JP2003113781A - ギヤポンプ - Google Patents

ギヤポンプ

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JP2003113781A
JP2003113781A JP2001307721A JP2001307721A JP2003113781A JP 2003113781 A JP2003113781 A JP 2003113781A JP 2001307721 A JP2001307721 A JP 2001307721A JP 2001307721 A JP2001307721 A JP 2001307721A JP 2003113781 A JP2003113781 A JP 2003113781A
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Japan
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gear
groove
chamber
pair
gears
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JP2001307721A
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English (en)
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Wataru Yamada
渉 山田
Koichi Natsunari
孝一 夏成
Kyosuke Yamanaka
亨介 山中
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Koyo Seiko Co Ltd
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Koyo Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ギヤポンプにおいて、閉込み領域が膨張する工
程で従来の逃げ溝では、キャビテーションの発生を防止
できず、振動や騒音を発生する。 【解決手段】駆動ギヤ7と従動ギヤ8の噛み合い点A,
B間に閉込み領域38が生ずる。閉込み領域38の膨張
工程の初期には、図6(a)に示すように、吐出室15
から第1の逃げ溝21及び延設溝36を介して作動流体
を圧送することにより、閉込み領域38内の負圧発生を
防止する。閉込み領域38の膨張工程の後期には、図6
(b)に示すように、第2の逃げ溝20が閉込み領域3
8に連通する前に、延設溝36と閉込み領域38との連
通を絶つ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、互いに噛み合う一
対のギヤの回転によりポンプ作用をなすギヤポンプに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ギヤポンプは、簡単な構造を
有する小型軽量のポンプとして種々の産業分野に用いら
れている。一般的に、この種のギアポンプでは、ハウジ
ング内部の空洞に一対のサイドプレートを嵌め合わせて
ギア室を区画している。このギア室の内部には、互いに
噛み合う一対のギアが収容される。各ギアの支軸の両端
部は、各サイドプレートにそれぞれ形成された支持孔に
嵌め入れられて支持される。また、上記ギア室の内部に
は、両ギアの噛み合い位置を挟んで作動流体の吸込室お
よび吐出室が形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ギヤポンプ
のギヤの噛み合い部分の近傍では、各サイドプレートお
よび互いに噛合する各ギヤ歯で形成される閉込み領域に
作動流体が閉じ込められる、いわゆる閉込み(trapping)
現象を生じる。上記閉込み領域に閉じ込められた作動流
体がギヤの回転に伴って圧縮され膨張して急激に圧力変
動し、その結果、振動や騒音が発生するという問題があ
る。
【0004】この問題に対して、ギヤの噛み合い部分の
近傍におけるサイドプレートに、閉込み領域と吐出室な
いし吸込室との間で作動流体の流通を許容する逃げ溝を
形成するギヤポンプが提供されている。逃げ溝は、ギヤ
の噛み合い部分の近傍から吐出室に向けて延びる高圧側
逃げ溝と、ギヤの噛み合い部分の近傍から吸込室に向け
て延びる低圧側逃げ溝との一対で設けられる。これら一
