JP2003094503A - 成形品のロット管理システム - Google Patents

成形品のロット管理システム

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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 出荷済みの製品に関する品質データ、状態・
履歴情報を容易に取り出すことができ、これらにより作
成される管理画面を容易にディスプレイにて表示させる
ことのできる成形品のロット管理システムを提供する。 【解決手段】 管理装置1は管理装置20、20´と接
続される。管理装置は、複数台の射出成形機10−1〜
10−n´の各制御装置に接続されて、各射出成形機に
おける成形品のショット毎の品質データ、運転状態に関
する情報、設定変更に関する情報を記憶する記憶手段を
持つ。管理装置1は、前記記憶手段に記憶されている前
記品質データ、前記運転状態に関する情報、前記設定変
更に関する情報をロット単位で抽出して、該ロット単位
で所定期間分だけメモリに記憶し、過去の成形品に関す
る前記品質データ、前記運転状態に関する情報、前記設
定変更に関する情報を任意の時期に任意のロットについ
て取り出して管理画面として表示可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は成形品の管理システ
ムに関し、特に成形品に関する情報を過去の所定期間に
わたって保存できるようにしていつでも取り出すことが
できるようにした管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】射出成形機の管理システムとして、同一
現場に配置された複数台の射出成形機を様々な管理画面
で管理できるようにした複数台管理システムが提案され
ている。後で詳しく説明されるが、この複数台管理シス
テムは管理装置を備え、管理装置は複数台の射出成形機
の制御装置と接続されている。そして、稼働中の各射出
成形機から得られる各種データを収集して各射出成形機
の稼働状況を把握できるようにしている。つまり、管理
装置は得られたデータを、稼働状況を示すために処理し
て処理結果をディスプレイに表示させる他、生データや
処理結果のデータをメモリに保存する。このような複数
台管理システムでは、当然のことながら保存されるデー
タは膨大な量となる。
【0003】ここで、データをどのように保存するかと
いうことについては課題が残されており、複数台管理シ
ステムのメモリ容量を増やす方法や、CD−R、DVD
−R等の携帯可能な記憶媒体に記録して残すことも考え
られる。
【0004】1.メモリ容量を増やして過去のデータを
見るようにした場合は、複数台管理システムのハードデ
ィスクを使用することになるが、データが破損すること
を防止するため、ハードディスクのミラーリング技術や
停電時のデータ保存を行うような装置を付けることで、
非常に高価なシステムになる可能性がある。また、ミラ
ーリング技術は大容量のハードディスクをサポートして
いない。更に、過去のデータを出荷した製品(成形品)
から導き出すのは、保存されたデータの日付や成形した
射出成形機や製品がわかればなんとか可能であるが、容
易ではない。
【0005】2.携帯可能な記憶媒体に保存する場合
は、品質データと履歴情報などは別のデータであるので
合わせて記録することが難しい。ここで、品質データと
いうのは各射出成形機においてショット毎に得られる圧
力、温度、力等に関するデータであり、履歴情報という
のは運転状態、つまり射出成形機の稼働、停止状態を示
す状態情報や、異常発生の有無やその種別を示す情報
や、設定、つまり成形条件に関する情報、例えば成形条
件の変更の有無を示す情報のことである。以下では、こ
れらをあえて品質データと状態・履歴情報とに区別して
呼ぶこととする。
【0006】これまでの射出成形機管理システムでは品
質データと状態・履歴情報はそれぞれ単独に記録するの
が普通であり、このような記録形態では過去の製品の成
形状況を判断するのは難しい。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】複数台の射出成形機を
