JP2003121112A - 位置検出装置 - Google Patents

位置検出装置

Info

Publication number
JP2003121112A
JP2003121112A JP2001316749A JP2001316749A JP2003121112A JP 2003121112 A JP2003121112 A JP 2003121112A JP 2001316749 A JP2001316749 A JP 2001316749A JP 2001316749 A JP2001316749 A JP 2001316749A JP 2003121112 A JP2003121112 A JP 2003121112A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
marker
center
image
circle
equation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001316749A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3754340B2 (ja
Inventor
Takashi Sato
敬 佐藤
Yuji Kawaguchi
裕司 川口
Toshihiko Tsukada
敏彦 塚田
Hiroyuki Matsubara
弘幸 松原
Takashi Wada
隆志 和田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Wave Inc
Toyota Central R&D Labs Inc
Original Assignee
Denso Wave Inc
Toyota Central R&D Labs Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Wave Inc, Toyota Central R&D Labs Inc filed Critical Denso Wave Inc
Priority to JP2001316749A priority Critical patent/JP3754340B2/ja
Publication of JP2003121112A publication Critical patent/JP2003121112A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3754340B2 publication Critical patent/JP3754340B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Manipulator (AREA)
  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮像手段によりマーカを傾斜した方向から撮
像した場合でも、その中心位置を正確に検出することを
可能とする。 【解決手段】 ロボット本体1のアームの先端にマーカ
Mを設ける。このマーカMを、半径r1 の外円C1 と、
半径r2 (=mr1 (0<m<1))の内円C2 とから
なる同心円とする。前記マーカM部分を撮像するCCD
カメラ15を設置面2に設け、視覚認識装置は、CCD
カメラ15により撮像されたマーカMの画像データか
ら、各円C1 ,C2 の重心位置φ1 ,φ2 を夫々算出
し、マーカMの真の中心位置φを、 【数19】 の式で算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばロボット等
の位置検出対象に設けられたマーカを、傾斜した方向か
ら撮像した場合でも、その中心位置を正確に検出するこ
とを可能とした位置検出装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】産業用ロボット例えば
組立用の多関節(6軸)型ロボットを用いたシステムに
おいては、ロボットアームの位置が、重力等の影響を受
けることによって、理論上(計算機環境上)の位置から
若干の位置ずれを生ずる場合がある。そこで、その位置
ずれの補正のため、ロボットアームに例えば円形のマー
カを設けると共に、固定設備側に、そのマーカ部分を撮
像してマーカ位置を検出する視覚認識装置を設けること
が考えられている。この場合、前記視覚認識装置は、C
CDカメラによりマーカ部分を撮像し、その画像データ
を画像処理装置により処理して、前記マーカ画像の重心
位置を算出することにより、マーカの中心位置を検出す
るようになっている。
【0003】ところで、上記のように視覚認識によりマ
ーカ位置を検出する場合、CCDカメラとマーカとが正
対して位置する(マーカ表示面がCCDカメラの光軸に
垂直となっている)ときには、マーカ画像の重心位置に
よりマーカの中心位置を高精度で検出することができる
が、実際には、マーカ表示面がCCDカメラに対して傾
斜していることも多く、この場合斜めに投影された画像
を撮像してしまうことになる。このため、撮影したマー
カ画像が真円ではなく歪みを有した状態となり、その重
心を求めても、マーカの真の中心位置に一致しない不都
合が生ずる。
【0004】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、撮像手段によりマーカを撮像すること
に基づいて位置検出を行うにものにあって、マーカを傾
斜した方向から撮像した場合でも、その中心位置を正確
に検出することを可能とした位置検出装置を提供するに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、円形のマ
ーカを傾斜方向から撮像した場合におけるマーカ画像の
重心位置の真の中心位置からのずれ量は、その傾斜角度
