JP2003106564A - 空気調和機の室外機 - Google Patents

空気調和機の室外機

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JP2003106564A
JP2003106564A JP2001297102A JP2001297102A JP2003106564A JP 2003106564 A JP2003106564 A JP 2003106564A JP 2001297102 A JP2001297102 A JP 2001297102A JP 2001297102 A JP2001297102 A JP 2001297102A JP 2003106564 A JP2003106564 A JP 2003106564A
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blower
bell mouth
outdoor unit
air conditioner
conditioning capacity
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JP2001297102A
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Hiromasa Yamane
宏昌 山根
Kenji Okuda
健志 奥田
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Toshiba Carrier Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、異なるファン直径に対応するベルマ
ウスを備えて送風効率を保持し、空調能力の異なる仕様
においても室外機本体は1種類のもので共用して、コス
トの低減に寄与する空気調和機の室外機を提供する。 【解決手段】異なる空調能力の仕様でも共用される室外
機本体1内に、熱交換器8および空調能力に応じて代え
られる送風機10を配置し、送風機の送風方向に対向し
て設けられる吹出し口7にベルマウス6を設け、上記ベ
ルマウスは、基準送風機10Aに対応して取付けられる
第1のベルマウス16と、基準よりランク下の空調能力
仕様の送風機10Bに対応して開口部に取付けられ、ベ
ルマウス部26aと吹出し口との間を遮蔽する環状の遮
蔽部26bを備えた第2のベルマウス26からなり、第
1、第2のベルマウスを送風機ファン直径に対応させて
選択して取付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、送風案内構造を改
良した空気調和機の室外機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に用いられる空気調和機は、被空調
室に配置される室内機と、屋外に配置される室外機とか
らなり、これら室内外機相互間に冷媒配管および電気配
線が接続される。
【0003】上記室外機では、筐体である室外機本体内
を仕切り板で仕切り、一方空間を熱交換室として、室外
熱交換器と、送風機などが配置される。他方空間を機械
室として、圧縮機と冷媒配管類および電気部品箱などが
配置される。
【0004】上記送風機は、送風量が大で、送風効率の
良好な、たとえばプロペラファンを備えており、ファン
モータの回転軸に嵌着される。この吸込み側に上記室外
熱交換器が配置され、吹出し側に室外機本体の壁面に設
けられる吹出し口が開口している。
【0005】一般家庭用の空気調和機では、室外機の送
風機は1台のみ配置されているが、業務用と呼ばれる中
型の空気調和機では、室外熱交換器が縦長形状をなすた
め、送風機は上下方向に2台並べて配置される。
【0006】いずれのタイプにしても、上記吹出し口の
周縁に沿ってベルマウスが設けられ、送風機のプロペラ
ファンが挿入される。プロペラファンはベルマウス内で
回転し、ベルマウスによって送風案内される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ここで問題の一つとし
