JP2003116099A - 電子カメラ及び画像再生装置 - Google Patents

電子カメラ及び画像再生装置

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JP2003116099A
JP2003116099A JP2001310563A JP2001310563A JP2003116099A JP 2003116099 A JP2003116099 A JP 2003116099A JP 2001310563 A JP2001310563 A JP 2001310563A JP 2001310563 A JP2001310563 A JP 2001310563A JP 2003116099 A JP2003116099 A JP 2003116099A
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Akio Terane
明夫 寺根
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ユーザが画像の再生を楽しめるような画像再生
機能を実現する。 【解決手段】指示に応じて、着脱記録媒体から読み出さ
れ伸長処理が行われた基本画像から簡易画像を作成し、
設定されたテンプレート画像の合成条件に基づいて、テ
ンプレート画像記録部に記録されているテンプレート画
像とその作成した簡易画像を合成し圧縮処理を施して簡
易画像記録部に記録する。また、指示に応じて、作成し
た簡易画像と音声データの対応付けを行い、それを示す
画像/音声対応データを画像/音声対応データ記録部に
記録する。一方、簡易画像の再生指示に応じて、簡易画
像記録部からテンプレート画像が合成された簡易画像を
読み出し伸長処理を行ってそれを液晶ディスプレイに表
示すると共に、画像/音声対応データに基づき、対応付
けされている音声データを音声データ記録部から読み出
し、その音声データに基づく音声をスピーカに発音させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子カメラや画像
再生装置に用いられる技術に関し、特に、画像の再生技
術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年広く普及しているデジタルカメラ
(電子カメラ)は、撮影の道具であるのみならず、画像
の再生機能を兼ね備えているものが多く、銀塩カメラに
はない大きな特徴のひとつである。この再生機能は、一
般的に、データ圧縮が施されている撮影画像をカメラに
装着されるメモリカード等の記録媒体から読み出し、読
み出された撮影画像に対してデータ伸張等の処理を行っ
て得られた表示用の画像をカメラに備えられている液晶
ディスプレイ等に表示させるというものである。
【0003】この再生機能に関し、例えば、特開200
0−50116号公報には、メモリに記録された画像の
中から予めユーザが設定した画像を、起動画面、終了画
面、メニュー背景画像、警告画像等として表示可能に構
成されたカメラが提案されている。また、例えば、特開
平10−233995号公報には、画像データとして、
本画像データとそれよりも表示用処理時間の短い簡易画
像データを記録媒体に記録させておき、その画像データ
に基づく画像の再生指示が行われたときには、簡易画像
データに基づく簡易画像を先行して再生表示させ、本画
像データの表示用処理終了後に、表示画像を簡易画像か
ら本画像に置き換えて、再生に係る待ち時間を短縮させ
た電子カメラが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の画像の再生機能は、単に撮影のための補助的なも
のとして考慮されたものであって、特段に画像の再生を
積極的に楽しむものとして考慮されたものではなかっ
た。そのため、従来の再生機能による画像の再生をユー
ザは充分に楽しむことができなかった。そこで、画像の
再生をユーザが積極的に楽しめるような再生機能の開発
が望まれるようになった。
【0005】また、上記特開2000−50116号公
報及び特開平10−233995号公報には、画像の再
生をユーザが積極的に楽しめるような再生機能を備えた
ものの記載はない。本発明の課題は、上記実情に鑑み、
画像の再生をユーザが積極的に楽しめるような画像再生
機能を実現する電子カメラ及び画像再生装置を提供する
ことである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
被写体像を画像信号からなる撮影画像として出力する撮
像手段と、前記撮影画像に基づく画像を基本画像として
記録する基本画像記録手段と、画像を表示する画像表示
手段と、画像にテンプレート画像を合成する合成手段
と、画像を前記画像表示手段の表示画素数に相当した画
素数で表現される簡易画像に変換する変換手段と、前記
合成手段により前記テンプレート画像が合成された画像
を前記簡易画像として記録する簡易画像記録手段と、を
備えた電子カメラである。
【0007】上記の構成によれば、液晶ディスプレイ等
の画像表示手段の表示画素数に相当した画素数で表現さ
れる、テンプレート画像が合成された画像を表示させる
ことができると共に、その画像を簡易画像として記録さ
せることができる。これにより、ユーザは画像の再生を
今まで以上に視覚的に楽しむことができる。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記合成手段は、前記テンプレート画像に
対する画像の相対的な位置又は大きさを変更する変更手
段、を備えた構成である。この構成によれば、画像にテ
ンプレート画像を合成させる際に、テンプレート画像に
対する画像の相対的な位置又は大きさを変更させること
ができる。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、複数種類の音声情報が記憶された音声情報
記憶手段と、前記簡易画像と前記音声情報を対応付ける
対応付け手段と、前記簡易画像を前記表示手段に表示さ
せると共に該簡易画像に対応付けされた音声情報に基づ
く音声を発音する再生手段と、を備えた構成である。
【0010】この構成によれば、音声情報が対応付けさ
れた簡易画像が再生させるときには、その簡易画像を表
示させる共に、対応付けされている音声情報に基づく音
声を発音させることができる。尚、音声情報(音声デー
