JP2003099205A - 表示一体型座標入力装置 - Google Patents

表示一体型座標入力装置

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JP2003099205A
JP2003099205A JP2001290274A JP2001290274A JP2003099205A JP 2003099205 A JP2003099205 A JP 2003099205A JP 2001290274 A JP2001290274 A JP 2001290274A JP 2001290274 A JP2001290274 A JP 2001290274A JP 2003099205 A JP2003099205 A JP 2003099205A
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Mitsuru Sato
満 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 利便性の高い表示一体型座標入力装置を提供
すること。 【解決手段】 表示一体型座標入力装置100は、計算
機に使用するマウスの代替である指示手段により座標を
入力する入力面101と、入力された座標に対する処理
結果を表示する表示面とが同一のもしくは1対1に対応
した表示一体型座標入力装置100であって、入力面1
01に第1の座標が入力されている状態で、当該第1の
座標とは異なる第2の座標が入力された場合に、当該第
1の座標に基づいて当該第2の座標の位置を一意に算出
し、入力面上101における2つの座標を識別する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示一体型座標入
力装置に関し、特に、2点タッチを積極的に有効活用す
る表示一体型座標入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、PDPパネルや液晶リアプロジェ
クタ方式のパネルを用いて、パソコン画面を表示させ、
この表示画面に対してマウスの代わりに指や指示棒等の
指示手段で座標を入力する表示一体型座標入力装置があ
った。この表示一体型座標入力装置を用いることによ
り、たとえば、教育現場や会議などで効果的な講演やプ
レゼンテーションをおこなうことができた。
【0003】特に、近年では、表示部(PDPパネルや
プロジェクタユニット)のコストダウンが進んだことも
あって、大型の表示部が望まれつつある。このため利用
者はさらに効果的なプレゼンテーションをおこなうこと
が可能となってきている。たとえば、一台の表示一体型
座標入力装置を複数人で同時に使用し、片方の者が大き
な流れを説明し、他の者が補助的に資料を表示させるな
どの操作が可能になりつつある。すなわち、従来では、
たとえば、手元の資料とOHPで映し出される補助資料
等を見比べながら講義等を聴講していたところ、複数の
操作者が操作することにより一つの大きな表示面による
講義等の聴講が可能となりつつある。
【0004】この様な技術を開示するものとして、特開
2000−47807号公報「アナログタッチパネルを
使用したデータ入力方法」が知られている。この公報で
は、2点間の距離により機能を設定する技術が開示され
ている。また、特開2000−284899号公報「タ
ッチパネルの多点操作補正装置」では、2点がタッチさ
れた場合に、予め設定されている機能を実行する技術が
開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術では、次の問題点があった。第1に、表示面が大き
くなると、操作者が手の届かないところにアイコンやツ
ールバーが表示され、かえって利便性が低くなるという
問題点があった。これは、ツールバーが上部に表示され
たり、アイコンを操作するために横移動を強いられたり
することに由来する。
【0006】第2に、複数人が一つの表示面を操作する
と、2点が同時に入力された状態(以降この状態を2点
タッチと称する)が生じる。したがって、通常、マウス
のポインタの様に、座標の入力は1点であることを前提
としているOSが処理不能となる場合が発生するという
問題点があった。これを回避するために、従来の表示一
体型座標入力装置では2点目のタッチを無視するような
制御が行われていた。しかしながら、大きな表示面を備
える場合には複数人の同時使用が想定され、2点目の入
力が無視されると利便性が低くなるという問題点があっ
た。
【0007】また、2点タッチとなると、虚像(ダミー
点)が発生し、意図した操作をできないという問題点も
あった。
【0008】本発明は上記に鑑みてなされたものであっ
て、利便性の高い表示一体型座標入力装置を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の表示一体型座標入力装置は、計
算機に使用するマウスの代替である指示手段により座標
を入力する入力面と、入力された座標に対する処理結果
を表示する表示面とが同一のもしくは1対1に対応した
表示一体型座標入力装置であって、前記入力面に第1の
座標が入力されている状態で、当該第1の座標とは異な
る第2の座標が入力された場合に、当該第1の座標に基
づいて当該第2の座標の位置を一意に算出し、前記入力
面上における2つの座標を識別することを特徴とする。
【0010】すなわち、請求項1にかかる発明は、ダミ
ー点を除外し、2点タッチを有効なタッチとして取り扱
うことが可能となる。
【0011】また、請求項2に記載の表示一体型座標入
力装置は、計算機に使用するマウスの代替である指示手
段により座標を入力する入力面と、入力された座標に対
する処理結果を表示する表示面とが同一のもしくは1対
1に対応した表示一体型座標入力装置であって、座標の
入力を検知する座標入力検知手段と、前記座標入力検知
手段により検知された座標の位置を算出する座標位置算
出手段と、前記座標位置算出手段により算出された前記
座標の位置の推移に関する履歴を格納する履歴格納手段
と、前記座標位置算出手段により算出された座標の位置
が複数である場合に、前記履歴格納手段により格納され
た前記履歴に基づいて、前記入力面に実際に入力されて
いる座標を一意に識別する実座標識別手段と、を備えた
ことを特徴とする。
【0012】すなわち、請求項2にかかる発明は、ダミ
ー点を除外し、複数点タッチを有効なタッチとして取り
扱うことが可能となる。
【0013】また、請求項3に記載の表示一体型座標入
力装置は、請求項1または2に記載の表示一体型座標入
力装置において、前記入力面上の2つの座標に関して、
当該2つ座標のうち後から入力された座標が、始めに入
力された座標に対して、当該入力面上の上下左右のどの
方向にあるかを判定する第2座標方向判定手段を備えた
ことを特徴とする。
【0014】すなわち、請求項3にかかる発明は、2つ
目の座標に関して、相対方向に基づいた処理をおこなわ
せることが可能となる。たとえば、機能の割付に資する
ことが可能となる。
【0015】また、請求項4に記載の表示一体型座標入
力装置は、請求項1、2または3に記載の表示一体型座
標入力装置において、前記入力面に入力された複数の座
標間の距離を算出する座標間距離算出手段と、前記座標
間距離算出手段により或る2つの座標が所定の距離範囲
