JP2003115086A - 物品処理システム及び無線タグ - Google Patents

物品処理システム及び無線タグ

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JP2003115086A
JP2003115086A JP2001309384A JP2001309384A JP2003115086A JP 2003115086 A JP2003115086 A JP 2003115086A JP 2001309384 A JP2001309384 A JP 2001309384A JP 2001309384 A JP2001309384 A JP 2001309384A JP 2003115086 A JP2003115086 A JP 2003115086A
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wireless tag
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purchaser
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JP2001309384A
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Nobuyuki Arasawa
伸幸 荒澤
Tomoaki Ishido
智昭 石藤
Masaaki Shida
雅昭 志田
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】物品の購入者以外が物品を店舗外に持ち出せな
い物品処理システムを提供する。 【解決手段】ID比較回路7が無線タグ4aの情報と無
線タグ4bの情報を比較し、相違がある場合に物品処理
装置1に通報する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、店舗で扱われる商
品の管理を行う物品処理システムに係わり、特に、無線
タグを用いて物品の盗難防止を容易にする物品処理シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば店舗において商品の管理を行う場
合、商品の在庫管理や棚卸しなどは、店舗閉店後に商品
に貼付したバーコードをリーダライタで読み取り、店舗
のデータベースと照会していた。また顧客が商品を購入
する場合、商品に貼付したバーコードから商品の種類や
値段を読み取り、店舗のデータベースを更新していた。
また商品の盗難を防ぐために、外部からの特定の電波に
反応して固定の信号を送信する簡易無線シールを商品に
貼付し、店舗の出入り口に設置したゲートで監視を行っ
ていた。
【0003】このような商品の管理方法の問題点とし
て、次の3点があげられる。1点目は商品にバーコードと
簡易無線シールの2種類を貼付する作業が発生するた
め、商品を陳列する時間や人件費が増加することであ
る。2点目は商品の会計時に簡易無線シールを取り外し
たり無効にする作業を行うため、会計処理に時間が掛か
りサービスの質が低下することである。3点目は商品に
貼付した簡易無線シールでは記憶できる情報量が少ない
ため、瞬時に盗難された商品を特定することが出来ない
ことである。
【0004】このようなバーコードと簡易無線シールを
用いた商品管理システムの問題を解決する方法として、
特願平10-200623号に記載されているような無
線タグを用いた商品登録処理システムが開示されてい
る。
【0005】このシステムではバーコードや簡易無線シ
ールのかわりに物品情報の書き込まれた無線タグを物品
に取り付ける。これにより例えば顧客が商品を購入した
場合、店員は無線タグから商品情報を読み取って店舗の
データベースを更新した後、無線タグの内容を商品情報
以外に書き換える。顧客がこの商品を持って監視ゲート
を通過した場合、監視ゲートは無線タグから商品情報を
読み取ったら警報を鳴らし、商品情報以外を読み取った
ら警報を鳴らさない。これにより店員は商品の盗難を瞬
時に知ることが出来る。また監視ゲートでは無線タグか
