JP2003105982A - 建物の間取りの設計方法および建物 - Google Patents

建物の間取りの設計方法および建物

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JP2003105982A
JP2003105982A JP2001303530A JP2001303530A JP2003105982A JP 2003105982 A JP2003105982 A JP 2003105982A JP 2001303530 A JP2001303530 A JP 2001303530A JP 2001303530 A JP2001303530 A JP 2001303530A JP 2003105982 A JP2003105982 A JP 2003105982A
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Japan
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floor
basic
area
plan
building
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JP2001303530A
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English (en)
Inventor
Wataru Enokido
渉 榎戸
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Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設計の際にプランニングのバリエーションが
多い建物の間取りの設計方法および建物を提供すること
である。 【解決手段】 建物100の一フロアを構成し、平面視
略正方形をなす同形状の複数の基本領域1を並べて配置
することで構成された平面視長方形をなすフロア領域
2、20に、各種設備q2を有する部屋abをそれぞれ
備えた複数種の基本区画3a〜3dを配置することによ
り、前記フロアの間取りを設計する建物の間取りの設計
方法であって、前記複数種の基本区画3a〜3dは、そ
れぞれ前記フロア領域2、20の基本領域1の大きさに
対応して形成され、これら複数種の基本区画3a〜3d
を組み合わせて前記フロア領域2、20に配置すること
を特徴とする建物の間取りの設計方法を用いて上記課題
を解決した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の間取りの設
計方法および建物に関する。
【0002】
【背景の技術】建物の間取りを設計する方法としては、
例えば、特開2001−207656号公報に記載され
た技術が知られている。前記公報では、まず、設計され
る建物の一フロアを構成する領域を開口方向において略
二分割するように平面視矩形の収納ゾーンを設け、前記
開口方向に分割した領域を奥行き方向に二分割するよう
に間仕切り壁を設けることによって、前記フロア領域を
部屋が配置される4つの基本領域と、各基本領域間を横
切る収納ゾーンとに分割する。そして、この収納ゾーン
内に各基本領域に面する収納部を設け、次に前記基本領
域に部屋を配置することにより建物の間取りを設計す
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記公
報では、部屋の間取りを決める際に、フロア領域の中央
部に配置した収納部が基準となるので、居室等の部屋を
配置することができない。つまり、収納ゾーンによっ
て、2分割されたそれぞれの領域内でしか部屋を配置す
ることができないので、間取りのプランのバリエーショ
ンが十分とはいえなかった。
【0004】上記事情に鑑み、本発明の課題は、住宅等
の建物において、そのプランニングのバリエーションが
多い間取りの設計を、簡単に効率よく行うことができる
建物の間取りの設計方法およびこの設計方法に基いて間
取りが設計された建物を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
例えば図1〜図8に示すように、建物(住宅)100の
一フロアを構成し、平面視略正方形または長方形をなす
同形状の複数の基本領域1を並べて配置することで構成
された平面視正方形または長方形をなすフロア領域2、
20に、各種設備q2、q3、q4を有する部屋ab、
fg、gyをそれぞれ備えた複数種の基本区画3a〜3
d(第1基本区画3a、第2基本区画3b、第3基本区
画3c、第4基本区画3d)を配置することにより、前
記フロアの間取りを設計する建物の間取りの設計方法で
あって、前記複数種の基本区画3a〜3dは、それぞれ
前記フロア領域2、20の基本領域1の大きさに対応し
て形成され、これら複数種の基本区画3a〜3dを組み
合わせて前記フロア領域2、20に配置することを特徴
とする。
【0006】前記各種設備としては、システムキッチ
ン、テーブル、椅子、机、書棚、寝具、収納棚、洗面
台、浴槽等が挙げられる。また、前記各種設備を有する
部屋としては、台所、居間、食堂、居間兼食堂、寝室、
子供部屋、書斎等が挙げられる。
【0007】請求項1記載の発明によれば、前記基本領
域1を並べて配置することで構成された前記フロア領域