て、ベルマウスの存在がある。通常の構成では、室外機
本体の前面パネルに開口する吹出し口の周縁に沿って、
上記ベルマウスが一体成形されている。
【0008】特に、前面パネルに対してベルマウスが別
部品で構成される場合は、プロペラファンの直径に対し
て決定されるサイズのベルマウスを取付けるために、開
口部を前面パネルに設けていた。
【0009】なお、基準の空調能力の空気調和機と、一
段ランクの下がった空調能力の空気調和機において、筐
体である室外機本体を1種類のもので共用することによ
り、構成部品の種類がより少なくなって、コストの低減
に寄与する。
【0010】また、空調能力が下位ランクの空気調和機
に対しては、送風機の送風量が少なくてすむので、直径
が基準よりも小さいプロペラファンを用いればよいが、
そのためには吹出し口とベルマウスを備えた前面パネル
の構造を大きく変更しなければならず、コストに悪影響
がある。
【0011】本発明は、上記事情に着目してなされたも
のであり、その目的とするところは、空調能力に適用す
るようファン直径の異なる送風機に代えることを前提と
し、送風ファンに対応するベルマウスを備えて送風効率
の保持をなし、空調能力の異なる仕様においても、室外
機本体は1種類のもので共用して、コストの低減に寄与
する空気調和機の室外機を提供しようとするものであ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を満足するため
本発明は、基準の空調能力の空気調和機と、基準より下
がったランクの空調能力の空気調和機とに共用される室
外機本体と、この室外機本体内に配置される熱交換器お
よび空調能力に応じてファン直径が異なるものに代えら
れる送風機と、送風機の送風方向に対向する室外機本体
壁面部位に設けられる開口部と、この開口部に設けられ
送風機から吹出される風を案内するベルマウスとを具備
し、上記ベルマウスは、基準の空調能力仕様に採用され
る基準の送風機に対応して開口部に取付けられる第1の
ベルマウスと、基準よりランク下の空調能力仕様でファ
ン直径が基準よりも小さい送風機に対応して開口部に取
付けられ、ベルマウス部を備えるとともに、このベルマ
ウス部と開口部周縁との間を遮蔽する環状の遮蔽部を備
えた第2のベルマウスとからなり、第1のベルマウスと
第2のベルマウスを送風機のファン直径に対応させて選
択して取付けた。
【0013】さらに、上記第2のベルマウスにおける遮
蔽部は、その内径円と外径円が同心である、もしくはそ
の外径円に対して内径円が偏心して設けられる。
【0014】さらに、上記送風機は上下方向に並んで2
台配置され、上記開口部はそれぞれの送風機に対向して
設けられ、上記第2のベルマウスは少なくとも上部側の
送風機と下部側の送風機のいずれか一方に対応して取付
けられる。
【0015】このような課題を解決する手段を採用する
ことにより、空調能力に応じてファン直径の異なる送風
機に代え、そのときの送風ファンに対応するベルマウス
を用いて送風効率の保持をなし、かつ空調能力の異なる
仕様においても室外機本体は1種類のもので共用でき、
コストの低減に寄与する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を、
図面を参照して説明する。図1は、空気調和機を構成す
る室外機であり、各構成部品を分解した斜視図である。
【0017】筐体からなる室外機本体1は、縦長の矩形
箱状をなしている。上記室外機本体1は、図における左
側面および背面一部が矩形状に交差する桟体(図示しな
い)が用いられ、本体1内が透視できる。この桟体が備
えられる左側面と背面を除く全ての面は、板体から形成
される。
【0018】室外機本体1の前面は、第1の前面パネル
1bと、この第1の前面パネル1bと並んで設けられ、
一部が折曲される第2の前面パネル1cとに分割されて
いる。さらに、右側面および背面一部をなす折曲パネル
1dを備えて、上記桟体とともに本体周面が形成され
る。この周面体の上面と下面は、天板1eと、底板1f
で閉塞され、室外機本体1が構成される。
【0019】室外機本体1の内部は、仕切り板3によっ
