固体生成物スラリーを84ml投入し、更に上澄み液を
12.1mlを抜き取り、フタル酸ジイソブチル7.8
ml(29ミリモル)を加え、95℃で30分反応を行
った。反応後、固液分離し、得られた個体をトルエン5
9mlで2回洗浄した。
【0046】(d)固体触媒成分の合成(活性化処理) 上記(c)で得られた個体の洗浄終了後、フラスコにト
ルエン15.3ml、フタル酸ジイソブチル0.66m
l(2.5ミリモル)、ブチルエーテル1.2ml
(6.9ミリモル)、および四塩化チタン23.4ml
(0.213モル)を加え、95℃で3時間反応を行っ
た。反応終了後、同温度で固液分離した後、同温度でト
ルエン59mlで2回洗浄を行った。次いで、トルエン
12.0ml、ブチルエーテル1.2ml(6.9ミリ
モル)、および四塩化チタン11.7ml(0.106
モル)を加え、95℃で1時間反応を行った。反応終了
後、同温度で固液分離した後、同温度でトルエン59m
lで3回洗浄を行ったのち、ヘキサン59mlで3回洗
浄し、さらに減圧乾燥して固体触媒成分(A)8.1g
を得た。固体触媒成分(A)中には、チタン原子が1.
4重量%、マグネシウム原子20.3重量%、フタル酸
エステルが10.0重量%、ハロゲン原子62.6重量
%含まれていた。また、固体触媒成分(A)を実体顕微
鏡で観察したところ、微粉の無い良好な粒子性状を有し
ていた。
【0047】(1−2)結晶性プロピレン−エチレン共
重合体(PP1)の重合 (a)予備重合 充分に精製したヘキサンを攪拌機付反応器に添加し、系
内を充分に窒素で置換したのち、トリエチルアルミニウ
ム(以下TEAと略す)、シクロヘキシルエチルジメト
キシシラン(以下CHEDMSと略す)および前記参考
例1で得た固体触媒成分(A)を添加し、25℃を維持
しながらプロピレンを2時間にわたって連続的に添加し
て、予備重合体スラリーを得た。
【0048】(b)本重合 攪拌機付き気相流動層重合槽を用いて、重合温度80
℃、重合圧力18kg/cm2G、気相部のエチレン濃
度2.5vol.%、水素濃度を2.7vol.%に保
持できるように、プロピレン、エチレンおよび水素を供
給する条件下で、上記予備重合体スラリー、TEA、C
HEDMS(CHEDMS/TEA=0.31(モル/
モル))を供給しながら連続気相重合を行い、樹脂粉で
ある結晶性プロピレン−エチレン共重合体(PP1)を
得た。得られた結晶性プロピレン−エチレン共重合体
(PP1)は、エチレン含有量が4.4重量%、CXS
が3.5重量%、極限粘度[η]が1.6dl/gであ
った。
【0049】参考例2 (2−1)結晶性プロピレン単独重合体(PP2)の重
合 参考例1の(1−2)(b)本重合において、気相部の
エチレン濃度をゼロに変更し、水素濃度を3.87vo
l.%に変更した以外は、参考例1と同様にして樹脂粉
である結晶性プロピレン単独重合体(PP2)を得た。
得られた結晶性プロピレン単独重合体(PP2)は、C
XSが0.5重量%、極限粘度[η]が1.3dl/g
であった
【0050】実施例1 (1−1)射出成形用ポリプロピレン系樹脂組成物 前記参考例1で得られた結晶性プロピレン−エチレン共
重合体(PP1)80重量部と、参考例2で得られた結
晶性プロピレン単独重合体(PP2)20重量部からな
るポリプロピレン系樹脂粉(合計100重量部)に対し
て、2,4−ジ−t−アミル−6−[1−(3,5−ジ
−t−アミル−2−ヒドロキシフェニル)エチル]フェ
ニルアクリレート(住友化学工業(株)製 スミライザ
ーGS)0.05重量部、および1,3,2,4−ジ
(p−メチルベンジリデン)ソルビトール(商品名:ゲ
ルオールMD、新日本理化(株)製)0.3重量部、さ
らに中和剤としてステアリン酸カルシウム0.05重量
部を配合し、ヘンシェルミキサーで混合した。得られた
混合物を40mm径の単軸押出機(田辺製作所(株)
製)を用いて、設定温度220℃、スクリュー回転数1
00rpmで溶融混練してペレットにした。得られたポ
リプロピレン系樹脂組成物の各成分の配合量を表1に示
した。
【0051】(1−2)射出成形体 下記の装置を用いて、前記(1−1)で溶融混練して得
られたペレットを射出成形して、射出成形体を得た。 装置:住友重機製 ネスタールサイキャップ120t 成形温度:220℃ 金型設定温度:50℃
【0052】(1−3)物性測定 得られた射出成形体を用いて、前記(4)および(5)
のそれぞれの方法に従って、透明性(ヘイズ)と曲げ弾
性率を測定した。得られた測定結果を表2に示した。
【0053】実施例2 実施例1で用いたゲルオールMDを1,3−o−メチル
ベンジリデン2,4−p−メチルベンジリデンソルビト
ール(商品名:ゲルオールDH、新日本理化(株)製)
に変更した以外は、実施例1と同様の方法によって、ペ
レットを得、得られたペレットを射出成形し、得られた
射出成形体を用いて、透明性(ヘイズ)と曲げ弾性率を
測定した。得られたポリプロピレン系樹脂組成物の各成
分の配合量を表1に、得られた測定結果を表2に示し
た。
【0054】実施例3 (3−1)射出成形用ポリプロピレン系樹脂組成物 前記参考例1で得られた結晶性プロピレン−エチレン共
重合体(PP1)80重量部と、参考例2で得られた結
晶性プロピレン単独重合体(PP2)20重量部からな
るポリプロピレン系樹脂粉(合計100重量部)に対し
て、2,4−ジ−t−アミル−6−[1−(3,5−ジ
−t−アミル−2−ヒドロキシフェニル)エチル]フェ
ニルアクリレート(住友化学工業(株)製 スミライザ