2、20に、各種設備q2、q3、q4を有する部屋a
b、fg、gyをそれぞれ備え且つ前記基本領域1の大
きさに対応して形成された前記複数種の基本区画3a〜
3dを組み合わせて配置することで建物100の一フロ
アの間取りを設計することができる。
【0008】つまり、複数種の基本区画3a〜3dを自
由に選択して組み合わせて、前記フロア領域2、20に
配置することで前記フロアの間取りを設計することがで
き、多くの配置プラン、言い換えれば多くの間取りのバ
リエーションを有し、間取りの自由度が大きく、簡単に
効率が良く、設計期間の短縮化が図れた間取りの設計を
行うことができる。さらに、間取りの設計後に、設計さ
れた間取りを変更する場合が生じても、前記フロア領域
内2、20における前記基本区画3bの位置を変更した
り、他の基本区画3aを代わりに配置するだけで設計さ
れる間取りを容易に変更することが可能となる。
【0009】請求項2記載の発明は、例えば図1〜図8
に示すように、請求項1記載の建物の間取りの設計方法
において、前記複数種の基本区画3a〜3dは、前記基
本領域1の一つの大きさに対応して形成され、前記フロ
ア領域2、20における一つの基本領域1g上に該基本
領域1gに合致して配置される区画(例えば第1基本区
画3a)と、前記フロア領域2、20において複数の基
本領域1d、1eに跨がり、該複数の基本領域1d、1
e上に配置される大きさに形成された区画(例えば第2
基本区画3b、第3基本区画3c、第4基本区画3d)
とを有し、前記基本区画3a〜3dが備える前記各種設
備q2、q3、q4を有する部屋ab、fg、gyは、
前記基本領域1d、1eの大きさに対応してなることを
特徴とする。
【0010】前記フロア領域2、20における複数の基
本領域1d、1eに跨がり、該複数の基本領域1d、1
e上に配置される大きさに形成され、且つ前記基本区画
3a〜3dに前記基本領域1d、1eの大きさに対応し
た前記各種設備q2、q3、q4を有する部屋ab、f
g、gyを備える区画3a〜3dとは、例えば、前記基
本領域1の大きさにそれぞれが対応し且つ備える設備q
2、q3、q4がそれぞれ異なる複数の部屋ab、f
g、gyを備えた区画3a〜3dである。その一例とし
て、例えば、前記基本領域1c、1fの大きさにそれぞ
れが対応する居間と台所を備えた区画(第2基本区画3
b)や、前記基本領域1c、1fの大きさにそれぞれ対
応した台所と食堂を備えた区画3b等が挙げられる。
【0011】請求項2記載の発明によれば、前記複数種
の基本区画3a〜3dは、前記基本領域1の一つの大き
さに対応して形成され、前記フロア領域2、20におけ
る一つの基本領域1g上に該基本領域1gに合致して配
置される区画3aと、前記フロア領域2、20における
複数の基本領域1c、1fに跨がり、該複数の基本領域
1c、1f上に配置される大きさに形成された区画3b
〜3dとを備えているので、これら区画3a〜3dを前
記フロア領域2、20に配置することで、前記基本領域
1gの一つに対応する部屋eや前記複数の基本領域1
c、1fに跨って配置される部屋abを有する間取りを
容易に設計することができる。
【0012】請求項3記載の発明は、例えば図1および
図6〜図8に示すように、請求項2記載の建物の間取り
の設計方法において、前記フロア領域2、20は、少な
くとも6つ以上の平面視略正方形状の前記基本領域1
を、それぞれの基本領域1が少なくとも他の2つの基本
領域1と隣り合うようにして並べることで平面視略長方
形状に構成されてなり、前記複数種の基本区画3a〜3
dのうち、前記複数の基本領域1c、1f上に該複数の
基本領域1c、1fを跨いで配置される区画3b〜3d
は、平面視略L字状およびI字状のうち少なくとも一つ
の平面形状をなし、前記フロア領域2、20において平
面視L字状およびI字状のうち少なくとも一つの平面形
状に並べられた複数の基本領域1c、1f上に配置され
ることを特徴とする。
【0013】請求項3記載の発明によれば、前記複数の
基本領域1c、1fを跨いで配置される平面視L字状ま
たはI字状の区画3b〜3dを、前記フロア領域2、2
0における平面視L字状またはI字状に並べられた複数
の基本領域1c、1f上に配置することによって、前記
フロア領域2、20内に平面視L字状またはI字状の区
画3b〜3dを備えたバリエーションに富んだ間取りを
容易に設計することができる。また、この平面視L字状
またはI字状の区画3b〜3dにおいて、前記基本領域
1c、1fに対応し、各種設備q2、q3、q4を有す
る部屋ab、fg、gy間に着脱可能な引戸70を設け
ることによって、各部屋abを仕切ったり、引戸70を
取外して連通させたりすることができる。
【0014】請求項4記載の発明は、例えば図1〜図8
に示すように、請求項1〜3のいずれか一つに記載の建
物の間取りの設計方法において、前記フロア領域2の角
部2bを構成する基本領域1aに玄関Jが配置され、前
記複数種の基本区画3a〜3dを、前記玄関Jが配置さ
れた基本領域1aを除くフロア領域2の基本領域1b〜
1fに組み合わせて配置することを特徴とする。
【0015】前記玄関Jが、建物100の一フロアを構
成し、且つ複数の基本領域1を並べて配置することで構
成されたフロア領域2の角部2bの基本領域1に配置さ
れた構成では、玄関Jは、設計される間取りを有する建
