JP2003091847A - 光学ヘッド装置の駆動方法及び装置及び光学式情報処理装置 - Google Patents

光学ヘッド装置の駆動方法及び装置及び光学式情報処理装置

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JP2003091847A
JP2003091847A JP2001281854A JP2001281854A JP2003091847A JP 2003091847 A JP2003091847 A JP 2003091847A JP 2001281854 A JP2001281854 A JP 2001281854A JP 2001281854 A JP2001281854 A JP 2001281854A JP 2003091847 A JP2003091847 A JP 2003091847A
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lens
driving
light beam
expander lens
optical head
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Kazuhiro Mori
一弘 森
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種条件に優れたエキスパンダーレンズの駆
動手段を形成する。 【解決手段】 発光素子10から出射された光ビームは
コリメータレンズ11等で平行光線にされてビームスプ
リッタ13に入射される。このビームスプリッタ13を
透過された光ビームは、凹レンズ16a及び凸レンズ1
6bによって構成されるエキスパンダーレンズ16に入
射され、このエキスパンダーレンズ16を通過された光
ビームが、ミラー17、波長板18、対物レンズ19を
介して記録媒体(図示せず)に照射される。さらにエキ
スパンダーレンズ16を駆動するための回転モーターと
して例えばステッピングモーター22が設けられ、この
回転軸にリードスクリュー機構23が接続されて回転運
動が摺動運動に変換される。そしてこの摺動運動が駆動
用ラック24を介して、例えばエキスパンダーレンズ1
6の凹レンズ16aのレンズ保持部材25aに伝達され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、MD、CD、DV
D等の光学式ディスク記録媒体を用いる記録及び/また
は再生装置に使用して好適な光学ヘッド装置の駆動方法
及び装置及び光学式情報処理装置に関する。詳しくは、
例えば光学式ディスク記録媒体の層のばらつきによる波
面収差を補正するためのエキスパンダーレンズの駆動に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】MD、CD、DVD等の光学式ディスク
記録媒体を用いる記録再生装置においては、例えば記録
媒体に対して情報信号を記録再生するための光学ヘッド
装置が設けられる。すなわち図6において、任意の波長
の光ビームを発生する発光素子50が設けられ、この発
光素子50から出射された光ビームは主レンズであるコ
リメータレンズ51と所定の光学系52で任意の平行光
線にされた後に、ビームスプリッタ53に入射される。
【0003】このビームスプリッタ53では、例えば情
報信号の記録を行う際に、記録用の光ビームの一部が反
射によって取り出され、取り出された光ビームの一部が
レンズ54を介して検出器55に照射されて記録用の光
ビームのモニター等が行われるものである。一方、ビー
ムスプリッタ53を透過された光ビームは、凹レンズ5
6a及び凸レンズ56bによって構成されるエキスパン
ダーレンズ56に入射される。
【0004】このエキスパンダーレンズ56は、例えば
光学式ディスク記録媒体の層のばらつきによる波面収差
を補正するためのものであり、記録媒体の層のばらつき
によらずその記録層に光ビームの焦点が形成されるよう
に調整が行われる。さらにこのエキスパンダーレンズ5
6を通過された光ビームが、ミラー57で反射され、波
長板58を介して主レンズである対物レンズ59に入射
される。そしてこの対物レンズ59で集光された光ビー
ムが記録媒体(図示せず)に照射される。
【0005】またこの記録媒体(図示せず)で反射され
た光ビームが、対物レンズ59、波長板58、ミラー5
7、エキスパンダーレンズ56を逆に辿ってビームスプ
リッタ53に入射される。そしてこのビームスプリッタ