対の逃げ溝は、ギヤの噛み合い部分の近傍で閉込み領域
に連通している。高圧側逃げ溝は、収縮時で高圧となっ
ている閉込み領域から作動流体を吐出室へ逃がす。一
方、低圧側逃げ溝は、吸込室から吸い込んだ作動流体を
膨張時で低圧となっている閉込み領域へ供給する。
【0005】ところが、ギヤの回転が高速になると、低
圧側逃げ溝を介して吸込室から膨張する閉込み領域へ作
動流体を吸い込み切れず、閉込み領域内にキャビテーシ
ョンが発生し、これが振動や騒音の原因となる。そこ
で、本発明の目的は、上述の技術的課題を解決し、高回
転時のキャビテーションに起因する振動や騒音を確実に
防止できるギヤポンプを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記目的
を達成するため、請求項1記載の発明は、内部に空所を
有するハウジングと、上記空所に嵌め入れられてハウジ
ングの内部にギヤ室を区画する一対のサイドプレート
と、上記ギヤ室内に収容される一対のギヤと、これら一
対のギヤの回転に関連して一対のギヤの噛み合い部分付
近に発生する作動流体の閉込み領域と、上記ギヤ室内に
上記噛み合い部分を挟んで配置される作動流体の吸込室
及び吐出室とを備えるギヤポンプにおいて、少なくとも
1つのサイドプレートのギヤ側側面には、圧縮過程の閉
込み領域を吐出室に連通させるための第1の溝と、膨張
過程の閉込み領域を吸込室に連通させるための第2の溝
と、上記第1の溝からギヤの噛み合いの作用線と干渉し
ないように第2の溝側へ向けて延設される延設溝とが形
成され、ギヤの回転に伴って閉込み領域が第2の溝に連
通する前に延設溝と閉込み領域との連通が断たれるよう
にしてあることを特徴とするものである。
【0007】本発明では、閉込み領域が膨張する工程に
おいて、第1の溝からの延設溝を介して吐出室の高圧油
を閉込み領域内に圧送することにより、閉込み領域の圧
力低下を緩和し、これにより、高回転時にもキャビテー
ションの発生を抑えて騒音や振動を低減することができ
る。閉込み領域が第2の溝に連通する前に、延設溝と閉
込み領域との連通を絶つので、流量効率が低下すること
がない。請求項2記載の発明は、内部に空所を有するハ
ウジングと、上記空所に嵌め入れられてハウジングの内
部にギヤ室を区画する一対のサイドプレートと、上記ギ
ヤ室内に収容される一対のギヤと、これら一対のギヤの
回転に関連して一対のギヤの噛み合い部分付近に発生す
る作動流体の閉込み領域と、上記ギヤ室内に上記噛み合
い部分を挟んで配置される作動流体の吸込室及び吐出室
とを備えるギヤポンプにおいて、少なくとも1つのサイ
ドプレートのギヤ側側面には、圧縮過程の閉込み領域を
吐出室に連通させるための第1の溝と、膨張過程の閉込
み領域を吸込室に連通させるための第2の溝とが形成さ
れ、吐出室から少なくとも1つのサイドプレートを貫通
してギヤ側側面に開口を形成し、上記開口を介して膨張
過程の閉込み領域に吐出室の高圧の作動流体を導入する
高圧流体導入路が設けられ、ギヤの回転に伴って閉込み
領域が第2の溝に連通する前に上記高圧流体導入路の開
口と閉込み領域との連通が断たれるようにしてあること
を特徴とするものである。
【0008】本発明では、閉込み領域が膨張する工程に
おいて、高圧流体導入路を介して吐出室の高圧油を閉込
み領域内に圧送することにより、閉込み領域の圧力低下
を緩和し、これにより、高回転時にもキャビテーション
の発生を抑えて騒音や振動を低減することができる。閉
込み領域が第2の溝に連通する前に、高圧流体導入路と
閉込み領域との連通を絶つので、流量効率が低下するこ
とがない。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施形態を添付
図面を参照しつつ説明する。図1は本発明の一実施形態
に係るギヤポンプの断面図であり、図2は図1のII−II
線に沿う断面図であってハッチングを省略してある。ま
た、図3は図1のIII −III 線に沿う断面図であり、図
4はIV−IV線に沿う断面図である。図1を参照して、本
ギヤポンプは、その中央部を貫通する長円形断面のキャ
ビティ1を有する本体筒2の両側を、これの全面を覆う
態様にねじ止めされた一対の蓋板3により塞いで構成さ
れたハウジング4を備えている。このハウジング4の内
部には、キャビティ1の両側から嵌挿されたアルミニウ
ム合金製の一対のサイドプレート5,5同士の間にギヤ
室6が区画されており、このギヤ室6内には、互いに対
をなす駆動ギヤ7と従動ギヤ8が配置されている。9
