JP2003116304A - 走行車両に付設する作業機の監視システム、並びに、該監視システムに使用する走行車両に搭載する走行車両搭載装置及び作業機に搭載する作業機搭載装置 - Google Patents

走行車両に付設する作業機の監視システム、並びに、該監視システムに使用する走行車両に搭載する走行車両搭載装置及び作業機に搭載する作業機搭載装置

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JP2003116304A JP2001316874A JP2001316874A JP2003116304A JP 2003116304 A JP2003116304 A JP 2003116304A JP 2001316874 A JP2001316874 A JP 2001316874A JP 2001316874 A JP2001316874 A JP 2001316874A JP 2003116304 A JP2003116304 A JP 2003116304A
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靖司 河野
Shigechika Maeda
茂義 前田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 走行車両に対する作業機の付設や取り外しを
行うことの障害になることのない、作業機の動作状態を
監視する監視システム、並びに、走行車両搭載装置及び
作業機搭載装置を提供する。 【解決手段】 作業機Bに搭載される作業機搭載装置に
おいて、監視手段B161、B162、B171及びB
172が、走行車両Aの後部に装着される作業機Bの異
常動作状態を監視し、この監視手段による監視結果を送
信手段B18が無線送信する。また、走行車両Aに搭載
された走行車両搭載装置A1において、作業機Bに搭載
される作業機搭載装置の送信手段が無線送信する監視結
果を受信手段が受信し、この受信手段によって受信した
監視結果によって作業者に作業機の異常動作状態を報知
手段が報知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トラクタなどの走
行車両に付設する播種機、施肥機、移植機、薬剤散布
機、土壌消毒器などの農業用作業機の動作状態を監視す
る監視システム、並びに、該監視システムを構成するた
めの、走行車両に搭載される走行車両搭載装置及び作業
機に搭載される作業機搭載装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、農業用作業機は、トラクタなど
の走行車両に付設して使用されるように、必要に応じて
走行車両の後部に着脱自在に装着できるように構成され
ている。
【0003】ところで、従来、この種のシステムの一例
として、播種機における種子や施肥機における施肥の詰
まり、ホッパ残量の不足を、作業機の各部位に取付けた
検知センサによって検出し、その異常を検出した監視結
果を警報音や警告表示によって報知するようにしたもの
が知られている。
【0004】しかし、警報音や警告表示によって作業機
側において報知を行うようにした場合には、前方を見な
がらトラクタを運転中の作業者は、騒音によって警報音
を聞き損なったり、或いは、警告表示を見損なったりし
て、監視結果を十分に生かしきれない。
【0005】そこで、検知センサによって検出した異常
の監視結果に基づく、警報音や警告表示によって行う報
知をトラクタ側にて行うことも考えられ、例えば、特開
平11−18517号公報に示されるように、トラクタ
と作業機との間に配策した信号線を介して、作業機に設
置された検知センサによる監視結果をトラクタ側に伝送
するように構成したものが提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、トラク
タに着脱自在に装着され、本来トラクタと一体でない作
業機に設置された検知センサによる監視結果を、トラク
タ側にて報知できるようにするために、作業機とトラク
タとの間に信号線を配策したのでは、別の作業機と交換
するため、作業機をトラクタから外すときには、信号線
も一緒に取り外さなければならないという問題があっ
た。
【0007】また、各々が一条の作業を行う複数の作業
ユニットを作業機が有する場合、作業ユニットに故障が
生じ、故障した作業ユニットを交換する際に、作業機と
トラクタとの間に配策した信号線も一緒に交換しなけれ
ばならなくなり、メンテナンスが面倒であるという問題
も生じる。
【0008】よって、本発明は、上述した従来の問題点
に鑑み、走行車両に対する作業機の付設や取り外しを行
うことの障害になることのない、作業機の動作状態を監
視する監視システム、並びに、該監視システムを構成す
るための、走行車両に搭載される走行車両搭載装置及び
作業機に搭載される作業機搭載装置を提供することを主
たる課題としている。
【0009】本発明はまた、作業機が複数の作業ユニッ
トを有し、作業ユニットに故障が生じた場合であって
も、面倒なメンテナンス作業を必要とすることなく、故
障した作業ユニットを交換できるようにした監視システ
ム、並びに、該監視システムを構成するための、走行車
両に搭載される走行車両搭載装置及び作業機に搭載され
る作業機搭載装置を提供することを課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ためなされた請求項1記載の本発明は、走行車両Aの後