と、撮像視点から投影面までの距離と、マーカの半径と
によってほぼ決まることに着目し、マーカを、半径の異
なる少なくとも2つの同心円を有したものとし、それら
同心円の半径が異なることに起因して各円の画像の重心
が異なってくることを利用して、マーカの真の中心位置
を求めることが可能であることを確認し、本発明を成し
遂げたのである。
【0006】即ち、本発明の請求項1の位置検出装置に
よれば、位置検出対象に設けられるマーカを、半径の異
なる2以上の同心円を平面上に表示して構成し、撮像手
段のマーカを撮像した画像データに基づいてマーカの中
心位置を算出する算出手段を、各同心円画像の重心位置
を夫々算出し、それら複数の重心位置からマーカの中心
位置を求めるように構成したので、マーカを傾斜した方
向から撮像した場合でも、そのマーカの中心位置を正確
に算出することが可能となる。
【0007】より具体的には、本発明者らの研究によれ
ば、半径r1 の外円及び半径mr1(0<m<1)の内
円の2つの同心円について夫々重心位置φ1 及びφ2 を
算出することにより、マーカの真の中心位置φを、
【数2】 の式で簡単に算出することができる(請求項2の発
明)。尚、マーカの中心位置φの算出方法としては、こ
れ以外にも、複数の同心円の各円の重心と面積とから最
小自乗法により求めるなど、様々な方法がある。
【0008】また、このとき、算出手段を、撮像手段の
光軸に垂直な面に対するマーカの表示面の傾斜角度を併
せて算出するように構成することができ(請求項3の発
明)、これにより、マーカの位置だけでなくマーカ表示
面つまり位置検出対象の撮像手段に対する傾斜角度をも
検出することが可能となる。さらには、本発明の位置検
出装置は、ロボットの位置検出に適用し、算出手段によ
り算出されたマーカの中心位置に基づいてロボットの位
置補正を行うことができ(請求項4の発明)、これによ
り、比較的簡単で安価な構成で、ロボットの位置補正を
正確に行うことができるようになる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を例えば組立用の垂
直多関節(6軸)型ロボットの位置補正に適用した一実
施例について、図面を参照しながら説明する。図1は、
本実施例に係る位置検出装置の位置検出対象となるロボ
ット本体1が、組立作業設備の設置面(作業台)2上に
設置されている様子(外観)を概略的に示しており、ま
ず、このロボット本体1の全体構成について簡単に述べ
る。
【0010】このロボット本体1は、前記設置面2上に
固定設置されたベース3上に、第1アーム4が垂直軸を
中心に回動(旋回)可能に設けられ、その第1アーム4
の先端に、第2アーム5が水平軸を中心に回動可能に設
けられ、その第2アーム5の先端に、第3アーム6が水
平軸を中心に回動可能に設けられている。さらに、その
第3アーム6の先端面部に、第4アーム7が同軸回転可
能に設けられ、第4アーム7の先端には、第5アーム8
が回転可能に設けられ、第5アーム8の先端面に第6ア
ーム9が同軸回転可能に設けられて構成されている。そ
して、前記第6アーム9の先端面は、図示しないハンド
等のエンドエフェクタが着脱(交換)自在に取付けられ
るエンドエフェクタ取付面10とされている。
【0011】また、上記したロボット本体1の各アーム
4〜9は、エンコーダ付きのサーボモータ(図示せず)
によりそれぞれ駆動されるようになっており、それら各
サーボモータは、ロボット制御装置(コントローラ)1
1(図2にのみ図示)によりフィードバック制御される
ようになっている。このロボット制御装置11は、マイ
コンを主体として構成され、図2に示すように、前記ロ
ボット本体1を制御する制御部12や、作業プログラム
や作業位置データ等が記憶される記憶部13を備えて構
成されている。これにて、ロボット制御装置11は、記
憶部13に記憶された作業プログラムに従い、作業位置
データに基づいてロボット本体1を制御し、以て部品の
組立作業等を自動的に実行させるようになっている。
【0012】さて、上記ロボット本体1の位置(この場
合、エンドエフェクタ取付面10の位置及び姿勢)を検
出するための、本実施例に係る位置検出装置14の構成
について、以下述べる。ここで、まず図1に示すよう
に、前記エンドエフェクタ取付面10の中心部には、タ
ーゲットとなるマーカMが設けられるようになってい
る。本実施例では、このマーカMは、エンドエフェクタ
取付面10の中心を中心とした半径の異なる2つの同心
円、即ち外円C1 及び内円C2 を平面S(図3,図4参
照)上に表示して構成されている。位置検出装置14
は、例えばロボット本体1が作業開始前(あるいは教示
前)において原点位置に位置している状態で、エンドエ
フェクタ取付面10に設けられたマーカM(同心円C1
,C2 )の3次元の中心位置φ及び前記平面Sの傾斜
角度θを検出するようになっている。
【0013】前記位置検出装置14は、図2に示すよう
に、前記マーカM部分を撮像する撮像手段たるCCDカ
メラ15や、マイコンを主体してなり前記CCDカメラ
15からの画像データを処理する視覚認識装置16等か
ら構成される。前記CCDカメラ15は、図1に示すよ
うに、設備の設置面2上に、前記ロボット本体1に対向
して前記エンドエフェクタ取付面10のマーカMを撮像
可能な位置(且つ作業の邪魔にならない位置)に設けら
れる。
【0014】このとき、本実施例では、このCCDカメ
ラ15は、ロボット本体1に向って左右に2個が設けら
れており、詳しい説明は省略するが、これら2台のCC
Dカメラ15を用いることにより、CCDカメラ15か
らマーカM(投影面)までの距離Lをも高精度に検出で
きるようになっている。さらに、各CCDカメラ15
は、垂直軸を中心に回動(旋回)可能に設けられると共
に、水平軸を中心に上下方向に回動(角度変更)可能に
設けられており、カメラ駆動装置17によって、前記マ
