JP2003102154A - 発電機、車両用ホイル、車両用ホイルカバー、二輪車用ホイル - Google Patents

発電機、車両用ホイル、車両用ホイルカバー、二輪車用ホイル

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JP2003102154A
JP2003102154A JP2001287890A JP2001287890A JP2003102154A JP 2003102154 A JP2003102154 A JP 2003102154A JP 2001287890 A JP2001287890 A JP 2001287890A JP 2001287890 A JP2001287890 A JP 2001287890A JP 2003102154 A JP2003102154 A JP 2003102154A
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wheel
magnet
vehicle
coil
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Shoji Yoshikawa
昭司 吉川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転体に取り付けられ、回転体に設けられた
電気機器に電気を供する発電機であって、発電効率がよ
く、前記回転体の回転速度の上昇よって発電効率が低下
することがなく、単純な機構で故障しにくい発電機を提
供する。また、その発電機を用いて、発光体などの電気
機器を使用することが可能な車両用ホイル、車両用ホイ
ルカバーを提供する。また、二輪車の車輪等に設けられ
た電気機器に電気を供することが可能な発電機を提供す
る。また、その発電機を用いて、発光体などの電気機器
を使用することが可能な二輪車用ホイルを提供する。 【解決手段】 車輪等の回転体2に、該回転体2の回転
軸に対して同軸かつ相対回転可能に設けられた磁石8
と、該磁石8に取り付けられ、前記回転軸から偏心した
位置に重心のある錘部材14と、前記回転体2に、前記
磁石8の磁束に交叉する位置に固定可能なコイル10と
を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車輪等の回転体に
取り付けられた電気機器に電気を供する発電機、及び、
それを備えた車両用ホイル、車両用ホイルカバー、二輪
車用ホイルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の、車輪等の回転体に装着され、回
転体に取り付けられた電気機器に供する電気を発電する
発電機としては、特開2000−278923号、特開
2000−214037号が挙げられる。特開2000
−278923号は、重心が偏心して回転軸に取り付け
られた回転錘を備え、その回転錘が前記回転軸を中心に
回転することで、前記回転軸に取り付けられた歯車と中
間車とを介して永久磁石を備えたロータを回転させて発
電を行うものである。回転錘は、回転錘の回転軸が、タ
イヤの回転軸に直交するように取り付けられるもの(第
一の実施形態)と、タイヤの回転軸に平行となるように
取り付けられるもの(第二の実施形態)が記載されてい
る。
【0003】また、特開2000−214037号は、
特開2000−278923号と構成をほぼ同じくする
が、重心が偏心していない回転錘を用いる点に特徴があ
る。また、回転錘の回転軸はタイヤの回転軸と平行にな
るよう取り付けられる。
【0004】また、二輪車などに用いられる、車輪の中
心部に取り付けられる発電機として、軸部材と、その軸
部材の周囲を回転可能に設けられたハブとを備えるもの
がある。これは、前記ハブに固定された磁石と、その磁
石の磁束に交叉する位置に配置され、前記軸部材に固定
されたコイルとを備え、車輪が回転されることで発電を
行うものである。
【0005】また、発光体を付けることで、デザイン性
及び安全性を高めた車両用ホイルの例として、特開平6
−219102号が挙げられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開2
