JP2003108775A - 資産運用情報提供方法及び資産運用情報提供プログラム - Google Patents

資産運用情報提供方法及び資産運用情報提供プログラム

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JP2003108775A
JP2003108775A JP2001294786A JP2001294786A JP2003108775A JP 2003108775 A JP2003108775 A JP 2003108775A JP 2001294786 A JP2001294786 A JP 2001294786A JP 2001294786 A JP2001294786 A JP 2001294786A JP 2003108775 A JP2003108775 A JP 2003108775A
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JP2001294786A
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Junnosuke Yamazaki
潤之介 山崎
Atsushi Nagano
淳 長野
Takashi Ogawa
貴史 小川
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Mizuho Bank Ltd
Original Assignee
Mizuho Bank Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 顧客の資産運用に対する考え方に合致し、よ
りよい資産運用等を行なうためのポートフォリオを提案
することができる資産運用情報提供方法及び資産運用情
報提供プログラムを提供する。 【解決手段】 顧客から資産選好、リスクに関するアン
ケートの回答結果が顧客回答データ記憶部25に記録さ
れた場合、管理コンピュータ21は、資産選好データ記
憶部23に記録されたアセットクラス対応表と許容リス
クデータ記憶部24に記録された許容リスク対応表とを
用いて、推奨アセットクラスセットと許容リスクとを算
出する。次に、管理コンピュータ21は、推奨するアセ
ットクラスの運用実績に基づいて、許容リスク範囲内で
リターンが最大となる推奨ポートフォリオを算出する。
さらに、管理コンピュータ21は顧客が運用しているポ
ートフォリオと推奨ポートフォリオとの差分を算出し、
出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、顧客の資産運用に
対する考えに合致した推奨ポートフォリオを提案する場
合に用いる資産運用情報提供方法及び資産運用情報提供
プログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】今日、顧客は、金融機関から提供される
各種の金融商品を利用して自身の資産を運用している。
この金融商品には、日本の株式や国債などの公社債の
他、いわゆる金融派生商品、海外の金融・証券市場を含
め広範なカテゴリーが存在する。これらの中には、収益
率が高いがリスクも高い傾向にあるもの(ハイリスクハ
イリターン)や、リスクは低いが収益率も低い傾向にあ
るもの(ローリスクローリターン)等、多種多様であ
る。
【0003】一般に、一つの金融商品のカテゴリー(ア
セットクラス)に集中して投資するより、複数のカテゴ
リーに分散投資する方がリスクは相対的に低くなる。ま
た、外貨預金や海外株式には為替リスクがあるが、これ
らの金利水準は高く、より多くの収益(リターン)を期
待することができる場合がある。また、株式だけではな
く債券にも投資した方が、よりリターンは安定する。こ
のように、複数のアセットクラスを利用したポートフォ
リオは、相互に価値変動等を打ち消し合い、分散投資の
効果を得ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、通常、複数の
金融商品に投資した運用資産(ポートフォリオ)のリス
クをトータルとして把握することは困難である。特に個
人顧客にとって、自身の資産選好(投資先の好み)に基
づいて、ポートフォリオのリスクを把握しながら、リタ
ーンの高いポートフォリオを設定することは、極めて困
難である。また、一般的に、金融機関が顧客の資産選好
やリスクに対する考え方を把握できる機会はなかったの
で、その顧客に合致したポートフォリオを提案すること
もできなかった。
【0005】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであり、その目的は、顧客の資産運用に対す
る考え方に合致し、よりよい資産運用等を行なうための
ポートフォリオを提案することができる資産運用情報提
供方法及び資産運用情報提供プログラムを提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、アセットクラス毎に運
用実績を記録した運用実績データ記憶手段と管理コンピ
ュータとを有するポートフォリオ管理システムを用い
て、顧客に資産運用情報を提供する方法であって、前記
管理コンピュータが、前記顧客から提供される資産選好
とリスクとに関する顧客運用方針情報に基づいて、推奨
アセットクラスと許容リスクとを算出する第1の段階
と、前記推奨アセットクラスについて前記運用実績デー