タ)は、音声、メロディー、リズム、擬音等を発音させ
るための音声情報である。これにより、ユーザは画像の
再生を聴覚的に楽しむことができる。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明において、前記対応付け手段により対応付けされる簡
易画像は、前記合成手段により前記テンプレート画像が
合成された画像である、構成である。この構成によれ
ば、音声情報が対応付けされた簡易画像が再生させると
きには、テンプレート画像が合成された画像である簡易
画像を表示させると共に、対応付けされている音声情報
に基づく音声を発音させることができる。
【0012】請求項5記載の発明は、画像を表示する画
像表示手段と、該画像表示手段に適合した画素数で表現
される簡易画像にテンプレート画像を合成する合成手段
と、該合成手段により前記テンプレート画像が合成され
た簡易画像を再生する再生手段と、を備えた画像再生装
置である。
【0013】上記の構成によれば、液晶ディスプレイ等
の画像表示手段に適合した画素数で表現される、テンプ
レート画像が合成された簡易画像を再生させることがで
きる。これにより、ユーザは画像の再生を今まで以上に
視覚的に楽しむことができる。
【0014】請求項6記載の発明は、請求項5記載の発
明において、前記合成手段により前記テンプレート画像
が合成された簡易画像を記録する簡易画像記録手段を、
更に備えた構成である。この構成によれば、液晶ディス
プレイ等の画像表示手段に適合した画素数で表現され
る、テンプレート画像が合成された簡易画像を記録させ
ることができる。
【0015】請求項7記載の発明は、画像を表示する画
像表示手段と、画像にテンプレート画像を合成する合成
手段と、画像を前記画像表示手段の表示画素数に相当し
た画素数で表現される簡易画像に変換する変換手段と、
前記合成手段により前記テンプレート画像が合成された
画像を前記簡易画像として記録する簡易画像記録手段
と、を備えた画像再生装置である。
【0016】上記の構成によれば、液晶ディスプレイ等
の画像表示手段の表示画素数に相当した画素数で表現さ
れる、テンプレート画像が合成された画像を表示させる
ことができると共に、その画像を簡易画像として記録さ
せることができる。これにより、ユーザは画像の再生を
今まで以上に視覚的に楽しむことができる。
【0017】請求項8記載の発明は、画像を表示する画
像表示手段と、該画像表示手段に適合した画素数で記録
された簡易画像を表示する画像再生手段と、前記簡易画
像に対応付けされている音声を再生する音声再生手段
と、を備えた画像再生装置である。
【0018】上記の構成によれば、液晶ディスプレイ等
の画像表示手段に、それに適合した画素数で記録された
簡易画像を表示させることができると共に、その簡易画
像に対応付けされている音声を再生させることができ
る。これにより、ユーザは画像の再生を聴覚的に楽しむ
ことができる。
【0019】請求項9記載の発明は、請求項8記載の発
明において、前記簡易画像と前記音声の対応付けが記憶
される記憶手段を、更に備えた構成である。この構成に
よれば、簡易画像と音声の対応付けを、例えば内部メモ
リ等の記録手段に記憶させることができる。
【0020】請求項10記載の発明は、請求項9記載の
発明において、前記簡易画像と前記音声の対応付けを指
定する指定手段を、更に備えた構成である。この構成に
よれば、簡易画像への音声の対応付けを指定させること
ができる。請求項11記載の発明は、請求項8乃至請求
項10の何れか1項記載の画像再生装置を備えた、電子
カメラである。
【0021】この構成によれば、前述の請求項8乃至1
0の何れか1項記載の画像再生装置に係る作用・効果を
奏する電子カメラを得ることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1は、本発明の第一の実施
の形態に係る電子カメラの構成例を示すブロック図であ
る。
【0023】同図に示した電子カメラ1において、A/
D5、DRAM6、画像処理部7、着脱記録媒体8、音
声処理部9、ビデオドライバ10、USBI/F11、
LCDドライバ12、フラッシュメモリ13、及びCP
U14は、何れもバス15に接続されており、相互にデ
ータの授受を行うことができる。
【0024】撮影レンズ部2は、被写体像を撮像素子3
上に結像させるレンズを有している。撮像素子3は、例
えばCCD(Charge Coupled Device )であり、撮像レ
ンズ部2の作用により撮像素子3上に結像している被写
体像を光電変換して画像を表現している電気信号を出力
する。
【0025】撮像処理部4は、撮像素子3から出力され
る電気信号に対し、ノイズ成分を低減させるCDS(Co
rrelated Double Sampling)や、信号レベルを安定化さ
せるAGC(Automatic Gain Control)等の処理を施
す。A/D5は撮像素子3上に結像している被写体像を
表現しているアナログ信号である電気信号をデジタルデ
ータである画像データに変換するA/D(アナログ/デ
ジタル)変換処理を行う。
【0026】DRAM(Dynamic Random Access Memor
y)6は、A/D5から出力される画像データや画像処
理部6による各種画像処理における処理中の画像データ
等の一時保存用として、あるいはCPU14による制御
処理の実行のためのワークエリアとして、等の用途で使
用されるメモリである。
【0027】画像処理部7は、画像の記録の際に行うガ
ンマ補正やホワイトバランス補正等の補正処理、画像デ
ータの記録・再生のためのJPEG(Joint Photograph
ic Experts Group)方式等による画像データ圧縮・伸張
処理、画像を構成する画素数を増減させる画像の拡大・
縮小処理(リサイズ処理)、及び画像にテンプレート画
像を合成する合成処理等といった各種の画像処理を行
う。
【0028】着脱記録媒体8はこの電子カメラ1に着脱
可能な記録媒体であってこの電子カメラ1で撮影された
画像を表現している画像データ(以下、この画像データ
を特に「基本画像」と称することとする)を記録して保
存する。本例では、着脱記録媒体8としていわゆるIC
メモリカードを使用しており、不図示のカードI/Fを
介してバス15に接続される。
【0029】音声処理部9は、フラッシュメモリ13の
音声データ記録部13−4に記録されている音声データ
