JP2003103481A - 多関節ロボットの姿勢適正化方法および適正化装置 - Google Patents

多関節ロボットの姿勢適正化方法および適正化装置

Info

Publication number
JP2003103481A
JP2003103481A JP2001299371A JP2001299371A JP2003103481A JP 2003103481 A JP2003103481 A JP 2003103481A JP 2001299371 A JP2001299371 A JP 2001299371A JP 2001299371 A JP2001299371 A JP 2001299371A JP 2003103481 A JP2003103481 A JP 2003103481A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
posture
articulated robot
postures
point
teaching
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001299371A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryo Nakajima
陵 中島
Masakatsu Kaneko
正勝 金子
Kaoru Shibata
薫 柴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2001299371A priority Critical patent/JP2003103481A/ja
Publication of JP2003103481A publication Critical patent/JP2003103481A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Numerical Control (AREA)
  • Manipulator (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】多関節ロボットを動作させる際の移動時間また
は偏差量を抑制するための適正な姿勢を短時間で検証す
る。 【解決手段】教示姿勢点P1における多関節ロボット5
0の姿勢を16通り算出し(ステップS2)、最初の規
定姿勢からのそれぞれの移動時間を求めて動作経路候補
とする(ステップS3)。次の教示姿勢点Pnについ
て、各動作経路毎に16通りの姿勢を算出し(ステップ
S4)、前段からの移動時間を求める(ステップS
5)。各動作経路毎に移動時間が最も短いものを選択す
る(ステップS6)。全ての教示姿勢点についてステッ
プS4〜S6の処理を終了したら(ステップS8)、動
作経路の動作時間の合計を計算し(ステップS8)、そ
のうち最も移動時間の短いものを選択する(ステップS
9)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多関節ロボットの
姿勢適正化方法および適正化装置に関し、特に、多関節
ロボットの先端部に設けられたエンドエフェクタが、所
定の出発点から到達点へ動作するための経路を設定する
ための多関節ロボットの姿勢適正化方法および適正化装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、製造ラインに設置された多関節ロ
ボットを直接操作させて作業姿勢のティーチングを行お
うとすると、多関節ロボットの操作を熟知したオペレー
タが製造ラインの現場で作業を行わなければならないた
め、その分、作業が非効率的となってしまう。また、そ
の作業は、製造ラインを停止させた状態で行う必要があ
るために当該製造ラインの稼動率も低下してしまう。
【0003】そこで、近時前記ティーチング作業の効率
化を図るため、あるいは、前記製造ラインの稼動率を向
上させるために、オフラインによるティーチング(オフ
ラインティーチング)が行われている。すなわち、コン
ピュータ上に多関節ロボット並びに作業対象物であるワ
ークおよび周辺構造物のモデルを構築し、このモデルを
用いてティーチングデータを作成した後、前記ティーチ
ングデータを現場の多関節ロボットに供給するようにす
れば、ティーチングデータの作成中に製造ラインを停止
させる必要がない。
【0004】また、溶接用の多関節ロボットなどの場
合、所定の溶接ポイントが予め決まっており、これらの
溶接ポイントに溶接電極を当接して溶接を行う。従っ
て、多関節ロボットの先端部に設けられたガンユニット
の姿勢が溶接ポイントによって決定されるものであり、
オフラインティーチングのために、溶接ポイントを多関
節ロボットの教示姿勢点として用いることがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、溶接ポイン
トを教示姿勢点として与えても、その情報だけでは多関
節ロボットの姿勢を1つに決定できないことが多い。つ
まり、溶接ポイントはガンユニットの位置および傾斜を
与えるだけであり、多関節ロボットのその他の動作軸に
ついては複数の組合せが成立しうる。
【0006】このことにより、例えば、ある構造の多関
節ロボットが所定の溶接ポイントに対して16通りの姿
勢を取りうるもので、また20箇所の溶接ポイントを順
次溶接するティーチングデータを作成する場合では、各
溶接ポイントにおける姿勢を考慮した動作経路の組合せ
は、1620≒1.2×1024通りだけ存在する。
【0007】多関節ロボットの動作時間は短いことが望
ましいが、図14に示すように、規定姿勢から教示姿勢
点1までの間で、最も移動時間の短い経路1を選択して
も、教示姿勢点1〜教示姿勢点2の移動時間が長く、経
路2の移動時間の方が短いということがある。
【0008】一方、これらの組合せの全てについて動作
時間を検証することは非現実的である。なぜなら、1つ
の動作経路について検証を行うのに、コンピュータを用
いて0.01[sec]の時間を要すると仮定すると、
上記の例の1.2×1024通り全ての検証を行うために
は3.8×1014[年]の時間が必要となるからであ
る。溶接ポイントの数が20箇所以上であれば、この時
