JP2003099469A - 検索表示装置 - Google Patents

検索表示装置

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JP2003099469A
JP2003099469A JP2001294160A JP2001294160A JP2003099469A JP 2003099469 A JP2003099469 A JP 2003099469A JP 2001294160 A JP2001294160 A JP 2001294160A JP 2001294160 A JP2001294160 A JP 2001294160A JP 2003099469 A JP2003099469 A JP 2003099469A
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JP2001294160A
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Atsushi Arima
淳 有馬
Toshiaki Yoshino
利明 吉野
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 意味ネットワーク上に整理された多種多様な
情報を容易に再利用する。 【解決手段】 ネットワーク構造を検索条件として用い
て、意味ネットワークのノードを検索する検索手段72
と、ネットワーク構造を記録する条件格納手段76と、
条件格納手段76によって記録されたネットワーク構造
を検索条件とする検索を、所定のタイミングで、検索手
段72に実行させる検索起動手段77と、検索手段72
によって検索された結果見つかったノードを記録する検
索結果格納手段78と、検索結果格納手段78によって
記録されたノードを必要に応じて表示する表示手段73
とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータネッ
トワークを構成しているコンピュータに蓄積された文
書、図面、データ、手順などといった情報を活用するた
めの検索表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、企業内にコンピュータネット
ワークを構築して企業活動に利用することが盛んに行わ
れており、このコンピュータネットワークを利用した情
報伝達や情報利用も盛んである。このようなコンピュー
タネットワークを利用した企業活動の結果、企業内のコ
ンピュータネットワークには、企業の社員によって獲得
された知識やノウハウを構成する多数の情報が蓄積され
ている。このような知識やノウハウは、情報の単なる蓄
積ではなく、情報を体系立てて整理した、いわば二次情
報であるが、一般に、情報を体系立てる概念などは社員
や現場のグループなどが認識しているだけで、コンピュ
ータネットワーク内には情報が単に蓄積されていること
が多い。
【0003】ところで、近年、社員の知識やノウハウを
企業資産として管理するナレッジマネジメント(KM)
が注目されてきており、KM活動を支援する技術へのニ
ーズも高まってきている。つまり、企業活動の結果生ま
れたさまざまな知識を構成する情報を、再利用を念頭に
置いた形で精錬整理して蓄積し、蓄積した情報を共有利
用して現場での新たな知識創造に結び付け、生まれた知
識をまた精錬し蓄積するといった知識のサイクルを可能
にするツールが望まれている。このようなニーズに対
し、現場で生まれる生の情報を、上述したコンピュータ
ネットワークを介して共有化する手段を提供することに
主眼をおいたツールが多く開発されている。
【0004】コンピュータネットワークを介して情報を
共有化するための代表的な技術としては、(1)単に情
報をWebのぺージとして作成し、ページどうしをハイ
パーリンクで関連付けるものや、(2)文書などをコン
ピュータネットワーク上で単に公開しておいて、公開さ
れた文書などをキーワードで検索するものや、(3)資
料や報告書の利用や作成を行う仕事のプロセスフローに
着目し、そのプロセスフローの一部として文書などを関
連付けるものなどがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記(1)の
ような、単にWebのぺージを関連付けるだけの技術で
は、どのハイパーリンクをたどって行いけば欲しい情報
へたどり着くのかわからないことが多い。
【0006】上記(2)のような、キーワード検索を利
用する技術では、現実に運用してみると、共有化された
多量の情報のうち利用目的に即した情報を的確に検索す
ることができるキーワードを選ぶこと自体が困難である
ことがわかってきている。また、整理されていない情報
は粗悪な情報であり、そのような粗悪な情報を多量に蓄
積しても情報の質は粗悪なままであるため、キーワード
で検索しても、利用価値の高い良質な情報が得られな
い。さらには、コンピュータネットワークに蓄積された
データの中には、画像や動画などといった情報や、特別
なアプリケーションを用いなければ文字列として認識す
ることができない情報などのように、キーワードによる
検索に適さないものも多数存在する。
【0007】上記(3)のような、プロセスフローに基
づいて文書を関連付ける技術は、特定の仕事のプロセス
フローに沿った形で情報を得られるという利点がある反
面、別の仕事の目的で情報を探索する場合には不便であ
る。また、情報には、企業の紹介文書や商品のマニュア
ルなどといった、プロセスフローに関連付けにくい、も
しくはプロセスフローに関連づけない方が使いやすい、
いわば静的な情報が存在するが、上記(3)の技術で
は、このような静的な情報の整理や利用が困難である。
【0008】このように、従来の技術では、知識を構成
する情報の整理や利用を望むニーズに十分に応えること
ができない。
【0009】本発明は、上記事情に鑑み、多種多様な情
報の再利用が容易な検索表示装置を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の第1の検索表示装置は、コンピュータネットワーク
を構成している複数のコンピュータに共有のノード記憶
領域に、該コンピュータネットワークを構成しているコ
ンピュータに記憶されている情報に対応づけられて格納
された、対応づけられた情報について、複数の情報が所
定の複数の情報種類に分類されるときの情報種類を示す
ノードと、コンピュータネットワークを構成している複
数のコンピュータに共有のリンク記憶領域に、異なる情
報に対応づけられた複数のノードに対応づけられて格納
された、それら複数のノード相互の関係を所定の複数の
関係種類のうちの1種類の関係種類として示すリンクと
によって構成された情報ネットワークのネットワーク部
分の構造を検索条件として用いて、上記ノード記憶領域
に格納されたノードを検索する検索手段、上記ネットワ
ーク部分の構造を表す構造情報を、検索手段による検索
の検索条件として操作に応じて記録する条件記録手段、
条件記録手段によって記録された構造情報が表す構造を
検索条件とする検索を、所定のタイミングで、検索手段
に実行させる検索起動手段、検索手段によって検索され
た結果見つかったノードを記録する検索結果記録手段、
および検索結果記録手段によって記録されたノードを操
作に応じて表示する表示手段を備えたことを特徴とす
る。
【0011】ここで、「所定のタイミング」とは、定期
的なタイミングであってもよく、あるいは、構造情報が
表している構造に関係するノードの情報が閲覧されたタ
イミングなどであってもよい。
【0012】本発明の第1の検索表示装置によれば、上
記所定のタイミングで情報ネットワークのノードが自動
的に検索されて記録されるので、装置の利用者は、条件
記録手段を使って所望の構造情報を記録させることによ
り、関心を寄せている情報を容易に入手して再利用する
ことができる。
【0013】上記目的を達成する本発明の第2の検索表
示装置は、コンピュータネットワークを構成している複
数のコンピュータに共有のノード記憶領域に、該コンピ
ュータネットワークを構成しているコンピュータに記憶
されている情報に対応づけられて格納された、対応づけ
られた情報について、複数の情報が所定の複数の情報種
類に分類されるときの情報種類を示すノードと、コンピ
ュータネットワークを構成している複数のコンピュータ
に共有のリンク記憶領域に、異なる情報に対応づけられ
た複数のノードに対応づけられて格納された、それら複
数のノード相互の関係を所定の複数の関係種類のうちの
1種類の関係種類として示すリンクとによって構成され
た情報ネットワークのネットワーク部分の構造を検索条
件として用いて、上記ノード記憶領域に格納されたノー
ドを検索する検索手段、上記情報ネットワークを構成す
るノードが対応づけられている情報を参照する情報参照