内にあると算出された場合に、当該2つの座標のうち後
から入力された座標の始めに入力された座標に対する方
向に基づいて、始めに入力された座標位置に割り付けら
れた機能を実行する割付機能実行手段と、を備えたこと
を特徴とする。
【0016】すなわち、請求項4にかかる発明は、装置
を複数人で同時使用する場合に、操作者の意図しない操
作を防止する。換言すると、2点タッチの範囲を制限す
ることで複数人の同時使用が可能となる。
【0017】また、請求項5に記載の表示一体型座標入
力装置は、請求項4に記載の表示一体型座標入力装置に
おいて、前記機能が、前記マウスの右クリック、左クリ
ック、ダブルクリックまたはドラッグの操作信号を送出
することであることを特徴とする。
【0018】すなわち、請求項5にかかる発明は、2点
タッチによりマウス代替の操作を実現可能となる。
【0019】また、請求項6に記載の表示一体型座標入
力装置は、請求項4に記載の表示一体型座標入力装置に
おいて、前記割付機能実行手段により実行される機能を
設定する機能割付手段を備えたことを特徴とする。
【0020】すなわち、請求項6にかかる発明は、マウ
ス操作だけでなく各種の操作を割り付けることが可能と
なる。
【0021】また、請求項7に記載の表示一体型座標入
力装置は、請求項4に記載の表示一体型座標入力装置に
おいて、前記所定の距離範囲を設定する距離範囲設定手
段を備えたことを特徴とする。
【0022】すなわち、請求項7にかかる発明は、操作
者が使いやすいように距離範囲を変更することが可能と
なる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら詳細に説明する。まず、表示一体型座標
入力装置の外観を示し、つぎに、装置の構成、装置の処
理流れについて説明する。
【0024】図1は、本実施の形態の表示一体型座標入
力装置の一例を前方側から示した外観構成図である。ま
た、図2は、図1に示した表示一体型座標入力装置を後
方側から示した外観構成図である。図1に示した様に、
表示一体型座標入力装置100は、主として、画像を表
示するプラズマディスプレイパネル(以下「PDP」と
記述する)101と、PDP101の直近前面に配置さ
れ、PDP101を座標入力面として、指先やペンで書
いた文字や図形等を入力する座標入力ユニット102
と、指先またはペンで入力(タッチ)された座標入力面
上の座標位置の演算等をおこない、また、各種ソフトウ
ェアの処理をおこなうコンピュータユニット103と、
を備える。
【0025】なお、後述するように、座標入力ユニット
102は扇型の光の面をPDP101と平行にかつ直近
して形成し座標の入力を検知する。したがって、座標の
入力面と表示面とは同一もしくは1対1に対応している
といえる。すなわち、PDP101は座標入力面である
とともに、コンピュータユニット103等による処理結
果を画像として表示する画像表示面でもある。なお、以
降ではPDP101を適宜表示面101もしくは入力面
101と称することとする。
【0026】また、表示一体型座標入力装置100のコ
ンピュータユニット103には各種の周辺機器を接続す
ることができる。一例として、原稿の画像を読み取るた
めのスキャナや画像データを記録紙に出力するプリンタ
を接続することができる。また、コンピュータユニット
103を介して表示一体型座標入力装置100をネット
ワークに接続することができ、たとえば、各種のホーム
ページを表示させることも可能である。また、ネットワ
ークを構築することにより、表示一体型座標入力装置1
00と他のコンピュータとの間でファイルを送受信する
ことも可能となる。
【0027】なお、図1では、表示一体型座標入力装置
100は、スピーカ201と、電源スイッチ202と、
図示しない操作リモコンからの光を受光するリモコン受
光部203と、を備える様子が示されている。また、図
2では、表示一体型座標入力装置100は、PDP10
1の輝度やコントラスト等を設定するための操作パネル
204を備える様子が示されている。なお、図示は省略
するが、コンピュータユニット103がPDP101や
その他の外部機器等と接続するためのコネクタパネルも
備える。
【0028】なお、表示一体型座標入力装置100は、
キーボードを常に使用可能な状態で載置できるキーボー
ド台205と、表示一体型座標入力装置100を筐体ご
と移動させるためのキャスター206も備える。
【0029】なお、表示一体型座標入力装置は、表示面
101の大型化に伴って、図3に示すような構成として
もよい。すなわち、図示したように、表示一体型座標入
力装置300は、大型の表示面301と、座標入力ユニ
ット302と、コンピュータユニット303により構成
される。図では、さらに、複数の操作者による使用態様
の様子が示されている。
【0030】(座標入力ユニット102:全体構成)つ
ぎに、座標入力ユニット102について説明する。図4
は、座標入力ユニットの一例を示した概略構成図であ
る。なお、図1においては、座標入力ユニット102は
PDP101を覆う枠のように示されているが、図4は
その内部の構成を示したものである。座標入力ユニット
102は、指などにより座標(図では位置A)を入力す
る矩形の座標入力面401と、座標入力面401に沿っ
て扇形に広がる照射光を発し、また、座標入力面401
に沿って進行する反射光を受光する光学ユニット402
(そのうち左側にある光学ユニットを402Lと、右側
にある光学ユニットを402Rとする)と、座標入力ユ
ニット102の外縁に配置され光学ユニット402が発
した照射光を、その入射方向に再帰的に反射する反射部
403を有する。光学ユニット402により座標の入力
が検知される。
【0031】座標入力ユニット102は、座標入力面4
01に入力された指の遮蔽方向および光学ユニット40
2間の距離に基づいて座標点を検知する。なお、座標入
力面401はPDP101(の表面部分)に該当する
が、ここでは座標を入力する面として考えるものとし
て、座標入力面401と表現するものとする。つぎに座
標入力ユニット102を構成する各部を説明する。
【0032】(座標入力ユニット102:反射部の構
成)反射部403は、光を再帰的に反射する部材で表面
が覆われている。一例として、コーナーキューブリフレ
クタが挙げられる。図5は、コーナーキューブリフレク
タを示した図である。同図(a)は斜視図を、同図
(b)は、頂点と底面の円の中心とを通る直線における
断面図を示す。コーナーキューブリフレクタは円錐形状
で、内面をアルミ蒸着などして反射効率を高めている。
図に示したように、コーナーキューブリフレクタは、錐
角が90度であるため、入射光を再帰的に反射する。
【0033】コーナーキューブリフレクタは図5から明
らかなように円錐面に対する入射角が45°未満である
必要がある。したがって、反射部403上でコーナーキ
ューブリフレクタが配置される位置に基づいて、それぞ
れの光学ユニット402Rおよび402Lに配向して設
置してもよい。なお、反射部403には、光を再帰的に
反射するものを用いればよくコーナーキューブリフレク
タに限定されない。また、使用の態様によっては、微粒
径の乱反射材を塗布したシート状テープを用いてもよ
い。乱反射剤は必ずしも再帰的な反射作用がないが、微
粒子であれば、最も強く光が戻るのは再帰的方向となる
からである。