一括管理する複数台管理システムでは、品質データと状
態・履歴情報とを記録し、成形現場で何が起きている
か、あるいは順調に成形されているかを管理・監視す
る。そのため、リアルタイム性が必要で且つ、過去の品
質データや状態・履歴情報も記録しておく必要がある。
【0008】しかし、既に出荷された製品に対するトレ
イサビリティといったISOの対応から、場合によって
は数年間分の品質データや状態・履歴情報を記録したい
との要望が出ている。また、記録された品質データ、状
態・履歴情報も簡単に取り出して見ることのできること
が望ましい。
【0009】そこで、本発明の課題は、既に出荷済みの
製品に関する品質データ、状態・履歴情報を容易に取り
出すことができると共に、これらにより作成される管理
画面を容易にディスプレイにて表示させることのできる
成形品の管理システムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、複数台
の射出成形機の各制御装置に接続されて各射出成形機を
一括管理する少なくとも1つの複数台管理システムであ
って各射出成形機における成形品のショット毎の品質デ
ータ、運転状態に関する情報、設定変更に関する情報を
記憶する記憶手段を持つ複数台管理システムと通信手段
を介して接続され、前記記憶手段に記憶されている前記
品質データ、前記運転状態に関する情報、前記設定変更
に関する情報をあらかじめ決められたロット単位で抽出
して、該ロット単位で所定期間分だけメモリに記憶し、
過去の成形品に関する前記品質データ、前記運転状態に
関する情報、前記設定変更に関する情報を任意の時期に
任意のロットについて取り出して管理画面として表示可
能にしたことを特徴とする成形品のロット管理システム
が提供される。
【0011】本ロット管理システムにおいては、前記ロ
ット単位で前記メモリに記憶する際にロット番号が付さ
れ、該ロット番号で規定される成形品にもすべて同じロ
ット番号が付与されることにより、前記メモリに対する
前記品質データ、前記運転状態に関する情報、前記設定
変更に関する情報の読み出しを前記ロット番号で行うこ
とができるようにするのが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を説明する前
に、以降で説明される実施の形態は、複数台の射出成形
機を一括管理している複数台管理システムと組み合わせ
て適用することを前提としている。それ故、はじめに射
出成形機の複数台管理システムについて説明する。
【0013】図2は、射出成形機の複数台管理システム
の構成を示す。図2において、ある工場100に複数台
の射出成形機10−1〜10−nが設置され、これら複
数台の射出成形機10−1〜10−nは管理装置20を
備えた複数台管理システムで一括管理されている。つま
り、管理装置20は、射出成形機10−1〜10−nに
おけるそれぞれの制御装置に接続されており、射出成形
機10−1〜10−nのそれぞれに設置された各種セン
サからの様々なデータを各制御装置経由で受信し、受信
したデータを内蔵の管理プログラムに基づいて射出成形
機別に処理すると共に、処理した結果を内蔵のメモリに
保存及び管理画面としてディスプレイに表示する。勿
論、データの種別によっては受信した生データがそのま
まメモリに保存される場合もある。
【0014】特に、この複数台管理システムは、工場1
00から離れた遠隔地に工場100の管理センターがあ
ったり、同様な複数台管理システムで管理されている別
の工場が別の場所にあり、この工場と工場100の管理
センターが更に別場所にある場合に、管理センターで
は、インターネット等の通信ネットワークを介し、We
bサーバにアクセスすることで工場100や別の工場に
おける管理装置20から特定の情報を取得可能に構成す
ることができる。あるいはまた、工場100における複
数台管理システムと別の工場における複数台管理システ
ムとがLAN(Local Area Networ
k)のようなネットワークで通信接続可能にされている
場合でも特定の情報を相互に取得可能に構成することが
できる。
【0015】尚、Webサーバは、良く知られているよ
うに、一般にはHTMLに従って動作するものである。
