JP2003111178A - スピーカー取付けブラケット - Google Patents

スピーカー取付けブラケット

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JP2003111178A
JP2003111178A JP2002211873A JP2002211873A JP2003111178A JP 2003111178 A JP2003111178 A JP 2003111178A JP 2002211873 A JP2002211873 A JP 2002211873A JP 2002211873 A JP2002211873 A JP 2002211873A JP 2003111178 A JP2003111178 A JP 2003111178A
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speaker
base plate
bracket
cone
mounting
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JP2002211873A
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Satoshi Iinuma
聡 飯沼
Kazuya Suzuki
一也 鈴木
Kenichi Tanaka
健一 田中
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Nagase and Co Ltd
Takehiro Co Ltd
Original Assignee
Nagase and Co Ltd
Takehiro Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カーオーディオなどの特定用途において、ス
ピーカーの音質特性を損なうことなく容易に着脱するこ
とができ、かつその着脱によりスピーカーが損傷する可
能性を低減し得る、スピーカー取付けブラケットを提供
すること。 【解決手段】 スピーカー取付けブラケットおよびそれ
を用いたスピーカーの取付け方法が開示されている。本
発明のブラケットは、ベース板と、ベース板の一方の面
に設けられておりかつスピーカーの前方からスピーカー
フレームのエッジの一部を係合可能な複数のフックとを
備える。本発明においては、上記ブラケットをベース板
が取付け基材に接触し得るように固定し、その後ベース
板と複数のフックとの間にスピーカーフレームのエッジ
を挟持することにより、基材に対してスピーカーを極め
て容易に取付けることができる。。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スピーカー取付け
ブラケットに関し、より詳細にはスピーカー自体を損傷
させることなく容易に着脱することのできる、スピーカ
ー取付けブラケットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、オーディオ機器では、音質を
向上させるための種々の開発が行われている。このよう
なオーディオ機器に所望されるものの1つに、スピーカ
ーの音響特性が挙げられる。
【0003】例えば、ホームオーディオの分野において
は、スピーカーの音響特性を向上させるために、バッフ
ル板とともに通常一緒に備えられるエンクロージャの改
良が行われている。エンクロージャは、スピーカーの後
方から放射される音を包み込み、スピーカーの前後方に
おける音の干渉による音響特性の低下を防止するために
使用される。
【0004】他方、カーオーディオの分野においては、
自動車自体のサイズおよび軽量化の観点から、エンクロ
ージャを用いてホームオーディオと同等の音響特性を得
ることは比較的困難である。これに代わり、カーオーデ
ィオに使用されるリアスピーカーは、このリアスピーカ
ーの後方をトランクルーム内に貫通させて、トランクル
ーム自体にエンクロージャの役割を果たすように構成さ
れている。しかし、トランクルームに収納される荷物の
量によってトランクルーム内の空間容積が異なるため、
リアスピーカーは常に同一の音響特性を得ることができ
ない。
【0005】また、カーオーディオに使用されるスピー
カーにおいては、ホームオーディオに要求される以上の
耐久性も所望される。例えば、夏季には、炎天下で車室
内の温度が90℃付近まで上昇する一方、冬季には零下
まで低下することがある。また、ドアトリムに取付けら