は、蓋板3の環状溝に収容され、蓋板3と本体筒2との
間に介在してギヤ室6を密封するためのシールである。
10はサイドプレート5の収容溝50に収容され、ギヤ
室6内において対向するサイドプレート5と蓋板3との
間の空間を低圧側と高圧側の領域に仕切るシールであ
る。
【0010】駆動ギヤ7および従動ギヤ8の支軸7a,
8aは、長円形断面を有するギヤ室6の両側の円弧の軸
心上にそれぞれ位置し、互いに平行をなして架設されて
いる。すなわち、支軸7a,8aは各サイドプレート5
にそれぞれ一対形成された軸受としての支持孔11,1
2により両持ち支持されている。一対の支持孔11によ
って支持された一方の支軸7aは、一方の蓋板3を貫通
して外部に延長され、この延長端に伝達される図示しな
いモータからの駆動力により回転駆動される駆動軸を構
成している。また、支軸7aには、ギヤ室6の内部にお
いて駆動ギヤ7が一体回転可能に装着されている。支軸
7aが蓋板3を貫通する部分にはオイルシール13が配
置されている。
【0011】また、一対の支持孔12によって支持され
た他方の支軸8aは、各サイドプレート5の支持孔12
内に軸端を有する従動軸を構成している。支軸8aに
は、ギヤ室6の内部において従動ギヤ8が装着されてい
る。従動ギヤ8の支軸8aへの装着では、軸回りの回転
を拘束しても良いし軸回りの回転を許容しても良い。従
動ギヤ8は両支軸7a,8aの軸心を含む平面内におい
て駆動ギヤ7と噛み合い、支軸7aにより駆動される駆
動ギヤ7の回転に伴って、支軸8aと共に(或いは支軸
8aの回転を伴わずに)従動回転するようにしてある。
【0012】図2には、駆動ギヤ7およびこれに連動す
る従動ギヤ8の回転方向が矢符により示してある。各ギ
ヤ7,8の回転方向は予め定められており、互いに反対
方向に回転する。各ギヤ7,8が予め定める回転方向に
回転している状態を正回転しているという。両ギヤ7,
8の噛み合い位置を挟んだ両側には、前記回転方向側に
吸込室14が、反回転方向側に吐出室15が形成されて
いる。これら吸込室14および吐出室15は、本体筒2
の対応位置に開口する吸込口16および吐出口17を介
して、ハウジング4外の図示しない吸込先および吐出先
にそれぞれ接続されるようにしてある。図2において、
白抜き矢符により、作動流体の流れを示してある(図3
及び図4においても同様)。
【0013】図3において、31は両ギヤ7,8の回転
中心32,33を含む平面34と両ギヤ7,8の噛み合
いの作用線35との交点を示している。噛み合いの作用
線35とは両ギヤ7,8の噛み合い点A,B〔図6
(a)参照〕の軌跡に相当する。サイドプレート5のギ
ヤ側側面5aには、交点31の近傍から吐出室15側へ
延びる第1の溝としての第1の逃げ溝21と、交点31
の近傍から吸込室14側へ延びる第2の溝としての第2
の逃げ溝20とが形成されている。また、サイドプレー
ト5のギヤ側側面5aには、第1の逃げ溝21から両ギ
ヤ7,8の噛み合いの作用線35と干渉しないようにし
て第2の逃げ溝20側へ向けて延設される細幅の延設溝
36が形成されている。また、上記ギヤ側側面5aに
は、各支持孔11,12と吸込室14側とをそれぞれ連
通する連通溝22が形成されている。
【0014】図3並びにサイドプレートの断面図である
図5(a)及び(b)を参照して、延設溝36は三角錐
形の先細り状をなし、延設溝36の先端37は平面34
よりも第2の逃げ溝20側へ延びている。一方、図4に
おいて、サイドプレート5の反ギヤ側側面5bには、略
3の字形形状の収容溝50に上記のシール10を収容し
ており、このシール10を境界として、互いに対向する
サイドプレート5と蓋板3との間の空間が、吸込室14
側に連通する低圧側空間と吐出室15側に連通する高圧
側空間とに仕切られている。このように、サイドプレー
ト5の背面である反ギヤ側側面5bには、シール10で
仕切られた状態で、低圧の作動流体および高圧の作動流
体が背圧として作用し、これが、サイドプレート5に吐
出圧に応じて負荷されるので、サイドプレート5と両ギ
ヤ7,8との間の隙間が高精度で維持される結果、高圧
時のポンプ効率を高く維持できる。また、上記反ギヤ側
側面5bには、上記低圧側空間において各支持孔11,
12と吸込室14側とをそれぞれ連通する各一対の連通
溝23が形成されている。
【0015】このような構成により、吸込口16を経て
吸込室14に導入される作動流体は、該吸込室14に臨
む駆動ギヤ7および従動ギヤ8の歯間に受け入れられ、
