JP2003114528A - 感光性樹脂組成物及び感光性転写材料、並びに、液晶表示素子用部材及び液晶表示素子 - Google Patents

感光性樹脂組成物及び感光性転写材料、並びに、液晶表示素子用部材及び液晶表示素子

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JP2003114528A
JP2003114528A JP2001306473A JP2001306473A JP2003114528A JP 2003114528 A JP2003114528 A JP 2003114528A JP 2001306473 A JP2001306473 A JP 2001306473A JP 2001306473 A JP2001306473 A JP 2001306473A JP 2003114528 A JP2003114528 A JP 2003114528A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 転写・現像により形成したパターン構造物の
残存率に優れ、液晶表示素子用部材を容易にかつ効率良
く形成可能な感光性転写材料を提供する。 【解決手段】 仮支持体上に、少なくとも中間層と、水
酸基含有樹脂を含有する感光性樹脂層とをこの順に有し
てなる感光性転写材料である。水酸基含有樹脂が、水酸
基含有(メタ)アクリレートをモノマーユニットとして
少なくとも有してなる態様、水酸基含有樹脂における水
酸基含有(メタ)アクリレートの含有率が5〜50モル
%である態様、水酸基含有(メタ)アクリレートが、ヒ
ドロキシアルキル(メタ)アクリレートである態様、ヒ
ドロキシアルキル(メタ)アクリレートにおけるアルキ
ル基が、置換基を有していてもよい、炭素数が2〜12
の直鎖状アルキル基、分岐状アルキル基及び環状アルキ
ル基から選択される少なくとも1種である態様などが好
ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示素子にお
ける基板上に設けるスペーサ等の液晶表示素子用部材の
製造に好適な感光性樹脂組成物及び感光性転写材料、並
びに、該感光性樹脂組成物及び感光性転写材料を用いて
形成された液晶表示素子用部材及び液晶表示素子に関す
る。
【0002】
【従来の技術】液晶表示素子においては、仮支持体上に
アルカリ可溶な熱可塑性樹脂層と中間層と感光性樹脂層
とをこの順に有してなる感光性転写材料を用いてスペー
サー等の構造体を形成することが行われている。この構
造体の形成は、具体的には、前記感光性転写材料におけ
る前記感光性樹脂層を液晶表示素子用基板(被転写面)
に貼付させた後で前記仮支持体を前記アルカリ可溶な熱
可塑性樹脂層から剥離させることにより該液晶表示素子
用基板(被転写面)に転写させ、該感光性樹脂層に対し
露光を行い、該感光性樹脂層における非露光部をアルカ
リ性水溶液で除去し露光部のみを硬化させ露出させるこ
とにより行われる。
【0003】しかし、従来における感光性転写材料にお
いては、前記中間層と前記感光性樹脂層との密着力が十
分でないことから、前記仮支持体を前記アルカリ可溶な
熱可塑性樹脂層から剥離させようとしても、きれいに剥
離させることができず、前記中間層と前記感光性樹脂層
との間で剥離が生じてしまうという問題があった。ま
た、この問題は、前記感光性転写材料を、液晶表示素子
におけるスペーサー等の液晶表示素子用部材の形成に用
いる際に該感光性転写材料における前記感光性樹脂層中
に体質顔料を添加させるが、この場合に顕著に生ずるこ
とが報告されている(特開2000−98594号公
報、特開2001−166315号公報等参照)。した
がって、上述のような問題がなく、前記中間層と前記感
光性樹脂層との間で剥離を生じず、前記仮支持体と前記
アルカリ可溶な熱可塑性樹脂層との間できれいにかつ容
易に剥離可能である感光性転写材料は、未だ提供されて
いないのが現状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来におけ
る前記問題を解決し、以下の課題を解決することを目的
とする。即ち、本発明は、転写・現像により形成したパ
ターン構造物の残存率に優れ、液晶表示素子用部材を容
易にかつ効率良く形成することができる感光性転写材
料、前記液晶表示素子用部材を形成可能であり、前記感
光性転写材料における感光性樹脂層に好適な感光性樹脂
組成物、前記感光性転写材料を用いて形成され、欠陥の
少ない液晶表示素子用部材、及び、該液晶表示素子用部
材を有してなり、高品質な画像を表示可能な液晶表示素
子を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の手段は、以下の通りである。即ち、 <1> 仮支持体上に、少なくとも中間層と、水酸基含
有樹脂を含有する感光性樹脂層とをこの順に有してなる
ことを特徴とする感光性転写材料である。 <2> 仮支持体と中間層との間にアルカリ可溶性層を
有してなる前記<1>に記載の感光性転写材料である。 <3> 水酸基含有樹脂が、水酸基含有(メタ)アクリ
レートをモノマーユニットとして少なくとも有してなる
前記<1>又は<2>に記載の感光性転写材料である。 <4> 水酸基含有樹脂における水酸基含有(メタ)ア
クリレートの含有率が、5〜50モル%である前記<3
>に記載の感光性転写材料である。 <5> 水酸基含有(メタ)アクリレートが、ヒドロキ
シアルキル(メタ)アクリレートである前記<3>又は
<4>に記載の感光性転写材料である。 <6> ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートにお
けるアルキル基が、置換基を有していてもよい、炭素数
が2〜12の直鎖状アルキル基、分岐状アルキル基及び
環状アルキル基から選択される少なくとも1種である前
記<5>に記載の感光性転写材料である。 <7> 水酸基含有樹脂の感光性樹脂層における含有量
が、該感光性樹脂層の全固形分の10〜90質量%であ
る前記<1>から<6>のいずれかに記載の感光性転写
材料である。 <8> 中間層と感光性樹脂層との密着力が5(gf/
12mm)以上である前記<1>から<7>のいずれか
に記載の感光性転写材料である。 <9> 感光性樹脂層を、ガラス基板上に搬送速度1m
/分、130℃で線圧100N/cmの加熱加圧条件下
で貼着した後、剥離させる剥離試験を10回行ったとき
の剥離不良回数が3回以下である前記<1>から<8>
のいずれかに記載の感光性転写材料である。 <10> 感光性樹脂層が、体質顔料を含有してなる前
記<1>から<9>のいずれかに記載の感光性転写材料
である。 <11> 体質顔料の感光性樹脂層における含有量が、
該感光性樹脂層の全固形分の3〜50質量%である前記
<10>に記載の感光性転写材料である。 <12> 液晶表示素子用部材の形成に用いられる前記
<1>から<10>のいずれかに記載の感光性転写材料
である。 <13> 液晶表示素子用部材がスペーサーである前記
<12>に記載の感光性転写材料である。 <14> 液晶表示素子用部材の形成に用いられ、水酸
基含有樹脂を少なくとも含有してなることを特徴とする
感光性樹脂組成物である。 <15> 仮支持体上にアルカリ可溶性層と中間層と感
光性樹脂層とをこの順に有してなる感光性転写材料にお
ける該感光性樹脂層に用いられる前記<14>に記載の
感光性樹脂組成物である。 <16> 前記<1>から<13>のいずれかに記載の
感光性転写材料を、その感光性樹脂層を被転写面に貼付
させた後で仮支持体をアルカリ可溶性層から剥離させる
ことにより該被転写面に転写させ、該感光性樹脂層に対
し露光を行い、該感光性樹脂層における非露光部をアル
カリ性水溶液で除去し露光部のみを硬化させ露出させる
ことにより形成されることを特徴とする液晶表示素子用
部材である。 <17> 前記<16>に記載の液晶表示素子用部材を
有してなることを特徴とする液晶表示素子である。
【0006】本発明においては、更に以下の手段も好ま
しい。 <18> 水酸基含有樹脂の酸価が、10〜100であ
る前記<1>から<13>のいずれかに記載の感光性転
写材料である。 <19> 水酸基含有樹脂の質量平均分子量が、ゲルパ
ーミエーションクロマトグラフィー(GPC)測定値の
ポリスチレン換算値で5,000〜100,000であ
る前記<1>から<13>及び<18>のいずれかに記
載の感光性転写材料である。 <20> 水酸基含有樹脂が、(メタ)アクリル酸と、
ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシn
−プロピル(メタ)アクリレート及びヒドロキシn−ブ
