JP2003103462A - 2個の砥石台を有する研削盤におけるツルーイング装置 - Google Patents

2個の砥石台を有する研削盤におけるツルーイング装置

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JP2003103462A
JP2003103462A JP2001297905A JP2001297905A JP2003103462A JP 2003103462 A JP2003103462 A JP 2003103462A JP 2001297905 A JP2001297905 A JP 2001297905A JP 2001297905 A JP2001297905 A JP 2001297905A JP 2003103462 A JP2003103462 A JP 2003103462A
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Japan
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wheel
finishing
truer
grinding wheel
grinding
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JP2001297905A
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Naoki Ito
直樹 伊東
Mamoru Katsuta
守 勝田
Shinji Soma
伸司 相馬
Kazuhisa Sugiyama
和久 杉山
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Toyoda Koki KK
Original Assignee
Toyoda Koki KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 仕上砥石車及び超仕上砥石車を夫々ツルーイ
ングする仕上砥石車用ツルアと超仕上砥石車用ツルアと
を互いに間隔をもって工作物支持装置に回転駆動可能に
支承して安価なツルーイング装置を提供する。 【解決手段】 工作物を工作物支持装置により支持して
回転軸線回りに回転駆動し、第1及び第2砥石台27,
28を送り装置により前記回転軸線と平行な方向及び直
角な方向に独立して移動可能に装架し、第1及び第2砥
石台の一方に仕上砥石車34、他方に超仕上砥石車35
を回転駆動可能に夫々支承し、ツルア軸が前記回転軸線
と平行に回転駆動可能に軸承されたツルーイング装置4
0のハウジング41を第1及び第2砥石台と対向して工
作物支持装置15に一体的に設け、該ツルア軸に仕上砥
石車用ツルアと超仕上砥石車用ツルアとを仕上砥石車と
超仕上砥石車の幅の広い方の幅より広い間隔をもって取
り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工作物を仕上砥石
車により仕上研削した後に超仕上砥石車により超仕上研
削する研削盤において、仕上砥石車及び超仕上砥石車を
ツルーイングする装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】第1砥石車をツルーイングするツルアを
回転駆動可能に支承した第1ツルーイング装置を主軸台
に設け、第2砥石車をツルーイングするツルアを回転駆
動可能に支承する第2ツルーイング装置を心押台に設
け、工作物の複数の加工箇所を第1及び第2砥石車が分
担して研削加工し、第1及び第2砥石車の一方が分担す
る加工箇所の研削加工を完了したとき他方がツルーイン
グ中である場合、一方の砥石車が他方の砥石車の分担加
工箇所を研削加工するようにした2個の砥石台を有する
研削盤のツルーイング装置が特開2000-107982号公報に
記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の2個の砥石
台を有する研削盤では、第1及び第2砥石車は分担する
加工箇所に同種類の研削加工を施すものであり、同一の
ツルアを夫々回転駆動可能に支承するツルーイング装置
を主軸台と心押台とに夫々装架している。
【0004】ところが、最近、仕上研削後にラップ加工
を行なわないようにするため、工作物を仕上研削する仕
上砥石車と、仕上研削された工作物を超仕上研削する超
仕上砥石車とを夫々回転駆動可能に支承する2個の砥石
