JP2003093566A - 運動識別方法および運動センシングモジュール - Google Patents

運動識別方法および運動センシングモジュール

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JP2003093566A
JP2003093566A JP2001333496A JP2001333496A JP2003093566A JP 2003093566 A JP2003093566 A JP 2003093566A JP 2001333496 A JP2001333496 A JP 2001333496A JP 2001333496 A JP2001333496 A JP 2001333496A JP 2003093566 A JP2003093566 A JP 2003093566A
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sensing module
motion
acceleration sensor
movement
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Yuji Izawa
裕司 井澤
Kazutoyo Ichikawa
和豊 市川
Norihiko Shiratori
典彦 白鳥
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    • G01P15/00Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration
    • G01P15/02Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses
    • G01P15/08Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values
    • G01P2015/0805Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration
    • G01P2015/0822Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration for defining out-of-plane movement of the mass
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  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 手首に装着される機器が有する3軸加速度
センサが検出した加速度データのみを用いて身体の運動
や身振りを識別することができる手法を提供すること。
またこの手法によって小型化され、装着の負担が少な
く、低コスト、低消費電力化が可能な運動センシングモ
ジュールを提供すること。 【解決手段】 手首部分に装着された3軸の加速度セン
サによって計測された加速度データ(低周波成分を除去
した)を2回積分して位置情報とし、所定の時間内にお
ける位置ベクトルの平均的な大きさおよび方向を算出
し、算出されたデータに基づいて行われた運動の種類を
識別する運動識別方法。また3軸加速度センサおよび識
別回路を内蔵した運動センシングモジュール。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、身体が行う運動の
種類やその強度を自動的に識別する方法あるいは装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年健康や医療への関心がますます高ま
り、健康と身体の運動機能との関係が一層強く意識され
ている。そこで例えば、身体の運動量を使用者が負担に
感じないような手軽な機器(運動センサを内蔵し身体の
一部に取り付ける)で検出し、健康管理に役立てようと
いう提案は数多い。また一方では言語を用いないコミュ
ニケーションの一手段として、使用者の身振り動作を判
断し、その結果を他者に通信等で知らせようとする提案
もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】身体の諸提案におい
て、身体の複数箇所に運動センサを常時装着することは
なるべくは避けたい。装着を1か所とした場合、身体の
重心に近い腰の部分が選択されることもあるが、身体全