物100が構築される敷地の接道方向側に対応して配置
された状態となる。
【0016】請求項4記載の発明によれば、前記フロア
領域2の角部2bを構成する基本領域1aに玄関Jが配
置されているので、構築される敷地の接道方向に玄関J
が配置された建物100の一フロアをバリエーションに
富んだ間取りで容易に設計することができる。
【0017】請求項5記載の発明は、例えば図1〜図5
に示すように、請求項4に記載の建物の間取りの設計方
法において、前記フロア領域2は複数階を有する建物1
00の下階のフロアを構成し、前記玄関Jが配置された
基本領域1aに隣接する基本領域1bに、前記下階のフ
ロアと上階のフロアとを接続する階段6が配置され、前
記複数種の基本区画3a〜3dを、前記玄関Jおよび階
段6が配置された基本領域1a、1bを除く基本領域1
c〜1fに組み合わせて配置することを特徴とする。
【0018】請求項5記載の発明によれば、前記玄関J
が配置された基本領域1aに隣接する基本領域1bに、
前記階段6が配置されているので、複数階の建物100
のフロアをバリエーションに富んだ間取りで容易に設計
することができる。
【0019】請求項1〜5のいずれか一つに記載の建物
の間取りの設計方法に基づいた間取りを備えたことを特
徴とする。
【0020】請求項6記載の発明によれば、請求項1〜
5のいずれか一つに記載の建物の間取りの設計方法に基
づいた間取りを備えているので、請求項1〜5のいずれ
か一つに記載の発明と同様の効果を有し、特に、プラン
のバリエーションが豊富で、間取りの設計の自由度が大
きな構造様式のものとなる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る建物の間取り
の設計方法およびこれに基いて設計された2階建て住宅
(建物)100の実施の形態例を図1〜図8に基いて説
明する。先ず、図1および図2は本発明に係る建物の間
取り設計方法に基いて間取りが設計された2階建ての住
宅の間取りであり、図1は1階の間取り図、図2は2階
の間取り図である。そして、図3〜図5は、図1および
図2に示す住宅の設計に用いられる複数種の基本区画の
一例を示す図である。また、図6および図7は、本実施
の形態の間取り設計に基いて建てられた住宅の各側面図
であり、図8は、図6中の住宅の示したA―A線縦断面
図である。
【0022】図1、図2、図6〜図8に示す住宅100
は、建物本体101の上部に切妻屋根50が設けられた
2階建ての住宅である。なお、本実施の形態における住
宅1は、壁パネルにより壁が構築され、床パネルにより
床が構築され、屋根パネルにより屋根が構築されてお
り、いわゆるパネル工法で構築された耐力壁構造の住宅
となっている。
【0023】そして、図6に示すように、この建物本体
101の一階部分80の正面側の外壁には掃き出し窓5
3、54、55が3つ設けられ、二階部分81の正面側
の外壁には、2つの掃き出し窓60、62と、大きさの
異なる窓59とが設けられている。そして、前記2つの
掃き出し窓60、62が設けられた外壁には、後述する
主寝室hiと子供部屋fgからそれぞれ行き来可能なバ
ルコニー61が設けられている。
【0024】また、この建物本体2の一階部分80の背
面側の外壁には大きさの異なる小窓57、58、69が
3つ設けられ、二階部分81の背面側の外壁には同じ大
きさの小窓65、66が設けられている。そして、図7
に示すように、この建物本体101の一階部分80の右
側面側の外壁には勝手口55が設けられ、二階部分81
の右側面側の外壁には小窓68が設けられている。ま
た、この建物本体101の一階部分80の左側面側の外
壁には玄関J用のドアJxが設けられ、二階部分81の
左側面側の外壁には窓67が設けられている。
【0025】そして、この実施の形態における住宅10
0の間取りは、図1および図2に示すように、2階建て
住宅100の各フロアを構成するフロア領域2、20
に、複数種の基本区画3a〜3dを配置することによ
り、前記各フロアの間取りを設計したものである。前記
各フロア領域2、20は、平面視略正方形をなす同形状
の6つの基本領域1を、それぞれの基本領域1が少なく
とも他の2つの基本領域1と隣り合うようにして並べる
ことで平面視略長方形状に構成されている。
【0026】なお、1階のフロア領域2の6つの基本領
域1は、それぞれ図1中左上隅から右上隅に1a、1
b、1cとし、図1中左下隅から右下隅に1d、1e、
1fとする。また、2階のフロア領域20の6つの基本
領域1は、それぞれ図2中左上隅から右上隅に1g、1
h、1iとし、図2中左下隅から右下隅に1j、1k、
1lとする。
【0027】そして、これら一階および二階のフロア領
域2、20、各複数種の基本区画3a〜3dは、それぞ
れ基準寸法M(モジュール)に基づいて設定されている
ものである。基本寸法(モジュール)Mとは、建物のあ
らゆる部分を一定の大きさの倍数関係に整えようとする
ときの基準となる寸法をいい、この実施の形態では、1
M(モジュール)910mmで設定されている。なお、
ここでは基準寸法M(モジュール)の値を910mmと
したが、これに限らずどのような値としてもよく、例え
ば、910mm以外に800mm、900mm、100
0mm等といった値が挙げられる。また、図面中ではM
(モジュール)は、Mに下線を引いた状態で示されてい
る。
【0028】以下では、各フロアの間取りについて詳細
