JP2003122857A - 診療施設選定システム - Google Patents

診療施設選定システム

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JP2003122857A
JP2003122857A JP2001314733A JP2001314733A JP2003122857A JP 2003122857 A JP2003122857 A JP 2003122857A JP 2001314733 A JP2001314733 A JP 2001314733A JP 2001314733 A JP2001314733 A JP 2001314733A JP 2003122857 A JP2003122857 A JP 2003122857A
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medical
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JP2001314733A
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Kenji Kawachi
健治 河内
Ryuji Nagai
隆二 永井
Shizuya Nagata
鎮也 永田
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Dainippon Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 患者に適した搬送先の病院を正確かつ迅速に
選定することのできるシステム及びその方法を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 生体データ測定送信装置100は、測定
した心電流を心電図データとして記録、送信する。生体
データ受信装置300は、心電図データを受信し、その
心電図データを基準にして重篤度を自動判断する。生体
データ受信装置300は、重篤度の自動判断により、患
者の搬送先病院の候補を選定し、その病院にアクセスし
て病院のICUの稼動状況をチェックして患者受け入れ
可能か否かを判断する。生体データ受信装置300は、
患者受け入れ可能であると判断した病院を、搬送先病院
として選定し、搬送先病院データとして生体データ測定
送信装置100に対して送信する。生体データ測定送信
装置100は、搬送先病院データを受信して、そのデー
タに基づいて搬送ルートを選定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、診療施設選定シ
ステム及びその方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、心電図データ等を救急現場から医
療現場へ送信するシステムがある。このシステムでは、
例えば救急車内で心電図データを取得した場合、そのデ
ータは、通信回線を用いて搬送先の病院に送信され、病
態診断に利用される。
【0003】さらに、そのような心電図データ等の送受
信を通じて特定の地域内の病院や救急車に対して迅速な
指示を与える目的で、指令センターを備えたシステムも
運営されている。このシステムでは、救急の対象者が、
システム上に登録された心疾患等の特定の患者である場
合に、指令センターが、救急者側に対して専門の病院に
搬送するように指示を行うこととしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
システムでは、心疾患等の特定の患者であるか否かを判
断するために、患者に対して、患者識別コードや疾患情
報を記録したカード等を常時携帯させる必要があり、ま
た、心疾患の患者であっても、カードを携帯していなけ
れば適切な病院へ搬送するための判断が遅れてしまう、
という問題があった。
【0005】この発明は、上記のような問題に鑑みて、
患者に適した搬送先の病院を正確かつ迅速に選定するこ
とのできるシステム及びその方法を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段および発明の効果】1)本
発明の診療施設選定システムは、データ送信装置と、こ
のデータ送信装置と通信回線で接続されるデータ受信装
置とを備えることによって、生体信号データの送受信を
行うとともにその生体信号が測定された生体に適した診
療施設を選定する診療施設選定システムであって、前記
データ送信装置は、生体信号データを記録する生体信号
データ記録手段、前記生体信号データを送信する生体信
号データ送信手段、前記生体に適した診療施設に関する
診療施設情報を受信する診療施設情報受信手段、を備え
ており、前記データ受信装置は、前記生体信号データを
受信する生体信号データ受信手段、前記生体に適した診
療施設の選定のための選定基準情報を前記生体信号デー
タに基づいて解析する選定基準情報解析手段、前記選定
基準情報に基づいて、あらかじめ記録した診療施設候補
情報の中から前記生体に適した診療施設を選定する診療
施設選定手段、前記選定された診療施設に関する前記診
療施設情報を送信する診療施設情報送信手段、を備えた
ことを特徴としている。
【0007】これにより、前記データ送信装置は、前記
生体に適した診療施設に関する情報を迅速に取得するこ
とができる。したがって、前記患者は、その病態に応じ
た診療施設において適切な診断、治療を迅速に受けるこ
とができる。
【0008】また、前記診療施設選定手段は、前記選定
基準情報に基づいて診療施設を判断するのであるから、
迅速かつ正確な選定処理を行うことができる。
【0009】8)本発明の前記データ受信装置は、さら
に、前記診療施設の稼動状況に関する診療施設稼動情報
を取得する診療施設稼動情報取得手段、を備えており、
前記診療施設選定手段は、前記選定基準情報と前記診療