手段、上記情報ネットワークの、参照手段によって参照
された情報に対応づけられているノードに対し、上記リ
ンクを介して対応づけられている他のノードを含むネッ
トワーク部分の構造を検索条件として用いた検索を検索
手段に実行させる検索起動手段、検索手段によって検索
されたノードを記録する検索結果記録手段、および検索
結果記録手段によって記録されたノードを操作に応じて
表示する表示手段を備えたことを特徴とする。
【0014】本発明の第2の検索表示装置によれば、情
報参照手段によって情報が参照されると、参照された情
報に対応したノードに関連するノードが自動的に検索さ
れて記録されるので、装置の利用者は、情報参照手段に
よって参照した情報に関連する情報を容易に取得して再
利用することができる。
【0015】本発明の第2の検索表示装置は、「 上記
情報ネットワークのネットワーク部分の構造を表す構造
情報を、検索手段による検索の検索条件として記録する
条件記録手段を備え、上記検索起動手段が、条件記録手
段によって記録された構造情報が表す構造に含まれてい
るノードに対し、上記リンクを介して対応づけられてい
る他のノードに対応づけられている情報が参照手段によ
って参照された時に、その構造情報が表す構造を検索条
件として用いた検索を検索手段に実行させるものであ
る」という形態であってもよく、あるいは、「 上記検
索起動手段が、参照手段によって参照された情報に対応
づけられているノードに対し、上記リンクを介して対応
づけられている他のノードを含むネットワーク部分の構
造を表す構造情報を所定のアルゴリズムに基づいて作成
し、その構造情報を検索条件として用いた検索を検索手
段に実行させるものである」という形態であってもよ
い。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を説明す
るに当たり、先ず、本発明にいう情報ネットワークを構
築する情報整理表示システムの、本発明の検索表示装置
を含まない基本形態について説明し、その後、本発明の
検索表示装置の一実施形態が組み込まれた情報整理表示
システムの形態について説明する。
【0017】図1は、情報整理表示システムによって作
成され、本発明の検索表示装置によって利用される情報
ネットワークを表す概念図である。
【0018】上述したように、企業などのコンピュータ
ネットワークには、文書11や画像12や指示文13な
どといった様々な情報が蓄積されている。後で詳述する
情報整理表示システムでは、それらの情報を整理するた
めに、それらの情報の分類種別を表すノード20が複数
種類定義されており、1つの情報に対してそれら複数種
類のノードのうちの1種類のノードが対応付けられる。
以下では、これらのノード20のことを、「情報を分類
した概念」という意味においてナレッジオブジェクト
(KO)と称する場合がある。
【0019】ノード20が情報に対応付けられる形式
は、どの様な形式であってもよく、文書名やURL(U
niform Resource Locator)な
どによって対応情報が指定される形式や、短い指示文1
3などがノード20の一部として書き込まれる形式など
が考えられる。それら複数の形式が混在していてもよ
い。
【0020】さらに、ノード20は、複数の情報からな
る情報群に対応付けられてもよい。
【0021】このようにノード20が情報(文書11や
画像12や指示文13)に対応付けられることにより、
実質的に、情報の分類が行われることとなる。ノード2
0の種類は、システムの管理者などが、情報分類や情報
理解の容易さなどを考慮して定義することが望ましい。
【0022】また、ノード20は、互いにリンク30で
結ばれる。このリンク30も複数種類定義されており、
ノード20間の対応関係を示している。以下では、この
リンク30のことを、「各概念間に成り立つ関係」とい
う意味においてナレッジリレーション(KR)と称する
場合がある。このリンク30の種類も、システムの管理
者などが、情報分類や情報理解の容易さなどを考慮して
定義することが望ましい。
【0023】このようなノード20およびリンク30か
らなる情報ネットワーク40が形成されると、情報ネッ
トワーク40のネットワーク構造などを利用してノード
20を検索することができ、そのように検索されたノー
ド20に対応付けられた情報を得ることができる。以下
では、情報ネットワーク40のことを、「情報が概念に
よって意味づけられたネットワーク」という意味におい
て意味ネットワーク(sematic networ
k)と称する場合がある。
【0024】図2は、情報整理表示システムの基本形態
の構成概念を示す概念図である。
【0025】ここに示す構成は概念的な構成であって、
情報整理表示システムを具体的に実施した装置やシステ
ムの具体的なハードウェア構成とは異なっている。
【0026】情報整理表示システム50には、情報整理
装置60と検索表示装置70が備えられており、情報整
理装置60と検索表示装置70は、コンピュータネット
ワーク80に接続されている。コンピュータネットワー
ク80は、複数のコンピュータ81,82,83,84
によって構成されている。
【0027】情報整理装置60は、ノード選択手段6
1、情報指定手段62、ノード格納手段63、リンク選
択手段64、ノード指定手段65、およびリンク格納手
段66を具備している。ノード選択手段61は、ノード
(KO)を1種類選択するものであり、情報指定手段6
2は、コンピュータネットワークを構成しているコンピ
ュータに記憶されている情報を指定するものであり、ノ
ード格納手段63は、ノード選択手段61によって選択
されたノードを、情報指定手段62によって指定された
情報に対応づけて、コンピュータネットワーク80上の
ノード記憶領域85に格納するものである。このノード
記憶領域85は、コンピュータネットワーク80を構成
しているコンピュータ81,82,83,84のうちの
複数のコンピュータに共有の領域であり、上述した意味
ネットワークは、この領域を共有するコンピュータによ
って利用可能なものである。また、リンク選択手段64
は、リンク(KR)を1種類選択するものであり、ノー
ド指定手段65は、複数のノードを指定するものであ
り、リンク格納手段66は、ノード指定手段65によっ
て指定された複数のノードに、リンク選択手段64によ
って選択されたリンクを対応づけて、コンピュータネッ
トワーク80上のリンク記憶領域86に格納するもので
ある。このリンク記憶領域86は、ノード記憶領域85
を共有している複数のコンピュータに共有な領域であ
る。
【0028】ここでは、リンク記憶領域86およびノー
ド記憶領域85が1ずつ示されているが、これらの領域
85,86は、コンピュータ83内等にも存在していて
もよい。
【0029】このような情報整理装置60によって、上
述した意味ネットワークが形成されて情報が整理され
る。
【0030】一方、検索表示装置70は、条件指定手段
71、検索手段72、および表示手段73を具備してい
る。条件指定手段71は、検索手段72による検索の検
索条件として、上述したノード(KO)およびリンク
(KR)からなる意味ネットワークのネットワーク構造
を指定するものであり、検索手段72は、ネットワーク
構造を検索条件としてノードを検索するものであり、表
示手段73は、検索手段72によって検索されたノード
を表示するものである。
【0031】このような検索表示装置70によって、上
述した意味ネットワークが活用されて情報が再利用され
る。
【0032】なお、ここでは、情報整理表示システム5
0に翻訳手段90が備えられており、この翻訳手段90
によって、ノード記憶領域85やリンク記憶領域86に
おけるノードやリンクの表現形式と、情報整理装置60
や検索表示装置70におけるノードやリンクの表現形式
との間の翻訳が行われる。
【0033】以下、情報整理表示システムの具体的なハ
ードウェア構成や動作などについて説明する。
【0034】図3は、情報整理表示システムのハードウ
ェア構成図である。
【0035】この図3には、通信ネットワーク300を
介して互いに接続されたパーソナルコンピュータ100
とデータベース200が示されており、後述するよう
に、ここでは、パーソナルコンピュータ100内に実現
された機能と、データベース200内に実現された機能
によって情報整理表示システムが構成されている。
【0036】パーソナルコンピュータ100には、ユー
ザ(利用者や管理者)400による入力操作を受けつ
け、ユーザ400に対して情報等を提示するグラフィカ
ル・ユーザ・インタフェース(GUI)110が備えら
れており、このGUI110には、概観表示ツール11
1と詳細表示ツール112が含まれている。概観表示ツ
ール111は、KO、KR、および意味ネットワークの
作成表示を行うためのツールの一例であり、意味ネット
ワークの構造を表すグラフデータを独自のXML形式で