【0034】(座標入力ユニット102:発光部の構
成)つぎに、光学ユニット402の発光部について詳細
に説明する。図6は、光学ユニット402の発光部の内
部構造を示した概略構成図であり、同図(a)は、発光
部を座標入力面401に平行な面内で照射光の進行方向
に直交する向き(図のy軸方向から)見た図であり、同
図(b)は、発光部を照射光の進行方向から(図のx軸
方向から)見た図を示す。
【0035】発光部601は、照射光を発する発光素子
602と、発光素子602が発した照射光を所定方向に
偏向するシリンドリカルレンズ603a〜シリンドリカ
ルレンズ603cと、スリット604とからなる。な
お、ハーフミラー605は、スリット604を通過した
照射光を反射部403に向けて反射するハーフミラーで
ある。ハーフミラー605をもちいることにより、発光
部601と後述する受光部とを一つの光学ユニットとし
て構成することが容易となる。
【0036】発光素子602は、たとえば、レーザーダ
イオードやピンポイントLEDなどからなる。発光素子
602から発せられる光の波長に制限はないが、赤外近
辺の波長が好ましい。これは、遠赤外であると光学ユニ
ットが熱を持ちやすく、レンズ等の各種ひずみの原因と
なり、その補正が困難となるからであり、また、紫外領
域の波長ではエネルギーが高く取り扱いが困難となるか
らである。また、前述したように座標入力面401は、
コンピュータユニット103等で処理される各種アプリ
ケーションの実行結果を表示する表示面(画面)でもあ
るので、この画面で使用される波長以外の波長、すなわ
ち、表示面で使用される光の波長以外の波長を用いても
よい。異なる波長を用いることによりノイズが軽減さ
れ、誤検知を防ぐことが可能となる。
【0037】発光素子602が発した照射光はシリンド
リカルレンズ603aで絞り込まれ、z軸に平行な光と
なる(図6(a)参照)。続いて、照射光は2つのシリ
ンドリカルレンズ603bおよびシリンドリカルレンズ
603cを経て、y軸方向に絞り込まれ、スリット60
4の位置に集光する(図6(b)参照)。すなわち、シ
リンドリカルレンズ603a〜603cをもちいること
により、発光素子602が発した光を所定の方向に収束
・拡散させることが可能となり、その組み合わせによ
り、所望の形状に整えることが可能となる。
【0038】スリット604はx軸に平行な細長いスリ
ットをなし、照射光はスリット604を通過してy軸方
向に扇形に広がる。照射光がスリット604を経由する
ことにより、発光部601における各種回折などの、い
わゆるノイズを軽減し、照射光の均一性を高める。換言
すると、スリット604は、照射光の均一性を高める線
光源を形成するといえる。
【0039】(座標入力ユニット102:受光部の構
成)つぎに、光学ユニット402の受光部について説明
する。図7は、光学ユニット402の受光部の内部構造
を座標入力面401に垂直な方向から示した概略構成図
である。ここでは簡単のため、座標入力面401に平行
な2次元平面内における反射光の検出についての説明を
おこなう。受光部701は、反射部403で反射された
反射光を集光する受光レンズ702と、フォトセンサな
どの受光強度を検知する複数の受光素子703からなる
ラインセンサ704とから構成される。また、図では、
発光素子602と、反射光を透過するハーフミラー60
5もそれぞれ表している。なお、発光素子602は、ハ
ーフミラー605の上部(図における座標系においてz
>0の位置)にあるので、ここでは点で表示する。
【0040】発光素子602から照射され反射部403
で反射され、同じ経路を戻ってきた反射光は、受光レン
ズ702によって集光され、ラインセンサ704上のそ
れぞれ異なる位置に到達する。したがって、座標入力面
401上のある位置Aに指等が挿入され照射光が遮断さ
れると、その方向に対応するラインセンサ704上の点
に反射光が到達しなくなる。座標入力面401上に遮光
物がない場合は、ラインセンサ704上の受光強度分布
は受光レンズ702の光軸を対称に中心部ではほぼ一定
となる。しかし、図に示したように座標入力面401上
の位置Aに光を遮る指が挿入された場合、ここを通過す
る光は遮られ、ラインセンサ704上では位置Dにおい
て受光強度の弱い領域(暗点)が生じる。
【0041】この位置Dは遮られた光の角度、すなわ
ち、位置Aの光軸から測定した検出角度θdと1対1に
対応しており、ラインセンサ704上の暗点の位置Dが
分かればθdを知ることができる。受光レンズ702か
らラインセンサ704までの距離をfとして、θdはD
の関数として式(1)で与えられる。 θd=arctan(D/f) ・・・(1)
【0042】なお、厳密には、受光レンズ702による
光の屈折により、tan(θd)=D/fとならない
が、θdとD/fとの関係は一意に決まるので、ここで
は、簡単のため式(1)が成立するものとして取り扱
う。
【0043】図8は、光学ユニット402が検知した座
標点の方向と光学ユニット402間の距離とから座標点
の位置を計算する説明図である。図に示したように、w
は光学ユニット402間の距離を、θcRは、右側光学
ユニット402Rが検知した座標Aの光学ユニット間を
結ぶ線から測定した角度(計算角度と称することとす
る)を、θcLは、左側光学ユニット402Lが検知し
た計算角度をそれぞれ示す。詳細な計算過程は省略する
が、座標A(x,y)は、式(2)によって与えられ
る。 x=w・tanθcR/(tanθcL+tanθcR) y=w・tanθcL・tanθcR /(tanθcL+tanθcR) ・・・(2)
【0044】したがって、ラインセンサ704上の暗点
の位置が分かれば検出角度θdを知ることができ、検出
角度θdをもとに、これと一対一に対応する計算角度θ
cを算出でき、式(2)により座標を算出することがで
きる。この計算は、後述するように、コンピュータユニ
ット103のデバイスドライバがおこなう。また、デバ
イスドライバは、複数の座標が入力された場合に生じる
ダミー点と実点の識別もおこなう。
【0045】(PDP101)本実施の形態における表
示一体型座標入力装置100では、前述したように座標
入力面401およびコンピュータユニット103等によ
る各種処理結果を表示する表示面としてプラズマディス
プレイパネル(PDP)101をもちいる。ここでは、
プラズマディスプレイの発光原理などに関する詳細な説
明は省略するが、PDP101をもちいることにより、
表示画面の大型化・軽量化を可能とするとともに表示部
を薄型とすることが可能となる。また、輝度が高いため
部屋を暗くする必要がなく、さらに、液晶ディスプレイ
と異なり視野角が広い。加えて、動画もスムーズに再生
できるという特徴があることから、表示一体型座標入力
装置100の利便性を向上させることが可能となる。
【0046】なお、液晶ディスプレイやリアプロジェク
タ方式のパネルを用いることが可能であることはいうま
でもない。なお、前述したように、PDP101は座標
入力面であるとともに表示画面であるので、人間の指な
どにより座標を入力して直感的な操作が可能となる。
【0047】(コンピュータユニット103)続いてコ
ンピュータユニット103の概略構成を説明する。図9
は、コンピュータユニット103のブロック構成図であ
る。コンピュータユニット103は、汎用のパーソナル