施設稼動情報とに基づいて前記診療施設を選定すること
を特徴としている。
【0010】これにより、前記診療施設選定手段は、前
記患者の病態に適しており、かつ、その診療施設の稼動
状況、すなわち、その患者を受け入れ可能か否かに基づ
いて、前記診療施設を選定することができる。したがっ
て、前記患者は、受け入れ可能な診療施設において、そ
の病態に応じた適切な診断、治療を受けることができ
る。
【0011】9)本発明の前記データ送信装置は、さら
に、前記診療施設選定情報に記録された診療施設の位置
情報と前記データ送信装置の位置情報とに基づいて、そ
の診療施設までの経路を選定して表示する経路選定表示
手段、を備えたことを特徴としている。
【0012】これにより、前記データ送信装置の操作者
は、前記患者を迅速に前記診療施設に搬送するための経
路を把握することができ、搬送のための最適な経路を自
ら判断する時間の無駄を省くことができる。したがっ
て、前記患者は、より迅速に診療施設に搬送され、有効
な救急医療を受けることができる。
【0013】10)本発明の前記データ受信装置は、さ
らに、前記生体信号データ受信手段が受信した生体信号
データを、前記診療施設選定手段が選定した診療施設に
対して送信する選定診療施設用生体信号データ送信手
段、を備えたことを特徴としている。
【0014】これにより、前記診療施設は、前記データ
送信装置が前記患者を搬送する以前に、その患者の生体
信号データを取得することができる。したがって、前記
データ送信装置は、前記データ受信装置に送信した生体
信号データを再び前記診療施設に対して送信する必要が
なく、データ送受信の時間を短縮することができる。ま
た、前記診療施設は、前記患者が搬送される前に、あら
かじめその患者に適した診断、治療の準備をしておくこ
とができる。
【0015】12)本発明の前記生体信号データは、心
電図に関連するデータを含んでおり、前記選定基準情報
は、前記生体の重篤度に関連する情報を含んでいること
を特徴としている。
【0016】これにより、前記患者は、その患者の循環
器の病態の程度に対応可能な診療施設において、迅速に
診断、治療を受けることができる。
【0017】13)本発明の前記選定基準情報解析手段
は、前記心電図に関連するデータに基づいて、少なくと
も、前記生体の心拍数の異常、または、前記心電図のS
Tトレンドの異常、または、前記心電図のQ波の異常、
のいずれかを、前記生体の重篤度に関連する情報として
解析すること、を特徴としている。
【0018】これにより、前記選定基準情報解析手段
は、前記患者の心電図から解析される循環器の重篤度を
正確に判断することができる。したがって、前記データ
受信装置は、前記患者の循環器の病態の程度に対応可能
な診療施設を迅速かつ正確に選定することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明に係る診療施設選定システ
ムの実施形態を説明する。本実施形態は、救急車側で得
られた患者の心電図データを指令センター側に送信し、
指令センター側が、その患者に適切な搬送先病院を選定
してその情報を救急車側に送信する、という処理を例示
するものである。本実施形態によれば、救急の初期段階
において、患者に適切な搬送先病院を選定することがで
き、医療活動を迅速かつ正確に行うことができる。
【0020】以下、まず始めに本実施形態のシステム概
略、各装置のハードウェア構成等、特許請求の範囲に記
載した用語と実施形態との対応を説明し、次に、実施形
態の説明を行う。 目次 1.システム概略 2.ハードウェア構成 3.特許請求の範囲に記載した用語と実施形態との対応 4.実施形態による患者搬送先病院選定処理の説明 5.実施形態による効果 6.その他の実施形態等 −−−−−−− 1.システム概略 本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。本発明に
係る診療施設選定システムとしての患者搬送先病院選定
システムは、図1に示すように、互いに通信可能な、生
体データ測定送信装置100と生体データ受信装置30
0とによって構成される。
【0021】生体データ測定送信装置100は、患者の
心電流を測定し、心電流を心電図として表示するための
心電図データに変換して送信する処理を行うものであ
る。この装置は、主に救急現場で使用される装置であ
り、本実施形態では救急車150内で使用されることと
している。なお、心電流は、患者の身体の2点間におけ
る心電位差を測定することによって間接的に測定される
ものである。したがって、本実施形態における「心電流
を測定」、「心電流を心電図として表示」等の表現は、
心電位の測定、心電位を心電図として表示等する概念を
含む。
【0022】生体データ受信装置300は、生体データ
測定送信装置100が送信するデータを受信し、救急車
150に搬送された患者に適した病院を選定する処理を
行うものである。生体データ受信装置300は、さら
に、一定の地域内に存在する病院のICUの稼動状況等
に関するデータを取得するために、A病院400、B病
院500、C病院600の各ICUの装置と通信回線で
接続されており、本実施形態では指令センター350内
に設置されることとしている。
【0023】2.ハードウェア構成 2−1.生体データ測定送信装置100 図2は、生体データ測定送信装置100のハードウェア
構成の一例である。生体データ測定送信装置100は、
ECG電極12、増幅アンプ13、A/D変換14、C
PU10、Flash−ROM11(フラッシュメモリ
等の、記憶したデータを電気的に消去できる書き換え可
能な読み出し専用メモリ、以下、F−ROM11とす
る)、メモリ16、モニタコントローラ18、通信機1
7を備えている。また、生体データ測定送信装置100
は、モニタ15、カーナビゲーションシステム19に接
続されている。
【0024】ECG電極12は、患者の心電流を測定す
る電極である。増幅アンプ13は、ECG電極12によ