体の運動と相関性の高い運動をすると考えられるし身振
り検出も可能で、腕時計が普及しているため違和感もな
い腕部がよく用いられる。しかし人体の特定の1か所で
ある腕部の運動センス結果によって人体の行っている運
動を識別しあるいは運動量を推定することは必ずしも容
易ではなく、そのための簡便かつ最適な方法は、従来提
案されていなかった。
【0004】また腕部の運動にしても、完全を期すには
3軸方向の加速度と3軸方向の角速度の6つの運動要素
を測定せねばならない。殊に角速度の計測は振動ジャイ
ロスコープが必要であるが、ジャイロセンサは加速度セ
ンサと異なりセンサ用振動体を励振せねばならず、計測
項目の増加もさることながら、センサ自体の構造も計測
回路も複雑になるので、完全な計測を行おうとすると機
器も大型且つ高価になり、消費電力も大きくなることは
避けがたい。
【0005】本発明は、腕部分に装着される機器に3軸
方向の加速度を計測できる加速度センサを内蔵させ、こ
のセンサで検出された加速度データを用いて身体の運動
や身振りを識別することができる方法を提供することで
あり、またそのことによって小型化されて装着の負担が
少なく、低コスト化、低消費電力化が可能な運動センシ
ングモジュールを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の運動識別方法は次の特徴を備える。 (1)身体の所定の部位に装着された3軸の加速度セン
サによって計測された加速度データを2回積分して位置
情報とし、所定の時間内における位置ベクトルの平均的
な大きさおよび方向を算出し、算出されたデータに基づ
いて行われた運動の種類を識別すること。
【0007】本発明の運動識別方法は更に以下の特徴の
いずれかを備えることがある。 (2)前記加速度データは所定の周波数以下の低周波成
分をカットされていること。 (3)前記身体の所定の部位は手首であること。
【0008】上記目的を達成するため本発明の運動セン
シングモジュールは次の特徴を備える。 (4)3軸の加速度センサと、該加速度センサによって
計測された加速度データに所定の時間演算を加える演算
装置とを内蔵し、身体の所定の部位に装着される携帯可
能な機器であって、前記演算装置は、加速度データを2
回積分して位置情報とし、前記所定の時間内における位
置ベクトルの平均的な大きさおよび方向を算出し、算出
されたデータに基づいて、行われた運動の種類を識別す
ること。
【0009】本発明の運動センシングモジュールは更に
以下の特徴のいずれかを備えることがある。 (5)前記加速度データは所定の周波数以下の低周波成
分をカットされていること。 (6)前記身体の所定の部位は手首であること。
【0010】(7)前記3軸の加速度センサは、板の面
より重心が離れた負荷質量を固着し、該負荷質量に作用
する加速度による前記板の変形を圧電的に検出する構成
を有すること。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明の方法および装置の
実施の形態の一例および座標軸の方向を示す正面図であ
る。運動センシングモジュール1は腕時計に近い大き
さ、似た外観の装置で、3軸加速度センサ、加速度デー
タの演算装置、必要なデータの記憶装置、演算結果の液
晶表示装置、外部機器との無線通信装置(必要に応じ
て)、操作部材、電源等を内蔵し、腕時計と同様腕巻き
バンド2によって、例えば左手首3の手の甲側に装着さ
れる。X、Y、Zは運動センシングモジュール1に固定
された直交座標軸である。即ち図示したXはほぼ腕軸の
方向、Yはほぼ掌の幅方向、Zは指を伸ばした手の甲に
ほぼ垂直な方向となる。
【0012】3軸加速度センサは既に採用可能な多数の
提案があるので形態を特定する必要はないが、基本的に
は圧電性を有する材料を含んで作られ、作用する加速度
により生じる慣性力よって撓みうる部分を有し、かつ慣
性力の方向によって異なる撓みと異なる圧電作用を呈
し、それを検出する電極を有するものが小型に構成でき
消費電力も小さいので優れている。
【0013】図5は本発明に用いるのに好適な金属円板
を用いた3軸加速度センサの具体的な1例を示し、
(a)は平面図、(b)はA−A断面図である。金属の
本体部分は7mm×7mm×2mmの燐青銅のブロック
材を加工して、中心軸22と直径6mm、厚さ0.2m
mの金属円板21とを削り出し、周囲の削り残した枠状
の部分を金属円板21と一体化したその支持体20と
し、その下面はセンサの容器に固定される。中心軸22