コンピュータであり、表示一体型座標入力装置100全
体を制御するCPU900と、ブートプログラム等を記
憶したROM901と、CPU900のワークエリアと
して使用されるRAM902と、文字、数値、各種指示
等の入力をおこなうためのキーボード903と、カーソ
ルの移動や範囲選択等をおこなうためのマウス904
と、ハードディスク909と、PDP101と接続さ
れ、PDP101に対する画像の表示を制御するグラフ
ィックス・ボード910と、表示一体型座標入力装置1
00をコンピュータユニット103を介してネットワー
ク107に接続するネットワーク・カード911(また
はモデムでもよい)と、スキャナ105、プリンタ10
6等を接続するためのインターフェイス(I/F)91
2と、上記各部を接続するためのバス913と、を備え
ている。
【0048】なお、RAM302には、後述するデバイ
スドライバによる座標算出のワークエリアが確保され、
随時、算出された座標の位置および座標の位置の推移に
関する履歴を格納する。座標の位置の推移を格納してお
くことにより、複数の座標が入力された場合に、入力さ
れた座標の位置を一意に識別することが可能となる。な
お、履歴を随時格納しておくと、容量不足となるので、
古い座標の位置については順次破棄しておく構成とす
る。
【0049】図9においては、説明の便宜上、コンピュ
ータユニット103に周辺機器を接続するためのインタ
ーフェイスをI/F912という一つのブロックで示し
たが、具体的にI/F912は、RS−232CやUS
Bのようなシリアル・インターフェイス、パラレル・イ
ンターフェイス、SCSI等で構成される。
【0050】また、ハードディスク909は、オペレー
ティング・システム(OS)905、表示一体型座標入
力装置100を指入力等により線図の描画を可能とし、
電子黒板として機能させる電子黒板ソフト906、座標
入力ユニット102上の2点タッチをマウスのクリック
動作に等に変換ないしエミュレートするデバイスドライ
バ907、およびワードプロセッサ・表計算ソフト等の
各種アプリケーションプログラム908等を記憶してい
る。つぎに、デバイスドライバ907と電子黒板ソフト
906について説明する。
【0051】(デバイスドライバ907の内容)デバイ
スドライバ907は、入力面101に入力された座標が
複数である場合に、2点目のタッチをマウスのクリック
動作等の操作信号に変換し、マウスをエミュレートする
ドライバである。上述した座標入力ユニット102の構
成では、複数の座標の入力があった場合に、いわゆるダ
ミー点が生じる。ここでは、まず、ダミー点と実点の識
別方法について説明し、つぎに、マウス操作信号のエミ
ュレートについて説明する。
【0052】(デバイスドライバ907:ダミー点と実
点の区別について)図10は、一点検知と、多点検知
(2点検知)の場合のダミー点の生じる様子を説明した
説明図である。図8に示したように、先に1点(座標
A)が入力されている状態で第2の点(座標B)が入力
された場合について説明する。
【0053】座標Bの入力があると、左右の光学ユニッ
ト402(図4参照)は、それぞれ光の遮蔽を2方向検
出する。したがって、実際に入力されている座標は座標
A、座標Bであるにも関わらず、座標Cと座標Dのダミ
ー点も算出されてしまう(図10参照)。このとき、デ
バイスドライバ907は、RAM902を参照して、既
に算出されている座標Aの位置(もしくは座標Aの位置
の推移の履歴)に基づいて、入力面に実際に入力されて
いる座標の位置を一意に識別する。
【0054】なお、光学ユニット402と2つの座標が
同一直線上に並ぶ場合も生じる(図11)参照。このと
きは、算出される座標の数も2つなので、座標は一意に
特定可能となる。なお、このとき、適宜、座標Aの推移
の履歴(軌跡)を判断することにより、座標Aと座標B
との交錯を防止できる。
【0055】(デバイスドライバ907:マウス操作信
号のエミュレートについて)以上説明した処理により、
2点タッチが4点タッチと誤認されないため、2点タッ
チを積極的に使用することが可能となる。特に、表示一
体型座標入力装置100では、マウスの様な右ボタンや
左ボタンの区別ができないので、2点タッチを積極的に
使用することにより、マウス動作をエミュレートするこ
とができる。
【0056】図12は、2点目の座標の相対方向を算出
し、その方向に応じてマウスのどのような操作をエミュ
レートするかの一例を示した説明図である。なお、A点
は始めに入力された点、B点は後から入力された点を示
す。図示したように、2点目の1点目に対する方向を4
分割する。なお、表示面101のY軸から測定した角度
をθsとする。
【0057】方向の分割は、図の例では、 上側タッチ領域 (315°≦θs< 45°) 右側タッチ領域 ( 45°≦θs<135°) 下側タッチ領域 (135°≦θs<225°) 左側タッチ領域 (225°≦θs<315°) としている。上述したように、表示一体型座標入力装置
100は、2点タッチを識別できるので、後から入力さ
れた座標の相対方向を次の様に識別することができる。
【0058】Xb>Xa、Yb<Yaである場合: θ1=arctan((Ya−Yb)/(Xb−X
a)) Xb>Xa、Yb>Yaである場合: θ2=arctan((Yb−Ya)/(Xb−X
a)) Xb<Xa、Yb>Yaである場合: θ3=arctan((Yb−Ya)/(Xa−X
b)) Xb<Xa、Yb<Yaである場合: θ4=arctan((Ya−Yb)/(Xa−X
b))
【0059】2点目のタッチ領域は以下により確定す
る。 0°<=θ1<45°(上側タッチ)、45 <=θ1
<90°(右側タッチ) 0°<=θ2<45°(右側タッチ)、45 <=θ2
<90°(下側タッチ) 0°<=θ3<45°(左側タッチ)、45 <=θ3
<90°(下側タッチ) 0°<=θ4<45°(左側タッチ)、45 <=θ4
<90°(上側タッチ) すなわち、この判別手法により、B点の入力が上側タッ
チ、下側タッチ、右側タッチ、左側タッチのいずれかに
該当することが分かる。この方向判断は、デバイスドラ
イバ907がおこなう。
【0060】また、入力面101に対する指示手段が指
である場合には、手の大きさなど個人差を伴う。したが
って、2点目の入力方向によってマウスの操作信号を割
り付ける場合には、このような個人差を考慮した2点タ
ッチの有効範囲を定める必要がある。また、入力面10
1が横長で、複数人による同時使用を前提としている場
合、あまりにかけ離れた2点の入力にマウスの操作信号
を割り付けるのは使用感を損ねてしまう。すなわち、2
点の入力があった場合、同一人物による入力なのか、異
なる人物による入力なのかを識別すると装置の利便性が
向上する。換言すると表示一体型座標入力装置100
は、2点タッチの範囲を制限することにより、複数人に
よる同時操作を可能とする。
【0061】デバイスドライバ907は、2点タッチの
有効範囲を設定可能に処理する。図13は、2点タッチ
の有効範囲を設定する画面構成例を示した説明図であ
る。図示したように、2点有効範囲入力部1301(ス
ライダバー)により、範囲を広げるか、狭めるかを設定
可能となっている。また、入力された範囲を、テスト表
示部1302に表示させることにより、操作者が実際に
使用する表示面に対峙して設定可能となる。なお、通常