台を有する研削盤が開発されている。仕上砥石車をツル
ーイングするツルアと超仕上砥石車をツルーイングする
ツルアとではツルアの粒度が異なるので、これに対応す
るために仕上砥石車をツルーイングするためのツルアを
回転駆動可能に支承した仕上砥石車ツルーイング装置を
主軸台に設け、超仕上砥石車をツルーイングするための
ツルアを回転駆動可能に支承する超仕上砥石車ツルーイ
ング装置を心押台に設けることはコスト高になる不具合
があった。
【0005】本発明は係る不具合を解消するためになさ
れたもので、仕上砥石車及び超仕上砥石車を夫々ツルー
イングする仕上砥石車用ツルアと超仕上砥石車用ツルア
とを互いに間隔をもって工作物支持装置に回転駆動可能
に支承したことである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1に係る発明の構成上の特徴は、研削加工さ
れる工作物をベッド上に支持して回転軸線回りに回転駆
動する工作物支持装置と、前記ベッド上に前記回転軸線
と平行な方向に相対的移動可能に案内されるとともに前
記工作物に向かって相対的に進退移動される第1及び第
2砥石台と、第1及び第2砥石台の一方に支承されて回
転駆動される仕上砥石車及び他方に支承されて回転駆動
される超仕上砥石車と、数値制御装置により制御され前
記第1及び第2砥石台を夫々独立して前記回転軸線と平
行な方向及び前記工作物に向かう方向に相対的に送り移
動させる送り装置とを有する研削盤において、前記工作
物支持装置にツルーイング装置のハウジングを前記第1
及び第2砥石台と対向して一体的に設け、該ハウジング
にツルア軸を回転可能に軸承し、該ツルア軸に仕上砥石
車用ツルアと超仕上砥石車用ツルアとを前記仕上砥石車
と超仕上砥石車の幅の広い方の幅より広い間隔をもって
取り付け、前記ツルア軸を回転駆動する駆動装置を前記
ハウジングに設けたことである。
【0007】請求項2に係る発明の構成上の特徴は、請
求項1に記載の2個の砥石台を有する研削盤におけるツ
ルーイング装置において、前記仕上砥石車用ツルア及び
超仕上砥石車用ツルアの各砥粒の平均粒度を各ツルアが
夫々ツルーイングする前記仕上砥石車及び前記超仕上砥
石車の各砥粒の平均粒度の約半分にしたことである。
【0008】請求項3に係る発明の構成上の特徴は、請
求項1又は2に記載の2個の砥石台を有する研削盤にお
けるツルーイング装置において、前記工作物支持装置を
前記回転軸線方向で前記第1砥石台と対応する主軸台と
前記第2砥石台と対応する心押台とにより構成し、前記
主軸台及び心押台の中の前記超仕上砥石車を支承した砥
石台と対応する方に前記ツルーイング装置を設けたこと
である。
【0009】請求項4に係る発明の構成上の特徴は、請
求項1乃至3にいずれかに記載の2個の砥石台を有する
研削盤におけるツルーイング装置において、前記仕上砥
石車用ツルアにより前記仕上砥石車をツルーイングする
ときと前記超仕上砥石車用ツルアにより前記超仕上砥石
車をツルーイングするときとで前記ツルア軸の回転速度
が変更するように前記駆動装置の出力回転を変更する回
転速度変更手段を設けたことである。
【0010】
【発明の作用・効果】上記のように構成した請求項1に
係る発明においては、工作物を工作物支持装置により支
持して回転軸線回りに回転駆動し、第1及び第2砥石台
を送り装置により回転軸線と平行な方向及び工作物に向
かう方向に独立して相対的に移動可能に装架し、第1及
び第2砥石台の一方に仕上砥石車、他方に超仕上砥石車
を回転駆動可能に夫々支承し、ツルア軸が回転駆動可能
に軸承されたツルーイング装置のハウジングを第1及び
第2砥石台と対向して工作物支持装置に一体的に設け、
該ツルア軸に仕上砥石車用ツルアと超仕上砥石車用ツル
アとを仕上砥石車と超仕上砥石車の幅の広い方の幅より
広い間隔をもって取り付けたので、設備コストが小さい
一個のツルーイング装置に設けた仕上砥石車用ツルア及
び超仕上砥石車用ツルアにより仕上砥石車及び超仕上砥
石車を夫々所望の研削面にツルーイングすることがで
き、工作物をラップ加工が不要な状態に良好な表面粗さ
で安価に研削加工することができる。
【0011】上記のように構成した請求項2に係る発明
においては、仕上砥石車用ツルア及び超仕上砥石車用ツ
ルアの各砥粒の平均粒度を各ツルアが夫々ツルーイング
する仕上砥石車及び超仕上砥石車の各砥粒の平均粒度の
約半分にしたので、仕上砥石車及び超仕上砥石車は夫々
適切なツルアにより所望の研削面にツルーイングされて
工作物をラップ加工が不要な状態に良好な表面粗さで研
