JP2003104262A - エアバッグ装置 - Google Patents

エアバッグ装置

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JP2003104262A
JP2003104262A JP2001306260A JP2001306260A JP2003104262A JP 2003104262 A JP2003104262 A JP 2003104262A JP 2001306260 A JP2001306260 A JP 2001306260A JP 2001306260 A JP2001306260 A JP 2001306260A JP 2003104262 A JP2003104262 A JP 2003104262A
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Hideki Akiyama
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Takenori Yamamoto
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Takeshi Kuroe
毅 黒江
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インフレータをエアバッグユットの外部に配
置した場合に、ガス供給ホースを用いることなくインフ
レータからエアバッグユニットへのガスの供給を行える
ようにする。 【解決手段】 自動二輪車のメインフレーム12に設け
たインフレータユニット26は、内部にインフレータ3
1を収納したインフレータケース32を備え、インフレ
ータ31が発生したガスはメインフレーム12の内部を
通ってエアバッグに供給される。インフレータケース3
2に近いメインフレーム12には、該メインフレーム1
2の内部を大気に連通させる大気連通孔49が設けられ
ており、インフレータ31からエアバッグにガスが流れ
るときの負圧で大気連通口49から大気をメインフレー
ム12の内部に吸入し、これにより小容量のインフレー
タ31で大容積のエアバッグを展開することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、折り畳んだエアバ
ッグを収納するエアバッグユニットと、エアバッグを膨
張させるガスを発生するインフレータとを分離して配置
したエアバッグ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に車両用のエアバッグ装置のエアバ
ッグモジュールの内部には、折り畳んだエアバッグとガ
スを発生するインフレータとが収納されており、インフ
レータが発生したガスを直接エアバッグの内部に供給す
るようになっている。それに対して、取付スペースの制
約からエアバッグモジュールを小型化する必要がある場
合に、エアバッグモジュールの内部にエアバッグだけを
収納し、エアバッグモジュールから離れた位置に配置し
たインフレータをガス供給ホースを介してエアバッグモ
ジュールに接続するものが提案されている(特開平8−
301031号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、インフレー
タをエアバッグモジュールの外部に配置すると、インフ
レータをエアバッグモジュールに接続するガス供給ホー
スが必要となるため、ガス供給ホースの分だけ部品点数
が増加するだけでなく、ガス供給ホースをレイアウトす
るためのスペースが必要になったり、ガス供給ホースが
露出するために外観が低下したりする問題がある。
【0004】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、インフレータをエアバッグユットの外部に配置した
場合に、ガス供給ホースを用いることなくインフレータ
からエアバッグユニットへのガスの供給を行えるように
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載された発明によれば、折り畳んだエ
アバッグを収納するエアバッグユニットと、エアバッグ
を膨張させるガスを発生するインフレータとを分離して
配置したエアバッグ装置において、車体フレームの一部
を構成するパイプ部材の内部を、インフレータが発生し
たガスをエアバッグユニットに導くガス通路として利用
することを特徴とするエアバッグ装置が提案される。
【0006】上記構成によれば、インフレータが発生し
たガスをエアバッグユニットに導くガス通路として車体
フレームの一部を構成するパイプ部材の内部を利用する
ので、インフレータとエアバッグユニットとを接続する
特別のホースが不要になり、部品点数の削減、スペース
の削減および外観の向上が可能になる。
【0007】また請求項2に記載された発明によれば、
請求項1の構成に加えて、前記パイプ部材の内部にイン
フレータを収納したことを特徴とするエアバッグ装置が
提案される。
