JP2003116866A - 血管用ナイフ - Google Patents

血管用ナイフ

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JP2003116866A
JP2003116866A JP2001320606A JP2001320606A JP2003116866A JP 2003116866 A JP2003116866 A JP 2003116866A JP 2001320606 A JP2001320606 A JP 2001320606A JP 2001320606 A JP2001320606 A JP 2001320606A JP 2003116866 A JP2003116866 A JP 2003116866A
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Masaaki Matsutani
正明 松谷
Masatoshi Fukuda
正俊 福田
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Mani Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 術者にとってナイフ本体を見易く、かつ、心
臓が鼓動している状態でも下側の血管壁を突き抜けるの
を防止し易い血管用ナイフを提供する。 【解決手段】 血管用ナイフ10は、先端11が尖った
金属製の細径棒材12の一部を湾曲させ、先端部又は先
端部近傍から基端方向に延びる切刃13を湾曲面内に形
成した。血管用ナイフ10の先端11を血管5の上の血
管壁5aにやや斜めに当て、血管用ナイフ10を円弧状
に回すように回転し、血管壁5aを刺通させる。図3に
示すように、血管用ナイフ10の先端11は、血管壁5
aに貫通孔5cを穿設し、さらに数ミリの距離だけ離れ
た位置で血管壁5aを内側から外側に貫通して貫通孔5
dを穿ける。血管用ナイフ10を矢印Bに示すように、
やや斜め後方に引いて切目5eを形成する。湾曲した血
管用ナイフ10を回転して血管壁5aに刺通させるの
で、下側の血管壁5bを突き抜けるのを防止し易い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、医療用ナイフに関
し、特に、心臓の冠状動脈を切開するのに適した血管用
ナイフに関する。
【0002】
【従来の技術】心臓の冠状動脈に狭窄や閉塞(血栓)が生
じた場合、その狭窄や閉塞部を跨いで架橋するようにバ
イパス血管移植手術が行われる。この手術は、血管の接
続部位に血管用ナイフで切目を作り、この切目に鋏を入
れて切目を所望の大きさに拡大し、拡大した部分に移植
用の血管の端部を縫合して接続するものである。
【0003】心臓の冠状動脈でこのバイパス血管移植を
行う場合、最近では、心臓を停止させずに、動かしたま
まで行うようになってきた。こうすることで、患者への
負担を軽減でき、かつ、手術費用の軽減をも図ることが
できるようになるからである。これらの手術等の際に、
血管に最初の切目を入れるのが、血管用ナイフの役目と
なっている。
【0004】図8は、従来の血管用ナイフの図である。
同図に示すように血管用ナイフ1は、把持部2と、刃物
ホルダ3と、ナイフ本体4とからなる。把持部2は、丸
棒状でステンレススチールからなり、先端側の約半分の
部分2aは、滑り止めのローレット加工がされている。
この把持部2の先端に、刃物ホルダ3を差し込んで接続
しているが、この刃物ホルダ3は、通常、合成樹脂製で
ある。この刃物ホルダ3の先端にナイフ本体4を差し込
んで装着される。血管用ナイフ1は、把持部2からナイ
フ本体4までが全体として真っ直ぐな形状となってい
る。
【0005】図9は、刃物ホルダ3の先端部分を拡大し
た図で、(a)は正面図、(b)は下面図である。これ
らの図に示すように、ナイフ本体4は先端が鋭利に尖っ
た三角形をしており、先端を挟む二辺のうち、三角形の
底辺の方は把持部2の軸と平行で、他の一辺が斜面とな
っており、この斜面が切刃4aとなっている。ナイフ本
体4は、その長さが約3mmと小さいことから、切刃4
aがどこにあるか良く見ないと分からない。そこで、刃
物ホルダ3に突起3aを設け、この突起3aの反対側が
切刃4aであることを表示している。
【0006】図10は、上記の血管用ナイフ1で血管5
に切目を入れる状態を示している。この血管5は、心臓
の冠状動脈であり、血管5のみが独立してあるのではな
く、周辺は心臓などの体内組織となっている。血管5の
上側の血管壁5aが表面側で下側の血管壁5bの下は心
臓である。このような血管5に切目を入れるには、従来
は、血管用ナイフ1を血管5にやや斜めに当て、ナイフ
本体4の先端で上側の血管壁5aを貫通させ、刃先が下
側の血管壁5bを突き通さないようにして数ミリの距離
だけ水平方向に移動し、血管5に切目を入れる。