53では、光ビームがレンズ54及び検出器55とは逆
の方向に反射され、さらに反射されて所定の光学系60
を通じて検出器61に入射される。これによって、記録
媒体(図示せず)で反射された光ビームに含まれる情報
信号が取り出される。
【0006】なお図示されていないが、上述の対物レン
ズ59には、フォーカス方向及びトラッキング方向に駆
動するための2軸アクチュエータが設けられている。ま
た、エキスパンダーレンズ56にも図示されていないが
駆動手段が設けられている。そしてこのようなエキスパ
ンダーレンズ56の駆動手段としては、従来は一般的に
駆動手段の構造の簡単なボイスコイルモーター(以下、
VCMと略称する)が用いられていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところがこのようなエ
キスパンダーレンズ56の駆動手段として上述のVCM
を用いている場合には、以下に述べるような問題点の生
じることが判明した。なお、VCMは凹レンズ56aま
たは凸レンズ56bの周囲にコイルと磁石を設けて駆動
を行うものである。
【0008】すなわち、 耐震性:コイルと磁石によって位置が決められるため
に、衝撃に対して現在の位置を保持できない。 信頼性:温度の変化によって抵抗値などにばらつきが
発生し、駆動性能が劣化する。 複雑性:駆動手段の構成は簡単であるが、駆動のため
にはサーボ回路が必要であり、回路構成が複雑になる。 耐衝撃:衝撃により駆動部の破損影響が大きい。
【0009】なお、上述の問題点のについては、VC
Mは常態では位置を固定する手段を持たないため、常に
駆動電流を供給して位置を固定する処置が必要とされる
ものである。そのためにVCMの駆動に用いられるサー
ボ回路の構成としては、例えば図7に示すようなものが
用いられている。
【0010】図7において、外部のシステム制御回路等
から端子70に供給される位置指令信号がデジタルシグ
ナルプロセッサ(以下、DSPと略称する)71を通じ
てD/A変換器72に供給され、このD/A変換器72
からの位置指令信号に応じた電圧が差動アンプ73の反
転入力に供給される。そしてこの差動アンプ73からの
駆動電流がバランスドトランスフォーマーレス(以下、
BTLと略称する)ドライバー74を通じてコイル75
に供給される。
【0011】さらにコイル75に直列に設けられた抵抗
器76の両端電圧が差動アンプ77で検出され、この検
出信号が差動アンプ73の非反転入力に供給される。す
なわちVCMの駆動においては、コイル75に常に駆動
電流が供給されるために、この駆動電流をフィードバッ
クしてサーボ制御を行う必要がある。従ってサーボ回路
には、抵抗器76、差動アンプ77等の構成が必要にな
ると共に、製造時にはこれらの回路を調整する等の作業
手順も必要になるものである。
【0012】ところでVCMは、駆動信号に対する追従
性に優れたものであり、例えば上述の対物レンズ59の
駆動に用いられる2軸アクチュエータ等には好適なもの
である。これに対して、エキスパンダーレンズ56で補
正される記録媒体の層のばらつきによる波面収差につい
ては、ディスク間のばらつきは大きいものの、1枚のデ
ィスク上での内外差等のばらつきは小さいことが判明し
ている。従ってディスク間のばらつきを補正すれば、後
の追従性は要求されないものである。
【0013】この出願はこのような点に鑑みて成された
ものであって、解決しようとする問題点は、従来のVC
Mを用いる装置では、耐震性、信頼性、複雑性、耐衝撃
などに問題を生じるものであり、これらの問題点を容易
に解決することができなかったというものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】このため本発明において
は、エキスパンダーレンズの駆動を回転モーターを用い
て行うようにしたものであって、これによれば、回転モ
ーターを用いることで調整後の状態が保持されるので耐
震性に優れ、温度変化等に対する位置精度/制御精度に
高い信頼性が得られ、サーボ回路が不要であるので構成
が簡単になり、機械的な締結によって駆動されるので耐
衝撃にも優れた駆動手段を形成することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】すなわち本発明においては、光ビ
ームを主レンズを介して記録媒体に照射して情報信号の
記録及び/または再生を行う光学ヘッド装置の駆動方法
であって、主レンズに直列にエキスパンダーレンズが設
けられ、このエキスパンダーレンズの駆動を回転モータ
