JP2003126980A - レーザ穴加工位置データの補正方法 - Google Patents

レーザ穴加工位置データの補正方法

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JP2003126980A
JP2003126980A JP2001325821A JP2001325821A JP2003126980A JP 2003126980 A JP2003126980 A JP 2003126980A JP 2001325821 A JP2001325821 A JP 2001325821A JP 2001325821 A JP2001325821 A JP 2001325821A JP 2003126980 A JP2003126980 A JP 2003126980A
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hole
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machining
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Hiroshi Yamamoto
宏志 山本
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レーザ穴加工位置データの補正範囲の精度保
証を可変でき、レーザの外的要因で穴加工位置ズレが発
生しているか判断して加工する。 【解決手段】 補正データファイルに測定点位置aのデ
ータを付け、測定点位置a、x方向,y方向絶対ズレ量
b,cを付して補正する範囲を可変とし精度アップの保
証を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加工用レーザ光を
用いて、微小な穴開け加工させる場合において、レーザ
光が目標とする位置で穴加工できるようにしたレーザ穴
加工位置データの補正方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話機に代表される多くの電
子機器が、小型・軽量化・高性能化が求められており、
それに伴い、多層基板の層間接続は、従来のドリルを用
いたスルーホール(全層を貫通する穴)加工方法から、
レーザ光によって回路基板等のシート状の被加工物に穴
加工させる工法が開発された結果、最近は一段と高精度
加工が要求されるようになってきた。
【0003】図4は、従来のレーザ光穴加工装置の構成
を示す要部斜視図である。これは被加工物3における複
数の被加工部4a0,4a1……に、スキャン光学系ミ
ラー2a1,2a2を位置決め制御した後、レーザ光源
MX,MYから出射される穴加工用レーザ光1a,1
b,1cを照射し複数の穴径加工を行うようにしてい
る。即ち加工穴径選択レンズ6a1,6a2のいずれか
を選択駆動部MMで選択(図例では6a1)して、f・
θレンズ5を介して、まず被加工物4a0上の穴加工で
きるエリア(被加工エリア)内に結像させ、その結像位
置にレーザ光1cを照射して穴を開ける。被加工物3
は、必要に応じて被加工部4a1,4a2,4a3の所
定位置について、XY方向へ位置決めするXYテーブル
(図示せず)により位置決めさせる。
【0004】図5は、上述した図4のレーザ光穴加工装
置におけるレーザ穴加工の補正方法を説明する一例図で
ある。
【0005】図5(a)に示すように補正させない状態で
一定距離の間隔を持った例えば1mm(固定データ)格
子上の穴加工(4点M1’〜M4’)を行う。そして図
示しない画像認識装置により、図6のように穴加工させ
た位置の認識を1,2,3……nの順番に行う。
【0006】次に図7のような測定位置x方向位置絶対
ズレ量b1,b2,b3…と、測定位置y方向位置絶対
ズレ量c1,c2,c3…を作成する。
【0007】図8は、レーザ等の外部要因で加工誤差を
含まない加工したい位置P(x,y)を図5に示すレー
ザ穴加工の補正方法で穴加工する基本となる(加工誤差
を含まない)穴加工位置M1,M2,M3,M4が作る
四角形を示すものであり、その各辺に対するPからの垂
線と各辺との交点をA,B,C,Dとしたとき、まず交
点AからDが各辺を分割する比(0<l<1,0<m<
1,0<n<1,0<o<1)を求め、次に、図5に示
すレーザ穴加工の補正方法で穴加工して画像認識装置で
測定したときの補正前の穴加工誤差を含む穴加工位置M
1’,M2’,M3’,M4’が作る四角形と上記で求
めた交点AからDが各辺を分割する比(0<l<1,0
<m<1,0<n<1,0<o<1)を用いて、A’,
B’,C’,D’を求める。このことにより、A’C’
とB’D’が作る直線の交点、即ち補正後の加工位置
P’(x’,y’)を算出することができる。
【0008】つまり、論理位置M1,M2,M3,M4
から求める論理加工位置点Pを求め、図5の補正前のデ