て二分される。第1の前面パネル1bには、ファンガー
ド2が取付けられる。室外機本体1内におけるファンガ
ード2取付け部位と対向する仕切り空間の一方を熱交換
室4と呼び、ファンガードと対向しない他方空間を機械
室5と呼ぶ。
【0020】上記熱交換室4は、一部を桟体によって囲
まれるところから外部と連通されるが、機械室5は、周
囲を各板体で囲まれて略密閉状態となっている。上記第
1の前面パネル1bには、周囲を円形のベルマウス6で
囲まれた円形の開口部である吹出し口7が開口され、こ
の吹出し口7を覆うように上記ファンガード2が取付け
られている。なお、上記ベルマウス6については後述す
る。
【0021】上記熱交換室4には、室外熱交換器8が配
置される。この室外熱交換器8は、底板1f上に載置さ
れ、高さ寸法は第1の前面パネル1bとほぼ同一に設計
される。そして、本体1の右側面と背面を形成する桟体
に沿うよう、平面視でほぼL字状に形成される。
【0022】さらに、熱交換室4には送風機支持体9が
配置されていて、この送風機支持体9に送風機10が取
付け支持される。上記送風機10は、ファンモータ11
と、このファンモータ11の回転軸に嵌着固定されるプ
ロペラファン12とから構成される。この送風機10に
ついても後述する。
【0023】組立てられた状態で、送風機10は吹出し
口7に対向する位置にあり、プロペラファン12は吹出
し口に取付けられるベルマウス6内に挿入され、ベルマ
ウス内で回転送風をなす。
【0024】一方、機械室5には圧縮機13が配置さ
れ、この圧縮機と並んでアキュームレータ14が配置さ
れる。さらに、圧縮機13の周辺には、四方弁や冷媒管
類が収容され、機械室5の上部に電気部品箱(図示しな
い)が取付けられる。
【0025】この実施の形態の場合は、基準の空調能力
仕様の空気調和機に対応する室外機構成を示している。
ただし、後述するように、一段下がったランクの空調能
力仕様での空気調和機における室外機と共用する部品が
多い。
【0026】このようにして構成される空気調和機の室
外機であり、冷凍サイクル運転開始の指令がなされる
と、圧縮機13と送風機10が駆動される。外気が室外
機本体1内に吸込まれ、室外熱交換器8を流通して熱交
換作用をなす。そして、ベルマウス6に案内され吹出し
口7から外部へ吹出される。
【0027】上記ベルマウス6は、図2ないし図4およ
び図6ないし図8で示すように、第1のベルマウス16
と、2種類の第2のベルマウス26,36が用意されて
いて、必要に応じていずれか一方が取付けられるように
なっている。
【0028】図2は、室外機の正面図を示している。こ
の室外機を備えた空気調和機は、基準の空調能力仕様に
設定されている。したがって、基準送風量の送風機10
Aが所定位置に配置され、かつこの送風機10Aのプロ
ペラファン12Aに対応する第1のベルマウス16が、
吹出し口7に取付けられる。
【0029】図3(A)は、室外機の正面図を示してい
る。この室外機を備えた空気調和機は、一ランク下の空
調能力仕様に設定される。ここでは、送風量が基準送風
機10Aよりも少ない送風機10Bが配置され、この送
風機のプロペラファン12Bに対応する構成の第2のベ
ルマウス26が、吹出し口7に取付けられる。
【0030】図3(B)は、上記送風機10Bと、その
周辺部の断面図を示している。上記基準の送風機10A
に対して、送風量の少ない送風機10Bは全体的に小型
になっていて、図示しないファンモータの出力が基準送
風機10Aのファンモータ出力よりも少なく、プロペラ
ファン12Bの直径が基準送風機のプロペラファン12
Aの直径よりも小さい。
【0031】なお、筐体である室外機本体1は、上述し
た基準仕様の室外機本体1をそのまま用いる。すなわ
ち、空調能力のランクの下がった仕様においても、室外
機本体1は共用して、コストの低減を図る。
【0032】上記送風量の少ない小型の送風機10Bで
は、プロペラファン12Bの直径が小さくなっている
が、室外機本体1の前面パネル1bはそのまま用いるの
で、吹出し口7の直径はなんらの変りもない。
【0033】これに対して、送風効率の保持のために直