ーカMを視野のほぼ中央部にて撮像できる向き(理論的
に正対する位置)となるように移動されるようになって
いる。
【0015】前記視覚認識装置16は、図2に示すよう
に、前記CCDカメラ15により撮像されたマーカM部
分の画像データを記憶する画像記憶部18や、その画像
データを処理する演算処理部19等を備えて構成され
る。また、前記演算処理部19は、前記カメラ駆動装置
17の駆動制御をも行うようになっており、この際、各
CCDカメラ15の位置(三次元的な撮影角度)を自ら
認識できることは勿論である。
【0016】そして、詳しくは後の作用説明にて述べる
ように、この視覚認識装置16(演算処理部19)は、
そのソフトウエア構成(処理プログラムの実行)によ
り、前記CCDカメラ15によりマーカM部分を撮像
し、その画像データを処理して、同心円C1 ,C2 の画
像上の重心位置φ1 ,φ2 を夫々算出し、それら重心位
置φ1 ,φ2 から前記マーカMの中心位置φを求めるよ
うになっている。従って、演算処理部19が算出手段と
して機能するようになっている。
【0017】このとき、より具体的には、演算処理部1
9には、前記マーカMの外円C1 の半径r1 や、内円C
2 の半径r2 等の予め必要なデータが入力されており、
内円C2 の半径r2 をr2 =mr1 (0<m<1)とす
ると、算出された重心位置φ1 及びφ2 から、マーカM
の真の中心位置φを、
【数3】 の式で算出するようになっている。
【0018】さらに、本実施例では、演算処理部19
は、中心位置φと例えば外円C1 の重心位置φ1 との間
のずれ量Δφ、並びに、CCDカメラ15からマーカM
の投影面間での距離L、及び外円C1 の半径r1 から、
前記CCDカメラ15の光軸に垂直な面に対する前記マ
ーカMの表示面Sの傾斜角度θを併せて算出するように
構成されている。そして、検出されたマーカMの中心位
置φ及びマーカMの表示面Sの傾斜角度θは、ロボット
制御装置11に送られ、ロボット本体1の位置補正(記
憶部13に記憶されている作業位置データの補正)に用
いられるようになっている。
【0019】次に、上記構成の作用について、図3及び
図4も参照して述べる。上述のように、ロボット本体1
にあっては、アーム4〜9の位置が、重力等の影響を受
けることによって、理論上(計算機環境上)の位置から
若干の位置ずれを生ずる場合がある。そこで、その位置
ずれの補正のため、組立作業を行う前(あるいは教示作
業前)に、位置検出装置14により、アーム先端のエン
ドエフェクタ取付面10のマーカMの位置を検出し、位
置ずれ補正を行う。
【0020】ここで、円形のマーカの位置を検出する場
合、CCDカメラ15とマーカMとが正対して位置する
(マーカMの表示面SがCCDカメラ15の光軸に垂直
となっている)ときには、マーカ画像の重心位置の検出
によりマーカMの中心位置を求めることができる。とこ
ろが、実際には、マーカMの表示面SがCCDカメラ1
5に対して傾斜していることも多く、この場合、斜めに
投影された画像を撮像してしまい、マーカMの画像が真
円ではなく歪みを有した状態となり、その重心を求めて
も、マーカMの真の中心位置φに一致しない不都合が生
ずる。
【0021】今、図3に示すように、半径rの円Cが表
示面Sに表示され、これを撮像するCCDカメラ15の
光軸lに垂直な面に対してその表示面Sが角度θ傾斜し
ている場合、円Cの真の中心位置に対する画像の重心位
置の誤差の角度成分Δφは、以下ようにして求めること
ができる。但し、ここでは、CCDカメラ15の視点V
を原点とし、視点Vと円Cの中心とを結ぶ線(光軸l)
をz軸に一致させ、表示面Sがx軸方向に対して角度θ
傾いているものとし、視点V(原点)から投影面までの
距離をLとしている。
【0022】即ち、円Cを含む球の方程式は、
【数4】 で表され、面Sの方程式は、 xsinθ+(z−L)cosθ=0 z−L=−xtanθ …(2) (2)式を(1)式に代入すると、
【数5】 となる。
【0023】これにて、円Cの円周の座標は、
【数6】 となり、これから、光軸lに垂直な平面(z=L)に投
影された座標は、
【数7】 となる。ここで、a(L−xtanθ)=Lより、a=
L/(L−xtanθ)であるから、上記座標は、
【数8】 となる。
【0024】X=Lx/(L−xtanθ)とおくと、
x=LX/(L+Xtanθ)より、上記座標は、
【数9】 で表される。この式から、重心を求めるときの積分範囲
は、
【数10】 となる。
【0025】さらに、距離Lで規格化するために、t=
X/L、α=r/Lとおくと、X=Ltより、
【数11】 この式より、重心を求めるときの積分範囲は、
【数12】 となる。
【0026】数値計算の結果、重心位置の誤差(傾きθ
に起因した真の中心からのずれ)の角度成分Δφは、次
式で近似される。
【0027】
【数13】
【0028】さて、本実施例においては、図4に示すよ
うに、マーカMが、半径r1 の外円C1 と、半径r2 の
内円C2 (但しr2 =mr1 (0<m<1))とからな
る同心円から構成される、そして、位置検出装置14
は、前記マーカM部分をCCDカメラ15により撮像
し、視覚認識装置16(演算処理部19)により、その
画像データに基づいて、各円C1 ,C2 の重心位置φ1
,φ2 を夫々算出し、それらから次のようにしてマー
カMの真の中心位置φを算出することができる。
【0029】即ち、上記(3)式で示されるように、半
径rの円Cに関しては,傾きθに起因した重心位置の誤
差の角度成分Δφは、
【数14】 で表すことができ、Δφが十分に小さいときには、
【数15】 で近似できる。但し、α=r/L、k(θ)=0.53
9sin2θである。
【0030】マーカM(円C1 ,C2 )の真の中心位置
をφとし、外円C1 の重心位置φ1の誤差をΔφ1 、内