に説明する。図1に示すように、この住宅100の1階
は、1階のフロア領域2に複数種の基本区画3a〜3d
を組み合わせて配置されている。この1階のフロア領域
2の一辺の長さは8Mとし、この一辺と直交する他辺の
長さは12Mとしている。また、この住宅100の一階
の居住領域2に用いられた複数種の基本区画3a〜3d
は、後述する第2基本区画3bの仕事部屋abと、該第
2基本区画3bの食堂兼居間である。
【0029】前記1階のフロア領域2においては、該フ
ロア領域2の角部2b(図1中左上隅)を構成する基本
領域1aに、収納庫J1と玄関Jが配置されている。そ
して、前記玄関Jが配置された基本領域1aに隣接する
図中右側の基本領域1bに2階に行き来可能な階段6が
配置されている。また、前記玄関Jと階段6がそれぞれ
配置された2つの基本領域1a、1bに隣接する図中下
側の2つの基本領域1d、1eに前記仕事部屋abが配
置されている。この仕事部屋abは、引戸70によって
2つの部屋a、bに仕切られており、図中左側の部屋a
が書棚s、会議机z1、椅子z2等を備えた部屋であ
り、図中右側の部屋bが応接セットo1等を備えた部屋
である。また、この仕事部屋abには、2つの窓53、
54(図中下側)が設けられており、該仕事部屋ab内
に十分な採光を得ることができるようになっている。
【0030】また、図中右側に示すように、前記階段6
と前記仕事部屋abがそれぞれ配置された2つの基本領
域1b、1eに隣接する図中右側の2つの基本領域1
c、1fに前記食堂兼居間cdが配置されている。そし
て、前記仕事部屋abと食堂兼居間cdとは、引戸71
によって仕切られている。また、前記居間兼食堂cdに
は、図中右側に勝手口55が設けられており、前記玄関
J以外の出入口として利用可能となっている。そして、
前記食堂兼居間cdにも、前記仕事部屋abの窓54と
隣接した窓56が1つ設けられており、該食堂兼居間c
d内にも十分な採光を得ることができるようになってい
る。
【0031】ここで、前記階段6が配置された基本領域
1bは、トイレK2と、浴室K3と、洗面所K4とを備
えており、浴室K3と洗面所K4との間(図中右側)に
は前記食堂兼居間cdと行き来可能な出入口t2が設け
られている。また、前記階段6が配置された基本領域1
bの図中下側には、前記仕事部屋abと行き来可能な出
入口t3、t8が2つ設けられている。また、前記トイ
レK2と浴室K3のそれぞれには、窓57、58が設け
られており、前記トイレK2と浴室K3の清掃の際に、
換気口として利用可能となっている。また、前記引戸7
0、71をそれぞれ開けることによって、前記仕事部屋
abから食堂兼居間cdまで連通した平面視L字状の一
つの部屋とすることもできる。
【0032】そして、図2に示すように、この住宅10
0の2階の前記フロア領域20は、平面視略長方形状を
なす1階のフロア領域2と平面視同形かつ同面積に設定
されているものであり、このフロア領域20に6つの平
面視略正方形状の前記基本領域1が1階のフロア領域2
と同様にして構成されている。つまり、このフロア領域
20のそれぞれの辺の長さは、1階のそれぞれの辺の長
さと同様に8Mと12Mとなっている。また、この住宅
100の二階の居住領域20に用いられた複数種の基本
区画3a〜3dは、後述する第1基本区画3aの和室e
と、第2基本区画3bの子供部屋fgと主寝室hiであ
る。
【0033】前記2階のフロア領域20においては、図
2中左上隅の基本領域1gに前記和室eが配置されてい
る。この和室eには、窓67(図中左側)が設けられて
おり、和室e内に十分な採光を得ることができるように
なっている。この和室eが配置された基本領域1gに隣
接する図中右側の基本領域1hに1階に行き来可能な階
段6aが配置されている。
【0034】そして、前記和室eと前記階段6aがそれ
ぞれ配置された2つの基本領域1g、1hに隣接する図
中下側の2つの基本領域1j、1kに前記子供部屋fg
が配置されている。この子供部屋fgには、学習机u、
ベットb、クローゼットv等が備えられており、学習室
fとベットルームgとを兼用している。この子供部屋f
gの上方には、ロフト51が設けられており、このロフ
ト51には収納部屋52が配置されている。この収納部
屋52には、前記子供部屋fgに配置された梯子92に
よって行き来可能となっている。また、、この子供部屋
fgには、2つの窓59、60(図中下側)が設けられ
ており、該子供部屋fg内に十分な採光を得ることがで
きるようになっている。また、これら2つの窓59、6
0のうち図中右側の窓60は、後述する主寝室hiと共
用するベランダ61と出入り可能となっている。
【0035】そして、図2中右側に示すように、前記階
段6aと前記子供部屋fgがそれぞれ配置された2つの
基本領域1h、1kに隣接する右側の2つの基本領域1
i、1lに前記主寝室hiが配置されている。また、こ
の主寝室hiにも、2つの窓62、63が設けられてお
り、該主寝室hi内に十分な採光を得ることができるよ
うになっている。そして、これら2つの窓62、63の
うち前記子供部屋fgの窓60と隣接した窓62は、前
記ベランダ61と出入り可能となっている。そして、前
記主寝室hiの図中左側には、前記階段6aが配置され
た基本領域1hと行き来可能な出入口t4が形成されて
いる。
【0036】ここで、前記階段6aが配置された基本領