はこの有効範囲は片手の2本の指で操作できる程度の距
離に設定する。
【0062】なお、2点タッチの有効範囲判定の設定に
関しては、2点間の座標距離Lは、 L = sqrt((Xb−Xa)2+(Yb−Y
a)2) により算出され、設定された円の半径座標より小さい場
合に、2点タッチが有効とする。この2点間距離Lは、
デバイスドライバ907により算出される。
【0063】実際のマウス信号のエミュレートは、2点
目の入力が上タッチ領域、下タッチ領域、右タッチ領
域、左タッチ領域のいずれかであるかにしたがって、た
とえば、以下のように割り付ける。なお、各タッチ領域
は、図13で説明した有効範囲内にあるものとする。
【0064】・2点目が右タッチ領域に入力された場
合:右ボタンONのマウス操作信号を出力 ・2点目が上タッチ領域に入力された場合:中ボタンO
Nのマウス操作信号を出力 ・2点目が左タッチ領域に入力された場合:左ボタンO
Nのマウス操作信号を出力 ・2点目が下タッチ領域に入力された場合:ダブルクリ
ックとして左ボタンONマウス操作信号を2回連続して
出力 ・右タッチ領域に入力されていた2点目の座標の入力が
終了した場合:右ボタンOFFのマウス操作信号を出力 ・上タッチ領域に入力されていた2点目の座標の入力が
終了した場合:中ボタンOFFのマウス操作信号を出力 ・左タッチ領域に入力されていた2点目の座標の入力が
終了した場合:左ボタンOFFのマウス操作信号を出力
【0065】なお、その他の割付としては以下を採用で
きる。 ・右ボタンONの後2点ともデタッチ(座標の入力終
了)となった場合:右ボタンOFFのマウス操作信号を
出力 ・中ボタンONの後2点ともデタッチとなった場合:中
ボタンOFFのマウス操作信号を出力 ・左ボタンONの後2点ともデタッチとなった場合:左
ボタンOFFのマウス操作信号を出力
【0066】このように、マウス操作信号をエミュレー
トすることにより、たとえば、右ボタン、中ボタン、左
ボタンを使い分けるために、その都度、ツールバーやキ
ーボードを操作する煩雑さから解放される。また、指入
力等によるダブルクリックでは、座標のブレが生じやす
くまたクリック間隔が長くなる。したがって、ダブルク
リックと認識され難くなる。上述したように、表示一体
型座標入力装置100は、2点タッチでダブルクリック
をエミュレートすることにより、このような不具合をな
くし利便性を向上させる。
【0067】なお、マウス操作信号の制御としては、2
つの座標が同時に入力された場合はマウスの操作信号を
エミュレートしないようにしてもよい。また、2点タッ
チと機能との割付に関しては、2点タッチにより、右ク
リック、左クリック、ダブルクリックまたはドラッグの
操作信号を割り付けてもよい。なお、以上の割付は、デ
バイスドライバ907によりおこなうことができる。
【0068】(電子黒板ソフト906)つぎに表示一体
型座標入力装置100に特化した電子黒板ソフト906
について説明する。ここでは、説明の便宜のため、入力
動作および画面への表示処理も含めて、電子黒板ソフ
ト、手書き線図の描画と消去、手書きによる整形図形の
描画と消去、手書きによる罫線の描画と消去、手書きに
よるスタンプの描画と消去、表示内容の拡大縮小、につ
いて説明する。
【0069】1)電子黒板ソフト 図9に示した電子黒板ソフト906は、表示一体型座標
入力装置100を電子黒板として動作させる。この電子
黒板ソフト906は、ワードプロセッサ・表計算ソフト
等の各種アプリケーションプログラム908と同様に、
OS905による制御の下で動作するアプリケーション
プログラムの一種である。図1に示したシステムの電源
スイッチ202をONにすると、OS905の起動に続
いて直ちに電子黒板ソフト906が起動されるという設
定にしておくと作業性の面において好ましい。ただし、
OS905によって提供されるデスクトップ画面がシス
テムの起動時に表示され、デスクトップ画面上に表示さ
れたアイコンを選択して電子黒板ソフト906を起動す
ることにしてもよい。
【0070】電子黒板ソフト906が起動されると、図
14に示したような電子黒板画面1400がPDP10
1上に表示される。この電子黒板画面1400は、たと
えばホワイトボードの書き込み面に相当するものであ
る。この電子黒板画面1400を表示しているPDP1
01の前面に位置する座標入力ユニット102の座標入
力面401上にユーザが指先で文字や図形を描くと、座
標入力ユニット102コンピュータユニット103を介
し、ホワイトボードにペンで文字や図形を書いたよう
に、ユーザが座標入力面401に書いた文字や図形がそ
のままPDP101上の電子黒板画面1400に描画さ
れる。
【0071】また、電子黒板ソフト906は、図14に
示したように、各種の操作をおこなうための複数のボタ
ンを含むツールバー1401を電子黒板画面1400上
に表示する。ここで、ツールバー1401中の各ボタン
に割り当てられている機能の概略を説明する。なお、使
用の態様によっては、通常のデスクトップ環境に電子黒
板ソフト906のツールバー1401を表示する態様で
あってもよい。なお、電子黒板画面1400に表示され
るツールバーには、ツールバー1401の他、拡張ツー
ルバー(図15参照)および図形描画ツールバー(図1
6参照)が用意されている。
【0072】・コンピュータ画面ボタン1402:PD
P101上の表示をデスクトップ画面または他のアプリ
ケーションプログラムの画面に切り替える。 ・ペンボタン1403:手書きでPDP101上に文字
や線を書くことができる(ペンツールの利用を指定)。 ・消しゴムボタン1404:手書きで書いた文字や線を
消すことができる。 ・前ページボタン1405:前のページを表示する。 ・ページ番号ウインドウ1406:現在電子黒板画面1
400として表示されているページのページ数を表示す
る。 ・次ページボタン1407:次のページを表示する。 ・印刷ボタン1408:現在作成しているファイルのペ
ージをプリンタ106で印刷する。 ・サムネイルボタン1409:現在作成しているファイ
ルを構成するページを一覧表示する。 ・終了ボタン1410:電子黒板ソフト906を終了す
る。 ・拡張ボタン1411:図15に示す拡張ツールバー1
500を表示する。拡張ツールバー1500中の拡張ボ
タン1411にタッチすると、図14に示したツールバ
ー1401に復帰する。
【0073】上記拡張ボタン1411にタッチした場合
に表示される拡張ツールバー1500中の各ボタンに割
り当てられた機能について図15を参照しつつ説明す
る。なお、図14に示したツールバー1401中のボタ
ンと同一のボタンについては同一の符号を付して説明を
省略する。
【0074】・ファイルボタン1501:新しいページ
を開いたり、以前に作成したファイルを開くことができ
る。 ・保存ボタン1502:現在作成しているファイルを保
存する。 ・表示ボタン1503:サムネイル表示、全体表示およ
びウィンドウ表示の切り替え、ズーム(拡大)表示の設
定をおこなうことができる。 ・図形描画ボタン1504:図16に示すような図形描
画ツールバー1600が表示され、線、四角形、楕円を
描くことができる(図形描画ツールの利用を指定)。図
形描画ツールバー1600中の各ボタンについては後に
説明する。 ・背景設定ボタン1505:PDP101に表示する電
子黒板画面1400の背景色の設定をおこなうことがで