って得られた心電流を増幅するものである。CPU10
は、得られた心電流を心電図として表せるような心電図
データに変換する処理、心電図データ送信等のほか、生
体データ測定送信装置100全体を制御する。F−RO
M11は、生体データ測定送信装置100を制御するた
めのプログラムを記録する。メモリ16は、CPU10
のワーク領域等を提供する。モニタコントローラ18
は、ユーザの操作に応じてモニタ15の表示画面を制御
する。通信機17は、生体データ受信装置300に接続
するためのものである。
【0025】2−2.生体データ受信装置300 図3は、生体データ受信装置300のハードウェア構成
の一例である。生体データ受信装置300は、ハードデ
ィスク34、ディスプレイ36、CPU30、メモリ3
8、キーボード35、通信回路32を備えている。CP
U30は、生体データ受信装置300全体を制御する。
ハードディスク34は、生体データ受信装置300を制
御するためのプログラムと、受信した心電図データ、病
院リストデータベース33とを記録する。通信回路32
は、生体データ測定送信装置100、A病院400、B
病院500、C病院600と接続するためのものであ
る。メモリ38は、CPU30のワーク領域等を提供す
る。
【0026】生体データ測定送信装置100、生体デー
タ受信装置300のオペレーティングシステム(OS)
は、それぞれ、マイクロソフト社のWindows(登
録商標)CE、Windows(登録商標)2000を
用いる。
【0027】3.特許請求の範囲に記載した用語と実施
形態との対応 特許請求の範囲に記載した用語と実施形態との対応は以
下の通りである。
【0028】「データ送信装置」は、図1の生体データ
測定送信装置100に対応し、「データ受信装置」は、
図1の生体データ受信装置300に対応する。「診療施
設」は、図1のA病院400、B病院500、C病院6
00に対応する。
【0029】「生体信号データ」は、心電図データに対
応し、「生体信号データ記録手段」は、図6ステップS
603で示す生体データ測定送信装置100のCPU1
0が行う処理に対応する。「生体信号データ送信手段」
は、図6ステップS605で示すCPU10が行う処理
に対応する。「診療施設情報」は、図6ステップS67
3で示す生体データ受信装置300のCPU30によっ
て送信される情報に対応する。「診療施設情報受信手
段」は、図6ステップS607で示すCPU10が行う
処理に対応する。
【0030】「生体信号データ受信手段」は、図6ステ
ップS651で示す生体データ受信装置300のCPU
30が行う処理に対応する。「選定基準情報」は、図6
ステップS655で示すCPU30が行う解析処理によ
って得られる情報に対応する。「選定基準情報解析手
段」は、図6ステップS655で示すCPU30が行う
処理に対応する。
【0031】「診療施設候補情報」は、図3の生体デー
タ受信装置300のハードディスク34に記録された病
院リストデータベース33に対応する。「診療施設選定
手段」は、図6ステップS671で示す生体データ受信
装置300のCPU30が行う処理に対応する。「診療
施設情報送信手段」は、図6ステップS673で示すC
PU30が行う処理に対応する。
【0032】「診療施設稼動情報」は、図6ステップS
661、667で示す生体データ受信装置300のCP
U30が行う処理によって得られる情報に対応する。
「診療施設稼動情報取得手段」は、図6ステップS66
1、667で示すCPU30が行う処理に対応する。
「経路選定表示手段」は、図6ステップS609、61
1で示す生体データ測定送信装置100のCPU10が
行う処理に対応する。
【0033】4.実施形態による患者搬送先病院選定処
理の説明 実施形態では、救急車150内の生体データ測定送信装
置100と、指令センター350内の生体データ受信装
置300との間で心電図データの送受信を行い、指令セ
ンター350側が、救急車150側に対して、患者に適
した搬送先病院を指示する例を示す。生体データ測定送
信装置100と生体データ受信装置300との間、及
び、生体データ受信装置300とA病院400等との間
の通信は、無線通信による。
【0034】心電図データは、心電図を表示するための
データを、測定時間1秒単位毎にパケット化したもので
ある。また、心電図データのサンプリング周波数は、2
50Hzとしている。
【0035】以下、患者搬送先病院選定処理の概要を図
4を参照しながら説明し、続いて、各装置の処理の内容
を図6のフローチャートを参照しながら説明する。
【0036】図4に示すように、生体データ測定送信装
置100は、測定した心電流を心電図データとして記録
し(記号1)、その心電図データを生体データ受信装置
300に送信する(記号2)。生体データ受信装置30
0は、心電図データを受信し(記号3)、その心電図デ
ータを基準にして重篤度を自動判断する(記号4)。こ
の重篤度の判断については、後述する。
【0037】生体データ受信装置300は、重篤度の自
動判断により、患者の搬送先病院の候補を選定し、その
病院にアクセスして病院のICUの稼動状況をチェック
して患者受け入れ可能か否かを判断する(記号5)。生
体データ受信装置300は、患者受け入れ可能であると
判断した病院を、搬送先病院として選定し、搬送先病院
データとして生体データ測定送信装置100に対して送
信する(記号7)。
【0038】生体データ測定送信装置100は、搬送先
病院データを受信して(記号8)、そのデータに基づい
て搬送ルートを選定する(記号9)。
【0039】以上の処理により、生体データ測定送信装
置100を備えた救急車150のユーザ(救急救命士
等)は、救急医療の初期段階において、患者に適した搬
送先を迅速かつ正確に把握することができ、有効な救急
医療を行うことができる。
【0040】次に、実施形態による各装置の処理を、図
6のフローチャートに基づいて説明する。生体データ測