間はさらに指数関数的に増大する。
【0009】検証時間だけではなく、1.2×1024
りの全ての動作経路候補を比較するためには、これに見
合った記憶容量が必要であるが、現状ではそのような記
憶装置はない。
【0010】これは、溶接用の多関節ロボットに限った
問題ではなく、一般の多関節ロボットに共通した問題で
ある。
【0011】さらに、抑制するパラメータとしては移動
時間だけでなく、動作の偏差量または動作において消費
するエネルギー量等について抑制する検証を行う場合も
全く同様の問題がある。
【0012】本発明はこのような課題を考慮してなされ
たものであり、多関節ロボットを動作させる際の移動量
を抑制するための適正な姿勢を短時間で検証することを
可能にする多関節ロボットの姿勢適正化方法および適正
化装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係る多関節ロボ
ットの姿勢適正化方法は、規定姿勢を出発点とし、多関
節ロボットの特定部分について位置および傾斜を規定し
た複数の教示姿勢点に従って、多関節ロボットを動作さ
せるための多関節ロボットの姿勢適正化方法において、
最初の教示姿勢点における前記多関節ロボットの取りう
る複数の第1姿勢を求め、該第1姿勢をそれぞれ動作経
路候補として設定する第1のステップと、前記規定姿勢
から前記最初の教示姿勢点における前記複数の第1姿勢
まで移動するための移動量を求める第2のステップと、
2番目の教示姿勢点における前記多関節ロボットの取り
うる複数の第2姿勢を求める第3のステップと、前記複
数の第1姿勢のうち1以上の姿勢から、前記複数の第2
姿勢まで移動するための移動量を求める第4のステップ
と、前記複数の第2姿勢のうち、前記第4のステップで
求めた移動量が最小のものを選択し、前記動作経路候補
毎に記録する第5のステップとを有することを特徴とす
る。
【0014】そして、前記第3〜第5のステップを繰り
返して行い、3番目以降の前記教示姿勢点に対して前記
2番目の教示姿勢点に対する処理と同じ処理を行い、1
つ前の前記教示姿勢点との間で最小となる移動量を求め
て前記動作経路候補を設定するようにしてもよい。
【0015】また、前記教示姿勢点毎に、前記動作経路
候補の全てについて、前記第3〜第5のステップを行う
ようにしてもよい。
【0016】さらに、前記動作経路候補のうち1つの動
作経路候補について、前記第3〜第5のステップを所定
番号の前記教示姿勢点まで繰り返して行い、その後、他
の動作経路候補について前記第3〜第5のステップを前
記所定番号の前記教示姿勢点まで繰り返して行うように
してもよい。
【0017】さらにまた、前記移動量は移動時間、偏差
量またはエネルギー量であってもよい。
【0018】前記複数の第1姿勢に対応する動作経路候
補のうち、移動量の合計が最小のものを選択するように
してもよい。
【0019】最終の教示姿勢点の後段に、前記規定姿勢
を設定するようにしてもよい。
【0020】また、本発明に係る多関節ロボットの姿勢
適正化装置は、規定姿勢を出発点とし、多関節ロボット
の特定部分について位置および傾斜を規定した複数の教
示姿勢点に従って、多関節ロボットを動作させるための
多関節ロボットの姿勢適正化装置において、前記教示姿
勢点における前記多関節ロボットの取りうる複数姿勢を
求める姿勢算出部と、所定の姿勢間を移動するための移
動量を求める区間移動時間計算部と、前記区間移動時間
計算部で算出した移動量が最小のものを選択し、最初の
教示姿勢点における前記多関節ロボットの取りうる複数
の第1姿勢に対応した動作経路候補に記録する最短移動
時間算出部と、前記動作経路候補のうち移動量の合計が
最小のものを選択する動作経路選択部とを有することを
特徴とする。
【0021】これにより、各教示姿勢点において多関節
ロボットの取りうる姿勢が複数あっても、その姿勢の組
合せが指数関数的に増大することを防ぎ、多関節ロボッ
トを動作させる際の移動時間または偏差量などの移動量
を抑制するための適正な姿勢を短時間で検証することが
できる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る多関節ロボッ
トの姿勢適正化方法および適正化装置の実施の形態例を
図1〜図13を参照しながら説明する。
【0023】本実施の形態における多関節ロボットの姿
勢適正化方法および適正化装置は、基本的には、最初の
教示姿勢点において多関節ロボットが取りうる16通り
の姿勢を求めておき、これらの姿勢に対応した16通り
の動作経路候補を設定する。これらの動作経路候補につ
いて、次の教示姿勢点における16通りの姿勢のうち移
動時間が最短となるものを選択して順次記録していくも
のである。
【0024】図1に示すように、本実施の形態において
使用するオフラインティーチング装置(姿勢適正化装
置)10は多関節ロボット50の動作のティーチングを
行うものであり、作成されたティーチングデータに基づ
き作業対象物に対して所望の作業を行うロボット装置1
2と連係されている。
【0025】また、ロボット装置12は、多関節ロボッ
ト50と、ティーチングデータに基づいて前記多関節ロ
ボット50の動作制御を行うロボット制御部24とを備
える。
【0026】図2に示すように、オフラインティーチン
グ装置10を構成する制御部14は、オフラインティー
チング装置10の全体の制御を行う制御手段としてのC
PU(コンピュータ)26と、記憶部であるROM28
およびRAM29と、ハードディスク34に対してデー
タのアクセスを行うハードディスクドライブ(HDD)
39と、モニタ16の画面上における描画制御を行う描
画制御回路30と、入力装置としてのキーボード18お
よびマウス20が接続されるインタフェース回路32
と、外部記録媒体36a(例えば、フレキシブルディス
クやコンパクトディスク等)を制御する記録媒体ドライ
ブ36とを有する。
【0027】ハードディスク34には、多関節ロボット
50の動作経路を適正化する機能等をもつ姿勢適正化プ
ログラム35、および図示しないOS等が格納されてい
る。
【0028】図3に示すように、多関節ロボット50
は、取付台である第1ベース54に対して、先端側に向
かって順に、第2ベース56、第1リンク58、第2リ
ンク60、第3リンク62、第4リンク64およびガン