しかし、例えば携帯電話機を対象としたWebサービス
を規定したCompacHTMLデータ等を取り扱える
ものであっても良い。いずれにしても、この種のWeb
サーバは、プロセッサとメモリとを備え、メモリに格納
されたプログラムをプロセッサが実行することにより、
Webサーバの動作が実現される。メモリは、プロセッ
サがプログラムを実行している間に出力するデータの一
時記憶場所でもある。
【0016】勿論、まったく無関係の通信端末装置から
のアクセスを防止するために、あらかじめWebサーバ
にアクセス可能な通信端末装置にはID番号やパスワー
ドを与えておくようにされる。
【0017】次に、複数台管理システムの管理装置20
において各射出成形機の管理状況を表すために表示され
る複数種類の画面のうち4つの例について説明する。
【0018】図3は、複数台の射出成形機の運転状況を
リアルタイムに表示する運転状況画面である。この運転
状況画面では、複数台の射出成形機の稼働状況が、画面
分割形式にてすべての号機(ここでは1号機〜30号
機)についてリアルタイムで一括して1画面に表示され
る。例えば、9号機について拡大して示した図4をも参
照して説明すると、左上に号機の番号、右上の成形条件
変更表示部C1に成形条件変更カウンタの計数値(ここ
では17)、右横に棒グラフB1による24時間稼働状
況グラフ、下側にはショット数(529)とサイクル時
間(14.9sec)とが表示されている。
【0019】ここで、成形条件変更カウンタというの
は、成形を開始してから現在までに成形条件が何回変更
されたかを計数するカウンタである。このカウンタは管
理装置20に備えられる。各射出成形機における制御装
置には成形条件の変更を検出する手段が設けられ、管理
装置20では各制御装置からの検出結果を受けてそれぞ
れをカウントし、号機別にカウント結果を成形条件変更
表示部C1に表示させる。管理装置20では、この表示
値を必要に応じてリセット可能である。
【0020】また、24時間稼働状況グラフというの
は、現時点から過去24時間における射出成形機の稼働
状況を色分けにして1本の第1の棒グラフB1で表示す
るものである。稼働状況は、稼働、通常の停止(スタン
バイ中)、異常発生による停止、電源切りの4種類で規
定され、24時間前から現時点までの時間経過に対応さ
せて前記4種類の状況が色分け区分表示される。ここで
は、稼働が青色、通常の停止が黄色、異常発生による停
止が赤色、電源切りが灰色で示され、図4では便宜上、
青色は右下がりの細かいハッチング、黄色は縦縞、赤は
右下がりの粗いハッチング、灰色は左下がりのハッチン
グで示している。また、第1の棒グラフB1の最下端が
24時間前、最上端が現時点をそれぞれ示し、例えば、
過去24時間前から12時間前までは通常の停止、過去
12時間前から現時点までは稼働中であれば、第1の棒
グラフB1は下半分が黄色、上半分が青で表示されるこ
とになる。
【0021】本例では更に、各号機の分割画面内に射出
成形機の外観が模式的に表示され、しかもその背景が、
現在の稼働状況を示すために、前記稼働、前記通常の停
止、前記異常発生による停止、前記電源切りの4種類に
ついて第1の棒グラフB1における色分けと同じ対応色
関係で表示されるようにしている。つまり、上記の例示
と同じとすると、背景色は青となる。
【0022】このような運転状況画面を見ることで、オ
ペレータあるいは管理者はどの号機が過去24時間にお
いてどのような稼働状況であったのかを一目瞭然で知る
ことができる。なお、24時間という数値は、通常は固
定値であるが、可変としても良い。
【0023】ところで、管理装置20では、ディスプレ
イにおける上記の運転状況画面における各号機の分割画
面における特定箇所(画面上のアイコン)をクリックす
ることで該当する号機のみの稼働状況を詳細に示す総括
グラフ画面を表示可能にしている。
【0024】図5は、総括グラフ画面の例であり、この
総括グラフ画面では号機別(ここでは10号機)に、2
4時間分の品質データの変化状況、異常発生の有無、設
定変更の有無が時刻を横軸にして1画面にて表示され
る。図5において、最上段のグラフはショット数の累積