【0007】このとき、刃先が下側の血管壁5bを突き
抜けてはいけない。ナイフ本体4の先端が上側の血管壁
5aを突き抜けるときプスッという僅かな抵抗がある。
医者はこの僅かな抵抗が1回だけで終わるように注意
し、この瞬間に非常に神経を使う。もし1回目の抵抗を
感じ取れないと、下側の血管壁5bを突き抜けてしまう
からである。特に、心臓を停止しない手術の場合では、
心臓の鼓動により血管5が図の上下方向に移動するの
で、たとえ血管用ナイフ1を動かさなくても、下側の血
管壁5bを突き抜ける可能性があり、血管5に切目を入
れることは大変難しい作業となっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の血管用
ナイフは図8に示すように真っ直ぐなので、医者が手で
持って血管5にナイフ本体4を当てようとする場合、ナ
イフ本体4が手に隠れて見にくい。また、ナイフ本体4
を血管5にやや斜めに当てることからも、ナイフ本体4
の刃先が見にくくなる。血管の太さもそれほど太くな
く、さらに心臓の鼓動で動いているのでやり難い。これ
らのことから下側の血管壁5bを突き抜け易い。
【0009】本発明は、これらの問題の解決を図ったも
ので、心臓が鼓動している状態でも下側の血管壁5bを
突き抜けるのを防止し易い血管用ナイフを提供すること
を目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の血管用ナイフは、先端が尖った金属製の細
径棒材の少なくとも一部を湾曲させ、先端部又は先端部
近傍から基端方向に延びる切刃を湾曲面内に形成したこ
とを特徴としている。
【0011】または、先端が尖った金属製の細径棒材の
少なくとも一部を湾曲させ、先端部又は先端部近傍から
基端方向に延びる切刃を湾曲面内に形成したナイフ本体
と、該ナイフ本体の基端側に接続され上記湾曲面と交叉
する方向に延びる把持部とを有する構成を特徴としてい
る。
【0012】湾曲部の長さが、細径棒材の全長の1/2
以上である構成としたり、上記血管用ナイフ又はナイフ
本体の表面にシリコーンコーティングしている構成とす
ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例を図面によ
って説明する。図1は、本発明の血管用ナイフの図で、
(a)は斜視図、(b)は(a)のA−A断面図であ
る。
【0014】本発明の血管用ナイフ10は、先端11が
尖った金属製の細径棒材12を湾曲させ、湾曲面内で湾
曲の内側に先端11近傍から基端方向に延びる切刃13
を形成している。細径棒材12は、血管の縫合に使用す
る縫合針と同じ素材を用いることが望ましい。しかしな
がら、縫合針と同程度の太さであれば、これに限定され
るものではない。また、本発明の実施例においては、細
径棒材12の断面形状は、丸としているが、丸に限定す
るものではなく、三角や四角等多様な形状のものを使用
することができる。
【0015】この実施例では、次のようにして血管用ナ
イフ10を製造した。まず、ステンレススチールSUS
302の線材で線径0.24mmφのものを長さ9mm
にカットし、曲がりを修正して真っ直ぐな細径棒材12
とした。
【0016】次に、各細径棒材12の先端11をセンタ
ーレスグラインダ等で、鋭利に尖らせ、引き続き、全体
を円の3/8程度になるよう湾曲させた。次に、グライ
ンダー等で研磨して切刃13を細径棒材12の先端11
から若干離れたところから基端方向に形成する。長さは
特に限定しないが、細径棒材12の長さの1/2強に渡
って形成するのが望ましい。切刃13は、細径棒材12
の湾曲面内にあり、かつ湾曲の内側に形成されている。
切刃13部分の断面は、図1(b)に示す形状をしてい
る。切刃13の頂角は30゜前後が望ましいが、40〜
50゜程度でもよい。湾曲形状は、必ずしも円弧形状で
ある必要はないが、円弧形状とすれば、後述するように
使用の際、下側の血管壁5bを刺通するのをより防止し
易い。
【0017】線材がファイバー組織のものであれば、熱
処理の必要はなく、これで完成となるが、マルテンサイ
ト系のステンレススチールを使用する場合は、熱処理を
して硬化させ、研磨の後、完成する。この後、血管用ナ
イフ10全体、或いは、少なくとも先端11から切刃1
3の形成されている部分にシリコーン樹脂でコーティン
グすることが望ましい。こうすることによって、血管壁
5aを挿通したり切開する際の抵抗を低くすることがで
きる。
【0018】図2から図4は、図1の血管用ナイフ10
で血管5に切目を入れる手順を示している。血管5は、
従来例と同じく心臓の冠状動脈であり、周辺は心臓など
の体内組織となっている。
【0019】血管5に切目を入れるには、まず、血管用
ナイフ10の先端から細径棒材12の長さの1/2乃至
2/3の位置を持針器等で把持する。そして、図2に示
すように血管用ナイフ10を血管5に対してほぼ垂直に
し、血管用ナイフ10の先端11を血管5の上の血管壁