を読み出し、その音声データに所定の音声処理を行う。
スピーカドライバ16は、音声処理部9の出力信号であ
る、デジタル信号である音声データをアナログ信号であ
る音声信号に変換し、変換された音声信号を所定の帯域
に増幅する等といった処理を行って出力する。
【0030】スピーカ17は、スピーカドライバ16か
ら出力された音声信号に基づく音声を発音する。音声出
力端子18は、スピーカドライバ16から出力された音
声信号を出力する端子である。例えば、この音声信号
を、音声出力端子18に接続されたヘッドフォンやスピ
ーカ等の外部発音部に入力することによって、音声信号
に基づく音声を発音させることができる。
【0031】ビデオドライバ10は画像データをビデオ
信号に変換する。ビデオドライバ10から出力されたビ
デオ信号はビデオ出力端子19から出力され、出力され
たビデオ信号を家庭用のテレビジョンに入力することに
よって、この電子カメラ1で撮影した画像を表示させる
ことができる。
【0032】USBI/F11はUSB(Universal Se
rial Bus)規格に則ったインタフェースを提供するもの
であり、この電子カメラ1とUSB端子20に接続され
たパーソナルコンピュータ(PC)23等の外部機器と
の間での各種のデータの授受を可能とする。
【0033】LCD(Liquid Crystal Display)ドライ
バ12は、LCDディスプレイ21を駆動し、画像デー
タで表現されている画像をLCDディスプレイ21に表
示させる。LCDディスプレイ21は画像を表示する表
示装置である。
【0034】フラッシュメモリ13は電気的に書き換え
動作を行わせることも可能なリード・オンリ・メモリで
あり、CPU14により実行される動作プログラム13
−1が予め格納されていることに加え、テンプレート画
像記録部13−2、簡易画像記録部13−3、音声デー
タ記録部13−4、及び画像/音声対応データ記録部1
3−5が確保されている。テンプレート画像記録部13
−2は、テンプレート画像を記録するための記録領域で
あり、既に複数のテンプレート画像が記録されている。
尚、記録されているテンプレート画像には、LCDディ
スプレイ14の表示画素数に相当した画素数で表現され
る画像や、複数配置されることによって1つのテンプレ
ート画像を構成する画像等が含まれている。また、この
テンプレート画像は、ユーザが見て楽しめる画像である
ことが望ましい。簡易画像記録部13−3は、基本画像
に対応する画像データであって、LCDディスプレイ1
4に適合した画素数の画像サイズでかつLCDディスプ
レイ14の表示画素数に相当した画素数の画像サイズに
適合した、画像表示のために使用される画像データ(以
下、この画像データを特に「簡易画像」と称することと
する)を記録するための記録領域である。音声データ記
録部13−4は、音声データを記録するための記録領域
であり、既に所定の音声データが複数記録されている。
尚、記録されている音声データには、音声、メロディ
ー、リズム、擬音等を発音させるための音声データが含
まれている。また、この音声データは、ユーザが聴いて
楽しめる音声を発音されるための音声データであること
が望ましい。画像/音声対応データ記録部13−5は、
簡易画像と音声データの対応付けを示す画像/音声対応
データを記録するための記録領域である。
【0035】CPU14は中央演算処理部であり、フラ
ッシュメモリ13に予め格納されている動作プログラム
13−1を実行することでこの電子カメラ1の全体の動
作を制御する。入力指示部22は、各種の動作・設定指
示を行うために操作される各種設定スイッチ等の総称で
あり、例えば、撮影動作の実行を指示するためのレリー
ススイッチや、テレ又はワイドへのズーミング動作の実
行を指示するためのズームボタン(ズームスイッチ)
や、画像を選択指示するための十字ボタン(十字スイッ
チ)等である。
【0036】本構成例の電子カメラ1は以上のように構
成されている。次に、上述した構成を有する電子カメラ
1におけるCPU14によって行われる電子カメラ1の
制御処理について説明する。尚、この電子カメラ1の制
御処理は、CPU14がフラッシュメモリ13に格納さ
れている動作プログラム13−1を読み込んで実行する
ことによって実現される。
【0037】まず、1コマ再生モード処理について説明
する。1コマ再生モードとは、着脱記録媒体8に既に記
録されている基本画像、又はフラッシュメモリ13の簡
易画像記録部13−3に既に記録されている簡易画像を
再生させる動作をこの電子カメラ1に行わせるための動
作モードである。
【0038】図2は、1コマ再生モード処理の処理内容
の一例を示すフローチャートである。このフローチャー
トで示されている処理は、入力指示部22の各種設定ス
イッチが操作されて1コマ再生モードの動作指示のなさ
れたことがCPU14によって検出されると開始され
る。
【0039】まず、S201において、入力指示部22
の各種設定スイッチに対する操作によって、再生対象と
なる画像として、着脱記録媒体8に記録されている基本
画像、又はフラッシュメモリ13の簡易画像記録部13
−3に記録されている簡易画像の何れが指示されている
かが判定され、この判定結果が基本画像であるならばS
202乃至S218に示した基本画像の再生処理へ処理
が進み、簡易画像であるならばS219乃至S224に
示した簡易画像の再生処理へ処理が進む。
【0040】S202では、着脱記録媒体8に既に記録
されている、データ圧縮されている基本画像のうち、入
力指示部22の各種設定スイッチの操作に応じて現在指
定されている基本画像が読み出される。尚、本例では、
基本画像のサイズが画素数で1600×1200であっ
たとし、この基本画像は、MS−DOS(MS−DOS
はマイクロソフト コーポレイションの登録商標)のフ
ァイル管理システム及びDCF(Design rule for Came
ra File system)の画像データフォーマットに準拠して
着脱記録媒体8に記録されているものとする。
【0041】S203では、前ステップの処理によって
読み出されたデータ圧縮されている基本画像の伸張処理
を画像処理部7に行わせ、伸張後の基本画像をDRAM
6に記憶させる。S204では、前ステップの処理によ
ってDRAM6に記憶されている基本画像が読み出さ
れ、その基本画像をLCDディスプレイ21で表示でき
るようにするために、その基本画像のサイズをLCDデ