タ記憶手段に記録された運用実績に基づいて、前記許容
リスクの範囲内でリターンの大きい推奨ポートフォリオ
を算出し、出力する第2の段階とを有することを要旨と
する。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の資産運用情報提供方法において、前記ポートフォリオ
管理システムは、資産選好に関する運用方針とアセット
クラスとを対応させたアセットクラス対応表を記録した
資産選好データ記憶手段と、リスクに関する運用方針と
許容リスクとを対応させた許容リスク対応表を記録した
許容リスクデータ記憶手段とをさらに有し、前記第1の
段階は、前記アセットクラス対応表と前記許容リスク対
応表とを用いて、前記顧客に対する推奨アセットクラス
と許容リスクとを算出することを要旨とする。
【0008】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の資産運用情報提供方法において、前記ポートフ
ォリオ管理システムは、顧客が運用する資産に関する投
資先データを記録した顧客資産データ記憶手段をさらに
有し、前記資産運用情報提供方法は、前記管理コンピュ
ータが、前記顧客資産データ記憶手段に記録された前記
顧客の投資先データと、前記推奨ポートフォリオとの差
分を算出し、出力する段階をさらに有することを要旨と
する。
【0009】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の資産運用情報提供方法において、前記差分の算出は、
前記顧客資産データ記憶手段に記録された前記顧客のポ
ートフォリオの資産総額を算出し、前記資産総額に、前
記推奨ポートフォリオを構成するアセットクラス毎の配
分比率を乗算した推奨投資額を算出し、前記推奨投資額
と前記顧客の投資額とを、前記アセットクラス毎に比較
して算出することを要旨とする。
【0010】請求項5に記載の発明は、請求項3又は4
に記載の資産運用情報提供方法において、前記差分の算
出、出力は、定期的に行なうことを要旨とする。請求項
6に記載の発明は、アセットクラス毎に運用実績を記録
した運用実績データ記憶手段と管理コンピュータとを有
するポートフォリオ管理システムを用いて、顧客に資産
運用情報を提供するプログラムであって、前記管理コン
ピュータを、前記顧客から提供される資産選好とリスク
とに関する顧客運用方針情報に基づいて、推奨アセット
クラスと許容リスクとを算出する第1の手段と、前記推
奨アセットクラスについて前記運用実績データ記憶手段
に記録された運用実績に基づいて、前記許容リスクの範
囲内でリターンの大きい推奨ポートフォリオを算出し、
出力する第2の手段として機能させることを要旨とす
る。
【0011】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載
の資産運用情報提供プログラムにおいて、前記ポートフ
ォリオ管理システムは、資産選好に関する運用方針とア
セットクラスとを対応させたアセットクラス対応表を記
録した資産選好データ記憶手段と、リスクに関する運用
方針と許容リスクとを対応させた許容リスク対応表を記
録した許容リスクデータ記憶手段とをさらに有し、前記
第1の手段は、前記アセットクラス対応表と前記許容リ
スク対応表とを用いて、前記顧客に対する推奨アセット
クラスと許容リスクとを算出することを要旨とする。
【0012】請求項8に記載の発明は、請求項6又は7
に記載の資産運用情報提供プログラムにおいて、前記ポ
ートフォリオ管理システムは、顧客が運用する資産に関
する投資先データを記録した顧客資産データ記憶手段を
さらに有し、前記資産運用情報提供プログラムは、前記
管理コンピュータを、前記顧客資産データ記憶手段に記
録された前記顧客の投資先データと、前記推奨ポートフ
ォリオとの差分を算出し、出力する手段として、さらに
機能させることを要旨とする。
【0013】請求項9に記載の発明は、請求項8に記載
の資産運用情報提供プログラムにおいて、前記差分の算
出は、前記顧客資産データ記憶手段に記録された前記顧
客のポートフォリオの資産総額を算出し、前記資産総額
に、前記推奨ポートフォリオを構成するアセットクラス
毎の配分比率を乗算した推奨投資額を算出し、前記推奨
投資額と前記顧客の投資額とを、前記アセットクラス毎
に比較して算出することを要旨とする。
【0014】請求項10に記載の発明は、請求項8又は
9に記載の資産運用情報提供プログラムにおいて、前記
差分の算出、出力は、定期的に行なうことを要旨とす
る。 (作用)請求項1又は6に記載の発明によれば、管理コ
ンピュータが、顧客から提供される資産選好とリスクと
に関する顧客運用方針情報に基づいて、推奨アセットク
ラスと許容リスクとを算出し、前記推奨アセットクラス
について運用実績データ記憶手段に記録された運用実績
に基づいて、前記許容リスクの範囲内でリターンの大き
い推奨ポートフォリオを算出し、出力する。このため、
顧客の資産運用の考え方に合致したポートフォリオを提
案できる。さらに、推奨ポートフォリオは、運用実績デ
ータ記憶手段に記録された推奨アセットクラスの運用実
績に基づいて算出されるので、各種金融商品の運用実績
に即したポートフォリオを提案できる。
【0015】請求項2又は7に記載の発明によれば、資
産選好データ記憶手段には、資産選好に関する運用方針
とアセットクラスとを対応させたアセットクラス対応表
が記録される。このアセットクラス対応表を用いること
