JP2003126955A - 半凝固金属製品の成形方法と成形金型 - Google Patents

半凝固金属製品の成形方法と成形金型

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JP2003126955A JP2001325588A JP2001325588A JP2003126955A JP 2003126955 A JP2003126955 A JP 2003126955A JP 2001325588 A JP2001325588 A JP 2001325588A JP 2001325588 A JP2001325588 A JP 2001325588A JP 2003126955 A JP2003126955 A JP 2003126955A
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Mitsuru Adachi
充 安達
Satoshi Sato
智 佐藤
Takuma Maeda
琢磨 前田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 煩雑な方法をとることなく、半凝固金属を加
圧成形する方法と同方法に使用される金型を提供するこ
とを目的とするものである。 【解決手段】 半凝固金属を載置できる大きさの凹部を
有する下型と上型を設けるとともに、必要に応じてさら
にスライドコアにより形成される空間部に該半凝固金属
を充填して鋳物製品を成形する金型を使用し、固相率が
30%〜99.9%の微細球状結晶を有する半凝固金属
を下型の凹部内に載置し、上型と下型および必要に応じ
てスライドコアの移動により形成される製品空間部に該
半凝固金属を充填する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半凝固金属の成形
方法に係わり、特に金型に半凝固金属を載置して、直接
上型や加圧ピンにより加圧することで高品質成形品を成
形する半凝固金属の成形方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半凝固成形においては、一般的には成形
する金型に液体から温度を低下させて製造した半凝固金
属あるいは固体状態の材料を加熱して製造した半凝固金
属を一旦スリーブに移し、しかる後スリーブ内のチップ
を移動させて成形する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た方法ではいくつかの課題がある。第1にスリーブに挿
入した段階で固液共存状態の金属はスリーブに接触して
急速に熱を奪われるために凝固層が生成しやすい。この
ために、チップの動きに合わせて凝固層が混入しやすく
金型内にメタルを挿入して成形する場合に機械的性質の
ばらつきの原因になりやすい。第2にスリーブ内に残さ
れたビスケット部分と製品までのランナーを加えた製品
以外の部分の全鋳込み重量に対する割合が高い。特に小
型製品の場合にはその割合が高くなる。その結果、製品
価格が高くなる。
【0004】このために、直接金型の中に半凝固金属を
入れて成形することが知られている。しかし、下型に接
触する半凝固金属は同様に凝固層を形成しやすくまた、
特に容器を反転してその中に保持されていた半凝固金属
を下型内に載置して成形する場合、その底部には酸化物
が混入している。
【0005】また、多くの製品によっては、鋳造メタル
が入ってこない鋳抜き部、窓部があるが、型の閉じるに
応じて完全に半凝固金属を該鋳抜き、該窓部に入らない
ようにすることはすでに下型にメタルが載置されている
段階では困難である。
【0006】本発明は、前述した問題点に着目し、煩雑
な方法をとることなく、半凝固金属を加圧成形する方法
と同方法に使用される金型を提供することを目的とする
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために、本発明においては、第1の発明では固相率が
30%〜99.9%の微細球状結晶を有する半凝固金属
を下型の凹部内に載置し、上型と下型および必要に応じ
てスライドコアの移動により形成される製品空間部に該
半凝固金属を充填することとした。
【0008】また、第1の発明を主体とする第2の発明
では、上型の下型への接近に伴って該半凝固金属を圧縮
させて型内に半凝固金属を充填するに際し、該上型に設
けられた空洞部を形成する部位を有する上型凸部と該下
型との間隔を0.5mm〜10mmとし、鋳造後に該空
洞部に相当する部位を切断、切削加工により貫通させる
こととした。
【0009】第1の発明を主体とする第3の発明では、
上下の金型を閉じた後型内に充填した該半凝固金属を加
圧ピンにより圧縮するに際し、該上型に設けられた空洞
部を形成する部位を有する上型凸部と該下型との間隔を