ィスプレイ21の表示画素数に相当した画素数の画像サ
イズに変更するリサイズ処理を画像処理部7に行わせ
る。尚、本例では、LCDディスプレイ21の表示画素
数の画像サイズが400×300であったとする。従っ
て、前述のリサイズ処理により、基本画像の画像サイズ
が1600×1200から400×300へリサイズさ
れる。そして、このリサイズ処理が施された基本画像が
LCDドライバ12へ送られ、そのリサイズ処理が施さ
れた基本画像で表現される画像をLCDディスプレイ2
1に表示させる処理が行われる。尚、このとき、このリ
サイズ処理が施された基本画像はビデオドライバ10へ
も送られ、その基本画像に対応するビデオ信号がビデオ
アウト端子9から出力される。
【0042】S205では、入力指示部22の各種設定
スイッチに対する操作によって、現在表示されている基
本画像に対応する簡易画像を作成・記録する指示がなさ
れたか否かが判定され、この判定結果がYesならばS
207へ処理が進み、NoならばS206へ処理が進
む。
【0043】S206では、入力指示部22の各種設定
スイッチに対する操作によって、現在表示されている基
本画像とは異なる他の基本画像を表示する指示がなされ
たか否かが判定され、この判定結果がYesならばS2
02へ処理が戻って上述した処理が繰り返され、Noな
らばS205へ処理が戻って上述した処理が繰り返され
る。
【0044】S207では、入力指示部22の各種設定
スイッチに対する操作によって、作成・記録する簡易画
像にテンプレート画像を使用(合成)する指示がなされ
たか否かが判定され、この判定結果がYesならば、現
在表示処理されている、リサイズ処理が施された基本画
像が一旦DRAM6に記憶されてS208へ処理が進
み、NoならばS209へ処理が進む。
【0045】S208では、ユーザの指示に応じて、使
用するテンプレート画像を設定する処理や合成の際のテ
ンプレート画像に対する簡易画像の相対的な位置又は大
きさを設定する処理といったテンプレート画像の合成条
件設定処理が行われる。尚、このS208の処理につい
ては図3を用いて後述する。
【0046】S209では、入力指示部22の各種設定
スイッチに対する操作によって、作成・記録する簡易画
像に音声データを対応付ける(付帯する)指示がなされ
たか否かが判定され、この判定結果がYesならばS2
10へ処理が進み、NoならばS211へ処理が進む。
【0047】S210では、ユーザの指示に応じて、作
成・記録する簡易画像に音声データを対応付ける音声対
応付け処理が行われる。尚、このS210の処理につい
ては図5を用いて後述する。S211では、入力指示部
22の各種設定スイッチに対する操作によって、S20
8の処理で設定されたテンプレート画像の合成条件やS
210の処理で対応付けされた音声データの内容でOK
である旨の指示がなされたか否かが判定され、この判定
結果がYesならばS212へ処理が進み、Noならば
S207へ処理が戻り上述した処理が繰り返される。
【0048】S212では、前述のテンプレート画像の
合成条件が設定されているか否かが判定され、この判定
結果がYesならばS214へ処理が進み、Noならば
S213へ処理が進む。S213では、S203の処理
によってDRAM6に記憶させた基本画像の画像データ
を読み出し、ガンマ補正やホワイトバランス補正等とい
った画像表示のための補正処理や、画像サイズを液晶デ
ィスプレイ21に適合した画素数であって液晶ディスプ
レイ21の表示画素数に相当した画素数である400×
300にリサイズする処理といった、簡易画像のための
画像処理を画像処理部7に行わせる。
【0049】S214では、前述のS213の処理と同
様の処理が行われる。S215では、設定されているテ
ンプレート画像の合成条件に基づいて、前ステップで処
理された画像データ、すなわち簡易画像と、テンプレー
ト画像を合成する処理が行われる。すなわち、テンプレ
ート画像の合成条件に設定されている、簡易画像に合成
させるテンプレート画像、及びそのテンプレート画像に
対する簡易画像の相対的な位置及び大きさに基づいて、
そのテンプレート画像が簡易画像に合成される。
【0050】尚、以降においては、テンプレート画像が
合成された簡易画像を単に簡易画像ということもある。
S216では、前ステップで処理された画像データ、す
なわち簡易画像を圧縮する圧縮処理を画像処理部7に行
わせる。このときの簡易画像の圧縮率は、例えば1/1
0である。
【0051】S217では、前ステップの処理によりデ
ータ圧縮が施された簡易画像がフラッシュメモリ13の
画像記録部13−3に記録される。尚、本例では、この
S217の処理で記録される簡易画像に対してもMS−
DOS及びDCFを適用し、簡易画像のファイル名を基
本画像のファイル名に一致させて記録する。例えば、基
本画像のファイル名が「P7170001.JPG」の
ときは、それに対応する簡易画像のファイル名が「P7
170001.JPG」となる。
【0052】S218では、入力指示部22の各種設定
スイッチに対する操作によって、前ステップで記録した
簡易画像に対応する基本画像とは異なる他の基本画像を
表示する指示がなされたか否かが判定され、この判定結
果がYesの場合に限りS202へ処理が戻って上述し
た処理が繰り返される。
【0053】一方、S219では、フラッシュメモリ1
3の簡易画像記録部13−3に既に記録されている、デ
ータ圧縮されている簡易画像のうち、入力指示部22の
各種設定スイッチの操作に応じて現在指定されている簡
易画像が読み出される。S220では、前ステップの処
理によって読み出されたデータ圧縮されている簡易画像
の伸張処理を画像処理部7に行わせ、伸張後の簡易画像
をDRAM6に記憶させる。
【0054】S221では、フラッシュメモリ13の画
像/音声対応データ記録部13−5に記録されている画
像/音声対応データが読み出され、指定されている簡易
画像に音声データが対応付けされているか否かが判定さ
れ、この判定結果がYesならばS222へ処理が進
み、NoならばS223へ処理が進む。
【0055】S222では、前ステップで読み出された
画像/音声対応データに基づき、簡易画像に対応付けさ
れている音声データをフラッシュメモリ13の音声デー
タ記録部13−4から読み出し所定の音声処理を施すと
いった処理を音声処理部9に行わせ、その音声データを
音声信号に変換する等の処理をスピーカドライバ16に