000−278923号に記載された発電機において
は、発電効率の測定結果の記載から明らかなように、タ
イヤの回転速度によって発電効率に大きな変動がある。
前記第一の実施形態においては、車両を時速30〜50
km程度で走行させたときの発電効率は良いが、時速が
10km程度または80km程度のときは発電効率が極
端に低下する。また、前記第二の実施形態においては、
時速10km程度では発電効率が良いが、時速30km
程度以上になると発電効率は極端に低下し、速度が上が
るほど発電効率が悪化している。
【0007】前記第一の実施形態においては、回転錘の
回転軸が、タイヤの回転軸に直交するように発電機が取
り付けられるため、回転錘は、タイヤの回転や振動によ
って、または、タイヤの回転周期に共振することによっ
て回転するものと考えられる。従って、タイヤの回転周
期や振動周期が回転錘の固有振動特性と一致したときに
は高い回転数を示すが、そうでない場合には、あまり回
転しないといった現象が発生する。そのため、前記の様
に、特定の速度においてのみ発電効率が良く、それ以外
では発電効率が悪いといった現象が発生していると考え
られる。
【0008】また、第二の実施形態においては、回転錘
の回転軸はタイヤの回転軸に平行となるように取り付け
られるため、重心が偏心した回転錘は重力と慣性とによ
って、タイヤの回転に反して回転しないか、または回転
数が少なくなる。そのため、タイヤに固定され、タイヤ
に伴って回転する発電機本体と回転錘との回転数の差に
よって、発電機本体に対して相対的に回転錘が回転され
たこととなり、発電が行われる。この方式では、速度が
低い場合は、発電が効率よく行われる。ところが、速度
が一定以上に速くなると、発電機はタイヤの中心軸から
外れて取り付けられているため、回転錘が遠心力によっ
てタイヤの外周側に位置してタイヤと共に回転され、タ
イヤと回転錘との回転数差がほとんど生じなくなり、発
電がほとんど行われなくなるものと考えられる。
【0009】また、特開2000−214037号の発
電装置においては、その詳細な説明の記載からも明らか
なように、タイヤの加速時または減速時においてのみ発
電が行われ、定速運転時には発電が行われない。
【0010】上記の様に、特開2000−278923
号及び特開2000−214037号に記載された発電
機においては、走行速度や加減速度によって発電効率が
変動してしまい、電気機器に一定した電力を供給するこ
とができず、また発電効率も悪く、そのために発光体等
の大きな電力を消費するものをタイヤ等の回転体に搭載
して使用することは困難であるといった課題がある。ま
た、中間車を有するなど機構が複雑であるため、故障し
やすいといった課題がある。
【0011】また、二輪車等の車輪の中心部に取り付け
られる前記発電機においては、回転しない軸部材にコイ
ルが固定されているため、車輪に取り付けられた発光体
などの電子機器に電力を供給することが困難であるとい
った課題がある。
【0012】本発明は上記課題を解決すべくなされ、そ
の目的とするところは、回転体に取り付けられ、回転体
に設けられた電気機器に電気を供する発電機であって、
発電効率がよく、前記回転体の回転速度の上昇よって発
電効率が低下することがなく、単純な機構で故障しにく
い発電機を提供することにある。また、その発電機を用
いて、発光体などの電気機器を使用することが可能な車
両用ホイル、車両用ホイルカバーを提供することにあ
る。また、二輪車の車輪等に設けられた電気機器に電気
を供することが可能な発電機を提供することにある。ま
た、その発電機を用いて、発光体などの電気機器を使用
することが可能な二輪車用ホイルを提供することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第一の発電
機は、上記課題を解決するために、以下の構成を備え
る。すなわち、車輪等の回転体に、該回転体の回転軸に
対して同軸かつ相対回転可能に設けられた磁石と、前記
磁石の磁束に交叉する位置に、前記回転体に固定可能な
コイルと、前記磁石に取り付けられ、前記回転軸から偏
心した位置に重心のある錘部材とを備える。また、前記
磁石がリング型磁石である。これによれば、回転体の回