チル(メタ)アクリレートから選択される少なくとも1
種と、フェニル(メタ)アクリレート、ベンジル(メ
タ)アクリレート及びスチレンから選択される少なくと
も1種とからなる三元共重合体である前記<1>から<
13>及び<18>から<19>のいずれかに記載の感
光性転写材料である。 <21> 中間層が、親水性高分子で形成された前記<
1>から<13>及び<18>から<20>のいずれか
に記載の感光性転写材料である。 <22> 親水性高分子が、ポリビニルアルコールを少
なくとも含有する前記<21>に記載の感光性転写材料
である。 <23> 中間層の厚みが、0.1〜5μmである前記
<1>から<13>及び<18>から<22>のいずれ
かに記載の感光性転写材料である。 <24> アルカリ可溶性層が、熱可塑性樹脂で形成さ
れてなり、クッション性を有する前記<2>に記載の感
光性転写材料である。 <25> 体質顔料の粒径が、0.01〜0.5μmで
ある前記<10>又は<11>に記載の感光性転写材料
である。 <26> 感光性樹脂層の厚みが、0.5〜10μmで
ある前記<1>から<13>及び<18>から<25>
のいずれかに記載の感光性転写材料である。
【0007】
【発明の実施の形態】(感光性転写材料)本発明の感光
性転写材料は、仮支持体上に、少なくとも中間層と、水
酸基含有樹脂を含有する感光性樹脂層とをこの順に有し
てなり、好ましくは該仮支持体と該中間層との間にアル
カリ可溶性層を有してなり、更に必要に応じて適宜選択
したその他の層を有してなる。
【0008】−感光性樹脂層− 前記感光性樹脂層としては、前記水酸基含有樹脂を含有
してなること以外は特に制限はなく、目的に応じて適宜
選択することができる。前記感光性樹脂層は、本発明の
感光性樹脂組成物により好適に形成することができる。
【0009】((感光性樹脂組成物))本発明の感光性樹脂
組成物は、水酸基含有樹脂を少なくとも含有してなり、
更に、重合性モノマー、重合開始剤、必要に応じて適宜
選択したその他の成分を含有してなる。
【0010】前記感光性樹脂組成物としては、150℃
以下で軟化性乃至粘着性を示す熱可塑性樹脂組成物であ
ることが好ましく、露光すると露光部のみが硬化してア
ルカリ不溶性化し、高いレジスト性を有する光重合性樹
脂組成物であることがより好ましい。
【0011】−−水酸基含有樹脂−− 前記水酸基含有樹脂は、前記感光性樹脂組成物において
バインダーとして機能し得るものであり、該水酸基含有
樹脂としては、水酸基を含有している限り特に制限はな
く、目的に応じて適宜選択することができ、有機溶剤に
溶解可能であれば、親油性樹脂に水酸基を導入したもの
であってもよいし、水酸基を含有する親水性樹脂を変性
して親油性にしたものであってもよい。前者の例として
は、水酸基を含有する親油性のグラフトポリマーなどが
挙げられ、後者の例としては、有機溶剤に溶解可能に変
性したポリビニルアルコールなどが挙げられる。
【0012】前記水酸基含有樹脂は、1種単独で使用し
てもよいし、2種以上を併用してもよく、これらの中で
も、水酸基含有(メタ)アクリレートをモノマーユニッ
トとして少なくとも有してなる樹脂などが好ましく、該
水酸基含有(メタ)アクリレートと(メタ)アクリル酸
とをモノマーユニットとして少なくとも有してなる樹脂
がより好ましく、該水酸基含有(メタ)アクリレートと
該(メタ)アクリル酸とこれらと共重合可能な他の単量
体とを有してなる三元共重合樹脂が特に好ましい。
【0013】前記水酸基含有(メタ)アクリレートとし
ては、例えば、ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレー
ト、ヒドロキシアリール(メタ)アクリレートなどが好
ましい。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種
以上を併用してもよい。
【0014】前記ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレ
ートにおけるアルキル基としては、特に制限はなく目的
に応じて適宜選択することができるが、置換基を有して
いてもよい、炭素数が2〜12の直鎖状アルキル基、分
岐状アルキル基及び環状アルキル基から選択される少な
くとも1種であるのが好ましく、具体的には、エチル
基、プロピル基、ブチル基、ヘキシル基、オクチル基、
シクロヘキシル基などが挙げられる。前記置換基として
は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することが
できるが、例えば、フェニル基等のアリール基、アルコ
キシル基、ハロゲン基、などが好適に挙げられる。
【0015】前記ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレ
ートの中でも、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト、ヒドロキシn−プロピル(メタ)アクリレート、ヒ
ドロキシn−ブチル(メタ)アクリレートなどが特に好
ましい。
【0016】前記他の単量体としては、特に制限はな
く、目的に応じて適宜選択することができるが、例え
ば、アルキル(メタ)アクリレート、アリ−ル(メタ)アク
リレート、ビニル化合物などが挙げられ、これらにおけ
るアルキル基及びアリール基の水素原子は置換基で置換
されていてもよく、該置換基としては上述したものが挙
げられる。
【0017】前記アルキル(メタ)アクリレート及び前記
アリール(メタ)アクリレートとしては、例えば、メチル
(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プロ
ピル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、
イソブチル(メタ)アクリレート、ペンチル(メタ)アクリ
レート、ヘキシル(メタ)アクリレート、オクチル(メタ)
アクリレート、フェニル(メタ)アクリレート、ベンジル
アクリレート、トリルアクリレート、ナフチルアクリレ
ート、シクロヘキシルアクリレートなどが好適に挙げら
れる。
【0018】前記ビニル化合物としては、例えば、スチ
レン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、グリシジ
ルメタクリレート、アクリロニトリル、ビニルアセテー
ト、N−ビニルピロリドン、テトラヒドロフルフリルメ
タクリレート、ポリスチレンマクロモノマー、ポリメチ
ルメタクリレートマクロモノマーなどが好適に挙げられ
る。
【0019】前記他の単量体は、1種単独で使用しても
よいし、2種以上を併用してもよく、これらの中でも、
フェニル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレ
ート及びスチレンから選択される少なくとも1種である
のが特に好ましい。
【0020】前記水酸基含有樹脂の好ましい具体例とし
ては、成分:(メタ)アクリル酸と、成分:ヒドロ
キシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシn−プロ
ピル(メタ)アクリレート及びヒドロキシn−ブチル
(メタ)アクリレートから選択される少なくとも1種
と、成分:フェニル(メタ)アクリレート、ベンジル
(メタ)アクリレート及びスチレンから選択される少な
くとも1種とを有してなる三元共重合樹脂などが挙げら
れる。
【0021】前記三元共重合樹脂における前記(メタ)
アクリル酸と前記ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレ
ートと前記他の単量体との含有比((メタ)アクリル
酸:ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート:他の単
量体)としては、例えば、2〜30:5〜50:0〜5
0が好ましい。
【0022】前記水酸基含有樹脂における水酸基含有
(メタ)アクリレートの含有率としては、5〜50モル
%が好ましく、7〜30モル%がより好ましい。
【0023】前記水酸基含有樹脂の酸価としては、10
〜100であるのが好ましい。前記酸価が、10〜10
0であると適度なアルカリ可溶性を示し、アルカリ現像
が容易である一方、100を超えるとアルカリに対する
溶解性が大きくなりすぎて現像適正範囲(現像ラチチュ
ード)が狭くなり、10未満であるとアルカリに対する
溶解性が小さく現像に時間がかかり過ぎて好ましくな
い。
【0024】前記水酸基含有樹脂の質量平均分子量とし
ては、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GP