部に装着される作業機Bの異常動作状態を監視する監視
手段B161、B162、B171及びB172と、該
監視手段による監視結果を無線送信する送信手段B18
とを有し、作業機に搭載される作業機搭載装置と、前記
送信手段が無線送信する監視結果を受信する受信手段
と、該受信手段によって受信した監視結果によって作業
者に作業機の異常動作状態を報知する報知手段とを有
し、走行車両に搭載される走行車両搭載装置A1とを備
えることを特徴とする走行車両に付設する作業機の監視
システムに存する。
【0011】請求項1記載の発明によれば、作業機Bに
搭載される作業機搭載装置において、監視手段B16
1、B162、B171及びB172が、走行車両Aの
後部に装着される作業機Bの異常動作状態を監視し、こ
の監視手段による監視結果を送信手段B18が無線送信
する。また、走行車両Aに搭載された走行車両搭載装置
A1において、作業機Bに搭載される作業機搭載装置の
送信手段が無線送信する監視結果を受信手段が受信し、
この受信手段によって受信した監視結果によって作業者
に作業機の異常動作状態を報知手段が報知するようにな
っている。従って、監視システムは、走行車両とこれに
付設する作業機との間に何らの信号線を配することな
く、作業機の異常動作状態を走行車両側で監視すること
ができる。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載の走
行車両に付設する作業機の監視システムにおいて、前記
監視手段は、前記作業機が有する各々が一条の作業を行
う複数の作業ユニットB1〜B5の各々に設置され、各
作業ユニットの異常動作状態を検知し、前記送信手段B
18は、前記監視手段による監視結果を、当該監視手段
を設置した前記作業ユニットを識別可能にする識別情報
とともに送信し、前記報知手段は、前記受信手段を介し
て前記監視結果とともに得た前記識別情報に基づいて、
異常動作状態にある作業ユニットを作業者に報知するこ
とを特徴とする走行車両に付設する作業機の監視システ
ムに存する。
【0013】請求項2記載の発明によれば、監視手段B
161、B162、B171及びB172は、作業機B
が有する各々が一条の作業を行う複数の作業ユニットB
1〜B5の各々に設置され、各作業ユニットの異常動作
状態を検知し、送信手段B18は、監視手段による監視
結果を、当該監視手段を設置した作業ユニットを識別可
能にする識別情報とともに送信し、報知手段は、受信手
段を介して監視結果とともに得た識別情報に基づいて、
異常動作状態にある作業ユニットを作業者に報知するよ
うになっている。従って、態監視システムは、走行車両
とこれに付設する作業機との間に何らの信号線を配する
ことなく、作業ユニットを識別可能にする識別情報によ
って、異常動作状態にある作業ユニットB1〜B5を特
定する監視を走行車両側で行うことができる。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項2記載の走
行車両に付設する作業機の監視システムにおいて、前記
監視手段は、前記作業ユニットB1〜B5が有する各々
が異なる作業を行う複数の作業具B11、B12の各々
に設置され、各作業具の異常動作状態を検知する検知セ
ンサB161、B162、B171及びB172を含
み、前記送信手段が送信する前記識別情報は、前記検知
センサによって検知した異常動作状態を検知した前記作
業具を識別する作業識別情報を含み、前記報知手段は、
前記受信手段を介して得た前記識別情報に含まれる作業
識別情報に基づいて、異常動作状態にある前記作業ユニ
ットB1〜B5の作業具B11、B12を作業者に報知
することを特徴とする走行車両に付設する作業機の監視
システムに存する。
【0015】請求項3記載の発明によれば、作業ユニッ
トB1〜B5が有する各々が異なる作業を行う複数の作
業具B11、B12の各々に設置され、各作業具の異常
動作状態を検知する検知センサB161、B162、B
171及びB172を監視手段が含み、送信手段が送信
する識別情報は、検知センサによって検知した異常動作
状態を検知した作業具B11、B12を識別する作業識
別情報を含む。そして、報知手段は、受信手段を介して
得た識別情報に含まれる作業識別情報に基づいて、異常
動作状態にある作業ユニットの作業具を作業者に報知す
る。従って、態監視システムは、走行車両とこれに付設
する作業機との間に何らの信号線を配することなく、作
業具B11、B12を識別する作業識別情報によって、
異常動作状態にある作業具B11、B12を特定する監
視を走行車両A側で行うことができる。
【0016】請求項4記載の発明は、請求項3記載の走
行車両に付設する作業機の監視システムにおいて、前記
検知センサは各作業具の異なる異常動作状態を検知する
複数種類のセンサB161、B162、B171及びB
172を含むことを特徴とする走行車両に付設する作業
機の監視システムに存する。
【0017】請求項4記載の発明によれば、複数種類の
センサB161、B162、B171及びB172によ
って、各作業具の異なる異常動作状態を検知することが
できる。従って、態監視システムは、走行車両とこれに
付設する作業機との間に何らの信号線を配することな
く、複数種類のセンサB161、B162、B171及
びB172によって検知した、各作業具の異なる異常動