5aにやや斜めに当て、血管用ナイフ10を円弧状に回
すように回転し、血管壁5aを刺通させる。
【0020】図3に示すように、血管用ナイフ10の先
端11は、血管壁5aに貫通孔5cを穿設して貫通す
る。ひきつづき、円弧状に回すと、先端11は下側の血
管壁5bを突き通すことなく数ミリの距離だけ離れた位
置で血管壁5aを内側から外側に貫通して貫通孔5dを
穿ける。血管用ナイフ10の先端11を血管壁5aから
突出させる。切刃13の先端が血管壁5aから突出する
ようにし、血管用ナイフ10を矢印に示すように、やや
斜め後方に引く。
【0021】すると、切刃13が血管壁5aを切開し
て、図4に示すように貫通孔5dから貫通孔5cまで達
する切目5eを形成して、血管用ナイフ10は血管5の
外に出てくる。こうして形成された切目5eに、図示し
ないが、バイパスとなる血管の端部を挿入し、縫合する
ことになる。また、上記切目5eの長さは、上記血管用
ナイフ10のサイズ、湾曲の程度等を適宜選択すること
によって、所望の長さに予め設定することが可能であ
る。
【0022】切目5eの長さが短い場合は、上記のよう
にして形成した切目5eに血管用ナイフ10の先端11
を入れ、切目5eが長くなる方向に先端11を送り込
み、上側の血管壁5aに新しい貫通孔を穿けて図3の矢
印と平行な方向に引けば、切目5eを延長することがで
きる。
【0023】なお、図示は省略するが、血管用ナイフ1
0の湾曲面内で、湾曲の外側にも切刃を形成して、いわ
ゆる両刃にしておけば、貫通孔5cと貫通孔5dとをつ
なぐ切目を形成した後、湾曲の外側の切刃で切目5eを
切り開き、長く延長することができる。
【0024】上記の作業は、血管を縫合するときの縫合
針の使い方をほとんどそのまま応用することができる。
また、外科医は、血管を縫合する際の縫合針の取り扱い
には熟練しているので、上記の作業は、外科医にとって
は非常に慣れた作業となる。また、血管用ナイフ10は
円弧状に湾曲しており、湾曲に合わせて回転するように
血管を刺通するので、たとえ心臓が鼓動している状態で
も血管用ナイフ10の先端11が下側の血管壁5bを突
き破ることを防止し易い。
【0025】図5(a)は、本発明の第2実施例の血管
用ナイフを示す図である。この実施例の血管用ナイフ2
0は、図1のように細径棒材22の全体が湾曲しておら
ず、直線部22aと湾曲部22bとに分かれている。ま
た、切刃23が先端21から形成されている。使用方法
は、図1の実施例と同じである。
【0026】このように、細径棒材22は、その全体が
湾曲している必要はなく、先端21側が湾曲していれば
良い。ただし、直線部22aの長さL1と湾曲部22b
の長さL2とを比較すると、湾曲部22bの長さL2の
方が長くなっていることが望ましい。換言すれば、湾曲
部22bの長さL2が全長の1/2以上であることが望
ましい。これは、次の理由による。
【0027】現在の心臓血管手術における縫合針は、針
の全体が湾曲しているものが殆どである。縫合針の湾曲
の程度は、たとえば、1/2サークル、3/8サークル
といったものである。一方、本発明の血管用ナイフは、
縫合針と同じ線材を素材として用い、縫合針とほぼ同じ
長さにしている。したがって、細径棒材12及び22の
全長の1/2以上を湾曲させれば、形状も縫合針とかな
り近くなる。一方、外科医は縫合針の取り扱いには慣れ
ており、血管用ナイフの形状を縫合針とほぼ同じ形状に
すると、外科医にとっても血管用ナイフの取り扱いが容
易になるからである。
【0028】なお、本実施例における血管用ナイフの湾
曲の程度は、3/8サークルとしているが、これに限定
されるものではなく、使用するナイフのサイズ等に応じ
て変更可能である。
【0029】図1の実施例の切刃13の代わりに、図5
の実施例の切刃23のように先端11まで切刃13を形
成してもよく、また、図5の実施例の切刃23を図1の
実施例の切刃13のように先端21から若干離れた位置
に形成してもよい。
【0030】図5(b)は、本発明の第3実施例の血管
用ナイフを示す図である。この実施例の血管用ナイフ2
0’は、細径棒材22の基端側L1の長さの基端部22
aと、長さL3の先端部22cとが直線で、中間のL2
の長さの中央部22bが円弧状に湾曲している。切刃2
3は、湾曲面内にあって、先端からではなく、先端近傍
から基端に向かって形成されている。この実施例では、
L2の長さが、血管用ナイフ20’全体の長さの1/2
以上あることが望ましいが、それに限定されるものでは
ない。使用方法は、図1の実施例と同じである。この場
合、血管用ナイフ20’の両端に直線部22a,22c
があることになるが、中間の湾曲部22bの働きによ
り、下側の血管壁5bを切開するのを効果的に防止する
ことができる。
【0031】図6は、把持部付きの血管用ナイフ50の
実施例で、(a)は正面図、(b)は側面図である。こ
の実施例では、ナイフ本体30の基端側にナイフ本体3