れたスピーカーでは、降雨等で濡れた搭乗者の靴が当該
スピーカーに触れる恐れがある。これらによるスピーカ
ーの動作不良および/または音質低下を回避するため
に、カーオーディオ用スピーカーは、耐熱性、耐湿性、
撥水性などの優れた耐久性を有することが必要である。
【0006】さらに、近年、自動車自体のさらなる軽量
化、およびより広い室内を確保するためのアクセサリー
の小型化が進み、それに伴って、スピーカーの性能につ
いても改良が求められている。例えば、搭乗者の着座位
置によって生じる音響特性の違いを緩慢にするためのフ
ロント、センター、およびリアに配置されるスピーカー
の各チャンネルの音圧特性に対する個別設定も重要であ
る。
【0007】このような点から、カーオーディオの分野
においては、ホームオーディオとは全く別のスピーカー
が独自に開発されている。その結果、これら要求を満足
するカーオーディオ用スピーカーは優れた耐久性を有す
る一方、比較的高価とならざるを得ない。
【0008】カーオーディオ用スピーカーは、自動車の
ドアトリム、インストルメンタルパネル、リヤトレイな
どの特定の内装部品に、音響特性に応じてツィーター、
ウーハーなどのスピーカーが合計2個〜10個設けられ
ている。これらの場所に設けられる各スピーカーは、通
常、ネジまたは接着剤で固定されている。しかし、この
ような固定を行うと、事故による内装部品の修理または
交換において脱着に時間がかかり、作業性に劣る、ある
いはスピーカー自体を損傷する恐れがある、という問題
がある。また、廃車後の各パーツのリサイクルを考慮し
ても、取外しに多くの時間が必要となり、充分満足し得
るものではない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題の
解決を課題とするものであり、その目的とするところ
は、カーオーディオなどの特定用途において、スピーカ
ーの音質特性を損なうことなく容易に着脱することがで
き、かつその着脱によりスピーカーが損傷する可能性を
低減し得る、スピーカー取付けブラケットを提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、スピーカーを
取付けるためのブラケットであって、ベース板と、該ベ
ース板の一方の面に設けられておりかつスピーカーの前
方からスピーカーフレームのエッジの一部を係合可能な
複数のフックとを備える、ブラケットである。
【0011】好ましい実施態様では、上記フックの少な
くとも1つは、頂部に脱離フリップを備える。
【0012】好ましい実施態様では、上記複数のフック
は、上記ベース板上に等間隔で配置されている。
【0013】好ましい実施態様では、上記ベース板はさ
らに固定ホールを有する。
【0014】好ましい実施態様では、上記スピーカー
は、コーン形スピーカー、平板型スピーカーおよびトラ
ンスデューサ型スピーカーからなる群より選択される。
【0015】さらに好ましい実施態様では、上記コーン
形スピーカーは、カーブドコーン形スピーカー、フラッ
トコーン形スピーカー、ダブルコーン形スピーカー、オ
プリコーン形スピーカーおよびパラボリックコーン形か
らなる群より選択される。
【0016】さらに好ましい実施態様では、上記平板型
スピーカーは、ブラットハラー形スピーカー、ガムーゾ
ン形スピーカーおよびシングルガムーゾン形スピーカー
からなる群より選択される。
【0017】本発明はまた、スピーカーを取付け基材に
取付けるための方法であって、ベース板と複数のフック
とを備えるブラケットを、該ベース板が取付け基材に接
触し得るように固定する工程;および該ベース板と該複
数のフックとの間にスピーカーフレームのエッジを挟持
する工程;を包含する、方法である。
【0018】好ましい実施態様では、上記フックの少な
くとも1つが、頂部に脱離フリップを備える。
【0019】好ましい実施態様では、上記複数のフック
は、上記ベース板上に等間隔で配置されている。
【0020】好ましい実施態様では、上記ベース板はさ
らに固定ホールを有する。
【0021】好ましい実施態様では、上記スピーカー
は、コーン形スピーカー、平板型スピーカーおよびトラ
ンスデューサ型スピーカーからなる群より選択される。
【0022】さらに好ましい実施態様では、上記コーン
形スピーカーは、カーブドコーン形スピーカー、フラッ
トコーン形スピーカー、ダブルコーン形スピーカー、オ
プリコーン形スピーカーおよびパラボリックコーン形か
らなる群より選択される。
【0023】さらに好ましい実施態様では、上記平板型
スピーカーは、ブラットハラー形スピーカー、ガムーゾ