域1hは、トイレkk2と、洗面所kk3とを備えてお
り、前記階段6aが配置された基本領域1hの図中下側
には前記子供部屋fgにそれぞれ行き来可能な出入口t
5、t6が2つ設けられている。また、前記階段6aが
配置された基本領域1hの図中左側には、前記和室eに
行き来可能な出入口t7が設けられている。そして、図
中上側に示すように、前記階段6aとトイレkk2に
は、それぞれ窓65、66が設けられており、該階段6
aとトイレkk2内にも十分な採光を得ることができる
ようになっている。また、前記階段6aの上方には、吹
き抜け空間90が設けられている。そして、この吹き抜
け空間90の上方の天井面90aには、外部に連通する
開口部91が設けられており、この開口部91の上方に
は、天窓91aが設けられている。
【0037】そして、前記間取りの設計に用いられた基
本区画3a〜3dは、各種設備q2、q3、q4を有す
る部屋を有したものであって、第1基本区画3aと、第
2基本区画3bと、第3基本区画3cと、第4基本区画
3dとを備えている。また、前記基本区画3a〜3d
は、前記各フロア領域2、20の基本領域1の大きさに
対応して以下のようになっている。
【0038】前記第1基本区画3aは、図3に示すよう
に、前記基本領域1の一つの大きさに対応して正面視略
正方形に形成され、前記フロア領域2、20における一
つの基本領域1上に該基本領域1に合致して配置される
ものである。つまり、前記第1基本区画3aの一辺の長
さは、それぞれ4Mとなっている。
【0039】そして、前記第1基本区画3aには、例え
ば、図3(a)に示すように、床部にフローリングy1
が貼られ、書籍やパソコン等が置ける書棚sと仕事の打
合せができる会議机z1と椅子z2とを備えた会議室a
を備えたものがある。また、図3(b)に示すように、
前記会議室aとして使用しない時はソファ等の応接セッ
トo1等が移動できる仮置きの間axを備えたものがあ
る。そして、図3(c)に示すように、床部の上側半分
に畳y2が敷かれ、床部の下側半分にフローリングy1
が貼られた控え室ayを備えたものがある。この控え室
ayは、畳y2上に卓袱台w1等とフローリングy1上
に洋服掛けw2等とを備えている。また、図3(d)に
示すように、床部に畳y2が敷かれた収納部JJを有す
る和室eを備えたものがある。なお、床部にフローリン
グy1が貼られた第1基本区画3aでは、前記書棚sや
会議机z1、z2等を配置せずに、ラグrrを配置した
昼寝部屋を備えても良いし、ソファ等の応接セットo1
が配置された応接室bを備えても良い。
【0040】前記第2基本区画3bは、図4に示すよう
に、前記フロア領域2、20において2つの基本領域1
の水平方向または上下方向に跨がり、該2つの基本領域
1上に配置される平面視略I字状の大きさに形成された
ものである。つまり、前記第2基本区画3bの一辺の長
さは8Mとし、この一辺と直交する他辺の長さは4Mと
している。
【0041】そして、水平方向に跨って配置された前記
第2基本区画3bには、例えば、図7(a)に示すよう
に、フローリングy1が貼られた床部の左側半分に前記
第1区画3aと同じ会議室aと、前記床部の右側半分に
ソファ等の応接セットo1が配置された応接室bとを備
えた仕事部屋abを備えたものがある。また、図7
(b)に示すように、床部に絨毯y3が敷かれた学習室
fとベットルームfとを備えた子供部屋fgを備えたも
のがある。この子供部屋fgの床部の左隅には学習机u
が並べて配置され、前記床部の中央部には、簡易間仕切
りとしてのクローゼットvと観賞用植物ssとが配置さ
れている。そして、前記床部の右側半分にベットbが二
つ配置されている。なお、前記第2基本区画3bでは、
床部の右側半分にフローリングy1が貼られ、床部の左
側半分に畳y2が敷かれた部屋を備えても良いし、床部
に畳y2が敷かれた部屋を備えても良い。
【0042】また、上下方向に跨って配置された前記第
2区画3bには、例えば、図4(c)に示すように、フ
ローリングy1が貼られた床部の上隅に食器棚q1が配
置され、前記床部の中央部にダイニングテーブルq3を
備えたシステムキッチンq2が配置され、前記床部の下
側部にラグrrと観賞用植物ssと戸棚skが配置され
た家族全員で使える食堂兼居間cdを備えたものがあ
る。また、図4(d)に示すように、床部に絨毯y3が
敷かれた二つのベットルームh、iを備えた主寝室hi
を備えたものがある。この主寝室hiの床部の上隅には
書棚sが配置され、前記床部の中央部に簡易間仕切りと
してのクローゼットvと観賞用植物ssが配置されてい
る。そして、このクローゼットvを挟んで上下にベット
bが二つ配置されている。また、図4(e)に示すよう
に、床部の上側半分にフローリングy1が貼られ、床部
の下側に畳が敷かれた祖父母の部屋stを備えたものが
ある。この祖父母の部屋stは、フローリングy1上に
二つのベットbと収納棚Jbが配置された寝室sと、畳
上にこたつrと観賞用植物ssとテレビsz等が配置さ
れた茶の間tyとを備えている。
【0043】前記第3基本区画3cは、図5に示すよう
に、前記フロア領域2、20において3つの基本領域1
に水平方向に跨がり、該3つの基本領域1上に配置され
る平面視略I字状の大きさに形成されたものである。つ
まり、前記第3基本区画3cの一辺の長さは12Mと
し、この一辺と直交する他辺の長さは4Mとしている。