入出力する。この概観表示ツール111はWebブラウ
ザ上で実現される。また、詳細表示ツール112は、K
OおよびKRからなる意味ネットワークを活用した情報
検索ツールの一例であり、指定されたノード(KO)に
関する詳細な内容を表示する機能を有する。また、情報
のアップロードや、URLの入力や、ノードに対する注
釈などの付加などを行う機能も有している。この詳細表
示ツール112は、Webブラウザ上でHTML機能に
よって実現される。
【0037】また、データベース200には、制御部2
10と、知識統合抽出部220が備えられていると共
に、ノード記憶領域230とリンク記憶領域240が用
意されている。知識統合抽出部220は、ノード記憶領
域230とリンク記憶領域240に対してノードやリン
クの格納、検索を行う。制御部210は、GUI110
と知識統合抽出部220との間での命令やデータのやり
取りを仲介する。
【0038】この図3に示すハードウェア構成では、G
UI110によって、図2に示すノード選択手段61、
情報指定手段62、リンク選択手段64、ノード指定手
段65、条件指定手段71、および表示手段73が実現
されており、知識統合抽出部220によって、図2に示
すノード格納手段63、リンク格納手段66、検索手段
72、および翻訳手段90が実現されている。そして、
GUI110と制御部210と知識統合抽出部220に
よって情報整理表示システムが構成されている。
【0039】また、ここでは、パーソナルコンピュータ
100、データベース200、通信ネットワーク30
0、およびこの通信ネットワーク300に接続されてい
る他のコンピュータによって、本発明にいうコンピュー
タネットワークが形成されている。
【0040】図4は、図3に示すパーソナルコンピュー
タの外観図である。
【0041】このパーソナルコンピュータ100は、C
PU、RAMメモリ、ハードディスク等を内蔵した本体
部101、本体部101からの指示により蛍光面102
aに画面表示を行うCRTディスプレイ102、このコ
ンピュータシステム内にユーザの指示や文字情報を入力
するためのキーボード103、蛍光面102a上の任意
の位置を指定することによりその位置に応じた指示を入
力するマウス104を備えている。
【0042】本体部101は、さらに、外観上、フロッ
ピィディスク201やCDROM202が装填されるフ
ロッピィディスク装填口101aおよびCDROM装填
口101bを有しており、その内部には、装填されたフ
ロッピィディスク201やCDROM202をドライブ
する、フロッピィディスクドライブ、CDROMドライ
ブも内蔵されている。
【0043】このようなパーソナルコンピュータ100
に、上述したGUIのプログラムがインストールされて
実行されることにより、パーソナルコンピュータ100
は、キーボード103やマウス104による入力操作を
受け、CRTディスプレイ102の蛍光面102a上に
情報などを表示するGUIとして機能する。
【0044】図5は、ノード記憶領域に記憶されたノー
ドの一例を示す図であり、図6は、リンク記憶領域に記
憶されたリンクの一例を示す図である。
【0045】ここでは、ノードとリンクは表形式で記憶
されている。ノードは、1種類毎に表が設けられてお
り、リンクは、全種類が1つの表にまとめられている。
【0046】図5には、「report」という種類の
ノードの表231が示されており、この表231の各行
がそれぞれ1つのノードに相当し、各行には、属性1か
ら属性n迄の各種の属性が記憶されている。id欄23
2には、各ノードを特定するID番号が記憶され、タイ
トル欄233にはノードのタイトルが記憶され、url
欄234には、ノードが対応付けられている情報のUR
Lが記憶されている。
【0047】なお、特定の種類のノードは、ノードの表
内に、文字列データとして直接情報が記憶されることに
より情報と対応付けられる。
【0048】図6には、リンクの表241が示されてお
り、この表241の各行がそれぞれ1つのリンクに相当
する。関係名欄242には、ノードの相互関係を表す関
係名が記憶され、この関係名は即ちリンクの種類名に相
当する。id欄243には、各リンクを特定するID番
号が記憶され、始点欄244および終点欄245には、
それぞれ、リンクが対応付けられている2つのノードの
うちリンクの始点側および終点側のノードを示す記号番
号が記憶されている。この図6に示すリンクの一例は、
「act/456」というIDで特定されるノードが、
「doc/789」というIDで特定されるノードに対
して「produces」という関係を有するというこ
とを示している。
【0049】図7は、GUIによって蛍光面上に表示さ
れる画面の一例を示す図である。
【0050】この図7には、概観表示ツール用の画面5
00と詳細表示ツール用の画面550が表示された蛍光
面102aが示されている。以下では、概観表示ツール
や詳細表示ツールと、それらの画面500,550とを
区別せずに「概観表示ツール」や「詳細表示ツール」と
称する場合がある。
【0051】概観表示ツール用の画面500には、上述
した意味ネットワークのネットワーク構造を表す概観図
が表示される概観図表示欄501が設けられている。ま
た、この画面500には、概観表示ツールの、後述する
ロード処理、セーブ処理、クエリ処理、エディット処
理、およびナビゲーション処理をそれぞれ選択的に指定
するロードボタン502、セーブボタン503、クエリ
ボタン504、エディットボタン505、およびナビゲ
ーションボタン506が設けられている。更に、この画
面500には、概観図を識別する概観図識別子が入力さ
れる識別子入力欄507と、概観図の表示形式を複数の
形式の中から選択的に指定する複数の形式指定ボタン5
08も設けられている。
【0052】一方、詳細表示ツール用の画面550に
は、指定されたノードの名称551や、そのノードに付
加された、このノードに対応付けられた情報の「目的」
を表す注釈552が表示される。また、このノードに関
連するノードを示す文字列553,554,555も表
示される。さらに、ノードの種類によっては、そのノー
ドが対応付けられている情報のURLを編集するURL
編集欄556や、情報を新たにアップロードさせるアッ
プロードボタン557が用意される。
【0053】以下、図3に示すGUI110と制御部2
10と知識統合抽出部220によって構成された情報整
理表示システムの動作について説明する。
【0054】図8は、情報整理表示システムのメインル
ーチンのフローチャートである。
【0055】このメインルーチンが開始されると、ユー
ザによる入力操作を概観表示ツールを介して受け付け
る。このメインルーチンでは入力操作として、情報整理
表示システムの利用を終了する命令(exit)を入力
する操作と、図7に示すロードボタン502、セーブボ
タン503、クエリボタン504、エディットボタン5
05、およびナビゲーションボタン506のうちのいず
れかのボタンをクリックする操作が受け付けられる。
【0056】入力操作が、exit命令を入力する操作
である場合(ステップS101:yes)には、メイン
ルーチンは終了する。
【0057】入力操作が、exit命令を入力する操作
以外の操作であった場合(ステップS101:no)に
は、ロードボタン502、セーブボタン503、クエリ
ボタン504、エディットボタン505、およびナビゲ
ーションボタン506のうちクリックされたボタンに応
じて、それぞれ、ロード処理(ステップS102)、セ
ーブ処理(ステップS103)、クエリ処理(ステップ
S104)、エディット処理(ステップS105)、お
よびナビゲーション処理(ステップS106)が実行さ
れる。その後、ステップS101に戻って、上述した動
作が繰り返される。
【0058】図9は、エディット処理のフローチャート
である。
【0059】このエディット処理は、図7に示すエディ
ットボタン505がクリックされた場合に、図8に示す
メインルーチンのステップS105において実行される
処理である。
【0060】このエディット処理は、図7に示すロード
ボタン502、セーブボタン503、クエリボタン50
4、エディットボタン505、およびナビゲーションボ
タン506のうちエディットボタン505以外の他のボ
タンがクリックされたと判定されると(ステップS20
1:yes)終了し、クリックされなかったと判定され
ると(ステップS201:no)繰り返し実行される。
【0061】このエディット処理における最初の操作と
して受け付けられる操作は、図7に示す概観図表示欄5
01に表示されている概観図を構成しているノードやリ
ンクをクリックする操作と、概観図の空白領域をクリッ
クする操作である。
【0062】空白領域がクリックされたと判定されると
(ステップS202:空白領域選択)、図10に示すメ
ニューが表示される。