ン形スピーカーおよびシングルガムーゾン形スピーカー
からなる群より選択される。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面を用いて詳細
に説明する。
【0025】図1は、本発明のスピーカー取付けブラケ
ットの一例を説明するための当該ブラケットの斜視図で
ある。
【0026】本発明のスピーカー取付けブラケット10
0は、ベース板10と、該ベース板10の片面に設けら
れておりかつスピーカーフレームのエッジの一部をスピ
ーカーの前方から係合し得る複数のフック12と、を備
える。ベース板10は平坦な板でなり、通常、収容すべ
きスピーカーフレームの形状よりも大きく設計されてい
る。
【0027】フック12は、ベース板10上に垂直かつ
互いに同一方向となるように設けられ、その頂部にはス
ピーカーフレームのエッジと係合するための爪13を備
える。爪13はすべて内側方向に指向している。ベース
板10上に設けられるフック12の数は特に限定されな
いが、固定されるスピーカーの安定性を考慮すれば、好
ましくは3個〜6個が設けられている。これらフック1
2は等間隔で設けられていることがさらに好ましい。
【0028】本発明のブラケット100においては、上
記ベース板10上に設けられた複数のフック12の少な
くとも1つが、ベース板10と接触する面と反対に位置
する頂部に脱離フリップ18を備えていることが好まし
い。脱離フリップ18は、爪13とは逆向きに、すなわ
ち、ベース板10の外側方向に指向していることが好ま
しい。この脱離フリップ18は、スピーカーの取付け
時、押圧され、この脱離フリップ18を備えるフック1
2の爪13が外側に開いて、ベース板10上にスピーカ
ーが配置される。押圧を止めると、脱離フリップ18を
備えるフック12がその弾性によって元の位置に戻り、
すべてのフック12内の爪13がスピーカーフレームの
エッジと係合する。他方、スピーカーを取り外す際に
は、再びこの脱離フリップ18を押圧すると、スピーカ
ーフレームのエッジから爪13が外れ、ブラケットから
スピーカーを容易に取り出すことができる。
【0029】本発明のブラケットは、外周の一部が上記
フックに係合され得るような凸部(エッジ)を備える任
意のスピーカーに対して使用することができる。本発明
のブラケットによって取付け可能なスピーカーの例とし
ては、コーン形スピーカーおよび平板型スピーカー、な
らびに特表平11−512262号に記載されるよう
な、分布式モード音放射体パネルに取付けて使用される
トランスデューサ型スピーカーが挙げられる。コーン形
スピーカーのより具体的な例としては、カーブドコーン
形、フラットコーン形、ダブルコーン形、オプリコーン
形およびパラボリックコーン形のようなスピーカーが挙
げられる。平板型スピーカーのより具体的な例として
は、ブラットハラー形、ガムーゾン形およびシングルガ
ムーゾン形スピーカーが挙げられる。
【0030】上記スピーカーのうち、コーン形スピーカ
ーまたは平板型スピーカーが取付けられる場合、図1に
示されるように、本発明に用いられるベース板10に
は、これらスピーカーから放射される音を阻害しないよ
うに、開口部14が設けられていてもよい。開口部14
は、上記スピーカーの振動板の大きさに沿って設けられ
た単一の孔;メッシュ;規則的に配置された多数の孔で
なるマルチホール形;同心円状でかつ異なる半径から構
成される複数のスリットを有する円環状形;または同心
円状でかつ放射方向に延びる複数のスリットを有するラ
ジアル型のいずれの形状を有していてもよい。あるい
は、上記スピーカーのうち、トランスデューサ型スピー
カーが取付けられる場合は、図2に示されるようなブラ
ケット100’が使用されてもよく、すなわちベース板
10’は基本的には開口部を有することなく平坦な板の
まま使用されてもよい。特に平坦な板のまま使用される
場合は、トランスデューサから発信される振動がベース
板10’にそのまま伝播して、ベース板10’を振動板
として機能させることができる。あるいは、図1に示さ
れるような開口部14が設けられた上記コーン形または
平板型スピーカー用の本発明のブラケットをトランスデ
ューサ型スピーカーに流用することもできる。そのよう
な場合は、この開口部14に、振動板の役割を果たす硬
質板(ポリプロピレン、ABS、またはポリエチレンテ
レフタレートなどの合成樹脂;ステンレススチールまた
はアルミニウムなどの金属;あるいは合板などの木材;
でなる)を別途配置することにより、平坦な板でなるベ
ース板と同等またはそれ以上の振動特性を発揮する。