円C2 の重心位置φ2 の誤差をΔφ2 とすると、 φ=φ1 −Δφ1 φ=φ2 −Δφ2 であるから、α1 =r1 /L、α2 =r2 /Lとする
と、上記(4)式から、
【数16】 が成立つ。
【0031】上記(5)式にα2 の二乗を乗算したもの
から、(6)式にα1 の二乗を乗算したものを減算する
と、
【数17】 となる。これに、α1 =r1 /L、α2 =mr1 /Lを
代入すると、
【数18】 が得られる。
【0032】従って、この(7)式に、算出されたφ1
,φ2 、及び、既知のmを代入することにより、真の
中心位置φを容易に算出することができるのである。
尚、表示面Sに傾斜がない、つまりθ=0の場合には、
各円C1 ,C2 の重心位置φ1 ,φ2 が一致し、且つ誤
差成分Δφが0となるので、それら重心位置φ1 ,φ2
が中心位置φに一致することは勿論であり、この場合に
も上記(7)式が成立つ。つまり、表示面Sの傾斜の有
無に関係なく、上記(7)式を用いて中心位置φを算出
できるのである。
【0033】また、詳しい説明は省略するが、距離Lが
高精度で検出できるので、例えば上記(3)式等から明
らかなように、このLの値や半径r、誤差成分Δφを用
いて、表示面Sの傾斜角度θを容易に算出することが可
能である。そして、算出されたマーカMの正しい中心位
置φ及び表示面Sの傾斜角度θに基づいて、ロボット本
体1の高精度の位置ずれ補正を行うことができ、ひいて
は、ロボット本体1による高精度の組立作業を実行する
ことができるのである。
【0034】このように本実施例によれば、CCDカメ
ラ15によりマーカMを撮像することに基づいて位置検
出を行うにものにあって、マーカMを同心円C1 ,C2
から構成し、それら各円C1 ,C2 の重心を算出するこ
とに基づいて、上記(7)式を用いて簡単に正しい中心
位置φを算出することができる。従って、マーカMを傾
斜した方向から撮像した場合でも、その中心位置φを正
確に検出することができるという優れた効果を得ること
ができる。また、本実施例では、マーカMの中心位置φ
に加えて、マーカMの表示面Sの傾斜角度θをも併せて
算出するようにしたので、比較的簡単で安価な構成で、
ロボット本体1の位置補正を正確に行うことができ、ひ
いては高精度の作業を行うことができるようになる。
【0035】尚、上記した実施例では、マーカMに半径
の異なる2つの同心円C1 ,C2 を設けて上記(7)式
により中心位置φを算出する構成としたが、マーカの中
心位置φの算出方法としては、先に計算した上記(4)
式を利用した下記のような方法も考えられる。これらの
場合、マーカに3個以上の同心円を設けても良いことは
勿論である。
【0036】複数の同心円の各円の重心と面積とを算
出し、それらから最小二乗法により求める。 円の半径を等比級数で決めた複数の同心円からマーカ
を構成し、その比率と、算出された各円の重心と面積と
から、最小二乗法により求める。 円の大きさにより重心を算出する際の量子化ばらつき
が異なるので、それを考慮し重み付け最小二乗法により
求める。このとき、円の半径に比例した重み付けを行う
ことができる。
【0037】その他、上記実施例では、撮像手段(CC
Dカメラ15)を移動(向き変更)可能に設けるように
したが、撮像手段を固定して設けても良く、また、撮像
手段は1個のみでも実施可能である。マーカMを設ける
位置としても、エンドエフェクタ取付面10に限らず、
ロボット本体1の位置検出したいところに設ければ良
く、この場合、マーカMを複数箇所に設けることも可能
である。上記のようにロボットに適用する際に、ロボッ
ト側に撮像手段を設け、固定設備側にマーカを設けるよ
うにしても、同様に実施することができる。自走ロボッ
トにも適用することができる。さらには、ロボットの位
置決め以外にも、本発明は、視覚により三次元の位置検
出を行うもの全般に適用することができるなど、要旨を
逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得るものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、ロボット本体
及びCCDカメラの設置状態を示す斜視図
【図2】システムの電気的構成を概略的に示すブロック
【図3】表示面の傾きに起因した重心位置の誤差の算出
方法を説明するための図
【図4】同心円を用いた中心位置の算出方法を説明する
ための図
【符号の説明】
図面中、1はロボット本体、10はエンドエフェクタ取
付面、11はロボット制御装置、14は位置検出装置、
15はCCDカメラ(撮像手段)、16は視覚認識装
置、17はカメラ駆動装置、18は画像記憶部、19は
演算処理部(算出手段)、Mはマーカ、C1 は外円、C
2 は内円、Sは表示面を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川口 裕司 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 塚田 敏彦 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内 (72)発明者 松原 弘幸 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内 (72)発明者 和田 隆志 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内 Fターム(参考) 2F065 AA01 AA06 AA17 AA20 AA31 BB28 EE08 EE12 FF04 FF09 FF61 JJ03 JJ05 JJ26 NN20 PP05 QQ24 QQ25 QQ31 RR05 UU09 3C007 BS12 KS17 KT02 KT06 LT13 MT00 5E313 AA11 CC04 DD03 EE03 FF32 FF40 FG10