により、顧客からの顧客運用方針情報に基づいて、顧客
に推奨するアセットクラスを容易に選択することができ
る。
【0016】さらに、許容リスクデータ記憶手段には、
リスクに関する運用方針と許容リスクとを対応させた許
容リスク対応表が記録されている。この許容リスク対応
表を用いることにより、顧客からの顧客運用方針情報に
基づいて、顧客の許容リスクを容易に決定することがで
きる。通常、顧客にとって許容リスクの把握は困難であ
るが、効率的に顧客の資産運用の考え方に合致したリス
ク範囲内で、よりよいポートフォリオを提案できる。
【0017】請求項3又は8に記載の発明によれば、管
理コンピュータが、顧客資産データ記憶手段に記録され
た顧客の投資先データと、推奨ポートフォリオとの差分
を算出し、出力する。この差分を用いることにより、よ
りよい資産運用を行なうために、修正すべき投資配分等
を容易に把握できる。
【0018】請求項4又は9に記載の発明によれば、顧
客資産データ記憶手段に記録された前記顧客のポートフ
ォリオの資産総額を算出し、資産総額に、前記推奨ポー
トフォリオを構成するアセットクラス毎の配分比率を乗
算した推奨投資額を算出する。そして、前記推奨投資額
と前記顧客の投資額とを、前記アセットクラス毎に比較
して差分を算出する。このため、より具体的に、投資
先、投資額を把握できる。従って、推奨ポートフォリオ
を実現するために、より具体的な情報を顧客に提供でき
る。
【0019】請求項5又は10に記載の発明によれば、
差分の算出、出力は、定期的に行なう。推奨アセットク
ラス、許容リスクが決まっている場合であっても、推奨
ポートフォリオは各種金融商品の運用実績の動きに従っ
て変化する。このため、各種金融商品の運用実績により
即したポートフォリオを提案できる。また、この算出結
果に応じて、運用資産を推奨ポートフォリオに対応させ
ていくことにより、許容リスクの範囲内で、より高い期
待リターンの資産運用を行なうことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を、図1〜図7に従って説明する。本実施形態で
は、金融機関が、顧客の考え方に合致し、よりよい資産
運用を実施するための資産運用情報を提案する場合に用
いる資産運用情報提供方法及び資産運用情報提供プログ
ラムとして説明する。本実施形態では、よりよい資産運
用を実施するための資産運用情報としての推奨ポートフ
ォリオを提案する。
【0021】まず、金融機関は顧客の資産の運用方針を
把握する。ここでは、顧客の運用方針を把握するため
に、顧客に対してアンケートを実施する。このアンケー
トには、顧客の資産運用(「資産選好(資産投資先とし
ての好み)」、「許容リスク」等)に関する考え方を把
握するための質問、及びこの質問に対する回答選択肢が
含まれている。
【0022】顧客はこれらの回答選択肢の中から自身の
考え方に合致するものを選択したアンケート回答(顧客
運用方針情報)を、金融機関に提出する。そして、金融
機関は、このアンケート回答から把握される顧客の考え
方に合致する推奨ポートフォリオを提案する。この推奨
ポートフォリオの提供には、ポートフォリオ管理システ
ム20が用いられる。
【0023】図1に示すように、ポートフォリオ管理シ
ステム20は、ネットワークを介してユーザ端末10に
接続されている。本実施形態では、このユーザ端末10
は、金融機関の担当者が、顧客からのアンケート回答結
果を入力したり、顧客のポートフォリオを閲覧したりす
る場合に用いるコンピュータ端末である。このユーザ端
末10は、入力されたデータをポートフォリオ管理シス
テム20に送信したり、ポートフォリオ管理システム2
0からのデータを受信し、表示したりする。このため、
ユーザ端末10は、図示しない制御手段(CPU)、記
憶手段(RAM、ROM、ハードディスク等)、キーボ
ード、マウス等の入力手段、ディスプレイ等の出力手
段、モデム等の通信手段等を備える。この入力手段は、
顧客が提出したアンケートの回答を入力するために用い
られる。また、出力手段は、顧客に提案する推奨ポート
フォリオを出力する場合に用いられる。
【0024】ポートフォリオ管理システム20は、顧客
の資産運用の考え方に合致するポートフォリオの算出、
提供を行なうコンピュータシステムである。このポート
フォリオ管理システム20は、図1に示すように、管理
コンピュータ21を備えている。管理コンピュータ21
は、図示しない制御手段(CPU)、記憶手段(RA
M、ROM、ハードディスク等)、モデム等の通信手段
等を有するコンピュータであり、各種プログラムを実行
することにより、後述するデータの処理、データ出力等
の制御等を行なう各手段としての機能を実現する。
【0025】管理コンピュータ21には、運用実績デー
タ記憶手段としての運用実績データ記憶部22、資産選
好データ記憶手段としての資産選好データ記憶部23、
許容リスクデータ記憶手段としての許容リスクデータ記
憶部24、顧客回答データ記憶部25、及び顧客資産デ
ータ記憶手段としての顧客資産データ記憶部26が、そ
れぞれ接続されている。
【0026】運用実績データ記憶部22には、図2に示
すように、各アセットクラスの運用実績に関しての運用
実績データ220が記録されている。この運用実績デー
タ220は、各アセットクラスについて実績があった場
合に更新され、記録される。本実施形態では、運用実績
データ220には、アセットクラス名毎に、インデック