【0031】本発明のブラケット100および100’
は、短時間でのスピーカーの着脱が要求される基材(例
えば、自動車のドアトリム、インストルメンタルパネル
およびリアトレイ)に対し、ベース板の底面(フックが
設けられた面と反対の面)に任意の接着手段(例えば、
接着剤および両面テープ)が付与されて固定される。
【0032】図3は、コーン形スピーカーまたは平板型
スピーカーを所定基材に取付けるための、本発明のスピ
ーカー取付けブラケットの他の例を説明する当該ブラケ
ットの斜視図である。
【0033】本発明のスピーカー取付けブラケット20
0は、ベース板20の外縁に、所定個数の固定ホール2
6が設けられている。固定ホール26により、本発明の
ブラケット200は、ベース板20に接着手段を用いる
ことなく、リベットまたはビスのような手段を用いてコ
ーン形スピーカーまたは平板型スピーカーを所望の基材
に固定することができる。本発明のブラケット200に
おける他の構造は、図1に示されるものと同様である。
【0034】図4は、トランスデューサ型スピーカーを
所定基材に取付けるための、本発明のスピーカー取付け
ブラケットの他の例を説明する当該ブラケットの斜視図
である。
【0035】本発明のスピーカー取付けブラケット20
0’は、ベース板20’の外縁に、所定個数の固定ホー
ル26が設けられている。固定ホール26により、本発
明のブラケット200’は、ベース板20’に接着手段
を用いることなく、リベットまたはビスのような手段を
用いてトランスデューサ型スピーカーを所望の基材に固
定することができる。本発明のブラケット200’にお
ける他の構造は、図1に示されるものと同様である。
【0036】なお、図1〜図4に示される本発明のブラ
ケット100、100’、200および200’のベー
ス板10、10’、20および20’とフック12と
は、別部材で構成されているが、本発明はこの構成に限
定されない。すなわち、本発明のブラケットはベース板
とフックとが一体的に成形されていてもよい。
【0037】本発明のブラケットは、特に限定されない
が、合成樹脂、金属、木材、またはそれらの複合体の材
料でなる。合成樹脂の例としては、ポリプロピレン、ポ
リエチレン、ポリスチレン、ABS、ポリエチレンテレ
フタレート、ポリ塩化ビニルなどの熱可塑性樹脂;なら
びにフェノール樹脂などの熱硬化性樹脂が挙げられる。
金属の例としては、ステンレススチール、アルミニウム
および銅が挙げられる。木材の例としては合板が挙げら
れる。本発明のブラケットは、上記材料を、当業者に周
知の手段を用いて射出成形、真空成形、圧空成形、注
型、または切削することにより製造される。
【0038】次に、本発明のブラケットを用いて、スピ
ーカーを自動車用ドアトリムに取付ける場合について説
明する。
【0039】図5は、本発明のスピーカー取付け用ブラ
ケットを用いてスピーカーを固定した自動車のフロント
ドアの(自動車室内から見た)模式図である。本発明の
スピーカー取付けブラケット100または100’は、
例えば、ドアトリム40の図5の破線に示される位置に
フロントドアの内部空間側から配置されている。ドアト
リム40へのブラケット100または100’の取付け
位置は特に限定されず、当業者によりカーオーディオと
してスピーカーの音響特性を最も効果的に向上させる位
置に配置される。
【0040】図6は、図5のA−A’線における、自動
車のドアトリムに配置されかつスピーカーが取付けられ
た本発明のブラケットを説明するための模式断面図であ
る。図6の(a)はコーン形スピーカーが取付けられた
場合の図であり、そして図6の(b)はトランスデュー
サ型スピーカーが取付けられた場合の図である。
【0041】図6の(a)に示されるように、コーン形
スピーカー62は、本発明のブラケット100に設けら
れたフック12とベース板10との間に、当該スピーカ
ーフレームのエッジが挟持されて固定されている。ここ
で、図6の(a)において、図の下部が自動車室内側を
表し、そして図の上部が自動車外側のドア板(図示せ
ず)とドアトリム40との間の空間側を表す。
【0042】ベース板10はまた、ドアトリム部材42
(ポリプロピレンまたはケナフのような比較的硬質の材
料でなる)に、例えば、接着剤または両面テープを用い
て取付けられている。ベース板10内の開口部14は、
コーン形スピーカー62の音響特性に悪影響を及ぼさな
いように、当該スピーカー62のコーン部を塞がない大
きさで設けられている。
【0043】ドアトリム部材42の外表面はまた、スピ