ら読み取った商品情報をレジに通報するため、レジでは
盗難された商品を容易に特定することが出来る。また無
線タグが高価な場合は、顧客が商品を購入した時店員は
無線タグから商品情報を読み取って店舗のデータベース
を更新した後、商品から無線タグを取り外す。顧客がこ
の商品を持って監視ゲートを通過した場合、監視ゲート
は無線タグから何らかのデータを受信した時は警報を鳴
らし、何も受信しなかったら警報を鳴らさない。これに
より店員はタグの取り忘れに気付くことが出来る。
【0006】このように従来の技術では、バーコードや
簡易無線タグのかわりに、商品に無線タグを貼付して物
品の処理を行うことにより、商品の陳列時間と会計時間
を短縮できる。更に監視ゲートで盗難商品の特定を瞬時
に行うことができるため、盗難者の言い逃れを阻止する
ことができる。また監視ゲートで無線タグの取り忘れを
検知できるため、無線タグの再利用が容易になる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術を用いるこ
とにより、商品陳列時間の短縮、会計処理時間の短縮、
盗難商品の速やかな特定を行うことができるが、会計済
みの商品を盗まれた場合、商品は監視ゲートを警報なし
に通過できるため盗難者を捕まえることは困難である。
更に会計前に商品から無線タグを不正にはずした場合、
商品は監視ゲートを警報なしに通過できるため盗難者を
捕まえることは困難である。また商品の盗難者が監視ゲ
ートの警報を無視して逃げた場合、盗難者はその商品を
支障なく利用することができるため、商品の盗難を諦め
させることが困難である。
【0008】本発明の目的は、会計済みの商品を商品購
入者以外が店舗外に持ち出せないようにする物品処理シ
ステムを提案することにある。また本発明の他の目的
は、商品から不正に無線タグを取り外せないようにする
物品処理システムを提案することにある。また本発明の
他の目的は、商品の盗難を諦めさせる物品処理システム
を提案することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明では、物品情報を記憶する無線タグを取り
付けた物品と、上記無線タグの内容をアンテナを介して
読み書きする無線タグ制御手段と、上記物品の決済終了
時に上記物品の上記物品情報を物品決済情報に書き換え
る物品決済手段と、上記無線タグの物品決済情報が読み
取れない時に警告音を鳴らすとともに上記物品決済手段
に通報する盗難防止手段を含んで構成される物品決済シ
ステムにおいて、上記無線タグ内に購入者情報記憶手段
と、上記物品決済手段内に物品決算時に購入者が提示し
た第1の無線タグの購入者情報を上記物品に取り付けら
れた第2の無線タグ内の購入者情報記憶手段に書き込む
物品購入者情報書込手段と、上記盗難防止装置内に上記
第1の無線タグから読み取った第1の購入者情報と上記第
2の無線タグの上記購入者記憶手段から読み取った上記
第2の購入者情報を比較し、上記2つの購入者情報が違っ
ていたら警告音を鳴らし上記物品決済手段に通報する情
報比較手段を設け、上記購入者以外の上記物品持ち出し
を検出可能としたことを第1の特徴とした。
【0010】また本発明では、上記第1の特徴の物品処
理システムにおいて、上記無線タグ内に物品の動作を保
証する動作保証記憶手段と、上記購入者情報記憶手段と
上記動作保証記憶手段を比較する物品動作保証判定手段
と、上記物品動作保証判定手段の内容が同じ時信号を発
生する物品動作保証信号を設け、物品保証信号が発生し
ないと物品を動作させないようにしたことを第2の特徴
とした。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明による第1の実施の
形態を示す図である。図1において、5は物品。4bは
物品に取り付けられ物品5の情報を記憶した無線タグ。
4aは顧客の情報を記憶した無線タグ。2は無線タグ4
を読み書きするための無線タグ制御装置。3aはマイク
ロ波を照射して無線タグ4に信号を送信したり無線タグ
4からの信号を受信するアンテナ。1は物品5の会計終
了後無線タグ制御装置2を制御して無線タグ4aの顧客
情報を読みとり無線タグ4bに顧客情報を書き込む物品