作状態の監視を走行車両A側で行うことができる。
【0018】請求項5記載の発明は、請求項2〜4のい
ずれかに記載の走行車両に付設する作業機の監視システ
ムにおいて、前記送信手段B18は、前記各作業ユニッ
トに一つ設置されていることを特徴とする走行車両に付
設する作業機の監視システムに存する。
【0019】請求項5記載の発明によれば、送信手段B
18が各作業ユニットに一つ設置されているので、信号
線は作業ユニット単位で行われることができる。
【0020】請求項6記載の発明は、請求項2〜4のい
ずれかに記載の走行車両に付設する作業機の監視システ
ムにおいて、前記送信手段は、前記作業機に一つ設置さ
れていることを特徴とする走行車両に付設する作業機の
監視システムに存する。
【0021】請求項6記載の発明によれば、送信手段が
作業機に一つ設置されているので、送信手段が一つでよ
くなっている。
【0022】請求項7記載の発明は、請求項4記載の走
行車両に付設する作業機の監視システムにおいて、前記
送信手段は、前記各作業具の各種類のセンサに一つ設置
されていることを特徴とする走行車両に付設する作業機
の監視システムに存する。
【0023】請求項7記載の発明によれば、送信手段が
各作業具の各種類のセンサに一つ設置されているので、
信号線がセンサ単位で行われることができる。
【0024】請求項8記載の発明は、走行車両Aの後部
に装着される作業機Bの異常動作状態を監視する監視手
段B161、B162、B171及びB172と、該監
視手段による監視結果を無線送信する送信手段B18と
を有し、作業機に搭載される作業機搭載装置とととも
に、走行車両に付設する作業機の監視システムを構成
し、走行車両に搭載されて使用される走行車両搭載装置
A1であって、前記送信手段が無線送信する監視結果を
受信する受信手段と、該受信手段によって受信した監視
結果によって作業者に作業機の異常動作状態を報知する
報知手段とを備えることを特徴とする走行車両搭載装置
に存する。
【0025】請求項8記載の発明によれば、作業機Bに
搭載される作業機搭載装置の監視手段B161、B16
2、B171及びB172により監視して得られ、送信
手段B18によって無線送信された、走行車両Aの後部
に装着される作業機Bの異常動作状態を、走行車両搭載
装置の受信手段が受信し、この受信手段によって受信し
た監視結果によって作業者に作業機の異常動作状態を報
知手段が報知するようになっている。従って、走行車両
搭載装置は、走行車両とこれに付設する作業機との間に
何らの信号線を配することなく、作業機の異常動作状態
を走行車両側で監視することができる。
【0026】請求項9記載の発明は、受信手段と報知手
段とを有し、走行車両Aに搭載される走行車両搭載装置
A1とともに、走行車両に付設する作業機Bの監視シス
テムを構成し、作業機に搭載して使用される作業機搭載
装置であって、走行車両の後部に装着される作業機の異
常動作状態を監視する監視手段B161、B162、B
171及びB172と、該監視手段による監視結果を前
記走行車両搭載装置の有する前記受信手段に対し無線送
信し、前記受信手段によって受信した監視結果によって
作業者に作業機の異常動作状態を前記報知手段に報知さ
せる送信手段B18とを備えることを特徴とする作業機
搭載装置に存する。
【0027】請求項9記載の発明によれば、走行車両搭
載装置A1とともに監視システムを構成する作業機搭載
装置の監視手段B161、B162、B171及びB1
72が走行車両Aの後部に装着される作業機の異常動作
状態を監視し、この監視手段による監視結果を走行車両
搭載装置A1の有する受信手段に対し送信手段B18が
無線送信し、受信手段によって受信した監視結果によっ
て作業者に作業機Bの異常動作状態を報知手段に報知さ
せるようになっている。従って、作業機搭載装置は、走
行車両とこれに付設する作業機との間に何らの信号線を
配することなく、作業機の異常動作状態を走行車両側で
監視させることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明による走行車両に付
設する作業機の監視システムの実施の形態を図面を参照
して説明する。
【0029】図1は、走行車両としてのトラクタAの後
部に装着される作業機としての施肥・播種機Bを監視す
る監視システムの全体構成を示す。施肥・播種機Bは、
各々が一条の作業を行う複数の作業ユニットとしての複
数の施肥・播種ユニットB1〜B5を有する。図示の例
では、5条分の施肥・播種ユニットからなる作業機が示
されているが、最大12条分程度のユニットにて作業機
が構成されることもある。
【0030】施肥・播種機Bは、トラクタAの後部に着
脱自在のT字状の連結具B0に同じ構成の複数の施肥・
播種ユニットB1〜B5を着脱自在に取り付けて構成さ
れている。具体的には、連結具B0は、図2に示すよう
に、トラクタAの後部A0に取り外し自在に連結される
連結棒B01と、この連結棒B01に直交して移動自在
に取り付けられるユニット取付棒B02とを有し、ユニ
ット取付棒B02には、ユニット取付位置を決める目安
となる目盛B021が付されている。
【0031】各施肥・播種ユニットB1〜B5は、図3
の斜視図及び図4の分解図に示すように、作業具として
の施肥具B11及び播種具B12の他、両作業具に共用
される、作溝を行う作溝ディスクB13、作溝ディスク
によって形成した溝に施肥と播種を行った箇所を覆土す