【0008】上記構成によれば、車体フレームの一部を
構成するパイプ部材の内部にインフレータを収納したの
で、インフレータの設置スペースの削減および外観の向
上が可能になる。
【0009】また請求項3に記載された発明によれば、
請求項1または請求項2の構成に加えて、前記パイプ部
材の内部にインフレータからエアバッグユニットへのガ
スの流通のみを許容する一方向弁を設けたことを特徴と
するエアバッグ装置が提案される。
【0010】上記構成によれば、パイプ部材の内部に一
方向弁を設けたので、インフレータからパイプ部材の内
部を通してエアバッグユニットに供給したガスが、展開
後のエアバッグに加わる荷重でインフレータ側に逆流す
るのを防止し、小容量のインフレータで充分な衝撃吸収
効果を得ることができる。
【0011】また請求項4に記載された発明によれば、
請求項1〜請求項3の何れか1項の構成に加えて、イン
フレータ収納部の内部にインフレータを偏心して配置
し、インフレータ収納部の前記パイプ部材へのガスの出
口開口をインフレータから遠い側に設けたことを特徴と
するエアバッグ装置が提案される。
【0012】上記構成によれば、インフレータ収納部の
内部にインフレータを偏心して配置し、インフレータ収
納部からパイプ部材へのガスの出口開口をインフレータ
から遠い位置に設けたので、インフレータが発生したガ
スを出口出口からパイプ部材にスムーズに供給すること
ができる。
【0013】また請求項5に記載された発明によれば、
請求項1〜請求項4の何れか1項の構成に加えて、前記
パイプ部材に大気に連通する大気連通孔を設けたことを
特徴とするエアバッグ装置が提案される。
【0014】上記構成によれば、パイプ部材に大気に連
通する大気連通孔を設けたので、インフレータからエア
バッグユニットにガスが流れるときの負圧で大気連通口
から大気をパイプ部材の内部に吸入することができ、こ
れにより小容量のインフレータで大容積のエアバッグを
展開することができる。
【0015】また請求項6に記載された発明によれば、
請求項1〜請求項5の何れか1項の構成に加えて、エア
バッグユニットのエアバッグケースと前記パイプ部材と
の接続部に、エアバッグケースへのガスの流入方向を規
制するガス案内板を設けたことを特徴とするエアバッグ
装置が提案される。
【0016】上記構成によれば、エアバッグユニットの
エアバッグケースとパイプ部材との接続部にガス案内板
を設けたので、ガス案内板でエアバッグケースへのガス
の流入方向を偏向させて、エアバッグケースの取付方向
に関わらずにエアバッグを所望の方向に展開することが
できる。
【0017】尚、実施例のメインフレーム12およびダ
ウンチューブ13は本発明のパイプ部材に対応し、実施
例のインフレータケース32は本発明のインフレータ収
納部に対応する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0019】図1〜図5は本発明の第1実施例を示すも
ので、図1はエアバッグ装置を搭載した自動二輪車の全
体側面図、図2は図1の2部拡大断面図、図3は図2の
3−3線断面図、図4は図1の4部拡大断面図、図5は
図4に対応する作用説明図である。
【0020】図1に示すように、自動二輪車Vの車体フ
レームFは、ヘッドパイプ11と、ヘッドパイプ11か
ら後下方に延びて中間部から更に下方に屈曲するメイン
フレーム12と、ヘッドパイプ11から後下方に延びて
中間部から後方に屈曲するダウンチューブ13と、メイ
ンフレーム12の中間部から後方に延びるシートレール
14と、ダウンチューブ13の後端から後上方に延びて
シートレール14の中間部に接続されるロアパイプ15
とから構成されており、メインフレーム12、ダウンチ
ューブ13およびロアパイプ15によって囲まれた空間
に、エンジンEおよびトランスミッションTを一体化し
たパワーユニットPが搭載される。
【0021】ヘッドパイプ11に支持したフロントフォ
ーク16の下端には前輪Wfが軸支され、上端には操向
ハンドル17が設けられる。メインフレーム12の後端
にピボット18を介してリヤフォーク19の前端が枢支
されており、後輪Wrが軸支されるリヤフォーク19の
後端近傍がリヤクッション20を介してロアパイプ15
に接続される。トランスミッションTの出力軸に設けた
駆動スプロケット21と後輪Wrの車軸に設けた従動ス
プロケット22とが無端チェーン23で接続されてお
り、エンジンEの駆動力が後輪Wrに伝達される。パワ
ーユニットPに上方にはメインフレーム12を跨ぐよう
に燃料タンク24が設けられ、燃料タンク24の後方に
はシートレール14に支持されたシート25が配置され
る。
【0022】エアバッグ装置は、メインフレーム12、
シートレール14およびロアパイプ15に挟まれた空間
に配置されたインフレータユニット26と、ヘッドパイ
プ11および燃料タンク24に挟まれた空間に配置され
たエアバッグユニット27とから構成される。
【0023】図2および図3を併せて参照すると明らか
なように、インフレータユニット26はインフレータ3
1を収納するインフレータケース32を備える。インフ