C)測定値のポリスチレン換算値で5,000〜10
0,000であるのが好ましく、8,000〜50,00
0であるのがより好ましい。前記質量平均分子量が、
5,000〜100,000であると膜強度が良好であ
る。
【0025】前記水酸基含有樹脂の前記感光性樹脂組成
物における含有量が、該感光性樹脂層の全固形分の10
〜90質量%であるのが好ましく、15〜70質量%で
あるのがより好ましく、25〜60質量%であるのが特
に好ましい。
【0026】−−重合性モノマー−− 前記重合性モノマーとしては、少なくとも1個の付加重
合可能なエチレン性不飽和基を有すれば特に制限はな
く、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、エ
ステル化合物、アミド化合物、その他の化合物などが挙
げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2
種以上を併用してもよい。
【0027】前記エステル化合物としては、例えば、単
官能(メタ)アクリル酸エステル、多官能(メタ)アク
リル酸エステル、イタコン酸エステル、クロトン酸エス
テル、イソクロトン酸エステル、マレイン酸エステル、
その他のエステル化合物、などが挙げられる。これら
は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用して
もよいが、これらの中でも、単官能(メタ)アクリル酸
エステル、多官能(メタ)アクリル酸エステル等が好ま
しい。
【0028】前記単官能(メタ)アクリル酸エステルと
しては、例えば、ポリエチレングリコールモノ(メタ)
アクリレート、ポリプロピレングリコールモノ(メタ)
アクリレート、フェノキシエチルモノ(メタ)アクリレ
ートなどが挙げられる。
【0029】前記多官能(メタ)アクリル酸エステルし
ては、例えば、ポリエチレングリコールジ(メタ)アク
リレート、エチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、
1,3−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、テト
ラメチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ヘキサ
ンジオールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリト
ールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトール
テトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトール
ジ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールトリ
(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールテトラ
(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ
(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールポリ
(メタ)アクリレート、ソルビトールトリ(メタ)アク
リレート、ソルビトールテトラ(メタ)アクリレート、
トリメチロールエタントリ(メタ)アクリレート、ネオ
ペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ヘキサン
ジオールジ(メタ)アクリレートなどが挙げられる。こ
れらの中でも、ジペンタエリスリトールポリ(メタ)ア
クリレートが特に好ましい。
【0030】前記多官能(メタ)アクリル酸エステルの
他の例としては、グリセリンやトリメチロールエタン等
の多官能アルコールにエチレンオキサイドやプロピレン
オキサイドを付加させた後(メタ)アクリレート化した
もの、特公昭48−41708号、特公昭50−603
4号、特開昭51−37193号等の各公報に記載のウ
レタンアクリレート類、特開昭48−64183号、特
公昭49−43191号、特公昭52−30490号等
の各公報に記載のポリエステルアクリレート類、エポキ
シ樹脂と(メタ)アクリル酸との反応生成物であるエポ
キシアクリレート類、特開昭60−258539号公報
に記載の(メタ)アクリル酸エステルやウレタン(メ
タ)アクリレートやビニルエステル、などが挙げられ
る。
【0031】前記その他のエステル化合物としては、例
えば、トリメチロールプロパントリ(アクリロイルオキ
シプロピル)エーテル、トリ(アクリロイロキシエチ
ル)イソシアヌレート、日本接着協会誌Vol.20,
No.7,300〜308頁に記載の光硬化性モノマー
及びオリゴマー、などが挙げられる。
【0032】前記アミド化合物としては、例えば、不飽
和カルポン酸と脂肪族多価アミン化合物とのアミド(モ
ノマー)などが挙げられ、具体的には、メチレンビス−
(メタ)アクリルアミド、1,6−ヘキサメチレンビス
−(メタ)アクリルアミド、ジエチレントリアミントリ
ス(メタ)アクリルアミド、キシリレンビス(メタ)ア
クリルアミド、などが挙げられ、また、特開昭60−2
58539号公報に記載の(メタ)アクリル酸アミド、
などが挙げられる。
【0033】前記その他の化合物としては、例えば、特
開昭60−258539号公報に記載のアリル化合物、
などが挙げられる。
【0034】前記重合性モノマーの前記感光性樹脂組成
物における含有量としては、全固形分の10〜60質量
%が好ましく、20〜50質量%がより好ましい。
【0035】−−重合開始剤−− 前記重合開始剤としては、約300〜500nmの波長
領域に約50以上の分子吸光係数を有する成分を少なく
とも1種含有していることが好ましく、例えば、特開平
2−48664号、特開平1−152449号、特開平
2−153353号の各公報に記載の芳香族ケトン類、
ロフィン2量体、ベンゾイン、ベンゾインエーテル類、
ポリハロゲン類、ハロゲン化炭化水素誘導体、ケトン化
合物、ケトオキシム化合物、有機過酸化物、チオ化合
物、ヘキサアリールビイミダゾール、芳香族オニウム
塩、ケトオキシムエーテル、などが挙げられる。
【0036】これらは、1種単独で使用してもよいし、
2種以上を併用してもよい。これらの中でも、4,4’
−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノンと2−(o−
クロロフェニル)−4,5−ジフェニルイミダゾール2
量体との組合せ、4−〔p−N,N’−ジ(エトキシカ
ルボニルメチル)−2,6−ジ(トリクロロメチル)−
s−トリアジン〕、2,4−ビス−(トリクロロメチ
ル)−6−[4−(N,N’−ジエトキシカルボニルメ
チルアミノ)−3−ブロモフェニル]−s−トリアジン
などが好ましい。
【0037】前記重合開始剤の使用量としては、前記重
合性モノマーの使用量に対し、0.1〜20質量%が好
ましく、0.5〜10質量%がより好ましい。
【0038】−−その他の成分−− 前記その他の成分としては、特に制限はなく目的に応じ
て適宜選択することができるが、例えば、水酸基含有
(メタ)アクリレートを含まない熱可塑性樹脂、各種添
加剤などが挙げられる。
【0039】前記水酸基含有(メタ)アクリレートを含
まない熱可塑性樹脂としては、特に制限はなく、目的に
応じて適宜選択することができるが、前記(メタ)アクリ
ル酸と前記他の単量体との共重合体などが好適に挙げら
れる。
【0040】前記各種添加剤としては、例えば、重合禁
止剤、紫外線吸収剤などが挙げられる。
【0041】前記重合禁止剤としては、例えば、フェノ
チアジン、ハイドロキノンモノメチルエーテル等のハイ
ドロキノン類などが挙げられる。
【0042】前記紫外線吸収剤としては、例えば、サリ
シレート系、ベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール
系、シアノアクリレート系、ニッケルキレート系、ヒン
ダードアミン系などが挙げられ、具体的には、フェニル
サリシレート、4−t−ブチルフェニルサリシレート、
2,4−ジ−t−ブチルフェニル−3,5−ジ−t−
4’−ヒドロキシベンゾエート、4−t−ブチルフェニ
ルサリシレート、2,4−ジ−ヒドロキシベンゾフェノ
ン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2
−ヒドロキシ−4−n−オクトキシベンゾフェノン、2
−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)ベンゾ
トリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’−t−ブ
チル−5’−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリ
アゾール、エチル−2−シアノ−3,3’−ジ−フェニ
ルアクリレート、2,2’−ヒドロキシ−4−メトキシ
ベンゾフェノン、ニッケルジブチルジチオカーバメー
ト、ビス(2,2’,6,6’−テトラメトル−4−ピ
リジン)−セバケート、4−t−ブチルフェニルサリシ
レート、サルチル酸フェニル、4−ヒドロキシ−2,
2’,6,6'−テトラメチルピペリジン縮合物、コハ
ク酸−ビス(2,2',6,6'−テトラメチル−4−ピ
ペリデニル)−エステル、2−[2−ヒドロキシ−3,
5−ビス(α,α−ジメチルベンジル)フェニル]−2
H−ベンゾトリアゾール、7−{[4−クロロ−6−
(ジエチルアミノ)−5−トリアジン−2−イル]アミ
ノ}−3−フェニルクマリン、などが挙げられる。
【0043】本発明の感光性樹脂組成物は、液晶表示素
子用部材の形成に好適に用いられ、前記本発明の感光性
転写材料における前記感光性樹脂層に特に好適に用いら
れる。前記液晶表示素子用部材としては、特に制限はな
く、目的に応じて適宜選択することができるが、例え
ば、スペーサーなどが好適に挙げられる。
【0044】前記感光性樹脂層は、前記本発明の感光性
樹脂組成物により好適に形成され、その厚みを均一にす
る観点からは体質顔料を含有しているのが好ましい。
【0045】前記体質顔料としては、特に制限はなく、
目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、シ
リカ、酸化亜鉛、硫酸バリウム、炭酸バリウム、アルミ
ナホワイト、炭酸カルシウム、ステアリン酸カルシウム
などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよ
いし、2種以上を併用してもよく、これらの中でも、無
着色なものが好ましく、シリカ、酸化亜鉛などが特に好
ましい。
【0046】前記シリカの具体例としては、R−97
2、#200(日本アエロジル社製)、シーホスターK
E(日本触媒化学工業(株)製)、スノーテックス(商
品名:メタノールシリカゾル、MA−ST−M、IPA
−ST、MEK−ST、MIBK−ST、日産化学工業
(株)製)等の市販品が好適に挙げられる。前記酸化亜
鉛の具体例としては、ZnO−100、ZnO−200
(住友セメント(株)製)等の市販品が好適に挙げられ
る。これらの中でも、スノーテックスに代表されるコロ
イダルシリカが特に好ましい。
【0047】前記体質顔料は、適宜選択したシランカッ
プリング剤又はチタネートカップリング剤等により表面
処理等を行うことにより、分散性を向上させてもよい。
【0048】前記体質顔料の粒径としては、0.01〜
0.5μmが好ましく、0.02〜0.4μmがより好
ましい。前記粒径が、0.01μm未満であると分散安
定性が悪くなり、0.5μmを超えると該感光性樹脂層
の表面における凹凸が大きくなるため好ましくない。
【0049】前記体質顔料の添加量としては、前記感光
性樹脂層における全固形分の3〜50質量%が好まし
く、4〜40質量%がより好ましく、5〜35質量%が
特に好ましい。前記体質顔料の添加量が、3質量%未満
であると、十分な膜強度が得られず、転写時における厚
み低下や現像時のブラシ傷を防止することができないこ
とがあり、50質量%を超えると、転写時に気泡が入り
易くなり、該感光性樹脂層の透明性が低下することがあ
り好ましくない。
【0050】前記体質顔料は、適宜選択した分散剤に均
一に分散した状態で使用してもよい。前記分散剤として
は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することが
できるが、例えば、ソルスパース3000,9000,
17000,20000,27000(ゼネカ(株)
製)、アジスパーPB−711,PN−411,PA−
111(味の素(株)製)、EFKA−766,524
4,71,65,64,63,44(エフカケミカルズ
社製)等が挙げられる。これらの中でも、ソルスパース
20000が好ましい。前記分散剤の使用量としては、
分散性の良好な分散溶液を得る観点からは、前記体質顔
料100質量部に対し、0.5〜100質量部であるの
が好ましい。
【0051】前記分散剤により前記体質顔料を分散して
なる分散溶液中には、必要に応じて界面活性剤を添加す
ることにより、分散安定性を向上させることができる。
前記界面活性剤としては、特に制限はなく、各種の界面
活性剤が挙げられ、例えば、アルキルナフタレンスルホ
ン酸塩、リン酸エステル塩等に代表されるアニオン系界
面活性剤、アミン塩等に代表されるカチオン系界面活性
剤、アミノカルボン酸、ベタイン型等に代表される両性
界面活性剤などが挙げられる。
【0052】前記感光性樹脂層は、目的に応じて適宜選
択した着色剤を含有していてもよい。前記着色剤として
は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することが
できるが、例えば、有機顔料、無機顔料、染料などが挙
げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2
種以上を併用してもよく、これらの中でも、後述の現像
処理や熱処理により消色するものも好ましい。
【0053】前記着色剤としては、例えば、オーラミン
(C.I.41000)、ファット・ブラックHB
(C.I.26150)、モノライト・ファースト・ブ
ラックB(C.I.ピグメント・ブラック1)、カーボ
ン、C.I.ピグメント・グリーン7、C.I.ピグメ
ント・グリーン36、C.I.ピグメント・ブラウン2
3、C.I.ピグメント・ブラウン25、C.I.ピグ
メント・ブラウン26、ピグメント・ブラック7、パー
マネント・カーミンFBB(C.I.ピグメント・レッ
ド146)、パーマネント・ルビーFBH(C.I.ピ
グメント・レッド11)、ファステル・ピンクBスプラ
(C.I.ピグメント・レッド81)、C.I.ピグメ
ント・レッド97、C.I.ピグメント・レッド12
2、C.I.ピグメント・レッド149、C.I.ピグ
メント・レッド168、C.I.ピグメント・レッド1
77、C.I.ピグメント・レッド180、C.I.ピ
グメント・レッド192、C.I.ピグメント・レッド
215、C.I.ピグメント・レッド123、C.I.
ピグメント・レッド213、C.I.ピグメント・レッ
ド217、C.I.ピグメント・レッド220、C.
I.ピグメント・レッド223、C.I.ピグメント・
レッド224、C.I.ピグメント・レッド226、
C.I.ピグメント・レッド227、C.I.ピグメン
ト・レッド228、C.I.ピグメント・レッド24
0、C.I.ピグメント・レッド48、C.I.ピグメ
ント・レッド1、C.I.ピグメント・レッド209、
モノライト・イエローGT(C.I.ピグメント・イエ
ロー12)、パーマネント・イエローGR(C.I.ピ
グメント・イエロー17)、パーマネント・イエローH
R(C.I.ピグメント・イエロー83)、C.I.ピ
グメント・イエロー20、C.I.ピグメント・イエロ
ー24、C.I.ピグメント・イエロー83、C.I.
ピグメント・イエロー86、C.I.ピグメント・イエ
ロー93、C.I.ピグメント・イエロー109、C.
I.ピグメント・イエロー110、C.I.ピグメント
・イエロー117、C.I.ピグメント・イエロー12
5、C.I.ピグメント・イエロー137、C.I.ピ
グメント・イエロー138、C.I.ピグメント・イエ
ロー139、C.I.ピグメント・イエロー147、
C.I.ピグメント・イエロー148、C.I.ピグメ
ント・イエロー153、C.I.ピグメント・イエロー
154、C.I.ピグメント・イエロー166、C.
I.ピグメント・イエロー168、C.I.ピグメント
・イエロー185、C.I.ピグメント・オレンジ3
6、C.I.ピグメント・オレンジ43、C.I.ピグ
メント・オレンジ51、C.I.ピグメント・オレンジ
55、C.I.ピグメント・オレンジ59、C.I.ピ
グメント・オレンジ61、ホスターバームレッドESB
(C.I.ピグメント・バイオレット19)、モナスト
ラル・ファースト・ブルー(C.I.ピグメント・ブル
ー15)、C.I.ピグメント・バイオレット19、
C.I.ピグメント・バイオレット23、C.I.ピグ
メント・バイオレット29、C.I.ピグメント・バイ
オレット30、C.I.ピグメント・バイオレット3
7、C.I.ピグメント・バイオレット40、C.I.