径の小さいプロペラファン12Bに対応するベルマウス
を用いる必要があり、第1のベルマウス16をそのまま
使用することはできない。
【0034】すなわち、直径の小さいプロペラファン1
2Bを第1のベルマウス16内に挿入すると、プロペラ
ファン12B周端縁と第1のベルマウス16内径面との
間に大なる間隙が形成されてしまい、有効な送風案内が
できなくなる。
【0035】そこで、一ランク下がった空調能力仕様の
空気調和機においては、上記小型の送風機10Bのプロ
ペラファン12Bに対応する、第2のベルマウス26が
用いられている。
【0036】この第2のベルマウス26は、送風機10
Bのプロペラファン12Bが挿入するベルマウス部26
aと、このベルマウス部と一体に形成される円環状の遮
蔽部(ハッチングで示す。以下同)26bから構成され
る。
【0037】すなわち、上記ベルマウス部26aは、プ
ロペラファン12B直径と所定の間隙を存する寸法形状
をなし、この周縁に沿って遮蔽部26bが一体形成され
る。換言すれば、遮蔽部26bの内径部にベルマウス部
26aが連設される。
【0038】上記遮蔽部26bの外径面は、吹出し口7
周縁に沿って一体形成される折曲片部30に嵌め込まれ
る。また、折曲片部30の上部側に掛止用孔31が設け
られ、遮蔽部26bに設けられる爪部32が掛止してい
る。遮蔽部26b下端は、取付けねじ33を介して第1
の前面パネル1bに取付け固定される。
【0039】このようなベルマウス部26aと、遮蔽部
26bを備えた第2のベルマウス26であれば、遮蔽部
26bが第1の前面パネル1bの代用をなし、ベルマウ
ス部26aは送風機ファン12Bに対応する本来の機能
を有する。
【0040】そして、上述したように、基準の空調能力
ランクの空気調和機における室外機本体1を共用して、
前面パネル1bをそのまま用いるから、コストの低減を
得られる。
【0041】なお、上述の第2のベルマウス26におい
ては、遮蔽部26bの内径と外径が同心である環状のも
のを用いたが、これに限定されるものではなく、図4に
示すような第2のベルマウス36であってもよい。
【0042】この第2のベルマウス36を用いた場合で
も、室外機本体1を構成する第1の前面パネル1bは変
りがないので、吹出し口7に嵌め込まれる第2のベルマ
ウス36の遮蔽部36bの外径は、上述のものと同一の
寸法形状である。
【0043】したがって、吹出し口7の中心と、遮蔽部
36bの外径の中心とは同一である。これに対して遮蔽
部36bの内径であるベルマウス部36aは、外径の中
心軸よりも上部側にその中心軸がある。
【0044】第2のベルマウス36を小型の送風機10
Bに用いて本来の機能を備えたうえで、この送風機の取
付け位置を上部側にずらすことにより、プロペラファン
12B周端と室外機本体1の底板1fとの距離が可能な
限り拡大する。
【0045】このような室外機を、たとえば寒冷地に採
用すると有効である。すなわち、寒冷地では、室外熱交
換器8が過大に凍結する虞れがあり、また室外機本体1
の底板1f上に積雪し易い。したがって、送風機ファン
12周端が氷雪で凍結して回転不能状態に陥ることが考
えられる。
【0046】図4に示す室外機では、送風機10Bの取
付け位置を上部側にずらして、プロペラファン12B周
端と本体1底部との距離を最大限拡大したので、プロペ
ラファン12Bが氷雪に拘束される虞れがなく、ファン
の破損や運転停止等の不具合の発生率が極く低くなる。
【0047】図5は、いわゆる業務用として用いられる
中型の空気調和機における室外機を分解した斜視図であ
る。先に図1で説明した一般家庭用の空気調和機と寸法
的には相違するが、基本的構成は同一であるので、同一
的部品には同番号を付して新たな説明を省略し、必要な
部品のみ後述する。なお、図1では図示していなかった
桟体を、ここでは1aとして図示している。
【0048】この空気調和機では、圧縮機13の圧縮性
能が増大するのにともなって、熱交換器8の熱交換容量
が増大して縦長状になり、送風機支持体9に送風機10
a,10bが上下方向に並んで2台取付けられる。
【0049】これに合わせて、室外機本体1が上下方向