0.5mm〜10mmとし、鋳造後に該空洞部に相当す
る部位を切断、切削加工により貫通させることとした。
【0010】第1または第2の発明を主体とする第4の
発明では、上下型により形成される製品空間部に充填さ
れた半凝固金属の下型凹部の部位を加圧ピンにより局部
加圧し、必要に応じて部位を製品から分離除去するこ
ととした。
【0011】第1、第2または第4の発明を主体とする
第5の発明では、上下型により形成される製品空間部に
充填された半凝固金属の下型凹部の下型接触部位を切削
加工して除去することとした。
【0012】第6の発明では半凝固金属を載置できる大
きさの凹部を有する下型と上型を設けるとともに、必要
に応じてさらにスライドコアにより形成される空間部に
該半凝固金属を充填して鋳物製品を成形する金型であっ
て、空洞部を有する鋳物を製造する場合においては上型
は該鋳物製品の該空洞部に相当する部位の上下型間に
0.5mm〜10mmの空隙を形成するように上型凸部
を有し、しかも、下型凹部に載置した該半凝固金属を型
内充填時、あるいは型内充填後プレス成形が可能な半凝
固金属製品の成形金型構造とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係わる半凝固金属
の成形方法の具体的実施の形態を図面を参照して詳細に
説明する。
【0014】図1は上下の金型を閉じた後下型凹部内に
載置された半凝固金属を加圧ピンにより圧縮して成形す
ることを示す説明図、図2はあらかじめ型が閉じた状態
で下型凹部に半凝固金属を載置した後該金属を加圧ピン
により圧縮して成形することを示す説明図、図3は下型
凹部の半凝固金属を大きい凸部の無い上型が下降して圧
縮して成形することを示す説明図、図4は下型凹部の半
凝固金属を凸部を有する上型が下降して圧縮して成形す
ることを示す説明図、図5は下型とスライドコアにより
構成される金型において下型凹部の半凝固金属を上型が
下降して圧縮して成形することを示す説明図、図6は下
型とスライドコアにより構成される金型において下型凹
部の半凝固金属を上型が下降して圧縮して、その後下型
凹部の部位を局部加圧して同部位を製品から分離除去す
ることを示す説明図、図7は溶湯から半凝固金属を製造
するまでのプロセスの説明図である。
【0015】まず、図1の(1)と(2)を用いて、上
下の金型を閉じた後下型凹部内に載置された半凝固金属
を加圧ピンにより圧縮して成形時の概要を示す。1は上
型、2は下型、3は下型凹部、4は半凝固金属、5は加
圧ピン、6は製品、7はランナー、8はビスケット部、
9はメタルの流入溝、10は上型凸部である。図1
(1)に示すように、両金型1、2が開いた状態(図1
(1))で下型凹部3の中に固相率が30%〜99.9
%の微細球状結晶を有する半凝固金属4を挿入し直ちに
上型1が下降して両金型1、2を閉じる(図1
(2))。
【0016】型閉後、直ちに、加圧ピン5が下降して半
凝固金属4を圧縮する。これにより、下型凹部3の一部
に開けられた流入溝9、ランナー部7を通って半凝固金
属4が型内に充填する。半凝固金属4は、型の内部に充
填されるに当たり、上型凸部10と下型2間の間隙Sを
通過して成形品が成形される。
【0017】図2の(1)と(2)を用いてあらかじめ
両金型が閉じた状態で下型凹部10に固相率が30%〜
99.9%の微細球状結晶を有する半凝固金属4を載置
した後、該金属4を加圧ピン5により圧縮して成形する
時の概要を示す。
【0018】1は上型、2は下型、3は下型凹部、4は
半凝固金属、5は加圧ピン、6は製品、7はランナー
部、8はビスケット部、9はメタルの流入溝、10は上
型凸部である。両金型1、2が閉じた状態(図2
(1))で下型凹部3の中に半凝固金属4を挿入し、直
ちに加圧ピン5が下降して半凝固金属4を圧縮する。
【0019】これにより、下型凹部3の一部に開けられ
た流入溝9、ランナー部7を通って半凝固金属4が型内
に充填する(図2(2))。半凝固金属4は、型の内部
に充填されるに当たり、上型凸部10と下型2間の間隙
Sを通過して成形品が成形される。
【0020】図3を用いて大きい凸部の無い上型が下降
して下型凹部の半凝固金属を大きい圧縮して成形するこ
とを示す。1は上型、2は下型、3は下型凹部、4は半
凝固金属、6は製品である。上型1と下型2が型開した
状態(図3(1))で、下型凹部3の中に固相率が30
%〜99.9%の微細球状結晶を有する半凝固金属4を
載置して、直ちに上型1が下降して半凝固金属4を圧縮
(図3(2))して成形品が成形される。この後、下型
凹部3の下型接触部位を切削加工して除去し、製品6と
なる。
【0021】図4を用いて下型凹部の半凝固金属を上型
が下降して圧縮成形する例を示す。1は上型、2は下
型、3は下型凹部、4は半凝固金属、6は製品、10は
上型凸部である。上型1と下型2が型開した状態(図4
(1))で、下型凹部3の中に固相率が30%〜99.