行わせ、スピーカ17に音声信号に基づく音声を発音さ
せる。これにより、ユーザにより対応付け指示された音
声が発音されるようになり、ユーザは画像の再生を聴覚
的に楽しむことができるようになる。尚、このとき、音
声信号は、音声出力端子18からも出力される。
【0056】S223では、S220の処理によってD
RAM6に記憶されている簡易画像が読み出され、これ
がLCDドライバ12へ送られ、その簡易画像で表現さ
れる画像をLCDディスプレイ21に表示させる。この
とき、送られた簡易画像が、テンプレート画像が合成さ
れた簡易画像であったときには、そのテンプレート画像
が合成された簡易画像がLCDディスプレイ21に表示
される。これにより、ユーザにより選択指示されたテン
プレート画像が合成された簡易画像が表示されるように
なり、ユーザは画像の再生を今まで以上に視覚的に楽し
むことができるようになる。
【0057】S224では、入力指示部22の各種設定
スイッチに対する操作によって、現在表示されているも
のとは異なる他の簡易画像を表示する指示がなされたか
否かが判定され、この判定結果がYesの場合に限りS
219へ処理が戻って上述した処理が繰り返される。
【0058】以上までの処理が1コマ再生モード処理で
あり、この処理をCPU14が行うことによって、基本
画像の再生、簡易画像の再生、基本画像に対応する簡易
画像の作成・記録、その作成・記録する簡易画像へのテ
ンプレート画像の合成、その作成・記録する簡易画像へ
の音声データの対応付け、簡易画像再生時にその簡易画
像に対応付けされている音声データに基づく音声の発音
等が行われる。
【0059】尚、この1コマ再生モード処理は、入力指
示部22の各種設定スイッチが操作され、1コマ再生モ
ード以外の動作モードの動作指示のなされたこと、ある
いはこの電子カメラ1の電源をオフとする指示のなされ
たことがCPU14によって検出されると直ちに終了す
る。
【0060】また、この1コマ再生モード処理のS21
9乃至S224に示した簡易画像の再生処理において、
再生処理中の簡易画像にテンプレート画像が合成されて
いない場合に、例えば、その簡易画像へ合成させるテン
プレート画像の指示や、そのテンプレート画像に対する
簡易画像の相対的な位置及び大きさを変更する指示に応
じてテンプレート画像と簡易画像を合成し、そのテンプ
レート画像が合成された簡易画像を液晶ディスプレイ2
1に表示し、また、そのテンプレート画像が合成された
簡易画像の記録指示に応じて、そのテンプレート画像が
合成された簡易画像をフラッシュメモリ13の簡易画像
記録部13−3に記録するように処理しても良い。ま
た、再生処理中の簡易画像に音声データが対応付けされ
ていない場合に、例えば、その簡易画像に対応付けさせ
る音声データの指示に応じて、その簡易画像と音声デー
タを対応付け、その対応付けを示す画像/音声対応デー
タを、フラッシュメモリ13の画像/音声対応データ記
録部13−5に記録するように処理しても良い。
【0061】また、この1コマ再生モード処理の基本画
像の再生処理において、テンプレート画像が合成された
簡易画像を作成する際は、まず、簡易画像のサイズへの
リサイズ処理(S214)が行われた後にテンプレート
画像の合成処理(S215)が行われていたが、この処
理の順番を逆にしても良い。すなわち、先にテンプレー
ト画像の合成処理を行った後に簡易画像のサイズへのリ
サイズ処理を行うようにしても良い。但し、この場合、
テンプレート画像記録部13−2には、前述のLCDデ
ィスプレイ14の表示画素数に相当した画素数で表現さ
れるテンプレート画像に代わって、基本画像の画素数で
表現されるテンプレート画像が記録されるようになる。
【0062】また、この1コマ再生モード処理では、着
脱記録媒体8から基本画像を読み出し再生処理を行って
いたが、例えば、USB端子20に接続されているパー
ソナルコンピュータ21のメモリ等のように外部機器の
記録媒体から基本画像を読み出し再生するようにしても
良い。
【0063】また、この1コマ再生モード処理では、作
成・記録した簡易画像に音声データの対応付けが行われ
た場合に限り、その対応付けを示す画像/音声対応デー
タが画像/音声対応データ記録部13−5に記録される
ものであったが、例えば、作成・記録した簡易画像に音
声データの対応付けが行われなかった場合にも、その対
応付けを示す画像/音声対応データを画像/音声対応デ
ータ記録部13−5に記録させるようにしても良い。但
し、この場合の画像/音声対応データは、簡易画像と音
声データが対応付けされていない旨を示すデータにな
る。
【0064】次に、上述した1コマ再生モード処理にお
けるS208の処理である、テンプレート画像の合成条
件設定処理について説明する。図3は、このテンプレー
ト画像の合成条件設定処理を説明する図である。同図
(a) は、この合成条件設定処理の処理内容の一例を示す
フローチャート、同図(b) は、LCDディスプレイ21
に表示されるテンプレート画像メニューの表示例であ
る。
【0065】同図(a) において、まず、S301では、
記録・作成する簡易画像へ合成させるテンプレート画像
をユーザに選択させるためのテンプレート画像メニュー
を、LCDディスプレイ21に表示させる処理が行われ
る。このとき、例えば同図(b) に示したテンプレート画
像メニューがLCDディスプレイ21に表示される。ユ
ーザは、入力指示部22の各種設定スイッチに対する操
作によって、表示されているテンプレート画像メニュー
の中から所定のテンプレート画像を選択することができ
る。但し、同図(b) では、4つのテンプレート画像名が
表示されているが、入力指示部22の十字ボタンの操作
によって、他のテンプレート画像名を表示させることも
可能である。
【0066】同図(a) に戻り、S302では、テンプレ
ート画像メニューの中から、入力指示部22の各種設定
スイッチに対する操作によって選択指示された所定のテ
ンプレート画像名が選択・設定される。尚、このとき
に、選択・設定されたテンプレート画像名に対応するテ
ンプレート画像を液晶ディスプレイ21に表示させるよ
うにしても良い。
【0067】S303では、前ステップで選択・設定さ
れているテンプレート画像名に対応するテンプレート画
像を、フラッシュメモリ13のテンプレート画像記録部
13−2から読み出すと共に、前述のS207の処理で
DRAM6に記憶したリサイズ処理が施された基本画像
を読み出し、その基本画像にそのテンプレート画像を合