着脱部66が接続されている。先端のガン着脱部66に
はガンユニット(エンドエフェクタ)68が接続されて
いる。
【0029】第2ベース56は鉛直軸である軸J1を中
心にして第1ベース54に対して旋回可能に軸支されて
いる。第1リンク58の基端部は水平軸である軸J2に
より第2ベース56に俯仰可能に軸支されている。ま
た、第2リンク60の基端部は水平軸である軸J3によ
り第1リンク58の先端部に揺動可能に軸支されてい
る。そして、第3リンク62は第2リンク60の先端側
に軸J4を共通の回転中心軸として接続されている。さ
らに、第4リンク64の基端部は軸J4に対して直角方
向の軸J5により第3リンク62の先端部に揺動可能に
軸支されている。ガン着脱部66は第4リンク64の先
端側に軸J6を共通の回転中心軸として接続されてい
る。
【0030】また、軸J4および軸J6は、動作的な余
裕を考慮して2回転分つまり720°の可動範囲をも
つ。
【0031】ガン着脱部66に接続されたガンユニット
68はいわゆるC型溶接ガンであり、アーチ状のアーム
74の両端部には、軸J6に沿って開閉する一対の電極
70、72を有する。この電極70、72は閉状態では
軸J6上の溶接作業点(以下、TCP(Tool Center Po
int)という。)でワーク80に接触する。
【0032】TCPから本体側の電極72の軸心に一致
する方向をベクトルZrとし、ベクトルZrに直交しガ
ンユニット68の外側に向く方向をベクトルXrとす
る。また、ベクトルXr、ベクトルZrに互いに直交す
る方向をベクトルYrとする。
【0033】軸J1〜J6の駆動機構並びに電極70、
72の開閉機構は、それぞれ図示しないアクチュエータ
により駆動され、TCPは軸J1〜J6のそれぞれの回
転角θ1〜θ6の値および多関節ロボット50の各部寸
法により決定される。
【0034】また、ガンユニット68はC型溶接ガンに
限らず、例えば図4に示すX型溶接ガン(共通の支軸に
軸支された開閉する一対のガンアームを備える溶接ガ
ン)68aであってもよい。
【0035】多関節ロボット50に関する座標計算およ
び制御上の基準点として、軸J1と軸J2とが交差する
点を原点Oとして規定し、この原点Oを基準として、鉛
直上向き方向を高さZ、回転角θ1がθ1=0であると
きの軸J2の方向を奥行Y、高さZと奥行Yに垂直な方
向を幅Xとして表す。この高さZ、幅Xおよび奥行Yに
より3次元直交座標を示すものとする。
【0036】図5に示すように、姿勢適正化プログラム
35は、RAM29およびハードディスク34等からデ
ータを読み込む機能を持つ作業点座標読み出し部100
と、ガンユニット68の位置および傾斜から多関節ロボ
ット50の軸J1〜J6の回転角を求める機能を持つロ
ボット姿勢算出部102と、多関節ロボット50が所定
の姿勢間を移動する時間を求める区間移動時間算出部1
04と、所定の姿勢間を移動する時間のうち最短の時間
を求める最短移動時間算出部106を有する。
【0037】また、姿勢適正化プログラム35は、姿勢
間の移動において最短の移動時間となる姿勢を選択する
ロボット姿勢選択部108と、複数の教示姿勢点を接続
した動作経路を移動するために要する時間を算出するロ
ボット累積移動時間計算部110と、複数の動作経路の
うち移動時間が最短であるものを選択する機能をもつ動
作経路選択部112を有する。
【0038】また、ロボット姿勢計算部102および区
間移動時間計算部104と同様の機能はロボット制御部
24内にも設けられている。
【0039】さらに、姿勢適正化プログラム35は、多
関節ロボット50の姿勢データを3次元CADによって
定義されているロボットモデルに設定して描画する画像
表示部116を有する。
【0040】画像表示部116は、オペレータが設定す
るロボット姿勢設定コマンドと、描画コマンドとにより
API(Application Programming Interface)を用い
て多関節ロボットのモデルや、所定のグラフをモニタ1
6の画面に描画する機能を持つ。
【0041】図6に示すように、多関節ロボット50の
動作を途中の規定姿勢P0および教示姿勢点Pn(n=
1、2、3…)における姿勢を記録するパステーブル1
80は、「ガンユニットの向き」欄180a、「TCP
の位置」欄180bおよび「各軸角度」欄180cから
構成されており、「各軸角度」欄180cは回転角θ1
〜θ6から構成されている。
【0042】「ガンユニットの向き」欄180aは、3
次元空間上におけるガンユニット68の傾斜を表すもの
であり、3つのベクトルXr、Yr、Zrによって示さ
れる。「TCPの位置」欄180bは、3次元空間上に
おけるTCPの位置を原点Oを基準としてX、Y、Z座
標系で表すものである。
【0043】「各軸角度」欄180cは、多関節ロボッ
ト50の姿勢を軸J1〜J6のそれぞれの回転角θ1〜
θ6によって表すものである。
【0044】最初の順番「0」および最後の順番である
「21」は、規定姿勢としてP0が設定されている。つ
まり、このパステーブル180に基づいて作成される動
作経路は溶接等の所定動作を行った後、元の姿勢に戻る
ことを示す。
【0045】また、規定姿勢点P0については、「各軸
角度」欄180cが予め記録されている。その他の教示
姿勢点P1〜P20については、「ガンユニットの向
き」欄180aおよび「TCPの位置」欄180bのみ
が記録されている。これは、各教示姿勢点P1〜P20
は、ワーク80を溶接する溶接ポイントの位置と、その
点においてワーク80の面に電極70、72を垂直に当
てることおよびガンユニット68の方向を示すベクトル
Xrから必然的に決まっているものである。
【0046】実際には、このパステーブル180は溶接
ポイントだけでなく、その途中の経路についても教示し
ているものがあるが、便宜上、溶接ポイント以外の点に
ついては省略する。
【0047】また、図6に示す状態のパステーブル18
0は、予めハードディスク34に記録されているものと
する。
【0048】図7に示すように、移動時間記録テーブル
190は、16通りの動作経路候補に対して、各教示姿
勢点間の移動時間を記録する「移動時間」欄190a
と、その合計を計算して記録する「合計」欄190bを
もつ。移動時間記録テーブル190はRAM29上に記