両ギヤ7,8の回転により、それぞれの歯間と本体筒2
の内周面との間に封止された状態で搬送され、吐出室1
5に送り出される。吐出室15への送り出しを終えた駆
動ギヤ7と従動ギヤ8とは、両ギヤ7,8の噛み合い位
置を経て吸込室14側に向き、該吸込室14内の作動流
体を再度受け入れて吐出室15側へ送り出す作用をな
す。
【0016】次いで、図6(a),(b)及び(c)を
参照して、各逃げ溝20,21及び延設溝36の働きに
ついて説明する。図6(a)は、両ギヤ7,8の噛み合
い点A,B間に各サイドプレート5と各噛合ギヤ歯7
b,8bとで形成される作動流体の閉込み領域38が、
ギヤ7,8の回転に伴って収縮される圧縮工程を示して
いる。この圧縮工程では、圧縮されて高圧となる閉込み
領域38内の作動流体が第1の逃げ溝21を介して吐出
室15へ逃がされることにより、閉込み領域38内での
高圧発生が防止される。
【0017】次いで図6(b)は閉じ込み領域38が圧
縮から膨張に転じた瞬間を示している。この膨張工程の
初期では、閉込み領域38が未だ第2の逃げ溝20に連
通していないため、仮に延設溝36がないとすると、閉
込み領域38が膨張に伴って減圧され、キャビテーショ
ンを生ずるおそれがある。しかるに、本実施の形態で
は、膨張工程の初期において、閉込み領域38に第1の
逃げ溝21からの延設溝36が連通しているので、吐出
室15から第1の逃げ溝21及び延設溝36を介して作
動流体が供給され、その結果、閉込み領域38内が負圧
になることが防止される。したがって、キャビテーショ
ンの発生を抑制でき、これに起因する振動や騒音の発生
を低減することができる。
【0018】そして、ギヤ7,8の回転に伴ってさらに
膨張工程が進むと、図6(c)に示すように、閉込み領
域38が吸込室14側への第2の逃げ溝20に連通し、
吸込室14から第2の逃げ溝20を介して膨張する閉込
み領域38に作動流体が供給されることになるが、その
前に、閉込み領域38と延設溝36との連通が断たれる
ようにしてある。これは、仮に、第1の逃げ溝21から
の延設溝36と第2の逃げ溝20とを同時に閉込み領域
38に連通させるとすると、吸込室14と吐出室15が
互いに連通されて、流量効率の低下を招くので、これを
防止するためである。
【0019】以上のように、本実施の形態によれば、特
に高速回転時において、キャビテーョションの発生を防
止して、これに伴う振動や騒音を確実に防止することが
できる。図7は本発明の別の実施の形態のサイドプレー
トを示している。図7を参照して、本実施の形態が図3
の実施の形態と異なるのは、図3に実施の形態では、サ
イドプレート5のギヤ側側面5aに第1の逃げ溝21に
連なる延設溝36を設けたが、本実施の形態では、これ
に代えて、第1の逃げ溝21に平行に延びる貫通孔から
なる高圧流体導入路39を設けた点にある。高圧流体導
入路39の一端はサイドプレート5の周壁面5bに開口
して吐出室15に臨む開口40を形成し、他端はサイド
プレート5のギヤ側側面5aに閉込み領域38に連通す
るための開口41を形成する。図8(a)及び(b)に
示すように、開口41がギヤ7,8の噛み合いの作用線
35と干渉しないように配置される点については、図3
の実施形態での逃げ溝36と同様である。
【0020】本実施の形態においても、図8(a)〔前
述の実施形態では図6(b)の状態に相当〕に示すよう
に、膨張工程の初期において、吐出室15から高圧流体
導入路39の開口41を介して閉込み領域38に作動流
体が供給され、その結果、閉込み領域38内が負圧にな
ることが防止される。したがって、ギヤポンプの高回転
時においてもキャビテーションの発生を抑制でき、これ
に起因する振動や騒音の発生を低減することができる。
【0021】また、図8(b)〔前述の実施形態では図
6(c)の状態に相当〕に示すように、膨張工程の後期
において閉込み領域38が第2の逃げ溝20に連通する
前に高圧流体導入路39の開口41と閉込み領域38と
の連通が断たれるので、流量効率低下のおそれがない。
なお、本発明は上記各実施の形態に限定されるものでは
なく、本発明の特許請求の範囲で種々の変更を施すこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のギヤポンプの断面図であ
る。
【図2】図1のII−II線に沿う模式的断面図であり、ハ
ッチングを省略してある。
【図3】図1のIII −III 線に沿う断面図である。