ーを用いて行ってなるものである。
【0016】また、本発明においては、光ビームを主レ
ンズを介して記録媒体に照射して情報信号の記録及び/
または再生を行う光学ヘッド装置の駆動装置であって、
主レンズに直列にエキスパンダーレンズが設けられると
共に、このエキスパンダーレンズの駆動を行う駆動機構
が設けられ、駆動機構の駆動源を回転モーターとしてな
るものである。
【0017】さらに本発明においては、光ビームを主レ
ンズを介して記録媒体に照射して情報信号の記録及び/
または再生を行うようにした光学ヘッド装置を有する光
学式情報処理装置であって、主レンズに直列にエキスパ
ンダーレンズが設けられると共に、このエキスパンダー
レンズの駆動を行う駆動機構が設けられ、駆動機構の駆
動源を回転モーターとしてなるものである。
【0018】以下、図面を参照して本発明を説明する
に、図1は本発明による光学ヘッド装置の駆動方法及び
装置を適用した光学ヘッド装置の一実施形態を示す構成
図である。なお図1においては、説明を明瞭にするため
に光学ヘッド装置の光学系及びエキスパンダーレンズの
駆動機構のみを抽出して示しているものであり、その他
の信号経路や駆動部分等は省略されている。
【0019】図1において、任意の波長の光ビームを発
生する発光素子10が設けられ、この発光素子10から
出射された光ビームは主レンズであるコリメータレンズ
11と所定の光学系12で任意の平行光線にされた後
に、ビームスプリッタ13に入射される。このビームス
プリッタ13では、例えば情報信号の記録を行う際に、
記録用の光ビームの一部が反射によって取り出され、取
り出された光ビームの一部がレンズ14を介して検出器
15に照射されて記録用の光ビームのモニター等が行わ
れるものである。
【0020】一方、ビームスプリッタ13を透過された
光ビームは、凹レンズ16a及び凸レンズ16bによっ
て構成されるエキスパンダーレンズ16に入射される。
このエキスパンダーレンズ16は、例えば光学式ディス
ク記録媒体の層のばらつきによる波面収差を補正するた
めのものであり、記録媒体の層のばらつきによらずその
記録層に光ビームの焦点が形成されるように調整が行わ
れる。
【0021】さらにこのエキスパンダーレンズ16を通
過された光ビームが、ミラー17で反射され、波長板1
8を介して主レンズである対物レンズ19に入射され
る。そしてこの対物レンズ19で集光された光ビームが
記録媒体(図示せず)に照射される。またこの記録媒体
(図示せず)で反射された光ビームが、対物レンズ1
9、波長板18、ミラー17、エキスパンダーレンズ1
6を逆に辿ってビームスプリッタ13に入射される。
【0022】そしてこのビームスプリッタ13では、光
ビームがレンズ14及び検出器15とは逆の方向に反射
され、さらに反射されて所定の光学系20を通じて検出
器21に入射される。これによって、記録媒体(図示せ
ず)で反射された光ビームに含まれる情報信号が取り出
される。なお図示されていないが、上述の対物レンズ1
9には、フォーカス方向及びトラッキング方向に駆動す
るための2軸アクチュエータが設けられている。
【0023】さらにこの装置において、エキスパンダー
レンズ16を駆動するための回転モーターとして例えば
ステッピングモーター22が設けられ、このステッピン
グモーター22の回転軸にリードスクリュー機構23が
接続される。そしてこのリードスクリュー機構23によ
ってステッピングモーター22の回転運動が摺動運動に
変換され、この摺動運動が駆動用ラック24を介して、
例えばエキスパンダーレンズ16の凹レンズ16aのレ
ンズ保持部材25aに伝達される。
【0024】なおステッピングモーター22とリードス
クリュー機構23は、アングル26によって一体に構成
されている。また駆動用ラック24とレンズ保持部材2
5aは一体に締結されると共に、駆動用ラック24には
ガイド軸27が挿入されて、レンズ保持部材25aの駆
動が透過される光ビームの光軸に沿うように摺動運動の
方向が規制される。さらに駆動用ラック24の所定部に
レンズ保持部材25aの駆動位置を検出するためのフォ
トセンサー28が設けられる。
【0025】こうしてこの装置において、ステッピング
モーター22が回転されると、リードスクリュー機構2
3によって回転運動が摺動運動に変換される。そして例
えばステッピングモーター22の1ステップの回転に対
して0.125mmの摺動運動が得られるようにリード
スクリュー機構23が構成されることによって、ステッ
ピングモーター22の1ステップの回転ごとに、±0.