ピグメント・バイオレット50、ビクトリア・ピュアー
ブルーBO(C.I.42595)、ビクトリア・ピュ
アーブルーBOH、ビクトリア・ピュアーブルーBOH
-M、マラカイトグリーン、C.I.ピグメント・ブル
ー15:1、C.I.ピグメント・ブルー15:4、
C.I.ピグメント・ブルー15:6、C.I.ピグメ
ント・ブルー22、C.I.ピグメント・ブルー60、
C.I.ピグメント・ブルー64、カーボンブラック、
などが挙げられる。
【0054】前記感光性樹脂層の厚みとしては、0.5
〜10μmが好ましく、1〜6μmがより好ましい。前
記感光性樹脂層の厚みが、0.5μm未満であると塗布
時にピンホールが発生し易くなり、製造適性上好ましく
なく、10μmを超えると現像時に未露光部を除去する
のに時間を要し、好ましくない。
【0055】−中間層− 前記中間層は、前記感光性樹脂層上に設けられ、前記感
光性転写材料がアルカリ可溶性層を有する場合には該感
光性樹脂層と該アルカリ可溶性層との間に設けられる。
該感光性樹脂層と該アルカリ可溶性層との形成において
は有機溶剤を用いるため、該中間層がその間に位置する
と、両層が互いに混ざり合うのを防止することができ
る。
【0056】前記中間層としては、水又はアルカリ水溶
液に分散乃至溶解するものが好ましい。前記中間層の材
料としては、公知のものを使用することができ、例え
ば、特開昭46−2121号や特公昭56−40824
号の各公報に記載のポリビニルエーテル/無水マレイン
酸重合体、カルボキシアルキルセルロースの水溶性塩、
水溶性セルロースエーテル類、カルボキシアルキル澱粉
の水溶性塩、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリ
ドン、ポリアクリルアミド類、水溶性ポリアミド、ポリ
アクリル酸の水溶性塩、ゼラチン、エチレンオキサイド
重合体、各種澱粉及びその類似物からなる群の水溶性
塩、スチレン/マレイン酸の共重合体、マレイネート樹
脂、などが挙げられる。これらは、1種単独で使用して
もよく、2種以上を併用してもよい。これらの中でも親
水性高分子を使用するのが好ましく、該親水性高分子の
中でも、少なくともポリビニルアルコールを使用するの
が好ましく、ポリビニルアルコールとポリビニルピロリ
ドンとの併用が特に好ましい。
【0057】前記ポリビニルアルコールとしては、特に
制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる
が、その鹸化率が80%以上であるのが好ましい。前記
ポリビニルピロリドンを使用する場合、その含有量とし
ては、該中間層の固形分に対し、1〜75体積%である
のが好ましく、1〜60体積%であるのがより好まし
く、10〜50体積%であるのが特に好ましい。前記含
有量が、1体積%未満であると、前記感光性樹脂層との
十分な密着性が得られないことがあり、75体積%を超
えると、酸素遮断能が低下することがあり、好ましくな
い。
【0058】前記中間層としては、酸素透過率が小さい
ことが好ましい。前記中間層の酸素透過率が大きく酸素
遮断能が低い場合には、前記感光性樹脂層に対する露光
時における光量をアップする必要を生じたり、露光時間
を長くする必要が生ずることがあり、解像度も低下して
しまうことがある。
【0059】前記中間層の厚みとしては、0.1〜5μ
m程度であるのが好ましく、0.5〜2μmがより好ま
しい。前記厚みが、0.1μm未満であると、酸素透過
性が高過ぎてしまい、5μmを超えると、現像時や中間
層除去時に長時間を要し、好ましくない。
【0060】前記中間層と感光性樹脂層との密着力とし
ては、大きいことが好ましく、5(gf/12mm)以
上であるのがより好ましく、10(gf/12mm)以
上であるのが特に好ましい。前記密着力が、5(gf/
12mm)未満であると、前記仮支持体を前記アルカリ
可溶性層から剥離させた際に、該中間層と前記感光性樹
脂層との間で剥離が生じてしまうことがあり好ましくな
い。
【0061】なお、前記密着力の測定は、例えば、12
mm幅の3M社製スコッチメンディングテープを該アル
カリ可溶性層上に貼り付け、該テープを剥がすと該中間
層と前記感光性樹脂層との間で剥離が生ずるが、この剥
離力をテンシロン剥離試験機にて測定することにより行
うことができる。
【0062】−アルカリ可溶性層− 前記アルカリ可溶性層は、アルカリ現像を可能とし、ま
た、転写時にはみ出した該アルカリ可溶性層により被転
写体が汚染されるのを防止可能とする観点からアルカリ
可溶性である必要があり、前記感光性転写材料を被転写
体上に転写させる際、該被転写体上に存在する凹凸に起
因して発生する転写不良を効果的に防止するクッション
材としての機能を有していることが好ましく、該感光性
転写材料を前記被転写体上に加熱密着させた際に該被転
写体上に存在する凹凸に応じて変形可能であるのがより
好ましい。
【0063】前記アルカリ可溶性層の材料としては、ア
ルカリ可溶性であること以外には特に制限はなく、目的
に応じて適宜選択することができるが、例えば、熱可塑
性樹脂が好適に挙げられる。
【0064】前記熱可塑性樹脂としては、特に制限はな
く、目的に応じて適宜選択することができるが、実質的
な軟化点が80℃以下であるものが好ましく、該実質的
な軟化点が80℃以下であるものとしては、例えば、エ
チレンとアクリル酸エステル共重合体とのケン化物、ス
チレンと(メタ)アクリル酸エステル共重合体とのケン
化物、ビニルトルエンと(メタ)アクリル酸エステル共
重合体とのケン化物、ポリ(メタ)アクリル酸エステル
や、(メタ)アクリル酸ブチルと酢酸ビニル等との(メ
タ)アクリル酸エステル共重合体等のケン化物、などが
好適に挙げられ、また、「プラスチック性能便覧」(日
本プラスチック工業連盟、全日本プラスチック成形工業
連合会編著、工業調査会発行、1968年10月25日
発行)に記載の軟化点が約80℃以下である有機高分子
の内、アルカリ可溶性のものも挙げられる。これらは、
1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよ
い。
【0065】なお、前記実質的な軟化点が80℃以下で
あるものとしては、更に、それ自体が軟化点80℃以上
の有機高分子物質であっても、該有機高分子物質中にこ
れと相溶性のある各種可塑剤を添加されて、実質的な軟
化点が80℃以下とされたものも挙げられる。
【0066】前記可塑剤としては、特に制限はなく、目
的に応じて適宜選択することができるが、例えば、ポリ
プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ジオ
クチルフタレート、ジヘプチルフタレート、ジブチルフ
タレート、トリクレジルホスフェート、クレジルジフェ
ニルホスフェートビフェニルジフェニルホスフェート、
などが挙げられる。
【0067】前記アルカリ可溶性層には、前記熱可塑性
樹脂のほかに、前記仮支持体との接着力を調節する目的
で、実質的に軟化点が80℃を超えない範囲内で各種ポ
リマー、過冷却物質、密着改良剤、界面活性剤、離型剤
等を添加することができる。
【0068】前記アルカリ可溶性層と前記仮支持体との
接着強度としては、他の層間における接着強度よりも小
さいことが必要である。この場合、前記感光性転写材料
を被転写体へ転写した後において不要となった前記仮支
持体を前記アルカリ可溶性層の表面を破壊することなく
容易に除去することができ、前記仮支持体を除去した後
において前記感光性樹脂層に対し露光を均一に行うこと
ができる。
【0069】前記アルカリ可溶性層の厚みとしては、6
〜100μmが好ましく、6〜50μmがより好まし
い。前記アルカリ可溶性層の厚みが、6μm未満である
と、厚みが1μm以上である被転写体上の凹凸を完全に
吸収し、十分なクッション性を発現することが困難とな
り、100μmを超えると、現像性、製造適性が悪くな
ることがあり、いずれも好ましくない。
【0070】−仮支持体− 前記仮支持体としては、転写の際に支障とならない程度
の前記アルカリ可溶性層に対する剥離性を有するもので
あることが好ましく、化学的・熱的に安定で可撓性であ
るものが好ましい。前記仮支持体の材料としては、特に
制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例
えば、ポリ四フッ化エチレン、ポリエチレンテレフタレ
ート、ポリエチレンナフタレート、ポリカーボネート、
ポリエチレン、ポリプロピレン、などが挙げられる。こ
れらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用
してもよい。前記仮支持体の構造としては、特に制限は
なく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、
単層構造であってもよいし、積層構造であってもよい。
【0071】前記仮支持体には、前記アルカリ可溶性層
との間での良好な剥離性を確保する観点からは、グロー
放電等の表面処理を行わないことが好ましく、また、ゼ