憶されており、読み書きが可能なテーブルである。
【0049】次に、多関節ロボット50の姿勢を適正化
する手順の説明に先立ち、ロボット姿勢算出部102の
機能について説明する。ロボット姿勢算出部102は、
パステーブル180に記録された「ガンユニットの向
き」欄180aの3つのパラメータおよび「TCPの位
置」欄180bの3つのパラメータの合計6のパラメー
タによって、多関節ロボット50の姿勢を示す「各軸角
度」欄180cの回転角θ1〜θ6を求める。
【0050】上記6つのパラメータにより、空間上にお
けるガンユニット68の位置および傾斜が決定される。
この6つのパラメータを行列式A6として表すものとす
ると、行列式A6は回転角θ1〜θ6を変数とする関数
fによって求まるものであり、次の(1)式によって表
される。
【0051】 A6=f(θ1、θ2、θ2、θ3、θ4、θ5、θ6) …(1) 逆に、行列式A6から回転角θ1〜θ6を求めるために
は、関数fの逆の操作をする関数f-1を行うこととな
り、次の(2)式によって求められる。
【0052】 (θ1、θ2、θ2、θ3、θ4、θ5、θ6)=f-1(A6) …(2) この(2)式は、実際には連立方程式の形式で表される
ものでり、その連立方程式を解くと解の組合せの数は複
数存在することがあり、このことは、多関節ロボット5
0の取りうる姿勢の数は複数存在することを表す。
【0053】本実施の形態における多関節ロボット50
の構造の場合では、解の数は約16通り存在する。つま
り、図8Aに示すように、軸J2、軸J3および軸J5
の回転角度により、同じガンユニット68の姿勢におい
て、所謂、肘が上がった状態と肘が下がった状態(図8
Aの二点鎖線参照)の2つの姿勢を取りうる。
【0054】また、図8B、図8Cに示すように、軸J
4における第3リンク62と第4リンク64との相互の
位置関係を逆にすることが可能であり、この箇所におい
て2つの姿勢を取りうる。
【0055】さらに、軸J4および軸J6は可動範囲が
それぞれ720°となっているので、所定の向きに設定
するために2つの角度(例えば、10°と370°)を
取りうる。
【0056】これらのことから、通常は、ガンユニット
68の位置を示す6つのパラメータを基準にして多関節
ロボット50は24=16通りの姿勢を取りうることが
分かる。ロボット姿勢算出部102では、この16通り
の姿勢を計算するものである。
【0057】次に、このように構成されるオフラインテ
ィーチング装置10、および姿勢適正化プログラム35
を用いて、多関節ロボット50の姿勢を適正化する手順
について図9〜図11を参照しながら説明する。
【0058】図9のステップS1において、まず作業点
座標読み出し部100が、図6に示すパステーブル18
0をハードディスク34から読み出し、RAM29上に
記憶する。
【0059】次に、ステップS2において、ロボット姿
勢算出部102が、パステーブル180に記録されてい
る教示姿勢点P1について、「ガンユニットの向き」欄
180a、「TCPの位置」欄180bのデータから多
関節ロボット50の姿勢を16通り計算して、その全て
を記憶する。なお、データによっては16通り未満であ
ることもあるので、その場合は求まった組合せだけを記
憶する。
【0060】なお、パステーブル180の順番21に対
しては、最終段として規定姿勢点P0が記録されてい
る。この規定姿勢点P0に対しては姿勢が既に決定して
いるので、ステップS2を省略する。
【0061】次に、ステップS3において、区間移動時
間計算部104により、規定姿勢である規定姿勢点P0
からステップS2で求めた16通りの姿勢に移動するま
での移動時間を求め、それぞれを動作経路候補1〜16
とする。この動作経路候補1〜16について求めた移動
時間を移動時間記録テーブル190の「移動時間」欄1
90aのうち一番左側欄に記録する。
【0062】次に、ステップS4において、パステーブ
ル180における次の教示姿勢点Pnについて、ステッ
プS2と同様の手順により多関節ロボット50の姿勢を
16通り計算する。求めた16通りの姿勢データはRA
M29等に仮に記憶する。
【0063】この時点における動作経路候補は、図10
に示すように、動作経路候補1〜16に対してさらに1
6通り(図10中の破線参照)の動作経路が存在するこ
とになる。すなわち162=256通りの動作経路が存
在しうる。
【0064】次に、ステップS5において、各動作経路
候補1〜16に対応している16通りの動作経路につい
て、前段の教示姿勢点Pnの姿勢からの移動時間を区間
移動時間計算部104により求める。
【0065】次に、ステップS6において、最短移動時
間算出部106が、各動作経路候補1〜16に対応して
いる16通りの動作経路について移動時間が最も短いも
のを選択する。
【0066】つまり、図11に示すように、各動作経路
候補1〜16に対して、教示姿勢点P2における多関節
ロボット50の姿勢をそれぞれ1つ選択することにな
る。これにより、256通り存在する組合せを16通り
に抑制することができる。
【0067】最短移動時間計算部106によって、最も
移動時間が短いとされた姿勢データは、ロボット姿勢選
択部108に伝えられ、さらにRAM29上に保持す
る。その他の姿勢データについてはメモリ上から開放す
る。また、選択された動作経路に対応する移動時間は移
動時間記録テーブル190の各動作経路候補1〜16に
対応させて記録する。
【0068】次に、ステップS7において、全ての教示
姿勢点Pnについて処理を終了したか否かを確認し、終
了していれば次のステップS8に移る。未処理の教示姿
勢点Pnが残っていれば、ステップS4に戻り、パステ
ーブル180に示される順に従い処理を続行する。
【0069】次のステップS8においては、ロボット累
積移動時間計算部110が、移動時間記録テーブル19
0に基づいて、各動作経路候補1〜16の動作時間の累
積合計を計算する。計算した結果は「合計」欄190b
に記録する。
【0070】次に、ステップS9において、動作経路選
択部112が、「合計」欄190bに記録された結果に
基づいて、動作経路候補1〜16のうち最も移動時間の
短いものを選択し、最終的な動作経路とする。
【0071】最後に、ステップS10において、動作経