9%の微細球状結晶を有する半凝固金属4を載置して、
直ちに上型1が下降して半凝固金属4を圧縮(図4
(2))して成形品が成形される。この後、下型凹部3
の下型接触部位を切削加工して除去し、製品6となる。
【0022】図5の(1)、(2)を用いて下型凹部の
半凝固金属を上型が下降して圧縮成形する例を示す。1
は上型、2は下型、3は下型凹部、4は半凝固金属、5
は加圧ピン、6は製品、10は上型凸部、11はスライ
ドコアである。下型2の上面部に放射状に配設された4
片の金型から構成されるスライドコア11を前進させた
状態で、下型2の中心部に位置する下型凹部3の中に固
相率が30%〜99.9%の微細球状結晶を有する半凝
固金属4を載置(図5(1))して、直ちに上型1が下
降して半凝固金属4を圧縮(図5(2))し、必要に応
じて加圧ピン5により下型凹部3の半溶融金属4を圧縮
する。また、上型凸部10と下型の間隙Sを通過して成
形品が成形される。この後、下型凹部3の下型接触部位
を切削加工して除去し、製品6となる。
【0023】図6を用いて下型凹部の半凝固金属を上型
が下降して圧縮して、その後下型凹部の部位を局部加圧
して同部位を製品から分離除去する例を示す。1は上
型、2は下型、3は下型凹部、4は半凝固金属、5は加
圧ピン、6は製品、11はスライドコア、12は下型押
えブロックである。
【0024】下型2の上面部に放射状に配設された4片
の金型から構成されるスライドコア11を前進させた状
態(図6(1))で、下型凹部3の中に固相率が30%
〜99.9%の微細球状結晶を有する半凝固金属4を載
置して、直ちに上型1が下降して半凝固金属4を圧縮
(図6(2))し、必要に応じて加圧ピン5により下型
凹部3の半凝固金属4を局部圧縮(図6(3))し、下
型押えブロック12が下降して同部位を製品6から分離
除去する。また、上型凸部10と下型2の間隙Sを通過
して成形品が成形される。この後、下型凹部3の下型接
触部位を切削加工して除去し、製品6となる。
【0025】(実施例)以下図面に基づいて、本発明の
実施例の詳細について説明する。
【0026】下型2に載置した半凝固金属4を加圧した
場合、下型2に接触して温度が低下して発生した凝固層
が製品6の内部に混在するとともに、容器内で生成され
半凝固金属4の酸化物を固定できないために、製品6の
内部に混在し品質上問題である。また、下型2に載置し
た半凝固金属4を加圧した場合、鋳造製品6の空洞部
(ここでいう空洞部とは、製品の表側から裏側に通じる
貫通孔をいう)の部位の下型2と上型1の初期の間隙に
加圧中に半凝固金属4が入り込み固化するためにプレス
成形してもプレスできないために希望する厚みの寸法の
製品6が得られないことが発生する。
【0026】次に、表1に成形条件と成形体の品質につ
いて示す。
【0027】
【表1】
【0028】用いた合金はAC4CH合金である。合金
組成はAl−7%、Si−0.35%、Mg−0.15
Tiである。半凝固金属4は、実施例1〜4は液相線温
度に対して過熱度を30℃に保持された約1.5kgの
合金を冷却治具を使用することなく直接ステンレスステ
ィールの保持容器14に注湯し、所定の液相率を示す成
形温度まで冷却しつつ、たとえば50%固相率を示す温
度まで約3分間保持することにより得た。
【0029】容器上部、下部にぱ断熱性を有するのセラ
ミックを配置して、容器露出部をエアー16で冷却して
均一な温度の半凝固金属4を得た。実施例5〜10、比
較例1〜5は保持容器の注湯は約7kgである。保持時
間は50%固相率を示す温度まで約5分間保持した。試
験に用いた金型は200℃であり、黒鉛系の水溶性離型
剤を使用した。1.5kgの製品においては、型締め力
350tのマシンを使用し、7kgの製品においては、
型締め力800tのマシンを使用した。
【0030】なお、半凝固金属4について、その製造方
法は限定されるものではなく種々の方法が適用できる。
実施例に用いた方法は、治具を使用せずに直接得る方法
であって、液相線温度に対して過熱度を50℃未満に保