処理装置。6はアンテナ3bを介して無線タグ4の情報
を読み取り、万引が発生した時警報を鳴らして物品処理
装置1に通報する万引防止装置。7は万引防止装置6の
制御下にあり顧客が持つ無線タグ4aの情報と、物品5
に添付された無線タグ4bの情報を比較し、相違があっ
た時に万引があったことを万引防止装置6に知らせるID
比較回路である。図2は無線タグ4の構成を示す図であ
る。図2において、21は無線タグ制御装置2や万引防
止装置6と通信の行うための内蔵アンテナ。23は内蔵
アンテナ21を介して送られてくる無線タグ制御装置2
や万引防止装置6からのコマンドを解釈し、メモリ24
にデータを書き込んだりメモリ24の内容を内蔵アンテ
ナ21を介して無線タグ制御装置2や万引防止装置6へ
返信するタグ制御回路。22はアンテナ3から送られて
くるマイクロ波から電力を整流しタグ制御回路23やメ
モリ24に電力を供給する整流回路である。図3はメモ
リ24の記憶領域を説明する図である。図3において、
30は無線タグ4の固有情報であるタグID。31は購入
者の無線タグ4aの固有情報を記憶する購入者IDであ
る。図4は無線タグ制御装置2の構成を示すである。図
4において、40は無線タグ制御装置2を制御するマイ
コン。41はマイコン用のプログラムが格納されている
ROM。42はマイコンの作業用変数を格納するRAM。43
は物品処理装置1との通信を行う通信回路。44はマイ
コン40の指示により無線タグ4と通信を行う無線タグ
通信回路である。図5は万引防止装置6の構成を示す図
である。図5において、50は万引防止装置6を制御す
るマイコン。51はマイコン用のプログラムが格納され
ているROM。52はマイコンの作業用変数を格納するRA
M。53は物品処理装置1との通信を行う通信回路。5
4はマイコン50の指示により無線タグ4と通信を行う
無線タグ通信回路、58はブザー、57はブザー58を
鳴らす警報回路、7は無線タグ4aのタグID30と無線
タグ4bの購入者ID31が一致しなかったらマイコン
50に物品5が盗難されたことを知らせるID比較回路
である。図6は顧客が物品を購入した場合の処理の流れ
を説明した図である。例えば顧客が物品5を購入した場
合、店員は物品処理装置を使用して決済を開始する(S60
0)。物品処理装置1は無線タグ制御装置2の通信回路4
3を通して、マイコン40に無線タグ4aのタグID3
0のリードを指示する。マイコン40は無線タグ通信回
路44を制御し、アンテナaからマイクロ波を照射する
とともにタグID30のリードコマンドを発行する。マ
イクロ波を内蔵アンテナ21で受信した無線タグ4a
は、整流回路を通して発生した電力をもとに動作を開始
する。無線タグ4a内のタグ制御回路23はマイコン4
0から送られたリードコマンドを実行するためメモリ2
4からタグID30を読み取り、内蔵アンテナ21を介
して無線タグ制御装置2にタグID30を返信する。無
線タグ制御装置2は無線タグ通信回路44を通して無線
タグ4aのタグID30を受信し、RAM42に格納す
る。マイコン40はRAMに格納された無線タグ4aの
タグID30を物品処理装置1に送信する(S601)。物品
処理装置1は無線タグ制御装置2の通信回路43を通し
て、マイコン40に無線タグ4bのタグID30のリー
ドを指示する。マイコン40は無線タグ通信回路44を
制御し、アンテナ3aからマイクロ波を照射するととも
にタグID30のリードコマンドを発行する。マイクロ
波を内蔵アンテナ21で受信した無線タグ4bは、整流
回路を通して発生した電力をもとに動作を開始する。無
線タグ4b内のタグ制御回路23はマイコン40から送
られたリードコマンドを実行するためメモリ24からタ
グID30を読み取り、内蔵アンテナ21を介して無線
タグ制御装置2にタグID30を返信する。無線タグ制
御装置2は無線タグ通信回路44を通して無線タグ4b
のタグID30を受信し、RAM42に格納する。マイ
コン40はRAMに格納された無線タグ4bのタグID
30を物品処理装置1に送信する(S602)。購入金額の不
足などで決済が終了しなかったら物品決済は終了する。
物品5の決済が終了したら、物品処理装置1は無線タグ