にはリング状の負荷質量23が圧入されている。故に負
荷質量23の重心は金属円板21の面から下方に離れた
位置に偏心している。また図中にXYZ座標軸の方向や
負荷質量23の重心に作用する各軸方向の加速度Gx、
Gy、Gzを記している。
【0014】圧電板24は7mm×7mm×0.12m
mの薄板状で板厚方向に分極したPZT等の圧電性磁器
材料より成り、上面側にに8枚の軸対称に配置された扇
状の電極膜(それぞれ等形のX電極膜25、26、Y電
極膜27、28、およびそれらの約半分の面積を有する
Z電極膜29、30、31、32)が形成され、下面は
金属円板21の上面に接着されており、金属円板21は
圧電板24の共通電極(参照用電極)を兼ねている。な
おセンサ全体は通常気密容器に収用され、また各電極膜
25〜32や金属円板21はそれぞれ柔軟なリード線と
絶縁端子を介して加速度検出回路に接続されるが、容器
や結線の構造、および回路は図示を省略した。
【0015】図5(c)、(d)は加速度による変形状
態を示す略図である。図示方位は図5(b)の断面図と
同じである。加速度Gxが作用すると、(c)のように
負荷質量23の重心には逆方向に慣性力Fxが発生し、
負荷質量23が力の方向に変位し、金属円板21(特に
その中央部)は波形に変形する。金属円板21の上側に
貼付した圧電板24(以下図示せず)においては、X電
極膜25に覆われた部位の圧電材料は凸側なので伸び、
X電極膜26に覆われた部位の圧電材料は凹型になるの
で縮み、各電極膜には逆極性で撓み量に比例する電圧
(参照電極の電位に対して)が発生する。なお慣性力F
xによるY電極膜27、28に覆われた部位の変形は凹
凸等量であるから電圧の発生はない。(図示しないが、
加速度Gyも板面に平行な方向に作用するので、向きは
垂直だが同様の現象を生じ、Y電極膜27、28に逆電
圧が発生する。)
【0016】また加速度Gzが作用すると、図5(d)
のように負荷質量23の重心には慣性力Fzが発生し、
金属円板21を上に凹型に変形させる。この場合は圧電
板24は全ての部位で等しく縮むことになるので、Z電
極膜29〜32には同極性かつ等量の電圧が発生する。
以上のような作用があるから、X電極膜25、26およ
びY電極膜27、28の出力をそれぞれ2つの差動増幅
器の入力部に接続し、Z電極膜29〜32をまとめて増
幅器の入力部に接続して、それらの出力の変化を計測す
ることにより、加速度の各方向成分の大きさを知ること
ができる。このように、本例の加速度センサは小型で簡
単な構造でありながら3軸の加速度計測が可能であり、
腕時計型の機器に内蔵するのに適している。
【0017】本発明の実施の形態の一例において使用さ
れた加速度センサ(検出回路を含む)はマイクロストー
ン社製で、その特性は以下のようである。 検出範囲:±40m/squaresec、検出感度:
+50mV/m/squaresec、外形寸法:W2
0mm×D12.5mm×H5mm。
【0018】図2(a)はこのようにして得られた各軸
方向の加速度Gx、Gy、Gzの波形(横軸は時間、縦
軸は検出電圧である)の一例を示す波形図で、歩行運動
における腕振りの場合である。加速度データは例えば5
0Hzでサンプリングされデジタルデータとして所定の
時間(任意であるが例えば数秒ないし数分間とする・そ
の期間内で運動の反復回数が多い方が識別精度が向上す
ると考えられる)記憶される。また図2(b)は各加速
度データを2回積分して得られた刻々のセンサの位置情
報を3次元座標上に再合成した、推定された軌跡の斜視
図であり、手首が体側に沿って主にY方向に往復する状
態が示されている。4は1回の計測の始点、5は終点で
ある。(厳密に正確なものではなく概念的な図であ
る。)
【0019】なお、本発明では最終的に腕の反復動作に
よって運動の解析を行うので、積分する際に発生するオ
フセット成分は位置の積算誤差となる。そのため各加速
度波形から低周波成分(例えば約1Hz以下)を除かね
ばならない。加速度センサ自体にも電荷のリークがある
ので直流成分や超低周波成分は自動的に除かれるが、目
的周波数以下の周波数成分を確実にカットするため、セ
ンサ回路内に高域通過フィルタを挿入してある。
【0020】図3は位置ベクトルの大きさおよび方向を
定義する斜視図である。Vは加速度を2回積分した結果
により求められた、ある時点の位置ベクトルで、ベクト
ルの始点は積分期間内における位置の軌跡の重心(全位
置ベクトルの平均の位置)であり、これを座標の原点と