ラチン等の下塗層も設けないことが好ましい。前記仮支
持体の厚みとしては、5〜300μm程度が好ましく、
20〜150μmが好ましい。
【0072】前記仮支持体としては、その少なくとも一
方の表面に導電性層が設けられていることが好ましく、
あるいは該仮支持体自体が導電性を有することが好まし
い。前記仮支持体がこのように設計されていると、該仮
支持体を備えた感光性転写材料を被転写体上に密着させ
た後で該仮支持体を剥離する際に、該仮支持体や該被転
写体等が帯電して周囲のゴミ等を引き寄せることがな
く、その結果、該仮支持体を剥離した後においても前記
アルカリ可溶性層上にゴミ等が付着せず、その後の露光
過程で余分な未露光部が形成され、意図しないピンホー
ルが形成されてしまうことを効果的に防止することがで
きる。前記仮支持体上の導電性層又は導電性を有する仮
支持体の表面における表面電気抵抗としては、1013
Ω以下であることが好ましい。
【0073】前記導電性を有する仮支持体にするには、
該仮支持体中に導電性物質を含有させればよい。前記導
電性物質としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜
選択することができるが、例えば、金属酸化物、帯電防
止剤、などが挙げられる。
【0074】前記金属酸化物としては、例えば、酸化亜
鉛、酸化チタン、酸化錫、酸化アルミニウム、酸化イン
ジウム、酸化珪素、酸化マグネシウム、酸化バリウム、
酸化モリブデンなどが挙げられる。これらは、1種単独
で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。前記
金属酸化物の形態としては、結晶微粒子、複合微粒子な
どが挙げられる。
【0075】前記帯電防止剤としては、例えば、エレク
トロストリッパーA(花王(株)製)、エレノンNo1
9(第一工業製薬(株)製)等のアルキル燐酸塩系アニ
オン界面活性剤、アモーゲンK(第一工業製薬(株)
製)等のベタイン系両性界面活性剤、ニツサンノニオン
L(日本油脂(株)製)等のポリオキシエチレン脂肪酸
エステル系非イオン界面活性剤、エマルゲン106、1
20、147、420、220、905、910(花王
(株)製)やニッサンノニオンE(日本油脂(株)製)
等のポリオキシエチレンアルキルエーテル系非イオン界
面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルフェノールエー
テル系、多価アルコール脂肪酸エステル系、ポリオキシ
エチレンソルビタン脂肪酸エステル系、ポリオキシエチ
レンアルキルアミン系等のその他の非イオン系界面活性
剤が挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよい
し、2種以上を併用してもよい。
【0076】前記導電性層としては、公知の導電性物質
の中から適宜選択して使用することにより形成すること
ができ、該導電性物質としては、例えば、ZnO、Ti
、SnO、Al、In、SiO
MgO、BaO、MoOなどが湿度環境に影響されず
安定した導電効果が得られる点で好ましい。これらは、
1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよ
い。
【0077】前記金属酸化物又は前記導電性物質の体積
抵抗値としては、10Ω・cm以下が好ましく、10
Ω・cm以下がより好ましい。前記金属酸化物又は前
記導電性物質の粒子径としては、0.01〜0.7μm
が好ましく、0.02〜0.5μmがより好ましい。
【0078】前記導電性層には、バインダーとして、例
えば、ゼラチン、セルロースナイトレート、セルロース
トリアセテート、セルロースジアセテート、セルロース
アセテートブチレート、セルロースアセテートプロピオ
ネート等のセルロースエステル、塩化ビニリデン、塩化
ビニル、スチレン、アクリロニトリル、酢酸ビニル、炭
素数1〜4のアルキルアクリレート、ビニルピロリドン
等を含むホモポリマー又はコポリマー、可溶性ポリエス
テル、ポリカーボネート、可溶性ポリアミド、などを使
用することができる。
【0079】−その他の層− 前記その他の層としては、特に制限はなく、目的に応じ
て、適宜選択することができるが、例えば、カバーフィ
ルムなどが好適に挙げられる。
【0080】前記カバーフィルムは、保管等の際に汚れ
や損傷等から前記感光性転写材料を保護する機能を有
し、前記仮支持体と同一又は類似の材料で形成すること
ができる。前記カバーフィルムとしては、前記感光性樹
脂層から容易に剥離することができるものであればよ
く、例えば、シリコーン紙、ポリオレフィンシート、ポ
リテトラフルオロエチレンシート等が好適に挙げられ
る。これらの中でも、ポリエチレンシート乃至フィル
ム、ポリプロピレンシート乃至フィルムが好ましい。前
記カバーフィルムの厚みとしては、5〜100μm程度
が好ましく、10〜30μmがより好ましい。
【0081】本発明の感光性転写材料は、前記仮支持体
上に、前記アルカリ可溶性層用塗布液を塗布し乾燥する
ことによりアルカリ可溶性層を設け、該アルカリ可溶性
層上に、該アルカリ可溶性層を溶解させない溶剤を用い
た中間層用塗布液を塗布し乾燥することにより中間層を
設け、該中間層上に、該中間層を溶解させない溶剤を用
いた感光性樹脂層用塗布液を塗布し乾燥することにより
感光性樹脂層を設けることにより製造することができ、
また、前記カバーフィルム上に前記感光性樹脂層を設け
る一方、前記仮支持体上に前記アルカリ可溶性層と前記
中間層とを設け、該中間層と該感光性樹脂層とが互いに
接するように貼り合わせることにより、製造することが
でき、また、前記カバーフィルム上に前記感光性樹脂層
と前記中間層とを設ける一方、前記仮支持体上に前記ア
ルカリ可溶性層を設け、該中間層と該感光性樹脂層とが
互いに接するように貼り合わせることにより製造するこ
とができる。
【0082】本発明の感光性転写材料は、液晶表示素子
用部材の形成、画像形成等に特に好適に用いることがで
き、この場合、前記被転写体としては、液晶素子におけ
る透明基板(ガラス基板)、透明導電膜(例えばIT
O)付き基板、カラーフィルター付き基板、などが挙げ
られる。なお、前記液晶表示素子用部材としては、例え
ば、スペーサー、オーバーコート材、液晶配向材などが
挙げられる。
【0083】ここで、本発明の感光性転写材料を用いた
液晶表示素子用部材の形成乃至画像形成の一例について
説明する。前記感光性転写材料を前記被転写体上に配置
した後、該感光性転写材料における前記カバーフィルム
を取り除き、前記感光性樹脂層を加圧加熱下で前記被転
写体上に貼り合わせる。なお、この貼り合わせには、従
来から公知のラミネーター、真空ラミネーター等が好適
に使用することができ、より生産性を高めるためには、
オートカットラミネーターも使用することができる。
【0084】次に、前記仮支持体を前記アルカリ可溶性
層から剥離させ、所定のマスクを用いて、前記アルカリ
可溶性層及び前記中間層を介して前記感光性樹脂層に対
し露光を行い、現像する。なお、このとき、前記感光性
樹脂層が前記着色剤をその呈色を失わない状態で含有し
ている場合には、該感光性樹脂層による画像が形成され
る。
【0085】従来においては、前記仮支持体を前記アル
カリ可溶性層から剥離させる際に該仮支持体と前記アル
カリ可溶性層との間できれいに剥離できず、前記感光性
樹脂層と前記中間層との間で剥離が生じてしまう不具合
があったが、本発明によりこの不具合は効果的に解消さ
れる。この改良効果は、特に前記感光性樹脂層が前記体
質顔料を含有する場合に大きい。
【0086】前記現像は、公知のアルカリ現像の方法に
従って行うことができ、例えば、溶剤若しくは水性の現
像液、特にアルカリ水溶液(アルカリ現像液)等を用い
て、露光後の前記被転写体を、前記現像液を収容させた
現像浴中に浸漬させるか、該被転写体に対しスプレー等
で噴霧し、さらにその表面を回転ブラシ、湿潤スポンジ
等で擦ったり超音波を照射させながら処理することによ
り行うことができる。前記現像の温度としては、通常、
室温付近から40℃程度が好ましい。また、前記現像の
後に、水洗処理を行うことが好ましい。
【0087】なお、前記露光後において現像や不要部分
の除去の際に、前記感光性樹脂層及び前記アルカリ可溶
性層の溶解に用いるアルカリ性水溶液としては、例え
ば、アルカリ性物質の希薄水溶液が好ましく、さらに水
混和性のある有機溶剤を少量添加したものも好ましい。
【0088】前記アルカリ性物質としては、特に制限は
なく、目的に応じて適宜選択することができるが、例え
ば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金
属水酸化物類、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアル
カリ金属炭酸塩類、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリ
ウム等のアルカリ金属重炭酸塩類、ケイ酸ナトリウム、