125mmずつの凹レンズ16aの駆動が行われる。
【0026】また図2には、ステッピングモーター22
の駆動に用いられる回路の構成を示す。この図2におい
て、外部のシステム制御回路等から端子1に供給される
位置指令信号がデジタルシグナルプロセッサ(DSP)
2を通じてD/A変換器3に供給される。そしてD/A
変換器3からの相対位置移動に応じたパルスが、回転方
向に応じてバランスドトランスフォーマーレス(BT
L)ドライバー4a、4bに供給されて、ステッピング
モーター22のA相コイル5a及びB相コイル5bが駆
動される。
【0027】すなわちこの回路において、D/A変換器
3からの相対位置移動に応じたパルスがBTLドライバ
ー4aまたは4bに供給されるごとに、ステッピングモ
ーター22のA相コイル5aまたはB相コイル5bが駆
動されて、それぞれ所望の方向に1ステップずつの回転
が行われる。そしてこのステッピングモーター22の1
ステップの回転ごとに、所定の距離ずつの凹レンズ16
aの駆動が行われるものである。
【0028】そしてこの場合に、ステッピングモーター
22の駆動は回転された位置に固定されるものであり、
駆動後はその位置が移動されることがないので、従来の
VCMのようにフィードバック等によるサーボ制御を行
う必要がない。また、上述のようにステッピングモータ
ー22の1ステップの回転ごとに、±0.125mmず
つの凹レンズ16aの駆動は、例えば光ビームとして現
行使用されている赤〜青のレーザーの波長に対しては充
分な分解能である。
【0029】さらに図3には、ステッピングモーター2
2から凹レンズ16aのレンズ保持部材25a及び凸レ
ンズ16bのレンズ保持部材25bまでの駆動機構の具
体的な構成を各方向からの平面図及び斜視図で示す。な
お図3において、図1と対応する部分には同一の符号を
附して示す。従ってこの構成でステッピングモーター2
2が回転されると、リードスクリュー機構23によって
回転運動が摺動運動に変換され、駆動用ラック24を介
してレンズ保持部材25aが駆動される。
【0030】なお上述の実施形態においては、エキスパ
ンダーレンズ16を駆動するための回転モーターとして
ステッピングモーター22を用いたが、これは正逆に回
転可能な直流モーターを用いることもできる。また、回
転運動を摺動運動に変換するための機構は、上述のリー
ドスクリュー機構23に限らず、ギア機構を用いること
もできる。さらに駆動されるエキスパンダーレンズ16
は、上述の凹レンズ16aのレンズ保持部材25aに限
らず凸レンズ16bのレンズ保持部材25bでもよい。
【0031】従ってこの実施形態において、エキスパン
ダーレンズの駆動を回転モーターを用いて行うようにし
たことによって、回転モーターを用いることで調整後の
状態が保持されるので耐震性に優れ、温度変化等に対す
る位置精度/制御精度に高い信頼性が得られ、サーボ回
路が不要であるので構成が簡単になり、機械的な締結に
よって駆動されるので耐衝撃にも優れた駆動手段を形成
することができる。
【0032】これによって、従来のVCMを用いる装置
では、耐震性、信頼性、複雑性、耐衝撃などに問題点が
あったものを、本発明によればこれらの問題点を容易に
解消することができるものである。
【0033】こうして上述の光学ヘッド装置の駆動方法
によれば、光ビームを主レンズを介して記録媒体に照射
して情報信号の記録及び/または再生を行う光学ヘッド
装置の駆動方法であって、主レンズに直列にエキスパン
ダーレンズが設けられ、このエキスパンダーレンズの駆
動を回転モーターを用いて行うことにより、簡単な構成
で良好な駆動を行うことができるものである。
【0034】また、上述の光学ヘッド装置の駆動装置に
よれば、光ビームを主レンズを介して記録媒体に照射し
て情報信号の記録及び/または再生を行う光学ヘッド装
置の駆動装置であって、主レンズに直列にエキスパンダ
ーレンズが設けられると共に、このエキスパンダーレン
ズの駆動を行う駆動機構が設けられ、駆動機構の駆動源
を回転モーターとすることにより、簡単な構成で良好な
駆動装置を形成することができるものである。
【0035】さらに本発明においては、上述の光学ヘッ
ド装置の駆動方法及び装置を用いて光学式情報処理装置
を構成することができるものである。すなわち図4に
は、本発明による光学式情報処理装置の一実施形態の概