定送信装置100のCPU10は、図6のフローチャー
トに従って心電図データの測定、送信処理を行い、生体
データ受信装置300のCPU30は、図6のフローチ
ャートに従って心電図データの受信、患者搬送先病院選
定処理を行う。
【0041】生体データ測定送信装置100のCPU1
0は、患者に身体に取り付けられたECG電極12及び
増幅アンプ13を介して心電流を測定する(ステップS
601)。心電流測定の条件設定等は、CPU10が患
者の状況等を判断して自動設定を行う。自動設定として
は、例えば、A/D変換14から出力されるデータの絶
対値(すなわち測定値)が小さい場合に、CPU10
が、データ値に所定の演算(例えばn倍)を施すことに
より所定の絶対値を得るようにしたり、また、ECG電
極12の着け方に誤りがあるため出力波形の正負が反転
している場合に、CPU10が、出力波形データの反転
を行う処理等が該当する。
【0042】CPU10は、測定した心電流を、心電図
として表示するための心電図データにパケット化してメ
モリ16に記録する(ステップS603)。CPU10
は、心電図データを、指令センター350内に備えられ
た生体データ受信装置300に対して送信する(ステッ
プS605)。
【0043】指令センター350に備えられた生体デー
タ受信装置のCPU30は、心電図データを受信したか
否かを判断し(ステップS651)、受信したと判断す
れば、心電図データをメモリ38に記録する(ステップ
S653)。CPU30は、記録した心電図データに基
づいて搬送先病院選定基準データを解析する(ステップ
S655)。
【0044】図5に、心電図データから解析される搬送
先病院選定基準データを例示した。図5に示すように、
本実施形態では、生体データに基づく2つの搬送先病院
選定基準データを利用している。1つ目のデータは、特
許請求の範囲に記載した「心電図のSTトレンドの異
常」に対応する、心電図データから演算されるSTトレ
ンドの0.1mV以上の上昇が1分以上あるか否かを判
断するデータであり、2つ目のデータは、特許請求の範
囲に記載した「心拍数の異常」に対応する、心拍数が1
80/分以上または30/分以下であるか否かを判断す
るデータである。これらの基準のいずれかに該当すれ
ば、その患者は、循環器専門病院での診断、治療が必要
であると判断され、CPU30は、循環器専門病院を自
動選定し、候補となる循環器専門病院にアクセスして病
院のICUの稼動状況を自動取得することとしている。
【0045】生体データ受信装置300のCPU30
は、上述した搬送先選定基準データの解析に基づいて、
循環器専門病院への搬送基準に適合するか否かを判断す
る(ステップS657)。CPU30は、循環器専門基
準に適合すると判断すれば、ハードディスク34に記録
されている病院リストデータベース33より、循環器専
門病院を選択し(ステップS659)、選択した病院に
アクセスして稼動状況を確認する(ステップS66
1)。CPU30は、選択した病院が受け入れ可能か否
かを判断し(ステップS663)、受け入れ可能でなけ
ればステップS659からの処理を繰り返し、別の循環
器専門病院を選択して同様の処理を行う。一方、受け入
れ可能であれば、CPU30は、その選択した病院を搬
送先病院として選定する(ステップS671)。
【0046】CPU30は、ステップS657におい
て、循環器専門病院への搬送基準に適合しないと判断す
れば、ハードディスク34に記録されている病院リスト
データベース33より、循環器専門病院以外の病院を選
択し(ステップS665)、選択した病院にアクセスし
て稼動状況を確認する(ステップS667)。CPU3
0は、選択した病院が受け入れ可能か否かを判断し(ス
テップS669)、受け入れ可能でなければステップS
665からの処理を繰り返し、別の循環器専門病院を選
択して同様の処理を行う。一方、受け入れ可能であれ
ば、CPU30は、その選択した病院を搬送先病院とし
て選定する(ステップS671)。
【0047】図8に、病院リストデータベース33の構
成を示す。病院リストデータベース33は、本システム
が運営される地域内に存在する病院名を記録するカラム
と、各病院の科目名を記録するカラムとを有している。
【0048】CPU30は、以上の処理により選定した
搬送先病院に関する情報(病院名、科目名等)を、搬送
先病院データとして生体データ測定送信装置100に対
して送信し(ステップS673)、処理を終了する。
【0049】なお、ステップS661、S667の稼動
状況の確認処理は、A病院400、B病院500、C病
院600のそれぞれに、生体データ測定送信装置100
または生体データ受信装置300と同様の装置を備えて
おき、CPU30が、各装置の稼動状況を自動的に判断
するようにすればよい。その他、CPU30は、病院の
ICUに備えられている医療装置の稼動状況をチェック
するようにしてもよい。
【0050】生体データ測定送信装置100のCPU1
0は、生体データ受信装置300から搬送先病院データ
を受信するか否かを判断し(ステップS607)、受信
したと判断すれば、救急車150の現在位置から搬送先
病院までのルートを選定する(ステップS609)。搬
送先病院までのルートの選定は、CPU10が、カーナ
ビゲーションシステム19を利用することによって行わ
れる。CPU10は、生体データ受信装置300によっ
て選定された搬送先病院とともに、選定したルートをモ
ニタ15に表示し(ステップS611)、処理を終了す
る。
【0051】ステップS609の搬送先病院までのルー
トの選定は、本実施形態においては、一般的なカーナビ
ゲーションシステムによって行うこととしている。具体
的には、カーナビゲーションシステムは、救急車150
の位置を全地球測位システム(GPS)で判断し、道路
交通情報通信システム(Vehicle Inform
ation and Communication S
ystem(VICS))で得られる一般路の渋滞情