する。位置ベクトルVの先端はその瞬間におけるセンサ
(運動センシングモジュール)の変位の大きさと変位の
方位を表わす。〔故に図2(b)は位置ベクトルVの先
端の軌跡となる。〕変位の方位は位置ベクトルVのX−
Z面からの傾角θと位置ベクトルVのX−Z面への射影
がZ軸となす角φをもって表わす。但しθ、φは位置ベ
クトルVの向きにかかわらず、−90°<θ≦+90
°、−180°<φ≦+180°の範囲で定めることと
する。
【0021】多数の加速度データを数値積分して所定期
間内に多数の位置ベクトルを得て、これらから運動セン
シングモジュールの使用者の運動を識別する。まず多数
の位置ベクトルの大きさの平均値は腕(手首)の反復的
運動のいわば振幅に関係し、運動の強度を表わすと共
に、その値の程度は運動の種類によっても異なるので運
動の識別にも用い得る。また多数の位置ベクトルの平均
的な方向(方位角θ、φ)はかなりの程度運動の種類に
より固有なものと考えられる。(例えば肘を伸ばして、
あるいは曲げて腕を振った場合を比較すれば、当然セン
サの運動方向が変化し、位置ベクトルの方向も異なって
来る。)
【0022】図4は本発明の方法によって識別された各
種の運動をヒストグラムとして示したもので、1種類の
運動を行っている期間の位置ベクトルの平均的な大きさ
と平均的な方位角θおよびφをグラフ化した。基準面に
は方位角のφ軸、θ軸を直交させてとり、グラフの高さ
として位置ベクトルの平均的な大きさをとった。被験者
として40歳男性の健常者を選び、左手首に加速度セン
サを内蔵した運動センシングモジュールを巻き、運動靴
を着用させた。サンプリング周波数は50Hz、A/D
変換精度は10bitとした。
【0023】運動としては合計9種類とし、全身的運動
とほぼ腕のみの身振り的運動の双方をとりあげた。11
はウォーキング(手を振ることを意識して歩く)、12
は走行(ランニング)、13はジョギング、14は拍
手、15はバイバイ(手を振る身振り)、16は遅い歩
行、17は普通の歩行、18は速い歩行、19はポケッ
ト(両手をポケットに入れた状態での歩行)である。
【0024】図4の各種の運動パターンの特徴について
若干考察する。歩行については、速度を増すにつれて腕
の振りが大きくなり、平均のθも立ってきてY方向成分
が増している。ウォーキング、走行、ジョギングは歩行
(普通)に比べ肘を曲げた動作になるのでX軸方向の成
分が増す(平均のφが90°に近づく)。ウォーキング
は腕の振りを意識するため走行やジョギングよりも強度
が大きい。また拍手は加速度情報中にインパルス性の高
調波成分が多く含まれるので、従来よく行われた加速度
情報から直接運動パターンを抽出する手法ではバラツキ
が大きくなり識別精度が低下していた。加速度波形の相
互相関を用いた手法でも同様であった。本発明の2回積
分を用いる手法の方が識別精度が勝っていることがわか
った。
【0025】図4より、各種の運動はそれぞれ固有の強
度と方向性を持ち、多種類の運動を行ったにもかかわら
ず、加速度から計算された運動軌跡の強度、方向のパタ
ーンの特徴によりそれらが明瞭に区別できることが明白
である。故に少なくともある個人については、彼のデー
タを記憶しておいて比較することにより、再度同種の運
動のいずれかを行った場合にはその運動の種類を識別す
ることが十分に可能であることがわかる。更には、個人
的特徴を登録しなくても識別できる運動の種類もあるこ
とが期待される。また本発明の手法は、手話のようなコ
ミュニケーションを便利に行う(例えば通訳を可能にす
る)補助ツールへの応用発展もなされる可能性が大き
い。
【0026】次に、本発明の実施の形態におけるいくつ
かの変形例について言及しておく。まず位置ベクトルの
データ(大きさ、方位角)の平均の取り方であるが、普
通に用いられる相加平均に限定されるものではない。多
種類の運動の識別精度向上を目的とする限り、相乗平均
や何らかの重み付けを伴う加重平均、調和平均、あるい
は中央値の採用、異常値の排除後の処理や、その他デー
タをある関数に変換してから平均操作する一般化された
手法を用いることができる。また演算結果に適宜補正を
加えることも許される。
【0027】また運動センシングモジュールを装着する
身体部位は、手首、特に左手首がまず検討されるべきで
あるが、使用者の状況等の条件や、識別すべき運動の種
類によっては他の部位も用いられ得る。また装置の複雑
化を厭わず、身体の複数部位にそれぞれセンサを装着
し、相互に通信を行って、異なる部位の異なる運動デー