成する合成処理を画像処理部7に行わせ、そのテンプレ
ート画像が合成された基本画像をLCDディスプレイ2
1に表示させる処理が行われる。
【0068】S304では、入力指示部22の十字ボタ
ンやズームボタンに対する操作による、テンプレート画
像に対する簡易画像の相対的な位置及び大きさを変更す
る指示に応じて、テンプレート画像に対する基本画像の
相対的な位置を移動する処理や基本画像の画像サイズを
リサイズ(拡大/縮小)する処理を画像処理部7に行わ
せ、そのような処理により得られた、テンプレート画像
が合成された基本画像をLCDディスプレイ21に表示
させる処理が行われる。但し、本ステップにおいて、テ
ンプレート画像に対する簡易画像の相対的な位置又は大
きさを変更する指示において、その位置又は大きさの何
れか一方の指示しか行われなかったときには、その一方
の指示のみに応じて処理が行われる。
【0069】S305では、入力指示部22の各種設定
スイッチに対する操作によって、テンプレート画像を変
更する指示がなされたか否かが判定され、この判定結果
がYesならば処理がS301へ戻る。一方、この判定
結果がNoならば、現在表示されている基本画像に合成
されているテンプレート画像、及びそのテンプレート画
像に対する基本画像の相対的な位置及び大きさが、作成
・記録する簡易画像に合成させるテンプレート画像、及
びそのテンプレート画像に対する簡易画像の相対的な位
置及び大きさとして設定される。すなわち、それらが、
作成・記録する簡易画像とテンプレート画像の合成条件
として設定される。その後、処理はリターンする。
【0070】以上までの処理がテンプレート画像の合成
条件設定処理であり、この処理をCPU14が行うこと
によって、作成・記録する簡易画像とテンプレート画像
の合成条件が設定される。図4(a),(b),(c),(d) は、上
述したテンプレート画像の合成条件設定処理が行われる
処理の過程の一例を説明するための図である。
【0071】同図(a) は、前述のS301の処理が行わ
れる前に、LCDディスプレイ21に表示されていた基
本画像の一例である。同図(b) は、前述のS302の処
理において、入力指示部22の各種設定スイッチに対す
る操作によって選択・設定されたテンプレート画像名に
対応するテンプレート画像の一例を示している。ここで
は、図3(b) に示したテンプレート画像メニューの中
の”1 ポートレート”に対応するテンプレート画像を
示している。
【0072】図4(c) は、前述のS303の処理におい
て、同図(a) に示した基本画像に同図(b) に示したテン
プレート画像が合成されたときの表示例を示している。
同図(d) は、前述のS304の処理において、テンプレ
ート画像に対する簡易画像の相対的な位置又は大きさを
変更する指示に応じて、テンプレート画像に対する基本
画像の相対的な位置が移動され、また基本画像のサイズ
が拡大されたときの、テンプレート画像が合成された基
本画像の表示例を示している。
【0073】このようにして、作成・記録する簡易画像
に合成させるテンプレート画像や、そのテンプレート画
像に対する簡易画像の相対的な位置又は大きさが自由に
変更されるようになる。次に、1コマ再生モード処理に
おけるS210の処理である、音声対応付け処理につい
て説明する。
【0074】図5は、この音声対応付け処理を説明する
ための図である。同図(a) は音声対応付け処理の処理内
容の一例を示すフローチャート、同図(b) はLCDディ
スプレイ21に表示される音声メニューの表示例であ
る。同図(a) において、まず、S501では、簡易画像
に対応付ける音声データをユーザに選択させるための音
声メニューをLCDディスプレイ21に表示させる処理
が行われる。
【0075】このとき、例えば同図(b) に示した音声メ
ニューがLCDディスプレイ21に表示される。ユーザ
は、入力指示部22の各種設定スイッチに対する操作に
よって、表示されている音声メニューの中から所定の音
声データを選択することができる。但し、ここでは、4
つの音声データ名が表示されているが、入力指示部22
の十字ボタンの操作によって、他の音声データ名を表示
させることも可能である。
【0076】同図(a) に戻り、S502では、音声メニ
ューの中から、入力指示部22の各種設定スイッチに対
する操作によって選択指示された所定の音声データ名が
選択・設定される。S503では、前ステップで選択・
設定された音声データ名に対応する音声データを、フラ
ッシュメモリ13の音声データ記録部13−4から読み
出し所定の音声処理を施すといった処理を音声処理部9
に行わせ、その音声データを音声信号に変換する処理等
をスピーカドライバ16に行わせ、スピーカ17に音声
信号に基づく音声を発音させる。尚、このとき、音声信
号は、音声出力端子18からも出力される。
【0077】S504では、入力指示部22の各種設定
スイッチに対する操作によって、音声データを変更する
指示がなされたか否かが判定され、この判定結果がYe
sならば処理がS501へ戻り、Noならば処理がS5
05へ進む。S505では、作成・記録する簡易画像と
現在選択・設定されている音声データ名に対応する音声
データのファイル名の対応付けを示す画像/音声対応デ
ータを、フラッシュメモリ13の画像/音声対応データ
記録部13−5に記録する処理が行われ、その後、処理
はリターンする。
【0078】以上までの処理が音声対応付け処理であ
り、この処理をCPU14が行うことによって、作成・
記録する簡易画像に音声データが対応付けられる。次
に、上述した音声対応付け処理により画像/音声対応デ
ータ記録部13−5に記録された画像/音声対応データ
の一例について説明する。
【0079】図6は、画像/音声対応データ記録部13
−5に記録された画像/音声対応データの一例である。
尚、ここでは音声データのデータ形式をWAV形式で示
している。同図に示したように、作成・記録された簡易
画像には、所定の音声データが対応付けされている。例
えば、簡易画像記録部13−3のディレクトリー”DC
IM¥999OLYM”に属する簡易画像”P7170
01.jpg”には、音声データ記録部13−4のディ
レクトリー”MUSIC”に属する音声データ”000
2.WAV”が対応付けされている。これにより、簡易
画像”P717001.jpg”を再生させるときに
は、これに対応付けされている音声データ”0002.