る覆土ディスクB14と、覆土した表面を鎮圧する鎮圧
輪B15とを備える。施肥具B11は、施肥する肥料を
収容する肥料ホッパB111と、肥料ホッパから定量の
肥料を繰り出す繰出機構B112と、繰り出した肥料を
溝に供給する施肥ホースB113とを有する。播種具B
12は、播種する種子を収容する種子ホッパB121
と、種子ホッパから定量の種子を繰り出す繰出機構B1
22と、繰り出した種子を溝に播種する播種ホースB1
23とを有する。
【0032】上述した構成の施肥・播種機Bを構成する
各施肥・播種ユニットB1〜B5において、各ユニット
の施肥具B11における肥料ホッパB111には、ホッ
パ内の肥料残量を検知して残留不足の異常動作状態を監
視する監視手段としての肥料残量不足センサB161
が、播種具B12における種子ホッパB121には、ホ
ッパ内の種子残量を検知して残量不足の異常動作状態を
監視する監視手段としての種子残量不足センサB162
がそれぞれ設けられている。また、施肥具B11におけ
る施肥ホースB113には、ホースを通じて供給される
肥料がなくなって施肥停止することで肥料詰まりの異常
動作状態を監視する監視手段としての肥料詰まりセンサ
B171が、播種具B12における播種ホースB123
には、ホースを通じて供給される種子がなくなって播種
停止することで種子詰まりの異常動作状態を監視する監
視手段としての種子詰まりセンサB172がそれぞれ設
けられている。
【0033】また、上述した構成の施肥・播種機Bを構
成する各施肥・播種ユニットB1〜B5には、監視手段
であるセンサによる異常動作状態の監視結果を入力して
無線送信する送信手段としての送信機B18が設けられ
ている。送信機B18は送信アンテナB181を有す
る。この送信機B18は上述した監視手段としての肥料
残量不足センサB161、種子残量不足センサB16
2、肥料詰まりセンサB171及び種子詰まりセンサB
172とともに、施肥・播種機Bに搭載される作業機搭
載装置を構成している。なお、各センサと送信機B18
との間には、センサによる監視結果を送信機に伝送する
ための信号線L1〜L4が配策されている。なお、各送
信機B18には、施肥・播種機Bに搭載される作業機搭
載装置全体が動作するための動作電源を供給する図示し
ない電池電源が内蔵されている。
【0034】一方、トラクタには、施肥・播種機Bに搭
載される作業機搭載装置の送信機B18が無線送信する
監視結果を受信する受信手段としての受信機(図示せ
ず)と、受信機によって受信した監視結果によって作業
者に作業機の異常動作状態を報知する報知手段としての
報知器(図示せず)とを有する走行車両搭載装置A1が
運転席前方の計器盤上に搭載されている。
【0035】走行車両搭載装置A1は、図5に示すよう
な外観構成となっており、外部に突出された受信アンテ
ナA111を有する図示しない受信機を内蔵したケース
A2の正面には、種子詰まり、種子残量不足、肥料詰ま
り、肥料残量不足が生じたときそれぞれ点灯してその旨
を報知する報知器A12を構成している、異常インジケ
ータA121〜A124と、条数を示す二桁の数字表示
器A125と、ブザー報音孔A126と、ブザー停止ボ
タンA127と、クリアボタンA128とが配されてい
る。
【0036】なお、異常が生じたときには、その異常の
生じた条数を数字表示器A125に表示するとともに異
常の内容を異常インジケータA121〜A124の点灯
によって、さらに何らかの異常の生じたことをブザー音
を報音孔A126から発することによって、異常の発生
とその内容を報知する。ブザー音はブザー停止ボタンA
127を操作することによって停止することができる。
また、複数条に異常が生じた場合には、一定時間間隔で
条数と異常箇所とを同期して点灯と表示を切り替えるこ
とによって対応するようにしている。
【0037】以上、作業機である施肥・播種機Bへの作
業機搭載装置の搭載の仕方、及び、走行車両であるトラ
クタAへの走行車両搭載装置の搭載の仕方を中心に説明
したが、続いて、作業機搭載装置及び走行車両搭載装置
の電気回路構成を説明する。
【0038】図6は監視システムの全体構成を示すブロ
ック図であり、同図において、施肥・播種機B側には、
各条の施肥・播種ユニットに対応して設けられた送信機
B18−1〜B18−12に、対応する条の作業具に設
けられた種子残量不足センサB162、種子詰まりセン
サB172、肥料残量不足センサB161、肥料詰まり
センサB171が接続されてなる作業機搭載装置が配さ
れ、トラクタA側には、作業機搭載装置の送信機B18
−1〜B18−12が無線送信する監視結果を受信する
受信手段としての受信機と、受信機によって受信した監
視結果によって作業者に作業機の異常動作状態を報知す
る報知手段としての報知器とを有する走行車両搭載装置
A1が配されている。
【0039】次に、各条のユニットに対応する作業機搭
載装置の詳細な回路構成を、条No1の送信機B18−
1を例にして、図7を参照して説明する。同図におい
て、送信機B18−1に接続された種子残量不足センサ
B162は、種子ホッパB121に収容した種子の残量
が所定レベル以下に少なくなって種子不足をきたすおそ
れがあることを検出するもので、ホッパの出口近辺にお
いてホッパ内の種子が接触しているかどうかによって信
号出力が反転する圧電式或いは静電式のセンサが適用で
きる。肥料残量不足センサB161は、肥料ホッパB1
