JP2003126824A - 汚泥ゼロの浄化槽と醗酵処理装置 - Google Patents

汚泥ゼロの浄化槽と醗酵処理装置

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JP2003126824A JP2001331613A JP2001331613A JP2003126824A JP 2003126824 A JP2003126824 A JP 2003126824A JP 2001331613 A JP2001331613 A JP 2001331613A JP 2001331613 A JP2001331613 A JP 2001331613A JP 2003126824 A JP2003126824 A JP 2003126824A
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fermentation treatment
sludge
septic tank
chamber
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JP2001331613A
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Kazuo Onodera
和夫 小野寺
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OK BIO KENKYUSHO KK
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  • Filtration Of Liquid (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】汚泥排出をゼロで生ごみを完熟堆肥化できるよ
うにした汚泥ゼロの浄化槽と醗酵処理装置を提供する。 【解決手段】 本発明は、間欠作動する攪拌機2を有
し、複数室1a、1bを持つ醗酵処理槽1と、濾過手段
9を有する浄化槽4とを備え、前記醗酵処理槽1の各室
は破砕機7にて破砕された生ごみAを分岐機8を介して
収容できるようになっており、前記浄化槽4は前記醗酵
処理槽の各室の側壁の穴を通して生ごみより搾水された
水分Bを槽底から受け入れ、前記濾過手段9を通した濾
過水Cを消毒槽11へ流出させるようになっており、か
つ、濾過水Cの一部を汚泥が堆積する槽底へエアーとと
もに噴出させる噴射手段12と、槽底に集積させた汚泥
Dを前記分岐機に戻す返送手段13とを備えたことを特
徴とし、1つの醗酵処理槽で生ごみを醗酵分解している
間に、他の処理槽で完熟堆肥化を進行させるとともに、
醗酵処理槽の各室の側壁を通して搾水された水分は浄化
槽にて濾過して消毒槽を介して排水し、浄化槽の底部に
堆積する汚泥は活性化して醗酵処理槽へ循環返送できる
ように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食品加工工場、レスト
ラン、学校、病院等から出される生ごみ(食品残渣)を
汚泥排出がゼロで完熟堆肥化できる汚泥ゼロの浄化槽と
醗酵処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、生ごみ処理には、少なくとも生
ごみを収納する醗酵処理槽と、該醗酵処理槽内の生ごみ
を間欠的に攪拌する攪拌機と、生ごみを醗酵分解させる
微生物の供給が必要であり、生ごみが収納された槽内で
微生物を増殖させて生ごみの体積を20分の1程度に減
少できるように構成されていた。
【0003】前記微生物は、変温性で好気性の微生物群
であるが、これらの微生物の共生に必要な条件について
は、これまで未解明の部分が多く、酸素不足による腐敗
事故を招くことがあったが、本発明者は中高温で増殖可
能な好気性微生物であるバチルス群の研究を多年にわた
って続けてきた結果、土壌中から取り出した複数の菌
に、発育成分と消臭剤などを加えた特殊複合菌(以下
「OKZ菌」という)を開発し、生ごみ醗酵処理による
資源化の成果を得てきた。
【0004】こうした成果を踏まえる時、生ごみは最早
廃棄物ではなく、有機農業や低公害畜産の発展に貢献す
る有力な武器であり、地球環境を保全しようという気運
の高まりの中で脚光を浴び、家庭、企業、地方公共団体