値の変化を示す折れ線グラフであり、縦に入っている複
数の線、例えば線L1は18時近辺で成形の中断(異常
発生)があったことを示す。L2の『状態』というの
は、前に述べた稼働状況の表示と同じであり、稼働、通
常の停止(スタンバイ中)、異常発生による停止、電源
切りの4種類で規定され、24時間分の状態が時刻に対
応させて色分け表示される。L3の『条件名』というの
は、成形条件の変更、つまり成形品毎の条件名が変更さ
れると色を変更し、変更された時刻を示すグラフであ
る。言い換えれば、これは成形品が変わると変更される
ものであり、色別表示されるが、色そのものに意味があ
るわけではなく、色が変わった時刻に意味がある。一
方、L4の『項目』というのは、成形条件内の条件項目
が変更されると色を変え変更されたことを時刻とともに
表示するグラフである。例えば、射出の条件や型開の条
件等が変更された場合に色が変更されるものであり、こ
れも色そのものというより、色が変わった時刻に意味が
ある。このため、『条件名』、『項目』の色は、『状
態』とは異なり、4色以上が用意される。
【0025】また、L5の1段目のグラフは図5下側の
表示項目選択欄に示されている表示項目の『充填時間』
の時間経過を示し、2段目は同様に『最小クッション位
置』の時間経過を示す。3段目のグラフは『保圧完了位
置』を示し、4段目、5段目はそれぞれ、『V−P切換
位置』、『充填前位置』の時間経過を示す。
【0026】本例では更に、総括グラフ画面の右横に更
に、過去24時間における当該号機の稼働状況を、0〜
100%の稼働率で第2の棒グラフB2により、24時
間を示す数値と共に表示するようにしている。図5で
は、過去24時間の稼働率が95%であることを示し、
図5下側の表示項目選択欄に示されている『時間表示』
の箇所に稼働率計算のベースになっている24という数
字が表示されている。なお、ここでの『時間表示』の欄
の数字は任意に変更することができる。つまり、表示項
目選択欄に示されている『日時』、『時間表示』は任意
に設定することができ、ここでは2000年9月4日1
0時から24時間という数値が設定されていることによ
り、図5最上部に示されているように、2000年9月
4日10時から2000年9月5日10時までの24時
間分が表示される。仮に、『時間表示』に12という数
字を入力すれば、12時間をベースとした過去12時間
分の稼働率が第2の棒グラフB2で表示される。この場
合、図5の1段目〜8段目のグラフあるいは項目も過去
12時間分について示されることになる。このような第
2の棒グラフB2によれば、任意な時間の任意な時刻か
らの稼働率を表示できる。
【0027】図6は、設定履歴画面の例であり、この設
定履歴画面では号機別(ここでは10号機)に、成形条
件の設定変更の履歴が、変更した項目、変更前及び変更
後の設定値、変更日時と共に1画面にて表示される。
【0028】図7は、異常履歴画面の例であり、この異
常履歴画面では号機別(ここでは10号機)に、異常発
生の履歴が、異常の項目、発生日時、解除日時と共に1
画面にて表示される。
【0029】前述したように、図5の総括グラフ画面は
図3の運転状況画面にリンクしており、図3の運転状況
画面における各号機の特定箇所(画面上のアイコン)を
クリックすることで表示されるようになっている。ま
た、図6の設定履歴画面、図7の異常履歴画面はそれぞ
れ、図3の運転状況画面あるいは図5の総括グラフ画面
にリンクしており、図3の運転状況画面あるいは図5の
総括グラフ画面の特定箇所(画面上のアイコン)をクリ
ックすることで表示されるようになっている。
【0030】管理装置20に備えられたメモリは、上記
のような各種の管理画面を表示するための画像表示プロ
グラムを内蔵しており、品質データ、状態・履歴情報を
総計数百万ショット分について保存できる容量を有して
いる。勿論、これらの品質データ、状態・履歴情報は、
一元管理できるように構成されて、射出成形機の号機を
示すデータ、日時を示すデータと共に号機別に記憶され
る。
【0031】上記の複数台管理システムは、本発明者に
よる、例えば『通信ネットワークを利用した遠隔監視方
法』(2001年特願第193119号)にて提案され
ているものである。