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 位置検出対象に設けられたマーカを撮像
    する撮像手段と、この撮像手段の画像データに基づい
    て、前記マーカの中心位置を算出する算出手段とを備え
    る位置検出装置であって、 前記マーカは、半径の異なる2以上の同心円を平面上に
    表示して構成され、 前記算出手段は、前記各同心円画像の重心位置を夫々算
    出し、それら複数の重心位置から前記マーカの中心位置
    を求めることを特徴とする位置検出装置。
  2. 【請求項2】 前記算出手段は、半径r1 の外円及び半
    径mr1 (0<m<1)の内円の2つの同心円について
    夫々重心位置φ1 及びφ2 を算出し、さらに、次式によ
    り中心位置φを算出することを特徴とする請求項1記載
    の位置検出装置。 【数1】
  3. 【請求項3】 前記算出手段は、前記撮像手段の光軸に
    垂直な面に対する前記マーカの表示面の傾斜角度を併せ
    て算出するように構成されていることを特徴とする請求
    項1又は2記載の位置検出装置。
  4. 【請求項4】 前記位置検出対象はロボットであり、前
    記算出手段により算出された前記マーカの中心位置が、
    該ロボットの位置補正に用いられることを特徴とする請
    求項1ないし3のいずれかに記載の位置検出装置。
JP2001316749A 2001-10-15 2001-10-15 位置検出装置 Expired - Fee Related JP3754340B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001316749A JP3754340B2 (ja) 2001-10-15 2001-10-15 位置検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001316749A JP3754340B2 (ja) 2001-10-15 2001-10-15 位置検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003121112A true JP2003121112A (ja) 2003-04-23
JP3754340B2 JP3754340B2 (ja) 2006-03-08