持された結晶微細化剤を含むアルミニウム合金溶湯、ま
たはマグネシウム合金溶湯を冷却治具を使用することな
くラドル13を介して直接保持容器(金属容器14)に
注湯し、溶湯19内に結晶核を発生させ、該結晶核を成
長させて所定の液相率を示す成形温度まで冷却しつつ3
0秒〜30分間保持することにより球状結晶を有する半
凝固金属4を得ることを特徴とし、該半凝固金属20を
容器14より反転して排出することで、型内に載置す
る。
【0031】また、冷却板に溶湯19を接触させて、あ
るいは冷却振動棒を注湯する溶湯19あるいは注湯後も
継続して溶湯19中に浸漬して上記方法と同様に保持容
器内で冷却保持する方法も適用できる。
【0032】また、一旦固化したビレットを加熱した半
溶融金属20も本発明に適用できる。比較例1では、下
型2に凹部がないため、半凝固金属4を載置して加圧し
た場合、下型2に接触して温度が低下して発生した凝固
層が製品6の内部に混在するとともに、容器内で生成さ
れ半凝固金属4の酸化物を固定できないために、同様に
製品6の内部に混在するために品質上問題となった。
【0033】比較例2では、鋳造製品の空洞部(ここで
いう空洞部とは、製品の表側から裏側に通じる貫通孔を
いう)の部位の下型2と上型1の初期の間隙Sが狭いた
めに半凝固金属4が加圧された場合、初期間隙まで圧縮
できずに初期間隙よりも製品6の厚みが厚いために下型
2と上型1の間に隙間Sが発生してバリが吹くことにな
り、目標とする寸法の製品が得られなかった。
【0034】比較例3では製品6の厚みが厚いために、
成形後切削加工する量が多く歩留まりが悪い。比較例4
では固相率が低いために、下型凹部3に半凝固金属4を
載置しても下型凹部3以外のところに半凝固金属4が流
れるために凝固層が生成されやすく、また容器内で生成
され半凝固金属4の酸化物を下型凹部3に固定できない
ために品質上問題であった。
【0035】比較例5では完全に固体であり、しかも温
度が低いために成形が容易でない。一方、実施例1〜1
0では凝固層、酸化物層を一部に集め、必要に応じて切
削加工し、また鋳造製品に空洞部がある製品の成形も可
能であるために、高い品質の製品を得ることができた。
【0036】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明に関わる半凝固金属製品の成形方法では、(1)
下型の凹部に半凝固金属を載置して上型と下型および必
要に応じてスライドコアの移動により形成される製品空
間部に該半凝固金属を充填し、該凹部の半凝固金属が製
品品質に影響する場合は切削加工して下型凹部に接触す
る部位を除去することおよび、(2)空洞部を有する製
品を成形する場合においては、該上型に設けられた空洞
部を形成する部位を有する上型凸部と該下型との間隔を
0.5mm〜10mmとし、鋳造後に該空洞部に相当す
る部位を切断、切削加工により貫通させることにより、
製品内部に凝固層、酸化物層の混入ない高品質の成形体
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】上下の金型を閉じた後下型凹部内に載置された
半凝固金属を加圧ピンにより圧縮して成形することを示
す説明図である。
【図2】あらかじめ型が閉じた状態で下型凹部に半凝固
金属を載置した後該金属を加圧ピンにより圧縮して成形
することを示す説明図である。
【図3】下型凹部の半凝固金属を大きい凸部の無い上型
が下降して圧縮して成形することを示す説明図である。
【図4】下型凹部の半凝固金属を上型が下降して圧縮し
て成形することを示す説明図である。
【図5】下型とスライドコアにより構成される金型にお
いて下型凹部の半凝固金属を上型が下降して圧縮して成
形することを示す説明図である。
【図6】下型とスライドコアにより構成される金型にお
いて下型凹部の半凝固金属を上型が下降して圧縮して、
その後下型凹部の部位を局部加圧して同部位を製品から
分離除去することを示す説明図である。
【図7】溶湯から半凝固金属を製造するまでのプロセス