削加工することができる。
【0012】上記のように構成した請求項3に係る発明
においては、工作物支持装置を工作物の回転軸線方向で
第1砥石台と対応する主軸台と第2砥石台と対応する心
押台とにより構成し、主軸台及び心押台の中の超仕上砥
石車を支承した砥石台と対応する方にツルーイング装置
を設けたので、ツルーイング時に発生する振動による超
仕上砥石車とツルーイング装置の微動が同方向になり相
殺される。即ち、ツルーイング時の振動を相殺して超仕
上砥石車の研削面を良好な表面粗さにツルーイングする
ことができる。
【0013】上記のように構成した請求項4に係る発明
においては、仕上砥石車用ツルアにより仕上砥石車をツ
ルーイングするときと超仕上砥石車用ツルアにより超仕
上砥石車をツルーイングするときとでツルア軸の回転速
度を変更するので、仕上砥石車及び超仕上砥石車を仕上
砥石車用ツルア及び超仕上砥石車用ツルアにより夫々適
切な回転速度で所望の研削面にツルーイングすることが
できる。
【0014】
【実施の形態】以下、本発明に係る2個の砥石台を有す
る研削盤におけるツルーイング装置の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1において、ベッド10上には主
軸台11が固定され、主軸台11には先端にチャック1
2が取り付けられた主軸13が軸承され主軸モータ14
により回転軸線A回りに回転駆動される。15は主軸台
11に対向してベッド10上に位置調整可能に固定され
た心押台で、心押台15には、先端にセンタ16がチャ
ック12に対向して嵌着されたラム17が前記回転軸線
A上に摺動可能に嵌合され、圧縮スプリングの撥力によ
り主軸台11に向かって付勢されている。クランクシャ
フト等の工作物Wの一端がチャック12に把持され、他
端に穿設されたセンタ穴にセンタ16が嵌合されてラム
17が圧縮スプリングの撥力により主軸台11に向けて
前進されることにより工作物Wはチャック12とセンタ
16とにより支持されて主軸モータ14により回転軸線
A回りに回転駆動される。
【0015】ベッド10上には、回転軸線Aと平行なZ
軸方向に延在する案内レール22が設けられ、案内レー
ル22に第1及び第2テーブル23,24が摺動可能に
載置され、第1及び第2Z軸サーボモータ25,26に
より回転駆動される第1及び第2Z軸送りねじ機構3
7,38によって夫々独立してZ軸方向に移動される。
第1及び第2テーブル23,24上には第1及び第2砥
石台27,28が回転軸線Aと直角なX軸方向に摺動可
能に載置され、第1及び第2X軸サーボモータ29,3
0により回転駆動される第1及び第2X軸送りねじ機構
31,32によって夫々独立してX軸方向に移動され
る。第1及び第2Z軸サーボモータ25,26並びに第
1及び第2X軸サーボモータ29,30には、エンコー
ダ25E,26E,29E,30Eが回転連結され、第
1及び第2テーブル23,24のZ軸方向の位置、第1
及び第2砥石台27,28のX軸方向の位置を数値制御
装置33にフィードバックするようになっている。第1
及び第2Z軸サーボモータ25,26並びに第1及び第
2X軸サーボモータ29,30は、駆動回路25D,2
6D,29D,30Dを介して数値制御装置33に接続
されて回転制御され、第1及び第2Z軸送りねじ機構3
7,38並びに第1及び第2X軸送りねじ機構31,3
2等とともに第1及び第2砥石台27,28を夫々独立
して回転軸線Aと平行なZ軸方向及び直角なX軸方向に
送り移動させる送り装置を構成している。
【0016】第1及び第2砥石台27,28には、内蔵
されたビルトインモータによりZ軸と平行な軸線回りに
回転駆動される砥石軸が夫々軸承され、両砥石軸の互い
に対向する内側に仕上砥石車34及び超仕上砥石車35
が取り付けられている。仕上砥石車34は、ダイヤモン
ド、CBN等の平均粒度が♯80〜♯120の超砥粒を
例えばビトリファイドボンドで結合した厚さ5〜10m
mの砥石層を円盤状基体の外周面に接着したものであ
る。超仕上砥石車35は、ダイヤモンド、CBN等の平
均粒度が♯400〜♯600の超砥粒を例えばビトリフ
ァイドボンドで結合した厚さ5〜10mmの砥石層を円
盤状基体の外周面に接着したものである。また、仕上砥
石車34は、仕上研削によって加工された工作物Wの表
面粗さを、例えば4〜1.5μmRzISOに達成できる砥石
である。同様に超仕上砥石車35は超仕上研削によって
加工された工作物Wの表面粗さを、例えば0.8〜0.