ス名、年月及び月間収益率に関するデータが、相互に関
連づけられて記録される。
【0027】このアセットクラス名データ領域には、ア
セットクラスを識別するための識別子(名称)に関する
データが記録される。このアセットクラスは、運用資産
を投資先や安定性等に基づいてカテゴライズした分類で
ある。本実施形態では、アセットクラスの識別子とし
て、「安定性資産・元本保証あり」、「安定性資産・元
本保証なし」、「国内株式」、「外貨預金・海外債券」
又は「海外株式」が用いられる。この「安定性資産・元
本保証あり」のアセットクラスの代表例には、通常の国
内の預金等が含まれ、「安定性資産・元本保証なし」の
アセットクラスの代表例には国内の公社債等がある。
【0028】このインデックス名データ領域には、アセ
ットクラスに対応した金融指標(インデックス)を識別
するための名称に関するデータが記録される。本実施形
態では、例えば、アセットクラス「安定性資産・元本保
証あり」に対してはインデックスとして「大口定期預
金」を用いる。又、アセットクラス「国内株式」に対す
るインデックスとしては、東京証券取引所上場の株式に
関するインデックス(ここでは、東証株価指数を示す
「TOPIX(Tokyo Stock Price Index )」)を用い
る。
【0029】年月データ領域には、このインデックスが
運用された期間の日付(年月)に関するデータが記録さ
れる。本実施形態では、例えば、「2001年10
月」、「2001年11月」・・・のように、この運用
実績は1ヶ月毎に記録される。
【0030】月間収益率データ領域には、年月データ領
域に記録された月におけるインデックスの月間収益率に
関するデータが記録される。ここで、月間収益率は、株
式、債券及び投資信託のように値動きのある金融商品の
リターン(利益)を測る指標であり、前月の時価、当月
の時価及び当月中の配当や利息等から算出されるもので
ある。例えば、円貨建預金のように値動きのない金融商
品については、月間収益率の算出要素は預金利息のみと
なる。
【0031】資産選好データ記憶部23には、図3に示
すように、アセットクラス対応表データ230が記録さ
れる。このアセットクラス対応表データ230は、金融
機関によってアセットクラス対応表が作成され、ポート
フォリオ管理システム20に入力された場合に記録され
る。このアセットクラス対応表は、顧客が回答した回答
選択肢について、この顧客に提案するアセットクラスを
選択するために用いられる。本実施形態では、アセット
クラス対応表データ230には、資産選好に関する回答
選択肢の組み合わせ(資産選好に関する運用方針)に対
応して、推奨されるアセットクラスの組み合わせ(アセ
ットクラスセット)に関するデータが記録される。
【0032】例えば、資産選好データ記憶部23には、
「為替リスクは大きいので外貨建て資産には投資したく
ない」及び「株式投資には下落リスクもあるが利回りは
魅力的」等の回答選択肢の組み合わせに対して、「安定
性資産・元本保証あり」、「安定性資産・元本保証な
し」、「国内株式」の3つのアセットクラスから構成さ
れたアセットクラスセットが記録されている。
【0033】また、「為替リスクはあるが、外貨建て資
産には分散投資の観点から興味がある」及び「株式投資
には下落リスクが高いので消極的」等の回答選択肢の組
み合わせに対して、「安定性資産・元本保証あり」、
「安定性資産・元本保証なし」、「外貨預金・海外債
券」の3つのアセットクラスから構成されたアセットク
ラスセットが記録されている。
【0034】また、「為替リスクはあるが、外貨建て資
産には分散投資の観点から興味がある」及び「株式投資
には下落リスクもあるが利回りは魅力的」等の回答選択
肢の組み合わせに対して、「安定性資産・元本保証あ
り」、「安定性資産・元本保証なし」、「国内株式」、
「外貨預金・海外債券」及び「海外株式」の5つのアセ
ットクラスから構成されたアセットクラスセットが記録
されている。
【0035】上述した例のように、資産選好データ記憶
部23には、すべての回答選択肢の組み合わせに対して
アセットクラスセットが対応付けられている。許容リス
クデータ記憶部24には、図4に示すように、許容リス
ク対応表データ240が記録されている。この許容リス
ク対応表データ240は、金融機関によって許容リスク
対応表が作成され、ポートフォリオ管理システム20に
入力された場合に記録される。この許容リスク対応表
は、顧客が回答した回答選択肢について、この顧客の許
容リスクを決定するために用いられる。
【0036】本実施形態では、許容リスク対応表データ
240には、回答選択肢の識別子(リスクに関する運用
方針)に関連づけて許容リスクに関するデータが記録さ
れる。例えば、許容リスクデータ記憶部24には、「積
極的に資産を運用して利回りを上げたい」の回答選択肢
に対しては、積極的にリスクをとる方針としての許容リ
スク「8%」が記録されている。また、「安全に資産を
運用したい」の回答選択肢に対しては、安全度を重視す
る方針としての許容リスク「2%」が記録されている。
【0037】顧客回答データ記憶部25には、図5に示
すように、顧客の回答結果に関する顧客回答データ25
0が記録される。この顧客回答データ250は、顧客が
アンケートに回答した結果がポートフォリオ管理システ
ム20に入力された場合に設定される。本実施形態で
は、顧客回答データ250には、顧客を識別するための
顧客番号毎に、回答結果、推奨アセットクラスセット及