ケイ酸カリウム等のアルカリ金属ケイ酸塩類、メタケイ
酸ナトリウム、メタケイ酸カリウム等のアルカリ金属メ
タケイ酸塩類、トリエタノールアミン、ジエタノールア
ミン、モノエタノールアミン、モルホリン、テトラメチ
ルアンモニウムヒドロキシド等のテトラアルキルアンモ
ンニウムヒドロキシド類又は燐酸三ナトリウム、などが
挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、
2種以上を併用してもよい。
【0089】前記アルカリ性水溶液としては、前記アル
カリ性物質の濃度が0.01〜30質量%であるのが好
ましく、pHが8〜14であるのが好ましい。
【0090】前記水混和性を有する有機溶剤としては、
特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ
るが、例えば、メタノール、エタノール、2−プロパノ
ール、1−プロパノール、ブタノール、ジアセトンアル
コール、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチ
レングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコー
ルモノn−ブチルエーテル、ベンジルアルコール、アセ
トン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、ε−カ
プロラクトン、γ−ブチロラクトン、ジメチルホルムア
ミド、ジメチルアセトアミド、ヘキサメチルホスホルア
ミド、乳酸エチル、乳酸メチル、ε−カプロラクタム、
N−メチルピロリドンなどが挙げられる。前記水混和性
を有する有機溶剤の添加量としては、0.1〜30質量
%が好ましい。
【0091】なお、前記アルカリ性水溶液には、公知の
種々の界面活性剤を添加することができ、該界面活性剤
の添加量としては、0.01〜10質量%であるのが好
ましい。
【0092】(液晶表示素子用部材)本発明の液晶表示
素子用部材は、前記本発明の感光性樹脂組成物を用いて
好適に形成することができ、前記本発明の感光性転写材
料を用いて特に好適に形成することができる。後者の場
合、例えば、前記本発明の感光性転写材料を、その感光
性樹脂層を前記被転写体に貼付させた後で前記仮支持体
を前記アルカリ可溶性層から剥離させることにより該被
転写体に転写させ、該感光性樹脂層に対し露光を行い、
該感光性樹脂層における非露光部を前記アルカリ性水溶
液で除去し露光部のみを硬化させ露出させることにより
形成することができる。前記液晶表示素子用部材として
は、例えば、スペーサー、オーバーコート材、液晶配向
材などが挙げられる。
【0093】(液晶表示素子)本発明の液晶表示素子
は、前記本発明の液晶表示素子用部材を有してなり、更
に必要に応じてその他の部材等を有してなる。前記液晶
表示素子における液晶としては、STN型、TN型、G
H型、ECB型、強誘電性液晶、反強誘電性液晶、VA
型、ASM型、その他種々のものが好適に挙げられる。
本発明の液晶表示素子は、各種液晶表示装置に好適に使
用することができる。
【0094】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明するが、
本発明はこれらの実施例に何ら限定されるものではな
い。なお、以下において「部」は「質量部」を意味する
ものとする。
【0095】(実施例1)厚みが100μmであるポリ
エチレンテレフタレートフィルム製の仮支持体上に、下
記組成のアルカリ可溶性層用塗布液H1を塗布し乾燥さ
せることにより、厚みが20μmであるアルカリ可溶性
層(熱可塑性樹脂層)を形成した。
【0096】 <アルカリ可溶製層用塗布液H1> 水酸基含有樹脂(質量平均分子量=90000)・・・・・・・15部 メチルメタクリレート/2−エチルヘキシルアクリレート/ベンジルメタク リレート/メタクリル酸共重合体(モル比)=55/28.8/11.7/4. 5 ポリプロピレングリコールジアクリレート・・・・・・・・・6.5部 (質量平均分子量=822) テトラエチレングリコールジメタクリレート・・・・・・・・1.5部 p−トルエンスルホンアミド・・・・・・・・・・・・・・・0.5部 ベンゾフェノン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1.0部 メチルエチルケトン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・30部
【0097】次に、前記アルカリ可溶性層上に、下記組
成の中間層用塗布液B1を塗布し乾燥させることによ
り、厚みが1.6μmである中間層を形成した。 <中間層用塗布液B1> ポリビニルアルコール・・・・・・・・・・・・・・・・・・130部 (PVA205(鹸化率=80%);クラレ(株)製) ポリビニルピロリドン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・60部 (PVP、K−90;GAFコーポレーション社製) フッ素系界面活性剤・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10部 (旭硝子(株)社製サーフロンS−131) 蒸留水・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3350部
【0098】更に、下記組成の感光性樹脂層用塗布液T
1を塗布し乾燥させることにより、厚みが5.2μmで
ある感光性樹脂層T1を形成した。該感光性樹脂層T1
上に、ポリプロピレン製(厚み12μm)のカバーフィ
ルムを圧着貼付して設けることにより、感光性転写材料
T1を作製した。
【0099】 <感光性樹脂層用塗布液T1> 三元共重合体(分子量=1.4万)・・・・・・・・・・・・3.0部 ベンジルメタクリレート/メタクリル酸/ヒドロキシエチルメタアクリレー ト共重合体(モル比)=71/12/17 ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート・・・・・・・・1.8部 シリカゾルの30質量%メチルイソブチルケトン分散物・・・7.1部 (MIBK−ST、日産化学製) フェノチアジン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・0.001部 2,4−ビス−(トリクロロメチル)−6− [4−(N、N-ジエトキシカルボニルメチルアミノ) −3−ブロモフェニル]−s−トリアジン・・・・・・・・・0.17部 ビクトリアピュアブルーBOHM・・・・・・・・・・・・0.02部 ポリ(N−プロピルパーフルオロオクタンスルホンアミドエチルアクリレート )−コ−(ポリプロピレングリコールメチルエーテルアクリレート) (共重合組成比(モル比)=40/60)・・・・・・・・・0.01部 メチルエチルケトン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7.4部 1−メトキシ−2−プロピルアセテート・・・・・・・・・・8.6部 メタノール・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・0.5部
【0100】作製した感光性転写材料T1のカバーフィ
ルムを剥離し、これを、ITOをスパッタしたガラス板
上に、ラミネーター(装置名:VP−II,大成ラミネー
タ(株)製)を用いて、線圧100N/cm、130℃
の加圧加熱条件下、搬送速度1m/分で貼り合わせた。
その後、ポリエチレンテレフタレートフィルム製の仮支
持体を100回剥離させ、剥離不良の生ずる数を試験し
た。その結果を表1に示した。また、この貼り合わせサ
ンプルから仮支持体のみを剥離させた後、アルカリ可溶
性層の表面に12mm幅の3M社製スコッチメンディン
グテープを貼り付け、該テープを剥がして中間層と感光
性樹脂層との間で剥離を生じさせ、このときの剥離力を
テンシロン剥離試験機にて測定した。その結果を表1に
示した。
【0101】(実施例2)実施例1において、ベンジルメ
タクリレート/メタクリル酸/ヒドロキシエチルメタア
クリレート共重合体の添加量を3.0部から2.55部
に変え、ベンジルメタクリレート/メタクリル酸共重合
体((モル比)=78/22、分子量=4万)を0.4
5部更に添加した以外は、実施例1と同様にして感光性
転写材料T2を作製し試験を行った。
【0102】(実施例3)実施例1において、ベンジルメ
タクリレート/メタクリル酸/ヒドロキシエチルメタア
クリレート共重合体の添加量を3.0部から1.5部に
変え、ベンジルメタクリレート/メタクリル酸共重合体
((モル比)=78/22、分子量=4万)を1.5部
更に添加した以外は、実施例1と同様にして感光性転写
材料T3を作製し試験を行った。
【0103】(実施例4)実施例1において、ベンジルメ
タクリレート/メタクリル酸/ヒドロキシエチルメタア
クリレート共重合体をベンジルメタクリレート/メタク
リル酸/ヒドロキシエチルメタアクリレート共重合体