0の湾曲面と直交する方向に延びる把持部40を取り付
けたことに特徴がある。把持部40は、長さが50mm
程度で、基端側に太径部41がありこの外周面には滑り
止め加工がされている。太径部41からナイフ本体30
に至る部分は、テーパ部42となっており、先端にナイ
フ本体30が固定されている。把持部40とナイフ本体
30との固定は、溶接、カシメ等を利用することができ
る。
【0032】この血管ナイフ50は、いわば、図1の血
管用ナイフ10と持針器とを一体化したようなもので、
ナイフ本体30は、図1の血管用ナイフ10と基本的に
は同一のものである。単に、この実施例では、切刃33
が先端31から形成されている点でのみ血管用ナイフ1
0と相違しているに過ぎないが、血管用ナイフ10の方
をナイフ本体30と同じ構成にしてもよいので、この相
違は実質的には無いに等しく、両者は同じものと考えて
よい。使用方法は、図2から図4で説明したのと同じで
ある。
【0033】この血管用ナイフ50では、把持部40は
ナイフ本体30の湾曲面と直交しているが、直交に限定
されるものではなく、術者の好みに応じて変更可能なも
のである。
【0034】図7は、図6と同様の把持部付きの血管用
ナイフ70の実施例で、(a)は正面図、(b)は側面
図である。この実施例では、把持部60は、ナイフ本体
30と同じ太さの細径棒材を用いている。従って、細径
棒材から長い素材を切断し、その一端側にナイフ本体3
0を形成し、ナイフ本体30の基端部を湾曲面と直交す
る方向に折り曲げることで把持部60を形成することが
できる。図6及び図7の実施例におけるナイフ本体30
を、図5(a),(b)に示す血管用ナイフ20,2
0’としてもよい。
【0035】
【発明の効果】以上に説明したように本発明の血管用ナ
イフは、先端が尖った金属製の細径棒材の少なくとも一
部を湾曲させ、先端部又は先端部近傍から基端方向に延
びる切刃を湾曲面内に形成した構成なので、縫合針と同
じように取り扱うことができ、使用時に血管用ナイフが
見やすく、かつ、心臓が鼓動している状態でも下側の血
管壁を突き抜けるのを防止し易い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の血管用ナイフの図で、(a)は斜視
図、(b)は(a)のA−A断面図である。
【図2】血管用ナイフで血管に切目を入れる手順を示す
図である。
【図3】血管用ナイフで血管に切目を入れる手順を示す
図である。
【図4】血管用ナイフで血管に切目を入れる手順を示す
図である。
【図5】(a)は本発明の第2実施例の血管用ナイフを
示す図、(b)は本発明の第3実施例の血管用ナイフを
示す図である。
【図6】把持部付きの血管用ナイフの実施例で、(a)
は正面図、(b)は側面図である。
【図7】別の把持部付きの血管用ナイフの実施例で、
(a)は正面図、(b)は側面図である。
【図8】従来の血管用ナイフの図である。
【図9】図8の刃物ホルダの先端部分を拡大した状態の
図で、(a)は正面図、(b)は下面図である。
【図10】図8の血管用ナイフで血管に切目を入れる状
態を示す図である。
【符号の説明】
10,20,20’,50,70 血管用ナイフ 11,21,31 先端 12,22 細径棒材 13,23,33 切刃 30 ナイフ本体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端が尖った金属製の細径棒材の少なく
    とも一部を湾曲させ、先端部又は先端部近傍から基端方
    向に延びる切刃を湾曲面内に形成したことを特徴とする
    血管用ナイフ。
  2. 【請求項2】 先端が尖った金属製の細径棒材の少なく
    とも一部を湾曲させ、先端部又は先端部近傍から基端方
    向に延びる切刃を湾曲面内に形成したナイフ本体と、該
    ナイフ本体の基端側に接続され上記湾曲面と交叉する方
    向に延びる把持部とを有することを特徴とする血管用ナ
    イフ。
  3. 【請求項3】 湾曲部の長さが、細径棒材の全長の1/
    2以上であることを特徴とする請求項1又は2記載の血
    管用ナイフ。
JP2001320606A 2001-10-18 2001-10-18 血管用ナイフ Pending JP2003116866A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012029688A1 (ja) 2010-08-30 2012-03-08 マニー株式会社 医療用ナイフ

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WO2012029688A1 (ja) 2010-08-30 2012-03-08 マニー株式会社 医療用ナイフ

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