【0063】図10は、空白領域がクリックされたとき
に表示されるメニューを示す図である。
【0064】このメニュー510には、複数種類定義さ
れているノードの種類名511が並べられており、これ
らの種類名511のうちのいずれかの種類名511がク
リックされることにより、新たに登録されるノードが選
択され(図9のステップS203:登録ノードの選
択)、図7に示す概観図表示欄501に、選択されたノ
ードが新たに表示される(図9のステップS204)。
このように、概観表示ツールは、図2に示すノード選択
手段61としての機能を備えている。選択されたノード
が表示された後は、図9のエディット処理が繰り返され
る。
【0065】また、メニュー510の枠外がクリックさ
れると空白領域選択がキャンセルされ(図9のステップ
S203:キャンセル)、その後、図9のエディット処
理が繰り返される。
【0066】エディット処理のステップS202におい
て、ノードがクリックされたと判定されると(ステップ
S202:ノード選択)、図11に示すメニューが表示
される。
【0067】図11は、ノードがクリックされたときに
表示されるメニューを示す図である。
【0068】このメニュー520には、複数種類定義さ
れているリンクの種類名521が並べられており、これ
らの種類名521のうちのいずれかの種類名521がク
リックされることにより、新たなリンクの作成が選択さ
れ(図9のステップS205:リンク作成)、図7に示
す概観図表示欄501に、選択されているノードを始点
とする矢印としてリンクが新たに表示される。そして、
リンクの終点となるノードがクリックされることによ
り、それらのノードを繋ぐリンクを表す矢印が作成され
る(図9のステップS206)。このように、概観表示
ツールは、図2に示すリンク選択手段64およびノード
指定手段65としての機能も備えている。リンクを表す
矢印が作成された後は、図9のエディット処理が繰り返
される。
【0069】また、このメニュー520には、ノード削
除の選択肢522が示されており、この選択肢522が
選択されると(図9のステップS205:ノード削
除)、選択されているノードが削除される(図9のステ
ップS207)。その後、図9のエディット処理が繰り
返される。
【0070】さらに、このメニュー520には、プロパ
ティ入力の選択肢523も示されており、この選択肢5
23が選択されると(図9のステップS205:プロパ
ティ入力)、図12に示す、プロパティ入力画面が表示
されて、後述するようにノードのプロパティが入力され
る(図9のステップS208)。その後、図9のエディ
ット処理が繰り返される。
【0071】図12は、プロパティ入力画面を示す図で
ある。
【0072】このプロパティ入力画面530には、ノー
ドのタイトルが入力されるタイトル入力欄531と、ノ
ードに付加される、情報の「目的」を表す注釈が入力さ
れる目的入力欄532と、情報のURLが入力されるU
RL入力欄533が備えられており、これらの欄にタイ
トルやURLなどが入力されることにより、ノードが対
応づけられる情報などが指定される。このように、概観
表示ツールは、図2に示す情報指定手段62としての機
能も備えている。
【0073】図13は、セーブ処理のフローチャートで
ある。
【0074】このセーブ処理は、図7に示すセーブボタ
ン503がクリックされた場合に、図8に示すメインル
ーチンのステップS103において実行される処理であ
る。
【0075】このセーブ処理が開始されると、まず、G
UIの概観表示ツールによって、概観図表示欄に表示さ
れている概観図の表示データ:Dが取得され(ステップ
S301)、処理内容:save、問い合わせ対象:D
からなるデータが制御部に送られて、対象:Dに含まれ
ているノードやリンクの格納が要求される(ステップS
302)。格納が要求された制御部は、送られてきたデ
ータを元に入力処理を実行して(ステップS303)、
処理内容:repack、対象:D、形式ID名:‘概
観表示形式’からなるデータを生成し、そのデータを知
識統合抽出部に送る。知識統合抽出部では、表現形式:
‘概観表示形式’の形式文法が読み出され(ステップS
304)、対象:Dに含まれるノードやリンクの表現形
式が形式文法によって格納形式に変換された後、各ノー
ドや各リンクがノード記憶領域などに格納される(ステ
ップS305)。このように、知識統合抽出部は、図2
に示すにいう翻訳手段90、ノード格納手段63、およ
びリンク格納手段66としての機能を有する。
【0076】知識統合抽出部は、ノードやリンクを格納
した後、終了報告を制御部に送り、制御部は、終了報告
をGUIに送る出力処理を行い(ステップS306)、
GUIは概観表示ツールによりその報告を必要に応じて
図的に表示する(ステップS307)。その後、セーブ
処理が終了する。
【0077】図14は、ロード処理のフローチャートで
ある。
【0078】このロード処理は、図7に示すロードボタ
ン502がクリックされた場合に、図8に示すメインル
ーチンのステップS102において実行される処理であ
る。
【0079】このロード処理が開始されると、まず、G
UIの概観表示ツールによって、概観図識別子欄に入力
されている概観図識別子から表示対象ID名:Pが取得
され、処理内容:load、表示対象:Pからなるデー
タが制御部に送られて、表示対象:Pの生成が要求され
る(ステップS401)。Pの生成が要求された制御部
は、送られてきたデータを元に入力処理を実行して(ス
テップS402)、制御装置は処理内容:presen
t、表示対象:P、表示形式:‘概観表示形式’からな
るデータを生成し、そのデータを知識統合抽出部に送
る。知識統合抽出部では、指定された表示形式:‘概観
表示形式’に相当する形式文法がデータベース内の所定
の記憶領域から読み出され(ステップS403)、この
形式文法に基づいて、表示対象:Pに属するノードやリ
ンクが検索されて、概観図を表すデータが表示形式:
‘概観表示形式’で生成されて制御部に送られる(ステ
ップS404)。概観図を表すデータは、制御部によっ
てGUIに出力され(ステップS405)、GUIは概
観表示ツールによりその概観図を表示する(ステップS
406)。その後、ロード処理が終了する。
【0080】このように、知識統合抽出部は、図2に示
す検索手段72としての機能を備えており、概観表示ツ
ールは、図2に示す条件指定手段71および表示手段7
3としての機能を備えている。
【0081】図15は、クエリ処理のフローチャートで
ある。
【0082】このクエリ処理は、図7に示すクエリボタ
ン504がクリックされた場合に、図8に示すメインル
ーチンのステップS104において実行される処理であ
る。
【0083】このクエリ処理が開始されると、まず、G
UIの概観表示ツールによって、外観図表示欄に表示さ
れている概観図の表示データ:Dが取得され(ステップ
S501)、処理内容:query、問い合わせ対象:
Dからなるデータが制御部に送られて、対象:Dに含ま
れるノードやリンクで構成されたネットワーク構造によ
るノードやリンクの問い合せ(検索)が要求される(ス
テップS502)。問い合せが要求された制御部は、送
られてきたデータを元に入力処理を実行して(ステップ
S503)、処理内容:query、対象:D、形式I
D名:‘概観表示形式’からなるデータを生成し、その
データを知識統合抽出部に送る。知識統合抽出部では、
表現形式:‘概観表示形式’の形式文法が読み出され
(ステップS504)、対象:Dに含まれるノードやリ
ンクの表現形式が形式文法によって格納形式に変換され
る。その後、それらのノードやリンクで構成されたネッ
トワーク構造を検索条件としてノードやリンクを検索す
る問い合せ処理が行われ(ステップS505)、検索結
果のノードやリンクで構成された概観図を表すデータ
D’が作成されて制御部に送られる。そのデータD’は
制御部によってGUIに出力され(ステップS50
6)、GUIの概観表示ツールによってそのデータD’
が表す概観図が表示される(ステップS507)。その
後、クエリ処理が終了する。
【0084】図16は、ナビゲーション処理のフローチ
ャートである。
【0085】このナビゲーション処理は、図7に示すナ
ビゲーションボタン506がクリックされた場合に、図
8に示すメインルーチンのステップS106において実
行される処理である。
【0086】このナビゲーション処理が開始されると、
概観図上のノードがクリックされたことを受けて詳細表
示ツールが開かれて、詳細表示ツールを表す表示ツール
ID:Aと、クリックされたノードを表す表示対象:O
と、詳細表示ツールにおける表示形式を示す表示形式I
D名:Vが入力される。そして、処理:navigat
ion、表示ツールID:A、表示対象:O、表示形式
ID名:Vからなるデータが制御部に送られて、表示対
象:Oに関する詳細な情報の表示が要求される(ステッ