きる。 ・オプションボタン1506:電源投入時および終了時
の電子黒板ソフト906の表示、後述する他の画面をキ
ャプチャしたときのページ挿入の設定をおこなうことが
できる。また、作業フォルダ変更の設定をおこなうこと
ができる。 ・ヘルプボタン1507:操作や機能説明を記載したヘ
ルプ画面を表示することができる。
【0075】さらに、上記図形描画ボタン1504にタ
ッチした場合に表示される図形描画ツールバー1600
中の各ボタンに割り当てられた機能について図16を参
照しつつ説明する。
【0076】・選択ボタン1601:作成した図形を編
集する場合に、編集対象となる図形を選択することがで
きる。 ・直線ボタン1602:直線を引くことができる。 ・四角形ボタン1603:四角形を描くことができる。 ・楕円ボタン1604:楕円を描くことができる。 ・編集ボタン1605:作成した図形を編集する。 ・罫線ボタン1606:罫線を引くことができる。 ・スタンプボタン1607:丸印や発火模様などのスタ
ンプを描画することができる。このスタンプを用いるこ
とによりプレゼンテーション等の臨場感を高めることが
できる。 ・拡大縮小ボタン1608:表示内容の拡大縮小表示を
おこなう。
【0077】なお、電子黒板ソフト906による各種処
理のショートカットとして、2点タッチを割り付けると
装置の利便性が向上する。たとえばショートカットの割
付例として、以下を挙げることができる。 ・2点目が左側タッチ領域に入力された場合→ペンボタ
ン1403の押下信号を出力(なお、このペンボタン1
404により手書き入力後、再び2点目が左側タッチ領
域に入力された場合に消しゴムボタン1404の押下信
号を出力するように割り付けておけば、利便性が向上す
る。)
【0078】・2点目が左側タッチ領域に入力された場
合→罫線ボタン1606の押下信号を出力(なお、この
罫線ボタン1606により罫線の入力後、再び2点目が
左側タッチ領域に入力された場合に消しゴムボタン14
04の押下信号を出力するように割り付けておけば、利
便性が向上する。)なお、上側タッチ領域では二重線に
よる罫線を描画させ、下側タッチ領域では罫線外側枠を
太線にするなど、属性を付加する態様であってもよい。
【0079】・2点目が左側タッチ領域に入力された場
合→スタンプボタン1607の押下信号を出力(なお、
このスタンプボタン1607によりスタンプの描画後、
再び2点目が左側タッチ領域に入力された場合に消しゴ
ムボタン1404の押下信号を出力するように割り付け
ておけば、利便性が向上する。)
【0080】・2点目が左側タッチ領域に入力された場
合→四角形ボタン1603の押下信号を出力(なお、こ
の四角形ボタン1603により罫線の入力後、再び2点
目が左側タッチ領域に入力された場合に消しゴムボタン
1404の押下信号を出力するように割り付けておけ
ば、利便性が向上する。)なお、同様に、適宜、楕円ボ
タン1604を割り付けてもよい。なお、この様な図形
描画に関しては、上側タッチ領域に四角形ボタン、下側
タッチ領域に楕円ボタン1604を割り付けるなどして
もよい。
【0081】・2点目が左側タッチ領域に入力された場
合→拡大ボタン1608の押下信号を出力(なお、この
拡大ボタン1608により表示内容の拡大後、再び2点
目が左側タッチ領域に入力された場合に消しゴムボタン
1404の押下信号を出力するように割り付けておけ
ば、利便性が向上する。)また、上側タッチ領域の押下
で拡大表示を、下側タッチ領域の押下で縮小表示をおこ
なう様に割り付けてもよい。
【0082】また、ここで説明したショートカット以外
でも、再び左側タッチ領域に座標が入力されなくとも、
一定時間経過後もしくは一定時間の無入力状態の経過
後、消しゴムボタン1404が選択される以前の描画モ
ードに移行する制御をおこなってもよい。この他、たと
えば、消しゴムボタン1404が選択されている状態
で、2点目が左側タッチ領域に入力された場合には、消
しゴムボタン1404が選択される前の描画モードに戻
る割付をおこなってもよい。
【0083】なお、ツールバーに関して、ユーザは、図
14〜図16に示した各ツールバーの所定の位置に指先
でタッチし、そのまま指先を移動(ドラッグ)させるこ
とにより、ツールバーを好みの場所に移動させることが
できる。この様に、ツールバーを移動できることによ
り、手が届かない様な大画面の表示一体型座標入力装置
100の利便性が高まる。
【0084】また、図14に示した電子黒板画面140
0は、いわゆる全画面表示と呼ばれる表示形態でPDP
101の表示領域全面に表示されている。ユーザは上記
拡張ツールバー1500中の表示ボタン1503にタッ
チし、所定の操作をおこなうことにより、電子黒板画面
1400をウインドウ表示に切り替えることができる。
さらに、電子黒板ソフト906は、OS1505上で動
作するアプリケーションプログラムの一種であるため、
ツールバー1401(または拡張ツールバー1500)
中のコンピュータ画面ボタン1402にタッチすること
により、PDP101の表示を電子黒板画面1400か
らデスクトップ画面またはワードプロセッサ等の表示画
面に簡単に切り替えることができる。
【0085】なお、表示一体型座標入力装置100の操
作(座標入力面401に対する座標入力)については、
光を遮蔽させることができるものであれば、どのような
ものをもちいて座標入力操作をおこなってもよい。ここ
では指で入力することを想定したが、使用の態様によっ
ては、ペンやその他のものでも同様な操作をおこなうこ
とができることはいうまでもない。
【0086】つぎに、各ボタンが押下された場合の描画
内容について説明する。ここでは、手書きで文字や図形
を書き込む方法について説明する。電子黒板ソフト90
6には、ユーザの指先を本物のペンのように用い、手書
きで電子黒板画面1400上に文字や図形を書き込むた
めのペンツールが用意されている。このペンツールは、
ユーザがツールバー1401(または拡張ツールバー1
500)中のペンボタン1403にタッチすることによ
り利用可能となる。
【0087】ユーザは、黒板やホワイトボードに手書き
で文字を書くようにして、座標入力面401上に指先で
文字や線を書くことにより、電子黒板画面1400上に
対応する文字や線を表示させることができる。このペン
ツールでは、ユーザの指先が本物のペンのようになり、
また、指先によって書くことができる文字や図形の色や
線の太さを設定することもできる。図17は、手書きで
文字や線を描いた結果がPDP101上の電子黒板画面
1400に表示された様子を示す説明図である。なお、
このペンツールの呼び出しは前述したショートカット割
付を利用することができる。
【0088】ユーザが座標入力面401に指先で文字を
書いた場合、表示一体型座標入力装置100は、指先の
軌跡に対応する座標位置を求め、電子黒板ソフト906
およびOS1505では、座標位置に対応させて描画情
報を生成し、該当する座標位置に合わせてグラフィック
ス・ボード1510のビデオメモリ(図示せず)に線図
を書き込んでおこなく。グラフィックス・ボード151
0は、ビデオメモリの内容にしたがって画像信号をPD
P101に送信し、ユーザが座標入力面401に書いた
文字と同一の文字をPDP101に表示する処理を制御
する。
【0089】また、消しゴムボタン1404にタッチす