などにおいて広く導入される兆しをみせている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記生
ごみ醗酵処理において汚泥排出をゼロにして完熟堆肥化
することは不可能とされていた。本発明はこの点を解消
したものである。しかして、本発明の目的とするところ
は、汚泥排出をゼロにして生ごみを完熟堆肥化できるよ
うにした汚泥ゼロの浄化槽と醗酵処理装置を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係る汚泥ゼロの浄化槽と醗酵処理装置は間
欠作動する攪拌機を有し、複数室を持つ醗酵処理槽と、
濾過手段を有する浄化槽とを備え、前記醗酵処理槽の各
室は破砕機にて破砕された生ごみを分岐機を介して収容
できるようになっており、前記浄化槽は前記醗酵処理槽
の各室の側壁の穴を通して生ごみより搾水された水分を
槽底から受け入れ、前記濾過手段を通した濾過水を消毒
槽へ流出させるようになっており、かつ、濾過水の一部
を汚泥が堆積する槽底へエアーとともに噴出させる噴射
手段と、槽底に集積させた汚泥を前記分岐機に戻す返送
手段とを備えたことを特徴とし、1つの醗酵処理槽で生
ごみを醗酵分解している間に、他の処理槽で完熟堆肥化
を進行させるとともに、醗酵処理槽の各室の側壁を通し
て搾水された水分は浄化槽にて濾過して消毒槽を介して
排水し、浄化槽の底部に堆積する汚泥は活性化して醗酵
処理槽へ循環返送できるように構成した。
【0007】また、請求項2に記載の発明は、前記攪拌
機の間欠作動が、10分間作動し、3時間50分間停止
するものであることを特徴とし、空気が過剰になること
を避け、微生物の呼吸熱を奪わないように構成した。
【0008】さらに、請求項3に記載の発明は、前記浄
化槽の濾過手段が、プラスチック繊維層を穴あきプラス
チック板で挟んでなることを特徴とし、醗酵処理槽の各
室の側壁を通して搾水された水分中に浮遊する固形分を
も確実に捕捉できるように構成した。
【0009】さらにまた、請求項4に記載の発明は、前
記噴射手段が、ミクロポンプを利用してなることを特徴
とし、浄化槽の底部に堆積する汚泥をマイナスイオン化
できるように構成した。
【0010】
【発明の実施の態様】次に、本発明の実施の態様を図面
に基いて説明する。図1は本願装置の全体の構成を示す
略示的説明図、図2は醗酵処理槽の側壁の拡大断面図、
図3は濾過手段の略示的断面図である。
【0011】図において、1は生ごみの醗酵処理槽で、
該醗酵処理槽1は複数室1a、1bに分割されている。
これら各室1a、1bには駆動機2aを共通にする攪拌
機2が備えられている。また、前記処理槽1の各室1
a、1bの外底部には室内の温度調整のためのヒーター
1c、1cがそれぞれ別個に制御できるように設けられ
ている。
【0012】前記醗酵処理槽1の各室1a、1bの側壁
には、図2の如く、無数の***1dが設けられ、該***
1dを通して生ごみA中に含まれる水分が搾水されるよ
うになっている。この側壁の***1dは1mmφ程度で
よく、これを通して搾水された水分(未処理水)Bは集
水部材3にて集められ、導管3′を通して浄化槽4内に
その槽底から流入させるようになっている。この槽底へ
の流入は落差を利用してもよく、また、導管3′の途中
にポンプ(図示せず)を設けてもよい。
【0013】前記醗酵処理槽1の各室1a、1bには、
生ごみ投入ホッパー5から投入された生ごみが導管6の
途中に設けた破砕機7にて破砕され、分岐機8にて振り
分けて分岐支管6a又は6bを経て収容されるようにな
っている。
【0014】前記導管6の途中に設けた破砕機7は、ホ
ッパー5から投入された生ごみをほぼ1cm大に破砕で
きる回転式カッター7a、7bを対設してなる。該回転
式カッター7a、7bは、導管6外に備えた駆動機(図
示せず)にて駆動され、破砕したもの(生ごみ)を前記
分岐機8に向けて輸送できる機能を有している。本図面
上では輸送には落差が利用できるようになっているが、
配管が水平又は水平に近くなって落差が利用できない場
合もあるからである。
【0015】前記分岐機8は、前記導管6を流下してき
た生ごみの破砕物を前記醗酵処理槽1の一方の室1a
(又は1b)に振り分けるためのもので、可動羽根8′
を有している。この可動羽根8′の駆動は自動制御手段
であるか手動制御手段であるかは問わない。