転速度の上昇によって発電効率が低下することがなく、
発電効率がよく、単純な機構で故障しにくい発電機を得
ることができる。
【0014】本発明に係る車両用ホイルおよび車両用ホ
イルカバーは、以下の構成を備える。すなわち、請求項
1または2記載の発電機の前記コイルが固定されてい
る。また、前記コイルに接続され、発電された電気によ
って発光される発光体を備える。これによれば、電気機
器を搭載することが可能であり、また、発光体を備える
ことによって、デザイン性、安全性を高めた車両用ホイ
ルおよび車両用ホイルカバーを得ることができる。
【0015】また、本発明に係る第二の発電機は、以下
の構成を備える。すなわち、軸部材と、該軸部材の周囲
を回転可能に設けられたハブとを備え、車輪の中心部に
取り付けられる発電機において、前記軸部材に固定され
た磁石と、該磁石の磁束に交叉する位置に配置され、前
記ハブに固定されたコイルとを備える。これによれば、
二輪車等の車輪に設けられた電気機器に電気を供するこ
とが可能な発電機を得ることができる。
【0016】また、本発明に係る二輪車用ホイルは、以
下の構成を備える。すなわち、請求項7記載の発電機を
備える。また、請求項7記載の発電機と、該発電機の前
記コイルに接続され、発電された電気によって発光され
る発光体とを備える。これによれば、電気機器を搭載す
ることが可能であり、また、発光体を備えることによっ
て、デザイン性、安全性を高めた二輪車用ホイルを得る
ことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る発電機、車両
用ホイル、車両用ホイルカバー、二輪車用ホイルの好適
な実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。図
1は、本発明に係る第一の発電機の一例である発電機が
取り付けられた車両用ホイルを用いた車両用タイヤを示
す説明図である。2が本発明に係る車両用ホイルであ
る。2aはスポークである。94は車両用ホイル2に取
り付けられたゴムタイヤである。92は車両のハブボル
トであり、車両用ホイル2は、ハブボルト92にナット
90にて取り付けられる。4は発光体としてのLEDで
あり、ホイルの表面に放射状に複数並べて取り付けられ
る。LED4は発電機のコイル10(図1には図示しな
い)に接続されている。6は、磁石8(図1には図示し
ない)に取り付けられた錘部材である。
【0018】図2は、図1で示したタイヤを、鉛直中心
線で切断した断面図である。98は車軸であり、96は
車軸98の先端に取り付けられたホイル取り付け部分で
ある。ハブボルト92は、ホイル取り付け部分96の外
面から垂直に突出して設けられており、車両用ホイル2
はその取り付け穴がハブボルト92に通されて、ナット
90にて取り付けられる。
【0019】車両用ホイル2には、スポーク2aの裏面
側に、環状の空間2dが形成されている。8はリング型
磁石であり、リングの周方向に複数の磁極を有する。磁
石8は、環状の空間2dの内周に沿って配置される。リ
ング型磁石8は、内周側にベアリング12が設けられる
ことで、車軸98及び車両用ホイル2の回転軸に対して
同軸かつ相対回転可能に設けられる。14は錘部材であ
り、リング型磁石8の外周面の一部に固定されること
で、車軸98及びリング型磁石98の回転軸から重心が
偏心して設けられる。10は、リング状磁石8の磁束に
交叉する位置に、リング状磁石8に沿って配置され、車
両用ホイル2に固定された環状コイルである。
【0020】16は、発電された電気を整流する整流器
や、出力電圧が一定以上にならないように制御するリミ
ッター回路などを含む電気回路が内蔵された箱であり、
環状コイル10で発生した電気が入力される。この電気
回路には電気出力用の導線が設けられ、導線はホイルの
外面に放射状に配設されたLED4に電気を供給すべ
く、環状の空間2dに沿って環状に配線される。環状に
配線された前記導線は、LED4が配設された箇所で分
岐され、車両用ホイル2の内部からLED4に繋がる導
線18に接続される。
【0021】以上の様に構成され、車両に取り付けられ
た車両用ホイル2は、車軸98の回転に伴って回転す