び許容リスクに関するデータが、相互に関連づけられて
記録される。
【0038】この回答結果データ領域には、顧客が回答
した回答選択肢の組み合わせが記録される。推奨アセッ
トクラスセットデータ領域には、顧客の回答選択肢の組
み合わせに基づいて選択された推奨アセットクラスセッ
トが記録される。許容リスクデータ領域には、顧客の回
答選択肢に基づいて決定された許容リスクが記録され
る。この推奨アセットクラスセット及び許容リスクに関
するデータは、管理コンピュータ21がそれぞれの対応
表を用いて算出した場合に記録される。
【0039】顧客資産データ記憶部26には、図6に示
すように、顧客が運用している資産に関する投資先デー
タ260が記録される。この投資先データ260は、こ
の顧客が運用している投資先及び投資額が記録され、そ
の資産の運用状況に応じて更新、記録される。
【0040】本実施形態では、投資先データ260に
は、顧客を識別するための顧客番号毎に、投資先アセッ
トクラス及び投資額に関するデータが相互に関連づけら
れて記録される。この投資先データ領域には、顧客の資
産の投資先(例えば、外貨預金や投資信託ファンド)を
アセットクラス毎に分類したデータが記録される。本実
施形態は、アセットクラスの識別子として「安定性資産
・元本保証あり」、「安定性資産・元本保証なし」、
「国内株式」、「外貨預金・海外債券」又は「海外株
式」が用いられる。そして、投資額データ領域には、そ
のアセットクラスにおける顧客の投資額に関するデータ
が記録される。
【0041】次に、上記のように構成されたシステムに
おいて、ポートフォリオ提案処理を行なう手順を、図7
に従って説明する。まず、顧客は、金融機関から提供さ
れたアンケートの質問事項に対して、その質問事項に対
応して表示された回答選択肢の中から、自身の考え方に
合致するものを選ぶ。この質問事項には、顧客の資産選
好や、許容できるリスクに関する考え方を把握するため
の質問が含まれる。そして、アンケートの回答結果を金
融機関に提出する。この回答結果には、顧客が選択した
回答選択肢が含まれる。さらに、この顧客がこの金融機
関で資産を運用している場合には、この回答結果に顧客
に割り当てられた顧客番号を含める。
【0042】金融機関が顧客からアンケートの回答結果
を受け取った場合、金融機関の担当者は、ユーザ端末1
0を用いてポートフォリオ管理システム20に顧客の回
答結果を入力する。この場合、管理コンピュータ21
は、この顧客に割り当てられた顧客番号とともに顧客の
回答結果を顧客回答データ記憶部25に記録する(S1
−1)。なお、新規顧客の場合は、金融機関はこの顧客
に対して新たな顧客番号を割り当て、回答結果とともに
記録する。
【0043】回答結果が顧客回答データ記憶部25に記
録された場合、管理コンピュータ21は、資産選好に関
する質問事項に対する回答結果に基づいて、推奨ポート
フォリオ算出のためのアセットクラスセットを選択する
(S1−2)。具体的には、管理コンピュータ21は、
資産選好データ記憶部23に記録されたアセットクラス
対応表を用いて、顧客回答データ記憶部25に記録され
た回答選択肢の組み合わせに対応するアセットクラスセ
ットを選択する。
【0044】例えば「為替リスクは大きいので外貨建て
資産には投資したくない」、「株式投資には下落リスク
もあるが利回りは魅力的」等の回答選択肢が選択されて
いる場合は、アセットクラスセットとして「安定性資産
・元本保証あり」、「安定性資産・元本保証なし」、
「国内株式」が選択される。そして、管理コンピュータ
21は、選択したアセットクラスセットを、この顧客の
顧客回答データ250に記録する。
【0045】さらに、管理コンピュータ21は、許容リ
スクに関する回答結果に基づいて、推奨ポートフォリオ
算出のための許容リスクを決定する(S1−3)。具体
的には、管理コンピュータ21は、許容リスクデータ記
憶部24に記録された許容リスク対応表を用いて、顧客
回答データ記憶部25に記録された回答選択肢の組み合
わせに対応する許容リスクを決定する。
【0046】例えば、回答選択肢として「積極的に資産
を運用して利回りを上げたい」が選択されている場合、
許容リスクとして「8%」が決まる。そして、管理コン
ピュータ21は、この許容リスクを、この顧客の顧客回
答データ250に記録する。
【0047】次に、管理コンピュータ21は、推奨ポー
トフォリオを算出する(S1−4)。ここでは、まず、
管理コンピュータ21は顧客回答データ記憶部25に記
録されたアセットクラスセットのアセットクラス毎に、
運用実績データ記憶部22に記録された過去5年間の月
間収益率実績を抽出する。
【0048】次に、管理コンピュータ21は、抽出され
た月間収益率の標準偏差を算出する。そして、管理コン
ピュータ21は、算出された標準偏差が、顧客回答デー
タ記憶部25に記録された許容リスクの範囲内に収まる
アセットクラス毎の投資配分比率を算出したポートフォ
リオを抽出する。
【0049】次に、管理コンピュータ21は、抽出され
たポートフォリオ毎に、各アセットクラスの期待リター
ンに投資配分比率を乗算した値の総計値(ポートフォリ
オリターン)を算出する。なお、本実施形態では、この
期待リターンとして所定期間の月間収益率を用いる。そ
して、管理コンピュータ21は、抽出されたポートフォ
リオの中で、ポートフォリオリターンの最も高いポート
フォリオを抽出する。ここで抽出されたポートフォリオ