((モル比)=71/19/10、分子量=1.4万)
を添加した以外は、実施例1と同様にして感光性転写材
料T4を作製し試験を行った。
【0104】(実施例5)実施例4において、シリカゾル
の30質量%メチルイソブチルケトン分散物(MIBK
−ST、日産化学製)の添加量を7.1部から3.5部
に変えた以外は、実施例1と同様にして感光性転写材料
T5を作製し試験を行った。
【0105】(実施例6)実施例4において、ジペンタエ
リスリトールヘキサアクリレートの添加量を1.8部か
ら3.0部に変えた以外は、実施例1と同様にして感光
性転写材料T6を作製し試験を行った。
【0106】(実施例7)実施例1において、ベンジルメ
タクリレート/メタクリル酸/ヒドロキシエチルメタア
クリレート共重合体を、水酸基含有グラフトポリマーで
ある東亜合成化学社製アロンGH−20をバインダー換
算で同量添加した以外は、実施例1と同様にして感光性
転写材料T7を作製し試験を行った。
【0107】(比較例1)実施例1において、ベンジルメ
タクリレート/メタクリル酸/ヒドロキシエチルメタア
クリレート共重合体を、ベンジルメタクリレート/メタ
クリル酸共重合体(共重合組成比(モル比)=74/2
6、分子量4万)に代えた以外は、実施例1と同様にし
て感光性転写材料T7を作製し試験を行った。
【0108】(実施例8)所定サイズのガラス基板上に厚
み0.1μmのクロム金属をスパッタリングで作成し、
フォトレジストを用いてエッチングを行い所定サイズ、
形状の格子状のブラックマトリックスを得た。その後、
特開平11−64621号公報に記載の転写型カラーフ
ィルターを用いて赤、緑、青色の所定サイズ、形状のパ
ターンを作成した。その上にスピンコーターを用いてア
クリル樹脂系の保護層を形成し平坦化を施し、さらにそ
の上に透明電極としてITOを形成した。
【0109】前記感光性転写材料T1〜T6のカバーフ
ィルムを剥離し、感光性樹脂層面を上記ガラス基板上
に、ラミネーター(装置名:VP−II、大成ラミネータ
(株)製)を用いて、線圧100N/cm、130℃の
加圧加熱条件下、搬送速度1m/分で貼り合わせた。そ
の後、仮支持体を熱可塑性樹脂層から剥離し、仮支持体
を除去した。
【0110】次に、所定のフォトマスクを介して超高圧
水銀灯で40mJ/cmのプロキシミティー露光し、
その後、1%トリエタノールアミン水溶液を用いてアル
カリ可溶性層及び中間層を溶解除去した。この際、感光
性樹脂層は実質現像されていなかった。次いで、1%炭
酸ナトリウム水溶液を用いて感光性樹脂層を現像し、ブ
ラシ工程を経て不要部を除去した後、230℃で120
分ベークして、カラーフィルター基板上に1辺16μ
m、平均高さ約4.5μmの柱状の透明なスペーサー画
素パターンを形成した。
【0111】次に、このスペーサーを形成したカラーフ
ィルターの上にポリイミドの配向膜を形成し、ナイロン
製布を巻きつけたロールでラビングした後、カラーフィ
ルター側の基板と対向する電極基板をシール材でシール
し、液晶を注入し、対角26cmのカラー液晶表示素子
L1〜L6を作製した。
【0112】(評価)上記感光性転写材料T1〜T7につ
いて、上記剥離試験をそれぞれのサンプルについて10
0回剥離試験を行ったとき、通常はポリエチレンテレフ
タレートフィルム仮支持体とアルカリ可溶性層との間で
剥がれるのに対し、感光性樹脂層と中間層の間で剥がれ
る部分が発生する剥離不良サンプルの発生の数と、それ
ぞれの感光性転写材料の上記剥離力を表1に示した。感
光性転写材料T7に剥離不良が多く観られたのに対し、
感光性転写材料T1〜T6には全く観られなかった。ま
た、上記剥離力の大きいものでは剥離不良がなかった。
また、実施例8で作成したカラー液晶表示装置は表示上
全く問題ないものであった。
【0113】
【表1】
【0114】
【発明の効果】本発明によると、従来における前記問題
を解決し、転写・現像により形成したパターン構造物の
残存率に優れ、液晶表示素子用部材を容易にかつ効率良
く形成することができる感光性転写材料、前記液晶表示
素子用部材を形成可能であり、前記感光性転写材料にお
ける感光性樹脂層に好適な感光性樹脂組成物、前記感光
性転写材料を用いて形成され、欠陥の少ない液晶表示素
子用部材、及び、該液晶表示素子用部材を有してなり、
高品質な画像を表示可能な液晶表示素子を提供すること
ができる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03F 7/027 G03F 7/027 7/11 503 7/11 503 7/16 7/16 Fターム(参考) 2H025 AB11 AB13 AB17 AC01 AD01 BC32 BC42 CA01 CA14 CA18 CA28 CA30 CA48 CB14 CB45 CB52 CC08 DA33 DA40 EA08 FA03 FA17 2H048 BA11 BA43 BA47 BA48 BB02 BB42 2H089 LA09 MA04X MA05X QA12 QA14

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 仮支持体上に、少なくとも中間層と、水
    酸基含有樹脂を含有する感光性樹脂層とをこの順に有し
    てなることを特徴とする感光性転写材料。
  2. 【請求項2】 仮支持体と中間層との間にアルカリ可溶
    性層を有してなる請求項1に記載の感光性転写材料。
  3. 【請求項3】 水酸基含有樹脂が、水酸基含有(メタ)
    アクリレートをモノマーユニットとして少なくとも有し
    てなる請求項1又は2に記載の感光性転写材料。
  4. 【請求項4】 水酸基含有樹脂における水酸基含有(メ
    タ)アクリレートの含有率が、5〜50モル%である請
    求項3に記載の感光性転写材料。
  5. 【請求項5】 水酸基含有(メタ)アクリレートが、ヒ
    ドロキシアルキル(メタ)アクリレートである請求項3
    又は4に記載の感光性転写材料。
  6. 【請求項6】 ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレー
    トにおけるアルキル基が、置換基を有していてもよい、
    炭素数が2〜12の直鎖状アルキル基、分岐状アルキル
    基及び環状アルキル基から選択される少なくとも1種で
    ある請求項5に記載の感光性転写材料。
  7. 【請求項7】 水酸基含有樹脂の感光性樹脂層における
    含有量が、該感光性樹脂層の全固形分の10〜90質量
    %である請求項1から6のいずれかに記載の感光性転写
    材料。
  8. 【請求項8】 中間層と感光性樹脂層との密着力が5
    (gf/12mm)以上である請求項1から7のいずれ
    かに記載の感光性転写材料。
  9. 【請求項9】 感光性樹脂層を、ガラス基板上に搬送速
    度1m/分、130℃で線圧100N/cmの加熱加圧
    条件下で貼着した後、剥離させる剥離試験を10回行っ
    たときの剥離不良回数が3回以下である請求項1から8
    のいずれかに記載の感光性転写材料。
  10. 【請求項10】 感光性樹脂層が、体質顔料を含有して
    なる請求項1から9のいずれかに記載の感光性転写材
    料。
  11. 【請求項11】 体質顔料の感光性樹脂層における含有
    量が、該感光性樹脂層の全固形分の3〜50質量%であ
    る請求項10に記載の感光性転写材料。
  12. 【請求項12】 液晶表示素子用部材の形成に用いられ
    る請求項1から10のいずれかに記載の感光性転写材
    料。
  13. 【請求項13】 液晶表示素子用部材がスペーサーであ
    る請求項12に記載の感光性転写材料。
  14. 【請求項14】 液晶表示素子用部材の形成に用いら
    れ、水酸基含有樹脂を少なくとも含有してなることを特
    徴とする感光性樹脂組成物。
  15. 【請求項15】 仮支持体上にアルカリ可溶性層と中間
    層と感光性樹脂層とをこの順に有してなる感光性転写材
    料における該感光性樹脂層に用いられる請求項14に記
    載の感光性樹脂組成物。
  16. 【請求項16】 請求項1から13のいずれかに記載の
    感光性転写材料を、その感光性樹脂層を被転写面に貼付
    させた後で仮支持体をアルカリ可溶性層から剥離させる
    ことにより該被転写面に転写させ、該感光性樹脂層に対
    し露光を行い、該感光性樹脂層における非露光部をアル
    カリ性水溶液で除去し露光部のみを硬化させ露出させる
    ことにより形成されることを特徴とする液晶表示素子用
    部材。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載の液晶表示素子用部
    材を有してなることを特徴とする液晶表示素子。
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