【0016】前記攪拌機2の駆動機2aは間欠作動する
ようになっている。具体的には10分間回転し、3時間
50分間停止するように調整されている。これは醗酵処
理槽の各室内に供給される空気が過剰になりすぎること
を避け、微生物の呼吸熱を奪わないようにするために有
効である。また、回転数は1分間に3回転程度のゆっく
りした回転でよい。
【0017】前記浄化槽4の中層には濾過手段9が設け
られている。該濾過手段9は前記醗酵処理槽1の各室の
側壁に設けた***1dを通して生ごみより搾水されて集
水部材3にて集められ、槽底から流入してきた水分(未
処理水)Bが槽上に溢上する間に濾過処理され、槽上よ
り連通管10を経て消毒槽11へ濾過水Cとして流出さ
せることができるようになっている。該濾過水Cは消毒
槽11にて消毒後、最終処理水C′として流出管11a
を通して一般の下水道などへ排水される。
【0018】前記濾過手段9は、醗酵処理槽1の側壁よ
り搾水された未処理水B中に含まれる浮遊物(固形分)
を濾過するためのもので、図3の如く、プラスチック繊
維層9aを、無数の穴9b′を有するプラスチック板9
bにて挟んでなる。この穴あきプラスチック板9bの穴
径は3cm位にし目詰まりがないようにしている。ま
た、プラスチック繊維層9aと穴あきプラスチック板9
bとは生ごみの性質を考慮して複数段に積層構成しても
よい。
【0019】前記浄化槽4には、前記濾過水Cの一部を
取り込み口12aより取り込み、導管12bを介してエ
アーとともに槽底へ噴射させる噴射手段12が備えられ
ている。この噴射手段12による噴流は、未処理水Bに
満たされている浄化槽4の槽底に堆積する汚泥Dを奥側
(噴射手段12の噴射口12cに対向する壁側)に備え
た汚泥集積室13に集積されるようになっている。
【0020】前記噴射手段12はミクロポンプを利用し
て満足できる。即ち、ミクロポンプは前記濾過水Cをエ
ヤーとともにミクロ粒子状に、未処理水Bに満たされて
いる槽底にて噴射させるからマイナスイオンを生成さ
せ、前記汚泥集積室13に集積された汚泥D中に含まれ
る微生物を活性化(約5倍の増殖)させることが実験的
に確認されているからである。
【0021】前記浄化槽4には、更に、前記汚泥集積室
13に集積された汚泥Dを汲み上げて前記分岐機8へ戻
す返送手段14が備えられている。該返送手段14は汲
み上げポンプ(ギヤポンプ)14aの入力端14bを前
記汚泥集積室13に開口し、出力端14cを導管14d
を介して前記分岐機8の上流側に開口してなる。このギ
アポンプ14aを作動させるときは、前記汚泥集積室1
3の入口に設けた開閉シャッター13aを閉じる。これ
は汚泥集積室13に既に集積され、マイナスイオンの作
用により活性化されている微生物が含まれる汚泥Dを前
記分岐機8に返送するためである。
【0022】次に、上記実施の態様にて示した本願装置
の作用について説明する。まず、醗酵処理槽1の各室1
a、1bに、菌床(例えば、米ヌカ10〜15Kgに前
述したOKZ菌をその体積比で1/1000程度混合し
たものを投入し、攪拌機2を廻して攪拌混合しておく。
【0023】次いで、生ごみ投入ホッパー5より生ごみ
(例えば、野菜くず、魚のあら、大豆かす、パン屑、残
飯などの食品残渣)を投入する。該生ごみは導管6の途
中に設けた破砕機7にてほぼ1cm大に破砕され、分岐
機8を経て分岐支管6a(又は6b)から醗酵処理槽1
の一方の室1a(又は1b)に収容される。
【0024】前記醗酵処理槽1の一方の室1a(又は1
b)には、破砕機7で生ごみを破砕したときに発生する
水分をも含めて収容される。しかして、前記菌床(OK
Z菌を含む米ヌカなど)は水分調整材としても機能し、
含水率50%〜60%になるように調整されるが、余剰
水分は醗酵処理槽1の各室1a(又は1b)の側壁に設
けた無数の***1dより搾水されて集水部材3を介して
浄化槽4の槽底に導かれる。
【0025】前記醗酵処理槽1の一つの室1a(又は1
b)内で前記攪拌機2により攪拌されることにより菌床
の温度は徐々に上がり、OKZ菌誘導期を経て生ごみの
温度を50°C前後で持続させる。この過程で必要に応
じて外底部に設けたヒーター1cを働かせることもあ
る。かくして、槽室内の含水率が減少するとともに、生
ごみの体積も大幅に減少する。また、上記過程で必要に