11に収容した肥料の残量が所定レベル以下に少なくな
って肥料不足をきたすおそれがあることを検出するもの
で、ホッパの出口近辺においてホッパ内の肥料が接触し
ているかどうかによって信号出力が反転する種子残量不
足センサB162と同様の原理動作する圧電式或いは静
電式のセンサが適用できる。
【0040】種子詰まりセンサB172は、播種する種
子が播種ホースB123を通じて供給されていることを
監視し、一定時間を越えて通過する種子がないことによ
って、種子が詰まって供給されていないことを検出する
もので、通過孔を通過する種子によって反射する反射光
が一定時間以上なくなることによって出力に一定時間継
続するパルス信号を出力するように構成した反射型のセ
ンサが適用できる。肥料詰まりセンサB171は、施肥
する肥料が施肥ホースB113を通じて供給されている
ことを監視し、一定時間を越えて通過する肥料がないこ
とによって、肥料が詰まって供給されていないことを検
出するもので、通過孔を通過する肥料によって反射する
反射光が一定時間以上なくなることによって出力に一定
時間継続するパルス信号を出力するように構成した種子
詰まりセンサB172と同様の反射型のセンサが適用で
きる。
【0041】送信機B18−1は、予め定めたプログラ
ムに従って処理動作を行うマイクロコンピュータ(以下
マイコンと略記する)11と、送信回路12と、電池電
源13と、電池電圧を安定化して各部に供給する電源回
路14と、送信機B18−1の設置された条数を設定す
る例えばディップスイッチによって構成される条数設定
器15とを有する。
【0042】マイコン11は、プログラムに従って動作
する中央演算ユニット(CPU)11aと、プログラム
などを格納した読み出し専用のメモリ(ROM)11
b、及び、処理データを格納するデータ格納エリアの
他、処理の際の作業エリアとして使用される読み出し書
き込み自在のメモリ(RAM)11cとを内蔵する。そ
して、マイコン11のCPU11aには、種子残量不足
センサB162、肥料残量不足センサB161、種子詰
まりセンサB172、肥料詰まりセンサB171が接続
されており、種子残量不足、肥料残量不足、種子詰ま
り、肥料詰まりの検出によって、異常動作状態が入力さ
れるようになっている。また、CPU11aには、入力
した異常動作状態を処理して生成する送信データを送信
するための送信回路12が接続されている。
【0043】以上の構成において、マイコン11のCP
U11aは、図8のフローチャートに示すような処理を
実行し、電池電源が投入されると動作を開始し、先ず初
期設定を行う(ステップS1)。次に、センサB16
1、B162、B171及びB172から何等の検知信
号も入力されていないとき(ステップS2がnoのと
き)には、電池電源の節約のためスリープ状態にある。
そして、何れかのセンサからの信号が、例えばLからH
レベル又はその逆に反転したとき(ステップS2がye
sのとき)、検知信号が入力されたと判断してスリープ
状態から通常動作に入る(ステップS3)。通常動作に
入ったCPU11aは、入力した検知信号に基づいて、
図9(a)〜(c)に示すフォーマットの監視結果を示
す送信データを生成する。
【0044】すなわち、送信データは、図9(a)に示
すように、1バイトからなるスタート部STと、1バイ
トからなる条数を示すIDNoと、1バイトからなるデ
ータ部とからなる。IDNoは、図9(b)に示すよう
に、下位4ビットを使用してNo1からNo12の条数
を識別する識別情報が生成される。そして、データ部
は、図9(c)に示すように、下位2ビットを使用して
種子詰まり及び種子残量不足の有無を、下位5及び6ビ
ットを使用して肥料詰まり及び肥料残量不足の有無を示
すデータが生成される。なお、条数を識別する識別情報
としては、条数設定器15によって設定した条数情報が
使用される。この条数の変更は、設定器15によって設
定を変更することで簡単に行うことができる。
【0045】上述したように生成された、異常動作状態
にある施肥・播種ユニットを識別可能にする識別情報
に、異常動作状態を検知した作業具としての施肥具B1
1又は播種具B12の異常動作状態を識別する作業識別
情報が付加された構成となっている監視結果を示すデー
タは、CPU11aから送出され、送信回路12及びア
ンテナB181を介して走行車両搭載装置A1に対して
送信される。
【0046】次に、トラクタA側に配される走行車両搭
載装置A1の詳細な回路構成を、図10を参照して説明
する。同図において、走行車両搭載装置A1は、作業機
搭載装置の送信機B18−1〜B18−12が無線送信
する監視結果を受信する受信手段としての受信機A11
と、受信機A11によって受信した監視結果によって作
業者に施肥・播種機の異常動作状態を報知する報知手段
としての報知器A12とを有する。受信機A11は、受
信アンテナA111で受信した送信機B18−1〜B1
8−12からの監視結果を示す送信データを報知器A1
2に送出するように働く。
【0047】報知器A12は、受信機A11からの送信
データを受けて処理し、データ中のIDNoによって、
種子詰まり、種子残量不足、肥料詰まり、肥料残量不足
の異常動作状態の生じている条数を数字表示器A125
に表示させるとともに、異常状態の内容に対応した異常
インジケータA121〜A124を点灯させ、かつ異常
状態が発生していることをブザー報音孔の背後に配した