プS601)。情報の表示が要求された制御部は、送ら
れてきたデータを元に入力処理を実行して(ステップS
602)、処理:present、対象:O、形式ID
名:Vからなるデータを知識統合抽出部に送る。知識統
合抽出部では、表現形式:Vの形式文法が読み出され
(ステップS603)、対象:Oに関連するノードをそ
の形式文法に基づいて検索して詳細情報のデータを生成
する生成処理が行われる(ステップS604)。そし
て、表現形式:Vで表された詳細情報のデータが制御部
に送られ、そのデータが、制御部によってGUIに出力
される(ステップS605)。そのデータが表す詳細情
報は、GUIの詳細表示ツールによって表示され(ステ
ップS606)、その後、ナビゲーション処理が終了す
る。
【0087】このような情報整理表示システムによれ
ば、文書などの情報検索のみならず、付加情報の内容提
示や修正などといったさまざまなサービスをそのシステ
ム上で展開することが可能になる。また、ノードやリン
クの種類を、それぞれ「成果物」や「工程とその出力関
係」などといった、人間が理解しやすい意味を持ったも
のとして定義し、意味ネットワークを表示するGUIを
用意することで、末端利用者も、従来のようにリンクを
たどることや、別のサーチエンジンでの検索を行わず
に、意味的なネットワークから直接に情報を利用するこ
とが可能になる。また、概念体系を共有化することによ
り他の利用者も意味ネットワークを通じて関連付けられ
た情報にアクセスできるようになる。また、このシステ
ムを使って、情報の管理者が、末端利用者が入力した意
味ネットワークから優れた手順やコンテンツを選び出
し、それを共有化することで、質の高い精錬した情報を
末端利用者が再利用することもできるようになる。例え
ば、ノウハウ伝達を考えると、仕事の手順を意味ネット
ワークで表し、必要なノウハウ、文書などを意味ネット
ワークに関連付けることで、末端利用者は仕事の文脈の
中で情報を受け取ることが可能になる。また、システム
内に適切なノード探索手段を設けることで意味ネットワ
ークに関連付けられた情報それぞれを的確に利用するこ
とが可能になる。
【0088】このように、単なる共有ではなく、再利用
を念頭に置いた知識の形で情報を精錬し、蓄積して、そ
の情報を共有利用し、現場での新たな知識創造に結び付
け、生まれた知識をまた精錬して蓄積するといった知識
のサイクルが可能になる。
【0089】以下、上述したロード処理などにおける具
体的な処理内容の一例について説明する。
【0090】図17は、図3に示すデータベース200
において、ノード記憶領域230およびリンク記憶領域
240にアクセスする命令の具体例を示す図である。
【0091】ここには、ノードやリンクを削除するリム
ーブ命令601と、ノードやリンクを作成するクリエー
ト命令602と、ノードやリンクを検索するマッチ命令
603と、ノードやリンクの内容を書き換えるモディフ
ァイ命令604が示されている。
【0092】図18は、図3に示す知識統合抽出部22
0に対する命令の具体例を示す図である。
【0093】ここには、図13〜図16を参照して説明
した、制御部から知識統合抽出部に入力されるデータの
具体例が示されており、処理:presentを表すデ
ータ605と、処理:repackを表すデータ606
と、処理:queryを表すデータ607が示されてい
る。
【0094】処理:presentを表すデータ605
には、形式文法を示す部分605aや対象を示す部分6
05bが含まれている。
【0095】また、処理:repackを表すデータ6
06には、ノードを表現した部分606aやリンクを表
現した部分606bが含まれていて、これらの部分によ
って表示対象が構成されている。
【0096】図19は、処理:presentのフロー
チャートである。
【0097】この処理:presentは、呼出データ
Dと変換用文法(形式文法)Gとの入力を受けて、相手
形式のデータRを出力するものである。
【0098】この処理:presentでは、後述する
生成フローによって相手形式のデータRが生成されて出
力される(ステップS701)。
【0099】図20は、相手形式のデータの一例を示す
図である。
【0100】ここには、相手形式のデータの一例とし
て、上述した独自のXML形式でノードやリンクを表現
したデータ607が示されている。このデータには、ノ
ードを表す行607aと、リンクを表す行607bが含
まれている。
【0101】図21は、処理:queryのフローチャ
ートである。
【0102】この処理:queryは、相手形式の照合
データRと変換用文法(形式文法)Gとの入力を受け
て、相手形式の照合結果データR’を出力するものであ
る。
【0103】この処理:queryでは、後述する認識
フローによって格納形式のデータBが生成され(ステッ
プS702)、そのデータBが用いられて、上述したマ
ッチ命令によりノード記憶領域等の検索照合が行われ
(ステップS703)、照合結果データR’が出力され
る。
【0104】図22は、処理:repackのフローチ
ャートである。
【0105】この処理:repackは、相手形式の格
納データRと変換用文法(形式文法)Gとの入力を受け
て動作するものであり、出力はない。
【0106】この処理:repackでは、まず、認識
フローによって格納形式のデータBと、概観図識別子を
含んだ呼び出しデータDが生成される(ステップS70
4)。次に、生成フローによって呼び出しデータDと変
換用文法(形式文法)Gが用いられて格納形式のデータ
B’が生成される(ステップS705)。最後に、デー
タBとデータB’との差分に基づいて、上述したクリエ
イト命令、モディファイ命令、およびリムーブ命令によ
ってノードなどの作成、修正、削除が行われる(ステッ
プS706)。
【0107】以下、形式文法と、生成フローおよび認識
フローについて説明する。
【0108】形式文法は、複数のルールの列によって構
成されている。
【0109】図23は、形式文法を構成するルールの構
成概念を示す図である。
【0110】ここには、形式文法を構成するルールの1
つ分が示されている。
【0111】ルール608は、相手形式の展開前パター
ン608aと、格納形式の照応条件608bと、相手形
式の展開後パターン608cによって構成されており、
このうち照応条件608bが、意味ネットワークのノー
ドやリンクと照らし合わされて検索される。また、照応
条件608bにあうノードやリンクが存在することを前
提として、展開前パターン608aから展開後パターン
608cへと表現が展開され、あるいは、展開後パター
ン608cから展開前パターン608aへと表現がまと
められる。
【0112】図24は、ルールの具体例を示す図であ
る。
【0113】ここには、上述した展開前パターン608
aと、照応条件608bと、展開後パターン608cの
具体例が示されている。展開前パターン608a中の文
字列”$PID”や、展開後パターン608c中の文字
列”$KOTitle”などは変数を表しており、これ
らの変数の値が照応条件608bで用いられ、あるいは
照応条件608bに基づく検索の結果これらの変数の値
が得られる。
【0114】図25は、生成フローのフローチャートで
ある。
【0115】この生成フローは、相手形式の呼出データ
Dと変換用文法Gとの入力を受けて、相手形式のデータ
Rと格納形式のデータBとを出力するものである。
【0116】この生成フローが開始されると、初期設定
が行われ(ステップS801)、変換用文法Gから規則
Kが1つ取り出され(ステップS802)、規則Kの展
開前パターンNと照合データX(当初はデータD)との
照合が行われる(ステップS803)。照合の結果、共
通部分が見つかったならば、上述したマッチ命令が用い
られて、照応条件Vがノード記憶領域等に格納されてい
るノードなどからなる意味ネットワークのネットワーク
構造等と照合される(ステップS804)。照応条件V
と一致するネットワーク構造等が検索された場合には、
照合データXのうち展開前パターンNと共通の部分が展
開後パターンに展開される(ステップS805)。この
際に、検索によって得られた変数値などが用いられて展
開される。また、照応条件Vに基づく照合によって検索
されたリンクやノードがデータBとしてスタックされる
(ステップS806)。その後、変換用文法Gから次の
規則Kが取り出される(ステップS802)。ここで、
変換用文法G中の規則が終わった場合は、展開された照
合データXがデータRに代入され(ステップS80
7)、データRとデータBが出力されて終了する。
【0117】図26は、認識フローのフローチャートで
ある。
【0118】この認識フローは、相手形式のデータRと
変換用文法Gとの入力を受けて、相手形式のデータDと
格納形式のデータBとを出力するものである。
【0119】この認識フローが開始されると、初期設定