報、現在地からの所要時間、交通規制等の情報を総合的
に判断しつつ、救急車150の位置から搬送先病院まで
の経路を自動ルート探索してルート表示処理を行う。
【0052】以上の処理により、生体データ測定送信装
置100を備えた救急車150は、搬送する患者を、そ
の患者の重篤度に適した病院に迅速に搬送することがで
きる。
【0053】ここで、上述の処理中における生体データ
測定送信装置100のモニタ15に表示される画面例を
図7に示す。
【0054】図7Aは、生体データ測定送信装置100
のCPU10が、心電図データの送信処理を行っている
状態での(図6ステップS605参照)、モニタ15の
画面例である。モニタ15には、“心電図”と、心電図
データより算出される“心拍数”とが表示される。“心
拍数”は、心電図におけるRR間隔の秒数を演算し、6
0/RR(秒)を求めることによって得られる。
【0055】図7Bは、CPU10が、搬送先病院まで
のルート選定を行っている状態での(図6ステップS6
09)、モニタ15に表示される画面例である。ここで
は、“搬送先病院”として、“A病院”が選定されてお
り、A病院までのルート検索処理が行われている。
【0056】図7Cは、CPU10が、ルート表示処理
を行っている状態での(図6ステップS611参照)、
モニタ15に表示される画面例である。画面には、救急
車150の現在位置からA病院までのルートと、所要時
間が表示されている。
【0057】なお、図6ステップS655における、心
電図データから解析される搬送先病院選定基準データ
は、上記のものに限らず、その他のデータとして、
(1) 1分以上続く異常Q波(特許請求の範囲に記載
した「心電図のQ波の異常」に対応)、(2) P波や
T波が消失し、ノコギリ波状の波形が続く心室細動や心
室粗動、(3) 第3度(完全)房室ブロックで心拍数
30/分以下、(4) 3連波以上の心室期外収縮、
(5) 1:1伝導の心房粗動、のいずれかの基準に該
当するか否か、というデータを挙げることができる。た
だし、上記の基準は、心電図データから解析される搬送
先病院選定基準の一例であり、これらに限定されるもの
ではない。
【0058】また、心電図データ測定中の患者の動作等
によっては、心電図波形中に異常な周期を有するノイズ
が生じてしまい、図6ステップS655において搬送先
選定基準データの解析が正確に行われ難い場合も多い。
そのようなノイズを除外して正確なデータをとる方法と
して、例えば、特開平6−261871に開示されてい
る技術を利用してもよい。
【0059】5.実施形態による効果 本実施形態では、生体データ測定送信装置100は、救
急車150が搬送する患者に適した搬送先病院データを
迅速に取得することができる(図6ステップS607参
照)。したがって、患者は、その病態に応じた病院にお
いて適切な診断、治療を迅速に受けることができる。
【0060】また、指令センター350の生体データ受
信装置300のCPU30は、搬送先選定基準データの
解析によって搬送先病院を判断するのであるから(図6
ステップS655)、迅速かつ正確な選定処理を行うこ
とができる。
【0061】本実施形態では、CPU30は、選択した
病院が患者を受け入れ可能か否かを判断したうえで、搬
送先病院の選定を行っている(図6ステップS661、
663、667、669)。したがって、本実施形態に
よって、患者は、受け入れ可能な病院において、その病
態に応じた適切な診断、治療を受けることができる。
【0062】本実施形態では、CPU30は、心電図デ
ータに基づいて搬送先選定基準データを解析することと
している(図6ステップS655)。これにより、患者
は、その患者の循環器の病態の程度に対応可能な病院に
おいて、診断、治療を受けることができる。
【0063】本実施形態では、生体データ測定送信装置
100のCPU10は、搬送先病院までのルートを選定
し、ディスプレイに表示することとしている(図6ステ
ップS609、611)。これにより、生体データ測定
送信装置100のユーザは、患者を迅速に病院に搬送す
るためのルートを把握することができ、搬送のための最
適なルートをユーザ自ら判断する時間の無駄を省くこと
ができる。したがって、患者は、より迅速に病院に搬送
され、有効な救急医療を受けることができる。
【0064】本実施形態では、図5に示すように、搬送
先病院選定基準データとして、心電図データから演算さ
れる、STトレンドの0.1mV以上の上昇が1分以上
あるか否かを判断するデータと、心拍数が180/分以
上または30/分以下であるか否かを判断するデータと
を利用している。これにより、生体データ受信装置30
0のCPU30は、患者の循環器に関する重篤度を正確
に判断することができる。したがって、生体データ受信
装置300は、患者の循環器の病態の程度に対応可能な
搬送先病院を迅速かつ正確に選定することができる。
【0065】6.その他の実施形態等 生体データ受信装置300は、搬送先病院の選定をする
だけでなく、受信した心電図データを、その選定した搬
送先病院に送信するようにしてもよい。具体的には、図
6ステップS673の前後において、CPU30は、選
定した病院に対して、ステップS651で受信した心電
図データの転送処理を行う(特許請求の範囲に記載した
「選定診療施設用生体信号データ送信手段」に対応)。
これにより、選定された病院は、救急車150が患者を
搬送する以前に、その患者の心電図データを取得するこ
とができる。したがって、生体データ測定送信装置10
0は、図6ステップS605において生体データ受信装
置300に送信した心電図データを再び搬送先病院に対
して送信する必要がなく、心電図データ送受信の時間を
短縮することができる。また、搬送先病院は、患者が搬
送される前に、あらかじめその患者に適した診断、治療
の準備をしておくことができる。
【0066】図6ステップS605において、生体デー
タ測定送信装置100のCPU10は、心電図データを