【0032】図1は、本発明による成形品のロット管理
システムをLANのような通信ネットワークを介して複
数の複数台管理システムと接続した場合の構成を示して
いる。ここでは、ロット管理システムは、射出成形機1
0−1〜10−nから成る複数台管理システムと、射出
成形機10−1´〜10−n´から成る複数台管理シス
テムとに接続されているものとする。そして、この場合
の射出成形機の号機番号は、例えば10−1が「1号
機」、10−nが「n号機」、10−1´が「(n+
1)号機」、10−n´が「(n+n)号機」という番
号が与えられる。ロット管理システムは、パーソナルコ
ンピュータのような管理装置1で実現され、管理装置1
は通信ネットワークを介したデータ送受信機能に加えて
各複数台管理システムの各管理装置20、20´のメモ
リから品質データ、状態・履歴情報を読み出して記憶す
るメモリ、ディスプレイのような出力手段、キーボー
ド、マウスのような入力手段を備えている。管理装置1
のメモリには、前に述べた管理装置20において各種の
管理画面を表示するための画像表示プログラムと同じ画
像表示プログラムが内蔵されている。
【0033】本形態による成形品のロット管理システム
は、2つの複数台管理システムと通信ネットワークを介
して接続し、管理装置20、20´のメモリから品質デ
ータ、状態・履歴情報を読み出して過去の製品に関する
管理をロット単位で行うものである。このために、管理
装置1は、管理装置20、20´から読み出した品質デ
ータ、状態・履歴情報を、射出成形機の号機を示すデー
タ、日時を示すデータと共に号機別に記憶する際に更
に、ロット番号を付して記憶する。
【0034】ロットの定義はどのようにされても良く、
例をあげれば射出成形機のある号機の1日分、射出成形
機のある号機の1万ショット分というようにされる。例
えば、射出成形機のある号機の1日分の品質データ、状
態・履歴情報を1ロットとした場合、管理装置1は品質
データ、状態・履歴情報を号機別かつロット単位で読み
出し、ロット番号を付してメモリに記憶する。勿論、製
品自体、あるいは製品を一定単位数で収容しているパッ
ケージにも同じロット番号が付される。つまり、上記と
同様、射出成形機のある号機の1日分の品質データ、状
態・履歴情報を1ロットとした場合、その間に成形され
たすべての製品自体、あるいは製品を収容している容器
には管理装置1で付与されるロット番号と同じロット番
号が付される。
【0035】その結果、ある製品の過去のデータについ
て内容を知りたい場合には、管理装置1においてディス
プレイにて表示されている検索画面上で前記ある製品に
与えられているロット番号を入力すると、メモリに対し
てこのロット番号による検索、読み出しが行われ、この
ロット番号で規定されている品質データ、状態・履歴情
報が読み出されて画像表示プログラムによる画像表示が
行われる。この場合の画面は、図5で説明したような総
括グラフ画面と同じになる。
【0036】本形態によるロット管理システムにおける
管理装置1における動作手順を示すと、以下のようにな
る。
【0037】管理装置1は、図5で説明したような総
括グラフ画面を表示するのに必要な品質データ、状態・
履歴情報をロット毎に複数台管理システムのメモリから
呼び出して、通信ネットワークを介して受信し、内蔵の
メモリにロット別にロット番号付きで記録する。
【0038】管理装置1内のメモリには管理するロッ
ト番号付きで記録されているため、からに前に出荷され
た製品であってもそのロット番号さえ分かれば、入力手
段によりロット番号を入力するだけでその製品に関する
品質データ、状態・履歴情報をメモリから呼び出して総
括グラフ画面としてディスプレイに表示できる。
【0039】つまり、このロット管理システムでは、ロ
ット番号からこれに対応する品質データ、状態・履歴情
報を呼び出すための検索画面と、過去の品質データ、状
態・履歴情報を所望の期間分記録できるに十分な容量の
メモリがあればよい。勿論、このメモリは、携帯可能な
他の記録媒体であっても良く、ロット毎に記録されてい
るため、簡単に所望のロット分を呼び出すことができ
る。
【0040】尚、管理装置1におけるメモリに記憶され
る品質データ、状態・履歴情報は、前に述べたように、