が行われ(ステップS901)、照合データXが展開の
開始点を表す特殊パターンに未到達の間(ステップS9
02:no)は、以下の動作によって展開後から展開前
へと照合データXの収れんが行われる。
【0120】先ず、変換用文法Gから規則Kが1つ取り
出され(ステップS903)、規則Kの展開後パターン
Fと照合データX(当初はデータR)との照合が行われ
る(ステップS904)。照合の結果、共通部分が見つ
かったならば、照合データXのうち展開後パターンFと
共通の部分が展開前パターンに無条件で収れんされる
(ステップS905)。そして、ステップS904にお
ける照合の結果得られた変数値が反映された照応条件V
がデータBとしてスタックされる(ステップS90
6)。その後、特殊パターンへの到達チェックが行われ
(ステップS902)、到達したと判定されると特殊パ
ターに収れんされた照合データXがデータDに代入され
(ステップS907)、データDとデータBが出力され
て終了する。
【0121】上述したステップS903において、変換
用文法G中の規則が終わった場合は、収れんのステップ
を1段戻し(ステップS908)、前回使った規則とは
異なる他の規則を変換用文法G中から取り出し直す(ス
テップS903)。
【0122】ステップS903およびステップS908
を繰り返した結果、適合規則が無くなった場合には、収
れん失敗として終了する。
【0123】これら生成フローチャート及び認識フロー
チャートは、図13〜図16に示す知識統合抽出部22
0によって、図19、図21、図22それぞれに示すよ
うに実行されて、ノードおよびリンクの格納や検索が行
われる。これにより上述した意味ネットワークが構築さ
れ、あるいはその意味ネットワークが再利用される。
【0124】以上説明した基本形態の情報整理表示シス
テムによって意味ネットワークが構築されて情報が整理
される。また、この基本形態の情報整理表示システムで
は、意味ネットワークから情報を取得するための基本的
な処理として上述したロード処理とクエリ処理が用意さ
れている。
【0125】ロード処理は、あらかじめ作成された静的
なデータを表示する処理である。これに対し、情報整理
表示システムによって構築されることが望まれている意
味ネットワークは膨大で流動的なものであるため、ロー
ド処理だけを用いて情報を取得すると、情報が陳腐化す
るおそれがある。従って、膨大で流動的な意味ネットワ
ークのなかから所望の情報が取得される際には、ネット
ワーク構造を使ったノードの検索を行うクエリ処理が多
用されると考えられる。しかし、利用者は、上述した基
本形態の情報整理表示システムでクエリ処理を実行させ
るために、概観表示ツールを操作して、検索条件となる
ネットワーク構造を作成する必要がある。このような操
作が多数回に及ぶと、操作を行うこと自体が煩雑で、本
来の仕事を中断することとなるし、より適切な検索結果
を優先付けして表示するなどといった高度な処理を施す
と一般に検索時間がかかり、操作や検索のために時間が
浪費されて、本来の仕事を一層中断させる原因となる。
このため、高度な検索処理の導入が妨げられ、情報の再
利用が妨げられることとなる。
【0126】そこで、本発明の検索表示装置には、検索
のための操作や時間の浪費を減らし、高度な検索処理の
導入も可能として、情報の容易な再利用を実現する為の
工夫が施されている。
【0127】図27は、本発明の検索表示装置の一実施
形態が組み込まれた情報整理表示システムの概念構成図
である。
【0128】この図27には、情報整理表示システム5
0’と、コンピュータネットワーク80’が示されてい
る。
【0129】この図27に示す情報整理表示システム5
0’には、図2に示す情報整理表示システム50を構成
する情報整理装置60および検索表示装置70が備えら
れているとともに、更に、検索表示装置70に付属する
関連情報取得装置75も備えられており、検索表示装置
70と関連情報取得装置75とによって、本発明の検索
表示装置の一実施形態が構成されている。また、この図
27に示すコンピュータネットワーク80’には、図2
に示すコンピュータネットワーク80の構成要素に加え
て、後述する条件記憶領域として用いられるコンピュー
タ87も組み込まれている。以下の説明では、このコン
ピュータ87のことを条件記憶領域87と称する。
【0130】関連情報取得装置75には、条件格納手段
76と、検索起動手段77と、検索結果格納手段78が
備えられており、条件格納手段76は、条件指定手段7
1によって指定された検索条件や、検索条件の雛形を条
件記憶領域87に格納するものである。検索起動手段7
7は、条件記憶領域87に格納されている検索条件や、
検索条件の雛形から作成された検索条件を使った検索を
検索手段72に所定のタイミングで実行させるものであ
る。検索結果格納手段78は、検索起動手段77の命令
に応じて検索手段72が実行した検索の結果をコンピュ
ータ84に格納するものである。
【0131】以下、検索表示装置70と関連情報取得装
置75とによって構成された、本発明の検索表示装置の
一実施形態の動作について詳述する。ただし、検索表示
装置70および関連情報取得装置75の動作としては、
システム管理者による動作設定に応じた複数種類の動作
が存在する。以下では、まず、利用者が予め検索条件を
登録しておくことを前提とした第1種類の動作について
説明し、その後に、システム管理者などが検索条件の雛
形を利用者に代わって登録しておくことで、利用者が直
接検索条件を作成する手間が省かれる第2種類の動作に
ついて説明する。
【0132】図28は、第1種類の動作を表す図であ
る。
【0133】この第1種類の動作では、利用者がノード
の情報を閲覧したときに、そのノードに関連するノード
について自動的に検索が行われるように設定されてい
る。
【0134】利用者は、まず準備段階として、条件指定
手段71の画面(上述した概観表示ツール)上で、自動
検索を望むネットワーク構成を表す概観図701を作成
する。ここで、概観表示ツール500には、上述した各
種のボタンに加えてクエリ保存ボタン702が設けられ
ている。利用者によってこのクエリ保存ボタン702が
クリックされると、関連情報取得装置75の条件格納手
段76によって概観図701が検索条件文703に翻訳
され、その検索条件文703が条件記憶領域87に保存
される。この図28に示す例では、”発注”activ
ityノードとdocumentノードがrelate
sリンクで結ばれたネットワーク構造が検索条件として
作成され保存されている。なお、ここでは、検索条件と
してのネットワーク構造のうち、利用者が特に着目して
いるノードが指定され、保存される検索条件文には、そ
の着目されたノードを表すファイル名が与えられてい
る。図28に示す例では、”発注”activityノ
ードが指定され、例えば”発注.query”といった
ファイル名で保存される。
【0135】このような準備段階を経た後で、ノードの
情報が閲覧されると、以下説明するように自動検索が行
われる。
【0136】図29は、第1種類の動作における自動検
索を表すフローチャートである。
【0137】以下の説明では、図28と図29を併せて
説明する。
【0138】利用者が表示手段73の画面(上述した概
観表示ツールで兼用)上でロード処理等によって概観図
704を表示させ、その概観図704に表示されている
ノードのうちのactivityノードを選択して、そ
の選択したactivityノードに対応づけられてい
る情報705を閲覧した場合に、検索起動手段77によ
って自動検索の処理が開始される。図28には、“購入
方法”という名称の概観図704に表示されている、
“購入計画”activityノードが選択されて情報
705が閲覧された例が示されている。
【0139】自動検索の処理が開始されると、検索起動
手段77は、“購入方法”概観図704内で、閲覧され
た“購入計画”activityノードに対し、時間的
な前後関係を持つ特殊なリンクであるproceeds
リンクで「後」に結ばれた関係にあるactivity
ノードを探し(ステップS1001)、そのようなac
tivityノードが存在していない場合にはそのまま
終了する。
【0140】図28に示す例では、“発注”activ
ityノードが見つかるので、次に、その見つかったノ
ードに着目した検索条件文が条件記憶領域87に保存さ
れているか否かを判定する(ステップS1002)。保
存されていない場合にはそのまま終了する。
【0141】ステップS1002における判定の結果、
ここでは“発注.query”という名称の検索条件文
703が存在していると判定されるので、次に、その検
索条件文703の内容が条件記憶領域87から取得さ
れ、その内容に従って検索手段72による検索が、図2
1に示す処理:queryとして実行される(ステップ
S1003)。この検索で何も見つからなかった場合に