が推奨ポートフォリオである。すなわち、この推奨ポー
トフォリオは、リターンが最大になる、アセットクラス
の識別子毎に投資配分比率から構成される。
【0050】次に、管理コンピュータ21は、顧客番号
を用いて顧客の資産運用実績の有無を調べる(S1−
5)。その顧客に関連づけられた資産運用実績が顧客資
産データ記憶部26に記録されている場合(ステップ
(S1−5)において「有」の場合)、その資産額を顧
客資産データ記憶部26から算出する(S1−6)。こ
の場合、管理コンピュータ21は、この顧客の顧客番号
に関連づけられて記録された投資先データ260をすべ
て抽出し、その投資額を総計することにより行なう。
【0051】次に、管理コンピュータ21は、推奨ポー
トフォリオに含まれるアセットクラス毎の推奨投資額を
算出する(S1−7)。ここでは、管理コンピュータ2
1は、ステップ(S1−6)において算出した資産額
に、推奨ポートフォリオのアセットクラス毎の投資配分
比率を乗算することにより、アセットクラス毎の推奨投
資額を算出する。
【0052】次に、管理コンピュータ21は、顧客資産
データ記憶部26からその顧客の投資先における投資額
と、算出した推奨投資額とを差し引くことにより差分を
算出する(S1−8)。この処理はアセットクラス毎に
行なわれる。
【0053】そして、管理コンピュータ21は、アセッ
トクラス毎の差分をユーザ端末10に出力する(S1−
9)。この場合、ユーザ端末10には、アセットクラス
毎に、推奨ポートフォリオを実現するために必要な追加
投資額が表示される。例えば、推奨ポートフォリオに比
べ過多なアセットクラスに対しては減らすべき投資額が
表示され、推奨ポートフォリオに比べ過少なアセットク
ラスに対しては追加すべき投資額が表示される。
【0054】一方、その顧客に関連づけられた資産運用
実績が顧客資産データ記憶部26に記録されていない場
合(ステップ(S1−5)において「無」の場合)、管
理コンピュータ21は、推奨ポートフォリオをユーザ端
末10に出力する(S1−10)。この場合、ユーザ端
末10には、推奨ポートフォリオを構成するアセットク
ラス毎の投資配分比率が表示される。以上により、ポー
トフォリオ提案処理を終了する。
【0055】以上、本実施形態によれば、以下に示す効
果を得ることができる。 ・ 上記実施形態では、資産選好データ記憶部23には
アセットクラス対応表データ230が記録されている。
そして、管理コンピュータ21は、顧客からの資産選好
に関する回答結果に基づいて、推奨ポートフォリオ算出
のためのアセットクラスセットを選択する。このため、
顧客の資産選好に対応したアセットクラスセットから構
成された推奨ポートフォリオを提案することができる。
【0056】・ 上記実施形態では、許容リスクデータ
記憶部24には許容リスク対応表データ240が記録さ
れている。そして、管理コンピュータ21は、顧客から
の許容リスクに関する回答結果に基づいて、推奨ポート
フォリオ算出のための許容リスクを決定する。このた
め、顧客のリスクに対する考え方に対応した許容リスク
内の推奨ポートフォリオを提案することができる。
【0057】・ 上記実施形態では、管理コンピュータ
21は推奨ポートフォリオを算出する。ここでは、ステ
ップ(S1−2)において選択したアセットクラスセッ
ト、ステップ(S1−3)において決定した許容リスク
を用いる。このため、顧客の資産選好や許容リスクに対
する考え方に合致するポートフォリオの中で、最もリタ
ーンの大きいポートフォリオ(推奨ポートフォリオ)を
提案できる。
【0058】・ 上記実施形態では、管理コンピュータ
21は、運用実績データ記憶部22に記録された過去5
年間の月間収益率実績を抽出し、管理コンピュータ21
は、抽出した月間収益率実績に基づいて推奨ポートフォ
リオを算出する。予想されるリスクやリターンは過去運
用実績に基づいて算出されるが、推奨ポートフォリオの
算出毎に運用実績を抽出するので、各種金融商品の運用
実績の動きに則して、より的確なポートフォリオを算出
できる。従って、金融機関は、よりよい資産運用のため
のポートフォリオを顧客に提案できる。
【0059】・ 上記実施形態では、管理コンピュータ
21は、顧客資産データ記憶部26に記録された投資先
データ260を用いて資産額を算出する。そして、この
資産額に推奨ポートフォリオに含まれるアセットクラス
毎の投資配分比率を乗算することにより、アセットクラ
ス毎の推奨投資額を算出する。そして、顧客が運用する
投資先における投資額と、算出した推奨投資額とを差し
引くことにより差分を算出する。これにより、顧客の資
産選好や許容リスクに合致し、よりよい資産運用を行な
うための投資先、投資額を提供できる。
【0060】なお、上記実施形態は、以下の態様に変更
してもよい。 ・ 上記実施形態では、顧客の運用方針を把握するため
に、顧客に対してアンケートを実施する。顧客運用方針
を把握できるものであれば、その他の手法を用いてもよ
い。例えば、金融機関の担当者が顧客にヒアリングを行
ない、その内容に基づいて顧客運用方針情報をユーザ端
末10に入力してもよい。また、顧客にシミュレーショ
ンゲームをしてもらい、そのゲーム進行状況の中から顧
客運用方針情報を抽出してもよい。この場合、ゲーム展
開の中に顧客運用方針情報を把握するための選択肢を設
けておく。
【0061】・ 上記実施形態では、ポートフォリオリ
ターンの算出に使用する期待リターンとして所定期間の