略の構成を示す。この図4において、記録ディスク10
0に対して上述の対物レンズ駆動装置を含む光学ヘッド
装置101からの光ビームが照射されて情報信号の記録
及び/または再生が行われる。
【0036】一方、この記録ディスク100は、システ
ム制御装置102からの制御信号に従って駆動される軸
モータ103によって例えば線速度が一定となるように
回転駆動されている。またシステム制御装置102から
の制御信号に従って駆動される送りモータ104によ
り、光学ヘッド装置101からの光ビームが記録ディス
ク100の所望の位置に照射されように移動が行われ
る。
【0037】そして例えば入力端子105からの情報信
号が記録再生回路106を通じて光ビームの駆動検出回
路107に供給され、この駆動検出回路107からの信
号に従って光学ヘッド装置101での光ビームの出力が
制御されることにより、記録ディスク100に対する入
力端子105からの情報信号の記録が行われる。また、
記録ディスク100に記録された情報信号が駆動検出回
路107によって検出され、この検出された情報信号が
記録再生回路106を通じて出力端子108に取り出さ
れる。
【0038】それと共に、駆動検出回路107では光ビ
ームのトラッキングとフォーカシングの誤差信号が検出
され、これらの誤差信号がサーボ回路109に供給され
る。そしてこのサーボ回路109からの制御信号が、光
学ヘッド装置101に供給されて、トラッキング及び/
またはフォーカシングの制御駆動が行われる。また操作
パネル110からの操作信号がシステム制御装置102
に供給されて、所望の記録位置や再生位置への光学ヘッ
ド装置101の移動等が行われる。
【0039】そしてこのような光学式情報処理装置にお
いても、光学ヘッド装置101に設けられるエキスパン
ダーレンズ16に対して回転モーター(ステッピングモ
ーター22)による駆動装置を設けることによって、簡
単な構成で良好な光学式情報処理装置を形成することが
できる。すなわちこのステッピングモーター22の駆動
が、例えば駆動検出回路107からの検出信号に基づい
てシステム制御装置102で形成される制御信号に従っ
て行われる。
【0040】すなわち、図5には上述の制御を行うため
のフローチャートを示す。この図5において、動作がス
タートされると先ずステップ〔1〕ではディスクの装着
が待機される。そしてディスクが装着されるとステップ
〔2〕に進められて、光学ヘッド装置101が所定の検
出位置に移動される。さらにステップ〔3〕で光ビーム
の照射が開始され、ステップ〔4〕で上述のエキスパン
ダーレンズ16を駆動するための補正値の検出が行われ
る。
【0041】さらにステップ〔5〕で上述の補正値に基
づいてエキスパンダーレンズ16の駆動が行われる。そ
してステップ〔6〕でエキスパンダーレンズ16の駆動
された位置が正しい(OK)であるか否か判断され、こ
こで正しくないとき(No)はステップ〔3〕に戻って
処理が繰り返される。またステップ〔6〕で位置が正し
いとき(Yes)は、ステップ〔7〕で光学ヘッド装置
101が記録再生の開始位置に移動されて、以後情報信
号の記録再生が行われる。
【0042】こうして上述の光学式情報処理装置によれ
ば、光ビームを主レンズを介して記録媒体に照射して情
報信号の記録及び/または再生を行うようにした光学ヘ
ッド装置を有する装置であって、主レンズに直列にエキ
スパンダーレンズが設けられると共に、このエキスパン
ダーレンズの駆動を行う駆動機構が設けられ、駆動機構
の駆動源を回転モーターとすることにより、簡単な構成
で良好な光学式情報処理装置を形成することができるも
のである。
【0043】なお本発明は、上述の説明した実施の形態
に限定されるものではなく、本発明の精神を逸脱するこ
となく種々の変形が可能とされるものである。
【0044】
【発明の効果】従って請求項1の発明によれば、エキス
パンダーレンズの駆動を回転モーターを用いて行うよう
にしたことによって、回転モーターを用いることで調整
後の状態が保持されるので耐震性に優れ、温度変化等に
対する位置精度/制御精度に高い信頼性が得られ、サー
ボ回路が不要であるので構成が簡単になり、機械的な締
結によって駆動されるので耐衝撃にも優れた駆動手段を
形成することができるものである。
【0045】また、請求項2の発明によれば、回転モー
ターはステッピングモーターであり、リードスクリュー