ーGS)0.05重量部、およびヒドロキシアルミニウ
ム−ビス[2,2’−メチレン−ビス(4,6−ジ−t
−ブチルフェニル)フォスフェート]と炭素数8〜20
の脂肪族モノカルボン酸リチウム塩混合物(旭電化
(株)製、商品名アデカスタブNA21)0.1重量
部、さらに中和剤としてステアリン酸カルシウム0.0
5重量部を配合し、ヘンシェルミキサーで混合した。得
られた混合物を40mm径の単軸押出機(田辺製作所
(株)製)を用いて、設定温度220℃、スクリュー回
転数100rpmで溶融混練してペレットにした。得ら
れたポリプロピレン系樹脂組成物の各成分の配合量を表
1に示した。
【0055】(3−2)射出成形体 実施例1の(1−2)に記載した装置を用いて、前記
(3−1)で溶融混練して得られたペレットを射出成形
して、射出成形体を得た。
【0056】(3−3)物性測定 前記(3−2)で得られた射出成形体を用いて、前記
(4)および(5)のそれぞれの方法に従って、透明性
(ヘイズ)と曲げ弾性率を測定した。得られた測定結果
を表2に示した。
【0057】実施例4 実施例3で用いたアデカスタブNA21を0.3重量部
に変更した以外は、実施例3と同様の方法によって、ペ
レットを得、得られたペレットを射出成形し、得られた
射出成形体を用いて、透明性(ヘイズ)と曲げ弾性率を
測定した。得られたポリプロピレン系樹脂組成物の各成
分の配合量を表1に、得られた測定結果を表2に示し
た。
【0058】比較例1 実施例1で用いたゲルオールMDをp−t−ブチル安息
香酸アルミニウムに変更し、その配合量を0.1重量部
に変更した以外は、実施例1と同様の方法によって、ペ
レットを得、得られたペレットを射出成形し、得られた
射出成形体を用いて、透明性(ヘイズ)と曲げ弾性率を
測定した。得られたポリプロピレン系樹脂組成物の各成
分の配合量を表1に、得られた測定結果を表2に示し
た。
【0059】比較例2 実施例1で用いたゲルオールMDをp−t−ブチル安息
香酸アルミニウムに変更した以外は、実施例1と同様の
方法によって、ペレットを得、得られたペレットを射出
成形し、得られた射出成形体を用いて、透明性(ヘイ
ズ)と曲げ弾性率を測定した。得られたポリプロピレン
系樹脂組成物の各成分の配合量を表1に、得られた測定
結果を表2に示した。
【0060】
【表1】
【0061】
【表2】
【0062】本発明の要件を満足する実施例1〜4は、
透明性と剛性のバランスに優れた射出成形用ポリプロピ
レン系樹脂組成物およびそれを用いてれ得られた射出成
形体である。これに対して、本発明の要件であるジベン
ジリデンソルビトール類(C)または芳香族燐酸エステ
ル類(D)のいずれも用いなかった比較例1および2
は、透明性が低いものであることが分かる。
【0063】
【発明の効果】以上、詳述したとおり、本発明によっ
て、透明性と剛性の物性バランスに優れた射出成形用ポ
リプロピレン系樹脂組成物およびそれを用いて得られる
射出成形体を得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08K 5/527 C08K 5/527 // B29K 23:00 B29K 23:00 (72)発明者 大川 健一 千葉県市原市姉崎海岸5の1 住友化学工 業株式会社内 Fターム(参考) 4F071 AA20 AC11 AC15 AC19 AF14 AF30 AH05 AH07 AH12 BB05 BC04 BC07 4F206 AA11 AB06 AB14 AB19 JA07 JF02 4J002 BB121 EJ036 EL107 EW048 FD076 FD207 FD208 GB00 GG01 GN00 GQ00

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリプロピレン系樹脂(A)100重量部
    と、下記一般式(I) (式(I)中、R1は炭素数1〜5個からなるアルキル
    基、R2は炭素数1〜8個からなるアルキル基、R3は水
    素原子または炭素数1〜8個のアルキル基及びR4は水
    素原子またはメチル基を表す。)で示されるアクリレー
    ト系化合物(B)0.001〜5重量部と、下記一般式
    (II) (式中、R5〜R14はそれぞれ独立に水素原子、ハロゲ
    ン原子、炭素数1〜8のアルキル基又は炭素数1〜4の
    アルコキシ基を表す。)で示される少なくとも一種のジ
    ベンジリデンソルビトール類(C)0.01〜2重量
    部、および/または下記一般式(III) (式中、R15は炭素数1〜10の2価の炭化水素基を表
    し、R16およびR17はそれぞれ独立に水素原子または炭
    素数1〜10の炭化水素基を表し、lは1または2であ
    る。)で示される少なくとも一種の芳香族燐酸エステル
    類(D)0.01〜2重量部を含むことを特徴とする射
    出成形用ポリプロピレン系樹脂組成物。
  2. 【請求項2】請求項1記載の射出成形用ポリプロピレン
    系樹脂組成物を用いて得られる射出成形体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009120798A (ja) * 2007-10-24 2009-06-04 Japan Polypropylene Corp 医療用プロピレン系樹脂組成物およびその成形品
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