る。また、それに伴って、車両用ホイル2に固定された
環状コイル10も回転する。一方、リング型磁石8は、
車両用ホイル2の回転軸に対して相対回転可能に設けら
れ、なおかつ回転軸に対して重心が偏心して設けられた
錘部材14が取り付けられているため、錘部材14の慣
性力及び錘部材14にかかる重力によって、車両用ホイ
ル2が回転しても回転しない。従って、回転しないリン
グ型磁石8の磁束に交叉した状態で、環状コイル10が
回転されるため、環状コイル10には電流が発生する。
【0022】環状コイル10に発生された電気は、コイ
ルから導き出された導線を通じて箱16内の電気回路に
入力され、電気回路内の前記整流器で直流に整流されて
出力され、前記環状に配線された導線および導線18に
よって、車両用ホイル2に放射状に配置された各LED
4に供給される。この際、環状コイル10から電気回路
16に供給された電気の電圧が高すぎる場合には、前記
リミッター回路が働き、その他の電気回路やLED4が
壊れるのを防ぐ。
【0023】次に、第一の発電機の別の実施の形態と、
それが取り付けられた車両用ホイルカバーの実施の形態
を説明する。図3の30は、本発明に係る車両用ホイル
カバーである。車両用ホイルカバー30は、車両のホイ
ル取り付け部分96のハブボルト92に、ナット90に
て固定された車両用ホイル88の外側に、取り付け爪3
0aにて取り付けられる。
【0024】32は発電機であり、円筒状の筐体34を
有し、円筒状の筐体34の中心軸線が、車軸98の軸線
と一致するよう、車両用ホイルカバー30の内壁の中央
部に取り付けられる。筐体34の内部には、円筒の内周
に沿って、環状コイル36が取り付けられる。38は、
円筒状に形成された磁石であり、その周に沿って複数の
磁極を有し、磁束が環状コイル34に交叉するよう配置
されている。磁石38は、その中心軸に固定された軸4
0の両端が筐体34に回転自在に軸支される。即ち、車
軸98と同軸に軸支され、相対回転可能に設けられる。
42は、軸40をスムーズに回転させるためのベアリン
グである。軸40には、筐体の外側に、直角に折れ曲が
って延びる延出腕44が形成され、その延出腕44の先
端には錘部材46が取り付けられる。これによって、錘
部材46は、車軸98及び軸40から重心が偏心して取
り付けられる。
【0025】48は、筐体34の脇に配置された、環状
コイル36の導線に接続された電気回路を内蔵する箱で
あり、その電気回路の内容は、前記の車両用ホイル2の
箱16内の電気回路とほぼ同等のものであり、内部に整
流器及びリミッター等の回路を持つ。また、この電気回
路の電気出力用の端子は、導線を通じて車両用ホイルカ
バー30の表面に設けられたLED50に接続された導
線52に接続される。
【0026】以上の様に構成された車両用ホイルカバー
30は、車両用ホイル88に伴って回転する。車両用ホ
イルカバー30が回転すると、それに伴って、発電機3
2が回転し、筐体34に固定された環状コイル36も回
転する。一方、磁石38は、錘部材46の慣性力及び重
力により回転しない。従って、回転しない磁石38の磁
束に交叉した状態で環状コイル36が回転されることに
なり、環状コイル36に電流が発生し、LED50が点
灯される。
【0027】この様に、上記錘部材14、46は、回転
体(車両用ホイル2、車両用ホイルカバー30)の回転
軸と同軸かつ相対回転可能に設けられた磁石8、38に
取り付けられているため、回転体の回転が高速化して
も、回転体の遠心力によって回転体の外周側に移動する
ことがない。また、錘部材14、46には、回転体とベ
アリング12、42との間の摩擦力による回転力が働く
が、ベアリング12の性能と錘部材14、46の重量を
調整することで、回転しないよう調整することが可能で
ある。従って、回転体の回転数が上がるほど発電量も増
加する、発電効率のよい発電機を得ることができる。ま
た、単純な機構であるため、低コストで生産可能で、故
障が少ないといった利点を有する。
【0028】次に、車輪に取り付けられる第二の発電機
と二輪車用ホイルの実施の形態を説明する。図4の60
は、本発明に係る二輪車用ホイルである。60aはリム
であり、60bはスポークである。62は、ハブと軸部
材とを備えた発電機であり、ハブ64に設けられたスポ