警報ブザーA126′を鳴動させるなどの制御を行う報
知制御部A12−1を備える。報知器A12は、その動
作電源をトラクタのバッテリから電源スイッチA129
及び電源回路A130を介して各部に供給されるように
なっている。
【0048】報知制御部A12−1は、予め定めたプロ
グラムに従って処理動作を行うマイクロコンピュータ
(以下マイコンと略記する)111によって構成されて
いる。マイコン111は、プログラムに従って動作する
中央演算ユニット(CPU)111aと、プログラムな
どを格納した読み出し専用のメモリ(ROM)111
b、及び、処理データを格納するデータ格納エリアの
他、処理の際の作業エリアとして使用される読み出し書
き込み自在のメモリ(RAM)111cとを内蔵する。
そして、マイコン111のCPU111aには、その入
力に受信機A11、ブザー停止ボタンA127によって
操作されるブザー停止スイッチA127′、クリアボタ
ンA128によって操作されるクリアスイッチA12
8′が接続され、また出力に数字表示器A125、異常
インジケータA121〜A124、警報ブザーA12
6′が接続されている。
【0049】以上の構成において、マイコン111のC
PU111aは、図11のフローチャートに示すような
処理を実行し、電池電源が投入されると動作を開始し、
先ず初期設定を行う(ステップS11)。次に、受信機
A11によって受信した受信データを取り込み(ステッ
プS12)、この取り込んだ受信データの構成とチェッ
クサムをチェックして有効性を判断し(ステップS1
3)、有効であるとき(ステップS13がyesのと
き)には、受信したデータについて、IDNo、異常内
容についての解析を行い、数字表示器A125に条数を
表示させるとともに、異常内容に対応する異常インジケ
ータA121〜A124を点灯させ、かつ警報ブザーA
126′を鳴動させて異常状態の発生を報知する(ステ
ップS14)。
【0050】警報ブザーA126′の鳴動によって異常
状態の発生を作業者が知り、警報停止ボタンを操作して
ブザー停止スイッチA127′がオンされると(ステッ
プS16がyesのとき)、警報ブザーA126′の鳴
動が停止される(ステップS17)。警報ブザーA12
6′の鳴動によって異常状態の発生を知り、数字表示器
A125に表示された数字と、点灯している異常インジ
ケータA121〜A124とによって、どの条数の施肥
・播種ユニットにどのような異常が生じているかを知っ
た作業者がクリアボタンを操作してクリアスイッチA1
28′がオンされると(ステップS15がyesのと
き)、数字表示器A125の表示と、異常インジケータ
A121〜A124の点灯がクリアされる(ステップS
18)。
【0051】なお、図11のフローチャートには示され
ていないが、複数の条数に異常状態が発生し、何れもが
クリアされていないときには、一定時間毎に、数字表示
器A125に表示する条数と、異常インジケータA12
1〜A124の点灯によって示す異常内容とを交互に切
り替えることによって、複数条での異常にも対応するこ
とができる。
【0052】なお、図7について上述したように、送信
機B18−1及びこれに付属したセンサは、電池電源1
3を電源として動作するように構成されている。そこ
で、電池電源13の長寿命化を図るために、マイコン1
1、送信回路12及びセンサは、図12のタイミングチ
ャート図に示すように、それらの動作時間を制限する工
夫がなされている。
【0053】すなわち、詰まりセンサは、詰まりを検知
するとワンショットマルチを起動して約500msのH
レベルのパルスを発生するように構成され、残量不足セ
ンサは、残量が所定レベル以下になると、出力がHから
Lレベルになるように構成されている。そして、マイコ
ン11は詰まりセンサの出力がLからHレベルに立ち上
がることによって、スリープ状態から通常動作状態にな
り、詰まりセンサの出力が約500msの間Hレベルに
なったことを確認してから詰まり異常が生じていると判
断して送信データを生成し、この送信データを送信回路
12を通じて約30msの間に無線送信する。なお、詰
まりと残量不足が重複して発生したときには、詰まりセ
ンサの出力が約500msの間Hレベルになったこと、
又は、残量不足センサの出力が約500msの間Lレベ
ルになったことを確認して、異常の発生をあると判断し
た後に、両異常を含む送信データをマイコン11にて生
成し、両方をまとめて送信回路12を通じて約30ms
の間に同時に無線送信する。
【0054】また、上述した実施の形態では、監視シス
テムの全体構成を示す図6のブロック図から分かるよう
に、各条の施肥・播種ユニットに対応して一つの送信機
が設けられ、一つの送信機に、種子残量不足センサB1
62、肥料残量不足センサB161、種子詰まりセンサ
B172、肥料詰まりセンサB171の4つの検知セン
サが信号線を介して接続されるようになっている。この
ため、施肥・播種ユニットの何れかに故障が発生したと
きには、施肥・播種ユニット単位での交換が簡単に行え
る反面、送信機の数が条数分必要になり、また故障個所
だけの交換を行うためには、信号線を外す手間が必要に
なるという問題がある。
【0055】送信機の数を減らすには、送信機を作業機
に一つ設置すればよいが、その反面、信号線の数が増
え、施肥・播種ユニットの何れかに故障が発生し、施肥
・播種ユニット単位での交換を行う際にも、信号線を外
すことが必ず必要になる。