ることにより、または前述した2点タッチのショートカ
ット割付機能を利用して、ユーザは、電子黒板画面14
00上に手書きで書いた文字や図形を消しゴムで消すよ
うにして消去することができる。消しゴムボタン140
4が押下された状態となると、ユーザの指先やペンを本
物の消しゴムのように用いることができる。また、その
消しゴムの大きさ、つまり文字や図形を一度に消すこと
ができる範囲を設定することもできる。図18は、図1
7に示した手書きの文字や線を消しゴム2000で消去
する際の様子を示す説明図である。また、この手書き文
字の消去モードでは、消去したい手書き文字や線を枠で
囲い、枠中の文字や線を一度に消去することもできる
(囲い消し)。
【0090】電子黒板ソフト906には、前述したよう
に、直線、四角形、楕円のような図形を描くための図形
描画ツールが用意されている。この図形描画ツールは、
図16に示した描画ツールバー1600を介して利用可
能とすることができるものである。ユーザは、ツールバ
ー1401(図14参照)の拡張ボタン1411にタッ
チして拡張ツールバー1500を表示した後(図15参
照)、拡張ツールバー1500の図形描画ボタン150
4にタッチすることにより、図16に示す描画ツールバ
ー1600を電子黒板画面1400上に表示させること
ができる。ここでは、直線および四角形を描画する場合
について説明する。また、描画ツールバー1600の表
示に関しては、2点タッチのショートカット割付機能に
より実現してもよい。
【0091】 直線の描画 直線を描く場合、ユーザは、描画ツールバー1600中
の直線ボタン1602を指先でタッチし、または前述し
た2点タッチのショートカット割付機能を利用して直線
描画モードに移行する。つぎに、直線の始点となる座標
入力面401の任意の場所を指先でタッチしてそのまま
終点となる場所まで指先を移動させ、指先を座標入力面
401から離せばよい。その結果、図19に示したよう
に、電子黒板画面1400上に直線が描画される。
【0092】 四角形の描画 四角形を描く場合、ユーザは、描画ツールバー1600
中の四角形ボタン1603を指先でタッチし、または前
述した2点タッチのショートカット割付機能を利用して
四角形描画モードに移行する。つぎに、座標入力面40
1の任意の場所を指先でタッチし、そのまま任意の方向
に指先を移動させ、指先を座標入力面401から離せば
よい。その結果、図20に示したように、電子黒板画面
1400上に四角形が描画される。
【0093】なお、同様に、2点タッチのショートカッ
ト割付機能を利用して、楕円ボタン1604、罫線ボタ
ン1606、スタンプボタン1607、拡大ボタン16
08が押下されたのと同様の状態に移行させてもよい。
【0094】このように、表示一体型座標入力装置10
0は、操作者が操作をおこないたい場所でマウスボタン
の使い分けが可能となるため、表示面101が大型であ
っても、ボタン操作(ツールバー操作)のためにおこな
ったり来たりする煩わしさをユーザから解放する。これ
により、プレゼンテーションや講義、講演、講話等を引
き締まったものとすることができる。
【0095】また、このマウスエミュレーションはOS
に依存しないので、装置の操作性の向上を一層高める。
特に、このマウスエミュレーションにより、従来は、適
宜設けられたツールバーでつぎにおこなう操作信号を右
クリックとするか、左クリックとするか等の切替操作か
ら解放され、操作性の向上が一層高められる。
【0096】また、従来では、手書きで「が」「べ」等
の濁音を入力する際、「、、」がダブルクリックと誤認
される場合があったものの、表示一体型座標入力装置1
00では、2点タッチによりダブルクリックをエミュレ
ートするので、このような誤動作を生じず、使用感が向
上する。
【0097】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の表示一体
型座標入力装置(請求項1)は、計算機に使用するマウ
スの代替である指示手段により座標を入力する入力面
と、入力された座標に対する処理結果を表示する表示面
とが同一のもしくは1対1に対応した表示一体型座標入
力装置であって、前記入力面に第1の座標が入力されて
いる状態で、当該第1の座標とは異なる第2の座標が入
力された場合に、当該第1の座標に基づいて当該第2の
座標の位置を一意に算出し、前記入力面上における2つ
の座標を識別するので、ダミー点を除外し、2点タッチ
を有効なタッチとして取り扱うことが可能となり、これ
により、利便性の高い表示一体型座標入力装置を提供す
ることが可能となる。
【0098】また、本発明の表示一体型座標入力装置
(請求項2)は、計算機に使用するマウスの代替である
指示手段により座標を入力する入力面と、入力された座
標に対する処理結果を表示する表示面とが同一のもしく
は1対1に対応した表示一体型座標入力装置であって、
座標入力検知手段が、座標の入力を検知し、座標位置算
出手段が、前記座標入力検知手段により検知された座標
の位置を算出し、履歴格納手段が、前記座標位置算出手
段により算出された前記座標の位置の推移に関する履歴
を格納し、実座標識別手段が、前記座標位置算出手段に
より算出された座標の位置が複数である場合に、前記履
歴格納手段により格納された前記履歴に基づいて、前記
入力面に実際に入力されている座標を一意に識別するの
で、ダミー点を除外し、複数点タッチを有効なタッチと
して取り扱うことが可能となり、これにより、利便性の
高い表示一体型座標入力装置を提供することが可能とな
る。
【0099】また、本発明の表示一体型座標入力装置
(請求項3)は、請求項1または2に記載の表示一体型
座標入力装置において、第2座標方向判定手段が、前記
入力面上の2つの座標に関して、当該2つ座標のうち後
から入力された座標が、始めに入力された座標に対し
て、当該入力面上の上下左右のどの方向にあるかを判定
するので、2つ目の座標に関して、相対方向に基づいた
処理をおこなわせることが可能となり、これにより、利
便性の高い表示一体型座標入力装置を提供することが可
能となる。
【0100】また、本発明の表示一体型座標入力装置
(請求項4)は、請求項1、2または3に記載の表示一
体型座標入力装置において、座標間距離算出手段が、前
記入力面に入力された複数の座標間の距離を算出し、割
付機能実行手段が、前記座標間距離算出手段により或る
2つの座標が所定の距離範囲内にあると算出された場合
に、当該2つの座標のうち後から入力された座標の始め
に入力された座標に対する方向に基づいて、始めに入力
された座標位置に割り付けられた機能を実行するので、
装置を複数人で同時使用する場合に、操作者の意図しな
い操作を防止でき(換言すると、2点タッチの範囲を制
限することで複数人の同時使用が可能となり)、これに
より、利便性の高い表示一体型座標入力装置を提供する
ことが可能となる。
【0101】また、本発明の表示一体型座標入力装置
(請求項5)は、請求項4に記載の表示一体型座標入力
装置において、前記機能が、前記マウスの右クリック、
左クリック、ダブルクリックまたはドラッグの操作信号
を送出することであるので、2点タッチによりマウス代
替の操作を実現可能となり、これにより、利便性の高い
表示一体型座標入力装置を提供することが可能となる。
【0102】また、本発明の表示一体型座標入力装置