制御装置2の通信回路43を通して、マイコン40に無
線タグ4aのタグID30を無線タグ4bの購入者ID3
1エリアにライトするよう指示する。マイコン40は無
線タグ通信回路44を制御し、アンテナaからマイクロ
波を照射するとともに無線タグ4bにライトコマンドと
書き込むべき無線タグ4aのタグID30を送信する。
マイクロ波を内蔵アンテナ21で受信した無線タグ4b
は、整流回路を通して発生した電力をもとに動作を開始
する。無線タグ4b内のタグ制御回路23はマイコン4
0から送られたライトコマンドを実行するためメモリ2
4内の購入者ID31に無線タグ4aのタグID30を
書き込む(S604)。図7は監視ゲートの動作を説明した図
である。通常万引防止装置6はマイコン50の指示によ
り万引監視を行っている(S700)。マイコン50は無線タ
グ通信回路54を制御して無線タグ4のタグID30を
リードしている(S701)。例えば顧客が物品5を持って万
引防止装置6を通過した時、万引防止装置6のアンテナ
3bから照射されているマイクロ波に無線タグ4が反応
する。無線タグ4aと無線タグ4bのうち、例えば先にマ
イクロ波を内蔵アンテナ21で受信した無線タグ4a
は、整流回路を通して発生した電力をもとに動作を開始
する。無線タグ4a内のタグ制御回路23はマイコン5
0から送られたリードコマンドを実行するためメモリ2
4からタグID30を読み取り、内蔵アンテナ21を介
して万引防止装置6にタグID30を返信する。万引防
止装置6内は無線タグ通信回路54を通して無線タグ4
aのタグID30を受信し、RAM52に格納する。マ
イコン50は無線タグ4を受信したと判断し(S702)、R
AMに格納された無線タグ4aのタグID30を解読す
る(S703)。マイコン50は無線タグ4aのタグID30
を受信したと判断し、無線タグ通信回路54を制御し、
アンテナ3bからマイクロ波を照射するとともに無線タ
グ4bのタグID30リードコマンドを発行する(S70
4)。先に無線タグ4bのタグID30を受信した場合は
無線タグ4aのタグID30リードコマンドを発行する
(S705)。マイクロ波を内蔵アンテナ21で受信した無線
タグ4bは、整流回路を通して発生した電力をもとに動
作を開始する。無線タグ4b内のタグ制御回路23はマ
イコン40から送られたリードコマンドを実行するため
メモリ24からタグID30を読み取り、内蔵アンテナ
21を介して万引防止装置6にタグID30を返信す
る。万引防止装置6は無線タグ通信回路54を通して無
線タグ4bのタグID30を受信し、RAM52に格納
する。次に万引防止装置6のマイコン50は、無線タグ
通信回路54を制御し、アンテナ3bからマイクロ波を
照射するとともに無線タグ4bの購入者ID31リード
コマンドを発行する(S706)。マイクロ波を内蔵アンテナ
21で受信した無線タグ4bは、整流回路を通して発生
した電力をもとに動作を開始する。無線タグ4b内のタ
グ制御回路23はマイコン40から送られたリードコマ
ンドを実行するためメモリ24から購入者ID31を読
み取り、内蔵アンテナ21を介して万引防止装置6に購
入者ID31を返信する。万引防止装置6は無線タグ通
信回路54を通して無線タグ4bの購入者ID31を受
信し、RAM52に格納する。ID比較回路7はRAM
52に格納されている無線タグ4aのIDタグ30と無
線タグ4bの購入者ID31を比較し(S707)、一致して
いたら次の無線タグ4のIDタグ30リードを開始す
る。一致していなかったら警報回路57を通してブザー
58を鳴らし(S708)、マイコン50に万引が発生したこ
とを通報する。マイコン50は物品処理装置1に万引が
発生したことおよび万引きされた物品5に取り付けられ
ていた無線タグ4bのタグID30をRAM52から読
み出して通報する(S709)。このように、本発明の第1の
実施の形態である物品処理システムにおいては、決済が
済んだ物品5の無線タグ4bに対し購入者が持つ無線タ
グ4aのタグID30を書き込み、万引防止装置6のI
D比較回路7で無線タグ4bの購入者ID31と無線タ
グ4aのタグID30を比較するようにしたところに特
徴がある。図8は本発明による第2の実施の形態を示す