【0056】施肥・播種ユニットの何れかに故障が発生
し、故障個所だけの交換を行う際に、信号線を外す手間
を省くためには、各作業具の各種類のセンサに対応して
一つの送信機を設けるようにすればよいが、このように
した場合には、送信機の数がさらに増えることになる。
【0057】いずれの場合にも、別の作業機と交換する
ため作業機をトラクタから外すときには、信号線を外す
手間がなくなり、トラクタに対する作業機の付設や取り
外しを行うことの障害になることのない、監視システ
ム、並びに、監視システムを構成する走行車両搭載装置
及び作業機搭載装置が得られる。
【0058】特に、図示した実施の形態のように、各条
の施肥・播種ユニットに対応して一つの送信機が設けら
れている場合には、作業ユニットに故障が生じた際に、
面倒なメンテナンス作業を必要とすることなく、故障し
た作業ユニットを交換できる監視システム、並びに、走
行車両搭載装置及び作業機搭載装置が得られる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、走行車両とこれに付設する作業機との間に
何らの信号線を配することなく、作業機の異常動作状態
を走行車両側で監視することができるので、走行車両に
対する作業機の付設や取り外しを行うことの障害になる
ことのない、作業機の動作状態を監視する監視システム
が得られる。
【0060】請求項2記載の発明によれば、走行車両と
これに付設する作業機との間に何らの信号線を配するこ
となく、作業ユニットを識別可能にする識別情報によっ
て、異常動作状態にある作業ユニットを特定する監視を
走行車両側で行うことができるので、異常動作状態にあ
る作業ユニットを作業者に知らせる監視システムが得ら
れる。
【0061】請求項3記載の発明によれば、走行車両と
これに付設する作業機との間に何らの信号線を配するこ
となく、作業具を識別する作業識別情報によって、異常
動作状態にある作業具を特定する監視を走行車両側で行
うことができるので、異常動作状態にある作業ユニット
の作業具を作業者に知らせる監視システムが得られる。
【0062】請求項4記載の発明によれば、走行車両と
これに付設する作業機との間に何らの信号線を配するこ
となく、複数種類のセンサによって検知した、各作業具
の異なる異常動作状態の監視を走行車両側で行うことが
できるので、各作業具の異なる異常動作状態を作業者に
知らせる監視システムが得られる。
【0063】請求項5記載の発明によれば、信号線は作
業ユニット単位で行われることができるので、作業ユニ
ットに故障が生じた場合であっても、面倒なメンテナン
ス作業を必要とすることなく、故障した作業ユニットを
交換できるようにした監視システムが得られる。
【0064】請求項6記載の発明によれば、送信手段が
一つでよくなっているので、簡単な構成の監視システム
が得られる。
【0065】請求項7記載の発明によれば、信号線がセ
ンサ単位で行われることができるので、作業ユニットに
故障が生じた場合であっても、作業ユニット単位で交換
しなくてもよくなり、面倒なメンテナンス作業を必要と
することなく、故障に対応できる監視システムが得られ
る。
【0066】請求項8記載の発明によれば、走行車両と
これに付設する作業機との間に何らの信号線を配するこ
となく、作業機の異常動作状態を走行車両側で監視する
ことができるので、走行車両に対する作業機の付設や取
り外しを行うことの障害になることのない、作業機の動
作状態を監視する監視システムを構成するための走行車
両搭載装置が得られる。
【0067】請求項9記載の発明によれば、走行車両と
これに付設する作業機との間に何らの信号線を配するこ
となく、作業機の異常動作状態を走行車両側で監視させ
ることができるので、走行車両に対する作業機の付設や
取り外しを行うことの障害になることのない、作業機の
動作状態を監視する監視システムを構成するための作業
機搭載装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による作業機の動作状態を監視する監視
システムの一実施の形態を示す斜視図である。
【図2】図1におけるトラクタの後部に対して施肥・播
種機を付設するための連結具を拡大して示す斜視図であ
る。
【図3】図1における施肥・播種機の一つを拡大して示
す斜視図である。
【図4】図1における施肥・播種機の一つを分解して示
す分解図である。
【図5】図1における走行車両搭載装置の外観構成を示
す斜視図である。
【図6】監視システムの全体構成を示すブロック図であ
る。
【図7】図6における作業機搭載装置の詳細な回路構成
を示すブロック図である。
【図8】図7中のマイコンのCPUがプログラムに従っ
て行う処理を示すフローチャートである。
【図9】図7中の送信機が生成する送信データの構成を
説明するための説明図である。
【図10】図6における走行車両搭載装置の詳細な回路
構成を示すブロック図である。
【図11】図10中のマイコンのCPUがプログラムに
従って行う処理を示すフローチャートである。
【図12】図7中の送信機の送信回路及びセンサの動作
タイミングを示すタイミングチャート図である。
【符号の説明】
A 走行車両(トラクタ) A1 走行車両搭載装置 B 作業機(施肥・播種機) B1〜B5 作業ユニット(施肥・播種ユニット) B11、B12 作業具(施肥具、播種具) B161、B162、B171及びB172 監視手段
(検知センサ、センサ、肥料残量不足センサ、種子残量