に長くなり、第1の前面パネル1bには上下に2つの吹
出し口7a,7bが並んで設けられ、それぞれの吹出し
口に対してファンガード2a,2bが取付けられる。
【0050】なお、上下部の送風機10a,10bと
も、それぞれファンモータ11a,11bと、このファ
ンモータの回転軸に嵌着固定されるプロペラファン12
a,12bとから構成される。
【0051】そして、組立てられた状態で、第1、第2
の送風機10a,10bは各吹出し口7a,7bと対向
する位置にある。上記プロペラファン12a,12bの
一部は吹出し口7a,7bに取付けられるベルマウス6
a,6b内に挿入され、このベルマウス内で回転送風を
なす。
【0052】以下は、図5に示した空気調和機における
室外機の構成を基礎とする、送風案内構造の説明であ
る。図6(A)は、基準の空調能力仕様の空気調和機で
ある室外機において、室外機本体1の前面を一部省略し
て示している。上下方向に並べられる2台の送風機10
Aは、それぞれ基準のものが用いられていて、このプロ
ペラファン12Aに対応する第1のベルマウス16が、
上下部の吹出し口7にそれぞれ取付けられる。
【0053】図6(B)は、一ランク下の空調能力仕様
の空気調和機の場合であり、基準仕様の室外機本体1を
そのまま共用することは、ここでも変わりがない。した
がって、室外機本体1を構成する第1の前面パネル1b
も変更されない。
【0054】送風量の少ない送風機10Bが用いられ、
プロペラファン12Bの直径が基準のものよりも小さ
く、このプロペラファンに対して第1のベルマウス16
をそのまま備えると、第1のベルマウス16と吹出し口
7との間に隙間が形成されてしまう。
【0055】そこで、ベルマウス部26aの周縁に沿っ
て遮蔽部26bを備えた第2のベルマウス26が、それ
ぞれの吹出し口7に取付けられる。各送風機10Bの取
付け位置は変更しないので、遮蔽部26bは内径と外径
が同心の円環状をなす。
【0056】したがって、遮蔽部26bが第1の前面パ
ネル1bの代用をなし、ベルマウス部26aはプロペラ
ファン12Bに対応する本来の機能を有する。室外機本
体1を構成する第1の前面パネル1bを共用でき、コス
トの低減を得られる。
【0057】図6(A)に示した場合の空気調和機の空
調能力と、図6(B)に示した場合の空気調和機の空調
能力との中間に空調能力ランクが存在する場合には、そ
の空気調和機の室外機として、図7(A)(B)に示す
構成を採用する。
【0058】図7(A)では、下部側の送風機10Bが
小型で、上部側の送風機10Aは基準のものが用いられ
ている。下部側の送風機10Bはプロペラファン12B
の直径が基準のものよりも小さく、遮蔽部26bを備え
た第2のベルマウス26が吹出し口7に取付けられる。
上部側の送風機10Aはプロペラファン12Aの直径が
基準であるので、第1のベルマウス16が吹出し口7に
取付けられる。
【0059】図7(B)ではその逆で、上部側の送風機
10Bが小型で、下部側の送風機10Aは基準のものが
用いられている。上部側の送風機10Bはプロペラファ
ン12Bの直径が基準より小さいので、遮蔽部26bを
備えた第2のベルマウス26が吹出し口7に取付けら
れ、下部側の送風機10Aはプロペラファン12Aの直
径が基準なので、第1のベルマウス16が吹出し口7に
取付けられる。
【0060】図8(A)は、図7(A)(B)の場合と
同様、中間の空調能力の空気調和機における室外機に適
用される。上部側に基準の送風機10Aが配置され、こ
のプロペラファン12Aと対応する第1のベルマウス1
6が取付けられる。
【0061】下部側には小型の送風機10Bがあって、
しかも上部側に位置をずらして配置される。この下部側
の吹出し口7には、プロペラファン12Bに適用される
ベルマウス部36aと、偏心した遮蔽部36bからなる
第2のベルマウス36が取付けられる。
【0062】図8(B)は、図6(B)の場合と同様、
一ランク下の空調能力仕様の空気調和機における室外機
に採用される構成であり、上下部に小型の送風機10B
が用いられる。
【0063】特に、上部側の送風機10Bは取付け中心