4μmRzISOに達成できる砥石である。
【0017】仕上砥石車34を回転駆動可能に支承する
第1砥石台27は、図1において、超仕上砥石車35を
回転駆動可能に支承する第2砥石台28の左側に位置
し、主軸台11は心押台15の左側に位置している。換
言すれば、工作物Wをベッド10上に支持して回転軸線
A回りに回転駆動する工作物支持装置21を構成する主
軸台11と心押台15とは、工作物Wの回転軸線A方向
において、第1砥石台27と第2砥石台28とに夫々対
応している。超仕上砥石車35を支承する第2砥石台2
8と対応する心押台15には、第1及び第2砥石台2
7,28と対向してツルーイング装置40のハウジング
41が一体的に設けられている。図3にも示す様にハウ
ジング41には、駆動装置であるインバータモータ42
により回転駆動されるツルア軸43が回転軸線Aと平行
に軸承されている。ツルア軸43の主軸台11側の先端
には、仕上砥石車用ツルア44と超仕上砥石車用ツルア
45とが超仕上砥石車用ツルア45をハウジング41側
にして取り付けられている。これは超仕上用ツルア45
のオーバハング量を少なくして振動を低減し、ツルーイ
ングの精度を高めるためである。仕上砥石車用ツルア4
4と超仕上砥石車用ツルア45とは、両者間に幅Lのス
ペーサ46が介在され、仕上砥石車34と超仕上砥石車
35の幅の広い方の幅より広い間隔(スペーサ46の
幅、即ち両ツルア44,45の内側面の距離)をもって
ツルア軸43に取り付けられている。尚、一般的に仕上
砥石車34と超仕上砥石車35の幅は等しく設定されて
いる。
【0018】このように配置することにより、仕上砥石
車34及び超仕上砥石車35を仕上砥石車用ツルア44
及び超仕上砥石車用ツルア45で夫々ツルーイングする
とき、不使用のツルアがツルーイング中の砥石車と干渉
することがない。また、第2砥石台28に支承された超
仕上砥石車35を心押台15に装架されたツルーイング
装置40の超仕上砥石車用ツルア45でツルーイングす
るとき、ツルーイング装置40と超仕上砥石車35とは
ベッド10上で同じ側に配置されている。従って、ツル
ーイング時に発生する振動による超仕上砥石車35とツ
ルーイング装置40の微動が同方向になり相殺される。
結果的にツルーイング時の振動を相殺して超仕上砥石車
35を良好な表面粗さにツルーイングすることができ
る。
【0019】仕上砥石車用ツルア44は、例えば、平均
粒度が仕上砥石車34の砥粒の平均粒度の約半分である
♯40〜♯60のダイヤモンド砥粒を円盤状基体の外周
面にメタルボンドで結合したものであり、超仕上砥石車
用ツルア45は、平均粒度が超仕上砥石車35の砥粒の
平均粒度の約半分である♯200〜♯300のダイヤモ
ンド砥粒を円盤状基体の外周面にメタルボンドで結合し
たもの等である。なお、仕上砥石車用ツルア44と超仕
上砥石車用ツルア45との円盤状の基体とスペーサ46
とを一体で形成し、仕上砥石車用ツルア44と超仕上砥
石車用ツルア45との間隔を仕上砥石車34と超仕上砥
石車35の幅の広い方の幅より広く維持するようにして
もよい。
【0020】ツルーイング装置40のインバータモータ
42は駆動回路42Dを介して数値制御装置33に接続
され、仕上砥石車用ツルア44により仕上砥石車34を
ツルーイングするときと、超仕上砥石車用ツルア45に
より超仕上砥石車35をツルーイングするときとでツル
ア軸43の回転速度を変更し、ツルアの適切な回転速度
で砥石車をツルーイングするようにしている。数値制御
装置33及び駆動回路42Dにより仕上砥石車用ツルア
44及び超仕上砥石車用ツルア45が取り付けられたツ