路選択部110により選択された動作経路に対応する教
示姿勢点P1〜P20における多関節ロボット50の姿
勢データを回転角θ1〜θ6として表す。
【0072】求めた回転角θ1〜θ6を、図6に示すパ
ステーブル180の例で、順番1〜20の空欄となって
いる「各軸角度」欄180cに記録する。
【0073】次に、上述の実施の形態の変形例について
図12を参照しながら説明する。
【0074】上述の実施の形態では、ステップS4〜S
6で、動作経路候補1〜16に対して並列的に移動時間
を算出する例を示したが、本変形例は、各動作経路候補
1〜16毎に個別に移動時間の算出を行うものである。
【0075】図12において、ステップS101〜S1
03は前記ステップS1〜S3と同じ処理であり、パス
テーブル180をハードディスク34から読み出し、教
示姿勢点P1について多関節ロボット50の姿勢を16
通り計算して、この16通りの姿勢と規定姿勢点P0と
の移動時間を移動時間記録テーブル190(図7参照)
に記録する。この16通りの姿勢に対応する動作経路を
動作経路候補1〜16とする。
【0076】次のステップS104において、動作経路
候補1〜16のうち1つを示すカウンタiを初期値
「1」に設定する。
【0077】次に、ステップS105において、教示姿
勢点Pnの順番を示すカウンタnを初期値「2」に設定
する。また、教示姿勢点Pnの1つ前の教示姿勢点をP
(n−1)と表すものとする。
【0078】次に、ステップS106において、パステ
ーブル180における教示姿勢点Pnについて、前記ス
テップS2と同様の手順により多関節ロボット50の姿
勢を16通り計算する。求めた16通りの姿勢データは
RAM29等に仮に記憶する。
【0079】なお、ガンユニット68の姿勢によって
は、取りうる姿勢の数は16通りでない場合もあるが、
その場合は、取りうる姿勢の数に応じて適宜処理すれば
よい。
【0080】次に、ステップS107において、動作経
路候補iについて、ステップS106で求めた16通り
の姿勢と、すでに姿勢を選択済みの教示姿勢点P(n−
1)との間で移動時間を計算する。この処理は区間移動
時間計算部104によって行われる。
【0081】次に、ステップS108において、最短移
動時間算出部106が、動作経路候補iについて、ステ
ップS107で求めた16通りに分岐した動作経路につ
いて移動時間が最も短いものを選択する。
【0082】選択した姿勢に対応する移動時間は、移動
時間記録テーブル190の動作経路候補iの欄に記録す
る。
【0083】次に、ステップS109において、カウン
タnが最終値を示しているか否かを確認する。すなわ
ち、パステーブル180の例では、教示姿勢点P20を
示す「20」となっているか否かを確認する。
【0084】カウンタnが最終値であれば、次のステッ
プS111へ移り、最終値未満であればカウンタnを
「1」だけインクリメントして(ステップS110)ス
テップS106へ戻る。
【0085】ステップS111においては、ロボット累
積移動時間計算部110が、移動時間記録テーブル19
0に基づいて、動作経路候補iの動作時間の累積合計を
計算する。計算した結果は動作経路候補iに対応する
「合計」欄190bに記録する。
【0086】次に、ステップS112において、カウン
タiが最終値である「16」を示しているか否かを確認
する。カウンタiが「16」であれば次のステップS1
14へ移り、「16」未満であればカウンタiを「1」
だけインクリメントして(ステップS113)ステップ
S105へ戻る 次に、ステップS114において、前記ステップS9と
同様に、動作経路候補1〜16のうち最も移動時間の短
いものを選択し、最終的な動作経路とする。
【0087】最後に、ステップS115において、前記
ステップS10と同様に多関節ロボット50の姿勢を示
す回転角θ1〜θ6をパステーブル180に記録する。
【0088】このように、本実施の形態およびその変形
例によれば、最初の教示姿勢点P1における多関節ロボ
ット50の取りうる複数の姿勢を求めて、この複数の姿
勢に対応させて動作経路候補を設定する。そして、その
後段の教示姿勢点Pnでは、その教示姿勢点Pnにおけ
る多関節ロボット50の取りうる複数の姿勢と1つ前段
の姿勢との間の移動時間を算出し、最短の移動時間とな
る姿勢を選択することにしている。
【0089】これにより、総当たりの組合せ法では、指
数関数的に増大してしまう動作経路の組合せの数を合理
的な範囲に抑制することができる。しかも、最短の移動
時間を選択して記録するようにしたので、移動時間の観
点から適正な姿勢を選択することができる。
【0090】特に、溶接ポイントの数が多い場合では、
その検証時間は溶接ポイントの数に比例して長くなる
が、指数関数的に増大することはない。より具体的に
は、コンピュータを用いて実行すれば、数分から数時間
で実行可能である。
【0091】また、規定姿勢から最初の教示姿勢点P1
までの移動については、複数の姿勢に対応した動作経路
候補を設定するので、この間を特に重視して多関節ロボ
ット50の姿勢適正化を行うことができる。
【0092】また、最終段には、最初の規定姿勢点P0
と同じ姿勢を設定しているので、繰り返し動作をする場
合であっても、短い移動時間で動作が可能である。
【0093】上述の実施の形態においては、パステーブ
ル180の最終段には最初の規定姿勢点P0と同じ姿勢
を設定しているが、溶接を終了した後、規定姿勢に戻る
時間について考慮する必要がないときは、この間の移動
時間を無視するようにしてもよい。
【0094】また、パステーブル180の形態によって
は、教示姿勢点P1〜P20の全てに対して適用しなく
とも、例えば図13に示すように、教示姿勢点P3〜P
10のように、適当な区間だけに対して適用するように
してもよい。この場合、教示姿勢点P3を規定姿勢と規
定すればよい。
【0095】さらに、上述の実施の形態においては、ガ
ンユニット68を教示姿勢を示す特定部分とみなし、そ
の位置および傾斜に基づいて多関節ロボット50の姿勢
を求める例について説明したが、他の部分の情報から姿
勢を算出するようにしてもよい。
【0096】さらにまた、上述の例では、移動量のパラ
メータとして移動時間を適正化することとしたが、処理