【図4】図1のIV−IV線に沿う断面図である。
【図5】(a)及び(b)はサイドプレートの要部の断
面図である。
【図6】ギヤの噛み合いの模式図であり、(a)は閉込
み領域の圧縮工程の一状態を示し、(b)は閉込み領域
の膨張工程の初期の状態を示し、(c)は膨張工程の後
期の状態を示す。
【図7】本発明の別の実施の形態のサイドプレートの正
面図である。
【図8】図7の実施の形態のギヤの噛み合いの模式図で
あり、(a)は閉込み領域の膨張工程の初期の状態を示
し、(b)は膨張工程の後期の状態を示す。
【符号の説明】
1 キャビティ 2 本体筒 3 蓋板 4 ハウジング 5 サイドプレート 5a ギヤ側側面 5b 周壁面 6 ギヤ室 7 駆動ギヤ 8 従動ギヤ 14 吸込室 15 吐出室 20 第2の逃げ溝(第2の溝) 21 第1の逃げ溝(第1の溝) 31 交点 32,33 回転中心 34 平面 35 噛み合いの作用線 36 延設溝 38 閉込み領域 39 高圧流体導入路 40,41 開口 A,B 噛み合い点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山中 亨介 大阪市中央区南船場三丁目5番8号 光洋 精工株式会社内 Fターム(参考) 3H041 BB02 CC12 DD04 DD12 DD13 DD17 DD18 DD24 3H044 BB02 CC11 DD04 DD12 DD13 DD15 DD16

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に空所を有するハウジングと、上記空
    所に嵌め入れられてハウジングの内部にギヤ室を区画す
    る一対のサイドプレートと、上記ギヤ室内に収容される
    一対のギヤと、これら一対のギヤの回転に関連して一対
    のギヤの噛み合い部分付近に発生する作動流体の閉込み
    領域と、上記ギヤ室内に上記噛み合い部分を挟んで配置
    される作動流体の吸込室及び吐出室とを備えるギヤポン
    プにおいて、 少なくとも1つのサイドプレートのギヤ側側面には、圧
    縮過程の閉込み領域を吐出室に連通させるための第1の
    溝と、膨張過程の閉込み領域を吸込室に連通させるため
    の第2の溝と、上記第1の溝からギヤの噛み合いの作用
    線と干渉しないように第2の溝側へ向けて延設される延
    設溝とが形成され、 ギヤの回転に伴って閉込み領域が第2の溝に連通する前
    に延設溝と閉込み領域との連通が断たれるようにしてあ
    ることを特徴とするギヤポンプ。
  2. 【請求項2】内部に空所を有するハウジングと、上記空
    所に嵌め入れられてハウジングの内部にギヤ室を区画す
    る一対のサイドプレートと、上記ギヤ室内に収容される
    一対のギヤと、これら一対のギヤの回転に関連して一対
    のギヤの噛み合い部分付近に発生する作動流体の閉込み
    領域と、上記ギヤ室内に上記噛み合い部分を挟んで配置
    される作動流体の吸込室及び吐出室とを備えるギヤポン
    プにおいて、 少なくとも1つのサイドプレートのギヤ側側面には、圧
    縮過程の閉込み領域を吐出室に連通させるための第1の
    溝と、膨張過程の閉込み領域を吸込室に連通させるため
    の第2の溝とが形成され、 吐出室から少なくとも1つのサイドプレートを貫通して
    ギヤ側側面に開口を形成し、上記開口を介して膨張過程
    の閉込み領域に吐出室の高圧の作動流体を導入するため
    の高圧流体導入路が設けられ、 ギヤの回転に伴って閉込み領域が第2の溝に連通する前
    に上記高圧流体導入路の開口と閉込み領域との連通が断
    たれるようにしてあることを特徴とするギヤポンプ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006266090A (ja) * 2005-03-22 2006-10-05 Shimadzu Corp 歯車ポンプまたはモータ
JP2011043106A (ja) * 2009-08-21 2011-03-03 Hitachi Automotive Systems Ltd 外接ギヤポンプ及びそれを備えたブレーキ装置
JP2011149358A (ja) * 2010-01-22 2011-08-04 Isuzu Motors Ltd 外接ギアポンプ

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