号機、日時と共に記憶されるので、検索に際して、これ
らの号機や、日時を指定入力することで該当する号機、
日時の品質データ、状態・履歴情報の読み出しを行い、
管理画面を作成して表示することもできる。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、以下のような効果が得
られる。
【0042】1)ロット番号で過去の製品に関する品質
データ、状態・履歴情報が管理できる。
【0043】2)既に提案済みの複数台管理システムと
同様な操作性で過去の製品に関する品質データ、状態・
履歴情報を総括グラフ画面として表示できる。
【0044】3)ハードディスクのようなメモリだけで
なく、他の携帯可能な記憶媒体にもロット毎に品質デー
タ、状態・履歴情報を記録できるため、容易に検索が可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による成形品のロット管理システムを、
射出成形機の複数台管理システムと組み合わせて適用す
る場合のネットワークを介した接続構成を概略的に示し
た図である。
【図2】図1に示された複数台管理システムの構成を説
明するための図である。
【図3】図2に示された複数台管理システムのディスプ
レイで表示される管理画面の一例として運転状況画面の
例を示した図である。
【図4】図3に示された分割画面の一つを拡大して示し
た図である。
【図5】図2に示された複数台管理システムのディスプ
レイで表示される管理画面の他の例として総括グラフ画
面の例を示した図である。
【図6】図2に示された複数台管理システムのディスプ
レイで表示される管理画面の他の例として設定履歴画面
の例を示した図である。
【図7】図2に示された複数台管理システムのディスプ
レイで表示される管理画面の他の例として異常履歴画面
の例を示した図である。
【符号の説明】
1、20、20´ 管理装置 10−1〜10−n、10−1´〜10−n´ 射出
成形機 B1 第1の棒グラフ B2 第2の棒グラフ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数台の射出成形機の各制御装置に接続
    されて各射出成形機を一括管理する少なくとも1つの複
    数台管理システムであって各射出成形機における成形品
    のショット毎の品質データ、運転状態に関する情報、設
    定変更に関する情報を記憶する記憶手段を持つ複数台管
    理システムと通信手段を介して接続され、前記記憶手段
    に記憶されている前記品質データ、前記運転状態に関す
    る情報、前記設定変更に関する情報をあらかじめ決めら
    れたロット単位で抽出して、該ロット単位で所定期間分
    だけメモリに記憶し、過去の成形品に関する前記品質デ
    ータ、前記運転状態に関する情報、前記設定変更に関す
    る情報を任意の時期に任意のロットについて取り出して
    管理画面として表示可能にしたことを特徴とする成形品
    のロット管理システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のロット管理システムにお
    いて、前記ロット単位で前記メモリに記憶する際にロッ
    ト番号が付され、該ロット番号で規定される成形品にも
    すべて同じロット番号が付与されることにより、前記メ
    モリに対する前記品質データ、前記運転状態に関する情
    報、前記設定変更に関する情報の読み出しを前記ロット
    番号で行うことができるようにしたことを特徴とする成
    形品のロット管理システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005343002A (ja) * 2004-06-02 2005-12-15 Sumitomo Heavy Ind Ltd 成形機の監視表示方法
JP2015182087A (ja) * 2014-03-20 2015-10-22 住友重機械工業株式会社 射出成形機、および射出成形機の操作画面

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