ルア軸43の回転速度を変更する回転速度変更手段48
が構成されている。第1及び第2砥石台27,28の上
部には、第1及び第2定寸装置49,50が夫々装着さ
れ、各定寸装置は仕上砥石車34及び超仕上砥石車35
が研削加工する工作物Wの加工箇所の各外径を研削加工
中に測定し、各測定値を数値制御装置33に送信するよ
うになっている。
【0021】次に、本発明に係る2個の砥石台を有する
研削盤におけるツルーイング装置40の作動を説明す
る。例えば工作物Wの円筒ジャーナル部を加工する場
合、工作物Wがチャック12とセンタ16とにより主軸
台11と心押台15との間に挟持されて数値制御装置3
3の起動釦が押されると、数値制御装置33は工作物W
を研削加工する研削加工プログルムを実行する。即ち、
主軸モータ14が起動されて工作物Wが主軸13により
回転駆動され、仕上砥石車34が工作物Wの加工箇所に
対向するように第1テーブル23が第1Z軸サーボモー
タ25によりZ軸方向に位置決めされる。次に、数値制
御装置33からの指令により第1X軸サーボモータ29
が回転制御され、第1砥石台27が仕上研削サイクルに
従って後退端から早送り速度、粗研削送り速度、精研削
送り速度で前進され、工作物Wの加工箇所の外径寸法を
第1定寸装置49で測定しながら加工箇所を仕上砥石車
34により研削加工し、加工箇所が所定寸法になったこ
とが定寸装置49により検出されると第1砥石台27は
スパークアウト研削のために前進端で所定時間停止さ
れ、その後早送り速度で後退されて工作物Wの仕上研削
を完了する。
【0022】工作物Wの加工箇所の仕上研削が完了する
と、第1テーブル23が第1Z軸サーボモータ25によ
り左進端に退避され、超仕上砥石車35が工作物Wの仕
上研削した加工箇所に対向するように第2テーブル24
が第2Z軸サーボモータ26によりZ軸方向に位置決め
される。数値制御装置33からの指令により第2X軸サ
ーボモータ30が回転制御され、第2砥石台28は超仕
上研削サイクルに従って後退端から早送り速度で前進さ
れ、仕上研削された加工箇所の外径寸法Dが第2定寸装
置50により測定され、第2砥石台28は、この測定値
に基づいて超仕上砥石車35が加工箇所に接触する直前
までアプローチ速度で前進された後に、超仕上研削送り
速度で前進され、工作物Wの加工箇所の外径寸法を第2
定寸装置50で測定しながら加工箇所を超仕上砥石車3
5により研削加工し、加工箇所の外径寸法が超仕上研削
前の外径寸法Dより超仕上研削量dだけ減少した外径寸
法(D−d)になったことが定寸装置50により検出さ
れると第2砥石台28はスパークアウト研削のために前
進端で所定時間停止され、その後早送り速度で後退され
て工作物Wの超仕上研削を完了する。
【0023】上述の仕上研削、超仕上研削を繰り返し、
仕上砥石車34又は超仕上砥石車35が所定数以上の加
工箇所の研削加工を行なってツルーイングを行なう場
合、数値制御装置33は図2に示すツルーイングプログ
ラムが実行する。ツルーイングが必要なのは仕上砥石車
34か超仕上砥石車35かが判定され(ステップ5
1)、超仕上砥石車35である場合は、超仕上砥石車用
ツルア45により超仕上砥石車35をツルーイングする
のに適した回転数で超仕上砥石車用ツルア45を回転駆
動するようにインバータモータ42の回転数を設定する
(ステップ52)。超仕上砥石車用ツルア45が超仕上
砥石車35に対してZ軸方向で隣接し、X軸方向で設定
量だけ切り込むために、第2テーブル24が第2Z軸サ
ーボモータ26によりZ軸方向に位置決めされ、第2砥
石台28が第2X軸サーボモータ30によりX軸方向に