【0044】そして、前記第3基本区画3c1〜3c3
には、例えば、図5(a)に示すように、床部にフロー
リングy1が貼られた大広間ooを備えたものである。
この大広間ooの床部の中央部には、簡易間仕切りとし
てのクローゼットvと観賞用植物ssが配置され、前記
床部の右側には、ダイニングテーブルq3が配置されて
いる。そして、前記床部の左側にソファ等の応接セット
o1とサイドボートsdが配置されている。また、図5
(b)に示すように、床部に畳y2が敷かれた和室の大
広間mnを備えたものである。この和室の大広間mnの
床部の中央部と左側部との間には、着脱可能な引戸70
が設けられている。そして、前記和室の大広間mnに
は、2つの卓袱台w1等が配置された右側の大きな畳間
mと、和室用の応接セットo2が配置された畳間nとが
備えられている。
【0045】また、図5(c)に示すように、右側部と
左側部の床部に畳y2が敷かれ、中央部の床部にフロー
リングy1が敷かれた2世帯の間xyを備えたものがあ
る。この2世帯の間xyは、それぞれの畳y2上にこた
つrとテレビsz等が配置された茶の間ty、tyと、
前記フローリングy1上に観賞用植物ssとソファtx
等が配置された2世帯用の洋間toとを備えている。そ
して、前記2世帯用の洋間toとそれぞれ茶の間ty、
tyとの間には、着脱可能な引戸70が設けられてい
る。なお、前記和室の大広間mnや2世帯の間xyに
は、引戸70を開けることによって、連通した一つの大
きな部屋とすることもできる。
【0046】前記第4の基本区画3dは、図5に示すよ
うに、前記フロア領域2、20において3つの基本領域
1に平面視略L字状に跨がり、該3つの基本領域1上に
配置される平面視略L字状の大きさに形成されたもので
ある。つまり、前記第4基本区画3dは、一辺の長さが
8Mと、この一辺と直交する他辺の長さが4Mとした長
方形と、一辺の長さが4Mと、この一辺と直交する他辺
の長さが4Mとして正方形とを組み合わせることによっ
て平面視L字状としている。
【0047】そして、前記第4基本区画3d1、3d2
には、例えば、図5(d)に示すように、床部に絨毯y
3が敷かれた子供部屋ggを備えたものがある。この子
供部屋ggの床部の中央部には、学習机uと観賞用植物
ssと戸棚sk等を備えた兄弟の共用部屋kyが配置さ
れている。そして、前記共用部屋kyの上側部と右側部
とには、それぞれベットbと押入Jxとを備えた兄弟用
寝室g2、g2がそれぞれ配置されている。また、前記
共用部屋kyとそれぞれの兄弟用部屋g2、g2との間
には、前記共用部屋kyと兄弟用部屋g2への出入口t
1を有する間仕切り壁が配置されている。また、図5
(e)に示すように、床部にフローリングy1が貼られ
た接待用の部屋gyを備えたものがある。前記接待用の
部屋gyの床部の上隅には食器棚q1が配置され、前記
床部の中央部には、ダイニングテーブルq3を備えたシ
ステムキッチンq2が配置されている。そして、前記床
部の下側部には、ラグrrとカウンターrxが配置され
ている。また、前記ダイニングテーブルq3とラグrr
の左側部には、テーブルセットq4と観賞用植物ssが
配置されている。
【0048】次に、このように構成されている2階建て
住宅の間取りの設計方法はについて説明する。まず、各
フロア領域2、20毎に、前記複数種の基本区画3a〜
3dから所望の基本区画3a、3bを選び、これら基本
区画3a、3bを前記玄関Jおよび階段6が配置された
基本領域1a、1b、1hを除く基本領域1c〜1g、
1i〜lに適宜組み合わせて配置することで住宅の間取
りを決定する。
【0049】この際に、一階のフロア領域2の図1中下
側の平面視I字状に並べられた2つの基本領域1d、1
e上に、前記第2基本区画3bの仕事部屋abを配置す
る。また、同様にして、一階のフロア領域2の図1中右
側の2つの基本領域1c、1f上に、前記第2基本区画
3bの食堂兼居間cdを配置する。
【0050】そして、二階のフロア領域20の1つの基
本領域1g(図2中左上隅)上に、前記第1基本区画3
aの和室eを配置する。また、二階のフロア領域20の
図2中下側の平面視I字状に並べられた2つの基本領域
1j、1k上に、前記仕事部屋fgと同様にして、前記
第2基本区画3bの子供部屋fgを配置し、図2中右側
の2つの基本領域1i、1l上に、前記第2基本区画3
bの主寝室hiを同様にして配置する。
【0051】以上により、本実施の形態によれば、次の
ような効果が得られる。 前記基本領域1を並べて配置することで構成された前
記フロア領域2、20に、各種設備q2、q3、q4を
有する部屋ab、fg、gyをそれぞれ備え且つ前記基
本領域1の大きさに対応して形成された前記第1基本区
画3a〜第4基本区画3dを組み合わせて配置すること
で建物100の一フロアの間取りを設計することができ
る。
【0052】つまり、第1基本区画3a〜第4基本区画
3dを自由に選択して組み合わせて、前記フロア領域
2、20に配置することで前記フロアの間取りを設計す
ることができ、多くの配置プラン、言い換えれば多くの
間取りのバリエーションを有し、間取りの自由度が大き
く、簡単に効率が良く、設計期間の短縮化が図れた間取
りの設計を行うことができる。さらに、間取りの設計後
に、設計された間取りを変更する場合が生じても、前記
フロア領域内2、20における前記第1基本区画3a〜