図である。図8において、8は動作保証用無線タグ9を
内蔵した無線タグ内蔵物品。9は物品に内蔵され無線タ
グ内蔵物品8動作を保証する動作保証用無線タグ。4a
は顧客の情報を記憶した無線タグ。2は無線タグ4を読
み書きするための無線タグ制御装置。3aはマイクロ波
を照射して無線タグ4aや動作保証用無線タグ9に信号
を送信したり無線タグ4aや動作保証用無線タグ9から
の信号を受信するアンテナ。1は無線タグ内蔵物品8の
会計終了後無線タグ制御装置2を制御して無線タグ4a
の顧客情報を読みとり動作保証用無線タグ9に顧客情報
と動作保証情報を書き込む物品処理装置。6はアンテナ
3bを介して無線タグ4と動作保証用無線タグ9の情報
を読み取り、万引が発生した時警報を鳴らして物品処理
装置1に通報する万引防止装置。7は万引防止装置6の
制御下にあり顧客が持つ無線タグ4aの情報と、無線タ
グ内蔵物品8に内蔵された動作保証用無線タグ9の情報
を比較し、相違があった時に万引があったことを万引防
止装置6に知らせるID比較回路である。図9は動作保証
用無線タグ9の構成を示す図である。図9において、2
1は無線タグ制御装置2や万引防止装置6と通信を行う
ための内蔵アンテナ。23は内蔵アンテナ21を介して
送られてくる無線タグ制御装置2や万引防止装置6から
のコマンドを解釈し、メモリ24にデータを書き込んだ
りメモリ24の内容を内蔵アンテナ21を介して無線タ
グ制御装置2や万引防止装置6へ返信するタグ制御回
路。22はアンテナ3から送られてくるマイクロ波から
電力を整流しタグ制御回路23やメモリ24に電力を供
給する整流回路、90はメモリ内の購入者ID31と動
作保証ID100を比較し、一致した時に動作保証信号
92を発生する物品動作判定回路、91はメモリ24と
物品動作判定回路90を動作させる外部電源信号であ
る。図10はメモリ24の記憶領域を説明する図であ
る。図10において、30は無線タグ4の固有情報であ
るタグID。31は購入者の無線タグ4aの固有情報を記
憶する購入者ID、100は無線タグ内蔵物品8の動作を
保証する情報を記憶する動作保証IDである。図11は
顧客が物品を購入した場合の処理の流れを説明した図で
ある。例えば顧客が無線タグ内蔵物品8を購入した場
合、店員は物品処理装置1を使用して決済を開始する(S
1100)。物品処理装置1は無線タグ制御装置2の通信回
路43を通して、マイコン40に無線タグ4aのタグI
D30のリードを指示する。マイコン40は無線タグ通
信回路44を制御し、アンテナaからマイクロ波を照射
するとともにタグID30のリードコマンドを発行す
る。マイクロ波を内蔵アンテナ21で受信した無線タグ
4aは、整流回路を通して発生した電力をもとに動作を
開始する。無線タグ4a内のタグ制御回路23はマイコ
ン40から送られたリードコマンドを実行するためメモ
リ24からタグID30を読み取り、内蔵アンテナ21
を介して無線タグ制御装置2にタグID30を返信す
る。無線タグ制御装置2は無線タグ通信回路44を通し
て無線タグ4aのタグID30を受信し、RAM42に
格納する。マイコン40はRAMに格納された無線タグ
4aのタグID30を物品処理装置1に送信する(S110
1)。物品処理装置1は無線タグ制御装置2の通信回路4
3を通して、マイコン40に動作保証用無線タグ9のタ
グID30のリードを指示する。マイコン40は無線タ
グ通信回路44を制御し、アンテナ3aからマイクロ波
を照射するとともにタグID30のリードコマンドを発
行する。マイクロ波を内蔵アンテナ21で受信した無線
タグ4bは、整流回路を通して発生した電力をもとに動
作を開始する。無線タグ4b内のタグ制御回路23はマ
イコン40から送られたリードコマンドを実行するため
メモリ24からタグID30を読み取り、内蔵アンテナ
21を介して無線タグ制御装置2にタグID30を返信
する。無線タグ制御装置2は無線タグ通信回路44を通
して動作保証用無線タグ9のタグID30を受信し、R
AM42に格納する。マイコン40はRAMに格納され
た動作保証用無線タグ9のタグID30を物品処理装置
1に送信する(S1102)。購入金額の不足などで決済が終
了しなかったら物品決済は終了する(S1103)。物品5の