ータM1’,M2’,M3’,M4’を用いて、図7で
作成したズレ量から補正無しの点P’を求めて、論理加
工位置点Pと補正無しの点P’の差分を得れば、それが
補正値となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の補正方法では次のような問題がある。
【0010】即ち、図5(a)から図5(b)に歪補正
テーブルを用い補正させる範囲(例えば64mm角)で
固定され、精度も(1mm角4点補正)固定されており
加工位置の精度アップ、レーザ種類の変更時等に穴加工
位置の精度アップ、レーザ種類の変更時等に穴加工位置
の精度保証ができない。
【0011】また、レーザの外的要因(経時変化)で、
穴加工の位置ズレが発生時、上記のような補正データフ
ァイルの作成を始めから毎回行い複雑な作業かつ多大な
時間がかかる。
【0012】さらに、加工穴径を変更させたい場合、図
4の加工穴径選択レンズ(6a1,6a2)を変えるた
め、穴径が変わる毎に、穴径の補正データファイルが必
要になり精度保証する補正データファイル管理に多大な
時間がかかる、ということである。
【0013】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、補正
される範囲、精度保証を可変にでき、レーザの外的要因
(経時変化)で穴加工の位置ズレが発生しているか判断
させ、補正データファイルに変更を加えるだけでレーザ
穴加工させ、加工穴径を変更させたい場合、光学系が変
わらないので穴径が変わる毎に、穴径の補正データファ
イルを作成しないで1つにすることができ、上記レーザ
穴加工の処理で穴加工位置ズレが発生した場合、補正デ
ータファイルの変更を、精度を落とさないで加工・測定
穴数を減少させて穴加工・測定させることにより、穴加
工ズレ時の精度調整時間を短縮させ高精度に穴加工させ
ることができるレーザ穴加工位置データ補正方法を提供
するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記従来の課題を解決す
るために、本発明のレーザ穴加工位置データ補正方法
は、請求項1に記載したように、可変距離での格子上に
サンプリング穴加工した交点を4点ずつの範囲に分け補
正するようにしたことを特徴とする。
【0015】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
レーザ穴加工位置データの補正方法において、レーザの
外的要因による穴加工位置ズレを判断して補正を加えて
レーザ加工することを特徴とする。
【0016】請求項3に記載の発明は、請求項1記載の
レーザ穴加工位置データの補正方法において、穴径切り
変えによる加工エリア内でのレーザ穴加工の補正を行
い、レーザ穴加工することを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0018】本実施の形態におけるレーザ穴加工位置デ
ータの基本的な補正方法は、以下の通りであって、図1
に示す補正データファイルに測定点位置aのx,y方向
絶対ズレ量b,cのデータを付け、補正される範囲を可
変にさせ、精度アップの保証をする。
【0019】また、補正データファイルを使用した4点
測定補正の穴加工を、図5にて説明したような始めから
の補正データファイル作成作業を行わず、図2に示すよ
うに穴加工数より少ない数で穴加工を行い、穴加工装置
に画像認識装置を取り付けx,y方向のズレ量を認識さ
せ位置ズレが発生しているか判断させ、位置ズレの場
合、補正データファイルに変更を加えて補正させる。
【0020】さらに、加工穴径を変更させたい場合、1
つの補正データファイルで、穴径が変わる毎にオフセッ
ト値分補正データファイルに加えて、穴加工させる。
【0021】このような基本的な考えにより、本実施の
形態によれば、4点補正させる加工・測定範囲を可変に
測定できるようになり、最適な精度を保証させることが
できるようになる。また、外的要因(経時変化)・加工
穴径変更時の、穴加工位置ズレによる複雑な補正データ
ファイルの作成と時間の短縮ができる。
【0022】次に、より具体的に本実施の形態を説明す
る。
【0023】図5(a)のように、補正させない状態で
加工範囲(例えば0.001mmから64mm)において
格子状の穴加工の間隔を可変距離で穴加工させ、図6の
ように画像認識装置で穴加工させた位置1,2,……n
個のズレ量を認識させる。そして、本実施の形態におけ
る補正データファイルの一例図を示す図1のような測定
位置a,測定位置x方向位置絶対ズレ量bと、測定位置
y方向位置絶対ズレ量cの補正データファイルを作成さ
せ、図8のような加工位置P’(x’,y’)を求め補
正させる。
【0024】経時変化による穴加工ズレは光学系による
ものではなく、レーザの経時変化によるもので加工範囲
が全体的に伸びまたは縮みしているため、図2のよう
な、4点補正の穴加工数より少ない、4点補正を行った