第4基本区画3dの位置を変更したり、他の第1基本区
画3a〜第4基本区画3dを代わりに配置するだけで設
計される間取りを容易に変更することが可能となる。
【0053】前記基本区画3a〜3dは、前記基本領
域1の一つの大きさに対応して形成され、前記フロア領
域2、20における一つの基本領域1g上に該基本領域
1gに合致して配置される第1基本区画3aと、前記フ
ロア領域2、20における複数の基本領域1d、1eに
跨がり、該2個の基本領域1d、1e上に配置される大
きさに形成された第2基本区画3b〜第3基本区画3c
とを備えているので、これら基本区画3a〜3cを前記
フロア領域2、20に配置することで、例えば、前記基
本領域1gの一つに対応する部屋eや前記二つの基本領
域1d、1eに跨って配置される仕事部屋abを有する
間取りを容易に設計することができる。
【0054】前記2つの基本領域1d、1eを跨いで
配置される平面視I字状の第2基本区画3bの仕事部屋
abを、前記フロア領域2における平面視I字状に並べ
られた2つの基本領域1d、1e上に配置することによ
って、前記フロア領域2内に平面視I字状の第2基本区
画3bを備えたバリエーションに富んだ間取りを容易に
設計することができる。また、この平面視I字状の第2
区画3bにおいて、前記基本領域1d、1eに対応して
設けられた各種設備z1、z2、o1等を有する仕事部
屋ab間に着脱可能な引戸70を設けることによって、
前記仕事部屋abを2つの部屋a、bに仕切ったり、引
戸70を取外して連通させたりすることができる。
【0055】一階のフロア領域2の角部2bを構成す
る基本領域1aに玄関Jが配置され、この玄関Jが配置
された基本領域1aに隣接する基本領域1bに、前記階
段6が配置されているので、この構築される敷地の接道
方向に玄関Jが配置された2階建ての住宅100の一フ
ロアをバリエーションに富んだ間取りで容易に設計する
ことができる。
【0056】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、前記基本領域1を並べて配置することで構成され
た前記フロア領域に、各種設備を有する部屋をそれぞれ
備え且つ前記基本領域の大きさに対応して形成された前
記複数種の基本区画を組み合わせて配置することで建物
の一フロアの間取りを設計することができる。
【0057】つまり、複数種の基本区画を自由に選択し
て組み合わせて、前記フロア領域に配置することで前記
フロアの間取りを設計することができ、多くの間取りの
バリエーションを有し、間取りの自由度が大きく、簡単
に効率が良く、設計期間の短縮化が図れた間取りの設計
を行うことができる。さらに、間取りの設計後に、設計
された間取りを変更する場合が生じても、前記フロア領
域内における前記基本区画の位置を変更したり、他の基
本区画を代わりに配置するだけで設計される間取りを容
易に変更することが可能となる。
【0058】請求項2記載の発明によれば、請求項1と
同様の効果を得られることは勿論のこと、前記複数種の
基本区画は、前記フロア領域における一つの基本領域上
に該基本領域に合致して配置される区画と、前記複数の
基本領域上に配置される大きさに形成された区画とを備
えているので、これら区画を前記フロア領域に配置する
ことで、前記基本領域の一つに対応する部屋や前記複数
の基本領域に跨って配置される部屋を有する間取りを容
易に設計することができる。
【0059】請求項3記載の発明によれば、請求項2と
同様の効果を得られることは勿論のこと、前記複数の基
本領域を跨いで配置される平面視L字状またはI字状の
区画を、前記フロア領域における平面視L字状またはI
字状に並べられた複数の基本領域上に配置することによ
って、前記フロア領域内に平面視L字状またはI字状の
区画を備えたバリエーションに富んだ間取りを容易に設
計することができる。また、この平面視L字状またはI
字状の区画において、前記基本領域に対応して設けられ
た各種設備を有する部屋間に着脱可能な引戸を設けるこ
とによって、各部屋を仕切ったり、引戸を取外して連通
させたりすることができる。
【0060】請求項4記載の発明によれば、請求項1〜
3のいずれかと同様の効果を得られることは勿論のこ
と、前記フロア領域の角部を構成する基本領域に玄関が
配置されているので、構築される敷地の接道方向に玄関
が配置された建物の一フロアをバリエーションに富んだ
間取りで容易に設計することができる。
【0061】請求項5記載の発明によれば、請求項4と
同様の効果を得られることは勿論のこと、前記玄関が配
置された基本領域に隣接する基本領域に、前記階段が配
置されているので、複数階の建物のフロアをバリエーシ
ョンに富んだ間取りで容易に設計することができる。
【0062】請求項6記載の発明によれば、請求項1〜
5のいずれかと同様の効果を得られることは勿論のこ
と、請求項1〜5のいずれか一つに記載の建物の間取り
の設計方法に基づいた間取りを備えているので、請求項
1〜5のいずれか一つに記載の発明と同様の効果を有
し、特に、動線が短く、プランのバリエーションが豊富
で、間取りの設計の自由度が大きな構造様式のものとな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示すもので、1階
の平断面図(間取り図)である。
【図2】同、2階の平断面図(間取り図)である。