決済が終了したら(S1103)、物品処理装置1は無線タグ
制御装置2の通信回路43を通して、マイコン40に無
線タグ4aのタグID30を動作保証用無線タグ9の購
入者ID31エリアと動作保証ID100にライトする
よう指示する。マイコン40は無線タグ通信回路44を
制御し、アンテナaからマイクロ波を照射するとともに
動作保証用無線タグ9にライトコマンドと書き込むべき
無線タグ4aのタグID30を送信する。マイクロ波を
内蔵アンテナ21で受信した動作保証用無線タグ9は、
整流回路を通して発生した電力をもとに動作を開始す
る。動作保証用無線タグ9内のタグ制御回路23はマイ
コン40から送られたライトコマンドを実行するためメ
モリ24内の購入者ID31と動作保証ID100に無
線タグ4aのタグID30を書き込む(S1104)。図12は
無線タグ内蔵物品8の不正検査を説明した図である。無
線タグ内蔵物品8の電源を入れると同時に無線タグ内蔵
物品8が正しく購入されたものであるかどうか検査を開
始する(S1200)。無線タグ内蔵物品8は動作保証用無線
タグ9の外部電源信号91から動作保証用無線タグ9へ
電力を供給する(S1201)。電力を供給された物品動作判
定回路90はメモリ24から購入者ID31を読み込む
(S1202)。次に物品動作判定回路90はメモリ24から
動作保証ID100を読み込む(S1203)。購入者ID3
1と動作保証IDが同一の場合(S1204)、物品動作判定
回路90は動作保証信号92を出力する(S1205)。動作
保証信号92が動作保証用無線タグ9から出力された
時、無線タグ内蔵物品8は正常に動作を開始する(S120
6)。購入者ID31と動作保証IDが同一でない場合(S
1204)、物品動作判定回路90は動作保証信号92を出
力しないため、無線タグ内蔵物品8は動作不能となる(S
1207)。このように、本発明の第2の実施の形態である
物品処理システムにおいては、決済が済んだ無線タグ内
蔵物品8の動作保証用無線タグ9に対し購入者が持つ無
線タグ4aのタグID30と動作保証ID100を書き
込み、無線タグ内蔵物品8動作時に物品動作判定回路9
0で購入者ID31と動作保証ID100を比較するよ
うにしたところに特徴がある。
【0012】
【発明の効果】本発明では、決済が済んだ物品5の無線
タグ4bに対し購入者が持つ無線タグ4aのタグID30
を書き込み、万引防止装置6のID比較回路7で無線タ
グ4bの購入者ID31と無線タグ4aのタグID30を
比較するようにしたところにしたため、購入者以外が店
舗外に持ち出せないようにできるという効果がある。更
に物品5内に無線タグ4を内蔵させるため、物品から不
正に無線タグを取り外せないようにできるという効果が
ある。更に決済が済んだ無線タグ内蔵物品8の動作保証
用無線タグ9に対し購入者が持つ無線タグ4aのタグI
D30と動作保証ID100を書き込み、無線タグ内蔵
物品8動作時に物品動作判定回路90で購入者ID31
と動作保証ID100を比較するようにしたため、不正
に盗難を行っても物品は動作せず、商品の盗難を諦めさ
せることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態を示すブロック図。
【図2】無線タグの構成を示すブロック図。
【図3】メモリの記憶領域を説明する概念図。
【図4】無線タグ制御装置の構成を示すブロック図。
【図5】万引防止装置6の構成を示すブロック図。
【図6】顧客が物品を購入した場合の処理の流れを説明
した流れ図。
【図7】監視ゲートの動作を説明した流れ図。
【図8】本発明による第2の実施の形態を示すブロック
図。
【図9】動作保証用無線タグ9の構成を示すブロック
図。
【図10】メモリ24の記憶領域を説明する概念図。
【図11】顧客が物品を購入した場合の処理の流れを説
明した流れ図。
【図12】無線タグ内蔵物品8の不正検査を説明した流
れ図。
【符号の説明】
1…物品処理装置、2…無線タグ制御装置、3…アンテ
ナ、4…無線タグ、5…物品、6…万引防止装置、7…
ID比較回路、8…無線タグ内蔵物品、9…動作保証用無
線タグ、21…内蔵アンテナ、22…整流回路、23…