WAV”に基づく音声を発音させることができるように
なる。また、作成・記録された簡易画像の中で、画像/
音声対応データに示されていない簡易画像に対し再生指
示が行われたときには、その簡易画像に音声データが対
応付けされていないことになるので、その場合は簡易画
像の表示のみで音声は発音されないようになる。
【0080】次に、撮影モード処理について説明する。
尚、撮影モードとは撮影動作をこの電子カメラ1に行わ
せるための動作モードである。この撮影モード処理をC
PU14が行うことによって、電子カメラ1に撮影動作
を行わせて基本画像の記録を行わせることに加え、電子
カメラ1になされている設定に従い、撮影時に簡易画像
の作成・記録、その作成・記録する簡易画像へのテンプ
レート画像の合成、及びその作成・記録する簡易画像へ
の音声データの対応付けを行わせる。このように、撮影
時に簡易画像の作成を行うようにすると、画像データの
圧縮処理がなされているために元の撮像画像よりも画質
が劣化している基本画像から作成されたものよりも良好
な画質の簡易画像を作成することができる。
【0081】図7は、撮影モード処理の処理内容を示す
フローチャートである。同図に示したフローチャート
は、入力指示部22の各種設定スイッチが操作されて、
撮影モードの動作指示のなされたことがCPU14によ
って検出されると開始される。まず、S701におい
て、入力指示部22の各種設定スイッチが操作され、こ
れより行う撮影によって記録される基本画像についての
画質の設定の変更の指示がなされたか否かが判定され、
この判定結果がYesのときにのみ、S702におい
て、その画質の設定がなされているCPU14内の所定
のレジスタの値が変更され、画質設定の変更が行われ
る。
【0082】S703では、入力指示部22のレリース
スイッチが操作されて撮影の指示がなされたか否かが判
定され、この判定結果がYesならば処理がS704へ
進み、Noならば処理がS701へ進む。S704で
は、被写体像の撮影のためのAE(Auto Exposure :自
動露出調整)及びAF(Auto Focus:自動焦点調整)の
制御処理が行われる。
【0083】S705では露光処理が行われ、撮像素子
3から出力される被写体像を表現している電気信号を撮
像処理部4で所定の処理をさせた後にA/D5で画像デ
ータに変換させる。更に続くS706において、A/D
5から出力された画像データをDRAM6に記憶させ
る。
【0084】S707では、前ステップでDRAM6に
記憶させた画像データを画像処理部7に読み出させ、ガ
ンマ補正やホワイトバランス補正等の画像記録のための
補正処理や、前述した設定に従った画像のリサイズ及び
画像データ圧縮の処理等といった、基本画像のための画
像処理を行わせる。
【0085】S708では、前ステップで処理された画
像データ、すなわち基本画像を着脱記録媒体8に記録さ
せる。S709では、入力指示部22の各種設定スイッ
チに対する操作によって、撮影時に簡易画像を作成して
記録する指示がなされたか否かが判定され、この判定結
果がYesならばS710に処理が進み、Noならばこ
の撮影モード処理が終了する。尚、この簡易画像を作成
して記録する指示を、例えばS703の処理以前に予め
受け付けておき、本ステップにて、その受け付けた指示
を判定するようにしても良い。
【0086】S710では、前述の図2に示したS20
7乃至S216の処理と同様の処理が行われる。但し、
このS710の処理内で行われるS207の判定処理で
は、その判定結果がYesならば、S706の処理でD
RAM6に記憶された画像データが読み出され、その画
像データが液晶ディスプレイ21の表示画素数に相当し
た画素数の画像サイズにリサイズされ、そのリサイズ処
理が施された画像データが再度DRAM6に記憶されて
S208へ処理が進み、以降の処理では、このリサイズ
処理が施された画像データの画像が、リサイズ処理が施
された基本画像に代わって適用されて処理が進む。ま
た、このS710の処理内で行われるS210の処理で
記録される画像/音声対応データに示される簡易画像の
ファイル名は、S708の処理で着脱記録媒体8に記録
された基本画像のファイル名と同じになる。また、この
S710の処理で行われるS213及びS214の処理
では、S706の処理によってDRAM6に記録された
画像データが、基本画像の画像データに代わって適用さ
れて処理が進む。
【0087】S711では、前ステップで処理された画
像データ、すなわち簡易画像を着脱記録媒体8に記録さ
せ、その後はこの撮影モード処理が終了する。以上まで
の処理が撮影モード処理であり、この処理をCPU14
が行うことによって、簡易画像の作成・記録、その簡易
画像へのテンプレート画像の合成、及びその簡易画像へ
の音声データの対応付けが撮影時に行えるようになるの
で、基本画像からではない、被写体像の画像データから
の簡易画像の作成・記録、その簡易画像へのテンプレー
ト画像の合成、及びその簡易画像への音声データの対応
付けが可能となる。
【0088】尚、この撮影モード処理においても、テン
プレート画像が合成された簡易画像を作成する際には、
まず簡易画像のサイズへのリサイズ処理が行われた後に
テンプレート画像の合成処理が行われていたが、この処
理の順番を逆にしても良い。次に、本発明の第二の実施
の形態について説明する。
【0089】図8は、本発明の第二の実施の形態に係る
画像再生装置の構成例を示すブロック図である。同図に
示した画像再生装置30は、図1に示した電子カメラ1
の構成において、撮影機能に関係する、撮影レンズ部
2、撮像素子3、撮像処理部4、A/D5等を省いた構
成である。また、電子カメラ1と同一の構成については
同一の符号を付して示している。
【0090】このような構成を有する画像再生装置30
が、例えば、図2に示した1コマ再生モード処理を実行
し、その1コマ再生モード処理において、図3に示した
テンプレート画像の合成条件設定処理や、図5に示した
音声対応付け処理を実行することによって、第一の実施
の形態と同様に、基本画像の再生、簡易画像の再生、基
本画像に対応する簡易画像の作成・記録、その作成・記
録する簡易画像へのテンプレート画像の合成、その作成
・記録する簡易画像への音声データの対応付け、簡易画
像再生時にその簡易画像に対応付けされている音声デー
タに基づく音声の発音等を行うことができる。
【0091】尚、本発明の画像再生装置は、図8に示し
た画像再生装置30に限られず、画像再生機能(画像再
生装置)を備えた機器、例えば、PDA( Personal Di
gital Assistants)、携帯電話機、PHS( Personal
Handyphone System )、時計等あっても良い。
【0092】以上、本発明の電子カメラ及び画像再生装
置について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に
限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、
各種の改良及び変更を行っても良いのはもちろんであ
る。
【0093】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、簡易画像へのテンプレート画像の合成や簡易画
像への音声の対応付けを行うことができると共に、その
テンプレート画像が合成された簡易画像の再生やその簡
易画像の再生時にそれに対応付けされている音声の発音
を行うことができるので、ユーザは画像の再生を視覚的
及び聴覚的に楽しむことができ、その画像の再生を今ま
で以上に積極的に楽しむことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態に係る電子カメラの
構成例を示すブロック図である。
【図2】1コマ再生モード処理の処理内容の一例を示す
フローチャートである。
【図3】テンプレート画像の合成条件設定処理を説明す
る図であり、(a) は合成条件設定処理の処理内容の一例
を示すフローチャート、(b) はLCDディスプレイに表
示されるテンプレート画像メニューの表示例である。
【図4】(a),(b),(c),(d) はテンプレート画像の合成条
件設定処理が行われる処理の過程の一例を説明するため
の図である。
【図5】音声対応付け処理を説明するための図であり、
(a) は音声対応付け処理の処理内容の一例を示すフロー
チャート、(b) はLCDディスプレイに表示される音声
メニューの表示例である。
【図6】画像/音声対応データ記録部に記録された画像
/音声対応データの一例である。
【図7】撮影モード処理の処理内容を示すフローチャー
トである。
【図8】本発明の第二の実施の形態に係る画像再生装置
の構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 電子カメラ 2 撮影レンズ部 3 撮像素子 4 撮像処理部 5 A/D 6 DRAM 7 画像処理部 8 着脱記録媒体 9 音声処理部 10 ビデオドライバ 11 USBI/F 12 LCDドライバ 13 フラッシュメモリ 13−1 動作プログラム 13−2 テンプレート画像記録部 13−3 簡易画像記録部 13−4 音声データ記録部 13−5 画像/音声対応データ記録部 14 CPU 15 バス 16 スピーカドライバ 17 スピーカ 18 音声出力端子 19 ビデオ出力端子 20 USB端子 21 LCDディスプレイ 22 入力指示部 23 パーソナルコンピュータ 30 画像再生装置
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/907 H04N 5/91 C 5/92 L 5/93 N 5/92 H 5/93 E G Fターム(参考) 5C022 AA11 AB68 AC03 AC42 AC54 AC69 AC71 5C052 AA17 AB04 DD04 DD06 EE08 GA01 GB01 GB07 GB09 GC03 GD03 GE06 GE08 5C053 FA05 FA10 FA14 FA27 GB06 GB11 JA12 KA04 KA05 KA24 KA25 KA26 LA01 LA06 5C076 AA14 AA17 AA21 AA22

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体像を画像信号からなる撮影画像と
    して出力する撮像手段と、 前記撮影画像に基づく画像を基本画像として記録する基
    本画像記録手段と、 画像を表示する画像表示手段と、 画像にテンプレート画像を合成する合成手段と、 画像を前記画像表示手段の表示画素数に相当した画素数
    で表現される簡易画像に変換する変換手段と、 前記合成手段により前記テンプレート画像が合成された
    画像を前記簡易画像として記録する簡易画像記録手段
    と、 を備えたことを特徴とする電子カメラ。
  2. 【請求項2】 前記合成手段は、 前記テンプレート画像に対する画像の相対的な位置又は
    大きさを変更する変更手段、 を備えたことを特徴とする請求項1記載の電子カメラ。
  3. 【請求項3】 複数種類の音声情報が記憶された音声情
    報記憶手段と、 前記簡易画像と前記音声情報を対応付ける対応付け手段
    と、 前記簡易画像を前記表示手段に表示させると共に該簡易
    画像に対応付けされた音声情報に基づく音声を発音する
    再生手段と、 を備えたことを特徴とする請求項2記載の電子カメラ。
  4. 【請求項4】 前記対応付け手段により対応付けされる
    簡易画像は、前記合成手段により前記テンプレート画像
    が合成された画像である、 ことを特徴とする請求項3記載の電子カメラ。
  5. 【請求項5】 画像を表示する画像表示手段と、 該画像表示手段に適合した画素数で表現される簡易画像
    にテンプレート画像を合成する合成手段と、 該合成手段により前記テンプレート画像が合成された簡
    易画像を再生する再生手段と、 を備えたことを特徴とする画像再生装置。
  6. 【請求項6】 前記合成手段により前記テンプレート画
    像が合成された簡易画像を記録する簡易画像記録手段
    を、 更に備えたことを特徴とする請求項5記載の画像再生装
    置。
  7. 【請求項7】 画像を表示する画像表示手段と、 画像にテンプレート画像を合成する合成手段と、 画像を前記画像表示手段の表示画素数に相当した画素数
    で表現される簡易画像に変換する変換手段と、 前記合成手段により前記テンプレート画像が合成された
    画像を前記簡易画像として記録する簡易画像記録手段
    と、 を備えたことを特徴とする画像再生装置。
  8. 【請求項8】 画像を表示する画像表示手段と、 該画像表示手段に適合した画素数で記録された簡易画像
    を表示する画像再生手段と、 前記簡易画像に対応付けされている音声を再生する音声
    再生手段と、 を備えたことを特徴とする画像再生装置。
  9. 【請求項9】 前記簡易画像と前記音声の対応付けが記
    憶される記憶手段を、 更に備えたことを特徴とする請求項8記載の画像再生装
    置。
  10. 【請求項10】 前記簡易画像と前記音声の対応付けを
    指定する指定手段を、 更に備えたことを特徴とする請求項9記載の画像再生装
    置。
  11. 【請求項11】 請求項8乃至請求項10の何れか1項
    記載の画像再生装置を備えた、 ことを特徴とする電子カメラ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005318295A (ja) * 2004-04-28 2005-11-10 Pioneer Electronic Corp 画像生成システム、画像生成方法、画像生成用プログラム並びに情報記録媒体

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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