Family

ID=19134708

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001316749A Expired - Fee Related JP3754340B2 (ja) 2001-10-15 2001-10-15 位置検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3754340B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006258665A (ja) * 2005-03-17 2006-09-28 Ngk Insulators Ltd 位置精度評価方法及び位置精度評価装置
JP2011102767A (ja) * 2009-11-11 2011-05-26 Nec Corp 非接触型位置・姿勢測定方法及び非接触型位置・姿勢測定装置並びにこれを備えた半導体実装装置
JP2014228479A (ja) * 2013-05-24 2014-12-08 株式会社デンソー 検出装置および検出方法
JP2015510456A (ja) * 2012-02-13 2015-04-09 ツェー・ベー・ウー・チェー・ベー・プラゼ・ファクルタ・ストロイニー 支持フレームに操作アームの位置を設定する方法、および操作アームを位置決めする支持フレーム
WO2019011289A1 (zh) * 2017-07-14 2019-01-17 苏州工业园区凯艺精密科技有限公司 机械手的底照视觉***及其工作方法
CN109895121A (zh) * 2017-12-07 2019-06-18 泰科电子(上海)有限公司 机械臂控制***和方法
CN111325802A (zh) * 2020-02-11 2020-06-23 中国空气动力研究与发展中心低速空气动力研究所 一种直升机风洞试验中圆形标记点识别匹配方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6844434B2 (ja) * 2017-06-15 2021-03-17 株式会社デンソーウェーブ ロボットの負荷重心位置推定装置及びロボットの負荷重心位置推定方法