はそのまま終了する。
【0142】ステップS1003における検索によっ
て、検索条件に合致するネットワーク構造のノードが見
つかった場合には、検索結果格納手段78は、見つかっ
たノードのネットワーク構造を図22に示す処理:re
packによって展開することができるように、そのネ
ットワーク構造を表す概観図のファイルを作成し、意味
ネットワークの一部分としてコンピュータ84に格納す
る(ステップS1004)。これにより、自動検索が終
了する。
【0143】このような自動検索が行われて、検索結果
が概観図のファイルとして保存されていると、その後
に、利用者が、図28に示す”発注”activity
ノードを選択してそのノードの情報を閲覧したときに、
検索結果の概観図が処理:repackによって直ちに
展開されて表示される。つまり、利用者は、ノードの情
報を閲覧するだけで、検索を意識することなく自動的に
最新の関連情報を取得することができる。
【0144】次に、システム管理者などが検索条件の雛
形を利用者に代わって登録しておくことで、利用者が検
索条件を直接作成する手間が省かれる第2種類の動作に
ついて説明する。
【0145】この第2種類の動作では、システム管理者
などが条件指定手段71によって、検索条件の雛形を作
成しておき、利用者が概観図やノードを閲覧した場合
に、その閲覧対象のデータが雛形に組み込まれて検索条
件が作成されて自動検索される。
【0146】図30は、システム管理者などが作成する
検索条件の雛形の第1例を示す図である。
【0147】第2種類の動作では、利用者に替わってシ
ステム管理者などが、条件指定手段71を用いて、例え
ば図30(A)に示すような概観図706を作成する。
この概観図706に示されているリンクやノードに付さ
れている記号「*」は、ノードの種類やリンクの種類が
任意であることを示しており、この概観図706は、任
意種類のノードと任意種類の他のノードが任意種類のリ
ンクで結ばれているネットワーク構造を表している。
【0148】第2種類の動作では、条件指定手段71に
は、あるノードを中心とした検索を行なうことを指定す
る指定機能が追加されている。図30(A)に示す2重
線で示されているノードは、この指定機能によって指定
されたノードである。
【0149】このように作成された概観図706は、第
1種類の動作と同様に、検索条件文の形式に翻訳されて
検索条件の雛形が得られる。
【0150】図30(B)には、図30(A)に示す概
観図706が検索条件文の形式に翻訳された雛形707
が示されている。この雛形707は、1段のリンクで2
つのノードが結ばれている構造のみを特定するものであ
り、ノードの種類等は記号「$」付の変数となってい
る。また、上述した指定機能によって指定されたノード
には、例えば、ノードの属性としてrole=”bas
e”が与えられ、検索条件の雛形中において他のノード
と分別される。以下、この指定されたノードのことを
「着目ノード」と称する。この着目ノードとしては、上
述した第1種類の動作のように、例えば”発注”という
特定のノードが指定されてもよいが、雛形として作成さ
れる場合には、むしろ特定されていない一般的なノード
が設定される場合が多いと予想される。
【0151】このような雛形は、条件格納手段76によ
って、例えば‘auto.query’といったファイ
ル名で条件記憶領域87に格納される。
【0152】図31は、システム管理者などが作成する
検索条件の雛形の第2例を示す図である。
【0153】上述した第1例とは異なり、図31(A)
に示す概観図708には、着目ノードがactivit
y型のノードであって、その着目ノードにrelate
sリンクで任意種類のノードが結ばれているネットワー
ク構造が示されている。そして、この概観図708が翻
訳された、図31(B)に示す雛形709には、ノード
の種類を示す「activity」という記述や、リン
クの種類を示す「relates」という記述が含まれ
ている。
【0154】一般的な利用者が自動検索を望むネットワ
ーク構造に共通する構造は、上述した第1種類の動作の
ように特定のノードを含む構造ではなく、また、上述し
た第1例に示すような全く任意の種類のノードからなる
構造でもなくて、種類だけが特定されたノードを含んだ
構造であると考えられ、システム管理者などが作成する
検索条件の雛形は、この第2例に示すような雛形が一般
的であると考えられる。
【0155】次に、このような雛形が利用される自動検
索について説明する。
【0156】図32は、検索条件の雛形の利用方法を示
す図であり、図33は、第2種類の動作における自動検
索を表すフローチャートである。
【0157】この第2種類の動作では、利用者が任意の
概観図を閲覧したときに検索起動手段77によって自動
検索の処理が開始される。ここでは、例えば、利用者が
“購入方法”の概観図を閲覧したものとして説明する。
【0158】自動検索の処理が開始されると、検索起動
手段77は、‘auto.query’といったファイ
ル名で条件記憶領域87に格納されている雛形を読み出
し、閲覧中の概観図のデータをその雛形に組み込んで検
索条件文710を作成する(図33のステップS110
1)。ここでは、上述した第1例の雛形が読み出された
ものとする。
【0159】作成される検索条件文710は、上述した
第1例の雛形に2行分の記述が追加されて作成されてい
る。追加分の形式は予め決められており、ここでは、概
観図に相当する「kf_page」というノードが記述
された行と、概観図に記載されているという関係を表す
appearsリンクが記述された行が追加され、ap
pearsリンクの元は着目ノードに設定され、app
earsリンクの先はkf_pageノードに設定され
る。また、kf_pageノードの属性として記述され
る概観図の名称には、閲覧中の概観図の名称と同じ“購
入方法”という名称が記述される。このように雛形に記
述が追加されることにより、雛形が表しているネットワ
ーク構造中の着目ノードに対して、“購入方法”kf_
pageノードがappearsリンクによってさらに
結ばれたネットワーク構造711が検索条件として作成
される。
【0160】このように検索条件文は作成されると、検
索起動手段77は検索手段72に、作成された検索条件
文に従う検索を実行させる(図33のステップS110
21)。図32に示すネットワーク構造711では、着
目ノードの種類が任意であるので、閲覧中の概観図であ
る“購入方法”概観図内に示されているすべてのノード
が着目ノードとして取り扱われ、それらの着目ノードか
ら任意種類のリンクを1つたどった任意種類のノードが
全て検索される。検索によって何も見つからない場合に
はそのまま処理が終了し、ノードが見つかった場合に
は、見つかったノードのネットワーク構造を表す概観図
のファイルが作成されて、意味ネットワークの一部分と
してコンピュータ84に格納される(図33のステップ
S1103)。その後、自動検索の処理が終了する。
【0161】ある概観図を閲覧するときには、その概観
図を表すkf_pageノードに対してappears
リンクで結ばれているノードだけが表示される。しか
し、意味ネットワーク上では、一般に、そのように表示
されているノードに繋がった非表示のノードが存在して
おり、利用者は、閲覧中の概観図に表示されたノードに
関連するそのような非表示のノードの情報を所望する可
能性が高い。
【0162】上記説明した第2種類の動作では、そのよ
うなノードの検索が、閲覧中の概観図のデータに基づい
て自動的に実行されることにより、利用者が概観図中の
ノードを選択した時に直ちにそのノードの情報が表示さ
れることとなり、検索操作や検索待ちのための時間を省
くことができる。
【0163】なお、閲覧中の概観図に現れる全てのノー
ドに関連するノードを検索することは無駄も多く生じる
と考えられ、そのような無駄を省くためには、上述した
第2例の雛形のように、利用者が関心を寄せる可能性が
高い種類のノードに限定したネットワーク構造を表す雛
形を用意することが好適である。これにより、閲覧中の
概観図に現れるノードのうち、特定の型のノードやリン
クに対してのみ事前の検索が実行されることとなる。
【0164】なお、上記説明では、検索起動手段77
は、概観図が閲覧されたときや、概観図中の所定種類の
ノードが閲覧されたときに検索手段72に検索を実行さ
せるが、本発明にいう検索起動手段は、設定された時間
で定期的に検索を実行させるものであってもよい。
【0165】また、上記説明では、条件指定手段71が
利用されて検索条件や雛形が作成される例が示されてい
るが、本発明の検索表示装置では、検索条件文が利用者
やシステム管理者によって直接に記述されて検索条件や
雛形が作成されるものであってもよい。
【0166】このように、本発明の検索表示装置の機能
が情報整理表示システムに組み込まれることにより、あ