送信することとしているがこれに限られるものではな
い。その他の実施形態として、CPU10は、血圧、血
中酸素飽和度、患者がどのような状況で救急車150に
運ばれてきたか等の患者の状況を表す情報を送信するよ
うにしてもよい。この場合、血圧、血中酸素飽和度、患
者の状況情報等を、ステップS671における搬送先病
院の選定処理において考慮するようにしてもよい。 図
6ステップS661、667において、生体データ受信
装置300のCPU30は、病院の稼動状況を確認する
こととしているが、これに限られず、その他の情報、例
えば、輸血用血液のストックや必要な薬剤の有無、手術
スタッフの有無等の情報を確認するようにしてもよい。
また、指令センター350の生体データ受信装置300
のハードディスク34に、あらかじめ対象地域における
心疾患患者の病歴等の個人情報データベースを記録して
おくことにより、心電図データに加えて、その個人情報
データを搬送先病院の選定処理に利用するようにしても
よい。なお、患者の病態診断の最終的な決定について、
指令センター350のユーザ(医師等)の判断を加える
ようにしてもよい。
【0067】本実施形態では、搬送先病院の選定とし
て、循環器専門病院、または、循環器専門以外の病院の
いずれかを選択することとしているが(図6ステップS
657参照)、これに限らず、その他の病院科目の区分
(外科等)を選定するようにしてもよい。
【0068】図6ステップS609において、生体デー
タ測定送信装置100のCPU10が搬送先病院までの
ルート検索をしているが、これに限らず、指令センター
350側が救急車150の位置情報を取得することによ
り、生体データ受信装置300のCPU30が、救急車
150から搬送先病院までのルート検索処理を行い、そ
の結果を生体データ測定送信装置100に送信するよう
にしてもよい。
【0069】図6ステップS673において、生体デー
タ受信装置300のCPU30は、搬送先病院データを
送信することとしているが、これに限らず、その他の情
報を送信するようにしていもよい。例えば、搬送中の救
急車150のユーザ(救急救命士等)に対して、画像デ
ータや音声データにより、人口心肺蘇生等の指示情報を
送信することもできる。
【0070】本実施形態では、搬送先病院選定基準デー
タ解析、搬送先病院の選定処理等は、指令センター35
0内の生体データ受信装置300側で行うこととしてい
るが(図6ステップS655、S671参照)、これに
限られるものではない。その他の実施形態として、生体
データ受信装置300のCPU30が行う処理の一部又
は全部を、生体データ測定装置100のCPU10が行
うようにしてもよい。生体データ測定装置100のCP
U10が、CPU30が行う処理の一部を行う場合と
は、例えば、CPU10が、搬送先病院選定基準データ
解析(図6ステップS655参照)と、循環器専門病院
への搬送基準適合の有無判断処理(図6ステップS65
7参照)とを行い、生体データ受信装置300は、その
循環器専門病院への搬送基準適合の有無のデータを受信
し、CPU30が、そのデータに基づいて病院選択処理
(ステップS659、S665)以後の処理を行うよう
にすることもできる。
【0071】また、生体データ測定装置100のCPU
10が、CPU30が行う処理の全部を行う場合とは、
例えば、CPU10が、心電図データの記録から、搬送
先病院選定基準データ解析、病院選択、病院稼動状況確
認、搬送先病院の選定までの各処理(図6ステップS6
55、S657、S659、S661、S663、S6
65、S667、S669、S671参照)を行うよう
にしてもよい。この場合、生体データ測定送信装置10
0を備えた救急車150は、指令センター350との通
信を介さずに、適切な病院へ患者を搬送することができ
る。
【0072】本実施形態では、生体データ測定送信装置
100を救急車150に備えることとしているが、これ
に限られるものではなく、生体データ測定送信装置10
0を、救急車に限らず、あらゆる救急医療現場に携帯で
きるようにしたり、あるいは、家庭に設置して在宅医療
用に利用することもできる。また、心電図データ測定送
信装置100と同様の機能を有するデバイスを、自動車
や電車の運転席、飛行機のコックピット等に設置して、
心筋梗塞等の発作が起こった時に重大な事故につながる
可能性を未然に防止したり、トイレの便座等に設置して
日常の健康管理用に応用することもできる。このとき、
ECG電極12は、対象者の体が接触する必然性のある
部位、例えば、ハンドルや便座、手すり等に設置する必
要がある。
【0073】その他、生体データ測定送信装置100を
救急車両以外に設置する場合の例示として、図9に示す
ように、一般車両(自家用車等)を対象とした患者搬送
先病院選定システムを採用することもできる。このシス
テムでは、実施形態で説明した生体データ測定送信装置
100及び生体データ受信装置300と同様の機能を有
する装置(特許請求の範囲に記載した「診療施設選定装
置」に対応)を、一般車両に備える。この装置による心
電図測定については、例えばセンサーを手のひらや胸に
接触させることによって心電図の測定が可能な簡易型の
心電計を、座席等に設置することによって行えばよい。
そして、運転手又は同乗者が心疾患について診断・治療
が必要と感じたら、その装置によって心電図の測定を行
う。装置のCPUは、その心電図データの記録(図9記
号1)、搬送先病院選定基準データ解析(記号2)、病
院選択、病院稼動状況確認(記号3)、搬送先病院の決
定(記号4)を行う(それぞれの処理は、図6ステップ
S601、S603、S655、S657、S659、
S661、S663、S665、S667、S669、
S671と同様)。次に、その一般車両に搭載されたカ
ーナビゲーションシステムが、選定された病院の情報を
取得し、選定された病院までのルート選定、ルート表示
処理(記号5)(それぞれの処理は、図6ステップS6