【図3】同、第1基本区画を示す平断面図である。
【図4】同、第2基本区画を示す平断面図である。
【図5】同、第3基本区画および第4基本区画を示す平
断面図である。
【図6】同、(a)は住宅の正面図であり、(b)は住
宅の背面図である。
【図7】同、(a)は住宅の右側面図であり、(b)は
住宅の左側面図である。
【図8】同、図6中の住宅の示したA―A線縦断面図で
ある。
【符号の説明】
100 建物(住宅) 1 基本領域 2、20 フロア領域 ab、fg、gy 各種設備を有する部屋 2b 角部 3a〜3d 基本区画 3a 第1基本区画 3b 第2基本区画 3c 第3基本区画 3d 第4基本区画 J 玄関 6 階段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の一フロアを構成し、平面視略正方
    形または長方形をなす同形状の複数の基本領域を並べて
    配置することで構成された平面視正方形または長方形を
    なすフロア領域に、各種設備を有する部屋をそれぞれ備
    えた複数種の基本区画を配置することにより、前記フロ
    アの間取りを設計する建物の間取りの設計方法であっ
    て、 前記複数種の基本区画は、それぞれ前記フロア領域の基
    本領域の大きさに対応して形成され、 これら複数種の基本区画を組み合わせて前記フロア領域
    に配置することを特徴とする建物の間取りの設計方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の建物の間取りの設計方法
    において、 前記複数種の基本区画は、前記基本領域の一つの大きさ
    に対応して形成され、前記フロア領域における一つの基
    本領域上に該基本領域に合致して配置される区画と、 前記フロア領域において複数の基本領域に跨がり、該複
    数の基本領域上に配置される大きさに形成された区画と
    を有し、前記複数種の基本区画が備える前記各種設備を
    有する部屋は、前記基本領域の大きさに対応してなるこ
    とを特徴とする建物の間取りの設計方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の建物の間取りの設計方法
    において、 前記フロア領域は、少なくとも6つ以上の平面視略正方
    形状の前記基本領域を、それぞれの基本領域が少なくと
    も他の2つの基本領域と隣り合うようにして並べること
    で平面視略長方形状に構成されてなり、 前記複数種の基本区画のうち、前記複数の基本領域上に
    該複数の基本領域を跨いで配置される区画は、平面視略
    L字状およびI字状のうち少なくとも一つの平面形状を
    なし、前記フロア領域において平面視L字状およびI字
    状のうち少なくとも一つの平面形状に並べられた複数の
    基本領域上に配置されることを特徴とする建物の間取り
    の設計方法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか一つに記載の建
    物の間取りの設計方法において、 前記フロア領域の角部を構成する基本領域に玄関が配置
    され、 前記複数種の基本区画を、前記玄関が配置された基本領
    域を除くフロア領域の基本領域に組み合わせて配置する
    ことを特徴とする建物の間取りの設計方法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の建物の間取りの設計方
    法において、 前記フロア領域は複数階を有する建物の下階のフロアを
    構成し、 前記玄関が配置された基本領域に隣接する基本領域に、
    前記下階のフロアと上階のフロアとを接続する階段が配
    置され、 前記複数種の基本区画を、前記玄関および階段が配置さ
    れた基本領域を除く基本領域に組み合わせて配置するこ
    とを特徴とする建物の間取りの設計方法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか一つに記載の建
    物の間取りの設計方法に基づいた間取りを備えたことを
    特徴とする建物。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007218053A (ja) * 2006-02-20 2007-08-30 Misawa Homes Co Ltd 蔵型収納付き建物
JP2008133649A (ja) * 2006-11-28 2008-06-12 Sumitomo Forestry Co Ltd 採光収納構造部分を備える建物
JP2008196110A (ja) * 2007-02-08 2008-08-28 Misawa Homes Co Ltd 建物
JP2011074731A (ja) * 2009-10-02 2011-04-14 R C Koa:Kk 建物
JP2015200120A (ja) * 2014-04-09 2015-11-12 トヨタホーム株式会社 建物
JP2021139275A (ja) * 2020-03-06 2021-09-16 ミサワホーム株式会社 部屋空間ユニット及び住宅

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