タグ制御回路、メモリ…24、30…タグID、31購入
者…ID、40…マイコン、41…ROM、42…RAM、43
…通信回路、44…無線タグ通信回路、58…ブザー、
57…警報回路、90…物品動作判定回路、91…外部
電源信号。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G07G 1/00 311 G06K 19/00 Q 3/00 H (72)発明者 志田 雅昭 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 Fターム(参考) 3E042 BA10 BA17 CA10 CE09 DA10 5B035 BB09 BC00 CA23 5B058 CA15 YA20 5C084 AA03 AA09 AA14 BB33 CC35 DD08 EE01 EE07 FF02 GG07 GG09 GG43 GG57 HH03 HH13

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】物品に取り付けられ物品情報を記憶する無
    線タグと、上記無線タグの内容をアンテナを介して読み
    書きする無線タグ制御手段と、上記物品の決済終了時に
    上記物品の上記物品情報を物品決済情報に書き換える物
    品決済手段と、上記無線タグの物品決済情報が読み取れ
    ない時に警告音を鳴らすとともに上記物品決済手段に通
    報する盗難防止手段を含んで構成される物品決済システ
    ムにおいて、上記無線タグ内に購入者情報記憶手段と、
    上記物品決済手段内に物品決算時に購入者が提示した第
    1の無線タグの購入者情報を上記物品に取り付けられた
    第2の無線タグ内の購入者情報記憶手段に書き込む物品
    購入者情報書込手段と、上記盗難防止装置内に上記第1
    の無線タグから読み取った第1の購入者情報と上記第2の
    無線タグの上記購入者記憶手段から読み取った上記第2
    の購入者情報を比較し、上記2つの購入者情報が違って
    いたら警告音を鳴らし上記物品決済手段に通報する情報
    比較手段を設け、上記購入者以外の上記物品持ち出しを
    検出可能としたことを特徴とする物品処理システム。
  2. 【請求項2】上記無線タグ内に物品の動作を保証する動
    作保証記憶手段と、上記購入者情報記憶手段と上記動作
    保証記憶手段を比較する物品動作保証判定手段と、上記
    物品動作保証判定手段の内容が同じ時信号を発生する物
    品動作保証信号を設け、物品保証信号が発生しないと物
    品を動作させないようにしたことを特徴とする請求項1
    記載の物品処理システム。
  3. 【請求項3】書き換え可能な無線タグにおいて、書き換
    え内容によって取り付けた物品の動作を判定する手段を
    設けたことを特徴とする無線タグ。
  4. 【請求項4】書き換え可能な無線タグにおいて、アンテ
    ナ以外から電力供給を受け、搭載するメモリの内容を参
    照する手段を設けたことを特徴とする無線タグ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007535027A (ja) * 2004-02-20 2007-11-29 チエツクポイント システムズ, インコーポレーテツド 製品タグの認証済み取外しのためのシステムと方法
JP2010113540A (ja) * 2008-11-06 2010-05-20 Ntt Data Corp ショッピングシステム及び方法ならびにコンピュータプログラム
JP2014063533A (ja) * 2013-12-26 2014-04-10 Ntt Data Corp センタ装置、ショッピングシステム、ショッピング方法、及びコンピュータプログラム
JP2014232480A (ja) * 2013-05-30 2014-12-11 東芝テック株式会社 セキュリティシステム、セキュリティ装置及びセキュリティプログラム

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