レータケース32は両端を閉塞された概略円筒状の部材
であって、金属板をプレス加工した左ケース半体33と
右ケース半体34とを平坦な割り面35で一体に結合し
てなる。割り面35は、インフレータケース32の軸線
Lc方向に延びる第1直線部Aと、第1直線部Aの両端
に連なってインフレータケース32の軸線Lcと直交す
る方向に延びる一対の第2直線部B,Bと、第2直線部
B,Bの端部に連なって第1直線部Aから遠ざかる方向
に円弧状に延びる一対の曲線部C,Cとから構成され
る。
【0024】第1直線部Aにおいて、左ケース半体33
に複数のフック33a…(図3参照)が形成されてお
り、これらのフック33a…が右ケース半体34に形成
された複数のスリット34a…(図2参照)に係合し、
この係合部がヒンジになって左右のケース半体33,3
4は開閉することができる。左右のケース半体33,3
4は、割り面35の一対の曲線部C,Cの外側に連なる
各2個の締結部33b,33b;34b,34bを備え
ており、相互に重なる左ケース半体33の締結部33
b,33bと右ケース半体34の締結部34b,34b
とが2本のボルト36,36で締結される。このとき、
割り面35に平坦なシール部材37を挟持することで、
インフレータケース32の内部空間が密閉される。割り
面35の一対の曲線部C,Cの近傍において、インフレ
ータケース32の内部空間は円形断面の出口開口38に
向かって漏斗状に狭まっており、その出口開口38にホ
ース接続管39の上流端が挟まれて固定される。
【0025】燃焼によりガスを発生する推薬を内部に充
填したインフレータ31は円筒状の部材であって、その
両端から軸方向に突出する一対の支持部40,40をイ
ンフレータケース32の割り面35の第2直線部B,B
に挟むことにより固定される。このとき、インフレータ
31に連なるハーネス41を一方の支持部40の内部を
通してインフレータケース32の外部に導出することに
より、特別のグロメット等を用いてハーネス41の導出
部をシールする必要がなくなり、部品点数を削減しなが
らインフレータケース32の密封性を高めることができ
る。インフレータケース32の軸線Lcに対してインフ
レータ31の軸線Liは出口開口38の反対側(つまり
割り面35の第1直線部A側)に偏倚している。
【0026】メインフレーム12に溶接した2本のステ
ー42,42が、左右のケーシング半体33,34の締
結部33b,33b;34b,34bに2本のボルト3
6,36で共締めされ、これによりインフレータケース
32がメインフレーム12に固定される。メインフレー
ム12に溶接された連結管43がインフレータケース3
2のホース接続管39に対向しており、連結管43およ
びホース接続管39を接続するガス供給ホース44の両
端が2個の固定バンド45,46で固定される。
【0027】四角断面を有するメインフレーム12の内
部は通孔12aを介して連結管43に連通し、また通孔
12aの下部においてメインフレーム12の内部が仕切
り板47で閉塞され、またヘッドパイプ11に隣接する
メインフレームの前端部が仕切り板48(図4参照)で
閉塞される。メインフレーム12の通孔12aの上方
に、そのメインフレーム12の内部を大気に連通させる
大気連通孔49が設けられる。
【0028】図4から明らかなように、ヘッドパイプ1
1および燃料タンク24間に挟まれるようにメインフレ
ーム12の上面に配置されたエアバッグユニット27
は、合成樹脂製のエアバッグケース51と、エアバッグ
ケース51の内部に折り畳み状態で収納されたエアバッ
グ52と、メインフレーム12に形成した通孔12bを
囲むように固定されてエアバッグ52の基端部を支持す
るリテーナ53とを備える。エアバッグケース51の前
縁にはヒンジ部51aが形成され、そのヒンジ部51a
に連なる3方に薄肉の破断部51bが形成され、ヒンジ
部51aおよび破断部51bに囲まれた部分にリッド5
1cが区画される。通孔12bに臨むメインフレーム1
2の内部にL字状に湾曲したガス案内板54,55が固
定される。そしてガス案内板54,55の後方に臨む位
置に、インフレータユニット26側からエアバッグユニ
ット27側へのガスの流通を許容し、エアバッグユニッ
ト27側からインフレータユニット26側へのガスの流
通を規制する一方向弁56が設けられる。
【0029】次に、上記構成を備えた本発明の実施例の
作用について説明する。
【0030】自動二輪車Vが衝突して図示せぬ加速度セ
ンサが所定値以上の加速度を検出すると、インフレータ
ケース32に収納したインフレータ31が点火してガス
が発生する。そのガスはインフレータケース32の漏斗
状になった内面に案内され、出口開口38に支持したホ
ース接続管39、ガス供給ホース44、連結管43およ
び通孔12aを経てメインフレーム12に流入する。メ
インフレーム12の内部を前方に流れるガスは一方向弁
56を通過した後に、ガス案内板54,55で偏向して
後上方に流れの向きを変え、通孔12bからエアバッグ
ケース51に折り畳み状態で収納したエアバッグ52の