位置決めされる(ステップ53)。第2テーブル24が
第2Z軸サーボモータ26により超仕上砥石車35のツ
ルーイングに適したツルーイング速度でZ軸方向にトラ
バースされ、超仕上砥石車35が超仕上砥石車用ツルア
45によりツルーイングされる(ステップ54)。
【0024】仕上砥石車34のツルーイングが必要な場
合、仕上砥石車用ツルア44により仕上砥石車34をツ
ルーイングするのに適した回転数で仕上砥石車用ツルア
44を回転駆動するようにインバータモータ42の回転
数を変更する(ステップ55)。仕上砥石車用ツルア4
4が仕上砥石車34に対してZ軸方向で隣接し、X軸方
向で設定量だけ切り込むために、第1テーブル23が第
1Z軸サーボモータ25によりZ軸方向に位置決めさ
れ、第1砥石台27が第1X軸サーボモータ29により
X軸方向に位置決めされる(ステップ56)。第1テー
ブル23が第1Z軸サーボモータ25により仕上砥石車
34のツルーイングに適したツルーイング速度でZ軸方
向にトラバースされ、仕上砥石車34が仕上砥石車用ツ
ルア44によりツルーイングされる(ステップ57)。
【0025】上記実施形態においては、仕上砥石車34
と超仕上砥石車35の砥粒の平均粒度が異なっている
が、仕上砥石車34と超仕上砥石車35とを同一の砥石
車とし、仕上砥石車用ツルア44と超仕上砥石車用ツル
ア45の砥粒の平均粒度、ツルアの砥石車に対する切込
み量、トラバース速度等のツルーイング条件を変えて仕
上砥石車34と超仕上砥石車35の研削面をツルーイン
グにより形成するようにしてもよい。
【0026】また、ツルア軸43の主軸台11側の先端
に、仕上砥石車用ツルア44と超仕上砥石車用ツルア4
5とが超仕上砥石車用ツルア45をハウジング41側に
して同じ方向に並列して取り付けられているが、仕上砥
石車用ツルア44と超仕上砥石車用ツルア45とをハウ
ジング41の両側でツルア軸43の両端に夫々別々に取
付けるようにしてもよい。超仕上砥石車用ツルア45を
ハウジング41側にした方が超仕上砥石車用ツルア45
のオーバハング量が小さくなって超仕上砥石車34のツ
ルーイングを良好な表面粗さで行なうことができるが、
仕上砥石車用ツルア44をハウジング41側に装着して
もよい。
【0027】仕上砥石車34が支承された第1砥石台2
7と回転軸線A方向で対応する主軸台11にツルーイン
グ装置40を装着してもよく、また、第1砥石台27に
超仕上砥石車35を支承してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る2個の砥石台を有する研削盤の
平面図である。
【図2】 ツルーイングプログラムを示すフロー図であ
る。
【図3】 ツルーイング装置を示す図である。
【符号の説明】
10・・・ベッド、11・・・主軸台、15・・・心押
台、22・・・案内レール、23,24・・・第1及び
第2テーブル、25,26・・・第1及び第2Z軸サー
ボモータ、27,28・・・第1及び第2砥石台、2
9,30・・・第1及び第2X軸サーボモータ、31,
32・・・第1及び第2X軸送りねじ機構、33・・・
数値制御装置、34・・・仕上砥石車、35・・・超仕
上砥石車、37,38・・・第1及び第2Z軸送りねじ
機構、40・・・ツルーイング装置、41・・・ハウジ
ング、42・・・インバータモータ、43・・・ツルア
軸、44・・・仕上砥石車用ツルア、45・・・超仕上
砥石車用ツルア、46・・・スペーサ、48・・・回転
速度変更手段、49,50・・・第1及び第2定寸装
置、W・・・工作物、A・・・回転軸線。