ーク取り付け穴64cにスポーク60bを通すことで、
二輪車用ホイル60の中央部に固定されている。68
は、回転軸となる軸部材である。74はナットであり、
二輪車用ホイルを自転車等の二輪車に取り付ける際に使
用される。70は、発光体としてのLEDであり、スポ
ーク60bに取り付けられ、導線によって発電機62の
コイルに接続され、発電機62で発電された電気によっ
て発光する。
【0029】図5は発電機62の拡大説明図である。6
4はハブであり、円筒状の部材64aと、その両端に形
成された円盤状の部材64bとからなる。68は軸部材
であり、ハブ64はこの軸部材68に対して回転自在に
設けられている。二輪車用ホイル60を二輪車本体に取
り付ける際には、回転軸68の細径部分68bを、二輪
車のフォーク先端の切り込み部に嵌め込み、ナット74
を回転軸68にねじ込んで、ナット74と回転軸の太径
部分68aとでフォークを挟み込む。以上の構成によ
り、発電機62は、二輪車の車輪のハブと回転軸として
機能する。
【0030】66は、ハブ64の外周の一部に取り付け
られた、内部に電気回路が組み込まれた箱である。箱6
6の内部には、前記箱16、48と同様、整流器やリミ
ッターなどが組み込まれる。71は、発電された電気が
出力される、プラス極とマイナス極の導線である。導線
71は、図4のLED70に接続され、発電がなされた
際にLED70を発光させる。
【0031】図6は、発電機62を、その円筒状の部材
64bの軸線と平行な面で切断した断面説明図である。
この実施形態においては、発電機本体62の内部は、磁
束遮蔽板64dによって、二つに分断されている。図6
中、磁束遮蔽板64dを挟んで右側に配置されるのが、
従来のハブ一体型の発電機の構造を持ち、左側が、本発
明に係る発電機の構造となっている。
【0032】まず、左側の、本発明に係る発電機の構造
について説明する。78は、軸部材68の外周に固定さ
れた、周方向に複数の磁極を有する磁石である。76
は、円筒状の部材64bの内周に沿って固定され、磁石
78の磁束に交叉する位置に配置された環状コイルであ
る。環状コイルの端子は76aは、箱66の内部に組み
込まれた前記電気回路に接続されている。なお、軸部材
68は、その接点をベアリング80で支持され、スムー
ズに回転するように設けられている。
【0033】以上の様に構成された発電機62は、軸部
材68が二輪車のフォークに固定され、ハブ64がスポ
ークによって車輪に固定されることで、二輪車を走行さ
せた際には、軸部材68の周囲をハブ64が回転するこ
とになる。従って、回転軸68に固定された磁石78の
磁束が及ぶ周辺を環状コイル76が回転することとな
り、環状コイル76に電流が生じる。発電された電気は
箱66内の整流回路で整流されて導線71に出力され、
LED70を発光させる。
【0034】一方、図6中、磁束遮蔽板64dを挟んで
右側に位置する発電構造について簡潔に説明する。この
発電構造においては、軸部材68側にコイル84が取り
付けられ、ハブ64側に磁石82が設けられる。発電さ
れた電気は導線86と72にて出力される。導線86
は、導電体で構成された軸部材68に接続される。軸部
材68は、二輪車のフォークに接続されるため、二輪車
側では、フォークと導線72を用いて、二輪車本体に固
定された電気機器、例えば前照灯に接続して使用するこ
とができる。なお、車輪上の電気機器に電気を供する目
的のみに使用する場合には、磁束遮蔽板64dを挟んで
右側に位置する発電構造は採用しなくてもよい。
【0035】以上の様に構成された車両用ホイル、車両
用ホイルカバー、二輪車用ホイルは、発光体を持つこと
によって個性的なデザインが可能となる。LEDは、様
々な色のものが選択可能であり、また、LEDの配置を
工夫することで、多様なデザイン性を得ることができ
る。また、夜間、歩行者が自動車の車輪の位置を目視で
き、あるいは二輪車の目視が容易となるため、安全性が
高まる。また、発光体としては、LEDに限らず、エレ
クトロルミネッセンス等を用いることもできる。また、
本発明に係る発電機は、大きな発電量を持つため、発光
体に限らず、様々な電気機器を回転体上に設けることが
可能となる。なお、車輪が停止しているときにも発光体