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006258665A (ja) * 2005-03-17 2006-09-28 Ngk Insulators Ltd 位置精度評価方法及び位置精度評価装置
JP4728021B2 (ja) * 2005-03-17 2011-07-20 日本碍子株式会社 均熱性評価方法及び均熱性評価装置
JP2011102767A (ja) * 2009-11-11 2011-05-26 Nec Corp 非接触型位置・姿勢測定方法及び非接触型位置・姿勢測定装置並びにこれを備えた半導体実装装置
JP2015510456A (ja) * 2012-02-13 2015-04-09 ツェー・ベー・ウー・チェー・ベー・プラゼ・ファクルタ・ストロイニー 支持フレームに操作アームの位置を設定する方法、および操作アームを位置決めする支持フレーム
JP2014228479A (ja) * 2013-05-24 2014-12-08 株式会社デンソー 検出装置および検出方法
WO2019011289A1 (zh) * 2017-07-14 2019-01-17 苏州工业园区凯艺精密科技有限公司 机械手的底照视觉***及其工作方法
CN109895121A (zh) * 2017-12-07 2019-06-18 泰科电子(上海)有限公司 机械臂控制***和方法
JP2021505416A (ja) * 2017-12-07 2021-02-18 タイコ エレクトロニクス (シャンハイ) カンパニー リミテッド マニピュレータの制御システムおよび制御方法
CN111325802A (zh) * 2020-02-11 2020-06-23 中国空气动力研究与发展中心低速空气动力研究所 一种直升机风洞试验中圆形标记点识别匹配方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3754340B2 (ja) 2006-03-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8812257B2 (en) Method for determining a virtual tool center point
JP5290324B2 (ja) 空間内において少なくとも1つのオブジェクトを最終姿勢に高精度で位置決めするための方法およびシステム
EP1215017B1 (en) Robot teaching apparatus
US9519736B2 (en) Data generation device for vision sensor and detection simulation system
US9197810B2 (en) Systems and methods for tracking location of movable target object
JP6855492B2 (ja) ロボットシステム、ロボットシステム制御装置、およびロボットシステム制御方法
JP2003117861A (ja) ロボットの位置補正システム
WO2015045834A1 (ja) マーカ画像処理システム
CA2292491A1 (en) Method and device for robot tool frame calibration
JP3859571B2 (ja) 3次元視覚センサ
JP2004050356A (ja) 可動体の位置および姿勢検出装置
JP2020154434A (ja) 作業管理システム及び作業管理方法
JP2003121112A (ja) 位置検出装置
JP3466340B2 (ja) 自立走行ロボットの三次元位置姿勢較正方法
JP3511551B2 (ja) ロボットアームの状態検出方法および検出システム
JP2001158599A5 (ja)
JPH0755439A (ja) 三次元形状計測装置
JP7477633B2 (ja) ロボットシステム
JP2016203282A (ja) エンドエフェクタの姿勢変更機構を備えたロボット
JP3562096B2 (ja) 位置検出方法
JPH0283183A (ja) 多関節型ロボットの位置設定方法
JPH0545117A (ja) 光学式3次元位置計測方法
JPH0460686A (ja) ターゲットマーク
JPH03281182A (ja) 移動ロボットの座標補正方法
WO2023012894A1 (ja) ロボットシステム、制御装置、診断方法および診断プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040413

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050714

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050816

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20050824

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051017

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051206

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051215

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3754340

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081222

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091222

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20091207

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101222

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20091208

A072 Dismissal of procedure [no reply to invitation to correct request for examination]

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A072

Effective date: 20100601

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111222

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111222

Year of fee payment: 6

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111222

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121222

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121222

Year of fee payment: 7

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121222

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121222

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131222

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees