JP2003115821A - 受信装置および半導体装置 - Google Patents

受信装置および半導体装置

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JP2003115821A JP2001310345A JP2001310345A JP2003115821A JP 2003115821 A JP2003115821 A JP 2003115821A JP 2001310345 A JP2001310345 A JP 2001310345A JP 2001310345 A JP2001310345 A JP 2001310345A JP 2003115821 A JP2003115821 A JP 2003115821A
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    • H04B1/7115Constructive combining of multi-path signals, i.e. RAKE receivers
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のマルチパス成分を有するCDMA方式
の信号を受信する受信装置のサイズを小型化する。 【解決手段】 受信部21は、CDMA方式の信号を受
信する。記憶部22は、受信部21によって受信された
信号を記憶する。復調部23は、記憶部22に記憶され
た受信信号に含まれる各マルチパス成分を逆拡散符号を
用いて復調する。制御部24は、復調部23を時分割多
重化処理させ、全マルチパス成分を復調させるための制
御を行う。RAKE合成部25は、復調部23の出力を
最大比合成して復調信号を生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は受信装置および半導
体装置に関し、特に、複数のマルチパス成分を有するC
DMA方式の信号を受信する受信装置および複数のマル
チパス成分を有するCDMA方式の信号を処理する半導
体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】次世代移動通信方式の1つの有力候補と
してCDMA(Code Division Multiple Access)方式
があり、このような方式を採用する携帯電話が市場に徐
々に浸透しつつある。
【0003】CDMA方式では複数のユーザ毎に異なる
拡散符号を用いて各々のユーザの情報を拡散して送信す
ることにより、複数のユーザが同じ周波数帯域で同時に
通信することが可能となる。
【0004】ところで、移動体通信ではマルチパスフェ
ージングが問題となる。マルチパスが発生すると各パス
の希望信号は異なった時刻にそれぞれの時刻に対応する
強度を持って到来する。各時刻に到来する希望波がマル
チパス成分である。
【0005】このようなマルチパス環境下において、ス
ペクトル拡散通信方式の特性を向上させる受信方式とし
てRAKE受信方式がある。RAKE受信方式は、マル
チパスフェージングが発生した場合のマルチパス成分を
それぞれ復調して合成する方式である。
【0006】図10は、従来のRAKE合成部を含む受
信装置の構成ブロック図である。図10に示すように、
従来のRAKE合成部を含む受信装置は、アンテナ1、
受信部2、制御部3、フィンガ4−0〜フィンガ4−
N、RAKE合成部5によって構成されている。
【0007】ここで、アンテナ1は、基地局から伝送さ
れてきた電波を捕捉し、受信部2に供給する。受信部2
は、アンテナ1によって捕捉された電波を、電気信号に
変換してフィンガ4−1〜4−Nに供給する。
【0008】制御部3は、各マルチパス信号の遅延時間
を算出し、この遅延時間を表す信号をフィンガ4−0〜
4−Nにそれぞれ供給する。フィンガ4−0〜4−N
は、遅延時間を表す信号を参照し、受信信号を逆拡散す
るための拡散符号の位相を調整して、各々のマルチパス
成分をこの拡散符号による逆拡散により復調して希望波
を得る。
【0009】RAKE合成部5は、フィンガ4−0〜4
−Nの出力する希望波を時間調整をして最大比合成して
復調信号を生成する。次に、以上の従来例の動作につい
て説明する。
【0010】アンテナ1は、基地局から複数のパス(マ
ルチパス)を経由して到達した電波を捕捉し、受信部2
に供給する。受信部2は、受信信号であるRF(Radio
Frequency)信号を中間周波数の信号であるIF(Inter
mediate Frequency)信号に変換した後、例えば、8ビ
ットのI信号およびQ信号を生成して出力する。
【0011】ところで、基地局から送信された電波は、
マルチパスを経由して到達するので、受信信号は図11
に示すように、複数のピークを有する信号となる。そこ
で、制御部3は、各マルチパス信号の遅延時間を算出
し、この遅延時間を表す信号をフィンガ4−0〜4−N
に供給する。
【0012】フィンガ4−0〜4−Nは、制御部3から
供給された遅延時間を表す信号を参照して、逆拡散符号
を所定の時間だけそれぞれ遅延し、受信部2から供給さ
れる信号との間で乗算する処理を行うことで逆拡散す
る。
【0013】RAKE合成部5は、フィンガ4−0〜4
−Nによって逆拡散された信号を時間調整をして最大比
合成して復調信号を生成する。以上のように、RAKE
合成を用いれば、複数のピークを1つに集めて分散した
パワーを合成することができるので、SN比を向上させ
ることが可能になる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のRA
KE受信装置では、図10に示すように、マルチパスの
パス分だけフィンガを設ける必要があったため、回路規
模が増大してしまうという問題点があった。
【0015】また、図12に示すように、所定のフィン
ガにおいて、受信信号のタイミングが進み側へ大きく変
動した場合には、その部分の信号が正しく再生されず、
最悪の場合ではシンボルの欠落が生じてしまうという問
題点があった。
【0016】具体的に説明すると、例えば、受信機の移
動(または電波を反射する反射体の移動)に起因して、
あるフィンガによって逆拡散されていたパスが消滅し、
同一のフィンガにより他のパス成分を逆拡散する必要が
生じた場合について考える。そのような場合に、図12
の第3番目および第4番目のスロットに示すように、新
たに処理対象となるパス成分が既に受信されている場合
には、その部分の信号については欠落を生じてしまうと
いう問題点があった。
【0017】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、回路規模の増大を抑制するとともに、シンボ
ルの欠落を生じない受信装置および半導体装置を提供す
ることを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、図1に示す、複数のマルチパス成分を有
するCDMA方式の信号を受信する受信装置において、
CDMA方式の信号を受信する受信部21と、前記受信
部21によって受信された信号を記憶する記憶部22
と、前記記憶部22に記憶された受信信号に含まれる各
マルチパス成分を逆拡散符号を用いて復調する復調部2
3と、前記復調部23を時分割多重化処理させ、全マル
チパス成分を復調させるための制御を行う制御部24
と、前記復調部23の出力を最大比合成して復調信号を
生成するRAKE合成部25と、を有することを特徴と
する受信装置が提供される。
【0019】ここで、受信部21は、CDMA方式の信
号を受信する。記憶部22は、受信部21によって受信
された信号を記憶する。復調部23は、記憶部22に記
憶された受信信号に含まれる各マルチパス成分を逆拡散
符号を用いて復調する。制御部24は、復調部23を時
分割多重化処理させ、全マルチパス成分を復調させるた
めの制御を行う。RAKE合成部25は、復調部23の
出力を最大比合成して復調信号を生成する。
【0020】また、複数のマルチパス成分を有するCD
MA方式の信号を処理する半導体装置において、CDM
A方式の信号を受信する受信部と、前記受信部によって
受信された信号を記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶
されたCDMA方式の信号に含まれる各マルチパス成分
を逆拡散符号を用いて復調する復調部と、前記復調部を
時分割多重化処理させ、全マルチパス成分を復調させる
ための制御を行う制御部と、前記復調部の出力を最大比
合成して復調信号を生成するRAKE合成部と、を有す
ることを特徴とする半導体装置が提供される。
【0021】ここで、受信部は、CDMA方式の信号を
受信する。記憶部は、受信部によって受信された信号を
記憶する。復調部は、記憶部に記憶された受信信号に含
まれる各マルチパス成分を逆拡散符号を用いて復調す
る。制御部は、復調部を時分割多重化処理させ、全マル
チパス成分を復調させるための制御を行う。RAKE合
成部は、復調部の出力を最大比合成して復調信号を生成
する。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の動作原理を説明
する原理図である。この図に示すように、本発明の受信
装置は、アンテナ20、受信部21、記憶部22、復調
部23、制御部24、および、RAKE合成部25によ
って構成されている。
【0023】ここで、アンテナ20は、基地局からマル
チパスを経由して到達した電波を捕捉する。受信部21
は、アンテナ20によって捕捉された信号を対応する電
気信号に変換して出力する。
【0024】記憶部22は、受信部21によって受信さ
れた信号を記憶する。復調部23は、記憶部22に記憶
された受信信号に含まれる各マルチパス成分を逆拡散符
号を用いて復調する。
【0025】制御部24は、復調部23を時分割多重化
処理させ、全てのマルチパス成分を復調させるための制
御を行う。RAKE合成部25は、復調部23の出力を
最大比合成して復調信号を生成する。
【0026】次に、以上の原理図の動作について説明す
る。アンテナ20は、基地局から送信され、マルチパス
を経由して到達した電波を捕捉し、受信部21に供給す
る。
【0027】受信部21は、アンテナ20によって捕捉
された電波を、対応する電気信号に変換した後、ディジ
タル信号に更に変換して出力する。記憶部22は、リン
グバッファになっており、受信部21から出力されたデ
ィジタル信号を所定のアドレスに順次格納していき、全
ての領域にデータが格納された場合には、先頭アドレス
に戻って同様にデータを格納する処理を繰り返す。
【0028】復調部23は、制御部24の制御に従っ
て、記憶部22に格納されているデータを読み出す。即
ち、制御部24は、各マルチパス成分が格納されている
先頭アドレスを復調部23に通知する。その結果、復調
部23は、制御部24から通知された先頭アドレスから
所定のデータを読み出すことにより、各マルチパス成分
を読み出すことができる。その際、復調部23は、受信
部21からの書き込み速度よりもN倍だけ速い速度でデ
ータを読み出すことにより、単一の復調部23によりN
個のフィンガと同様の処理を実行することができる。例
えば、データ読み出し時には、記憶部22へのデータ書
き込み時の処理クロックよりN倍大きい周波数の処理ク
ロックを用いることで実現できる。
【0029】具体例を示すと、例えば、図11に示す第
1のマルチパス成分に対応するデータが、記憶部22の
アドレス“0001”から格納され、また、第2および
第3のマルチパス成分に対応するデータが、記憶部22
のアドレス“0012”およびアドレス“0058”か
らそれぞれ格納されているとすると、制御部24は復調
部23に対して、アドレス値“0001”、“001
2”、および、“0058”を供給する。
【0030】復調部23は、制御部24から供給された
アドレス値“0001”に対応するアドレス“000
1”から所定量のデータ(1スロット分のデータ)を、
書き込み速度の3倍の速度で読み出し、逆拡散符号を乗
算することにより復調する。
【0031】続いて、復調部23は、制御部24から供
給されたアドレス値“0012”および“0058”に
対応するアドレス“0001”および“0058”から
データを書き込み速度の3倍の速度でそれぞれ読み出
し、逆拡散符号を乗算することにより復調する。
【0032】その結果、受信部21から1スロット分の
データが書き込まれる時間内に、3スロット分のデータ
を復調処理することが可能になる。RAKE合成部25
は、復調部23によって復調され、スロット単位で順次
出力されてくるデータを、時間調整をして最大比合成し
て復調信号を得る。
【0033】以上に説明したように本発明の受信装置で
は、受信信号を記憶部22に一旦書き込み、書き込み速
度よりも速い速度で読み出して復調部23により復調す
ることにより復調処理を時分割多重化するようにしたの
で、図10に示す従来の構成と比較して、回路規模を削
減することが可能になる。
【0034】次に、本発明の実施の形態について説明す
る。図2は、本発明の実施の形態の構成例を示す図であ
る。この図に示すように、本発明の実施の形態は、アン
テナ50、受信部51、入力データバッファ部52、フ
リーランカウンタ53、逆拡散フィンガ部54、制御部
55、タイミング検出部56、および、RAKE合成部
57によって構成されている。
【0035】ここで、アンテナ50は、基地局からマル
チパスを経由して到達した電波を捕捉し、受信部51に
供給する。受信部51は、アンテナ50によって捕捉さ
れた信号を受信し、対応する電気信号に変換して出力す
る。
【0036】入力データバッファ部52は、後述するよ
うに複数のRAMによりリングバッファが構成されてお
り、フリーランカウンタ53から供給されるカウント値
によって指定されるアドレスに、受信部51から供給さ
れたデータを格納する。
【0037】フリーランカウンタ53は、フレーム周期
でカウンタをカウントアップし、カウント値を入力デー
タバッファ部52および制御部55に供給する。逆拡散
フィンガ部54は、制御部55によって指定されたアド
レスを先頭として、入力データバッファ部52からデー
タをスロット単位で読み出し、逆拡散符号を乗算するこ
とにより受信信号を復調する。
【0038】制御部55は、入力データバッファ部52
へのデータの書き込みおよび読み出し制御を行うととも
に、逆拡散フィンガ部54のデータの読み出しおよび逆
拡散制御を行う。
【0039】タイミング検出部56は、受信部51から
出力される受信信号を参照し、各マルチパス成分の遅延
時間を検出してタイミング信号を生成し、制御部55に
供給する。
【0040】RAKE合成部57は、逆拡散フィンガ部
54の出力を最大比合成して復調信号を生成する。次
に、各部の詳細な構成例について説明する。
【0041】図3は、図2に示す入力データバッファ部
52の詳細な構成例を示す図である。この図に示すよう
に、入力データバッファ部52は、デコーダ52a、セ
レクタ52b〜52d、RAM(Random Access Memor
y)52e〜52g、および、セレクタ52hによって
構成されている。
【0042】ここで、デコーダ52aは、制御部55か
ら供給される書き込みポインタからライトイネーブル信
号と、書き込みアドレスとをデコード処理により生成
し、セレクタ52b〜52dおよびセレクタ52hなら
びにRAM52e〜52gに供給する。
【0043】セレクタ52bは、デコーダ52aから供
給されるライトイネーブル信号がアクティブである場合
には、デコーダ52aから供給されるアドレス信号を選
択してRAM52eに供給し、それ以外の場合には制御
部55から供給される読み出しポインタを選択してRA
M52eに供給する。
【0044】セレクタ52c,52dは、デコーダ52
aから供給されるライトイネーブル信号がアクティブで
ある場合には、デコーダ52aから供給されるアドレス
信号を選択してRAM52f,52gにそれぞれ供給
し、それ以外の場合には制御部55から供給される読み
出しポインタを選択してRAM52f,52gにそれぞ
れに読み出しアドレスを供給する。なお、ライトイネー
ブル信号は、書き込み対象となるRAMを1個だけ選択
するための信号であるので、RAM52e〜52gに供
給される信号の何れか1つがアクティブの状態になり、
その他はインアクティブの状態になる。
【0045】RAM52eは、デコーダ52aから供給
されるライトイネーブル信号がアクティブである場合に
は、セレクタ52bから供給されるアドレス信号に対応
する記憶領域に対して、受信部51から供給される受信
データを格納し、ライトイネーブル信号がインアクティ
ブである場合には、セレクタ52bから供給されるアド
レス信号に対応する記憶領域からデータを読み出し、セ
レクタ52hに供給する。
【0046】RAM52f,52gは、デコーダ52a
から供給されるライトイネーブル信号がアクティブであ
る場合には、セレクタ52c,52dからそれぞれ供給
されるアドレス信号に対応する記憶領域に対して、受信
部51から供給される受信データを格納し、ライトイネ
ーブル信号がインアクティブである場合には、セレクタ
52c,52dからそれぞれ供給されるアドレス信号に
対応する記憶領域からデータを読み出し、セレクタ52
hに供給する。
【0047】セレクタ52hは、デコーダ52aから供
給されるライトイネーブル信号がインアクティブとなっ
ているRAMのうち、読み出しの対象となるRAMを選
択し、そのRAMから出力されたデータを逆拡散フィン
ガ部54に出力する。
【0048】図4は、図2に示す逆拡散フィンガ部54
の詳細な構成例を示す図である。この図に示すように、
逆拡散フィンガ部54は、コード発生部54a、乗算回
路54b、加算回路54c、および、FF(Flip Flo
p)回路54dによって構成されている。
【0049】ここで、コード発生部54aは、制御部5
5から供給されるスタート信号に同期して、同じく制御
部55から供給されるシンボル番号に対応する逆拡散符
号(スクランブリング符号とチャネライゼーション符号
とを加算した符号)を発生して乗算回路54bに供給す
る。
【0050】乗算回路54bは、コード発生部54aか
ら供給される逆拡散符号と、入力データバッファ部52
から読み出された受信データとを逐次乗算して出力す
る。加算回路54cは、FF回路54dに格納されてい
る以前のデータと、乗算回路54bから出力されたデー
タとを加算し、得られた結果をFF回路54dに供給す
る。
【0051】FF回路54dは、加算回路54cから供
給されたデータを格納する。次に、図5を参照して制御
部55の詳細な構成例について説明する。制御部55
は、図5に示すように、外部レジスタ55a、テーブル
55b、および、マイクロスケジューラ55cによって
構成されている。
【0052】ここで、外部レジスタ55aには、タイミ
ング検出部56によって各マルチパス成分のタイミング
情報が書き込まれる。テーブル55bは、バッファの役
割を有しており、外部レジスタ55aに書き込まれたタ
イミング情報を、外部レジスタ55aの書き込み動作を
阻害しないように読み出して格納する。
【0053】マイクロスケジューラ55cは、フリーラ
ンカウンタ53から供給されるカウント値を参照し、書
き込みポインタを生成するとともに、フリーランカウン
タ53のカウント値とテーブル55bに格納されている
タイミング情報から、読み出しポインタを生成して入力
バッファ部52に供給する。
【0054】また、マイクロスケジューラ55cは、フ
リーランカウンタ53のカウント値を参照して周期的に
スタート信号を生成して逆拡散フィンガ部54に供給す
るとともに、各マルチパス成分に対応するシンボル番号
を生成して逆拡散フィンガ部54に供給する。
【0055】次に、以上の実施の形態の動作について説
明する。先ず、図2に示す実施の形態の動作の概要につ
いて説明した後、全体の詳細な動作について説明する。
【0056】本実施の形態では、図6に示すように、受
信信号は10msec、38,400chipからなる
仮想無線フレームによって構成され、この仮想無線フレ
ームは図6(A)に示すように、667μsec、2,
560chipからなる15個の仮想無線スロットによ
って構成されている。
【0057】また、図6(B)に示すように、各仮想無
線スロットは、66.7μsec、256chipから
なる10個の逆拡散スロットによって構成されている。
従来の受信装置においては、複数のフィンガによって、
各逆拡散スロットが同時並行的に逆拡散処理されていた
が、本実施の形態では、図6(C)に示すように、各逆
拡散スロットが16個の逆拡散トレーススロットに分割
され、2個の逆拡散トレーススロットを1つのフィンガ
に割り当てて逆拡散処理が実行される。即ち、1個のフ
ィンガを時分割動作させることにより、実質的に8個の
フィンガとして動作させる。
【0058】このとき、逆拡散処理の処理クロックは、
従来のものよりも16倍大きい周波数を持つように設定
されている。また、逆拡散トレーススロットは全部で1
6個であるので、8個のフィンガに対しては8個の逆拡
散トレーススロットが余剰であるが、これらの余剰な逆
拡散トレーススロットは、図7に示すように、シンボル
欠落を防止するための処理に割り当てる。
【0059】次に、本発明の実施の形態の詳細な動作に
ついて説明する。アンテナ50は、1または2以上の基
地局からマルチパスを経由して到達した電波を捕捉す
る。受信部51は、アンテナ50によって捕捉された電
波を、先ず、対応する電気信号に変換した後、中間周波
数の信号に変換し、そして、最後にディジタル信号に変
換し、受信ベースバンド信号として入力データバッファ
部52とタイミング検出部56にそれぞれ供給する。な
お、受信部51は、受信信号を4倍オーバーサンプリン
グするので、入力データバッファ52には通常の4倍の
量のデータが出力されることになる。
【0060】入力データバッファ部52は、図3に示す
RAM52e〜52gに対して、受信部51から供給さ
れたデータを順番に格納していき、RAM52gが一杯
になった場合には、RAM52eに循環して同様にデー
タを格納する動作を繰り返す。即ち、RAM52e〜5
2gは、リングバッファとして動作する。
【0061】ここで、入力データバッファ部52の詳細
な動作について説明すると、先ず、制御部55から書き
込みポインタが供給される。ここで、書き込みポインタ
は、書き込み対象となるRAMを選択するためのライト
イネーブル(WE:Write Enable)信号が含まれてお
り、このライトイネーブル信号はデコーダ52aによっ
て抽出されてセレクタ52b〜52dに供給される。例
えば、RAM52eが書き込みの対象である場合には、
デコーダ52aから出力されるライトイネーブル信号の
うち、RAM52eに接続されているライトイネーブル
信号がアクティブの状態になり、その他はインアクティ
ブの状態になる。
【0062】ライトイネーブル信号がアクティブになる
と、RAM52eは書き込み可能な状態になる。このと
き、ライトイネーブル信号はセレクタ52bにも供給さ
れており、ライトイネーブル信号がアクティブになる
と、セレクタ52bはデコーダ52aから出力されるア
ドレス信号を選択するので、デコーダ52aから出力さ
れたアドレス信号がRAM52eに供給されることにな
る。
【0063】すると、RAM52eは、受信部51から
供給されたデータを、セレクタ52bから供給されたア
ドレス信号によって指定される記憶領域に格納する。こ
のような動作は、RAM52eの先頭番地から最後の番
地まで繰り返され、RAM52eは、受信部51から供
給されたデータによって満たされることになる。
【0064】前述のように、受信部51は受信信号を4
倍オーバーサンプリングし、また、逆拡散スロットを構
成する256chipの信号は、1chipが1ワード
によって表現されるので、逆拡散スロットを構成する信
号は1024ワードのデータとしてRAM52eに格納
される。
【0065】RAM52eが一杯になると、次に、RA
M52fが書き込みの対象とされ、前述の場合と同様の
動作により、受信データが順次格納される。そして、R
AM52fが一杯になると、RAM52gが書き込みの
対象として選択され、データの書き込みが実行される。
このとき、RAM52eとRAM52fには以前に受信
されたデータが格納されているので、RAM52eおよ
びRAM52fが読み出しの対象として選択され、制御
部55から供給される読み出しポインタを先頭アドレス
としてデータが読み出されて逆拡散フィンガ部54に供
給される。
【0066】読み出しの動作の詳細について説明する
と、先ず、タイミング検出部56は、各マルチパス成分
に応じたタイミング情報を生成し、外部レジスタ55a
に供給し、そこに格納させる。外部レジスタ55aに格
納された各マルチパス成分に関するタイミング情報は、
テーブル55bに一旦格納された後、マイクロスケジュ
ーラ55cによって読み出され、そこで、フリーランカ
ウンタ53から出力されるカウント値と加算され、読み
出しポインタが生成される。このようにして生成された
読み出しポインタは、入力データバッファ部52に供給
される。
【0067】入力データバッファ部52では、例えば、
RAM52gが書き込みの対象になっているとすると、
RAM52gに対するライトイネーブル信号がアクティ
ブになっており、その他はインアクティブの状態になっ
ている。従って、セレクタ52dはデコーダ52aから
供給される書き込みアドレス信号を選択してRAM52
gに供給し、セレクタ52bおよびセレクタ52cは、
制御部55から供給される読み出しポインタを選択して
RAM52eとRAM52fにそれぞれ読み出しアドレ
スを供給する。
【0068】RAM52eとRAM52fは、ライトイ
ネーブル信号がインアクティブであるので、読み出し可
能状態になっており、制御部55から供給される読み出
しポインタに対応する記憶領域からデータを読み出して
セレクタ52hに供給する。
【0069】セレクタ52hは、デコーダ52aから供
給されるライトイネーブル信号から、読み出しの対象と
なるRAMを選択する信号を生成し、その信号に基づい
てRAM52e〜52gから出力されるデータを選択
し、逆拡散フィンガ部54に供給する。即ち、いまの例
では、RAM52gへのライトイネーブル信号がアクテ
ィブとなっているので、セレクタ52hは、RAM52
eから出力されるデータを選択する信号を生成し、この
信号に基づいてRAM52eから出力されるデータを選
択して、逆拡散フィンガ部54に出力する。なお、この
とき、RAM52fからもデータが出力されているが、
このデータは選択されていないので、結果的に破棄され
ることになる。
【0070】図8は、入力データバッファ部52からデ
ータを読み出す際の様子を説明する図である。この図に
おいて、RAM#Mは図3に示すRAM52e〜52g
の何れかであり、また、RAM#M+1はRAM#Mの
次にデータが読み出されるRAMを示している。なお、
本実施の形態ではM≦3である。
【0071】この図に示すように、RAM52e〜52
gには、4倍オーバーサンプリングされたデータが書き
込まれているので、読み出し側で使用されるデータ量の
4倍のデータが格納されている。そこで、読み出す際に
は、図8に「○」で示すように、4つおきにデータを読
み出すことにより、データ量を削減する。この図では、
読み出し開始アドレスが0〜1023である場合におけ
るデータの読み出し位置をそれぞれ示してある。具体的
には、例えば、読み出し開始位置がアドレス“0”であ
る場合には、“0”、“4”、・・・、“1016”、
“1020”の順にデータが読み出される。
【0072】ところで、本実施の形態では、図7に示す
ように、逆拡散スロットを16個の逆拡散トレーススロ
ットに分割して処理するので、RAM52e〜52gか
らは、通常(従来)の16倍の速度でデータが読み出さ
れて出力される。例えば、データ読み出し時の処理クロ
ックは、データ書き込み時の処理クロック(通常)より
も16倍大きい周波数の処理クロックとされる。このよ
うにして読み出されたデータのうち、偶数番目の逆拡散
トレーススロットTR#0,TR#2,TR#4,・・
・,TR#14については、通常の逆拡散処理が施され
る。また、奇数番目の逆拡散トレーススロットTR#
1,TR#3,TR#5,・・・,TR#15について
は、シンボル欠落防止用の補正処理を行う場合には、逆
拡散処理が実行され、それ以外の場合には処理を実行し
ない。
【0073】具体的な動作について説明すると、偶数番
目の読み出し処理が実行された後、次の処理対象である
受信データの読み出し開始位置が同じ逆拡散スロット番
号を有している場合、即ち、図7に示すTR#7に示す
状態で次の処理対象の受信データが格納されている場
合、次の逆拡散スロットの処理では、RAM#Mは書き
込みの対象(現在はRAM#M+2が書き込みの対象)
となるので、RAM#Mに書き込まれたデータは削除さ
れてしまう。そこで、本実施の形態では、このようなデ
ータが存在する場合には、奇数番目の逆拡散トレースス
ロットにおいて、逆拡散処理してデータの欠落を防止す
る。
【0074】このようにして、奇数番目の逆拡散トレー
ススロットにおいて、データ処理がなされた場合には、
次の逆拡散スロットにおいては逆拡散処理をする必要が
なくなるので、その場合には次回の偶数番目の逆拡散ト
レーススロットにおける処理はキャンセルされることに
なる(図7のTR#12の破線参照)。なお、偶数番目
の逆拡散トレーススロットにおいてデータ処理を行うか
否かを判断するためには、読み出し開始位置が同じ逆拡
散スロット番号と等しいか否かを判定するようにすれば
よい。
【0075】以上のようにして、入力データバッファ部
52から読み出されたデータは、図4に示す逆拡散フィ
ンガ部54に供給され、そこで逆拡散処理が実行され
る。即ち、逆拡散フィンガ部54は、入力データバッフ
ァ部52によって読み出されたデータを入力し、乗算回
路54bに供給する。コード発生部54aは、制御部5
5から供給されるシンボル番号に対応するスクランブリ
ング符号とチャネライゼーション符号とが加算された逆
拡散符号を供給しているので、乗算回路54bは入力デ
ータバッファ部52によって読み出されたデータと、コ
ード発生部54aから供給された逆算符号とを順次乗算
して出力する。
【0076】加算回路54cは、乗算回路54bから出
力されたデータと、FF54dに格納されているこれま
での演算値とを加算して出力する。FF54dは、加算
回路54cから出力された演算結果のデータを格納す
る。その結果、FF54dの出力は、入力データバッフ
ァ部52によって読み出されたデータと、コード発生部
54aから供給された逆拡散符号とを乗算した結果を積
分した値となる。
【0077】このようにして得られた積分値は、RAK
E合成部57に供給され、そこで、最大比合成されて復
調信号が生成される。以上に示したように、本発明の実
施の形態によれば、受信部51と逆拡散フィンガ部54
との間に入力データバッファ部52を設けるとともに、
データを書き込む速度よりも読み出す速度が高くなるよ
うに設定し、逆拡散フィンガ部54において時分割多重
処理を行うようにしたので、1個の逆拡散フィンガ部5
4により複数の逆拡散フィンガ部の役割を担うことが可
能になる。その結果、回路規模を縮小することが可能に
なる。
【0078】また、本実施の形態では、入力データバッ
ファ部52からデータを読み出す際に、余剰な逆拡散ト
レーススロットを設け、補正処理が必要である場合には
この余剰なスロットにおいて処理するようにしたので、
シンボルの欠落を防止することが可能になる。
【0079】なお、以上の実施の形態においては、逆拡
散スロットを16個の逆拡散トレーススロットに分割す
るようにしたが、本発明はこのような場合にのみ限定さ
れるものではないことはいうまでもない。
【0080】また、以上の実施の形態に示す回路の構成
は、ほんの一例であり、本発明がこのような場合のみに
限定されるものではないことはいうまでもない。次に、
図2に示す逆拡散フィンガ部54の他の構成例について
説明する。
【0081】図9は、図2に示す逆拡散フィンガ部54
の他の構成例を示す図である。この図に示す逆拡散フィ
ンガ部60は、コード発生部60a、乗算回路60b、
および、加算回路60cとFF回路62−0〜62−N
とセレクタ63を具備するバッファ部61によって構成
されている。
【0082】ここで、コード発生部60aは、制御部5
5から供給されるスタート信号がアクティブになった場
合には、シンボル番号に対応するスクランブリング符号
とチャネライゼーション符号とを加算した逆拡散符号を
生成して乗算回路60bに供給する。
【0083】乗算回路60bは、入力データバッファ部
52によって読み出されたデータと、コード発生部60
aから供給される逆拡散符号とを順次乗算して出力す
る。加算回路60cは、乗算回路60bから出力される
データと、バッファ部61に格納されているデータとを
加算してバッファ部61に供給する。
【0084】バッファ部61は、フィンガの個数に応じ
たFF回路62−0〜62−N(本実施の形態ではN=
7)を有しており、各フィンガに対応するデータの積分
値を格納し、セレクタ63により所定のFF回路の出力
を選択して出力する。
【0085】次に、以上の逆拡散フィンガ部60の動作
について説明する。この実施の形態では、入力データバ
ッファ部52は、図6(B)の場合の半分のデータ(2
56chipの半分の128chipのデータ)を読み
出して出力する。先ず、第1番目のフィンガに対応する
データの読み出しが開始されると、セレクタ63は制御
部55から供給されるフィンガ番号を参照し、FF回路
62−0の出力を選択する。その結果、FF回路62−
0には、第1のフィンガに対応する128chipのデ
ータと逆拡散符号とが乗算された後、乗算された値が積
分された結果が格納される。
【0086】第1のフィンガに対する処理が終了する
と、セレクタ63はFF回路62−1の出力を選択し、
前述の場合と同様の処理を実行する。その結果、FF回
路62−1には第2のフィンガに対応する128chi
pのデータと逆拡散符号とが乗算された後、乗算された
値が積分された結果が格納される。
【0087】同様の処理が8回繰り返され、FF回路6
2−0〜62−Nには、第1〜第N+1のフィンガに対
応する128chipのデータと、逆拡散符号とが乗算