する対象のパラメータは移動時間だけでなく、偏差量ま
たは消費エネルギー量等であってもよい。すなわち、軸
J1〜J6の回転角θ1〜θ6の角度偏差を適当な評価
関数によって評価し、軸J1〜J6の回転量を抑制する
ようにすれば、多関節ロボット50の寿命を伸ばすこと
ができるとともに、過度の姿勢変化を抑制することがで
きる。
【0097】多関節ロボット50が動作するためのエネ
ルギー量[J]または仕事率[W]を抑制するようにす
れば、消費エネルギーを低減し、エネルギー供給源の設
備を小さいものにすることができる。
【0098】また、多関節ロボット50は、例えば、7
軸構造やリンク機構を含む構造など異なる構造であって
もよい。
【0099】この発明に係る多関節ロボットの姿勢適正
化方法および適正化装置は、上述の実施の形態例に限ら
ず、この発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を
採り得ることはもちろんである。
【0100】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る多関
節ロボットの姿勢適正化方法および適正化装置によれ
ば、多関節ロボットを動作させる際の移動時間または偏
差量などの移動量を抑制するための適正な姿勢を短時間
で検証することができるという効果が達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態で使用するオフラインティーチン
グ装置およびロボット装置を示す説明図である。
【図2】オフラインティーチング装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図3】多関節ロボットの構成を示す説明図である。
【図4】X型溶接ガンを示す説明図である。
【図5】姿勢適正化プログラムの構成を示すブロック図
である。
【図6】パステーブルを示す説明図である。
【図7】移動時間記録テーブルを示す説明図である。
【図8】図8Aは、ガンユニットの位置を一定にしたと
きの多関節ロボットの第1リンクおよび第2リンクの関
係を示す説明図であり、図8Bは、第3リンクが第4リ
ンクより手前側に位置している例を示す説明図であり、
図8Cは、第4リンクが第3リンクより手前側に位置し
ている例を示す説明図である。
【図9】本実施の形態に係る多関節ロボットの姿勢適正
化方法の手順を示すフローチャートである。
【図10】2番目の教示姿勢点までにおいて、動作経路
が256通りあることを示す説明図である。
【図11】2番目の教示姿勢点において、移動時間の短
いものを選択し、動作経路を16通りに減らした状態を
示す説明図である。
【図12】本実施の形態の変形例に係る多関節ロボット
の姿勢適正化方法の手順を示すフローチャートである。
【図13】教示姿勢点のうち所定の中間領域に対して姿
勢適正化を行った例を示す説明図である。
【図14】動作経路の選び方において、教示姿勢点間の
最短時間姿勢を選択しても、全体としての移動時間が最
小とはならない場合があることを示す説明図である。
【符号の説明】
10…オフラインティーチング装置 12…ロボット
装置 14…制御部 16…モニタ 20…マウス 24…ロボット
制御部 26…CPU 29…RAM 35…姿勢適正化プログラム 50…多関節ロ
ボット 68…ガンユニット 70、72…電
極 80…ワーク 100…作業点
座標読み出し部 102…ロボット姿勢算出部 104…区間移
動時間算出部 106…最短移動時間算出部 108…ロボッ
ト姿勢選択部 110…ロボット累積移動時間計算部 112…動作経
路選択部 180…パステーブル 190…移動時
間記録テーブル P0…規定姿勢点 P1〜P20…
教示姿勢点
フロントページの続き (72)発明者 柴田 薫 埼玉県狭山市新狭山1−10−1 ホンダエ ンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 3C007 AS11 BS12 BT08 CT05 CV08 CW08 LS10 LS15 LS20 MT01 5H269 AB12 AB33 BB09 CC09 DD06 QC10 SA10 SA11

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】規定姿勢を出発点とし、多関節ロボットの
    特定部分について位置および傾斜を規定した複数の教示
    姿勢点に従って、多関節ロボットを動作させるための多
    関節ロボットの姿勢適正化方法において、 最初の教示姿勢点における前記多関節ロボットの取りう
    る複数の第1姿勢を求め、該第1姿勢をそれぞれ動作経
    路候補として設定する第1のステップと、 前記規定姿勢から前記最初の教示姿勢点における前記複
    数の第1姿勢まで移動するための移動量を求める第2の
    ステップと、 2番目の教示姿勢点における前記多関節ロボットの取り
    うる複数の第2姿勢を求める第3のステップと、 前記複数の第1姿勢のうち1以上の姿勢から、前記複数
    の第2姿勢まで移動するための移動量を求める第4のス
    テップと、 前記複数の第2姿勢のうち、前記第4のステップで求め
    た移動量が最小のものを選択し、前記動作経路候補毎に
    記録する第5のステップとを有することを特徴とする多
    関節ロボットの姿勢適正化方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の多関節ロボットの姿勢適正
    化方法において、 前記第3〜第5のステップを繰り返して行い、3番目以
    降の前記教示姿勢点に対して前記2番目の教示姿勢点に
    対する処理と同じ処理を行い、1つ前の前記教示姿勢点
    との間で最小となる移動量を求めて前記動作経路候補を
    設定することを特徴とする多関節ロボットの姿勢適正化
    方法。
  3. 【請求項3】請求項2記載の多関節ロボットの姿勢適正
    化方法において、 前記教示姿勢点毎に、前記動作経路候補の全てについ
    て、前記第3〜第5のステップを行うことを特徴とする
    多関節ロボットの姿勢適正化方法。
  4. 【請求項4】請求項2記載の多関節ロボットの姿勢適正