位置は変えず、内径と外径が同心の円環状をなす遮蔽部
26bを備えた第2のベルマウス26が取付けられる。
下部側の送風機10Bは、上部側へ位置をずらして配置
され、偏心した遮蔽部36bを備えた第2のベルマウス
が取付けられる。
【0064】図8(A)(B)のいずれも、下部側に偏
心した遮蔽部36bを備えた第2のベルマウス36が取
付けられており、上下逆にした組合せ構成を採用するこ
とは可能である。
【0065】なお上記構成は、特に、寒冷地向けとして
最適である。すなわち、下部側送風機10Bのプロペラ
ファン12B周端と室外機本体1の底板1fとの距離
が、先に説明したものよりも大になって、室外熱交換器
8が過大に凍結したり、底板1f上に積雪がある場合に
おいても、上記プロペラファン12Bの氷結と、破損お
よび停止等の不具合発生率が低くなる。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、空調能
力に対応するファン直径の異なる送風機を用いるととも
に、上記ファンに対応するベルマウスを用いて、送風効
率の保持をなし、かつ空調能力の異なる仕様において
も、室外機本体は1種類のもので共用して、コストの低
減に寄与するなどの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の、室外機を分解して示す
斜視図。
【図2】同実施の形態の、室外機の正面図。
【図3】さらに異なる実施の形態の、室外機の正面図
と、縦断面図。
【図4】さらに異なる実施の形態の、室外機の正面図。
【図5】さらに異なる実施の形態の、室外機を分解して
示す斜視図。
【図6】互いに異なる実施の形態の、室外機の一部正面
図。
【図7】互いに異なる実施の形態の、室外機の一部正面
図。
【図8】互いに異なる実施の形態の、室外機の一部正面
図。
【符号の説明】
1…室外機本体、 8…室外熱交換器、 10,10A,10B…送風機、 12,12A,12B…プロペラファン、 7…吹出し口(開口部)、 6…ベルマウス、 16…第1のベルマウス、 26,36…第2のベルマウス、 26a,36a…ベルマウス部、 26b,36b…遮蔽部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基準の空調能力の空気調和機と、基準より
    下がったランクの空調能力の空気調和機とに共用される
    室外機本体と、 この室外機本体内に配置される熱交換器および、空調能
    力に応じてファン直径が異なるものに代えられる送風機
    と、 この送風機の送風方向に対向する、上記室外機本体壁面
    部位に設けられる開口部と、 この開口部に設けられ、上記送風機から吹出される風を
    案内するベルマウスとを具備し、 上記ベルマウスは、 基準の空調能力仕様に採用される基準の送風機に対応し
    て、上記開口部に取付けられる第1のベルマウスと、 基準よりランク下の空調能力仕様で、ファン直径が基準
    よりも小さい送風機に対応して上記開口部に取付けら
    れ、ベルマウス部を備えるとともに、このベルマウス部
    と上記開口部周縁との間を遮蔽する環状の遮蔽部を備え
    た第2のベルマウスとからなり、 上記第1のベルマウスと、第2のベルマウスを、上記送
    風機のファン直径に対応させて選択して取付けたことを
    特徴とする空気調和機の室外機。
  2. 【請求項2】上記第2のベルマウスにおける遮蔽部は、
    その内径円と外径円が同心である、もしくはその外径円
    に対して内径円が偏心して設けられることを特徴とする
    請求項1記載の空気調和機の室外機。
  3. 【請求項3】上記送風機は、上下方向に並んで2台配置
    され、 上記開口部は、それぞれの送風機に対向して設けられ、 上記第2のベルマウスは、少なくとも上部側の送風機と
    下部側の送風機の、いずれか一方に対応して取付けられ
    ることを特徴とする請求項1および請求項2のいずれか
    に記載の空気調和機の室外機。
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