月間収益率を用いる。この期待リターンには他の指標を
用いてもよい。例えば、期待リターンを、月間収益率の
標準偏差を用いて算出してもよい。
【0062】・ 上記実施形態では、アセットクラス毎
の差分や推奨ポートフォリオをユーザ端末10に出力し
て処理を終了した。これに加えて、管理コンピュータ2
1が、顧客回答データ記憶部25に記録された推奨アセ
ットクラスセットや許容リスクに基づいて、定期的に追
加投資額や推奨ポートフォリオを算出してもよい。この
場合、管理コンピュータ21は、定期的にステップ(S
1−4)〜(S1−9)を実行する。推奨ポートフォリ
オは、各種金融商品の運用実績の動きに従って変化する
ため、過去に提案した推奨ポートフォリオと現在の推奨
ポートフォリオとが一致するとは限らない。このため、
顧客の資産選好や許容リスクに応じて、よりよい資産運
用のため、各種金融商品の運用実績の動きに即したポー
トフォリオを提案することができる。
【0063】・ 上記実施形態では、金融機関が顧客か
らアンケートの回答結果を受け取った場合、金融機関の
担当者は、ユーザ端末10を用いてポートフォリオ管理
システム20に顧客の回答結果を入力する。これに代え
て、顧客自身がユーザ端末10を用いて、アンケート回
答結果を入力してもよい。この場合、ポートフォリオ管
理システム20とユーザ端末10とをインターネット等
のネットワークを介して接続しておく。これにより、顧
客はいつでも好きなときに推奨ポートフォリオの提供を
求めることができる。
【0064】・ 上記実施形態では、顧客資産データ記
憶部26に記録された投資先データ260をすべて抽出
し、その投資額を総計することにより顧客の資産額を算
出し、その資産額に基づいて推奨ポートフォリオからの
差額を算出する。この資産額には、顧客の将来の投資額
(予定投資額)を加えてもよい。この場合、投資先デー
タ260に記録された投資額を総計して算出した額に予
定投資額を加えた額を予定資産額する。そして、この予
定資産額を用いて、推奨ポートフォリオに含まれるアセ
ットクラス毎の推奨投資額を算出する(S1−7)。具
体的には、管理コンピュータ21は、予定資産額に、推
奨ポートフォリオを構成するアセットクラス毎の投資配
分比率を乗算することにより、アセットクラス毎の推奨
投資額を算出する。そして、管理コンピュータ21は、
顧客資産データ記憶部26からその顧客の投資先におけ
る投資額と、算出した推奨投資額とを差し引くことによ
り差分を算出する(S1−8)。これにより、新たな投
資を予定している顧客に対しても、予定投資額を加える
ことを前提とした推奨ポートフォリオを提案できる。
【0065】・ 上記実施形態では、管理コンピュータ
21は、推奨ポートフォリオに比べ過多なアセットクラ
スに対しては減らすべき投資額を出力し、推奨ポートフ
ォリオに比べ過少なアセットクラスに対しては追加すべ
き投資額を出力する。これに代えて、推奨ポートフォリ
オを実現するために必要な追加投資額のみを表示しても
よい。その一例を以下に示す。この場合、まず、管理コ
ンピュータ21は、顧客資産データ記憶部26に記録さ
れた顧客の投資先データ260に基づいて実績投資配分
比率を算出する。次に、投資先データ260かつ推奨ポ
ートフォリオに含まれるアセットクラスの中で、この実
績投資配分比率が高く、推奨ポートフォリオの中では投
資配分比率の低いアセットクラスを算出する。そして、
管理コンピュータ21は、このアセットクラスの投資額
に基づいて追加投資額を算出する。これにより、投資額
を減らさずに推奨ポートフォリオを実現する追加投資先
を提案できる。
【0066】・ 上記実施形態では、アセットクラスと
して、「安定性資産・元本保証あり」、「安定性資産・
元本保証なし」、「国内株式」、「外貨預金・海外債
券」又は「海外株式」が用いられる。これに代えて、ア
セットクラスとして、具体的な株式銘柄、特定の投資信
託ファンド、又は国を指定した外貨預金を用いてもよ
い。この場合、運用実績データ記憶部22には、具体的
な銘柄の株式、投資信託又は外貨預金の運用実績を記録
しておく。これにより、顧客に対して、投資先をより具
体化したポートフォリオを提案することができる。
【0067】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
顧客の資産運用に対する考え方に合致し、よりよい資産
運用等を行なうためのポートフォリオを提案することが
できる資産運用情報提供方法及び資産運用情報提供プロ
グラムを提供する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態のシステム概略図。
【図2】 運用実績データ記憶部に記録されたデータの
説明図。
【図3】 資産選好データ記憶部に記録されたデータの
説明図。
【図4】 許容リスクデータ記憶部に記録されたデータ
の説明図。
【図5】 顧客回答データ記憶部に記録されたデータの
説明図。
【図6】 顧客資産データ記憶部に記録されたデータの
説明図。
【図7】 本発明の実施形態の処理手順の説明図。
【符号の説明】
21…管理コンピュータ、22…運用実績データ記憶手
段としての運用実績データ記憶部、23…資産選好デー
タ記憶手段しての資産選好データデータ記憶部、24…
許容リスクデータ記憶手段しての許容リスクデータ記憶
部、26…顧客資産データ記憶手段としての顧客資産デ