等の電気機器を使用する必要がある場合には、前記電気
回路に、蓄電器を搭載することにより、実現可能であ
る。
【0036】
【発明の効果】本発明に係る発電機によれば、車両用ホ
イルやホイルカバー、二輪車用ホイル等といった回転体
上に設けられた電気機器に電気を提供することができ、
前記回転体の回転速度の上昇よって発電効率が低下する
ことがなく、発電効率がよく、単純な機構で故障しにく
いといった効果がある。また、本発明に係る車両用ホイ
ル、車両用ホイルカバー、二輪車用ホイルによれば、電
気機器を設けることができ、また、特に発光体を設けた
場合には、デザイン性及び安全性に優れているといった
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用ホイルを用いた車両用タイ
ヤを示す図である。
【図2】本発明に係る車両用ホイルを用いた車両用タイ
ヤの説明断面図である。
【図3】本発明に係る発電機および車両用ホイルカバー
を示す説明断面図である。
【図4】本発明に係る二輪車用ホイルを示す図である。
【図5】本発明に係る、車輪に取り付けられる発電機を
示す図である。
【図6】本発明に係る、車輪に取り付けられる発電機の
説明断面図である。
【符号の説明】
2 車両用ホイル 4 LED 6 錘部材 8 リング型磁石 10 環状コイル 12 ベアリング 14 錘部材 16、48、66 電子回路が内蔵された箱 18、52、71 導線 30 車両用ホイルカバー 32 発電機 34 発電機の筐体 36 環状コイル 38 磁石 40 軸 42 ベアリング 44 延出腕 46 錘部材 50 LED 60 二輪車用ホイル 60a リム 60b スポーク 62 発電機 64 ハブ 68 軸部材 70 LED 72 導線 74 ナット 76 環状コイル 76a 導線 78 磁石 80 ベアリング 98 車軸

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪等の回転体に、該回転体の回転軸に
    対して同軸かつ相対回転可能に設けられた磁石と、 該磁石に取り付けられ、前記回転軸から偏心した位置に
    重心のある錘部材と、 前記回転体に、前記磁石の磁束に交叉する位置に固定可
    能なコイルとを備えることを特徴とする発電機。
  2. 【請求項2】 前記磁石がリング型磁石であることを特
    徴とする請求項1記載の発電機。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の発電機の前記コ
    イルが固定されていることを特徴とする車両用ホイル。
  4. 【請求項4】 前記コイルに接続され、発電された電気
    によって発光される発光体を備えることを特徴とする請
    求項3記載の車両用ホイル。
  5. 【請求項5】 請求項1または2記載の発電機の前記コ
    イルが固定されていることを特徴とする車両用ホイルカ
    バー。
  6. 【請求項6】 前記コイルに接続され、発電された電気
    によって発光される発光体を備えることを特徴とする請
    求項5記載の車両用ホイルカバー。
  7. 【請求項7】 軸部材と、該軸部材の周囲を回転可能に
    設けられたハブとを備え、車輪の中心部に取り付けられ
    る発電機において、 前記軸部材に固定された磁石と、 該磁石の磁束に交叉する位置に、前記ハブに固定された
    コイルとを備えることを特徴とする発電機。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の発電機を備えることを特
    徴とする二輪車用ホイル。
  9. 【請求項9】 請求項7記載の発電機と、 該発電機の前記コイルに接続され、発電された電気によ
    って発光される発光体とを備えることを特徴とする二輪
    車用ホイル。
JP2001287890A 2001-09-20 2001-09-20 発電機、車両用ホイル、車両用ホイルカバー、二輪車用ホイル Pending JP2003102154A (ja)

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