応じ、槽室内の水分量とpHを計測し、アルカリ化のた
めに炭酸カルシウムなどの調整剤を用いることもある。
【0026】一方、前記醗酵処理槽1の側壁より搾水さ
れ、集水部材3にて集められて導管3′を通して浄化槽
4の槽底からに流入した未処理水Bは、濾過手段9によ
り濾過処理され、その濾過水Cは連通管10より消毒槽
11へ流出させ、消毒して下水道へ排水される。そし
て、消毒槽11へ流出させる濾過水Cの一部は噴射手段
(ミクロポンプ)12により取り込まれ、前記浄化槽4
の槽底にエヤーとともに噴射される。
【0027】このミクロポンプによりエヤーとともに噴
射されたミクロ粒子状の噴流中にはマイナスイオンが生
成されるため、前記槽底に連通している汚泥集積室13
に集積される汚泥D中の微生物は活性化される。従っ
て、ギヤポンプ13aにて汲み上げられて分岐機8から
再び前記処理槽1の処理が継続されている一方の室1a
(又は1b)に供給される。この汚泥Dの返送は、醗酵
処理槽1の槽室内部の温度が好気性菌(OKZ菌)の吸
収熱により上昇した結果、乾燥が進んだ生ごみへの水分
の補給としての意味もある。
【0028】かくして、汚泥Dの返送を受けた醗酵処理
槽1の一方の室1a(又は1b)では、堆肥化が進行し
ている生ごみ(破砕物)と、新たに追加された生ごみ
(破砕物)と、返送汚泥の三者が攪拌機2により攪拌混
合され、含水率が再び上昇するようになる。その時の余
剰水分は、再び、醗酵処理槽1の側壁より搾水されて浄
化槽4へと繰り返し導入される。
【0029】しかして、前記処理槽1の一方の室1a
(又は1b)での堆肥化物が一定量に達したならば、前
記分岐機8の可動羽根8′を切り替え、新たな生ごみの
追加分は他方の室1b(又は1a)に供給させる。そし
て他方の室1b(又は1a)において前述したところと
同様の醗酵処理(堆肥化)が進行する。この間には既に
堆肥化している先の室1a(又は1b)でも攪拌機2は
一定のタイミング(10分間作動、3時間50分間停
止)で活動しているから、給水と吸収とが繰り返され
(切り返しの役目)、完熟肥料化に移行する。
【0030】このように、複数の室を持つ醗酵処理槽1
の一つの室で醗酵処理を行うと同時にもう一つの室では
完熟堆肥化処理が行われる。換言すれば、一つの室では
醗酵処理(肥料化)が済めば、続いて完熟肥料化に移行
し、完熟肥料化が済めばそれを取り出して空にし、再
度、醗酵処理(肥料化)に移行する。この作動の切り替
えは、前記分岐機8の可動羽根8′の切り替えのみで行
える。しかも、この間に発生する汚泥は、活性化され、
醗酵処理槽に返送(循環)されて有効に利用されるた
め、外部には一切排出されることはない。
【0031】前述の如く、醗酵処理槽1の一つの室から
取り出された完熟肥料は、ふるい機に掛けられ選別され
て袋詰めされて出荷される。なお、本願装置では生ごみ
(破砕物)は、醗酵処理槽1の一室への投入後、2日目
でその中心内部温度は60〜70°C位となり、3日目
で75°C以上となり、pHも上昇するから、病原菌や
寄生虫又は雑草種子などは完全に死滅する。
【0032】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係る汚泥ゼ
ロの浄化槽と醗酵処理装置は、間欠作動する攪拌機を有
し、複数室を持つ醗酵処理槽と、濾過手段を有する浄化
槽とを備え、前記醗酵処理槽の各室は破砕機にて破砕さ
れた生ごみを分岐機を介して収容できるようになってお
り、前記浄化槽は前記醗酵処理槽の各室の側壁の穴を通
して搾水された水分を槽底から受け入れ、前記濾過手段
を通した濾過水を消毒槽へ流出させるようになってお
り、かつ、濾過水の一部を汚泥が堆積する槽底へエアー
とともに噴出させる噴射手段と、槽底に集積させた汚泥
を前記分岐機に戻す返送手段とを備えたことを特徴とし
ているから、処理槽の1つの室で生ごみの破砕物を醗酵
分解している間に、他の槽室では完熟堆肥化が進行で
き、しかも、処理槽の各室から排出された水分は浄化槽
にて濾過して消毒槽を介して排水するとともに、浄化槽
の底部に堆積する汚泥は活性化して醗酵処理に寄与する
ように返送するから一切外部に排出させることがないと
いう優れた効果を奏するものである。
【0033】また、請求項2に記載の発明は、前記攪拌
機の間欠作動が、10分間作動し、3時間50分間停止
するものであることを特徴としているから、醗酵処理槽