内部に流入する。ガスの圧力でエアバッグ52が膨張す
ると、図5に示すようにエアバッグケース51の破断部
51bが破断し、リッド51cがヒンジ部51aを中心
にして開放し、そこに形成された開口からエアバッグ5
2が乗員に向かって後上方に展開する。
【0031】このように、自動二輪車Vのメインフレー
ム12の内部空間をそのままガス通路に利用してインフ
レータユニット26からエアバッグユニット27にガス
を供給するので、特別のガス通路を設ける場合に比べて
部品点数を削減できるだけでなく、スペースの節減にも
寄与することができ、しかも特別のガス通路が露出しな
いために外観が向上する。
【0032】またインフレータ31を収納するインフレ
ータケース32を、平坦な割り面35において2分割し
た左ケース半体33および右ケース半体34で構成した
ので、インフレータ32の収納および密閉を容易かつ確
実に行うことができる。しかもインフレータ31の両端
に突設した一対の支持部40を左ケース半体33および
右ケース半体34に挟んで支持するので、インフレータ
31の支持が容易になり、インフレータユニット26の
組立工数の削減に寄与することができる。
【0033】更に、インフレータケース32の内部空間
は出口開口38に向かって漏斗状に狭まっているので、
デフューザーのような特別の整流部材を設けることな
く、インフレータ31が発生したガスを出口開口38に
スムーズに案内することができる。特に、インフレータ
ケース32の軸線Lcに対してインフレータ31の軸線
Liを出口開口38の反対側に偏倚させたことにより、
インフレータ31が発生したガスを一層スムーズに出口
開口38に案内することができる。
【0034】またインフレータ31が発生したガスがメ
インフレーム12の内部を高速で流れるとき、メインフ
レーム12の内部に発生する負圧で大気連通孔49から
空気が吸入され、吸入された空気はインフレータ31が
発生したガスと共にエアバッグ52に供給される。これ
により、小型で小容量のインフレータ31を用いても、
インフレータ31が発生したガスおよび大気連通孔49
から吸入した空気の協働により、エアバッグ52を確実
に展開することができる。しかも、一方向弁56を通過
してエアバッグ52に流入したガスおよび空気は、その
一方向弁56に阻止されてメインフレーム12側に戻る
ことがないため、乗員の荷重がエアバッグ52に加わっ
たときに、エアバッグ52を展開状態に維持して乗員の
拘束性能を高めることができる。
【0035】またメインフレーム12内をガスが流れる
方向と、エアバッグ52が展開する方向とは略90°ず
れているが、メインフレーム12の通孔12bに臨む位
置にガス案内板54,55を配置したことにより、メイ
ンフレーム12内を流れるガスをスムーズに偏向してエ
アバッグ52に導き、エアバッグ52を所望の方向に的
確に展開することができる。
【0036】次に、図6に基づいて本発明の第2実施例
を説明する。
【0037】第2実施例はインフレータユニット26が
ダウンチューブ13の内部に収納されており、インフレ
ータ31はその両端の支持部40,40が取付ブラケッ
ト61,61に固定される。インフレータ31が発生す
るガスをダウンチューブ13の内部を通してエアバッグ
ユニット27に供給すべく、ダウンチューブ13におけ
るインフレータユニット26の前後が仕切り板62,6
3で閉塞され、かつメインフレーム12の内部が仕切り
板48,64で閉塞され、更にメインフレーム12の通
孔12cおよびダウンチューブ13の通孔13aが連結
パイプ65で連結される。従って、自動二輪車Vの衝突
時にインフレータ31が発生したガスは、ダウンチュー
ブ13、通孔13a、連結パイプ65、通孔12c、メ
インフレーム12および通孔12bを経てエアバッグユ
ニット27に供給される。
【0038】本実施例によっても、自動二輪車Vの車体
フレームFの一部をガス通路に利用してインフレータユ
ニット26からエアバッグユニット27にガスを供給す
るので、特別のガス通路を設ける場合に比べて部品点数
を削減できるだけでなく、スペースの節減にも寄与する
ことができ、しかも特別のガス通路が露出しないために
外観が向上する。またインフレータユニット26をダウ
ンチューブ13の内部に収納したので、それを外部に配
置する場合に比べてスペースを一層削減することができ
る。
【0039】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
【0040】例えば、実施例ではエアバッグユニット2
7を燃料タンク24の前部に設けているが、他の任意の
位置(例えば、燃料タンク24の上面に形成した凹部)
に設けることができる。
【0041】またインフレータユニット26をダウンチ
ューブ13の内部に収納する代わりに、メインフレーム
12の内部に収納することができる。
【0042】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載された発明
によれば、インフレータが発生したガスをエアバッグユ
ニットに導くガス通路として車体フレームの一部を構成