09、611と同様)を行う。このようなシステムによ
り、一般車両による移動中であっても、心疾患患者を、
迅速かつ適切に病院に搬送することができる。
【0074】本実施形態では、生体データ測定送信装置
100と生体データ受信装置300との間、生体データ
受信装置300とA病院400等との間の通信方法とし
て、無線通信を例示したが、これらに限られるものでは
ない。その他の実施形態として、TCP/IPを送信プ
ロトコルとしてインターネットを利用したり、有線、電
話回線、赤外線通信、携帯電話、Bluetooth、
PHS、メモリカード等を利用してもよい。
【0075】本実施形態では、心電図データ測定送信装
置100は、一つの装置によって構成される例を示した
が、これに限られず、測定部と送信部とが別々となった
構成を採用してもよい。この場合、測定部と送信部とを
接続するものとして、通信ケーブルや、携帯電話、Bl
uetooth等の通信技術を利用することができる。
【0076】本実施形態では、CPU10、30の動作
のためのプログラムを、F−ROM11、ハードディス
ク34のそれぞれに記憶させているが、ハードディスク
34のプログラムは、プログラムが記憶されたCD−R
OMから読み出してハードディスク等にインストールす
ればよい。また、CD−ROM以外に、フロッピー(登
録商標)ディスク(FD)、ICカード等のプログラム
をコンピュータ可読の記録媒体からインストールさせる
ようにしてもよい。さらに、通信回線を用いてプログラ
ムをダウンロードさせることもできる。また、CD−R
OMからプログラムをインストールすることにより、C
D−ROMに記憶させたプログラムを間接的にコンピュ
ータに実行させるようにするのではなく、CD−ROM
に記憶させたプログラムを直接的に実行するようにして
もよい。
【0077】なお、コンピュータによって、実行可能な
プログラムとしては、そのままインストールするだけで
直接実行可能なものはもちろん、一旦他の形態等に変換
が必要なもの(例えば、データ圧縮されているものを解
凍する等)、さらには、他のモジュール部分と組合して
実行可能なものも含む。
【図面の簡単な説明】
【図1】患者搬送先病院選定システムの構成を示す図で
ある。
【図2】生体データ測定送信装置100のハードウェア
構成の一例を示す図である。
【図3】生体データ受信装置300のハードウェア構成
の一例を示す図である。
【図4】実施形態による患者搬送先病院選定の概要を示
す図である。
【図5】心電図データに基づく搬送先病院選定基準の例
を示す図である。
【図6】実施形態による患者搬送先病院選定処理のフロ
ーチャートである。
【図7】図7A、図7B、図7Cは、実施形態による生
体データ測定送信装置100のモニタ、ディスプレイを
示す図である。
【図8】病院リストデータベースの構成を示す図であ
る。
【図9】その他の実施形態による、一般車両を対象とし
た患者搬送先病院選定の概要を示す図である。
【符号の説明】
100・・生体データ測定送信装置 300・・生体データ受信装置 150・・救急車 350・・指令センター 400・・A病院 500・・B病院 600・・C病院

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データ送信装置と、このデータ送信装置と
    通信回線で接続されるデータ受信装置とを備えることに
    よって、生体信号データの送受信を行うとともにその生
    体信号が測定された生体に適した診療施設を選定する診
    療施設選定システムであって、 前記データ送信装置は、 生体信号データを記録する生体信号データ記録手段、 前記生体信号データを送信する生体信号データ送信手
    段、 前記生体に適した診療施設に関する診療施設情報を受信
    する診療施設情報受信手段、 を備えており、 前記データ受信装置は、 前記生体信号データを受信する生体信号データ受信手
    段、 前記生体に適した診療施設の選定のための選定基準情報
    を前記生体信号データに基づいて解析する選定基準情報
    解析手段、 前記選定基準情報に基づいて、あらかじめ記録した診療
    施設候補情報の中から前記生体に適した診療施設を選定
    する診療施設選定手段、 前記選定された診療施設に関する前記診療施設情報を送
    信する診療施設情報送信手段、 を備えたことを特徴とする診療施設選定システム。
  2. 【請求項2】生体信号データを送信するデータ送信装置
    であって、 前記データ送信装置は、 生体信号データを記録する生体信号データ記録手段、 前記生体信号データを送信する生体信号データ送信手
    段、 前記生体に適した診療施設に関する診療施設情報を受信
    する診療施設情報受信手段、 を備えたことを特徴とするデータ送信装置。
  3. 【請求項3】生体信号データを受信するデータ受信装置
    であって、 前記データ受信装置は、 前記生体信号データを受信する生体信号データ受信手
    段、 前記生体に適した診療施設の選定のための選定基準情報
    を前記生体信号データに基づいて解析する選定基準情報
    解析手段、 前記選定基準情報に基づいて、あらかじめ記録した診療
    施設候補情報の中から前記生体に適した診療施設を選定
    する診療施設選定手段、 前記選定された診療施設に関する前記診療施設情報を送
    信する診療施設情報送信手段、 を備えたことを特徴とするデータ受信装置。
  4. 【請求項4】データ送信装置を機能させるためのプログ
    ラムであって、 前記プログラムは、前記データ送信装置を以下の、 生体信号データを記録する生体信号データ記録手段、 前記生体信号データを送信する生体信号データ送信手
    段、 前記生体に適した診療施設に関する診療施設情報を受信
    する診療施設情報受信手段、 を備えたデータ送信装置として機能させるためのプログ
    ラム。