らかじめ保存された検索条件や雛形によるノードの検索
を、利用者がそのノードを選択する前に事前に行うこと
が可能となり、利用者の検索待ち時間を軽減し、また、
検索時間を多く必要とするような高度な検索手法の導入
も実現可能となる。
【0167】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の検索表示
装置によれば、多種多様な情報を容易に再利用すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】情報整理表示システムによって作成され、本発
明の検索表示装置によって利用される情報ネットワーク
を表す概念図である。
【図2】情報整理表示システムの基本形態の構成概念を
示す概念図である
【図3】情報整理表示システムのハードウェア構成図で
ある。
【図4】パーソナルコンピュータの外観図である。
【図5】ノード記憶領域に記憶されたノードの一例を示
す図である。
【図6】リンク記憶領域に記憶されたリンクの一例を示
す図である。
【図7】GUIによって蛍光面上に表示される画面の一
例を示す図である。
【図8】情報整理表示システムのメインルーチンのフロ
ーチャートである。
【図9】エディット処理のフローチャートである。
【図10】空白領域がクリックされたときに表示される
メニューを示す図である。
【図11】ノードがクリックされたときに表示されるメ
ニューを示す図である。
【図12】プロパティ入力画面を示す図である。
【図13】セーブ処理のフローチャートである。
【図14】ロード処理のフローチャートである。
【図15】クエリ処理のフローチャートである。
【図16】ナビゲーション処理のフローチャートであ
る。
【図17】データベースにおいて、ノード記憶領域およ
びリンク記憶領域にアクセスする命令の具体例を示す図
である。
【図18】知識統合抽出部に対する命令の具体例を示す
図である。
【図19】処理:presentのフローチャートであ
る。
【図20】相手形式のデータの一例を示す図である。
【図21】処理:queryのフローチャートである。
【図22】処理:repackのフローチャートであ
る。
【図23】形式文法を構成するルールの構成概念を示す
図である。
【図24】ルールの具体例を示す図である。
【図25】生成フローのフローチャートである。
【図26】認識フローのフローチャートである。
【図27】本発明の検索表示装置の一実施形態が組み込
まれた情報整理表示システムの概念構成図である。
【図28】第1種類の動作を表す図である。
【図29】第1種類の動作における自動検索を表すフロ
ーチャートである。
【図30】システム管理者などが作成する検索条件の雛
形の第1例を示す図である。
【図31】システム管理者などが作成する検索条件の雛
形の第2例を示す図である。
【図32】検索条件の雛形の利用方法を示す図である。
【図33】第2種類の動作における自動検索を表すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
11 文書 12 画像 13 指示文 20 ノード 30 リンク 40 情報ネットワーク 50,50’ 情報整理表示システム 60 情報整理装置 61 ノード選択手段 62 情報指定手段 63 ノード格納手段 64 リンク選択手段 65 ノード指定手段 66 リンク格納手段 70 検索表示装置 71 条件指定手段 72 検索手段 73 表示手段 75 関連情報取得装置 76 条件格納手段 77 検索起動手段 78 検索結果格納手段 80,80’ コンピュータネットワーク 81,82,83,84,87 コンピュータ 85 ノード記憶領域 86 リンク記憶領域 90 翻訳手段 95 弁別手段 100 パーソナルコンピュータ 110 GUI 111 概観表示ツール 112 詳細表示ツール 200 データベース 210 制御部 220 知識統合抽出部 230 ノード記憶領域 231 ノードの表 232 id欄 233 タイトル欄 234 url欄 240 リンク記憶領域 241 リンクの表 242 関係名欄 243 id欄 244 始点欄 245 終点欄 300 通信ネットワーク 400 ユーザ 500 概観表示ツール用の画面 550 詳細表示ツール用の画面
フロントページの続き Fターム(参考) 5B075 KK03 ND36 NK44 PP13 PQ02 PQ20 UU06

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータネットワークを構成してい
    る複数のコンピュータに共有のノード記憶領域に、該コ
    ンピュータネットワークを構成しているコンピュータに
    記憶されている情報に対応づけられて格納された、対応
    づけられた情報について、複数の情報が所定の複数の情
    報種類に分類されるときの情報種類を示すノードと、コ
    ンピュータネットワークを構成している複数のコンピュ
    ータに共有のリンク記憶領域に、異なる情報に対応づけ
    られた複数のノードに対応づけられて格納された、それ
    ら複数のノード相互の関係を所定の複数の関係種類のう
    ちの1種類の関係種類として示すリンクとによって構成
    された情報ネットワークのネットワーク部分の構造を検
    索条件として用いて、前記ノード記憶領域に格納された
    ノードを検索する検索手段、 前記ネットワーク部分の構造を表す構造情報を、前記検
    索手段による検索の検索条件として記録する条件記録手
    段、 前記条件記録手段によって記録された構造情報が表す構
    造を検索条件とする検索を、所定のタイミングで、前記
    検索手段に実行させる検索起動手段、および前記検索手
    段によって検索された結果見つかったノードを記録する
    検索結果記録手段、および前記検索結果記録手段によっ
    て記録されたノードを操作に応じて表示する表示手段を
    備えたことを特徴とする検索表示装置。
  2. 【請求項2】 コンピュータネットワークを構成してい
    る複数のコンピュータに共有のノード記憶領域に、該コ
    ンピュータネットワークを構成しているコンピュータに
    記憶されている情報に対応づけられて格納された、対応
    づけられた情報について、複数の情報が所定の複数の情
    報種類に分類されるときの情報種類を示すノードと、コ
    ンピュータネットワークを構成している複数のコンピュ
    ータに共有のリンク記憶領域に、異なる情報に対応づけ
    られた複数のノードに対応づけられて格納された、それ
    ら複数のノード相互の関係を所定の複数の関係種類のう
    ちの1種類の関係種類として示すリンクとによって構成
    された情報ネットワークのネットワーク部分の構造を検
    索条件として用いて、前記ノード記憶領域に格納された
    ノードを検索する検索手段、 前記情報ネットワークを構成するノードが対応づけられ
    ている情報を参照する情報参照手段、 前記情報ネットワークの、前記参照手段によって参照さ
    れた情報に対応づけられているノードに対し、前記リン
    クを介して対応づけられている他のノードを含むネット
    ワーク部分の構造を検索条件として用いた検索を前記検
    索手段に実行させる検索起動手段、 前記検索手段によって検索されたノードを記録する検索
    結果記録手段、および前記検索結果記録手段によって記
    録されたノードを操作に応じて表示する表示手段を備え
    たことを特徴とする検索表示装置。
  3. 【請求項3】 前記情報ネットワークのネットワーク部
    分の構造を表す構造情報を、前記検索手段による検索の
    検索条件として記録する条件記録手段を備え、 前記検索起動手段が、前記条件記録手段によって記録さ
    れた構造情報が表す構造に含まれているノードに対し、
    上記リンクを介して対応づけられている他のノードに対
    応づけられている情報が前記参照手段によって参照され
    た時に、その構造情報が表す構造を検索条件として用い
    た検索を前記検索手段に実行させるものであることを特
    徴とする請求項2記載の検索表示装置。
  4. 【請求項4】 前記検索起動手段が、前記参照手段によ
    って参照された情報に対応づけられているノードに対
    し、前記リンクを介して対応づけられている他のノード
    を含むネットワーク部分の構造を表す構造情報を所定の
    アルゴリズムに基づいて作成し、その構造情報を検索条
    件として用いた検索を前記検索手段に実行させるもので
    あることを特徴とする請求項2記載の検索表示装置。
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