するパイプ部材の内部を利用するので、インフレータと
エアバッグユニットとを接続する特別のホースが不要に
なり、部品点数の削減、スペースの削減および外観の向
上が可能になる。
【0043】また請求項2に記載された発明によれば、
車体フレームの一部を構成するパイプ部材の内部にイン
フレータを収納したので、インフレータの設置スペース
の削減および外観の向上が可能になる。
【0044】また請求項3に記載された発明によれば、
パイプ部材の内部に一方向弁を設けたので、インフレー
タからパイプ部材の内部を通してエアバッグユニットに
供給したガスが、展開後のエアバッグに加わる荷重でイ
ンフレータ側に逆流するのを防止し、小容量のインフレ
ータで充分な衝撃吸収効果を得ることができる。
【0045】また請求項4に記載された発明によれば、
インフレータ収納部の内部にインフレータを偏心して配
置し、インフレータ収納部からパイプ部材へのガスの出
口開口をインフレータから遠い位置に設けたので、イン
フレータが発生したガスを出口出口からパイプ部材にス
ムーズに供給することができる。
【0046】また請求項5に記載された発明によれば、
パイプ部材に大気に連通する大気連通孔を設けたので、
インフレータからエアバッグユニットにガスが流れると
きの負圧で大気連通口から大気をパイプ部材の内部に吸
入することができ、これにより小容量のインフレータで
大容積のエアバッグを展開することができる。
【0047】また請求項6に記載された発明によれば、
エアバッグユニットのエアバッグケースとパイプ部材と
の接続部にガス案内板を設けたので、ガス案内板でエア
バッグケースへのガスの流入方向を偏向させて、エアバ
ッグケースの取付方向に関わらずにエアバッグを所望の
方向に展開することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】エアバッグ装置を搭載した自動二輪車の全体側
面図
【図2】図1の2部拡大断面図
【図3】図2の3−3線断面図
【図4】図1の4部拡大断面図
【図5】図4に対応する作用説明図
【図6】本発明の第2実施例に係る、前記図4に対応す
る図
【符号の説明】
12 メインフレーム(パイプ部材) 13 ダウンチューブ(パイプ部材) 27 エアバッグユニット 31 インフレータ 32 インフレータケース(インフレータ収納
部) 38 出口開口 49 大気連通孔 52 エアバッグ 54 ガス案内板 55 ガス案内板 56 一方向弁 F 車体フレーム
フロントページの続き (72)発明者 山本 武典 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 黒江 毅 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 Fターム(参考) 3D054 AA20 BB01 DD08 FF13

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 折り畳んだエアバッグ(52)を収納す
    るエアバッグユニット(27)と、エアバッグ(52)
    を膨張させるガスを発生するインフレータ(31)とを
    分離して配置したエアバッグ装置において、 車体フレーム(F)の一部を構成するパイプ部材(1
    2,13)の内部を、インフレータ(31)が発生した
    ガスをエアバッグユニット(27)に導くガス通路とし
    て利用することを特徴とするエアバッグ装置。
  2. 【請求項2】 前記パイプ部材(13)の内部にインフ
    レータ(31)を収納したことを特徴とする、請求項1
    に記載のエアバッグ装置。
  3. 【請求項3】 前記パイプ部材(12)の内部にインフ
    レータ(31)からエアバッグユニット(27)へのガ
    スの流通のみを許容する一方向弁(56)を設けたこと
    を特徴とする、請求項1または請求項2に記載のエアバ
    ッグ装置。
  4. 【請求項4】 インフレータ収納部(32)の内部にイ
    ンフレータ(31)を偏心して配置し、インフレータ収
    納部(32)の前記パイプ部材(12)へのガスの出口
    開口(38)をインフレータ(31)から遠い側に設け
    たことを特徴とする、請求項1〜請求項3の何れか1項
    に記載のエアバッグ装置。
  5. 【請求項5】 前記パイプ部材(12)に大気に連通す
    る大気連通孔(49)を設けたことを特徴とする、請求
    項1〜請求項4の何れか1項に記載のエアバッグ装置。
  6. 【請求項6】 エアバッグユニット(27)のエアバッ
    グケース(51)と前記パイプ部材(12)との接続部
    に、エアバッグケース(51)へのガスの流入方向を規
    制するガス案内板(54,55)を設けたことを特徴と
    する、請求項1〜請求項5の何れか1項に記載のエアバ
    ッグ装置。
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