    化方法において、 前記動作経路候補のうち1つの動作経路候補について、
    前記第3〜第5のステップを所定番号の前記教示姿勢点
    まで繰り返して行い、 その後、他の動作経路候補について前記第3〜第5のス
    テップを前記所定番号の前記教示姿勢点まで繰り返して
    行うことを特徴とする多関節ロボットの姿勢適正化方
    法。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれか1項に記載の多関
    節ロボットの姿勢適正化方法において、 前記移動量は移動時間、偏差量またはエネルギー量であ
    ることを特徴とする多関節ロボットの姿勢適正化方法。
  6. 【請求項6】請求項1〜5のいずれか1項に記載の多関
    節ロボットの姿勢適正化方法において、 前記複数の第1姿勢に対応する動作経路候補のうち、移
    動量の合計が最小のものを選択することを特徴とする多
    関節ロボットの姿勢適正化方法。
  7. 【請求項7】請求項1〜6のいずれか1項に記載の多関
    節ロボットの姿勢適正化方法において、 最終の教示姿勢点の後段に、前記規定姿勢を設定するこ
    とを特徴とする多関節ロボットの姿勢適正化方法。
  8. 【請求項8】規定姿勢を出発点とし、多関節ロボットの
    特定部分について位置および傾斜を規定した複数の教示
    姿勢点に従って、多関節ロボットを動作させるための多
    関節ロボットの姿勢適正化装置において、 前記教示姿勢点における前記多関節ロボットの取りうる
    複数姿勢を求める姿勢算出部と、 所定の姿勢間を移動するための移動量を求める区間移動
    時間計算部と、 前記区間移動時間計算部で算出した移動量が最小のもの
    を選択し、最初の教示姿勢点における前記多関節ロボッ
    トの取りうる複数の第1姿勢に対応した動作経路候補に
    記録する最短移動時間算出部と、 前記動作経路候補のうち移動量の合計が最小のものを選
    択する動作経路選択部とを有することを特徴とする多関
    節ロボットの姿勢適正化装置。
JP2001299371A 2001-09-28 2001-09-28 多関節ロボットの姿勢適正化方法および適正化装置 Pending JP2003103481A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001299371A JP2003103481A (ja) 2001-09-28 2001-09-28 多関節ロボットの姿勢適正化方法および適正化装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001299371A JP2003103481A (ja) 2001-09-28 2001-09-28 多関節ロボットの姿勢適正化方法および適正化装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003103481A true JP2003103481A (ja) 2003-04-08

Family

ID=19120134

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001299371A Pending JP2003103481A (ja) 2001-09-28 2001-09-28 多関節ロボットの姿勢適正化方法および適正化装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003103481A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007203380A (ja) * 2006-01-30 2007-08-16 Kawasaki Heavy Ind Ltd ロボットの教示支援装置
WO2008130050A1 (ja) * 2007-04-16 2008-10-30 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha 経路作成方法及び経路作成装置
JP2009061542A (ja) * 2007-09-06 2009-03-26 Yaskawa Electric Corp 基板搬送用ロボット及びそれを備えた基板搬送装置、半導体製造装置
JP2010184333A (ja) * 2009-02-13 2010-08-26 Yaskawa Electric Corp 基板搬送用ロボット及びそれを備えた基板搬送装置、半導体製造装置
JP2014139577A (ja) * 2014-03-12 2014-07-31 Kawasaki Heavy Ind Ltd ツール寸法の計測方法、ツール寸法の計測装置、およびその計測装置を備えるロボット
WO2016135861A1 (ja) * 2015-02-24 2016-09-01 株式会社日立製作所 マニプレータ、マニプレータの動作計画方法、および、マニプレータの制御システム
WO2018146740A1 (ja) * 2017-02-08 2018-08-16 株式会社Fuji 作業機
WO2022201362A1 (ja) * 2021-03-24 2022-09-29 三菱電機株式会社 ロボット制御装置、ロボット制御プログラムおよびロボット制御方法
WO2023276149A1 (ja) * 2021-07-02 2023-01-05 ファナック株式会社 最適化支援装置
WO2024047698A1 (ja) * 2022-08-29 2024-03-07 ファナック株式会社 処理装置、プログラム及び処理方法
JP7493926B2 (ja) 2019-10-30 2024-06-03 キヤノン株式会社 制御方法、制御装置、ロボットシステム、物品の製造方法、動作プログラム作成方法、動作プログラム作成装置、表示装置、表示装置の制御方法、プログラムおよび記録媒体

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007203380A (ja) * 2006-01-30 2007-08-16 Kawasaki Heavy Ind Ltd ロボットの教示支援装置