ータ記憶部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小川 貴史 東京都千代田区大手町1丁目5番5号 株 式会社富士銀行内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アセットクラス毎に運用実績を記録した
    運用実績データ記憶手段と管理コンピュータとを有する
    ポートフォリオ管理システムを用いて、顧客に資産運用
    情報を提供する方法であって、 前記管理コンピュータが、 前記顧客から提供される資産選好とリスクとに関する顧
    客運用方針情報に基づいて、推奨アセットクラスと許容
    リスクとを算出する第1の段階と、 前記推奨アセットクラスについて前記運用実績データ記
    憶手段に記録された運用実績に基づいて、前記許容リス
    クの範囲内でリターンの大きい推奨ポートフォリオを算
    出し、出力する第2の段階とを有することを特徴とする
    資産運用情報提供方法。
  2. 【請求項2】 前記ポートフォリオ管理システムは、 資産選好に関する運用方針とアセットクラスとを対応さ
    せたアセットクラス対応表を記録した資産選好データ記
    憶手段と、 リスクに関する運用方針と許容リスクとを対応させた許
    容リスク対応表を記録した許容リスクデータ記憶手段と
    をさらに有し、 前記第1の段階は、 前記アセットクラス対応表と前記許容リスク対応表とを
    用いて、前記顧客に対する推奨アセットクラスと許容リ
    スクとを算出することを特徴とする請求項1に記載の資
    産運用情報提供方法。
  3. 【請求項3】 前記ポートフォリオ管理システムは、顧
    客が運用する資産に関する投資先データを記録した顧客
    資産データ記憶手段をさらに有し、 前記資産運用情報提供方法は、 前記管理コンピュータが、 前記顧客資産データ記憶手段に記録された前記顧客の投
    資先データと、前記推奨ポートフォリオとの差分を算出
    し、出力する段階をさらに有することを特徴とする請求
    項1又は2に記載の資産運用情報提供方法。
  4. 【請求項4】 前記差分の算出は、 前記顧客資産データ記憶手段に記録された前記顧客のポ
    ートフォリオの資産総額を算出し、 前記資産総額に、前記推奨ポートフォリオを構成するア
    セットクラス毎の配分比率を乗算した推奨投資額を算出
    し、 前記推奨投資額と前記顧客の投資額とを、前記アセット
    クラス毎に比較して算出することを特徴とする請求項3
    に記載の資産運用情報提供方法。
  5. 【請求項5】 前記差分の算出、出力は、定期的に行な
    うことを特徴とする請求項3又は4に記載の資産運用情
    報提供方法。
  6. 【請求項6】 アセットクラス毎に運用実績を記録した
    運用実績データ記憶手段と管理コンピュータとを有する
    ポートフォリオ管理システムを用いて、顧客に資産運用
    情報を提供するプログラムであって、 前記管理コンピュータを、 前記顧客から提供される資産選好とリスクとに関する顧
    客運用方針情報に基づいて、推奨アセットクラスと許容
    リスクとを算出する第1の手段と、 前記推奨アセットクラスについて前記運用実績データ記
    憶手段に記録された運用実績に基づいて、前記許容リス
    クの範囲内でリターンの大きい推奨ポートフォリオを算
    出し、出力する第2の手段として機能させるための資産
    運用情報提供プログラム。
  7. 【請求項7】 前記ポートフォリオ管理システムは、 資産選好に関する運用方針とアセットクラスとを対応さ
    せたアセットクラス対応表を記録した資産選好データ記
    憶手段と、 リスクに関する運用方針と許容リスクとを対応させた許
    容リスク対応表を記録した許容リスクデータ記憶手段と
    をさらに有し、 前記第1の手段は、 前記アセットクラス対応表と前記許容リスク対応表とを
    用いて、前記顧客に対する推奨アセットクラスと許容リ
    スクとを算出することを特徴とする請求項6に記載の資
    産運用情報提供プログラム。
  8. 【請求項8】 前記ポートフォリオ管理システムは、顧
    客が運用する資産に関する投資先データを記録した顧客
    資産データ記憶手段をさらに有し、 前記資産運用情報提供プログラムは、 前記管理コンピュータを、 前記顧客資産データ記憶手段に記録された前記顧客の投
    資先データと、前記推奨ポートフォリオとの差分を算出
    し、出力する手段として、さらに機能させることを特徴
    とする請求項6又は7に記載の資産運用情報提供プログ
    ラム。
  9. 【請求項9】 前記差分の算出は、 前記顧客資産データ記憶手段に記録された前記顧客のポ
    ートフォリオの資産総額を算出し、 前記資産総額に、前記推奨ポートフォリオを構成するア
    セットクラス毎の配分比率を乗算した推奨投資額を算出
    し、 前記推奨投資額と前記顧客の投資額とを、前記アセット
    クラス毎に比較して算出することを特徴とする請求項8
    に記載の資産運用情報提供プログラム。
  10. 【請求項10】 前記差分の算出、出力は、定期的に行
    なうことを特徴とする請求項8又は9に記載の資産運用
    情報提供プログラム。
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