(請求項6)は、請求項4に記載の表示一体型座標入力
装置において、機能割付手段が、前記割付機能実行手段
により実行される機能を設定するので、マウス操作だけ
でなく各種の操作を割り付けることが可能となり、これ
により、利便性の高い表示一体型座標入力装置を提供す
ることが可能となる。
【0103】また、本発明の表示一体型座標入力装置
(請求項7)は、請求項4に記載の表示一体型座標入力
装置において、距離範囲設定手段が、前記所定の距離範
囲を設定するので、操作者が使いやすいように距離範囲
を変更することが可能となり、これにより、利便性の高
い表示一体型座標入力装置を提供することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】表示一体型座標入力装置の一例を前方側から示
した外観構成図である。
【図2】図1に示した表示一体型座標入力装置を後方側
から示した外観構成図である。
【図3】表示一体型座標入力装置の他の構成例を示した
外観図である。
【図4】座標入力ユニットの一例を示した概略構成図で
ある。
【図5】コーナーキューブリフレクタを示した図であ
る。
【図6】光学ユニットの発光部の内部構造を示した概略
構成図である。
【図7】光学ユニットの受光部の内部構造を座標入力面
に垂直な方向から示した概略構成図である。
【図8】光学ユニットが検知した座標点の方向と光学ユ
ニット間の距離とから座標点の位置を計算する説明図で
ある。
【図9】コンピュータユニットのブロック構成図であ
る。
【図10】一点検知と、多点検知(主として2点検知)
の場合のダミー点の生じる様子を説明した説明図であ
る。
【図11】光学ユニットと2つの座標が同一直線上に並
ぶ場合を示した説明図である。
【図12】2点目の座標の相対方向を算出し、その方向
に応じてマウスのどのような操作をエミュレートするか
の一例を示した説明図である。
【図13】2点タッチの有効範囲を設定する画面構成例
を示した説明図である。
【図14】電子黒板ソフトが起動された場合の画面構成
例を示した図である。
【図15】拡張ツールバーを表示した様子を表した説明
図である。
【図16】図形描画ツールバーを表示した様子を表した
説明図である。
【図17】手書きで文字や線を描いた結果がPDP上の
電子黒板画面に表示された様子を示す説明図である。
【図18】図17に示した手書きの文字や線を消しゴム
で消去する際の様子を示す説明図である。
【図19】直線ボタンにより直線を描画した様子を示し
た説明図である。
【図20】四角形ボタンにより四角形を描画した様子を
示した説明図である。
【符号の説明】
100、300 表示一体型座標入力装置 101、301 表示面(入力面) 102、302 座標入力ユニット 103、303 コンピュータユニット 203 リモコン受光部 401 座標入力面 402 光学ユニット 403 反射部 601 発光部 701 受光部 904 マウス 906 電子黒板ソフト 907 デバイスドライバ 908 アプリケーションプログラム 909 ハードディスク 910 グラフィックス・ボード 911 ネットワーク・カード 913 バス 1301 2点有効範囲入力部 1302 テスト表示部 1400 電子黒板画面 1401 ツールバー 1402 コンピュータ画面ボタン 1403 ペンボタン 1404 消しゴムボタン 1504 図形描画ボタン 1600 描画ツールバー 1601 選択ボタン 1602 直線ボタン 1603 四角形ボタン 1604 楕円ボタン 1606 罫線ボタン 1607 スタンプボタン 1608 拡大ボタン
フロントページの続き Fターム(参考) 5B068 AA05 AA22 BB20 BC04 BD02 BD09 BD20 BE06 CC02 CC08 CC17 CD05 5B087 AA10 AB14 CC03 CC11 CC26 CC33 DD02 DD03 DD10 5E501 AA16 AC37 BA05 CA02 CC14 DA16 EB05 EB06 FA45 FB13 FB34

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 計算機に使用するマウスの代替である指
    示手段により座標を入力する入力面と、入力された座標
    に対する処理結果を表示する表示面とが同一のもしくは
    1対1に対応した表示一体型座標入力装置であって、 前記入力面に第1の座標が入力されている状態で、当該
    第1の座標とは異なる第2の座標が入力された場合に、
    当該第1の座標に基づいて当該第2の座標の位置を一意
    に算出し、前記入力面上における2つの座標を識別する
    ことを特徴とする表示一体型座標入力装置。
  2. 【請求項2】 計算機に使用するマウスの代替である指
    示手段により座標を入力する入力面と、入力された座標
    に対する処理結果を表示する表示面とが同一のもしくは
    1対1に対応した表示一体型座標入力装置であって、 座標の入力を検知する座標入力検知手段と、 前記座標入力検知手段により検知された座標の位置を算
    出する座標位置算出手段と、 前記座標位置算出手段により算出された前記座標の位置
    の推移に関する履歴を格納する履歴格納手段と、 前記座標位置算出手段により算出された座標の位置が複
    数である場合に、前記履歴格納手段により格納された前
    記履歴に基づいて、前記入力面に実際に入力されている
    座標を一意に識別する実座標識別手段と、 を備えたことを特徴とする表示一体型座標入力装置。
  3. 【請求項3】 前記入力面上の2つの座標に関して、当
    該2つ座標のうち後から入力された座標が、始めに入力
    された座標に対して、当該入力面上の上下左右のどの方
    向にあるかを判定する第2座標方向判定手段を備えたこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載の表示一体型座
    標入力装置。
  4. 【請求項4】 前記入力面に入力された複数の座標間の
    距離を算出する座標間距離算出手段と、 前記座標間距離算出手段により或る2つの座標が所定の
    距離範囲内にあると算出された場合に、当該2つの座標
    のうち後から入力された座標の始めに入力された座標に
    対する方向に基づいて、始めに入力された座標位置に割
    り付けられた機能を実行する割付機能実行手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1、2または3に記載
    の表示一体型座標入力装置。
  5. 【請求項5】 前記機能は、前記マウスの右クリック、
    左クリック、ダブルクリックまたはドラッグの操作信号
    を送出することであることを特徴とする請求項4に記載
    の表示一体型座標入力装置。
  6. 【請求項6】 前記割付機能実行手段により実行される
    機能を設定する機能割付手段を備えたことを特徴とする
    請求項4に記載の表示一体型座標入力装置。
  7. 【請求項7】 前記所定の距離範囲を設定する距離範囲
    設定手段を備えたことを特徴とする請求項4に記載の表
    示一体型座標入力装置。
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