ーカーの音響特性に悪影響を与え難い材質(例えば、ポ
リプロピレンなどの合成樹脂、ファブリック、レザー)
および厚みでなる表皮材44で覆われていてもよい。コ
ーン形スピーカーが固定される場合、表皮材44は、ブ
ラケット100の開口部14の位置がメッシュ状であっ
てもよく、マルチホールが設けられていてもよく、また
はスリットが設けられていてもよい。図6の(a)にお
いては、ドアトリム40はドアトリム部材42と表皮材
44との積層体で構成されているが、この構成に限定さ
れない。すなわち、ドアトリム40には、表皮材が設け
られていなくてもよく、あるいはコーン形スピーカーの
音響特性に悪影響を及ぼさない材質でなる他の部材が積
層されていてもよい。
【0044】図6の(b)に示されるように、トランス
デューサ型スピーカー64が設けられる場合、本発明の
ブラケット100’に設けられたフック12とベース板
10’との間に、当該スピーカーフレームのエッジが挟
持されて固定されている。ここで、図6の(b)におい
て、図の下部が自動車室内側を表し、そして図の上部が
自動車外側のドア板(図示せず)とドアトリム40との
間の空間側を表す。ベース板10’は、上記と同様にド
アトリム部材42に、例えば、接着剤または両面テープ
を用いて取付けられている。
【0045】他方、ドアトリム部材42の外表面は、図
6の(a)に示される場合と同様に、表皮材44で覆わ
れている。なお、図6の(b)においては、ドアトリム
40はドアトリム部材42と表皮材44との積層体で構
成されているが、この構成に限定されない。すなわち、
ドアトリム40には、表皮材が設けられていなくてもよ
く、あるいはトランスデューサ型スピーカーの音響特性
に悪影響を及ぼさない材質でなる他の部材が積層されて
いてもよい。
【0046】このようにして、本発明のブラケットを用
いてスピーカーが所定の基材に容易に固定される。上記
では取付け先の基材として自動車用ドアトリムを例示し
たが、本発明は、これに限定されず、自動車のインスト
ルメンタルパネル、リアトレイ、ピラー、シートクッシ
ョン、シートのバックレストおよびルーフ;映画館また
はギャラリーのスクリーン;会議室などに設置されるパ
ーテーション;地下街の天井または壁面;などのスピー
カーの取付けが所望される任意の場所に使用可能であ
る。
【0047】取付け基材に取付けられたスピーカーの取
外しは、例えば、以下のようにして行われる。
【0048】再び図6の(a)を参照すると、まず、ブ
ラケット100の脱離フリップ18が押圧され、スピー
カーフレームのエッジから、脱離フリップ18を有する
フック12の爪が外される。この時、ブラケットと取付
け基材とは固定された状態にある。その後、コーン形ス
ピーカー62は、ブラケットからスライドされて取り外
される。結果として、コーン形スピーカー62は損傷を
与えることなく、ブラケットから極めて容易に取り外さ
れ得る。さらに、図6の(b)に示されるトランスデュ
ーサ型スピーカーの場合も、上述のコーン形スピーカー
の場合と同様にして、損傷を与えることなくブラケット
から極めて容易に取り外され得る。
【0049】
【発明の効果】本発明のスピーカー取付けブラケットを
用いることにより、ドアトリムなどの基材に対し、スピ
ーカーを容易に取付けることができる。本発明のブラケ
ットに取付けられたスピーカーは、単に本発明のブラケ
ットのフック内の爪にそれぞれ係合されて固定されてい
るのみである。したがって、修理または交換においても
脱着が短時間で行うことができ、スピーカー自体を損傷
する危険性も回避される。さらに、スピーカーの取外し
が極めて簡易であるため、各部品のリサイクルが容易に
行われ得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスピーカー取付けブラケットの一例を
説明するための当該ブラケットの斜視図である。
【図2】本発明のスピーカー取付けブラケットの他の例
を説明するための当該ブラケットの斜視図である。
【図3】コーン形スピーカーまたは平板型スピーカーを
所望の基材に取付ける際に用いられる本発明のスピーカ
ー取付けブラケットの他の例を説明するための当該ブラ
ケットの斜視図である。
【図4】トランスデューサ型スピーカーを所望の基材に
取付ける際に用いられる本発明のスピーカー取付けブラ
ケットの他の例を説明するための当該ブラケットの斜視
図である。
【図5】本発明のスピーカー取付け用ブラケットを用い
てスピーカーを固定した自動車のフロントドアの模式図
である。
【図6】図5のA−A’線における、自動車のドアトリ