された後、乗算された値が積分された結果がそれぞれ格
納されることになる。このようにして全てのフィンガに
対応するデータが読み出されると、入力データバッファ
部52の読み出しが完了した領域については、次のデー
タを書き込むことが可能になる。
【0088】次に、逆拡散スロットの後半部分に対応す
るデータが128chipずつ読み出され、前述の場合
と同様の処理によって逆拡散処理が施される。例えば、
最初の処理では、第1番目のフィンガに対応するデータ
が読み出されて出力される。このとき、逆拡散フィンガ
部60ではセレクタ63によってFF回路62−0の出
力が選択されており、FF回路62−0には前半の12
8chipに対する演算結果が残っているので、後半の
128chipに対応するデータに対する演算結果が累
積的に加算されることになる。その結果、逆拡散スロッ
トを構成する256chip全てのデータに対する逆拡
散処理の結果が得られる。
【0089】第1のフィンガに対する処理が終了する
と、セレクタ63はFF回路62−1の出力を選択し、
前述の場合と同様の処理により、第2のフィンガに対応
するデータに対する逆拡散処理の結果が得られる。
【0090】同様の処理は、第2〜第N+1のフィンガ
に対応するデータに対しても実行され、第1〜第N+1
のフィンガに対応するデータに対する逆拡散処理の結果
を得る。
【0091】以上の実施の形態によれば、128chi
p単位で入力データバッファ部52からデータを読み出
すようにしたので、入力データバッファ部52が具備す
るRAM52e〜52gの記憶容量を半分に減少させる
ことが可能になる。
【0092】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、複数の
マルチパス成分を有するCDMA方式の信号を受信する
受信装置において、CDMA方式の信号を受信する受信
部と、受信部によって受信された信号を記憶する記憶部
と、記憶部に記憶された受信信号に含まれる各マルチパ
ス成分を逆拡散符号を用いて復調する復調部と、復調部
を時分割多重化処理させ、全マルチパス成分を復調させ
るための制御を行う制御部と、復調部の出力を最大比合
成して復調信号を生成するRAKE合成部と、を設ける
ようにしたので、シンボルの欠落が発生することを防止
できる。
【0093】また、複数のマルチパス成分を有するCD
MA方式の信号を処理する半導体装置において、CDM
A方式の信号を受信する受信部と、受信部によって受信
された信号を記憶する記憶部と、記憶部に記憶されたC
DMA方式の信号に含まれる各マルチパス成分を逆拡散
符号を用いて復調する復調部と、復調部を時分割多重化
処理させ、全マルチパス成分を復調させるための制御を
行う制御部と、復調部の出力を最大比合成して復調信号
を生成するRAKE合成部と、を設けるようにしたの
で、半導体装置のサイズを小型化することが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の動作原理を説明する原理図である。
【図2】本発明の実施の形態の構成例を示す図である。
【図3】図2に示す入力データバッファ部の詳細な構成
例を示す図である。
【図4】図2に示す逆拡散フィンガ部の詳細な構成例を
示す図である。
【図5】図2に示す制御部の詳細な構成例を示す図であ
る。
【図6】仮想無線スロット、逆拡散スロット、逆拡散ト
レーススロットの関係を示す図である。
【図7】シンボル欠落を防止するための処理の詳細を説
明するための図である。
【図8】図2に示す入力データバッファ部からデータを
読み出す際の様子を説明する図である。
【図9】図2に示す逆拡散フィンガ部の他の構成例を示
す図である。
【図10】従来のRAKE合成部を含む受信装置の構成
ブロック図である。
【図11】基地局から送信された電波がマルチパスを経
由した後の電力と時間との関係を示す図である。
【図12】所定のフィンガにおいて、受信信号のタイミ
ングが進み側へ大きく変動した場合の様子を説明するた
めの図である。
【符号の説明】
1 アンテナ 2 受信部 3 制御部 4−0〜4−N フィンガ 5 RAKE合成部 20 アンテナ 21 受信部 22 記憶部 23 復調部 24 制御部 25 RAKE合成部 50 アンテナ 51 受信部 52 入力データバッファ部 52a デコーダ 52b〜52d セレクタ 52e〜52g RAM 52h セレクタ 53 フリーランカウンタ 54 逆拡散フィンガ部 54a コード発生部 54b 乗算回路 54c 加算回路 54d FF回路 55 制御部 55a 外部レジスタ 55b テーブル 55c マイクロスケジューラ 56 タイミング検出部 57 RAKE合成部 60 逆拡散フィンガ部 60a コード発生部 60b 乗算回路 60c 加算回路 61 バッファ部 62−0〜62−N FF回路 63 セレクタ
【手続補正書】
【提出日】平成14年4月3日(2002.4.3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】続いて、復調部23は、制御部24から供
給されたアドレス値“0012”および“0058”に
対応するアドレス“0012”および“0058”から
データを書き込み速度の3倍の速度でそれぞれ読み出
し、逆拡散符号を乗算することにより復調する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0053
【補正方法】変更
【補正内容】
【0053】マイクロスケジューラ55cは、フリーラ
ンカウンタ53から供給されるカウント値を参照し、書
き込みポインタを生成するとともに、フリーランカウン
タ53のカウント値とテーブル55bに格納されている