タを総合して更に多種類あるいは高度の運動識別を行う
こともあり得る。
【0028】
【発明の効果】本発明の運動識別方法および運動センシ
ングモジュールにおいては、3軸の加速度データを2回
積分して得た位置ベクトルを用いて運動の識別を行うよ
うにしたので、容易かつ確実に多種類の運動を識別し、
またその強度も知ることができるようになった。また簡
単な構造の加速度センサおよび検出回路のみを使用する
ことができるので、識別方法も容易であり、運動センシ
ングモジュールの小型化、低廉化、低消費電力化に寄与
することができた。
【0029】また加速度データから低周波成分を除去し
た場合には、積算誤差を減らして反復性の運動の識別精
度を向上させることができた。また加速度センサを手首
に装着することにより、運動を妨げずかつ違和感なく識
別測定を行うことができた。また偏心錘つきの板状の圧
電センサを用いると、1個のコンパクトな振動体で3軸
加速度センサであるから、運動センシングモジュールの
簡素化、小型化が実現できて好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法および装置の実施の形態の一例お
よび座標軸の方向を示す正面図である。
【図2】(a)は加速度波形の一例を示す波形図、
(b)は加速度を2回積分して得られた位置情報を示す
斜視図である。
【図3】位置ベクトルの大きさおよび方向を定義する斜
視図である。
【図4】本発明の方法によって識別された各種の運動を
示すヒストグラムである。
【図5】本発明に用いられる3軸加速度センサの具体例
を示し、(a)は平面図、(b)はA−A断面図、
(c)、(d)は加速度による変形状態を示した断面の
略図である。
【符号の説明】 1 運動センシングモジュール 2 腕巻きバンド 3 左手首 4 始点 5 終点 11 ウォーキング 12 走行 13 ジョギング 14 拍手 15 バイバイ 16 歩行(遅い) 17 歩行(普通) 18 歩行(速い) 19 ポケット 20 支持体 21 金属円板 22 中心軸 23 負荷質量 24 圧電板 25、26 X電極膜 27、28 Y電極膜 29、30、31、32 Z電極膜 Fx X方向の慣性力 Fz Z方向の慣性力 Gx X方向の加速度 Gy Y方向の加速度 Gz Z方向の加速度 V 位置ベクトル X、Y、Z 座標軸 φ、θ 位置ベクトルの方位角

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 身体の所定の部位に装着された3軸の加
    速度センサによって計測された加速度データを2回積分
    して位置情報とし、所定の時間内における位置ベクトル
    の平均的な大きさおよび方向を算出し、算出されたデー
    タに基づいて行われた運動の種類を識別することを特徴
    とする運動識別方法。
  2. 【請求項2】 前記加速度データは所定の周波数以下の
    低周波成分をカットされていることを特徴とする請求項
    1の運動識別方法。
  3. 【請求項3】 前記身体の所定の部位は手首であること
    を特徴とする請求項1または2の運動識別方法。
  4. 【請求項4】 3軸の加速度センサと、該加速度センサ
    によって計測された加速度データに所定の時間演算を加
    える演算装置とを内蔵し、身体の所定の部位に装着され
    る携帯可能な機器であって、前記演算装置は、加速度デ
    ータを2回積分して位置情報とし、前記所定の時間内に
    おける位置ベクトルの平均的な大きさおよび方向を算出
    し、算出されたデータに基づいて、行われた運動の種類
    を識別することを特徴とする運動センシングモジュー
    ル。
  5. 【請求項5】 前記加速度データは所定の周波数以下の
    低周波成分をカットされていることを特徴とする請求項
    4の運動センシングモジュール。
  6. 【請求項6】 前記身体の所定の部位は手首であること
    を特徴とする請求項4または5の運動センシングモジュ
    ール。
  7. 【請求項7】 前記3軸の加速度センサは、板の面より
    重心が離れた負荷質量を固着し、該負荷質量に作用する
    加速度による前記板の変形を圧電的に検出する構成を有
    することを特徴とする請求項4、5または6の運動セン
    シングモジュール。
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