  5. 【請求項5】データ受信装置を機能させるためのプログ
    ラムであって、 前記プログラムは、前記データ受信装置を以下の、 前記生体信号データを受信する生体信号データ受信手
    段、 前記生体に適した診療施設の選定のための選定基準情報
    を前記生体信号データに基づいて解析する選定基準情報
    解析手段、 前記選定基準情報に基づいて、あらかじめ記録した診療
    施設候補情報の中から前記生体に適した診療施設を選定
    する診療施設選定手段、 前記選定された診療施設に関する前記診療施設情報を送
    信する診療施設情報送信手段、 を備えたデータ受信装置として機能させるためのプログ
    ラム。
  6. 【請求項6】データ送信装置を機能させるためのプログ
    ラムを記録した記録媒体であって、 前記記録媒体は、前記データ送信装置を以下の、 生体信号データを記録する生体信号データ記録手段、 前記生体信号データを送信する生体信号データ送信手
    段、 前記生体に適した診療施設に関する診療施設情報を受信
    する診療施設情報受信手段、 を備えたデータ送信装置として機能させるためのプログ
    ラムを記録した記録媒体。
  7. 【請求項7】データ受信装置を機能させるためのプログ
    ラムを記録した記録媒体であって、 前記記録媒体は、前記データ受信装置を以下の、 前記生体信号データを受信する生体信号データ受信手
    段、 前記生体に適した診療施設の選定のための選定基準情報
    を前記生体信号データに基づいて解析する選定基準情報
    解析手段、 前記選定基準情報に基づいて前記診療施設を選定する診
    療施設選定手段、 前記選定された診療施設に関する前記診療施設情報を送
    信する診療施設情報送信手段、 を備えたデータ受信装置として機能させるためのプログ
    ラムを記録した記録媒体。
  8. 【請求項8】請求項1〜7の診療施設選定システム、ま
    たは、データ送信装置、またはデータ送信装置を機能さ
    せるためのプログラムまたはそのプログラムを記録した
    記録媒体、または、データ受信装置、またはデータ受信
    装置を機能させるためのプログラムまたはそのプログラ
    ムを記録した記録媒体、のいずれかにおいて、 前記データ受信装置は、さらに、 前記診療施設の稼動状況に関する診療施設稼動情報を取
    得する診療施設稼動情報取得手段、 を備えており、 前記診療施設選定手段は、 前記選定基準情報だけでなく、前記選定基準情報と前記
    診療施設稼動情報との双方に基づいて前記診療施設を選
    定することを特徴とするもの。
  9. 【請求項9】請求項1〜8のいずれかにおいて、 前記データ送信装置は、さらに、 前記診療施設選定情報に記録された診療施設の位置情報
    と前記データ送信装置の位置情報とに基づいて、その診
    療施設の経路を選定して表示する経路選定表示手段、 を備えたことを特徴とするもの。
  10. 【請求項10】請求項1〜9のいずれかにおいて、 前記データ受信装置は、さらに、 前記生体信号データ受信手段が受信した生体信号データ
    を、前記診療施設選定手段が選定した診療施設に対して
    送信する選定診療施設用生体信号データ送信手段、 を備えたことを特徴とするもの。
  11. 【請求項11】生体信号が測定された生体に適した診療
    施設を選定する診療施設選定装置であって、 前記診療施設選定装置は、 生体信号データを記録する生体信号データ記録手段、 前記生体に適した診療施設の選定のための選定基準情報
    を前記生体信号データに基づいて解析する選定基準情報
    解析手段、 前記診療施設の稼動状況に関する診療施設稼動情報を取
    得する診療施設稼動情報取得手段、 前記選定基準情報及び前記診療施設稼動情報との双方に
    基づいて、あらかじめ記録した診療施設候補情報の中か
    ら前記生体に適した診療施設を選定する診療施設選定手
    段、 前記診療施設選定情報に記録された診療施設の位置情報
    と前記データ送信装置の位置情報とに基づいて、その診
    療施設の経路を選定して表示する経路選定表示手段、 を備えたことを特徴とする診療施設選定装置。
  12. 【請求項12】請求項1〜11のいずれかにおいて、 前記生体信号データは、 心電図に関連するデータを含んでおり、 前記選定基準情報は、 前記生体の重篤度に関連する情報を含んでいることを特
    徴とするもの。
  13. 【請求項13】請求項12において、 前記選定基準情報解析手段は、 前記心電図に関連するデータに基づいて、 少なくとも、前記生体の心拍数の異常、または、前記心
    電図のSTトレンドの異常、または、前記心電図のQ波
    の異常、 のいずれかを、前記生体の重篤度に関連する情報として
    解析すること、 を特徴とするもの。
  14. 【請求項14】コンピュータを利用することにより、生
    体信号が測定された生体に適した診療施設を選定する診
    療施設選定方法であって、 前記生体に適した診療施設の選定のための選定基準情報
    を前記生体信号に基づいて解析し、 前記選定基準情報に基づいて、あらかじめ記録した診療
    施設候補の中から前記生体に適した診療施設を選定する
    こと、 を特徴とする診療施設選定方法。
  15. 【請求項15】コンピュータを利用することにより、患
    者の生体信号データの送信元に対してその患者に適した
    搬送先の診療施設を指示する診療施設指示方法であっ
    て、 前記搬送先の診療施設を決定する際に、 前記患者の生体信号データに基づいてその患者の病態を
    判断し、 その判断した病態の種類に応じてその患者に適した搬送
    先の診療施設を決定すること、 を特徴とする診療施設指示方法。
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