の説明図である。
【符号の説明】
1 上型 2 下型 3 下型凹部 4 半凝固金属 5 加圧ピン 6 製品 7 ランナー部 8 ビスケット 9 メタル流入溝 10 上型凸部 11 スライドコア 12 下型押えブロック 13 ラドル 14 金属容器 15 断熱材 16 エアー 17 高周波加熱コイル 18 射出スリーブ 19 溶湯 20 半凝固金属
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B22D 27/09 B22D 27/09 A 27/11 27/11 27/20 27/20 Z 29/00 29/00 G 31/00 31/00 A (72)発明者 前田 琢磨 山口県宇部市大字小串沖の山1980番地 宇 部興産機械株式会社宇部機械製作所内 Fターム(参考) 4E093 NA01 NB01 NB10

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固相率が30%〜99.9%の微細球状
    結晶を有する半凝固金属を下型の凹部内に載置し、上型
    と下型および必要に応じてスライドコアの移動により形
    成される製品空間部に該半凝固金属を充填することを特
    徴とする半凝固金属製品の成形方法。
  2. 【請求項2】 上型の下型への接近に伴って該半凝固金
    属を圧縮させて型内に半凝固金属を充填するに際し、該
    上型に設けられた空洞部を形成する部位を有する上型凸
    部と該下型との間隔を0.5mm〜10mmとし、鋳造
    後に該空洞部に相当する部位を切断、切削加工により貫
    通させることを特徴とする請求項1記載の成形方法。
  3. 【請求項3】 上下の金型を閉じた後型内に充填した該
    半凝固金属を加圧ピンにより圧縮するに際し、該上型に
    設けられた空洞部を形成する部位を有する上型凸部と該
    下型との間隔を0.5mm〜10mmとし、鋳造後に該
    空洞部に相当する部位を切断、切削加工により貫通させ
    ることを特徴とする請求項1記載の成形方法。
  4. 【請求項4】 上下型により形成される製品空間部に充
    填された半凝固金属の下型凹部の部位を加圧ピンにより
    局部加圧し、必要に応じて部位を製品から分離除去す
    ることを特徴とする請求項1または請求項2記載の成形
    方法。
  5. 【請求項5】 上下型により形成される製品空間部に充
    填された半凝固金属の下型凹部の下型接触部位を切削加
    工して除去することを特徴とする請求項1、請求項2ま
    たは請求項4記載の成形方法。
  6. 【請求項6】 半凝固金属を載置できる大きさの凹部を
    有する下型と上型を設けるとともに、必要に応じてさら
    にスライドコアにより形成される空間部に該半凝固金属
    を充填して鋳物製品を成形する金型であって、空洞部を
    有する鋳物を製造する場合においては上型は該鋳物製品
    の該空洞部に相当する部位の上下型間に0.5mm〜1
    0mmの空隙を形成するように上型凸部を有し、しか
    も、下型凹部に載置した該半凝固金属を型内充填時、あ
    るいは型内充填後プレス成形が可能な半凝固金属製品の
    成形金型。
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Cited By (3)

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JP2010194549A (ja) * 2009-02-23 2010-09-09 Moriyama Giken:Kk 半凝固金属の成型装置
CN107405682A (zh) * 2014-08-20 2017-11-28 新加坡科技研究局 金属物品形成设备和用于形成金属物品的方法
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