内の空気が過剰になることを避け、微生物の呼吸熱を奪
わず、従って、堆肥化及び完熟堆肥化処理を効率的に行
えるという優れた効果を奏するものである。
【0034】さらに、請求項3に記載の発明は、前記浄
化槽の濾過手段が、プラスチック繊維層を穴あきプラス
チック板で挟んでなることを特徴としているから、前記
浄化槽の濾過手段は、プラスチック繊維層と穴あきプラ
スチック板とを交互に積層してなることを特徴とし、生
ごみの固形分を除去した後に水分中に含まれる固形分を
も確実に補足でき、処理水をより綺麗にできるという優
れた効果を奏するものである。
【0035】さらにまた、請求項4に記載の発明は、前
記浄化槽に備えた噴射手段が、ミクロポンプを利用して
なることを特徴としているから、浄化槽の底部に堆積す
る汚泥をマイナスイオン化でき、活性汚泥の形成に寄与
できるという優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願装置の全体の構成を示す略示的断面図であ
る。
【図2】醗酵処理槽の側壁の拡大断面図である。
【図3】濾過手段の略示的断面図である。
【符号の説明】
1 生ごみの処理槽 1a、1b 処理槽の分割された各室 1c *** 2 攪拌機 2a 駆動機 3 集水部材 3′ 導管 4 浄化槽 5 生ごみ投入ホッパー 6 導管 6a、6b 分岐支管 7 破砕機 7a、7b 回転式カッター 8 分岐機 8′ 可動羽根 9 濾過手段 9a プラスチック繊維層 9b 穴あきプラスチック板 9b′ 穴 10 連通管 11 消毒槽 11a 流出管 12 噴射手段 12a 取り込み口 12b 導管 12c 噴射口 13 汚泥集積室 13a 開閉シャッター 14 返送手段 14a 汲み上げポンプ(ギヤポンプ) 14b 入力端 14c 出力端 14d 導管 A 生ごみ(破砕物) B 生ごみより搾水された水分(未処理水) C 濾過水 C′ 最終処理水 D 汚泥
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C02F 11/02 B01D 23/10 C Fターム(参考) 4D004 AA03 BA04 CA04 CA19 CA35 CB05 CB12 CB28 CB32 CB42 CC07 CC12 DA09 DA13 4D019 AA03 BA13 BB13 CB04 4D028 AB00 AC00 BC03 BC17 BC24 BD12 BD17 4D041 AA21 BB06 BB10 BB21 CB04 4D059 AA07 BA22 BA28 BA56 BE02 BE13 BE34 BE35 BE51 BF14 BF15 BJ03 BJ14 CC01 DA03 DA38 EA01 EA05 EB16

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 間欠作動する攪拌機を有し複数室を持つ
    醗酵処理槽と、濾過手段を有する浄化槽とを備え、前記
    醗酵処理槽の各室は破砕機にて破砕された生ごみを分岐
    機を介して収容できるようになっており、前記浄化槽は
    前記醗酵処理槽の各室の側壁の穴を通して生ごみより搾
    水された水分を槽底から受け入れ、前記濾過手段を通し
    た濾過水を消毒槽へ流出させるようになっており、か
    つ、濾過水の一部を汚泥が堆積する槽底へエアーととも
    に噴出させる噴射手段と、槽底に集積させた汚泥を前記
    分岐機に戻す返送手段とを備えたことを特徴とする汚泥
    ゼロの浄化槽と醗酵処理装置。
  2. 【請求項2】 前記攪拌機の間欠作動が、10分間作動
    し、3時間50分間停止するものであることを特徴とす
    る請求項1に記載の汚泥ゼロの浄化槽と醗酵処理装置。
  3. 【請求項3】 前記浄化槽の濾過手段が、プラスチック
    繊維層を穴あきプラスチック板で挟んでなることを特徴
    とする請求項1又は2に記載の汚泥ゼロの浄化槽と醗酵
    処理装置。
  4. 【請求項4】 前記噴射手段が、ミクロポンプを利用し
    てなることを特徴とする請求項1〜3のうちの1に記載
    の汚泥ゼロの浄化槽と醗酵処理装置。
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