機構またはギア機構を介してエキスパンダーレンズの駆
動を行うことによって、良好な光学ヘッド装置の駆動が
行われるものである。
【0046】さらに請求項3の発明によれば、回転モー
ターは直流モーターであり、リードスクリュー機構また
はギア機構を介してエキスパンダーレンズの駆動を行う
ことによって、直流モーターを使用しても良好な光学ヘ
ッド装置の駆動が行われるものである。
【0047】また、請求項4の発明によれば、記録媒体
が装着された最初に記録媒体の所定部分に照射された光
ビームを検出し、この検出信号に基づいてエキスパンダ
ーレンズの駆動を行うことによって、ディスクごとのば
らつきを補正して良好な光学ヘッド装置の駆動を行うこ
とができるものである。
【0048】さらに請求項5の発明によれば、エキスパ
ンダーレンズの駆動を回転モーターを用いて行うように
したことによって、回転モーターを用いることで調整後
の状態が保持されるので耐震性に優れ、温度変化等に対
する位置精度/制御精度に高い信頼性が得られ、サーボ
回路が不要であるので構成が簡単になり、機械的な締結
によって駆動されるので耐衝撃にも優れた駆動手段を形
成することができるものである。
【0049】また、請求項6の発明によれば、回転モー
ターはステッピングモーターであり、リードスクリュー
機構またはギア機構を介してエキスパンダーレンズの駆
動を行うことによって、良好な光学ヘッド装置の駆動が
行われるものである。
【0050】さらに請求項7の発明によれば、回転モー
ターは直流モーターであり、リードスクリュー機構また
はギア機構を介してエキスパンダーレンズの駆動を行う
ことによっても、直流モーターを使用しても良好な光学
ヘッド装置の駆動が行われるものである。
【0051】また、請求項8の発明によれば、記録媒体
が装着された最初に記録媒体の所定部分に照射された光
ビームを検出する検出手段を有し、この検出信号に基づ
いてエキスパンダーレンズの駆動を行うことによって、
ディスクごとのばらつきを補正して良好な光学ヘッド装
置の駆動を行うことができるものである。
【0052】さらに請求項9の発明によれば、エキスパ
ンダーレンズの駆動を回転モーターを用いて行うように
したことによって、回転モーターを用いることで調整後
の状態が保持されるので耐震性に優れ、温度変化等に対
する位置精度/制御精度に高い信頼性が得られ、サーボ
回路が不要であるので構成が簡単になり、機械的な締結
によって駆動されるので耐衝撃にも優れた駆動手段を形
成することができるものである。
【0053】また、請求項10の発明によれば、回転モ
ーターはステッピングモーターであり、リードスクリュ
ー機構またはギア機構を介してエキスパンダーレンズの
駆動を行うことによって、良好な光学ヘッド装置の駆動
が行われるものである。
【0054】さらに請求項11の発明によれば、回転モ
ーターは直流モーターであり、リードスクリュー機構ま
たはギア機構を介してエキスパンダーレンズの駆動を行
うことによっても、直流モーターを使用しても良好な光
学ヘッド装置の駆動が行われるものである。
【0055】また、請求項12の発明によれば、記録媒
体が装着された最初に記録媒体の所定部分に照射された
光ビームを検出する検出手段を有し、この検出信号に基
づいてエキスパンダーレンズの駆動を行うことによっ
て、ディスクごとのばらつきを補正して良好な光学ヘッ
ド装置の駆動を行うことができるものである。
【0056】これによって、従来のVCMを用いる装置
では、耐震性、信頼性、複雑性、耐衝撃などに問題点が
あったものを、本発明によればこれらの問題点を容易に
解消することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光学ヘッド装置の駆動方法及び装
置を適用した光学ヘッド装置の一実施形態を示す構成図
である。
【図2】その動作の説明のための回路図である。
【図3】その説明のための構成図である。
【図4】本発明の適用される光学式情報処理装置の一実
施形態の構成図である。
【図5】その説明のためのフローチャート図である。
【図6】従来の光学ヘッド装置の構成図である。
【図7】その説明のための回路図である。
【符号の説明】 10…発光素子、11…コリメータレンズ、12…光学
系、13…ビームスプリッタ、14…レンズ、15…検
出器、16…エキスパンダーレンズ、16a…凹レン