穴加工(例えば、121点{全体の加工バラツキ},7
3点{バラツキの大きくなる外周と1つ前の外周}、ま
たは124点{外周の穴加工を増す})を行い、画像認
識装置で加工位置を認識させ、正しい位置で加工されて
いるか否か確認し、位置ズレが発生している場合、図3
のようなBラインとAライン、DラインとCラインの外
周穴加工の論理値X値G・Y値Hと、認識判定結果のX
値の平均値E、Y値の平均値Fを求め、下式(数1)に
より、
【0025】
【数1】X値の伸び係数G’=E/G Y値の伸び係数H’=F/H を求めて、原点位置の穴加工を基準として、現在の補正
データファイルの測定点位置X方向絶対ズレ量,測定点
位置Y方向絶対ズレ量に伸び係数を乗算させ、図8の
P’(x’,y’)を求め、AからDが分割する比(0
<l<1,0<m<1,0<n<1,0<o<1)を用
いて、A’,B’,C’,D’を求め、現在の補正デー
タファイルの測定点位置x方向絶対ズレ量,測定点位置
y方向絶対ズレ量を書き換えて、再度同じ4点補正を行
った穴加工(121点{全体の加工バラツキ}・73点
{バラツキの大きくなる外周と1つ前の外周})を行
い、画像認識装置で加工位置を認識させ、補正されてい
るかを確認させる。
【0026】また、加工穴径を変更させたい場合、図4
の加工穴径選択レンズ6a,6bを切り換えて行う方法
において、レーザの光軸調整に微量のオフセット値が加
わるため、補正データファイルの4点測定補正で、被加
工物の補正を含んだ加工位置P’(x’,y’)を求め
た後、加工穴径切り換えオフセット値を加えた加工位置
P’’(x’+穴径切り換えオフセットX値,y’+穴
径切り換えオフセットY値)の穴加工をさせる。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、4点補正
させる加工,測定範囲を可変に設定できるようになり、
最適な精度保証ができるようになる。
【0028】また、外的要因(経時変化)で、穴加工位
置ズレが発生した場合、毎回補正データファイルを最初
から作成させずに、少ない穴加工と測定で修正が可能に
なり、複雑な補正データファイルの作成と時間の短縮が
できる。
【0029】また、加工穴径変更のための穴加工位置ズ
レを、4点補正加工位置にオフセット値を加える処理を
追加することで、複雑な補正データファイルの作成と時
間の短縮ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における補正データファイ
ルの一例図
【図2】本発明の実施の形態におけるx,y方向のズレ
量から補正データファイルに変更を加えた一例図
【図3】本発明の実施の形態におけるA,B,C,Dラ
インの外周穴加工の論理値、認識測定結果のX値,Y値
の平均値E,Fを示す一例図
【図4】従来のレーザ光穴加工装置の構成を示す要部斜
視図
【図5】従来のレーザ光穴加工の補正方法を説明する一
例図
【図6】画像認識装置で穴加工認識を行う一例図
【図7】測定位置X方向,Y方向位置絶対ズレ量の説明
【図8】外部要因で加工誤差を含まない加工位置P
(x,y)と補正後の加工位置P’(x’,y’)の説
明図
【符号の説明】
1a,1b,1c レーザ光 2a1,2a2 スキャン光学系ミラー 3 被加工物 4a0,4a1,4a2,4a3 被加工部 5 f・θレンズ 6a1,6a2 加工穴径選択レンズ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可変距離での格子上にサンプリング穴加
    工した交点を4点ずつの範囲に分け補正するようにした
    ことを特徴とするレーザ穴加工位置データの補正方法。
  2. 【請求項2】 レーザの外的要因による穴加工位置ズレ
    を判断して補正を加えてレーザ加工することを特徴とす
    る請求項1記載のレーザ穴加工位置データの補正方法。
  3. 【請求項3】 穴径切り変えによる加工エリア内でのレ
    ーザ穴加工の補正を行い、レーザ穴加工することを特徴
    とする請求項1記載のレーザ穴加工位置データの補正方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6087483B1 (ja) * 2016-05-19 2017-03-01 三菱電機株式会社 レーザ加工機、補正値算出装置及びプログラム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6087483B1 (ja) * 2016-05-19 2017-03-01 三菱電機株式会社 レーザ加工機、補正値算出装置及びプログラム
WO2017199410A1 (ja) * 2016-05-19 2017-11-23 三菱電機株式会社 レーザ加工機、補正値算出装置及びプログラム

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