不足センサ、肥料詰まりセンサ、種子詰まりセンサ) B18 送信手段(送信機)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2B052 AA27 DC04 DC05 DC06 DC11 DC17 DD01 EB11 2B304 KA08 KA17 LA02 LA08 LB05 QA11 QC11 RB01 RB02 RB05 5H223 AA17 CC08 EE06 EE30 FF08

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行車両の後部に装着される作業機の異
    常動作状態を監視する監視手段と、該監視手段による監
    視結果を無線送信する送信手段とを有し、作業機に搭載
    される作業機搭載装置と、 前記送信手段が無線送信する監視結果を受信する受信手
    段と、該受信手段によって受信した監視結果によって作
    業者に作業機の異常動作状態を報知する報知手段とを有
    し、走行車両に搭載される走行車両搭載装置とを備える
    ことを特徴とする走行車両に付設する作業機の監視シス
    テム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の走行車両に付設する作業
    機の監視システムにおいて、 前記監視手段は、前記作業機が有する各々が一条の作業
    を行う複数の作業ユニットの各々に設置され、各作業ユ
    ニットの異常動作状態を検知し、 前記送信手段は、前記監視手段による監視結果を、当該
    監視手段を設置した前記作業ユニットを識別可能にする
    識別情報とともに送信し、 前記報知手段は、前記受信手段を介して前記監視結果と
    ともに得た前記識別情報に基づいて、異常動作状態にあ
    る作業ユニットを作業者に報知することを特徴とする走
    行車両に付設する作業機の監視システム。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の走行車両に付設する作業
    機の監視システムにおいて、 前記監視手段は、前記作業ユニットが有する各々が異な
    る作業を行う複数の作業具の各々に設置され、各作業具
    の異常動作状態を検知する検知センサを含み、 前記送信手段が送信する前記識別情報は、前記検知セン
    サによって検知した異常動作状態を検知した前記作業具
    を識別する作業識別情報を含み、 前記報知手段は、前記受信手段を介して得た前記識別情
    報に含まれる作業識別情報に基づいて、異常動作状態に
    ある前記作業ユニットの作業具を作業者に報知すること
    を特徴とする走行車両に付設する作業機の監視システ
    ム。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の走行車両に付設する作業
    機の監視システムにおいて、 前記検知センサは各作業具の異なる異常動作状態を検知
    する複数種類のセンサを含むことを特徴とする走行車両
    に付設する作業機の監視システム。
  5. 【請求項5】 請求項2〜4のいずれかに記載の走行車
    両に付設する作業機の監視システムにおいて、 前記送信手段は、前記各作業ユニットに一つ設置されて
    いることを特徴とする走行車両に付設する作業機の監視
    システム。
  6. 【請求項6】 請求項2〜4のいずれかに記載の走行車
    両に付設する作業機の監視システムにおいて、 前記送信手段は、前記作業機に一つ設置されていること
    を特徴とする走行車両に付設する作業機の監視システ
    ム。
  7. 【請求項7】 請求項4記載の走行車両に付設する作業
    機の監視システムにおいて、 前記送信手段は、前記各作業具の各種類のセンサに一つ
    設置されていることを特徴とする走行車両に付設する作
    業機の監視システム。
  8. 【請求項8】 走行車両の後部に装着される作業機の異
    常動作状態を監視する監視手段と、該監視手段による監
    視結果を無線送信する送信手段とを有し、作業機に搭載
    される作業機搭載装置ととともに、走行車両に付設する
    作業機の監視システムを構成し、走行車両に搭載されて
    使用される走行車両搭載装置であって、 前記送信手段が無線送信する監視結果を受信する受信手
    段と、 該受信手段によって受信した監視結果によって作業者に
    作業機の異常動作状態を報知する報知手段とを備えるこ
    とを特徴とする走行車両搭載装置。
  9. 【請求項9】 受信手段と報知手段とを有し、走行車両
    に搭載される走行車両搭載装置とともに、走行車両に付
    設する作業機の監視システムを構成し、作業機に搭載し
    て使用される作業機搭載装置であって、 走行車両の後部に装着される作業機の異常動作状態を監
    視する監視手段と、 該監視手段による監視結果を前記走行車両搭載装置の有
    する前記受信手段に対し無線送信し、前記受信手段によ
    って受信した監視結果によって作業者に作業機の異常動
    作状態を前記報知手段に報知させる送信手段とを備える
    ことを特徴とする作業機搭載装置。
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