タイミング情報から、読み出しポインタを生成して入力
データバッファ部52に供給する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0071
【補正方法】変更
【補正内容】
【0071】この図に示すように、RAM52e〜52
gには、4倍オーバーサンプリングされたデータが書き
込まれているので、読み出し側で使用されるデータ量の
4倍のデータが格納されている。そこで、読み出す際に
は、図8に「○」で示すように、つおきにデータを読
み出すことにより、データ量を削減する。この図では、
読み出し開始アドレスが0〜1023である場合におけ
るデータの読み出し位置をそれぞれ示してある。具体的
には、例えば、読み出し開始位置がアドレス“0”であ
る場合には、“0”、“4”、・・・、“1016”、
“1020”の順にデータが読み出される。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0075
【補正方法】変更
【補正内容】
【0075】以上のようにして、入力データバッファ部
52から読み出されたデータは、図4に示す逆拡散フィ
ンガ部54に供給され、そこで逆拡散処理が実行され
る。即ち、逆拡散フィンガ部54は、入力データバッフ
ァ部52によって読み出されたデータを入力し、乗算回
路54bに供給する。コード発生部54aは、制御部5
5から供給されるシンボル番号に対応するスクランブリ
ング符号とチャネライゼーション符号とが加算された逆
拡散符号を供給しているので、乗算回路54bは入力デ
ータバッファ部52によって読み出されたデータと、コ
ード発生部54aから供給された逆拡散符号とを順次乗
算して出力する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金杉 雅己 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 山田 良和 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 疋田 真大 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 5K022 EE01 EE31

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のマルチパス成分を有するCDMA
    方式の信号を受信する受信装置において、 CDMA方式の信号を受信する受信部と、 前記受信部によって受信された信号を記憶する記憶部
    と、 前記記憶部に記憶された受信信号に含まれる各マルチパ
    ス成分を逆拡散符号を用いて復調する復調部と、 前記復調部を時分割多重化処理させ、全マルチパス成分
    を復調させるための制御を行う制御部と、 前記復調部の出力を最大比合成して復調信号を生成する
    RAKE合成部と、 を有することを特徴とする受信装置。
  2. 【請求項2】 前記復調部は、前記記憶部において、各
    マルチパス成分の遅延時間に応じたアドレスから受信信
    号を読み出すことにより、それぞれのマルチパス成分を
    復調することを特徴とする請求項1記載の受信装置。
  3. 【請求項3】 前記復調部は、前記記憶部への書き込み
    速度の少なくともN(≧1)倍の速度で信号を読み出し
    て逆拡散符号を用いて復調することにより、N倍の多重
    化処理を行うことを特徴とする請求項1記載の受信装
    置。
  4. 【請求項4】 前記読み出し時の処理クロックは、前記
    記憶部への書き込み時の処理クロックよりも少なくとも
    N倍大きい周波数を有する請求項3記載の受信装置。
  5. 【請求項5】 前記復調部は、前記記憶部からの読み出
    しタイミングを2N個のタイムスロットに分割し、N個
    のタイムスロットを通常の逆拡散処理に割り当て、残り
    のN個のタイムスロットを前記受信信号のタイミング変
    動時のシンボル再生欠落防止のための逆拡散処理に割り
    当てることを特徴とする請求項1記載の受信装置。
  6. 【請求項6】 前記復調部は、前記記憶部への書き込み
    速度が前記受信信号の信号速度Nとオーバーサンプリン
    グ数LとによりN×Lによって表される場合に、前記記
    憶部からの読み出し速度をN×Mに設定することによ
    り、M倍の多重化処理を実行することを特徴とする請求
    項1記載の受信装置。
  7. 【請求項7】 前記復調部は、積分用の記憶回路をN個
    有しており、N個のマルチパス成分の復調を並行して行
    うことが可能であることを特徴とする請求項1記載の受
    信装置。
  8. 【請求項8】 前記復調部は、逆拡散スロットを構成す
    る複数のシンボルを、複数回に分けて演算することによ
    り、前記記憶部の記憶容量を削減することが可能である
    ことを特徴とする請求項7記載の受信装置。
  9. 【請求項9】 複数のマルチパス成分を有するCDMA
    方式の信号を処理する半導体装置において、 CDMA方式の信号を受信する受信部と、 前記受信部によって受信された信号を記憶する記憶部
    と、 前記記憶部に記憶されたCDMA方式の信号に含まれる
    各マルチパス成分を逆拡散符号を用いて復調する復調部
    と、 前記復調部を時分割多重化処理させ、全マルチパス成分
    を復調させるための制御を行う制御部と、 前記復調部の出力を最大比合成して復調信号を生成する
    RAKE合成部と、 を有することを特徴とする半導体装置。
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