ムに配置されかつスピーカーが取付けられた本発明のブ
ラケットを説明するための模式断面図であって、(a)
はコーン形スピーカーが取付けられた場合の図であり、
そして(b)はトランスデューサ型スピーカーが取付け
られた場合の図である。
【符号の説明】
ベース板 10、10’、20、
20’ フック 12 爪 13 開口部 14 脱離フリップ 18 固定ホール 26 ドアトリム 40 ドアトリム部材 42 表皮材 44 コーン形スピーカー 62 トランスデューサ型スピーカー 64 ブラケット 100、100’、2
00、200’
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 健一 愛知県名古屋市中区丸の内三丁目14番18号 長瀬産業株式会社名古屋支店内 Fターム(参考) 5D017 AE14 AG04

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スピーカーを取付けるためのブラケット
    であって、ベース板と、該ベース板の一方の面に設けら
    れておりかつスピーカーの前方からスピーカーフレーム
    のエッジの一部を係合可能な複数のフックとを備える、
    ブラケット。
  2. 【請求項2】 前記フックの少なくとも1つが、頂部に
    脱離フリップを備える、請求項1に記載のブラケット。
  3. 【請求項3】 前記複数のフックが、前記ベース板上に
    等間隔で配置されている、請求項1または2に記載のブ
    ラケット。
  4. 【請求項4】 前記ベース板がさらに固定ホールを有す
    る、請求項1から3のいずれかに記載のスピーカー取付
    けブラケット。
  5. 【請求項5】 前記スピーカーが、コーン形スピーカ
    ー、平板型スピーカーおよびトランスデューサ型スピー
    カーからなる群より選択される、請求項1から4のいず
    れかに記載のブラケット。
  6. 【請求項6】 前記コーン形スピーカーが、カーブドコ
    ーン形スピーカー、フラットコーン形スピーカー、ダブ
    ルコーン形スピーカー、オプリコーン形スピーカーおよ
    びパラボリックコーン形からなる群より選択される、請
    求項5に記載のブラケット。
  7. 【請求項7】 前記平板型スピーカーが、ブラットハラ
    ー形スピーカー、ガムーゾン形スピーカーおよびシング
    ルガムーゾン形スピーカーからなる群より選択される、
    請求項5に記載のブラケット。
  8. 【請求項8】 スピーカーを取付け基材に取付けるため
    の方法であって、ベース板と複数のフックとを備えるブ
    ラケットを、該ベース板が取付け基材に接触し得るよう
    に固定する工程;および該ベース板と該複数のフックと
    の間にスピーカーフレームのエッジを挟持する工程;を
    包含する、方法。
  9. 【請求項9】 前記フックの少なくとも1つが、頂部に
    脱離フリップを備える、請求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記複数のフックが、前記ベース板上
    に等間隔で配置されている、請求項8または9に記載の
    方法。
  11. 【請求項11】 前記ベース板がさらに固定ホールを有
    する、請求項8から10いずれかに記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記スピーカーが、コーン形スピーカ
    ー、平板型スピーカーおよびトランスデューサ型スピー
    カーからなる群より選択される、請求項8から11のい
    ずれかに記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記コーン形スピーカーが、カーブド
    コーン形スピーカー、フラットコーン形スピーカー、ダ
    ブルコーン形スピーカー、オプリコーン形スピーカーお
    よびパラボリックコーン形からなる群より選択される、
    請求項12に記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記平板型スピーカーが、ブラットハ
    ラー形スピーカー、ガムーゾン形スピーカーおよびシン
    グルガムーゾン形スピーカーからなる群より選択され
    る、請求項12に記載の方法。
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