フロントページの続き (72)発明者 相馬 伸司 愛知県刈谷市朝日町1丁目1番地 豊田工 機株式会社内 (72)発明者 杉山 和久 愛知県刈谷市朝日町1丁目1番地 豊田工 機株式会社内 Fターム(参考) 3C047 AA04 AA13 AA31 BB18

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 研削加工される工作物をベッド上に支持
    して回転軸線回りに回転駆動する工作物支持装置と、前
    記ベッド上に前記回転軸線と平行な方向に相対的移動可
    能に案内されるとともに前記工作物に向かって相対的に
    進退移動される第1及び第2砥石台と、第1及び第2砥
    石台の一方に支承されて回転駆動される仕上砥石車及び
    他方に支承されて回転駆動される超仕上砥石車と、数値
    制御装置により制御され前記第1及び第2砥石台を夫々
    独立して前記回転軸線と平行な方向及び前記工作物に向
    かう方向に相対的に送り移動させる送り装置とを有する
    研削盤において、前記工作物支持装置にツルーイング装
    置のハウジングを前記第1及び第2砥石台と対向して一
    体的に設け、該ハウジングにツルア軸を回転可能に軸承
    し、該ツルア軸に仕上砥石車用ツルアと超仕上砥石車用
    ツルアとを前記仕上砥石車と超仕上砥石車の幅の広い方
    の幅より広い間隔をもって取り付け、前記ツルア軸を回
    転駆動する駆動装置を前記ハウジングに設けたことを特
    徴とする2個の砥石台を有する研削盤におけるツルーイ
    ング装置。
  2. 【請求項2】 前記仕上砥石車用ツルア及び超仕上砥石
    車用ツルアの各砥粒の平均粒度を各ツルアが夫々ツルー
    イングする前記仕上砥石車及び前記超仕上砥石車の各砥
    粒の平均粒度の約半分にしたことを特徴とする請求項1
    に記載の2個の砥石台を有する研削盤におけるツルーイ
    ング装置。
  3. 【請求項3】 前記工作物支持装置を前記回転軸線方向
    で前記第1砥石台と対応する主軸台と前記第2砥石台と
    対応する心押台とにより構成し、前記主軸台及び心押台
    の中の前記超仕上砥石車を支承した砥石台と対応する方
    に前記ツルーイング装置を設けたことを特徴とする請求
    項1又は2に記載の2個の砥石台を有する研削盤におけ
    るツルーイング装置。
  4. 【請求項4】 前記仕上砥石車用ツルアにより前記仕上
    砥石車をツルーイングするときと前記超仕上砥石車用ツ
    ルアにより前記超仕上砥石車をツルーイングするときと
    で前記ツルア軸の回転速度が変更するように前記駆動装
    置の出力回転を変更する回転速度変更手段を設けたこと
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の2個の
    砥石台を有する研削盤におけるツルーイング装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100785125B1 (ko) 2006-03-02 2007-12-11 현대자동차주식회사 휠 간격 가변 제어가 가능한 연삭장치 및 그 동작방법
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CN110181347A (zh) * 2019-06-03 2019-08-30 成都爱可发再制造科技有限公司 一种再制造自动数控曲轴磨床

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