ズ、16b…凸レンズ、17…ミラー、18…波長板、
19…対物レンズ、20…光学系、21…検出器、22
…ステッピングモーター、23…リードスクリュー機
構、24…駆動用ラック、25a,25b…レンズ保持
部材、26…アングル、27…ガイド軸、28…フォト
センサー

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ビームを主レンズを介して記録媒体に
    照射して情報信号の記録及び/または再生を行う光学ヘ
    ッド装置の駆動方法であって、 前記主レンズに直列にエキスパンダーレンズが設けら
    れ、 このエキスパンダーレンズの駆動を回転モーターを用い
    て行うことを特徴とする光学ヘッド装置の駆動方法。
  2. 【請求項2】 前記回転モーターはステッピングモータ
    ーであり、 リードスクリュー機構またはギア機構を介して前記エキ
    スパンダーレンズの駆動を行うことを特徴とする請求項
    1記載の光学ヘッド装置の駆動方法。
  3. 【請求項3】 前記回転モーターは直流モーターであ
    り、 リードスクリュー機構またはギア機構を介して前記エキ
    スパンダーレンズの駆動を行うことを特徴とする請求項
    1記載の光学ヘッド装置の駆動方法。
  4. 【請求項4】 前記記録媒体が装着された最初に前記記
    録媒体の所定部分に照射された光ビームを検出し、 この検出信号に基づいて前記エキスパンダーレンズの駆
    動を行うことを特徴とする請求項1記載の光学ヘッド装
    置の駆動方法。
  5. 【請求項5】 光ビームを主レンズを介して記録媒体に
    照射して情報信号の記録及び/または再生を行う光学ヘ
    ッド装置の駆動装置であって、 前記主レンズに直列にエキスパンダーレンズが設けられ
    ると共に、 このエキスパンダーレンズの駆動を行う駆動機構が設け
    られ、 前記駆動機構の駆動源を回転モーターとすることを特徴
    とする光学ヘッド装置の駆動装置。
  6. 【請求項6】 前記回転モーターはステッピングモータ
    ーであり、 リードスクリュー機構またはギア機構を介して前記エキ
    スパンダーレンズの駆動を行うことを特徴とする請求項
    5記載の光学ヘッド装置の駆動装置。
  7. 【請求項7】 前記回転モーターは直流モーターであ
    り、 リードスクリュー機構またはギア機構を介して前記エキ
    スパンダーレンズの駆動を行うことを特徴とする請求項
    5記載の光学ヘッド装置の駆動装置。
  8. 【請求項8】 前記記録媒体が装着された最初に前記記
    録媒体の所定部分に照射された光ビームを検出する検出
    手段を有し、 この検出信号に基づいて前記エキスパンダーレンズの駆
    動を行うことを特徴とする請求項5記載の光学ヘッド装
    置の駆動装置。
  9. 【請求項9】 光ビームを主レンズを介して記録媒体に
    照射して情報信号の記録及び/または再生を行うように
    した光学ヘッド装置を有する光学式情報処理装置であっ
    て、 前記主レンズに直列にエキスパンダーレンズが設けられ
    ると共に、 このエキスパンダーレンズの駆動を行う駆動機構が設け
    られ、前記駆動機構の駆動源を回転モーターとすること
    を特徴とする光学式情報処理装置。
  10. 【請求項10】 前記回転モーターはステッピングモー
    ターであり、 リードスクリュー機構またはギア機構を介して前記エキ
    スパンダーレンズの駆動を行うことを特徴とする請求項
    9記載の光学式情報処理装置。
  11. 【請求項11】 前記回転モーターは直流モーターであ
    り、 リードスクリュー機構またはギア機構を介して前記エキ
    スパンダーレンズの駆動を行うことを特徴とする請求項
    9記載の光学式情報処理装置。
  12. 【請求項12】 前記記録媒体が装着された最初に前記
    記録媒体の所定部分に照射された光ビームを検出する検
    出手段を有し、 この検出信号に基づいて前記エキスパンダーレンズの駆
    動を行うことを特徴とする請求項9記載の光学式情報処
    理装置。
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