JP4693643B2 (ja) * 2006-01-30 2011-06-01 川崎重工業株式会社 ロボットの教示支援装置及びそのためのプログラム
WO2008130050A1 (ja) * 2007-04-16 2008-10-30 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha 経路作成方法及び経路作成装置
JP2008269021A (ja) * 2007-04-16 2008-11-06 Toyota Motor Corp 経路作成方法及び経路作成装置
US8290620B2 (en) 2007-04-16 2012-10-16 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Route creation method and route creation device
JP2009061542A (ja) * 2007-09-06 2009-03-26 Yaskawa Electric Corp 基板搬送用ロボット及びそれを備えた基板搬送装置、半導体製造装置
JP2010184333A (ja) * 2009-02-13 2010-08-26 Yaskawa Electric Corp 基板搬送用ロボット及びそれを備えた基板搬送装置、半導体製造装置
JP2014139577A (ja) * 2014-03-12 2014-07-31 Kawasaki Heavy Ind Ltd ツール寸法の計測方法、ツール寸法の計測装置、およびその計測装置を備えるロボット
WO2016135861A1 (ja) * 2015-02-24 2016-09-01 株式会社日立製作所 マニプレータ、マニプレータの動作計画方法、および、マニプレータの制御システム
JPWO2016135861A1 (ja) * 2015-02-24 2017-06-22 株式会社日立製作所 マニプレータ、マニプレータの動作計画方法、および、マニプレータの制御システム
WO2018146740A1 (ja) * 2017-02-08 2018-08-16 株式会社Fuji 作業機
JPWO2018146740A1 (ja) * 2017-02-08 2019-11-07 株式会社Fuji 作業機
JP7493926B2 (ja) 2019-10-30 2024-06-03 キヤノン株式会社 制御方法、制御装置、ロボットシステム、物品の製造方法、動作プログラム作成方法、動作プログラム作成装置、表示装置、表示装置の制御方法、プログラムおよび記録媒体
WO2022201362A1 (ja) * 2021-03-24 2022-09-29 三菱電機株式会社 ロボット制御装置、ロボット制御プログラムおよびロボット制御方法
JP7438453B2 (ja) 2021-03-24 2024-02-26 三菱電機株式会社 ロボット制御装置、ロボット制御プログラムおよびロボット制御方法
WO2023276149A1 (ja) * 2021-07-02 2023-01-05 ファナック株式会社 最適化支援装置
WO2024047698A1 (ja) * 2022-08-29 2024-03-07 ファナック株式会社 処理装置、プログラム及び処理方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20040257021A1 (en) Multiple robot arm tracking and mirror jog
JP4917252B2 (ja) アーク溶接用装置
JP5268495B2 (ja) オフライン教示データの作成方法及びロボットシステム
JP2003103481A (ja) 多関節ロボットの姿勢適正化方法および適正化装置
JP2019135076A (ja) 軌道生成方法および軌道生成装置
JP5078770B2 (ja) 多関節ロボットのティーチングデータ検証方法
JP2012091304A (ja) ティーチングデータ作成方法およびティーチングデータ作成装置
JP7190152B2 (ja) 多関節ロボット用の教示データ作成方法
JP2003127077A (ja) 作業ロボットのロボットプログラム修正装置。
JP2003103491A (ja) ロボットの相互干渉検証方法および相互干渉表示パターン
JP4574580B2 (ja) 作業ロボットのオフラインティーチング装置
JPH08328632A (ja) ロボット動作のシミュレーション方法
JP4000306B2 (ja) 多関節ロボットのティーチングデータ作成方法
JP2020082285A (ja) 複数のロボットの干渉確認方法、ロボットシステム
US11203117B2 (en) Teaching data generation system for vertical multi-joint robot
JP5474739B2 (ja) 干渉検出方法及び干渉検出装置
WO2022163669A1 (ja) プログラム評価装置および教示装置
JP2003091304A (ja) 多関節ロボットの動作経路設定方法および設定装置
JP4206097B2 (ja) ロボットのティーチングデータ作成方法
JP2002239957A (ja) 多関節ロボットの姿勢決定方法およびプログラム
JP3647404B2 (ja) 多関節ロボットの動作経路設定方法および設定装置
JP4124583B2 (ja) 作業ロボットの動作経路データ作成方法および装置
JP4713030B2 (ja) エンドエフェクタの開度設定方法
JP4000307B2 (ja) 多関節ロボットのティーチングデータ作成方法
JP3884928B2 (ja) 多関節ロボットの姿勢算出方法および姿勢算出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040427

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040511

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040707

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20041019